IBM Lotus Notes/Domino 7.0.2 リリース情報

Lotus Notes, Domino, Domino Designer
®
バージョン 7.0.2
リリース情報
GB88-4043-00
(英文原典: G325-2584-00)
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
01 このリリースについて
IBM Lotus Notes、Domino、Domino Designer 7.0.2 へようこそ
IBM® Lotus® Notes® および IBM Lotus Domino® Server 関連製品をご利用いただきありがとうございます。
Notes/Domino リリース 7.0.2 は、情報管理、メッセージング、コラボレーション、およびアプリケーション開発のた
めの、世界をリードする製品の最新リリースです。
このリリース情報には、Notes/Domino 7.0.2 の全製品に含まれるさまざまな新機能や機能強化に関する情報が
記載されています。このリリースの機能の概要については、「新機能」の章を参照してください。
Notes/Domino 7.0.2 をインストールする前に、リリース情報の「インストール、移行、アップグレード、設定に関す
る情報」の章をお読みください。
Notes/Domino リリース情報の最新版については、下記の Lotus Documentation ページを参照してください。
http://www.lotus.com/ldd/doc
全文索引を使用しないで 『Notes/Domino 7 リリース情報』データベースの詳細なオンライン検索を行うには、[検
索] ビューを使用してください。
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01 このリリースについて
インストールのディレクトリと CD-ROM の構造
Notes CD-ROM のディレクトリ構造
AUTORUN.INF
LICENSE.TXT
README.NSF
README.PDF
APPS
DICTIONARIES
SWIFTFILE
IS TUNER FOR LOTUS NOTES
FREE TIME WEB SERVICE DATABASE
CLIENTS
W32INTEL
AUTORUN
Notes/Domino Designer CD -ROM のディレクトリ構造
AUTORUN.INF
INSTALL.PDF
LICENSE.TXT
README.NSF
README.PDF
APPS
DGW
SYNCINST
DICTIONARIES
SWIFTFILE
IS TUNER FOR LOTUS NOTES
FREE TIME WEB SERVICE DATABASE
CLIENTS
W32INTEL
AUTORUN
Domino Intel Server CD -ROM のディレクトリ構造
AUTORUN.INF
INSTALL.PDF
LICENSE.TXT
README.NSF
README.PDF
APPS
SERVERS
WIN32INTEL
AUTORUN
Domino AIX Server CD -ROM のディレクトリ構造
INSTALL.PDF
LICENSE.TXT
README.NSF
README.PDF
INSTALL
INSTALL.DAT
AIX.TAZ.AA
AIX.TAZ.AA.CKS
Domino Solaris /Sparc Server CD -ROM のディレクトリ構造
INSTALL.PDF
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LICENSE.TXT
README.NSF
README.PDF
INSTALL
INSTALL.DAT
SOL.TAZ.AA
SOL.TAZ.AA.CKS
Domino Linux Sever CD -ROM のディレクトリ構造
INSTALL.PDF
LICENSE.TXT
README.NSF
README.PDF
INSTALL
INSTALL.DAT
LINUX.TAZ.AA
LINUX.TAZ.AA.CKS
Domino i5/OS Server CD-ROM のディレクトリ構造
CD 1
LICENSE.TXT
QDSETMAP
SETUP.EXE
VERSION.TXT
DOMWZD/DOMWZD.JAR
DOMWZD/DOMWZDSP
DOMWZD/WZDVER
OS400/QNNLABEL
OS400/QTEMP
OS400/INTLENG/QHNNIN
OS400/INTLENG/QLTSNISM
OS400/INTLENG/QNNINLIC
OS400/INTLENG/QNOTES
OS400/INTLENG/QNOTESRL
CD 2
OS400/INTLENG/QNOTESAP
OS400/INTLENG/QNOTESRL
DOMWZD.EXE
I400HELP.NSF
I400HELP.PDF
MEDIA.INF
QDSETMAP
README.NSF
README.PDF
Domino z/OS Server CD-ROM のディレクトリ構造
CD 1
ALOCHFS
ALOCZFS
DOMCNSL.NSF
DOMINC
DOMINK
DOMINM
DOMINS
DOMSAF
MDFYBPXP
ZOSINST.PDF
LICENSE.TXT
LICENSE_ZOS.NSF
README.NSF
README.PDF
README.TXT
START.TXT
INSTALL
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INSTALL.DAT
ZOS.TAZ.AA
ZOS.TAZ.AA.CKS
ZOS700CLIENT.TAR
CD 2
ZOS.TAZ.AB
ZOS.TAZ.AB.CKS
Domino Linux Sever on zSeries CD -ROM のディレクトリ構造
INSTALL.PDF
LICENSE.TXT
README.NSF
README.TXT
START.TXT
ZLINUX_CLIENT.TAR
INSTALL
INSTALL.DAT
ZLINUX.TAZ.AA
ZLINUX.TAZ.AA.CKS
-リモートサーバーセットアップ用のワークステーションユーティリティ
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01 このリリースについて
Lotus Notes/Domino CD-ROM に追加された項目
Lotus Notes/Domino の CD には Lotus Notes インストールファイルの他に、次に挙げるモジュールが追加され
ています。\APPS ディレクトリの Lotus ソフトウェアについてのみ可能な限りでサポートしています。\APPS ディ
レクトリに含まれる Lotus 以外のソフトウェアアプリケーションのサポートについては、該当するサードパーティベ
ンダーにお問い合わせください。
Domino Global Workbench
Domino Global WorkBench は、Lotus Domino Designer 開発環境に完全に統合されたコンポーネントです。
Domino Global WorkBench によって Web アプリケーションの開発者は、マルチリンガルな Web およびイントラ
ネットアプリケーションを、迅速でコスト効果の高い方法で提供できます。
1. ドキュメント
Domino Global WorkBench 6 の使用方法について詳しくは、オンラインヘルプを参照してください。印刷
可能ドキュメントとしては、Lotus の Web サイト (www.lotus.com/international) から、Adobe Acrobat の
PDF 形式による『Guidelines for Developers and Translators』をダウンロードできます。
2. 機能の概要
Lotus Notes 7 における新機能について詳しくは、ヘルプの「IBM Lotus Notes 7の新機能」というトピック
を参照してください。
3. システム要件
推奨されるハードウェア構成は次のとおりです。
Pentium またはそれと同等のプロセッサ
最小メモリ 32MB
インストールに必要なハードディスク容量 約 32MB
オペレーティングシステム
この製品を使用するには、Windows 98、Windows XP、Windows 2000 または Windows NT SP 4 が必要
です。
WorkBench を使用するには
Domino Designer 6 以上
Domino Global WorkBench の用語集を翻訳するには
Notes 6 Client 以上、または
Domino 6 Server と Internet Explorer 5.5 以降
Domino Global WorkBench で構築されたデータベースを使用するには
サーバー: Domino 6 以上
クライアント: Notes 6 以上、または Web ブラウザ (下記を参照)
Language Synchronizer をインストールするには
サーバー: Domino R5 以上
ブラウザ:
Web 対応の言語データベースと連携させるには、ブラウザが HTTP 言語検出をサポートしていることが
必要です。たとえば、Netscape Navigator の場合は 4.0 以降、Microsoft Internet Explorer であれば 5.0
以降が必要です。
4. ダウンロードとインストール
Lotus Notes 7 の CD からインストールするには
Apps\DGW フォルダを開き、Setup.exe を実行します。
Web からダウンロードしてインストールするには
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DGW700.ZIP というファイルが 1 つあります。このファイルをハードディスク上の一時ディレクトリにダウン
ロードします。このファイルを解凍し、SETUP.EXE を実行します。これによって、インストールプロセスが
開始されます。
インストールの注意事項
Domino Global WorkBench をインストールする前に、Notes プログラムのディレクトリがパスに含まれて
いることを確認してください。含まれていない場合は、追加してください (たとえば、Windows 98 では、
C:\AUTOEXEC.BAT ファイルを編集して C:\LOTUS\NOTES を PATH= 文に追加します)。
Windows NT、Windows 2000 または Windows XP でのインストールで、使用しているユーザーアカウント
に管理者権限が付与されていない場合、インストールが中断してしまうことがあります。これは、インス
トールの過程で Microsoft MFC 共有 DLL である MFC42.DLL をコピーする権限が拒否されてしまい、イ
ンストールが中断してしまうためです。この問題を解決するには、Domino Global WorkBench のインス
トールに使用するユーザーアカウントが NT マシン上で管理者権限を持つようにします (ほとんどのユー
ザーは管理者権限を持っているため、この問題は発生しません)。
5. 用語集
Domino Global WorkBench 用語集アプリケーション (DGWGLOSS.NTF) の設計が強化されました。以前
のバージョンの Domino Global WorkBench によって作成された用語集の設計も更新できます。[ファイ
ル] - [データベース] - [設計の置換] を選択してください。
6. マルチリンガル データベースとブラウザ
マルチリンガル データベースのデフォルト言語が採用されるのは、次の場合のみです。
1.
マルチリンガル データベースに存在しない言語をブラウザ用言語に選択した場合
2.
マルチリンガル データベースで使用されている他の言語が、Web ブラウザの言語のリストボッ
クスに存在しない場合
7. 言語の切替えとブラウザ
Netscape または Internet Explorer を使用して Domino Global WorkBench で作成されたマルチリンガル
データベースを表示する場合、ブラウザの [プリファレンス] または [インターネットオプション] ダイアログ
ボックスで言語の切り替えを行う前に、キャッシュファイルを削除する必要があります。これはおもに、テ
スト作業中の開発者に関係する事項です。
回避策
Netscape: [プリファレンス] ダイアログボックスでキャッシュサイズをゼロ (0) に設定できます。この設定
を行わない場合、言語を切り替えるときに、[プリファレンス] ダイアログボックスを使用してもう一度
キャッシュを空にする必要があります。
Internet Explorer: このブラウザでは、キャッシュサイズはマシンのハードディスクサイズの 1% までしか
縮小できないため、キャシュサイズをゼロ (0) にすることはできません。ただし、[インターネットオプショ
ン] ダイアログボックスを使用するとキャッシュを空にできます。[インターネットオプション] ダイアログボッ
クスの [詳細設定] タブで、ブラウザを閉じるときにキャッシュファイルを削除するオプションを設定できま
す (下記参照)。 この設定を行うと、ブラウザをいったん閉じて再度開く際にキャッシュファイルが削除さ
れます。
8. 同期化
このリリースの Domino Global WorkBench では、Language Synchronizer は変更されていません。
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同期化されるデータベース
Synchronizer サーバータスクが稼動していないサーバーにデータベースが存在している場合、非常に多
数 (1,000 を超える) の新規文書を同期化すると、パフォーマンスに問題の発生する恐れがあります。
データベースは Synchronizer サーバータスクと同じサーバー上に配置することをお勧めします。
9. 双方向の言語サポート
Domino Global WorkBench には、ヘブライ語とアラビア語向けに双方向機能が備わっています。詳しく
は、ドキュメントの「双方向言語のサポート」というトピックを参照してください。
10. LotusScript のコンパイルと Notes 文書
Domino Global WorkBench を使用して LotusScript や式の格納された Notes 文書をローカライズする
と、問題が起きることがあります。問題が発生するのは次のような場合です。
1.
文書で使用するフォームに LotusScript がいくつか含まれており、([Designer フォーム] インフォ
ボックスの [情報] タブで) [フォームを文書に格納] プロパティ が設定されている場合。 この場合、
フォームによって作成されるすべての文書にフォーム全体の内容が格納されますが、LotusScript は翻
訳されていても、構築プロセスの一部として再コンパイルされません。構築されたデータベースでは、ス
クリプトの元のバージョン (ソースデータベース) が実行されます。
2.
文書のなかにスクリプトを含むホットスポットが存在する場合。これは、文書内容におけるホット
スポット (言い換えると、リッチテキストフィールドに作者が追加したもの) のみに適用されます。文書内
容にあるホットスポットはすべて、セキュリティ手段として署名されます。Domino Global WorkBench では
これらのホットスポットに署名できないので、それに関連する LotusScript を変換することができません。
WorkBench が署名されたホットスポット内の LotusScript と遭遇した場合、次のような警告が表示されま
す。
注意: 署名されたホットスポットは変換できない場合もあります。変換されていないデータとして、スクリプ
トまたは式が含まれることがあります。
次に、スクリプトが変更されずに (つまり、タグ付けも翻訳も行われずに) ターゲットデータベースにコピー
されます。
回避策: 署名されたホットスポットに関連する LotusScript や式は、構築が完了した後に Notes 6 Client
で手動で翻訳する必要があります。
11. プロジェクトデータベースの文書の編集
プロジェクトデータベース内の文書は、デフォルトでは編集できません。文書を編集する必要のある場合
は、文書を開いて [View\Switch Form...] を選択します。これによって文書のフォームが選択され、文書
が編集モードになります。
プロジェクトデータベースでフォルダ文書名を編集する場合には、このフォルダのすべてのプロジェクト文
書の名前が、フォルダ文書名と一致するように変更しなければなりません。そうしないと、WorkBench で
予期しない結果を招きます。
12. ヘルプ文書のキーワードと値
Notes アプリケーションが複数のデータベースにまたがり、すべてのキーワードと値がそのうちの 1 つの
データベースのヘルプ文書にグループ化されることがあります。キーワードや値によってデータベースを
参照する式は、コールしているデータベースファイルの正しい名前が格納されていないと正しく動作しま
せん。ローカライズする際には、呼び出し式のデータベース名を翻訳することも、未翻訳のままにするこ
ともできます。翻訳する場合は、構築後のデータベースを翻訳後の名前に変更することを忘れないよう
にします。未翻訳のままにする場合は、さまざまなディレクトリに異なる言語バージョンのアプリケーショ
ンが存在することになります。ヘルプ文書そのものは、Domino Global WorkBench によって通常の方法
で処理できます。
13. Windows XP におけるプロジェクトアイコン
Windows XP では、WorkBench の左側のフレームにあるプロジェクトアイコンを多数 (約 25 以上) 作成し
すぎると、表示されなくなります。この問題は、プロジェクトをフォルダに入れて整理すると回避できます。
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言語辞書ファイル
言語辞書ファイルは Notes 内のスペルチェックに使用します。次の言語辞書ファイルが、\APPS\DICTIONARIES
ディレクトリに存在する自己解凍ファイルに含まれています。ユーザーの Notes の言語バージョンに対応した特
定の辞書ファイルが、Notes によって自動的にインストールされます。次に示す辞書ファイルのどれかを使用しよ
うとしたときに、Notes によってそれが自動的にインストールされていなかったことに気づいた場合は、CD-ROM
上の DICTIONARIES.EXE という自己解凍ファイルの内容をハードドライブ上の一時ディレクトリに解凍し、該当す
る辞書ファイル (下記参照) を Notes データディレクトリにコピーします。
言語
辞書ファイル名
アフリカーンス語*
AFRIKAAN.DIC
アラビア語*
ARABIC.DIC
カタロニア語
CATALA.DIC
中国語*
CLKCHS.DIC
CLKCHT.DIC
チェコ語*
CZECH.DIC
デンマーク語
DANSK.DIC
オランダ語 (ベルギー)
NEDERLND.DIC
オランダ語 (優先)
NEDPLUS.DIC
英語 (オーストラリア)
AUS.DIC
英語
英語
英語
英語
英語
US.DIC
(カナダ)
(カリブ)
(ジャマイカ)
(ニュージーランド)
(アメリカ合衆国)
英語 (アイルランド)
英語 (南アフリカ)
英語 (イギリス)
UK.DIC
フィンランド語
SUOMI.DIC
フランス語
フランス語
フランス語
フランス語
FRANCAIS.DIC
(ベルギー)
(ルクセンブルク)
(標準)
(スイス)
フランス語 (カナダ)
CANADIEN.DIC
ドイツ語
ドイツ語
ドイツ語
ドイツ語
DEUTSCH.DIC
(オーストリア)
(リヒテンシュタイン)
(ルクセンブルク)
(標準)
ドイツ語 (新正書法)
DEUTSCH2.DIC
ドイツ語 (スイス)
DSCHWEIZ.DIC
ギリシャ語*
HELLAS.DIC
ヘブライ語*
HEBREW.DIC
ハンガリー語*
MAGYAR.DIC
アイスランド語*
ISLENSK.DIC
イタリア語 (標準)
ITALIANO.DIC
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イタリア語 (スイス)
医療用語 (米国)
医療用語 (英国)
医療用語 (英国 IZE)
US.MED
ノルウェー語 (ブークモール)
NORBOK.DIC
ノルウェー語 (ニーノシク)
NORNYN.DIC
ポーランド語*
POLSKA.DIC
ポルトガル語 (ブラジル)
BRASIL.DIC
ポルトガル語 (標準)
PORTUGAL.DIC
ロシア語*
ロシア語 (Io)*
RUSSIAN.DIC
スペイン語
スペイン語
スペイン語
スペイン語
スペイン語
スペイン語
スペイン語
スペイン語
スペイン語
スペイン語
スペイン語
スペイン語
スペイン語
スペイン語
スペイン語
スペイン語
ESPANA.DIC
(アルゼンチン)
(ボリビア)
(チリ)
(コロンビア)
(コスタリカ)
(ドミニカ共和国)
(エクアドル)
(グアテマラ)
(メキシコ)
(現代語)
(パナマ)
(パラグアイ)
(ペルー)
(ウルグアイ)
(ベネズエラ)
スウェーデン語
SVENSK.DIC
タイ語*
SPELLT.GRA
トルコ語*
TURKIYE.DIC
* は、Windows プラットフォームのみで使用可能。
SwiftFile Mail Assistant 3.0 for IBM Lotus Notes 7
SwiftFile は Notes Client へのアドオンで、ユーザーが電子メールをフォルダに保存する際に役立ちます。
SwiftFile は、ユーザーが各受信メッセージをどの場所に保存するかを学習して予測します。この予測に基づい
て、各メッセージの先頭には 3 つのショートカットボタンが追加され、提示されたフォルダの 1 つにメッセージをす
ばやく保存するために使用できるようになります。SwiftFile による予測のいずれかが正しければ、ボタンを 1 回
クリックするだけで、メッセージが保存できます。
インストール
SwiftFile は Notes 7 CD からインストールできます。Apps\SwiftFile ディレクトリにある setup.exe を実行して
ください。SwiftFile のインストールが完了したら、SwiftFile ReadMe ファイルの指示に従って、SwiftFile をメー
ルデータベースで使用できるように設定します。
インターナショナルなサポート
SwiftFile は Lotus Notes のサポートするすべての言語をサポートしています。1 つのデータベース内だけで
なく 1 つの文書内にも複数の言語を混在させることができます。このことによって SwiftFile の予測機能が阻
害されることはありません。
システム要件
Windows 98/NT SP4/2000/XP
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32 MB の RAM
10 MB の空きディスク
Lotus Notes 7 以降
InstallShield Tuner for Lotus Notes
変換ファイルを作成して IBM Lotus Notes 7 Client のインストールパッケージをカスタマイズするには、
InstallShield® Tuner などのサードパーティによるツールが必要です。Lotus Notes 7 には、InstallShield Tuner
for Lotus Notes と呼ばれる OEM バージョンが含まれており、これによってユーザーはカスタマイズ変換ファイル
を作成して標準の Lotus Notes 7 キットでリソースを追加し、デフォルト設定を変更し、表示されている機能を非
表示にすることができます。InstallShield Tuner for Lotus Notes は 2 つの Lotus Notes 7 Client パッケージ
(Notes のみと全クライアント) と連携できますが、その他の MSI パッケージのカスタマイズには使用できないこと
にご注意ください。
InstallShield Tuner for Lotus Notes をインストールするには、Lotus Notes 7 のインストール CD の
Apps\InstallShield Tuner for Lotus Notes フォルダから setup.exe を実行します。
IBM Technical Support では、InstallShield Tuner for Lotus Notes に対するサポートを行っていないことにご注意
ください。ただし、InstallShield Tuner for Lotus Notes には包括的なオンラインヘルプが備わっており、業界標準
の Windows Installer (.MSI) パッケージをカスタマイズするためのプロセスがわかりやすく説明されています。
InstallShield Tuner OEM について詳しくは、InstallShield の Web サイト (http://www.installshield.com) を参照し
てください。
Free Time Web Service データベース 7.0
Busy Time Web Service データベース (BUSYTIMEWS.NSF) によって、Domino Server は Domino ディレクトリに
存在するユーザーの空き時間情報を Web サービスを介して提供できます。
これはサンプルアプリケーションで、将来のリリースでは変更される可能性があります。
データベースの使い方
これはサンプルアプリケーションで、将来のリリースでは変更される可能性があります。
Web サービスへのアクセス
Lotus Domino 7.0 Server は、名前がインターネットメールアドレスになっている会議参加者の空き時間情報
を検索できるようになりました。参加者の名前がインターネットメールアドレスで、この参加者がサーバーと同
じ Domino ドメインにいる場合、サーバーは参加者の空き時間情報を空き時間データベース
(BUSYTIME.NSF) から通常どおりに入手します。参加者がローカル Domino ドメインにいない場合、サー
バーは検索要求を Web サービスゲートウェイの Wsconn に送信します。Wsconn は、その情報を求める Web
サービス要求を NOTES.INI 変数 WSCALCONN_URL で定義された Web サービスに対して作成します。この
URL は、Web サービスを提供するリモート Domino Server を示す次の構文に従って表記する必要がありま
す。
http://host/busytimews.nsf/busytimelookup?OpenWebService
サーバーの起動時に wsconn を実行するには、NOTES.INI 変数の ServerTasks に wsconn を追加します。
この Web サービスを使用すると、任意の Web サービスクライアントが空き時間情報を取得できます。
Web サービスの提供
Lotus Domino Server でこの Web サービスを提供するには、次のように操作します。
1. HTTP パスワードを含む新規のユーザー文書を Domino ディレクトリに追加します。このユーザーに
Notes ID は不要です。
2. BUSYTIMEWS.NSF データベースの ACL を変更し、このユーザーに [読者] アクセス権を割り当てます。
3. この Web サービスにアクセスしたいサーバーまたは Web サービスクライアントの管理者に、このユー
ザー名と HTTP パスワードを知らせます。
ヒント: スペースを含まない完全な名前を使用すると、URL でこの名前を使用するときの管理が容易になりま
す。
Web サービスの WSDL の入手
この Web サービスの WSDL (XML でエンコードされた Web サービスの公式な定義) は、次の URL から入手
できます。
http://host/busytimews.nsf/busytimelookup?WSDL
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Web サービスをセキュアにする
次のいずれかを実行することにより、Free Time Web Service をセキュアにすることができます。
z
HTTP トランスポートレベルセキュリティを使用してサービスを保護します。これを行うには、サーバーの
Domino ディレクトリで新規ユーザーを作成し、HTTP パスワードを割り当てます。このユーザーに Notes
ID は不要です。次に、BUSYTIMEWS.NSF データベースの ACL で、[Default] に [なし] のアクセス権を
割り当て、[Anonymous] に [なし] のアクセス権を割り当てます。新規ユーザーには、[読者] アクセス権
を割り当てます。
Domino Server がこの Web サービスにアクセスしたときにユーザー名とパスワードを与えるようにする
には、次に示す形式でユーザー名とパスワードを URL に含めます。URL には空白を含められない点に
注意してください。
http://username:password@host/busytimews.nsf/busytimelookup?OpenWebService
z
SSL を使用して Web サービスとのデータ交換を暗号化します。サーバーの Web サービスが SSL をサ
ポートするよう設定されていて、URL に HTTP ではなく HTTPS が含まれるときに、この暗号化を行うこ
とができます。
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ヘルプデータベース - 種類と使い方
Lotus Notes 7 と Lotus Domino 7 には、Lotus Notes、Lotus Domino Designer、および Lotus Domino
Administrator (サーバー) についてのヘルプデータベースが含まれています。デフォルトでは、ヘルプデータベー
スは、Notes または Domino のデータディレクトリ内の HELP ディレクトリにインストールされます。
名前
データベースファイル名
説明
Lotus Notes 7 ヘルプ
HELP7_CLIENT.NSF
Lotus Notes Client のヘルプ
Lotus Domino Designer 7
ヘルプ
HELP7_DESIGNER.NSF
Lotus Domino Designer とプログラミング言語のヘ
ルプ
Lotus Domino
Administrator 7 ヘルプ
HELP7_ADMIN.NSF
Lotus Domino server と Lotus Domino
Administrator のヘルプ
ヘルプには、次のどの方法でもアクセスできます。
z
Lotus Notes、Lotus Domino Designer、または Lotus Domino Administrator の各 Welcome ページでヘルプ
へのリンクをクリックする。
z
z
z
z
z
メニューバーで [ヘルプ] - [目次] を選択する。
[F1] キーを押す。
ほとんどのダイアログボックスの右上角に表示される [?] をクリックする。
[ファイル] - [データベース] - [開く] を選択し、ローカルディレクトリまたは Domino Server にあるヘルプファ
イルを開く。
Domino と Notes のユーザー支援用の Web サイト (http://www-10.lotus.com/ldd/notesua.nsf/) にアクセ
スする。
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リリース情報 - 更新された情報をオンラインで利用できる
オンラインで利用できるリリース情報には、製品とともに出荷されるリリース情報よりも新しい情報が含まれてい
ます。これは生産スケジュールによるもので、製品の出荷後もリリース情報にときどき更新が加えられ、Lotus
developerWorks Web サイトにポストされます。
最新版の Lotus Notes/Domino リリース情報を参照するには、次の Lotus Documentation ページにアクセスして
ください。
http://www.lotus.com/ldd/doc
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カスタマーサポートに連絡する
オンラインでカスタマーサポートへのお問い合わせが可能です。
http://www-306.ibm.com/software/lotus/support/ [英語]
http://www-06.ibm.com/jp/software/lotus/techsupport/index.html [日本語]
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02 新機能
IBM Lotus Notes/Domino 7.0.2 の新機能
IBM Lotus Notes/Domino 7.0.2 で利用できる新機能の概要は次のとおりです。それぞれの新機能の追加情報に
ついては、このリリース情報の「マニュアルの変更」の章を参照してください。
Lotus Notes Client
Innovation Pack (Windows のみ)
Lotus Notes Client に同梱の新しい Innovation Pack には、以下のようないくつかの新機能があります。
z
新しいブログテンプレート。これを使うとユーザーは Lotus Notes で簡単にブログを作成できます。追加
情報については、このリリース情報の「Web ログ (ブログ) データベーステンプレート」を参照してくださ
い。
z
パブリックカレンダーから iCalendar 形式で購読する機能。追加情報については、このリリース情報の
「iCalendar からのカレンダーのインポートとエクスポート」を参照してください。
z
Notes データベースの RSS フィード使用可能化のサポート。追加情報については、このリリース情報の
「RSS フィード生成プログラムのデータベーステンプレート」を参照してください。
z
Lotus Notes を USB メモリスティックから実行する機能。追加情報については、このリリース情報の「IBM
Lotus Notes を USB ドライブにインストールして実行する」を参照してください。
Lotus Notes access for SAP solutions
Lotus Domino アプリケーションと SAP データおよびビジネスプロセスの統合が強化されたため、Lotus Domino
ユーザーの生産性が向上し、コストが削減され、より的確な意志決定を下せるようになりました。以下の分野で機
能が向上しました。
z
z
z
休暇申請 - 従業員は Notes カレンダーを使って経営者側に休暇を申請することができます。
時間報告 - 従業員は請求できる時間を Notes カレンダーを使って SAP システムに報告できます。
連絡先の管理 - 従業員は SAP HR システムにある連絡先情報を、Lotus Notes の個人アドレス帳と会
社のアドレス帳を使うときと同じように使用できます。
z
会議スケジューリング - SAP ユーザーは、Notes カレンダー上の SAP CRM を使って、自分たちがスケ
ジュールした会議を追跡することができます。
z
レポートの生成 - 従業員は Lotus Notes Client を使って SAP システムからのレポートを要求できます。
Human Resources セルフサービス - 従業員は、自分個人の従業員情報を SAP Human Resources
(HR) システムからローカルのセルフサービスデータベースにコピーし、SAP システムに更新情報を送信
することができます。さらに SAP システムに記録されている承認された休暇とプロジェクトの申告時間の
レポートをローカルで作成できます。管理職のユーザーも従業員の情報をコピーして、従業員の承認さ
れた休暇と申告時間のレポートを作成できます。この機能の使い方の説明は、このリリース情報の
「SAP Human Resources セルフサービス」を参照してください。
z
z
ワークフロー統合 - 従業員は Notes メールから SAP システム上のワークフローアイテムを表示し処理
できます。
Lotus Notes のこのリリースには、新しいアプリケーションテンプレート用のブラウザアクセスがありません。これ
らのテンプレートは英語とドイツ語のみに翻訳されます。追加情報については、このリリース情報の「Lotus Notes
access for SAP solutions の使用」を参照してください。さらに、『Installing Lotus Notes access for SAP solutions
Help』(nass_installhelp.nsf) と、『Lotus Notes access for SAP solutions Help』(nass_userhelp.nsf) も参照してくださ
い。これらの Lotus Notes access for SAP solutions のヘルプファイルは、 http://www.lotus.com/ldd/doc にあ
る Lotus 資料の Web サイトから入手できます。
メール、カレンダー、およびスケジュール機能の向上
メール、カレンダー、およびスケジュール機能で向上したパフォーマンスには以下のものがあります。
z
[あいまいな名前] ダイアログボックスにどのフィールドが表示されるかを修正する機能。この新機能を使
うと、ユーザーは [あいまいな名前] と [一致なし] ダイアログボックスにカスタム列を追加できます。これ
は単一のドメインを持つ大きな会社で、重複した複数のエントリを区別するためにユーザーが [詳細]ボ
タンを使うことを避けるために便利な機能です。これより前のリリースでは、[あいまいな名前] ダイアログ
には固定された数の列しか表示されませんでした。ユーザーは、[$Users] ビューを編集することにより
最大 4 つのカスタム列を追加できるようになりました。
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
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z
メールメッセージのアドレスを指定する時、Lotus Notes は、ユーザーの個人アドレス帳の代わりにサー
バーのアドレス帳を最初に検索できるようになりました。この機能を使うには、下に示されている [アドレ
ス帳] フィールドで [サーバーからローカル] を選択します。このフィールドは、メールファイルのロケー
ションが [ローカル] に設定されているときのみ表示される点に注意してください。将来のリリースでは、
サーバーベースのメールファイルでこの機能を使えるようになる予定です。
z
7.0.2 では、メールファイルに文書を作成するとき、もしくはローカルのレプリカで作業するときに制限値を
適用するための新機能がオプショナルで追加されました。7.0.2 より前は、 Lotus Domino Server レプリ
カ上で制限が設定された場合、ローカルレプリカでは制限は実施されませんでした。新機能により、ユー
ザーはローカル、サーバー上問わずメールファイル内でのメールやカレンダーエントリの作成ができなく
なり、新規のメールメッセージまたはカレンダーの招集を作成しようとすると、ユーザーに警告のメッセー
ジが表示されます。追加情報については、このリリース情報の「新規メール、カレンダーエントリへの制
限値の適用」を参照してください。
z
公開グループを展開できるようにする新しいメールのアクション。たとえば、送信者が選択した宛先をグ
ループリストから削除する時などです。
z
オプションで [宛先] リストの各行に 1 つのエントリだけを表示できるようにする新しいメールのアクショ
ン。
z
[シークレット] と指定されているカレンダー文書はカレンダーの詳細がなくても busytime.nsf に取り込ま
れるようになりましたが、代理人がメールファイルにアクセスできる場合には表示可能です。
z
アーカイブログが無効で、ユーザーが [アクション] -> [アーカイブ] -> [ログを開く] を選択すると、アーカ
イブログは使用できないというメッセージがユーザーに表示されます。
向上した IM のパフォーマンス
Lotus Notes Instant Messaging のパフォーマンス向上には以下が含まれます。
z
クライアント起動時に stResolve 要求が増えすぎないようにするための IM の永続的キャッシュ。これは
サーバーの負荷を減らし、パフォーマンスを向上させます。追加情報については、このリリース情報の
「IM の永続的キャッシュ」を参照してください。
z
Instant Messaging (Sametime) サーバーから返信を受信しない解決要求を処理するためのタイムアウト
と要求の削除の追加。
拡張された言語サポート (Windows のみ)
ドイツ語新正書法とハンガリー語のスペルチェックにおける統合されたサポートの強化。
Lotus Domino Web Access
Macintosh クライアントのサポート
DWA は Firefox ブラウザ (バージョン 1.0.x と 1.5.x) を介して Macintosh をサポートするようになりました。
Macintosh で実行される DWA クライアントにはオフライン機能 (DOLS、ローカルのアーカイブ、オフラインアクセ
ス) や統合された Sametime 機能は含まれていない点に注意してください。Sametime の在席確認とチャットは、
DWA クライアントによってではなく Sametime Java 接続クライアントで提供されます。
さらに、DWA は Macintosh Safari ブラウザをサポートしない点にも注意してください。
[アイコンの表示 . . .] 設定
ユーザーはメールビューにアイコンを表示するように設定することができます。アイコンにより、ユーザーが唯一
の受信者であるか、あるいはユーザーの名前が [宛先] フィールドと [cc] フィールドのどちらにあるのかが示され
ます。このリリース情報の「自分の名前が [宛先] または [CC] フィールドに含まれる場合のアイコンの表示」を参
照してください。
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
プラットフォーム
Windows 2003 Server x64 Edition をサポート
Microsoft Windows 2003 Server x64 Edition (Intel Pentium および互換性のあるプロセッサー) は Lotus Domino
Server でサポートされるプラットフォームです。
SuSE Linux Enterprise Server 10 をサポート
SuSE Linux Enterprise Server (SLES) 10 (32 ビットと 64 ビット) は Lotus Domino Server でサポートされるプラッ
トフォームです。
Lotus Domino Designer
追加 DXL 設計要素のサポート
共有列、共有ファイルリソース、および共有スタイルシートリソース用の新しい要素が追加されました。
追加 MIME API
追加 MIME API が C API SDK で公開されました。これにより、サードパーティの開発者は MIME データに直接ア
クセスして操作するアプリケーションをさらに容易に開発できるようになりました。
HTML API の機能拡張
CD から MIME に変換するために (E メール内で) 現在使われている HTML API が Notes SDK で入手できるよう
になりました。HTML API は Domino Web サーバーの「コマンドプロセッサ」にアクセスできるようにして、Lotus
Notes のフォーム、ビュー、および文書を HTML に変換します。
ユーザー定義の HTML タグ属性
ユーザー定義の属性を、Web エンジンにより生成された <HTML> タグに追加できるようになりました。フォームに
$$HTMLTagAttributes フィールドがあるとき、その内容は <HTML> タグの属性リストに置かれます。詳しくは、こ
のリリース情報の「追加の HTML 関連のフィールド属性」を参照してください。
カスタム <!DOCTYPE> 宣言
ユーザーはフォームごとにカスタム <!DOCTYPE> 宣言を指定できるようになりました。フィールド
$$HTMLFrontMatter がフォームに存在するとき、その内容は生成された HTML 内の <html> タグの前に置か
れ、Web サーバーはそこに何も自動的に生成しません。詳しくは、このリリース情報の「追加の HTML 関連の
フィールド属性」を参照してください。
AddInternetCertificateToUser () の機能拡張
Lotus Domino の前のリリースでは、キーリングがない CA プロセスを使ってバックエンドから
AddInternetCertificateToUser() プロセスが呼び出されると、CA プロセスはエラーを戻していました。このエラー
は修正され、キーリングがない CA プロセスを使って AddInternetCertificateToUser() プロセスを呼び出せるよう
になりました。
Lotus Enterprise Script Builder (ESB) から Lotus Domino への移行
Lotus Domino 7.0.2 は、Lotus ESB ユーザーがアプリケーションを Lotus Domino に移行する機能を備えていま
す。ESB は、データベース、アプリケーションシステム、およびレガシーホストシステムにアクセスする LotusScript
ベースのアプリケーションプログラムを開発するための統合開発環境 (IDE) を備えていました。さらに、開発した
アプリケーションを実行するための実行環境も備えていました。
Lotus Domino Server
一部の URL の基本認証を可能にする
Lotus Domino 7.0.2 では、Domino セッション認証が有効である場合でも、特定の URL (RSS フィードを生成する
URL など) が基本認証を使えます。
インターネットパスワードを保護する xACL のサポート
Domino ディレクトリに保存されているパスワードにおいては、管理者は xACL を設定してインターネットパスワー
ドへのアクセスを制限できます。パスワードへのアクセスと変更についてはユーザー自身のみ、パスワードの管
理変更の許可については管理者に限定されます。詳しくは、このリリース情報の「マニュアルの変更」セクション
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
にある「xACL を使用したインターネットパスワードの保護」を参照してください。
TNEF オブジェクト (winmail.dat 添付ファイル) の読み取りのサポート
Microsoft Outlook と Microsoft Exchange では、Microsoft 固有のデータを Transport Neutral Encapsulated
Format (TNEF) オブジェクトにカプセル化して他の Outlook と Exchange ユーザーに E メールを送信するように
構成できます。そのように構成すると Outlook は multipart/mixed MIME メッセージを送信します。この形式では、
Microsoft RTF (リッチテキストフォーマット) テキストは multipart/mixed メッセージの最初の部分でプレーンテキ
ストとして表示されます。ただし元の RTF データは、元のメッセージに含まれる添付ファイル、OLE オブジェクトな
どの他のすべてのオブジェクトと一緒に TNEF オブジェクトにカプセル化されます。
前のリリースでは、Lotus Notes ユーザーがこれらのメッセージを受信すると、元の RTF のプレーンテキストで記
述された部分は読むことができましたが、元のメッセージにある送信された添付ファイルにはアクセスできません
でした。
Lotus Domino 7.0.2 から、MIME の itemizer は TNEF オブジェクトを認識し、TNEF オブジェクトにカプセル化され
たすべての添付ファイルを取り出して、Domino ルーターのメールボックスに書き込む前にそれらの添付ファイル
をメッセージに追加します。
追加情報については、このリリース情報の「TNEF コンバータを構成する」を参照してください。
宛先ジャーナリング
Lotus Domino の以前のリリースでは、ジャーナル対象メッセージの SendTo、CC、および BCC 項目が取り込ま
れていましたが、メッセージの実際の宛先は取り込まれませんでした。たとえば、SendTo/CC/BCC 項目にグ
ループ名が含まれていると、これらのグループが時間の経過とともに変わる場合があるため、整合性を取るため
にメッセージが配信される時点での展開した結果を取り込めるようにすることが重要です。そうすればメッセージ
の実際の宛先を記述する情報を取り込むことができます。メールの転送でもこれと同様の必要が発生します。
Lotus Domino 7.0.2 から、メッセージの個々の宛先を示す新しい項目がジャーナル対象となるメッセージに追加さ
れていて、ジャーナルを実行するサーバー上で展開可能なすべてのグループのメンバーがそこに入ります。他の
サーバー上で展開されるグループ (他のドメインにあるグループなど) では、展開されないグループがリストに入
ります。リストには、メール転送の結果として、あるいはメールのルールを使ってメールを別の宛先にコピーした場
合などに、変更されたり追加されたりした宛先アドレスの結果も入ります。
この機能の追加情報については、このリリース情報の「メールジャーナルに実際の目的の受信者名が含まれるよ
うになった」を参照してください。
Smart Upgrade Run -As (SURunAs) ユーティリティ
Smart Upgrade Run-As (SURunAs) は、ユーザーがローカル管理者権限を持っていない場合でもインストール
キットをユーザーのマシンにインストールできるように、管理者がインストールキットをプログラム内に組み込める
ようにするユーティリティです。このユーティリティは Smart Upgrade を使って実行されるように設計されていて、
管理者の資格情報と Smart Upgrade キットを 1 つの実行可能ファイルに組み込んだものを作成することにより作
動します。この実行可能ファイルはエンドユーザーのマシンで Smart Upgrade により起動される時に管理者とし
て実行されます。
これにより、アップグレードの際にユーザーにインストールとレジストリ変更の権限を与える必要が生じるという問
題を回避できます。追加情報については、このリリース情報の「Smart Upgrade Run As 機能の使用」を参照してく
ださい。
Lotus Domino for i 5/OS
アプリケーションプロフィール作成を使ったパフォーマンスの向上
アプリケーションプロフィール作成というパフォーマンス技法を使うことにより、Lotus Domino の CPU 使用率は減
りました。プロフィール作成は、実際のワークロードを生成し、ワークロードの実行中にプログラムのプロフィール
データを収集した後、収集したデータを使ってプログラムを再変換することにより行います。
変換プログラムはこのデータから、コード内のどの分岐が最も頻繁に使用されるか、さらにどのプロシージャが最
も頻繁に他のプロシージャを呼び出すかを識別します。これにより、変換プログラムがプロシージャの並び替えを
したりプロシージャ内のコードを再編成できるので、プロセッサの命令キャッシュがより効率的に使用され、全体
的なパフォーマンスが向上します。この技法は Lotus Domino for i5/OS 製品の配布前に適用されています。
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
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01 このリリースについて
02 新機能
IBM Lotus Notes を USB ドライブにインストールして実行する
IBM Lotus Notes クライアントを USB 2.0 ドライブにインストールすることができます。Lotus Notes クライアントの
エンドユーザーは、コンピューターにインストールしなくても、その USB ドライブにログオンすれば Lotus Notes ク
ライアントを実行することができます。この IBM Lotus Notes の USB ドライブフィーチャーは Lotus Notes クライ
アントにのみ使用可能です。Lotus Domino Administrator クライアントもしくは Lotus Domino Designer には使用
できません。Lotus Notes クライアントのインストールにのみ使用してください。All Clients のインストールには使
えません。
警告 - USB への転送スピードはメーカーにより異なります。 USB は USB 2.0 である必要がありますが、 同じ
USB 2.0 のメモリスティックでも、ある場合は 10倍もしくはそれ以上の違いが、読み取りおよび書き込みのパ
フォーマンスに出てきます。テストや使用経験から、Lotus Notes の USB へのインストール時間と実行パフォー
マンスは、主にメーカーとドライバのバージョンによって大きく変わることが判明しています。 例えば、ある USB
2.0 ドライバでは、5 分で Lotus Notes をインストールできましたが、別の USB 2.0 ドライバでは、60 分以上かか
りました。USB ドライバの各メーカーに確認して、最適なパフォーマンスが得られるようにしてください。特定の
USB 装置のブランドを選んで統一する前に、お客様自身でテストを行うことをお奨めします。USB スティックのパ
フォーマンスに関するレポートが載せられたリンクを一つご紹介します。
http://www.anandtech.com/memory/showdoc.aspx?i=2549&p=24
特定の USB ステックへのインストールに長い時間がかかっている場合、ハードドライブにインストールし、XCopy
コマンドを代わりに使って、ファイルをコンピューターのハードドライブから USB ドライブにコピーすることもできま
す。Windows XCopy では、キャッシングアルゴリズムを使用しているので、インストレーションプログラムよりも速く
ファイルのコピーを行うことができます。
IBM Lotus Notes クライアントを USB ドライブにインストールする
IBM Lotus Notes 7.0.2 以降のバージョンを USB 2.0 ドライブにインストールすることができます。Lotus Notes の
USB フィーチャーでは、Lotus Notes クライアントを USB ドライブからすべて実行するので、ホストコンピュータに
何も残すことなく、かつホストコンピュータにあるどの Lotus Notes クライアントにも悪影響を及ぼすことなく、どん
なコンピューターでも USB をプラグインすれば、Lotus Notes クライアントを使用することができます。Lotus
Notes クライアントのエンドユーザーは、あたかも自分自身のシステムにいるかのように、何も設定することなく、
どこにいても Lotus Notes クライアントを使用することが可能です。
USB 上の Lotus Notes をローミングユーザーと一緒に使うことができます。ローミングユーザーがこのフィー
チャーをアクティブにすると、そのユーザーのローミングファイルが、使用している USB ドライブに複製されます。
設定手順の実行時 (下記手順 のステップ 2) に、プログラムとデータファイルがインストールされ、初期設定ファイ
ル AUTORUN.INI が作成されます。実行ファイル AUTORUN.EXE も作成され、USB ドライブのインストール場所
のルートディレクトリに保存されます。その他のファイルもインストールされます。
AUTORUN.EXE コマンドを使用して(下記手順 のステップ 4)、Lotus Notes クライアントをコンピュータにインストー
ルすると、簡略化されたインストールプロセスが実行されます。この短縮インストールプロセス中に、USB ドライブ
名の決定、AUTORUN.INI の読み込み、標準 Lotus Notes レジストリキーのセット、デスクトップショートカットの作
成が行われます。このプロセスで、一時ファイルも作成され、Lotus Notes クライアントファイルが、一時ディレクト
リに保存されます。
Microsoft Windows は、元々USB ドライバのオートプレイをサポートしていません。そのため、USB ポートに USB
ドライブを差し込む度に、自動実行プロセスによって Lotus Notes クライアントがインストールされ起動します。
USB ドライブを抜き取ると、Lotus Notes はアンインストールされ、レジストリーのエントリとコンピューターに追加
されたファイルはすべて削除されます。使用したデスクトップショートカット、一時ディレクトリおよび添付ファイルも
削除されます。USB ドライブは何も変更されません。
前提条件
始める前に、Lotus Notes クライアント専用のインストレーションコードを入手し、ハードドライブ上の任意のフォル
ダ内でそのファイルを開くか、もしくは他のユーザーもアクセスできるように共有ドライブに展開されたコードを置
いてください。
手順
IBM Lotus Notes クライアントを USB ドライブにインストールするには、下記の手順を完了してください。
1. USB ドライブをコンピュータの USB ポートに差し込みます。
2. ドライブ名の割り当ては動的で、将来その USB ポートを使用した時に変わるので、USB ドライブに割り当てら
れたドライブ名をメモしてください。
3. コマンドプロンプトのウィンドウを開いて、前提条件のステップで作成したフォルダもしくはディレクトリーに移動
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
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します。
4. コマンドプロンプトのウィンドウで、次のコマンドを入力して Lotus Notes を USB ドライブにインストールしま
す。
setup /a /v"NOMAD=1 TARGETDIR=F:\ /qb+"
この「F」は、USB のドライブ名です。
メモ パラメータ /qb+ を使うと、基本的なユーザーインターフェース、およびアップグレードの最後にメッセー
ジボックスを表示させることができます。
5. このインストールの手順が完了したら、コマンド AUTORUN.EXE を USB ドライブのルートから、ファイル名を
ダブルクリックする、もしくはコマンドラインにコマンドを入力して実行します。
6. Lotus Notes クライアントがインストールされると自動的に起動します。通常の Lotus Notes 設定手順を完了
させてください。
AUTORUN.INI ファイル
作成された AUTORUN.INI ファイルは、このサンプルファイルに類似したものになります。
[Autorun]
MSI_LOCATION=Z:\Lotus Notes 7.0.2.msi
MSI_COMMANDLINE=/qb PROGDIR="Z:\program files\Lotus\notes\ " DATADIR="Z:\program
files\Lotus\notes\Data\"
AUTOLAUNCH_NOTES=Yes
AUTORUN_MODE=Yes
TEMP_DIR=g:\tmp
AUTORUN.INI ファイルの設定は、下記の表で説明されています。
AUTORUN.INI 変数
説明
MSI_LOCATION=
USB ドライブが差し込まれたとき、インストールを実行するために
使用される MSI ファイルの USB ドライブ上のパスを指定します。
ドライブ名は実行時に動的に USB ドライブの正しいドライブ名と置
き換わります。
MSI_COMMANDLINE=
インストールを実行するプログラム MSIEXEC.EXE に渡されるコマ
ンドラインを指定します。PROGDIR プロパティーおよび DATADIR
プロパティーに使われているドライブ名は実行時に置き換わりま
す。
AUTOLAUNCH_NOTES=
USB ドライブにインストール完了後に、Lotus Notes クライアントを
開くかどうかを指定します。
この値を NLNOTES にすると、ローカルですでに実行中の Notes
クライアントのバージョンがあっても、USB ドライブから Lotus
Notes クライアントが起動します。
自動起動をオフにするには、値を NO にします。
AUTORUN_MODE=
ユーザーのログイン中に実行したままにしておくプロセスを指定し
ます。ユーザーがログアウトもしくはシステムを再起動すると、プロ
セスは終了し、AUTORUN.EXE を再実行する必要があります。こ
のオートランプロセスにより、USB ドライブが再接続されると、
Lotus Notes のインストールが自動的に実行されます。
メモ このオートラン起動オプションを使用すると、ユーザーがログ
オンするたびにオートランが再起動されます。
TEMP_DIR=
Lotus Notes クライアントのファイルが保存される一時ディレクトリ
のパスを指定します。この設定によりセキュリティーが高まります。
ドライブ名は動的に置き換わります。Lotus Notes クライアントは、
USB ドライブを抜いたときにこの一時ディレクトリーにある添付ファ
イルも一緒に削除されるように、このディレクトリに添付ファイルを
保存します。
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自動的に起動するオートランプロセス
オートランプロセス (AUTORUN.EXE) を有効にすると、ユーザーがログインすれば自動的にインストールが実行さ
れます。オートランの実行中は、Lotus Notes クライアントを持った USB ドライブが USB ポートに差し込まれると
自動的に検出します。ユーザーログイン時のオートランを使用可能にするには、Microsoft Windows のスタートメ
ニューのスタートアップディレクトリにオートランを追加します。スタートメニューにオートランを設定するには、以下
のステップを完了させてください。
1. コンピュータに新しいサブディレクトリーを作成して、新しいサブディレクトリーのオートランに名前を付けます。
2. このオートランディレクトリに以下のファイルを置きます。
AUTORUN.EXE
z
AUTORUN.INF
z
AUTORUN.INI
3. 他のショートカットを作成するときと同じ要領で、スタートメニューのスタートアップフォルダにオートランディレク
トリのショートカットを作成します。
4. Windows エクスプローラから、オートランのショートカットを右クリックしてから、プロパティーをクリックします。
5. [ショートカット] タブをクリックして、[リンク先] フィールドに以下の文字列を入力します。
z
オートランディレクトリのパス\autorun.exe /startup
ここの「オートランディレクトリのパス」は、実際のディレクトリのパスです。
6. [OK] をクリックします。
IBM Lotus Notes クライアントを USB ドライブから実行する
Lotus Notes のエンドユーザーは、サポートされているどのプラットフォームでも、USB ポートにプラグインされて
いる USB ドライブから IBM Lotus Notes クライアントを実行することができます。Lotus Notes クライアントが
USB ドライブにインストール済みでなければなりません。USB ドライブのドライブ名の割り当ては動的なので、
USB ドライブを使用して Lotus Notes を実行する度に変わります。
ロックダウンデスクトップの特記事項 : USB 上の Lotus Notes はレジストリの値を
HKEY_CURRENT_USER\Software\Lotus\Notes に書き出すため、ロックダウン Windows デスクトップで実行する
よう設計されています。このレジストリキーは、通常このような環境ではロックダウンされません。
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01 このリリースについて
02 新機能
iCalendar からのカレンダーのインポートとエクスポート
iCalendar ベースのカレンダーを IBM Lotus Notes 7.0.2 にインポート、または IBM Lotus Notes 7.0.2 からエクス
ポートすることができます。iCalendar は、インターネット標準で、これにより、別のカレンダー製品で作成されたカ
レンダーを他の iCalender 規格のカレンダー製品にインポートして表示、管理することが可能です。また、
iCalendar 標準により、会議の要求や他のタスクを E メールで送受信することもできます。
Lotus Notes ユーザーは、Notes 受信ボックスまたはカレンダーに URL またはファイルをドラッグ アンド ドロップ
してカレンダーをインポートすることができます。または、メニュー項目 [ファイル] - [読み込み] を使用してイン
ポートします。カレンダーをインポートする前に、ユーザーはカレンダーをプレビューすることができます。
カレンダーのインポート後、インポートされたカレンダーエントリはユーザーのカレンダーに置かれ、Lotus Notes
によって [インポートされたカレンダー] 文書が作成されます。ここから、Lotus Notes ユーザーはインポートされ
たカレンダーを管理することができます。[インポートされたカレンダー] 文書には、カレンダー名、カレンダーファイ
ルの場所を指定するパスを含む [ソース] フィールド、またカレンダーが Lotus Notes にインポートされた日付が
含まれます。インポートされたカレンダーのエントリはユーザーの Notes カレンダーに、予定、イベント、記念日、
または確認として表示されます。
[カレンダー情報]文書から、ユーザーはインポートされたカレンダーを以下のオプションを使って管理できます。
z
[削除] ボタンを使ってカレンダーを削除する
z
編集可能なフィールドでカレンダーの名前変更を行う
[インポートされたカレンダー] ビューから [インポートされたカレンダー] 文書をアクセスすることができます。この
ビューから、Lotus Notes ユーザーは インポートされたカレンダーを表示し、インポートされたカレンダーを削除
し、新しいカレンダーをインポートすることができます。[インポートされたカレンダー] ビューには、[ツール] - [イン
ポートされたカレンダーの管理] をクリックしてアクセスします。iCalendar のインポートとエクスポートの新しい機
能を使用するには、Lotus Notes ユーザーはメールテンプレートを 7.0.2 にアップグレードする必要があります。
ユーザーが、既にインポートされているカレンダーをインポートしようとすると、情報ボックスにカレンダーが既に
存在することを示すメッセージが表示され、インポートを継続するか、それともインポートをキャンセルするか尋ね
ます。ユーザーは、インポートを継続するかキャンセルするかを指定する前に、インポートするカレンダーをプレ
ビューすることができます。カレンダーのインポートを続行する選択をした場合、インポートされる新しいカレン
ダーが既存のカレンダーを上書きします。
ユーザーは、最大 500 文書までの iCalendar ファイルをインポートできます。500 文書を超える場合は複数のイ
ンポートを行ってください。
Lotus Notes 7.0.2 では、ユーザーはメニュー項目 [ファイル] - [書き出し] を使用して、選択したカレンダーエント
リまたはすべてのカレンダーエントリをエクスポートすることができます。
[ファイル] メニューオプションを使った iCalendar カレンダーのインポート
1.
2.
3.
4.
5.
