世界の地球観測衛星 1.世界の地球観測衛星 ソ連による世界初の人工衛星 Sputnik 1 の打ち上げ以降、世界各国では様々な地球観測 衛星が打ち上げられ、運用されてきました。今後も数多くの地球観測衛星が打ち上げられる 予定ですが、これらに関する情報は散在しており、数多くの衛星とセンサーの全体を捉えるこ とは意外に困難です。ここで、世界の地球観測衛星についての情報を網羅的かつコンパクト に取り纏めた Web をご紹介します。 (財)リモート・センシング技術センター(RESTEC)ホームページより、 世界の地球観測衛星 http://www.restec.or.jp/handbook2004/index.htm アルファベット順 に衛星を索引 57 調べたい衛星をクリック 衛星についての情報 が表示される 58 2.地球観測衛星データを入手するには (1)データの受信から入手までの流れ 地上局等で受信、保存された地球観測衛星の観測データは、そのままでは利用できない ものがほとんどです。地球観測衛星は、一定の観測幅で帯状にデータを観測しているので、 その観測データは、ある決まった大きさで切り出し、衛星に搭載したセンサによる対象物 の見え方の特徴(感度)のばらつきを合わせて、地球の自転や衛星の姿勢変化による地上 との位置のずれを除くなどの補正処理を行います。その後、補正されたデータは、衛星の 観測日や補正した際の情報等を付加して、CD-ROM などにコピーされて、ユーザの皆様に提 供されます。 国内外の機関で保存されているデータは、RESTECを通じて入手できます。詳しくはRESTEC ホームページ(http://www.restec.or.jp/restec_1.html)のデータ提供案内をご覧下さい。 (2)ALOS 主提供業者(ALOS PD)の指名について 平成 17 年打ち上げ予定の ALOS データについては、宇宙航空研究開発機構(JAXA)より、 ALOS データの提供を行う「ALOS 主提供業者(ALOS Primary Distributor:PD)」として RESTEC が選定・指名されました(注 1)。これを受けて RESTEC は、ALOS データの提供業務につい て、以下の目標の達成を目指します。 1.標準処理データ(L-1)の低価格での提供 2.付加価値製品や高次付加価値製品など、利用しやすいデータの提供 3.あらゆる利用分野・ユーザへのサービスの充実と利用の拡大 具体的な計画につきましては、今後、関係先とも調整のうえ決定する予定です。 今後は、ユーザの皆様からのご意見も取り入れ、ALOS データ利用の普及拡大に努めてま いりますので、これまで以上のご支援・ご協力をお願い致します。 【注 1】 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、ALOS データの配布業務を実施する「ALOS 主 提供業者(ALOS PD)」を決めるため、平成 17 年 2 月 3 日に提案要請説明会を開催し、RFP を発出しました。RESTEC は、3 月上旬に提案書を提出し、28 日付けで ALOS PD に指名され ました。 衛星データについてのお問い合わせは (財)リモート・センシング技術センター(RESTEC) 利用推進部 データ普及課 〒106-0032 東京都港区六本木 1-9-9 六本木ファーストビル 12F TEL:03-5561-9777/FAX:03-5574-8515 e-mail:data@restec.or.jp RESTEC ホームページ:http://www.restec.or.jp/ 59
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