Agilent Infiniium Sシリーズ 高分解能オシロスコープ

Agilent Infiniium Sシリーズ 高分解能オシロスコープ
Data Sheet
技術革新による卓越した測定の実現
次世代のオシロスコープ・テクノロジー
Infiniium Sシリーズ オシロスコープは、革新的なテクノロジーの採用によ
り、卓越した測定を実現します。
Infiniium Sシリーズ オシロスコープの
すばらしさを知るには、ご自身で体験
していただくのがベストです。
Agilentの新しい10ビットADCと低雑音のフロントエンド・テクノロジーに
より、最大8 GHzの性能と業界最高のシグナル・インテグリティが得られます。
さらに、Agilentは、高速起動を実現できるフラッシュ・メモリ・ドライブ、タッ
チ操作が容易な15インチ静電容量方式ディスプレイ、高速処理を可能にする
高性能マザーボードを、最新のフレームに搭載しました。また、ほとんどの
AgilentプローブおよびInfiniiumアプリケーションをご利用いただけます。
デモをご希望の場合は、今すぐ計測お
客様窓口にお問い合わせください。
または、以下のサイトをご覧ください。
www.agilent.co.jp/find/S-Series
Infiniium Sシリーズは、500 MHz ∼ 8 GHzの帯域幅を備えています。すべてのモデルは、15インチ大型静電容量方式タッ
チ・スクリーンを備えながら、奥行きがわずか23 cmの小型サイズです。
アナログ・チャネル
DSOモデル
チャネル
MSOモデル
4個のアナログ・チャネル
+16個のデジタル・チャネル
アナログ
帯域幅
最大サンプリング・
レート
DSOS054A
DSOS104A
DSOS204A
DSOS254A
DSOS404A
DSOS604A
DSOS804A
MSOS054A
MSOS104A
MSOS204A
MSOS254A
MSOS404A
MSOS604A
MSOS804A
500 MHz
1 GHz
2 GHz
2.5 GHz
4 GHz
6 GHz*
8 GHz*
20 Gサンプル/s(2 ch時)
10 Gサンプル/s(4 ch時)
4個のアナログ・
* 6 GHzおよび8 GHz帯域は2 chのみ使用時。4 ch使用時は4 GHz帯域に制限されます。
2
ADC
ビット数
10
標準メモリ容量
帯域幅
アップグレードの
ユーザ・
インストール
100 Mポイント
(2 chのみ使用時)
50 Mポイント
(4 chのみ使用時)
可能
卓越した測定を実現する技術革新
業界最高のシグナル・インテグリティ
• 10ビットADC(最大8 GHz)による垂直軸分解能の向上
• 低雑音のフロント・エンドによる高精度な信号表示
• わずか90 uVの雑音(1 mV/div、1 GHz帯域幅)
• システムENOBは8以上
• 最小−73 dBcのSFDR値
• 2 mV/divの垂直軸スケーリングをハードウェアでサポート
• 補正フィルタによるフラットな周波数応答とbrick wallロールオフ
• 固定ジッタ100 fs(代表値)という優れたジッタ特性
• 帯域幅が8 GHzを上回るプレシジョンBNC
最高性能のプラットフォーム
• 高度で柔軟性の高いInfiniiumユーザ・インタフェース
• マルチタッチ、ハンドル、タッチ・フィールドのサイズ変更などの機能を
備えた静電容量方式タッチ・スクリーン
• Intel i5および8 GB RAMを搭載した高性能マザーボードによる高速処理
• リムーバブル・フラッシュ・メモリ・ドライブ(SSD)による高速起動と、
信頼性とセキュリティも向上
• 高速データ・オフロード(最高200 MB/s)
さまざまな機能
• 16個のデジタル・チャネル(MSOモデル)
• 豊富な機能を標準装備したソフトウェア(50種類を超える自動測定、16種
類の演算機能、ゲーティング、スペクトラム・ビュワー)
• オプションのソフトウェア・アプリケーションと柔軟なライセンスによる
拡張:
• さまざまなシリアル・バスに対応できるプロトコル・デコード/トリガ
機能(オプション)
• SDA、ジッタ、InfiniiScan、ディエンベディングなど、幅広い解析ア
プリケーション
• 業界標準への適合を確保するコンプライアンス・アプリケーション
• 100種類を超えるプローブのサポート(電流/電圧、アクティブ/パッシブ、
1 MΩ/50 Ω入力)
3
業界最高のシグナル・インテグリティ
卓越した測定を実現する、Sシリーズの次世代テクノロジー・ブロック
オシロスコープには、16個のカスタムASICとFPGAを搭載した20層の収集ボードが内蔵されています。新しいテクノロ
ジー・ブロックにより、卓越したシグナル・インテグリティが実現でき、市場で販売されている他のポータブル・オシロ
スコープでは得られない、優れた測定結果が得られます。
優れた10ビットADC
各モデルには、サンプリング・レートが40 Gサンプル/sの業
界最高速の10ビットADCが搭載されています。これにより、
2チャネルで20 Gサンプル/s、4チャネルで10 Gサンプル/s
のサンプリング・レートを実現できます。
• 8ビット・オシロスコープの4倍を上回る垂直軸分解能
•
•
•
•
ADCのENOB(最大8.7)によるシステムENOB値の向上
高分解能モードで最高12ビットの分解能
従来の8ビットADCアーキテクチャよりも、S/N比が向上
2 mV/divの垂直軸スケーリングをハードウェアでサポート
Agilentの新しい10ビットADC
• 65 nm CMOS(9 mm×14 mm)
• 130 nm BiCMOSバッファ IC
• 33 mmカスタムBGAパッケージ
優れた低雑音フロント・エンド
• 大量の量子化レベルに対応できる低雑音フロント・エンド
で10ビットADCを有効利用。すべてのSシリーズ オシロ
スコープが業界最小雑音のフロント・エンドを搭載し、最
大帯域幅8 GHzのポータブル・オシロスコープを実現
• 50 Ω入力と1 MΩ入力をサポート(それぞれ帯域制限フィ
ルタをサポート)
• アナログ/DSP帯域制限フィルタにより、不要なノイズ・
フィルタを削減
• 低雑音(1 GHz帯域幅で90 μV)で、小信号でも詳細に表示
• 2mV/divの垂直軸スケーリングをハードウェアでサポー
ト(ADCとの組み合わせ)
• 金めっきプレシジョンBNC(定格帯域幅:>8 GHz)
• 低インピーダンスの電子式アッテネータによる雑音の低減
と信頼性の向上
• 1分でモデルの帯域幅を拡張できるユーザ・インストール
可能なソフトウェア・ライセンス
Sシリーズのフロント・エンドに搭載されている130 nm BiCOMS ICなど
3種類のカスタムICは、ユーザ選択可能なアナログ・フィルタを備えて
いるため、ソフトウェア・ライセンスにより帯域幅をアップグレードで
きます。
4
業界最高のシグナル・インテグリティ
卓越した測定を実現する、Sシリーズの次世代テクノロジー・ブロック
優れたタイムベース
タイム・スケール確度は、特に大容量メモリ・アプリケーション
で重要です。
ジッタ測定は、高速システムの信頼性を確保するのに不可欠です。
オシロスコープに関連する固有ジッタには、オシロスコープの内
部ジッタが含まれており、この値が小さいほど、デバイスを正確
に特性評価できます。Sシリーズ オシロスコープは、次世代のタ
イムベース・アーキテクチャの採用により、高い時間確度を実現
しています。
• 正確な大容量メモリ測定を可能にする100 ppbのタイム・ス
ケール確度
• 正確な特性評価を実現できる、固有ジッタ100 fs(代表値)の低
ジッタ測定フロア
ハードウェアによる信号処理
Sシリーズ オシロスコープは高度なFPGAを搭載しており、高速か
つ正確に信号を処理できます。このテクノロジーにより、業界最
速の大容量メモリが実現でき、さらにハードウェア・フィルタに
より卓越した測定が可能です。
• ハードウェア・ベースのアルゴリズムでスクリーン上の描画(ピ
クセル配置)を迅速に行え、大容量メモリでも高速なパン/ズー
ムを実現
• 周波数応答補正フィルタで振幅と位相を補正したフラットな応
答により、正確な波形を取得
• ユーザ選択可能なハードウェア帯域制限フィルタ(500 MHz ∼
オシロスコープの帯域幅)により、不要な雑音を低減
• 2チャネル差動入力(チャネル1-3またはチャネル2-4)のサポー
ト。差動プローブは不要
• DSPテクノロジー・ブロックにより、InfiniiSim、Precision
Probe、イコライゼーションなどの高速ディエンベディング・
テクノロジー(オプション)をサポート
高速大容量メモリ
Sシリーズ オシロスコープは、業界最速の大容量メモリを備え
ています。4チャネルすべてに50 Mポイントのメモリが標準装
備されているので、高速なサンプリング・レートを維持しなが
