車載情報/制御システム融合時代の OS プラットフォーム 2014.12.4 エンベデッドプロダクツ事業部 営業部 営業技術課 課長 金子 智範 イーソル株式会社 車載製品開発部 部長 溝口 富久 1 お願い 2 お手元の配布資料の中にアンケートが ございます。 ご記入が終わりましたら、会場入り口 のスタッフにお渡しください。 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 3 サマリ 車載システムに求められるソフトウェアプラットフォームにつ いて、RTOS プラットフォーム・AUTOSAR を中心に解説。 CarPlay, Android Auto, Windows in the Car, Linux… RTOS AUTOSAR Bare-metal ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 4 [RTOS] アジェンダ イーソル株式会社の紹介 (プロフィール) 車載用インフォテイメントと車載電子制御システム の連携と統合 リアルタイムOSにおける機能安全規格ISO26262 への対応について 機能安全規格ISO26262認証取得に向けて 「堅牢性」および「安全性」の向上について ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 5 [RTOS] アジェンダ イーソル株式会社の紹介 (プロフィール) 車載用インフォテイメントと車載電子制御システム の連携と統合 リアルタイムOSにおける機能安全規格ISO26262 への対応について 機能安全規格ISO26262認証取得に向けて 「堅牢性」および「安全性」の向上について ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. イーソルの紹介/会社概要 6 設立 : 1975年5月 (エルグ株式会社として設立,2001年5月社名変更) 資本金 : 2億6,500万円 (2005年9月変更) 売上高 : 45億円 (2013年12月期) 従業員数 : 360人 (2013年12月期) 事業概要 : エンベデッドプロダクツ事業部 (EP事業部) 組込み向けソフトウェアプロダクトの開発/販売/サポート ソリューションエンジニアリング事業部 (SE事業部) 受託、常駐・派遣によるお客様の組込みシステム開発全般のお手伝い ロジスティクスエンジニアリング事業部 (LE事業部) 主に流通系のコンピュータシステムの開発、製造、サービス 所在地 : 本社 : 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー 大阪オフィス、福岡オフィス、LE事業部サービスセンター 参加団体 : (社)組込みシステム技術協会(JASA) ,T-Engineフォーラム,JasPar, AUTOSAR,JEITA(社団法人 電子情報技術産業協会),SD Card Association,ソニー メモリースティックライセンス, Multicore Association,スマートコミュニティ・アライアンス (JSCA) , ARM Connected Community Membership,R-Carコンソーシアム, Xilinx Alliance Program,TI DSPデベロッパー・ ネットワーク, VDM研究会,CIPA (カメラ映像機器工業会),(社)日本物流システム機器協会, WILLCOMコアモジュールフォーラム 等 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. イーソルの紹介/ 7 ソフト共通化による コスト削減・開発期間短縮と システムの信頼性確保を支援 豊富な製品ラインアップと 多くの経験によるノウハウを ベースに、さまざまなニーズ に柔軟に対応 Freescale i.MX など ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. イーソルの紹介/eT-Kernel 品質保証活動 8 製品品質保証に対するサービスの提供 eT-Kernelを採用した製品の品質を保証するために必要なデータや 情報を提供 不具合潜在可能性が高いシステムコールに関する品質情報 危険な機能を利用しない、危険な機能については十分な対策をとる 製品で利用されるOS機能に関する品質情報 機能内で利用するOS資源、メモリ資源に関する情報の提供 利用する排他資源情報、排他チェックの確認 OS機能の安全な使い方 – デザインパタン アプリケーションの設計情報を元に、アプリケーションを安全に実装する ために必要な情報の提供 車載向け製品での要求を取り込んだ製品の提供 ARMコンパイラのCライブラリに依存しないカーネル OSS使用回避 カーネルとアプリケーションのコード、データ領域を分離 コンパイラの最適化オプションを変更 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 9 イーソルの紹介/採用実績 車載機器 トヨタ、デンソー、 アイシン・エイ・ ダブリュ、Bosch、 パイオニア、 クラリオン ほか 工業機器 コンシューマ機器 航空・宇宙 JAXA 音響機器 セイコーエプソン、カシオ計算機、オリンパス、 シャープ、パイオニア、任天堂 ほか 理化学機器 