成功事例のご紹介 Children's Hospice South WestはLifeSizeのHDビデオ会議システムを利用し て移動費用を削減し、子供たちに専念できる環境を作り出しています。 余命が限られた子供とその家族を支援している イギリスで最も有名な慈善団体の Children's Hospice South West は、HDビデオ会議システムを使用して 経費と移動を削減しています。 組織 Children's Hospice South West、イギリス、バーンスタプル Children's Hospice South West (CHSW) はイギリスの登録慈善団体で、イギリス南西部に 住む余命が限られた子供とその家族に対して、苦痛を一時的に和らげる治療や一時療養、 末期治療、死と向き合うケアなどを提供しています。この地域では1,000人以上の子供が生 命を脅かす病気にかかっていると診断されており、CHSWによる支援は非常に重要です。 1995年に設立されたノース デボンのLittle Bridge House は、素朴で美しい石造りの建物です。きれいな庭に囲まれ、 のどかな環境でリラックスできるこの施設では、遊びま わったり日なたぼっこができる場所がたくさんあります。 CHSWはJill FarwellとEddie Farwellの夫婦によって1991年に設立されました。彼らにも余命の限られた2人の子供がいましたが、CHSWを設立するまで の間は、当時はまだ自宅周辺の数百マイルにおいても数少なかったホスピスの1つである、オックスフォードのHelen Houseに長年通い続けました。 現在のCHSWには、ノース デボンのLittle Bridge Houseと、ノース サマーセットのCharlton Farmという2つの施設があります。切望されていた第3のホス ピスを建設する目的でCHSWが開設したPrecious Lives Appeal募金には、これまでに500万ポンド(約6億円)の寄付が集まりました。Little Harbourとい う名の第3の施設はコーンウォール州のセント オーステルにあるポースピーンに建設され、2011年に同地域の子供や家族が利用できるようになりました。 課題 上級職員たちは一日の業務時間の最大 60%を施設間の移動のために費やして いました。CHSWにとっては、分散してい る作業チームがお互いにフェース ツー フェースのコミュニケーションを取れる ツールが必要でした。 解決策 数々のメーカーのビデオ製品をデモンスト レーションで徹底的に調査した結果、 CHSWは LifeSize® Team シリーズと LifeSize® Express シリーズを組み合わせて 各地域の施設に導入しました。 成果 CHSWでは、移動に関わる費用を大幅に削 減することができ、早期(18ヶ月)の投資対 効果が期待されています。すべての作業 チームメンバーのコミュニケーションが改 善され、その結果、子供やその家族を支援 するための時間と予算をより効果的に使う ことができています。 課題 介護スタッフや上級管理者、総務担当者、資金調達チームなど、約160人の職員は増加傾向にあるため、常にリアルタイムで利用できるコミュ ニケーション手段が必要でした。しかし同時に、コーンウォール州の新施設の建設が前倒しで進められたことにより、特に上級管理者などの 職員は施設間の移動に貴重な時間と労力を費やしていました。 ある管理者の3ヶ月間の移動を分析したところ、Charlton Farmに45回とコーンウォール州の新施設に22回、合計で67回の移動をしていたこ とが分かりました。どちらの施設もLittle Bridgeから往復で3時間かかるため、一週間あたり17時間が施設間の移動に費やされていたことに なります。移動費用は年間で50,000ポンド(約600万円)以上、上級職員は業務時間の60%を移動のために浪費していると推定されました。 このような状況のなかで、CHSWは費用対効果の優れたコミュニケーション手段を必要としていました。 CHSWのITチームは、さまざまな音声会議システムを調べましたが、職員どうしのコミュニケーションが優先されるCHSWにおいては、音声だ けのコミュニケーションでは不十分でした。CHSWが必要としたものは、人と人が直接向き合って行う会議に匹敵するような、フェース ツー フェースの感覚を備えたコミュニケーション手段でした。 CHSWの主な要件 「我々がLifeSize製品の導入に対し 優れた品質:離れた場所でもシームレスで、同じ部屋にいるような高品質な 音声とビデオ て費やした投資額は、18ヶ月以内 には回収できる見込みです。」 柔軟性:コラボレーション ツールが内蔵されていて、設置が簡単で使いやすい 圧倒的なプライスパフォーマンス:慈善団体として最優先にすべきは、支援する 子供たちそのものです。