ら、長時間にわたる捕捉が可能です。高速な更新レートにより、
大容量メモリを使用しても応答速度が落ちることなく、アナロ
グ信号を正確に表示できます。
5
最高性能のプラットフォーム
卓越した測定を実現する、Sシリーズの次世代テクノロジー
Sシリーズ プラットフォームの標準機能
250 GBリムーバブルSSD
• 高速起動
• 信頼性を向上
• セキュリティを確保するために簡単に取り外し可能
高性能マザーボード
• 8 GB RAM搭載の3 GHz Intel i5クワッド・コア・プロセッ
サにより、高度な演算や大容量メモリでも高速に計算
• IO
• イーサネット10/100/1000bT
• 6個のUSBデバイス・ポート(前面に2個、側面に4個)
• DisplayPort/VGAビ デ オ 出 力。 ド ラ イ バ は 最 大2台 の
ディスプレイを同時サポート
高速データ・オフロード
オシロスコープ・データに、アプリケーションからプログラムでアク
セスする場合:
• USB 3.0では、最高200 MB/sのオフロード
• 1000bTイーサネットでは、最高80 MB/sのオフロード
タッチ・スクリーンの技術革新
Sシ リ ー ズ は、 静 電 容 量 方 式 の タ ッ チ・ ス ク リ ー ン と
Windows OSを搭載した、初のオシロスコープです。さらに、
Infiniiumソフトウェアには、ハンドル、タッチ・フィール
ドの拡大
(タッチが有効の場合)
、ジェスチャ
(マルチタッチ)
など、タッチ操作しやすい拡張機能が数多く含まれています。
6
高速
オフロード
オシロスコープの概要
最大8 GHzの帯域幅、20 Gサンプル/s
のサンプリング・レート、10ビット
ADC、低雑音のフロントエンドを備
えたSシリーズでは、テスト対象の信
号のアナログ特性を正確に表示でき
ます。
雑音は、各信号ポイントの垂直位置に直接影響を与えま
す。雑音が少ないオシロスコープほど、垂直位置が正確
です。Sシリーズ オシロスコープは、次世代テクノロジー
の採用により、業界最小の雑音で測定できます。右図は、
4GHz、5 mV/divのスケーリングで比較しています。
μV雑音(5 mV/div、4 GHz帯域幅)
シグナル・インテグリティが優れているため、立ち上がり時
間などの測定をより正確に表示できます。固有ジッタがきわ
めて低いため(75 fs)、オシロスコープ自体がジッタ測定に
与える影響が小さく、ジッタ・バジェットのほとんどをデザ
インに利用できます。
7
オシロスコープの概要:タイム・ドメイン
表示ウィンドウとスケール表記
水平軸と垂直軸、両方のスケールに値
が表記されているので、容易に解釈で
きます。Infiniiumオシロスコープで
は、1つの波形エリアに4つのグリッド
を表示でき、最大8つの波形エリアを
活用できます。
結果ウィンドウ
最大20個の測定結果を統計データと
ともに表示できます。各結果はソー
スごとにカラー・コード化されます。
その他のドキュメント作成用に測定
注釈表示をオンにできます。
演算と測定
50種類を超える自動測定と統計処理機
能、さらに16種類の独立した演算機能
を標準装備しているため、さまざまな
テ ス ト を 解 析 で き ま す。 業 界 最 多 の
16個の独立したゲートを利用して、測
定や演算を特定の時間ウィンドウに制
限することができます。
8
オシロスコープの概要:周波数ドメイン
スペクトラム・ビュワー、制御機能、ゲーティッドFFT、10ビットADC、優れたSFDR値を備えたSシリーズ オシロスコー
プは、FFT測定に最適なオシロスコープ・プラットフォームです。
スペクトラム・ビュワーとFFT
タイム・ドメインだけでなく、周波数
ドメインも表示できます。スペクトラ
ム・ビュワーの標準機能で、スタート
/ストップ、中心周波数/スパンなど
を設定して、FFTを実行できます。ピー
ク・テーブルや各リードアウトとして、
ピークのたった周波数とそのパワー値
を表示します。
ゲート間でのFFT
Infiniiumは、FFTなどでゲーティッ
ド演算/解析をサポートしています。
標準装備された16個の独立ゲートを使
用して、特定の時間ウィンドウを選択
してFFT計算を行えます。タイム・ド
メインのゲートをドラッグして、指定
した期間のFFT測定の時間相関を表示
で き ま す。 右 側 の 例 は、2つ の 同 時
FFTを示しています。
エンベロープ測定
バーストの立ち上がり時間を確認する
必要がある場合には、エンベロープ演
算の後、立ち上がり時間測定を実行し
て、バーストのAM復調波形を取得で
きます。
9
オシロスコープの概要:ユーザ・インタフェース
Infiniiumオシロスコープは、優れたユーザビリティを備えていることで定評がありました。Sシリーズ オシロスコープに標
準装備されている次世代Infiniiumユーザ・インタフェースでは、機能がさらに向上しています。
カスタム表示
• スライダを使用して、結果と波形を表示するスペー
スの割合を変更できます
• タブ付きレイアウトを使用すれば、ドッキングを解
除して、ウィンドウを外部モニタに移動できます
• 各波形エリアに1つ、2つまたは4つのグリッド(ユー
ザ選択可能)を同時に表示可能で、波形を別々にス
ケーリング/表示できます
ドキュメントの品質向上と作成時間の短縮
• 水平軸の値と垂直軸の値が明確に表示されるので、
すばやく確認できます
• ブックマーク、測定コールアウト、ダイナミック・
デルタ・マーカの読み値を使用して、注釈を追加で
きます
• ファイルに保存しなくても、右クリックでイメージ
をコピーできます
• 多目的ボタンを使用すれば、ファイル名の数値が自
動的に更新されるので、画面イメージを簡単に保存
できます
• 波形、メモリ、演算、セットアップを1つの.oscファ
イルに簡単に保存でき、後でオシロスコープまたは
PCでリコールできます
• 画面イメージを.jpg、.png、.gif、.tiffとして保存
できます
最高のユーザビリティ(タッチ・スクリーンなど)
さまざまなテストを検討した結果、他のオシロスコー
プには見られないタッチ・スクリーンの技術革新が生
まれました。以下はすべて業界初です。
• クリック1回でハンドルが表示され、これまでマウ
スが必要だったマーカ、トリガ・レベル、波形表示
を、タッチ操作できます
• ズームやパンニングなどのマルチタッチ(ジェス
チャ)をサポートしています
• タッチ・ボタンのオン/オフ時に自動的に解像度の
調整が行われ、指やマウスに合わせてフィールドが
最適化されます
10
外部モニタの使用
タ ブ 付 き レ イ ア ウ ト を 使 用 す れ ば、
ドッキングを解除して、ウィンドウを
外部モニタに移動できます。
Infiniiumオフライン・アプリケーション
結果をデスク上で表示/解析できま
す。オシロスコープ・ファイルを保存
すれば、オシロスコープを使用しなく
ても、
PCで波形を表示/解析できます。
波形演算、フィルタリング、FFTスペ
クトラム解析を使用すれば、より詳細
な解析が可能です。プロトコル・デコー
ドの表示、ジッタの解析、アイ・ダイ
ア グ ラ ム の 表 示 が 必 要 な 場 合 に は、
Infiniium Offlineを使用して、これら
すべてを詳細に解析できます。
11
MSOの概要
MSOモデルは、16の高速タイミング・チャネルと128 Mポイントの標準デジタル・メモリを備え、2 Gサンプル/sの高速
サンプリング・レートで長時間にわたってデータを捕捉できます。DSOはすべてMSOにユーザ・アップグレード可能です。
アップグレードに要する時間は5分足らずです。
デジタル・チャネルを使えば、制御信
号の相関、最大16ビット幅のデータ・
バスを評価できます。シンボルを用い
れば、波形も容易に解釈できます。
MSO測定アプリケーション
• 特定の制御/データ・フロー・イベントのトリガと表示
• デ ジ タ ル・ チ ャ ネ ル を 使 用 し た プ ロ ト コ ル・ ト リ ガ / デ コ ー ド(I²C、SPI、RS-232C、
JTAG、USBなど)
• FPGAデバッグ・ポートからのデータの捕捉
• パワー・レール・シーケンスのタイミング相関のトリガとモニタ
• アナログ・チャネルと併用して、最大20チャネルを同時トリガ
12
プロトコル・アプリケーション
システムのシリアル・バスが、デバッグやテストの重要なポイントになる場合は、Agilentのプロトコル・デコード/ト
リガ・アプリケーション・パッケージを使用して、生産性を高めることができます。このソフトウェアは、DSO/MSOの
物理層の収集データを特定のプロトコル用にパケット変換して、パケット・レベルのトリガ条件を指定できます。
時間相関トラッキング・マーカを使って、物理層とプロト
コル層の両方の情報を迅速に読み取れます。プロトコル・