研究・学術 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. イーソルの紹介/具体的な案件事例の紹介 10 車載電子制御システム – ADAS(先進運転支援システム) 主な処理構成要素 車間距離測定(レーダーセンサー処理) 対象データ:車速情報、車載用ミリ波レーダー 処理内容: 前方車両との距離算出、車速制御ユニットへの出力 白線認識(画像処理)、車両認識(画像処理) 対象データ:車速情報、カメラ入力画像 処理内容 :フィルタ処理、エッジ検出、ステアリングユニット への出力 イーソル提供製品 eBinder for ARM, eT-Kernel Multi-Core Edition, 各種ミドルウェア/ ドライバ ヘルスケア製品 –デジタルX線撮影装置など 案件の特徴 高速データ処理(高精細画像データ処理)、高速通信(Ethernet) リアルタイム制御(イベント管理、時間管理など) イーソル提供製品 eBinder for ARM, eT-Kernel Multi-Core Edition ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. [RTOS] アジェンダ 11 イーソル株式会社の紹介 (プロフィール) 車載用インフォテイメントと車載電子制御システム の連携と統合 リアルタイムOSにおける機能安全規格ISO26262 への対応について 機能安全規格ISO26262認証取得に向けて 「堅牢性」および「安全性」の向上について ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 12 IVI と制御系システムの連携と統合/歴史 2010年 機能(例) 認識+アラート (白線認識+警報) 単機能 2015年 2020年 認識+制御 (衝突回避) 多認識+多制御 (高度運転支援) 自動運転 多機能 多機能連携 自立協調機能 ソフトウェア 規模 小規模 大規模 CPU マイコン シングルコア マルチコア メニーコア 適合OS OS未使用 or 簡易スケジューラ リアルタイムOS マルチコア対応 RTOS メニーコア対応OS 次世代RTOS ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. IVIと制御系システムの連携と統合/求められるOS 2010年 機能(例) 2015年 2020年 認識+アラート (白線認識+警報) 認識+制御 (衝突回避) 多認識+多制御 (高度運転支援) 自動運転 単機能 多機能 多機能連携 自立協調機能 S/W規模 小規模 機能安全規格 ISO26262 13 大規模 CPU マイコン シングルコア マルチコア メニーコア 適合OS OS未使用 or 簡易スケジューラ リアルタイムOS マルチコア対応 RTOS メニーコア対応OS 次世代 RTOS ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 14 IVIと制御系システムの連携と統合/Why? ・統合ユーザーインターフェース ・コンテンツ管理 ・ECU 削減によるコストダウン ・ネットワーク共有 ・セーフティ系ECU ・パワートレイン系ECU ・シャシー系ECU ・ボディ系ECU ・カーナビゲーション ・ディスプレイオーディオ ・カーオーディオ ・クラスタメーター ・センターコンソール ・ヘッドアップディスプレイ ・車線/白線認識 ・前方監視、標識/信号認識 ・ナイトビジョン ・車両周辺監視 ・車室内監視(運転者監視) ・運転者認証 ・車車間通信ユニット ・車路間通信ユニット ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. IVI と制御系システムの連携と統合/連携のイメージ ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. [RTOS] アジェンダ 16 イーソル株式会社の紹介 (プロフィール) 車載用インフォテイメントと車載電子制御システム の連携と統合 リアルタイムOSにおける機能安全規格ISO26262 への対応について 機能安全規格ISO26262認証取得に向けて 「堅牢性」および「安全性」の向上について ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. RTOSにおけるISO26262への対応について 17 ソフトウェアパーティショニング 時間保護 メモリ保護 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. ISO26262でのソフトウェアパーティショニング 18 異なるASILのソフトウェアコンポーネント(Part6- 7.4.10) 異なるASILのソフトウェアが共存する場合で、「エレメントの共存」に 基づく基準を満たさない場合は、もっとも高い ASILに準拠する 「エレメントの共存」に基づく基準(Part9- 6) ソフトウェアコンポーネント間の非干渉性のエビデンスが必要 ソフトウェアパーティショニング(Part6- 7.4.11) コンポーネント間の非干渉性を実現するために、ソフトウェア パーティショニングを使用する場合は、以下を保証する。 