平成26年11月 校 園 長 会 資 料 1 平成26年度全国学力・学習状況調査 -質問紙調査結果 鈴鹿市の概要とQ&A-について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 みえスタディ・チェック(3回目)実施に係る連絡について・・ ・・・・・・・・ 2 3 学校図書館学習・情報センター機能強化支援事業について・・・・・・・・・・ 3 4 家庭における読書の推進について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 5 復興教育支援事業における女川中学校と本市中学生との 俳句と短歌の交流にかかる参考資料について・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 6 平成27・28年度鈴鹿市教育研究推進支援事業研究委託校の公募について・・ 10 7 教育ICT整備進捗状況について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 8 適切な部活動指導の推進について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 9 冬期休業中における幼児児童生徒の指導について 10 平成25年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」の結果 22 11 いたずら遊び中の事故の責任について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26 12 児童生徒の交通事故について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29 13 コミュニティ・スクールについてのホームページでの情報発信事例・・・・・・ 30 14 コミュニティ・スクール実践取りまとめについて・・・・・・・・・・・・・・ 36 15 学校支援ボランティア活動の年間まとめについて・・・・・・・・・・・・・・ 37 16 多文化共生教育実践EXPO・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 17 「じんけんフェスタinすずか」について・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39 18 平成26年度新たな教職員評価制度にかかる自己目標設定票・評価表 ・・・・・・・・・・・・・ 15 及び平成27年度学校・園経営の構想の提出について・・・・・・・・・・・・ 19 最終面談及び人事聴取の実施について 20 教職員の交通事故防止について 21 平成27年度 鈴鹿市立幼稚園入園予定者数 41 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45 ・・・・・・・・・・・・・・・ 46 鈴 鹿 市 教 育 委 員 会 校園長会資料 鈴 教 指 第2220号 平成26年11月 日 (宛先)各幼稚園長・小中学校長 鈴鹿市教育委員会事務局教育指導課長 平成 26 年度全国学力・学習状況調査結果 鈴鹿市の概要の配布について このことについて,下記のとおり配布いたします。つきましては,今後の教 育活動にお役立ていただきますようお願いします。 記 1 配布文書 ・平成 26 年度 鈴鹿市 全国学力・学習状況調査 ―教科に関する調査結果の概要― ……各学校(園) 1 冊 (9 月校(園)長会にて配布済) ・平成 26 年度 全国学力・学習状況調査 ―質問紙調査結果 鈴鹿市の概要とQ&A― ……各学校(園) 1 冊 (11 月校(園)長会にて配布) 【事務担当】 鈴鹿市教育委員会事務局教育指導課研究G TEL059-382-9056 FAX059-383-7878 1 田中 聖子 校園長会資料 鈴教指第2300号 平成 26 年 11 月 日 (宛先)各小中学校長 鈴鹿市教育委員会事務局教育指導課長 「みえスタディ・チェック」 (3 回目)実施に係る連絡について このことについて,今後の予定について,下記の通り連絡します。 ついては,貴校教職員に周知いただきますようお願いします。 記 1 実施時期の変更 変更前 小学校 6 年生 変更後 1 月 16 日(月)~2 月 20 日(金) 1 月 23 日(金)~ ※ 6 年生の場合,実施期間について,2 月 20 日(金)以降でも可能となりましたので, (三重県教育委員会事務局了承済) ,他学年と合わせて実施することもできるようになりま した。ただし,解答返却の時期を考慮していただくよう,お願いします。 2 個人票 ・ 集計支援ツールで作成した個人票は,学校の実情に応じて,加工可能です。 3 3 回目実施日の報告 実施時期変更も考慮し,3 回目の実施時期の報告をお願いします。前回,3 回目を報告 した学校も再度,報告をお願いします。 報告締切…12 月 12 日(金)教育指導課まで E-mail :kyoikushido@city.suzuka.lg.jp 4 送付物 ・ みえスタディ・チェック(3 回目)実施時期調査(別紙1) ・ 「みえスタディ・チェック」 (3 回目)のスケジュール ・ 個人票の見本 【事務担当】 鈴鹿市教育委員会事務局 教育指導課 指導グループ 西村佳代子 TEL 059-382-9028 2 E-mail kyoikushido@city.suzuka.lg.jp 校園長会資料 平成 26 年度 学校図書館学習・情報センター機能強化支援事業 1 目的 国語科における並行読書や調べ学習を重視した学習活動を推進するため,市内小学 校に活用に係る図書を配布し,学校図書館学習・情報センターの機能を強化する。 2 購入図書 (1)選書方針 平成 27 年度,小学校において,使用する教科書が新しくなり,国語科で使用する 光村図書出版の教科書の教材末や巻末に紹介されている図書も更新されたため,新 たに追加された図書の中から,在庫切れ図書,絶版図書を除き,並行読書や調べ学 習に活用できる図書を予算内で選定する。 (2)購入図書リスト(36冊) 3 納入業者 入札の結果 4 納品配本までのスケジュール 別紙1の通り 別所書店に決定 10 月 28 日(火) 納入業者決定 10 月末~11 月初旬 【別所書店】 11 月中旬~12 月初旬 【別所書店にて図書装備を行う】 ① 納入図書にバーコードラベルを貼る。 ② 納入図書の書誌データ登録を行う。 ③ 納入図書の背ラベル(請求記号)を貼る。 ④ 蔵書印押印 12 月中旬~1 月初旬 発注 【学校図書館PCにデータ入力】 別所書店担当者が,各小学校を訪れ,学校図書館 PC (探調 TOOL)にデータを入力します。 ~1 月中旬 納品完了,貸し出し可能 3 校園長会資料 (別紙1) 購入図書リスト 作品名 作者・訳者・監修等 発行元 1 お手玉 日本のお手玉の会 2 凧 日本の凧の会 監修/茂出木 雅章 文 3 すてきな日本の伝統 いろいろあそび 4 草の名前が葉っぱでわかる 近田 文弘 大日本図書 5 さかなのかたち なかの ひろみ・まつざわ せいじ アリス館 6 今森光彦 昆虫記 今森 光彦 福音館書店 7 やまおやじ 今森 光彦 小学館 8 今森光彦フィールドノート 里山 今森 光彦 福音館書店 9 フレーベル館の図鑑ナチュラたべもの 無藤 隆 フレーベル館 10 世界のむかしばなし 瀬田 貞二 のら書店 11 日本のむかしばなし 瀬田 貞二 のら書店 12 アゲハ 中山 れいこ 著/矢後 勝也 監修 少年写真新聞社 13 塩の絵本 たかなし ひろき 農山漁村文化協会 14 卵のひみつ 小竹 千香子 さ・え・ら書房 15 ここにも、こけが・・・ 越智 典子 福音館書店 16 植物は動いている 清水 清 あかね書房 17 シマリス 竹田津 実 アリス館 18 お父さんゴリラは遊園地 山極 寿一 新日本出版社 19 視覚ミステリーえほん ウォルター=ウィック 作/林田 康一 訳 あすなろ書房 20 ツキノワグマ 宮崎 学 偕成社 21 ゴミにすむ魚たち 大塚 幸彦 講談社 22 日本の職人伝統のワザ「工芸」の職人 23 加代の四季 杉 みき子 岩崎書店 24 元気な脳が君たちの未来をひらく 川島 隆太 くもん出版 25 時間の大研究 池内 了 PHP研究所 26 ぼくの仕事場は富士山です 近藤 光一 講談社 27 みんなの未来とエネルギー 藤野 純一 文溪堂 28 すごい自然図鑑 石田 秀輝 PHP研究所 29 天の火をぬすんだウサギ ジョアンナ=トゥロートン 作/山口 文生 訳 評論社 30 バーナムの骨 トレイシー=E=ファー 光村教育図書 31 友だちロボットがやってくる 羅 志偉 くもん出版 32 シンドバッドの冒険 ルドミラ=ゼーマン 文/脇 明子 訳 岩波書店 33 0.1 ミリのタイムマシン 須藤 斎 くもん出版 34 写真でわかる慣用句辞典 35 富士山うたごよみ 俵 36 ピトゥスの動物園 サバスティア=スリバス作 /宇野和美訳 監修/大西 伝一郎 文 文溪堂 文溪堂 教育画劇 総監修/三浦 理代 監修 学研教育出版 ン作/片岡 しのぶ 訳 学研教育出版 万智 4 福音館書店 あすなろ書房 校園長会資料 家庭における読書の推進 1 子どもの読書の現状 第60回学校読書調査(全国学校図書館協議会研究部・調査部) 全国学校図書館協議会が毎日新聞社と毎年共同で調査している,全国の小・中・高 等学校の児童生徒の読書状況について今年の結果が発表され,次のような結果が報告 されました。 ◆平成 26 年 5 月 1 か月間の平均読書冊数 小学生 11.4 冊(10.1 冊) (昨年の結果) 中学生 3.9 冊(4.1 冊) 高校生 1.6 冊(1.7 冊) ◆平成 26 年 5 月 1 か月間の不読者の割合 小学生 3.8%(5.3%) (昨年の結果) 中学生 15.0%(16.9%) 高校生 48.7%(45.0%) 昨年度に比べ、中学生・高校生の平均読書冊数が減少しています。また,高校生の 不読者の割合が増加し,年齢が上がると読書離れが進むことが課題となっています。 生涯にわたって読書に親しめるよう,幼少期,学童期の読書活動の推進にいっそう力 を入れる必要があります。 平成26年度全国学力・学習状況調査 質問紙調査の結果 学校の授業時間以外に,普段(月~金曜日),1日当たりどれくらいの時間, 読書をしますか(教科書,参考書,漫画,雑誌は除く) <小学校> (%) 2時間 以上 1時間以上, 30分以上, 10分以上, 2時間未満 1時間未満 30分未満 10分未満 全く しない その他 無回答 鈴鹿市 7.0 9.1 18.5 25.6 16.3 23.4 0.0 0.0 全国 7.6 10.4 20.2 26.5 15.9 19.3 0.1 0.0 <中学校> (%) 2時間 以上 1時間以上, 30分以上,1 10分以上, 2時間未満 時間未満 30分未満 10分未満 全く しない その他 無回答 鈴鹿市 7.2 6.5 13.7 17.5 15.4 39.7 0.0 0.1 全国 6.7 8.9 15.8 21.6 12.6 34.3 0.0 0.1 学校の授業時間以外に,ほとんど読書をしていない児童生徒が約4割~5割いるこ とがわかります。子どもの読書習慣は,日常の生活を通して形成されるものです。家 庭において,読み聞かせをしたり,子どもと一緒に本を読んだり,図書館に出向いた りするなど,読書に親しむきっかけを作ることや,定期的に読書の時間を設けたり, 読書を通じて感じたことや考えたことを親子で話し合ったりするなど,読書に対する 興味や関心を引き出すような働きかけが望まれます。 5 校園長会資料 2 家庭における読書活動推進の取組方法 ・学校だより 1. 家庭に向けて家庭読書の意義を伝えます。 ・図書館だより ・PTA総会,就学時健 康診断,入学説明会, <参考資料> 学級懇談会等 * 読書をするとなぜいいのですか? 物語を読むと,時間や空間を超えて,いろいろな人物の立場になることができます。本の中で 登場人物と共に考えることにより,人間のいろいろな考え方を知り,人生をよりよく生きる知恵 を身につけ,自身の成長につながります。 さらに,読書をしながら, 「もの」だけでなく,人間の感覚,感情,考えなどに対して想像力 をはたらかせることもできるようになります。この力は,人間が生きていく上で,人とコミュニ ケーションをとる際やこの先起こりうることを予測する際に,非常に大きな意味をもちます。 一方,知識を広げ,教養を深めるための読書をすると,筆者のものの見方や考え方にもふれる ことができます。時には,筆者によって違う意見や主張に出会うことで,もののとらえ方やとら えたものの表現の仕方について学ぶこともできます。 このように,読書をすることは, 「考える力」 , 「感じる力」,「表す力」等を育てるとともに, 豊かな心情を育て,自己の発見と確立をはかり,科学的な思考と態度を育てる上で極めて重要で す。 * 家族で読書をするとどんないいことがあるのですか? 『本を通して絆をつむぐ 児童期の暮らしを創る読書環境』(秋田喜代美・黒木秀子 編 北 大路書房)には,絵本から読み物への橋渡しにおける家庭の読書環境の重要性が次のように書か れています。 絵本から読み物への橋渡しが難しいという課題は,大人と子どもが丁寧に一緒に読む 場があれば,解決できる課題であると考えています。絵本に比べ,挿絵の少ない読み物 に対する「難しそう」 「楽しくなさそう」 「時間がかかりそう」といった抵抗感は,一緒 に読んで「楽しかったね」と語り合うことで越えられます。子どもの読書環境として, ①(家庭に)本があること②(家庭に)案内役の大人がいること③(家庭で)本に関す る楽しい会話があること④(家庭に)読書の時間があること によって,高いと思われ るハードルは越せるものになります。 また, 「なぜ,子どもと本を読むことを大切にしたいか」という問いには,次のように書かれ ています。 読んでほしい「もの」としての本を与えるのではなく,本を通して親としての「思い」 を子ども達に与えたいからだといえます。幼い頃から家族が一緒に本を読んで楽しむと いう行為は,家族の思い出として,また,その本の思い出として一生心に残ります。 その思い出をもっている子どもは,たとえ一時的に本から遠ざかる時があったとしても, 人生の局面で必ずや本に立ち戻るときがやってくると思うのです。その時こそ,自分が 求めている本を探し出し,そこから生きるエネルギーを生み出していけるのではないか, と考えます。 6 校園長会資料 読み聞かせはどうしていいのですか? 柳田邦男氏は読み聞かせの意義を次のように,整理しています。 絵本「読み聞かせ」のすごい力 10 カ条 1)言葉(言語力)を発達させる。 2)感性・感情をきめ細かく分化発達させる。 3)文脈理解力を発達させる。 4)読み手の情感をこめた読み方によって,子どもの心に絵本の内容が「現実体験」に等しいかた ちで,深く染み渡って記憶される。 5)子どもが自分で時間をコントロールすることができる唯一といえるメディアである。子どもは ゆっくりと絵の細かいところまでたのしんだり,前の頁に戻ったりして,深く記憶に刻んでい く。 6)親も心が穏やかになって,ガミガミ言わなくなり,やさしく子どもに接するようになる。 7)言うことを聞かなかった子どもも,心が穏やかで素直になって,読み聞かせに気持ちを集中さ せる。 8)親が子どもと生身で触れ合うアタッチメントの機会を取り戻す時間になる。 9)絵本は大人になってから「心の故郷」になるほど,心の深いところに刻まれ,生涯の「心の財 産」となる。 10)大人たちのグループで,自分たちのための絵本の「読み聞かせ」をして,心を癒すことがで きる。 出典: 『みんな,絵本から』柳田邦男著(講談社) 2. 家庭での読書活動に取り組むきっかけをつくります。 保護者とともに読書に親しむ取組 一般的に「親子読書」「ファミリー読書」「家読(うちどく)」と呼ばれる取組を行う 期間を設け,保護者に協力を求めます。 時期 手順 ① 取組の名前と期間を決め, 図書館だよりなどで,意義と取り組み ○通年 ○4/23(子ども読書の日)に合わせて ○読書週間(10/27~11/9)に合わせて ○長期休業中 ○毎月 決まった週に ○毎週末に など 方を伝える。 ②家庭での読書の記録や感想を書く ためのカードを作成し,配布する。 ③取組期間が終了したら,感想や 方法 ●家の人と子どもが一緒に読む。 ●家の人が子どもに読み聞かせをする。 ●家の人と子どもが交代で読み合う。 読んでおもしろかった本などの ●子どもが読むのを家の人が聞く。 交流を行う。 ●家の人と子どもが,別々の本を同じ時間に読む。 (たより等で紹介する。) ※ノーテレビデーなどの取組とあわせる方法も あります。 7 校園長会資料 これらの取組は,各家庭の事情にも配慮しながら取り組む必要があります。 取り組み方の選択肢をなるべく多く用意したり,子どもがチャレンジの方法を決めたりす るのがよいでしょう。 <参考資料> 昨年度,鈴鹿市の小中学校における,家庭での読書活動啓発の取組事例集を作成し,3 月に,各小中学校に配布しました。各学校の取組方法や取組に使用したカード,啓発のた めの図書館便り等が,収められています(CD付)。取り組む際に参考にすることができま す。 8 校園長会資料 鈴 教 指 第 平成 26 年 11 月 号 日 (宛先)各中学校長 鈴鹿市教育委員会事務局教育指導課長 復興教育支援事業における女川中学校と本市中学生との俳句と短歌の交流に かかる参考資料について このことについて,各中学校において,教育課程に位置づけた特色ある取組を行って いただき,ありがとうございます。 