Untitled - STEP - 一般財団法人 四国産業・技術振興センター

はじめに
グローバル化する国際社会において我が国産業の競争力を維持していくうえで素材
産業の重要性がますます高まっています。
幸い四国には、炭素繊維や高機能紙など高機能素材を供給する産業集積や大手素材メ
ーカー、素材を活用するニッチトップ企業等が多数立地しています。
四国経済産業局では、四国4県、四国地域イノベーション創出協議会(事務局:(一
財)四国産業・技術振興センター)及びその会員32支援機関、四国内に立地する大手
素材メーカー等と連携して支援基盤を構築し、他ブロックの経済産業局や全国団体と連
携することで成長市場の課題やニーズをいち早く収集し、素材の持つ高度かつ多様な機
能を活用して製品開発に取り組む高付加価値製品の開発・供給拠点「次世代マテリアル
・クラスター四国」を形成することを目指し、四国の総力で展開しております。
今回、高機能素材に関連した高い技術力を有する企業のうち13社の技術・製品を
紹介し、四国の技術・企業のPRをするために技術シーズを取り纏めました。 企業間の連携を図るツールの一つとして本冊子をご活用頂き、延いてはビジネスマッ
チングに繋がれば幸甚です。
以
1
上
展 示 概 要 一 覧
[高機能紙関連]
[CFRPなど高機能素材関連]
企 業 名
ウインテック㈱
展 示 概 要
企 業 名
不織布製品生産機械用
フリーロールとして開発された
低コストカーボンロール
・熱硬化性CFRPロール
・熱可塑性CFRPロール
・アルミロール
阿波製紙㈱
ひだか和紙㈲
髙木綱業㈱
㈱タケチ
明興産業㈱
高機能繊維を用いた各種複合化
繊維ロープ
・静電気除去ロープ
・メジャーロープ
・スーパーラインロープ
特殊な機能を付加したゴム、
プラ部品
・電磁ノイズ吸収ゴム
・センサー向けプラマグ
・防カビ・抗菌シリコーンゴム
廣瀬製紙㈱
世界一薄い和紙
典具帖紙 1.6g/㎡他、
オーダー染色和紙等
・灰煮典具帖紙
・染色典具帖紙
・世界一薄い和紙の紙力を
強化したもの
新機能性素材を活かした
不織布商品の提案・紹介
・断熱材:
シリカエアロゲル断熱シート
・食品包材:
通気性をもたした包装紙
・脂取り紙:
世界初ナノファイバー脂取り紙
・世界最薄不織布:2g/m2不織布
㈱フジコー
(実際の加工された不織布、
フィルムなど)
・製品、ダブルベルトプレス装置の
紹介動画
・弊社装置で自動車メーカー等が
森田技研工業㈱ 試作を行った際のサンプル
・板状のCFRTP
・風力発電用風車のブレードに
使用するための棒状のCFRP
ヤマセイ㈱
CARMIX(カルミックス)炭素繊維
複合材から放熱シート、
放熱フィン及びCFRTP
・放熱シート・放熱フィン
・CFRTP板状・成形加工サンプル
・撥水・撥油処理加工技術
・離型処理技術
・CFRP製機械加工品サンプル
・樹脂、プラスチック製加工品
サンプル
・樹脂成形品サンプル
炭素繊維とガラス繊維を中心とした
高機能複合材料の
成形加工技術の紹介
(自動車ボンネット形状部品:
熱硬化性CFRP、熱可塑性GFRP
成形前の素材)
展 示 概 要
㈱ヘイワ原紙
代表的な塗工技術を紹介する
製品サンプルを展示
(研磨シート、フェイスマスク、
あぶら取り紙)
㈱丸善
薄紙への撥水、耐油、防カビ、
抗菌加工
(板紙パッケージでの実績及び
薄紙加工サンプル)
三木特種製紙㈱
「あらゆる繊維を紙にする」技術で、
原料の「種」から研究・開発した
