Version 8.6 build 35482 リリースノート

AirMagnet Survey PRO 8.6
リリースノート
2014 年 5 月
目次

はじめに..........................................................................................................................................1

特記事項..........................................................................................................................................1

新機能..............................................................................................................................................3

強化点............................................................................................................................................11

Fluke Networks OptiView XG Network Analysis Tablet のお客様へ ................................12

システム要件................................................................................................................................16

サポートされる Wi-Fi デバイス ................................................................................................18

既知の問題....................................................................................................................................18

リリース履歴................................................................................................................................20

テクニカルサポート....................................................................................................................20
はじめに
AirMagnet Survey PRO は、無線 LAN の構築者が 802.11 a/b/g/n/ac 無線ネットワークの科
学的に正確なサイトサーベイを実行するために必要とする全てのものが備わった、強力で使い
やすいサーベイツールです。このリリースノートでは、AirMagnet Survey PRO 8.6 で追加さ
れた全ての主要機能といくつかの既知の問題について説明します。
特記事項

USB 無線アダプタを使用する際、異なる USB ポートへ挿入したときは、Windows ワ
イヤレスプロファイルを再度作成する必要があります。プロファイルは、アダプタ自体
ではなく、ポートに基づいて保存されます。

新しい Intel アダプタと USB アダプタをインストールする際は、オプションのチェック
を外し、ドライバソフトとは別にアダプタのクライアントユーティリティをインス
トールすることが重要です。

USB abgn アダプタを使用して AirMagnet Survey を Windows® 7 上で実行するために
は、https://airmagnet.flukenetworks.com/my_airmagnet/public/documents/にある USB abgn
Win7 Installer.exe を使用して、USB abgn アダプタをインストールする必要がありま
す。
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

CAD イメージのある Cisco WCS プランナープロジェクトをインポートするときは、
Cisco WCS にエラーが表示される場合があります。Cisco WCS Version 7.0 MR1
Release Note を参照してください。
特定のサードパーティベンダー製アダプタの推奨ドライバについては、
https://airmagnet.flukenetworks.com/my_airmagnet/public/documents/ で入手できます(この
リンクは、有効な MyAirMagnet アカウントにログイン後に使用可能になります)。

USB abgn アダプタを使用して SSID ごとにサイトサーベイを実行する場合は、ローミ
ング制御(信号)機能を構成する必要があります。

アクティブサーベイ中にローミングをテストするには、Windows の無線プロファイル
を[自動的に接続する]に設定し、他のプロファイルを[手動で接続する]に設定する
必要があります。設定しない場合、ローミング機能が有効になると、Windows が他の
プロファイルをアクティブ化してしまう可能性があります。

レポート画面の 802.11n 固有の部分(動作モード、20/40 データなど)は、個々の AP
に基づいており、AP ごとの全体表示レポートおよび AP レポートごとにのみ表示され
ます。

Cisco Prime NCS/WCS の統合には、Cisco「Plus」ライセンスが必要です。

802.11ac アダプタの使用は、次のオペレーティングシステムでサポートされます:
Microsoft® Windows 7 Enterprise/Professional/Ultimate、または Microsoft Windows
8 Pro/Enterprise 32/64 ビット。Windows XP ではサポートされません。

802.11ac アダプタを使用する場合、たとえば、VoFi サーベイ、アクティブまたはアク
ティブ Iperf サーベイでのローミング制御、スキャンしているチャンネルの表示、パッ
シブサーベイウィンドウの端末タブなど、AirMagnet Survey の一部の機能は利用でき
なくなります。802.11ac に関連する主な新機能については、本書の「新機能」を参照し
てください。

AirMagnet Survey の以前のバージョンからアップグレードを行い、カスタムレポート
を作成する、または以前のバージョンからカスタムレポートをインポートするときは、
実行前にカスタムレポートの編集が必要になります。編集前にレポートを実行すると、
引数が不正であることを示すエラーが発生し、AirMagnet Survey の終了と再起動が必
要になります。カスタムレポートの編集手順は、次のとおりです。
1. [レポート]タブをクリックします。
2. カスタムレポートを右クリックし、[編集]を選択します。[レポートテンプ
レートの編集中]ダイアログボックスが表示されます。
3. [一般情報]タブを選択し、[変換]をクリックします。[レポートの変換]
ダイアログボックスが表示されます。
4. [デフォルトを使用]にチェックを付けます。
5. [保存]をクリックします。
6. [レポートテンプレート]タブを選択し、[デフォルトに戻す]をクリックし
ます。
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7. [OK]をクリックし、[レポートテンプレートの編集中]ダイアログボックス
の[OK]をクリックして変更内容を保存し、ダイアログボックスを閉じます。

[レポート]タブでは、アクティブ Iperf サーベイサンプルテンプレート、アクティブ
サーベイサンプルテンプレート、パッシブサーベイサンプルテンプレートを削除しま
す。これらは、それぞれアクティブ Iperf サーベイレポート、アクティブサーベイレ
ポート、パッシブサーベイレポートに置き換えられました。古いテンプレートを実行す
ると、エラーメッセージが表示される原因となります。
新機能

802.11ac の配置のサポート
802.11ac の配置のサポート
AirMagnet Survey PRO は、802.11ac の配置をサポートするようになりました。802.11ac アダ
プタを利用する WLAN ネットワークの実際のエンドユーザエクスペリエンスを測定、評価す
ることができます。さらに、Airmagnet 対応 802.11n アダプタを使ったパッシブサーベイと標
準 802.11ac アダプタを使ったアクティブまたは Iperf サーベイにより、802.11ac ネットワーク
のマルチアダプタサーベイを実行できます。
この新機能は、RF カバー範囲を検証するだけにとどまらず、MIMO やその他の環境状況およ
びネットワーク構成を考慮した上で、ユーザスループットとしてエンドユーザの実際のネット
ワークパフォーマンスを描画できます。
802.11ac のサポートには、より高速な MCS スキームと幅広いチャンネルなどのパフォーマン
ス向上につながる特定の 802.11ac パラメータと、干渉やレガシーコンポーネントが 802.11ac
のパフォーマンスに影響する場所への対応が含まれます。
サポートされるアダプタ