Notes カレンダーを開きます。
[ファイル] - [読み込み] を選択します。
[読み込み] ダイアログボックスで、.ICS ファイルタイプを指定し、インポートする .ICS ファイルを選択します。
[読み込み] をクリックします。
インポートするカレンダーの名前を指定します。オプションで、[エントリのプレビュー] をクリックし、[OK] をク
リックします。
ドラッグ アンド ドロップによる iCalendar カレンダーのインポート
Notes メールファイルの受信ボックスまたはカレンダーがデスクトップで開いている場合、.ICS ファイルの URL を
ドラッグ アンドドロップしてカレンダーを Notes カレンダーにインポートすることができます。
1. 受信ボックスまたは Notes カレンダーを開きます。
2. インポートするカレンダーの URL またはファイルを見つけ、それを受信ボックスまたはカレンダーにドラッグ
アンド ドロップします。.ICS ファイル名が URL またはファイル名の一部である必要があります。
3. インポートするカレンダーの名前を指定します。オプションで、[エントリのプレビュー] をクリックし、[OK] をク
リックします。[エントリのプレビュー] をクリックすると、カレンダーの各エントリの件名と日付をプレビューでき
ます。
インポートされたカレンダーが Notes カレンダーに追加されます。
[カレンダー情報] 文書でのインポートされたカレンダーの管理
[カレンダー情報] 文書を使って、インポートされたカレンダーを管理します。
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1. Notes カレンダーから、[ツール] - [インポートされたカレンダーの管理] をクリックして [インポートされたカレ
ンダー] ビューを開きます。
2. インポートされたカレンダーのリストが表示されます。
3. 特定のカレンダーの [カレンダー情報] 文書を表示するには、リスト中のそのカレンダー名をダブルクリックし
ます。 [カレンダー情報] 文書が開きます。
4. 必要に応じて以下のカレンダー管理操作を実行します。
z
カレンダーを削除するには、[削除] をクリックします。選択したカレンダーを削除するかどうかを確認する
メッセージボックスが表示されます。適宜、[はい] または [いいえ] をクリックします。
z
カレンダー名を編集するには、[編集モード] をクリックします。新しいカレンダー名を入力し、[OK] をクリッ
クします。
5. 文書を閉じるには、[閉じる] をクリックします。
[インポートされたカレンダー] ビューでのインポートされたカレンダーの管理
Notes カレンダーから、[ツール] - [ インポートされたカレンダーの管理 ] をクリックして [インポートされたカレン
ダー] ビューを開きます。 1. インポートされたカレンダーのリストが表示されます。必要に応じて以下のカレンダー管理操作を実行します。
z
1 つ以上のカレンダーを削除するには、削除するカレンダーを選択し、[削除] をクリックします。選択したカ
レンダーを削除するかどうかを確認するメッセージボックスが表示されます。適宜、[はい] または [いいえ]
をクリックします。
z
新しいカレンダーをインポートするには、[新しいカレンダーのインポート] をクリックします。[ファイル] [読み込み] メニューオプションを使って、他のカレンダーをインポートするのと同様にカレンダーをイン
ポートします。詳しくは、トピック「[ファイル] メニューオプションを使った iCalendar カレンダーのインポート」
の手順 3 から 5 を参照してください。
z
カレンダーの [カレンダー情報] 文書を開くには、そのカレンダーを選択してダブルクリックします。トピック
「[カレンダー情報] 文書でのインポートされたカレンダーの管理」の説明に従って、この文書から、カレン
ダーを管理できます。
2. ビューを閉じます。
Lotus Notes からのカレンダーのエクスポート
Lotus Notes からカレンダーをエクスポートするには、以下の手順を完了します。
1. カレンダーを開き、エクスポートするカレンダーエントリを強調表示して選択し、その後スペースバーをクリック
します。
2. [ファイル] - [書き出し] を選択します。
3. [カレンダーファイル] のファイルタイプ (.ics) を選択し、カレンダーのエクスポート先の場所へのパスを指定し
ます。
4. [書き出し] をクリックします。
5. カレンダーの選択した文書のみをエクスポートするか、またはカレンダーからすべての文書をエクスポートす
るかを指定します。[OK] をクリックします。
Associated SPRs :
BLEE6R6HK7
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02 新機能
IM の永続的キャッシュ
新規の永続的キャッシュが実装されているため、エンドユーザーと管理者は、ご使用の環境に項目が追加された
ことを覚えておいてください。例えば、管理者は Notes.INI 変数を使って、キャッシュファイルにある項目を削除す
る時期を制御することができます。
クライアントユーザー
クライアントユーザーの場合、保存されたキャッシュファイルは Notes -> Data ディレクトリにあります。ファイル名
は「ST_6ba8.dat」のような形式です。
Sametime サーバー管理者
Lotus Notes Client は Sametime サーバーに初めてログインする時に、ランダムに生成された短い 16 進数文字
列を Sametime サーバー上に保存します。以降、この文字列は (この Lotus Notes Client が使う) Sametime コ
ミュニティの固有 ID となります。Lotus Notes がこの目的で使う保存 ID は 4000 です。
1. Sametime サーバーで vpuserinfo.nsf を開きます。
2. [保存] という名前のビューをクリックします。Sametime サーバーへのアクセス権があるユーザーのリストが
表示されます。
3. ユーザー名を右クリックして [文書のプロパティ] を選択します。
4. [文書のプロパティ] インフォボックスで、[フィールド] タブをクリックします。
5. 数字のリストの中に「コミュニティ ID」の「4000」が表示されます。
管理者は Notes.INI 変数を次のように使って、キャッシュ項目を削除する時期を制御することができます。
IM_CACHE_VTTL =n
有効な名前 (Sametime ディレクトリにある名前) のしきい値を設定します。デフォルト値は 10 です。
IM_CACHE_ITTL =n
無効な名前 (Sametime ディレクトリにない名前) のしきい値を設定します。デフォルトは 3 です。
これらのいずれの変数においても「n」は整数値となる点に注意してください。
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02 新機能
Notes access for SAP solutions の使用
Lotus Notes access for SAP solutions Install データベース (NaSSInstall.nsf) で提供されているテンプレートビル
ダーを使うことにより、実装する機能に必要な設計テンプレートを作成します。その後でそのテンプレートをご使用
の Lotus Notes 環境に展開します。NaSSInstall.nsf は Lotus Domino Server の data ディレクトリに自動的にイン
ストールされます。さらにサーバーの data ディレクトリには、Lotus Notes access for SAP solutions のインストー
ルと展開の方法を説明した『Installing Lotus Notes access for SAP solutions Help』(nass_installhelp.nsf) と、SAP
統合機能の使い方を説明した『Lotus Notes access for SAP solutions Help』(nass_userhelp.nsf) もインストールさ
れます。nass_userhelp.nsf は Lotus Notes Client にもインストールされます。『Lotus Notes access for SAP
solutions Help』ファイルは、次の Lotus 資料の Web サイトでも入手できます。 http://www.lotus.com/ldd/doc
ソフトウェア要件
z
SAP R/3 4.6C 以降を実行する SAP サーバー。会議のスケジュールを使うには、Customer Relationship
Management (CRM) システムをインストールする必要があります。
z
z
z
Lotus Notes 7.0.2 クライアント
SAP グラフィカルユーザーインターフェース (GUI 6.4) が Lotus Notes Client にインストールされている。
これは一部のワークフローアクティビティにのみ必要になります。
SAP クライアントライブラリの LIBRFC32.DLL ファイルが Lotus Notes Client にインストールされている。
これは SAP GUI 6.4 がインストールされていないときにのみ必要です。このファイルの取得方法につい
ては、nass_installhelp.nsf を参照してください。
サポートされるクライアントプラットフォーム
z
Microsoft ® Windows® 2000 Professional
z
Windows XP Professional
z
Windows XP Tablet PC Edition 2005 (デジタルインク入力は Lotus Notes Client ではサポートしていま
せん)
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02 新機能
RSS フィード生成プログラムのデータベーステンプレート
Lotus Domino 7.0.2 には新規データベーステンプレート、rss_generator.ntf が含まれています。ここには Domino
データベースの以下のビューに RSS フィードを生成するために設計されたエージェントとスクリプトライブラリのコ
レクションがあります。
ユーザーのデータベースにある E メール、カレンダー、連絡先エントリ
会社のアドレス帳
z
ディスカッション
RSS フィード生成プログラムのデータベースには次の 3 つの主な機能があります。
z
Domino データベースのフィールドを RSS XML エレメントに対応させる
z
RSS フィードを生成する
z
フィードをシンジケート (宣伝) する
rss_generator.ntf はサーバーベースのテンプレートで、Lotus Domino Server のみで使用できます。テンプレート
から作成したデータベースはサーバー上に置く必要があり、それらは同じサーバー上に置かれたデータベースに
対してのみフィードのアクセスとその生成をすることができます。
z
z
RSS フィードのデータベースをすべてのユーザーが使用できるようにするには、テンプレートから作成されたデー
タベースの ACL に [読者] レベルの権限を持った [匿名] が含まれている必要があります。RSS フィードデータ
ベースの特定の URL パターンにおいてセッションベースの認証を指定変更するには、適切な Web ルールオプ
ションを設定します。
ユーザーベースの RSS フィードデータベースを、サーバーセキュリティを [基本] 認証モードに設定して作成でき
ます。[匿名] のアクセス権は [なし] に設定します。
ユーザーがデータベースを開くと、ホームページから [使用可能なフィード] ページにリダイレクトします。このペー
ジでは、[RSS フィードの定義] ビューにリストされたすべてのフィードの宣伝があります。
ビュー
[RSS フィードの定義] ビューに RSS フィードを作成したりそこにある RSS フィードの編集をします。ビューの中の
フィードの順序は、フィードリストに表示される順序と同じです。リストでフィードを上下に移動してこのビューの
フィードの順序を変更することができます。
[外部 Web 文書] ビューを使うと、Web 対応の文書を RSS アイテムとして収集および宣伝することができます。た
とえば、この設定を使って、人事 PDF フォーム、企業ポリシー、および Domino ビューには含まれないその他の
文書のような会社の重要な文書を集約させることができます。
RSS フィード生成プログラムのデータベースの設定
『Lotus Domino Administrator ヘルプ』で説明されているように、テンプレートからデータベースを作成します。
[RSS フィードの定義] ビューで [新規フィード] をクリックします。[新しい RSS フィードの定義] フォームが表示さ
れます。
最初に、RSS フィードとして提供するデータベースを選択します。
フィールド
データベースの種類
データベース
ビュー
アクション
RSS フィードを作成する対象となるデータベースの種類を次の中から
選択します。
z 派生したメールデータベース (ユーザーごとに計算されます)
z その他の一般的なデータベース
データベースの種類によってフィードの動作の一部が決定されます。た
とえばメールファイルからフィードを作成すると、ユーザー名がデータ
ベース内のフィード名に表示されます。
フィードを作成する対象となるデータベースを選択します。
フィードを作成するために使用されるデータベースビューを選択しま
す。
次に、RSS フィードの説明を記すために以下の必須フィールドを設定します。これらのフィールドは RSS ファイル
内の必須 XML タグにマップします。
フィールド
<title>
アクション
フィードのタイトルを指定します。これはデータベース内のフィードリスト
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<description>
<language>
<encoding>
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に表示されます。
フィードの概要を記します。これもフィードリストに表示されます。
デフォルトは英語です。
デフォルトは UTF-8 です。
最後に以下の任意指定フィールドを設定して、RSS フィードの説明をさらに洗練することができます。
アクション
フィールド
省略するエントリの数
RSS フィードに表示される項目の数を指定します。
Lotus Domino 名を RFC822 の E メール Lotus Domino 形式のユーザー名 (John Doe/West/Acme など) をイン
アドレスに変換する
ターネットの標準的な E メールアドレス (johndoe@acme.com など) に
変換します。
追加タグライブラリの追加
使用する他のタグライブラリを指定します。
このビューを番号付きリストとして扱いま RSS フィードにこれを指定すると、RSS リーダーは番号付きリストの検
すか?
索基準に適合しない項目を削除します。「番号付きリスト」のよくある例
として、最もよく売れた本の上位 10 冊のフィードがあります。
メモ: [連絡先] と [カレンダー] のフィードは、番号付きリストとして設定
する必要があります。
XML 情報をフォームの下部に追加して RSS フィードに追加の定義を行うこともできます。たとえば Podcast で
は、<enclosure> タグを使ってオーディオやビデオのファイルを宣伝することができます。
データベースには、<enclosure> タグが RSS 項目と関連付けられているときに iCalendar または vCard オブジェ
クトを作成する内部機能もあります。
z
iCalendar と vCard オブジェクトは、<enclosure> タグの [URL] プロパティを調べることにより取り出
せます。
z
ほとんどの RSS リーダーは enclosure タグを処理しないため、iCalendar または vCard オブジェクト
へのリンクを送信するとクライアントに送信する不必要なデータの量が減ります。
RSS フィードの全体的なオプションを設定できます。ビューでフィードを選択して [全体的なオプショ
ン] をクリックします。そこから以下を行うことができます。
- RSS 生成プログラムのデータベースのメインページ (ヘッダーを含む) の外観を変更する
- リダイレクトページの外観とデフォルトのリダイレクト時間を変更する
フィードデータベースの表示と使用
インターネットユーザーが初めてこのデータベースにアクセスするとき、フィードリストページにリダイレクトされま
す。フィードをクリックすると、それはフィードリーダーまたは統合ツールに追加されます。
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01 このリリースについて
02 新機能
SAP Human Resources セルフサービスを使用する
Human Resources セルフサービスを使用すると、以下のことを行うことができます。
z
自分個人の社員情報を SAP Human Resources (HR) システムからローカルのセルフサービスデータベー
スにコピーする。これにより、その情報に Lotus Notes から簡単にアクセスしたり SAP システムから更新
情報を受け取ることができます。管理職のユーザーも、自分個人の社員情報に加えて、自分が管理する従
業員の社員情報の更新情報をコピーしたり受け取ることができます。
z
セルフサービスデータベースにある自分個人の社員情報を編集して変更を SAP システムに送信する。管
理職のユーザーは自分個人の社員情報は編集できますが、従業員の社員情報は編集できません。
z
セルフサービスデータベースに、自分の承認された休暇と、SAP システムに記録されている作業プロジェク
トの申告時間についてのレポートを作成する。管理職のユーザーの場合、自分個人の承認された休暇と
申告時間に加えて、自分が管理する従業員の承認された休暇と申告時間をレポートに含めることができま
す。
管理職のユーザーは、管理職用に設計された、従業員と管理職両方向けの機能を含む Human Resources セル
フサービスデータベースを作成して使用します。管理職ではないユーザーは、従業員用に設計された Human
Resources セルフサービスデータベースを作成して使用します。システム管理者は適切なデータベースを作成す
るために必要なテンプレートを自分の従業員に提供します。
従業員用の Human Resources セルフサービスタスク
従業員用の Human Resources セルフサービスを使用するには、最初に従業員用の Human Resources セルフ
サービスデータベースを作成して、SAP HR システムにある自分の個人情報をそこにコピーします。その後、以下
のタスクを行えます。
z
z
z
z
自分個人の社員情報を編集して変更を SAP システムに送信する。
SAP システムにある更新情報で自分個人の社員情報を更新する。
SAP システムに記録されている承認された休暇のローカルのレポートを作成する。
SAP システムに記録されている、プロジェクトの申告時間のローカルのレポートを作成する。
従業員用の Human Resources セルフサービスデータベースを作成して、自分の個人情報をコピーする
従業員用の Human Resources セルフサービスを使用するには、最初に以下の手順に従って従業員版の Human
Resources セルフサービスデータベースを作成してから、SAP Human Resources システムにある自分の個人情
報をそこにコピーします。自分の個人情報をコピーするには、SAP サーバーに接続できなければなりません。
メモ 管理職のユーザーは、代わりに管理者用の Human Resources セルフサービスデータベースを作成し、そ
れを使って従業員と管理者両方のタスクを実行します。
1.
2.
Lotus Notes から、[ファイル] > [データベース] > [作成] を選択します。
[新規データベース名と場所の指定 ] の下にある [サーバー] フィールドは「Local」を選択したままにしま
す。
3.
[データベース名] フィールドにデータベースの名前を入力します。たとえば「従業員用セルフサービス」など
です。
4.
ダイアログボックスの上部の [ファイル名] フィールドにデータベースのファイル名を入力します。たとえば
sse.nsf などです。
5.
[新規データベースのテンプレートの指定 ] の下の [サーバー] フィールドで、従業員用のセルフサービスに
使用されるテンプレートを保存するサーバーを選択します。どのサーバーを選択するか分からないときに
は、システム管理者に尋ねてください。
6.
[テンプレート] フィールドで、従業員用セルフサービスに使用されるテンプレートを選択します。どのテンプ
レートを選択するか分からないときには、システム管理者に尋ねてください。
7.
8.
9.
[テンプレートを引き継いで設計 ] を選択したままにします。
[OK] をクリックしてデータベースを作成します。
ここで開く「Human Resource Self Service について」文書で [SAP 接続のテスト] をクリックして、SAP サー
バーに接続できることを確認します。接続できない場合には、正常に接続できるまで SAP アカウントの
フィールドを必要に応じて訂正します。接続できたら「データベースについて」の文書を閉じます。
10.
ここで開く [自分の個人情報] ビューで、[個人情報をコピー] をクリックして自分の社員情報をビューに追
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加します。
自分個人の社員情報を編集して変更を SAP システムに送信する
セルフサービスデータベースにある自分の社員情報を編集して変更を SAP システムに送信するには、以下の手
順に従います。変更を送信するには、SAP サーバーに接続できなければなりません。
1.
2.
セルフサービスデータベースを開いて自分の社員情報を表示します。
[個人情報の編集] をクリックします。SAP システムの情報が更新されてから 24 時間以上経過した場合に
は、更新はここで自動的に実行されます。情報を手動で更新するには、[すぐに更新] をクリックします。
3.
4.
[パーソナル] タブをクリックしてフィールドを編集します。
[会社] タブをクリックして、任意の [オフィスの場所] フィールドを編集します。[会社情報] のフィールドは
SAP システムのみで変更でき、Lotus Notes では変更できません。
5.
[アドレス] タブをクリックして、以下の中から必要なタスクを実行します。
z
アドレスを編集するときは、ダブルクリックしてアドレス文書を開いてから [編集] をクリックします。アド
レスを変更して [送信] をクリックすると変更はすぐに SAP システムに送信され、その後変更がローカ
ルで保存されます。
6.
7.
z
アドレスを追加するときは、[アドレスの追加] をクリックして表示されるフィールドに入力します。[送信]
をクリックすると新しいアドレスはすぐに SAP システムに送信され、その後新しいアドレスがローカル
で保存されます。
z
アドレスを削除するときは、[アドレスの削除] をクリックするとアドレスはすぐに SAP システムから削
除され、その後アドレスがローカルで削除されます。
[家族の連絡先] タブをクリックして、以下の中から必要なタスクを実行します。
z
連絡先を編集するときは、ダブルクリックして連絡先文書を開いてから [編集] をクリックします。連絡
先を変更して [送信] をクリックすると変更はすぐに SAP システムに送信され、その後変更がローカ
ルで保存されます。
z
連絡先を追加するときは、[連絡先の追加] をクリックして表示されるフィールドに入力します。[送信]
をクリックすると新しい連絡先はすぐに SAP システムに送信され、その後新しい連絡先がローカルで
保存されます。
z
連絡先を削除するときは、[連絡先の削除] をクリックすると連絡先はすぐに SAP システムから削除さ
れ、その後連絡先がローカルで削除されます。
[パーソナル] タブまたは [会社] タブを変更するときは、[変更の保存と送信] をクリックします。SAP システ
ムに変更を送信するように求められたら、以下のいずれかのアクションを行います。
z
z
z
[送信] をクリックして変更を送信し、その後変更をローカルで保存します。
[変更の破棄] をクリックして変更を廃棄します。
[キャンセル] をクリックして編集を続けます。
自分個人の社員情報を更新する
以下の手順に従って、セルフサービスデータベースにある自分の個人情報文書を、SAP システムにある更新情
報で更新します。更新をするには、SAP サーバーに接続できなければなりません。
1.
2.
セルフサービスデータベースを開きます。
以下のいずれかの手順に従います。
z
自分の社員情報文書を 4 時間ごとに更新するようにエージェントを設定するには、[ツール] - [スケ
ジュールされた更新の有効化 ] を選択し、継続するかを質問されたら [はい] をクリックします。将来
エージェントを無効にするときは、、[ツール] - [スケジュールされた更新の無効化 ] を選択します。
z
[自分の個人情報] をクリックしてから、[すぐに更新] をクリックします。
承認された休暇のレポートを作成する
以下の手順に従って、SAP システムに記録されている、指定した期間における承認された休暇を示すローカル
のレポートを作成します。レポートは [保存されたレポート] - [承認済み休暇] ビューに保存されます。レポートを
作成するには、SAP サーバーに接続できなければなりません。
1.
セルフサービスデータベースを開きます。
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2.
3.
4.
5.
6.
7.
[自分の個人情報] ビューか [保存されたレポート] - [承認済み休暇] ビューをクリックします。
[承認済み休暇レポートの作成] をクリックします。
[開始] ボックスで、レポートの開始日を選択します。
[終了] ボックスで、レポートの終了日を選択します。
[OK] をクリックしてレポートを表示し、[保存されたレポート] - [承認済み休暇] ビューでそれを保存します。
[概要] タブをクリックして、報告された承認済み休暇の種類の概要と、休暇の種類ごとの使用された時間
と残りの時間の概要を表示します。
8.
[詳細] タブをクリックして、レポート内の承認済み休暇の各項目のリストを表示します。項目は休暇日、従
業員、または休暇の種類でソートできます。
9. [閉じる] をクリックしてレポートを表示します。
メモ レポートは承認された休暇のスナップショットなので、更新できません。更新されたレポートを表示するに
は、元のレポートを削除して新しいレポートを作成します。レポートをビューから削除するには、[削除] をクリックし
てから [F9] をクリックします。
プロジェクトの申告時間のレポートを作成する
以下の手順に従って、SAP システムに申告した、指定した期間におけるプロジェクトの時間を示すローカルのレ
ポートを作成します。レポートは [保存されたレポート] - [申告時間] ビューに保存されます。レポートを作成する
には、SAP サーバーに接続できなければなりません。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
セルフサービスデータベースを開きます。
[自分の個人情報] ビューか [保存されたレポート] - [申告時間] ビューをクリックします。
[承認済み休暇レポートの作成] をクリックします。
[開始] ボックスで、レポートの開始日を選択します。
[終了] ボックスで、レポートの終了日を選択します。
[OK] をクリックしてレポートを表示し、[保存されたレポート] - [申告時間] ビューでそれを保存します。
[概要] タブをクリックして、報告されたコストセンターと、コストセンターごとの申告された時間の範囲と合計
時間を表示します。
8.
[詳細] タブをクリックして、レポート内の申告時間の各項目のリストを表示します。項目は日付、従業員、ま
たはコストセンターでソートできます。
9. [閉じる] をクリックしてレポートを表示します。
メモ レポートは申告時間のスナップショットなので、更新できません。更新されたレポートを表示するには、元の
レポートを削除して新しいレポートを作成します。レポートをビューから削除するには、[削除] をクリックしてから
[F9] をクリックします。
管理職用の Human Resources セルフサービスタスク
管理職用の Human Resources セルフサービスを使用するには、最初に管理職用の Human Resources セルフ
サービスデータベースを作成して、SAP システムにある自分個人の社員情報をそこにコピーします。その後、以
下のタスクを実行します。
自分が管理する従業員の社員情報文書を作成します。
z
自分が管理する従業員の社員情報文書を表示します。
z
自分が管理する従業員の情報文書を更新します。
z
自分の従業員の承認された休暇のレポートを作成します。
z
プロジェクトにおいて自分の従業員が申告した時間のレポートを作成します。
これらのタスクに加えて、管理職のユーザーは管理職用セルフサービスデータベースを使って、すでに説明した
従業員用セルフサービスタスクをすべて実行できます。
z
管理職用の Human Resources セルフサービスデータベースを作成して、自分の個人情報をコピーする
管理職用の Human Resources セルフサービスを使用するには、最初に以下の手順に従って管理職用の Human
Resources セルフサービスデータベースを作成して、SAP システムにある自分の個人情報をそこにコピーしま
す。自分の個人情報をコピーすると、従業員用セルフサービス機能を管理職用セルフサービスデータベースで使
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用できます。SAP サーバーに接続するために、アカウントがご使用のアドレス帳に設定されていることを確認して
ください。
1.
2.
Lotus Notes から、[ファイル] > [データベース] > [作成] を選択します。
[新規データベース名と場所の指定 ] の下にある [サーバー] フィールドは「Local」を選択したままにしま
す。
3.
[データベース名] フィールドにデータベースの名前を入力します。たとえば「管理職用セルフサービス」など
です。
4.
ダイアログボックスの上部の [ファイル名] フィールドにデータベースのファイル名を入力します。たとえば
mss.nsf などです。
5.
[新規データベースのテンプレートの指定 ] の下の [サーバー] フィールドで、管理職用セルフサービスに使
用されるテンプレートを保存するサーバーを選択します。どのサーバーを選択するか分からないときには、
システム管理者に尋ねてください。
6.
[テンプレート] フィールドで、管理職用セルフサービスに使用されるテンプレートを選択します。どのテンプ
レートを選択するか分からないときには、システム管理者に尋ねてください。
7.
8.
9.
[テンプレートを引き継いで設計 ] を選択したままにします。
[OK] をクリックしてデータベースを作成します。
ここで開く「Human Resource Self Service について」文書で [SAP 接続のテスト] をクリックして、SAP サー
バーに接続できることを確認します。接続できない場合には、正常に接続できるまで SAP アカウントの
フィールドを必要に応じて訂正します。「データベースについて」の文書を閉じます。
10.
ここで開く [自分の個人情報] ビューで、[個人情報をコピー] をクリックして自分の社員情報をビューに追
加します。
自分が管理する従業員の社員情報文書を作成する
管理職用の Human Resources セルフサービスを使用するには、最初に自分が管理する従業員用のセルフサー
ビスデータベースに社員情報文書を作成します。文書には SAP システムからコピーした社員情報が含まれま
す。その文書を作成すると、自分が管理する従業員の情報の表示、SAP システムにある更新情報での情報の更
新、および自分の従業員の承認された休暇と SAP システムに記録されている申告時間のローカルのレポートの
作成を行うことができます。
社員情報文書を作成するには、SAP サーバーに接続できなければなりません。
自分が管理する従業員の社員情報文書を作成するには、以下の手順に従います。
1. セルフサービスデータベースを開きます。
2. [自分の従業員] ビューをクリックしてから、[従業員の追加] をクリックします。
3. [従業員名の入力] の下の [名] ボックスにファーストネームの全部または一部を入力し、[姓] ボックスにラ
ストネームの全部または一部を入力します。ここにファーストネームとラストネームの全部または一部を入
力することもできます。その後 [検索] をクリックして検索条件と一致する従業員の名前を表示します。
任意の文字に合致することを示すワイルドカード (*) をボックスごとに使用できます。たとえば、B で始まり
K で終わるラストネームを検索するには、[姓] ボックスに B*K と入力します。ワイルドカードを入力しな
かった場合には検索文字列の末尾にワイルドカードがあるものとみなされます。たとえば、[姓] ボックスに
K と入力して検索すると、K で始まるラストネームを検出します。*K と入力して検索すると、K で終わるラス
トネームを検出します。
4.
[従業員の選択] の下の [従業員] ボックスで名前を選択し、従業員についての詳細を表示します。その後
[追加] をクリックして従業員の情報文書を [従業員の追加] ビューに追加します。この手順を繰り返して、
[従業員] ボックスのリストにある他の従業員の文書を追加します。
5. 必要に応じてステップ 3 と 4 を繰り返して社員情報文書の追加を続けます。
6. 完了したら [閉じる] をクリックします。
自分が管理する従業員の社員情報文書を表示する
従業員の情報文書を管理職用セルフサービスデータベースに追加した後に自分が管理する従業員の情報を表
示するには、以下の手順に従います。管理職のユーザーは社員情報を編集できない点に注意してください。従業
員だけが編集できます。
1.
2.
管理職用の Human Resources セルフサービスデータベースを開きます。
[自分の従業員] ビューをクリックします。
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3.
4.
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従業員文書を開きます。
SAP システムの社員情報が更新されてから 24 時間以上経過した場合には、更新はここで自動的に実行
されます。最後に更新されてから 24 時間未満である場合に手動で情報を更新するときには、[すぐに更
新] をクリックします。
自分が管理する従業員の情報文書を更新する
以下の手順に従って、自分が管理する従業員用のセルフサービスデータベースにある情報文書を更新し、SAP
システムにある更新情報を受け取ります。更新をするには、SAP サーバーに接続できなければなりません。
1.
2.
管理職用セルフサービスデータベースを開きます。
[自分の従業員] ビューをクリックし、以下のいずれかの方法を使って自分の従業員の情報文書を更新しま
す。
z
選択した文書を手動で更新するには、1 つ以上の社員情報文書を選択し、[ツール] - [選択したもの
を更新] を選択します。
z
すべての社員情報文書を手動で更新するには、[ツール] - [すべて更新] を選択します。
自分個人の社員情報文書を含むすべての社員情報文書を 4 時間ごとに更新するようにエージェント
を設定するには、[ツール] - [スケジュールされた更新の有効化 ] を選択し、継続するかを質問された
ら [はい] をクリックします。将来エージェントを無効にするときは、、[ツール] - [スケジュールされた
更新の無効化] を選択します。
z
メモ 特定の社員情報文書を開いて [すぐに更新] をクリックすることもできます。
自分の従業員の承認された休暇のレポートを作成する
自分が管理する従業員の情報文書を作成した後、以下の手順に従って、SAP システムにある、1 人以上の従業
員 (自分自身を含めることも可能) の承認された休暇を示すレポートを作成します。レポートを作成するには、
SAP サーバーに接続できなければなりません。レポートは [保存されたレポート] - [承認済み休暇] ビューに保
存されます。
1.
2.
3.
4.
管理職用セルフサービスデータベースを開きます。
以下のいずれかを行います。
z
[自分の従業員] ビューをクリックして、報告する従業員の文書を選択します。
z
[保存されたレポート] - [承認済み休暇] ビューをクリックします。
[承認済み休暇レポートの作成] をクリックします。
[選択] をクリックして、報告する従業員名を選択してから [OK] をクリックします。 ステップ 2 で [自分の従
業員] ビューから従業員文書を選択した場合には、このステップは最初に選択した従業員名を変更するた
めだけに実行します。
5.
6.
7.
8.
自分の承認された休暇をレポートに含めるには、[このレポートに自分を含める] を選択します。
[開始] ボックスで、レポートの開始日を選択します。
[終了] ボックスで、レポートの終了日を選択します。
[OK] をクリックしてレポートを開き、さらに [保存されたレポート] - [承認済み休暇] ビューでそれを保存し
ます。
9.
[概要] タブをクリックして、従業員ごとに報告された承認済み休暇の種類の概要と、休暇の種類ごとの使
用された時間と残りの時間の概要を表示します。
10.
[詳細] タブをクリックして、承認済み休暇の各項目のリストを表示します。項目は休暇日、従業員、または
休暇の種類でソートできます。
11. [閉じる] をクリックしてレポートを表示します。
メモ レポートは承認された休暇のスナップショットなので、更新できません。更新されたレポートを表示するに
は、元のレポートを削除して新しいレポートを作成します。レポートをビューから削除するには、[削除] をクリックし
てから [F9] をクリックします。
プロジェクトにおいて自分の従業員が申告した時間のレポートを作成する
自分の従業員の情報文書を作成した後、以下の手順に従って、指定した期間において、自分の 1 人以上の従
業員がプロジェクトについて申告した時間を示すローカルのレポートを作成します。自分が申告した時間もレポー
トに含めることができます。レポートは [保存されたレポート] - [申告時間] ビューに保存されます。レポートを作
成するには、SAP サーバーに接続できなければなりません。
1.
2.
管理職用セルフサービスデータベースを開きます。
以下のいずれかを行います。
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[自分の従業員] ビューをクリックして、報告する従業員の文書を選択します。
[保存されたレポート] - [申告時間] ビューをクリックします。
[申告時間レポートの作成] をクリックします。
[選択] をクリックして、報告する従業員名を選択してから [OK] をクリックします。 ステップ 2 で [自分の従
業員] ビューから従業員文書を選択した場合には、このステップは最初に選択した従業員名を変更するた
めだけに実行します。
z
z
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
自分の申告時間をレポートに含めるには、[このレポートに自分を含める] を選択します。
[開始] ボックスで、レポートの開始日を選択します。
[終了] ボックスで、レポートの終了日を選択します。
[OK] をクリックしてレポートを開き、さらに [保存されたレポート] - [申告時間] ビューでそれを保存します。
[概要] タブをクリックして、従業員ごとの報告されたコストセンターと、コストセンターごとの申告された時間
の範囲と合計時間を表示します。
10.
[詳細] タブをクリックして、レポート内の申告時間の各項目のリストを表示します。項目は日付、従業員、ま
たはコストセンターでソートできます。
11. [閉じる] をクリックします。
メモ レポートは申告時間のスナップショットなので、更新できません。更新されたレポートを表示するには、元の
レポートを削除して新しいレポートを作成します。レポートをビューから削除するには、[削除] をクリックしてから
[F9] をクリックします。
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01 このリリースについて
02 新機能
Smart Upgrade Run As 機能の使用
「IBM Lotus Smart Upgrade Run As」ウィザード (SUSETRUNASWIZARD.EXE) を実行し、実行可能ファイル
(SURUNAS.EXE) を作成すると、Lotus Notes Client のユーザーがそのファイルを実行してそれぞれの Notes
Client をアップグレードすることができます。
IBM Lotus Notes Client のユーザーは、「Smart Upgrade Run As (SURunas)」機能を使って、新しい Lotus Notes
Client リリースにアップグレードすることができます。「Smart Upgrade Run As」は、管理者の権限はなくても、定
期的に Lotus Notes Client ソフトウェアをアップグレードする必要のある Lotus Notes Client ユーザーのために
設計されています。ローカルコンピューターで管理者の権限を持つ Notes Client ユーザーも Smart Upgrade を
使用できます。
すでに上記で触れたように、SUSETRUNASWIZARD.EXE を実行して実行可能ファイル SURUNAS.EXE を作成す
ることができ、Lotus Notes Client ユーザーはこのファイルを実行して各々の Notes Client をアップグレードする
ことができます。この新しい実行可能ファイルは、ローカルワークステーションにある Smart Upgrade の標準プロ
グラム内で、管理者の権限を持つユーザーとして実行されます。管理者ユーザー名とパスワードは、「Smart
Upgrade Run As」ウィザードの実行中に指定します。ウィザードの実行中に、ユーザーが SURUNAS.EXE を実行
するときに実行されるファイルを指定します。これは通常 setup.exe または類似したファイルです。この指定する
setup.exe ファイルは、SURUNAS.EXE に保管されているものを使用するか、または共用ネットワークドライブへの
Universal Naming Convention (UNC) パスを指定し、セットアップファイルがそこからアクセスされるようにすること
もできます。使用するセットアップファイルを指定することに加えて、インストールキットに含める他のファイルがあ
れば、それも指定します。「Smart Upgrade Run As」ウィザードは、Lotus Notes Client エンドユーザーが各々の
Notes Client をアップグレードするために実行するインストールキットを作成します。
メモ 複数のドメインがあり、それらの複数のドメインを通して使用できるユーザー名とパスワードがない場合に
は、個々のドメインそれぞれに対して「Smart Upgrade Run As」ウィザードを実行します。
「Smart Upgrade Run As 」ウィザードの実行
ウィザードの実行中に、新しい実行可能ファイルを SURUNAS.EXE ファイル内蔵のパッケージ内に保管するか、
または共用ネットワークへのファイル参照として保管するオプションがあります。この両方の手順を以下に示しま
す。
SUSETRUNASWIZARD .EXE を実行し、SURunAs 実行可能ファイル内蔵パッケージに実行可能ファイルを保管
する
1. ファイル、SUSETRUNASWIZARD.EXE を実行します。
2. 新しい実行可能ファイルを SURunAs 実行可能ファイル内蔵のパッケージに保管するよう選択して、[次へ] を
クリックします。
3. SURUNAS.EXE ファイルに保管するファイルを選択します。必要なファイルがリストにない場合は、[ファイルの
追加] をクリックしてファイルを探し、選択します。必要なファイルをすべて選択した後、[次へ] をクリックしま
す。
4. 使用しているコマンド行オプションを指定し、[次へ] をクリックします。コマンド行オプションのリストは、この手
順の終わりにある表を参照してください。
5. SURUNAS.EXE を保管するパスを指定し、[次へ] をクリックします。
6. 表示される要約情報を確認します。オプションで、[終了時にすべての設定を保存する] をクリックすると、入力
した設定を保管できます。[次へ] をクリックします。
7. [完了] をクリックしてから [終了] をクリックします。
コマンド行パラメータについて詳しくは、資料『Upgrading to IBM Lotus Notes/Domino 7』のトピック「Running a
silent upgrade using optional arguments」を参照してください。
SUSETRUNASWIZARD .EXE を実行し、ネットワーク共用上のファイル参照として実行可能ファイルを保管する
1. ファイル、SUSETRUNASWIZARD.EXE を実行します。
2. 新しい実行可能ファイルを共用ネットワーク上のファイル参照として保管するよう選択して、[次へ] をクリックし
ます。
3. SURUNAS.EXE が起動する実行可能ファイルへの Universal Naming Convention (UNC) パスを入力し、[次
へ] をクリックします。
4. 使用しているコマンド行オプションを指定し、[次へ] をクリックします。
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5. SURUNAS.EXE を保管するパスを指定し、[次へ] をクリックします。
6. 表示される要約情報を確認します。オプションで、[終了時にすべての設定を保存する] をクリックすると、入力
した設定を保管できます。[次へ] をクリックします。
7. [完了] をクリックしてから [終了] をクリックします。
メモ コマンド行パラメータについて詳しくは、資料『Upgrading to IBM Lotus Notes/Domino 7』のトピック「オプショ
ンの引数を使用してサイレントアップグレードを実行する」を参照してください。
オプションのコマンド
ライン引数
説明と使用法
-a
すべての引数を起動中のファイルに -a /v"/qb+" 適用されない
渡します。
/a
管理インストール
-a /a
/a
いいえ
/s
添付キットの場合は、ファイルのイン -a /s
/s
はい
/v"xxxx"
はい
メモ /s の直後に必
ず空白スペースを入
れてください。
/v
添付キットの
例
共有ネットワーク
ドライブ の例
ストール先を入力するようユーザー
に促すダイアログボックスを表示し
ません。デフォルトでは、ユーザー
の <TempDir>\LotusNotesInstall
ディレクトリにファイルが格納されま
す。
共有ネットワークドライブの場合は、
Install Shield の初期設定ボックスを
表示しません。
-a /v"xxxx"
MSIexec に引数を渡します。引数
/v の右側に入力された引数はすべ ここで、xxxx
て MSIexec に適用されます。
は任意のオプ
ション引数を
表します。
「Smart
Upgrade Run
As」で使用す
るか?
いいえ
ここで、xxxx は任
意のオプション引
数を表します。
/q
インターフェースレベルを設定しま
す。たとえば、/qn は、アップグレー
ド中にユーザーインターフェースが
何も表示されないことを示します。
-a /v"qn"
/v"/qn"
はい
/qb+
アップグレードの終了時に、基本的
なユーザーインターフェースとメッ
セージボックスを表示します。
-a /v"qb+"
/v"qb+"
はい
/px
Web キットのインストール。デフォル
トのプログラムディレクトリとデフォル
トのデータディレクトリまでのパスを
設定します。[Location to Save
Files] ダイアログボックスと
[Remove Installation Files] ダイアロ
グボックスを非表示にします。アップ
グレードの終了時にメッセージボッ
クスを表示します。
-d
ファイルを一時ディレクトリに抽出す
るよう指定します。アップグレードの
完了時には、このディレクトリから
ファイルが削除されます。
引数 -d は、一連の引数の中で最
初に指定する必要があります。
Web キットのイン
ストール
はい
-px -a /s
/v"/qb+"
-d -a /s
/v"/qn"
適用されない
はい
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
01 このリリースについて
02 新機能
TNEF コンバータを構成する
IBM Lotus Domino 7.0.2 は、添付ファイルを TNEF ストリームから取り出し、それを通常の Lotus Notes 添付ファ
イルとして Lotus Notes 文書に添付できます。
TNEF コンバータ用の Notes.INI 設定を以下に示します。デフォルトの設定値は太字で示されています。
z
TNEFEnableConversion
0:
1:
無効
有効
すべての TNEF ストリームの「変換」、つまり組み込み文書の抽出を有効にするためには、この設定値を
「1」に設定する必要があります。この設定がないか 1 に設定していない場合には、TNEF コンバータは
特定の文書を処理するために呼び出された時に呼び出し元にすぐに戻します。
z
TNEFKeepAttachment
0:
1:
破棄
保持
デフォルトでは TNEF コンバータは変換が正常に完了すると TNEF オブジェクトの添付ファイルを破棄し
ます。変換を実行できなかった場合にはそれを保持します。
z
TNEFAttachRTF
0:
1:
です)
z
元のメッセージの RTF データが入っているファイルを添付しない
元のメッセージの RTF データが入っているファイルを添付する (ファイル名は message_body.rtf
TNEFDebug
0:
1:
デバッグログまたはトレースメッセージを書き込まない
デバッグログまたはトレースメッセージを書き込む
TNEF コンバータは、TNEFDebug=1 のとき、大量のデバッグログとトレースメッセージを出すことがありま
す。
z
TNEFConverter_Log_Level
10:
20:
30:
40:
最小
通常
情報
詳細
-- エラーのみ
-- エラーと簡潔情報
-- エラー、簡潔情報、およびいくつかの追加情報
-- すべての情報を提供する
これは MIME から CD および CD から MIME へのコンバータのログ設定値に対応します。
z
TNEFBreakSMIME
0:
S/MIME 署名付きメッセージの TNEF オブジェクトを処理しない
1:
S/MIME 署名付きメッセージの TNEF オブジェクトを処理する。必要に応じて S/MIME 署名を無
効にします
上記のように、Lotus Domino Server で S/MIME 署名付きメッセージの TNEF オブジェクトを処理すると
署名が無効になります。TNEFBreakSMIME=1 に設定すると、TNEF コンバータは S/MIME 署名付きメッ
セージの TNEF オブジェクトを強制的に処理します。
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
01 このリリースについて
02 新機能
Web ログ (ブログ) データベーステンプレート
Domino Web ログ (ブログ)
IBM Lotus Notes 7.0.2 ユーザーは Domino ブログテンプレート (DOMINOBLOG.NTF) を使用して、独自の個人用
Web ログ (ブログ) を Notes で作成できます。コンテンツを追加するには、Lotus Notes または Web ブラウザを使
用します。Domino ブログはテキストコンテンツの他に、Rich Site Syndication (RSS) を使用したオーディオとビデ
オのフィードをサポートします。
RSS はすべてのコンテンツとポッドキャストに加えて、カテゴリ化されたコンテンツに使用できるため、ブログの閲
覧者はすべてのコンテンツではなく、関心のある分野を選んで購読できます。また、RSS はデータベースに追加
されるすべてのコメントにも使用できるため、ユーザーは常に最新のブログを使用できます。
ブログの所有者は、テンプレートの内容を変更せずにブログを個別設定することができます。これにより、各テン
プレートの整合性が保たれ、テンプレートを更新しても、ユーザーが行ったサイト変更内容が失われることはあり
ません。
ブログの作成
通常の Notes アプリケーションを作成するのと同じ方法で、dominoblog テンプレートを使って新しい Web サイトま
たはブログを作成します。
dominoblog テンプレートを使ってブログまたは Web サイトを使用する方法については、Domino Administrator ヘ
ルプの「データベースを作成する」のトピックを参照してください。
ブログデータベースの保護
DOMINOBLOG.NTF を使ってブログを作成するとき、データベースのアクセス制御リスト (ACL) を使用すれば、
通常の Notes データベースを保護するのと同じ方法で、作成される NSF を保護できます。
ブログの閲覧を希望するすべてのユーザーにアクセス権を与えるには、ACL で Anonymous に [読者] アクセス
を指定します。
ブログのコメント追加をすべてのユーザーに許可するには、Anonymous に [作成者] アクセスを指定して、[文書
の作成] を有効にします。
特定のユーザーだけにコメント追加を許可するには、ACL でこれらのユーザーをリストして [作成者] アクセスを
与え、各ユーザーごとに [文書の作成] を有効にします。
Domino サーバー上でのエージェント実行を許可されたユーザー ID を使用して、ブログデータベースを署名する
必要があります。
さらに、ブログテンプレートに固有の ACL ロールとして以下のものがあります。
Admin - 読者 / 作成者としてリストされていなくても、すべての文書を編集できます
webadmin - Web クライアントを表示 / 使用できます
webcompose - Web クライアントを介してコンテンツをデータベースに提出できます
サイトセットアップ文書の作成
ブログデータベースを最初に作成するとき、サイトセットアップ文書が表示されます。この文書を使用して、ブログ
の詳細 (ブログ名、URL など) を指定します。
1. サイトセットアップ文書の [サイトの詳細] タブで、以下のフィールドに入力します。
フィールド
指定内容
サイト名
ブログに割り当てる名前を指定します。
サイト説明
(オプション) Web サイトについての説明を入力し
ます。
プライマリサーバー
接続先サーバーの名前が Notes によって入力さ
れます。 これは、データベースの Web 側のレプリ
カのホストです。このレプリカだけが Web べース
の機能を実行できます。
完全なサイトの URL (..NSF を含む) このフィールドは Lotus Domino によって自動的
に入力されます。必要に応じて、このエントリを修
正できます。
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Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
2. [個人の詳細] タブで、以下のフィールドに入力します。
フィールド
指定内容
ユーザー名 (Notes)
Notes ユーザー名がこのフィールドに表示されま
す。このエントリを修正できます。
ユーザー名 (優先)
ログオンに使用したユーザー名が Notes によって
入力されます。
Email
(オプション) 電子メールアドレスを指定します。
Web サイト
(オプション) Web サイトを指定します。
デフォルトロケーション
(オプション) データベース内のエントリを作成した
場所。
3. [OK] をクリックします。設定文書、ユーザープロファイル文書、およびロケーション文書 (ロケーションを指定し
た場合) が作成されて、ナビゲータ画面の [設定] の下に表示されます。
DominoBlog データベースが開きます。ビューとボタンを使用することにより、コンテンツの入力、コメントの追加、
ウィザードの実行、その他の標準的なブログ操作を実行できます。
コンテンツをブログに追加する
Web 側の読者が特定のトピックのコンテンツだけをブラウズできるようにしたり、カテゴリ情報を含む検索エンジン
やコンテンツアグリゲータを提供するために、コンテンツをカテゴリに分類することができます。カテゴリは 9 レベ
ルの深さまで定義できます。ただし、ほとんどの場合、個人用ブログには最初のカテゴリを使用するだけで十分で
す。最初のカテゴリには複数のエントリを含めることができます。
また、Dominoblog データベースではタグ付けもサポートされ、指定したタグを使って (Technorati のような) サイト
に自動フィードを提供できます。さらに、サイトの構造がコンテンツのタグ付けに適していれば、コンテンツのタグ
付け用にコンテンツカテゴリを使用することもできます。それぞれのコンテンツ文書に指定できるタグの数は無制
限です。タグを 1 つも指定しない場合、コンテンツカテゴリがデフォルトで使用されます。
コンテンツカテゴリは、ナビゲーション画面の [設定] セクションで指定します。
セキュリティグループを使用すれば、1 つの文書、または文書のカテゴリを保護できます。1 つの文書を保護する
場合、カテゴリレベルの設定によってセキュリティグループがオーバーライドされるのを防ぐために、セキュリティ
をロックする必要があります。
[ディスカッション] タブには、システムに追加されたすべてのコメント、およびこの文書のディスカッションに関する
すべての設定が表示されます。
1. データベース内の任意の [コンテンツ] ビューから、[新しいコンテンツ] をクリックします。コンテンツ文書のドラ
フトが表示されます。
2. [作成日時] フィールドにコンテンツの作成日時が入力されます。これらのエントリは修正可能です。
3. 以下のエントリに入力します。
フィールド
指定内容
作成日時
自動的に入力されますが、必要に応じて修正で
きます。
ページ名
(オプション) システム生成のページ名を変更し
たい場合には、固有の新しいページ名をこの
フィールドに指定します。name.htm という形式
で、英数字だけを使用します。スペースは使用し
ないでください。
件名
コンテンツの件名を指定します。
ステータス
いずれか 1 つを選択します。
z ドラフト (デフォルト) -- テキストの準備中に
テキストが Web サイトに発行されるのを防
ぎます。
z 発行済み -- コンテンツをブログに表示する
ためには、ステータスをこれに設定する必要
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
があります。
保留 -- コンテンツは発行準備ができていま
すが、まだ発行されません。コンテンツを発
行せずに保持したい場合には、この設定を
使用します。
z 期限切れ -- コンテンツは発行されず、もは
や廃止されたと見なされます。
メモ: コンテンツ文書を発行するには、[コンテン
ツ] - [ドラフト] ビューでその文書を選択して、
ツールバーの [発行] をクリックします。
z
ロケーション
(オプション) 設定情報のロケーションリストの中
から、ロケーションを 1 つ指定します。
作成者
現在のユーザーの名前が Notes によって表示
されます。
リッチテキスト
テキストを入力します。テキストは Notes リッチ
テキストに自動変換されます。
4. [カテゴリ/タグ] をクリックします。
a. コンテンツが属するプライマリカテゴリを指定します。加えて、8 つのレベルのカテゴリを指定することもでき
ます。
b. このコンテンツのコンテンツタグを指定します。複数のタグエントリを区切るには、コンマを使用します。タグ
を 1 つも指定しない場合は、コンテンツカテゴリがタグとして使用されます。
c. 文書内でコンテンツをハイライト表示したい場合には、[はい] をクリックします。ハイライト表示されたコンテ
ンツは、Web サイトのホームページで使用できるようになります。
5. [セキュリティ] をクリックします。
サイト全体がデータベース ACL によって保護されますが、個々の文書または文書のカテゴリのセキュリティ
を保護するには、以下のような設定を使用します。
文書のセキュリティを保護するには以下のフィールドに入力します。
フィールド
指定内容
セキュリティグループ
この文書を保護するセキュリティグループを指
定します。
セキュリティをロックしますか
個別の文書にセキュリティグループを適用する
場合は [はい] を選択します。セキュリティをロッ
クすると、セキュリティグループがカテゴリ設定
によってオーバーライドするのを防ぐことができ
ます。
文書の期限切れ日
文書が期限切れになる日付。
文書の最近の期限切れ
文書が以前に期限切れになった日付。
ホームページから除外
これを選択すると、コンテンツ文書を 1 つまたは
すべてから除外することができます。
検索から除外
このコンテンツをサイト検索機能から除外しま
す。
RSS から除外
このコンテンツをサイトの RSS フィードから除外
します。
このコンテンツについての短い説明だけが RSS
フィードに表示されます。
コンテンツ全体を RSS から除外
6. Text/HTML<head> をクリックして、以下のフィールドに入力します。
フィールド
指定内容
簡単な説明
RSS フィールドで使用される、システム生成の
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短い説明。 この説明を修正することができま
す。
ロックしますか?
追加した簡単な説明が Notes によってオー
バーライドされるのを防ぎます。
ポッドキャストフィードで説明を使用し 簡単な説明をポッドキャストフィードに含めるに
ますか
は、このフィールドをクリックします。
追加の JavaScript
(オプション) 文書で使用する JavaScript ファイ
ルを選択します。
文書テンプレート
デフォルトの HTML テンプレートをオーバーライ
ドしたい場合には、優先的に使用する HTML テ
ンプレートを選択します。
Text/HTML
リッチテキスト形式に変換しないプレーンテキス
トまたは HTML テキストを指定します。
<head>
追加の HTML テキストを Web ページの見出し
に追加する場合は、その HTML テキストを指定
します。
7. ポッドキャストエントリ用にコンテンツ文書を設定するには、[メディア] - [ポッドキャスト] をクリックします。
フィールド
指定内容
ポッドキャストのエントリですか
コンテンツをポッドキャストとして分類するには、
これを選択します。
ポッドキャストが外部 Web サーバー上にある場
リンク URL
合、または現在のデータベースの外にある場合
には、これを使用します (先頭に http:// を付け
ます)。
ポッドキャスト URL にデフォルトのホ デフォルトの外部サーバーを設定文書の中で設
定できます。リンク URL フィールドの前にその
ストを追加しますか ?
サーバーを使用するには、これをクリックしま
す。
データベースの添付ファイルを使用
ポッドキャストで使用する添付ファイルを指定し
ます。
タイトル
ポッドキャストのタイトルを入力します。
メディアタイプ
メディアタイプ (オーディオまたはビデオ) を指定
します。
ファイルサイズ
ファイルサイズを入力します。
期間 (HH:MM:SS)
ポッドキャストの存続時間を入力します。
8. コンテンツの中で使用するイメージを指定するには、[メディア] - [イメージ] をクリックします。
フィールド
指定内容
アイコン
ポッドキャストのアイコンとして使用するグラ
フィックファイルをドロップダウンリストから選択
します。
アイコンをロックしますか ?
