プレスリリース 報道関係者各位 2013 年 7 月 4 日 株式会社 D2C マルチデバイス利用動向調査(2013 年 5 月調査) ~スマートフォンユーザの比率は 43.3%、タブレット端末の利用率は 16.2%、デバイスの併用、使い分けが進む~ モバイル広告/マーティング会社の株式会社 D2C(本社:東京都港区、代表取締役社長:宝珠山 卓志、以 下 D2C)は、普及が進むスマートフォン、タブレット端末およびフィーチャーフォンの利用動向調査を実施した。 全国の 15 歳~69 歳の男女、携帯電話・PHS・スマートフォン所有者 3,096 名を対象に、2013 年 5 月、PC イ ンターネットによるアンケート調査を行い、スマートフォン、タブレット端末およびフィーチャーフォンの利用動 向についてまとめた。調査結果より、以下の 6 つのポイントを確認した。 ※本調査は、2012 年 11 月に実施した「モバイル利用動向調査」に続く、定点観測調査を含むものです。 「マルチデバイス利用動向調査(2013 年 5 月)」の 6 つのポイント 【ポイント①】 フィーチャーフォンとスマートフォンのユーザ比率 ~スマートフォンユーザの比率は 43.3%。女性比率の増加傾向続く~ 【ポイント②】主要スマートフォンサイト/アプリの利用状況 ~「LINE」は引き続き伸長、利用頻度では、1 週間あたり「LINE」30.3 回、「Twitter」25.2 回と突出~ 【ポイント③】タブレット端末の利用状況 ~タブレット端末の利用者は全体で 16.2%。「男性 40 代」が 22.1%ともっとも高い利用率~ 【ポイント④】 スマートフォン、タブレット端末、PC の併用状況 ~「男性 40 代」スマートフォン利用者の 32.0%がスマートフォン+タブレット端末+PC を併用~ 【ポイント⑤】 各デバイスごとのネット利用状況 ~「スマートフォン+タブレット端末+PC 併用者」のネット利用時間は「スマートフォン」55.1 分、「タブレット端末」51.6 分、「PC」135.8 分~ 【ポイント⑥】 フィーチャーフォン利用者のフィーチャーフォン、タブレット端末、PC の併用状況 ~フィーチャーフォンによるネット利用者は 38.0%、タブレット端末によるネット利用者は 9.7%~ 【ポイント①】 フィーチャーフォンとスマートフォンのユーザ比率 ~スマートフォンユーザの比率は 43.3%、女性比率の増加傾向続く~ 調査対象者全体におけるスマートフォンユーザの比率は 43.3%となり、2012 年 11 月調査の 37.6%から 5.7 ポイント増加した。所有パターン別に見ると、「スマートフォンのみ利用」が 38.9%、「スマートフォンとフィーチャ ーフォンを併用」が 4.4%、「フィーチャーフォンのみ利用」が 56.7%となった。 ◆本調査のグラフ等の資料は、Slide Share(http://www.slideshare.net/d2c_press)で公開しております。 スマートフォンユーザの性年代構成を見ると、女性の比率が 46.2%と 2012 年 11 月調査から 3.1 ポイント増 加した。また、「女性 30~39 歳」が 2.5 ポイント、「女性 40~49 歳」が 1.7 ポイント増加した。 職業構成では、2012 年 11 月調査時点から、「パート・アルバイト」が 10.9%と 2.4 ポイント、「専業主婦」が 15.4%と 1.6 ポイント、それぞれ増加した。 ◆本調査のグラフ等の資料は、Slide Share(http://www.slideshare.net/d2c_press)で公開しております。 【ポイント②】 主要スマートフォンサイト/アプリの利用状況 ~「LINE」は引き続き伸長、利用頻度では、1 週間あたり「LINE」30.3 回、「Twitter」25.2 回と突出~ スマートフォンユーザに、主要スマートフォンサイトとアプリの利用状況を聞いたところ、「Google」の利用者 計※が 85.8%ともっとも高く、続いて、「Yahoo!JAPAN(79.6%)」、「LINE(61.7%)」、「通信事業者のポータルサイ ト(57.2%)」、「Facebook(44.3%)」の順となった。LINE の利用率は、2012 年 11 月調査時点からプラス 9.5 ポイ ントと大幅に増加した。 