不織布の展示
(湿式不織布のサンプル、
MIKボードのサンプル)
2
1.企業概要
事業内容
主要製品
住
所
電話/FAX 番号
資本金(百万円)
代表者名
ウインテック株式会社
会 社 名
窓口担当
駄場元 定生
茅原 史斗
http://www.wintec-japan.jp
U R L
各種生産自動機械設計製作
蛇行修正 装 置(HAW)/無人化製 造 ライン設計・製作
愛媛県東温市松瀬川 1022
E-mail
089-955-8822/089-955-8824
general@wintec-japan.jp
設立年月日
売上(百万円)
従業員数
10
1980 年1月
500
20
2.技術PR事項
『水に浮く世界最軽量のカーボンロール』
炭素繊維と熱可塑性樹脂(ポリプロピレン)の金型成型により、比重 1 未満のカーボンロールを開発しました。
・ 耐薬品性が高い。
・ 質量を従来の熱硬化性樹脂カーボンロールの約半分に近
づけることで慣性抵抗を抑え、速度変化に追従しやすい。
・ 最小ロール長 50 ㎜から可能。
・ 静電対策ロール(表面固有抵抗 10¹~10²Ω)
キャップも炭素繊維含有。
※ 従来のシートワインディング法では、プリプレグシートの織り重なり部分が他の部分に比べ 2 倍の厚み
となる為、スムーズな回転に影響を与えていました。しかし、金型成型されたロールを溶着させることに
より真円度±0.05 ㎜を実現することに成功しました。
リブ
リブが付いていない側を押すと
片手で変形するほど薄く、軽い。
繋ぐことで赤い部分(リブ)が『節』となり
高い強度を発揮します!
成人男性の手で
折れない強度!
● 応用分野→フリーロールで軽量化、静電対策を課題とされている産業。不織布、フィルム、製紙業関連。
3.特記事項
● 平成 24 年:
【ものづくり日本大賞】(優秀賞)受賞
● 平成 26 年:
【四国でいちばん大切にしたい会社大賞】(中小基盤整備機構四国本部長賞)受賞
3
1.企業概要
会 社 名
事業内容
主要製品
住
所
電話/FAX 番号
資本金(百万円)
髙木 敏光
上北 嘉明
U
R
L
各種繊維ロープ製造、各種電子機器製造
http://www.t2701.com/
船舶、漁業、建築土木、電気通信 用 各種ロープ、LED 照明機 器など
香川県高松市林町 278-1
E-mail
087-867-2701 / 087-865-9903
y.uekita@t2701.com
売上(百万円)
20 設立年月日
1955 年 4 月
1,760 従業員数
代表者名
髙木綱業株式会社
窓口担当
2.技術PR事項
「合成繊維を活かし新たなるロープ市場への挑戦」
●メジャーロープ
<技術の特徴>
・ロープ部とメジャー部を一体化
・膨張、収縮率、耐久性、耐候性の問題を解決
・電力線架線、牽引ロープの高機能化タイプ
・弊社の加工技術により完全防水タイプ
・非自転構造
●スーパーラインロープ
<技術の特徴>
・耐超高電圧絶縁性能
・同重量の鋼鉄の約 5 倍の引張強度
・軽く、伸びにくく、熱や摩擦、切創、衝撃にも
強く電気を通さない。
・弊社の加工技術により完全防水
・非自転構造
●静電気除去ロープ
<技術の特徴>
・超高強度繊維と導電性を有する繊維の組合せ
・ワイヤーロープと同系で同等の強度
・重量はワイヤーに比べ約 1/7 の重さ
・静電気を除去する為に帯電しない技術の組込
・密度は約 0.9、ワイヤーと異なり水に浮く
・繊維のため、柔らかく扱い易い。