選択したアイコンが Notes によってオーバーラ
イドされるのを防ぐには、これを選択します。
イメージ
ポッドキャストのイメージとして使用するグラ
フィックファイルをドロップダウンリストから選択
します。
9. [ディスカッション] - [設定] をクリックして、以下のフィールドに入力します。
フィールド
指定内容
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ディスカッションの許可
いずれか 1 つを選択します。
z はい -- ディスカッションの継続を許可しま
す
z いいえ -- ディスカッションを終了します
ディスカッションがフリーズしています
か
いずれか 1 つを選択します。
z はい -- コメントが追加されるのを防ぎま
すが、コメントおよびコメント追加日付の
表示を許可します。
z
ディスカッションの終了日
いいえ -- ディスカッションはフリーズし
ません。コメントの追加と表示が可能に
なります。
ディスカッションが自動的に終了する将来の日
付を指定します。
10. [添付ファイル] をクリックします。
コンテンツで添付ファイルのリストとして使用するファイルを各文書に添付できます。または、文書のリンクをク
リックすると文書の代わりに添付ファイルが起動するよう指定することもできます。
a. [アクション] をクリックして、以下のいずれかを選択します。
z
[ディレクトリからの添付ファイルの追加] -- ファイルディレクトリからファイルを選択します。
z
[データベースからの添付ファイルの追加] -- ブログデータベースにすでに添付されたファイルのリストか
ら添付ファイルを選択します。
b. 添付する対象のファイルを選択して [OK] をクリックします。添付ファイルがタブに表示され、サイズ、発行ス
テータス、説明などの情報も示されます。
c. 添付ファイルを自動的に起動するには、添付ファイルの名前をドロップダウンリストから選択します。
d. (オプション) 添付ファイルの情報を最新に保つために、次の 2 つの操作をコンテンツ文書のツールバーか
ら実行できます。
z
z
[更新] - 添付ファイルのドロップダウンリストの表示を更新するには、これをクリックします。
[手動同期]- 添付ファイルに保存されるすべてのデータ (件名、カテゴリ化、セキュリティなど) をコンテンツ
文書と同じにするには、これをクリックします。 通常、テンプレートがこのような情報を最新に保ちますが、
ユーザーがリソース文書の内容を変更した場合、情報を手動で再同期する必要があるかもしれません。
ブログコンテンツの表示
ブログコンテンツを表示する方法には、いくつかあります。ナビゲーション画面の[コンテンツ] 領域からビューを選
択します。
ビュー
ビューの内容
最新
発行ステータスを問わず、最近追加され
たすべてのコンテンツを表示します
カテゴリ別
すべてのコンテンツをカテゴリ別に表示し
ます
件名別
発行済みコンテンツを件名行ごとに表示
します
作成者別
すべてのコンテンツを作成者別に表示し
ます
ドラフト
ドラフトコンテンツだけを表示します
ハイライト表示 ハイライト表示されている発行済みコンテ
ンツを表示します
期限切れ
すべての期限切れコンテンツを表示しま
す
期日
すべてのコンテンツを期日 (昇順) で並べ
替えて表示します
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保留
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将来の日付に発行するよう保留されてい
るコンテンツ (作成日時フィールドに基づ
いて判別されます)
ポッドキャスト ポッドキャストとして指定されたすべての
コンテンツを表示します
各ビューのツールバーには、いくつかのアクションボタンが表示されます。
1. [新しいコンテンツ] - すべてのコンテンツビューに表示されます。これをクリックすると、新しいコンテンツ文書
(または、ポッドキャストビューでは新しいポッドキャスト文書) が開きます。
2. [コメント] - ドラフトコンテンツビューを除くすべてのコンテンツビューに表示されます。コンテンツ文書を選択し
てこれをクリックすると、コメントを作成できます。
3. [発行] - ドラフトビューにのみ表示されます。ビューからコンテンツ文書を選択してこれをクリックすると、コンテ
ンツ文書が発行されます。
4. [エントリアクション] - すべてのビューに表示されます。以下のいずれかのアクションを選択してください。
[ハイライト表示のマークをつける / ハイライト表示なしのマークをつける ] [ディスカッションを開く / 閉じる] - ディスカッションの継続を許可または禁止します。ディスカッションを閉
じると、ブログの読者は現在のディスカッションを閲覧できますが、コメントを追加できなくなります。
[ディスカッションを有効 / 無効にする] - ブログエントリでディスカッションを可能にするかどうかを決定し
ます。ブログエントリを無効にすると、読者はそれを閲覧できません。
[選択文書に手動でトラックバックを作成 ] - ([最新] ビューには表示されません)
[このエントリからトラックバックの Ping を送信する] - ([最新] ビューには表示されません)
[クリップボードへの URL のコピー] - 選択した文書の URL を、あとで使用できるようにクリップボードにコ
ピーします。
[プリビュー] - 選択したコンテンツ文書が Web でどのように表示されるかを示します。
5. [ウィザード] - これは [最新] ビューにのみ表示されます。[ウィザード] - [管理] をクリックして、以下のいずれ
かを行ってください。
[サイト詳細情報の設定] - ブログのサイトや個人に関する詳細情報を編集します
[サービスの設定] - ブログサービスを有効または無効にします
[サイト HTML テンプレート] - 特定の Web ページ機能 (たとえば「検索ページ」、「ホームページ」) にテン
プレートを割り当てます
[サイト統計] - Web および RSS のヒットをログに記録して、ヒット追跡データベースの場所を指定します
[すべてのコメントカウントの再構築] - それぞれのコンテンツ文書のコメントの数を再計算します
[サイト索引の再構築] - Web サイト上の最新のコンテンツ / コメントのリスト作成に使用されるデータベー
ス索引を強制的に更新します
[選択したエントリのコメントカウントの再構築] - 選択したコンテンツ文書のコメントの数を再計算します
ブログディスカッション
文書ごとに、ディスカッションに参加またはディスカッションを閲覧することが可能です。ブログ内のそれぞれのコ
ンテンツ文書ごとに、独自のコメントの集まりが存在します。
コメントを文書に追加する
1. [コンテンツ] ビューで、コメントを追加する対象の文書を選択して [コメント] をクリックします。新しいコメント文
書が表示されます。
2. [コメント] タブで、以下のフィールドに入力します。
フィールド
指定内容
コメントの件名
コメントの件名を入力します。これがビューに表示されます。
コメントのテキスト
コメントのテキストを入力します。
文書の件名
このフィールドは修正できません。コンテンツ文書で指定された件名が表
示されます。
作成日時
文書の作成日時が自動的に入力されます。
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
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ステータス
いずれかを選択します
発行済み - コメントを発行します
ドラフト - コメントをブログ読者にまだ公開しません
作成者
プロファイル文書のフィールドにすでに入力した場合は、これが自動的に
入力されます。
Email
プロファイル文書のフィールドにすでに入力した場合は、これが自動的に
入力されます。
Web サイト
所属
プロファイル文書のフィールドにすでに入力した場合は、これが自動的に
入力されます。
(オプション) ユーザーが所属する部署の名前を入力します。
組織
(オプション) ユーザーの組織の名前を入力します。
国
(オプション) ユーザーの国名を入力します。
既存のコメントへの応答
他のユーザーがディスカッションに追加したコメントに対して、応答することができます。
1. [ディスカッション] - [すべて] ビューで、応答する対象のコメントを選択します。
2. [応答] をクリックします。コメント文書が表示され、件名行があらかじめ入力されます。
3. 応答内容を入力して、[保存して閉じる] をクリックします。
迷惑コメントまたはスパムの禁止
時折、迷惑コメントまたはスパムがブログに投稿されることがあるかもしれません。このような投稿を削除し、投稿
者が再びコメントを送信できないよう、送信元の IP アドレスを禁止することができます。
1. [ディスカッション] - [すべて] ビューで、削除および禁止する対象のコメントを (1 つまたは複数) 選択します。
2. [コメントの削除と IP の禁止] をクリックします。選択したコメントがビューから削除されます。その後、送信元
IP アドレスがブログにコメントを投稿するのを禁止するには、[ブロックされた] ビューを開く必要があります。
ブログディスカッションの表示
文書を開して [ディスカッション] タブを選択すれば、ディスカッション内のすべてのコメントを表示して読むことが
できます。
すべてのブログディスカッションをすべて表示する方法は、いくつかあります。ナビゲーション画面の [ディスカッ
ション] 領域でビューを 1 つ選択してください。
ビュー
ビューの内容
発行済み
すべてのコンテンツに対して投稿さ 1. [コメントの削除と IP の禁止] - こ
れた発行済みコメントを、日付 /
れをクリックすると、選択したコメント
時刻順に表示します
が [ブロックされた] ビューに移動し
ます
ドラフト
すべてのコンテンツをカテゴリごと
に表示します
1. [選択対象の承認] - これをクリッ
クすると、ドラフトコメントが発行され
ます
ブロックされた
[ディスカッション] - [すべて]
ビューから削除されたコメントを表
示します
1. [コメントの承認] - これをクリック
すると、選択したコメントが [すべて]
ビューに戻されます
2. [ブロックされたコメントのパージ]
- これをクリックすると、選択したコメ
ントがブログデータベースから削除
されます
3. [選択されたコメントの IP アドレス
の禁止] - 選択したコメントの送信元
IP アドレスがデータベースにコメント
を追加することを禁止します
ブログリソースの管理
特殊なツールバーアクション
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ブログでは、Web サイトの構成要素 (イメージ、スタイルシート、JavaScript など) を使用できます。それぞれのリ
ソースを管理するには、ナビゲーション画面の [リソース] 領域で該当するビューを選択します。
ビュー
ビューの内容
イメージ
ブログデータベースにインポート済
みのイメージファイルを表示します
特殊なアクション
z
[イメージファイルのインポート] - こ
れをクリックすると、イメージファイ
ルをブログデータベースにインポー
トして、ブログ文書のリソースとして
使用できます
カテゴリ別イメー ブログデータベースのすべてのイ
ジ
メージをカテゴリ別に表示します
z
[イメージファイルのインポート] - カ
テゴリを 1 つ選択してこれをクリック
すると、選択したカテゴリにイメージ
ファイルをインポートされます
イメージカテゴリ イメージのカテゴリ一覧を表示しま
す
z
[新規カテゴリの作成] - これをク
リックすると、新しいイメージカテゴ
リが追加されます
スタイルシート
(CSS)
z
[新規スタイルシートの作成] - これ
をクリックすると、新しいスタイル
シートが作成されます (下記を参照)
[スタイルシートのインポート] - これ
をクリックすると、スタイルシートが
ブログデータベースにインポートさ
れます
ブログデータベースにインポート済
みのすべての CSS スタイルシート
を表示します
z
Javascript
ブログデータベースにインポート済
みのすべての JavaScript ファイル
を表示します
z
z
[新規 JavaScript の作成] - これを
クリックすると、新しい JavaScript
が作成されます (下記を参照)
[JavaScript のインポート] - これを
クリックすると、JavaScript ファイル
がブログデータベースにインポート
されます
添付ファイル
ブログデータベースにインポート済
みのすべての添付ファイルを表示
します
1. [データベースからの添付ファ
イルのインポート] をクリックした場
合、添付ファイルの一覧から選択
できます
z
[添付ファイルのインポート] - これ
をクリックすると、添付ファイルがブ
ログデータベースにインポートされ
ます
Web ページ
ブログデータベース内に作成済み
のすべての Web ページを表示し
ます
z
[Web ページの作成] - これをクリッ
クすると、静的 Web ページが作成
されます (下記を参照)
新しいリソース文書の作成
いずれのリソース文書を作成する場合も、同じ手順に従います。
1. リソースを作成する対象のビューで、[新しい ... の作成] をクリックします。リソース文書が表示されます。
2. [コンテンツ] タブで、以下のフィールドに入力します。
z
リソースの名前を [ファイル/リソース名] フィールドに入力します。
z
[コンテンツ] フィールドには、コンテンツ (たとえば JavaScript コード) を入力するか、別のソースからコン
テンツをコピー & ペーストします。
3. [プロパティ] タブに、作成されるリソースに関する情報を入力します。
メモ: [プロパティ] タブの [タイプ] フィールドでは、リソース文書の種類を変更できます。ドロップダウンリストから
別のリソースタイプを選択してください。
HTML テンプレートの管理
HTML テンプレートは、Web サイトの外観や雰囲気を制御します。各テンプレートは HTML と特殊なシステムタグ
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を組み合わせることにより、最終結果をブラウザに表示します。
ナビゲーション画面の HTML セクションには、次の 4 つのビューがあります。
1. [ページテンプレート] - Web ページの外観のレイアウトを決定します。
たとえば、各コンテンツ文書、ホームページなどにページテンプレートを使用できます。
2. [項目テンプレート] - コンテンツ一覧の外観を制御します。
たとえば、最新のコンテンツとして 5 項目をホームページにリストする場合、それぞれの項目の書式は項目テ
ンプレートに従って設定されます。
3. [ブロックテンプレート] - HTML テンプレートの管理を簡単にします。多数のページテンプレートで使われる
HTML コードブロックが存在する場合、そのコードのブロックテンプレートを作成して、ページテンプレートの中
でブロックテンプレートを参照することができます。
たとえば、サイトの多数のページで使われるヘッダーやスライドバーを定義するブロックテンプレートを使用で
きます。
4. [Web クライアントテンプレート] - テンプレート用に使用される Web エディタの外観を制御します。これにより、
組織独自のスタイルを追加したり、元のテンプレートの設計を変えずに機能を追加 / 削除することができま
す。
各ビューでは、ブログテンプレートに含まれるデフォルトテンプレートがリストされます。
新しいテンプレートの作成
いずれの HTML テンプレートを作成する場合も、同じ手順に従います。
1. HTML テンプレートを作成する対象のビューで、「新しい ... の作成」をクリックします。テンプレート文書が表示
されます。
2. [テキスト/HTML] タブで、以下のフィールドに入力します。
z
[テンプレート名] フィールドにリソースの名前を入力します。
z
[コンテンツ] フィールドに HTML コンテンツを入力します。
3. ページテンプレートおよび Web クライアントテンプレートの場合、ブロックテンプレートをここに挿入できます。
コード内で、ブロックテンプレートを挿入する場所にカーソルを置きます。
z
[アクション] - [テンプレートブロックの挿入] をクリックし、リストから 1 つ選択して [OK] をクリックします。
4. [プロパティ] タブに、作成されるリソースに関する情報を入力します。
外部ソースから HTML コンテンツをインポートまたは更新したり、外部ファイルに HTML コードをエクスポートする
ことができます。[アクション] をクリックして、該当する操作を選択してください。
z
ブログ管理のためにテンプレート Web ブラウザクライアントを使用する
ブログテンプレートには、Internet Explorer や Mozilla Firefox から利用可能な Web ブラウザクライアントが含ま
れています。
ブログテンプレートで使用されるデフォルト Web サイトで、ページ下部の [管理] をクリックして Web クライアント
にアクセスします。
セキュリティ
Web クライアントにアクセスするには、ACL 内で webadmin ロールがユーザーに割り当てられている必要があり
ます。また、サイトにコンテンツを追加するには、webcompose ロールも割り当てられている必要があります。さら
に、少なくとも文書の作成者である必要があります。
Web クライアントを使用してコンテンツを削除するには、Notes 文書の削除に関する通常の ACL ロールが適用さ
れます。
コンソールビュー
Web クライアントがコンソールで開き、サイトに最近追加されたコンテンツとコメントがここにリストされます。この
ビューから、新規コメントを追加したり、既存のコメントを削除できます。
ここから、[コンテンツ]、[コメント]、および [リソース] タブにアクセスできます。
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コンテンツ
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Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
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01 このリリースについて
02 新機能
[あいまいな名前] と [一致なし] ダイアログに [修正] フィールドが表示される
Lotus Notes 7.0.2 には、[あいまいな名前] と [一致なし] ダイアログボックスにカスタム列を追加する機能があり
ます。[あいまいな名前] ダイアログを使うと、[名前の検索] を使って似た名前を持つユーザーを区別することが
できます。 [一致なし] ダイアログボックスは、入力したユーザー名に一致する名前がないことを知らせます。
Lotus Notes 7.0.2 より前のリリースでは、[名前] と [グループ] は「name lookup」呼び出しを実行することにより
解決されました。この呼び出しでは、ユーザーのローカルのアドレス帳 (NAB)、軽量ディレクトリカタログ、会社の
アドレス帳、LDAP ディレクトリのいずれかすべてを検査していました。ローカルまたは会社のアドレス帳で名前の
解決をするときには、Lotus Notes は [$Users] ビュー ([名前]、[別名]、[メールアドレス]、[メールドメイン]、[ロ
ケーション] が含まれる) に含まれる列のサブセットを要求し、[あいまいな名前] と [一致なし] ダイアログが表示
されるときにそれらの列を固定された数だけ表示していました。
ユーザーは、[$Users] ビューを編集することにより最大 4 つのカスタム列を追加できるようになりました。この新
しい機能を使うには、会社のアドレス帳を変更して、Lotus Notes Client と Lotus Domino Server の両方をアップ
グレードする必要があります。
Lotus Notes Client
カスタム情報の表示をサポートするための変更点を含めて Lotus Notes Client をアップグレードします。ローカル
アドレス帳の [$Users] ビューも変更して、エンドユーザーが知っている個人の連絡先についての追加情報を反
映させることができます。
Lotus Domino Server
[$Users] ビューは、Lotus Notes Client から要求が可能な最大 4 つの事前割り当てされた追加列を追加するよ
うに変更できます。カスタム設定をサポートするには、これらの変更点を含めてサーバーをアップグレードする必
要があります。列には、@ 数式で複数のフィールドを結合させて列の値として指定された、任意にフォーマットされ
たデータを入れられます。
$Users の変更
以下の列を [$Users] ビューに追加すると、[あいまいな名前] ダイアログと [一致なし] ダイアログの 2 列目から
5 列目に表示されます。
z
z
z
z
Addressing1
Addressing2
Addressing3
Addressing4
-
これをプログラムで使用される列名にする必要があります
これをプログラムで使用される列名にする必要があります
これをプログラムで使用される列名にする必要があります
これをプログラムで使用される列名にする必要があります
カスタム列が 2 列目から 5 列目に表示された実例を以下に示します。これらの列は、電話番号、役職などのさま
ざまな属性を反映しています。
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メモ
z
すべての列は、現在有効な内容が収まるようにサイズ変更されるようになりました。つまり切り捨てられ
た内容を表示するために拡張する必要はありません。
z
見出し以外にデータがない列は非常に小さく表示されます (別名やロケーションなど)。その列は役立ち
ませんが、ユーザーはそれが隠れていることを判別できます。
z
[$User] に 1 つ以上のカスタム列を追加して変更すると、列は 2 番目 (以降 5 番目まで) に挿入され、
カスタムデータが表示されます。
z
列のサイズが大きくなってもスクロールバーは表示されません。
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01 このリリースについて
02 新機能
メールジャーナルに実際の目的の受信者名が含まれるようになった
メッセージがジャーナルに記録されると、[送信宛先]、[cc]、[bcc] フィールドの内容はメッセージに取り込まれま
すが、メッセージの目的の受信者のリストは取り込まれません。[送信宛先]、[cc]、[bcc] フィールドには、時に変
更されるグループ名が含まれる場合があります。したがって、メッセージのルート時に拡張結果を取り込むことに
より、メッセージの受信者の情報が取り込まれるようにすることが重要です。
メモ 転送メッセージをジャーナルに記録する方法は変更されていません。転送メッセージは、以前のリリースと
同様にジャーナルに記録されます。
E メールの準拠要件を満たすには、メッセージの個々の目的の受信者を判別することが必要です。メッセージの
送信、受信後にメッセージを検索して、そのメッセージのコピーを誰が受信したか、または受信するはずだったか
を判別できる必要があります。これにはグループのメンバーであるユーザー、またメールルーターが転送したた
めにそのメッセージを受信したユーザーが含まれます。メールルーターの転送は、例えばユーザー文書で [転送
アドレス] を使用した場合や、メールルールのためにメッセージが転送される場合に行われます。
この機能の目的の 1 つは、ルーターが選択されたメッセージをジャーナルに記録するために削除する前に、最初
の受信者項目のコピーを取り込むことです。この機能のもう 1 つの目的は、ルーターのグループ拡張が生じる
メッセージがあれば、それらのルーターグループ拡張の結果を取り込むことです。この情報を取り込むために、
メッセージの複数インスタンスがジャーナルに記録される場合があります。
この機能では、以下の 2 つの新しい項目が導入されます。
z
$JournalRecipients がジャーナルに記録されるメッセージに追加され、このメッセージを受信するはずである
元の個々の受信者を示します。これは非サマリー項目です。この項目は、ジャーナルが有効にされたサー
バー上で、ジャーナル用に選択されたメッセージをルーターが初めて検出したときの元の受信者項目のコ
ピーです。[受信者のジャーナル記録] を有効にすると、ジャーナルに記録されるすべてのメッセージにこの項
目が含まれます。
z
$JournalRecipientsExpanded_n は、ルーター内でジャーナル記録に選択されたメッセージの受信者にグルー
プ拡張がある時には必ず、そのメッセージに追加される新しい項目のセットです。大規模なグループ拡張に
は、たとえば $JournalRecipientsExpanded_1、必要であれば $JournalRecipientsExpanded_2、などのように複
数の項目が必要です。暗号化されたフィールドからこの項目セットを除外する場合には、
$JourrnalRecipientsExpanded を除外リストに入力します。
IBM Lotus Domino 7.0.2 では、NOTES.INI 設定 JournalRecipients=1 を使用して拡張された受信者名を取り込む
ことが可能です。この NOTES.INI 変数の値は、以下のとおりです。
z
z
JournalRecipients=0 -- [受信者のジャーナル] 機能が無効にされます。これがデフォルト設定です。
JournalRecipients=1 -- [受信者のジャーナル] 機能が有効にされます。
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01 このリリースについて
02 新機能
新規メール、カレンダーエントリへの制限値の適用
オプションの新機能により、メールファイルの文書の作成時およびローカルにあるレプリカでの作業時に、制
限値が適用されるようになりました。この機能は、ユーザーがローカルに、またはサーバー上のいずれかで、
メールファイルのメールまたはカレンダーエントリを作成するのを防ぎ、ユーザーが新規メールメッセージまた
は会議招集を作成しようとする場合、ユーザーに警告メッセージを提供します。
この機能を正しく理解できるように、Lotus Notes の制限機能すべての概要を以下に示します。
z
データベースの制限値 - データベースの制限値は、Administrator クライアントを介して有効になりま
す。すべての NSF ファイルに適用可能なデータベースの制限値は、文書 (メールだけでなくすべての文
書) の保存時にクライアントによって適用されます。
パフォーマンスへの影響を最小化し、また現在の文書のサイズをサイズ制限値と正確に比較するため
に、データベースの制限値のチェックおよびその適用は、文書の保存時にのみ実行されます。文書の作
成時と保存時の両方でチェックを実行すると、サーバートランザクションが 2 倍になり、パフォーマンスに
悪影響を与えることがあります。また、作成中の新規文書のサイズは考慮に入れられません。
z
メールの制限値 - メールの制限値は、サーバー設定文書により、ルーターレベルで有効になります。
メールの制限値を有効にするには、データベースの制限値の設定が必要です。メールの制限機能は、管
理者が選択するオプションに基づいてメール送信への制限を実施します。たとえば、管理者は、メールが
制限値を超えている場合でも、そのメールを送信するか、メールを送信者に返すか、または宛先メール
ファイルが削除されるまでメールボックスにメールを待機させるかのいずれかを選択できます。
z
データベースの制限値は複製されない - データベースの制限値の情報は、ローカルにも、サーバー
間でも複製されません。これは、データベースの制限値が、実際には (任意のデータベースの) サーバー
や (メールファイルの) ホームメールサーバー上でのみ適用されることを意味します。
メールテンプレートの新しい制限機能と、新しいメール通知コードは、メールメモまたはカレンダーエントリの作
成時に、オプションの制限値チェックを行います。この機能は、ローカルにキャッシュされた制限値に依存して
います。この制限値は、新しいメモやカレンダーエントリが制限値を超える場合、ユーザーがそれらを作成する
ことを防ぎます。Notes Client は、新規メールのチェックを実行するたびにメールファイルの制限値を取得し、
これをキャッシュします。制限値のキャッシュにより、サーバーパフォーマンスへの影響が制限されます。ユー
ザーが制限値を超過している場合、メールファイルが削除され、その後にリアルタイムの制限値チェックを強
制するアクションが実行されます。
この新機能は、Mail7.ntf テンプレートへの変更およびコア Notes クライアントの新しいメール通知コードによっ
て実装されています。この機能は、いくつかの Notes.INI 値をクライアントに設定することにより有効にします。
これらの値は、デスクトップポリシー機能によってデスクトップにプッシュダウンできますが、これには Lotus
Domino Designer によるデスクトップポリシー文書の編集が必要です。デスクトップポリシーを変更してこれら
の INI 値を追加する方法についての詳細は、以下のサポート記事を参照してください (この文書の下部には、
例が示されています)。
タイトル: The desktop policy in the Domino Directory can be designed to set notes .ini and Location
parameters(Domino ディレクトリのデスクトップポリシーを、notes.ini およびロケーションパラメータを設定でき
るように設計できる)
文書番号:
1196837
URL:
http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=899&uid=swg21196837
新しいメールの制限機能を有効にする
1. 新しいメール通知を Lotus Notes Client 上で有効にします。[ファイル] - [プリファレンス] - [ユーザー] [メール] - [新規メールの確認 x 分ごと]を選択します。
2. Lotus Notes Client の場合、Notes.INI パラメータ Check_Quota_On_Mail_Create=1 および
$Reactivate_Mail_Quota=1 を設定します。
新しいメール通知は、デスクトップポリシーによって有効にすることができます。Notes.INI パラメータの設
定はポリシーによって行うことができますが、文書は次のように変更する必要があります。
説明
INI パラメータ
Check_Quota_On_Mail_Create=1 機能を有効にするのに必須。テンプレートコードを有効にして、新規文
書の作成時に、制限値警告と制限超過ダイアログを生成します。
$Reactivate_Mail_Quota=1
オプション。現在のサイズ制限値をオンデマンドで更新できます。
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[受信ボックス] または [すべての文書] フォルダ/ビュー (または
[受信ボックス] または [すべての文書] から作成された任意のフォ
ルダ) の場合は、[アクション] - [ツール] で [メール送信機能の再
アクティブ化] を表示します。
Delegated_Mail_FileX=mailfile
CheckQuotaWhenLessThan80=
number of minutes
CheckQuotaWhenLessThan90=
number of minutes
代理のシナリオに合わせて自動的に設定される。 メールまたはカ
レンダー管理者が★プリンシパルのメールファイルへのアクセス権
を持つ場合に使用されます。この変数は、Notes.INI ファイルに自
動的に書き込まれますが、ここで「X」は、1 から 10 の数字になりま
す。数字が 10 を上回る場合、コードは、INI ファイルの最も古いエ
ントリを上書きするか、または一部の/すべてのエントリが同じ日付
を持つ場合は、検索されるエントリの内、その日付に一致する最初
のエントリが上書きされます。
例
DELEGATED_MAIL_FILE1=tom
jones_mh2/mwh6/us!!mail\tjones.nsf_5/13/2005
オプション。デフォルト値を超える制限値チェックの頻度を調整します。
所有者のデータベースのサイズと制限値が INI ファイルにいったん設
定されると、これらの値によって次のチェック頻度が設定されます。デ
フォルトは、それぞれ 120、60、および 10 分です。
CheckQuotaWhenLessThan100=
number of minutes
テスト目的のためには、これらすべてを 1 に設定することが有効です。
チェックは、NewMailNotification 設定に結び付けられているので、テス
ト用として十分低い値に設定されているかどうか確認してください。
このコードは、以下の頻度で再チェックを実行します。
z 所有者のメールファイルのサイズが、制限値の 80% 以下である場
合は 120 分ごと。
z 所有者のメールファイルのサイズが、制限値の 80% を上回るが
90% 以下の場合は、60 分ごと。
z 所有者のメールファイルのサイズが、制限値の 90% を上回る場合
は、10 分ごと。
これらのしきい値は、INI パラメータによって変更できます。
INI パラメータは、以下の方法を使用してデスクトップにプッシュダウンされます。
1. Domino ディレクトリ PolicyDesktop 文書をカスタマイズして、上記の INI パラメータを組み込みます。
2. それぞれの INI パラメータは、「$Pref$」で始まり、その後に Notes.INI の名前が続く名前を持つフィールド
を持っていなければなりません。
3. フィールドは、「編集可能なテキスト」として定義されなければなりません。
4. 管理者は、PolicyDesktop 文書を作成し、クライアントにプッシュダウンされる値を入力することにより、
フィールドにデータを設定します。
5. 管理者は、ポリシーをエンドユーザーか、または組織別に明示的に割り当てます。
機能の仕方
1. 新規メールチェックは、ユーザープリファレンスで定義される間隔で発生します。
データベースのサイズ/制限値のチェックコードは、新規メールのチェック時に発生するため、データベー
スのサイズ/制限値のチェックが、効率を考慮して、後のチェック時まで据え置かれる場合があります。
2. 現在のロケーション文書の [メールサーバー] フィールドでは、以下に説明されている「代理」の場合を除
き、メールファイルのサイズと制限値の情報を確認するためにサーバーを定義します。同じロケーション文
書の [メールファイル] フィールドでは、チェックを実行するために NSF のファイルパスを定義します。
3. INI ファイルに以前に格納されたデータベースのサイズと制限の値を読み取り、それらを使用して、この
データベースをすぐにチェックするか、または後日にするかを決定します。この決定は、最終ポーリングの
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タイムスタンプや、データベースがその制限値に近づいているかどうかに基づいて行われます。
- 現在チェック中のメールデータベース固有の INI 値に、データベースのサイズや制限値の情報がない
場合や、パラメータが単に存在しない場合は、そのデータはただちに取り出されます。これにより、以
下のすべての計算が上書きされます。
- 所有者のデータベースのサイズおよび制限値が INI ファイルに設定されると、これらの値によって、次
のチェックの頻度が設定されます。このコードは、以下の頻度で再チェックを実行します。
所有者のメールファイルのサイズが、制限値の 80% 以下である場合は 120 分ごと。
所有者のメールファイルのサイズが、制限値の 80% を上回るが、90% 以下である場合は 60 分
ごと。
所有者のメールファイルのサイズが、制限値の 90% を上回る場合は 10 分ごと。
これら 3 つのしきい値は、以下の INI パラメータで調節可能です。
CheckQuotaWhenLessThan80=<minutes>
CheckQuotaWhenLessThan90=<minutes>
CheckQuotaWhenLessThan100=<minutes>
4. 新しいメール通知タスクを使用して、データベースのサイズと制限値の情報を取り出します。このタスク
は、データベースの有効なサイズを戻すため、サーバーのメールファイルを制限値以下に戻す可能性の
ある削除を考慮します。削除によって解放されたスペースを確保するためにメールファイルを圧縮する必
要はありません。
新しいメール通知タスクから戻されたデータベースのサイズと制限値の情報を使用して、3 つの文字列が作成
されます。これらの文字列は、以下のとおりです (KB)。
Betty Quark/Nine_LastMailDbSize=45043
Betty Quark/Nine_LastMailDbWarningQuota=25600
Betty Quark/Nine_LastMailDbMaxQuota=30720
これらの文字列は、ユーザーのメール文書の作成を許可するかを決定する際にテンプレートで使用されるた
め、INI ファイルに保存されます。
代理
上記のファイルのサイズ/制限値のチェックプロセス全体は、ループ内で実行されます。ループの最初の反復
では、PC の前にいるユーザー本人のメールファイルのチェックを実行します。2 番目以降の反復では、この
ユーザーが代理アクセス権を持つメールファイルをチェックします (さらにメールファイルは、7.0 メールテンプ
レートを使用して開きます)。
ユーザーが別のユーザーのカレンダーを管理する場合、テンプレートコードは、プリンシパルのメールファイル
を指す Delegated_Mail_Filex=<other persons mail file> という INI パラメータを格納します。
パラメータの文法は以下のようになります。
DELEGATED_MAIL_FILEx=mail file owner_server!!mail file path
たとえば、以下のようになります。
DELEGATED_MAIL_FILE1=Betty Quark/Nine_Quark/Nine!!mail\brquark.nsf
「x」の値は、1 – 50 になります。ユーザーが、8 ユーザーのメールファイルの代理人である場合、このユー
ザーの Notes.INI ファイルには、「DELEGATED_MAIL_FILE1=」 から 「DELEGATED_MAIL_FILE8=」までが表示
されます。
警告ダイアログのカスタマイズ
以下の INI 変数を使用して、ユーザーに表示されるメッセージと警告ダイアログをカスタマイズすることができ
ます。
制限超過メッセージ INI: QUOTA_OVER_MSG=<msg txt>
制限超過警告メッセージ INI: QUOTA_WARNING_MSG=<msg txt>
制限超過メッセージタイトル INI: QUOTA_OVER_TITLE=<title txt>
制限超過警告メッセージタイトル INI: QUOTA_WARNING_TITLE=<title txt>
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以下は、カレンダーエントリの場合のみのメッセージと警告です。
制限超過メッセージ INI: CS_QUOTA_OVER_MSG=<msg txt>
制限超過警告メッセージ INI: CS_QUOTA_WARNING_MSG=<msg txt>
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02 新機能
新規メール、カレンダーエントリへの制限値の適用
オプションの新機能により、メールファイルの文書の作成時およびローカルにあるレプリカでの作業時に、制
限値が適用されるようになりました。この機能は、ユーザーがローカルに、またはサーバー上のいずれかで、
メールファイルのメールまたはカレンダーエントリを作成するのを防ぎ、ユーザーが新規メールメッセージまた
は会議招集を作成しようとする場合、ユーザーに警告メッセージを提供します。
この機能を正しく理解できるように、Lotus Notes の制限機能すべての概要を以下に示します。
z
データベースの制限値 - データベースの制限値は、Administrator クライアントを介して有効になりま
す。すべての NSF ファイルに適用可能なデータベースの制限値は、文書 (メールだけでなくすべての文
書) の保存時にクライアントによって適用されます。
パフォーマンスへの影響を最小化し、また現在の文書のサイズをサイズ制限値と正確に比較するため
に、データベースの制限値のチェックおよびその適用は、文書の保存時にのみ実行されます。文書の作
成時と保存時の両方でチェックを実行すると、サーバートランザクションが 2 倍になり、パフォーマンスに
悪影響を与えることがあります。また、作成中の新規文書のサイズは考慮に入れられません。
z
メールの制限値 - メールの制限値は、サーバー設定文書により、ルーターレベルで有効になります。
メールの制限値を有効にするには、データベースの制限値の設定が必要です。メールの制限機能は、管
理者が選択するオプションに基づいてメール送信への制限を実施します。たとえば、管理者は、メールが
制限値を超えている場合でも、そのメールを送信するか、メールを送信者に返すか、または宛先メール
ファイルが削除されるまでメールボックスにメールを待機させるかのいずれかを選択できます。
z
データベースの制限値は複製されない - データベースの制限値の情報は、ローカルにも、サーバー
間でも複製されません。これは、データベースの制限値が、実際には (任意のデータベースの) サーバー
や (メールファイルの) ホームメールサーバー上でのみ適用されることを意味します。
メールテンプレートの新しい制限機能と、新しいメール通知コードは、メールメモまたはカレンダーエントリの作
成時に、オプションの制限値チェックを行います。この機能は、ローカルにキャッシュされた制限値に依存して
います。この制限値は、新しいメモやカレンダーエントリが制限値を超える場合、ユーザーがそれらを作成する
ことを防ぎます。Notes Client は、新規メールのチェックを実行するたびにメールファイルの制限値を取得し、
これをキャッシュします。制限値のキャッシュにより、サーバーパフォーマンスへの影響が制限されます。ユー
ザーが制限値を超過している場合、メールファイルが削除され、その後にリアルタイムの制限値チェックを強
制するアクションが実行されます。
この新機能は、Mail7.ntf テンプレートへの変更およびコア Notes クライアントの新しいメール通知コードによっ
て実装されています。この機能は、いくつかの Notes.INI 値をクライアントに設定することにより有効にします。
これらの値は、デスクトップポリシー機能によってデスクトップにプッシュダウンできますが、これには Lotus
Domino Designer によるデスクトップポリシー文書の編集が必要です。デスクトップポリシーを変更してこれら
の INI 値を追加する方法についての詳細は、以下のサポート記事を参照してください (この文書の下部には、
例が示されています)。
タイトル: The desktop policy in the Domino Directory can be designed to set notes .ini and Location
parameters(Domino ディレクトリのデスクトップポリシーを、notes.ini およびロケーションパラメータを設定でき
るように設計できる)
文書番号:
1196837
URL:
http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=899&uid=swg21196837
新しいメールの制限機能を有効にする
1. 新しいメール通知を Lotus Notes Client 上で有効にします。[ファイル] - [プリファレンス] - [ユーザー] [メール] - [新規メールの確認 x 分ごと]を選択します。
2. Lotus Notes Client の場合、Notes.INI パラメータ Check_Quota_On_Mail_Create=1 および
$Reactivate_Mail_Quota=1 を設定します。
新しいメール通知は、デスクトップポリシーによって有効にすることができます。Notes.INI パラメータの設
定はポリシーによって行うことができますが、文書は次のように変更する必要があります。
説明
INI パラメータ
Check_Quota_On_Mail_Create=1 機能を有効にするのに必須。テンプレートコードを有効にして、新規文
書の作成時に、制限値警告と制限超過ダイアログを生成します。
$Reactivate_Mail_Quota=1
オプション。現在のサイズ制限値をオンデマンドで更新できます。
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[受信ボックス] または [すべての文書] フォルダ/ビュー (または
[受信ボックス] または [すべての文書] から作成された任意のフォ
ルダ) の場合は、[アクション] - [ツール] で [メール送信機能の再
アクティブ化] を表示します。
Delegated_Mail_FileX=mailfile
CheckQuotaWhenLessThan80=
number of minutes
CheckQuotaWhenLessThan90=
number of minutes
代理のシナリオに合わせて自動的に設定される。 メールまたはカ
レンダー管理者がプリンシパルのメールファイルへのアクセス権を
持つ場合に使用されます。この変数は、Notes.INI ファイルに自動
的に書き込まれますが、ここで「X」は、1 から 10 の数字になりま
す。数字が 10 を上回る場合、コードは、INI ファイルの最も古いエ
ントリを上書きするか、または一部の/すべてのエントリが同じ日付
を持つ場合は、検索されるエントリの内、その日付に一致する最初
のエントリが上書きされます。
例
DELEGATED_MAIL_FILE1=tom
jones_mh2/mwh6/us!!mail\tjones.nsf_5/13/2005
オプション。デフォルト値を超える制限値チェックの頻度を調整します。
所有者のデータベースのサイズと制限値が INI ファイルにいったん設
定されると、これらの値によって次のチェック頻度が設定されます。デ
フォルトは、それぞれ 120、60、および 10 分です。
CheckQuotaWhenLessThan100=
number of minutes
テスト目的のためには、これらすべてを 1 に設定することが有効です。
チェックは、NewMailNotification 設定に結び付けられているので、テス
ト用として十分低い値に設定されているかどうか確認してください。
このコードは、以下の頻度で再チェックを実行します。
z 所有者のメールファイルのサイズが、制限値の 80% 以下である場
合は 120 分ごと。
z 所有者のメールファイルのサイズが、制限値の 80% を上回るが
90% 以下の場合は、60 分ごと。
z 所有者のメールファイルのサイズが、制限値の 90% を上回る場合
は、10 分ごと。
これらのしきい値は、INI パラメータによって変更できます。
INI パラメータは、以下の方法を使用してデスクトップにプッシュダウンされます。
1. Domino ディレクトリ PolicyDesktop 文書をカスタマイズして、上記の INI パラメータを組み込みます。
2. それぞれの INI パラメータは、「$Pref$」で始まり、その後に Notes.INI の名前が続く名前を持つフィールド
を持っていなければなりません。
3. フィールドは、「編集可能なテキスト」として定義されなければなりません。
4. 管理者は、PolicyDesktop 文書を作成し、クライアントにプッシュダウンされる値を入力することにより、
フィールドにデータを設定します。
5. 管理者は、ポリシーをエンドユーザーか、または組織別に明示的に割り当てます。
機能の仕方
1. 新規メールチェックは、ユーザープリファレンスで定義される間隔で発生します。
データベースのサイズ/制限値のチェックコードは、新規メールのチェック時に発生するため、データベー
スのサイズ/制限値のチェックが、効率を考慮して、後のチェック時まで据え置かれる場合があります。
2. 現在のロケーション文書の [メールサーバー] フィールドでは、以下に説明されている「代理」の場合を除
き、メールファイルのサイズと制限値の情報を確認するためにサーバーを定義します。同じロケーション文
書の [メールファイル] フィールドでは、チェックを実行するために NSF のファイルパスを定義します。
3. INI ファイルに以前に格納されたデータベースのサイズと制限の値を読み取り、それらを使用して、この
データベースをすぐにチェックするか、または後日にするかを決定します。この決定は、最終ポーリングの
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タイムスタンプや、データベースがその制限値に近づいているかどうかに基づいて行われます。
- 現在チェック中のメールデータベース固有の INI 値に、データベースのサイズや制限値の情報がない
場合や、パラメータが単に存在しない場合は、そのデータはただちに取り出されます。これにより、以
下のすべての計算が上書きされます。
- 所有者のデータベースのサイズおよび制限値が INI ファイルに設定されると、これらの値によって、次
のチェックの頻度が設定されます。このコードは、以下の頻度で再チェックを実行します。
所有者のメールファイルのサイズが、制限値の 80% 以下である場合は 120 分ごと。
所有者のメールファイルのサイズが、制限値の 80% を上回るが、90% 以下である場合は 60 分
ごと。
所有者のメールファイルのサイズが、制限値の 90% を上回る場合は 10 分ごと。
これら 3 つのしきい値は、以下の INI パラメータで調節可能です。
CheckQuotaWhenLessThan80=<minutes>
CheckQuotaWhenLessThan90=<minutes>
CheckQuotaWhenLessThan100=<minutes>
4. 新しいメール通知タスクを使用して、データベースのサイズと制限値の情報を取り出します。このタスク
は、データベースの有効なサイズを戻すため、サーバーのメールファイルを制限値以下に戻す可能性の
ある削除を考慮します。削除によって解放されたスペースを確保するためにメールファイルを圧縮する必
要はありません。
新しいメール通知タスクから戻されたデータベースのサイズと制限値の情報を使用して、3 つの文字列が作成
されます。これらの文字列は、以下のとおりです (KB)。
Betty Quark/Nine_LastMailDbSize=45043
Betty Quark/Nine_LastMailDbWarningQuota=25600
Betty Quark/Nine_LastMailDbMaxQuota=30720
これらの文字列は、ユーザーのメール文書の作成を許可するかを決定する際にテンプレートで使用されるた
め、INI ファイルに保存されます。
代理
上記のファイルのサイズ/制限値のチェックプロセス全体は、ループ内で実行されます。ループの最初の反復
では、PC の前にいるユーザー本人のメールファイルのチェックを実行します。2 番目以降の反復では、この
ユーザーが代理アクセス権を持つメールファイルをチェックします (さらにメールファイルは、7.0 メールテンプ
レートを使用して開きます)。
ユーザーが別のユーザーのカレンダーを管理する場合、テンプレートコードは、プリンシパルのメールファイル
を指す Delegated_Mail_Filex=<other persons mail file> という INI パラメータを格納します。
パラメータの文法は以下のようになります。
DELEGATED_MAIL_FILEx=mail file owner_server!!mail file path
たとえば、以下のようになります。
DELEGATED_MAIL_FILE1=Betty Quark/Nine_Quark/Nine!!mail\brquark.nsf
「x」の値は、1 – 50 になります。ユーザーが、8 ユーザーのメールファイルの代理人である場合、このユー
ザーの Notes.INI ファイルには、「DELEGATED_MAIL_FILE1=」 から 「DELEGATED_MAIL_FILE8=」までが表示
されます。
警告ダイアログのカスタマイズ
以下の INI 変数を使用して、ユーザーに表示されるメッセージと警告ダイアログをカスタマイズすることができ
ます。
制限超過メッセージ INI: QUOTA_OVER_MSG=<msg txt>
制限超過警告メッセージ INI: QUOTA_WARNING_MSG=<msg txt>
制限超過メッセージタイトル INI: QUOTA_OVER_TITLE=<title txt>
制限超過警告メッセージタイトル INI: QUOTA_WARNING_TITLE=<title txt>
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以下は、カレンダーエントリの場合のみのメッセージと警告です。
制限超過メッセージ INI: CS_QUOTA_OVER_MSG=<msg txt>
制限超過警告メッセージ INI: CS_QUOTA_WARNING_MSG=<msg txt>
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02 新機能
追加の HTML 関連のフィールド属性
Lotus Domino Designer 7.0.2 の新しい HTML タグ機能についての次の重要な情報に注目してください。
ユーザー定義の HTML タグ属性
フォームに $$HTMLTagAttributes フィールドがあるとき、その内容は <HTML> タグの属性リストに置かれます。
他の特殊フィールドと同様、このフィールドがフォーム上で表示されないようにすることと、そのフィールドの投稿
が許可されないようにすることはアプリケーション設計者の責任です。
Web サーバーが他の方法でフィールドの内容を使用することはありません。上記の点以外、フィールドの内容は
生成された HTML に影響を与えません。フィールドの内容はどのような方法によっても検証されません。
制限: 特別フィールドはカスタム返答フォームでは認識されません。
カスタム <!DOCTYPE> 宣言
フィールド $$HTMLFrontMatter がフォームに存在するとき、その内容は生成された HTML 内の <html> タグの
前に置かれ、Web サーバーはそこに何も自動的に生成しません。
この機能は、生成された HTML にカスタム <!DOCTYPE> 宣言を指定するという目的で使用されます。
他の特殊フィールドと同様、このフィールドがフォーム上で表示されないようにすることと、そのフィールドの投稿
が許可されないようにすることはアプリケーション設計者の責任です。
Web サーバーが他の方法でフィールドの内容を使用することはありません。上記の点以外、フィールドの内容は
生成された HTML に影響を与えません。例えば、HTML 4.01 STRICT の文書タイプを指定しても、Web エンジン
は Strict HTML を生成しません。フィールドの内容はどのような方法によっても検証されません。
制限: 特殊フィールドはカスタム返答フォームでは認識されません。
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01 このリリースについて
03 新規拡張機能
ID をインポートせずに、スマートカード上のプリロードされた X.509 証明書を使用する
Lotus Domino 7.0.2 で追加された新機能の 1 つとして、サードパーティ製ソフトウェアによってスマートカードにプ
リロードされた X.509 証明書を Lotus Notes で使用できます。これまでのように、証明書とキーを ID ファイルに
関連付けるために最初に [Smartcard からインターネット証明書のインポート] アクションを実行する必要はありま
せん。この新機能は、RSA 非対称クライアント署名用の PKCS#11 準拠プロファイル仕様に従う証明書でのみ動
作します。
z
ユーザーセキュリティダイアログに表示するため、あるいは S/MIME 暗号化解除や SSL クライアント証明書
認証で使用するために Notes クライアントが X.509 証明書を検索するとき、ID ファイルに保存された X.509
証明書に加えて、正しく設定され、システムに接続状態のすべてのスマートカードにあるすべての X.509 証
明書が使用可能になります。
z
S/MIME メッセージに署名するとき、新しいダイアログがユーザーに表示されます。このダイアログを使用す
れば、1 つまたは複数の X.509 証明書が ID ファイルではなくスマートカードだけに検出される場合、ユー
ザーは署名する証明書を動的に選択できます。新しい証明書がスマートカード内に検出されない場合は、デ
フォルトの署名証明書が引き続き使用され、新しいダイアログは表示されません。
z
ID ファイルとスマートカードの両方に保存された X.509 証明書 (たとえばスマートカードから ID ファイルにイ
ンポート済みの証明書) を使用するとき、スマートカード内のコピーではなく ID ファイル内のコピーが使用さ
れます。
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01 このリリースについて
03 新規拡張機能
WRKDOMSVR の新規オプション: 14、15、16、および F23
以下のキーが WRKDOMSVR コマンドに追加されました。
F23=追加のオプション
Lotus Domino Server で操作を行うために使用できるオプションをリストに表示します。
14=サポートファイルでの作業
Lotus Domino Server が使用する '<data directory>/ IBM_TECHNICAL_SUPPORT/' IFS ディレクトリにあるサ
ポートファイルで作業をする場合にこのオプションを使います。このオプションは Work with Object Links
(WRKLNK) コマンドを実行します。WRKLNK コマンドを使って操作を実行するには、以下の権限が必要です。
z
z
操作で使用されるコマンドの *USE 権限と、操作が実行されるオブジェクトの適切な権限。
オブジェクトリンクが入ったディレクトリの *R 権限と、そのパスにある他のディレクトリの *X 権限。オブジェク
ト名だけを表示するときにはオブジェクト権限は必要ありません。
15=NSD での作業
Lotus Domino Server が使用する '<data directory>/ IBM_TECHNICAL_SUPPORT/nsd*' IFS ディレクトリにある
NSD ファイルで作業をする場合にこのオプションを使います。このオプションは Work with Object Links
(WRKLNK) コマンドを実行します。WRKLNK コマンドを使って操作を実行するには、以下の権限が必要です。
z
z
操作で使用されるコマンドの *USE 権限と、操作が実行されるオブジェクトの適切な権限。
オブジェクトリンクが入ったディレクトリの *R 権限と、そのパスにある他のディレクトリの *X 権限。オブジェク
ト名だけを表示するときにはオブジェクト権限は必要ありません。
16=サーバー呼び出しスタックのダンプ
選択したサーバーからジョブのすべてのスレッドの呼び出しスタックをダンプする場合にこのオプションを使いま
す。このオプションは Dump Domino Server Call Stacks (DMPDOMSVRC) コマンドを実行します。
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01 このリリースについて
Java 1.3.1 と 1.4.x の違い
Notes/Domino リリース 7 に含まれる Java 1.4.x リリースには、Sun によっていくつかの変更が加えられていま
す。これらの変更によって、Notes/Domino アプリケーション内の既存の Java エージェント、アプレットなどの動作
が影響を受ける可能性があります。詳細なリストについては、
http://java.sun.com/j2se/1.4/compatibility.html#incompatibilities1.4 を参照してください。
たとえば、1.4.0 で導入された新しいフォーカスアーキテクチャによって、次のような非互換性が生じます。
z
フォーカス移動キー (ほとんどの場合は TAB キーを意味します) が消費されるようになったので、これら
のキーイベントの通知を受けるキーリスナーに基づくプログラムに問題が発生する可能性があります。
以前は、AWT コンポーネントはこれらのイベントを検出し、AWT がフォーカス移動を開始する前に、これ
らを消費する機会がありました。フォーカス移動キーが消費されるのを防ぐには、次のコードを使用しま
す。
component.setFocusTraversalKeysEnabled(false);
component はキーイベントを発生しているコンポーネントです。これで、フォーカス移動を手動で処理で
きます。別の方法として、コードで AWTEventListener または KeyEventDispatcher を使用して、すべて
のキーイベントをあらかじめ listen することもできます。詳細については、バグ 4650902 を参照してくだ
さい。
z
すべてのコンポーネントで、フォーカス移動機能はデフォルトで true になりました。以前は、一部のコン
ポーネント (特に、すべての lightweight) で、フォーカス移動機能はデフォルトで false でした。しかし、こ
の変更にかかわらず、すべての AWT コンテナで、DefaultFocusTraversalPolicy は以前の移動順を保持
します。
z
フォーカスを移動できない (フォーカスを持てない) コンポーネントへのフォーカス要求は拒否されます。
以前は、このような要求も認められていました。
z
ウィンドウが非表示の場合、Window.toFront() および Window.toBack は何も実行しなくなりました。以前
は、この動作はプラットフォームに依存していました。
Microsoft Windows に関連する変更
z
Z-order の変更後、Window.toBack() によってフォーカスが最前面のウィンドウに移動されます。
z
requestFocus によって、すべてのクラスでウィンドウ間のフォーカス変更要求が可能になります。以前
は、heavyweight には要求が許可され、lightweight には要求が拒否されていました。
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01 このリリースについて
廃止された NOTES.INI 変数
下表に示す NOTES.INI 変数は、同じ機能を有効にするユーザーインターフェース設定が存在する、または機能
が不要になったために、廃止されました。
変数
DateOrder
DateSeparator
LDAPAddress
namelookup_trust_dircat
NWNDSPASSWORD
NWNDSUSERID
Shared_Mail
WebAuth_AD_Group
iNotes_WA_Chat
iNotes_WA_LiveNames
iNotes_WA_NoLocalArchive
iNotes_WA_OOO_RunOnWeekends
iNotes_WA_SametimeJavaConnect
iNotes_WA_SametimeServer
iNotes_WA_SametimeToken
iNotes_WA_STLinksLocal
iNotes_WA_OOO _RunOnWeekends
iNotes_WA_NoLocalArchive
廃止の理由
Domino 5.0.1a およびそれ以降のリリースでは (Lotus Domino 6 以
降のリリースを含む)、LDAPAddress NOTES.INI 変数は無視されま
す。Domino R5 以降のサーバーでは、Notes TCP ポートを特定の
アドレスにバインドし、LDAP サービスが Notes ポートを使用するよ
うにしてください。
Domino ディレクトリサーバーのサーバー文書にあるディレクトリ情
報設定の [インターネットプロトコルで認証されたディレクトリカタログ
がベースになっているサーバーを信頼する] で機能が有効にされま
す。
Domino 7.0 では、IPX/SPX はサポートされません。
Domino 7.0 では、IPX/SPX はサポートされません。
Active Directory 検索フィルタオプションで機能が有効にされます。
これによって、Active Directory グループを検索できます。
Domino ディレクトリサーバーのサーバー設定文書にある Domino
Web Access Instant Messaging 設定の [Instant Messaging 機能] で
機能が有効にされます。
Domino ディレクトリサーバーのサーバー設定文書にある Domino
Web Access Instant Messaging 設定の [オンライン在席確認] で機
能が有効にされます。
Domino ディレクトリサーバーのサーバー設定文書にある Domino
Web Access 設定の [ローカルアーカイブ] で機能が有効にされま
す。
この設定は、inotes5.ntf テンプレートに基づくメールデータベースで
[不在通知] エージェントを実行するためにのみ使用され、
iNotes6.ntf または DWA7.ntf メールテンプレートには不要です。
Domino 7 では、iNotes5.ntf メールテンプレートは利用できません。
Domino ディレクトリサーバーのサーバー設定文書にある Domino
Web Access Instant Messaging 設定の [ブラウザ用 Sametime コネ
クト優先] で機能が有効にされます。
Domino ディレクトリサーバーのサーバー設定文書にある Domino
Web Access Instant Messaging 設定の [すべての DWA ユーザーに
同じ Instant Messaging サーバーのホスト名を設定] で機能が有効
にされます。
Domino ディレクトリサーバーのサーバー設定文書にある Domino
Web Access Instant Messaging 設定の [認証シークレット/トークン
を許可] で機能が有効にされます。
Domino ディレクトリサーバーのサーバー設定文書にある Domino
Web Access Instant Messaging 設定の [Domino アプリケーション
サーバーで STLinks をロード] で機能が有効にされます。
この設定は、inotes5.ntf テンプレートに基づくメールデータベースで
[不在通知] エージェントを実行するためにのみ使用され、
iNotes6.ntf または DWA7.ntf メールテンプレートには不要です。
Domino 7 では、iNotes5.ntf メールテンプレートは利用できません。
Domino ディレクトリサーバーのサーバー設定文書にある Domino
Web Access 設定の [ローカルアーカイブ] で機能が有効にされま
す。
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Associated SPRs :
ESTN5M9QM8
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01 このリリースについて
AIX - Domino Server では Concurrent I/O と Direct I/O がサポートされない
Lotus Domino Server において、Concurrent I/O (CIO) と Direct I/O (DIO) の使用はサポートされていません。
CIO は、AIX 5.2.0.10 (メンテナンスレベル 01 に相当) で拡張ジャーナルファイルシステム (JFS2) の機能として導
入された新しい機能です。この機能のドキュメンテーションによれば、この機能を使用した場合、多くの環境にお
いて (特にリレーショナルデータベースに関して) パフォーマンスが改善されます。
この CIO 機能は Domino Server ではサポートされていないため、Domino がアクセスすることになるファイルシス
テムでは、このオプションを無効にしてください。このオプションを有効にしたために Domino のデータが破損し、
サーバーの破損やパフォーマンス上の深刻な問題につながる可能性があるということが報告されています。
ファイルシステムの中核となる要素の中には、CIO オプションを有効にした場合にオペレーティングシステムによ
る管理方法が違ってくるものがあります (ファイルバッファキャッシュ、ファイルごとのロック、i ノードロック、sync
デーモンなど)。現在のところ Domino は、それらの動作変更に対応していません。
CIO オプションは、ファイルシステムをマウントする時点でフラグによって有効にするのが一般的です。このマウン
トオプションを無効にするには、次のようにします。
1. CIO を有効にしてマウントされているファイルシステムごとに、以下のコマンドを実行します。
chfs -a options=rw /FS_NAME
ここで /FS_NAME はマウントポイントの名前です。
2. 次に、各ファイルシステムをアンマウントしてから再びマウントします。あるいは chfs コマンドを実行した後で
あれば、リブートしても同じことです。
3. 変更が適用されたことを検証するため、'mount' を実行し、以下に示す例のようにマウントオプション欄に
"cio" が表示されていないことを確認してください。
例
CIO を無効にした場合の出力:
/dev/test05lv
/test05 jfs2 Oct 04 23:13 rw,log=INLINE
CIO を有効にした場合の出力:
/dev/test03lv /test03 jfs2 Sep 19 19:25 rw,cio,log=INLINE
メモ: DIO についても CIO の場合と同じ問題が Domino に発生します。CIO および DIO のサポートを将来のリ
リースに含めるかどうかは、お客様のご要望に応じて考慮される予定です。
CIO 機能については、AIX のホワイトペーパー『Improving Database Performance With AIX Concurrent I /O』(
http://www-1.ibm.com/servers/aix/whitepapers/db_perf_aix.pdf) を参照してください。
Associated SPRs :
SVRO65SV48
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Notes/Domino 7.0.2 のハードウェア要件
サポートされる各プラットフォームに対する、Lotus Notes/Domino 7.0.2 のハードウェア要件のリストは、この章の
「ソフトウェア要件」セクションにある、「Lotus Notes/Domino 7.0.2 のプラットフォームとシステム要件」という題の
リリース情報を参照してください。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
i5/OS (iSeries) ハードウェアの要件
i5/OS (iSeries) サーバーハードウェア
Lotus Domino 7 は次のサーバーモデルでサポートされています。
IBM iSeries モデル 270 または 8xx サーバー、または eServer i5 モデル 520 以上
z
次のモデルを推奨します。
z
iSeries 270、810、820、825、800-2464 以上
z
eServer i5 520-0901 以上
次のモデルはサポートされていません。
z
z
iSeries 800-2463
eServer i5 520-0900
メモリとディスクの要件:
z
z
最小限 288 MB メモリ、512 MB を推奨
最小限 1.6 GB の空きディスクスペース、2 GB を推奨
Lotus Domino Server は任意の PowerPC モデルで実行できますが、iSeries サーバーモデルは Lotus Domino
のようなクライアント/サーバーアプリケーション用に最適化されています。
メモ: これらの値は、最小限のメモリとディスクスペースを示す一般的なガイドラインとして使用してください。要件
は使用環境によって異なります。Lotus Domino 用の iSeries またはi5/OS サーバーの見積もりについては、
「IBM eServer Workload Estimator」を使用してください。Estimator は次の Web サイトで利用できます。
http://www.ibm.com/eserver/iseries/support/estimator
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
テスト済みのスマートカードパッケージ
スマートカードの機能は、Win32 ベースのオペレーティングシステムでのみテストされています。PKCS #11 ライブ
ラリを含む未テストのスマートカードも、通常は Lotus Notes/Domino 7.0.2 で動作します。次のスマートカードパッ
ケージは Lotus Notes/Domino 7.0.2 でテスト済みです。(*) が記されているパッケージについては、以下に注意
が記載されています。
スマートカードパッ
ケージ
トークン Smartcard 上のキー トークンを削 プリロードされ トークン上の トークン上の
上のパス による ID ロック 除すると「F5」 たキーと RSA キーによ RSA キーによ
ワード相
スタイルのロ X.509 証明書
る署名
る暗号化解除
当物によ
グアウトが生
の使用
る ID
成される
ロック
ActivClient 5.4
可
可
生成される
n/a
可
可
ActivClient 5.4 with
不可
可
生成される
可
可
可
CAC tokens
(R/O
トークン)
Aladdin
A-Trust a-sign
可
可 (7.0.2+)
生成される
可
可 (1536 ビッ
*
Client v1.2.2.1 (*)
ト)
Belgian eID
不可
可
生成される
可
可
可
Run-time v2.5.9 (*)
(R/O
トークン)
Datakey CIP 4.07 (*)
生成される
n/a
可
Estonian eID (*)
不可
不可 (*)
生成されない
可
可
可
(R/O
(*)
トークン)
Eutron
可
可
生成される
n/a
可
可
CryptoIdentity
Cryptokit 3.7.1
GemSafe Libraries
可 (*)
不可
生成される
可 (*)
可 (*)
n/a
4.2.0 SP3 (*)
Rainbow iKey 2032
SDK v4.7.0
Rainbow CryptoSwift
可
可
n/a
n/a
可
可
eCommerce Server
Accelerator PCI
CS400 model 2.2.6a
(*)
Secude v5.6 (*)
不可
可
生成される
可
可
可
スマートカードパッケージの注意点
z
Lotus Notes/Domino 7.0 で導入された「スマートカード上のキーによる ID ロック」技法は、PKCS#11 仕
様に準拠して、CKM_RSA_PKCS 用 C_Sign (入力の長さ k-11 バイトまで) をサポートするすべてのトーク
ンで使用されます。入力の長さの範囲を完全にはサポートしないトークン用に、スマートカード上のプライ
ベート RSA キーを使って ID ファイルをロックする新しい技法が 7.0.2 で追加されました。これらのトーク
ンは上の表の該当する欄に (7.0.2+) と示されています。このような新しい技法を使ってロックされた ID
ファイルは、Lotus Notes/Domino 7.0.2 より前のバージョンでは使用できません。使用を試みた場合、
「サポートされない ID ファイルのバージョン」というエラーが発生します。
z
Belgian eID は、ランタイムバージョン 2.5.9 でテストされました。このバージョンでは v2.3.13 固有の問題
がほとんど解決されているため、最新バージョンの Belgian eID ランタイムソフトウェアにアップグレード
することをお勧めします。ユーザーには PKCS#11 ライブラリと Notes の両方から重複して PIN のプロン
プトが表示されることになりますが、Belgian eID 構成ファイル beidbase.conf に「allow_sso = false」を設
定すると、重複したプロンプトは解消されます。ただし、この変数を設定して、トークンをリーダーに入れ
たままリブートすると、初めてスマートカードを使用するときに PKCS#11 ライブラリがハングかる場合が
あります。スマートカード上のキーを使って ID ファイルをロックした場合には、この問題は発生しないよう
です。
z
DataKey CIP 4.07 ソフトウェアは複数の PKCS#11 ライブラリをインストールします。dkck201.dll は
PKCS#11 v2.01 を使用し、Notes のテストでは正常に動作しました。dkck232.dll は PKCS#11 v2.00 を使
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用しますが、Notes では動作しません。
z
Estonian eID は、id-card-installer-0.7.exe (2/14/2006) の PKCS#11 ライブラリを使ってテストされまし
た。このバージョンのライブラリを使用すると、プリロードされた証明書を ID ファイルにインポートして
S/MIME 署名に使用できましたが、スマートカードログインは機能しませんでした。今後のバージョンの
スマートカードドライバでは、「スマートカード上のキーによる ID ロック」アクションの成功を妨害している
トークンの問題が修正される可能性があります。
z
GemSafe Libraries 4.2 SP3 は Lotus Notes/Domino 7.0.2 でクラッシュする可能性があります。このパッ
ケージをご使用の場合、SPR #DKEN6SKRM6 のサポートからホットフィックスを入手する必要がありま
す。さらに、このホットフィックスに関連して notes.ini で PKCS11_TOKEN_BUGS=128 を設定することをお
勧めします。このトークンはスロットイベントの報告に失敗する場合があるため、ID ファイルがスマート
カードによって保護されない場合にその同じスマートカード上のキーを使用する際には、PIN プロンプト
を強制するために、F5 キーを押して Lotus Notes からログアウトする必要があるかもしれません。
z
Rainbow CryptoSwift eCommerce Server Accelerator は、RSA 暗号操作がハードウェアで実行されて
いることの報告に失敗します。このデバイスで暗号操作 (X.509 証明書のインポートおよび RSA キーの
エクスポートも含む) を実行することが困難な場合は、NOTES.INI ファイル で
「PKCS11_NO_HWCHECK=1」または「PKCS11_TOKEN_BUGS=2」を設定することにより、Lotus
Notes/Domino でのこの問題を回避できます。
z
Secude トークンは大きなパワーを必要とするため、多数のスマートカードリーダーを使って暗号操作を
実行することはできません。このパッケージを導入する前に、トークンリーダーが Secude でサポートされ
ていることを確認してください。これらのスマートカード上のキーを使用した S/MIME メッセージ署名で問
題が発生する場合は、NOTES.INI ファイルで PKCS11_TOKEN_BUGS=1 を設定すれば、この問題が
Lotus Notes で回避されるかもしれません。Secude ソフトウェアをアップグレードすればこの問題が解決
される可能性があります。
注意と警告
z
「プリロードされたキーと X.509 証明書の使用」欄の「n/a」は、スマートカードパッケージの非互換性を必
ずしも示すわけではありません。単に、テストに使用できるプリロードされたサンプルトークンが存在しな
いという意味です。
z
現在のバージョンの Entrust CA は、証明書およびキーに関する非準拠 PKCS#11 属性を生成します。
このようなキーと証明書のサポートには制限があります。詳しくは、このリリースノートの「Smartcard から
Entrust の証明書をインポートする上での問題」を参照してください。
z
読み取り専用トークン (多くの国の ID 「eID」カードや Common Access Card など) は、Lotus
Notes/Domino 7 で導入された「スマートカード上のキーによる ID ロック」アクションで ID ファイルをロッ
クするためにのみ使用できます。Lotus Notes/Domino 6 で導入された「Smartcard ログインを有効にす
る」アクションにはトークンへの書き込みアクセスが必要です。
z
「スマートカード上のキーによる ID ロック」アクションでは、Notes ID ファイルのアンロックに必要なキー
用のすべてのスロットが検索されます。したがって、トークンが損失または破損した場合には、同じキー
ID (CKA_ID) 属性を持つ正確に同じ証明書とキーが新しいトークンに含まれる限り、新しいトークンを古
い ID ファイルで使用できます。ただし、[Smartcard ログインを有効にする] オプションを使って ID ファイ
ルをスマートカード対応にした場合は、トークンが損失または破損していれば、ID を従来のパスワードに
