原案をご覧になりたい方は、ご連絡ください kikaku@jsae.or.jp 年 J I S 原 案 J A S O 案 テクニカルペーパ案 審議報告書 制 改 月 日 定 正 小改正※:1~5 項のみ記載 1.規格番号・規格名称 JASO D015-1 自動車-クロックエクステンションペリフェラルインターフェース(CXPI) 第1部:規格概要とユースケース定義 2.適用範囲(スコープ) この規格は,主に自動車電子システムのHMI(Human Machine Interface)領域であるスイッチ,センサ, モータ,ソレノイド,ランプなどの入出力機器間に適用するClock Extension Peripheral Interface(略称: CXPI)通信プロトコルのユースケース定義について規定する。 3.審議経過 分科会: 多重通信ダイアグ 分科会 活動期間: 2014年 6月 ~ 2014年 10月( 2回開催) 分科会長: 豊福 直樹 (トヨタ自動車) 幹事: 藤平 勝也 (矢崎総業) 部 会: 電子・電装 部会審議 2014年 11月 規格委員会審議: 2015年 2月 4.制定・改正の目的 近年の自動車電子システムは,顧客ニーズに応じて高機能化,複雑化が進んでおり,HMIに関するシステム においても,機器間のワイヤハーネスが肥大化するといった問題を抱えており,こうしたシステムに適した 多重化技術が望まれている。この規格は、CXPI通信のユースケース定義の公開を目的に,規格として制定す るものである。 5.制定・改正の主眼点(ポイント) CXPI通信プロトコルで実装された車両ネットワークシステムへの基本的要件を定義する。 6.制定・改正の期待効果(ベネフィット) CXPI通信プロトコルの使用例を示し,さらに異常状態になった場合の動作例も示すことで,システム及び 製品設計の参考となる。 7.制定・改正の緊急性・必要性 日本発の通信仕様の国際標準の策定に向け,各国の代表と早期に議論をするため,ユースケース定義を把握 できる公式文書として,早急に制定する必要がある。 8.規格の構成(本文、附属書(規定)、附属書(参考)、解説等) 本文:まえがき,序文,1.適用範囲,2.引用規格,3.用語及び定義,4.略語,5.ユースケース仕様 解説 9.関連する規格 (1) JISの場合:対応国際規格番号・整合性コード(IDT, MOD, NEQ) なし 1/2 Copyright (C) 2015 The Society of Automotive Engineers of Japan (JSAE) All Rights Reserved. 原案をご覧になりたい方は、ご連絡ください kikaku@jsae.or.jp 規格委員会資料 No.64 (2) 国内規格:JIS, JASO 他、業界規格等 JASO D015-3 自動車-クロックエクステンションペリフェラルインターフェース(CXPI) 第3部:プロトコル仕様 (3) 外国規格:DIN, SAEなど (4) 国際規格:(1)以外のISO, IEC なし 10.関連する法規 (1) 1958年協定(UN ECE) なし (2) 1998年協定(UN GTR) なし (3) 国内法規との関連: なし (4) 海外法規との関連: なし 11.関連分野との連携・協業 (自工会、部工会、車工会、及び規格協会以外の団体等) なし 12.審議中の問題点/課題 ISOでの成立を目指し、アメリカSAEでもCXPIの審議を進めている。SAEでの文書では、JASOを参照す る形をとるため、早急に規格としてまとめた。 13.国際提案(規格/基準)の可能性 HMIに関するシステムでは,多くの機器を接続した場合でも,機器数に影響されることなく,一定の応答 性を確保する必要がある。既存通信のLIN通信は,応答性に課題があり,使いづらくなっている。それに対 しCXPIは,高い応答性能を持つことを特徴としている。VDA,SAEへCXPIを紹介した時もLIN通信に関 する議論のみで,他の通信の提案はされなかった。以上より,類似の国際規格は存在せず,JASO制定を通 じて国際規格提案への道筋が確立すると期待できる。 なお,日本発のPWI、NWIP提案に向け,CXPIのVDA,SAEへの理解を得る活動を継続的に実施している。 国際標準化に向け,2014年3月にSAE_CXPI_TF(タスクフォース)のキックオフを実施し,規格審議に着 手した。さらに,ISOにPWI提案の承認を得るために,Pメンバーに周知させる必要があり,10月ISO/TC2 2/SC3/WG1でCXPI紹介を実施した。その際の,各国の反応を検討し,今後の規格化対応に反映する。 14.規格の要旨/アブストラクト(500文字以内) この規格は,HMI領域に適用するCXPI通信の使用事例であるユースケース定義を規定するもので,国際規 格化制定に向け、先行してJASO規格化する。この規格によって,審議に参加/不参加に関係なく製品化検 討に着手できる環境が整備される。 以上 2/2 Copyright (C) 2015 The Society of Automotive Engineers of Japan (JSAE) All Rights Reserved.
© Copyright 2024 Paperzz