公益社団法人自動車技術会 主催 第12回 全日本 学生フォーミュラ大会 1 全日本 学生フォーミュラ大会 【趣旨】 主役である学生が自ら構想・設計・製作した車両によ り、ものづくりの総合力を競い、産学官民で支援して、 自動車技術ならびに産業の発展・振興に資する人材 を育成します。 【基本方針】 学生に、ものづくりの機会を提供することにより、 1) 学生の自主的なものづくりの総合力を育成する 2) 学校教育と連携する実践的な学び場としての教育 的価値を高めていく。 こととします。 2 全日本 学生フォーミュラ大会 【歴史】 1981年より米国SAE主催にて開催(第1回大会6チーム参加) 2003年より日本大会開催(第1回大会17チーム参加) 2013年より日本大会がFormula SAEシリーズ大会として開催 (現在、世界8カ国11大会がFSAEシリーズ開催) 現在、世界16ヶ国で開催 FSAEシリーズ:アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、オーストリア、 ドイツ、日本、ブラジル シリーズ外:インド、カナダ、スペイン、タイ、チェコ、中国、 ハンガリー、 ロシア 3 全日本 学生フォーミュラEV大会 【経緯】 2008年9月に、経済産業省 資源エネルギー庁から、学生フォーミュラ に電動車両を導入することにより、「学生のものづくり、特に将来技術 のものづくりについてサポートしていきたい。モーター産業、電池産業 に学生が目を向けてくれる、自動車産業を学生が再評価してくれる ことを期待したい。」との通達があり、 学生フォーミュラの電気動力化 の検討を始め、第7回大会(2009年)より、車検・ルール作成などの 試行を続けてきた。 【他国の状況】 既にイタリア、ドイツ、イギリス、オーストラリア、オーストリアで開催。 2013年より、米国、日本で開催。 日本大会は、2013年より本大会開催。2クラス制(ICV・EVクラス設定) 4 全日本 学生フォーミュラ大会 参加者推移 EV試走 2チーム EVデモ走行 EVプレ大会 7チーム 5チーム 9チーム 5 延べ10,000名以上の参加学生。その卒業生の多くが自動車関連企業に就職 全日本 学生フォーミュラ大会 スポンサー推移 2014年2月末現在 6 車両規則及び審査 • 610cc以下の4サイクルエンジンを搭載した 1人乗りフォーミュラーカー • 年間1000台生産を想定したビジネスモデル • 企画、設計、製作、走行までの一貫評価 • 排気音量は、所定条件で110dB以下 7 EVクラス車両規則及び審査 • 従来大会(ガソリンエンジン車両)に準じる 1)オープンタイプの1人乗りフォーミュラーカー 2)企画、設計、製作、走行までの一貫評価 3)年間1000台生産を想定したビジネスモデル • EV車両の設計要件 1)バッテリーからの最大電力が 連続的に85kWを超えないこと 2)電気モータ数の搭載制限なし 3)最大公称作動電圧は600VDC 4)エネルギー回生が認められる 8 第12回 全日本 学生フォーミュラ大会概要 • 会 • 会 • • • • 期: 2014年9月2日(火)~6日(土) 場: エコパ(小笠山総合運動公園) 静岡県掛川市/袋井市 エントリー: 96チーム(ガソリン88チーム、EV8チーム) 書類選考により大会出場チームを最終決定する。 後援・協賛:文部科学省、経済産業省、国土交通省、 静岡県、掛川市、袋井市他、メディアや関連団体 スポンサー:国内自動車メーカーをはじめ約190社 ・ EVクラス設定(EV本大会開催) ・ 土曜日開催(エンデュランスファイナル、公開プレゼン実施)9 第12回 全日本 学生フォーミュラ大会 エントリーチーム 海外 エントリー:96 チーム(国内75(ICV69・EV6)、海外21(ICV19・EV2)) (インド) 65 VIT University 70 Fr.Conceicao Rodrigues College of Engineering 74 National Institute of Technology – Jamshedpur 77 M.H. Saboo Siddik College of Engineering 84 Acropolis Technical Campus ☆ (タイ) 29 King Mongkut’s University of Technology Thonburi 71 Prince of Songkla University 83 Maejo University☆ E8 Chulalongkorn University【EV】★ (インドネシア) 55 Universitas Gadjah Mada 64 Institut Teknologi Sepuluh Nopember 80 Institut Teknologi Bandung (中国) 31 Tongji University 72 Harbin Institute of Technology at Weihai 82 Hubei University of Automotive Technology☆ E4 Harbin Institute of Technology at Weihai【EV】★ (台湾) 76 Southern Taiwan University of Science and Technology (イラン) 85 Ferdowsi University of Mashhad☆ (ベトナム) 86 Hanoi University of Science and Technology☆ (ドイツ) 87 UAS Dortmund☆ (マレーシア) 88 Universiti Teknologi Malaysia☆ ※前年実績:86チーム(国内74(ICV67・EV7)、海外12(ICV11・EV1)) 