ソフトウェアパーティショニングの非干渉性が保証されるように、共有リソース を使用する。 専用のハードウェア機能または同等の手段によって実現する。 ソフトウェアパーティショニングを実装するソフトウェアの対象箇所には、ソフ トウェアパーティショニングに割り当てられたもっとも高いASILを適用する。 ソフトウェアパーティショニングの検証は、ソフトウェア統合およびテスト中に 実施する。 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. ISO26262でのソフトウェアパーティショニング 19 ソフトウェアパーティショニングの非干渉性が保証されるよ うに、共有リソースを使用 ソフトウェアパーティション内のタスクは非干渉性は保証しない ソフトウェアパーティションは他のパーティションからコードや データを変更できない(メモリ) ソフトウェアパーティションが受け取るサービスは、他のソフト ウェアパーティションによって影響を受けない(通信) ソフトウェアパーティショニングを実装するソフトウェアの 対象箇所には、ソフトウェアパーティショニングに割り当て られたもっとも高いASILを適用 通常ソフトウェアパーティショニングはOSがサポートまたは 提供する ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 20 時間保護 影響要因 Blocking execution Deadlocks Livelocks Incorrect allocation of execution Incorrect synchronization between software elements 対策例 Mechanisms such as cyclic execution scheduling Fixed priority based scheduling Time triggered scheduling Monitoring of processor execution time Program sequence monitoring and arrival rate monitoring ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 21 メモリ保護 影響要因 Corruption of content Read or write access to memory allocated to another software element 対策例 Mechanisms such as memory protection, parity bits Error-correcting code (ECC) Cyclic redundancy check (CRC) Redundant storage Restricted access to memory Static analysis of memory accessing software and static allocation ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. [RTOS] アジェンダ 22 イーソル株式会社の紹介 (プロフィール) 車載用インフォテイメントと車載電子制御システム の連携と統合 リアルタイムOSにおける機能安全規格ISO26262 への対応について 機能安全規格ISO26262認証取得に向けて 「堅牢性」および「安全性」の向上について ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 23 順次リリース予定 機能安全規格の第三者認証を取得予定のeT-Kernelと、機能安全対応開発ツール などを統合したeT-Kernel Platformは、最終システムの規格適合にかかる工数 とコストを大幅に削減し、エンドユーザに安心を届けます。 特長 eT-Kernelプラットフォームを用い た製品開発で必要となる、安全・ 適切な使用方法などの情報を提供 ユーザシステムの安全機構の設計/ 実装/検証において必要な、技術情 報を提供 ユーザシステムの機能安全規格の 認証取得に必要な、イーソル製品 の品質情報を提供 機能安全への豊富な取り組みによっ て蓄積されたイーソルのノウハウを 、機能安全対応支援サービスのオプ ションとして提供、機能安全規格の 認証取得を強力にサポート ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 24 順次リリース予定 ISO26262構成図における Automotive Safety Packageが Automotive Safety Packageのカバー範囲 対象とするアプリケーション ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 25 包括的な機能安全ソリューション イーソルの総力をもって包括的にお客さまをご支援 機能安全対応製品 自社製品 パートナー製品 機能安全コンサル ティング 機能安全対応受託 ソフトウェア開発 無駄のない 支援サービスを ご提供 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. [RTOS] アジェンダ 26 イーソル株式会社の紹介 (プロフィール) 車載用インフォテイメントと車載電子制御システム