新らしいテクノロジーへの投資は、財務的にも意味のあ るものでなければなりませんでした。 – STEVE BENSON、CHSW、ITコーディネーター 解決策 CHSWは主要なビデオ会議システムベンダーの製品を徹底的に検証し、デモンストレーションを 受けました。その結果、最もCHSWの要件を満たしているシステムはLifeSizeのHDソリューション であると判断し、すぐに組織全体への設置を始めました。 LifeSize® Team シリーズとLifeSize® Express シリーズは、Little BridgeとCharlton Farmの施設だ けでなく、コーンウォール州の資金調達オフィスにも設置されましたが、システムの立ち上げと使 用開始には時間はかかりませんでした。CHSWの職員は、文化的な面からもシステムに満足して います。ホスピスの事務局長は、ビデオ会議の利点を電子メールで全職員に説明し、職員がビデ オ会議の使い方を習得できるように非公式のトレーニングも開催しました。 「LifeSize製品を採用するにあたり、コスト、品質、使いやすさ、帯域幅の活用が決め手でした」と、CHSWのITコーディネーターを務めるSteve Benson氏は述べています。 「内蔵ブリッジや文書共有機能、システムがコンパクトなのも決定的要素です。さらに、LifeSize Express シリーズ はカートに載せて簡単に移動することもできるため、各施設内のどこにでもシステムを移動できるのです。」 成果 LifeSizeのHDビデオ会議システムの導入以来、Children's Hospice South Westは持続的なメリットも享受しています。すなわち、無駄な費用 や移動時間を削減できただけでなく、職員にとって本来の職務である子供のケアにあてる時間を多く取れるようになったのです。 資金調達、コミュニティグループ、ケアポリシーなどのチームが行う週次、月次、臨時の部署会議は、定期的に開催できるようになりました。 「臨床ケアガバナンス」と呼ばれている、医師、看護士、総務担当者および介護スタッフからなるグループは、今では一度に最長3時間にもお よぶ月次会議を開催しています。 「LifeSize製品を使ったビデオ会議は、最初から自然に使いこなせました」と、Benson氏は述べています。 「職員たちは、こちらが期待してい たよりも早くこのシステムを使いこなしていましたよ。」 さらに、技術的な問題に対応するために、ネットワークやナビゲーションの問題を解決 できる「エキスパート」ユーザーを各施設に配置しました。 LifeSizeのビデオ会議デバイスと会議室を簡単に予約できるように、ITグループは Microsoft® Outlook™のプログラムを使用したオンライン予約システムを開発しました。 さらに、ビデオ会議システムを使用することで節約された移動量を計算できる方法も考え 出されました。ダイヤル先の施設 (つまり、以前は移動していた場所) をユーザーが入力す ると、プログラムがビデオ会議を利用することで節約できた移動距離を記録するのです。 「我々がLifeSize製品の導入に対して行なった先行的かつ一度限りの投資は、18ヶ月 以内には回収できる見込みです」と、Benson氏は続けます。 「ビデオ会議システムそれ 自身はフェース ツー フェースの会議を完全に取って代わるものではありませんし、そ Children's Hospice South Westの詳細について、またはこの団 体への寄付については、www.chsw.org.ukをご覧ください。 のように理解されるべきでもありません。しかし、LifeSize製品のビデオや音声の品 質は非常に高く、とりわけ各地に分散した組織においては、費用対効果の高い有効 なコミュニケーション手段として、このテクノロジーを積極的に取り入れるべきでしょう。」 Copyright 2010. All rights reserved. 本書中の情報は準備段階のものであり、予告なく変更されることがあります。 LifeSize Communications: 901 S. Mopac Expressway Building 3, Suite 300 Austin, Texas 78746 USA 欧州/中東/アフリカ: LifeSize Communications 欧州(フリーダイヤル) 電話:008000 999 09 799 電話:+1 512 347 9300 ファックス:+1 512 347 9301 Eメール:info@lifesize.com www.lifesize.com アジア太平洋: LifeSize Communications 東京 電話:+81-3-6385-7150
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