QBS NEWS LETTER 5 ISSN 1882-871X Kyushu University Business School 九 州 大 学 ビ ジ ネ ス・ス ク ー ル/ニューズ レター Vol. 2009.4 T O P I C S QBSが『経営系専門職大学院認証評価』 の適合認定 (大学基準協会) を取得! 産業マネジメント専攻は、大学基準協会より、 『経営系専門職大学 院認証の適合認定』 (2009年4月1日発効) を取得しました。評価 結果の詳細は、同協会のホームページで閲覧可能です。 (http://www.juaa.or.jp/accreditation/management/result_2008.html) 当該認証評価は、法令 (学校教育法第109条第3項、 学校教育法 施行令第40条) で義務付けられているもので、文部科学省認定の 第三者評価機関が定めた基準に基づく適合認定を通じて経営系専門 職大学院の質を社会に対して広く保証することを目的としたものです。 我国の経営系専門職大学院は、 「5年以内ごとに認証評価を受け る」 (同法) ことが義務付けられています。QBSは、2003年4月に 設置されたため、2008年度で6年目ですが、 専門職大学院の認証 評価制度が2004年4月に発足したため、そこから起算して5年以 内(2009年3月まで)に認証評価を受けることとなっていたもの です。今回QBSが取得した認定の有効期間は、 2009年4月から 2014年3月までの5年間です。 認証評価の対象項目は、 「教育の内容・方法・成果」はもとより、 「教員組織」の質や体制の妥当性、 「学生の受け入れ」態勢の適切性、 「学生生活」や 「教育研究環境の整備」 の状況、 更には、 「管理運営」 「点検・評価」 「情報公開・説明責任」 など、 経営の質やガバナンスも 含めた広範な分野です。評価は、 大学基準協会が定めた評価基準に 基づき、 第三者評価委員による数ヶ月に亘る書類審査及び実地審 査を経て厳正に行われました。特に実地審査においては、 QBSの 学生の皆さんにも 「授業参観」 や 「学生インタビュー」 などの際に協 力いただきました。 この度 「適合認定」 に伴い、大学基準協会から 「認定証」 と 「認定 マーク」 が付与されました。 QBSが適合認定を確保したことは、 国内のステークホルダーに 対して重要であることは当然ですが、海外提携校や外国のビジネ ス・スクール等に対する説得性や信頼感の醸成という観点からも意 義のあるものと考えられます。 一方、上記大学基準協会による評価結果においては、 幾つかの課 題も示されています。本専攻は、 従来から様々な改善に取り組んでき ていますが、今後とも態勢の充実に向け、 更なる変革と進化を遂げ るべく努力して行きたいと考えています。 専攻長交代のご挨拶 この2年間は、基盤のできあがったQBS をいかに高く評価されるビジネス・スクール にするかというプログラム充実を目指して、 まさに走りながら考える毎日でした。 寄附講座3科目を含む新規講座の設置、 国際交流プログラムの中国からタイ・香港へ の拡大、 優秀な受験者を求めて大連での一 般入試の実施、産業界との交流・提携の強 前専攻長 化、ニューズレターやプロジェクト演習活動 教授 星野 裕志 報告の創刊を含むプロモーション活動の展 開、ホームページの全面改訂、 入学前導入教 育の開始、認証評価の取得などが行われました。 またこの2年間は、 現役学生や修了生の様々な分野での活躍が特 に目立ちました。多くの起業に加えて、 QBSネットワークが第3回 モノ作り連携大賞の受賞、 プロジェクト演習から生まれた有田焼の ボトルが世界の著名なデザイン賞をいくつも受賞したのは、 ほんの 一部です。これらの活発な動きが、設立から6年にして、 国際戦略デ ザイン研究所によるビジネス・スクール・ランキングで、 国内64校の トップの評価に繋がったのではないでしょうか。 新年度からは、MITスローン校での教員研修制度の開始、 アント レプレナー養成プログラムの導入、 JR九州博多駅ビル内に常設施 設の確保と、 さらに飛躍の基盤はできあがったといえます。平成23 年度春の九州新幹線の全線開通に向けて、博多駅ビルの建設が進 んでいますが、 完成と同時に10階のアカデミック・ゾーンに、 レク チャー・ルームと院生研究室などの施設を設置することになります。 