Netgear® A6200 WiFi USB アダプタ – 802.11ac デュアルバンド

D-Link® DWA-182 Wireless AC1200 デュアルバンド USB アダプタ

Buffalo WI-U2-866D AirStation™ AC866 デュアルバンド無線 USB アダプタ(日本の
み)

Intel® Dual Band Wireless-AC 7260
注意:サポートされる 802.11ac アダプタがアプリケーションの起動時に選択されると、利用
できる機能は、802.11ac に対応する機能のみとなります。
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802.11ac は、パッシブサーベイ、アクティブサーベイ、Iperf サーベイでサポートされます。
次に、802.11ac に関連する機能について説明します。
1. 802.11ac アダプタを使って作成されたデータファイルは、緑で示されます。
2. 802.11ac 標準アダプタを使って、または AirMagnet 対応 802.11n アダプタと 802.11ac 標準
アダプタをマルチアダプタモードで使って 802.11ac パッシブサーベイを実行すると、パッ
シブサーベイデータウィンドウにプライマリ/セカンダリ 802.11ac チャンネルが表示され
ます。パッシブサーベイの実施中に撮った次の画面ショットのように、データウィンドウ
の最上部に使用中のアダプタの名前が表示されます。さらに、802.11ac AP が検出され、
プライマリチャンネル(157)、チャンネルのバンド幅(80 MHz)、チャンネルスパン
(149-161)が示されていることがわかります。
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3. プロジェクトリストで 802.11ac のパッシブサーベイデータファイルを選択すると、チャン
ネルリスト(チャンネルタブ)に 802.11ac アイコン
が表示され、プライマリ/セカン
ダリ 802.11ac チャンネルが示されます。
次の画面ショットで強調表示されている部分に示されるように、プライマリチャンネルは
チャンネル 36、チャンネル幅は 80MHz で、チャンネルバンド幅はチャンネル 36-48 から
構成されることがわかります。
4. AP 動作モードのデータタイプには、802.11ac AP 用の混合 VHT(超ハイスループット)
が追加されました。
5. チャンネル幅のデータタイプには、802.11ac 用のチャンネル幅が追加されました。
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6. MCS のデータタイプでは、802.11n と 802.11ac の MCS インデックスが分けられます。
7. 予測 PHY ダウンリンクレートのデータタイプには、802.11ac 用に最大 1300 Mbps の新し
いレートが追加されました。
8. 表示画面でパッシブサーベイを表示すると、チャンネルリストにプライマリ/セカンダリ
802.11ac チャンネルが表示されます。標準 802.11ac アダプタを使ったパッシブサーベイで
示されるデータタイプには、信号強度、チャンネル干渉、予測 PHY ダウンリンクデータ
レート、802.11n MCS インデックス、802.11ac MCS インデックス、チャンネル重複
802.11ac、AP 動作モード、チャンネル幅などがあります。
9. 表示画面でパッシブサーベイを表示すると、プライマリおよびセカンダリ 802.11ac チャン
ネルがどのように重複しているかが、性能に対する潜在的影響のレベルとして新しい
802.11ac チャンネルオーバーラップ画面に示されます。この画面はチャンネル干渉の画面
とは若干異なり、情報はプライマリ/セカンダリ 802.11ac チャンネルごとに分類され、干
渉の可能性を示します。
赤の領域は、重複しているプライマリチャンネルを示します。これらの領域では、重
複チャンネル上で 2 つの AP/クライアント接続が同時に送信を行うことができないた
め、全体的性能が大幅に低下します。その原因は、802.11ac の 80 MHz チャンネルがプ
ライマリ 20 MHz チャンネルを使用し、それが別の AP の 1 つまたは複数の 20 MHz
チャンネルと重複していることにあります。
オレンジの領域は、20 MHz チャンネルへのフォールバックを生じる重複セカンダリ
チャンネルを示しています。これらの領域では、重複する 80 MHz チャンネル上の 2 つ
の AP/クライアント接続が、同時送信のために低速の 20 MHz チャンネルにフォール
バックしなければならないため、全体的な性能は大きく低下します。その原因は、
802.11ac の 80 MHz チャンネルで使用される重複のないプライマリ 20 MHz チャンネル
が、同一セカンダリ 40 MHz チャンネル上に存在することにあります。
黄色の領域は、40 MHz チャンネルへのフォールバックを生じる重複セカンダリチャン
ネルを示しています。これらの領域では、重複する 80 MHz チャンネル上の 2 つの AP
/クライアント接続が、同時送信のために低速の 40 MHz チャンネルにフォールバッ
クしなければならないため、全体的な性能は若干低下します。その原因は、802.11ac の
80 MHz チャンネルで、重複のないプライマリ 20 MHz チャンネルのほかに、同一セカ
ンダリ 40 MHz チャンネル上に存在しない 1 つ以上の重複セカンダリ 20 MHz チャンネ
ルが使用されることにあります。
緑の領域は、顕著なチャンネル重複が見られないことを示しています。これらの領域
では、全体的性能がチャンネル重複の影響を受けることはありません。802.11ac のワイ
ドチャンネルでは、別の AP の 20 MHz チャンネルと重複する 20 MHz チャンネルは使
用されません。
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10. 802.11ac 標準アダプタを使った Iperf サーベイで示されるデータタイプは、次のとおりで
す。

信号強度

チャンネル干渉

PHY 接続レート(アダプタからレポートされるアップストリームまたはダウンスト
リームの単一レートです)

再試行

損失

iPerf スループット(アップリンク/ダウンリンク)