コンテンツを波形やリストに表示することもできます。
ライセンス・タイプ
オプションのアプリケーションの概要
固定
フローティング
工場インストール済み
(オシロスコープの新規
購入時)またはユーザ・
インストール
(既存のオシロスコープ)
ユーザ・インストールの
サーバ・ライセンス
トランスポータブル・
(N5435Aオプション)
ライセンス
プロトコル
8B/10B
N5384A-1FP
N5384A-1TP
003
CAN、LIN、FlexRayプロトコル・デコード/トリガ
N8803B-1FP
N8803B-1TP
033
DVI
N5384A-1FP
N5384A-1TP
003
HDMI
N5384A-1FP
N5384A-1TP
003
I²C、SPI、RS-232C/UARTプロトコル・デコード/トリガ
N8800B-1FP
N8800B-1TP
−
I²C/SPIプロトコル・デコード
N5391B-1FP
N5391B-1TP
006
JTAGプロトコル・デコード
N8817B-1FP
N8817B-1TP
038
MIPI CSI-3(M-PHY)プロトコル・デコード
N8820B-1FP
N8820B-1TP
−
MIPI DigRF v4
N8807B-1FP
N8807B-1TP
047
MIPI D-PHYプロトコル・デコード
N8802B-1FP
N8802B-1TP
036
MIPI LLIプロトコル・デコード
N8809B-1FP
N8809B-1TP
049
MIPI RFFEプロトコル・デコード
N8824B-1FP
N8824B-1TP
072
MIPI UniProプロトコル・デコード
N8808B-1FP
N8808B-1TP
048
PCI Express Gen1/Gen2プロトコル・デコード/トリガ
N5463B-1FP
N5463B-1TP
032
RS-232C/UARTプロトコル・デコード/トリガ
N5462B-1FP
N5462B-1TP
001
SATA/SASプロトコル・デコード
N8801A-1FP
N8801A-1TP
035
SVIDプロトコル・デコード
N8812B-1FP
N8812B-1TP
054
USB 2.0プロトコル・デコード/トリガ
N5464B-1FP
N5464B-1TP
034
USB 3.0プロトコル・デコード
N8805B-1FP
N8805B-1TP
−
USB 3.0 SuperSpeed Inter-Chip(SSIC)プロトコル・デコード
N8819B-1FP
N8819B-1TP
−
13
解析アプリケーション
詳細な解析を瞬時に実行できる、さまざまな解析機能
InfiniiScan
表示できても、ハードウェア・トリガ
で指定できない複雑なイベントでトリ
ガできます。この革新的なソフトウェ
アは、収集した何千もの波形サイクル
をスキャンして、異常な信号動作を特
定します。複数のチャネルで最大8個
のゾーンを選択できます。
SDA(シリアル・データ解析)
埋め込みクロックを使用した高速シ
リアル・インタフェースのシグナル・
インテグリティを迅速に検証できま
す。埋め込みクロックをリカバリし、
アイ・ダイアグラムを作成/検証でき
ます。SDAは、8B/10Bデータ向けに
ソフトウェア・ベースのトリガ/デ
コード機能も備えています。
EZJIT、EZJIT Plus、EZJIT Complete
使用頻度の高いジッタ測定を評価でき
ます。EZJIT PlusはRj/Dj分離を自動
化し、EZJIT Completeは垂直軸雑音
を詳細に評価します。
14
その他の解析アプリケーション
VSA
89601Bベクトル信号解析ソフトウェアを使用して、オシ
ロスコープの機能を拡張できます。オシロスコープから
データを取り出して、無線通信のスペクトラム解析やデ
ジタル変調解析を行うことができます。
UDFによるMATLABの統合
オシロスコープにMATLABをインストールして、.mス
クリプトを演算子として使用できます。オシロスコープ
のデータをMATLABにエクスポートして、直接解析でき
ます。右側のFFTウォーターフォール/スペクトログラ
ムは、MATLABで実行可能な処理の例です。MATLAB
ソフトはオシロスコープと同時に購入いただく事が可能
です。「N6174A MATLAB Basic」あるいは「N6175A
MATLAB Advanced」をお求めください。
ライセンス・タイプ
固定
オプションのアプリケーションの概要
フローティング
工場インストール済み
(オシロスコープの新規
ユーザ・インストールの
サーバ・ライセンス
購入時)またはユーザ・
トランスポータブル・
(N5435Aオプション)
インストール
ライセンス
(既存のオシロスコープ)
解析
DSA(EZJIT Complete/SDAバンドル)
DSOS000-DSA
−
003および055
イコライゼーション・エミュレーション
N5461B-1FP
N5461B-1TP
026
EZJIT
E2681B-1FP
E2681B-1TP
002
EZJIT Plus
N5400B-1FP
N5400B-1TP
001
EZJIT Complete垂直軸雑音解析
N8823B-1FP
N8823B-1TP
067
Xilinx FPGA用FPGAダイナミック・プローブ
N5397A-1FP
N5397A-1TP
−
InfiniiScan
N5415B-1FP
N5415B-1TP
004
InfiniiSim Basic
N5465B-3FP
N5465B-3TP
026
InfiniiSim Advanced
N5465B-1FP
N5465B-1TP
027
W2650A
−
−
U1882B-1FP
U1882B-1TP
−
OSA(オシロスコープ・シグナル・アナライザ)
パワー
PrecisionProbe
N2808A-1FP
N2808A-1TP
044
シリアル・データ解析
N5384A-1FP
N5384A-1TP
003
UDF(MATLAB統合用ユーザ定義関数)
N5430B-1FP
N5430B-1TP
005
15
Infiniium Sシリーズの標準機能
15インチXGAディスプレイにより、アナログ/
デジタル信号や、スペクトラム/プロトコルを
はっきりと表示できます
静電容量方式ディスプレイにより、高速タッ
チ制御が可能で、マルチタッチ・ジェスチャ
をサポートしています
表示:最大8つの波形エリア。
各エリアには最大4つのグリッドを表示で
きます
ドラッグ・アンド・ドロップにより、
高速測定を実現できます
測定
50種類を超える自動測定
最大20個の測定の同時表示
ユーザがサイズ/位置/情報をカスタマイズ
できる結果ウィンドウ
X/Yマーカ(デルタ値の変動も表示可能)
解析
20種類の演算子(FFTやフィルタを含む)
最大16個の演算機能(組み合わせ可能)
ウィンドウ表示:アナログ、演算、スペクトラム、
測定結果(同時表示/タブ表示、ドッキング解除
可能)
内蔵10 MHz REF入力/出力ポートを使用して
システムで複数の測定器を同期できます
XGA/DisplayPortビデオ出力ポートに、外部モ
ニタを接続できます
標準のUSB 2.0/3.0/LANポートにより、高速
データ・オフロード、USB 2.0/3.0/LANデバ
イスのサポート/接続が可能です
トリガ入出力ポートにより、オシロスコープ
と他の測定器を簡単に同期できます
16
ミックスド・シグナル・オシロ
スコープ(MSO)モデルは、
4個のアナログ・チャネルと16個
のデジタル・チャネルをシーム
レスに統合します
専用のシングル収集ボタンにより、単発のイベントを簡
単に捕捉できます
水平遅延ノブを押すと、遅延が0に設定されます
ズーム・ボタンにより、2画面ズーム・モードを簡単に
使用できます
高速大容量メモリにより、パンやズームがすばやく行え
ます
オートスケールを使用すると、アナログ/デジタルのア
クティブ信号をすばやく表示できます。メモリを最適化
され、最も見やすい表示が得られる垂直軸、水平軸、ト
リガ・コントロールが自動的に設定されます
デジタル・チャネル・ボタンにより、デジタル・チャネ
ルの設定がすばやく行えます
シリアル・デコード・ボタンにより、シリアル・デコー
ドの設定がすばやく行えます
各チャネル専用のフロント・パネル・コントロールがあ
り、垂直軸と水平軸のスケールとオフセットを簡単に設
定できます
微調整/粗調整コントロールは、水平/垂直感度ノブを
押すだけで簡単に切り替えられます
内蔵USBポートを使用すれば、作業結
果の保存や、システム・ソフトウェア
の更新がすばやく行えます
金めっき精密BNCは、コネクタ
経由でも8 GHzを超える帯域幅を
実現します
AutoProbeインタフェースは、プローブ
の減衰比を自動的に設定し、Agilentのア
クティブ・プローブに電源を供給します
17
コンプライアンス・アプリケーション