また、1 日あたりの利用回数でも、「1 日に 10 回以上」という回答で、「LINE」が 15.6%、「Twitter」が 9.2%と 高い数値となっており、1 週間あたりの平均利用回数では、「LINE」が 30.3 回、「Twitter」が 25.2 回と突出して 多い回数となった ※利用者計:「各サイト/サービスの利用頻度に関する設問で、「1 日に 10 回以上」~「月に数回程度」、「それ以下」のいずれかに回答した回答者の比率。 【ポイント③】 タブレット端末の利用状況 ~タブレット端末の利用者は全体で 16.2%。「男性 40 代」が 22.1%ともっとも高い利用率~ 調査対象者全体にタブレット端末の利用状況について聞いたところ、全体で 16.2%が利用していると回答し た。男女別では、男性が 18.2%、女性が 13.9%と、男性が 4.3 ポイント高い比率となった。また、スマートフォン 利用者の利用率は 21.8%、フィーチャーフォンのみ利用者では 11.9%と、スマートフォンユーザの利用率が 9.9 ポイント高い数値となった。性年代別で見ると「男性 40 代」が 22.1%ともっとも高い利用率となった(自分専用 端末と家庭共有端末の合計)。 ◆本調査のグラフ等の資料は、Slide Share(http://www.slideshare.net/d2c_press)で公開しております。 【ポイント④-1】 スマートフォン利用者のスマートフォン、タブレット端末、PC の併用状況 ~「男性 40 代」スマートフォン利用者の 32.0%がスマートフォン+タブレット端末+PC を併用~ スマートフォン利用者の普段ネットを利用する際のデバイスについてみると「スマートフォン+PC 併用 者」が 73.9%、「スマートフォン+タブレット端末+PC 併用者」が 17.6%となった。また、「男性 40 代」の 32.0%、「男性 50 代」の 30.8%、「男性 30 代」の 24.6%が、「スマートフォン+タブレット端末+PC 併用者」 となっており、男性 30 代以上を中心としてタブレット端末の活用が進んでいることがわかった。 一方、「女性 20 代」の 16.1%、「女性 30 代」の 11.4%が、「スマートフォンのみ利用者」となっており、これ らの層では、よりスマートフォンへの依存度が高いことが推測される。 ◆本調査のグラフ等の資料は、Slide Share(http://www.slideshare.net/d2c_press)で公開しております。 【ポイント④-2】 スマートフォン利用者のネット利用デバイス別ユーザ像 ~「スマートフォン+タブレット端末+PC 併用者」は男性が 76.3%、「スマートフォンのみ利用者」は女性が 82.9%~ 「スマートフォンのみ利用者」、「スマートフォン+PC 併用者」、「スマートフォン+タブレット端末+PC 併用者」の性年代の比率を見てみると、「スマートフォンのみ利用者」では、82.9%が女性となっており、 「女性 20-29 歳」が 40.0%ともっとも高い比率となった。一方、「スマートフォン+タブレット端末+PC 併用 者」では、76.3%が男性となり、「男性 40-49 歳」が 21.7%でもっとも高い比率となった。 職業別の比率をみると「スマートフォンのみ利用者」は、「主婦」38.1%がもっとも高い比率となった。 「スマートフォン+タブレット端末+PC 併用者」では、「会社員(技術系)」21.9%がもっとも高い比率となっ た。それぞれの層の特色がでていることがわかった。 ◆本調査のグラフ等の資料は、Slide Share(http://www.slideshare.net/d2c_press)で公開しております。 同様にスマートフォン利用歴を確認すると、「スマートフォン+タブレット端末+PC 併用者」では「2 年 以上」が 40.8%ともっとも高い比率となった。 これらのことから、「スマートフォン+タブレット端末+PC 併用者」は、スマートフォン利用も比較的早 かったアーリーアダプター層を含む男性、「スマートフォンのみ利用者」は専業主婦をはじめとした女性 といった主要な利用者像がうかがえる。 【ポイント⑤-1】スマートフォン利用者の各デバイスごとのネット利用状況 ~「スマートフォン+タブレット端末+PC 併用者」のネット利用時間は「スマートフォン」55.1 分、「タブレット端末」51.6 分、「PC」135.8 分~ スマートフォン利用者に、インターネットおよびスマートフォンアプリの 1 日あたりの利用時間を聞いた ところ、「スマートフォンのみ利用者」は、「スマートフォンによるインターネット」が 122.8 分、「スマートフォ ンアプリ」が 84.9 分と、他の層よりも突出して長い利用時間となった。