このロケーションは、日本でも最も利便性の高いビジネス・スクール と考えられ、 さらに広域からの通学が可能になります。 QBSの前進を積極的に推進し、 また支えていただいた多くの皆 さんに、心からの感謝を申し上げます。 アジアの成長を担う幹部候補生養成を主 要目的のひとつとして、 2003年春に設立 されたQBSも開講から6年がたちました。 ゼロからはじめて、 教員、 学生、 事務局の協 力でビジネス・スクールを立ち上げ、昨年度 は大学基準協会による認証評価を得まし た。第1段階の基礎ができ、 QBSはこれか ら第2段階の飛躍に入るところです。 新専攻長 基礎の段階でQBSを支え、その後、 去ら 教授 村藤 功 れた先生方もいらっしゃる一方で、 新戦力と して来られた先生方もいらっしゃいます。 QBSを支える事務局もメンバーが大分変わりました。 QBSはこれからの2年で、 新キャンパスとエグゼクティブコース について検討したいと思います。九大は全体として箱崎から伊都に 移転中ですが、 QBSは箱崎の機能をどこに移すかという選択肢を 検討したいと思います。また、東アジアの成長、 地方自治の推進を目 指す道州制導入の可能性を見据えて、他校との協力も含め、 どのよ うなエグゼクティブコースの可能性があるか、 選択肢を検討するつ もりです。短期交換留学生は2008年度には12名になり、毎年 2回のアジア学生交流も定期的に行えるようになり、 成果をあげて いますが、2年間のMBAコースへの外国人学生の数は必ずしも 十分ではありません。去年から始めた大連での入試も継続するとと もに、優秀な外国人に入学していただく施策を企画・実行していき たいと思います。東アジアの高度成長を支える幹部候補生の育成な らQBSが一番となるように努力いたしますが、 皆さんのご協力も お願いします。 ─1─ Q B S N E W S L E T T E R T O P I C S プレゼンテーションには、留学生をサポートしてきたチューター、 第10回ICABE学生交流プロジェクト 香港訪問 学生、修了生、教職員合わせておよそ50人が出席しました。留学生 ひとりひとりはQBS、 九州大学で学んできたことを、 パワーポイント QBSでは、 提携しているアジアの主要ビジネス・スクールを年2回 訪問しています。 昨年8月の、村藤教授と朱准教授の香港大学訪問の際、学生交流 を充実させようとの合意に基づいて、 この訪問が可能になりました。 今回は2月26日 (木)∼3月1日(日) までの期間で、 村藤教授、丹羽 特任教授、 朱准教授を含む総勢27名で訪問しました。香港大学 (HKU) では、QBSとHKU双方から6つ(国際金融センター香港、 中国ビジネスにおける香港の役割など)のプレゼンテーションが行 われ、 HKU側からも多くの質問やコメントがあり、活発な意見交換 が行われました。香港科技大学では、日本企業の戦略を学ぶMBA 学生の集まりであるジャパンクラブがQBSを交換セッションに招 を使って紹介。 “授業で学んだことは勿論のこと、短い期間ではあっ たけれど、 クラスを離れたところで学んだ多くのことも、 いろいろな 意味で、 自分たちの今後に大きく影響を与えてくれた” というのが、 留学生一同の感想でした。また、QBSの学生も、 “留学生から学ぶ こともたくさんあって、大いに刺激をうけました。これで終わりでな く、 これからのつながりも大事にしていきたい” と話していました。 会場を変えての送別会では、あちこちに、教員を囲んだり、学生同 士の輪ができ、 記念写真を撮り合う光景がみられ、いつまでも別れ を惜しんでいました。 無事帰国した留学生たちからは「又、忙しい生活に戻りました。 QBSでの日々が懐かしい」 というメールも来ています。 待してくれました。村藤教授の 「Doing Business in Japan」 と いうプレゼンテーションをもとに、日本のビジネス習慣やMBA取 得後のキャリアプランなどについて意見を交換しました。このほか、 香港貿易発展局や新光証券香港を訪問では香港についての理解を 深める共に、 深圳にある日系工場の視察では、中国経済のダイナミ ズムを体験しました。 最終報告会 香港大学 懇親会 南京大学 蒋 春燕准教授からのメッセージ 南京大学に戻ってから既に2ヶ月が過ぎました。QBSでの63日 間の経験は昨日のことのように私の記憶に新しいところです。