業界標準シリアル・バスへの適合をテストする
必要がある場合:
Sシリーズは、多くのコンプライアンス・アプリケーショ
ンをサポートしています。
ライセンス・タイプ
固定
フローティング
工場インストール済み
(オシロスコープの新規
ユーザ・インストール
サーバ・ライセンス
購入時)またはユーザ・ のトランスポータブル・
(N5435Aオプション)
インストール
ライセンス
オプションのアプリケーションの概要 (既存のオシロスコープ)
最小必要帯域幅
(GHz)
コンプライアンス
BroadR-Reach
N6467B-1FP
N6467B-1TP
N5435A-062
DDRバンドル:DDR1/2/3/4を含む
N5459B-1FP
−
−
1
DDR1(200 ∼ 1067 MT/s)
U7233B-1FP
U7233B-2FP
N5435A-021
1-4
DDR2+LPDDR2(400 ∼ 1067 MT/s)
N5413C-1FP
N5413C-1TP
N5435A-037
2-4
DDR3+LPDDR3(800 ∼ 1067 MT/s)
U7231C-1FP
U7231C-1TP
N5435A-053
4
eMMC
N6465B-1FP
N6465B-1TP
N5435A-061
1
イーサネット
N5392C-3FP
N5392C-3TP
N5435A-008
1
イーサネット+EEE
N5392C-1FP
N5392C-1TP
N5435A-060
1
2.5
10GBase-T
U7236B-1FP
U7236B-1TP
N5435A-023
HDMI 1.4
N5399D-3FP
N5399D-3TP
N5435A-011
8
MHL 2.0
N6460C-3FP
N6460C-3TP
N5435A-050
8
MIPI D-PHY
U7238D-1FP
U7238D-1TP
N5435A-022
4
MIPI M-PHY
U7249D-1FP
U7249D-1TP
N5435A-043
6
MOST
N6466B-1FP
N6466B-1TP
N5435A-068
1.5
PCI Express Gen1
N5393E-3FP
N5393E-3TP
N5435A-040
6
UDA(ユーザ定義アプリケーション)
N5467C-1FP
N5467C-1TP
N5435A-058
0.5
UHS-I
N7246B-1FP
N7246B-1TP
−
1
UHS-II
N6461B-1FP
N6461B-1TP
N5435A-052
6
USB 2.0
N5416B-1FP
N5416B-1TP
N5435A-017
2.5
HSIC
U7248C-1FP
U7248C-1TP
N5435A-042
2.5
XAUI
N5431B-1FP
N5431B-1TP
N5435A-018
6
さらに高速のシリアル・バスもテストする必要がある場合:
AgilentのZシリーズ、90000A、90000 Xシリーズをご検討ください。
18
プローブの概要
Sシリーズ オシロスコープは、1 MΩと50 Ωの両方の経
路を備えています。このため、50 Ω経路しかサポートし
ていない高性能オシロスコープと比べて、幅広いプロー
ブに柔軟に対応できます。
すべてのSシリーズ オシロスコープに、4本のパッシブ・
プローブが標準で付属しています。また、約100種類の幅
広い電流/電圧プローブをサポートしています。下表に、
Sシリーズで一般的に使用されるプローブを示します。
プローブ・タイプ
以下の測定に最適
推奨プローブのモデル番号
パッシブ・プローブ
500 MHzまでのシングルエンド電圧
N2873A(標準で4本付属)
InfiniiMaxアクティブ・プローブ
差動/シングルエンド電圧
差動/シングルエンド/コモン・モード電圧
1130A/31A/32A/34A、1168A/69A
N2830A/31A/32A(InfiniiMode)
InfiniiModeアクティブ・プローブ
シングルエンド/差動/コモン・モード電圧
N2750A-52A
シングルエンド・アクティブ・
プローブ
2 GHzまでのシングルエンド電圧
N2795A、N2796A、N2797A(極端な温度)
汎用差動プローブ
CMRRの高い、7 kVまでの高電圧差動信号
N2790A、N2791A、N2818A、N2819A、
N2891A
電流プローブ
大電流、AC/DC
(mA ∼数百A)
1146B、1147B、N2780B-83B、N2893A
高感度電流、AC/DC
(数十uA ∼ A)
N2820A、N2821A
高電圧(最大30 kVのピーク・パルス)
10076B、N2771B
汎用(最大1.5 GHz)
N2870A ∼ N2876A
パッシブ・プローブ
19
プローブ/アクセサリの概要
N2830Aシリーズ InfiniiMax III+ アクティブ・プローブ
N2830Aシリーズは、最新世代のInfiniiMaxプロービング・
システムで、InfiniiModeテクノロジー(最大13 GHz)を採
用しています。プローブ・チップの接続を調整しなくても、
差動モード、シングルエンド・モード、コモン・モードの
切り替えが可能です。
InfiniiMax III+は、正確なプローブ補正(DC/AC)により、
高い忠実度と確度を実現しています。InifniiMax III+に、
業界初のマグネット固定式プローブ・ヘッド/チップであ
るQuickTipプローブ・ヘッド・アクセサリを取り付ければ、
すばやく確実に接続できます。
N2750AシリーズInfiniiModeアクティブ・プローブ
これらのアクティブ・プローブは、1.5/3.5/6 GHzの帯域幅
とInfiniiMode動作モードを備えています。これらのプロー
ブを使用すれば、オシロスコープの各種機能にすばやくア
クセスできます。
さらに、ダイナミック・レンジ(10:1で10 Vpp)とオフセッ
ト・レンジ(±15 V)が広いため、さまざまな測定に使用で
きます。
N2820Aシリーズ高感度電流プローブ
小電流を測定する必要がある場合には、N2820Aシリーズ高
感度電流プローブを用いれば、50 uA ∼ 5 Aの測定が可能で
す。10ビットADCを備えた低雑音のSシリーズで使用すれば、
高解像度の電流測定を実現できます。また、このプローブを
使用して最小3 μVの微小電圧を測定することも可能です。
20
Agilentの製品ラインナップの比較
ファミリ
特長
有効帯域幅
標準メモリ容量/
チャネル(2チャネル)
ADCビット数
帯域幅フィルタ
InfiniiVision
6000 Xシリーズ
9000シリーズ
Infiniium
Sシリーズ
90000Aシリーズ
最高速の更新速度と
最低価格
(最大6 GHz)
4 GHzまでの測定
優れたシグナル・
インテグリティ
(最大8 GHz)
優れたシグナル・
インテグリティ
(最大13 GHz)
500 MHz ∼ 6 GHz
600 MHz ∼ 4 GHz
500 MHz ∼ 8 GHz
2.5 GHz ∼ 13 GHz
4 Mポイント
40 Mポイント
100 Mポイント
40 Mポイント
8
8
10
8
20 MHz
あり。広範
あり。広範
あり
(1 MΩ入力のみ)
帯域幅補正フィルタ
なし
なし
あり
あり
50 Ωおよび1 MΩ
50 Ωおよび1 MΩ
50 Ωおよび1 MΩ
50 Ω
なし。内蔵
Intel Core 2 Duo、Win7
Intel i5クワッド・コア、
Win7
Intel Core 2 Duo、
Win7
なし
HDD
リムーバブルSSD
HDD
従来のBNC
従来のBNC
プレシジョンBNC
プレシジョンBNC
MSOモデル
あり
あり
あり
なし
フレーム容量の比較
1/2倍
1倍
1倍
2倍
プローブ入力
マザーボードおよびOS
標準内蔵ドライブ
BNC入力
Infiniium Sシリーズは、高性能オシロスコープの機能と幅広い汎用機能
を兼ね備えています。
21
アクセサリ
取り外し簡単なフラッシュ・メモリ・ドライブによる
セキュリティの向上
すべてのSシリーズ モデルに、フラッシュ・メモリ・ドライブが
標準で付属しています。このため、起動時間が短縮され、信頼性
が向上します。また、フラッシュ・メモリ・ドライブを簡単に取
り外せるので、セキュリティの高い状態で保管できます。さらに
セキュリティの高い環境が必要な場合は、N2746SでWindows 7
搭載のフラッシュ・メモリ・ドライブを追加できます。
オシロスコープの輸送、飛行機への持ち込み
Cruzer社がAgilentのInfiniium Sシリーズ オシロスコー
プ用のケースを作成しました。この堅牢な輸送用ハード・
ケ ー ス は、 製 品 番 号3F1312-0411JでCruzer社
(http://
www.casecruzer.com/oscilloscope/3f1312-0411j.