また、「スマートフォン+タブレット 端末+PC 併用者」では、「PC によるインターネット」が 135.8 分と突出して長い時間となっているものの、 「スマートフォンによるインターネット」55.1 分、「スマートフォンアプリ」45.0 分、「タブレット端末によるイン ターネット」51.6 分となっており、「スマートフォン+タブレット端末+PC 併用者」は、各デバイスを必要に 応じて使い分けていることがうかがえる。 【ポイント⑤-2】スマートフォン利用者の各デバイスごとのネットショッピング利用状況 ~「スマートフォン+タブレット端末+PC 併用者」の過半数がスマートフォンからも商品を購入~ スマートフォン利用者に、3 ケ月以内のネットショッピング経験について聞いたところ、「スマートフォン による購入」では、「スマートフォンのみ利用者」が 60.4%と突出して高い割合となった。また、「スマートフ ◆本調査のグラフ等の資料は、Slide Share(http://www.slideshare.net/d2c_press)で公開しております。 ォン+タブレット端末+PC 併用者」では、「パソコンによる購入」が 87.8%となったが、一方で、「スマート フォンによる購入」も 51.1%と、半数以上が、スマートフォンからの購入も行っていることがわかった。 【ポイント⑤-3】 各デバイスに適した利用シーン ~スマートフォンと PC は、それぞれの利用シーンで補完する関係に~ 各デバイス利用者に、各デバイスが適している利用シーンについて聞いたところ、スマートフォンでは、 「外出先や移動中での利用」が 87.2%ともっとも高い割合となり、「情報をじっくり調べる時」が 8.5%ともっ とも低い割合となった。一方、PC では、「情報をじっくり調べる時」が 81.7%ともっとも高い割合となり、「外 出先や移動中での利用」が 4.0%ともっとも低い割合となった。下記のグラフは、それらを折れ線グラフに したものだが、スマートフォンと PC は、それぞれの利用シーンで補完する関係にあることがわかる。ま た、タブレット端末は、ほとんどの項目でスマートフォンと PC の中間となる割合となった。 このことにより、ユーザは、それぞれのデバイスの特性を明確に認識し、使い分けを行っていることが うかがえる。 ◆本調査のグラフ等の資料は、Slide Share(http://www.slideshare.net/d2c_press)で公開しております。 【ポイント⑥-1】 フィーチャーフォン利用者のフィーチャーフォン、タブレット端末、PC の併用状況 ~フィーチャーフォンによるネット利用者は 38.0%、タブレット端末によるネット利用者は 9.7%~ スマートフォンを所有していないフィーチャーフォン利用者(フィーチャーフォンのみ利用者)の普段ネット を利用する際のデバイスについてみると「PC のみ利用者」55.5%、「フィーチャーフォン+PC 併用者」33.8%、 「タブレット端末+PC 併用者」5.3%、「フィーチャーフォン+タブレット端末+PC 併用者」3.9%となった。 フィーチャーフォンによるネット利用者は、合計で 38.0%、タブレット端末によるネット利用者は全体で 9.7%となり、フィーチャーフォンのみ利用者の中にもタブレット端末を利用している層が 1 割程度存在す ることがわかった。フィーチャーフォンによるネット利用率が高いのは、「女性 15-19 歳」63.6%、「女性 20 代」59.0%、「男性 20 代」58.0%だった。タブレット端末によるネット利用率は、「男性 15-19 歳」14.6%、「女性 15-19 歳」14.3%、「女性 30 代」13.7%の順で高かった。 ◆本調査のグラフ等の資料は、Slide Share(http://www.slideshare.net/d2c_press)で公開しております。 【ポイント⑥-2】 フィーチャーフォンのみ利用者のスマートフォン購入意向 ~フィーチャーフォンを利用し続けていく意向を持つ層は 38.6%~ フィーチャーフォンのみ利用者に、スマートフォンの購入を聞いたところ、「ぜひ購入したい」8.6%、「ま あ購入したい」28.0%と、36.6%に購入意向があることがわかった。