の連携と統合 リアルタイムOSにおける機能安全規格ISO26262 への対応について 機能安全規格ISO26262認証取得に向けて 「堅牢性」および「安全性」の向上について ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 「堅牢性」および「安全性」の向上について 27 車載システム向けRTOS要件 RTOS New Architecture and Technology ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. RTOS New Architecture and Technology(1) 背景 車載電子制御システムや、産業/FA機器などの「信頼性や安全性」が求めら れるターゲットシステムにて、複数のシステムの統合化が進んでいる 複数のシステムの統合化を実現する場合、異なる信頼性/安全性レベルのシ ステムを統合化する必要がある 問題点・課題 信頼性の低いソフトウェアによる、他モジュールの破 壊および、OS自身の破壊によるシステム停止 信頼性の低いソフトウェアによる、他モジュールへの 干渉により、正しいシステム動作が不可能となる マルチコアプロセッサの特性による回避困難な状況の 発生 高い「信頼性/安全性」を実現するための 要件を満たすRTOS技術の開発 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. RTOS New Architecture and Technology(2) RTOSに求められる要件 コンポーネント分離/セパレーション 非干渉設計 ソフトウェアコンポーネント間の非干渉性を保証 複数システム統合化に対する考慮 異なるSIL/ASILが混在可能な統合化システムの実現 プロテクション/保護技術 空間保護(メモリ空間) モジュール間の不用意なデータ破壊からのシステム保護技術 時間保護(スケジューリング、デッドライン) ハードリアルタイムスケジューリング デッドライン保証 最高優先度での実行が保証されるタスクの実現 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 30 RTOS New Architecture and Technology(3) コンポーネント分離/セパレーション 「柔硬分離」 コンポーネント分離のための強固な壁を実装 柔らかいS/Wコンポーネント 比較項目 硬いS/Wコンポーネント 一般的な内容 比較項目 一般的な内容 リアルタイム性 ソフトリアルタイム リアルタイム性 ハードリアルタイム(※1) アプリケーション規模 大規模 アプリケーション規模 小規模 消費リソース 多い 消費リソース 少ない 対象システム 情報系、グラフィック表 示、マルチメディア 対象システム 制御系、安全系 OS種別 Linux, Android etc. OS種別 RTOS, AUTOSAR etc. 複数システムの統合化に対する考慮 マルチコアプロセッサ上に、仮想的なレイヤを設けて異なるソフトウェア コンポーネントを同一コア上で動作させ、同時に管理を行う マルチコアプロセッサの性能を十分に引き出すためのスケジューリング手法/ 技術の開発(公平性アルゴリズムを導入したコア間スピンロック etc.) ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. RTOS New Architecture and Technology(4) 31 プロテクション/保護技術(空間保護) マルチコアプロセッサを考慮した、他コンポーネントからの不用意なデー タ破壊を防止するための、コアパーティショニングとカーネルプロテク ションの実現( eT-Kernel Multi-Core Edition Memory Partitioning) スケジューリング階層毎のパーティショニング機能 ソフトウェアコンポーネントの信頼性レベルに応じて空間を分け、相互のメモ リを保護 プロテクション/保護技術(時間空間保護) タスクスケジューラにおけるレディキューの分離 ハードリアルタイム用とソフトリアルタイム用を分離 デッドラインスケジューリング システムの応答時間の保証を実現 車載電子制御システムの一例 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. RTOS New Architecture and Technology(5) 32 その他の新規技術の開発 通信保護 コア間/パーティション間での通信機能 ・通信データの保護や通信時のエラー検出が必要 スモールメモリフットプリント システムにて使用する機能/システムコールの取捨選択 スモール (RTOS) オーバヘッド カーネル内共用リソースの管理を効率化 割り込み禁止時間最小化 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 車載情報/制御システム融合時代の AUTOSAR プラットフォーム 2014.12.4 イーソル株式会社 車載製品開発部 部長 溝口 富久 33 [AUTOSAR] アジェンダ 34 国内でのAUTOSAR導入の動き AUTOSAR導入のメリット AUTOSAR導入へのアプローチ AUTOSAR R4.0版製品概要 