html)から直接取り寄せることができます。出荷時の質量(ア
クセサリを除くSシリーズ本体)は23.4 kgです。
オシロスコープのラック・マウント
N2902Bラック・マウント・キットを使用して、Sシリーズ オ
シロスコープを高さ8U、幅19インチ(487 mm)のラックに取
り付けることができます。この頑丈なキットのフロント・パネ
ルにはBNCコネクタが追加されており、Sシリーズ モデルの
BNC入力/出力信号に使用できます。
22
デモ・ウィザードやUSBデモ・ボードを使用してすばやく確認
デモ・ウィザードの波形を使用した評価
Agilentでは、Sシリーズ オシロスコープを短時間で評価し
ていただくため、さまざまな信号や測定値を捕捉しました。
デモ・ウィザードを使用すれば、オシロスコープの機能を
短時間でご理解いただけます。大量のライブ信号を作成・
測定する必要はありません。
測定例
例えば、FFTウィンドウを前に表示して、以下を確認でき
ます:
値が表記されたスケール軸で個々のスペクトラムを表示で
きるビュワー、X/Yデルタ・マーカ値の更新、FFTピーク・
テーブルなどカスタマイズ可能な結果表示ウィンドウ
N2867A USBデモ・ボード
マウス、USBドライブ、その他のデバイスとオシロスコー
プを接続してターゲットに容易にアクセスできます。簡単な
評価やオシロスコープの操作トレーニングに使用できます。
ボードには、D+、D-、5 V、グランドの配線があるので、
電圧、電流、パワーなどの測定を実行できます。
23
投資の保護
メモリ、帯域幅、デジタル・チャネル、ソフトウェア・アプリケーションを追加して、オシロスコープの機能を拡張でき
ます。
メモリを追加すれば、時間軸
を遅く設定した場合でも、高
速サンプリング・レートを維
持しながら長時間捕捉できま
す。捕捉メモリの追加は、新
規購入時も購入後も可能です。
すべてのSシリーズ オシロス
コープは、製造ラインで、同
じハードウェアを用いて8 GHz
ま で 校 正 さ れ て い ま す。Sシ
リーズ オシロスコープの帯域
幅は、より広い帯域幅に1分以
内でユーザ・アップグレード
できます。
N2113A
捕捉メモリの容量アップグレード
オプション番号
オシロスコープ
新規購入時の (既存オシロスコープ
への追加)
オプション番号
100 Mポイント/200 Mポイント
(4チャネル/2チャネル)への拡張
DSOS000-100
100
200 Mポイント/400 Mポイント
(4チャネル/2チャネル)への拡張
DSOS000-200
200
400 Mポイント/800 Mポイント
(4チャネル/2チャネル)への拡張
DSOS000-400
400
帯域幅アップグレード
DSOS8GBW
8 GHz帯域幅へのアップグレード
DSOS6GBW
6 GHz帯域幅へのアップグレード
DSOS4GBW
4 GHz帯域幅へのアップグレード
DSO2G5BW
2.5 GHz帯域幅へのアップグレード
DSOS2GBW
2 GHz帯域幅へのアップグレード
DSOS1GBW
1 GHz帯域幅へのアップグレード
N2901E MSOア ッ プ グ レ ー
ド・キットにより、DSOモデ
ル をMSOに1分 以 内 で ア ッ プ
グレードできます。
24
Sシリーズのオーダ構成
Sシリーズのオーダ構成
1. 必要な帯域幅の選択
2. MSOまたはDSOの選択
3. 必要なソフトウェア・アプリケーションの選択
4. メモリ容量アップグレードの選択
5. その他のプローブおよびアクセサリの選択
校正オプションとアクセサリ・オプション
ANSI Z540準拠校正
DSOS000-A6J
Sシリーズ ラックマウント・キット(高さ8U)
N2902B
Win7搭載SSDの追加
N2746S
GPIB-LANアダプタ
N4865A
デジタル・
チャネル
アナログ・チャネル
MSOモデル
DSOモデル
4個のアナログ・チャネル
4個のアナログ・チャネル +16個のデジタル・チャネル
最大アナログ
帯域幅
DSOS054A
MSOS054A
500 MHz
DSOS104A
MSOS104A
1 GHz
DSOS204A
MSOS204A
2 GHz
DSOS254A
MSOS254A
2.5 GHz
DSOS404A
MSOS404A
4 GHz
DSOS604A
MSOS604A
6 GHz
DSOS804A
MSOS804A
8 GHz
最大サンプリング・
レート
ADC
2チャネル
ビット数
4チャネル
20 Gサンプル/s
10 Gサンプル/s
10
標準メモリ容量
2チャネル
4チャネル
100 Mポイント
50 Mポイント
16
(MSOモデル)
標準の付属アクセサリ
すべてのモデルに標準で付属:N2873A 500 MHzパッシブ・プローブ4本、プローブ・アクセサリ・ポーチ、
Agilent I/Oライブラリ・スイート、各国用電源ケーブル、フロント・パネル・カバー、8 GHz BNC校正ケーブル、キー
ボード、マウス。
ユーザ・ガイドとプログラマーズ・ガイドは、オシロスコープのドライブに入っています。サービス・ガイドは
Agilent.co.jpから入手できます。MSOモデルには、16チャネル・フライング・リード・セット・ロジック・プローブ、
ケーブル、校正フィクスチャも付属しています。
25
Infiniium Sシリーズの性能特性
垂直軸
DSO/MSOモデル
S-054A
S-104A
S-204A
S-254A
S-404A
S-604A
S-804A
垂直軸:オシロスコープ・チャネル
DSOモデル:アナログ4
MSOモデル:アナログ4+デジタル16
入力チャネル数
アナログ帯域幅(−3 dB)
50 Ω1
500 MHz
1 GHz
1 MΩ
500 MHz
500 MHz
垂直軸分解能2、3
2 GHz
2.5 GHz
4 GHz
6 GHz6
8 GHz6
500 MHz
500 MHz
500 MHz
500 MHz
500 MHz
10ビット(高分解能モードでは最高12ビット)
立ち上がり時間/
立ち下がり時間(代表値)
10 %∼ 90 % 4
860 ps
430 ps
215 ps
172 ps
107.5 ps
71.7 ps
53.8 ps
立ち上がり時間/
立ち下がり時間(代表値)
10 %∼ 90 % 5
620 ps
310 ps
155 ps
124 ps
77.5 ps
51.7 ps
33.8 ps
入力インピーダンス1
50 Ω:±3.5 %(±1 % 25 ℃、代表値)
1 MΩ:±1 %(14 pF(代表値))
入力感度3
50 Ω:1 mV/div ∼ 1 V/div
1 MΩ:1 mV/div ∼ 5 V/div
入力カップリング
50 Ω:DC
1 MΩ:AC(>11 Hz)、DC
20 MHz、200 MHz
帯域制限フィルタ(アナログ)
DSP補正/帯域制限フィルタ
オシロスコープの定格帯域幅まで500 MHzステップ
チャネル間アイソレーション
DC ∼ 100 MHz:50 dB
100 MHz ∼ 1 GHz:40 dB
>1 GHz:30 dB
DC利得確度1、2、3
フル分解能(5 mV/div ∼ 1 V/div、代表値)でフル・スケールの±1 %
フル分解能でフル・スケールの±2 % 1
最大入力電圧1
50 Ω:±5 V
1 MΩ:300 Vrms、400 Vpeak
50 Ω
オフセット・レンジ
1 MΩ
垂直軸感度
使用可能なオフセット
垂直軸感度
使用可能なオフセット
すべて
±12 divまたは±4、
どちらか小さい方
<10 mV
±2 V
≧10 mV
±5 V
≧20 mV
±10 V
≧100 mV
±20 V
≧1 V
±100 V
1.