・破断時における裂傷リスクがほとんどなく
安全です。
3.特記事項
●長年の技術蓄積・自社内での設計・製作(糸から製作)の一貫生産
4
100
1.企業概要
重松 康弘
近藤 盛昭
U
R
L
工業用ゴム・プラスチック製品製造販売
http://www.takechi.co.jp
家電・建築 用ガスケット、ゴムマグネット、プラスチックマグネット、電波吸収 体 他
愛媛県松山市中野町甲936番地
E-mail
089-963-1311 / 089-963-4485
kondo@takechi.co.jp
設立年月日
売上(百万円)
従業員数
100
1957 年 3 月
4,168
事業内容
主要製品
住
代表者名
株式会社 タケチ
会 社 名
所
電話/FAX 番号
資本金(百万円)
窓口担当
410
2.技術PR事項
お客様のご要望により、形状設計/配合設計/工程設計を行い、
ご要望の特性/性能/品質にして、小ロットからお届けします。
技術の特徴・優位性
●「①防カビ,抗菌シリコーンゴム」
・防カビシリコーンゴムは、接触によりカビ(真菌)を
死滅させ、カビを寄せ付けません。
・防カビ成分は、有機系のものを使用しており、
接触物を劣化させません。
・食品,添加物等の規格基準*適合品です。
*昭和 34 年厚生省告示第 370 号の第 3 の D の 3.ゴム製器具、
平成 24 年厚生労働省告示第 595 号一部改正の容器包装
・様々な硬さのものにも対応可能です。
通常のシリコーンゴム
●「②電波吸収体」
◆高周波数・広帯域で効果がある電波吸収体
・ゴム+磁性材料の蓄積技術を応用した設計・評価技術に
より、任意の周波数帯域に対応可能
・GHz 帯を中心に、不要な輻射電磁波を反射することなく、
90%以上を吸収して熱エネルギーに変換して、クリーンな
電子回路・電磁波環境を実現可能
・柔軟で異形状加工も容易で、種々筐体内への実装可能
●「③プラマグ」
◆フェライト磁性粉とエンジニアプラスチックから成る磁石です。
希土類磁石も成形出来ます。
金型の中で配向させる事で、思い通りの方向に磁化できます。
この特性を生かして、着磁が複雑なセンサーに向いています。
精密な着磁が出来ますので、精密なセンサーに向いています。
金属との一体成形が簡単にできるので、組み立てを簡略化
させて、コストダウンが出来ます。
3.特記事項
●
●
●
●
●
平成11年: ISO9001取得
平成14年: ISO14001取得
平成20年度: 四国産業技術大賞 産業振興貢献賞 受賞
平成21年度: ものづくり日本大賞 優秀賞(経済産業大臣から表彰) 受賞
平成25年: 第5回ものづくり日本大賞 四国経済産業局長賞 受賞
5
防カビシリコーンゴム
1.企業概要
会 社 名
事業内容
主要製品
住
所
電話/FAX 番号
資本金(百万円)
手崎 祐一
窓口担当
田中 雅章
U R L
CFRP 及び樹脂の機械加工
http://www.meikos.co.jp
CFRP・樹脂・プラスチックの機械加工、樹脂成形品、遮断器の組立・メンテナンス
〒763-0062 香川県丸亀市蓬莱町 53-4
E-mail
0877-23-1875/0877-21-8485
mtanaka@meikos.co.jp
設立年月日
従業員数
50
昭和 37 年 2 月 売上(百万円)
1600
代表者名
明興産業株式会社
100
2.技術PR事項
CFRP・樹脂・プラスチック等の機械加工はお任せ下さい!!
