ソニック、DivX を買収

PRESS RELEASE
2010 年 6 月 9 日
DivX, Inc.
ソニック、DivX を買収
両社の合意により強力なデジタルビデオ配信企業が誕生 ― ハリウッドムービー配信を加速
米国カリフォルニア州サンディエゴおよびノバト―2010 年 6 月 2 日―デジタルメディア企業
のリーダーである DivX, Inc.(NASDAQ: DIVX、本社: サンディエゴ、日本代表: 大沢幸弘)およ
びソニック・ソルーションズ(NASDAQ:SNIC、本社: カリフォルニア州ノバト)は本日、両社
の共同発表として、ソニック・ソルーションズがデジタルメディア分野の主要企業である DivX,
Inc.を買収するための最終的な合併契約を締結したことを報じました。両社の取締役会によって
承認された本契約の条項の下で、ソニックは DivX の全発行済み株式を取得し、DivX の業務をソ
ニックの業務に合併します。DivX の株主は保有する一株あたり$3.75 の現金とソニック普通株の
0.514 株分を併せて受け取ることになります。合併作業は、両社の株主総会の同意を得、また関
係法令の承認と慣例的な取引実行条件を満たすことを前提として 2010 年 9 月に完了する見込み
です。
ソニックは 20 年以上にわたり、CD、DVD、Blu-ray Disc、そして最近ではインターネットビデ
オ配信といった方法でエンターテイメントコンテンツを作成及び配信するための技術開発におけ
るリーディングカンパニーとして活躍してきました。今回の DivX の買収により、小売店、オン
ラインサービス、ハリウッドの制作スタジオ、家電及びモバイル機器メーカーが簡単かつ便利に
プレミアムデジタルビデオコンテンツをインターネット配信できる技術を提供するというソニッ
クの使命を前進させることが期待できます。DivX により、ソニックはインターネットによるビ
デオ配信技術を進化させることが可能となり、主要小売店及び家電メーカーとの関係をより強化
することが期待されます。
DivX は数多くの種類の機器で高品質ビデオの視聴環境を提供しているデジタルメディアのリー
ディングカンパニーです。DivX ブランドは世界的に認められており、多くの消費者に支持され
ています。ビデオエンコーダー、再生用デコーダー、コンテンツ保護のためのデジタル著作権管
理(DRM)といった DivX の技術は、8,500 種類を超えるデジタルテレビ、DVD 及び Blu-ray
Disc プレーヤー、ならびに 80 機種以上のさまざまな携帯電話機器をはじめとする大手家電メー
カー全社が世界市場に出荷する 3 億台以上の機器に採用されています。また、DivX により、月
間 1200 万人以上のユーザーが Web 上でコンテンツを楽しんでいます。
ソニックは、DivX の買収が以下のような多数の大きな利益を提供できると確信しています。
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今回の買収はソニック株の価値を増大させることが見込まれ、2012 会計年度では非 GAAP
換算で一株あたりの収益を倍増させる可能性がある。
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DivX の技術により、ソニックは、インターネットビデオ配信のより広範なソリューション
としてビデオ再生やハリウッド承認 DRM によるコンテンツ作成用主要ツールが提供可能と
なる。
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DivX のプレーヤー及び DRM 技術は全世界 150 社以上の家電メーカーの多数の製品に採用
されており、ソニックの家電製品での採用戦略にも効果を発揮する。
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DivX ブランドは、互換性、品質、使いやすさの指標として全世界で認知されている。
DivX の技術、能力、市場におけるポジションを合併することは、ソニックが行った DVD を簡単
かつ広範囲に浸透させるという使命を更に前進させることが期待されます。
ソニック・ソルーションズの社長兼 CEO である Dave Habiger は次のように述べています。
「スタジオ、オンラインショップ、家電業界のパートナーはプレミアムコンテンツを顧客に提供
するためのクリアで効率的な経路を求めているという点で一致しています。ソニックと DivX の
合併によって、プレミアムビデオエンターテイメントを効率的に配信するためのプラットフォー
ム、ツール、技術をあらゆる種類の家電機器に提供することが可能になります。DivX の奥深い
技術力と家電及びモバイル業界への採用実績が、RoxioNow プレミアムエンターテイメントプラ
ットフォームの拡張に大きく役立つことが期待されます。」
DivX の CEO である Kevin Hell 氏は次のように述べています。
「ソニック、DivX はいずれもデジタルメディア業界の市場リーダーであり、より良いメディア
環境を消費者に提供するという点で一致しています。両社は企業文化も似ており、インターネッ
トビデオサービスに大きなビジネスチャンスが待ち受けているという認識も一致しています。両
社の製品、技術、パートナーシップ、そして才能豊かな従業員を合わせることで、それらを拡
大・拡張させることが可能となり、市場の急速な発展に乗じたベストのタイミングでデジタルメ
ディアのためのプラットフォームソリューションを完成させることができます。DivX の買収に
より、ソニックはこれまでの顧客へのサービスの拡張が可能となり、新しいパートナーの開拓や
市場における存在感を増して能力を高めるために絶好のポジションを得ることができます。」
現在のソニックの経営陣(Dave Habiger、Clay Leighton、Paul Norris、Mark Ely 及び Matt
