シンポジウム:鉄筋コンクリート造集合住宅の100年

シンポジウム
鉄筋コンクリート造集合住宅の 100 年
日本初の鉄筋コンクリート造の集合住宅である軍艦島 30 号棟が建設され、およそ 100 年が経過し
ようとしている。軍艦島の保存が議論となるなか、現存する最後の同潤会アパートが解体された。一
方海外ではドイツのジードルンクのように多くの歴史的な集合住宅が、現在も改修保全され良い状態
で保たれている。本シンポジウムでは、文化的価値からの視点、海外の事例との比較、コンクリート
という材料学的視点、集合住宅計画の視点から事例紹介を行い、今後増加する近代建築保存について
の課題を共有したい。保存改修事例である求道会館を会場として、併設の鉄筋コンクリート造集合住
宅である求道学舎の見学会を行う。
主 催 日本建築学会 良質な建築ストック形成検討小委員会
日
時
2015 年 3 月 10 日(火)11:30~13:30(見学会)、13:30~17:10(シンポジウム)
会
場
求道会館(東京都文京区本郷 6 丁目 20-5)
http://www.kyudo-kaikan.org/
*東京都有形文化財、2008 年日本建築学会賞(業績)受賞
*南北線「東大前」駅から徒歩 5 分、丸ノ内線「本郷三丁目」駅から徒歩 15 分
内
容
第 1 部:見学会
*求道会館および求道学舎を 2 グループに分けて見学
開場 11:30、見学会①11:45〜12:15、見学会②12:30〜13:00
(昼食は各自でお摂りください。近隣・本郷通りの飲食店が利用可能です。
)
第 2 部:基調講演・個別事例紹介
司会:内田
(1)主旨説明
内田
青蔵(神奈川大学教授)
青蔵(
前掲
)
(2)基調講演
・求道会館・求道学舎の再生について
近角
真一(集工舎建築都市デザイン研究所代表取締役所長)
・近代鉄筋コンクリート造建築における修復技術と理論
田中
和幸(田中建築研究所代表)
(3)個別事例紹介
・同潤会アパートにみる鉄筋コンクリート造集合住宅の計画
大月
敏雄(東京大学教授)
・ヴァイマール期ドイツのジードルンクの計画と現状
海老澤模奈人(東京工芸大学准教授)
・東京中央郵便局の保存改修にみる鉄筋コンクリート構造の問題点
野口
憲一(近代建築保存技術研究室)
・軍艦島の鉄筋コンクリート造建築群の劣化メカニズムと方策
今本
第 3 部:総合討論
総
司会:大月
括
新宮
啓一(東京理科大学教授)
敏雄(
前掲
)
清志(小委員会主査、日本大学名誉教授)
参加費
会員 2,500 円、会員外 3,000 円、学生 1,500 円(資料代を含む。昼食代は含まず)
定
120 名(申込み先着順)
員
申込方法(Web 申込み)
問合せ
https://www.aij.or.jp/index/?se=sho&id=1046 より
日本建築学会事務局研究事業 G 小野寺篤
onodera@aij.or.jp TEL03-3456-2051