技術の特徴・優位性
当社では、CFRP をはじめ、各種樹脂プラスチックの機械加工を行っております。特に CFRP の加工では、
治具・刃物等の研究を重ね、独自のノウハウで産業用ロボットや医療関係部品等の加工も行なっておりま
す。また、多種多様な樹脂材料も取り扱っており、曲げ・接着・溶接等の二次加工まで行っております。
【 CFRP 加工品 】
【 各種 樹脂プラスチック 加工品 】
≪取扱い材料≫
・ベークライト
・塩ビ
・アクリル
・ポリカーボネート
・ガラスエポキシ
・TC ボード
・MC ナイロン
3.特記事項
●2009 年 ISO-1401 取得
●2014 年 ISO-9001 取得
●短納期・小ロット対応可能です
6
・ガラスマットポリエステル
・ミオレックス
・ヘミサル
・ABS
・POM
・PPS
・PEEK
等
1.企業概要
代表者名
勢井 啓介
営業 山中 俊太朗 (090-7227-7883)
http://www.morita-giken.co.jp
会 社 名
森田技研工業株式会社
事業内容
U R L
工業用機械の設計・製造・販売
液圧式ダブルベルトプレス装置
本社 徳島県阿南市才見町旭越山 68 番地 / 東京出張所 東京都千代田区神田錦町 3-21
E-mail
0884-23-2850 / 0884-23-2588
sei@morita-giken.co.jp
売上(百万円)
10 設立年月日 2003 年 5 月
240 従業員数
主要製品
住
所
電話/FAX 番号
資本金(百万円)
2.技術の特徴・優位性
窓口担当
【技術大分類】 プラント・機械
16
【技術名】 液圧式ダブルベルトプレス装置
『薄物材料の高性能連続ラミネーションを実現』
世界唯一の高温・高圧対応ダブルベルトプレス装置導入による新素材開発・製品量産の効率化
 新開発の加熱/加圧システムを採用
生産性・品質の向上
加熱(最高 400℃)、加圧(最高 14MPa)
面圧による加圧を一定時間保持したままの加熱・冷却
※現在、実証試験中
を行うことで、生産性と製品品質の向上を両立。
 多様な素材の製品に対応可能
燃料電池車のセル製造、CFRP などの高機能素材、
CCL・FPC などの電子部品などに幅広く対応
・重量
従来の約 1/3~2/3
・装置コスト
従来の約 1/3~2/3
・ランニングコスト 従来の約 1/3~2/3
3.特記事項
 2011 年 6 月 「中小企業ものづくり高度化法」に基づく特定研究開発等計画の認定
 2013 年 2 月 「中小企業ものづくり高度化法」に基づく特定研究開発等計画の認定
7
1.企業概要
事業内容
主要製品
住
所
電話/FAX 番号
資本金(百万円)
窓口担当
プレス金型・樹脂金型等の製作
プレス金型、樹脂金型、CFRP 用金型等
愛媛県松山市小栗 5-31-1
089-931-2251/089-931-3171
設立年月日
10
2012 年 1 月
2.技術PR事項
代表取締役社長 倉知 秀金
企画開発グループ 篠崎 孝治
http://www.v-yamasei.co.jp
代表者名
ヤマセイ株式会社
会 社 名
U R L
shinozaki@v-yamasei.co.jp
従業員数
1800
E-mail
売上(百万円)
145 人
【技術名】
【技術大分類】F:金型製作
IT技術・高精度加工・匠の技術による金型製作
ITの活用技術と匠の技術による高精度金型製作技術及びCFRPの成型・切断技術
ヤマセイ株式会社の強み
50年に亘って培われた プレス金型製造技術
技術の特徴・優位性
『IT活用技術と匠の技術の融合に
よる高精度金型製作技術、及び
CFRPプレス成型・切断技術』
【IT活用技術】
【匠の技術】
すり合わせの技術
●プレス金型・樹脂金型
3D-CAD/CAM と CAE 技術を駆使し
た事前検証と高精度な機械加工技術
及び匠の技と言われる「金型のすり合
わせ技術」を融合させることで高精度
金型を提供する。
【新技術】 CFRP プレス成形技術
●CFRP 用金型
①CFRP 積層板の切断技術
CFRP 積層板の切断に於ける層間剝離
等の問題を解決したプレス金型による