DiMaria)が合併会社の指揮をとり、DivX の主要幹部役員を迎え入れる予定です。DivX の CEO
である Kevin Hell 氏、DivX の CFO 兼経営担当上席副社長である Dan Halvorson 氏、DivX のビ
ジネス及び法務担当上席副社長の David Richter 氏は、両社を統合するためにソニックの経営陣
と緊密に協力しますが、合併会社では現職に留まらない予定です。合併完了後、DivX の株主は
合併会社の株式の約 35%を所有する予定です。ソニックは取引完了時に DivX の現取締役の 2
名(氏名は未公開)を合併会社の取締役会に迎える予定です。
Oppenheimer & Co.が業務移行の DivX の排他的財務顧問となります。
ソニックの収益予告について
以前に予告したように、ソニックは 6 月 3 日木曜日(米国時間)に第四会計四半期及び年度(2010
年 3 月 31 日締め)決算報告書を発表する予定です。DivX の合併による影響について投資家の皆
様とより良い議論ができるように、ソニックは今後の収益予告の重要点を以下のとおり本日発表
いたします。
2010 年 3 月 31 日締めの第四四半期のソニックの収益は 2640 万ドル、純利益は 120 万ドル、
GAAP 換算で完全希薄化後一株あたり 0.04 ドルとなりました。ソニックは 2011 会計年度の第一
四半期(2010 年 6 月 30 日締めの四半期)は約 2500 万ドルの収益を上げると予測しています。
より詳細な情報を希望される株主及び投資家の皆様は、ソニックが発表する予定の Form 10-K
年次報告をご覧ください。今回の発表を踏まえて、ソニックは 6 月 3 日(米国時間)に予定してい
た収益に関するカンファレンスコールを行いません。その代わりとして以下の合同カンファレン
スコールへのご参加をお願いいたします。
DivX 買収に関するカンファレンスコール
ソニック及び DivX の取締役は、2010 年 6 月 2 日(水曜日)太平洋夏時間午前 5 時 30 分(東部
夏時間では 8 時 30 分)に買収の詳細についてカンファレンスコールを行います。投資家の皆様
は、(877)293-5493(米国内)または(707)287-9350(米国外)にお電話いただくか、ソニックの
Web サイト(www.sonic.com/about/investor/)及び DivX の Web サイト
(http://investors.divx.com/)の投資家向けページにある Web 放送で内容を聞くことができます。
カンファレンスコールの内容は、2010 年 6 月 2 日(水曜日)の会議終了直後から、2010 年 6 月
9 日(水曜日)の午前 0 時(太平洋標準時間)まで聞くことができます。電話の場合は、
(800)642-1687(米国内)または(706)645-9291(米国外)にお電話いただき、会議の ID 番号
79492916 を入力してご利用ください。また、www.sonic.com/about/investor/ 及び DivX の Web
サイト http://investors.divx.com/の Web 放送でもお聞きいただけます。
補足情報
本プレスリリースは、委任状の要請、購入の提供、ソニック・ソルーションズの株式の売却の提
供を要請するものでもありません。また、買収に関して SEC が行う可能性のあるすべての委任
状または他の書類の代わりになるものでもありません。当該の書類が SEC に提出された場合、
それらに重要情報が含まれるため、投資家は書類を精査することが求められます。提出済みのす
べての書類は、SEC の Web サイト(www.sec.gov)及びソニック・ソルーションズ
(www.sonic.com)または DivX(www.divx.com)の Web サイトで閲覧できます。
ソニック・ソルーションズ、DivX 及びそれぞれの取締役、役員及びその他の関係者は、合併の
受益者としてソニック・ソルーションズまたは DivX の株主からの委任状を要請していると見な
される場合があります。投資家及び株主は、SEC の規定に基づき、直接的及び間接的な買収者
の利益に関する詳細情報を入手し、SEC に提出される合併に関する予備的及び最終的な委任状
を読むことによって、買収に関わるこれらの株主の要請に参加するかどうかを判断します。ソニ
ック・ソルーションズの役員についての情報は、2009 年 10 月 1 日付けで SEC に提出された
最終的な委任状で確認できます。DivX の役員についての情報は、2010 年 4 月 20 日付けで
SEC に提出された最終的な委任状で確認できます。これらの書類は、SEC の Web サイト
(www.sec.gov)またはソニック・ソルーションズまたは DivX に要請して無料で入手できます。
DivX(ディビックス)について
DivX, Inc.は、様々な製品を通じて消費者に高品質なメディア体験を提供し、業界をリードする
デジタルメディア企業です。DivX はデジタルビデオテクノロジーを開発、配布、ライセンス供
与し、今日消費者がメディアを体験する 3 つのスクリーン ―パソコン、テレビ、モバイルデバ
イスをつなぎます。大手家電機器メーカーから 3 億台を超える DivX 対応製品が世界で出荷され
ています。DivX はまた、コンテンツプロバイダーやパブリッシャーへ安全で高画質なビデオ配
信のための完全なソリューションを提供しています。世界的に認知されたブランドと数億人にの
ぼる熱狂的なコミュニティにより、DivX はシンプルなビデオ体験でデジタルホームを実現しま
す。DivX に関する情報は、www.divx.com/ja をご覧ください。
米国本社ソニック・ソルーションズ
及び
ソニック・ソルーションズ株式会社について
カリフォルニア州マリン郡に本社を置くソニック・ソルーションズ(www.sonic.com)の日本法
人がソニック・ソルーションズ株式会社です(www.sonicjapan.co.jp)。ソニック・ソルーション