まず、 専門職大学院係の吉田さん、花田さんに福岡空港で初めて会った とき、 旧友に迎えられたような気持ちになりました。星野専攻長は、 私の到着日、 ご多忙にもかかわらず歓迎の意の夕食会を設けて、新 しい環境に戸惑っている私をリラックスさせて下さいました。高田 准教授には九州大学の美しいキャンパスを案内していただき、由緒 ある建築物の話を伺い、出頭教授からは日本の文化について深く教 えていただきました。また、朱准教授とは共通研究テーマについてよ くディスカッションしたり、 などなどいろいろなことが浮かびます。 それから、QBSで教鞭をとったことで、中国と日本の違いを発見で きたり、多くのメリットがありました。例えば、中国人は自分の職業 に忠実で、日本人は会社に忠誠を尽くします。また、 トヨタやアサヒ 香港科技大学 ビールといった日本の有名企業訪問で、日本のマネジメントの慣習 や、 また、環境保護についての考え方を、学ぶことが出来ました。ま た、 すぐにもQBSにもどりたい心境です。 蒋准教授は2008年12月15日∼2009年2月15日まで福岡に滞在し QBSで「アジア・ビジネス戦略」について講義。 新光証券香港 平成20年度短期交換留学生 大きな収穫かかえ帰国 平成20年9月末からおよそ5ヶ月間にわたって、 QBS、九大で 学んだ12人の留学生は1月31日に最終プレゼンテーションを終え て、それぞれ中国・タイへ帰っていきました。 ─2─ 講義での春燕准教授 v o l . 5 T O P I C S 第2回QBSフォーラム開催 学生紹介 2月11日、九州大学西新プラザ(福岡市早良区)において、 「第2回QBSフォーラム」 が 修了生 開催されました。 学生会主催のこのフォーラムは、 2008年度修了予定者によるプロジェクト演習論文の 藤原 国久さん (2期生) 発表を通じて、学生間の学び、相互啓発を目的に、 また、QBSで学んだ成果を少しでも社 所属 北九州市交通局 総務課 会に還元し、指導教員への感謝の意を表すために開催されました。 当日は、午前10時から夕方にかけ、 2つの会場で16テーマの発表が行われました。来場 者は130人を超え、会場は熱気に溢れ、熱心な議論が交わされました。 また、 フォーラム後の交流会では、教員、卒業生、在校生、そして2009年度入学予定者 が一堂に会し、QBSネットワークの力強さ、充実振りを改めて実感しました。 QBS 5期生のたびだち QBS入学時は産学連携のお手伝い、 在学 中に福祉の最前線たる福祉事務所に異動し たかと思えば、 今は市営バス事業と、 公務員 ならではの華麗なる?社内転身を繰り返し 例年より早い桜の開花のニュー ています。とかくお叱りを受ける私達ですが、 な天候にめぐまれた3月21日、 は自治の、 民主主義には民主主義のルール があります。この、 ともすれば相反する2つ 企業には企業の論理があるように、 自治に スが聞かれ、 とても暖かい穏やか QBS5期 生 の 修 了 式が、九 州 大 の志向を上手に使い分け、 あわよくば 「いい 学国際ホールで行われました。 式 典 に は、今 回 修 了 の5期 生 とこどり」 。これが、 これからの官民パートナ が出席しました。川波洋一経済学 府 長は「時 代 の 動きがきびしく、 方では公務に従事し、 また片方ではQBSで 40人を初めとし、総勢約110人 ーシップの醍醐味でしょう。そんななか、 一 先 が 読 め な い 時 期 だ からこそ、 させていただきました。思い起こすは刺激的 過ぎる講師陣と寝不足の日々。明け方まで 骨太の企業経営を学ぶという絶好の体験を 洞察力、分 析 力が 必 要とされる。 QBSで得たものにさらに磨きをかけて、異分野との融合も視野に入れながら、直面する問 題に対処してほしい」 とはなむけの言葉を、 また、来賓のコカ・コーラウエスト (株)の末吉 紀雄社長からは 「QBSというよき学びの場が身近にあるのは地元経済界にとっても喜ば 議論したクラスメイトを思い出す度に 「自分 も頑張らねば」 と、 これが最大の収穫かもし れません。 しい、企業経営を取り巻く環境はきびしいが、 こういう時期こそ、QBSで学んだことを仕事 に活かすチャンスです」 と激励の挨拶を頂きました。