専門知識に頼らない 柔軟なマスタメンテナンス環境が

お客様導入事例
DBエース データメンテナンスエディション
UQ コミュニケーションズ株式会社 様
専門知識に頼らない
柔軟なマスタメンテナンス環境が
わずか2日間で実現
無 線データ通 信 サービスを手がけるU Qコ
ミュニケーションズでは、法人 顧客向けの料
金 計算システムのリプレイスにあたり、マス
タデータのメンテナンスを容 易にしたいとい
う課題を持っていた。料金体系の変更はしば
しばあるが、現状はそれを画面から手入力し
ていたからだ。メンテナンス画面自体も機 動
的 に変 更したい。そこで 導入したのが、マス
タデータのメンテナンス 画 面 を自 動 で 生 成
するツール、
『DBエース データメンテナンス
エディション』だ 。既 存 のデータベースにこ
のツールを導入することにより、データベー
スの 専 門 知 識 がなくとも簡 単 にデータを 編
集できる環境を実現し、本来の目的であった
業 務 効率化にとどまらず、今後 のビジネス展
開 に向 けた 新 たな 気づきといった相 乗 効 果
も生まれた。
UQコミュニケーションズ株式会社
会社概要
事業内容
:
所在地
:
設立
:
資本金
:
従業員数
:
無線データ通信サービス
東京都港区港南2-16-1
品川イーストワンタワー
2007年8月
1420億円
328名
世界 標 準規 格であるモバイルW iMA X(ワイ
マックス)技術を活用して無線データ通信サー
ビスを提供する日本で唯一の通信事業者。個
人 向けの高速モバイル 通 信 サービスをはじ
め、高速・大容量のデータ通信が可能という特
徴を生かしインターネット回線工事が困難な
場所でのデジタルサイネージや監視システム、
自動販売機等にも利用されている。
課題はマスタメンテナンスを
容易にすること
U Qコミュニケーションズ は個 人 向け サー
ビスが有名だが、法 人にも広く利用されてい
る。今回、
『DBエース データメンテナンスエ
ディション』(以下、DBエース)を導入したの
は、法人顧客への料金請求などを担当するカ
スタマーサービス部だ 。長く使っていた料金
請求システムが老朽化したことから、リプレイ
スの方法を検討していた。
競 争 の 激しい 通 信 業 界ゆえに料金 体系 の
変 更はしばしばあり、システムのマスタデー
タを 変 更する 頻 度 は高い。変 更情 報は 法 人
顧客との窓口となる各営業 所から、エクセル
(Excel)のデータでカスタマーサービス部に
送られてくる。同部では、それを業務担当者が
専用のメンテナンス画面から手入 力し、毎月
の請求処理をしていた。
手入 力であるのは、アクセスログを残すた
めに、データベース内のテーブルのデータを
直接修正することが禁止されていたからだ。
この 手間は相当なもので、ヒューマンエラー
への危惧もある。また、メンテナンス画 面自
体も状況に応じて機動的に変更したい意向も
あった。マスタデータのメンテナンスをもっと
簡単にできないか ―。これがリプレイスにあ
たっての最大の課題だった。
時間とコストをかけずに内製で導入
そこで 候 補 に挙がったのが D Bエースだっ
た 。今 回のリプレイスでは、内 製で 新システ
ムを導入するという方 針 が決まっていた 。担
当する の は 部 内 の システム 部 門 だ 。専 門 の
データベースエンジニアを擁しているわけで
はないので、必 然的に「開発工数が少なく、
価 格もリーズナブルで、環 境 構築が容 易なも
の を求 めました 」と、システム 担 当として今
回の 導入を主導した同 部 業 務 統 括グループ
ひ な た ぜ
兼 システム技 術1グループ 課長補 佐 日 當 瀬
聡氏は言う。
D B エース は 、既 存 の デ ー タベースに 導入
し、対象のテーブルを選ぶだけで、そのテーブ
ルをメンテナンスするための画面を自動生成
するというツールだ 。従 来 のメンテナンス画
面は、一つひとつ手 作 業で 作っていた。内製
で同等の仕様を実現しようとすれば、時間も
コストもかかる上に、運用開始後に発生する
変更などへの対応力も欠く。そう考えたとき、
迷うことなくDBエースの導入を決めた。
導 入 に あたり、一 つ だ け 問 題 が あった 。
当時、D BエースはM y S Q Lで 作られたデータ
ベース に 対 応して い な か った の だ 。だ が 、