AP 動作モード

チャンネル幅

802.11ac MCS インデックス
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11. 802.11ac のスループットの凡例:Iperf サーベイデータファイルに 802.11ac の情報が含まれ
る場合、より高いスループットデータレート(1300 Mbps など)に合わせてスループット
の凡例が調整されます。
12. 802.11ac の最大 MCS:この新しいデータタイプには、802.11ac 伝送で生じるデータスト
リームが含まれます。
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差分表示
差分表示が改善され、一部の異なるデータタイプの比較が可能になりました。組み合わせが存
在しない場合、データタイプは許容可能な組み合わせに戻ります。
たとえば、次の画面ショットに示されるように、Iperf データファイルに含まれる 802.11ac の
実際のダウンリンクスループットと PHY ダウンリンクデータレートを比較できます。この場
合は、左下(ソース)でダウンリンクスループットを選択し、右下(宛先)で PHY ダウンリ
ンクデータレートを選択する必要があります。
802.11ac AirWise ポリシー
新たに更新された AirWISE ポリシーにより、802.11ac の最大 1300 Mbps の予測/実測 PHY
データレート、VHT を含む動作モード、80 および 160 MHz が追加されたチャンネル幅、
802.11ac Tx MCS インデックスの各しきい値によって指定される要件が、現在のサーベイデー
タファイルのどの領域で満たされているかを正確に表示できるようになりました。要件を満た
す領域は、薄い緑色()で表示されます。要件を満たさない領域は、凡例の色分けに従って表
示されます。
サポートされる Wi-Fi アダプタ
AirMagnet Survey/Planner を使って WiFi データをキャプチャするには、サポートされる
WiFi アダプタが必要です。また、アプリケーションを実行するコンピュータ上で、サポート
されるドライバが稼働している必要があります。
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AirMagnet のモバイル製品でサポートされる WiFi アダプタは、推奨アダプタ、限定サポート
アダプタ、標準アダプタの 3 種類に分類されます。
推奨アダプタ:AirMagnet によってテストが実施され、AirMagnet 製品での使用が推奨され
るアダプタです。拡張機能をサポートするために、ドライバはカスタマイズされています。
限定サポートアダプタ:AirMagnet 製品で機能することは確認されていますが、広範なテス
トが行われていないアダプタです。AirMagnet 製品では、推奨アダプタを利用することをお
勧めします。
標準アダプタ:AirMagnet による総合的なテストが実施され、AirMagnet Survey PRO を使っ
た 802.11ac サーベイに推奨されます。ドライバはカスタマイズされておらず、サポートされ
る機能は限定的です。
標準アダプタの主な制限
1. 特定チャンネルをスキャンすることはできず、全てのチャンネルがスキャンされます。
[ファイル]>[構成]には、スキャンタブと 802.11 タブがありません。
2. 雑音、信号対雑音比(SNR)は測定されません。
3. 実測 PHY データレートは、アップリンクとダウンロードでディレクトリが分けられませ
ん。接続の単一 PHY データレートがレポートされます。
4. アクティブおよび Iperf サーベイでは、パケット再試行が測定されません。
5. WLAN アクセスポイントの信号レベルの測定が正確でない場合があり、標準アダプタのモ
デルごとに異なる可能性があります。
6. Iperf スループット性能は、標準アダプタのモデルごとに異なる可能性があります。
7. 標準アダプタは、スキャンする無線チャンネルが制限される場合があります。標準アダプ
タは、特定の国で無線での利用が承認されているチャンネルのみをスキャンし、DFS(動
的周波数選択)チャンネルとして割り当てられている一部のチャンネルをスキャンしない
場合があります。
8. マルチアダプタを利用する場合に使用できる 802.11ac アダプタは 1 つのみです。
『AirMagnet Survey ユーザガイド』の「マルチアダプタの使用」を参照してください。
9. アクティブおよび Iperf サーベイでは、ローミングを制御できません。
10. アダプタでローミングを無効にできないため、アクティブおよび Iperf サーベイでは、
SSID ごとの表示のみで、AP ごとの表示はサポートされません。
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強化点

サーベイレポートとマルチフロアプランナーレポート

サーベイデータのマージ
サーベイレポートとマルチフロアプランナーレポート
サーベイレポートとマルチフロアプランナーレポートの機能が修正され、カスタマイズとロー
カライズの機能が強化されました。レポートの作成と修正の詳細については、『AirMagnet
Survey ユーザガイド』を参照してください。
サーベイレポート
レポート機能を利用することで、表示画面で選択したデータファイルに基づくレポートを生成
できます。事前に構成済みのさまざまなデフォルトレポートが用意されています。レポート
は、次のオプションによってカスタマイズできます。

セクションの追加/削除によって既存のレポートを編集する。

レポートを複製し、複製したレポートに修正を加える。

空白のレポートに目的のセクションを追加する。

ヘッダのテキストやセクションの内容を変更する。

レポートを英語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、ロシア語のいずれかの言語に自
動的にローカライズする。さらに、変換後のテキストを手動で変更する。

一部または全てのテキストを手動で目的の言語にローカライズする。
マルチフロアプランナーレポート
マルチフロアプランナーレポートが強化され、英語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、ロ
シア語への自動ローカライズ機能が搭載されました。さらに、変換後のテキストを手動で変更
することができます。
サーベイデータのマージ
サーベイデータをマージすることで、異なるサーベイデータファイルを 1 つのファイルに結合
します。
注意:同じ MAC アドレスを持つ AP が 2 つのデータファイルに含まれる場合、サーベイ間で
AP の配置が変更されたことを示すプロンプトが表示されます。
サーベイデータファイルをマージするには
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1. [ファイル]>[データのマージ...]をクリックします。データファイルのマージウィンド
ウが表示されます。
AirMagnet アダプタで生成されたデータファイルと標準アダプタで生成されたデータファイ
ルの両方がプロジェクトに含まれる場合、マージできるのは同一タイプのファイルのみです。
この場合は、[データファイルの生成元]で適切なアダプタを選択します。選択したアダプ
タタイプで作成されたデータファイルのみが表示されるようになります。
2. マージするファイルにチェックを付けます。
3. マージしたデータのファイル名を[マージしたデータの保存]に入力します。[最小信
号](しきい値)と[処理頻度 _ サンプル毎]の 2 つのオプションを調節することで、大
容量データファイルのデータボリュームを減らし、データのマージプロセスの効率を向上
させることができます。
4. [OK]をクリックします。サーベイデータの処理中ウィンドウが開き、データロード操
作の進行状況が表示されます。
Fluke Networks OptiView XG Network Analysis Tablet のお客様へ
Fluke Networks OptiView XG Network Analysis Tablet 上で実行される AirMagnet モビリ
ティアプリケーションは、業界をリードする無線 LAN の分析およびトラブルシューティング
ソリューションの強力な組み合わせを構築し、そして類のない専用の目的を持ったポータブル
プラットフォームとなります。Fluke Networks OptiView XG の「オールインワン」ソリュー
ションは、包括的かつ補完的な有線 LAN 分析、無線 LAN 分析、およびトラブルシューティ
ング機能を提供します。OptiView XG は、ネットワークとアプリケーションを自動で分析す
るための専用のタブレットであり、ネットワークエンジニアが根本原因に辿り着くための最速
の方法です。
プラットフォーム機能は、次の通りです。

