農地法に基づく農地台帳等の情報の公表事務に関する委託契約書(案) ○○○農業委員会(以下「甲」という。)と全国農業会議所(以下「乙」 という。)は、農地法に基づく農地台帳等の情報の公表事務に関して以下の とおり業務委託契約(以下、「本契約」という。)を締結する。 (委託業務) 第1条 甲は乙に対し、以下の業務(以下「本業務」という。)を委託し、乙 はこれを受託する。 (1)農地法第52条の3の規定に基づく農地台帳に記録された事項及び 農地に関する地図をインターネット上で公表する業務 (2)前(1)の業務を遂行するために必要となる業務 (委託業務の遂行方法) 第2条 乙は、本業務を善良なる管理者の注意をもって遂行する。 (1)公表の対象となるデータの収集は、本業務の遂行のため乙と「農 地情報公開システム整備事業に関するフェーズ1設計・開発、運 用・保守業務」の契約を締結した者(農地情報公開システム整備 事業推進共同事業体/別記)が遂行する。この場合、都道府県農 業会議は甲及び乙の本業務の遂行のために必要となる支援・協力 を行うものとする。 (2)甲は、乙に対し公表するデータを提供するとともに、乙からの求 めに応じて提供したデータの確認・修正・追記等のデータの正確 性を保つための補完を行う。 (3)乙は、甲が乙に農地地図データを提供する際に市町村の他部局が 保有するデータを提供する場合であって、甲の承認を得た上で乙 が必要であると判断した場合、市町村の他部局と調整した上でデ ータ収集および公表用地図データの作成を行う。 (4)乙は、前(1)及び(2)、(3)により取りまとめられたデー タを農地情報公開システムで公表する。 - 1 - (業務遂行に伴う費用の措置等) 第3条(1)乙は、本契約の業務遂行について、甲に対して対価を請求しない ものとする。 (2)甲及び乙は、本契約の業務遂行に伴う費用については各自国の補 助金等、別途の措置で対応するものとする。 (業務内容の変更) 第4条 法制度改正や予算措置の変更等の情勢の変化により、業務内容に変更 の必要があるときは、甲乙協議して定める。 (契約期間・契約延長) 第5条(1)契約期間は、本契約の締結の日から10年間とする。 (2)契約期間満了日の1ヶ月前までに、甲乙いずれからも何ら申出の ないときは、本契約と同一の条件で更に2年間契約期間を延長する ものとし、以後同様とする。 (契約期間の変更方法) 第6条 契約期間の変更については、甲乙協議して定める。 (知的財産権) 第7条 乙が本業務を遂行する過程で生成した公表用の農地台帳情報及び地図 情報等の成果物(以下、「成果物」という。)について、その知的財産 権は甲が取得するものとする。 (報告) 第8条 乙は、甲からの請求があったときは、本業務の履行状況につき、直ち に甲に報告しなければならない。 (通知義務) 第9条 甲及び乙は、次の各号のいずれかに該当する事項が生じたときは、相 手方に対し、その旨を書面により速やかに通知しなければならない。 ①名称の変更 ②代表者の変更 - 2 - ③主たる事務所の所在地又は住所の変更 (秘密保持) 第10条(1)甲及び乙は、本契約期間中又は期間満了後を問わず、本業務に 関して知り得た秘密を、相手方の承諾を得ない限り、第三者に開 示又は漏洩してはならず、また本業務の遂行以外の目的に使用し てはならない。 (2)前項の秘密保持義務は、次の各号のいずれかに該当する場合に は適用しない。 ① 公知の事実又は当事者の責に帰すべき事由によらずして公知 となった情報 ② 第三者から適法に取得した情報 ③ 契約の時点ですでに保有していた情報 ④ 法令、政府機関、裁判所の命令等により開示が義務付けられた 情報 (損害賠償) 第11条 甲及び乙は、本契約に違反することにより、相手方に損害を与えた ときは、その損害の全て(弁護士費用を含む)を賠償しなければなら ない。 (解除) 第12条 甲又は乙が次の各号のいずれかに該当したときは、その相手方は催 告その他の手続を要することなく、直ちに本契約を解除することがで きる。 ① 解散、破産、又は自らこれらを申し立てたとき ② 第三者より差押、仮差押、仮処分、強制執行若しくは競売申立て又 は公租公課滞納処分を受けたとき ③ 監督官庁より営業の取消、停止等の処分を受けたとき ④ 相手方への連絡が1ヶ月以上とることができなくなったとき ⑤ 相手方が本契約の各条項に違反したとき ⑥ 相手方に重大な過失又は背信行為があったとき ⑦ その他本契約を継続しがたい重大な事由が発生したとき - 3 - (契約終了後の処理) 第13条 本契約終了後、乙は、甲の指示に基づき、直ちに本業務に関する資 料その他の物品を返還又は破棄するものとする。 (協議) 第14条 本契約に定めのない事項及び本契約の解釈等に疑義が生じた事項に ついては、甲及び乙は誠意を持って協議し、円満に解決を図るものと する。 本契約締結の証として、本書2通を作成し、甲乙それぞれ各1通を保管する。 平成○○年○○月○○日 甲 住所 ○○県○○市○○町×丁目×-× ○○農業委員会 乙 住所 会長 ○○ ○○ 印 東京都千代田二番町9番地8(中央労働基準協会ビル内) 全国農業会議所 会長 二田 孝治 - 4 - 印 <別記> 全 国 農 業 会 議 所 と 「 農 地 情 報 公 開 シ ス テ ム 整備事業に関する フェーズ1設計・開発、運用・保守業務」の契約を締結した者 ソフトバンク・テクノロジー株式会社 株式会社パスコ 朝日航洋株式会社 ソリマチ株式会社 ユニオンデーターシステム株式会社 株式会社両備システムズ 以上 - 5 -
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