保証されている仕様を表します。その他はすべて代表値です。仕様は、30分間のウォームアップ後、ファームウェア校正温度±5 ℃以内で有効です。オシロスコープ・ディスプレイ内に波形の
振幅値がすべて表示されるようにV/divスケーリングが調整されている場合に、入力インピーダンスは有効です。
2.
垂直軸分解能=フルスケールの0.4 %
3.
50 Ω入力:フルスケールは8 div(垂直軸)と定義されています。2 mV/div未満では拡大され、フルスケールは16 mVと定義されています。メジャー・スケール設定は、5 mV、10 mV、20 mV、
50 mV、100 mV、200 mV、500 mV、1 Vです(最大サンプル速度時)。
1 MΩ入力:フルスケールは8 div(垂直軸)と定義されています。2 mV/div未満では拡大され、フルスケールは16 mVと定義されています。メジャー・スケール設定は、5 mV、10 mV、20 mV、
50 mV、100 mV、200 mV、500 mV、1 V、2 V、5 Vです(最大サンプル速度時)。
4.
Tr=0.43/BWに基いた計算値。
5.
Tr=0.31/BWに基いた計算値。
6.
6 GHzおよび8 GHz帯域幅は、2チャネル・モードでサポート。4つすべてのチャネルがオンの場合は、4 GHzの最大帯域幅をサポート。
26
Infiniium Sシリーズの性能特性(続き)
垂直軸
オフセット確度1、3
オフセット<2 Vの場合、±0.1 div±2 mV±(オフセット設定の1 %)
オフセット≧2 Vの場合、±0.1 div±2 mV±(オフセット設定の1.5 %)
ダイナミック・レンジ4
50 Ω:画面中央から±4 div
1 MΩ:画面中央から±4 div
1 mV ∼ 100 mV、−30 dBcの2次高調波歪み
101 mV ∼ 5 mV、−20 dBcの2次高調波歪み
DC電圧測定確度2
デュアル・カーソル: ±[(DC利得確度)+(分解能)]
シングル・カーソル: ±[(DC利得確度)+(オフセット確度)+(分解能/2)]
RMSノイズ・フロア(Vrms(AC))
垂直軸設定(V/div)
S-054A
S-104A
S-204A
S-254A
S-404A
S-604A
S-804A
1 mV/div
74 μV
90 μV
120 μV
130 μV
153 μV
195 μV
260 μV
2 mV/div
74 μV
90 μV
120 μV
130 μV
153 μV
195 μV
260 μV
5 mV/div
77 μV
94 μV
129 μV
135 μV
173 μV
205 μV
320 μV
10 mV/div
87 μV
110 μV
163 μV
172 μV
220 μV
256 μV
390 μV
20 mV/div
125 μV
163 μV
233 μV
254 μV
330 μV
446 μV
620 μV
50 mV/div
372 μV
456 μV
610 μV
650 μV
768 μV
1.3 mV
1.4 mV
100 mV/div
0.78 mV
0.96 mV
1.2 mV
1.3 mV
1.6 mV
2.3 mV
3.1 mV
200 mV/div
1.6 mV
2.0 mV
2.6 mV
2.8 mV
3.4 mV
4.9 mV
6.4 mV
500 mV/div
3.5 mV
4.2 mV
5.5 mV
6 mV
7.3 mV
10.0 mV
13.3 mV
1 V/div
5.1 mV
6.8 mV
9.2 mV
10.1 mV
12.5 mV
17.6 mV
24.1 mV
垂直軸:デジタル・チャネル
入力チャネル数
16個のタイミング・チャネル
アナログ帯域幅
400 MHz
しきい値選択
ユーザ定義、TTL、5.0 V CMOS、3.3 V CMOS、2.5 V CMOS、ECL、PECL、差動
ユーザ定義しきい値範囲
±8.00 V、10 mVステップ
最大入力電圧
±40 Vピーク
しきい値確度
±(100 mV+(しきい値設定の3 %))
入力ダイナミック・レンジ
しきい値を中心に±10 V
最小入力電圧スイング
500 mV p-p
入力インピーダンス
プローブ・チップで100 kΩ±2 %(並列容量約8 pF)
チャネル間スキュー
500 ps(代表値)
解像度
1ビット
1.
保証されている仕様を表します。その他はすべて代表値です。仕様は、30分間のウォームアップ後、ファームウェア校正温度±5 ℃以内で有効です。オシロスコープ・ディスプレイ内に波形の
振幅値がすべて表示されるようにV/divスケーリングが調整されている場合に、入力インピーダンスは有効です。
2.
垂直軸分解能=フルスケールの0.4 %
3.
50 Ω入力:フルスケールは8 div(垂直軸)と定義されています。2 mV/div未満では拡大され、フルスケールは16 mVと定義されています。メジャー・スケール設定は、5 mV、10 mV、20 mV、
50 mV、100 mV、200 mV、500 mV、1 Vです(最大サンプル速度時)。
1 MΩ入力:フルスケールは8 div(垂直軸)と定義されています。2 mV/div未満では拡大され、フルスケールは16 mVと定義されています。メジャー・スケール設定は、5 mV、10 mV、
20 mV、50 mV、100 mV、200 mV、500 mV、1 V、2 V、5 Vです(最大サンプル速度時)。
4.
10:1プローブ(1 MΩ入力)の場合は、垂直軸のスケールに10を乗算します。
27
Infiniium Sシリーズの性能特性(続き)
水平軸
水平軸システム:オシロスコープ・チャネル
メイン・タイムベース範囲
5 ps/div ∼ 20 s/div
分解能
1 ps
モード
メイン、遅延、ロール(
* 200 ms ∼ 20 s)
基準位置
左、中央、右
水平位置範囲
0 ∼±200 s
遅延掃引範囲
1 ps/div ∼現在のメイン・タイム・スケール設定
タイム・スケール確度1
工場校正後(GPS 10-MHz基準を使用)
±(100 ppb/年(経年変化))
TE
サービス・ガイドの性能検証手順後(GPS 10-MHz基準は使用しない)
±[100 ppb
(校正直後)±(75 ppb/年(経年変化))] TE
オシロスコープのチャネル・スキュー補正
範囲=−1 ms ∼+1 ms
デルタ時間測定確度2、3、4、5
シングルショット・ピークツーピーク測定
• 読み値 s
5•√
(ノイズ(スルー・レート)
/
)2+(固有ジッタ)2+
( タイム・スケール確度
)
2
絶対値(256回のアベレージング)
• 読み値 s
0.35 • √(ノイズ(スルー・レート)
/
)2+(固有ジッタ)2+
( タイム・スケール確度
)
2
ジッタ測定フロア2、3
固有ジッタ2
収集時間レンジ
固有ジッタ(代表値)
<1 μs
100 ns/div
100 fs rms
10 μs
1 μs/div
123 fs rms
100 μs
10 μs/div
138 fs rms
1 ms
100 μs/div
145 fs rms
10 ms
1 ms/div
200 fs rms
タイム・インターバル誤差4
TIE:√
周期ジッタ
√2 • √
(ノイズ(スルー・レート)
/
)2+(固有ジッタ)2 (
s rms)
サイクル間ジッタ(N=1)
√3 • √
(ノイズ(スルー・レート)
/
)2+(固有ジッタ)2 (
s rms)
(ノイズ(スルー・レート)
/
)2+(固有ジッタ)2 (
s rms)
1.
保証されている仕様を表します。その他はすべて代表値です。仕様は、30分間のウォームアップ後、ファームウェア校正温度±5 ℃以内で有効です。オシロスコープ・ディスプレイ内に波形の
振幅値がすべて表示されるようにV/divスケーリングが調整されている場合に、入力インピーダンスは有効です。
2.