ついては,本事業を取り組むにあたり,下記のとおり,参考資料を作成いたしました ので,防災・減災教育と共に,御活用ください。 記 1 送付資料 女川短歌・俳句の交流にかかる参考資料 2 参考 <本事業の趣旨> 平成24年度より,女川中学校の生徒と本市中学生との間で,俳句・短歌を通し た心の交流を図っており,今年度で3年目となる。 本市の中学生には,女川中学校の生徒の俳句を読み味わい,それに対して短歌・ 俳句を送るという交流を通じて,被災地に思いを馳せ,自分たちにできることを考 える等,被災地への復興支援の意識を持ち続けることを期待している。 この被災地との交流を通して,本市中学生は,女川中生徒の作品や女川関連の書 籍に触れることで,被災地の現状や被災者の辛さ,復興にかける強い思いを実感す ることができていると思われる。 今後は,組織的・継続的な支援及び交流ができるかが大切になる。復興にはまだ 時間もかかることから,子どもたちの交流を継続的に発展させていきたいと考える。 【事務担当】鈴鹿市教育委員会事務局 教育指導課 指導グループ TEL 059-382-9028 ci FAX 059-383-7878 9 西 村 Email:kyoikushido@city.suzuka.lg.jp 校園長会資料 鈴教指 第 平成26年11月 号 日 (宛先)各幼小中学校(園)長 鈴鹿市教育委員会事務局教育指導課長 平成 27・28 年度鈴鹿市教育研究推進支援事業研究委託校の公募に ついて(鈴鹿市教育研究会研究委託) このことについて,研究委託校の公募をいたしますので,研究委託を希望する学校・ 園は下記により御報告ください。 記 1 目的 教育を取り巻く環境が大きく変化する中、教育課題は山積している。これら様々 な教育課題の解決に向け,研究実践に取り組んでいる学校・園に研究を委託し,そ の成果を公開し,本市の学校教育の振興に資する。 2 研究委託期間 2年間 3 公募について (1)公募対象 ①幼稚園 1 園(合同の公募も可) ②小学校2校 ③中学校1校 (2)公募期間 平成26年12月1日(月)~平成27年1月15日(木) 4 発表の形態 第1年次は文書報告,第2年次は公開発表を原則とする。 5 応募の方法 研究委託を希望する学校は事務担当にお知らせください。 【事務担当:教育指導課 山田 TEL059-382-9028 FAX059-383-7878】 10 校園長会資料 教育 ICT 整備進捗状況について 1 鈴鹿市の現状 (1) ICT 教育推進モデル校(合川小学校,稲生小学校,平田野中学校) ○ 10 月下旬 機器整備済み(稲生小学校は 11 月末整備予定) 【合川小学校・稲生小学校 選定機種】 物品 品名 メーカー 先生用ノートPC【各校 1 台】 VersaPro タイプ VX15.6 インチ NEC ・児童用タブレット端末 ・VersaPro タイプ VT ・NEC 【合川小20台・稲生小 40 台】 ・フルキーボード ・エレコム 電子黒板付プロジェクター NP-M302WSJD-N3 電子黒板キット NEC 【各校3台】 付 カラーレーザープリンター Docu Print C3360 FUJIXEROX Express5800 NEC 【各校 1 台】 サーバー【各校 1 台】 【平田野中学校 選定機種】 物品 品名 メーカー 先生用ノートPC【1 台】 VersaPro タイプ VX 15.6インチ NEC ・生徒用タブレット端末 ・ThinkPad Helix ・レノボ 【40台】 ・フルキーボード ・エレコム 電子黒板付プロジェクター NP-M302WSJD-N3 電子黒板キット付 NEC 60 型電子黒板【1 台】 BIG シャープ カラーレーザープリンター Docu Print C3360 FUJIXEROX Express5800 NEC 【3台】 PAD 【1 台】 サーバー【1 台】 ○ 無線 LAN 整備 ○ 情報担当者説明会 11月下旬~12月下旬 (情報担当教員対象:11月27日実施) ・機器の操作説明 ・機器を活用した授業方法 ○ 各校で研修を行う(全職員対象) 11 12月上旬~1 月下旬(各校希望日) 校園長会資料 (2) 中学校 9 校 ○8 月中旬~9月中旬 機器整備(整備完了) 物品 品名 ○ 教職員研修(情報担当教員対象:8月20日 実施) 教師用ノートパソコン VersaPro VK26T/X-J 【各校 1 台】 メーカー NEC 15.6 インチ 施) 生徒用ノートパソコン VersaPro VK25L/X-J, 【各校 40 台】 15.6 インチ カラーレーザープリンター Docu Print C3360 FUJI XEROX Express5800 NEC 機種選定を終え,9月中旬各校に配備完了。 NEC 【各校 1 台】 サーバー【各校 1 台】 ○ 情報担当者説明会(情報担当教員対象:8月20日実施) ・機器の操作説明 ○ (3) ○ 各校で研修を行う(全職員対象) 11月(各校希望日) 小学校 28 校 Kou 校 11月末配備完了予定 【選定機種・ソフト】 物品 品名 先生用ノートPC メーカー VersaPro タイプ VX 15.6インチ NEC ・児童用タブレット端末 ・VersaPro タイプ VT ・NEC 【各校 20 台】 ・フルキーボード ・エレコム 電子黒板付プロジェクター NP-M302WSJD-N3 電子黒板キット付 NEC Docu Print C3360 FUJI XEROX Express5800 NEC 【各校 1 台】 【各校 1 台】 カラーレーザープリンター 【各校 1 台】 サーバー【各校 1 台】 ○ 情報担当者説明会 (情報担当教員対象:11月27日実施) ・機器の操作説明 ・機器を活用した授業方法 ○ 各校で研修を行う(全職員対象) 12月上旬~1月下旬(各校希望日) 12 校園長会資料 適切な部活動指導の推進について 教育指導課 中学校における部活動については,平成25年2月7日付鈴教指第2550 号「適切な部活動の推進について」で,学習指導要領に沿った学校教育活動とし ての推進を通知したところです。 生徒の自主的, 自発的な参加により行われる部活動は,学校教育の一環と して,教育課程との関連が図られるよう留意するとともに,スポーツや文化及 び科学等に親しませ,学習意欲の向上や責任感,連帯感の涵養,互いに協力し 合って友情を深めるといった好ましい人間関係の形成等に資するものであると いう意義を充分に認識しながら行われるものであります。(中学校学習指導要 領の総則編「13部活動の意義と留意点等(第 1 章第4の2(13)) しかし,報道等においては,体罰による指導や,顧問や外部指導者の不適切な 言葉での指導により,生徒の学校生活に影響をもたらす事例も明らかになって きております。体罰は学校教育法第11条で明確に禁止されている違法行為で す。体罰は,行き過ぎた指導ではなく,明らかに暴力行為であり,教員が教育的 指導の名の下に体罰を行うことは,絶対にあってはなりません。そして,教育活 動の一環として実施される部活動においても,顧問教諭のみならず,外部指導者 や OB など,部活動指導にかかわるすべての人間が,体罰は決して許されるもの ではなく,暴力行為以外のなにものでもないという認識を共有する必要があり ます。 また,指導における言葉遣いにおいても,生徒の人権や人格を尊重し,次回か らのよりよい活動につながるものでなければなりません。 ついては,改めて部活動の教育的意義と顧問教諭等の果たす役割について確 認するとともに,体罰等の根絶について周知徹底を図り,生徒の意欲を高めるな どの適切な部活動指導による健全育成を推進するよう,下記の事項に留意して いただきますようお願いします。 記 1 生徒の指導に当たり,体罰はいかなる場合でも行ってはならないものであ ることを全職員,外部指導者等に周知し,徹底を図ること。 2 指導における言葉遣いについては,生徒一人一人の人格や人権を尊重し, 適切なものにするよう,徹底を図ること。 3 部活動は教育活動の一環として行われるものであり,その意義目的を十 分理解し,勝利至上主義に陥ることのないよう指導の徹底を図ること。 4 生徒や保護者からの相談や外部からの情報提供等については,誠意ある対 応に努め,万一体罰を発見した職員は,学校長に報告し,学校長は速やかに 教育委員会に報告するなど適正な活動が実践されるよう最善を尽くすこと。 13 校園長会資料 資料 中学校学習指導要領 4の2(13)) 総則編 13 部活動の意義と留意点等(第1章第 (13) 生徒の自主的, 自発的な参加により行われる部活動については, スポーツや文化及び科学等に親しませ, 学習意欲の向上や責任感, 連帯感の涵養等に資するものであり, 学校教育の一環として,教 育課程との関連が図られるよう留意すること。その際, 地域や学 校の実態に応じ, 地域の人々の協力, 社会教育施設や社会教育関 係団体等の各種団体との連携などの運営上の工夫を行うようにする こと。 