一方、「まったく購入したくない」15.6%、 「あまり購入したくない」23.0%と、38.6%が今後もフィーチャーフォンを利用し続けていく意向があることが わかった。 【ポイント⑥-3】 スマートフォン購入意向が無いフィーチャーフォン利用者のタブレット端末利用状況 ~タブレット端末の利用、利用意向ありは合せては 26.8%~ フィーチャーフォンのみ利用者の中でもスマートフォンの購入意向が無い層の、タブレット端末の利用 状況をみると、「すでに利用」10.9%、「利用意向あり」15.8%となった。スマートフォンの購入意向がなくて も、タブレット端末の利用意向がある層が存在することがわかった。フィーチャーフォンとタブレット端末 の併用者も増加することが推測される。 ◆本調査のグラフ等の資料は、Slide Share(http://www.slideshare.net/d2c_press)で公開しております。 (参考 1) スマートフォンの OS シェアとキャリアシェア スマートフォンユーザの OS シェアを見ると、「Android」が 65.0%、「iOS」が 33.4%となった。iOS のシェアは 2012 年 11 月調査では増加となったが、iPhone5 の販売が落ち着いたことから減少に転じたと見られる。また、 キャリアのシェアを見ると、「NTT ドコモ」が 39.9%でもっとも高い割合となり、ソフトバンクモバイルは、2012 年 11 月調査の 31.3%から 2.4 ポイントシェアが減少し 28.9%となった。 (参考 2)回答者のプロフィール(n=3,096) ◆本調査のグラフ等の資料は、Slide Share(http://www.slideshare.net/d2c_press)で公開しております。 ◆「Yahoo!」は、米国 Yahoo! Inc.の登録商標または商標です。 ◆「mixi」は、株式会社ミクシィの登録商標です。 ◆「Google」、「Android」は、Google Inc.の商標または登録商標です。 ◆「Twitter」は Twitter, Inc.の商標または登録商標です。 ◆「Facebook」 は、Facebook,Inc. の商標または登録商標です。 ◆「LINE」は、LINE 株式会社の商標です。 ◆「IOS 商標」は、米国 Cisco のライセンスに基づき使用されています。 <調査概要> 調査実施期間 :2013 年 5 月 30 日(木)~5 月 31 日(金) 調査方法 :PC インターネット調査 調査対象者 :公募型インターネットリサーチモニタ 15 歳~69 歳の男女のプライベートで使用する携帯電話・PHS(スマートフォン含む)所有者 回収サンプル数:3,096 サンプル (性年代別均等に割付回収) 調査機関 :株式会社マクロミル ※本調査では、別途調査による携帯電話・PHS(スマートフォンを含む)利用者の性年代別分布に基づいてウェイトバック集計をしてお ります。 <調査主体> 株式会社 D2C(http://www.d2c.co.jp/) 所在地 : 〒105-0021 東京都港区東新橋 1-9-2 汐留住友ビル 18 階 代表者 : 代表取締役社長 宝珠山 卓志 事業内容 : メディア事業、メディアレップ事業、モバイルソリューション事業などモバイルマーケティングビジネス全般、 コンシューマ向け事業 <D2C とは> 株式会社 D2C は、2000 年 6 月 1 日に、株式会社 NTT ドコモ、株式会社電通、株式会社 NTT アドの 3 社合弁で 設立された、世界初のモバイル広告/マーケティング会社です。D2C では、ワイヤレス領域を軸に、「No Wireless, No Marketing」をスローガンに掲げ、ドコモメディアや各種一般メディアにおける広告の取り扱いや、統合デジタル マーケティングの提案・実施までをワンストップで提供する「広告・マーケティング事業」、コンシューマ向けアプリや コンテンツの開発・提供を行う「コンシューマ事業」、アジアを中心とした国々での広告・マーケティング事業を行う 「海外事業」の 3 つの事業を展開しています。 ◆本調査のグラフ等の資料は、Slide Share(http://www.slideshare.net/d2c_press)で公開しております。
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