ズ・グループは、デジタル メディア のリーディング カンパニーであり、相互操作性に優れプ
ラットフォームに依存しないアプリケーションを、プロのクリエータ、企業、ホーム ユーザー、
技術パートナー企業に提供しています。ソニックは、ハリウッドの DVD タイトル制作において
使用されている高度な DVD/Blu-ray Disc オーサリング システム及びインタラクティブコンテ
ンツ配信技術から、世界中のコンシューマ、プロフェッショナル、企業ユーザーに選ばれ、数々
の賞を受賞した Roxio® ブランドの CD/DVD/Blu-ray Disc 作成、再生、バックアップ ソリュ
ーションに至るまで、幅広い製品を提供しています。ソニックの製品は主要小売店をはじめ、
sonicjapan.co.jp と roxio.jp のオンラインストアで全世界でご購入いただくことができ、PC、ア
フターマーケットのドライブ、家電機器にバンドルされています。ソニックのデジタル メディ
ア作成エンジンはデファクトスタンダードであり、Adobe、Microsoft、Scientific-Atlanta、ソニ
ーなどの主要及びハードウエア企業にライセンス供与されています。
Sonic、Sonic ロゴ、Sonic Solutions、Roxio、Roxio ロゴ、RoxioNow、Hollywood to Home は、
米国及びその他の国におけるソニック・ソルーションズの商標または登録商標です。その他の会
社及び製品名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
Forward-Looking Statements
This release may contain forward looking statements that are based upon current expectations,
including the timing of the proposed merger, the expected effects of the merger on the combined
operations and financial results of Sonic Solutions and DivX and other matters related to the
proposed merger as well as the launch, distribution, and market acceptance of their applications,
technologies and services. Actual results could differ materially from those projected in the
forward looking statements as a result of various risks and uncertainties, including risks relating to
completing the merger and the timing of closing and risks relating to obtaining the expected
benefits of the merger, as well as those discussed in the annual and quarterly reports filed by
Sonic Solutions and DivX with the Securities and Exchange Commission (the “SEC”). This press
release should be read in conjunction with the most recent annual reports on Form 10-K, Form
10-Q and other reports filed by Sonic Solutions and DivX with the SEC, which contain more
detailed discussion of the businesses and risks of Sonic Solutions and DivX, including risks and
uncertainties that may affect future results. Neither Sonic Solutions nor DivX undertakes to
update any forward-looking statements of Sonic Solutions or DivX, except as required by law.
Sonic, the Sonic logo, Sonic Solutions, Roxio, RoxioNow, and Hollywood to Home, are
trademarks or registered trademarks owned by Sonic Solutions in the United States and/or other
countries. DivX and the DivX logo are trademarks or registered trademark owned by DivX, Inc.
in the United States and/or other countries. All other company or product names are trademarks
of their respective owners and, in some cases, are used by Sonic Solutions under license.
本件に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。
DivX, Inc.
広報担当: 須賀
葉子
Tel: 03-6304-5080(代表) E メール: japaninfo@divx.com