戻すために ID ファイル復旧機能を使用する必要があります。
z
スマートカードで保護された ID ファイルを従来のパスワードに復旧する唯一の方法は、ID ファイル復旧
機能です。ID ファイルをスマートカード対応にする前に、ID ファイルで ID ファイル復旧機能を設定してお
く必要があります。スマートカードで保護されている ID ファイルを復旧すると、キーがスマートカードに格
納された後で復旧情報が変更されない限り、パスワードを使用する元の ID ファイルに戻り、 スマート
カードに格納されたすべてのキーが復元されます。
z
ID ファイルをスマートカード対応にする前に、ユーザー文書でパスワードの有効期限を無効にする必要
があります。
z
パスワードチェックでは、複数のコンピュータまたはプラットフォームを使用する場合でも、特定の ID ファ
イルごとに 1 枚のスマートカードのみが使用可能になります。このシナリオでは、ID ファイルの 1 つのコ
ピーだけをスマートカード対応にして、関連する他のすべてのコンピュータにこのバージョンの ID ファイ
ルをコピーする必要があります。その ID ファイルのすべてのコピーに対し、この 1 枚のスマートカードが
必要です。
z
サーバーのセットアップは、スマートカードで保護されているサーバー ID では機能しません。スマート
カードで保護されている ID をサーバーとともに使用するには、まず、パスワードで保護されているバー
ジョンの ID ファイルを使用して、サーバーのセットアップを終了させます。次に、PKCS #11 ライブラリへ
のパスをサーバーの NOTES.INI に追加します (PKCS11_Library=<path to library>)。最後に、クライアン
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トでサーバー ID をスマートカード対応にするか、SECManipulateSC C-API を使用します。
z
Notes パスワードと Windows パスワードを同期するシングルログオンは、スマートカードで保護されてい
る ID ファイルでは使用できません。シングルログオンを無効にしてから Notes を再起動し、ID ファイル
をスマートカード対応にする必要があります。
z
Notes では、バージョン 2.01 の PKCS #11 API を使用して、スマートカードおよび他の PKCS#11 デバイ
スと通信します。バージョン 2.0 のみを実装している PKCS #11 ライブラリでは、カードをリーダーから取
り出したときに、「F5」スタイルのログアウトが実行されません。更新されたライブラリは、スマートカードベ
ンダーから入手できます。
PKCS #11 ライブラリのインストールパスの例
z
z
z
z
z
z
z
z
z
z
z
c:\WINNT\system32\acpkcs211.dll (ActivClient 5.4)
c:\WINNT\system32\asignp11.dll (A-Trust v1.2.2.1)
c:\WINNT\system32\Belgium Identity Card PKCS11.dll (Belgian eID)
c:\WINNT\system32\dkck201.dll (Datakey CIP 4.07)
c:\WINNT\system32\opensc-pkcs11.dll (Estonian eID)
c:\WINNT\system32\sadaptor.dll (Eutron CryptoIdentity CryptoKit 3.7.1)
c:\Program Files\Gemplus\GemSafe Libraries\BIN\gclib.dll (GemSafe Libraries 4.x)
c:\Program Files\IBM ThinkVantage\Client Security Solution\csspkcs 11.dll (IBM Client Security
Software v6.01)
c:\WINNT\system32\dkck201.dll (Rainbow iKey 2032)
c:\WINNT\system32\Cryptoki22.dll (Rainbow CryptoSwift eCommerce Sever Accelerator)
c:\Program Files\Common Files\SECUDE\itsecp11.dll (Secude v5.6)
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Notes/Domino 7.0.2 のプラットフォームとシステム要件
Lotus Notes/Domino 7.0.2 リリースに適合するプラットフォームとオペレーティングシステムは下表のとおりです。
これは他のリリースの Lotus Notes/Domino には適合しないこともあります。
Domino Web Access のシステム要件については、このリリース情報の「Domino Web Access のシステム要件」を
参照してください。
Web メールおよび Domino Web サーバー管理クライアントを含め、サポートされている Web ブラウザについて
は、このリリース情報の「サポートされている Web ブラウザ」を参照してください。
2 番目以降の表中では、オペレーティングシステムのパッチ、サービスパック、およびその他の更新については
指定していません。オペレーティングシステムのベンダーによるリリース更新は頻繁に行われているので注意し
てください。最新の更新情報について詳しくは、オンラインの Lotus ナレッジベース (
http://www-3.ibm.com/software/lotus/support/) を参照するか、お近くの Lotus 製品サポートの担当者にお問
い合わせください。
Lotus Notes Client
Microsoft Windows 2000
プラットフォーム
サポートされているオペレーティング Microsoft Windows 2000
システムのバージョン
Professional
(サービスパックの情報についてはリリース情
報「Windows サービスパックの要件」を参照 )
Microsoft Windows XP
Microsoft Windows XP Professional;
Microsoft Windows XP Tablet PC
Edition 2005 (Digital Ink Input は
Notes Client ではサポートされませ
ん)
(サービスパックの情報についてはリリース情
報「Windows サービスパックの要件」を参照 )
サポートされているプロセッサ
Intel Pentium
Intel Pentium
RAM
最小 128 MB
最小 128 MB
ディスク容量
256 MB 以上を推奨
275 MB 必要
256 MB 以上を推奨
275 MB 必要
カラーモニターが必要
カラーモニターが必要
あり
あり
(3)
あり
なし
なし
あり
あり
なし
あり、なし (64 ビット)
(3)
あり、なし (64 ビット)
なし
なし
あり
あり
(デフォルトファイルをインストールするた
めに最低限必要なディスク容量。データ
ベースの複製やコピーをローカルで行う
にはさらに必要)
サポートされているモニター
サポートされているプロトコル
(1)
NetBIOS over NetBEUI
(2)
NetBIOS over IP
NetBIOS over IPX
SPX
SPX II
TCP/IP
X.PC
Citrix サポート情報
Notes Client は、ICA クライアントを使用することにより、Windows 2003 Server 上の Citrix Presentation Server
4.0 でサポートされています。追加情報については、このリリース情報のこの章の「Citrix のサポート情報」を参照
してください。
Domino Administrator 、Domino Designer
Microsoft Windows 2000
プラットフォーム
サポートされているオペレーティング Microsoft Windows 2000
システムのバージョン
Professional
Microsoft Windows XP
Microsoft Windows XP Professional;
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(サービスパックの情報についてはリリース情
(サービスパックの情報についてはリリース情 報「Windows サービスパックの要件」を参照 )
報「Windows サービスパックの要件」を参照 )
サポートされているプロセッサ
Intel Pentium
Intel Pentium
RAM
最小 128 MB minimum
最小 128 MB
ディスク容量
256 MB 以上を推奨
275 MB 必要
256 MB 以上を推奨
275 MB 必要
カラーモニターが必要
カラーモニターが必要
あり
あり
(3)
あり
なし
なし
あり
あり
なし
あり、なし (64 ビット)
(3)
あり、なし (64 ビット)
なし
なし
あり
あり
(デフォルトファイルをインストールするた
めに最低限必要なディスク容量。データ
ベースの複製やコピーをローカルで行う
にはさらに必要)
サポートされているモニター
サポートされているプロトコル
(1)
NetBIOS over NetBEUI
(2)
NetBIOS over IP
NetBIOS over IPX
SPX
SPX II
TCP/IP
X.PC
脚注
1
2
3
Microsoft NetBEUI のみサポート。Windows XP から Microsoft は NetBEUI のサポートを終了しています。
Microsoft TCP/IP のみサポート。
Novell NetBIOS と Microsoft NetBIOS over IPX の両方をサポート。
Lotus Domino Server
(4)
-表1
(5)
プラットフォーム
Microsoft Windows 2000
サポートされているオペレーティング Microsoft Windows 2000 Server;
システムのバージョン
Microsoft Windows 2000 Advanced
Server
(サービスパックの情報についてはリリース情
報「Windows サービスパックの要件」を参照 )
(5)
Microsoft Windows 2003
Microsoft Windows 2003 Server
Standard Edition;
Microsoft Windows 2003 Server
Enterprise Edition;
Microsoft Windows 2003 Server x64
Edition
(サービスパックの情報についてはリリース情
報「Windows サービスパックの要件」を参照 )
サポートされているプロセッサ
RAM
ディスク容量
ディスクスワップ容量
Intel Pentium 以上または互換性の
あるもの
CPU ごとに
最小 256 MB
512 MB 以上を推奨
パーティションごとに最小 1.5 GB
Intel Pentium 以上または互換性の
あるもの
CPU ごとに
最小 512 MB
512 MB 以上を推奨
パーティションごとに最小 1.5 GB
サポートされているモニター
インストールされている物理 RAM の インストールされている物理 RAM の
2倍
2倍
カラーモニターが必要
カラーモニターが必要
サポートされているプロトコル
(1)
NetBIOS over NetBEUI
(2)
NetBIOS over IP
NetBIOS over IPX
SPX
SPX II
あり
あり
あり
なし
なし
なし
あり、なし (64 ビット)
あり、なし (64 ビット)
なし
なし
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
TCP/IP
TCP/IP IPV6
X.PC
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
あり
なし
あり
あり
あり
あり
Lotus Domino Server - 表 2
プラットフォーム
サポートされているオペ
レーティングシステムの
バージョン
(6)
(6)
Linux
IBM AIX
Sun Solaris
IBM AIX 5.2 (64ビットカー Novell SuSE Linux
Sun Solaris 9 (64ビットカー
ネル)
Enterprise Server (SLES) 8 ネル)
IBM AIX 5.3 (64ビットカー Novell SuSE Linux
Sun Solaris 10 (64ビットカー
ネル)
Enterprise Server (SLES) 9 ネル)
Novell SuSE Linux
(サービスパックの情報について Enterprise Server (SLES) (サービスパックの情報については
リリース情報「Solaris のパッチ要
はリリース情報「AIX のパッチ要 10 (32 および 64 ビット)
件」を参照)
件」を参照)
Red Hat Enterprise Linux
(RHEL) 4 (32 および 64
ビット)
(サービスパックの情報について
はリリース情報「Linux のパッチ要
件」を参照)
サポートされているプロセッ PowerPC
サ
サポートされているモニ
ター
Intel Pentium 以上または UltraSPARC またはこれより
(7)
互換性のあるもの
も新しいもの
(x86 は含まない)
CPU ごとに
CPU ごとに
CPU ごとに
最小 512 MB
最小 512 MB
最小 512 MB
512 MB 以上を推奨
512 MB 以上を推奨
512 MB 以上を推奨
最小 1.5 GB
最小 1.5 GB
最小 1.5 GB
1.5 GB 以上を推奨
1.5 GB 以上を推奨
1.5 GB 以上を推奨
物理メモリと同量が必要 インストールされている物 インストールされている物理
RAM の 3 倍 を推奨
インストールされている物 理 RAM の 2 倍 を推奨
理 RAM の 2 倍 を推奨
任意の標準モニター(ロー 任意の標準モニター(ロー 任意の標準モニター(ローカ
カルまたはリモート)
カルまたはリモート)
ルまたはリモート)
サポートされているプロトコ
ル
(1)
NetBIOS over NetBEUI
(2)
NetBIOS over IP
NetBIOS over IPX
(3)
SPX
SPX II
TCP/IP
TCP/IP IPV6
X.PC
なし
なし
なし
なし
なし
あり
あり
あり
RAM
ディスク容量
ディスクスワップ容量
なし
なし
なし
なし
なし
あり
あり
あり
なし
なし
なし
なし
なし
あり
あり
あり
Domino Server - 表 3
プラットフォーム
サポートされているオペ
レーティングシステムの
バージョン
Domino for IBM i 5/OS
IBM i5/OS V5R3 および
V5R4
IBM z/OS
IBM z/OS Version 1,
Release 5 以上
- または (追加情報についてはリリース情報 IBM z/OSe Version 1,
「i5/OS (iSeries) ソフトウェアの要 Release 5 以上
件」を参照)
Linux on zSeries
Novell SuSE Linux
Enterprise Server (SLES) 8
on zSeries (31-bit);
Novell SuSE Linux
Enterprise Server (SLES) 9
on zSeries (64-bit);
Novell SuSE Linux
Enterprise Server (SLES)
10 on zSeries (64-bit):
Red Hat Enterprise Linux
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
(RHEL) 4 on zSeries
(64-bit)
(サービスパックの情報については
リリース情報「Linux パッチ要件」を
参照)
サポートされているプロセッ IBM iSeries server based z/OS のリリースレベルをサ Linux on zSeries のリリース
サ
on PowerPC (RISC) テクノ ポートする任意のプロセッ レベルをサポートする任意
ロジー
サ
のプロセッサ
RAM
ディスク容量
ディスクスワップ容量
eServer i5 model 520 以上
最小 288 MB
最小 1 GB
512 MB 以上を推奨
2 GB 以上を推奨
最小 1.6 GB
最小で 3390-3 が 3 ボ
リューム
2 GB 以上を推奨
N/A
N/A
最小 1 GB
2 GB 以上を推奨
最小 2.5 GB
2.5 GB 以上を推奨
N/A
サポートされているモニター 任意の標準モニター(ローカ 任意の標準モニター(ローカ 任意の標準モニター(ローカ
ルまたはリモート)
ルまたはリモート)
ルまたはリモート)
サポートされているプロトコ
ル
(1)
なし
なし
なし
NetBIOS over NetBEUI
(2)
なし
なし
なし
NetBIOS over IP
NetBIOS over IPX
なし
なし
なし
(3)
なし
なし
なし
SPX
SPX II
なし
なし
なし
TCP/IP
あり
あり
あり
TCP/IP IPV6
なし
あり
あり
X.PC
なし
なし
なし
脚注
1
Microsoft NetBEUI のみサポート。Windows XP から Microsoft は NetBEUI のサポートを終了しています。
Microsoft TCP/IP のみサポート。
3
Domino クラスタとパーティションサーバーの構成では、IPX/SPX プロトコルをサポートしません。現時点において Lotus は、
これらの機能の今後のリリースに対して IPX/SPX ネットワークのサポートを提供する予定はありません。
4
DB2 を Domino Datastoreとして実行する場合は、DB2 のインストール要件を追加する必要があります。DB2 8.2 はサポート
されています。追加のインストール要件については、Lotus Domino Administrator ヘルプの「Lotus Domino 7 および DB2 の
設定と使用」を参照してください。
5
Lotus Domino 6.x 以降のリリースは、Windows Server クラスタリング技術を使用して実行される場合は完全にサポートされ
ますが、Windows Server クラスタリング技術は、オペレーティングシステムとハードウェアに不備がある場合にのみ使用される
必要があります。Lotus Domino 6 以降の新機能を使用すると Lotus Domino の迅速かつ効率的な復旧を行うことができるの
で、Windows Server クラスタリング技術の代わりにこれを使用して、Lotus Domino アプリケーションを利用可能にする必要が
あります。Lotus TechNote 1165986 を参照し、Domino NSD と Fault Recovery 機能が Windows Server クラスタリング技術と
どのように相互に作用するかについて参照してください。
6
OS が 32 ビットでも、システムに 64 ビットカーネルをインストールし、使用する必要があります。これらのプラットフォームで
32 ビットカーネルの使用はすでにサポートされていません。64 ビットカーネルの有効化/使用方法の詳細については、OS ベ
ンダーのマニュアルを参照してください。(Solaris では、サポートされているハードウェア上で 64 ビットカーネルがデフォルトで
使用されます。ただし、AIX はこの限りではありません。)
7
UltraSPARC の後継機種となる SPARC (RISC チップ)。
2
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
64 ビットオペレーティングシステムでの Lotus Domino のサポート
「Notes/Domino 7.0.2 のプラットフォームとシステム要件」リリース情報に記されているように、Lotus Domino は
64 ビットオペレーティングシステムで 32 ビットアプリケーションとして実行されます。64 ビットオペレーティングシ
ステムで Lotus Domino を使用すると、追加のアドレス可能メモリスペースにアクセスできます。
64 ビットオペレーティングシステムでの Lotus Domino についての詳細は、次の技術情報を参照してください。
http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21233872
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
i5/OS (iSeries) ソフトウェアの要件
オペレーティングシステムソフトウェア
Lotus Domino 7 には、次の iSeries ソフトウェアが必要です。
z
IBM i5/OS V5R3 または V5R4
z
OS/400 - Host servers, 5722SS1 (option 12)
z
TCP/IP Connectivity Utilities for iSeries, 5722TC1
z
IBM Developer Kit for Java, 5722JV1 および 1.4 JDK option for 5722JV1 (option 6)
z
OS/400 - QShell Interpreter, 5722SS1 (option 30)
最新の PTF レベルがシステムに適用されていることを確認してください。使用しているリリースで利用可能な最
新のグループおよび個別の累積 PTF については、Preventive Service Planning (PSP) Web サイト (
http://www-912.ibm.com/s_dir/sline003.nsf/sline003home) を参照してください。
iSeries サーバー管理用のグラフィカルユーザーインターフェースである iSeries Navigator を使用して Domino 環
境を管理する場合は、次の追加ソフトウェアをインストールする必要があります。
IBM iSeries Access Base, 5722XW1
IBM iSeries Access for Windows, 5722XE1
利用可能な最新の iSeries Navigator サービスパック (
http://www.ibm.com/servers/eserver/iseries/access/casp.html)
z
z
z
Java サーバーコントローラ [STRDOMSVR SERVER(server-name) JSC(*YES)] を使用する場合は、次の追加ソ
フトウェアをインストールする必要があります。
Crypto Access Provider 128-bit , 5722AC3 (V5R3)
z
Lotus Domino ソフトウェア
z
Lotus Domino 7 for i5/OS (5733LD7) およびオプション
z
5733LD7 *BASE - これは Domino 7 の基本オプションです。このオプションは必須です。
z
5733LD7 option 1 - このオプションには C API 関連ファイルが含まれています。C API のインストー
ルは省略可能です。C API インターフェースを使用するアプリケーションを実行する場合は、このソフト
ウェアをインストールする必要があります。
メモ: C API オプションは、マルチバージョンには対応していません。
z
7.0.x リリースのオプションの番号を以下の表に示します。Domino 7 の複数のオプションをインストー
ル可能です。複数バージョンの Domino のインストールの詳細については、『Domino 7 for i5/OS イン
ストールガイド』(i400help.pdf) を参照してください。
オプション
10
11
12
リリース
7.0
7.0.1
7.0.2
*BASE オプションとオプション 1~10 をインストールすると、DSPSFWRSC パネルに次のように表示されます。
5733LD7
5733LD7
5733LD7
5733LD7
5733LD7
*BASE
*BASE
1
10
10
5050
2924
5050
5050
2924
Lotus
Lotus
Lotus
Lotus
Lotus
Domino
Domino
Domino
Domino
Domino
7 (5724E62)
7 (5724E62)
7: C API
7: Release 7.0.0
7: Release 7.0.0
Resource ID "5733LD7" は i5/OS インストール済みライセンスプログラム (LICPGM) の値で、説明の後の
"(5724E62)" というテキストは IBM Lotus Passport Advantage 製品 ID です。どちらの値も Lotus Domino 7 製
品を参照するために使用されることがありますが、5733LD7 LICPGM は i5/OS 専用の値です。
推奨される各 V5R3 PTF
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
5722SS1 SI16689 - OSP-INCORROUT C RUNTIME SETLOCALE CHANGE
z
状況によっては、setlocale() ルーチンへの呼び出しが、正しいロケール文字列の代わりに空の文字列を
返します。setlocale() によってロケールは正しく設定されますが、文字列の結果は正しい値ではなく、空
の文字列になります。
5722999 MF34557 - LIC-COMM JSSE は、5722AC3 がインストールされているときは検出されません。
z
この PTF は、コントローラが唯一の SSL アプリケーションで、それ以外の SSL サーバー/アプリケーショ
ンがそれまでに開始されていないときに発生することがある Java コントローラ/コンソール接続エラーを
解決します。
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
i5/OS: iSeries Navigator の Domino プラグインのサポート情報
Windows または Web インターフェースのいずれかを使用して iSeries Navigator から Domino を管理できるよう
にするために新しい GUI テクノロジーが使用されていますが、これは iSeries Navigator V5R2 またはそれ以前の
リリースではサポートされていません。したがって、Domino 7.0.1 プラグインは、iSeries Navigator for Windows の
以下のリリースでのみサポートされます。すなわち、V5R3 (最新のサービスパック使用)、V5R4、およびそれ以降
のリリースです。
iSeries Navigator V5R2 で Lotus Domino 7.0.1 プラグインをインストールすると、インストール完了まで実行可能
ですが、Lotus Domino Server のリストやサーバーのオプションは表示されません。
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Domino Web Access のシステム要件
クライアントハードウェアの要件
z
より良いパフォーマンスを得るために推奨 -Windows -- Pentium IV 1 GHz、メモリ 512 MB
Linux -- Pentium IV 1 GHz、メモリ 512 MB
Macintosh -- G4 1.25 GHz、メモリ 512 MB
z
最小限の要件 -Windows -- Pentium III 400 MHz、メモリ 128 MB
Linux -- Pentium III 500 MHz、メモリ 192 MB
Macintosh -- G4 1 GHz、メモリ 256 MB
クライアントのオペレーティングシステム
z
Windows 2000 Professional
z
Windows XP
z
Macintosh OS 10.4.x -- メモ: Domino オフラインサービス (DOLS)、ローカルアーカイブ、および Lotus
Sametime の在席確認はサポートされません
z
Novell SuSE Linux Desktop (SLD) 8
z
Novell Linux Desktop (NLD) 9
z
Novell Red Hat Enterprise Linux Desktop (RHELD) 4 - メモ: Domino オフラインサービス (DOLS) およ
びローカルアーカイブはサポートされません
サポートされるブラウザ
Lotus Domino Web Access は、所定のオペレーティングシステムで実行される下記のブラウザをサポートしま
す。サポートされないブラウザを使って Lotus Domino Web Access にアクセスしようとすると、未サポートのブラ
ウザであることを示す通知が表示されます。Netscape 4.x を使用しているときに、Lotus Domino Web Access の
未サポートブラウザのページが表示されると、ハングまたはクラッシュすることがあります。 Netscape 4.x を使用
中にこの問題が発生した場合は、「&ui=webmail」スイッチを介して WebMail UI を直接使用し、メールファイルを開
く必要があります (Lotus Domino Web Access ヘルプの「Web メールへの切り替え」を参照してください)。
z
z
z
Windows Internet Explorer 6.0
z
Windows 2000 Professional
z
Windows XP
Mozilla 1.7.x (Linux クライアントのみ)
z
Novell SuSE Linux Desktop (SLD) 8
z
Novell Linux Desktop (NLD) 9
z
Novell Red Hat Enterprise Linux Desktop (RHELD) 4 - メモ: Domino オフラインサービス (DOLS)
およびローカルアーカイブはサポートされません
Mozilla Firefox 1.0.x および 1.5.0.2 以降 (DWA7 メールテンプレートでのみサポートされます。 iNotes6
テンプレートではサポートされません )
z
z
z
z
z
z
Windows 2000 Professional -- メモ: Lotus Sametime の在席確認はサポートされません
Windows XP -- メモ: Lotus Sametime の在席確認はサポートされません
Macintosh OS 10.4.x -- メモ: Domino オフラインサービス (DOLS)、ローカルアーカイブ、および
Lotus Sametime の在席確認はサポートされません
Novell Red Hat Enterprise Linux Desktop (RHELD) 4
Novell SuSE Linux Desktop (SLD) 8
Novell Linux Desktop (NLD) 9
メモ: JavaScript またはセッション cookie が無効の場合は、Domino Web Access は機能しません。
サーバーの要件
サーバーのオペレーティングシステムと要件に関する詳細なリストについては、このリリース情報の「Lotus
Notes/Domino 7.0.2 のプラットフォームとシステム要件 」を参照してください。
認証済みプロキシサーバー
z
SunOne Portal Server 6.2
z
IBM WebSphere Edge Server 2.0.2 efix 49
z
Tivoli Access Manager 5.1
Adobe Acrobat
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カレンダーを印刷するには、Adobe Acrobat Reader バージョン 4.0 以上が必要です。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Domino Access for Microsoft Outlook の要件
Microsoft Outlook 2000、2002 (XP)、および 2003 ユーザーは、IBM Lotus Domino Access for Microsoft Outlook
を使用することにより、Lotus Domino 7.0 が実行されている IBM Lotus Domino Server に接続できます。前の
ベータバージョンからアップグレードする場合は、インストールの前に「アップグレードの説明」を参照してくださ
い。
システムと Outlook の要件
z
Windows OS (Window 2000 Professional または Windows XP Professional)
z
Microsoft Outlook 2000 または Outlook XP SP3、および Outlook 2003 SP1
z
Domino Server 6.5.1 以上
z
Mail7.NTF、Mail7ex.NTF、または DWA7.NTF テンプレートで作成されたメールデータベース
クライアントシステムのメモリ
z
Windows 2000 Professional Edition および Windows XP Professional Edition Service Pack 3: 128 MB
RAM が必要、256 MB 以上を推奨
クライアントのディスクスペース
z
Windows OS: 275 MB のディスクスペース
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
DOLS のプラットフォームとシステム要件
DOLS は、Notes/Domino 6 の Win32 クライアント、Win32 サーバー、AIX サーバー、Solaris サーバー、Linux
サーバーでサポートされます。
クライアントシステム要件:
z
CPU: Intel Pentium
z
RAM: 128MB 以上 (256MB を推奨)
z
空きディスク容量: 基本操作用に 500MB を推奨
z
購読の場合は、それぞれの購読のサイズに応じた追加の空きディスク容量が必要
ブラウザ要件:
z
Internet Explorer 6.0 以上
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
DECS - サポートされているデータドライバのリスト
DECS でサポートされている Lotus Connector データドライバのバージョンを、下記にリストします。
メモ: DataDirect ODBC ドライバは ODBC の Lotus Connector と一緒に使えます。これには、Data Direct
Sybase、Oracle、Informix、DB2、および SQL Server ODBC ワイヤプロトコルが含まれます。LEI および DECS
は、付属の Lotus ブランドの DataDirect ODBC ドライバをサポートしています。LEI では、Lotus ブランドの
DataDirect ODBC Wire Protocol Drivers Release 5.0 の使用が推奨されています。
Windows 2000 Server と Advanced Server 、Windows 2003 Server と Server Enterprise Edition
Oracle 9i と 10g
DB2 v8.1、DB2 v8.2、および DB2/400
Sybase 12.5 と 12.5.1
MS SQL Server 2000 と 2005
Data Direct ODBC 5.0
AIX 5.2 と 5.3
Oracle 9i と 10g
DB2 v8.1、DB2 v8.2、および DB2/400
Sybase 12.5 と 12.5.1
Data Direct ODBC 5.0
Solaris 9.0、10
Oracle 9i と 10g
DB2 v8.1、DB2 v8.2、および DB2/400
Sybase 12.5 と 12.5.1
Data Direct ODBC 5.0
RedHat Enterprise Linux (RHEL) 4.0、Novell SuSE Linux Enterprise Server (SLES) 8 と 9
Oracle 9i と 10g
DB2 v8.1、DB2 v8.2、および DB2/400
Data Direct ODBC 5.0
i5/OS V5R3 と V5R4
DB2/400
Data Direct ODBC 5.0
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Citrix のサポート情報
1
Lotus Notes Client は、ICA クライアントを使用することにより、Windows 2003 サーバー上の Citrix Presentation
Server 4.0 でサポートされます。
1
Citrix ICA は Citrix® Independent Computing Architecture を表します。これは「薄い」プロトコルで、これにより
Citrix では、画面更新およびユーザー入力処理をアプリケーションの他のロジックから分離することが可能です。
Citrix ICA クライアント使用時には、すべてのアプリケーション論理はサーバー上で実行され、画面更新、マウス
の動作、およびキー・ストロークのみが Citrix ICA セッションを介して伝送されます。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
AIX パッチ要件
Lotus Domino 7 では、次の AIX パッチレベルが必要です。
AIX 5.2
ML2 が必要
Oct 2003 Visual Age C/C++ RTE Patch 以上
bos.perf.proctools 5.2.0.31
nsd.sh が dbx の代わりに procstack を使用するには (スピードの目的)、このパッチ (APAR IY55355) をインス
トールする必要があります。これは AIX 5.2 の ML4 および AIX 5.3 のベースコードに含まれています。
AIX 5.3
PTF IY58143
PTF IY58691 *
* システムに NIS がインストールされていて、この APAR のインストール後に NIS がこのレベル (以降) でない場
合は、bos.net.nis.client をバージョン 5.3.0.10 にアップグレードする必要があります。
オプションのパッチ
"_DoThrow" で Lotus Domino 障害が発生する場合は、次のリンク先にアクセスし、
APAR IY34980 - http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?uid=isg1IY34980
パッチをシステムに適用する必要があります。これは、AIX 5.x の C++ ランタイムに関する問題に対処します。こ
の APAR は、このタイプの障害が発生する場合にのみ適用してください。それ以外の場合は、適用する必要は
ありません。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
AIX - IOCP が必要
Lotus Domino 7では、AIX システムに IOCP をインストールし、有効にする必要があります。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
AIX - Java には X11 ライブラリが必要
Java を実行するには、最小限の AIX インストールの場合でも、次のパッケージをインストールする必要がありま
す。
X11.base.lib
X11.base.rte
また、これらのパッケージの前提となるソフトウエアのインストールも必要です。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
AIX - 日本語、韓国語、中国語 (簡体字)、中国語 (繁体字)の場合 Java ではロケールに
X11.fnt.ucs.ttf が必要
AIX 上で、Java によって日本語、韓国語、中国語 (簡体字)、中国語 (繁体字)を Unicode 形式で正しく表示する
には、AIX のインストール CD から X11.fnt.ucs.ttf をインストールする必要があります。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
AIX - bos.adt.debug のインストール
AIX の一部のバージョンでは、bos.adt.debug がデフォルトでインストールされないことがあります。このパッケージ
がシステムにインストールされていない場合、nsd プログラムを稼動させるためには、このパッケージを手動でイ
ンストールする必要があります。このパッケージ (bos.adt.debug) に含まれている dbx プログラムは、nsd が実行
中のプロセスへの割り当てを行ったり、Domino に発生している問題のデバッグに必要なスタックを提供するのに
利用します。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Linux パッチ要件
Lotus Domino 7 には、次の Linux パッチレベルが必要です。
SLES 8
Service Pack 3、カーネルバージョン 2.4.21-107 (以上) が必要。
pstack-1.1.7.IBM-1 - ftp.suse.com からダウンロードします。ロケーションは /pub/projects/pstack/ で、アーキテ
クチャは (sles8-i386、sles8-s390)。
SLES 9 (32 ビット)
Service Pack 1 (以上) が必要。
(nsd でスタックの問題が発生する場合、x86 では gdb 6.3 が必要になることもあります)
SLES 9 (64 ビット)
Service Pack 3 (以上) が必要。
gdb パッチ #11023 が必要。
http://support.novell.com/techcenter/psdb/0d6d6938265b52989db3a271f0872fc8.html
RHEL 4 (32 ビット)
Update 1 (以上) が必要。
RHEL 4 Update 1 を使用する場合、gdb-6.3.0.0-0.31 の問題に対処するために「up2date gdb」を実行しなければ
ならないことがあります。
RHEL 4 (64 ビット)
Update 3 (以上) が必要。
ユーザーが Update 3 から gdb をダウンロードしてインストールした場合には、RHEL 4 Update 2 もサポートされ
ます。
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Solaris のパッチ要件
Lotus Domino 7 には、次の Solaris パッチレベルが必要です。
Solaris 9
Solaris Cluster patch for 11/14/2003 以上
適用可能なものは、patches 111703-03、111711-06、111712-06、111722-04、112758-01、112760-04、
112762-04、112763-05、113817-03、113820-01、113823-03、114801-02 (または、上位 OS の同じパッチタイプ)
です。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Windows サービスパックの要件
Lotus Notes/Domino 7 は、以下に示す Service Pack を適用した Windows プラットフォームでサポートされてい
ます。オペレーティングシステムの個々のパッチおよび Service Pack は認証されていませんが、IBM/Lotus は、
テスト後に新しいサービスパックが正式に利用可能になり、これらのより新しい更新によって多くの問題が解決さ
れる可能性を認識しています。これらの新しいサービスパックは、利用可能になった時点で適用することができま
す。
Microsoft Corporation から次のパッチを入手してインストールできます。これらのパッチは、Microsoft の次の
Web サイトからダウンロードすることもできます。
http://www.microsoft.com/downloads
Notes Client、Domino Designer Client 、Domino Administrator
z
Windows 2000 Professional: Service Pack 4
z
Windows XP Professional: Service Pack 1
Domino Server
z
Windows 2000 Server; Windows 2000 Advanced Server: Service Pack 4
UnmapViewofFile パフォーマンスの問題を解決するために、Windows 2003 Service Pack 1および Windows XP
Service Pack 2 を強く推奨します (必須ではありません)。
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サポートされている Web ブラウザ
次の表は、サポートされている Web ブラウザをアプリケーションごとに示したものです。
アプリケーション
1
Notes Client
サポートされているブラウザ
z Internet Explorer 6.0 (Windows XP Professional および Windows 2000
Professional)
z
z
Web メールおよび Web に対応
したテンプレート
z
z
z
z
z
z
z
z
Domino Web サーバー管理クラ
イアント
Internet Explorer 6.0 ( Windows XP Professional および Windows 2000
Professional )
Mozilla 1.7.6 (Windows XP Professional および Windows 2000 Professional)
Mozilla 1.7.6 (Mac OS 10.2および Mac OS 10.3)
Mozilla 1.7.6 (AIX)
Mozilla 1.7.6 (Solaris)
Mozilla 1.7.6 (Red Hat Enterprise Linux 3.0)
Mozilla 1.7.6 (Novell Linux Desktop 9.0)
IBM Browser for OS/2, version 2
z
Internet Explorer 6.0 (Windows XP Professional および Windows 2000
Professional)
z
Mozilla 1.7.6 (Windows XP Professional および Windows 2000 Professional)
Mozilla 1.7.6 (AIX)
Mozilla 1.7.6 (Solaris)
Mozilla 1.7.6 (Red Hat Enterprise Linux 3.0)
Mozilla 1.7.6 (Novell Linux Desktop 9.0)
z
z
z
z
1
Mozilla 1.7.6 (Red Hat Enterprise Linux 3.0)
Mozilla 1.7.6 (Novell Linux Desktop 9.0)
Lotus Domino Designer には適用されません。
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サポートされているファイル形式
Lotus Notes 7 では、Verity 7.4.21 ビューアーを介して次のファイル形式がサポートされています。
形式
Adobe PDF
Lotus Freelance (PRE、PRZ)
Microsoft Powerpoint for Mac (PPT)
Microsoft Powerpoint for PC
Microsoft Powerpoint for windows
Applix Spreadsheets (AS)
Lotus 123 SmartSuite (123)
MS Excel for Windows (XLS)
ANSI (TXT)
ASCII (TXT)
Lotus Word Pro (LWP)
MS Word for Windows (DOC)
Rich Text Format/WorkPad (RTF)
Unicode Text
WordPerfect for Windows
Lotus 123 (WK4)
MS Excel for Mac (XLS)
Applix Words (AW)
HTML (HTM)
JustSystems Ichitaro (JTD) (代替フィルタ経由のサポート)
MS Word for MAC (DOC)
MS Word for PC (DOC)
Word Perfect for Linux - 新規
Word Perfect for Windows (WO)
Microsoft Outlook (msg) - 新規
Microsoft Outlook (eml) - 新規
Applix Presents (AG)
Corel Presentations (SHW)
Microsoft Project (MPP)
Comma Seperated Values (CSV)
Corel Quattro Pro (QPW、WB3)
MS Excel Charts (XLS)
Display Write (IP)
Folio Flat File (FFF)
MS Windows Write (WRI)
MS Works (WPS)
WordPerfect for MAC
XyWrite (XY4)
DynaZip
PKZIP (ZIP)
WinZip
MS Outlook Express (EML)
AutoCAD Drawing Format (DWG)
AutoCAD Drawing Format (DXF)
Computer Graphics Metafile (CGM) 埋め込み
Enhanced Metafile (EMF) 埋め込みとスタンドアロン
Lotus Pic (PIC)
MS Visio
Tagged Image File (TIFF) スタンドアロン
Windows Metafile (WMF) 埋め込みとスタンドアロン
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MPEG 1 Audio layer 3 (MP3)
Lotus 123 Charts
MS Works Spreadsheets (S30、S40)
Fujitsu Oasys (OA2)
IBM DCA/RFT (DC)
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Web サーバー管理クライアント: Domino ライブコンソールには Sun Java 1.4.2 が必要
Web サーバー管理クライアントの Domino ライブコンソールには、Sun Java 1.4.2 プラグインが必要です。
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LS:DO、LCLSX、DECS に対する z/OS DB2 の要件
z/OS Enterprise Integration の制限 (LS:DO、DECS、LCLSX) は次のとおりです。
z
DB2 ODBC は、DB2 for OS/390 および z/OS Recoverable Resource Manager Services 接続機能
(RRSAF) を使用する必要があります。LCLSX または DECS で使用されるすべてのデータベースの [サ
ブシステム] セクションで、「MVSATTACHTYPE=RRSAF」を設定してください。
どのストアドプロシージャでも、RRSAF を使用するよう定義してください。
z
DB2 PTF AQ91824 をインストールする必要があります。
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Linux on zSeries の制限
以下は、Lotus Domino for Linux on zSeries の制限です。
SLES8、SLES9、SLES10 および RHEL4: :
z
SNMP Agent 機能は、現時点では Lotus Domino for Linux on zSeries ではサポートされません。
RHEL4:
z
IPv6 は、現時点では Lotus Domino for Linux on zSeries RHEL4 ではサポートされません。
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Linux for zSeries 64 ビット DB2 の要件
Linux for zSeries (64 ビット) 上の Domino で LS:DO、LC LSX、または DECS を使用するときは、DB2 接続に関し
特殊な考慮が必要です。現在、Linux for zSeries 上の DB2 は、64 ビットのアプリケーションインターフェースだけ
をサポートします。Domino は 31 ビットアプリケーションとして構築され、64 ビットの Linux オペレーティングシス
テムでは toleration mode で実行されます。DB2 と対話するには、Domino 用の通信インターフェースが必要で
す。このインターフェースである「IBM DB2 Universal Database Runtime Client (31-bit) for 64-bit Linux for
zSeries」は、http://ibm.com/db2/udb/support/downloadv8.html からダウンロードできます。
DB2 UDB Runtime Client は Domino と同じイメージにインストールしなければなりませんが、DB2 UDB (64 ビッ
ト) と同じイメージには共存できません。詳細については、Runtime Client のマニュアルを参照してください。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
HT (ハイパースレッド) CPU は SMP システムとして扱われる
ハイパースレッド CPU 固有の「仮想」CPU により、ハイパースレッド CPU は SMP システムとしてカウントされま
す。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Domino 7 と IPv6
Lotus Domino 7 では、新機能 (名前が解決されるまで Notes Client がすべてのアドレスの使用を試みる) に加
え、前の製品での IPv6 サポートに基づいて、サポートされるプラットフォームが追加されています。デフォルトで
は、IPv6 は無効になっています。
Lotus Domino 7 で IPv6 を有効にするときは、『Domino Administrator ヘルプ』のトピック「Notes と Domino 7 で
IPv6 を有効にする」を参照してください。
ハードウェアメーカーやオペレーティングシステムのサプライヤーおよびインターネットによる IPv6 のサポートは
まだ始まったばかりです。このため、ほとんどの企業において IPv6 標準への移行は段階的に実施されることに
なります。Lotus Domino 6 では、AIX®、Solaris®、Linux システム上で、Domino (NRPC)、SMTP、POP3、IMAP、
LDAP、HTTP の各サービスに対し、IPv6 をサポートできます。IPv6 は新しい標準です。IPv6 を実装した (または
実装中の) ベンダーは、さまざまな方法を用いています。現在、企業内で使用されているクライアントとサーバー
のプラットフォームに基づいて IPv6 を設定してください。
サポートされているプラットフォーム
Domino 7 での IPv6 は、次のプラットフォームでサポートされています。
z
Windows XP (Notes Client 用)
z
Microsoft Windows 2003 server
z
AIX
z
Solaris
z
x86 上の Linux
z
Domino for z/OS
メモ: Domino for i5/OS では、IPv6 は利用できません。
Domino 7 と IPv6 の詳細については、『Domino Administrator ヘルプ』を参照してください。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Notes 7.x と Notes 6.x の共存
Lotus Notes 7.x と Lotus Notes 6.x を同じマシンにインストールしないでください。代わりに、Notes 6.x を Lotus
Notes 7.x にアップグレードしてください。Lotus Notes 7.x と 6.x を同じマシンにインストールすると、前にインス
トールされていた Notes 6.x の操作に悪影響を及ぼす可能性があります。たとえば、OLE/COM の設定が Notes
7.x ディレクトリを指したり、デフォルトのメールクライアントの設定が変更されたりします。この点を理解した上で、
Notes 6.x がインストールされているマシンに Notes 7.x をインストールするには、次の手順に従います。
メモ:
この手順を完了させるには、ローカルでの管理者の権限が必要です。この手順は、シングルユーザーイ
ンストールにのみ適用でき、マルチユーザークライアントのインストールには適用できません。
1. Notes Client およびコンピュータ上で実行されている Notes 関連のすべてのツール、ユーティリティ、ア
ドインをシャットダウンします。
2. Notes 6.x ディレクトリの名前を変更します。通常、Windows では Notes 6.x は \Program
Files\Lotus\Notes にインストールされています。たとえば、ディレクトリ名を "Notes6" に変更します。
3. Notes レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Lotus\Notes 全体の名前を変更します。たと
えば、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Lotus\Notes6 という名前にします。
4. インストーラーのレジストリキー HKEY_CURRENT_USER\Software\Lotus\Notes\Installer 全体の名前を
変更します。たとえば、HKEY_CURRENT_USER\Software\Lotus\Notes\Installer6 という名前にします。
5. Notes 7.x インストールプログラム (SETUP.EXE) を実行します。プログラムディレクトリとデータディレクト
リ用の新しい場所を選択します。たとえば、\Program Files\Lotus\Notes7 と \Program
Files\Lotus\Notes7\Data を選択します。
6. インストール中に、「Error 1905.Module c:\program files\lotus\notes\nlsxbe.dll failed to unregister.
HRESULT」というエラーメッセージが表示されることがあります。[OK] をクリックして、インストールを続行
します。
7. インストールプログラムが完了したら、6.x ディレクトリを元のディレクトリ名 (例: \Program
Files\Lotus\Notes) に戻します。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
InstallShield Tuner for Lotus Notes は Lotus Notes バージョン 7 でなければならない
翻訳された Lotus Notes 7.0 のキットの中には、Lotus Notes 7 以前の InstallShield Tuner ファイル用に生成され
た LotusNotes.itw ファイルが含まれるものがあります。例えば、以下の 2 つのキットには、Lotus Notes 7 以前
の InstallShield Tuner ファイル用に生成された LotusNotes.itw ファイルが含まれます。
z
z
IBM Lotus Notes Client 7.0 for Windows 2000, XP Pro and XP Tablet PC Edition 日本語 (C879FJA) 7.0ja
IBM Lotus Notes Client 7.0 for Windows 2000, XP Pro and XP Tablet PC Edition 中国語 (繁体字)
(C879FTC) 7.0zh-TW
正しいバージョンの Lotus Notes InstallShield Tuner ファイルは、「Passport Advantage」Web サイトと
「PartnerWorld」Web サイトにあります。いずれかのサイトが、お使いの IBM Lotus Notes と Lotus Domino のイン
ストールファイルを入手したサイトです。
Passport Advantage
http://www-142.ibm.com/software/sw-lotus/services/cwepassport.nsf/wdocs/passporthome
PartnerWorld http://www-1.ibm.com/partnerworld/pwhome.nsf/weblook/index.html
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Microsoft Windows に Domino 7 および DB2 をインストールする
Domino Administrator 7 のヘルプでは Domino 7 および DB2 を Microsoft Windows プラットフォームにインストー
ルするためのいくつかの手順を説明しています。
z
z
z
z
Microsoft Windows に Domino および DB2 をインストールし設定する - ローカル設定
Microsoft Windows に Domino、DB2 および DB2 Access サーバーをインストールし設定する - ローカル
設定
Microsoft Windows に Domino および DB2 をインストールし設定する - リモート設定
Microsoft Windows に Domino、DB2 および DB2 Access サーバーをインストールし設定する - リモート
設定
それぞれのトピックで、手順の順序が変更されました。DB2 制御グループを持っているかどうかを判別するよう指
示するステップが移動しました。修正された手順を以下に示します。
Microsoft Windows に Domino および DB2 をインストールし設定する - ローカル設定
1. Domino Server と Domino Administrator をインストールし、設定します。『Domino Administrator 7 ヘルプ』を
参照してください。
2. Domino Server を起動する場合、Domino をアプリケーションとして実行するか、Windows サービスとして実行
するかを指定する必要があります。「アプリケーションとして起動する」を選択します。
3. インストールユーザーアカウントを作成します。
4. Microsoft Windows に DB2 をインストールします。
5. DB2 administrator アカウントを作成します。
6. Domino Server で、トランザクションログを常に有効にします。
メモ DB2 対応 Notes データベースを使用するには、Domino でトランザクションログを有効にしなければなりませ
ん。線形、循環またはアーカイブのトランザクションログを使用できます。トランザクションログが無効の場合、DB2
対応 Notes データベースは動作しません。
トランザクションログの設定について詳しくは、「Domino Server でのトランザクションログを設定する」を参照して
ください。
7. Domino Server を DB2 サーバーに接続させます。
8. DB2 コマンド行プロセッサ (CLP) から次のコマンドを入力して、DB2 設定に SYSCTRL グループが設定して
あるかどうかを確認します。
GET DBM CFG
9. DB2 設定に SYSCTRL_GROUP を指定している場合は、次の手順を省略できます。DB2 設定に
SYSCTRL_GROUP を指定していなければ、DB2 CLP から次のコマンドを入力して、DB2 で SYSCTRL_GROUP と
して DB2DOM を設定します。
Update dbm cfg using SYSCTRL_GROUP DB2DOM
10. CLP ウィンドウで次のコマンドを入力し、DB2 設定を更新します。
DB2STOP
DB2START
11. Domino Server と Domino Administrator を再起動します。
12. Domino が最初の DB2 データベースを作成した後に、Domino Server を停止します。
13. DB2 user name を Notes ユーザー名にマップします。
以上でビューを作成する準備が完了しました。
Microsoft Windows に Domino、DB2 および DB2 Access サーバーをインストールし設定する - ローカル設定
1. Domino Server と Domino Administrator をインストールし、設定します。 『Domino Administrator 7 ヘルプ』を
参照してください。
2. Domino Server を起動する場合、Domino をアプリケーションとして実行するか、Windows サービスとして実行
するかを指定する必要があります。「アプリケーションとして起動する」を選択します。
3. インストールユーザーアカウントを作成します。
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4. Microsoft Windows に DB2 をインストールします。
5. DB2 administrator アカウントを作成します。
6. Domino Server で、トランザクションログを常に有効にします。
メモ DB2 対応 Notes データベースを使用するには、Domino でトランザクションログを有効にしなければなりませ
ん。線形、循環またはアーカイブのトランザクションログを使用できます。トランザクションログが無効の場合、DB2
対応 Notes データベースは動作しません。
トランザクションログの設定について詳しくは、「Domino Server でのトランザクションログを設定する」を参照してくだ
さい。
7. DB2 Access サーバーのサーバー ID を作成します。
8. DB2 が稼動しているサーバーに DB2 Access サーバーをインストールします。
9. Domino Server を DB2 サーバーに接続させます。
10. DB2 コマンド行プロセッサ (CLP) から次のコマンドを入力して、DB2 設定に SYSCTRL グループがすでに設
定してあるかどうかを確認します。
GET DBM CFG
11. DB2 設定に SYSCTRL_GROUP を指定している場合は、次の手順を省略できます。DB2 設定に
SYSCTRL_GROUP を指定していなければ、DB2 CLP から次のコマンドを入力して、DB2 で SYSCTRL_GROUP と
して DB2DOM を設定します。
Update dbm cfg using SYSCTRL_GROUP DB 2DOM
12. CLP ウィンドウで次のコマンドを入力し、DB2 設定を更新します。
DB2STOP
DB2START
13. Domino Server と Domino Administrator を再起動します。
14. Domino が最初の DB2 データベースを作成した後に、Domino Server を停止します。
15. Domino Server コンソールで次のように入力します。
DB2 ACCESS SET
16. DB2 Access サーバーがインストールされ、正しく設定されたか確認するには、Domino Administrator クライア
ントから DB2 Access のテスト機能を使用します。
17. DB2 user name を Notes ユーザー名にマップします。
以上でビューを作成する準備が完了しました。
Microsoft Windows に Domino および DB2 をインストールし設定する - リモート設定
1. Domino Server と Domino Administrator をインストールし、設定します。『Domino Administrator 7 ヘルプ』を
参照してください。
2. Domino Server を起動する場合、Domino をアプリケーションとして実行するか、Windows サービスとして実行
するかを指定する必要があります。「アプリケーションとして起動する」を選択します。
3. インストールユーザーアカウントを作成します。
4. Microsoft Windows に DB2 をインストールします。
5. DB2 administrator アカウントを作成します。
6. Domino Server で、トランザクションログを常に有効にします。
メモ DB2 対応 Notes データベースを使用するには、Domino でトランザクションログを有効にしなければなりませ
ん。線形、循環またはアーカイブのトランザクションログを使用できます。トランザクションログが無効の場合、DB2
対応 Notes データベースは動作しません。
トランザクションログの設定について詳しくは、「Domino Server でのトランザクションログを設定する」を参照して
ください。
7. DB2 Run Time Client を Domino Server と同じシステムにインストールします。
8. Domino Server を DB2 サーバーに接続させます。
9. DB2 コマンド行プロセッサ (CLP) から次のコマンドを入力して、DB2 設定に SYSCTRL グループがすでに設
定してあるかどうかを確認します。
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GET DBM CFG
10. DB2 設定に SYSCTRL_GROUP を指定している場合は、次の手順を省略できます。DB2 設定に
SYSCTRL_GROUP を指定していなければ、DB2 CLP から次のコマンドを入力して、DB2 で SYSCTRL_GROUP と
して DB2DOM を設定します。
Update dbm cfg using SYSCTRL_GROUP DB 2DOM
11. CLP ウィンドウで次のコマンドを入力し、DB2 設定を更新します。
DB2STOP
DB2START
12. Domino Server と Domino Administrator を再起動します。
13. Domino が最初の DB2 データベースを作成した後に、Domino Server を停止します。
14. DB2 user name を Notes ユーザー名にマップします。
以上でビューを作成する準備が完了しました。
Microsoft Windows に Domino、DB2 および DB2 Access サーバーをインストールし設定する - リモート設定
1. Domino Server と Domino Administrator をインストールし、設定します。『Domino Administrator 7 ヘルプ』を
参照してください。
2. Domino Server を起動する場合、Domino をアプリケーションとして実行するか、Windows サービスとして実行
するかを指定する必要があります。「アプリケーションとして起動する」を選択します。
3. インストールユーザーアカウントを作成します。
4. Microsoft Windows に DB2 サーバーをインストールします。
5. DB2 administrator アカウントを作成します。
6. Domino Server で、トランザクションログを常に有効にします。
メモ DB2 対応 Notes データベースを使用するには、Domino でトランザクションログを有効にしなければなりませ
ん。線形、循環またはアーカイブのトランザクションログを使用できます。トランザクションログが無効の場合、DB2
対応 Notes データベースは動作しません。
トランザクションログの設定について詳しくは、「Domino Server でのトランザクションログを設定する」を参照して
ください。
7. DB2 Run-Time Client を Domino Server と同じシステムにインストールします。
8. DB2 Access サーバーのサーバー ID を作成します。
9. DB2 が稼動しているサーバーに DB2 Access サーバーをインストールします。
10. Domino Administrator で利用できる DB2 サーバーに Domino Server を接続させます。
11. DB2 コマンド行プロセッサ (CLP) から次のコマンドを入力して、DB2 設定に SYSCTRL グループがすでに設
定してあるかどうかを確認します。
GET DBM CFG
12. DB2 設定に SYSCTRL_GROUP を指定している場合は、次の手順を省略できます。DB2 設定に
SYSCTRL_GROUP を指定していなければ、DB2 CLP から次のコマンドを入力して、DB2 で SYSCTRL_GROUP と
して DB2DOM を設定します。
Update dbm cfg using SYSCTRL_GROUP DB 2DOM
13. CLP ウィンドウで次のコマンドを入力し、DB2 設定を更新します。
DB2STOP
DB2START
14. Domino Server と Domino Administrator を再起動します。
15. Domino が最初の DB2 データベースを作成した後に、Domino Server を停止します。
16. Domino Server コンソールで次のように入力します。
DB2 ACCESS SET
17. DB2 Access サーバーがインストールされ、正しく設定されたか確認するには、Domino Administrator クライア
ントから DB2 Access のテスト機能を使用します。
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18. DB2 user name を Notes ユーザー名にマップします。
以上でビューを作成する準備が完了しました。
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CD-ROM から Domino 7 を UNIX へインストールする
Domino 7 を任意の UNIX プラットフォームにインストールするには、次の手順に従ってインストールを開始してく
ださい。
1. CD-ROM ディレクトリ (例: /cdrom) を作成します。
2. cd コマンドを使用してこのディレクトリへ移動します。
3. CD-ROM ドライブをマウントします (例: mount /dev/dc0 /cdrom)。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
複数の CD を使用した UNIX への Domino 7 のインストール
Domino 7 では、一部の UNIX プラットフォームのサーバーインストールファイルが 1 枚の CD に収まらなくなった
ため、新しく複数 CD インストールが提供されています。すべての UNIX プラットフォームでインストール方法を一
貫したものとするとともに、サーバーインストールに複数の CD を必要とするプラットフォームがさらに増えた場合
に備えるため、1 枚の CD にインストールファイルが収まるものも含め、すべての UNIX プラットフォームで複数
CD インストールを使用します。複数 CD インストールでは、それぞれの CD の内容が解凍、結合されて 1 つの
結合されたインストールファイルになります。複数 CD インストールは UNIX システムのみで有効です。
複数 CD インストールを実行する
複数 CD インストールは次の 2 つのうちいずれかの方法で実行します。
メモ 複数 CD インストールは「root」ユーザーとして実行してください。
z
z
CD1* から直接インストールを実行します。
ファイルを CD (複数の場合もある) からディレクトリ** にコピーし、そこからインストールを実行します。CD1
からはすべての内容をコピーしますが、それ以降の CD では、内容をディレクトリにコピーする際に、ファイル
Install.dat をコピーしないでください。CD1 以外の CD では、Install.dat は物理 CD からインストールを実行す
る場合にのみ使用されます。CD1 からコピーしたファイル Install.dat が上書きされると、複数 CD インストー
ルは失敗します。
* マウントとアンマウントの考慮事項があるため、CD1 からインストールを実行する場合には、「物理的に」CD 上
にいることはできません。CD ディレクトリ以外のディレクトリに位置した状態でインストールを実行する必要があり
ます。たとえば、CD が /mnt/cdrom にマウントされている場合、/tmp などのディレクトリに移動してから
/mnt/cdrom/Install として Install を実行する必要があります。
** Linux on zSeries または z/OS の場合、ファイルをディレクトリにコピーする方法を使わなければなりません。
CD1 には初期インストールスクリプト (Install) があります。これを実行すると、各 CD の「パーツ」が 1 つにまとめ
られ、結合された最終的なインストールファイルになります。ユーザーはまず、結合されたインストールファイルを
置く場所を指定します。その後複数 CD インストールは指定されたディレクトリを、結合されたインストールファイ
ルと複数の CD にあるパーツの一時ストレージの両方のために使用します。使用するディレクトリを選択するとき
にこの点を覚えておく必要があります。なぜならインストールには、CD の容量のおよそ 2 倍のスペース容量が
必要だからです。たとえば、2 枚の CD がある場合、必要なサイズは約 2*2*600Mb=2.4Gb ですが、一時ストレー
ジ域は除去され、サイズがおよそ半分になるため、これでは「バースト」使用となってしまいます。
複数 CD インストールでは、結合済みインストールディレクトリの作成が完了すると、実際に Domino をシステム
にインストールする、標準の「対話式」インストールプロセスを開始するようプロンプトが出されます。ここでインス
トールを継続せずに後で手動で行う選択ができます。このオプションは、ネットワークのインストールディレクトリを
セットアップする場合に便利です。
UNIX プラットフォームの中には、OS が自動的に CD をマウントしないために手動でマウントしなければならない
ものもあります。複数 CD インストールはその時 CD のマウントとアンマウントを行いますが、CD のイジェクトは
行いません。IBM AIX と Linux の一部のバージョンでは、CD を手動でマウント、アンマウントする必要がありま
す。Solaris では CD は自動的にマウントされます。
AIX では、複数 CD インストールが正常に機能するには、CDRFS ファイルシステムを /etc/filesystems に定義す
る必要があります。たとえば、/mnt/cdrom には次の項目が含まれます。
/mnt/cdrom:
dev
=
vfs
=
mount =
options =
account =
/dev/cd0
cdrfs
false
ro
false
Linux for zSeries システムでは、Domino インストールファイルを以下のようにコピーします。
z
ファイルを転送するためにバイナリ方式を使用して、ファイル Install、Install.dat、zlinux.taz.aa、zlinux.taz.aa.c
を、ワークステーションにある CD-ROM から Linux on zSeries ファイルシステムにコピーします。ファイルは
そこで展開されインストールのために使用できます。
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z/OS システムでは、Domino インストールファイルを以下のようにコピーします。
z
ファイルを転送するためにバイナリ方式を使用して、ファイル Install、Install.dat、zos.taz.aa、zos.taz.aa.ck、
zos.taz.ab、zos.taz.ab.cks を、ワークステーションにある CD-ROM から z/OS システムにコピーします。ファ
イルはそこで展開されインストールのために使用できます。
複数 CD インストールの実行のサンプル
事例 1 -- AIX で CD から行う複数 CD インストール (サンプルセット内の CD は 2 枚)
# mount /mnt/cdrom
# cd /tmp
# /mnt/cdrom/Install
Please enter the location for the unpacked install kit
Install kit location:
/local1/aixkit
Relocating CD 1 (1 of 2) contents to: '/local1/aixkit/CD_images'
Done with CD1 (1 of 2)
Remove current CD and insert the next CD
Press the RETURN or ENTER key to cotinue:
...Sleeping for 10 seconds to allow drive to settle...
