去る平成 28 年 3 月 18 日、浅草橋ベルモン トホテルに於いて、東 京包装高等専門校の 第 21 期卒業式が行わ れた。今年度の事業は この卒業式を以てす べて終了となった。 午後 6 時の定刻とな り、首代副理事長の司会卒業式が始まった。 先ず、草薙理事長が式辞を述べた。 「皆さん、ご卒業おめでとうございます。昨年 10 月 1 日の最初の授業でお会いしてから半年間、出席日数を心配する場面もありました が、全員無事卒業の運びとなりました。そして派遣事業主の皆さま、おめでとうござい ます。生徒の皆さんが今後の包装業界のため、また御会社のために益々活躍してくれる 事と思います。この半年間で勉強した事は初歩的な事ばかりですが、分からない事を聞 ける人を掴まえられたと思います。来週卒業試験がありますが、これに合格して、お客 様の悩み事に応えられる包装コンサルタントになって頂きたいと思います。今回は 7 人 という少ない人数でしたが、この同期は非常につながりの深い同期となったと思いま す。今後長い付き合いのできる仲間であってほしいと思います。」 学事報告、卒業証書授与に続いて、派遣事業主を代表して、㈱平井・衛守様と㈱ノー サン・平沢様から祝辞を頂戴した。 衛守様「21 期生の皆さま、卒業 おめでとうございます。伝統ある 包装専門校、東京都の認定を受け ているという事で、非常に価値の あるものと感じます。私にも昔経 験がありますが、夜仕事が終わっ た後勉強されたのは大変だったと思います。ここの勉強はこれで終わりではなく、生か さなければもったいない。包装業界は非常に範囲が広い。互いに情報交換し、七人でう まくミックスしながら是非仕事に生かして頂きたいと思います。」 平沢様「数年前に私もここで勉強しました。半年間ここで勉強したことを今後の会社 の仕事に生かして頂きたいと思います。それが教えてくださった先生方、派遣してくだ さった事業主への恩返しになると思います。当事者意識を持って前向きに仕事に取り 組んで頂きたいと思います。皆さんのご活躍をお祈りしております。」 続いて卒業生を代表して、㈱ウエノシステック桜井氏が答辞を述べた。「この半年の 間に学んだ事、実際に体験した事を今後の業務に生かし様々な変化に対応できるよう に頑張って参ります。また半年間共に学んだ仲間たちとの絆をいつまでも大切にし、今 後は微力ではありますが、業界の更なる発展に力を尽くして参りたいと感じておりま す。」 閉会の辞は金井副理事長が行った。「私は平成元年の卒業生です。来週の試験を控え ているので、まだ終わったという実感はないのかもしれません。しっかり復習して全員 が包装コンサルタントの資格を取得できるよう頑張ってください」 卒業式に続いて行われた懇親会での司会は宇田川総務部長に後退し、懇親会の乾杯は 首代副理事長が行った。「来週の試験を優秀な成績で終え、7 名全員が揃って包装コン サルタントに認定されて、上野の精養軒での総会懇親会の席上でまた皆笑顔で美味し いお酒が飲めるように頑張ってください。ひとまずお疲れさまでした。」と挨拶された 後、高らかに乾杯のご発声。 しばらく歓談の後、生徒一人ひとりが壇上に立ち、感想を述べた。「半年間終わって みるとあっという間だった」「インターネットで簡単に得られるような知識ではなく、 実際の工場見学をはじめとした貴重な体験ができた」「同業の方と仲間になった事は、 これから仕事をしていく上での貴重な財産になった」等と異口同音に共通の感想だっ たようである。 閉会の前には、半年に亘り講義の準備をしてきた下尾崎事務局長が一言挨拶を述べた。 「半年間皆さんと毎週お会いして、今回の学校は特にワクワクした時間を過ごさせて 頂きました。この 21 期生が今迄で一番結びつきの強い期になったと言われるように期 待しております。3 月は別れの季節と言いますが、新しい一歩を踏み出す季節でもある と思います。皆さんのこれからの活躍をお祈りしております。」 懇親会もあっという間に予定の 2 時間が経ち、河合文教部長が締めの挨拶を行った。 「せっかくできた 7 人の同期の縁を大切にしてください。会社に戻り、営業をしていれ ば、お客様から今までの取引以外のことを相談されることが出てくると思います。その 時には、同期や講師の先生方に聞きに行ったら、お客様の役に立てる良い仕事ができる のではないかなと思います。ここからがスタートで、ここで勉強したことや得た人脈を 会社の仕事や自分 のキャリアに生か していってくださ い。」 最後は一本締めで 終了し、午後 9 時 30 分、散会した。 (河合)
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