タブレット形式:フィールドでの使用に最適化された大きさで、屋外で読み取り可能
なタッチディスプレイ付き。
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
統合された無線機能:AirMagnet WiFi アナラ
イザを使用するときに 3 つの無線 LAN チャネ
ルを同時にモニタするために、3x3 802.11n 内
蔵無線 LAN アダプタ×2、内蔵スペクトル RF
アダプタ×1、USB ベース無線アダプタを含
む。

アンテナコネクタ内蔵:アンテナコネクタ
と、AirMagnet WiFi アナライザ PRO と
AirMagnet Spectrum XT アプリケーションで
使用される外部指向および無指向性アンテナ
の取り付け機構を内蔵。

バッテリのホットスワップ:連続動作が可能。

延長可能なバッテリ寿命:プラットフォーム上で利用可能な多くのテストポートのオ
ン/オフのための電力制御アプリケーションによる高度な電源管理。詳細については、
以下の「有効にする無線 LAN アダプタ」の項を参照してください。

LED インジケータ:AirMagnet アプリケーションが使用している無線 LAN アダプタ
の表示や、リンク速度およびトラフィックの存在が一目でわかるステータスを提供。
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ユニークな機能と操作

Survey PRO は、OptiView XG にプリ
インストールされています。Windows
の[すべてのプログラム]メニューか
ら該当製品のアイコンを選択すること
で、OptiView XG のデスクトップから
起動できます。また、ここに示される
ように、OptiView XG アプリケーショ
ン内から起動することもできます。

一度に複数チャネルの連続モニタは、内蔵無線 LAN アダプタを経由して 2 つの組み込
み 802.11n 3x3 によって提供されます。

マルチ無線の選択をサポートします。アプリケーションが起動すると、使用するアダプ
タの選択を求めるメッセージが表示されます。
 AirMagnet Use Only アダプタ:常にデフォルトで選択される「Wi-Fi 2」のみを使
用します。
 General Use アダプタ:同時マルチアダプタ分析用に「Wi-Fi 1」が利用可能で、
OptiView XG アプリケーションと共有します。Survey PRO は、OptiView XG アプ
リケーションよりも優先されます。General Use「Wi-Fi 1」アダプタがスキャン用
に選択されると、OptiView XG はアダプタへのアクセスをせず、実行中のいかなる
テストも停止します。
 AirMagnet Survey PRO と OptiView XG は、リンクオペレーションのために「WiFi 1」を同時に使用することができます。Survey PRO のアクティブテストを実行し
ているときは、テスト結果の歪みを避けるために、OptiView XG のアダプタ使用を
中止することをお勧めします。

2 つの無線 LAN アダプタのそれぞれには、シングルリンクのステータスインジケータ
があります。無線 LAN アダプタを使用しているときに、LED は点灯します。LED の
色は、リンク速度(または無線 LAN アダプタが AirMagnet アプリケーションによっ
て使用されていること)を示しています。LED の点滅は、リンクにトラフィックが存
在することを示します。表 1 を参照してください。
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色
リンク速度
標準
緑
最大 11 Mbps
802.11b
青
最大 54 Mbps
802.11a/g
白
最大 300 Mbps
802.11n(1 つまたは 2 つの空間ストリームあり)
マゼン
タ
350 Mbps 以上
802.11n(3 つの空間ストリーム (3x3) あり)
オレン
ジ
無線 LAN アダプタを AirMagnet アプリケーションが使用中
表 1:無線 LAN インジケータの色

リンク速度標準
ユーザインターフェースは、ユーザビリティの向上のために、OptiView XG の画面解
像度に合わせてサイズが変更されています。
 注意:サーベイ画面または表示画面の表示中に、いくつかのマップビューコント
ロールボタンは OptiView ディスプレイ上に表示されないことがあります。これに
は、オーバラップ、全体、CH ごと、3D が含まれます。これらのコントロールにア
クセスするには、[ビュー]メニューから必要なオプションを選択します。

AirMagnet Survey PRO の多くの画面は、ドラッグアンドドロップをサポートしていま
す。OptiView XG プラットフォームでは、アイコンを移動するのではなく、画面をス
クロールすることができます。これは、画面がズームされ、スクロールバーが表示され
る場合に発生します。この動作を制御する機能である Single Finger Panning を無効に
するには、次の手順を実行します。
1. Windows コントロールパネルを開く。
2. [Pen and Touch]を開く。
3. [Panning]タブを選択する。
4. [Turn on Single Finger Panning]のチェックを外す。
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システム要件
ノート PC/タブレット PC:

オペレーティングシステム:Microsoft® Windows 7
Enterprise/Professional/Ultimate、Vista™ Business/Ultimate(SP2)、XP™ Professional
(SP3)、Microsoft® Windows Tablet PC Edition 2005(SP3)、または Microsoft
Windows 8 Pro/Enterprise 32/64 ビット。
注意:[1]Windows 7 および 8 でサポートされる 64 ビットのオペレーティングシステムは、
特定の無線アダプタに対応しています。詳細は、サポートされているアダプタのリストを参照
してください。[2]ノート PC に AirMagnet スペクトラムアナライザをインストールし、そ
のコンピュータでスタンドアロンアプリケーションとして使用する場合は、Windows XP
(SP2)を使用してください。