その後、修了生一人一人に学府長から 修了生 トウ 学位記が授与され、成績優秀者の小栗康生、汐月健太郎、加藤雅子、鎌田幸治、黒木正剛さん ら5人と、 プロジェクト論文の成績優秀者に贈られる「南信子賞」が梅本歩、黒木正剛さん 所属 九州大学大学院経済学府 博士後期課程/ 台湾宏観テレビ九州特派員 に手渡されました。修了生を代表して小栗康生さんが「ハード面ではすべてが整っている というわけではなかったが、QBSでの充実したカリキュラム、様々なプログラムで、大きな 財産が出来た。QBSで学んだことを誇りに思うと同時に、 ここで培ってきた能力で、 この ジン イン 童 静瑩さん(4期生) 大変な時期にチャレンジします」 と力強く締めくくりました。2年間、支えてきたご家族の 喜びもひとしおだったことでしょう。 端的にいうと、 QBSにいた2年間は私が なった教室、自習室、 トイレなどを徹底的に掃除して、修了式に臨みました。 という経歴でQBSに入学しました。QBSの この日修了式を迎えた5期生の有志は修了式前日の3月20日、自分たちがお世話に 脱皮する時期でした。2006年の春、私は、 10年間の人類学研究と2年半の実務経験 先生方と学生との知的交流により、積み重 ねてきた様々な分野の考えや経験を総括し 平松 拓教授 着任のご挨拶 て経営学という形の成果を生み出すことが 私はこれまで銀行に在籍しておりました間、調査を始めとする銀行 出来ました。QBSで出会った皆さんは殆ど 会社など様々なポジションに身をおきながら、国際金融取引の実務及 チャレンジしている方々で、 その姿勢と実力 は私の研究にだけでなく、人間形成にも大 内各セクションのみならず、官庁、米国現地法人、シンク・タンク、自動車 び調査研究に従事すると共に、金融機関、市場、そして企業内部の視点 実務の前線でいろいろな問題に取り組み、 から、企業ファイナンスに関わってまいりました。100年に一度と言わ きく影響を与えてくれました。又、 中には、台 後の企業の財務経営へ影響することは避けられないと思いますが、講 義・研究では普遍的な本質を追究して参りたいと思います。同時に九州は今後の世界経済 ジア・世界の中でいかに位置づけるかに関 心をもっている人達もいて、 何気ない会話や な位置にありますが、私自身にとり縁の深い地でもあります。これまでの経験を生かしつ つ、 この地域の経済発展や国際交流についても考えて参りたいと思っております。 クを通じての交流に、 今でも刺激を受けてい れる金融・経済危機の結果、経済・社会における不確実性の高まりが今 の成長を担うことが期待される中国、アジア諸国への玄関口として日本の中でもユニーク 2009年4月より九州大学大学院経済学府産業マネジメント専攻教授、 「ファイナン シャル・マネジメント」 「マネジメント・コントロール」を担当。 ─3─ 湾人の私と同じように、 自分の出身地を東ア 授業の中で異なった意見を交換でき、 研究 の方向付けに大いに役立ったし、 ネットワー ます。 Q B S N E W S L E T T E R v o l . 7期生42人が入学 学生紹介 4月4日(土)、QBSの7期生42人を歓迎する入学式が、九州大学国際ホールで行われま した。入学式後の教員との記念写真撮影、3時間にわたるガイダンスと、新入生は緊張感の 面持ちで新たなスタートに臨んでいました。 メディアに紹介されたQBS修了生 ■ソウルで販促展開 松清 一平 (3期生) 読売新聞 2008年12月16日 西日本新聞 2008年12月22日 西日本新聞 2009年3月28日 ■九州ベトナム友好協会事務局長 河原 繁憲さん (3期生) 修了生 花田 真さん(5期生) 所属 三菱重工業株式会社 QBSでの2年間を終え、 この3月に修了致 しました。入学する前は、 実務に忙殺される 毎日を過ごしていましたが、 「実務経験だけ ではなかなか身につけることが出来ない、 マ ネジメント能力を体系的に学びたい」 と考 読売新聞 2009年2月2日 日本経済新聞 2009年2月7日 え、 QBSに入学しました。この2年間で、講 義を通じ実務とマネジメントのつながりを深 ■九州のロボット産業特集 永里 壮一 (4期生) TVQ九州けいざいNOW 2009年3月28日 QBS修了生優秀賞受賞 く認識することができ、多くの学びを得るこ とができました。