切断技術(国際特許出願中)
プレス 成型技術
プレス 切断技術
プレス 成型切断技術
②CFRP 材の同時成形/切断技術
CFRP 材の成形と切断をプレス加工同
一工程で行う技術と金型製作
【技術①】
CFRP 切断技術
【技術②】
CFRP 成型技術
CFRP切断面
3.特記事項
●応用可能分野…軽量化を課題としている産業。自動車産業、産業用ロボット、情報家電、医療機器など
●・平成20年度 経済産業省 中小企業IT経営力大賞 特別賞(審査委員会奨励賞) 受賞
・平成20年
経済産業省・中小企業庁 元気なモノ作り中小企業 300 社 選定
8
1.企業概要
会 社 名
事業内容
主要製品
住
所
電話/FAX 番号
資本金(百万円)
三木 康弘
吉川 徹
U
R
L
機能紙・不織布の製造
http://www.awapaper.co.jp
エンジン用 濾 材、クラッチ板用摩擦 材 、分離膜用 資材、一般 産業用資 材 等
徳島県徳島市南矢三町三丁目10-18
E-mail
088-631-8321
carmix@awapaper.co.jp
設立年月日
売上(百万円)
従業員数
1,385
1916 年 2 月
15,724
代表者名
阿波製紙株式会社
窓口担当
616
2.技術PR事項
抄紙・加工技術を用い、炭素繊維の持つ優れた比強度を活かした開発により、
成形性に優れた高強度軽量化な CFRTP を実現
技術の特徴・優位性
3.特記事項
●CARMIX CFRTP は抄紙の 1 工程にて連続式にプリプレグの製造を可能とし、また、熱可塑性の樹脂をマトリックスとすることでハ
イサイクルプレス成形を可能とするものです。
プレス成形品のため、Vf(繊維体積含有率)を上げることが可能となり、射出成形品よりも高強度な CFRTP の成形が可能です。
また、廃材から回収されたリサイクル炭素繊維を使用することで、環境面への配慮、及びコストダウンが期待されます。
9
1.企業概要
会 社 名
事業内容
主要製品
住
所
電話/FAX 番号
資本金(百万円)
鎮西 まり子
鎮西 寛旨
U R L
機械漉き和紙製造
http://www.hidakawashi.com
世界一薄い和紙、こうぞ和紙、ちぎり絵用原紙、堤灯用紙など
高知県高岡郡日高村沖名3486-1
E-mail
0889-24-7857 / 0889-24-7858
info@hidakawashi.com
売上(百万円)
5 設立年月日 1987 年 8 月
95 従業員数
代表者名
ひだか和紙有限会社
2.技術の特徴・優位性
窓口担当
【技術大分類】 素材
11
【技術名】 世界最薄和紙抄紙
『世界一薄い和紙、漉いています』
 世界一薄い和紙の開発・製品化に成功
 創業六十年、和紙ひと筋を貫いています。製紙ではなく、和紙。私どもの社名には、その紙への
こ
だわりが込められています。 土佐典具帖紙の手漉きから、時代の要求にそえるよう伝統の原料処理
を活かし、和紙製造一筋に取り組んでまいりました。
 時代ごとに変化する、お客様の厳しい要求を頂き、解決してくることにより、自社の技術的グレードの向
上、新しい技術の開発に努め、小さいながらも特色のある抄紙メーカーに育てて頂きました。
 現在では世界一薄い和紙の開発・製品化に成功し、高知県と共同で輸入原料処理の特許申請を行う
など、伝統の和紙づくりに現代技術の息吹を与えながらお客様のニーズにこたえてまいります。
・世界薄い和紙 典具帖紙 1.60g/㎡ (写真右)
天然素材であるコウゾのみを使用し、抄紙しております。
その他に類を見ない薄さは国内外の文化財修復の現場で
ご利用頂いております。
【利用例】国内外の文化財修復の現場
掌の上の世界一薄い和紙
・セキュリティラベルへの応用 (写真右)
 世界一の薄さを誇る当社の和紙にレーザーカットを施した
セキュリティラベルを製造(他社加工)しております。
 コピー製造が困難なため、食品の産地偽装防止や
模倣品対策にも有効で、幅広くご活用いただけます。
セキュリティラベル
・プラスティックシートへの蒸着による表面加工(写真右)
表面に和紙風の表情をもたらし、柔らかい見た目に!