中学校教育において大きな役割を果たしている「部活動」については,前回 の改訂により,中学校学習指導要領の中でクラブ活動との関連で言及がなされ ていた記述がなくなっていた。これについて,平成20年1月の中央教育審議 会の答申においては,「生徒の自発的・自主的な活動として行われている部活 動について,学校教育活動の一環としてこれまで中学校教育において果たして きた意義や役割を踏まえ,教育課程に関連する事項として,学習指導要領に記 述することが必要である。」との指摘がなされたところである。 本項は,この指摘を踏まえ,生徒の自主的,自発的な参加により行われる部 活動について, ① スポーツや文化及び科学等に親しませ,学習意欲の向上や責任感,連帯感 の涵養,互いに協力し合って友情を深めるといった好ましい人間関係の形成 等に資するものであるとの意義, ② 部活動は,教育課程において学習したことなども踏まえ,自らの適性や興 味・関心等をより深く追求していく機会であることから,第2章以下に示す 各教科等の目標及び内容との関係にも配慮しつつ,生徒自身が教育課程にお いて学習する内容について改めてその大切さを認識するよう促すなど,学校 教育の一環として,教育課程との関連が図られるようにするとの留意点, ③ 地域や学校の実態に応じ,スポーツや文化及び科学等にわたる指導者など 地域の人々の協力,体育館や公民館などの社会教育施設や地域のスポーツク ラブといった社会教育関係団体等の各種団体との連携などの運営上の工夫を 行うとの配慮事項, をそれぞれ規定したものである。 各学校が部活動を実施するに当たっては,本項を踏まえ,生徒が参加しやす いように実施形態などを工夫するとともに,休養日や活動時間を適切に設定す るなど生徒のバランスのとれた生活や成長に配慮することが必要である。 14 校園長会資料 冬季休業中における幼児の指導について 鈴鹿市教育委員会 冬季休業は年末・年始を含み,幼児にとって楽しい期間であり,いろいろな体験が期 待できる時期です。また,各地域における古くからの伝統的な習慣や行事に幼児を参加 させることにより,身近な人たちに親しみをもたせるとともに,様々な活動を通して親 子の触れ合いを多くもてる最良の機会でもあります。 しかし,この休業期間は,保護者はもとより,社会全体が多忙な時期に当たることか ら,幼児の生活は乱れやすく,事故などの発生が懸念されます。 そこで,幼児がこの期間を有意義に過ごすように,各園において全体活動などを通し て,家庭や地域の協力を得ながら下記事項に留意のうえ,御指導願います。 1 規則正しい生活と健康管理について ・ 起床,就寝,食事時間など一日の生活のリズムを家庭で決め,幼児が規則正しい 生活ができるよう指導すること。 ・ 幼児のできる手伝いを家庭で決め,毎日手伝うようにさせ,家族の一員としての 自覚をもたせるように指導すること。 ・ 室内遊びが多くなりがちであるので, 天気のよい日には, できるだけ戸外で遊 ぶよう指導すること。 ・ 保健衛生上の生活習慣(歯みがき,うがい,手洗いなど)について指導すること。 ・ 夜更かしや食べ過ぎなどにより健康を害しやすい期間なので,規則正しい生活を 送るよう指導すること。 ・ 健康面において,治療や検査等を要する幼児に対しては,この期間に適切な対応 をするよう指導すること。 2 ・ 安全指導と交通・生活事故の防止について 道路は,左右を確認し安全を確かめてから横断することや,道路への飛び出し, 車の陰からの飛び出しをしないよう指導を徹底し,交通事故の絶滅に努めること。 15 校園長会資料 ・ 自転車に乗る時には,子どもだけで道路に出ないようにさせる。道路上では,保 護者が同伴の上,ヘルメットを着用するよう指導すること。 ・ 危険標識が立ててある所へは近寄らないこと。また,工事用資材置場や工事現場 の付近,急傾斜の土手などでは,遊ばないよう指導すること。 ・ マッチやライタ-などによる幼児同士のたき火や火遊びの厳禁について十分指 導し,火災事故防止に努めること。 ・ 鉄道線路への立ち入り,危険な花火や玩具の使用,高圧線付近での遊びなどの危 険な遊びは絶対しないよう指導すること。 ・ 野良犬や猿による被害から身を守るために,遊び半分で近付いたり相手になった りしないよう,また,急に走り出すことのないよう等,具体的に指導するとともに, 保護者にも連絡し,野良犬や放し飼いの犬を見かけたら,保健所や飼い主に連絡す るなどの協力を依頼すること。 ・ 園区内での遊び場所を調査し,PTAや地域の人々の理解と協力を得て,安全な 遊び場所の指定や遊び方について具体的に指導すること。 3 誘拐,いたずらなどに対する自己防衛の指導 について ・ 戸外では,一人遊びを避け,友達と一緒に遊ぶように指導すること。 ・ 人通りの少ない,人目のつきにくい場所では遊ばないよう指導すること。 ・ 幼児へのいたずらや誘拐などの事態に遭わないため,見知らぬ人についていかな いこと,知らない人の車に乗らないこと,知らない人から食べ物やおもちゃなどを もらわないことなどの自己防衛の方法について指導すること。また,園・クラスた より等を通して,家庭においても話し合いをもち指導するよう依頼すること。 ・ 外出する時は,行き先,帰宅予定時刻,同行者などを保護者に伝えてから出掛け るよう指導するとともに,保護者に対しては,常に幼児の生活範囲を把握しておく よう指導すること。 ・ 誘われたり,いたずらされたりした場合は,すぐに保護者に告げるよう指導する こと。また保護者に対しては,幼稚園や警察にも速やかに届けるよう周知すること。 16 校園長会資料 4 ・ 家庭との連携について 事故(水難事故,交通事故等)が発生したときは,速やかにその状況を幼稚園へ 連絡するよう,保護者に周知すること。 ・ 緊急の事態の発生に備え,家庭から幼稚園及び学級担任に連絡する方法や,幼稚 園から各家庭に連絡する方法について確認すること。 17 校園長会資料 冬季休業中における児童生徒の指導について 鈴鹿市教育委員会 冬季休業は,児童生徒にとって,自己の生活を反省し,新しい年の生活設計を立てる 最適の時期であるとともに,家族の一員として自己の役割と責任を自覚し,自主的な生 活態度を身に付ける絶好の機会です。 しかしながら,この休業期間は,年末・年始に当たることから,児童生徒の生活は乱 れやすく,問題行動や事故などの発生が懸念されます。 そこで,各学校において,学級活動,児童会(生徒会)活動等を通じて,冬季休業の もつ意義を十分理解させるとともに,家庭や地域の協力を得て,児童生徒がこの期間を 有意義に過ごすように,下記事項に留意のうえ,御指導願います。 1 計画的で規律ある生活を行うよう指導を徹底する ・ 冬季休業は,一年間を振り返り,自己の生活を反省して,新しい年への抱負や将 来に対する決意を新たにする絶好の時期であることから,それぞれの個性や能力に 即した望ましい生活設計を立て,実践に努めるよう指導すること。 ・ 自ら立てた生活設計に基づいて,規律あるしかも節度ある生活態度や習慣の形成 に努めるように指導すること。 ・ 中学校 3 年生の生徒に対しては,個々の生徒の適性に即して進路についての具体 的な目標をもたせるとともに,進路に応じた生活設計を立案させ,日々の生活をよ り充実するよう指導すること。 ・ 年末・年始は,家族が協力して家事を分担し合ったり,一家そろって団らんの時 間を過ごしたりする絶好の機会であるので,いろいろな活動を通して家族相互の人 間関係を深めるとともに,家族の一員としての自覚を高めるよう指導すること。 2 自主的な学習の指導をする ・ 冬季休業中は,社会的な行事等で生活が不規則になりがちであるため,できるだ け規則正しい生活をする中で,無理のない自分にあった学習計画に基づいて進める よう指導すること。 ・ 2学期に学習した内容の復習や不得意な教科を克服することを中心に,具体的な 学習計画を立てるよう指導すること。 18 校園長会資料 ・ 学力調査結果等に基づいた個別の指導事項の進捗状況を保護者に伝え,家庭学習 を充実させるための具体的な学習内容を示すこと。 ・ 読書を奨励し,読書カードや親子読書記録,感想文,日記など書く活動にもつな げる指導を行うこと。 ・ 「百人一首」や「信綱カルタ」に親しむ機会を積極的に作るよう指導すること。 3 体力の増進と健康管理についての指導を充実する ・ 冬季休業中は,身体活動に対して消極的になりがちであるので,自ら体を鍛えよ うとする意欲をもたせ,進んで戸外における運動を行うよう指導すること。 ・ 望ましい保健衛生上の生活習慣(歯みがき,咳エチケット,うがい,手洗いなど) についても指導し,インフルエンザ等の予防に努めるよう指導すること。 ・ 休業中は,夜更かしや食べ過ぎなどにより健康を害しやすい時期なので,規則正 しい生活を送るよう指導すること。 ・ 健康上問題のある場合,この時期に適切な治療に努めるよう指導すること。 4 安全指導を徹底し,交通・生活事故の防止に努める ・ 自転車に乗るときはヘルメットを着用することなど安全に対する意識を高めると ともに,路地から車道への飛び出し,自転車の二人乗りや夜間の無灯火乗車,オー トバイ等の無免許運転などを禁止する指導を徹底し,交通事故の絶滅に努めること。 ・ 戸外では,一人遊びを避け,グループで遊ぶよう指導するとともに,いたずらや 誘拐等の事態に対応する自己防衛の方法についても指導すること。 万一,被害にあったときには,加害者の特徴や自動車の色,ナンバー等を記憶する などの対応の仕方や学校,警察に届ける方法について,十分指導すること。 5 家庭との連携を密にする ・ 冬季休業中の生活について,学校・学年(学級)通信,あるいは保護者会等によ って,その意義や過ごし方を保護者に周知するとともに,児童生徒が立案した生活 設計(学習計画)が適切に実施できるよう保護者に指導・助言を要請すること。 ・ 祖父母を訪ねたり,親せきの人と出会ったり,来客があったりするなどの機会に, 19 校園長会資料 あいさつや応対の仕方などの礼儀作法及びその他の基本的な生活習慣について指導 するよう保護者に要請すること。 6 大型店舗等での万引き防止に努める ・ この時期は,気の緩みからの万引きが懸念されるので,市内や近隣都市の大型店舗 等へ子ども同士で出かけること,仲間からの誘惑や軽い気持ちから万引きをするな どの窃盗行為に走らないことなどの指導を徹底すること。 7 盛り場やゲーム場等でのトラブル防止に努める ・ 派手な服装や身なりをして,盛り場やゲーム場へ出入りをすることは,金銭乱費や たかりなどの金銭上の問題行動を誘発したり,他校生,有職・無職少年等との好まし くない交友関係に発展したりすることが懸念される。休日であっても子ども同士で ゲーム場やカラオケボックス等に出入りしたり,カードゲームやゲームソフトの交 換、売買をしたりしないよう指導の徹底を図ること。 ・ 深夜に徘徊し,コンビニエンスストア等の駐車場で夜遅くまでたむろして近隣に 迷惑をかけないよう指導の徹底を図ること。 8 有害玩具の使用禁止を徹底する ・ 三重県青少年健全育成条例で指定を受けたナイフ,エアガン等の有害玩具及び レーザーポインターの誤った使用により,人に危害を与えることのないよう指導を 徹底すること。 9 家出・無断外泊の防止を徹底する ・ 休日が続くと,児童生徒が夜遅くまで盛り場を徘徊したり,ときには無断外泊やそ のまま家出したりすることも考えられる。外出するときは,行き先や帰宅時刻等を 家族に連絡してから出かけるなど,責任ある行動をとるよう指導するとともに,家 庭に対して児童生徒の生活や行動に十分留意し,監督するよう依頼すること。 10 鉄道線路敷地内への立ち入りの厳禁を徹底する ・ 線路敷地内に入り込み,線路に石を置いたり,列車に投石したりする列車妨害行 為は触法行為であり,本人はもとより,列車脱線等の重大な事故にもつながること を児童生徒に十分理解させ,線路内には絶対に立ち入らないよう指導を徹底するこ と。 11 火遊びの厳禁を徹底する ・ 冬季は,空気が乾燥し枯草に火が燃え移りやすい季節であるとともに,市内には廃 屋等も点在していることから,児童生徒の火遊びによる火災発生が懸念される。火遊 20 校園長会資料 びが,貴重な財産や生命を失う重大事故につながることを十分理解させ,家庭,地域 社会とも協力して,火遊びの厳禁について指導を徹底すること。 12 携帯電話やインターネットの安全な活用を徹底する ・ 携帯電話やインターネットの活用において,メールや掲示板へ誹謗中傷や個人情 報を書き込まないよう指導するとともに,出会い系サイトには絶対にかかわらない 指導を徹底すること。 13 その他,次の点にも十分留意する ・ 「いじめ」や不登校等長期欠席の問題解決のため,冬季休業中を利用して家庭や 関係機関等との連携の強化を図り,適切な指導を行うこと。 ・ 冬季休業後の指導については,第 3 学期始めの学級活動において,児童生徒の生 活記録等を利用して指導し,新鮮な気持ちで第 3 学期に臨むよう配慮すること。 ・ 緊急の場合に,家庭から学校及び学級担任に連絡する方法や学校から各家庭に連 絡する方法について確認すること。 21 平成25年度「児童生徒の問題行動等 生徒指導上の諸問題に関する調査」の結果 本結果概要は,毎年,文部科学省が全国全ての市町村を対象に実施している「児 童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」における平成25年度の 結果です。 文部科学省及び三重県教育委員会が平成 26 年 10 月 16 日に報道発表を行った 資料に基づいています。 1 暴力行為について (1)校種別の発生件数(国の統計は,公立学校のみです。) 平成25年度に報告された鈴鹿市 での暴力行為は,小学校20件,中 学校78件でした。 平成24年度と比較すると,小学 校で6件増加し,中学校では26件 減少しています。 国・三重県・鈴鹿市ともに,小学 校での暴力行為の増加が顕著となっ ています。 H24 国 小学校 中学校 三重県 H25 鈴鹿市 国 三重県 鈴鹿市 8,207 118 14 10,680 174 20 18.1% 17.9% 11.9% 21.5% 22.5% 20.4% 37,137 543 104 39,044 598 78 81.9% 82.1% 88.1% 78.5% 77.5% 79.6% 県全体に占める 鈴鹿市の割合 17.9% 12.7% (2)行為別の発生件数(国の統計は,公立学校のみです。) H24 国 構成比 三重県 H25 構成比 鈴鹿市 構成比 国 構成比 三重県 構成比 鈴鹿市 構成比 対教師暴力 7,694 17.0% 217 27.8% 46 39.0% 9,049 18.2% 195 21.7% 40 40.8% 生徒間暴力 26,204 57.8% 416 53.3% 54 45.8% 27,998 56.3% 565 62.8% 43 43.9% 対人暴力 1,134 2.5% 13 1.7% 4 3.4% 1,187 2.4% 11 1.2% 0 0.0% 器物損壊 10,312 22.7% 135 17.3% 14 11.9% 11,490 23.1% 129 14.3% 15 15.3% 合計 45,344 781 118 49,724 900 98 平成25年度に報告された鈴鹿市での暴力行為の行為別状況は,対教師暴力40件 (構成比40.8%),生徒間暴力43件(構成比43.9%),器物損壊15件(構成比 15.3%)で,対人暴力の報告はありませんでした。 国・三重県の状況と比較すると,鈴鹿市では,暴力行為全体に占める対教師暴力の 発生率が高い状況となっています。 22 (3)加害児童生徒の学年別人数(国の統計は,公立学校のみです。) 小1 H25年度 国 H24年度 H25年度 H24年度 鈴鹿市 H24年度 小4 小5 小6 小計 448 776 1,159 1,632 2,301 3,082 構成比 4.8% 8.3% 12.3% 17.4% 24.5% 32.8% 人数 387 647 1,004 1,347 1,940 2,936 構成比 4.7% 7.8% 12.2% 16.3% 23.5% 35.5% 7 14 28 25 44 42 4.4% 8.8% 17.5% 15.6% 27.5% 26.3% 5 4 10 21 26 42 4.6% 3.7% 9.3% 19.4% 24.1% 38.9% 2 6 3 1 7 4 8.7% 26.1% 13.0% 4.3% 30.4% 17.4% 2 0 2 12 2 14 6.3% 0.0% 6.3% 37.5% 6.3% 43.8% 人数 人数 構成比 H25年度 小3 人数 構成比 三重県 小2 人数 構成比 人数 構成比 9,398 8,261 中1 中2 中3 10,165 12,881 12,253 28.8% 36.5% 34.7% 10,226 14,212 13,571 26.9% 37.4% 35.7% 131 208 230 23.0% 36.6% 40.4% 101 207 211 19.5% 39.9% 40.7% 30 35 33 30.6% 35.7% 33.7% 27 40 48 23.5% 34.8% 41.7% 160 108 23 32 小計 合計 35,299 44,697 38,009 46,270 569 729 519 627 98 121 115 147 平成25年度に報告された鈴鹿市での暴力行為の加害児童生徒の学年別状況では, 小学生23人,中学生98人でした。 平成24年度と比較すると,小学生で9人,中学生で17人それぞれ減少しました。 国・三重県・鈴鹿市とも発生状況の傾向としては,小学校高学年以降で発生率が高 くなる状況がみられます。 