また、 さまざまなバックグラ ウンドで、高い志を持つ多くの方々との出会 去る3月、QBS4期生の姜民求さんが、在学中に起業 した(株)グローバルゲイツがプロデュースし、総輸入元 いは、 自分にとってかけがえのない一生の財 SYSTEM AWARDS 2009(主催:日本経済聞社 て忘れることなく、修了後も更に幅を持つ人 産となることは言うまでもありません。大変 有意義なQBSでの2年間で得たものを決し をしているLED蛍光管EK103が、JAPAN SHOP 物となれるよう、integrity 肝に銘じて自分 /財団法人店舗システム協会)のエコ、省エネ、 リサイク ル関連のE部門で優秀賞を受賞しました。 なりに挑戦していきたいと思います。 取付けが簡単、消費電力が50%削減、製品に水銀や 有害物は一切使用していない。 LEDチップ以外はすべ てリサイクル率90%可能、長寿命 50,000時間(蛍光管の寿命は6,000時間) などが評 価されました。 在校生 三浦 智穂さん(6期生) 審査対象は新製品1,280中、 5部門38製品が入賞。 私はこれまで、法律事務所、産業再生機 *QANだより* 構、地域金融機関に勤務し、 主に事業再生 坂本さんがQANの会長になって、新しい取り組みとして「QANセミナー」を始めました。 事案に携わってきました。QBSへの入学の 動機は、事業再生の現場で実践的な法的ア 1回目は昨年11月に、今回は、 「第2回QANセミナー」 として、 シリコンバレーで起業された 経験をお持ちのFirst Compass Group General Partner 外村仁(ほかむらひとし)氏を ドバイスを適宜に行うためには、経営、 ビジ 外村氏は、MBAをスイス国際経営大学院(IMD)で取得されており、セミナーでは、 ご自身の 今は、以前は曖昧模糊としていた情報が、確 ネス、財務に関する基礎的知識が不可欠と 招聘し、3月14日に開催しました。 感じていたことからです。QBSで1年を経た MBA取得やベンチャー起業に関する経験談、 シリコンバレーの現状など、幅広い話題につい 固たる知識として自分の血肉となり、実践的 な分析ツールとして業務に役立てることが て講演していただきました。 また、外村氏の高校時代の同級生で2007年にマザーズ上場を 果たしたインフォテリア㈱代表取締役の平野洋一郎氏も飛び入り参加していただき、 ご自身 できるようになったと感じています。また他 の起業経験や経営者としての考え方など、貴重なお話しを伺うことができました。当日は、修 了生、在校生および来年度入学予定者(7期生)も含め、50数名の方々に参加していただきま 国ビジネス・スクールとの交流を通して、国 また、 この度QANの会員である西村さん(1期生)が、九州電力㈱の配電部で取り組んでこ 私にとってQBSは知識・視野・人との輪を 〈「サラサラの組織」 (ダイヤモンド社、税込 1,680円) 〉 するQBSにとって一つの成果だといえます。 となっています。 した。今後もこのようなイベントを定期的に開催していきたいと考えています。 られたナレッジマネジメント活動の様子が掲載された書籍が出版されました。MOTを標榜 際的な視野を広げなければならないという 新たな刺激も受けました。 広げていく重要なフィールドであり、 ツール 【QAN公式サイト】http://qan.en.kyushu-u.ac.jp/ 編集後記 この号が皆様のお手元に届くころには、 新しくQBS7期生が箱崎キャンパスにも慣れ、 毎 日先生、 クラスメートに刺激を受けながら自分磨きにいそしんでいることでしょう。沢山の QBS修了生、在校生、 先生方に助けていただきながらQBSニューズレターを立ち上げ、 今号 の発行までこぎつけました。この仕事を通して素晴らしい方々とご縁が出来たこと、 幸せ思 います。次号から編集者が交代いたします。ありがとうございました。 (花田早苗) ●九州大学ビジネス・スクールに関するお問い合わせ: 812−8581 福岡市東区箱崎6−19−1 貝塚地区事務部教務課専門職大学院係 TEL:092−642−4167 URL:http://qbs.kyushu-u.ac.jp ─4─ 編集発行 九州大学ビジネス・スクール 担 当 QBS事務室 住 所 〒812-8581 福岡市東区箱崎6-19-1 電 話 092-642-4278 E-mail:bs@en.kyushu-u.ac.jp 5
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