Intel® Pentium® M 1.6 GHz(Intel® Core™ 2 Duo 2.00 GHz 以上を推奨)。

1 GB のメモリ(2 GB 推奨) - Windows XP™の場合。Windows 7、Windows 8 では 2
GB 以上が必要。

800 MB 以上のハードディスク空き容量。

Cardbus、ExpressCard スロット、USB ポートまたは mini PCI スロット(いずれか使
用可能なもの)。

複数のアダプタを使用する場合は、複数の PC スロット。マルチアダプタキットのご利
用をお勧めします。

AirMagnet がサポートしている無線アダプタ。

オプションのスペクトラムアダプタとライセンス(スペクトラムデータとヒートマップ
を表示する場合、Survey PRO のみ)。AirMagnet Spectrum XT、AirMagnet Spectrum
Analyzer、Fluke Networks AnalyzeAir、または Cisco Spectrum Expert との統合がサ
ポートされます。注意:Spectrum XT アダプタは USB タイプで、他のスペクトラム製
品は CardBus(PCMCIA)タイプです。

Microsoft® MapPoint 2004 以降(MapPoint 統合機能を使用して大規模な屋外サーベイ
を実施する場合、Survey PRO のみ)。

インターネット接続(屋外サーベイで Microsoft® Virtual Earth との統合機能を使用す
る場合に必要、Survey PRO のみ)。

AirMagnet Survey でサポートされる形式のサイトマップ(サポートされる形
式:.bmp、.dib、.dwg、.dxf、.emf、.gif、.vsd、.jpg、.wmf、.vdx、または.png)。

Google Earth(屋外サーベイの GPS データを Google Earth にエクスポートする場合に
必要、Survery PRO のみ)。
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ネットブック(Survey Express のみ):

Microsoft® Windows XP™ Home、Windows 7 Home Premium、および Windows 7
Starter Edition。

Intel® Atom N270/1.6 GHz CPU、または N470 プロセッサ(1.83 GHz、667MHz
FSB)。

1 GB のメモリ(2 GB を推奨)。

200 MB 以上のハードディスク空き容量。

1024×600 のディスプレイ解像度。

CardBus、ExpressCard スロット、USB ポート、またはビルトインスロット(いずれか
該当するもの)。

AirMagnet がサポートしている無線ネットワークアダプタ。
Fluke Networks OptiView® Series II/III Integrated Network Analyzer

Microsoft Windows XP™ Professional(SP3)。

Intel® Pentium® M 600 MHz。

512 MB のメモリ。

800 MB 以上のハードディスク空き容量。

AirMagnet 802.11a/b/g/n 無線 PC カード、Fluke Networks 802.11 a/b/g/n、Fluke
Networks 802.11 a/b/g のいずれかの CardBus アダプタ。

Fluke Networks OptiView 統合型ネットワークアナライザでは、AirMagnet Planner
(マルチフロアプランナーを含む)はサポートされません。
注意:Fluke Networks Optiview ではマルチアダプタはサポートされません。
Fluke Networks OptiView® XG Network Analysis Tablet