2 いじめについて (1)校種別の認知件数(国の統計には,国立・私立を含みます。) 平成25年度に認知された鈴鹿市 でのいじめは,小学校26件,中学 国 校17件でした。 117,384 小学校 平成24年度と比較すると,小学 64.8% 校では8件増加し,中学校では9件 63,634 中学校 減少しました。 35.2% 小学校でのいじめの認知件数の増 小中合計 181,018 加は,国と同様の傾向を示しました が,三重県での状況と異なる傾向となっています。 23 H24 三重県 975 H25 鈴鹿市 国 18 118,805 三重県 鈴鹿市 621 26 60.7% 40.9% 68.3% 54.0% 60.5% 630 26 55,248 529 17 39.3% 59.1% 31.7% 46.0% 39.5% 44 174,053 1,150 43 1,605 (2)学年別の認知件数(国の統計は,公立学校のみです。) H25年度 件数 構成比 国 H24年度 H25年度 件数 構成比 件数 構成比 三重県 H24年度 件数 構成比 H25年度 鈴鹿市 H24年度 件数 構成比 件数 構成比 小1 小2 小3 小4 小5 小6 小計 18,269 19,932 20,688 20,312 20,197 18,347 15.5% 16.9% 17.6% 17.3% 17.2% 15.6% 14,933 18,766 20,967 21,684 21,119 18,789 12.8% 16.1% 18.0% 18.7% 18.2% 16.2% 42 65 104 113 138 159 6.8% 10.5% 16.7% 18.2% 22.2% 25.6% 62 151 175 183 221 183 6.4% 15.5% 17.9% 18.8% 22.7% 18.8% 1 3 1 2 6 13 3.8% 11.5% 3.8% 7.7% 23.1% 50.0% 2 1 1 4 4 6 11.1% 5.6% 5.6% 22.2% 22.2% 33.3% 117,745 116,258 621 975 26 中1 中2 26,606 18,144 8,896 49.6% 33.8% 16.6% 28,326 20,826 11,779 46.5% 34.2% 19.3% 267 175 87 50.5% 33.1% 16.4% 311 213 106 49.4% 33.8% 16.8% 10 1 6 58.8% 5.9% 35.3% 7 15 4 26.9% 57.7% 15.4% 18 中3 小計 合計 53,646 171,391 60,931 177,189 529 1,150 630 1,605 17 43 26 44 平成25年度に報告された鈴鹿市でのいじめの学年別認知状況では,小学校高学年 から中学校1年生で高い結果でした。 特に,小学校6年生でのいじめの認知件数は,小学校全体の半数を占めており,中 学校1年生でのいじめの認知件数も,中学校全体の半数以上を占め,国・三重県の傾 向よりも顕著でした。 3 不登校について (1)校種別の人数(国の統計には,国立・私立を含みます。) 平成25年度の不登校の小学生は, H24 H25 84人,中学生は214人でした。 国 三重県 鈴鹿市 国 三重県 鈴鹿市 平成24年度と比較すると,小学 21,243 391 66 24,175 489 84 小学校 生で18人増加し,中学生では12 18.9% 22.4% 22.6% 20.2% 26.8% 28.2% 人減少しました。 91,446 1,356 226 95,442 1,336 214 中学校 不登校児童生徒に占める小学生の 81.1% 77.6% 77.4% 79.8% 73.2% 71.8% 増加は,国・三重県と同様の傾向と 児童生徒数に 1.09 1.15 1.59 1.17 1.21 1.63 占める割合 なっています。 国との また,全児童生徒に占める不登校 - - 5 - - 4.6 割合の差 児童生徒の割合は1.63で,平成 三重県との - - 4.4 - - 4.2 割合の差 24年度と比較すると0.4ポイント 上昇し,国の割合とは4.6ポイント, 三重県の割合とは4.2ポイント高くなっています。 しかし,全児童生徒に占める不登校児童生徒の割合は,国・三重県ともに平成24 年度と比較すると鈴鹿市と同様に上昇しており,国・三重県と鈴鹿市との割合の差で は,国とは0.4ポイント,三重県とは0.2ポイント縮まりました。 24 (2)不登校のきっかけと考えられる状況(複数回答) (国の統計は,公立学校のみです。) 国 小学校 三重県 中学校 小学校 鈴鹿市 中学校 小学校 項目別 人数 いじめ 402 いじめを除く友人関係をめぐる問題 教職員との関係をめぐる問題 学 校 に 係 る 状 況 学業の不振 2,676 構成比 1.1% 人数 構成比 人数 構成比 人数 構成比 構成比 人数 構成比 1.2% 7 0.7% 43 1.8% 0 0.0% 5 1.5% 7.6% 14,647 11.6% 90 9.5% 321 13.4% 8 6.1% 32 9.8% 39 4.1% 40 1.7% 6 4.6% 5 1.5% 64 6.7% 182 7.6% 5 3.8% 20 6.1% 883 2.5% 1,417 1.1% 1,707 4.8% 8,318 6.6% 30.3% 23.8% 進路にかかる不安 89 0.3% 1,377 1.1% 2 0.2% 37 1.5% 1 0.8% 2 0.6% クラブ活動,部活動への不適応 35 0.1% 1,947 1.5% 1 0.1% 62 2.6% 0 0.0% 10 3.1% 学校のきまり等をめぐる問題 143 0.4% 1,904 1.5% 3 0.3% 46 1.9% 0 0.0% 4 1.2% 入学,転編入学,進級時の不適応 558 1.6% 2,577 2.0% 15 1.6% 62 2.6% 1 0.8% 10 3.1% 家庭の生活環境の急激な変化 2,297 6.5% 4,207 3.3% 73 7.7% 93 3.9% 20 15.3% 3 0.9% 親子関係をめぐる問題 4,588 13.0% 7,985 6.4% 148 15.6% 190 7.9% 20 15.3% 28 8.6% 家庭内不和 1,148 3.3% 3,235 2.6% 39 4.1% 99 4.1% 3 2.3% 18 5.5% 病気による欠席 2,308 6.6% 6,662 5.3% 63 6.6% 137 5.7% 7 5.3% 22 6.7% 265 0.8% 9,769 7.8% 11 1.2% 168 7.0% 8 6.1% 57 17.4% 15.7% 24,587 19.6% 141 14.8% 446 18.6% 24 18.3% 76 23.2% あそび・非行 本 人 に 係 る 状 況 項目別 人数 1,478 24.9% 家 庭 に 係 る 状 況 中学校 項目別 無気力 5,539 14.6% 57.7% 不安など情緒的混乱 8,451 意図的な拒否 1,190 3.4% いずれにも該当しない本人に関わる問題 1,263 その他 不明 合計 47.8% 157 16.5% 341 14.2% 19 14.5% 27 8.3% 4,486 3.6% 36 3.8% 67 2.8% 6 4.6% 7 2.1% 3.6% 4,496 3.6% 18 1.9% 14 0.6% 0 0.0% 1 0.3% 1,305 3.7% 1,360 1.1% 31 3.3% 14 0.6% 3 2.3% 0 0.0% 383 1.1% 1,398 1.1% 12 1.3% 36 1.5% 0 0.0% 0 0.0% 125,742 950 2,398 20.1% 55.5% 19.0% 35,230 24.0% 23,892 19.2% 131 327 平成25年度の不登校のきっかけと考えらえる状況は,学校に係る状況が23.8%, 家庭に係る状況が20.1%,本人に係る状況が55.5%でした。 国や三重県と比較すると,家庭に係る状況や本人に係る状況を要因とする割合が増 加しています。 特に,本人に係る状況での遊び・非行や無気力を要因とする割合が高い状況でした。 25 悪戯遊び中の傷害事件といじめとの関連の判例について ◆浦和地裁昭和60年4月22日判決 「悪戯遊び中児童受傷事件」(三室小学校いじめ負傷事件) ◆事件の概要 小学校4年生のクラス内で「ズッコケ」と称する遊びが流行していました。 これは,足元に滑り込みをかけて転ばせるという危険なものでした。ところが, 当初は遊びであったはずが,クラス内の特定の児童に対して集中して行われたこ とから,廊下で転倒して顔面強打,前歯骨折を負うという傷害事故が発生しまし た。 この児童は転校してきたばかりで,この他にも蹴る,殴る,つねるといった行 為が繰り返されていたため,親や本人が学級担任に善処を求めていました。