3.特記事項
 平成19年11月四国経済産業局より「地域産業資源活用事業計画」承認
 平成21年 1月高知県紙産業技術センターとの共同研究「製紙原料中の妨害樹脂除去技術及びシステム
の開発」が科学技術振興機構(JST)の研究支援課題に採択
 平成23年 2月高知県と特許共同出願「非木材パルプの製造方法および紙
 平成24年 3月「世界一薄い和紙 典具帖紙 2.0g/平方㍍」で四国地域イノベーション創出協議会の「四国
産業技術大賞(革新技術賞・最優秀賞)」を受賞
10
1.企業概要
会 社 名
事業内容
主要製品
住
所
電話/FAX 番号
資本金(百万円)
岡田勝利
営業 G 上田圭司
U
R
L
湿式不織布 ナノファイバー不織布製造
http://www.hirose-paper-mfg.co.jp/
1 次電池セパレータ 液体 用フィルター基材 食品・衛材用包 装 資材 断熱 材 その他
高知県土佐市高岡町丙 529 番地
E-mail
088-852-7771/088-852-7773
k-ueta@hirose-paper-mfg.co.jp
設立年月日
売上(百万円)
20
1958 年 3 月
2,390 従業員数
60
代表者名
廣瀬製紙株式会社
窓口担当
2.技術PR事項
世界最薄最軽量不織布
技術の特徴・優位性
●土佐和紙抄紙技術を科学的視点から一歩進化させた、世界最薄最軽量不織布を製造する独自の
技術を有しております。弊社ではこの技術により、非常に均一で地合いの良い不織布の製造が可能
です。ビニロン、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリフェニレンサルファイド(PPS)など多種
多様な合成繊維から、工業・産業用素材となる高機能の湿式不織布をご提供致します。
●比重が非常に小さく、疎水処理されていることから、水中分散が困難な特殊なシリカを弊社の独自技術で
シートに抄き込み、驚異的な断熱性能を持った薄膜断熱材の開発に成功しました。 熱伝導率が非常に小さく、
既存断熱材の二分の一から五分の一の厚みで、同等の断熱性能を発揮します。既存断熱材では困難だった狭
い場所や製品の薄型化等様々な用途に使用出来ます。素材は薄い合成繊維不織布ですので、ハサミやカッタ
ーなどで簡単にカットできます。(通常はボードや織物)
3.特記事項
●「明日の日本を支える元気なモノ作り中小企業 300 社 2008 年度版」受賞
第三回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞 受賞
2008 年度四国産業技術大賞 産業振興貢献賞 受賞
2013 年第 8 回ニッポン新事業創出大賞 最優秀賞 経済産業大臣賞
11
1.企業概要
会 社 名
事業内容
主要製品
住
所
電話/FAX 番号
資本金(百万円)
舟越 一隆
森 光弘
U
R
L
プラスチックフィルム・シート加工
http://www.fujiko.jp/
剥離フィルム・剥離紙、撥 水・撥油加工 紙、転写フィルム、パッケージ印刷・加 工
香川県丸亀市川西町南甲 284-2
E-mail
0877-28-6111/0877-28-6114
info@fujiko.jp
設立年月日
売上(百万円)
従業員数
30
1974 年 2 月
5,320
代表者名
株式会社フジコー
窓口担当
170
2.技術PR事項
グラビア印刷・コーティング技術を多方面に応用し、表面処理へと発展させ、紙及び繊維状通気性
シートへのフッ素樹脂を用いた優れた撥水・撥油加工技術を実現
技術の特徴・優位性
● 世界的な流れでもある PFOA を含まない環境対応型フッ素を使用しており、安全基準に関しては
旧厚生省告示 370 号に適合しております。