ほどなくM y S Q L 対 応 版 がリリースされるこ
とが 判り、その問 題も解 決する。「これ 以 外
DBエース データメンテナンスエディション
お客様導入事例
は、特に導入にあたってのハードルはありま
せんでしたね」と、日當 瀬 氏は振り返る。
35テーブルの管理画面がわずか2日で。
効率、正確、安全面で大きな効果
実際、導入は極めて簡単だった。メディアを
挿入して指示通りに操 作するだけだ。導入ま
でにシステムエグゼ側の担当者と顔を合わせ
たのも、見 積もり提出時とメディア納品時の
わずか2回。新たにサーバーを立ち上げる必要
もなかった。
日當 瀬 氏 は 、納 品され た D B エースの イン
ストール を 終 えると早 速 、様 々な 設 定 を 業
務 担 当者と共 に 行った 。直 感 的 に 操 作 で き
るインターフェースの ため 、デ ー タベースや
システムの 専 門 知 識 を持たない 業 務 担 当者
でもすぐに対応できると考えたのだ。テーブ
ル の 数 は 3 5 あった が 、手 分 けをしてわずか
2日で 終了した 。設 定を 一 通り終え、約1ヶ
月 後 に は 業 務 担 当 者 も皆、不自 由 なく使 え
るレ ベ ル に 達して いた 。予 想 以 上 のスピー
ディーな展 開だった 。
その後の本 稼動も問題なく終了した。折し
も新料金体系がスタートするタイミング。従来
の手入力では多大な時間を要したに違いない
が、DBエースは操作ログをすべて記録・保存
できるため、データベースに一 括で 修正デー
タを反映することができた。短時間で正確か
つ安全に作業を終え、早速大きな効果を発揮
している。
簡単な操作がもたらした業務効率化。
ビジネスへの展開も期待
「簡 単 に画 面を 作 れ 、業 務 担 当で も自在
に編 集できることが、様々な利点となってい
ます」。本稼働を終えて、こう感想をもらすの
は業務部門の責任者であるカスタマーサービ
ス部 業務統括グループ 課長 川上裕之氏だ。
これまでは、システムに手を入れるのはシス
テム担当で、業務担当の仕事は入力に限られ
ていた。自力で修正などができないために、
日々の運用で不便を感じた際もシステム担当
者に改修を要望する以外なかった。
だがD Bエースを導入したことにより、シス
テム担当者に頼ることなくデータベースのメ
ンテナンスが可能になった。指示通りに入力
だけをしていた従 来と異なり、業務担当者が
自らデータベースの中 身を確 認したり、イン
ターフェースをカスタマイズして使 い やすさ
を追求したりなどといった、高度な操 作も柔
軟に簡単に行えるようになった。データベー
スがシステム担当者だけのものではなくなっ
たことが、業務の幅を広げ、業務品質向上に
も繋がった。
「今 後 は 、営 業 部 門 にも閲 覧 や 一 部 の入
力 を 解 放 するなど、業 務 フローを見 直 す 可
能 性 は 大 い に あります。業 務 の 効 率 化 はも
ちろん、データに触れることで得られる気づ
きもある。その先に、ビジネスへの様々な展
開も期待できるでしょう。操 作が簡単になっ
たことでもたらされたものは大きいです」。
川上氏は言う。
DBエースの場合、導入後の保守費用はユー
ザー数ではなく、テーブル 数に応じて増減す
る。そのためコストは変わらずにデータの閲
覧権限を広げることが可能であり、多様な活
用方法が考えられるのだ。
今回はカスタマーサービス部での導入だっ
たが、同社内には、部 署ごとに様々なデータ
ベースが 存 在する。何よりも時 間とコストを
かけずに導入でき、簡単操作のデータ編集環
境が実現できることから、今後は他の部署へ
の導入も検 討していくという。DBエースの導
入は、これまでの課題を解決に導いただけで
はなく、今後 のビジネスにおいて新たな可能
性を見出すきっかけともなりそうだ。
UQコミュニケーションズ株式会社
コーポレート部門
カスタマーサービス部
(右)業務統括グループ 兼
システム技術1グループ
課長補佐
日 當 瀬 聡 氏
(左)業務統括グループ
課長
川 上 裕 之
氏
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2015年3月現在
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DBAMNT-INEX-UQ-201503