しか し,担任教師は加害児童に口頭で注意したり,児童に話し合いの会を持たせたり するだけで,悪戯行為の中止に向けた効果のある対策を講じていませんでした。 ◆傷害の程度 顔面を廊下の床に打ち付け負傷。 前歯を破折脱臼,下左右第一ないし第三歯知覚過敏症の傷害を受けた。 後遺症として,上左右各第二歯(門歯)について抜髄する応急措置を受け,そ の後,義歯を入れ,以後も顎の発育がほぼ完成する満15歳の頃に再度所要の 治療を行う必要が生じた。 ◆訴え 学校設置者・生徒2人の保護者に約644万円の損害賠償請求 ◆判決の概要 ○ ◆結果 市と1人の親に 273 万円の賠償金命令。 被告控訴。控訴審で和解成立。 26 ◆判決内容の概要 ○ 「抽象的・一般的な指導にとどまらない」,「いじめの根絶対策をやってい なかった教師に責任がある」として,学校の監督義務違反を認めた。 ○ 加害者の両親については、 「子どもの全生活関係にわたってこれを保護監督 すべき」として監護教育義務違反を認めた。 ○ 小学校学級担任は,児童一人ひとりの性格や素行,集団生活の状況を日頃 から綿密に観察し,危害を加えたり,加えられたりするおそれのある児童に ついては,その行動にきめ細やかな注意を払って事故を防止する義務がある。 ○ 児童を教壇の前で注意したり,反省会を開いて軽く戒めたり,児童らに話 し合いをさせたりするなどの措置は,いじめを根絶するための抜本的かつ徹 底した対策を講じたことにはならない。 「小学校4年生くらいの男の子は、他人に対する思いやりの精神が未成熟なため、 適切な教育・指導をしていないと、集団的に弱い者いじめに走りやすい。親から 子がいじめられていると訴えられた担任教師は、事態の深刻さを認識して厳しく 指導すべきだった。」 「小学校の学級担任教諭としては、児童の生命、身体等の保護のために、単に一 般的、抽象的な注意では足りないのであって、学校における教育活動及びこれに密 接不離な生活関係に関する限りは、児童一人の性格や素行、学級における集団生活 の状況を日ごろから綿密に監察し、特に他の児童に対し危害を加えるおそれのある 児童、他の児童から危害を加えられるおそれのある児童については、その行動にき め細かな注意を払って、児童間の事故によりその生命・身体等が害されるという事 態の発生を未然に防止するため、万全の措置を講ずべき義務を負うものべきである。」 「かかる事態を解消するため、抽象的、一般的な注意、指導にとどまらず、抜本的 には、児童による集団討論、いわゆるいじめっ子及び原告との個別面接等の方法に よって、右のような『いじめ』の真因を解明し、家庭とも協力してその原因の除去 に努めるべきことは固(もと)よりであるけれども、当面、組の男子児童に対し、 軽度の暴行又は悪戯(いたずら)からも、生命、身体等の事故が起こりうることを くり返し、真剣に説いて、原告に対する暴行を止めるよう厳重に説諭すべきであっ た」 「いじめの根絶対策をやっていなかった教師に責任がある」として、学校側が監督 義務を怠ったことを認めた。 27 また、加害生徒の両親については、 「親権は、その子たる児童が家庭内にいると家 庭外にいるとを問わず、原則として子どもの全生活関係にわたってこれを保護監督 すべきであり、少なくとも、社会生活を営んでいくうえでの基本的規範の一として、 他人の生命・身体に対して不法な侵害を加えることのないよう、子に対し、常日ご ろから社会生活規範についての理解と認識を深め、これを身につけさせる教育を行 って、児童の人格の成熟を図るべき広汎かつ深遠な義務を負うといわなければなら ないのであって、たとえ子どもが学校内で起こした事故であっても、それが他人の 生命、及び身体に危害を加えるというような社会生活の基本規範に抵触する性質の 事故である場合には、親権者が右のような内容を有する保護監督義務を怠らなかっ たと認められる場合でない限り、右事故により生じた損害を賠償すべき責任を負担 するものというべきである」と、監護教育義務違反を認めた。 ■解釈 教師や学校の責任については,具体的な事情に即して児童生徒に対する安全配 慮義務が尽くされていたかどうかを判断する必要がある。 一般的な子ども同士の遊び中に単発的に又は突発的に発生した傷害というのであ れば,教師の注意義務違反が問われないケースも考えられる。 この事例では,クラス内での危険を伴う悪戯が流行っていることが認識されて おり,特定の子どもに対する悪戯が繰り返され,何より被害を受けた児童や保護 者が担任教師に訴えていたというのですから,悪戯中の単発的事故と同じように は考えられません。 これは,決して悪戯行為と呼べるものではなく,継続して心身に加えられた危 害,いわゆる「いじめ」に相当するケースといえます。 したがって,教師としては「いじめ」が繰り返されていたこと又はそのおそれ があることを認識していた以上,これを深刻に受け止めて,学級内の児童の動静 に細心の注意を払っていじめが繰り返されないように配慮すべきはもちろんのこ と,いじめの根絶に向けて効果的な対処を講じる必要があるといえます。 事態を認識していた又は認識できる状況にあった以上,児童生徒に対する安全 配慮義務違反が厳しく問われるのは止むを得ません。 特に,児童間で仲直りさせた,加害児童を全員の前で注意した,又はクラス全 員で話し合いを持っていじめがいけないことを理解させたなどの措置は,多くの 場合表面的な指導に終わって,いじめの根本的な解決に結びつかないことが少な くないことが知られています。 クラス内の問題に止めず,学年や学校の問題として対策を講じること,さらに は保護者の理解や協力を得ながら具体的な対策を検討する必要があるのです。 28 交通事故発生状況(11 月 11 日現在)について 29 コミュニティ・スクールについてのホームページでの情報発信事例 1 松阪市立鎌田中学校区コミュニティ・スクール 30 31 32 2 春日市立小学校・中学校コミュニティ・スクール 33 3 山口市立仁保中学校 34 4 杉並区立和田中学校 35 平成26年度コミュニティ・スクール実践のとりまとめについて 1 作成の趣旨 ・各学校運営協議会の主体的,自律的,組織的な取組の充実を図り,情報共有及び 情報発信を図る。 ・各学校の取組をつみかさねとともに各学校の特色ある取組を明らかにする。 ・各学校の成果を確かなものとし,今後の活動の充実につなげる。 2 作成要領 ・A4 縦おき・横書き,文字サイズは,12ポイント・MS明朝体, ただし,学校名は16ポイント,見出しは14ポイント ・1ページ39行,1行38文字 ・用紙の余白は,上下左右ともに24mm ・写真,図表,グラフ等の掲載可 ・A4,1ページにまとめてください。 3 作成に当たっての構成等 ◆ 学校名 ○○○ 学校 1 学校運営協議会が,主体的,自律的,組織的に取り組んだ協議(熟議),学 校関係者評価の改善点,特色ある取組などを記載してください。 (1)○○○・・・・・ ◆特に本年度は,学校運営協議会としての“主体的な取組”や“特色”を できる限り示していただきますようお願いします。 ◆学校関係者評価を生かし教育課題改善への取組,学校や地域の特色を生 かした取組についての協議,土曜日の教育活動についての協議や取組,学 校裁量予算編成についての協議,学校でのいじめ防止等の方針や組織の設 置なども考慮しながら,学校運営協議会の特色に御配慮ください。 2 取組の成果や課題 *本年度の学校運営協議会による成果と課題を箇条書きで記載してください。 (1)成果 ◆特に本年度は,これまでとの“違い”を検証してくだ ・ さい。 (2)課題 ◆学校独自のアンケートや調査,学校運営協議会委員の ・ 声等も含むなど,具体的な内容に御配慮ください。 4 提出期限 平成27年2月24日(火) *教育支援課宛にメールで提出してください。 36 平成26年度学校支援ボランティア活動の年間まとめについて 1 作成の趣旨 ・各学校の取組をつみかさね,取組の継続性と充実を図る。 ・市全体の取組についての情報発信及び取組の浸透を図る。 ・各学校の特色を共有し,地域による学校支援活動を生かした教育活動の充実 を図る。 2 作成要領 ・A4 縦おき・横書き,文字サイズは,12ポイント・MS明朝体, ただし,学校名は16ポイント,見出しは14ポイント ・1ページ39行,1行38文字 ・用紙の余白は,上下左右ともに24mm ・写真,図表,グラフ等の掲載可 ・A4,1ページにまとめてください。 3 作成に当たっての構成等 ◆ 学校名( Ⅰ 学校支援ボランティアの活動 1 ) 登録人数・・・活動に携わった年間の実人数を記載して下さい。 内訳 保護者 地域住民 2 人数 内訳 学生 その他 人数 合計 主な活動内容 ◆地域ボランティアによる学校支援活動の内容について記 載して下さい。 ◆特に本年度は,学校運営協議会との連携や関係,学校に とって特色や特徴となっている活 動に力点を置いて,取組みの様子を紹介してください。 ◆学校支援ボランティア確保の工夫や,地域コーディネー ターの役割の工夫なども御配慮ください。 4 提出期限 平成27年2月24日(火) *教育支援課宛にメールで提出してください。 37 平成26年度「多文化共生教育実践EXPO」について <第二次案内> 1 目的 ・国籍や文化が違っても、将来のパートナーとなる子どもたちどうしが、小さ いころから同じ学校で仲間として共に学び合い、理解し合うことができる多 文化共生社会の実現に向けた実践力を育む。 ・鈴鹿市の多文化共生教育についての現状や課題を,実践交流を通して明らか にし,各学校における多文化共生教育の取組を進展・充実させる。 2 対象 ・多文化共生教育担当者,日本語教育担当者,外国人教育指導助手 3 実施日時および主な内容 日 時 1 月 27 日 (火) 市庁舎 12 階 主 指導講評 川上郁雄教授 実践発表校 テーマ 6 容(予定) 4つのテーマでの意見交流 早稲田大学大学院教授 5 内 【ポスターセッションによる実践発表】 ・発表 10 分間(発表 7 分 質疑応答 3 分)×3回 15:00 4つのテーマに分かれて,12 校1回ずつの発表 ~ 17:00 【分科会】 1203 4 な 学 校 在籍学級と国際教室の連携した取組 牧田小学校 玉垣小学校 椿小学校 取り出しによる日本語指導の実践 桜島小学校 白子中学校 鼓ヶ浦中学校 多文化共生の仲間づくり 旭が丘小学校 石薬師小学校 創徳中学校 保護者や地域と連携した取組 加佐登小学校 清和小学校 深伊沢小学校 今後の予定 ○当日配布資料の作成(1月8日までに提出) 〔実践発表校12校〕・・・・・取組の概要を提出 〔発表校以外の学校28校〕・・A4 サイズ1枚で取組の概要をまとめて提出 ○当日のポスター,パワーポイント等の提出(1月23日までに提出) ・ポスターは模造紙1枚程度 38 39 40 校園長会資料 鈴 教 学 第2387号 平成26年11月13日 (宛先)各校園長 鈴鹿市教育委員会事務局 学校教育課長 平成26年度新たな教職員評価制度にかかる自己目標設定票・評価表 及び平成27年度学校・園経営の構想の提出について このことについて,下記のように提出してください。 記 1 提出文書 ①「H26 自己目標設定票・評価表」(校長,教頭,園長) ※評価表名前欄には「私印」を押印してください。 ②「H27 学校経営の構想」「H27 園経営の構想」 ※押印は,「校印・園印」で願います。 ※併設園がある小学校長は,2枚とも提出願います。 2 提出部数 各1部(自己目標設定票・評価表は,A4 両面長辺とじ印刷) ※A4 横版を縦にめくった時に上下が合うように 必ず,長辺とじ印刷でお願いします。 ※データをメールでも提出してください。 ファイル名(○○学校 校(園)長評価表) (○○学校 教頭評価表) (○○学校園 経営構想)としてください。 3 提 出 先 鈴鹿市教育委員会事務局学校教育課教職員 G データ送付先:masaru-yamanaka@city.suzuka.lg.jp 4 提出期限 平成26年12月22日(月)17時 ※提出期限の厳守に御協力ください。 事 務 担 当 学校教育課 山中 TEL 41 382-7618 (様式) 平成27年度 学校(園)経営の構想 作成年月日 平成 学校(園)名 校(園)長名 記述項目 記述内容 1めざす 学校(園)像 2経営方針 3達成方策 ※具体的かつ簡潔に記述してください。 42 年 月 日 印 校園長会資料 鈴 教 学 第2380号 平成26年11月13日 (宛先)各校園長 鈴鹿市教育委員会事務局 学校教育課長 平成26年度新たな教職員評価制度にかかる最終面談及び 人事聴取の実施について このことについて,別紙のとおり最終面談及び人事聴取を実施しますので, ご出席いただきますようお願いします。 なお,都合により日程の変更をさせていただくことがあります。ご理解いた だきますよう併せてお願いします。 記 1 実施日及び時間 2 実施場所 3 そ の 他 別紙による 鈴鹿市教育委員会事務局 教育委員会室 別紙による「実施日・時間」のご都合が悪い場合は,日 程を学校・園間で調整の上,学校教育課教職員G(山中) までお知らせください。 事 務 担 当 学校教育課 山中 TEL 43 382-7618 (別紙) 平成26年度 校園長最終面談及び人事聴取日程予定表 11月11日 現在 1月 13日 14日 開 始 時 間 曜 16日 19日 22日 14:30 15:00 鈴峰中 天栄中 白子中 15:30 16:00 16:30 火 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 神戸中 白鳥中 平田野中 大木中 創徳中 13:00 13:30 14:00 14:30 15:00 千代崎中 加佐登幼 玉垣幼 水 鼓ヶ浦中 井田川幼小 15日 14:00 庄内小 深伊沢小 旭が丘小 15:30 16:00 16:30 椿小 白子幼 飯野幼 15:30 16:00 16:30 稲生幼 栄幼 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 栄小 天名小 合川小 神戸小 玉垣小 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 箕田幼小 桜島小 13:00 13:30 14:00 14:30 飯野小 稲生小 愛宕幼小 白子小 13:00 13:30 14:00 14:30 15:00 15:30 16:00 16:30 庄野幼小 国府小 加佐登小 鈴西小 若松小 明生小 神戸幼 旭が丘幼 14:30 15:00 15:30 16:00 16:30 鼓ヶ浦小 郡山小 清和小 椿幼 国府幼 木 長太幼小 一ノ宮幼小 河曲幼小 金 15:00 石薬師小 牧田幼小 月 木 ※ご都合が悪い場合は,日程を学校・園間で調整のうえ,学校教育課 山中 までお知らせください。 44 校園長会資料 教職員の交通事故について ◆平成26年4月1日~平成26年10月31日の状況 交通事故報告件数の推移 12 平成25年度 10 平成26年度 8 6 4 2 0 4月 5月 6月 7月 8月 62件(前年度比+27件) 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 10月31日現在 加害(双方含む)29件(前年度比+11件) 人身6件 出退勤途上32件 交差点40件 ◆状況・傾向 平成26年度,ここまでの交通事故発生件数は62件で,昨年度同時期 と比べ+27件と大幅に増えており,増加傾向に歯止めがかかりません。 このような現状を踏まえ,平成26年11月6日付鈴教学第2281号にて注意喚 起しました運転に係る以下の事項について,貴校(園)教職員に,再度周 知徹底するとともに,一層の注意を払うよう御指導ください。 ・ 前方,後方,左右の安全確認を十分すること。 ・ 発進の際の前方車両の動きに注意を払うこと。 ・ 相手車が「来ないだろう」「止まるだろう」という思い込みに陥らないこと。 ・ 仕事と運転時の気持ちの切り替えを行い,常に運転に集中すること。 ・ 適切な車間距離を保つこと。 ・ 一時停止必要箇所における確実な車両の停止を励行するとともに,確実なブレーキ操 作を行うこと。 ・ 子どもや歩行者等,相手の予期せぬ行動を念頭に入れて運転すること。 ・ 駐車時,目的の建物から遠くとも,出来る限り,すいている場所に駐車すること。 ・ 遠回りになろうとも,交通量の多い道路の無理な横断を避け,いったん左折(または 右折)して目的地に向かうルートを検討すること。 ・ 夕暮れ時,早めのライト点灯を心がけること。 45 平成27年度 鈴鹿市立幼稚園入園予定者数 平成26年11月17日現在 園名 4歳児 国府 24 学級数 学級増減 4歳児母数 5歳児 1 庄野 加佐登 19 1 牧田 学級数 学級増減 5歳児母数 68 21 1 53 0(6) 0 44 22 1 60 13 1 62 △1 43 42 1 68 白子 23 1 77 25 1 旭が丘 61 2 118 63 2 △1 113 80 0(8) 0 △1 81 愛宕 82 稲生 35 1 142 29 1 飯野 33 1 129 31 1 92 13 1 97 一ノ宮 90 14 1 86 長太 52 13 1 69 箕田 46 19 1 49 増減なし 河曲 135 △1 107 若松 玉垣 35 1 141 31 1 127 神戸 24 1 102 23 1 96 33 12 1 41 20 4 1 28 22 0(5) 0 △1 30 1369 333 16 -4 1356 栄 椿 2 井田川 計 256 9 46
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