Relocating CD 2 (2 of 2) contents to: '/local1/aixkit/CD_images'
Done reading/relocating all CDs.
Remove this last CD 2 (2 of 2)
Press the RERTURN or ENTER key to cotinue:
Now verifying the saved tarfile contents...
Now unpacking the saved tarfile(s) contents...
Do you want to start Domino installation (interactive) now? (y/n)
n
*** Please perform the following commands to proceed with the installation :
cd /local1/aixkit
/local1/aixkit/install
*** Now exiting...
事例 2 -- Linux の複数 CD インストール。CD からのコピーとインストールが済んでおり、ネットワークからの実
行準備ができている (サンプルセット内の CD は 1 枚)
# mkdir /tmp/CD
# mount /mnt/cdrom
# cd /mnt/cdrom
# cp * /tmp/CD
# cd /tmp/CD
# umount /mnt/cdrom; eject
# ./Install
Please enter the location for the unpacked install kit
Install kit location:
/local2/inst
Relocating contents of CDS (1) to:
'/local2/inst/CD_images'
Done relocating all CDs.
Now verifying the saved tarfile contents...
Now unpacking the saved tarfile(s) contents...
Do you want to start Domino installation (interactive) now? (y/n)
n
*** Please perform the following commands to proceed with the installation :
cd /local2/inst
/local2/inst/install
*** Now exiting ...
#
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
UNIX および Linux on zSeries への Domino 7 のインストール
『Domino Administrator ヘルプ』には「UNIX 上および Linux for zSeries システム上に Domino をインストールす
る」というトピックがあります。このトピック内の番号付きの手順を、次に示す新しい手順で置き換える必要があり
ます。
1. ワークステーションの CD ROM から、次に示す Domino インストールファイルを Linux on zSerie ファイルシ
ステムにコピーします。ここでファイルが展開されインストールに使用されます。ファイルの転送にはバイナリ
方式を使用してください。たとえば、FTP では、転送モードをバイナリに設定します。インストール後は、tar
ファイルおよびその内容は不要になります。
z
z
z
z
Install
install.dat
zlinux.taz.aa
zlinux.tax.aa.ck
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Domino 7 for i5/OS のインストール
Lotus Domino 7 for i5/OS のインストール
すでに Domino 7 ベータリリースがインストールされている場合は、最初にベータソフトウェア (DLTLICPGM
5733LD7) を取り除いてから、Domino 7 for i5/OS をインストールします。
Domino 7 for i5/OS のインストールの詳細については、以下の情報源を参照してください。
z
z
電子的ダウンロードファイルに含まれている readme ファイル (readme.txt)
『Domino 7 for i5/OS インストールガイド』 (i400help.pdf)
Domino R5 からのアップグレード
Domino リリース 5 から Domino リリース 7 にアップグレードする場合は、最初にシステムを OS/400 V5R2 から
i5/OS V5R3 にアップグレードしてから、Domino 7 をインストールします。Domino R5 は i5/OS V5R3 での実行が
サポートされていませんが、OS のアップグレード後、Domino 7 をインストールするまでの間は、V5R3 上に存在
することができます。Domino 7 のインストール後は、すべての Domino R5 サーバーは自動的にアップグレードさ
れます。Domino 5.0.13 からのアップグレードだけがサポートされています。
Domino Release 6 が存在する OS/400 V5R2 または i5/OS V5R3 へのインストール
OS/400 V5R2 上で Domino リリース 6 から Domino リリース 7 にアップグレードする場合は、最初にシステムを
OS/400 V5R2 から i5/OS V5R3 にアップグレードしてから、Domino 7 をインストールします。 Domino 7 for
i5/OS は、すでに Domino R6 がインストールされている i5/OS V5R3 上にインストールできます。
Domino のリリースが 6.0、6.0.1、または 6.0.2 の場合は、Domino 7 をインストールすると、既存の Domino Server
が自動的にアップグレードされます。Domino のリリースが 6.0.3 または 6.5.0 以降の場合、Domino 7 はマルチ
バージョン機能に対応したりリースとしてインストールされ、UPDDOMSVR CL コマンドを使用して既存の Domino
Server を手動でアップグレードする必要があります。
マルチバージョンに対応した Domino の詳細については、『Domino 7 for i5/OS インストールガイド』(i400help.pdf)
の第 12 章の「Domino for i5/OS のマルチバージョン機能の使用」を参照してください。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
CD バッチインストール
Domino 7 は、物理メディアを用いた LODRUN コマンドによるバッチインストールはサポートしません。Domino 製
品のサイズが大きくなり、インストールに 2 枚目の CD が必要になるにともない、OS400/INTLENG/BATCH ディ
レクトリのファイルが CD から削除されました。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
i5/OS: 日本語版のシステム値を検査する必要がある
IBM では i5/OS システムのシステム値を次の表で示されているように設定することをお勧めします。Lotus
Domino Server をインストールする前にこれらの設定値を確認してください。特に QCCSID のシステム値が 5035
であることを確認してください。i5/OS 日本語版における QCCSID のデフォルトのシステム値 (言語フィーチャー
2962) は 65535 です。
システム値
QCCSID
QCHRID
QCNTRYID
QCURSYM
QDATFMT
QDATSEP
QKBDTYPE
QLANGID
QTIMSEP
説明
コード化文字セット ID
図形文字セットとコードページ
国または地域の識別子
通貨記号
日付形式
日付分離文字
キーボード言語文字セット
言語 ID
時刻分離文字
推奨値
5035
1172 1027
JP
円記号
YMD
1 (/)
JKB
JPN
1 (:)
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
インストール前にベータバージョンを削除する
Domino 7 ソフトウェアをインストールする前に、すべてのベータまたはプレリリースバージョンを削除する必要が
あります。ベータまたはプレリリースバージョンを削除するには、すべての Domino Server を停止し、どのユー
ザーも Domino CL コマンド (例: WRKDOMSVR) を実行していない状態にしてください。Domino 7 のベータまたは
プレリリースバージョンを削除するには、次のコマンドを入力します。
DLTLICPGM LICPGM(5733LD7)
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
ワイヤプロトコルドライバが Domino と一緒にインストールされる
Lotus Branded DataDirect Connect for ODBC には、Open Database Connectivity (ODBC) 仕様に準拠した多数
のデータベースドライバが組み込まれています。これらのドライバを使用して、さまざまなリレーショナルデータ
ベースに接続できます。
ユーザーはドライバをダウンロードしてインストールする必要はありません。
Domino 7 および Domino 6.5.3 から、Domino インストールプログラムによって、Lotus Branded DataDirect
Connect for ODBC ワイヤプロトコルドライバが /QIBM/ProdData/Lotus/DOMINOxxx/EITODBC/ ディレクトリに
インストールされます。DOMINOxxx は、Domino のリリースに対応したディレクトリです (たとえば、Domino 7.0 で
は DOMINO700 となります)。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Domino Web Access 7 のインストール
DWA7.NTF は Domino 7 における最新のテンプレートで、豊富な機能を持っています。ユーザーに表示される名
前が Domino Web Access 7 に変わりました。ユーザーを登録するときは、Domino Web Access 7 をメールファイ
ルテンプレートとして選択してください。
ユーザーをアップグレードするには、メール変換ユーティリティを使用して、既存の INOTES5.NTF、
INOTES6.NTF、INOTES60.NTF の各ユーザーを DWA7.NTF に変換します。
次のサンプルは、ディレクトリ内のすべての INOTES6 メールデータベースをアップグレードする方法を示します。
load convert mail\*.nsf iNotes6 dwa7.ntf
次のサンプルは、ディレクトリ内のすべての INOTES5 メールデータベースをアップグレードする方法を示します。
load convert mail\*.nsf inotes5 dwa7.ntf
メモ: サーバーの実行中に変換を行い、メールファイルの設計の更新中に誰かがメールファイルにアクセスする
と、予期せぬ結果が発生することがあります。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Domino Access for Microsoft Outlook のインストール
IBM Lotus Domino Access for Microsoft Outlook (DAMO) を使用すると、Microsoft Outlook 2000、Outlook XP、
または Outlook 2003 ユーザーは、Domino 6.5.1 以上が実行されている IBM Lotus Domino Server にアクセスで
きます。6.5.x バージョンからアップグレードする場合は、インストールの前に「6.5.x から 7.0 へのアップグレード」
を参照してください。
Exchange から Domino へのユーザーの移行については、リリース情報の「Exchange から Domino への移行」を
参照してください。
6.5.x から 7.0 へのアップグレード
ユーザーは Domino Access for Microsoft Outlook 6.5.x からリリース 7.0 にアップグレードできます。しかし、6.5.3
以前からアップグレードする場合は、アップグレード後も引き続き 1 つのデータディレクトリが使用され、複数の
ユーザーはそのディレクトリを共有するプロファイルを使用できます。各ユーザーが独自のデータディレクトリを保
有できるようにする DAMO 7.0 のマルチユーザーインストール機能を利用するには、ユーザーはまず DAMO
6.5.x をアンインストールした後で、DAMO 7.0 をインストールする必要があります。これを行う前に、予防措置とし
てユーザーが既存の *.nsf、*.pst、および *.ost ファイルをバックアップすることをお勧めします。新規インストー
ルの初期設定プロセスによって、メールファイルがローカルに再作成されます。
アップグレードの際、アップグレードプロセスの最後にプロファイルを作成するかどうかをユーザーに確認します。
ユーザーは、作成しないことを選択した場合でも、[スタート] - [プログラム] - [IBM Lotus Domino Access for
Microsoft Outlook] ショートカットを選択し、[新規 MAPI プロファイルの作成] を選択すると、新規プロファイルを
後から作成できます。メモ: Outlook セットアップウィザードを使って DAMO プロファイルを作成することは できま
せん。[スタート] メニューから [新規 MAPI プロファイルの作成] ショートカットを使用する必要があります。
オフライン用の要約ディレクトリのセットアップ
Domino Access for Microsoft Outlook ユーザーは、ネットワークからの切断時にオフラインで使用するアドレス帳
のローカルレプリカを作成できます。ユーザーは Microsoft Outlook の [Domino プリファレンス] を使用して、オフ
ライン時のアドレス帳を選択できます。スペースを節約して複製の時間を短縮するために、要約ディレクトリカタロ
グをユーザーが使用できるようにしておくことを強くお勧めします。要約ディレクトリカタログの作成については、
『Domino Administrator ヘルプ』のディレクトリカタログに関するトピックを参照してください。
メールファイルをセキュアに保つ
Domino for Microsoft Outlook 6.5.4 から、複数のユーザーが同じ Domino Access for Microsoft Outlook のイン
ストールを共有できる新機能が追加されました。しかし、このタイプのインストールでは .pst および .nsf ファイル
がローカルにあるので、他のユーザーの .pst ファイルにアクセスできてしまいます。一般的に、標準的な Notes
環境と標準的な Outlook 環境では、メールファイルはサーバーに置かれ、サーバーがそのアクセスを制御しま
す。また、ユーザーが外出したときは、そのユーザーが、ローカルレプリカを含むラップトップにアクセスできる唯
一のユーザーになります。しかし、DAMO では、すべてのファイルをローカルワークステーションに置く必要があ
るため、ローカルメールファイルにパスワードを設定することにより、他のユーザーがローカルのメールデータファ
イル (*.pst) にアクセスすることを防止しなければなりません。さらに、各ユーザーは、それぞれ個別のフォルダ階
層をユーザー自身のデータディレクトリとして持つことができます。たとえば、c:\Documents and Settings\< user
>\DAMO_Data というディレクトリです。
ローカルデータファイルへのパスワードの設定方法は Microsoft Outlook 2000、Outlook XP、および Outlook
2003 ごとに異なります。ご使用になる Outlook のオンラインヘルプを参照してください。
DAMO 7.0 インストール上の注意事項 (管理者向け)
Domino Access for Microsoft Outlook をインストールする setup.exe をユーザーが実行する前に、そのユーザー
を Domino ユーザーとして登録し、notes.id ファイルを使用可能にする必要があります。さらに、各ユーザーは、
Domino ディレクトリで定義された自分のユーザー名とメールサーバーの IP アドレスを知っておく必要がありま
す。
管理者はエンドユーザーによる操作なしに Domino Access for Microsoft Outlook をインストールできます。また
は、エンドユーザーが自分のワークステーションにこれをインストールすることもできます。エンドユーザーが自分
でインストールする場合、管理者は下記の「エンドユーザーによるインストール」に書かれている手順、操作方法
の違い、既知の問題、および移行の問題をエンドユーザーに通知する必要があります。なお、ユーザーは『Lotus
Domino Access for Microsoft Outlook Installation and Setup Guide 』(www.Lotus.com/ldd/doc) でもこの情報を
確認することができます。
なお、この製品は Domino に接続する Microsoft Outlook ユーザー向けですが、任意のクライアントから Domino
にアクセスすることも可能です。メールデータベース設計が Mail7.ntf、Mail7ex.ntf、DWA7.ntf のいずれかであれ
ば、Domino に付属の標準的な管理ツールを使ってユーザーを構成できます。Domino for Web Access 7
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(DWA7.ntf) テンプレートを使用するメールファイルは、ブラウザ、Domino Access for Microsoft Outlook、または
Notes Client を使用して Domino Server 上のメールファイルに接続できます。
管理者によるインストール
エンドユーザー用のワークステーションに Domino Access for Microsoft Outlook をインストールする場合は、
Windows のセキュリティが実施されていることに注意してください。このセキュリティにより、DAMO ユーザーの ID
を使用して、DAMO ユーザープロファイルを作成する必要があります。他の方法でプロファイルを作成すると、目
的のユーザーにそのプロファイルが表示されません。
インストール中にユーザープロファイルを作成する方法には、次の 2 つがあります。
z
ユーザープロファイルを作成する最も簡単な方法は、対象の DAMO ユーザーとして Windows ワークス
テーションにログオン することです。こうすれば、下記の手順を使用して、ユーザーの専用フォルダ (たと
えば c:\Documents and Settings\<user>) にデータディレクトリを作成できます。
z
別の方法は、Windows の RunAs 機能を使用することです。これにより、Windows 管理者は個々のユー
ザーになり代わって DAMO プロファイルを作成できます。
メモ: マルチユーザーインストールの場合、ワークステーション上の各登録ユーザーが DAMO 開始時に自分のプ
ロファイルを選択するには、そのユーザーは Power Users グループのメンバーでなければなりません。
サイレントインストール
サイレントインストールオプションは、エンドユーザーによる操作を必要とせずに Domino Access for Microsoft
Outlook をインストールして、プロファイルを作成します。この場合、ユーザーの Domino Server 接続情報が入っ
たセットアップファイルを呼び出す InstallShield の機能を使用します。
たとえば、1 つのワークステーション上の複数ユーザー用に Domino Access for Microsoft Outlook をセットアップ
するには、システム管理者はサイレントインストールを実行し、RunAS 機能をともなうユーザーのログオン権限を
各ユーザーに確保することができます。
各ユーザーごとに 1 つのセットアップファイルがあります。セットアップファイルは、次の接続情報を含むテキスト
ファイルです。
-u <ユーザー名> -s <サーバー IP アドレス> -f <ID ファイルの完全パス> -p <ID ファイルのパスワード>
例:
-u Homer Simpson -s 1.11.11.111 -f c:\lotus\notes\data\homer.id -p 123456
DAMO セットアップ実行可能ファイルを呼び出すには、以下の構文を使用します。
setup.exe /s /v"/qn SETUPFILE=<セットアップファイルの完全パス>"
例:
setup.exe /s /v"/qn SETUPFILE=c:\user\info.txt"
メモ: 上記のとおり正確な構文を使用する必要があります。/v と引用符の間にスペースがないことに注意してくだ
さい。また、行末には終了引用符を付けます。
Windows XP で RunAs を使用する
オプション 1 - インストールウィザードの使用
1. Windows 管理者として、適切なオプション (たとえば単一ユーザーインストールかマルチユーザーインストー
ルか) を選んでセットアップを実行します。
2. プロファイルを作成しないことを選択します。
3. [スタート] - [プログラム] - [IBM Lotus Domino Access for Microsoft Outlook] をクリックして、[新規 MAPI
プロファイルの作成] を右クリックします。
4. [別のユーザーとして実行] を選択します。
5. [別のユーザーとして実行] ダイアログで、[次のユーザー] を選択します。
6. ユーザーのドメイン、ユーザー名、およびパスワードを入力します。
7. 「DAMO 用のユーザープロファイルの作成」の説明に従って接続情報を入力します。
オプション 2 - サイレントインストールの使用
1. DOS ウィンドウ (Cmd.exe) を開くために、 [スタート] - [プログラム] - [アクセサリ] をクリックし、[コマンド プ
ロンプト] を右クリックします。
2. [別のユーザーとして実行] を選択します。
3. [別のユーザーとして実行] ダイアログで、[次のユーザー] を選択します。
4. ユーザーのドメイン、ユーザー名、およびパスワードを入力します。
5. DOS プロンプトで、上記の「サイレントインストール」の説明に従ってセットアップ構文を入力します。
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Windows 2000 で RunAs を使用する
オプション 1 - インストールウィザードの使用
1. Windows 管理者として、適切なオプション (たとえば単一ユーザーインストールかマルチユーザーインストー
ルか) を選んでセットアップを実行します。
2. プロファイルを作成しないことを選択します。
3. コマンド プロンプトを開きます ([スタート] - [プログラム] - [アクセサリ] - [コマンド プロンプト])。
4. Domino Access for Microsoft Outlook のプログラムディレクトリに移動します。
5. 以下の構文を使って、対象の DAMO ユーザーとして実行可能ファイル dfosetup.exe を実行します。
c:\> RunAs /USER:"WinDomain\<DAMO User>" dfosetup.exe
6. 下記の「DAMO 用のユーザープロファイルの作成」の説明に従って、接続情報を使ってプロファイルを作成し
ます。
オプション 2 - サイレントインストールの使用
1. DOS ウィンドウ (Cmd.exe) を開くために、 [スタート] - [プログラム] - [アクセサリ] - [コマンド プロンプト] を
クリックします。
2. RunAs コマンドを実行して別の DOS ウィンドウを開き、そのウィンドウ内では、DOS ウィンドウを開いたユー
ザーの権限ですべてが実行されるようにします。
C:\> RunAs /USER:"WinDomain\<DAMO ユーザー>" cmd.exe
3. 新しいウィンドウで、このユーザーとしてインストールを実行します。
setup.exe /s /v"/qn SETUPFILE=<セットアップファイルへの完全なパス>"
4. より複雑な方法になりますが、新しい DOS ウィンドウを開かずに、RunAs コマンドを使用することもできま
す。次の構文を使用してください。この構文は、Windows の RunAs 構文 (RunAs /?) とサイレントインストー
ル機能を組み合わせたものです。 メモ: 引用符をネストさせる場合、スペースを含めるにはエスケープ文字
(\) を使用する必要があります。
C:\> RunAs /USER:"WinDomain\<DAMO ユーザー>" <DAMO setup.exe へのパス> /s /v\" /qn
SETUPFILE=<セットアップファイルへのパス>\""
IE:
C:\> RunAs /USER:"ADomain\Homer Simpson" "C:\Temp\setup.exe> /s /v\" /qn
SETUPFILE=C:\User\info.txt\""
Outlook 2000 ユーザー
インターネットのみをサポートするよう Outlook を構成済みの場合、企業/ワークグループをサポートするよう
Outlook を再構成する必要があります。Outlook を再構成するには、Outlook を起動して、[オプション] メニューの
[メール サービス] --> [メール サポートの再設定] を選択します。この操作のために、Microsoft Office インス
トール CD を挿入するよう求められるかもしれません。
エンドユーザーによるインストール
Domino Access for Microsoft Outlook (DAMO) をインストールするには、以下を理解しておく必要があります。
z
Notes ユーザー名 (たとえば jsmith)
z
メールサーバーの IP アドレス
z
Notes ID の場所
インストール中に、ワークステーションで単一ユーザーインストールとマルチユーザーインストールのどちらを行う
か選択してください。 メモ: マルチユーザーインストールの場合、ワークステーションを使用するユーザーが
DAMO 開始時に自分のプロファイルを選択するには、そのユーザーは Power Users グループのメンバーでなけ
ればなりません。Windows ワークステーションに対して管理権限を持つ場合にのみ、シングルユーザーインストー
ルまたはマルチユーザーインストールを選択できます。Windows 管理者グループのメンバーでない場合は、シン
グルユーザーインストールとマルチユーザーインストールを選択するオプションは利用できません。インストール
は、シングルユーザーインストールとなります。
z
単一ユーザーインストール -- このワークステーションを使用するのが自分だけの場合には、このオプ
ションを選択します。単一ユーザーインストールでは、プログラムとデータファイルが同じディレクトリに格
納されます。
z
マルチユーザーインストール -- 複数のユーザーがこのワークステーションを使用する場合には、このオ
プションを選択します。マルチユーザーインストールを指定すれば、各ユーザー固有のデータディレクトリ
の作成が可能になり、各ユーザーのセキュリティをある程度確保できます。
メモ: 下記のステップに従って Outlook を構成する必要があります。そうしないと、Domino Access for Microsoft
Outlook は正しくインストールされません。
Microsoft Outlook の構成
1. Microsoft Outlook を既定のメールプログラムとして設定します。たとえば、[コントロール パネル] を開いて
[インターネット オプション] を選択します。[プログラム] タブの [電子メール] で、Microsoft Outlook を選択し
ます。(ご使用の Windows OS のバージョンやシステム設定に応じて、これを開く方法は少し異なるかもしれ
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ません。)
2. このユーザーに対し Microsoft Outlook を初めてインストールする場合は、Microsoft Outlook のインストール
プロセスを完了させるために、このユーザーとしてクライアントを起動してください。
a. [スタート] - [Microsoft Outlook ショートカット]
b. ユーザー名を受け入れます。
c. Outlook 2k の場合 - [手動で設定] を選択します。これ以上選択せず、[完了] をクリックします。
d. Outlook XP (2002) および Outlook 2003 - 「電子メールアカウントを設定しますか」という問いに対し、[い
いえ] を選択します。[完了] を選択します。
3. Outlook を開いた状態で、[ツール] - [オプション] - [メール サービス] を選択して、[使用するプロファイルを
選択する] を選択します。
DAMO のインストール
1. セットアッププログラムを実行します。
2. Domino Access for Microsoft Outlook を単一ユーザー用にインストールするか (1 つだけメールボックスを
作成)、それとも複数ユーザー用にインストールするか (各ユーザーごとのメールボックスを作成) を選択しま
す。このオプションは、Windows 管理者にのみ表示されます。
3. (オプション) Notes ID パスワードと Windows パスワードを同期するには、シングルログオン機能を選択しま
す。パスワードを同期すると、どちらかのパスワードを変更した場合にそれが両方に反映されます。
4. インストールプロセスが完了したら、DAMO プロファイルを作成します。次の「DAMO 用のユーザープロファイ
ルの作成」を参照してください。
DAMO 用のユーザープロファイルの作成
Outlook セットアップウィザードを使って DAMO プロファイルを作成することはできません。[スタート] メニューから
[新規 MAPI プロファイルの作成] ショートカットを使用する必要があります。
1. [スタート] メニューから [プログラム] - [IBM Lotus Domino Access for Microsoft Outlook] - [新規 MAPI プ
ロファイルの作成] をクリックします。
2. [ユーザー名] にユーザー名を入力します。たとえば jsmith と入力します (jsmith/sales/acme ではありませ
ん)。
3. [Domino サーバー名] に、メールサーバーの名前または IP アドレスを入力します。
4. マルチユーザーをインストールした場合、またはデータディレクトリをプログラムファイルとは別のディレクトリ
に入れたい場合には、[データディレクトリ] フィールドにメールファイルのパスを入力します。たとえば、
c:\Documents and Setting\jsmith\DAMOData または c:\DAMO jsmith と入力します。 ヒント: Windows の
フォルダセキュリティ設定を使用すれば、これらのフォルダを必要に応じて保護できます。
5. Domino Server のユーザー文書でユーザーの Notes ID が DAMO によって自動的に検出されない場合は、
手動で指定する必要があります。パスを入力するか、[参照] を使って Notes ID の場所を指定してください。
6. (オプション) Notes ID ファイルをデータディレクトリにコピーします。(ID ファイルのバックアップコピーを作成し
ておくことをお勧めします。)
7. DAMO プロファイルが作成されます。
Notes と Microsoft Outlook の操作方法の違い、および既知の問題については、以下の関連情報を参照してくだ
さい。
Domino Access for Microsoft Outlook の問題
繰り返し会議
さらに、Domino Access for Microsoft Outlook ヘルプの「Domino Access for Microsoft Outlook での作業」も参
照してください。
z
z
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Domino 7.0.2 およびサードパーティのアプリケーションを 64 ビット OS で実行する
Lotus Domino 7.0.2 もしくは将来的に 32 ビットバージョンの Lotus Domino を使用するために、OS プラットフォー
ムを 64 ビットにアップグレードするときは、注意深い計画と考慮が必要とされます。テスト段階で、64 ビットの環
境では、32 ビットの一部のサードパーティーアプリケーションが意図したとおりに動かない場合があると報告され
ています。さらに、このようなアプリケーションの ネイティブの 64 ビットバージョンは、 64 ビット構造で実行してい
る Lotus Domino の 32 ビットバージョンと互換性がない場合があります。
互換性については、サードパーティソフトウェアのベンダーに直接お問い合わせください。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Notes のアップグレードは同じディレクトリに対して行わなければならない
各オペレーティングシステムのレジストリには、Lotus Notes Client をそれぞれ 1 つずつしか登録できません。同
一のオペレーティングシステムに対する複数の Lotus Notes のインストールはサポートされていません。既にイ
ンストールが存在しているオペレーティングシステム上に新しいバージョンをインストールする場合、新しいバー
ジョンは同じプログラムおよびデータパスにインストール (既存のインストールをアップグレード) してください。そう
しない場合は、新しいバージョンの Lotus Notes をインストールする前に旧バージョンをアンインストールする必
要があります。
Associated SPRs :
JFRN65SBJK; JSTH5E4MZ5
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Notes.jar と他の Java アーカイブの場所が移動
前のリリースでは、Notes.jar および他の多くの Notes アーカイブは、Notes または Domino のプログラムディレク
トリへインストールされていました。現在、ほとんどの Notes Java アーカイブは、Java の拡張クラスローディング
機能を利用するために、新しい場所へインストールされます。
現在、Notes.jar は Notes または Domino のプログラムディレクトリ内の jvm\lib\ext ディレクトリ (Windows の場
合) または jvm/lib/ext ディレクトリ (UNIX の場合) にインストールされます。これは Java の拡張ディレクトリで、
ここにコピーされたアーカイブは自動的にクラスパスに追加されます。
これは、外部アプリケーションコードを追加する推奨方法でもあるため、Notes または Domino の Java アプリ
ケーションでもこの方法が使用されます。
さらに、7.0 リリースから、Notes.jar には、ローカルインターフェースおよび CORBA リモートインターフェースを介
して Domino バックエンドクラスにアクセスするために必要なすべてのクラスが含まれています。つまり、NCSO.jar
のコンテンツは Notes.jar に含まれ、アプリケーションがどちらかのスタイルを使用したいときは、Notes.jar にアク
セスするだけでかまいません。
NCSO.jar は 7.0 リリースとともに出荷されますが、NCSO.jar が提供するのはバックエンドクラスへの CORBA リ
モートインターフェースだけです。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
UNIX 上の Domino では新しいデフォルトのインストールディレクトリが使用される
UNIX プラットフォームでは、Domino 7 のデフォルトのインストールディレクトリは /opt/ibm/lotus です。Domino 7
へのアップグレードの途中でインストールディレクトリが検出されると、既存のインストールディレクトリが使用され
ます。前のバージョンの Domino では、UNIX プラットフォームでのデフォルトのインストールディレクトリは
/opt/lotus でした。
メモ 前のリリースと同様に、特定のディレクトリパスに依存するサードパーティ製アプリケーションをサポートする
ために、Domino のデフォルトのインストールディレクトリを変更できます。
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USB ドライブにある Lotus Notes Client のための TEMP_DIR 変数の使用
USB ドライブのインストールシステム上にある IBM Lotus Notes Client において、現行ではその AUTORUN.INI
ファイルにある TEMP_DIR 変数は、ご使用のクライアントが自動的に起動されるときにのみ作動します。USB 上
の Lotus Notes デスクトップアイコンからクライアントを起動すると、一時ファイルがローカルシステムの一時ディ
レクトリに保存されます。
TEMP_DIR 変数を AUTORUN.INI に追加するときには AUTOLAUNCH_NOTES=Yes (デフォルト) も設定してくださ
い。USB ドライブをコンピュータに挿入した後、Lotus Notes Client が (1) 自動的に起動したか、(2) クライアントを
起動する USB ドライブのルートからユーザーが AUTORUN.EXE コマンドを実行した場合には、ユーザーが指定
した一時ディレクトリのパスに一時ファイルが保存されます。
Associated SPRs :
KBRE6R9N9R
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インストール時にサーバーコントローラを NT サービスに指定する
サーバーコントローラのパラメータを変更する場合、リソースキットに含まれる SC ツール (Sc.exe) を使用できま
す。詳しくは、Microsoft ナレッジベースの記事 - Q251192 (
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;en-us;Q251192) を参照してください。
サービスとしてインストールされたスタンドアロンのサーバーに -jc を追加する方法は、次のとおりです。
sc config "Lotus Domino Server (lotusdominodata )" binPath= "c:\lotus\domino\nservice .exe
=c:\lotus\domino\notes .ini -jc"
これは、sc <サーバー> [コマンド] [サービス名] <オプション1> <オプション2> . . . という形式になっています。
Associated SPRs :
JBAA5CCK7Z
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
クライアントのインストールにおける Tuner6 の使用のヒント
以下のヒントは、Notes Client のインストールに変換ファイルを使用する際に役立ちます。
z
AllClient キットに基づいた MST ファイルを作成するときに、「ApplicationUsers」プロパティに「AllUsers」値を
選択しないでください。選択するとインストールエラーが生じます。AllClient キットの AllUsers に対するインス
トールはサポートされていません。
z
共有ノードインストールを介して Notes Client をインストールするときには、カスタムファイルを「ノード」フォル
ダに追加します。カスタムファイルを変換する対象フォルダに単にドラッグするだけではなく、ファイルを
Administrator クライアントをインストールするデータディレクトリに手動でもコピーしてください。この MST ファ
イルを使用して Notes Client をノードマシンにインストールした後に、カスタムファイルは正しい場所にコピー
されます。
z
MST ファイル名にスペースを含める場合、以下のコマンドをこの形式で入力する必要があります。
setup.exe /s /v"transforms=\"Lotus Notes 7.0.mst\""
Associated SPRs :
LMTG6747C3; LMTG67G8ZH; LMTG67E57U
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クライアントのサイレントインストール時にプログレスバーを有効にするには
Lotus Notes Client のサイレントインストール実行時に、画面にプログレスバーを表示させるには、コマンドライン
でスイッチ /qb を使用します。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
クライアントの自動セットアップ : セットアップと複数ユーザーへの導入
クライアントの自動セットアップ機能を使用するときは、特別な考慮が必要です。この機能によって標準の設定が
複数のユーザーに適用されるので、使用する上で注意が必要な変数がいくつかあります。例を以下に示します。
z
設定ファイルが一人の特定のユーザー用でない限り、KeyFileName 変数を使用しないことをお勧めします。
この変数は、特定のユーザー ID ファイルを示すときに使用します。このため、設定ファイルを使用して多くの
ユーザー用にクライアントセットアップを標準化する場合は、この変数を適用できません。
z
設定ファイルが一人の特定のユーザー用でない限り、Mail.Incoming.Username 変数と
Mail.Incoming.Password 変数を使用しないことをお勧めします。これらの変数は、各ユーザーに固有です。こ
のため、設定ファイルを使用して多くのユーザー用にクライアントセットアップを標準化する場合は、この変数
を適用できません。
z
設定ファイルが一人の特定のユーザー用でない限り、NetworkDial.EntryName 変数、NetworkDial.Username
変数、および NetworkDial.Password 変数を使用しないことをお勧めします。NetworkDial.EntryName は、
ユーザーのマシンの電話帳エントリに正確に一致する必要があります。すべてのユーザーのマシンでダイヤ
ルアップ電話帳の名前が同一でないときは、電話帳のエントリを見つけることができず、ユーザーによっては
ダイヤルアップが失敗する可能性があります。NetworkDial.Username と NetworkDial.Password は、各ユー
ザーに固有です。このため、設定ファイルを使用して多くのユーザー用にクライアントセットアップを標準化す
る場合は、これらの変数を適用できません。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
クライアントの自動セットアップと「 AdditionalServices」変数
クライアントの自動セットアップ機能には、AdditionalServices 変数が用意されており、これにより新規クライアント
のセットアップ中に [追加のサービス] ダイアログの表示を有効/無効にできます。この変数は、[追加のサービス]
ダイアログを通じて構成される機能の変数と一緒に機能します。その結果、この変数は関連した変数 (インター
ネットメールアカウント、NNTP アカウント、LDAP アカウント、プロキシサーバー、および複製) の使用と関連して
います。
具体的に、AdditionalServices 変数を構成ファイルでどのように使用できるか、いくつかの例を以下に挙げます。
z
AdditionalServices =1 --> 新規クライアントのセットアップ中に、構成ファイルの他の変数にかかわりなく、
[追加のサービス] ダイアログが常に表示されます。関連する変数の一部またはすべてが構成ファイルに含
まれている場合、各フィールドに構成ファイルのデータ値が表示されます。ある変数が構成ファイルにない場
合、そのフィールドはブランクになります。どの場合でも、ユーザーはフィールド値をそのままにするか、また
はフィールド値を変更することができます。
z
AdditionalServices =-1 --> 構成ファイルで AdditionalServices の値を = -1 (マイナス 1) に設定すると、構
成ファイルの他の変数にかかわりなく、[追加のサービス] ダイアログが表示されません。
z
AdditionalServices =0 --> 1 つ以上の関連した変数に十分な構成情報が与えられている限り、[追加のサー
ビス] ダイアログは表示されません。
十分な構成情報とは、次のとおりです。
インターネットメール z
まず、受信サーバーと送信サーバーに項目があるかどうかを確認します。
[mail.incoming.server および mail.outgoing.server]
z
InternetProtocolPane で POPServerName エントリーを確認します。 [上記と同じ名前です]
z
InternetMailLoginPane でユーザー名を確認します。[mail.incoming.username]
z
InternetAddressPane で IMailAddress [mail.outgoing.address] およびSMTPServerName を
確認します。
NNTP または LDAP - 各サーバーが必要
プロキシ - HTTP プロキシが必要
複製 - 使用可能またはしきい値が必要
以下にいくつかの例を挙げます。
z
構成ファイルに、可能なすべてのアカウント/設定に対するすべての変数が含まれている場合、新規ク
ライアントのセットアップ中に [追加のサービス] ダイアログは表示されません。
z
構成ファイルに、参照されているアカウント/設定に対するすべての変数が含まれている場合、新規ク
ライアントのセットアップ中に [追加のサービス] ダイアログは表示されません。
z
構成ファイルに、関連した変数が何も含まれていない場合、新規クライアントのセットアップ中に [追加
のサービス] ダイアログが表示されます。
z
構成ファイルに、インターネットメールアカウントをセットアップするための変数が含まれているものの、
アカウントを構成するには情報が不十分な場合 (たとえば Mail.Incoming.Server 変数が欠けている場
合)、新規クライアントのセットアップ中に [追加のサービス] ダイアログが表示されます。
Associated SPRs :
LMTG6D8DGX; JNOE5ZRU5X
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
サーバーでの日本語のライセンス契約ダイアログの表示の問題
Windows 2000 で日本語ロケールを使用していて、ライセンス契約の表示に問題がある場合は、デフォルトの言
語を日本語に変更することにより、問題が修正されます。これは、Windows 2003 では問題になりません。
Associated SPRs :
HLOS6F7NKW
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
サイレントインストールを確認するためのコマンドへの「 +」の追加
インストールが完了したとき、またはインストールに失敗したときにプロンプトを表示するには、次のように、コマン
ドの最後に (+) パラメータを使用します。
setup.exe /s /v"/qn+"
Associated SPRs :
CDFO59QNVR; KFAL48WKQ5
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
システム管理移行ツールのインストールを選択すると共有アンインストールが失敗する
Admin イメージ (共有ネットワークインストール) からエンドユーザーのインストールを行うとき、システム管理移行
ツールのインストールを選択すると、共有クライアントのアンインストールが成功せず、次のようなエラーを受け取
ります。
Error 1315. Unable to write to the specified folder
<path to network share>\Program Files\Lotus\Notes\.
システム管理者が変換ファイルを使用してこのインストールオプションを非表示にすることを推奨します。
対策
ユーザーがこの状況に置かれている場合は、次の方法を使用することにより、すべてのユーザーがユーザーイ
ンストールをアンインストールすることができます。
1. ネットワーク共有のバックアップコピーを作成します。
2. 読み取り専用のネットワーク共有に対するすべての権限を一時的にユーザーに与えます。
z
これによって、削除またはいくつかの共有ネットワークファイルによって失敗していたアンインストー
ルが成功します。
3. エンドユーザーがアンインストールを完了させます。
4. 一時的に与えていた権限を取り除きます。
5. ネットワーク共有のバックアップコピーを復旧します。
Associated SPRs :
KBRE6F7GMF
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
シングルログオン: インストール/アップグレード/修復の後、管理者権限で再起動する
シングルログオン機能をインストールするには、オペレーティングマシンで管理者の権限を持つ必要があります。
Notes Client のインストールでシングルログオン機能を選択した場合、シングルログオン機能を有効にするには、
コンピュータを再起動するだけでかまいません。Notes Client の起動時にパスワードの入力を求められなくなりま
す。
Notes Client をアップグレードまたは修復したときも、シングルログオン機能を再び有効にするために、コンピュー
タを再起動します。
Associated SPRs :
CDFO4NFJX7; JCAA5BMKFA
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
シングルログオン: 機能のアップグレードと無効化
アップグレードする Notes にシングルログオンがインストールされている場合は、アップグレード中に、クライアン
トのシングルログオンを再び有効にすることをお勧めします。
使用しているオペレーティングマシンでこの機能を有効にしたくない場合は、シングルログオン機能をアンインス
トールします (変更またはアップグレード)。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
英語以外の Notes Client のインストール
全言語用の Notes Client のインストーラーは、Active Directory を実行しているシステムからは正しくインストー
ルを行いません。このインストール問題を回避するには、MSAD_SUPPORT=Yes に設定します。構成に応じて、
以下のインストールコマンドのうち、いずれか任意の 1 つを使用できます。
ラップファイル setup.exe を使用してインストールする
setup.exe /V"MSAD_SUPPORT="Yes""
msiexec コマンドを使用し、直接引数を渡してインストールする
msiexec /i "lotus notes 6.5.4 ja.msi" MSAD_SUPPORT="Yes"
msiexec コマンドを TRANSFORM ファイルと使用してインストールする
Tuner ツールを使用して、transform.mst ファイルを編集します。MSAD_SUPPORT = "Yes" に設定します。
以下のインストールコマンドを実行してください。
msiexec /i "lotus notes 6.5.4 ja.msi" TRANSFORMS="YourTransform.mst"
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
共有インストールでネットワークから実行するために移行ツールを選択する
Admin イメージ (共有ネットワークインストール) からエンドユーザーインストールを行うときに、移行ツールのイン
ストールを選択した場合は、「ネットワークから実行」のいずれかのオプションを選択してください。
This feature will be installed to run from network.
This feature, and all subfeatures, will be installed to run from the network .
「ローカルハードドライブへのインストール」のいずれかのオプションを選択した場合は、共有クライアントを正しく
アンインストールできず、次のようなエラーメッセージを受け取ります。
Error 1315. Unable to write to the specified folder
<path to network share>\Program Files\Lotus\Notes\
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
名前を変更したデスクトップアイコンは手動で削除する必要があります
クライアントをインストールすると、Notes、Designer、および Administrator の各クライアントのデスクトップショート
カットが新しく作成されます。これらのデスクトップアイコンの名前を変更してカスタマイズした場合、クライアントを
アンインストールした後、手動で削除する必要があります。名前を変更したデスクトップショートカットがある既存
のインストールをアップグレードすると、元のショートカットは機能しなくなります。デスクトップからそれらのショート
カットを削除し、新しく作成されたショートカットを使用してください。
Associated SPRs :
TBOO59WKLD; TBOO59WKUC
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Exchange から Domino への移行
Domino 移行ツールを使用して Microsoft Exchange のユーザーとその電子メールファイルを Lotus Domino に移
行する手順は、以下のとおりです。
前提条件
z
z
z
z
Domino Server の admin.id と cert.id が必要です。
Exchange サーバー用の管理者プロファイルを Outlook にセットアップする必要があります。
Microsoft Exchange が外部ディレクトリ (管理者インストールの一部) としてインストールされていること
が必要です。
移行後のどの Domino 電子メールファイルについても、拡張メールテンプレート (Mail6ex.ntf) を使用する
必要があります。
移行のヒント
アドレスフィールド (To、CC、または bcc など) の大量の配布リスト (何百というユーザーなど) を移行すると、
Notes または DAMO クライアントで配布リストを表示した場合に、配布リストが切り捨てられたりその全体が欠落
していたりすることがあります。配布リストは最初の 768KB より後が切り捨てられます。また、使用可能なシステ
ムメモリによっては、配布リストが空になる場合もあります。空になるのは Exchange の制限によるものであり、再
現性がありません。
Exchange から Domino に移行する前に、ユーザーの Exchange 電子メールファイルのフォルダ名として、Outlook
標準の名前が使用されていることを確認してください。ユーザーが Outlook 標準のフォルダ名を変更していた場
合、そのフォルダのデータが正しく移行されない可能性があります。Outlook 標準のフォルダ名は、[予定表]、[連
絡先]、[下書き]、 [受信トレイ] 、[履歴]、[メモ]、[送信トレイ]、[送信アイテム]、および [仕事] です。たとえば、
Outlook フォルダ [受信トレイ] を [MyFavoriteInbox] と変更したとすると、移行後に正常に表示されなかったり正
常に機能しなかったりすることがあります。
Exchange のメールファイルから Domino に移行された連絡先は [連絡先] ビューに表示されますが、前のリリー
スのように個々の .nsf ファイルへは移行されることはありません。連絡先をローカルの個人アドレス帳に複製す
る方法を示す「Microsoft Exchange の連絡先を Domino に移行しました。」という件名の文書が [すべての文書]
ビューに表示されます。
RTF 形式の Outlook メッセージの本文が壊れている場合、電子メールファイルを Exchange から Domino に移行
する際に、その本文はテキストだけの形式に変換されます。その場合、移行した後、Notes または Domino
Access for Microsoft Outlook クライアントで表示した際に、Outlook メールの添付ファイルの一部が失われてい
ることがあります。
インストール
Domino Administrator を起動し、以下のようにして、ユーザーとその電子メールファイルを Exchange から
Domino に移行します。
1. Domino Administrator から、[ユーザーとグループ] タブを選択します。
2. [ツール] ペインで [ユーザー] をクリックし、[登録] - [ユーザーの移行] をクリックします。
3. [ユーザーの移行] ダイアログが表示されたなら、[外部ディレクトリ] から [Microsoft Exchange ユーザー] を
選択します。
4. プロンプトに対して、移行元 Exchange サーバーの管理者用プロファイルを入力します。
5. Exchange ユーザーのドロップダウンリストから、移行対象のユーザーをすべて選択して [移行するユーザー
とグループ] リストに追加した後、[移行] ボタンを選択します。パスワードを作成しないようにするなど、移行
オプションを変更することができます。あるいは、デフォルトの設定値をそのまま使用することもできます。
6. [終了] をクリックします。リストの内容すべてが [ユーザーの登録] ダイアログの登録キューに追加されま
す。
7. [ユーザーの登録] ダイアログで [すべてを登録] をクリックします。すべてのユーザーが [Domino ディレクト
リ] (公開アドレス帳) に追加され、その電子メールファイルが移行されます。
Microsoft Exchange のアドレスを Domino のアドレスに変換する
ユーザーをすべて移行したなら、次にメール変換ツールを使用することによって、Exchange のすべてのアドレス
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を Notes の標準形式 (CN=John Smith/OU=Sales/O=Acme など) に変換してください。このツールで変換される
のは、Microsoft Exchange ユーザーのうち、Domino ディレクトリ中にも存在しているユーザーのアドレスだけで
す。もっと小さいグループを移行する場合は、グループを移行した時点で毎回このツールを実行してください。
Microsoft Exchange のアドレスを有効な Domino アドレスに変換する手順は、以下のとおりです。
1. アドレス変換が正常に実行されるためには、Exchange Mail から Domino への移行に使用する Domino
Server 上の NAB 項目のキャッシュが最新のものでなければなりません。Domino Server のコンソールで次
の作業を実行することにより、キャッシュを更新して最新のものにしてください。
tell router q
load updall <Domino アドレス帳> (例: 'load updall names.nsf')
load router
1. Domino Server 上の (\mail サブディレクトリにある) 移行後のすべての電子メールファイルに対してアドレス
変換を実行するには、Domino Server のコンソールで次のように入力します。
load convert -w mail\*.nsf
使用可能なその他のコマンド
load convert -w <特定の電子メールファイルのパス >
このコマンドは、移行後の特定の電子メールファイルに対してアドレス修正を実行する場合に使用します。例:
load convert -w mail\chair.nsf
load convert -w -l <テキストリストファイルのパス >
load convert -w -l c:\tmp\mailfilelist .txt
第 1 のコマンドは、移行後の 1 次メールファイルパスをすべて含む (レプリカ電子メールデータベースを除く) テ
キストリストファイルを生成する場合に使用します。次に、第 2 のコマンドでそのテキストファイルを指定すること
により、アドレス修正を実行できます。
load convert -w -f <テキストリストファイルのパス >
このコマンドは、指定するテキストファイルの中のリストに含まれている移行後の電子メールファイルのすべてに
対して、]アドレス修正を実行する場合に使用します。例: load convert -w -f
c:\tmp\maildlist.txt
Exchange から Domino への移行作業のトラブルシューティングについては、リリース情報「Exchanage から
Domino への移行作業のトラブルシューティング」を参照してください。移行の問題など、Domino Access for
Microsoft Outlook の関係する問題のリストについては、リリース情報「Domino Access for Microsoft Outlook の
問題」を参照してください。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
インターネットアクセスと Outlook Express 移行ツール
Outlook Express 移行ツールでは、サーバーへの接続に短縮名を使用します。このツールを使用するには、[セ
キュリティ] タブを開き、[サーバー文書] でインターネットアクセスが正しく設定されていることを確認します。
[インターネットアクセス] セクションで、[インターネット認証: 弱いセキュリティと複数の名前のバリエーション ] を
選択します。
これにより Outlook Express のユーザーは移行ツールを使って Notes メールサーバーに接続できるようになりま
す。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Domino 7.0.2 を前の Lotus Domino リリースにダウングレードする
何らかの理由で Lotus Domino Server を Lotus Domino 7.0.2 から前のリリースにダウングレードする必要がある
場合には、特定の 7.0.2 データベースの変更を元に戻すため、サーバーを再起動する前にまずすべてのデータ
ベース上で修復を実行する必要があります。これは UNIX サーバーを使用しているときには特に重要です。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Domino 7.0.x への更新によりコンソールログの制限を 1K に設定する
Lotus Domino Serverを Lotus Domino 7.0.x に更新すると、コンソールログの制限が 1K に設定されます。1K
の新規デフォルト設定が導入され、製品の保守性が向上します。コンソールログは、ユーザーの介入や通知
なしに、制限を 1K として有効になります。コンソールログのサイズを有効または無効にするか、あるいはこれ
を変更するためにエントリが Notes.INI ファイルにすでにある場合は、この限りではありません。
コンソールログのデフォルト制限を 1K 以外の値に変更するには、以下にリストされているコマンドの 1 つを使
用してください。
以下の Notes.INI 設定の 1 つを使用します
console_log_enabled=n
z
console_log_max_kbytes=desired size
Notes.INI 設定についての詳細は、Lotus Domino Administrator ヘルプの「NOTES.INI 設定」というトピック
を参照してください。
コンソールログを停止した後、以下のサーバーコマンドを発行します
start consolelog
z
Associated SPRs :
DSAN6SSLDZ
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Notes 5.0.9a クライアントは Domino ディレクトリ 7 と使用するとクラッシュする
IBM Lotus Notes 5.0.9a とそれ以前のリリースのクライアントは、Lotus Domino 7 Domino ディレクトリと共に使用
するとクラッシュします。Lotus Notes 5.0.10 またはそれ以降のクライアントを使用する必要があります。
メモ IBM Lotus Notes R5 Client と Lotus Domino R5 Server は、Lotus Domino 7 ではサポートされません。
Associated SPRs :
JPIK6KXQ7Q
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Notes、Domino Administrator 、および Designer のアップグレード後のオンラインヘルプ
Lotus Notes 7、Domino Designer 7、または Domino Administrator 7 のゴールドバージョンにアップグレードし、
Notes/Domino 7 の前のベータビルドを削除していない場合は、ローカルヘルプデータベースの全文索引を正しく
作成するために、次の操作を実行する必要があります。
アプリケーション UI で次のように操作します。
1. ヘルプを開きます。
2. [ファイル] - [プロパティ] を選択します。
3. [データベース] プロパティダイアログで、[全文検索] タブ (虫眼鏡のアイコン) をクリックします。
4. [削除] ボタンをクリックします。
5. 古い Notes/Domino 7 ヘルプファイルの全文索引がある場合は、それが削除されます。
6. 古い全文索引がない場合は、それを示すメッセージダイアログが表示されます (表示されても問題はありま
せん)。
7. [データベース] プロパティダイアログを閉じます。
8. 必要であれば、ヘルプファイルから全文索引を再作成します。
または、Windows Explorer で次のように操作します。
1. Data フォルダへ移動します。
2. Data フォルダ内の Help フォルダを開きます。
3. ヘルプデータベースと同じ名前に拡張子「.ft」が付けられたフォルダがあるときは、このフォルダを削除しま
す。このフォルダには、ヘルプデータベースの全文索引用のファイルが含まれています。
4. 必要であれば、ヘルプファイルから全文索引を再作成します。
ヘルプ (ユーザーアシスタント) データベースは、ソフトウェアのリリースバージョンごとの名前が付けられています
(たとえば、Notes/Domino 7 の場合、[Notes Client ヘルプ] データベースの名前は help7_client.nsf です)。前の
バージョンの Notes、Domino Administrator、または Domino Designer からアップグレードする場合は、この操作
をしない限り、新しいヘルプデータベースの全文索引は作成されません。
Associated SPRs :
DMAT6F4TSE
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Sametime のカスタマイズは アップグレード時に STLINKS.SAV に保存される
Domino Server のデータディレクトリ <data dir>/domino/html/sametime/stlinks は、リリース 6.0.5/6.5.4 で追加
され、7.0 にも存在します。このディレクトリは、6.5.3 以前には存在しません。このディレクトリには Domino Web
Access (DWA) との Sametime インテグレーションに必要なファイルが含まれいて、このディレクトリのファイルは、
トンネリングをサポートするためにカスタマイズされることがあります。
Domino Server をリリース 7.0 にアップグレードするときに、既存の <data dir>/domino/html/sametime/stlinks
ディレクトリに含まれているファイルは、カスタマイズされた可能性のある設定を保存するために、バックアップ
ディレクトリの <data dir>/domino/html/sametime/stlinks/stlinks.sav にコピーされます。
サーバーのアップグレードプロセスは、次のときに発生します。
- マルチバージョンが有効でないサーバー (Domino 6.0.2 以前) のインストール中
- インストール後、マルチバージョンが有効なサーバー (Domino 6.0.3/6.5.0 以降) で UPDDOMSVR コマンド
を実行したとき
stlinks.sav ディレクトリが空または存在しない場合にのみ、アップグレード時に stlinks.sav サブディレクトリにファ
イルがコピーされます。つまり、同じサーバーでインストールまたはアップグレードが複数回実行されるとき、
stlinks.sav へのファイルのコピーは、最初のインストールまたはアップグレードのときにのみ行われます。
stlinks 内のファイルをカスタマイズするときは、 新しいカスタマイズを stlinks.sav にコピーするか、stlinks.sav か
らすべてのファイルを削除して、以降のインストールまたはアップグレードで最新のファイルがバックアップディレ
クトリにコピーされるようにします。
Associated SPRs :
KEIT6CKR4Y
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
SmartUpgrade Web キットのコマンドラインオプション
Web キットを構成する自己解凍型の実行可能ファイルにバンドルされたインストールキットを使用するユーザー
のことを考慮し、実行可能ファイルを解凍するときのデフォルトの動作を変更しました。Web キットは、解凍した
ファイルを保存する一時ディレクトリの入力を求めるようになりました。この変更によって、既存の自動インストー
ルに悪影響が生じる可能性があります。たとえば、SmartUpgrade が失敗することがあります。
Web キットに一時ディレクトリ用のプロンプトを表示させないようにすると、インストールキットへの変更が現在の
インストール方法に影響を与えるのことを防止できます。
Domino のコマンドラインで、次のコマンドラインオプションを使用します。
-px または /px
たとえば、次のように入力します。
setup.exe -px
または
setup.exe /px
インストール後、Web キットは解凍したファイルを一時ディレクトリから削除しなくなります。解凍したファイルを削
除するには、Domino のコマンドラインで次のコマンドラインオプションを使用します。
-d または /d to
たとえば、次のように入力します。
setup.exe /d /px
詳細については、次の Web サイトを参照してください。
http://helpnet.installshield.com/robo/projects/pftw/Passing_command_line_options_to_the_package.htm
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Web サービス: 7.0 で保存された Web サービスのアップグレード
Designer は、バージョン 7.0 で保存された Web サービス設計要素をバージョン 7.0.1 に自動的にアップグレード
します。これは通常、サービスを新しいバージョンの Designer で開き、保存するときにサイレントで行われます。
しかし、まれに、状況によっては、アップグレードが実行できず、リリース情報を参照する旨のエラーメッセージが
Designer で表示されるという問題が生じることがあります。
この問題が起きた場合、新しい Web サービス設計要素を作り直すことから始めて、サービスを再作成する必要
があります。元のサービスが WSDL 文書のインポートによって作成された場合、その WSDL を再度インポート
し、元のサービスの実装ソースコードをコピーして、これを新規のサービスへ貼り付けることにより、新しいサービ
スを作成します。一部のインフォボックスプロパティはインポートによってデータが取り込まれますが、そうでない
ものもあります ([名前]、[別名]、[コメント]、[WSDL インターフェースの更新を警告]、およびすべての [セキュリティ] タ
ブ設定)。元のサービスの WSDL 文書が実装ソースコードから生成されたものの場合 (WSDL がインポートされな
かった場合) には、元の Web サービスからコードをコピーして、新しいサービスに貼り付けます。この場合には、
インフォボックスプロパティを必要に応じて手動で入力することが必要になります。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Web サービス: 障害修正のためには Web サービスの再保存が必要
SPR# JGRN6DTJSB に対する修正では、LotusScript Web サービスが、WSDL 文書で宣言されている
"maxOccurs" 反復エレメントの代わりに SOAPENC 配列にシリアライズされますが、Web サービスを Designer
で再保存する必要があります。
Associated SPRs :
JGRN6DTJSB
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
カスタム形式パターンの使用
IBM Lotus Domino 7 アップグレードガイドには、リリース情報に含まれている 4 つのトピックからなるシリーズ
の 1 つのトピック「カスタム形式パターンの使用」が含まれます。4 つのトピックすべては、Lotus Domino 7
アップグレードガイドに含まれています。以下の手順を完了するかどうかはオプションです。
ユーザー文書の [インターネットアドレス] フィールドにデータを追加する
インターネットアドレスツールを使って、Domino ディレクトリでフィールドがブランクになっているすべてのユー
ザー文書の [インターネットアドレス] フィールドに入力することができます。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
Lotus Domino Administrator から、[ユーザーとグループ] タブをクリックします。
[インターネットアドレス] フィールドに入力したいサーバーと Domino ディレクトリを選択します。
[ユーザー] タブをクリックします。
[インターネットアドレスの設定] をクリックします。
[インターネットアドレス作成] ダイアログボックスで、インターネットアドレスの形式を選択します。
インターネットアドレスの区切り文字を選択します。この文字で、[形式] フィールドのアイテムを区切りま
す。
7.