条件:入力:725 mVppの信号、オシロスコープの帯域幅8 GHz、120 mV/div、20 Gサンプル/sのサンプリング・レート、sin
(x)/x補間オン、測定しきい値をピークツーピーク信号振幅の50 %に固定、
シングル・エッジ(立ち上がりまたは立ち下がり)から測定値を導出。
3.
ノイズは、ディスプレイの全幅に対する表示rmsノイズ・フロアです。スルーレートは、しきい値交差ポイントでの表示スルーレートまたは計算値
(ピーク信号振幅×2πf)です。
条件:20 Gサンプル/sのサンプリング・レート、sin
(x)/x補間オン、測定しきい値をピークツーピーク信号振幅の50 %に固定。固有ジッタは時間レンジに依存。
4.
時間範囲≦10 μs。
5.
値は、1つのチャネルの2つのエッジ間の時間エラーを表します。標準偏差の値は、連続する256個の測定値の標準偏差を表します。読み値は表示されたDTMA測定値です。
28
Infiniium Sシリーズの性能特性(続き)
データ収集/トリガ
S-054A
S-104A
S-204A
S-254A
S-404A
S-604A
データ収集:アナログ・チャネル
最大リアルタイム・サンプリング・
レート
4×10 Gサンプル/sまたは2×20 Gサンプル/s
標準メモリ容量
50 Mポイント×4チャネル、100 Mポイント×2チャネル
メモリ・オプション
オプション100:100 Mポイント×4チャネル、200 Mポイント×2チャネル
オプション200:200 Mポイント×4チャネル、400 Mポイント×2チャネル
オプション400:400 M/200 Mポイント×4チャネル、800 M/400 Mポイント×2チャネル
(シングル/繰り返しモード)
サンプリング・モード
リアルタイム
リアルタイム+パケット検出
高分解能(10/11/12ビットをユーザ選択)
等価時間
セグメント・メモリ
メモリ長
最大セグメント数
標準
(50 Mポイント/ch)
16,384
100 Mポイント/ch
32,768
200 Mポイント/ch
65,536
400 Mポイント/ch
65,536
ロール(200 ms ∼ 20 s)
フィルタ
Sin(x)/x補間
デジタル収集:デジタル・チャネル
最大リアルタイム・サンプリング・
レート
1チャネルあたりの最大メモリ容量
グリッチ検出最小幅
2 Gサンプル/s
128 M/64 Mポイント(2 Gサンプル/sの場合)。64 M/32 Mポイント(サンプリング<2 Gサンプル/sの場合)。
(シングル/繰返しモード)
2 nS
トリガ:アナログ・チャネル
DSO/MSOモデル
S-054A
S-104A
S-204A
S-254A
S-404A
S-604A
チャネル1/2/3/4、補助、ライン
最大トリガ周波数(50 Ω経路)
3 GHz帯域幅
フル帯域幅
感度
1 MΩ入力(エッジ・トリガ):DC ∼ 500 MHz、0.4 div
50 Ω入力(エッジ・トリガ):DC ∼ 3 GHz、0.4 div
補助(エッジ・トリガ):DC ∼ 1 GHz
(最小入力:300 mVpp)
トリガ・レベル範囲:任意のチャネル
チャネル1/2/3/4:50 Ω:画面中央から±4 div
チャネル1/2/3/4:1 MΩ:画面中央から±4 div
補助:±5 V
(50 Ω)
(最大入力:5 Vpp)
掃引モード
自動、トリガ、シングル
表示ジッタ(ジッタ・フリー機能オン)1、2
<1.0 ps rms
100 ns ∼ 10 s
トリガ・ホールドオフ範囲
トリガ動作
トリガ条件発生時の動作(および動作の頻度)を指定します。
動作には、トリガ時のメール送信や、ユーザ設定の実行などがあります。
トリガ結合
1 MΩ:DC、またはAC:(10 Hz)低周波除去(50 kHzハイパス・フィルタ)、
高周波除去(50 kHzローパス・フィルタ)
1.
内部エッジ・トリガ・モード。トリガしきい値:50 %レベルの固定電圧。
2.
表示ジッタの例。100 mV/divでの雑音(代表値)は、DSO-S404Aでは1.6 mV rmsです。最大アナログ帯域幅に周波数が等しい500 mV pp正弦波のスルーレートの場合は、表示ジッタの代表値は、
800 fs rmsです。
29
Infiniium Sシリーズの性能特性(続き)
トリガ
トリガ:MSOモデルのデジタル・チャネル
しきい値範囲(ユーザ定義)
±8.0 V、10 mVステップ
しきい値確度
±(100 mV+(しきい値設定の3 %))
トリガ・モード
エッジ(アナログ/デジタル)
任意のチャネルの指定したスロープ(立ち上がり、立ち下がり、立ち上がり/立ち下がり交互)と電圧レベルで
トリガします。
エッジ遷移(アナログ)
指定した時間より長い時間または短い時間で、2つの電圧レベルを通過する立ち上がりまたは立ち下がりエッジ
でトリガします。
エッジ遷移は最小250 psから設定できます。
エッジ後のエッジ(時間)
(アナログ/デジタル)
トリガはエッジで判定されます。指定された10 ns ∼ 10 sの範囲内の時間遅延の後、選択された任意の1つの入
力の立ち上がり/立ち下がりエッジでトリガが発生します。
エッジ後のエッジ(イベント)
(アナログ/デジタル)
トリガはエッジで判定されます。指定された1 ∼ 16,000,000の範囲内の立ち上がり/立ち下がりエッジの遅延の
後、選択された任意の1つの入力の立ち上がり/立ち下がりエッジでトリガが発生します。
グリッチ(アナログ/デジタル)
波形内の最も短いパルスよりも狭い幅と極性を指定することにより、波形内の他のパルスよりも短いグリッチ
でトリガします。グリッチ範囲設定は、パルス幅設定と同じです。
パルス幅(アナログ/デジタル)
指定したパルス幅より広いパルスまたは狭いパルスでトリガします。パルス幅レンジの設定は、アナログ・チャ
ネルでは250 ps ∼ 10 s、デジタル・チャネルでは2 ns ∼ 10 sです。
1 GHzおよび500 MHzモデル
最小検出可能パルス幅:
150 ps(アナログ・チャネル)
1 ns(デジタル・チャネル)
2 GHzおよび2.5 GHzモデル
最小検出可能パルス幅:
100 ps(アナログ・チャネル)
1 ns(デジタル・チャネル)
4 GHz、6 GHz、8 GHzモデル
最小検出可能パルス幅:
50 ps(アナログ・チャネル)
1 ns(デジタル・チャネル)
ラント(アナログ)
1つのしきい値と交差した後、もう1つのしきい値と交差せずに、最初のしきい値ともう一度交差したパルスで
トリガします。設定ラントは、設定パルス幅と同じです。
タイムアウト(アナログ/デジタル)
パターン/パルス幅
(アナログ/デジタル)
チャネルが一定の時間ハイ、ロー、または一定のレベルを継続した場合にトリガします。
設定タイムアウトは、設定パルス幅と同じです。
チャネルの指定されたロジックの組合わせが開始するか、終了するか、指定された時間だけ存在するか、指定
された時間範囲内に入るか、タイムアウトした場合にトリガします。各チャネルは、ハイ(H)、ロー(L)、ドント・
ケア(X)のいずれかの値を取ることができます。
ステート(アナログ/デジタル)
1つのチャネルの立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジ、または立ち上がり/立ち下がりエッジが交互にクロッ
セットアップ/ホールド(アナログ)
回路のセットアップ、ホールド、またはセットアップ/ホールド違反でトリガします。任意の2つの入力(補助、
ラインを除く)チャネルのクロック信号とデータ信号がトリガ・ソースとして必要です。セットアップ/ホール
ド時間を指定する必要があります。
ウィンドウ(アナログ)
指定された電圧範囲に入ったとき、出たとき、内部にあるときにトリガします。
プロトコル・パケット
指定されたシリアル・ソフトウェア・オプション、I2C、SPI、CAN、LIN、RS-232C/UART、JTAG、SVID、USB、
PCIeが必要です。
ゾーン・クオリファイ
InfiniiScanソフトウェア・オプションが必要です。最大8つのユーザ描画ゾーン間でソフトウェア・ベースでトリ
クとなるパターン・トリガ。
ガします。各ゾーンで、ユーザは「交差する」または「交差しない」を指定します。ゾーンは複数のチャネル
上で描画できます。また、論理式を使用して組み合わせることもできます。
30
Infiniium Sシリーズの性能特性(続き)
測定と演算