AUTOSAR導入のまとめ ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. [AUTOSAR] アジェンダ 35 国内でのAUTOSAR導入の動き AUTOSAR導入のメリット AUTOSAR導入へのアプローチ AUTOSAR R4.0版製品概要 AUTOSAR導入のまとめ ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 36 国内でのAUTOSAR導入の状況 国内でもAUTOSAR導入が加速 特に車載プラットフォームを構築し、自社のECUに横展開 する流れ ECUのグローバル調達の流れ ECUの多機能化 アプリケーションのモデル開発の推進 機能安全対応の要求 AUTOSAR導入のメリットは? 水平分業 ソフトウェアの部品化 機能安全対応との親和性 • 開発工数の削減 • 競争力の向上 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. [AUTOSAR] アジェンダ 37 国内でのAUTOSAR導入の動き AUTOSAR導入のメリット AUTOSAR導入へのアプローチ AUTOSAR R4.0版製品概要 AUTOSAR導入のまとめ ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 38 メリット1:水平分業 競争領域は、多様化するアプリケーションへ 大規模化するソフトウェア 開発期間・検証工数の増大 ECUを構成するソフトウェアの水平分業による 開発期間・検証工数の圧縮 ECU SWC ・・・サプライヤ BSW ・・・AUTOSARベンダ MCAL ・・・半導体ベンダ Microcontroller ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 39 メリット2:ソフトウェアの部品化 車種対応を想定したSWC化により、 OEM要求に応じた車種対応を容易にする BSW(ベーシックソフトウェア)はOEM 要求に応じた自動生成が可能 BSW を 自動 生成 システム 記述 (xml) 機能A 機能(SWC) 機能B 機能C 機能D 車種1 ○ ○ ○ ○ 車種2 ○ ○ ○ × 車種3 ○ ○ × × 車種n ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 機能A 機能B 機能C 機能D 車種1 機能A 機能B 機能C 車種2 機能A 機能D 車種3 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 40 メリット3:機能安全対応との親和性 AUTOSARでは、ISO26262 Part6 Annex-Dに記載されるプ ログラム間の問題伝播防止のためのテクニカルな仕様を定義 メモリ保護機能 時間保護機能 通信保護機能 実行監視・プログラムシーケンス監視機能 メモリ保護(AUTOSAR OS機能) OS Application SWC SWC OS Application SWC SWC OS Application SWC RTE 手続きが必要 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. [AUTOSAR] アジェンダ 41 国内でのAUTOSAR導入の動き AUTOSAR導入のメリット AUTOSAR導入へのアプローチ AUTOSAR R4.0版製品概要 AUTOSAR導入のまとめ ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 42 AUTOSAR導入へのアプローチ 未AUTOSAR適用 Step1:AUTOSAR OSの導入 Step2 : MCALを順次適用 Step3:従来のソフトウェアをアプリと コンプレックスドライバに分離 Step4:通信部分をAUTOSARモジュール適用 Step5:アプリを機能または安全要求レベルでSWCに分割 Full AUTOSAR適用 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 43 AUTOSARの段階的な適用 適用例 従来ソフトウェアを1つのSWCとして移植 AUTOSARへの移行イメージ 従来のソフトウェア レガシーソフトウェア A機能 B機能 アプリケーション C機能 SWC 移 植 RTE D機能 依存部・ミドルウェア Microcontroller 移 植 OS Complex Driver MCAL Microcontroller ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 44 目的ゴールに向けたAUTOSAR適用 適用例 従来ソフトウェアのアプリを機能または安全要求レベル でSWCに分割するイメージ 従来のソフトウェア AUTOSARへの移行イメージ レガシーソフトウェア A機能 C機能 B機能 移 植 SWC1 SWC2 SWC3 SWC4 RTE D機能 OS 依存部・ミドルウェア Microcontroller 移 植 BSW Complex Driver MCAL Microcontroller ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. [AUTOSAR] アジェンダ 