会社のインターネットドメインを入力します。
メモ オプションの [短縮名フィールドから既存のアドレスを使用する] を選択する場合、ツールは、各
ユーザー文書の [短縮名] フィールドで有効なインターネットアドレス (例:jdoe@acme.com) を検索しま
す。ツールが有効なインターネットアドレスを見つけた場合、ツールは、ダイアログボックスにある情報に
基づいてエントリを作成する代わりに、そのアドレスを使用して [インターネットアドレス] フィールドへの
入力を行います。
8.
(オプション) [追加のオプション] をクリックして、以下のいずれかを実行します。
z
[利用可能な場合は短縮名フィールドから既存のインターネットドメインを使用] を選択して、各ユー
ザー文書の [短縮名] フィールドで、有効なインターネットドメイン (例: @acme.com) を検索します。
ツールが有効なインターネットドメインを見つけた場合、ツールはそのドメインを使用して、ダイアロ
グボックスのインターネットドメインにあるエントリを使う代わりに、インターネットアドレスの入力を行
います。
z
[選択したセパレータキャラクタで複数ワードの名前を区切る] を選択して、複数の単語からなる名
前の単語間に区切り文字を挿入します。
z
[指定の Notes Domino ドメインのユーザーに対してのみアドレスを作成する] を選択して、特定の
Notes ドメインのユーザーに対してのみインターネットアドレスを設定します。インターネットアドレス
を設定したい Notes ドメインのドメイン名を入力します。
z
[名前が重複している場合は別名形式パターンを使用] を選択して、Lotus Notes が 2 人のユー
ザーに対して同じインターネットアドレスを生成する場合は 2 番目のインターネットアドレスのパター
ンを指定します。ボックスで別名形式パターンを指定します。
詳しい情報は、「カスタム形式パターンの使用」のトピックを参照してください。
これにより、基本パターンが、一意ではないアドレスや無効な文字を含むアドレスなど、非 ASCII 文字を
含むアドレスになる場合は、別名形式パターンを使用することができます。
[インターネットアドレス作成] ダイアログボックスは、動作するサーバーや Domino ディレクトリを指定します。
また、それぞれのアドレスや区切り文字形式の例を示します。
メモ このダイアログボックスは、カスタム形式のすべての組み合わせの例を示すものではありません。
インターネットアドレスツールは、Domino ディレクトリのすべてのユーザー文書をチェックします。ツールが [イ
ンターネットアドレス] フィールドのエントリなしで文書を検索した場合、エントリを作成し、そのエントリが有効な
RFC 821 アドレスであることを確認し、サーバー上のすべての Domino ディレクトリでエントリの完全な名前参
照を実行して、エントリが一意であることを確認します。このエントリが [インターネットアドレス] フィールドと一
致する場合は、ツールは、フィールドをブランクにし、ログファイル (LOG.NSF) にエラーを入力します。
注意 インターネットアドレスツールは、すべての新規インターネットアドレスについての完全な名前参照を実
行しますが、これを負荷の高い状況にあるディレクトリやサーバーで実行してはなりません。
インターネットアドレスの作成
ユーザーが Jane R. Jones の場合、このユーザーの情報は、以下のようにユーザー文書に表示されます。
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
ユーザー
[名] フィールド
Jane R. Jones
Jane
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[姓] フィールド
Jones
[ミドルネーム]
フィールド
R
インターネットドメイ
ン
acme.com
インターネットアドレスツールを実行すると、以下のインターネットアドレスが生成されます。
区切り文字
ツール実行後のインターネットアドレス
形式
FirstName LastName
_
Jane_Jones@acme.com
FirstName MiddleInitial LastName
_
Jane_R_Jones@acme.com
FirstInitial LastName
%
J%Jones@acme.com
FirstInitial MiddleInitial LastName
%
J%R%Jones@acme.com
LastName FirstName
=
Jones=Jane@acme.com
LastName FirstName MiddleInitial
=
Jones=Jane=R@acme.com
LastName FirstInitial
_
Jones_J@acme.com
LastName FirstInitial MiddleInitial
_
Jones_J_R@acme.com
FirstName LastInitial
%
Jane%J@acme.com
メモ ダイアログボックスの [インターネットドメイン] フィールドにインターネットドメインを指定する必要がありま
す。
インターネットアドレスツール用のアドレス形式
次の表は、選択できるアドレス形式をリストしています。
説明
アドレス形式
FirstName LastName
[名] フィールドおよび [姓] フィールドの内容を使用してアドレスを
作成します。
FirstName MiddleName LastName
[名] フィールド、[ミドルネーム] フィールド、および [姓] フィールドの
内容を使用してアドレスを作成します。
FirstInitial LastName
ユーザーの [名] フィールドの最初の 1 文字と [姓] フィールドの内
容を使用してアドレスを作成します。
FirstInitial MiddleName LastName
ユーザーの [名] フィールドの最初の 1 文字、[ミドルネーム] フィー
ルド、および [姓] フィールドの内容を使用してアドレスを作成しま
す。
LastName FirstName
[姓] フィールドと [名] フィールドの内容を使用してアドレスを作成し
ます。
LastName FirstName MiddleName
[姓] フィールド、[名] フィールド、および [ミドルネーム] フィールドの
内容を使用してアドレスを作成します。
LastName FirstInitial
[姓] フィールドの内容とユーザーの [名] フィールドの最初の 1 文
字を使用してアドレスを作成します。
LastName FirstInitial MiddleName
[姓] フィールド、ユーザーの [名] フィールドの最初の 1 文字、およ
び [ミドルネーム] フィールドを使用してアドレスを作成します。
FirstName LastInitial
[名] フィールドおよび [姓] フィールドの最初の 1 文字を使用してア
ドレスを作成します。
カスタム形式パターンの使用
インターネットアドレスを指定するために使用します。
カスタム形式パターンを選択する場合、以下のアドレスの区切り文字を利用できます。
なし
アンダースコア
_
等号
=
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パーセント記号
%
メモ ダイアログボックスの [インターネットドメイン] フィールドでインターネットドメインを指定する必要がありま
す。
カスタム形式パターンの使用
[インターネットアドレス作成] ダイアログボックスで [カスタム形式パターンの使用] を選択する場合、[インター
ネットアドレス] フィールドにエントリがない状態で、Lotus Domino でユーザー文書のインターネットアドレスを
作成する方法を設定できます。ダイアログボックスにある次の文字を使用してアドレスの表示方法を指定して
ください。
省略語
意味
Fn
名、n 文字以降切り捨て
Ln
姓、n 文字以降切り捨て
M
ミドルイニシャル
T
タイトル
G
世代修飾子
I
社員番号
C
ロケーション
D
部署
V
サーバー
O
組織単位
S
[既存の短縮名] フィールドの使用
=
区切り文字
_
区切り文字
%
区切り文字
上記の文字と区切り文字を組み合わせることにより、組織内でインターネットアドレスを表示する方法を設定
できます。
カスタム形式パターンを使用してインターネットアドレスを作成する
ユーザーが Jane R. Jones の場合、このユーザーの情報は、以下のようにユーザー文書に表示されます。
名
ミドルイニシャル 姓
ロケーション 組織
サーバー
タイト
ル
Ms
Jane
R
Jones
Tampa
Acme
MailT1
カスタム形式を設定して、以下のアドレスを作成することもできます。
アドレス
カスタム形式
FL
JaneJones@acme.com
F2L
JaJones@acme.com
F_L=C
Jane_Jones=Tampa@acme.com
T_F_M_L%V
Ms_Jane_R_Jones%MailT1@acme.com
Associated SPRs :
KKOO6RU8GW
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
AIX - 3 つの追加メモリセグメントのオプション
AIX では管理者がメモリのモデルを変更することにより、3 つの追加メモリセグメントを使用できます (各 256
MB)。この変更は、Notes.INI の AIX_VERY_LARGE_MM=1 パラメータを設定することにより行います。
Lotus Domino 7.x とこの設定オプションには 64 ビットカーネルが必要です。AIX メモリー情報の詳細について
は、次の Web サイトを参照してください。
http://www-128.ibm.com/developerworks/lotus/library/domino-aix-memory/
Associated SPRs :
SVRO6PHR3E
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
C および C++ プログラムは、*LIBL/LIBNOTES にバインドしてはならない
LIBNOTES *SRVPGM にバインドするプログラムオブジェクト (*PGM) およびサービスプログラムオブジェクト
(*SRVPGM) は、QNOTES ライブラリ内の LIBNOTES に明示的にバインドする必要があります。BNDSRVPGM
キーワードでデフォルト値 *LIBL を使用しないでください。LIBNOTES のライブラリとして QNOTES が指定されな
い場合、複数バージョンを使用する環境では、誤ったバージョンの Domino が使用される可能性があります。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Domino サーバーコントローラの設定
Domino 7 では、サーバーコントローラの TCP/IP アドレスとポート番号をサーバーの Domino ディレクトリで指定
する必要があります。
サーバーのセットアップが完了した後、Domino ディレクトリでサーバー文書を開きます。サーバー文書で、[ポー
ト] - [インターネットポート] にある [サーバーコントローラ] タブを選択します。ここで、サーバーコントローラの
TCP/IP アドレスと TCP/IP ポート番号を編集できます。
これらのフィールドを編集しないと、TCP/IP アドレスはデフォルトでサーバーの TCP/IP アドレスと同じになり、
TCP/IP ポート番号はデフォルトで 2050 になります。サーバー文書を保存し、一度サーバーコントローラなしで
サーバーを起動すると、このサーバー用の admindata.xml ファイルがデータディレクトリに作成されます。
サーバーをシャットダウンし、通常どおりにサーバーコントローラのもとでサーバーを起動できます。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Domino メモリのプリアロケーションの設定
起動時に共有メモリをプリアロケートするよう Domino に指示するコードが追加されました。これにより、拡張
Domino Server オペレーション時に、「Error attaching to shared memory」または「Error on mapping memory」と
いったタイプのエラーでサーバーがクラッシュすることを防止できます。これは、Domino の起動時に、利用可能な
最大容量の共有メモリをアロケートし、これ以降は共有メモリを作成しないことに基づきます。このため、他のプロ
セスがそれ自身のアドレス空間にマッピングできない共有メモリを以降のプロセスがアロケートする可能性をなく
しています。この方法の短所は、仮想メモリのこの容量を共有メモリ用に常に使用し、オペレーティングシステム
上で Domino が利用できるアドレス可能なメモリに基づいて、利用可能なローカルメモリが制限される点です。
たとえば、このコードを有効にすると、Windows で 1.5 GB の共有メモリ (Constrained Shared メモリのデフォルト
設定で、NOTES.INI 設定の ConstrainedSHMSizeMB で変更可能) がアドレス可能な 2GB のメモリ (OS のデフォ
ルト設定に一致させるための Windows 用のデフォルト値で、NOTES.INI 設定の MEM_AddressableMemSizeMB
と OS の設定によって変更可能) とともにプリアロケートされ、ローカルメモリには 512 MB しか残されません。 こ
の方法の長所は、共有メモリまたはローカルメモリを使い果たしても、サーバーがクラッシュしないことです。この
ために、共有メモリを割り当てられないケースでは、サーバーは常にクラッシュします。
この新しいコードはデフォルトでオフになっているので、NOTES.INI で「MEM_EnablePreAlloc=1」を設定することに
より、オンにする必要があります。
この新しいコードを機能させるには、プリアロケーションがオンのときに、共有メモリのサブアロケーションをオンに
することが必要でした (NOTES.INI での MEM_EnableSubAlloc=1 設定によるプリアロケーションを希望しないとき
は、手動でプリアロケーションを有効にできます。サブアロケーションがデフォルトでオンになるのは AIX だけで
す)。サブアロケーションを使用すると、共有メモリを大きな「セグメント」として作成し、メモリプールをこのセグメン
トからサブアロケートすることができます。たとえば、Windows では、「セグメント」のサイズは 200MB 以下で (サ
ブアロケート Shared Memory セグメントサイズのデフォルト設定で、NOTES.INI 設定の MEM_SHMSubAllocSize
(バイト単位) で変更可能)、4MB の共有 dpool サイズ (Windows のデフォルト設定で、NOTES.INI 設定の
SHARED_DPOOLSIZE (バイト単位) で変更可能) に基づいてこのセグメントからメモリアロケーションを作成でき
ます。これによって、単一のアロケーションサイズが「セグメント」サイズに制限されます (200MB 以下の場合)。し
かし、内部的には、Domino はこのサイズのメモリ要求を作成せず、任意の API プログラムでも作成されません。
このサイズを超えるアロケーション要求は失敗します。
NOTES.INI で設定するメモリ変数は、次のように変更または追加されています。
1. すでに説明したように、変数 "MEM_EnableSubAlloc=1" は共有メモリのサブアロケーションを有効にします。
2. すでに説明したように、変数 "MEM_SHMSubAllocSize=VALUE" を使用すると、共有メモリ用にサブアロケート
されるセグメントサイズのデフォルト設定をオーバーライドすることができます (VALUE はバイト単位で、デフォル
トはプラットフォームによって異なります)。
3. すでに説明したように、変数 "MEM_EnablePreAlloc=1" は、共有メモリのプリアロケーションを有効にし、サブ
アロケーションも有効にします (この変数を設定すると、ConstrainedSHM と MEM_AddressableMem も有効になり
ます)。
4. 変数 "ConstrainedSHM=1" は、共有メモリだけを制約するようになりました。これは、以前のように直接アドレ
ス可能なメモリを抑制することはありませんが、MEM_AddressableMem を有効にします。
5. 変数 "ConstrainedSHMSizeMB=VALUE" は、制約された共有メモリのデフォルト設定をオーバーライドするた
めにまだ使用することができます (VALUE はメガバイト単位で、デフォルト値はプラットフォームによって異なりま
す)。
6. 変数 "MEM_AddressableMem=1" は、アドレス可能とみなすことができるメモリ量をコードが制限できるように
します。この設定がない場合は、4 GB に代わるデフォルトの制限があります。この設定を有効にすると、より現実
的な値が使用されます。
7. 変数 "MEM_AddressableMemSizeMB=VALUE" を使用すると、Domino がアドレス可能なメモリとみなすことが
できるメモリ量のデフォルト設定をオーバーライドすることができます (VALUE はメガバイト単位で、デフォルト値
はプラットフォームによって異なります)。
8. UNIX で共有メモリの "mmap" の使用を有効にする変数 "MEM_EnableMmap=1" が追加されました。これは、
Solaris でのみデフォルトでオンになり、現在、それ以外のプラットフォームではサポートされていません (Linux
x86 では最小限のテストが実施済みです)。
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9. Domino が "mmap" 共有メモリを配置する場所を指定する変数 "MEM_Mmap_Location=FOO" が追加されま
した。FOO は新しい場所を示す絶対パスです。この変数は、"mmap" 共有メモリを使用するプラットフォームでの
み有効です。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
HTTP ログファイルの形式の選択
i5/OS プラットフォームでは、HTTP ログファイルは、デフォルトで EBCDIC 形式で記述されます。NOTES.INI ファ
イルで次の設定を行うことにより、これらのファイルの形式を ASCII に変更できます。この設定は、サーバーの次
回の起動時または HTTP の再スタート時 (たとえば、"tell http quit" の後の "load http") に有効になります。
HTTPLogFormatAscii=1
NOTES.INI ファイルに HTTPLogFormatAscii がない場合、または HTTPLogFormatAscii=0 が設定されている場
合は、HTTP ログファイルはデフォルトの EBCDIC 形式に戻ります。
Associated SPRs :
PBIT5N6HGU
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Domino for AIX の設定
Domino Server パーティションユーザー ID (この例では domsrv) ごとに、/etc/security/limits を次の値に変更す
ることをお勧めします。
domsrv:
fsize = -1
core = -1
data = -1
rss = -1
stack = -1
nofiles = -1
ユーザー ID と Domino Server プログラムに対し、これらを「制限なし」にします。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Domino for Linux on x 86 の設定
プロセスあたりのファイルハンドル数の制限の増加
Linux カーネルでは、デフォルトで、1 つのプロセスが開くことができるファイルディスクリプタの数が制限されてい
ます (デフォルトは 1024)。この制限には、サーバー/クライアント間の基本的な通信で開かれるソケットファイル
ディスクリプタも含まれるので、Domino プロセスにとっては非常に厳しい制限となります。Domino データディレク
トリ内のデータベース (またはファイル) の数が 1024 未満であっても、この数値は、Domino が要求するオープン
ファイルディスクリプタの最大数を示す目安とはなりません。上記の数十倍ものクライアント接続に対応するため
に、Linux 管理者によってこのデフォルトをオーバーライドする必要があります。
デフォルトをオーバーライドする方法は、Domino Server の起動方法によって異なります。基本的に、次の 2 つの
ケースがあります。
1. ログインセッションから Domino を起動する
このケースでは、/etc/security/limits.conf ファイルを変更することによってデフォルトをオーバーライドし、ロ
グイン後にそれが反映されるようにする必要があります。ルートとして /etc/security/limits.conf を編集し、
次の行を追加または変更してください。
domsrvr soft nofile 20000
domsrvr hard nofile 49152
「domsrvr」は、Domino Server を実行するユーザー ID の例です。最初の列には、Domino インストール時に
指定された notesdata ディレクトリの所有者名である UNIX ユーザー名を指定してください。同じ Linux for
zSeries プラットフォームに複数の Domino パーティションが存在する場合は、各ユーザー ID ごとにこれらの
行を繰り返します。「soft」値は、ファイルディスクリプタ制限 (ulimit -n) の新しいデフォルトを指定します。
「hard」値は、ユーザーによって設定可能なファイルディスクリプタ制限の最大値を指定します。
ログオン後にこれらの制限が反映されるように、適切な pam.d ログインファイルに次の行を記述します。
session
required
/lib/security/pam_limits.so
たとえば、ssh ログインが使用される場合、この行を /etc/pam.d/sshd 内に記述する必要があります。
telnet が使用される場合は、/etc/pam.d/login に記述します。
rlogin が使用される場合は、/etc/pam.d/rlogin に記述します。
上記の変更を行って保存した後、使用したユーザー ID でログインしてください。
2. /etc/init.d を介して Domino を自動的に起動する
Linux のブート時に Domino Server を自動的に起動するには、通常、/etc/init.d ディレクトリ ("runlevel" 内)
にあるスクリプトを実行します。しかし、/etc/init.d スクリプトによって Domino を自動的に起動した場合は、
/etc/security/limits.conf 設定が反映されないことに注意してください。このため、使用するスクリプトの起動
セクションに次のような行を必ず記述してください。
ulimit -n 20000
注意: 起動スクリプトの変更だけでなく、必ず /etc/security/limits.conf も変更してください (上記の「1.」)。こ
のようにしないと、Domino をログインセッションから起動したとき、ファイルディスクリプタ制限が不十分になり
ます。
Domino によって変更されるカーネル値
大規模な Domino 環境では、上記に加えて、他の Linux カーネル値の変更が必要です。Domino ユーザー ID に
よるログオンの前に変更が必要なファイルハンドル制限の場合とは異なり、これらの値は Domino 自体で変更で
きます。起動時に "tunekrnl" というプログラムをルート権限で実行し、これらの値を /proc ファイルシステムで設
定します。/proc の値は、一度設定されると、Linux がブート (またはリブート) するまでは変更されません。ブート
またはリブート時には、デフォルト値に戻されます。この例外が "mapped_base" で、これは、Domino の起動ごと
に作成されるプロセス - ローカル設定です。/proc ファイルシステムの変更を示す "tunekrnl" ログは、多い状態
(Linux リブート後) から少ない状態 (以降の Domino 起動) へと変化する傾向があります。"tunekrnl"によって変
更される値は次のとおりです。
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カーネルパラメータ
/proc/sys/fs/file-max
/proc/sys/kernel/sem
/proc/sys/kernel/shmmax
/proc/sys/net/ipv4/tcp_fin_timeout
/proc/sys/net/ipv4/tcp_max_syn_backlog
/proc/sys/net/ipv4/tcp_tw_reuse
/proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_range
/proc/<pid>/mapped_base
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デフォルト値
(下限は 8192)
tunekrnl 値
131072
説明
システム全体のファイルディスク
リプタ最大数。
250 32000 32 128 250 256000 32 1024 共有セマフォの割り当てサイズと
制限。
32 M
256 M
共有メモリの最大セグメントサイ
ズ。
60
15
FIN (ソケットクローズ) に対する
再伝送タイマー (秒)。
1024
16384
listen() 接続バックログの最大
値。
0
1
1 に設定すると、ソケットを迅速に
再利用する "time-wait
assassination" が有効になりま
す。
32768 61000
1024 65535
connect() に使用できるポート値
の範囲を増加させます。
1 GB
16 MB
下限アドレス値。これよりも上位
で SLES でのメモリ割り当てが発
生する可能性があります。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Domino for Linux on zSeries の構成
Domino for Linux on zSeries の計画、インストール、および構成に関する詳細な説明は、以下のサイトから入手
できる Redbook『IBM Lotus Domino 6.5 for Linux on zSeries Implementation』に記載されています。
http://www.redbooks.ibm.com/abstracts/sg247021.html
これは、前の Domino リリースについて書かれたものですが、計画時の考慮事項およびタスクの説明はこのリ
リースにも適用されます。
プロセスあたりのファイルハンドル数の制限の増加
Linux カーネルでは、デフォルトで、1 つのプロセスが開くことができるファイルディスクリプタの数が制限されてい
ます (デフォルトは 1024)。この制限には、サーバー/クライアント間の基本的な通信で開かれるソケットファイル
ディスクリプタも含まれるので、Domino プロセスにとっては非常に厳しい制限となります。Domino データディレク
トリ内のデータベース (またはファイル) の数が 1024 未満であっても、この数値は、Domino が要求するオープン
ファイルディスクリプタの最大数を示す目安とはなりません。上記の数十倍ものクライアント接続に対応するため
に、Linux 管理者によってこのデフォルトをオーバーライドする必要があります。
デフォルトをオーバーライドする方法は、Domino Server の起動方法によって異なります。基本的に、次の 2 つの
ケースがあります。
1. ログインセッションから Domino を起動する
このケースでは、/etc/security/limits.conf ファイルを変更することによってデフォルトをオーバーライドし、ロ
グイン後にそれが反映されるようにする必要があります。ルートとして /etc/security/limits.conf を編集し、
次の行を追加または変更してください。
domsrvr soft nofile 20000
domsrvr hard nofile 49152
「domsrvr」は、Domino Server を実行するユーザー ID の例です。最初の列には、Domino インストール時に
指定された notesdata ディレクトリの所有者名である UNIX ユーザー名を指定してください。同じ Linux for
zSeries プラットフォームに複数の Domino パーティションが存在する場合は、各ユーザー ID ごとにこれらの
行を繰り返します。「soft」値は、ファイルディスクリプタ制限 (ulimit -n) の新しいデフォルトを指定します。
「hard」値は、ユーザーによって設定可能なファイルディスクリプタ制限の最大値を指定します。
ログオン後にこれらの制限が反映されるように、適切な pam.d ログインファイルに次の行を記述します。
session
required
security /pam_limits.so
たとえば、ssh ログインが使用される場合、この行を /etc/pam.d/sshd 内に記述する必要があります。
telnet が使用される場合は、/etc/pam.d/login に記述します。
rlogin が使用される場合は、/etc/pam.d/rlogin に記述します。
上記の変更を行って保存した後、使用したユーザー ID でログインしてください。
2. /etc/init.d を介して Domino を自動的に起動する
この手順の詳細については、Redbook『IBM Lotus Domino 6.5 for Linux on zSeries Implementation 』 (第 9
章、セクション「Automating Domino startup and shutdown」) に詳しく記述されています。ただし、/etc/init.d
スクリプトによって Domino を自動的に起動した場合は、 /etc/security/limits.conf 設定が反映されないこと
に注意してください。このため、使用するスクリプトの起動セクションに次のような行を必ず記述してください。
ulimit -n 20000
注意: 起動スクリプトの変更だけでなく、必ず /etc/security/limits.conf も変更してください (上記の「1.」)。こ
のようにしないと、Domino をログインセッションから起動したとき、ファイルディスクリプタ制限が不十分になり
ます。
Domino によって変更されるカーネル値
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大規模な Domino 環境では、上記に加えて、他の Linux カーネル値の変更が必要です。Domino ユーザー ID に
よるログオンの前に変更が必要なファイルハンドル制限の場合とは異なり、これらの値は Domino 自体で変更で
きます。起動時に "tunekrnl" というプログラムをルート権限で実行し、これらの値を /proc ファイルシステムで設
定します。/proc の値は、一度設定されると、Linux がブート (またはリブート) するまでは変更されません。ブート
またはリブート時にはデフォルト値に戻されます。この例外が "mapped_base" で、これは、Domino の起動ごとに
作成されるプロセス - ローカル設定です。/proc ファイルシステムの変更を示す "tunekrnl" ログは、多い状態
(Linux リブート後) から少ない状態 (以降の Domino 起動) へと変化する傾向があります。"tunekrnl"によって変
更される値は次のとおりです。
カーネルパラメータ
/proc/sys/fs/file-max
デフォルト値
(下限は 8192)
131072
/proc/sys/kernel/sem
250 32000 32 128
250 256000 32 1024
/proc/sys/kernel/shmmax 32 M
/proc/sys/net/ipv4/tcp_fin
_timeout
/proc/sys/net/ipv4/tcp_m
ax_syn_backlog
/proc/sys/net/ipv4/tcp_tw
_reuse
tunekrnl 値
256 M
説明
システム全体のファイル
ディスクリプタ最大数。
共有セマフォの割り当てサ
イズと制限。
共有メモリの最大セグメン
トサイズ。
FIN (ソケットクローズ) に対
する再伝送タイマー (秒)。
60
15
1024
16384
listen() 接続バックログの最
大値。
0
1
1 に設定すると、ソケットを
迅速に再利用する
"time-wait assassination"
が有効になります。
connect() に使用できる
ポート値の範囲を増加させ
ます。
下限アドレス値。これよりも
上位で SLES でのメモリ割
り当てが発生する可能性が
あります。
32768 61000
/proc/sys/net/ipv4/ip_loca
l_port_range
/proc/<pid>/mapped_base 1 GB
1024 65535
16 MB
Linux on zSeries のスワップの構成
SLES8 (31-bit) は最大 2 GB のメモリをサポートします。 数千人のユーザーをサポートする Domino Server に
は、通常 2 GB 以上のメモリが必要で、2GB のメモリ環境ではスワップが発生します。少なくとも 1 GB をスワップ
「ディスク」として割り振る必要がありますが、実際には、ディスクへのスワップ (DASD) はパフォーマンスを低下さ
せます。システムメモリ内部でスワップを維持する方法に XPRAM があります。たとえば、Linux on zSeries 用に
1 GB の XPRAM をネイティブ環境で構成する場合、一般的な手順は次のようになります。
1. ハードウェアコンソールから、少なくとも 1 GB の拡張メモリを構成します。Linux on zSeries はこれを自動的
に検出します。
2. xpram ドライバを構成します。
3. 次の一連の Linux コマンドを使用して、ファイルシステムに組み込まれ xpram_fs ディレクトリからマウントさ
れた 3 GB のパーティションの中から 1 GB のスワップスペースを設定します。
insmod xpram devs=1 sizes=2000000
mkswap /dev/slram0
swapon /dev/slram
4. xpram スワップの優先度を他のディスクスワップより高くします。
5. これらのコマンドは再起動によって無効になることに注意してください。これらを有効に保つには、上記のコマ
ンドを /etc/init.d/boot.local に追加します。
SLES9 (64-bit) などの 64 ビットネイティブ環境では、メモリリソースを XPRAM 専用にするよりも、2 GB 以上の
実メモリを設定します。この環境では、Linux のスワップを設定する必要がありますが、スワップのルーティングは
期待されてなく、スワップ領域用としてディスクを使用することは可能です。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Lotus Domino for Solaris の設定
/tmp は TMPFS として設定する必要があります (これは Solaris 9 のデフォルトの設定です)。また、次の行を
/etc/system ファイルに追加してください (すでに存在する場合は、変更します)。
set rlim_fd_max =65536
これは必要最小限の値で、これ以上の値もサポートされています。root として上記の変更を行い、システムを再
起動します。
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Lotus Domino Server ごとの Java JVM プロパティ設定
NOTES.INI ファイル内の新しいプロパティを使用して、Domino Server の JVM プロパティを指定できます。
この新しいプロパティ JavaUserOptionsFile では、JVM に追加するプロパティを記述したテキストファイルを指定
します。このテキストファイルは、ASCII または EBCDIC のいずれかであり、最大 256 個のプロパティを指定でき
ます。各項目の形式は「property=value」であり、それぞれを別々の行に記述しなければなりません。
-D Java オプションで設定できるプロパティはすべて有効です。Domino には、スタックサイズなどを調整するため
の手段がすでに用意されています。
JavaUserOptionsFile でも指定されているプロパティを Domino で指定すると、JavaUserOptionsFile の値が使用
されます。例えば、Domino で「Foo=1」というプロパティを指定し、JavaUserOptionsFile で「Foo=2」を指定した場
合、JVM は「Foo=2」で作成されます。
注 この動作に関しては、現時点で 2 つの例外があります。つまり、java.class.path と java.library.path です。この
2 つのプロパティについては、Domino の既存の設定に JavaUserOptionsFile の指定値がリンクされます。
複数の Domino Server で同じオプションファイルを共用することも可能です。
一例として、この機能を活用すれば、ネイティブメソッドを持つ Java アプリケーションの使用可能化を簡単に実行
できます。System.load() または System.loadLibrary() でサービスプログラムを検出するには、そのサービスプロ
グラムを現行パスに置いておかなければなりません。そのために管理者は、Domino for iSeries コードで使用し
ているディレクトリを確認する必要がありました。ところが、この変更によって、管理者は NOTES.INI 内の
JavaUserOptionsFile を設定し、参照先のファイルで「java.library.path=/QSYS.LIB/PGMAPP.LIB」(PGMAPP.LIB
は、Java アプリケーションがロードするサービスプログラムが入っているライブラリ) を指定できるようになります。
例えば、サーバーの NOTES.INI で以下の行を追加します。
JavaUserOptionsFile=/PGMApp/JvmOptions.properties
その「/PGMApp/JvmOptions.properties」に以下のような項目を設定できます。
java.library.path=/QSYS.LIB/PGMAPP.LIB
java.class.path=/PGMApp/bin/PGMApp.jar
PGMApp.debug=0
PGMApp.serverName=Server1
Associated SPRs :
CCAL5G52KL
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
Notes の Sametime クライアント識別子が更新された
Notes Client は、Sametime サーバーにログインするときに、クライアントタイプを識別する ID 値を送信します。現
在のマイルストーンビルドから、Notes Client が送信する値は 0x1200 から 0x1210 に更新されました。これに
よって、Sametime 管理者は、より正確にクライアントの使用状況を把握し、必要に応じてさまざまなクライアントを
有効/無効にすることができます。
Associated SPRs :
MSCE654LT5
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
SSL 暗号アクセラレータ
Notes/Domino 7 から、SECManipulateSC API 関数を使用して、SSL キーリングファイルからのサーバーの RSA
キーペアを、PKCS#11 をサポートする暗号トークンに格納することができます。これによって、サーバーキーを含
むすべてのプライベートキー操作がトークン上で実行されます。この暗号トークンは、従来のスマートカードでも
(この場合は、パフォーマンスに関する大きな問題が生じます)、PKCS#11 インターフェースをサポートする SSL
暗号アクセラレータのどちらでもかまいません。
Notes/Domino 7 でテストされた唯一の暗号アクセラレータは Rainbow CryptoSwift eCommerce Server
Accelerator PCI CS400 model 2.2.6a です。テストでは、PKCS#11 DLL を c:\WINNT\system32\Cryptoki22.dll に
インストールし、NOTES.INI 変数「PKCS11_NO_HWCHECK=1」を設定しました。
Domino 7 では、PushKyrKey 操作を成功させるために、サーバーの ID ファイルをスマートカード対応にする必要
があります。
SECManipulateSC のデモンストレーションを行う擬似コードを以下に示します。実際のコードでは、常にエラーを
検出し、処理する必要があります。
error = SECManipulateSC (SC_manip_GetVersion,
NULLSCMCTX,
NULL,
&Version,
NULL);
/* SC_manip_PushKyrKey は、このインターフェースのバージョン 5 で追加されました。バージョンが 5 未満のと
きは、この操作は失敗します */
/* PKCS#11 コンテキストの初期化
*/
SCMCTX Context = NULLSCMCTX;
error = SECManipulateSC (SC_manip_InitializeContext,
&Context,
NULL, NULL, NULL);
/* サーバー ID ファイルのセットアップ
*/
error = SECManipulateSC (SC_manip_EnterIDFile,
&Context,
NULL,
&dwIDLen,
ServerIDPath);
/* スマートカードのロック解除
*/
error = SECManipulateSC (SC_manip_EnterPIN,
&Context,
NULL,
&dwPINLen,
PIN);
/* メモ -- SC_manip_EnterPIN は、外部認証パスが存在する場合はそれを使用します。トークンが、保護された
認証パスをサポートしない場合、SC_manip_EnterPIN は与えられた PIN を使用します (存在する場合)。NULL ま
たは長さが 0 の PIN が使用された場合は、プロンプトを生成します。 */
/* サーバーの ID ファイルをスマートカード対応にします。
*/
error = SECManipulateSC (SC_manip_SCEnableID,
&Context,
NULL,
&dwPwdLen,
ServerIDPwd);
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/* キーリングのプライベートキーをトークンに格納します。
*/
if (Version >= 5)
error = SECManipulateSC (SC_manip_PushKyrKey,
&Context,
NULL,
&dwKyrLen,
KyrPath);
/* または、7.0.2 以降の場合、キーリングのプライベートキー
* および対応する X.509 証明書をトークンに格納します。
*/
if (Version >= 8)
error = SECManipulateSC (SC_manip_PushKyrKeyAndCert,
&Context,
NULL,
&dwKyrLen,
KyrPath);
/* クリーンアップ
*/
SECManipulateSC (SC_manip_TerminateContext,
&Context,
NULL, NULL, NULL);
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
xSP ホステッド環境ではサーバー設定を削除しない
ご使用のホステッド環境用の「すべてのサーバー」のサーバー設定文書を削除しないでください。削除すると、ホ
ステッドオーガニゼーションを削除または作成することができなくなります。代わりに、「すべてのサーバー」の
サーバー設定文書を変更して、改訂された文書を保存するだけにしてください。
Associated SPRs :
LHZO6HLEAV
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
z/OS IEFUSI User Exit
現在、IEFUSI User Exit を使用している場合は、IEFUSI に関する事項のために、APAR OW38477 および『z/OS
UNIX システム・サービス計画』(GA22-7800) 』を参照してください。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
z/OS 構成設定
ほとんどのインストールの問題は、『Domino 7 for z/OS Install Guide』で推奨されている値が使用されるか、ま
たは必要なサービスが提供されているかを検証することにより、解決することができます。最新版の PTF
Checker ツールを実行してください。PTF Checker ツールは IBM Lotus Support から入手可能です。Domino
Server を設定する前に、インストールガイドで指定されている値を設定しなければなりません。IPL が実行される
までは有効にならない変更もあります。適切な z/OS publication を読み、どのパラメータに IPL が必要かを確認
してください。最も一般的なインストールの問題は次のとおりです。
問題の領域
IEASYSxx Domino で良好なパフォーマンスを得るには、ESQA と ECSA の設定を最小限に保つことが非常
に重要です。ESQA と ECSA を最小限にすると、すべての Domino アドレス空間で最大限の仮想アドレスが
得られます。Domino における開始時の望ましい設定としては、ECSA と ESQA のどちらも 65 MB に設定し、
100MB を超えないようにするとよいでしょう。
z
個別のプログラムディレクトリを持つ各サーバーに対しては、ESQA に 10 メガバイトを追加することを考慮し
ます。Domino メモリマップ済みファイルおよびユーザー共有ライブラリ (SHRLIBMAXPAGES) のどちらも、
ESQA ストレージを消費します。
追加チューニングのために、最新レベルの Domino コードをインストールする前後で、ECSA と ESQA のサ
イズをモニターすることをお勧めします。ユーザー独自の構成に基づき、これらの値を環境に合わせて調整
する必要があります。z/OS 上で実行される他のすべてのアプリケーションと同様に、CSA、ECSA、SQA、
ESQA の使用状況を定期的にモニターしなければなりません。RMF レポートを確認することで、これを行うこ
とができます。
SYS1.PARMLIB IEASYS メンバーの CSA および SQA パラメータの詳細については、『z/OS MVS
Initialization and Tuning Reference』(SA22-7592) を参照してください。
z
BPXPRMxx 値 BPXPRMxx 値は、式が与えられていない限り、『Domino 7 for z/OS Install Guide』での指
定に従って正確に設定することが必要です。これらの値は、Domino Server のセットアップ前に設定してくだ
さい。
SETOMVS コマンドを使用してパラメータを設定すると、パラメータの値は次の IPL が実行されるまで保持さ
れます。パラメータを永久に設定するには、IPL の際に使用される BPXPRMxx メンバーを更新するか、それ
ぞれの IPL の後で SET コマンドを実行します。これを行うには、COMMNDxx PARMLIB メンバーのコマンドと
して、このコマンドを入力します。IPL が実行されるまでは有効にならない変更もあります。適切な z/OS の
資料を参照し、どのパラメータに IPL が必要かを確認してください。
設定が正しいかどうかを検証するには、次の UNIX システムサービスコマンドを発行し、BPXPRMxx 値を調
べます。
dom_verify_os
現在の BPXPARM 設定と高水準の使用率を表示するには、次のコマンドを発行します。
D OMVS,O
D OMVS,LIMITS
z
COMMNDxx
parmlib メンバーに次のコマンドがあるか確認し、サーバーを実行する前に設定してください。
COM='SETPROG LPA,ADD,DSNAME=high-level-qualifier.SCEERUN2,MODNAME=CELHV003'
z
dom_verify_os または Domino Server セットアップを起動できないときは、次の点を確認します。
high-level-qualifier.SCEERUN2 がカタログ化され、駆動システムで利用できること。
high-level-qualifier.SCEERUN2 が PROGxx または LNKLSTxx 連結にあること。
次のコマンドが正しく実行されるされていること。
SETPROG LPA,ADD,DSN=high-level-qualifier.SCEERUN2,MOD=CELHV003'
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z
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インストールプロセスでは言語を C に設定することが必要
インストールを実行するには、デフォルトの C 言語を使用するようシステム言語を設定する必要があります。
c 言語が設定されていないと、予期せぬ結果となることがあります。
言語を確認するには、次のコマンドを発行します: echo $LANG
応答は次のようになります: C
値が C でない場合は、表示された値を記録し、次のコマンドを発行して言語を変更します: export LANG=C
サーバーを開始する前に、次のコマンドを発行して、LANG 変数を元に戻します:
export LANG=<original value>
z
補助ストレージと共有ライブラリのサポート
新規の libnotes DLL または新規の Domino Server プログラムディレクトリをインストールした後、補助スト
レージを使い果たしたり、パフォーマンスが低下した場合は、libnotes DLL 拡張属性と
SYS1.PARMLIB(BPXPARMxx) SHRLIBRGNSIZE 値の両方を調べる必要があります。
追加された各サーバープログラムディレクトリでは、SHRLIBRGNSIZE 値を増加させる必要があります。詳細
については、『Domino 7 for z/OS Installation Guide』を参照してください。
システム共有ライブラリ用の libnotes 拡張属性が設定されているかどうかを確認するには、次のコマンドを
発行します。
ls -E libnotes
次のような表示が得られます。
-rwxr-xr-x --sl 1 INSTALL NOTES
50556928 Sep 20 23:12 libnotes
上記の --sl の l は、共有ライブラリ拡張属性がオンになっていることを示します。
libnotes 用に共有ライブラリ拡張属性がオンになっていない場合は、BPX.FILEATTR.SHARELIB RACF
Facility クラスに権限を持つユーザー ID を使用してオンにしなければなりません。システム共有ライブラリ拡
張属性をオンにするには、次のコマンドを使用します (+l は L の小文字です)。
extattr +l libnotes
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
セットアップウィザードは設定するサーバーリリースの選択をサポートする
Domino Server のセットアップウィザードは、システムに複数のバージョンの Domino がインストールされているか
どうかを検出し、どのリリースのサーバーを設定するのかをユーザーに確認するようになりました。
Associated SPRs :
DJSS5ZRNAB
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
ハードウェア暗号方式のサポート
このリリース情報では、Domino for i5/OS でハードウェア暗号方式 (System SSL) をセットアップして使用する方
法を説明します。この SSL は、現時点で Domino HTTP での使用のみが可能です。
システム要件
5722-SS1 オプション 34、デジタル証明書マネージャー
5722-DG1、IBM HTTP Server for iSeries
5722-AC2、Crypto Access Provider 56-bit for AS/400 または 5722-AC3、Crypto Access Provider 128-bit
for AS/400
ハードウェアセットアップ
i5/OS のためのハードウェア暗号方式を (System SSL によって) 使用するには、ハードウェア暗号方式カードを
正しくインストールして構成する必要があります。この文書の執筆時点で、Domino for i5/OS は、4758 暗号化コ
プロセッサーと 2058 暗号化アクセラレーターの各ハードウェアをサポートしています。暗号ハードウェアに関する
最新の資料は、IBM eServer iSeries Information Center (
http://publib.boulder.ibm.com/html/as400/infocenter.html) の「ネットワーキング」->「ネットワーク・セキュリ
ティー」にあります。
z
z
z
System SSL for Domino HTTP を構成するための段階的な手順を示したホワイトペーパーも用意されています。
このホワイトペーパーは、このリリース情報の拡張部分のような資料であり、参照することを強くお勧めします。こ
の資料では、2058 暗号化アクセラレーターの基本的なセットアップについても取り上げています。このホワイト
ペーパーは、Web 上で入手できます (ftp://ftp.software.ibm.com/as400/web/domino/pdf/crypto.pdf)。
4758 暗号化コプロセッサーを構成するための詳細については、『iNotes Web Access on the IBM eServer iSeries
Server』(http://www.redbooks.ibm.com/redbooks/pdfs/sg246553.pdf) という Redbook を参照してください。該当
するセクションは、3.2.4 から 3.2.6 です。
System SSL とハードウェア暗号方式全般の詳細については、『IBM eServer iSeries Wired Network Security:
OS/400 V5R1 DCM and Cryptography Enhancements』(
http://www.redbooks.ibm.com/redbooks/pdfs/sg246168.pdf) という Redbook を参照してください。
Domino のための証明書の作成または取得
SSL で使用する証明書は通常、信頼できる認証局 (CA) から購入します。あるいは、サーバー上に独自のローカ
ル CA を作成して、テスト目的で独自の証明書を作成することもできます。証明書の構成は、HTTP *ADMIN
サーバーの DCM セクションで行います。その手順については、DCM の Redbook を参照してください。
Domino のためのアプリケーション ID の割り当て
Domino for i5/OS は、DCM で作成された証明書にアクセスするために、「アプリケーション ID」(AID) を使用しま
す。新しい AID を作成する方法については、前述のホワイトペーパーまたは Redbook を参照してください。同じ
システム上に複数の Domino サーバーがある場合は、各サーバーで同じ AID を使用することも、それぞれ独自
の AID を使用することも可能です。以下の情報を参考にして、[Add Application] 画面で設定を行ってください。
Application ID: DOMINO を使用するか、ご使用の Domino サーバーの名前 (MYSERVER など) を使用すること
をお勧めします。この名前は、後で NOTES.INI に追加する必要があるので、書き留めておいてください。
Application User Profile: QNOTES と入力してください。必要に応じて、その同じテーブルにある CA 信頼リストと
認証オプションを使用可能にすることもできます。これにより、Domino は、SSL の鍵にアクセスできるようになり
ます。
Application Description: メッセージファイルの代わりにこのオプションを選択し、独自の説明 (「Domino Server
MYSERVER」など) を入力してください。
出口プログラムとメッセージファイル/ID のセクションはブランクのままにします。また、どの認証オプションが必要
かを指定してください。
Domino のセットアップ
NOTES.INI の変数
System SSL を使用するために設定できる NOTES.INI の変数を以下に示します。System SSL を使用するため
に設定しなければならない変数は、「必要」欄が「Y」になっています。
NOTES.INI 変数名
必要
説明
SYSTEM_SSL_HTTP=1
Y
SSLPlus for HTTP ではなく System SSL API
を使用することを Domino に対して指定しま
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SYSTEM_SSL_APPLICATION_ID=MYSERVER
Y
SYSTEM_SSL_TIMEOUT=30000
N
す。
この Domino サーバーのために DCM で作成
されたアプリケーション ID です。
SSL V3.0 のセッション ID の有効期限が切れ
るまでの秒数です。範囲は、0 秒から 86400
秒 (1 日) です。System SSL は、この時間ま
で SSL V3.0 のセッション ID を記憶すること
になります。SSL V3.0 のセッション ID を記憶
することによって、完全な初期ハンドシェーク
がすでに実行されている場合に、SSL ハンド
シェークの実行時にピアアプリケーション間で
交換するデータ量を削減できます。デフォルト
は、30000 秒 (8 時間) です。
Domino の SSL のセットアップ
あとは、通常どおりの方法によって、Domino サーバーで SSL をセットアップします。そのための手順について
は、Domino のヘルプデータベースを参照してください。System SSL に固有の必須手順はありません。Domino
で SSL をセットアップできたら、Domino のキーファイルと stash ファイルが作成されているはずです。
注 HTTP 以外のプロトコルが使用する Domino のキーファイルと stash SSL ファイルは、上記の例で使用してい
る i5/OS の各システムのキーファイルとは異なります。Domino でキーファイルまたは stash ファイルの名前を指
定するための画面が表示された場合は、必ず Domino のキーファイルまたは stash ファイルの名前を指定してく
ださい。
その他の注意点
System SSL API は、スレッドプールモデルをサポートしていません。System SSL を使用可能にできるの
は、HTTP の場合に限られます。したがって、他のすべてのインターネットプロトコル (POP3、IMAP など) は、
常に用意されているソフトウェア SSL ライブラリである SSLPlus を使用することになります。
z
System SSL API の CRL サポートは限定的です。Domino には独自の CRL 保管プロセスがありますが、
System SSL は Tivoli PKI Trust Authority だけをサポートしているので、現時点では CRL を使用できませ
ん。
z
System SSL と SSLPlus は、SSL V3 だけをサポートしています。SSLPlus (現在の SSL パッケージ) は、
z/OS 上の Domino 7 については V2 だけをサポートしています。同様に、System SSL は、SSL V3 プロトコ
ルだけを使用します。
z
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
メールによる [ユーザーセキュリティ] パネルを通してのユーザー名の変更
[ユーザーセキュリティ] パネルを通してのユーザー名の変更をメールで要求する場合、ユーザーは管理者が要
求を処理する際に adminp を使用することを確認しなければなりません。ユーザーがローミングユーザーの場
合、管理者が adminp を使用していないと、ユーザー名の変更が受け入れられた後にローミングユーザーのファ
イルの複製がサーバーに戻されません。したがって、ローカルで行ったすべての変更は、ユーザーがローミング
する他のコンピュータに送信 (プッシュ)、受信 (プル) されません。
管理者が adminp プロセスを使わない場合は、この状況を避けるために、メールファイルとローミングユーザーの
ファイルの ACL を更新しなければなりません。
Associated SPRs :
PHEY5CRMYE
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
会議室予約データベースにはシステム管理者の設定が必要
Domino 7 用に設計された新しい Rooms & Resources Manager (RnRMgr) と会議室予約システムでは、会議室予
約データベースのレプリカを複数のサーバーに配置できるようになりました。クラスタ環境で会議室予約要求を正
しく処理するために、システム管理者は、会議室予約データベースの「ホームサーバー」のテンプレートを示すよ
うに、会議室予約 データベースを設定する必要があります。これは、データベースのシステム管理サーバーを使
用することによって行います。
会議室予約データベースを新規作成するか、Domino 7 テンプレートを使用するよう既存の会議室予約データ
ベースをアップグレードした後、システム管理者は、このデータベースのシステム管理サーバーの設定で、すべて
のシステム管理アクションが実行されるサーバーを指定する必要があります。このアクションには、新規サイトの
作成、新規会議室とリソースの作成、または会議室とリソースの名前変更が含まれます。この設定がないと、シ
ステム管理者はこのデータベースで会議室予約管理を実行できず、将来的に、RnRMgr またはバックグラウンド
エージェントでの処理の問題につながる可能性があります。
システム管理サーバーを設定するには、システム管理者は Notes Client を使用してこのデータベースを開き、
[ファイル] - [データベース] - [アクセス制御] を選択します。次に、表示されるダイアログボックスで [詳細] タブ
を選択します。このタブの先頭の項目がシステム管理サーバーの設定です。このデータベースが置かれている
サーバー名を入力し、[OK] をクリックします。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
自動保存 - プレリリース版のインストールから autosave.nsf をクリーンアップする
Beta 版を使用するため、またはプレリリース版のインストールを行うためにインストールした既存の Autosave.nsf
がシステム上にある場合、それを削除し、その後 Notes を再起動してください。破損した autosave.nsf は、単に
それを削除し、Notes Client で再作成することによりクリーンアップできます。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
追加のプリンタフォントを有効にする
Notes 7 から、Notes Client はプリンタの追加フォントをフォントのリストへは追加しません。
Notes ユーザーがプリンタの追加フォントを Notes Client で使用するときは、Notes Client プログラムを実行する
前に、次の行を NOTES.INI ファイルに追加します。
EnablePrinterFonts =1
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
7.0 以前のビルドにダウングレードする前に 7.0 サーバーをアンインストールする
7.0 サーバーまたはそれ以降のビルドをインストールした後、7.0 より前のビルドにダウングレードする場合は、前
のビルドを同じ場所に再インストールする前に、サーバーをアンインストールしてください。
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02 インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報
共有管理クライアントシステムをアンインストールするときにエラー 1315 が出る
管理クライアントをインストールした共有クライアントをアンインストールしようとすると、1315 エラーが出て失敗し
ます。
これを避けるため、管理クライアントオプションを共有インストールでインストールしないでください。
この対処方法として、管理者はまず管理イメージをバックアップして、ユーザーがアンインストールを試行する前
に、ユーザーにネットワーク共有への書き込みアクセスを許可します。その後、管理イメージをバックアップした
ファイルに置き換えます。
Associated SPRs :
JFRN6BM5ZW
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DB2 の問題
DA.NSF は DB2 対応の Lotus Notes データベースであってはならない
[ディレクトリアシスタント] データベース (DA.NSF) が DB2 対応の Lotus Notes データベースとして作成された場合、
DB2Stop Force コマンドおよび DB2Start コマンドの発行後には、DA.NSF は DB2 に再接続できなくなります。
[ディレクトリアシスタント] データベースを DB2 対応の Lotus Notes データベースとしては作成しないでください。
Associated SPRs :
CLEN6NEKBZ
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DB2 の問題
[投稿者] のアクセス権では検索ビューを使用できない
DB2 対応 Notes データベースに対し [投稿者] のアクセス権を持つユーザーは、検索ビューではどのレコードも
(Notes レコードや集約データのレコードも含め) 見ることはできません。他の Notes ビューで同じレコードを見るこ
とができる場合でも、検索ビューでは見られません。これは、検索ビューが開くたびに検索ビューの再構築が行
われ、[投稿者] はこの操作を実行する権限を持っていないからです。
Associated SPRs :
MDKU67RRUC
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DB2 の問題
「@Prompt」が含まれる検索ビューは以前のクライアントでは作動しない
Lotus Notes 7.0 より前の Lotus Notes Client では、SQL ステートメントに @Prompt が含まれる検索ビューは作
動しません。次のメッセージが表示されます。
Associated SPRs :
MDKU6P9T3J
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
Windows 2000 - Sync Manager の背後に [購読の詳細] ボックスが開く
Windows 2000 Professional オペレーティングシステムでは、Sync Manager の背後に [購読の詳細] ダイアログ
が開きます。
Associated SPRs :
JNES4L5G4U
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
DOLS は中国語 (簡体字) GB18030 Unicode をサポートしない
DOLS は中国語 (簡体字) GB18030 Unicode をサポートしません。これらの文字を使用する購読は、正しくインス
トールされません。
Associated SPRs :
YYYY69Q4DX
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Access for MS Outlook の問題
マルチユーザーインストールではシングルログオンをサポートしない
Domino Access for Microsoft Outlook でマルチユーザーインストールをしているユーザーは、シングルログオン
機能を使用できません。この機能は、Windows と Outlook/DAMO のパスワードを同期させて、Windows にログオ
ンしたユーザーがパスワードを再入力せずに Outlook/DAMO クライアントを開けるようにするものです。
DAMO では、シングルログオン機能は、シングルユーザー DAMO インストールを使用した場合のみ有効になり
ます。
Associated SPRs :
MHOL6FEJ8M
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
iNotes6 メールテンプレートを使用すると警告メッセージが出されることがある
混合環境で iNotes6.NTF メールテンプレートを使用すると、以下のエラーメッセージがサーバーから送信されるこ
とがあります。
警告: 設計テンプレート 'StdR6Mail' が見つかりません。: 'Domino Web Access (6)'
このメッセージは、マスターテンプレートが見つからない場合に生じます。その場合、これは、Mail6 メールテンプ
レートが Domino 7.0 に含まれていないために起こります。このメッセージ無視しても問題ありません。必要な設
計要素はすべて iNotes6.NTF にもあります。
Associated SPRs :
BCOE6J5SUP
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
LDAP 経由の認証ではインターネットパスワードを変更できない
LDAP サーバーを使用して認証する Domino Web Access ユーザーは、Domino Web Access の [セキュリティ] プ
リファレンスを使用してインターネットパスワードを変更することができません。
Associated SPRs :
RAGG6DMR6K
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Mozilla ブラウザで件名の行がスペルチェックされない
Mozilla ブラウザでのみ、件名の行に入力された単語のスペルチェックが行われません。
Associated SPRs :
MLZG66NBMC
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
PDF ファイルの作成には Adobe Distiller を使用しない
DWA 文書から PDF ファイルを作成するときは、Adobe Distiller を使用しないでください。もし、使用すると、印刷
時に読めない文字がファイルに含まれ、印刷物の量が通常よりも増加します。
Associated SPRs :
BDAS5WRPA3
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
S/MIME 暗号化メッセージでは添付ファイルのアイコンは表示されない
S/MIME 暗号化されたメッセージに添付ファイルが含まれる場合は、ユーザーの受信ボックスに添付ファイルの
アイコンは表示されません。
Associated SPRs :
JYYG64P4WF
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
クラスタ内のレプリケータは自分自身に送信されたメッセージを削除する
メールデータベースのレプリカ (ホームメールサーバーではない) からメッセージを送信する際、 送信メッセージのコピーを
[送信] ビューに保存するというプリファレンスが設定されている場合、レプリケータによってメッセージのコピーが
1 つ削除されます。[送信] ビューと [受信ボックス] にそれぞれ 1 つずつコピーが保存されることはなく、メッセー
ジが 1 つだけ保存されて、それが [受信ボックス] と [送信] フォルダーの両方に表示されます。この 1 つのメッ
セージは、[送信] ビュー内において、保存されたコピーの特徴を持ちます。たとえば、メッセージには配信日付が
なく、黄色の封筒のアイコンがメールのファイルビューに表示されません。
Associated SPRs :
PMIA6AQL9B
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
ログアウト画面からブラウザの履歴を消去できない
Microsoft Internet Explorer では、ログアウト画面の [ログアウト] または [共有 PCやネットカフェ等のユーザーの
ためのログアウト] を使用して Domino Web Access をログアウトするときに、[履歴のクリア] をチェックしても、ブ
ラウザの履歴は消去されません。
Associated SPRs :
FLFL6DU3BP
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
繰り返し会議でカレンダーの更新通知が生成されない
次の状況では、受諾した繰り返し会議への更新通知を開くときに、カレンダーの更新を通知する確認が表示され
ません。
z
z
z
会議のキャンセル
会議のスケジュール変更
繰り返し会議のインスタンスからユーザー自身が削除されたとき
Associated SPRs :
YHAO6EJ5AQ
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
高い優先度で選別するメールルールが機能しないことがある
メールルールに、高い送信優先度を使用した条件が含まれる場合は、次の問題に注意してください。
z
Domino Web Access では、高い送信優先度で選別するメールルールは、Notes Client から送信された
メールを正しく選別することができません。
z
Domino Web Access では、送信優先度または重要度が含まれるメールルールを作成するときは、[次を
含む時] の代わりに [と一致] 演算子を使用してください。
Associated SPRs :
FLFL6F65YT
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
代理での相互運用の問題
iNotes5 サーバーで議長が会議のスケジュールを設定したとき、iNotes6 または DWA7 を使用しているユーザー
に代理を依頼すると、代理ユーザーは会議招集へ返信するときに警告メッセージを受け取ります。
Associated SPRs :
CPAN63WBLG
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
同じシステム上にオフライン購読があるときのセキュアメールの問題
二人のユーザーがオフライン購読を同じシステム上にインストールした場合、オフライン時には、このユーザー間
で暗号化メールを送信することはできません。また、オフライン時にこのユーザー間で送信された署名済みのメー
ルには、S/MIME 署名が含まれます。本来であれば、Notes 署名が含まれる必要があります。
Associated SPRs :
JYYG5X6BAU
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino ドメインモニターの問題
Domino ドメインモニター (DDM) に関する一般的な情報
新しい Domino ドメインモニター (DDM) 機能に関する一般的な情報について説明します。
z
DDM は IBM Lotus Notes/Domino 7 専用の機能です。これ以前のリリースの Notes/Domino では、DDM 機
能はサポートされません。すべての DDM 調査、フィルタ、およびサーバー収集階層の設定は Notes 7 Client
を使用して行う必要があり、Domino ドメインモニターデータベースは Notes 7 Client でのみサポートされま
す。
z
Notes/Domino 7 リリースでは、ブラウザによる Domino ドメインモニターデータベース (ddm.nsf) の使用はサ
ポートされません。このデータベースの表示および使用は、Notes Client、Domino Administrator、または
Domino Designer で行う必要があります。
z
Domino 7 の前のベータリリースからアップグレードする場合、ドメインの DDM 設定の更新は、次の手順に従
うことをお勧めします。
z
ドメインをアップグレードする前に、Monitoring Configuration データベース内の既存のすべての DDM 調
査文書、DDM フィルタ文書、サーバー収集階層を削除することが重要です。これらの文書は古くなって
いる可能性が高いので、ドメインでの DDM 機能に問題を引き起こすことがあります。これらの文書の削
除が、複製によってドメイン全体に行き渡るまで待ってから、次の作業に進みます。
z
サーバーを Domino 7 にアップグレードする場合は、すべてのサーバーで Domino ドメインモニターデー
タベース (ddm.nsf) を削除してください。このデータベースは、各 Domino 7 サーバーの起動時に自動的
に再作成されます。
z
最新のテンプレートコードを含めるために、Monitoring Configuration データベース (events4.nsf) と
Domino ドメインモニターデータベース (ddm.nsf) の両方の設計を置換します。
z
Monitoring Configuration データベースで、新しい DDM 調査文書、DDM フィルタ文書、サーバー収集階
層を作成し、設定します。
z
Domino ドメインモニターデータベースは、新規作成した設定に基づいて、すぐに結果を生成します。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino ドメインモニターの問題
i5/OS の DDM メモリ調査では Java エージェントに 2 倍の使用量が報告される
プラットフォームの違いにより、i5/OS 上の Java エージェントは、他のプラットフォームと比べて約 2 倍の CPU
使用量が報告されます。
Associated SPRs :
KSMH62R26Z
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Web サービスの問題
LotusScript Web サービスはまだ SOAP 多重参照エンコーディングをサポートしていない
LotusScript Web サービスは、SOAP 多重参照エンコーディング (たとえば、共通値を再利用するための href/id
属性など) を使用するクライアント要求をまだサポートしていません。
Associated SPRs :
DDUT62FLXA
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Web サービスの問題
Web サービスと配列
Java および LotusScript Web サービスにおける配列の WSDL 表記
Designer が LotusScript Web サービス実装の配列のために生成する WSDL 表記は、常に以下のような SOAP
でエンコードされた (「SOAPENC」) 形式をとります。
<complexType name="ArrayOfxxx">
<complexContent>
<restriction base="soapenc:Array">
<attribute ref="soapenc:arrayType" wsdl:arrayType="[array element
type]"/>
</restriction>
</complexContent>
</complexType>
SOAPENC 配列は常にサードパーティ製ツールで受け入れられるとは限りません。特に、Web サービスがいずれ
かの [リテラル] SOAP メッセージ形式である場合にはそう言えます (Designer の Web サービスの [詳細] プロパ
ティパネルを参照してください)。代替の配列表記を得るには、WSDL 文書をエクスポートし、テキストエディタで改
訂を加えてから、これを新しい Web サービス設計要素に再度インポートできるかもしれません。上記の例の代替
の形式は次のようになります。
<complexType name="xxxArray">
<sequence>
<element name="elem" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded" type="[array
element type]"/>
</sequence>
</complexType>
Domino 7.0.1 以降、この代替の配列表記が LotusScript ランタイムによりサポートされます。もう 1 つの選択肢
は、[RPC/エンコード] SOAP メッセージ形式を選択する方法です (Designer の Web サービスの [詳細] プロパ
ティパネルを参照してください)。
SOAP でエンコードされた WSDL 配列形式は、ほとんどの場合、Java Web サービスからも生成されます。しか
し、上記の代替の配列表記も Java から生成されます。これは、一般に Java Bean の「索引付き」プロパティとし
て知られるもののために生成されます。代替の配列表記は、Java Web サービスランタイムによってもサポートさ
れます。
このリリース情報の以下の部分は、 LotusScript Web サービスに固有のものです。
空の配列
SOAP 要求では、空の配列 (「arrayType」属性を持つものの、配列の内容の子がない要素) が、nillable 型のため
にサポートされています。nillable 型とは、型の変数が「Nothing」の値を持つことができるクラスによって表現され
る型のことです。そのような配列のために、単一の要素を持つ型の配列 (その値は 「Nothing」) が作成されます。
nillable でない型の場合 (Long、String など)、空の配列を使うと障害が発生します (例外は、LotusScript Type ス
テートメントにより定義される型に含まれている配列の場合です (SPR # TCAR6HKK4L))。
固定サイズ配列と動的配列
固定配列は、Type 宣言の中で使用される場合のみサポートされます。例を以下に示します。
Type MyType
myArray(2,2) As Long ' fixed-size array
End Type
動的配列は Class 宣言の中で使用される場合のみサポートされます。例を以下に示します。
Class MyClass
myArray() As Long
End Class
' dynamic array
他の構成の中で配列を使用すると、サーバー安定度の問題を引き起こすなどの予測不能な結果になる場合が
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あります (SPR# TCAR6HPUH6 を参照してください)。
多次元配列
SOAP でエンコードされた多次元配列の直列化は、現在サポートされていません。そのような直列化を行うと、
LotusScript 配列のすべての要素を含む単一次元の SOAP 配列になりますが、「arrayType」属性に正しくない配
列サイズ値が入ります。(SPR# TCAR6HPT4L を参照してください。)
SOAP でエンコードされた多次元配列の非直列化のサポートは、7.0.1 リリースで追加されました。
ただし、以下のようないくつかの制限があります。
z
多次元配列は、配列が LotusScript の「Type」ステートメントのメンバーであるか、配列内の要素が
LotusScript の「Type」ステートメントで定義されている場合にはサポートされません。そのような場合、代
わりに「Class」構成を使用することをお勧めします。
z
いわゆる「ジャグ」配列はサポートされていません。多次元配列は、特定の次元の中のサブ配列が可変
長である場合に「ジャグ」と見なされます。例を以下に示します。
<a xsi:type="soapenc:Array" soapenc:arrayType="xsd:int[][2]"
xmlns:soapenc="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/">
<item soapenc:arrayType="xsd:int[1]">
<item>100</item>
</item>
<item soapenc:arrayType="xsd:int[2]">
<item>200</item>
<item>300</item>
</item>
</a>
z
SOAP の「arrayType」構文のオプションの「asize」コンポーネントは認識されません。非直列化された配
列の長さは、SOAP メッセージにある配列要素の実際の数のみを基にしています。たとえば、arrayType
属性が「xsd:string[10]」であるものの実際のアイテムが 5 または 15 個である配列の場合、配列の長さ
は 10 ではなく、それぞれ 5 または 15 となります。
z
疎配列と部分転送配列では、SOAP 属性の「position」と「offset」はサポートされていません。
操作のパラメータとしての値の型の配列
現在のところ、LotusScript Web サービスは、ユーザー定義の値の型 (「Classes」または「Types」) の配列を、操
作へのパラメータとして使用することをサポートしていません (SPR # TCAR6HCNKQ)。例を以下に示します。
myOperation(a() as myClass)
この場合、「LotusScript error - Bad Parameter Type」という障害が実行時に発生します。代わりに、配列をクラ
スの中にラップすることができます。例を以下に示します。
Public Class MyDataClass
' data ...