Microsoft Windows® 7 Professional(SP1)。

Intel® Pentium® 1.2 GHz。

4 GB のメモリ。

128 GB のリムーバブル SSD。

Atheros®ベースの 802.11a/b/g/n アダプタ ×2 内蔵。

RF スペクトラムアダプタ ×1 内蔵。

USB ポート ×3。

1024 x 768 タッチパネルディスプレイ。
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AirMagnet Survey PRO 8.6
リリースノート
SVY-v86-35444-RLN-01-11/2013
サポートされる Wi-Fi デバイス
AirMagnet Survey/Planner ソフトウェアが稼動するためには、AirMagnet に対応した Wi-Fi
カードが必要です。AirMagnet に対応した無線アダプタの最新の完全リストについては、
http://airmagnet.flukenetworks.com/support/supported_adapters/の製品情報を参照してください。
AirMagnet に対応した無線アダプタのリストは、Fluke Networks OptiView XG には適用され
ません。プラットフォームには、2 つの 3x3 802.11n 内蔵無線 LAN アダプタと、AirMagnet
WiFi アナライザソフトウェアを操作するために使用される 1 つの内蔵スペクトル RF アダプ
タが搭載されています。
既知の問題
ここでは、AirMagnet Survey の既知の問題について説明します。
1. ファイル名に大文字が含まれるレポートをエクスポートすると、大文字が小文字に変換さ
れます。(20260)
2. インストールの修復中に、AirWISE のデフォルトとユーザー定義のすべての既存ポリシー
が読み取り専用に設定されます。これが生じたときは、ユーザー定義のポリシーを
AirWISE で修正できなくなり、新規ポリシーとして再作成する必要があります。
(21834)
3. 電話がまだローミングされていなくても、初めて VoFi サーベイを開始したときに「ロー
ミング成功」メッセージウィンドウが表示されることがあります。(22918)
4. 64 ビットバージョンの Windows 7 を実行している場合、Survey の表示画面の 3D ビュー
にデータが表示されないことがあります。(28637)
5. レポートの生成時にチャンネル/SSID フィルタが適用されません。(DE1506)
6. 雑音測定に対応していない Intel 6205 または 6250 を使ってマルチアダプタモードでパッシブ
サーベイを実行すると、アダプタが 10~15 秒間雑音値を示すことがあります。(DE2651)
7. スペクトラム統合の Survey では、干渉が表示されません(日本語 Windows オペレーティン
グシステムのみ)。(DE2812)
8. Cisco Prime NCS/WCS AirMagnet プランナーのエクスポート:境界のレンダリングにず
れが生じることがあります。次のように対応してください。プロジェクトを Cisco Prime
NCS/WCS にインポートしたら、建物を選択してフロアプランをクリックし、マップエ
ディタを選択します。ブラウザを最大化し、「click here(こちらをクリック)」をクリッ
クします。(DE2262)
9. 再校正のプロンプトで[はい]をクリックしても、再校正の画鋲アイコンが表示されない
ことがあります。これに対応するには、測定ツールを使って操作をやり直してください。
(DE2990)
10. シミュレーションされた雑音レベルが、Sim-データファイルに保存されません。
(DE2870)
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AirMagnet Survey PRO 8.6
リリースノート
SVY-v86-35444-RLN-01-11/2013
11. マルチフロアプランナーの使用中に動作モードを切り替えると、AP 数が正しく表示され
ないことがあります。(DE3737)
12. マルチフロアプランナーの使用中に、エクスポートした建物レベルのレポート PDF で、
2D フロア画面の下の青、紫、緑の色の凡例が不鮮明な画像に置き換わることがあります。
(DE3623)
13. マルチフロアプランナーの使用中に、整列ウィンドウのサイズを変更すると、アプリケー
ションが動作を停止することがあります。これは、NVIDIA ビデオドライバが原因である
と考えられます。考えられる対応として、NVIDIA ビデオドライバをバージョン
6.14.11.5685 にロールバックしてください。(DE3619)
14. AirWISE にバーチャルサーベイをロードした状態では、スループットのしきい値オプショ
ンが使用可能であるべきなのに「NA」と表示されることがあります。(DE3522)
15. Intel 6205 または 6250 内蔵無線アダプタを使用する場合、デバイスマネージャの電源管理
タブで節電のためにコンピュータがデバイスをオフにできるようにするオプションの
チェックを外してから AirMagnet Survey を実行しても、ノート PC がスリープモードに入
るとノート PC が動作を停止することがあります。(DE3485)
16. マルチフロアプランナープロジェクトの複製を保存するときは(名前を付けて保存)、
[エクスポート]を選択し、プロジェクトを新しい名前で保存してください。(DE3432)
17. 64 ビットバージョンの Windows 7 を実行している場合、RF スペクトラムレポートにレ
ポート対象として指定したスペクトラムデータポイントだけでなく、すべてのデータポイ
ントが表示されることがあります。(DE3390)
18. マルチフロアプランナーの使用中に、フロアプランイメージに Visio イメージを使用して
いる場合、再校正後に壁/領域の補正がずれる場合があります。(DE3170)
19. プランナープロジェクトの作成時に、複数のセグメントで構成される壁を作成し、1 つま
たは複数のセグメントで壁のタイプを変更すると、変更が保存されないことがあります。
(DE3040)
20. スペクトラム統合を使用するサーベイでは、レポート対象として 1 つの svd のみを選択し
た場合でも、すべてのサーベイ経路がレポートに含まれることがあります。(DE3773)
21. スペクトラム統合を使用するサーベイでは、[データタイプ]ドロップダウンメニューか
らチャンネル出力を選択すると、干渉出力データがスペクトラムレポートに含まれないこ
とがあります。(DE3774)
22. マルチフロアプランナーの使用中に、表示パフォーマンス、サンプリング密度、データ処
理に変更を加えても、マルチフロアプランナーの終了と再起動が促されないことがありま
す。これらの変更を加えたときは、マルチフロアプランナーを終了して再起動してくださ
い。(DE3778、DE2565、DE2339)
23. 802.11ac 空間ストリーム:サーベイ中に空間ストリームの値が変化しても、バブルヘルプ
に新しい値が反映されません。(DE5540)
24. SSID ごとのレポートでは、信号ヒートマップの凡例に SSID の正しい色がすべて表示され
ないことがあります。(5880)
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リリースノート
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25. AirMagnet AirMapper プロジェクトを開いた状態では、利用できる唯一のレポートは
AirMapper レポートのみとなります。Survey 8.6 では、任意のレポートを実行できます。
(DE5925)
26. AirWISE から別の画面に切り替えると、色の凡例が正しく復元されないことがあります。
(DE5986)
27. 特定の値が含まれる古いバージョンの AirWISE ポリシーは、AirMagnet Survey v8.6 で正
しく機能しないことがあります。これらのポリシーは、v8.6 で保存し直す必要がありま
す。(DE6012)
28. 802.11ac Iperf サーベイ:フレームステータスが「0 バイト/s - 0 フレーム/s」および「90
バイト/s - 0 フレーム/s」と誤って表示されることがあります。(DE6180)
29. パッシブサーベイで差分表示から表示画面に戻ると、表示画面に「予測ダウンリンクレー
ト」のデータタイプが表示されないことがあります。(DE5675)
30. Intel 7260 Wi-Fi アダプタを使って 802.11g/n の 2.4GHz 帯域の Iperf サーベイを実行する
と、ダウンリンクの喪失が生じ、「ピアにより接続リセット」というメッセージが表示さ
れることがあります。(DE5886)
31. AP 干渉、チャンネル干渉、RF スペクトラム・レポートには、レポートタイトルがありま
せん。(DE6188)
リリース履歴
2014/5:AirMagnet Survey PRO 8.6(ビルド 35482)
テクニカルサポート

AirMagnet 製品の技術的なお問い合わせ先は次のとおりです。

お問い合わせ先:
株式会社 東陽テクニカ

電話:
03-3279-0771

受付時間:
9:30-12:00、13:00-17:30
(土・日・祝日および弊社休業日を除きます)

FAX:
03-3246-0645

E-mail:
airmagnet_support@toyo.co.jp

Web サイト:
http://www.toyo.co.jp/airmagnet/
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AirMagnet Survey PRO 8.6
リリースノート
SVY-v86-35444-RLN-01-11/2013
AirMagnet Survey Express 8.6
リリースノート
2014 年 5 月
目次

はじめに..........................................................................................................................................1

特記事項..........................................................................................................................................1

新機能..............................................................................................................................................2

強化点..............................................................................................................................................6

システム要件..................................................................................................................................8

サポートされる Wi-Fi デバイス ..................................................................................................8

既知の問題......................................................................................................................................9

リリース履歴..................................................................................................................................9

テクニカルサポート......................................................................................................................9
はじめに
AirMagnet Survey Express は、無線 LAN の構築者が 802.11 a/b/g/n/ac 無線ネットワークの
科学的に正確なサイトサーベイを実行するために必要とする全てのものが備わった、強力で使
いやすいサーベイツールです。このリリースノートでは、AirMagnet Survey Express 8.6 で追
加された全ての主要機能といくつかの既知の問題について説明します。
特記事項