測定と演算
演算機能は、チャネル、メモリ、他の演算を任意に組み合わせて動作します。
演算機能
最大16個の独立した演算
ゲート数
(任意の演算をゲートとして使用可能)
最大16
波形測定
メイン、ズーム、またはゲート領域で実行可能で、最大20個の測定を同時に表示可能
波形メモリ
アナログ波形用に4つ。1つのメモリにすべてのデジタル・チャネルが同時に含まれます
電圧(アナログ・チャネル)
p-p、最小値、最大値、平均値、実効値、振幅、ベース、トップ、オーバシュート、Vオーバシュート、プリシュー
ト、Vプリシュート、上、中央、下、クロスポイント電圧、パルス・トップ、パルス・ベース、パルス振幅
T時間(デジタル・チャネル)
周期、周波数、正の幅、負の幅、デューティ・サイクル、デルタ時間
時間(アナログ・チャネル)
立ち上がり時間、立ち下がり時間、周期、周波数、正の幅、負の幅、デューティ・サイクル、Tmin、Tmax、
Tvolt、チャネル間デルタ時間、チャネル間位相、パルス・カウント、バースト幅、バースト周期、バースト間隔、
セットアップ時間、ホールド時間
ミックスド(アナログ・チャネルのみ) 面積、スルー・レート
周波数ドメイン
FFT周波数、FFT振幅、FFTデルタ周波数、FFTデルタ振幅
レベル・クオリファイ
測定に使用しないチャネルを使って、すべてのタイミング測定でレベル・クオリファイ可能
アイ・ダイアグラム測定
アイの高さ、アイの幅、アイ・ジッタ、交差パーセンテージ、Q値、デューティ・サイクル歪み
測定モード
統計
表示中の自動測定の平均値、標準偏差、最小値、最大範囲、測定値の数を表示
ヒストグラム(アナログ・チャネル)
ソース
波形または測定
方向
垂直(タイミングおよびジッタ測定)または水平(雑音および振幅変化)モード、領域は波形マーカで定義
測定
平均値、標準偏差、平均値±1/2/3σ、中央値、モード値、p-p値、最小値、最大値、合計ヒット数、
ピーク(最大ヒット数の領域)、Xスケール・ヒット、Xオフセット・ヒット
マーカ・モード
手動マーカ、波形データ・トラッキング、測定トラッキング、デルタ・マーカ値を表示可能
波形演算
演算子
絶対値、加算、AM復調、平均、ゲーティング、バターワース2、コモン・モード、微分、除算、エンベロープ、
FFT振幅、FFT位相、FIR11、ハイパス・フィルタ、積分、反転、LFE2、ローパス・フィルタ(4次Bessel Thompsonフィ
ルタ)、拡大、最大値、最小値、乗算、リアルタイム・アイ2、スムージング、2乗和平方根2、2乗、平方根、減算、
対チャート(MSOモデル)
自動測定
測定メニューからすべての測定にアクセス可能、同時に最大20個の測定を表示可能
多目的ボタン
押したときにイメージを保存するか、ユーザ定義の一連の測定を実行するか、他のアクションを実行するか、ユー
ザが選択可能
ドラッグ・アンド・ドロップ
測定ツールバー
測定ツールバーから測定アイコンを、表示波形にドラッグ・アンド・ドロップして測定可能
FFT(FFTビュワーを標準装備)
2.
周波数レンジ
DC ∼ 10 GHz(20 Gサンプル/s)または5 GHz(10 Gサンプル/s)
周波数分解能
分解能=サンプリング・レート/メモリ容量
ウィンドウ・モード
ハニング、フラットトップ、方形、ブラックマン・ハリス、ハミング
MATLABソフトウェアが必要です。
31
Infiniium Sシリーズの性能特性(続き)
ディスプレイ、コンピュータ・システム、IOポート
ディスプレイ
ディスプレイ
15インチXGA静電容量方式タッチ・スクリーン
解像度
Infiniiumアプリケーションは、横1024ピクセル×縦768ピクセルの解像度で動作
注釈表示
最大100個のブックマークを波形エリアに挿入可能。各ブックマークは、フロートさせることも、特定の波形に関
連付けることも可能
グリッド
1つの波形エリアに最大4つのグリッド
波形エリア
最大8
波形スタイル
実線、ドット、可変残光表示、無限残光表示、カラー・グラデーション無限残光表示
コンピュータ・システムおよび周辺機器、I/Oポート
コンピュータ・システムと周辺機器
オペレーティング・システム
Windows 7標準搭載
CPU
3 GHz Intel i5クワッド・コア
PCシステム・メモリ
8 GBのRAM
ドライブ
250 GB以上のリムーバブルSSD(フラッシュ・メモリ・ドライブ)
周辺機器
光USBマウスおよびコンパクト・キーボードが付属。すべてのInfiniiumモデルは、USBインタフェースのWindows入
力デバイスをサポート
IOポート
LAN
RJ-45コネクタ、10Base-T、100Base-T、1000Base-Tをサポート。Web経由のリモート制御、トリガ時の電子メール送
信、データ/ファイル転送、ネットワーク印刷などが可能
USB
全部で7ポート:
前面:2個のUSB 2.0ポート
側面:4個のUSBポート(2個のUSB 3.0と2個のUSB 2.0)
側面:1個のUSB 3.0デバイス・ポート(最高200 MB/sのデータ・オフロードをサポート)
外部ディスプレイ
ドライバは最大2台のディスプレイを同時サポート
DisplayPort/VGAビデオ出力
ファイル・タイプ
オシロスコープ波形:
圧縮:
内部フォーマット:
*.wfm、*.bin、*.h5、*.osc複合
(設定と波形)
大規模フォーマット:
*.csv、*.tsv、*.txt
デジタル波形:
.oscまたは.h5フォーマットをサポート
画像
.bmp、.tiff、.gif、.png、.jpg
補助出力
タイムベース基準出力
DC(±2.4 V)、方形波
50 Ω負荷に対する振幅:内部基準を使用した場合も外部基準を使用した場合も、1.65 Vpp±50 mV正弦波
(8.3 dBm±0.3 dB)
内部基準の周波数:
• 10 MHz±100 ppb(1年以内に校正した場合)
タイムベース外部基準入力
(50 Ω負荷インピーダンス)
LXI規格
周波数:10 MHz±20 ppm
振幅:最小356 mVpp
(−5 dBm ∼最大5 Vpp
(+18 dBm)
LXI class C
32
Infiniium Sシリーズの性能特性(続き)
環境および一般
温度
動作時:5 ∼ 40 ℃
保管時:−40 ∼+65 ℃
湿度
動作時:最大90 %の相対湿度(非結露、+40 ℃)
保管時:最大90 %の相対湿度(非結露、+65 ℃)
高度
動作時:最高4,000 m
保管時:最高15,300 m
振動
動作時:ランダム振動5 ∼ 500 Hz、1軸あたり10分、0.3 (
g rms)
保管時:ランダム振動5 ∼ 500 Hz、1軸あたり10分、2.41 (
g rms)。共振サーチ5 ∼ 500 Hz、正弦波掃引、掃引速度1オクターブ/分、
(0.75 g)、1軸あたり4共振で5分間の共振持続時間
消費電力
100 ∼ 120 V±10 %、50/60/400 Hz
100 ∼ 240 V±10 %、50/60 Hz
最大消費電力:375 W
動作ノイズ(代表値)
35 dB(測定器前面)
質量
フレーム:12 kg。出荷時:
寸法
(脚を収納した状態)
高さ:33 cm、幅:43 cm、奥行き:23 cm
安全規格
CAN/CSA22.2 No. 61010-1-12 UL Std.61010-1(3rd Edition)
EMC規格
IEC 61326-1:2005/EN 61326-1:2006
CISPR 11/EN 55011
IEC 61000-4-2/EN 61000-4-2
IEC 61000-4-3/EN 61000-4-3
IEC 61000-4-4/EN 61000-4-4
MTBF(平均故障間隔)
110,000時間(代表値)
33
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電子計測ホームページ
www.agilent.co.jp
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ご発注の際はご確認ください。
© Agilent Technologies, Inc. 2014
Agilent Technologiesのオシロスコープ
20 MHz∼90 GHz以上でさまざまなサイズ、業界最高レベルの仕様と、幅広いアプリケーション
Published in Japan, July 10, 2014
5991-3904JAJP
0000-00DEP