End Class
Public Class myWrapperClass
a() As MyDataClass
End Class
Public Class MyPortTypeClass
Public Sub myOperation(mwc As MyWrapperClass)
' ...
End Sub
End Class
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Web サービスの問題
WSDL 文書内のマルチバイト文字
WSDL 文書は Unicode ベースの XML 文書なので、ローカルオペレーティングシステムの文字セット内のマルチ
バイト文字を含むことができます。ファイルシステムの依存性により、WSDL インポートは、このような文字を含む
WSDL 文書では正しく機能しません。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Web サービスの問題
XML スキーマ機能の "include" と "import" はサポートされない
XML スキーマ機能の "include" と "import" はサポートされていません。つまり、インポートされた WSDL 文書内
で定義された XML スキーマは、外部の XML スキーマ文書を参照できません。
Associated SPRs :
TCAR6AWJTL
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 アクセシビリティの問題
[あいまいな名前] での列ソートをキーボードで利用できない
[あいまいな名前] および [一致なし] ダイアログが表示された場合、キーボードだけを使って列をソートすること
ができません。ソート可能な列は 5 つあります (名前、別名、メールアドレス、メールドメイン、ロケーション)。キー
ボードだけを使ってソートできないため、スクリーンリーダーでこの機能を使用することもできません。
この問題を再現する手順は次のとおりです。
1.
2.
3.
4.
メールファイルを開いて [受信ボックス] ビューに切り替えます。
新規メモを選択します。
[宛先] フィールドで、よくある姓 (たとえば SMITH) を入力します。
F9 キーを押すと [一致なし] ダイアログが表示されます。列のソートは、マウスだけを使って実行可能である
ことを確認します。
Associated SPRs :
EKUO68KPS6
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 アプレットの問題
ブラウザでのプリビューで実行されるアプレットには Java デバッガが JVM に接続できない
Java デバッガを使用するとき、[Web ブラウザでのプリビュー] を介して実行されている Java アプレットには、
Java デバッガが JVM に接続できないという問題があります。
Associated SPRs :
RBEE66DK2V
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
ISMP のインストールにおける相対ディレクトリの問題
ISMP インストールを実行するときには、絶対ディレクトリを使用してください。ISMP インストーラを使用した
Domino 7 Server のインストールでは相対ディレクトリはサポートされません。
Associated SPRs :
HCYN6D5BZ9
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
Lotus Notes シングルログオンの制限
このリリース情報では、Lotus Notes シングルログオンの以下の制限を説明します。
z
Lotus Notes シングルログオンでは、マシン名が OS ログイン名と同じであってはならない
z
オペレーティングシステム (OS) と Lotus Domino のパスワードポリシー
z
Notes.INI ファイルと Notes ユーザー ID ファイルの場所
z
OS パスワードの変更は、Notes シングルログオンサービスを実行しているマシン上で実行しなければな
らない
Lotus Notes シングルログオンでは、マシン名が OS ログイン名と同じであってはならない
Domino/Notes クライアントシングルログオン機能は、OS ログイン名がマシン名と同じであり、その OS 名を使っ
てログオンする場合には、使用できません。お使いのシステムで Client シングルログオンが正しく機能しない場
合、OS ログインユーザー名またはマシン名を変更してください。
いずれかの名前の変更方法については、Microsoft Windows 資料を参照するか、またはネットワーク管理者に問
い合わせてください。
メモ このリリース情報は、クライアントシングルログオンをサポートする Lotus Domino/Notes リリースすべてにあ
てはまります。
オペレーティングシステム (OS) と Lotus Domino のパスワードポリシー
OS パスワード変更中に、Notes Network Provider による、Notes ID の OS から提供される新しいパスワードへ
の変更が可能でなければなりません。新しい OS パスワードは、変更された後に初めて Lotus Notes に通知され
ます。新しい OS パスワードが Notes パスワードの質と履歴の要件を満たさない場合、Notes パスワード変更は
失敗します。
Notes パスワード変更中に、Lotus Notes Client による、OS パスワードの新しい Notes パスワードへの変更が
可能でなければなりません。新しい Notes パスワードが OS パスワードの質と履歴の要件を満たさない場合、
OS パスワードの変更は失敗します。
パスワードの同期が正しく行われるように、OS と Domino のパスワードポリシーは、可能な限り同じでなければ
なりません。
Notes.INI ファイルと Notes ユーザー ID ファイルの場所
パスワードの双方向同期のため、Notes Network Provider はユーザーの Notes.INI ファイルと Notes ID ファイル
にアクセスする必要があります。以下の表では、Notes.INI ファイルがなければならない場所を示します。
インストールタイプ
場所
単一ユーザー
Notes.INI ファイルは、レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE で指定
されているように、Notes ディレクトリになければなりません。
Notes.INI ファイルは、HKEY_USERS レジストリキー
("<sid>\SOFTWARE\Lotus\Notes\6.0\NotesIniPath") で指定されて
いなければなりません。
複数ユーザー
オペレーティングシステム (OS) パスワードの変更、つまり IBM Lotus Notes の外部で開始されるパスワード変更
は、システムアクセス制御環境で生じます。このため、Notes.INI ファイルと Notes ID ファイルは、ローカルドライ
ブにある必要があります。
OS パスワードの変更は、Notes シングルログオンサービスを実行しているマシン上で実行しなければならない
Notes シングルログオン機能の使用は、エンドユーザーマシンのみに限られています。OS パスワード変更が
Notes ID に伝搬するためには、OS パスワードの変更は Notes シングルログオンサービスを実行するコンピュー
タ上で行う必要があります。さらに、OS パスワード変更は現行のユーザーセッション中に行われなければなりま
せん。パスワードの変更が OS ユーザーアカウントデータベース上でのみ行われた場合、パスワード変更の
Notes ID への伝搬は不可能です。
Associated SPRs :
RHAN5WCHZS; TGBM68CGMS; TNIT5F8QB8; TBOE6BMMH8
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
Notes のシングルサインオンと Windows ターミナルサーバー/クライアント
現在、Notes Client のシングルサインオン機能は、Windows のターミナルサーバー/クライアント機能ではサポー
トされていません。
Associated SPRs :
TKAA5AVBNX
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
Smart Upgrade: 複数のキットの問題
Notes Client 用の一致する Smart Upgrade キットが 2 つより多く存在する場合、複数の Smart Upgrade キットが
あることを示すエラーダイアログに 2 つのキットしか表示されません。
対処方法
システム管理者が複数のキットに関するエラーメッセージを受け取った場合、報告された問題を修正する必要が
あります。報告された問題を修正した後、Smart Upgrade を再実行できます。再実行すると、次の複数のキットの
問題が報告されます。以降同様に行い、すべての問題の報告と修正が済むまで続けていきます。
Associated SPRs :
JFRN6BWBK8
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
Windows 2003 でサービスの説明が空白となる問題
Domino Server をサービスとして Windows 2003 にインストールすると、Windows サービスコントロールのサービ
スの説明セクションは空白になります。これは Windows 2000 では問題となりません。Windows 2000 では、
「Allows Domino to run as a service」という短い説明が表示されます。
Associated SPRs :
LYIN6C7BYU
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
クライアントセットアップの時間帯は午前 0 時をまたぐことができません
Notes Client セットアップにおいて、複製スケジュールを設定するダイアログがあります。午前 0 時をまたぐ時間
帯をこのダイアログに入力した場合、時間帯が逆になるという既知の問題があります。たとえば、Client セットアッ
プにおいて、[複製スケジュール] ダイアログに 11:00 PM - 03:00 AM と入力すると、時間帯が逆になって、03:00
AM - 11:00 PM となります。
時間が逆に変更されたことを示すダイアログにユーザーが気付かないことがありますが、ローカルアドレス帳を
開いて [詳細] - [ロケーション] ビューにアクセスし、該当するロケーション文書で時間帯を手動で編集することで
簡単に修正できます。
Associated SPRs :
TBOO4XAR4V
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
マルチユーザークライアントのインストールに関する情報
マルチユーザークライアントのインストールの要点を以下に示します。
z
マルチユーザーインストールは、マシンに対する管理権限の所有者が行う必要があります。
z
マルチユーザーインストールの場合は、プログラムディレクトリから Notes Minder を起動する必要がありま
す。スタートメニューに表示される Notes Minder のショートカットは、現在のところ機能しません。
z
マシンに対する管理権限がある場合、既存の 4.x および 5.x のシングルクライアント Notes インストールをマ
ルチユーザーインストールにアップグレードできます。ただし、これでは NOTES.INI の名前が変更されて保存
されるだけで、データディレクトリは、元のまま残ってしまいます。再度セットアップを実行し、再使用する元の
データを手動で移動する必要があります。既存の Lotus Notes 7 Client については、Windows XP と
Windows 2000 の各プラットフォームでのみ、この手順を実行できます。
z
マルチユーザーインストールオプションは Notes Client のみに適用されるので、Notes キットにしかありませ
ん。Designer および Domino Administrator では、マルチユーザーインストールはサポートされていません
(アップグレードシナリオでも同様です)。
z
変換ファイルによる共有インストールの実行とマルチユーザーインストールの選択は、サポートされていませ
ん。これについては、インストールガイドにも記載されています。
Associated SPRs :
CDFO576Q47; FBAY5CLF4Z
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
共有ノードのインストールは完全にはロールバックできない
DOS プロンプトを使用して、キットディレクトリにナビゲートし、InstallShield (setup /a) を起動し、ファイルのコピー
を開始した後、完了前にインストールをキャンセルした場合、インストールを完全にロールバックすることはできま
せん。「Program files」と「System32」のフォルダと、ファイル「admin.ini」が残ってしまいます。
対処方法
これらの余分なファイルを手動で削除します。
Associated SPRs :
JFRN64N7XE
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
追加のサービスを選択した後に [完了] ボタンがグレー表示にならない
インストール中、 [追加のサービス] ページから 1 つ以上のサービスを選択しても、[完了] ボタンは依然として有
効です。
Associated SPRs :
LMTG6AXAYA
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
変更によって Designer や Administrator をアンインストールするとアイコンが残る
既存のインストールを変更して、Designer または Administrator クライアントを選択解除 (つまり削除) すると、デ
スクトップや [スタート] メニューに Designer または Administrator クライアントのアイコンが残ります。これらのデ
スクトップアイコンをクリックすると、指定したクライアントが再インストールされます。
Designer や Administrator クライアントを再インストールできないようにするには、デスクトップと [スタート] メ
ニューから直接アイコンを削除してください。
Associated SPRs :
KBRE5DVMRN; JFRN62FAVM
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インターネットの問題
マップされたネットワークドライブが参照時に必ずしもすべては表示されない
Windows マシンでインストーラを介してネットワークドライブを参照する場合、時折問題が発生します。必ずしもす
べてのマップされたドライブがドロップダウンリストに表示されないことがあります。[確認] ドロップダウンリストに
表示されていないドライブにインストールを行うには、[フォルダ名] フィールドに直接フルパスを入力してください。
Associated SPRs :
CDFO579STU
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 カレンダー機能の問題
iCalendar インポートおよびエクスポート機能のエクスポート制限
IBM Lotus Notes 7.0.2 では、以下のタイプのエントリのエクスポートはサポートされていません。
z
記念日
z
繰り返しのエントリ
z
全日のイベント
Associated SPRs :
BLEE6R6S2Y
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 カレンダー機能の問題
Lotus Domino 6 ルーターでは繰り返し会議が機動的に受理されない
Domino 6 Server のユーザーが Notes 7 Client とテンプレートを使用するとき、新規オプションの [時間が空いて
いない場合にも自動的に受理する] は正しく機能しません。繰り返し会議を辞退することがあります。これは、上
位互換性がないためで、このような使用法は推奨されていません。この機能を正しく機能させるには、ユーザー
は Domino 7 ルーター (サーバー) を使用する必要があります。
Associated SPRs :
MSTR65NKKV
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 カレンダー機能の問題
Managed Client は Workplace プリビューウィンドウでカレンダーエントリを開く
IBM Workplace Managed Client を使用し、インストールされている Lotus Notes でカレンダーとスケジュールのア
ラームが有効になっているとき、パースペクティブが他の IBM Workplace アプリケーション (たとえば、メッセージ
ング) に設定されていると、Lotus Notes の [アラーム] ダイアログボックスが表示されます。
[アラーム] ダイアログボックスからカレンダーエントリを開くと、[メッセージング] パースペクティブのプリビューフ
レームにエントリが表示されます。
Associated SPRs :
RDER66MLXS
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02 カレンダー機能の問題
[1 文書にカレンダーを印刷] によって行のインデントが異なる
[1 文書にカレンダーを印刷] オプションを使用すると、モニタとプリンタの解像度の違いによって、件名の最初の
行のインデントが、カレンダー通知情報の他の部分よりもオフセットされます。
[1 週間] カレンダーオプションを使用すると、データの 2 行目以降がエントリの左側に表示されます。この状況の
回避策は、カレンダーを文書に印刷し、[カレンダーリスト] カレンダースタイルを使用して、[1 週間] を使用した場
合と同じ週間データを受け取れるよう正しい日付範囲を設定することです。その手順は以下のとおりです。
1.
2.
3.
4.
5.
[ファイル] - [印刷] を選択します。
[印刷内容] で [1 文書にカレンダーを印刷] を選択します。
[カレンダースタイル] で [カレンダーリスト] を選択します。
[印刷範囲] で週の開始日と終了日を正しく選択します。
[プリビュー] ボタンを選択します。
これで [毎週] リストカレンダーオプションを選択した場合と同じデータが得られます。
Associated SPRs :
MMRT5NUTJA; TSPS6FBKAG
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02 カレンダー機能の問題
[移動] オプションによって表示されるべきではない会議タブが表示される
メールファイルの受信ボックスでは、ユーザーは [表示] - [移動] を選択できます。ここで、ユーザーが新しい [会
議] ビューまたは [すべてのスケジュール] ビュー (開始日別カレンダーエントリ、承認済み会議、カテゴリ別カレ
ンダーエントリ、エントリタイプ別カレンダーエントリ、ステータス別カレンダーエントリ) を選択すると、ビューのタブ
は表示されません (表示されないのが正常です)。問題となるのは、ユーザーがこのビューを閉じて別のビュー
([受信ボックス]、[ドラフト]、[送信] など) を開いたときで、タブが表示されるべきではないのに、表示されてしまい
ます。
Associated SPRs :
MSTR5ZDPCS
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02 カレンダー機能の問題
フィルタが設定されたときのプライベートエントリ
ビューに何らかのフィルタが設定され、プライベートエントリに指定されたエントリがフィルタ後の結果に含まれると
き、プライベートエントリはカレンダー管理者/メール代理ユーザーのカレンダービューには表示されません。
Associated SPRs :
MSTR6C8KEK
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02 カレンダー機能の問題
委任された会議の [宛先] と [cc] フィールドでの受信者のアイコンの問題
委任された会議で、[宛先] フィールドと [cc] フィールドにおける受信者のアイコンにいくつかの問題があります。
委任された会議で、塗りつぶしの円が表示されるべきところに、半分塗りつぶしの円が表示されることがありま
す。また、設計では [宛先] フィールドに代理人の名前は表示されないので、委任された会議をまったく含まない
ように変更される可能性があります。
Associated SPRs :
MSTR65JRHF
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 カレンダー機能の問題
返信の [宛先] と [cc] フィールドでの受信者のアイコンの問題
会議またはタスクで、参加者からの返信が議長に送信されたとき、参加者名が [宛先] フィールドにあるので、ア
イコンが表示されるべきではありません。議長の名前は [議長] フィールドに表示されています。
Associated SPRs :
MSTR65JRC8
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 クライアントの問題
IE: ファイル名に日本語文字が含まれている文書
ファイル名に日本語文字が含まれる Microsoft アプリケーションの文書 (Word、Excel、PowerPoint) を Internet
Explorer から Lotus Notes Client に送信すると、Lotus Notes Client では受信した添付ファイルのファイル名が
正しく表示されません。
Associated SPRs :
WXUU6R5CBM
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 クライアントの問題
Mozilla での制限
Mozilla 1.7.3 で webadmin.nsf を使用するとき (http://yourserver.com/webadmin.nsf として開く)、サードパーティ
製のソフトウェアの制限のため、多くの文書で [閉じる] ボタンがまったく機能しません。
Associated SPRs :
FFLU66ZCXH
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 クライアントの問題
Mozilla: DBCS のファイル名を持つ Thunderbird の添付ファイル
ファイル名に DBCS 文字が含まれる添付ファイルで、Mozilla Thunderbird 1.5 以降を使って送信されたものを
Lotus Notes Client が受信すると、ファイル名は認識されません。
Associated SPRs :
HJLO6QPA5Y
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 クライアントの問題
Web サーバー管理: 選択ダイアログが正しく表示されない
Domino 7 Web サーバー管理 (webadmin.nsf) では、大きいフォントがサポートされていません。webadmin.nsf の
使用時にボタンまたはダイアログボックスの表示が切り捨てられていたり、アイコンとテキストがずれていたりする
場合には、小さいフォントを使用するようにシステムを構成してください。
Associated SPRs :
FFLU68Z9SD
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 クライアントの問題
クライアント再設定ウィザードとロケーション文書
オンラインマニュアルにも記載されているように、[クライアント再設定ウィザード] を使用して新規接続、インター
ネットアカウント、プロキシサーバー、および複製スケジュールを変更するときは、正しいロケーション文書に切り
替えることが必要です。ウィザードは、新しい設定または変更内容を現在のロケーション文書だけに適用します。
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02 クライアントの問題
検索ビューがデフォルトの設定の場合データベースが開かない
検索ビューで [データベースを最初に開くときデフォルトで表示する] が設定されている場合は、このデータベース
のローカルコピーを開こうとすると失敗します。
Associated SPRs :
YHNN6CYK2M
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
DB2 対応サーバーでは Compact -a および -A は機能しない
DB2 対応サーバーでは、Compact -a および -A は機能しません。アーカイブも機能しません。実行を試みると、
次のエラーが発生します。
Error compacting mail\jdb2.nsf: This feature not yet implemented for DB2 based .nsf(s)
Associated SPRs :
CSAH5XRJH6
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
Lotus Domino 7 for i5/OS で利用できない機能
Domino 7 の次の機能は、i5/OS プラットフォームでは削除されているか、利用できません。
z
iSeries Domino クラスタは削除されました。詳細については http://www.ibm.com/eserver/iseries/ha/ を
参照してください。
z
xSP ホスティングは削除されました。CFGDOMSVR または CHGDOMSVR コマンドが XSP(*YES) を指定す
る場合、設定は無視されます。
z
NSFDB2 は利用できません。
SNMP エージェントはサポートされません。
IPV6 は利用できません。
z
z
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
Lotus Domino 7 for i5/OS の Java コンソールの制限
Domino 7 for i5/OS の Java コンソールには、次の制限があります。
Java コンソールからサーバーの終了
Java コンソールから Domino Server を終了するには、次のいずれかのコマンドを発行します。
z
QUIT
z
RESTART SERVER
次の Java コンソールオプションは、i5/OS Domino Server の終了用にはサポートされていません。
z
メニュー: [File] - [Stop Server]
z
con kill domino
z
con restart domino
これらのコマンドを入力すると、サーバーが *ENDING 状態であることが WRKDOMSVR パネルに表示されま
すが、サーバーは終了しません。
Java サーバーコンソールの複数のインスタンス
システム上で Java サーバーコンソールの複数のインスタンスを使用する場合は、最初に開始する Java
サーバーコントローラはポート 2050 にバインドされます。他の Domino Server 用に Java サーバーコント
ローラを開始する以降の要求は、同じポートの使用を試み、失敗します。
対策
複数の Java サーバーコントローラーを開始するには、Domino Server のデータディレクトリにある
dcontroller.ini ファイルを手動で作成または編集し、Domino Server の IP アドレスと 2500 以外のポート
番号を指定します。
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
Lotus Domino for i 5/OS の Java コンソールの制限
Java コンソールから Domino Server をシャットダウンするには、次のコマンドのいずれかを発行します。
QUIT
RESTART SERVER
i5/OS Domino Server のシャットダウン用には、次の Java コンソールオプションはサポートされていません。
z
メニューコマンド: [File] - [Stop Server]
z
サーバーコンソールコマンド: kill domino
z
サーバーコンソールコマンド: restart domino
これらのコマンドを入力すると、サーバーが *ENDING 状態であることが WRKDOMSVR パネルに表示されます
が、サーバーはシャットダウンされません。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
Lotus Domino のプロファイル設定でファイルシステムからシステムデータベースを取得できな
い
Domino Server セットアッププログラムには、ユーザーがサーバーのシステムデータベースを Domino Server か
ら複製せずに、CD やネットワークドライブを含むファイルシステムから取得できるように追加のサーバーをセット
アップするオプションがあります。このオプションは、タイトル [Domino Server のシステムデータベース] のパネル
のチェックボックスフィールド [システムデータベースを CD やほかのメディアから取得する] により選択できます。
また、Domino Server セットアッププログラムではサーバーのセットアッププロフィール を記録することができま
す。セットアッププロフィールはサーバーの設定情報を記録するファイルで、ローカル、リモートのどちらでも、また
サイレントオプションで適用することができます。サーバーのセットアッププロフィールを適用すると、指定された
サーバーで記録された設定情報を使用するように設定されます。
現在、サーバーのセットアッププロフィールの記録処理に問題があるため、[システムデータベースを CD やほか
のメディアから取得する] オプションを選択しても認識されません。ユーザーがこのオプションを選択してプロファ
イルを記録し、そのプロファイルを使用してサーバーを設定した場合、オプションが適用されません。
この問題を回避するには、サーバーのプロファイルの設定でドメインサーバーからシステムデータベースを取得
できるようにするか (この場合、指定したドメインサーバーが稼動中で、かつネットワーク全体から到達可能であ
ることが必要)、プロファイルを使用せずにサーバーセットセットアップを (ローカル、またはリモートで) 実行してく
ださい。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
NETBIOS over TCP/IP
NETBIOS over TCP/IP は、Microsoft Windows 2003 64 ビットサーバーでは使用できません。Lotus Domino
NETBIOS ポートを使用可能にすると、サーバーはクラッシュします。
Associated SPRs :
DDAN6LURN6
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
R5 からアップグレードする場合、webadmin.nsf の ACL は維持されない
アップグレード中に維持される webadmn.nsf の ACL は、Domino 6 以上のものだけです。R5 の webadmin.nsf は
異なっているためです (ロールの相違など)。
Domino を R5 から 7 にアップグレードする場合、webadmin.nsf の ACL は完全には維持されません。
Associated SPRs :
FFLU6BVBA7
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
Unix から W32 へのリモートサーバーセットアップはサイレントにできません
UNIX システムをリモートセットアップクライアントに使用してリモートサーバーセットアップを実行すると、 W32 シ
ステム (Windows 2000 または Windows NT4) 上のサーバーセットアップで問題が発生します。
この問題は、ユーザーが「サイレントセットアップ」オプションを使用した場合のみ発生します。この問題は次のコ
マンドラインで発生します。
remotesetup < serverhost > -silent < path to Setup Profile > =<path to notes.ini on serverhost > -pb
「サイレントセットアップ」オプションでは、サーバーをリモートセットアップするために NOTES.INI ファイルへのパス
が必要であるため、この方法では問題が発生します。しかし、UNIX システム上のリモートセットアップクライアント
では、W32 のパス、例えば「C:\Lotus\Domino\Data\notes.ini」を解釈することができません。このため、Setup プ
ログラムは次のエラーメッセージを (サイレントセットアップのログ出力が書き込まれる) errorlog.txt ファイル に
書き込みます。
「Could not find 'notes .ini' as specified on command line 」
この問題の回避策として、UNIX システム上のリモートセットアップクライアントは GUI モードでのみ使用してくださ
い。プロフィールを使用する場合は、次のように「remotesetup」コマンドの「-playback」 オプションを指定してくださ
い。
remotesetup < serverhost > -playback
または
remotesetup < serverhost > -pl
これにより、ユーザーはセットアップするサーバーホストを手動で選択し、UNIX のリモートクライアントシステム上
でプロフィールを GUI モードで続けることができます。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
Window 以外のマシンでのメッセージレポート
Domino のメッセージレポート機能は、レポート内で棒グラフを作成することがあります。これらの棒グラフは、
Java Abstract Windowing Toolkit (AWT) を使用して作成されます。AWT は、サーバーが実行されている OS の
ネイティブなウィンドウシステムと Java 間のインターフェースです。Windows のように、ウィンドウシステムが常に
オンになっている OS もあります。また、UNIX にように、ウィンドウシステムが必ずしもオンになっていない OS も
あります。
後者のプラットフォームでメッセージレポート機能を正しく動作させるには、X11 のようなネイティブのウィンドウシ
ステムをインストールし、実行する必要があります。
Associated SPRs :
PFOI6AKF4K
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 セキュリティの問題
DWA ユーザーにはキーのロールオーバーはサポートされない
キーのロールオーバーは、Notes 7 ユーザーおよび Domino 7 サーバーに、このリリースでサポートされているよ
り大きな Notes 暗号キーおよび署名キーの入手を可能にする Domino 7 の機能です。Domino Web Access ユー
ザーおよび Domino Access for Microsoft Outlook ユーザーには、キーのロールオーバーはサポートされていま
せん。
キーのロールオーバーの詳細については、『Domino Administrator ヘルプ』のトピック「ユーザーとサーバーキー
のロールオーバー」を参照してください。
Associated SPRs :
MMFD5ZBRP6
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ポリシーの問題
[編集者] のアクセス権を持つユーザーに適用されないメールポリシーの設定
システム管理者がユーザーに、メールファイルに対する [編集者] のアクセス権を付与し、さらにメールポリシーを
使用してさまざまな設定をこれらのメールファイルに適用すると、[一時的削除] の設定を除き、すべての設定が
正しく適用されます。[一時的削除] はまったく適用されません。
[編集者] のアクセス権を持つユーザーが [一時的削除] の設定を変更することは許可されていません。この設定
はメールファイルの [ツール] - [プリファレンス] にありますが、これは [設計者] のアクセス権なしでは変更でき
ないデータベースプロパティでもあります。そのため、ユーザーにメールファイルに対する [設計者] か [管理者]
のアクセス権がないなら、メールポリシーでプッシュされた [一時的削除] の変更を Notes Client で処理すること
はできません。自分のメールファイルへの [編集者] のアクセス権を持つユーザーに対し、システム管理者がメー
ルポリシーで [一時的削除] の設定をプッシュする方法はありません。
Associated SPRs :
LMAN6BPKX9
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ポリシーの問題
セットアップとデスクトップポリシーに関する一般的な情報
ポリシーを介してデプロイされるセットアップ設定とデスクトップ設定に関する一般的な情報について説明します。
z
メールサーバーが Domino 7 で実行されている場合でも、R5.0x Notes Client はポリシー機能をまったくサ
ポートしません。
z
最新の Domino 7 リリースにアップグレードするときは、最新のテンプレートコードを含めるために、Domino
ディレクトリの設計を置換してください。
z
「文書が署名されていない」ことを示すエラーが表示された場合は、設定文書またはポリシー文書が署名さ
れていないことが考えられます。この問題を解決するには、Domino ディレクトリを開いて編集し、各設定文書
とポリシー文書を再保存します。別の方法として、すべての設定文書とポリシー文書を削除し、新しい文書を
作成します。
z
デスクトップ設定文書で [ユーザーとマージするブックマーク] アウトラインにリンク (フォルダ、データベース、
文書、URL などの各リンク) を追加するには、アイテムをタイトルバーからブックマークアウトラインにドラッグ
アンドドロップします。フォルダを含むより複雑なブックマーク階層を使用する場合は、Notes Client でブック
マークの階層を作成し、これを使用してデスクトップ設定文書を生成する方法が最も簡単です。
Associated SPRs :
TDSS4XGR8Y; BMGH4YTLU3
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ポリシーの問題
モデム経由のクライアントセットアップにおけるカスタム Welcome ページ
ユーザーが新規クライアントの設定をモデム経由で実行した場合は、デスクトップ設定に基づいて配置されたカ
スタム Welcome ページが Notes Cilent に表示されないことがあります。原因として、遅い接続スピードやネット
ワークの干渉などが考えられます。これは、ダイヤルアップ接続に固有の問題です。
Associated SPRs :
CDFO4XLQ78
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Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
03 既知の制限事項、問題、対策
02 ポリシーの問題
共有 Notes Client でのセットアップポリシーとデスクトップポリシー
セットアップ設定とデスクトップ設定は、ユーザーの個人アドレス帳、ブックマーク、および NOTES.INI ファイル
(ユーザープリファレンスの設定) に適用されるので、1 つの Notes Client (およびデータディレクトリ) を共有する
一部のユーザーには、ポリシーが正しく適用されない可能性があります。これは、これらのローカルデータベース
がポリシーデータを 1 セットしか保持できないために発生します。異なるポリシーが適用されるユーザーが同じ
Notes Client を共有すると、Client を使用するために ID を切り替えたときに、正しいポリシー設定を受け取れな
いという問題が発生します。
これを回避する 1 つの方法として、新機能の Notes マルチユーザークライアント機能を利用することが考えられ
ます。この機能を使用すると、ユーザーは Notes プログラムファイルを共有しながら、それぞれ個別のデータディ
レクトリを 1 台のマシン上に持つことができます。この機能は、[Notes-only Client] ライセンスにのみ限定されて
います。しかし、1 つのマシンと 1 つの Notes Client を共有しながら、各ユーザーがユーザー自身の Notes ファ
イルを持てるのは、価値のある機能といえます。
Associated SPRs :
WVHM5M6FD7
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 メールの問題
Eudora や iNotes の受信者に転送されたメール内の URL は起動しない
メールメッセージに埋め込まれている URL で、Eudora や iNotes の受信者に転送されたものは起動しません。
Associated SPRs :
DMAE4QXMDX
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 メールの問題
データベースが以前のサーバーにあるときは新しいアーカイブ条件が機能しない
Domino 7 では、ユーザーがアーカイブ条件を作成するときに、[入力日数より前の文書] で、日数、月数、年数を
選択できます (たとえば、作成日など)。この操作は、Domino 7 Client でのみ利用できます。Domino 7 よりも前の
クライアントでは、変更/アクセス日、期限切れ日、またはユーザーが選択した日付だけを選択できます。
しかし、この種類の選択条件を使用するときは、Domino 7 システムからデータベースのアーカイブを実行する必
要があります (ローカルの Domino 7 Client で実行するか、Domino 7 Server で実行します)。これ以外の場合
は、[入力日数より前の文書] に基づくすべての条件は使用されません。それ以外のすべての条件は使用されま
す。
アーカイブの実行には数多くの選択肢があるので (たとえば、クライアントで実行するかサーバーで実行するか、
クライアントまたはサーバーのスケジュールで実行するか手動で開始するか、現在のレプリカからか名前つき
ソースからか、など)、[入力日数より前の文書] の条件が失敗しても、ユーザーはエラーを受け取りません。
このため、ユーザーが Domino 7 以前のサーバー上にあるデータベースレプリカを使用する可能性がある環境で
は、[入力日数より前の文書] をアーカイブの選択条件としては使用しないでください。
Associated SPRs :
LMAN69DK8P
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 メールの問題
省略された個人グループでは全員に返信が機能しない
ユーザーが個人グループを展開しないようにできる新しいオプションがあります。このオプションは、新規メモの送
信オプションで利用できます。受信者が [全員に返信] アクションを実行するとき、個人グループ名はメモ内に配
置されますが、このグループは送信者がローカルで作成したものなので、受信者はこのグループ名を利用でき
ず、一致しないことを示すダイアログが表示されます (R4 では送信エラーになります)。
これはソフトウェアの制限です。ユーザーはこのグループ名を返信から削除する必要があります。
Associated SPRs :
MSTR67APH7
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DB2 の問題
DB2 Access サーバーのインストール - マニュアルの変更
DB2 Access サーバーをアンインストールしてから別のロケーションに再インストールした場合、新しいパスを有
効にするために DB2 サーバーを再起動する必要があります。DB2 サーバーを再起動しないと、次のエラーが生
成されます。
Error 421: NotesInit Failed
このエラーは、DB2 サーバーを再起動せずに DB2 Access Set コマンドを開始しようとしたために生成されます。
Associated SPRs :
CLEN6G8PGD
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
03 既知の制限事項、問題、対策
02 DB2 の問題
DB2 [グループへ移動] を使用すると Administrator クライアントが AIX でクラッシュする
このリリース情報は、ローカル DB2 AIX サーバーに接続したリモート DB2 AIX サーバーを使用している場合に
該当するものです。
この [グループへ移動] 機能を使うと、グループは正しく移動されますが、Lotus Domino Administrator クライアント
はグループを移動した後にクラッシュします。
この [グループへ移動] 機能は、Lotus Domino Administrator クライアントの [ファイル]パネルからアクセスしま
す。[ツール] - [DB2 グループ] - [グループへ移動] をクリックします。DB2 グループの移動に関して詳しくは、
Lotus Domino 7 Administrator ヘルプのトピック「DB2 対応 Notes データベースを別の DB2 グループに移動す
る」を参照してください。
Associated SPRs :
MJUK6L7KGU
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DB2 の問題
DB2 対応 Notes データベースとして作成された Web サーバー管理データベース
DB2 対応サーバーで、新規 Domino データベースのデフォルトのデータベースタイプが DB2 に設定されていて、
Web サーバー管理データベース (webadmin.nsf) がまだ作成されていないとき、サーバーで HTTP タスクを実行
すると、Web サーバー管理データベースが DB2 対応 Notes データベースとして作成されます。この形式での
Web サーバー管理データベースは使用できないので、このようなことを避けるか、データベースを削除することが
必要です。
対策
デフォルトのデータベースを NSF に設定し、Web サーバー管理データベースを作成または再作成します。
Associated SPRs :
PROE67JMU5
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DB2 の問題
DB2 対応 Notes データベース内でカテゴリと返答の両方を持つビュー
DB2 対応 Notes データベースにおいて、バックスラッシュで作成されたカテゴリ値と返答の両方を含む複雑な
ビューを開くと、一部の文書がビューから失われることがあります。同様に、アプリケーションコードによってビュー
を操作すると、ビューのエントリが失われることがあります。
対策
これらのデータベースは NSF 形式で保存します。
Associated SPRs :
PROE67JMU5
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DB2 の問題
検索ビュー - @DB2Schema
このリリースでは、V6x Lotus Notes Clients または Web ブラウザでユーザーが表示する検索ビューで、
@DB2Schema がすべての構文とは共に機能せず、検索ビューに障害が起こる恐れがあります。したがって、この
関数を使用しないことをお勧めします。代わりに、検索ビューで nsfdb2 スキーマ名をハードコーディングします。
以下に例を示します。
"select * from " + @DB2Schema(@DbName) + ".employeedav where salary < 40000"
上記の代わりに、以下を使用します。
"select * from FileName.employeedav where salary < 40000"
エラーメッセージは、以下のように表示されます。
07/24/2006 02:06:58 PM Glutton/Emp Failed when DB 2 was collecting column info .
DB2-Dynamic SQL error .: 42601 - [IBM][CLI Driver][DB2/NT] SQL0104N An unexpected token "."
was found following "select * from ". Expected tokens may include : "<space>". SQLSTATE=42601
- *LOCAL.DB2.060724162720(nhttp)
07/24/2006 02:06:58 PM HTTP Web Server : Lotus Notes Exception - DB2-Dynamic SQL error .