● グラビア工法を応用した本塗工技術は基材の表面で性能を実現することが出来、背面側へのフッ素
の影響が極めて少ないため、他工法と比較し、ラミネート等の二次加工を容易に行えます。
また同一面に印刷を施すことも出来、且つ使用したインキの表面に於いても撥水・撥油性能の低下
が有りません。
● 従来工法では性能確保が難しかったカチオン系の基材をはじめ、ロジンサイズ剤、硫酸アルミニューム
を使用している基材やフッ素の定着が難しい合成紙・合成樹脂膜への機能付与が可能です。
● 製品性能
撥油性能
撥水性能
実現した最高性能
3Mkit
R
3Mkit16
10 以上
8 以上
撥水 R10
3.特記事項
● 特許第 5131462 号「撥水撥油性包装用材料」
● 2013 四国産業技術大賞にて 技術功績賞 最優秀賞 に選ばれました。
12
1.企業概要
会 社 名
事業内容
主要製品
住
所
電話/FAX 番号
資本金(百万円)
山岡大祐
山岡大祐
U
R
L
紙・不織布の二次加工
http://www.heiwagenshi.jp
紙おしろい・パウダー付 脂取り紙・マイクロカプセル塗工・研磨 シート・紙風 船
高知県高岡郡日高村沖名 4069
E-mail
0889-24-5546/24-4349
設立年月日
売上(百万円)
従業員数
20
1955 年 9 月
160
代表者名
株式会社ヘイワ原紙
窓口担当
12
2.技術PR事項
長年培われた紙加工技術を用い、試作から本生産まで一貫した協力体制で製品作りをお手伝い
いたします。
技術の特徴・優位性
● 保有技術
・ 弊社は紙の二次加工で 59 年の実績があり、3 種類の塗布乾燥機に各種塗工装置を組み合わせて、
和紙や不織布に様々な素材を塗布し、機能紙を製造しています。
・ 金属粉末・セラミックス等各種パウダーを、数g/㎡~400g/㎡まで塗布することが可能です。
この塗布技術・素材配合技術をベースに、これまで多くの試作製造・サンプル生産を請負い、
ユーザーと協力して製品開発に取り組んできました。
・ 要望に応じ、弊社工場の製造ラインをまるごと実機ラボとしてお貸しすることも可能。フットワークの軽
さが売りです。
● 紙加工の事例
・ おしろいパウダーやシリカパウダーを薄く均一に塗布して、紙おしろいや脂とり紙を作っています。
・ マイクロカプセルを塗布して、香りやワックスなどの機能成分をシートに坦持させることができます。
・ 不織布にアルミナや重曹等の研磨剤を塗布し、金属磨きシートを作っています。
・ 環境にやさしいイベント用「紙風船」も作っています。
重曹塗工電顕画像
シリカパウダー塗工電顕画像
3.特記事項
化粧品製造販売業、化粧品製造業許可、医薬部外品製造許可、ISO19001
13
1.企業概要
会 社 名
事業内容
主要製品
住
所
電話/FAX 番号
資本金(百万円)
代表取締役社長 秋山 達夫
ルマンゼ企画室内 丸岡 研太
U
R
L
印刷紙器の企画・設計開発・製造・販売
http://www.p-maruzen.com
各種パッケージ(印刷紙器 )、贈答用ケース、収納箱 、POP ディスプレイ、各種 包装資材
香川県三豊市三野町大見甲 3308 番地
E-mail
0875-73-5577(ルマンゼ)/0875-73-5587
maruoka@lemanze.com
設立年月日
従業員数
1956 年 6 月 20 日 売上(百万円)
40
2,400
113 名
2.技術PR事項
代表者名
株式会社 丸善
窓口担当
【技術大分類】素材
【技術名】薄紙への「抗菌・撥水・耐油・防かび」加工
「紙の表面に銀を塗布する技術」を用い、銀の持つ抗菌性を活かした開発により、
機能性、安全性、リサイクル性に優れ、「抗菌・撥水・耐油・防かび」機能紙を実現!!