USB 無線アダプタを使用する際、異なる USB ポートへ挿入したときは、Windows ワ
イヤレスプロファイルを再度作成する必要があります。プロファイルは、アダプタ自体
ではなく、ポートに基づいて保存されます。
新しい Intel アダプタと USB アダプタをインストールする際は、オプションのチェック
を外し、ドライバソフトとは別にアダプタのクライアントユーティリティをインス
トールすることが重要です。
AirMagnet Survey Standard という名称は、バージョン 6.1 から AirMagnet Survey
Express に変更されました。
USB abgn アダプタを使用して AirMagnet Survey を Windows® 7 上で実行するために
は、https://airmagnet.flukenetworks.com/my_airmagnet/public/documents/ にある USB abgn
Win7 Installer.exe を使用して、USB abgn アダプタをインストールする必要がありま
す。
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AirMagnet Survey Express 8.6
リリースノート
SVYE-v8.6-35444-RLN-01-11/2013

特定のサードパーティベンダー製アダプタの推奨ドライバについては、
https://airmagnet.flukenetworks.com/my_airmagnet/public/documents/ で入手できます(この
リンクは、有効な MyAirMagnet アカウントにログイン後に使用可能になります)。

USB abgn アダプタを使用して SSID ごとにサイトサーベイを実行する場合は、ローミ
ング制御(信号)機能を構成する必要があります。

アクティブサーベイ中にローミングをテストするには、Windows の無線プロファイル
を[自動的に接続する]に設定し、他のプロファイルを[手動で接続する]に設定する
必要があります。設定しない場合、ローミング機能が有効になると、Windows が他の
プロファイルをアクティブ化してしまう可能性があります。

802.11ac アダプタの使用は、次のオペレーティングシステムでサポートされます:
Microsoft® Windows 7 Enterprise/Professional/Ultimate、または Microsoft Windows
8 Pro/Enterprise 32/64 ビット。
新機能

802.11ac の配置のサポート
802.11ac の配置のサポート
AirMagnet Survey は、802.11ac の配置をサポートするようになりました。802.11ac アダプタ
を利用する WLAN ネットワークの実際のエンドユーザ体験を測定、評価することができま
す。
サポートされるアダプタ

Netgear® A6200 WiFi USB アダプタ – 802.11ac デュアルバンド

D-Link® DWA-182 Wireless AC1200 デュアルバンド USB アダプタ

Buffalo WI-U2-866D AirStation™ AC866 デュアルバンド無線 USB アダプタ(日本の
み)

Intel® Dual Band Wireless-AC 7260
注意:サポートされる 802.11ac アダプタがアプリケーションの起動時に選択されると、利用
できる機能は、802.11ac に対応する機能のみとなります。
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AirMagnet Survey Express 8.6
リリースノート
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802.11ac は、パッシブサーベイとアクティブサーベイでサポートされます。次に、802.11ac に
関連する機能について説明します。
1. 802.11ac アダプタを使って作成されたデータファイルは、緑で示されます。
2. サポートされる 802.11ac 標準アダプタ、または 802.11n 推奨アダプタを使用してパッシブ
サーベイを実行すると、パッシブサーベイデータウィンドウにプライマリ/セカンダリ
802.11ac チャンネルが表示されます。パッシブサーベイの実施中に撮った次の画面ショッ
トのように、データウィンドウの最上部に使用中のアダプタの名前が表示されます。さら
に、802.11ac AP が検出され、プライマリチャンネル(157)、チャンネルのバンド幅(80
MHz)、チャンネルスパン(149-161)が示されていることがわかります。
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AirMagnet Survey Express 8.6
リリースノート
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3. プロジェクトリストで 802.11ac のパッシブサーベイデータファイルを選択すると、チャン
ネルリスト(チャンネルタブ)に 802.11ac アイコン
が表示され、プライマリ/セカン
ダリ 802.11ac チャンネルが示されます。
次の画面ショットで強調表示されている部分に示されるように、プライマリチャンネルは
チャンネル 36、チャンネル幅は 80MHz で、チャンネルバンド幅はチャンネル 36-48 から
構成されることがわかります。
4. 予測 PHY ダウンリンクレートのデータタイプには、802.11ac 用に最大 1300 Mbps の新し
いレートが追加されました。
5. 表示画面でパッシブサーベイを表示すると、チャンネルリストにプライマリ/セカンダリ
802.11ac チャンネルが表示されます。標準 802.11ac アダプタを使ったパッシブサーベイで
は、信号強度、チャンネル干渉、予測 PHY ダウンリンクデータレートが表示されます。
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リリースノート
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差分表示
差分表示が改善され、一部の異なるデータタイプの比較が可能になりました。組み合わせが存
在しない場合、データタイプは許容可能な組み合わせに戻ります。
たとえば、次の画面ショットに示されるように、Iperf データファイルに含まれる 802.11ac の
実際のダウンリンクスループットと PHY ダウンリンクデータレートを比較できます。この場
合は、左下(ソース)でダウンリンクスループットを選択し、右下(宛先)で PHY ダウンリ
ンクデータレートを選択する必要があります。
サポートされる Wi-Fi アダプタ
AirMagnet Survey/Planner を使って WiFi データをキャプチャするには、サポートされる
WiFi アダプタが必要です。また、アプリケーションを実行するコンピュータ上で、サポート
されるドライバが稼働している必要があります。
AirMagnet のモバイル製品でサポートされる WiFi アダプタは、推奨アダプタ、限定サポート
アダプタ、標準アダプタの 3 種類に分類されます。
推奨アダプタ:AirMagnet によってテストが実施され、AirMagnet 製品での使用が推奨され
るアダプタです。拡張機能をサポートするために、ドライバはカスタマイズされています。
限定サポートアダプタ:AirMagnet 製品で機能することは確認されていますが、広範なテス
トが行われていないアダプタです。AirMagnet 製品では、推奨アダプタを利用することをお
勧めします。
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AirMagnet Survey Express 8.6
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標準アダプタ:AirMagnet による総合的なテストが実施され、AirMagnet Survey PRO または
AirMagnet Survey Express を使った 802.11ac サーベイに推奨されます。ドライバはカスタマ
イズされておらず、サポートされる機能は限定的です。
標準アダプタの主な制限

