DAS-JAPAN NEWS 第 19 号:2015.1.5 ■規格改正の年 登録組織の皆様、あけましておめでとうございます。 さて今年は、ISO9001と14001の規格大改正が行われます。すでに審査でお伺いするたびに 改正の概要についてご説明していますが、すべての規格のベースとなる共通部分をまとめた付属書SL の発行は大きいと思われます。これは世の中に複数の規格をひとつのマネジメントシステムとして運用 する組織が増え、それらに対応するために考慮されました。その他全体として、システムのパフォーマ ンスが強調され、このシステムにより組織に役立ち経営に寄与する要求が随所に見られます。まさに弊 機関でずっといいつづけてきたことが、やっとここに花開いた感じがしています。 このような規格の大改正時には、ひとつの「プロジェクト」として取り組みことが効果的です。まずは 全体のスケジュールを決めて、誰が何を何時までに行い、スケジュール通りにうまく進められるよう全 体を管理する人も必要でしょう。また規格要求事項の「差分学習」も大きなイベントです。以前とどこ がどのように改正されたのかをじっくりと検討し、わかりやすくシステムに落とし込むことがポイント です。今回の改正は新規格への移行期限が3年と決められていますので、そんなにあわてる必要はあり ませんが、スケジュールを立ててみるとあっという間に期限が来てしまうのも事実です。 また、このような大改正時こそ全体のシステムを見直し、真に「経営のツール」して活用できるように したいものです。特に日常業務とかい離したシステムは、社員のやる気を殺ぎ、仕事の効率にも大いに 影響します。日常の業務をこなすだけですべてのISO要求事項が自然にクリヤできているシステムを 目指しましょう。 ISO9001 規格改正スケジュール(例) 15/10 16/3 16/9 16/12 17/2 17/4 ○ 改 正 版 発 行 ○ 社員説明会 差分学習 改正版システム構築 新システムで運用 内部監査 マネジメントレビュー 受審 審査機関 改 正 版 合 格 新規格への移行の条件として 1) 新システムでの運用実績が3カ月以上 2) 内部監査・マネジメントレビューを 1 回以上実施(内部監査員は、新規格で認定された監査員) が課せられています。 なおお急ぎの場合は、差分学習と新システム構築の期間を短縮することでいくらでも対応できます。 DASジャパンから ■代表が関西アセスメント協会で講演! 真剣に聞き入る協会メンバー 日時 :2014 年 12 月 13 日(土)13:00~17:00 場所 :(財)島根経済文化振興会館(大阪市北区西天満) 集合写真(代表の右隣は関口会長) 講演内容: 「ISO9001 規格改正と効果的な対応」 講師 DAS ジャパン(株)萩原睦幸 参加者 :ISO コンサルタント、経営コンサルタント、審査員、会社員、NPO 法人 主催 :関西アセスメント協会 講演終了後、参加者全員が北新地に繰り出し、盛大な打ち上げ兼忘年会になりました。 ■DAS-UK がホールディングス制へ このたび英国本部は事業拡大のため、ホールディングス制へ移行しました。が、メイン会社は DAS-UK であり、基本的にはほとんど影響がありません。変更点は以下の通りです。 1) 認証書番号が日本独自の番号が廃止され、英国からあらたに付与される 2) 認証書は SN Registration Limited 名で発行される 3) ロゴマークが新会社名入りに変更された(下記のロゴマークは変更されたものです) 直近の審査後に新たな認証書を発行いたしますが、ロゴマークについては、現在お使いのものを使 い切ってからの対応で構いません。 (編集責任者 萩原由利) 英国系 ISO 認証機関 DAS ジャパン(株) 代表取締役 萩原睦幸 東京都豊島区東池袋 3-20-16-503 info@das-japan.jp http://www.das-japan.jp
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