北海道 26 北海道大学 21 関西・中国・四国 九州 30 久留米工業大学 40 九州工業大学 52 崇城大学 66 北九州市立大学 E7 九州工業大学【EV】★ 5 九州支部 1 京都大学 2 大阪大学 3 同志社大学 5 京都工芸繊維大学 16 大阪市立大学 17 大阪産業大学 18 広島大学 19 立命館大学 32 神戸大学 37 岡山大学 41 大阪工業大学 43 近畿大学 53 山口東京理科大学 54 鳥取大学 57 ホンダ テクニカル カレッジ関西 60 摂南大学 62 岡山理科大学 68 広島工業大学 18 関西支部 1 関東甲信越 中部・東海・北陸 4 名古屋大学 10 豊橋技術科学大学 13 名古屋工業大学 23 トヨタ名古屋自動車大学校 28 名城大学 34 金沢工業大学 35 愛知工業大学 42 静岡理工科大学 44 岐阜大学 47 福井大学 49 金沢大学 56 静岡大学 61 静岡工科自動車大学校 67 富山大学 75 富山県立大学 E1 静岡理工科大学【EV】 E6 トヨタ名古屋自動車大学校【EV】★ 17 中部支部 北海道支部 6 横浜国立大学 7 日本自動車大学校 8 慶應義塾大学 9 東京理科大学 11 東海大学 12 山梨大学 14 東京都市大学 15 宇都宮大学 20 東京農工大学 21 上智大学 22 工学院大学 24 ものつくり大学 25 茨城大学 27 成蹊大学 33 芝浦工業大学 36 早稲田大学 38 日本工業大学 39 日本大学理工学部 45 千葉大学 46 新潟大学 48 埼玉工業大学 50 東京大学 51 東京電機大学 58 明星大学 59 日本大学生産工学部 63 青山学院大学 69 東京工科自動車大学校世田谷校 73 ホンダ テクニカル カレッジ関東 78 国士舘大学 79 千葉工業大学 81 湘南工科大学 E3 神奈川工科大学【EV】 E5 神奈川大学【EV】☆★ 東北 E2 東北大学【EV】 1 東北支部 ☆印:大会初参加校 ★印:EVクラス初参加校 33 10 関東支部 ※学校名掲載はカー№ 順 大会当日のイベント1 車検(安全確認):車がルールの通り安全に走行できる状態にあるかどうかを確認します。 ①技術検査 安全性やフレームなどの作り方に 問題がないかをチェック。 ②チルト ガソリン・オイルなどが漏れない かをチェック。 ③騒音(ガソリン) 排気音レベルが大きすぎないかを チェック。 ④ブレーキ ブレーキの効き具合をチェック。 その他(安全確認):車がルールの通り安全に走行できる状態にあるかどうかを確認します。 ①車重計測 車両重量を計測。 最軽量化賞の表彰基準。 ②排気ガス測定(ガソリン) オートクロス走行後に排ガスチェッ ク。 ③給油 車検、動的審査実施前に給油。 エンデュランス終了後にも給油。 ④レインテスト(EV) 絶縁がされているかをチェック。 11 大会当日のイベント2 静的審査(325point):コンセプト・設計・コスト・マーケティング能力を審査します。 ①コスト ②デザイン(設計) ③プレゼンテーション デザインファイナル コストに見合った車になっているか を審査する。(100point) 設計の適切さ・革新性・加工性・補修性 等を審査する。(150point) デザイン審査の上位チームを 観客の前で公開審査し、その 場で発表する。 製造販売のためのプレゼンテーション能力 を審査する。(75point) 得点合計1,000point 動的審査(675point):走行性能を審査 ①アクセラレーション 0-75mの加速性能を競う。 (75point) ②スキッドパッド 8の字コースによるコーナリング性能を 競う。(50point) ③オートクロス ④エンデュランス・効率 直線・ターン・スラロームの複合コース を1周しハンドリング性能を競う。 (150point) 直線・ターン・スラロームを組み合わせ たコースを周回し、約22km走行、耐久 12 性と燃料・電力消費効率を競う。 (300point /100point ) 全日本 学生フォーミュラ会議 将来ビジョン 自動車技術ならびに産業の発展・振興に資する人材を育成する ●会場選定 ●大会全体のレベルアップをサポートするチームフォローアップの検討と推進 ●SAEと連携した大会運営の革新 環境変化 <国際化・EV対応> ◆SAEとの協調し、各国SAE Formulaとの連携でより国際化を図る ●FSAE World Council参加 ● 2013年大会SAEシリーズ化 ●FSAE World Councilを主体とする ●SAEとの連携 “J-SAE Formula” を極東大会へ 国際大会の開催 ◆EVフォーミュラ大会開催で先端技術への対応を図る ●EV大会ルールの検討と策定 ● 2012年EVプレ大会 ● 2013年EV本大会 ●J-SAE Formula EV大会開催推進 産学官民連携 <ICVとEV>大会のあり方検討と推進展開 <JAPAN POWER(総合力)での推進> ◆社会的認知度アップを、産学官民連携とメディアへの露出度アップ等で図る ●学生主体のメディア・プレスリ レーションによる情報発信 ●学生とスポンサーとの積極的な交流 ●ガイドツアーによるスポンサー拡大 ●大学カリキュラムへの導入(文科省) ●大学への技術開発補助金交付(経産省) ●学生/OB及び “IT”を活用したより効果的な広報展開推進 短 期 中 期 長 期 13 ◆先端技術への対応ができる人材育成 ◆規模拡大及びEVフォーミュラ大会開催に対する 安全な運営が可能な会場選定を図る ◆企業で即戦力となる人材育成 世界に通用する技術者となる学生に「ものづくり」を通して検証する場の提供 <大会の進化>
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