特定チャンネルをスキャンすることはできず、全てのチャンネルがスキャンされます。
[ファイル]>[構成]には、スキャンタブと 802.11 タブがありません。

雑音、信号対雑音比(SNR)は測定されません。

実測 PHY データレートは、アップリンクとダウンロードでディレクトリが分けられま
せん。接続の単一 PHY データレートがレポートされます。

アクティブサーベイでは、パケット再試行が測定されません。

WLAN アクセスポイントの信号レベルの測定が正確でない場合があり、標準アダプタ
のモデルごとに異なる可能性があります。

標準アダプタは、スキャンする無線チャンネルが制限される場合があります。標準アダ
プタは、特定の国で無線での利用が承認されているチャンネルのみをスキャンし、DFS
(動的周波数選択)チャンネルとして割り当てられている一部のチャンネルをスキャン
しない場合があります。

アクティブサーベイでは、ローミングを制御できません。

アダプタでローミングを無効にできないため、アクティブサーベイでは、SSID ごとの
表示のみで、AP ごとの表示はサポートされません。
強化点

サーベイデータのマージ
サーベイデータのマージ
サーベイデータをマージすることで、異なるサーベイデータファイルを 1 つのファイルに結合
します。
注意:同じ MAC アドレスを持つ AP が 2 つのデータファイルに含まれる場合、サーベイ間で
AP の配置が変更されたことを示すプロンプトが表示されます。
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リリースノート
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サーベイデータファイルをマージするには
1. [ファイル]>[データのマージ...]をクリックします。データファイルのマージウィンド
ウが表示されます。
AirMagnet アダプタで生成されたデータファイルと標準アダプタで生成されたデータファイ
ルの両方がプロジェクトに含まれる場合、マージできるのは同一タイプのファイルのみです。
この場合は、[データファイルの生成元]で適切なアダプタを選択します。選択したアダプ
タタイプで作成されたデータファイルのみが表示されるようになります。
2. マージするファイルにチェックを付けます。[最小信号](しきい値)と[処理頻度 _ サ
ンプル毎]の 2 つのオプションを調節することで、大容量データファイルのデータ量を減
らし、データのマージプロセスの効率を向上させることができます。
3. マージしたデータのファイル名を[マージしたデータの保存]に入力します。
4. [OK]をクリックします。サーベイデータの処理中ウィンドウが開き、データロード操
作の進行状況が表示されます。
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AirMagnet Survey Express 8.6
リリースノート
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システム要件
注意:[1]Windows 7 および 8 でサポートされる 64 ビットのオペレーティングシステムは、
特定の無線アダプタに対応しています。詳細は、サポートされているアダプタのリストを参照
してください。[2]ノート PC に AirMagnet スペクトラムアナライザをインストールし、そ
のコンピュータでスタンドアロンアプリケーションとして使用する場合は、Windows XP
(SP2)を使用してください。
ノート PC/タブレット PC:

オペレーティングシステム:Microsoft® Windows 7
Enterprise/Professional/Ultimate、Vista™ Business/Ultimate(SP2)、XP™ Professional
(SP3)、Microsoft® Windows Tablet PC Edition 2005(SP3)、または Microsoft
Windows 8 Pro/Enterprise 32/64 ビット。

Intel® Pentium® M 1.6 GHz(Intel® Core™ 2 Duo 2.00 GHz 以上を推奨)。

1 GB のメモリ(2 GB 推奨) - Windows XP™の場合。Windows 7、Windows 8 では 2
GB 以上が必要。

800 MB 以上のハードディスク空き容量。

Cardbus、ExpressCard スロット、USB ポートまたは mini PCI スロット(いずれか使
用可能なもの)。

AirMagnet がサポートしている無線アダプタ。

AirMagnet Survey でサポートされる形式のサイトマップ(サポートされる形
式:.bmp、.dib、.dwg、.dxf、.emf、.gif、.vsd、.jpg、.wmf、.vdx、または.png)。
ネットブック

Microsoft® Windows XP™ Home、Windows 7 Home Premium、および Windows 7
Starter Edition。

Intel® Atom N270/1.6 GHz CPU、または N470 プロセッサ(1.83 GHz、667MHz
FSB)。

1 GB のメモリ(2 GB を推奨)。

200 MB 以上のハードディスク空き容量。

1024×600 のディスプレイ解像度。

CardBus、ExpressCard スロット、USB ポート、またはビルトインスロット(いずれか
該当するもの)。

AirMagnet がサポートしている無線ネットワークアダプタ。
サポートされる Wi-Fi デバイス
AirMagnet Survey/Planner ソフトウェアが稼動するためには、AirMagnet に対応した Wi-Fi
カードが必要です。AirMagnet に対応した無線アダプタの最新の完全リストについては、
http://airmagnet.flukenetworks.com/support/supported_adapters/の製品情報を参照してください。
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既知の問題
ここでは、AirMagnet Survey Express の既知の問題について説明します。
1. 64 ビットバージョンの Windows 7 では、データを 3D で表示できないことがありま
す。(28637)
2. Intel 6205 または 6250 を使ってマルチアダプタモードでパッシブサーベイを実行する
と、アダプタが 10~15 秒間雑音値を示すことがあります。(DE2651)
3. シミュレーションされた雑音レベルが、Sim-データファイルに保存されません。
(DE2870)
4. Intel 6205 または 6250 内蔵無線アダプタを使用する場合、デバイスマネージャの電源管
理タブで節電のためにコンピュータがデバイスをオフにできるようにするオプションの
チェックを外してから AirMagnet Survey を実行しても、ノート PC がスリープモード
に入るとノート PC が動作を停止することがあります。(DE3485)
5. 802.11ac 空間ストリーム:サーベイ中に空間ストリームの値が変化しても、バブルヘル
プに新しい値が反映されません。(DE5540)
6. パッシブサーベイで差分表示から表示画面に戻ると、表示画面に「予測ダウンリンク
レート」のデータタイプが表示されないことがあります。(DE5675)
リリース履歴
2014/5:AirMagnet Survey Express 8.6(ビルド 35482)
テクニカルサポート

AirMagnet 製品の技術的なお問い合わせ先は次のとおりです。

お問い合わせ先:
株式会社 東陽テクニカ

電話:
03-3279-0771

受付時間:
9:30-12:00、13:00-17:30
(土・日・祝日および弊社休業日を除きます)

FAX:
03-3246-0645

E-mail:
airmagnet_support@toyo.co.jp

Web サイト:
http://www.toyo.co.jp/airmagnet/
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