技術の特徴・優位性
●抗菌成分として“銀”を採用する主なメリット
①強力な抗菌作用、②優れた安全性(金属アレルギーにもなりにくい)、③高い耐熱性、④耐薬品性、
⑤抗菌機能の寿命は半永久的(=銀が紙に付着している期間)、⑥良好な耐摩耗性(摩擦に強い)
電子顕微鏡による抗菌加工紙の
表面の拡大写真(200 倍)
●「紙の表面に“銀”を塗布する技術」
通常の塗工では、銀の粒子が紙パルプ層の深層や隙間に
紙のパルプ
銀の粒子(白色)
埋没し、銀粒子が表層上に留まる事は、至難の技。
この技術的な難題を克服したことで、紙パルプの表層上に
銀を均一的かつ効率的に分布、安定保持させることに成功!!
●厚紙用途の技術を薄紙にも応用し、新規市場へ参入中!!
本技術による抗菌性に加えて「食生活の安全・安心」ニーズに
お応えするため“撥水性”
、
“耐油性”
、“防かび性”をプラス。
紙器製造業界に先駆けて、抗菌・撥水・耐油・防かび機能を
有する食品包装用紙器の開発、製品化を実現。リサイクルが
可能で、従来の“抗菌機能紙”に比べて廃棄ロスも少ない。
(※右の写真 2 枚は、実際の製品例 ☞)
さらに、本技術を厚紙への利用のみならず
薄紙にも応用。今後は、食品分野に留まらず
異分野融合、新市場開拓、販路拡大を目指す!
3.特記事項
●特許公開…「抗菌機能を有する紙」(2009 年)、
「紙用塗料、紙製品、紙製品の製造方法」(2011 年)
●受賞………「文部科学大臣表彰・科学技術賞(技術部門)
」(2010 年)
●海外展開… 国際特許を取得。韓国企業とライセンス契約締結し、韓国にて販売を開始(2010 年~)
14
1.企業概要
会 社 名
事業内容
主要製品
住
所
電話/FAX 番号
資本金(百万円)
三木 雅人
高原 俊太郎
U
R
L
衛生材料・衛生品製造及び販売
http:// www.mikitoku.co.jp
テープ原 紙、フィルター用 基布、エレクトロ関連(絶 縁紙、バッテリーセパレーター)
愛媛県四国中央市川之江町156
E-mail
0896-58-3373/0896-58-2105
Info@mikitoku.co.jp
設立年月日
売上(百万円)
従業員数
50
1947 年 10 月
6000
2.技術PR事項
代表者名
三木特種製紙株式会社
窓口担当
【技術大分類】素材
170
【技術名】 「あらゆる繊維を紙にする」湿式不織布
「あらゆる繊維を紙にする」技術で、オーダーメイドのシート状素材を提供します。
技術の特徴・優位性
●当社の名は「特殊」でなく「特種」です。
それは紙の原料となる「種」から研究し、製品を開発しているからです。
当社の斬新な紙の開発は素材を選びません。天然繊維をはじめ、レーヨン・ビニロンなどの化学繊維、更には金
属やセラミックパウダーなども紙の原料とすることができます。
とても紙にできるとは思えないような素材でも紙にしてみせる、それが当社の技術です。
●繊維を均一に分散し紙層を形成してゆく高度な抄紙技術は当社ならでは。長年のノウハウと多彩な製
造設備を活用し、幅広い製品を作っています。
●ウォータージェット加工により、繊維を機械的な交絡だけでシートにすることもできます。
そのため極細ウォータージェット加工により、色々な繊維の組み合わせ生産が可能です。
【特種紙の例】
電気を通さない紙、空気は通すけれども細菌は通さない紙、シルク繊維を抄き混んだ肌に心地よい紙、
花粉を遮るフィルター紙…これらは当社が今までに開発してきた特種紙の一部です。
【製
品
例】
テープ関連製品
電線押え用ポリエステル紙
バッテリー不織布
3.特記事項
○1971 年/藤原賞受賞をはじめ、地方発明奨励賞(1977)など、技術革新における賞を戴いております。
○2006 年 1 月 ISO14001 認証取得。
○2012 年 1 月 ISO9001 認証取得。
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