45 国内でのAUTOSAR導入の動き AUTOSAR導入のメリット AUTOSAR導入へのアプローチ AUTOSAR R4.0版製品概要 AUTOSAR導入のまとめ ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 46 AUTOSAR R4.0版製品概要 製品名 eSOL ECUSAR Ver.2.0.0 機能 ECUコンフィグレータ 名称「eSOL ECUSAR/Config」 ソースコードジェネレータ 名称「eSOL ECUSAR/BSW」 拡張プラグイン 名称 「eSOL ECUSAR/Plugin」 .XML .XML System Configuration Configure System System Configuration Description Extract ECU-Specific Information .XML ECU Extract of System Configuration サポート範囲 Configure ECU .c .h .XML .XLS ECU Network Information ECU Configuration Values Generate Configured Module Code Module Source Code ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 47 ECUコンフィグレータ コンセプト ユーザビリティの高いGUI AUTOSAR用語を使用せず設定が可能 システム設計ツール不要 設定の不整合や入力範囲エラー表示による設定ミス検出 ツールで設定する情報 A) B) C) D) E) A) 簡易設定ウィザード・・・・必要最小限の設定をクリックのみで設定可能 OS設定 ・・・・タスク、割り込み、カウンタ、アラーム、リソースなどの設定 シグナル設定 ・・・・PDU、シグナルの送信タイミングや受信イベントの設定 CAN設定 ・・・・受信マスク設定やCANフレームとメールボックスの関連付け 通信保護設定 ・・・・使用するプロファイルやCRC計算方式などの設定 B) C) D) ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 48 ランタイムソフトウェア構成 AUTOSAR OSおよびRTEはAPコンソーシアム(NCES主催、 センター長:高田広章教授)製ATK2およびA-RTEGENを採用 イーソル製品として品質を保証し、サポートを提供、外部 認証を取得予定 イーソル開発 モジュール システム依存 モジュール (お客様担当) Application Libraries E2E CRC RTE AUTOSAR OS ATK2 SC1/SC3 (シングルコア) Communication Services System Services TOPPERS開発 モジュール EcuM BswM ComM ComCl Complex Device Drivers CanSM Communication Abstraction CanIf CanTrcv Drivers MCU/PORT/DIO(評価用サンプル) CanDrv ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. [AUTOSAR] アジェンダ 49 国内でのAUTOSAR導入の動き AUTOSAR導入のメリット AUTOSAR導入へのアプローチ AUTOSAR R4.0版製品概要 AUTOSAR導入のまとめ ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 50 AUTOSAR導入のまとめ サプライヤが求めるメリットを享受できる形で実施 いきなりのフル適用ではなくステップを踏んだ導入も可能 イーソルはAUTOSAR製品の提供、インテグレーションサポート、 コンサルティングサービス、機能安全対応を含めAUTOSAR導入およびECU開発を バックアップ 未AUTOSAR適用 Step1:AUTOSAR OSの導入 Step2: MCALを順次適用 Step3:従来のソフトウェアを分離 導入 サポート Step4:通信部分をAUTOSAR適用 Step5:SWCを順次MCALを順次適用 製品 インテグ レーション 機能 安全 コンサル テーション Full AUTOSAR適用 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. 総まとめ 51 イーソルは、車載システムのあらゆるレイヤ・機能モジュール ・ECUに対するプラットフォームソリューションをご提供して います。 ©2014 eSOL Co.,Ltd. All rights reserved. RTOSプラットフォームについてのお問い合わせ先 エンベデッドプロダクツ事業部 営業部 Tel:03-5302-1360 e-mail: ep-info@esol.co.jp AUTOSAR製品についてのお問い合わせ先 新規事業推進室 車載製品担当 Tel:03-5365-1280 e-mail: info-automotive@esol.co.jp
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