[/db2schema.nsf/e42f2539bb4a1ffd852571860067992b?OpenView]
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DB2 の問題
検索ビューではフォームを格納した文書は表示されない
フォームで [フォームを文書に格納] が有効になっていると、このフォームに基づく検索ビューには文書が表示さ
れません。
対策としては、下図に示すように、DB2 Access ビューで [すべてのフォーム] を選択します。
Associated SPRs :
VMAA6EVRRB
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
Internet Explorer 5 を使用して購読をインストールする場合の問題
Internet Explorer 5.01 を使用して購読をインストールしようとすると、「Error 500 attempting to request offline
configuration data」というダイアログが表示され、続いて「Error requesting offline configuration from the server 」
というメッセージが表示されます。
対策
新しいバージョンの Internet Explorer をインストールしてください。
メモ: 28 ビットの暗号化を使用して Internet Explorer 5.0 で購読をインストールしようとすると、 「DOLS DSAPI
error: user must be logged in in order to go offline.」というエラーが表示されます。現時点ではこのエラーの対策
はありません。
Associated SPRs :
MNOI4VXKGF; RAHO57SKDR
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
購読名は 30 文字 (バイト) 以内に制限する
購読のダウンロード時に、各国のキャラクタ (ダブルバイトまたはマルチバイト) を使用した購読のタイトルが切り
捨てられることがあります。対策としては、購読のタイトルを 30 文字または 30 バイト以下 (マルチバイトの場合)
にします。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
複数のディレクトリカタログが混乱を招く可能性
クライアントにインストールした各 Web メール購読は、それぞれ固有のディレクトリカタログを持つことができま
す。これには、iNotes Web Access (R5)、Domino Web Access (6)、および [メール (6) (拡張)] データベース、また
はディレクトリカタログを含む DOLS 対応の他のカスタマイズ済みデータベースが含まれます。ディレクトリカタロ
グを持つ複数の購読を同じコンピュータにダウンロードすると、次のような問題が発生する場合があります。
z
そのコンピュータ上で購読をインストールしているユーザーであれば、インストールされているすべてのディレ
クトリカタログを読み込むことができます。すべてのカタログは、アドレス選択ダイアログにリストされます。
z
そのコンピュータ上の Web メール購読のアドレス選択ダイアログには、同じ名前を持つすべてのディレクトリ
カタログが表示されます。
z
同じ名前を持つディレクトリカタログであっても、別々の複製スケジュールが設定されている場合は、含まれ
ている情報が異なることがあります。どれが最新のディレクトリカタログかわからないと、古いディレクトリカタ
ログを使用する可能性があります。
対策
同じクライアント上にあるすべてのディレクトリカタログに必ず同じ複製スケジュールを設定します。
Associated SPRs :
SGOY4VEP4D
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
クラスタサーバー上で、休止しているデータベースを参照するときの問題
ユーザーが購読をオフラインでインストールしていて、管理者または設計者がオンライン版の購読無効にしても、
ユーザーはクラスタ内の別のサーバー上のレプリカを使用して同期機能を引き続き利用できます。
しかし、ユーザーがそのデータベースをオンラインで参照するために Web コントロールや Domino Sync Manager
を使用しようとすると、エラーが発生します。
Associated SPRs :
SBED4PMUNF
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
インターネットパスワードが同期しない
ユーザーが購読をダウンロードして、その後サーバー上のユーザー文書のインターネットパスワードを変更した
場合、その新しいパスワードを使用して購読をオフラインで開こうとすると、「アクセスは拒否されました」というエ
ラーが表示されます。これは、サーバー上のパスワードとオフラインの Domino ディレクトリ (DOLNAMES.NSF) が
同期していないために起きます。
対策
購読を削除し、再インストールすると、インターネットパスワードと異なるパスワードを同期するかプロンプトが表
示されます。同期した後、オフラインにすると、変更後のインターネットパスワードを使ってデータベースにアクセ
スできます。
Associated SPRs :
CGES4Q3KH2
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
購読のデスクトップアイコンが表示されないことがある
以下の場合は、デスクトップ上に購読のアイコンが表示されません。
z
購読のタイトルに Unicode が使用されている場合
z
オペレーティングシステムでファイル名に使用することを許可されていない文字が購読のタイトルに使用され
ている場合。たとえば、Windows のファイル名には 「/」は使用できません。そのため、タイトル (オフライン設
定文書の最初のタブ) に「/」が含まれている購読のアイコンはデスクトップ上に表示されません。
対策
ダウンロード後に購読を起動する場合は、Lotus Domino Sync Manager から起動します。
Associated SPRs :
KHKM4QN88G
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
複数購読の同期の周期を 1 分に設定すると同期が停止する
複数の購読をインストールし、これら購読をすべて 1 分ごとに同期するように設定すると、同期中にいずれかの
購読が 100% の確率で停止します。これによって、ほかの購読の同期が妨害されることはありません。Sync
Manager を終了して再起動してください。
Associated SPRs :
SBED4WLP3P
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
DOLS データベースをインストールするにはユーザーに [読者] 以上のアクセス権限が必要
オフラインでデータベースをインストールするためには、DOLS が有効なデータベースのアクセス制御リスト
(ACL) に、ユーザーのアクセス権を [読者] 以上に設定する必要があります。[投稿者] や [なし] のアクセス権の
場合に購読をインストールしようとするとエラーが発生します。
対策
データベースの ACL でユーザーのアクセス権を [読者] 以上に設定します。
Associated SPRs :
SBED4PLL7Y
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02 DOLS の問題
ブラウザから「オフラインで作業しますか ?」というプロンプトが表示された場合は [いいえ] を
選択する
ブラウザで、オフラインで作業するかどうかを問われたときは、[いいえ] を選択してください。
オフラインでの作業を選択すると、サーバーとの接続が切断され、同期を取れなくなります。
Associated SPRs :
AWHN4M7B8U
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
共有ファイルを持つ複数の購読を暗号化する場合は一貫して行う
ユーザー間でファイルを共有していることがわかっている場合は、すべての購読を暗号化するか、すべての購読
を暗号化しないかのどちらかにしてください。
共有ファイルは、そのファイルが最初にインストールされた購読が暗号化されていたかどうかによって、暗号化さ
れるかどうかが決まります。最初の購読が暗号化されてインストールされた場合は、それ以降にインストールされ
た購読でファイルの共有に問題が発生することがあります。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
構成ディレクトリサーバーとして設定されている Domino Server 上の DOLS
「構成ディレクトリ」 サーバーとして設定されている追加の Domino Server 上に DOLS 購読がある場合は、セ
キュリティポリシーは [ダウンロード中に ID を要求する] または [ユーザー ID を自動的に作成] のいずれかであ
ることが必要です。
セキュリティポリシーの [ID の検索に Domino ディレクトリを使う] が設定されている追加の Domino 構成ディレク
トリサーバーで、ユーザーが DOLS 購読をインストールしようとすると、Error 500 が返され、「DOLS DSAPI error:
No person record found in names.nsf for user <username>.」というメッセージがコンソールに表示されます。
Associated SPRs :
MNOI4ZGRVF
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
メールファイル (拡張) をサーバー間で移動する
AdminP を使用して、DOLS が有効になっている Domino 5.0.5 以降のサーバー間でメールファイル(拡張) を移動
しようとすると、移動処理が完了しません。
これは、これらのメールファイルの移動処理の最終ステップでユーザーが Notes を使用して元のファイルにアク
セスする必要があるために起きます。ユーザーが元のファイルにアクセスすると、新しいメールファイルと新しい
メールサーバー情報を使用して個人アドレス帳の Notes ダイヤルアップ接続文書とロケーション文書が更新され
ます。次に、[新規メールサーバーへ変更を反映] 要求が作成され、古いメールファイルが削除されます。
ユーザーが、Notes の代わりに DOLS を使用して、または複製を使用してブラウザから元のファイルにアクセスし
た場合は、前述の最終ステップは開始されません。
管理者は、LotusScript を使用して、「変更を反映」 要求を作成するエージェントを [システム管理要求] データ
ベースに作成する必要があります。この LotusScript は、Notes.net の Iris Sandbox で公開されています。次の
URL からダウンロードしてご使用ください
http://www.notes.net/sandbox.nsf/ecc552f1ab6e46e4852568a90055c4cd/c425421e4e419540852568630079bb
8c?OpenDocument&ExpandSection=1&Highlight=0,admin4.nsf#_Section1
Associated SPRs :
CLYH4QVQ49
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
誤ったパスワードを入力した後に同期をキャンセルするとセキュリティの問題が発生する
同期が開始された後、失敗に終わると、パスワードが壊れることがあります。購読をアンインストールしてから、再
インストールしてください。
Associated SPRs :
LSHR53DTDD
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
アイコンをカスタマイズしてもデスクトップ上のアイコンが変わらない
購読をオフラインでインストールして、ユーザー独自のアイコンを [Customize] サブフォームに追加すると、Sync
Manager には新しいアイコンが表示されますが、デスクトップ上のアイコンは変わりません。
対策
デスクトップを更新するかオペレーティングシステムを再起動します。
Associated SPRs :
SBED59Z2PR
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
購読を削除してもディレクトリカタログのパスは NOTES.INI から削除されない
[メール (6) (拡張)] テンプレート (mail6ex.ntf) を使用してメールファイルを作成し、DOLS がこのメールファイルを
ディレクトリカタログで有効にしているとき、共有ファイルのオプション ([ルール] タブ) を選択せずに購読をダウン
ロードすると、iNotes ディレクトリにある NOTES.INI の Name パラメータは次のようになります。
NAMES=dolnames.nsf,dols\Web user1 Mattel
US\9A55CDC7D0D12BA385256A7100720089\dircat.nsf,dols\Web User2 Mattel
US\2EFE0803CB6E457285256A8C00746884\dircat.nsf
いずれかの購読を削除しても NOTES.INI ファイルの Names パラメータは変更されず、ドロップダウンリストに購
読ディレクトリが表示されます。しかし、このディレクトリにはアクセスできません。
Associated SPRs :
SGOY4YRQB5
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
アドレス帳と一致しないパブリックキーに関する同期時エラー
同期時に、同期ステータスに 「パブリックキーがアドレス帳に保存したものと一致しません。」というエラーが表示
されます。その後、同期ステータスは [休止] に設定されます。
対策
サーバー文書の [セキュリティ] セクションを開き、[Domino ディレクトリにあるパブリックキーと比較] オプションを
無効にします。
Associated SPRs :
KTOT567L96
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
設定文書を削除した場合は、再インストールする必要がある
なんらかの理由で、購読の [オフライン購読設定] プロフィール文書を削除する必要がある場合、その購読をイン
ストールしたユーザーは、購読を削除して新しい設定文書を持つ購読を再インストールしなければなりません。
Associated SPRs :
SGOY54VKWY
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
Notes の「削除」によって複数ユーザー購読が削除される
次の状況のように、Notes Client の「削除」オプションを選択すると、DOLS の複数ユーザー購読が削除されま
す。まず、マルチユーザーオプションを使用して Lotus Notes をインストールし、購読プロフィール文書の [複数
ユーザーディレクトリの使用] がオンになっている DOLS 対応のデータベースをインストールします。Notes での
作業後、「個人ファイルを削除しますか」と問われるますが、ここでは [OK] を選択しません。[OK] を選択すると、
Domino Sync Manager を使用した次回の同期は失敗します。Notes Client のシャットダウン時に、DOLS の複数
ユーザーデータディレクトリが削除されるからです。
Associated SPRs :
LSHR5AERZ4
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
ID が上書きされると、ユーザーは暗号化された購読にアクセスできない
ユーザーが暗号化された購読をインストールして、その後なんらかの理由で自分の ID を変更した場合、その
ユーザーは暗号化された購読を開くことができなくなります。これは、ID と一致するキーを使用してオフライン購
読が暗号化されたためです。ID を変更すると、キーは ID と一致しなくなり購読は開きません。ユーザーは暗号
化された購読を削除して、再インストールし、暗号化し直す必要があります。
暗号化された購読を使用している企業では、[既存のユーザー ID を上書きする] 設定はオンにしないでください。
ID が上書きされたユーザーは、前の ID からのキーで暗号化されたオフライン購読を開くことができません。新規
の ID を暗号化された購読に適用する唯一の方法は、暗号化されたデータベースを削除し、再インストールする
ことです。
Associated SPRs :
SBED598PUW
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
無効にした購読がアップグレード時に同期される
クライアントシステムで 5.0x のすべての購読を無効にしてからサーバーをアップグレードした場合、クライアント
上で購読の 1 つをアップグレードすると、有効に設定していないにもかかわらずすべての購読が同期されます。
Associated SPRs :
JDAO5CYNM4
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
[オプションファイル] ではワイルドカードを正しいフォーマットで使用することが必要
オフライン購読設定文書の [オプションファイル] フィールドで * (ワイルドカード) を使用するとき (例: *.nsf) は、*
の前に \ を追加する必要があります。追加しない場合、オフラインの同期エラーが出ることがあります。
対策
*.nsf ではなく、\*nsf を使用してください。
Associated SPRs :
TCAO4ZNMBU
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
アップグレード後にオフラインセキュリティ文書を変更するとパスワードが失われる
オフラインセキュリティポリシーを自動生成に設定してサーバーを 5.0x から 6.x にアップグレードした場合、オフラ
インセキュリティポリシーの選択を変更すると、認証者のパスワードが失われます。
例えば、特定のドメインに暗号化された購読が存在し、アップグレードしたサーバーのそのドメインのセキュリティ
ポリシーで新しい「既存の IDファイルの上書き」機能をオンにした場合に、この問題が起こる可能性があります。
対策
その認証者 IDを持つタブで、パスワードを再入力し、セキュリティポリシーを保存してください。
Associated SPRs :
JDAO5D6RHG
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
DOLS SSO [アプリケーションパスワードの入力 ] ダイアログの問題
SSO を有効にした場合、ユーザーは不注意により、オンライン購読に使用していたパスワードと異なる
dolsuser.id/notes.id パスワードをオフライン購読に割り当てることができてしまいます。これは、購読をダウンロー
ドするときに、オフラインの [アプリケーションパスワードの入力] で異なるパスワードを入力、確認した場合に起こ
ります。ユーザーはこのオフラインパスワードを簡単に変更することはできません。
[プロパティ] - [セキュリティ] タブのパスワードの変更により、購読のオンラインパスワードを変更できます。ユー
ザーはインターネットパスワードを使用してオフライン購読を開くことができますが、購読を同期しようとすると、
「同期パスワードが間違っています」が表示されます。
購読の同期を行うには、[アプリケーションパスワードの入力] ダイアログに入力したパスワードを入力する必要
があります (これは Notes とインターネットのパスワードが異なる場合の動作です)。
Associated SPRs :
JDAO59H2SY
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
IIS が原因でインストールパス指定のダイアログボックスの表示が遅れる
IIS がフロントエンドサーバー、DOLS を備えた Domino がバックエンドサーバーである環境で、ユーザーが購読
をインストールすると、インストールダイアログが表示されるまでに約 1 分半かかります。これは最初のインストー
ルでのみ発生し、再インストールの場合は発生しません。
Associated SPRs :
SBED5DTLGL
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
iNotes Sync Manager から Domino Sync Manager へのアップグレード
iNotes Sync Manger を Domino Sync Manager にアップグレードする場合、デスクトップアイコンとメニュー項目は
自動的には削除されないので、Sync Manager 用のアイコンとメニュー項目が 2 セット存在することになります。
iNotes Sync Manager 用のアイコンとメニュー項目は手動で削除する必要があります。
Associated SPRs :
JDAO5QTW35; LSHR5QUSAS
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
オフラインでのログイン時には組織単位の別名は使用できない
Linux Mozilla では、オフラインでログインするときに、組織単位の別名をログインの一部として使用することはで
きません。たとえば、AlternateName/AlternateOrgUnit/AlternateLanguage は使用できません。
ユーザーが、組織単位の別名を持たずに作成されたときは (例: AlternateName/AlternateLanguage)、この ID を
使用してオフラインでログインできます。
Associated SPRs :
JDAO5PQKC2
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
組織の DNS の外からでは購読がフェイルオーバーしない
DOLS は、同期の実行中はクラスタフェイルオーバーをサポートしません。しかし、[オフライン購読設定] 文書の
[ネットワーク] 設定で、バックアップサーバー (または、2 次 TCPIP アドレス) を設定できます。
Associated SPRs :
JHOD58ZLK6
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
短縮ユーザー名を使ってオフライン購読にログインできない
サーバー文書の [セキュリティ] タブ - [インターネットアクセス] セクションの [インターネット認証] フィールドが [
強いセキュリティで少ない名前のバリエーション ] に設定されている場合、ユーザーは短縮名を使ってオフライン購読
にログインすることができません。 これは、予想通りの動作です。オフラインではインターネットセキュリティが最
高レベルであることが求められます。この結果、短縮名での認証がサポートされていません。その代わり、ユー
ザー名の別名はすべて使用することができます。
Associated SPRs :
LSHR5CHQVL
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 DOLS の問題
別名を使用してオフラインで作業する
別名を使用してオフラインで作業するときは、別名がデータベースの ACL に登録されている必要があります。別
名がグループに属し、そのグループ名だけがデータベースの ACL に含まれる場合は、オフラインで作業できま
せん。
Associated SPRs :
NYYG5KR5JL
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Access for MS Outlook の問題
DAMO でパススルーサーバーを使用するための設定
Domino Access for Microsoft Outlook には現在、DAMO クライアントがパススルーサーバーを使用できるように
するためのパススルー設定機能がありません。
対策
特定の 1 人または複数のユーザー用、またはすべてのユーザー用にパススルーサーバーを設定することができます。
特定ユーザー用にパススルーサーバーを設定するには
1. ユーザープロファイルを作成した後、Notes Client を使用して、ユーザーの DAMO データディレクトリに入っている
NAMES.NSF データベースを開きます。
2. このユーザー固有のロケーション文書を開き、[パススルーサーバー] フィールドにパススルーサーバーの Notes 階
層名を入力します。ロケーション文書を保存して閉じます。
3. 接続タイプ「パススルーサーバー」の新しいサーバー接続文書を作成して、パススルーサーバーと受信側
サーバーの両方の Notes 階層名を入力します。
4. 接続タイプ「ローカルエリアネットワーク」の新しいサーバー接続文書を作成して、パススルーサーバーへの
DNS パス (IP アドレス) を識別します。
5. パススルーサーバーが異なるドメインにある場合、または異なる組織/組織単位によって認証される場合に
は、このユーザー用の Notes 相互認証を別のローカルの NAMES.NSF から DAMO の NAMES.NSF の[認
証] ビューにコピーする必要があるかもしれません。
すべてのユーザー用のパススルーサーバーを設定するには
1. Domino Administrator の [設定] タブをクリックします。
2. [サーバー] - [すべてのサーバー文書] をクリックします。
3. パススルーサーバーとして設定するサーバーのサーバー文書を開き、[サーバーの編集] をクリックします。
4. [パススルー利用] セクションの [セキュリティ] タブをクリックして、[ルートスルー] フィールドにアスタリスクを
入力します。
サーバーをパススルーサーバーとして設定する方法については、『Domino Administrator ヘルプ』を参照してくだ
さい。
トラブルシューティング
パススルーサーバー設定上の問題が発生した場合、以下の NOTES.INI 変数がトラブルシューティングに役立ち
ます。
Log_Sessions=1 -- 設定の問題のトラブルシューティングを行うには、パススルーサーバーと Domino Server
の両方でこれを設定します
PASSTHRU_LOGLEVEL=5 -- 役立つ情報を LOG.NSF に記録するには、パススルーサーバーと DAMO クラ
イアントでこれを設定します
メモ: 上記の手順では、受信先サーバーとパススルーサーバーが正しく設定されていることを想定しています。
Associated SPRs :
SBOR6AYTPU
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Access for MS Outlook の問題
Exchange から Domino への移行における問題
Exchange Server から Domino Server へデータを移行するとき、ほとんどのデータは正しく移行されますが、いく
つかの例外もあります。
z
繰り返し会議には、次のようなデータの移行の問題があります。
z
データの移行前に、Outlook ユーザーが繰り返し会議の会議招集を拒否すると、データの移行後
に、繰り返し会議への部分変更を受け取れなくなります。
z
繰り返し会議で、いくつかの会議が拒否またはスケジュール変更されているとき、Outlook ユーザー
は移行後に繰り返し会議のスケジュールと参加者の状態を検証する必要があります。
z
繰り返し会議の連続する部分がキャンセルまたはスケジュール変更されたとき、スケジュールデー
タの更新が正しく移行されないことがあります。
z
参加者は、移行前に最初の会議招集を受け入れる必要があります。このようにしないと、移行の更新が
正しく行われないことがあります。単発の会議の場合、移行においてそれ以降の更新を処理するのは容
易です。また、繰り返し会議への更新に伴って問題が発生するのは、極めて特殊な場合に限られます。
z
移行したタスクに .JPG 添付ファイルが含まれる場合、このファイルを開くときに問題が発生することがあ
ります。
z
移行されたメモに添付ファイルが含まれているとき、Notes ユーザーがこのメモに履歴付きで返信する
と、2 つのファイルが添付されます。1 つはオリジナルの添付ファイルで、もう 1 つはファイル文書のイ
メージです。
z
移行した Exchange ユーザーの名前がよく似ている場合 (John Yankowski と John Yankowsky など)、
Notes の登録処理中にメールファイルが上書きされる可能性があります。Notes ユーザーの登録時に長
い名前は、8 文字以下になるよう Domino の管理者によって切り捨てられます (ファーストネームのイニ
シャルとラストネームの最初の 7 文字)。
対処方法: 登録時に手動で名前を正式なものに拡張してください。そうしない場合、切り捨ての結果とし
て同じ名前になる最初のユーザーを上書きするかどうかを選択するよう求められます。
発生する可能性のある問題や制限のリストについては、リリース情報「Domino Access for Microsoft
Outlook の問題」を参照してください。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Access for MS Outlook の問題
Exchange から Domino への移行作業のトラブルシューティング
移行処理中に、簡単なトラブルシューティングが必要になることがあります。以下は移行作業を成功させる上で
役立つヒントです。
問題
[ユーザーとグループ] ダイアログで Microsoft
Exchange を外部ディレクトリとして使用できない
説明と対処方法
Microsoft Exchange は、Administrator クライアントのイ
ンストール中に外部ディレクトリとして構成する必要があ
ります。
同じユーザーを何度も移行することが必要になる
対処方法: Microsoft Exchange をオプションとして使用
できない場合は、Domino Administrator を再インストー
ルし、そのインストール処理中に Microsoft Exchange
が外部ディレクトリとして構成されていることを確認して
ください。
Domino 移行ツールは、「1 回だけ実行する」ユーティリ
ティとして設計されており、ユーザーを登録し、それぞれ
に対応するメールファイルを Domino Server 上に作成し
ます。同じユーザーを何度も移行することは可能です
が、Domino の同じメールファイルを移行すると、既存の
データが置き換えられるのではなく追加されることに注
意してください。
ユーザーのメールファイルのアドレス変換が失敗する
対処方法: 同じユーザーをもう一度移行することが必要
になった場合は、既存の Domino メールファイルを
Domino Server から削除してから、そのユーザーの移行
作業を再実行してください。そのユーザーが既に
Domino Server に登録されていることが通知され、既存
のユーザーを更新するかどうか指定するよう求められま
す。更新を実施して移行を完了してください。
移行したユーザーの新しいメールファイルが Domino
Server 上に作成されます。
アドレス変換ユーティリティの実行中に「このユーザーの
アドレス変換が失敗しました (Address conversion failed
for this user)」というメッセージが表示されることがあり
ます。
対処方法: アドレス変換を実行する前に、サーバー名と
アドレス帳を最新にしておく必要があります。前述の手
順に従ってサーバー名とアドレス帳を更新してから、もう
一度アドレス変換を実行してください。
移行作業の後、ユーザーのメールファイルに表示される アドレスが Exchange 形式で表示された場合、そのメー
アドレスが Exchange の形式になっている ([議長] や ルファイルに対してアドレス変換を実行するのを忘れて
[差出人] など)
いる可能性があります。
対処方法: 念のため、Domino Server 上にある移行後
のメールファイルのすべてに対してアドレス変換を実行
してください (前述の手順による)。さらに、あるユーザー
のアドレスが Exchange 形式で表示されている場合、そ
のユーザーをまだ移行していないということも考えられ
ます。ユーザーが Domino Server に登録され、関連す
るメールファイルの移行処理が終わった時点で、もう一
度アドレス変換ユーティリティを実行してください。
ユーザー移行処理中に Domino 移行ツールが失敗する 移行処理に失敗する原因としては、サーバー接続が中
断されていることが考えられます。移行処理に失敗した
場合は、移行途中だったユーザーから処理を再開する
といいです。
対処方法: あるユーザーの移行中に移行処理が失敗し
た場合、そのユーザーおよび登録キュー内の他のユー
ザーは、登録と移行の準備のために保存されます。障
害発生時点で移行途中だったユーザーは、移行処理が
部分的にしか終了していない可能性があるため、サー
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バー接続が回復した時点でそのユーザーのメールファ
イルをサーバーから削除するといいです。その後、[ユー
ザーの登録] ダイアログで [すべてを登録] を選択して、
移行処理を再開してください。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Access for MS Outlook の問題
Lotus Domino Access for Microsoft Outlook の問題
Notes Client と Microsoft Outlook クライアントの間の相違点、および既知の制限や問題を以下に示します。
Notes Client と Microsoft Outlook クライアントの違い
z
Outlook の [終了していない予定] ビューでは、繰り返し会議が正確には反映されません。しかし、カレン
ダーでは会議が正しく反映されます。
z
招集された Notes ユーザーが会議への返信で情報を要求すると、Outlook の議長はコメント付きのメー
ルを受け取ります。
z
埋め込まれたメッセージは、Outlook 受信者だけが読むことができます。既存のメッセージをすべての
ユーザーに送信するには、[転送] または [返信] を使用します。
z
Outlook では、予定表の項目の [件名] および [場所] フィールド内での改行はサポートされていませ
ん。Notes の [件名] または [ロケーション] フィールドに含まれる改行は、Outlook ではセミコロン (;) とス
ペースに変換されます。Domino Access for Microsoft Outlook のユーザーは、セミコロンとスペースを入
力することにより、Notes で改行を追加されるようにすることができます。
z
繰り返し会議への更新は (スケジュール変更ではありません)、個別の会議として送信されます。一連の
会議に変更が加えられた場合は、その数の更新が送信されます。複数の更新が送られるのを防ぐに
は、1 つの会議だけに変更を加えることをお勧めします。
z
平日に毎日開催される定期的な会議は、Domino でサポートされていません。曜日選択のオプションを
使用してください。
z
Outlook においては、受信トレイに未読メッセージがある場合でも、始動時に新着電子メールの通知はさ
れません。新着電子メールの通知は、新しいメッセージが到着するまでなされません。
アドレス帳
Notes で作成された配布リストに他の配布リストが含まれる場合、Outlook ではこの配布リストを解釈できませ
ん。Notes で作成された配布リストのネストは、Domino Server で解決することによりメッセージ送信のために使
用できます。Outlook の連絡先フォルダで作成された配布リストのネストは、Outlook 内で解決されることにより
メッセージ配信に使用できます。
グループのタスク
z
Outlook で、添付ファイルを含むタスクを他の Outlook ユーザーに転送した場合、添付ファイルは転送さ
れません。
メール
メールの送信
z
完全なディレクトリアクセスを得るために、選択するすべてのディレクトリがドメイン内に存在する必要が
あります。このリリースでは、異なるドメイン内のディレクトリなど、別の証明書を必要とするディレクトリへ
はアクセスできません。ディレクトリにアクセスできない場合は、システム管理者に問い合わせてくださ
い。
z
複雑な文書は、添付ファイルとしてメールに添付することをお勧めします。主要なエディタとして
Microsoft Word がサポートされているので、可能な場合は Microsoft Word を利用することをお勧めしま
す。
z
電子メールの形式として HTML 形式を選択すると、良い結果が得られます。
表形式は、Outlook から送信すると失われることがあります。複雑な文書には、添付ファイルを使用して
ください。
z
z
Domino Access for Microsoft Outlook で [Shift]-[Delete] を使用してメッセージを削除しても、それは
サーバーレプリカから削除されるわけではありません。Domino Access for Microsoft Outlook での削除
と正しく同期を取るために、単にメッセージを削除してから、[削除したアイテム] フォルダを空にすること
によって削除するべきです。
z
マウスカーソルがすばやく変化することによるメール通知は、このリリースではうまく動作しません。
サポートされていない Outlook の機能
z
Outlook の発行やオーサリングのコンポーネントのほとんど (脚注、ブックマーク、キャプション、相互参
照、段組み、編集変更、改訂の表示と履歴記録など)。
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
z
z
z
z
z
z
z
その他
z
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Outlook 2002 で、カテゴリが割り当てられたメールの送信は、Domino ではサポートされていません。
メールが html 形式のときは、フォローアップフラグは受信者には送信されません。
クリップアート以外の画像や画像ファイル。グラフ、図、埋め込みオブジェクト。これらのオブジェクトに
は、添付ファイルを使用してください。
Notes 内のアクティブ URL が、アクティブリンクとして Outlook には複製されないことがあります。
送信されたメッセージの期限切れや撤回の機能は、Domino ではサポートされていません。
Domino では、トラッキングオプション [確認メッセージを自動処理する] はサポートされません。
新規アイテムに適用される Outlook ルールは、現在、アイテムが受信ボックスに追加されたときではなく
[今すぐ実行] オプションのみで機能します。
現時点では、Outlook で LotusScript ボタンを表す方法がありません。
カレンダーとスケジュール
繰り返し会議
z
z
繰り返し会議を削除したときに、いくつかの会議がカレンダーに残ることがあります。
Notes では、各月の第 1 火曜日と第 3 木曜日に繰り返す毎月の会議を作成できます。しかし、Outlook
でこのような会議は繰り返しとしてしてサポートされていません。このような会議は、Outlook に複製され
るときに、複数の日付に分割されます。
z
後で「プライベート」に変更した繰り返し会議は、参加者には受け入れられません。これは、終了時間を 1
分だけずらしてから [プライベート] オプションを設定することによって解決できます。
z
出席と欠席が混ざっている場合は、参加者の出席/欠席の状態、繰り返し会議の特定の会議の会議室
が正しく表示されないことがあります。議長が受け取った、各ユーザーの出席と欠席のオリジナル通知
は、正しい内容になります。
z
いくつかの更新が適用された繰り返し会議に参加者を追加し、更新を処理しようとすると、「要求の期限
切れ」のメッセージが表示されることがあります。参加者は、既存のカレンダーエントリに変更が加えられ
たを確認してください (変更されていないこともあるので)。
自動処理
z
「自動処理」を使用すると、議長は参加者からの受け取り通知は受信しませんが、会議は参加者のカレ
ンダーに追加されます。
z
[自動処理] タブで、特定のユーザーからの会議招集への自動応答を有効にしたとき、アドレス帳から
ユーザー名を選択できますが、この機能を動作させるには、アドレスの「@<domain>」部分を削除する必
要があります。
サポートされていない Outlook の機能
z
z
[公開する時間帯の種類] フィールドと [カテゴリ] フィールドは、参加者には送信されません。
Notes/Domino で会議招集を作成し、ドラフトとして保存すると、Outlook で見たときにアドレスが利用で
きません。
z
Notes で特定の会議にアラームを設定したとき、Outlook では同じエントリにアラームは設定されていま
せん。
z
Notes で作成した会議招集の代理を Outlook ユーザーに委託したとき、Outlook ユーザーは会議への
アクションを実行できません。しかし、会議は代理人のカレンダーに追加されます。
z
グループスケジュールを作成する Outlook XP の機能は正しく動作しません。最初に作成するときに、グ
ループのメンバーが保存されません。しかし、それ以降の編集は保存され、正しく動作します。
z
会議招集へ返答を送信するときは [cc] フィールドはサポートされません。受信者を追加するときは、[宛
先] に入力してください。
z
このリリースでは、Notes/Domino 参加者は、Outlook 議長によって作成された会議招集を代理人に委
託することはできません。
z
Notes/Domino 議長または Notes/Domino 代理人からのコメントを Outlook 議長へ送信することはサ
ポートされません。
その他
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
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z
会議への複数の更新を受諾または拒否するとき、Outlook で「メッセージング インターフェイスによって
原因不明のエラーが返されました。問題が継続して発生する場合は Outlook を再起動してください。」と
いうエラーが発生することがあります。このような場合は、エントリを閉じ、再び開いてから、受諾または
拒否をもう一度指定してください。エラーは表示されないはずです。
z
会議招集を作成するとき、個人の連絡先および LDAP ディレクトリから選択したアドレスには、参加者の
状態のトラッキングは表示されません。これらのユーザーは会議招集を正しく受信し、更新および返答も
受信されます。
z
代理人が、メールファイルの所有者によって作成された予定、確認、またはイベントの日付を変更しよう
と試みると、他のユーザーによってエントリが変更されたことを示すメッセージが表示されます。代理人
は、項目のデフォルトフォルダにコピーを作成するかどうかを問われます。対策: 代理人は [はい] をク
リックし、カレンダーエントリを閉じてください。カレンダーをもう一度開いてから、必要な変更を行います。
リッチテキスト形式
Outlook で使用可能なリッチテキスト形式 (RTF) の一部は、Domino でサポートされていないため、失われるかま
たは Domino でサポートされている類似の書式設定で置き換えられます。
一般
Outlook の一般的な書式設定のうち、以下のものはサポートされていません。
z
発行とオーサリングの機能 -- これには、原稿改訂マークおよび編集変更の履歴記録と注釈、脚注、
キャプション、ページのヘッダーとフッター、ブックマーク、索引と目次、および相互参照が含まれます。さ
らに、段組みやセクションの作成、太字見出し付き段落書式も含まれます。
z
描画とアートワークの機能 -- これには、文書内での新たな描画オブジェクトの作成、オートシェイプ、
ワードアート、グラフ、図表が含まれます。メモ: ファイルから挿入するクリップアートや画像はサポートさ
れています。
z
特殊なテキストフィールドとフォームフィールド -- これには、自動テキスト、テキストフィールド、および
フォームフィールドの挿入が含まれます。たとえば、現在日付や現在時刻、作成者名、作成日、計算
フィールド (消費税など)、テキストボックス、チェックボックス、ドロップダウンフィールドなどがあります。
z
フレームとセクション、文書変数、グループ文書、サブ文書。
文字と段落
文字または段落の書式のうち、以下のものはサポートされていません。
z
複数レベルの箇条書きと段落番号 -- 箇条書きは単一レベルのみサポートされています。 メモ: サポー
トされている箇条書きは、黒丸、10 進数の段落番号、小文字および大文字の英字、および大文字の
ローマ数字です。
z
テキストの網かけや囲み枠、段落の網かけや囲み枠、段落の位置指定、自動ハイフネーション、自動段
落スタイル。
z
影付き、浮き出し (エンボス) または浮き彫りの書式設定と上付き文字または下付き文字との組み合わ
せ -- 複数の書式が指定された場合、上付きまたは下付きが優先されます。
z
さまざまなスタイルの下線 -- 下線のスタイルとしてサポートされているのは実線だけです。その他のス
タイルは、すべて実線に変換されます。
z
特殊タブ位置合わせ -- リーダーなしの左揃えタブのみサポートされています。
表
以下の表書式設定は、Domino でサポートされているスタイルに変換されます。
z
[文字列の幅に合わせる] およびセル幅での [文字の均等割り付け] の機能を使用して作成された表。
z
行ごとに異なる列幅、行ごとに異なるセル数。
z
セルごとに異なるテキストの位置合わせやセル内部の余白 -- すべてのセルで同じ値になります。1 つ
のセルの中で上部余白と下部余白は常に同じであり、左余白と右余白も常に同じです。
z
セルごとに異なる境界線のスタイルと色 -- 境界線のスタイルや色はすべてのセルで同じになります。ま
た表の外枠には 1 種類のスタイルしか使用できません。
z
網かけ -- セルの塗りつぶしと表の塗りつぶし (網かけ) のみサポートされています。それ以外のスタイ
ル (ハッシュマークなど) は塗りつぶしスタイルに変換されます。
z
表とセルの境界線のスタイル -- Domino では 8 種類のスタイルがサポートされています。それ以外の
すべてのスタイルは、それに最も近いものに変換されます。
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z
z
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セルの結合機能。
列の数および表のネストレベルは、それぞれ 63 個以下および 7 以下に制限されています。
Domino の書式設定のうち Outlook でサポートされていないもの
Notes と Domino Access for Microsoft Outlook の両方を使用する場合、Notes で作成した書式設定の中に
Outlook でサポートされていないものがあります。そのような書式設定は、変換時に失われるか、または類似のも
のに置き換えられます。
一般
z
z
表や画像の境界線の立体効果
箇条書きスタイルの一部 (丸、四角、チェックマークなど)
z
[ウィンドウに合わせる] スタイルの表。
セル画像とグラデーション塗りつぶし (網かけ)。
1 つの表の中での固定幅セルと可変幅セルの混在。
タブ付き表、キャプション付き表、およびアニメーション付き表。Outlook においてそれらの表は、通常の
表に変換されます。
表
z
z
z
移行に関係するさまざまな問題については、リリース情報「Exchange から Domino への移行における問題」を参
照してください。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Access for MS Outlook の問題
MAPI プロファイルは編集できない
[コントロールパネル] ([コントロールパネル] - [メール] ) を介して MAPI プロファイルを編集することはできませ
ん。異なるサーバーに接続する必要があるときは、[スタート] メニュー ([スタート] - [プログラム] - [IBM Lotus
Domino Access for Microsoft Outlook] - [新規 MAPI プロファイルの作成]) を介して新規プロファイルを作成して
ください。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Designer の問題
フォームアクションからビューへのコピーによるクラッシュ
複数のフォームアクションをクリップボードにコピーし (Ctrl + C)、アクションを持たないビューに貼り付けようとする
と、Notes がクラッシュします。
対策
最初は、1 つのアクションをコピーして、ビューに貼り付けてください。ビューにアクションが 1 つでもあると、複数
のフォームアクションを貼り付けられます。
Associated SPRs :
BMGH664LSL
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Designer の問題
検索ビューと特定のフォームが指定されたビューの選択式
ビューの選択式を使用して検索ビューが作成されている場合は、この式で指定されている設計要素が、対応する
DAV フィールドを持つことを確認してください。
たとえば、SQL "SELECT * FROM NSF_NAME.DAV_NAME" とビューの選択式 "SELECT form="form_name" &
@contains(field_name; "sample") で検索ビューが作成されているとき、DAV はソースタイプ "All" で "FORM" を
持つことが必要です。
上記の SQL の例ではワイルドカードの * が使用されていますが、各フィールドを指定する場合は、正しい結果
セットを取得するために、特に FORM を含める必要があります。
Associated SPRs :
YHNN6D5N4Q
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
10 MB を超える添付ファイルを扱うにはサーバー文書の変更が必要
10 MB を超える添付ファイルを使用すると、「サーバーが見つかりません」というエラーが発生します。
対策
サーバー文書の次の設定は、デフォルトで 10000 KB となります。10 MB を超える添付ファイルを使用する場合
は、この設定値を適切な値まで増加させてください。
z
z
[インターネット] - [HTTP] タブ : [最大要求内容サイズ]
[インターネット] - [Domino Web Engine] タブ: [最大投稿データ]
Associated SPRs :
XMXL63P55R
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Domino Sync Manager をアンインストールする前にブラウザを閉じる
Domino Sync Manager をアンインストールする前にブラウザを閉じる必要があります。ブラウザを閉じないと完全
にはアンインストールされず、次に購読をインストールしようとしたり、オフラインにする時にエラーが発生する場
合があります。
Associated SPRs :
FLFL6E28VT
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
DOMWS Convert AddIn タスクがデフォルトでロードされる
HTTP タスクが有効である場合、DOMWS Convert AddIn タスクも自動的に開始します。このタスクがロードされる
と、コンソールに次のような 2 つのメッセージが表示されます。
DOMWS Convert AddIn Initializing
DOMWS Convert AddIn Initialization Complete
このタスクは、WebSphere Portal 5.1X の一部である Common PIM Portlets を使用する場合のみ必要です。この
タスクを無効にするには、NOTES.INI ファイルに HTTPNoDomWSAppSpace=1 を設定するとともに、次のステップ
を使用して XML サービスを無効にします。
1. Domino Administrator クライアントから、Domino アプリケーションサーバー用のサーバー文書を編集モード
で開きます。
2. [インターネットプロトコル] - [Domino Web Engine] タブをクリックします。
3. [XML サービス] チェックボックスをオフにします。
4. 変更を保存します。
次回サーバーを再起動する時、DOMWS タスクは開始しません。
Associated SPRs :
VDSE6F5R9A
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Firefox は Windows 上の DWA で在席確認をサポートしない
Windows で Firefox を使用しているとき、Domino Web Access で Sametime の在席確認を有効にすると、ブラウ
ザがハングし、クラッシュします。
対策
Windows ベースの Firefox クライアントでは、デフォルトで Sametime の在席確認がオフにされます。
Associated SPRs :
MOSI6A2MDL
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Linux Mozilla での Domino Web Access 7 の制限
Linux Mozilla で Domino Web Access 7 を使用する際の制限事項を以下に示します。
全般
z
Domino Web Access に初めてアクセスするとき、次のような確認が求められます。Domino Web Access を正
常に機能させるために、[International Business Machines Corporaton からの内容を常に信頼] をチェッ
クし、[OK] ボタンをクリックしてください。
「A script from "International Business Machines Corporation" has requested enhanced privileges. You
should grant these privileges only if you are comfortable downloading and executing a program from
this source. Do you wish to allow these privileges?」
z
Web サイト文書で [文字セット] - [日本語] に 「EUC-JP」 を設定していると、Linux Mozilla で正常に動作しな
い既知の問題があります。
次の手順で、サーバーを EUC-JP 以外に設定します。
1. Domino Administrator で、[設定] タブをクリックします。
2. [サーバー] をクリックし、[すべてのサーバー文書]をクリックします。
3. (HTTP タスクを実行しているサーバーの) Web サーバー文書を開き、[サーバーの編集] をクリックしま
す。
4. [インターネット] タブを選択し、[Domino Web Engine] タブを選択します。
5. [文字セット] - [日本語] に「SJIS」、「JIS(ISO-2022-JP)」、「UTF-8」のいずれかを選択します。
ローカルアーカイブ
ローカルアーカイブはサポートされていません。
プリファレンス
[その他] のプリファレンスで、デフォルトのメールクライアントを設定することはできません。
アラーム
アラームを繰り返すよう指定しても、別のビューに切り替えると (たとえば、メールからカレンダーへ) 、アラーム
ウィンドウはポップアップしなくなります。
プロキシのサポート
このリリースでは、Linux Mozilla ではプロキシのサポートは利用できません。
チャットと Instant Messaging の統合
オンラインミーティングは Mozilla ではサポートされていません。このため、Domino Web Access ユーザーが
チャットに参加しているとき、[ツールの追加] をクリックしても、画面の共有、ホワイトボード、オーディオ、ビデオ
などの選択可能なオプションはまったく表示されません。
Domino Web Access Server のセットアップ
Sametime 3.1 以降で、Mozilla でのチャットと Instant Messaging (Sametime) の統合を有効にする必要がありま
す。また、チャットと Instant Messaging を使用するために、プリファレンスで Instant Messaging を有効にする必要
があります。Mozilla では、前のバージョンのチャットはサポートされていません。
Sametime サーバーが Domino Web Access サーバーと同じマシン上にない場合は、Sametime に関連するファイ
ルを Sametime サーバーから Domino Web Access サーバーにコピーする必要があります。これを行うには、次
の手順に従って操作します。
1. Sametime サーバーから、data\domino\html\sametime\stlinks ディレクトリを Domino Web Access サー
バーの同じ場所にコピーします。Sametime ディレクトリがないときは、このディレクトリを作成してください。
2. Domino Wed Access サーバー上の data\domino\html\sametime\stlinks\stlinks.jar ファイルを stlinks.jar
ファイルの署名済みバージョンで置き換えます。このファイルは、Sametime 3.1 では Sametime 3.1 インス
トール CD 2 の Toolkit\stlinksignedapplet ディレクトリにあり、Sametime 6.5.1 では <Sametime サーバー
ディレクトリ>\Data\domino\html\sametime\stlinks\signed にあります。
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メモ: Domino Web Access の Sametime 用のセットアップの詳細については、『Domino Administrator ヘルプ』を
参照してください。
Mozilla ブラウザのセットアップ
Instant Messaging を使用する前に、Java Plug-in 1.4.1 をインストールする必要があります (メモ: JRE 1.4.1_05 は
使用しないでください)。最初に、Java Plug-in を Linux クライアントにインストールし、次に、プラグインを示すシン
ボリックリンクを [Mozilla Installation Directory]/plugins で作成します。次の手順に従って操作してください。
cd /
ln -s /usr/java/j2re[VERSION]/plugin/i386/ns610/libjavaplugin_oji.so [Mozilla Installation
Directory]/plugins/libjavaplugin_oji.so
Mozilla を再起動します。
Java Plug-in は Java Runtime Environment の一部で、http://java.sun.com からダウンロードできます。
メモ: Java Plug-in が正しくインストールされているか確認するには、[ヘルプ] - [About Plug-ins] を選択し、プラ
グインのリストに「Java(TM) Plug-in 1.4.1_xx」があることをチェックします (xx は Java Plug-in のリビジョン番号で
す)。
オフライン
z
オフラインは、SuSE 8.0/United Linux 1.0 SP3 の Mozilla 1.4.1 および 1.7 でサポートされています。「C/C++
Compiler and Tools 」という名前の Red Hat パッケージをインストールしてください。
z
Linux クライアントごとに Domino Web Access のオフライン購読が 1 つだけサポートされます。すでに
Domino Web Access の購読がオフラインでインストールされている Linux クライアントに新しい購読をインス
トールする場合は、最初に、既存の購読をアンインストールする必要があります。
z
Linux クライアントで購読のインストール、同期、同期のスケジュール設定、再インストールを行うには、[オフ
ライン] ドロップダウンメニューを使用します。Linux Mozilla で Domino Sync Manager を使用することはでき
ません。代わりに、Linux クライアントでは、DWA Sync を使用してメールファイルを同期します。
z
デスクトップの [オフライン] アイコンからオフラインを起動するために、usr/bin ディレクトリに Mozilla のスクリ
プトファイルが存在する必要があります。通常、Mozilla のスクリプトファイルはインストールの一部に含まれ
ていて、Mozilla がインストールされた場所に格納されます。ユーザーは、このスクリプトファイルを usr/bin
ディレクトリにコピーし、Mozilla がインストールされているディレクトリを示すようこのファイルを編集することが
必要な場合もあります。
z
オフラインメールファイルは、常にユーザーの $HOME ディレクトリにインストールされます。
インストール、同期化、オフラインの実行に問題があり、これらのサービスの 1 つがすでに実行されているこ
とを示すメッセージを受け取ったときは、システムの再起動が必要です。システムを再起動した後で、
/usr/tmp ディレクトリから httploaded、syncing、または downloading という名前のファイルを削除してくださ
い。そして、失敗した操作をもう一度実行します。
z
DOLS のアップグレード
DOLS をアップグレードするときは、アップグレードの前に現在のバージョンの DOLS を削除する必要がありま
す。Linux クライアントでのMozilla 用の Domino オフラインサービスのアンインストールについては、Domino Web
Access のヘルプトピック「Linux で Domino Web Access をアンインストールする」を参照してください。
Associated SPRs :
LSHR5T6R4Y; LSHR5WRM2E; LSHR5SZQNF; SKIN5SDKMQ; HPXG62Q452
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Linux Mozilla をオフラインで開く時の問題
Linux 上で Firefox か Mozilla ブラウザを使用していて、デスクトップアイコンを使用してオフラインにする場合に
は、run-mozilla.sh スクリプトファイルを、Firefox か Mozilla がインストールされたディレクトリから /usr/bin にコ
ピーした後、そのファイル名を「mozilla」に変更する必要があります。このファイルが Firefox か Mozilla のディレク
トリパスを指すように編集します。
Associated SPRs :
FLFL6DE38F
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Lotus Domino Web Access 7.0 オフラインの問題
Domino Web Access 7 オフラインを使用する際に、次の問題があります。
Novell SuSE Linux へのインストール
Novell SuSE Linux に Domino Web Access メールファイルオフラインをインストールするには、ユーザーがオフラ
インを試みる前に、"C/C++ compiler and tools" のパッケージをインストールする必要があります。
Linux 上の Firefox へのインストール
現在、Firefox ブラウザは署名付き XPI ファイルをサポートしていないので、インストールパッケージは署名なし
(無効) として表示されます。しかし、ダウンロードし、インストールを成功させることができます。
完全名でのログイン
オフラインにログインするときは、短縮名 (例: jsmith) ではなく、完全名 (例: John Smith) を使用する必要があり
ます。
Associated SPRs :
JYYG5X6CD5; CXDI69QC6N
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Lotus Domino Web Access Instant Messaging 用に LDAP メール属性を使用する
Domino Web Access での Instant Messaging に LDAP を使用するとき、メール属性は必須エントリと
なる
Domino Web Access で、Instant Messaging を使用して LDAP ディレクトリサーバーに存在するユーザー名を解
決するときは、LDAP ディレクトリエントリのメール属性に、有効な電子メールアドレスの値が含まれる必要があり
ます。たとえば、John Brown のディレクトリエントリは、次の例のようになります。
dn: cn=John Brown, o=Yourorg
givenname: John
sn: Brown
mail: jbrown@yourorg .com
メール属性に値のないエントリが LDAP ディレクトリで見つかると、入力された値は削除されます。これは、ユー
ザーエントリよりも、むしろグループエントリに適用されます。なぜならば、LDAP オブジェクトクラス
"groupOfNames" と "groupOfUniquenames" はメール属性を持たないからです。また、オブジェクトクラスの
"Person" および "organizationalPerson" もメール属性をサポートしないので、これらのタイプのエントリにも適用
されます。ほとんどの LDAP ディレクトリは "inetOrgPerson" オブジェクトクラスをサポートし、このオブジェクトク
ラスではメールはオプションの値です。Domino を LDAP ディレクトリサーバーとして使用する場合は、"
dominoPerson" オブジェクトクラスは "inetOrgPerson" オブジェクトクラスを引き継ぐので、メールはサポートされ
ます。
オフライン購読のプロフィール文書の作成と編集の詳細については、『Domino Administrator ヘルプ』のトピック
「DOLS 購読を設定する」を参照してください。
Associated SPRs :
VDSE5W8T9Q
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Lotus Domino Web Access セキュアメールの問題
Domino Web Access でセキュアメールを使用するとき、次のような問題があります。
署名付きメール
インポートした Notes ID にインターネット証明書が含まれるアカウントから、インポートした Notes ID を持たない
受信者に署名付きのメールを送信すると、署名付きを示すアイコンが壊れた状態で受信者に表示され、アイコン
上にマウスカーソルを置くと「ID ファイルが開けません」というメッセージが表示されます。
SMTP 経由で送信される Notes 署名付きメール
SMTP 経由で送信される Notes 署名付きメールは、受信者に配信される前に、署名が削除されます。
SMTP 経由で送信される Notes 暗号化メール
暗号化されたメールを SMTP 経由で送信すると、添付ファイルが失われたり、受信者がメッセージの本文を読め
ないなどの問題が発生することがあります。
Notes 署名付きおよび S/MIME 暗号化メール
オフラインの状態で、インターネット証明書ではなく Notes 証明書を持っているユーザーが、インターネット証明書
だけを持つ受信者に対し、S/MIME 署名および暗号化されたメッセージを送信しようと試みると、「送信不能」レ
ポートメッセージを受け取ります。
対策: 署名および暗号化されたメッセージを送信するには、送信者と受信者の双方が同じタイプの証明書を持つ
必要があります。
メッセージを暗号化するときに名前の解決を使用する
をクリックするか F9 キーを押して名前を
暗号化されたメッセージを送信するときは、[名前のチェック] ボタン
解決する前に、[暗号化] をオンにしてください。暗号化を有効にする前に F9 または [名前のチェック] ボタンを使
用すると、暗号化が失敗します。
セキュアメールを使用するには SSL が必要
SSL への切り替えを通知するメッセージボックスが表示されたときは、[X] をクリックしてボックスを閉じないでくだ
さい。必ず [OK] をクリックして、SSL へ切り替えてください。
重要: ディレクトリ検索の範囲では、すべてのグループ名は固有でなければなりません。異なるドメインに同じグ
ループ名がないよう注意してください。
Associated SPRs :
PTHN62TNKC; PTHN62TMWW; PTHN62VL8K; JYYG63L3VR
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Lotus Domino Web Access でのインターネットパスワードの変更
インターネットパスワードを変更した場合、サーバーの管理プロセス (Adminp) が実行されてその変更が有効にな
るまでの時間を計算に入れます。Adminp プロセスがサーバー上で実行される頻度の設定により、どのロケー
ションでも 5 分から数時間の待ち時間が必要になります。
インターネットパスワードと Notes パスワードが異なる場合、次のようになります。
z
DOLS によって最初にオフラインのメールファイルを同期しようとすると、[パスワードの同期] ダイアログが表
示されることがあります。この画面が表示されたら、同期パスワードを Notes パスワードに設定する必要が
あります。DOLS によってこのパスワードが購読の同期プリファレンスに自動的に保存されます。ブラウザで
データベースにオフラインでログインする場合は、ブラウザにオンラインでログインするときと同じインターネッ
トパスワードを使用します。
z
オフラインのメールファイルがローカルで暗号化されている場合、Notes パスワードに対する購読の同期パ
スワードが正しく設定されていないと、オフラインのメールファイルを開いたときに HTTP 500 Server 内部エ
ラーが発生します。DOLS Sync Manager でメールファイルの購読エントリを選択し、[プレリファレンス] - [セ
キュリティ] ダイアログボックスを選択して同期パスワードを設定します。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Lotus Domino Web Access でのリッチテキストエディタに関する問題
以下に示すのは、Domino Web Access でのリッチテキストエディタの使用についての既知の問題です。
リスト
リスト (順序なしリストまたは番号リスト) を作成し、見出し形式を使用して文字サイズを大きくすると、見出しサイ
ズを取り消したときに以下の問題が発生します。
z
z
リストの 1 行を選択し、見出しを取り消すと、リスト要素も消えてしまう。
リストの複数行を選択すると、見出し要素を取り消すことができない。
グラフィック
グラフィックをエントリに挿入し、挿入を取り消そうとすると、取り消しが機能しません。
表
IE 6.0 では、複数のセルのテキストを選択し、[Delete] キーで削除することはできません。各セルの内容を選択
し、[Delete] キーを押す必要があります。
Associated SPRs :
STER5J25VU; STER5DFAMC; NMAA5LL8LB
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Lotus Domino Web Access で受信ボックスをロードできない
Internet Explorer で、SSL 接続を使用せずに Domino Web Access メールデータベースにアクセスしているユー
ザーは、受信ボックスにアクセスしようとすると、「データ受信中にエラーが発生しました」というメッセージを受け
取ります。更新された urlmon.dll ではこの問題が修正されています。ユーザーは、修正版が IE の累積アップ
デートに含められる前に、Microsoft サポートに問い合わせて無料で修正版を入手できます (
http://support.microsoft.com/?kbid=837251)。これは、IE の次回の累積アップデートに含められることになってい
ます (2004 年 5 月の予定)。
他の対策としては、次のものがあります。
Internet Explorer で、[ツール] - [インターネットオプション] - [詳細設定] を選択し、[セキュリティ] で [暗号
化されたページをディスクに保存しない] がチェックされていないことを確認します。
z
GZIP 圧縮を無効にします。
z
Associated SPRs :
FTRI5VDFQC
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Lotus Instant Messaging 限定使用バージョンでは変数が必要
Sametime の Lotus Instant Messaging 限定使用バージョンがインストールされている場合は、Domino Web
Access ユーザーのために、Sametime サーバーのデータディレクトリにある Sametime.INI ファイルに変数
「VPS_ALLOWED_LOGIN_TYPES=1003,100A」 を追加する必要があります。
Associated SPRs :
BCAL6E3NS4
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Macintosh で Firefox を使用する際、キーボードショートカットが機能しない
Macintosh 上の Firefox を介して Lotus Domino Web Access を利用する場合、次のようなショートカットキーの次
善策があります。
F1 -- コンテキストヘルプを表示するには fn + F1 を押します。
F9 -- キーボードショートカットを機能させるには、Command (Apple) + F9 を押します。ラップトップでは
Command + fn + F9 を押します。
メモ: システムプリファレンスを使用すれば、(F9 に現在割り当てられている) Expose のキー対応を変更できます
(たとえば Expose を F8 に設定できます)。こうすれば、F9 だけを押すと機能するようになります。
Associated SPRs :
RAGG6HGQAV
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Mozilla および Firefox で TAM WebSEAL 5.1 にアクセスするとエラーが表示される
Mozilla または Firefox ベースのブラウザで IBM Tivoli Access Manager WebSEAL 5.1 にアクセスすると、404 エ
ラーが表示されます。
The Access Manager WebSEAL server can not find the resource you have
requested.
このエラーは、要求された URL:/favicon.ico に一致するリソースを Access Manager WebSEAL が見つけられな
かったことを意味します。
対策
次に示すように、TAM サーバー上で pdadmin ユーティリティを使用して unauth ACL を作成し、これを
favicon.ico に添付します。
pdadmin>
pdadmin>
pdadmin>
pdadmin>
pdadmin>
pdadmin>
pdadmin>
Associated SPRs :
RAGG6D7JRE
acl
acl
acl
acl
acl
acl
acl
create
modify
modify
modify
modify
modify
attach
unauth
unauth set group iv-admin TcmdbsvaBRrxl
unauth set group webseal-servers Tgmdbsrxl
unauth set user sec_master TcmdbsvaBRrxl
unauth set Any-other Trx
unauth set Unauthenticated Tr
/WebSEAL/TAMhostname-default /favicon.ico unauth
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Notes.INI でスペルチェックの問題を防ぐ
スペルチェックが機能しないという問題を防ぐには、次のように Notes.INI 変数を設定します。
iNotes_WA_SingleThreadSpellCheck=1
Associated SPRs :
MSER6H2AXN
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
Web サーバー管理クライアントではデフォルトの Welcome ページを設定できない
Web サーバー管理クライアントでは、サーバー設定文書の [Domino Web Access] タブを使用して、デフォルトの
Welcome ページを設定することはできません。Domino のシステム管理者はデフォルトの Welcome ページを設定
できます。また、Domino Web Access ユーザーも、許可されている場合は、Welcome ページの [レイアウトの編
集] ボタンを使用してデフォルトを設定することができます。
Associated SPRs :
STER5P23HQ
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
[送信者をアドレス帳に追加] が正しく機能しない
デフォルトのインターネットアドレス設定である [名 (FirstName) 姓 (LastName)] を選択して名、MI、姓を入力し、
さらにセパレータとして [なし] を選択して登録したユーザーは、アドレス帳に正しく追加されません。アドレス帳の
エントリでは、[名]、[MI]、[姓] の各フィールドにそれぞれの名前は表示されず、姓と名が [姓] フィールドに表示さ
れ、ミドルネームは表示されません。
Associated SPRs :
STER5U49HS
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
オフラインでは CDC でグループに会議招集を送信できない
Domino Web Access 7 では、オフラインでの作業時には、CDC (要約ディレクトリカタログ) でグループに会議招
集を送信することはできません。ただし、グループを使用してメールを送信することはできます。また、inotes6.ntf
メールテンプレートを使用している場合、これは問題になりません。
対処方法
グループを Dircat に入れないでください。グループ名を [宛先] フィールドに入力してから [送信] をクリックしてく
ださい。名前が見つからないというプロンプトが出された場合には、[このまま使う] を選択します。あるいは、アド
レス帳にローカルにグループを作成することもできます。
Associated SPRs :
YHAO6E7DSD
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
キャンセル後に購読をインストールできない
購読のインストールの開始後にインストールをキャンセルしたときは、Lotus iNotes プログラムディレクトリから購
読を手動で削除する必要があります。その後、購読を再インストールするには、右クリックして [オフライン] を選
択します。
Associated SPRs :
YHAO5WNCEM; YHAO5WND3W
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
会議の変更が通知されない
スケジュールされた会議で件名と参加者の両方を変更すると、会議の変更通知が送信されません。
対策
それぞれの変更を別々に行います。たとえば、参加者を変更して送信します。次に、件名を変更して送信します。
Associated SPRs :
YHAO6EJBYG
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
完全な DWA ポートレットからオフライン購読をインストールできない
ポートレットの機能エリアが [すべて] に設定されていない限り、完全な Domino Web Access ポートレットからは
オフライン購読をインストールできません。メールファイルの URL (例: http://myserver/mymailfile.nsf) を直接開
き、[オフライン] を選択してください。
Associated SPRs :
JGRP5U2MN5
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
漢字のファイル名を持つ添付ファイルを開くときの問題
Windows XP で Internet Explorer を使用しているとき、メッセージを編集モードで開いた場合に、漢字のファイル
名を持つ添付ファイルを開くことができません。
対策
漢字のファイル名を持つ添付ファイルを開くには、読み込みモードで添付ファイルをダブルクリックします。
Associated SPRs :
CXDI6EGCPT
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02 Domino Web Access の問題
受信メールの形式の設定
Domino Web Access ユーザーには、Domino ディレクトリのユーザー文書で、[受信メールの形式] フィールドを
[送信者の形式を保持] に設定してください。
Associated SPRs :
ASAO5NKF9R
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
新規メッセージが確認なしに廃棄されることがある
新規メッセージで、[宛先] をクリックしてアドレス帳からユーザーを選択し、[送信] または [送信・分類] を選択せ
ずに、ウィンドウの右上隅の [X] をクリックすると、メッセージを廃棄することの確認が求められません。
対策
[宛先] フィールドにユーザーのアドレス全体を入力するか、最初の何文字かを入力し、緑色のチェックマークをク
リックしてアドレス帳からユーザーを選択します。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino Web Access の問題
未読メールのみを表示するとパフォーマンスに影響を与える可能性がある
リストビュー内に 1 度に 1 ページずつ表示するユーザープリファレンス ([基本] - [表示オプション]) を有効にして
未読メッセージのみを表示すると、非常に大きいメールファイルを [メール] ビューで開く時にパフォーマンスへの
影響が生じる可能性があります。
Associated SPRs :
SJPL6G8N9F
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino ドメインモニタの問題
Domino ドメインモニターでの IBM Lotus Instant Messaging
IBM Lotus Instant Messaging ペイン ([システム管理者を表示/非表示]) に表示されているシステム管理者をダブ
ルクリックしても、そのシステム管理者とともに Instant Messaging のダイアログは表示されません。目的のシステ
ム管理者名を右クリックし、[チャット] を選択してください。
Associated SPRs :
CDFO5X7RN8
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino ドメインモニタの問題
Domino ドメインモニターを適切に表示するにはブックマークリストをピンで固定しない
Domino ドメインモニターデータベース (ddm.nsf) は、ブックマークリストをピンで固定しない、または画面解像度を
1024 x 768 ピクセル以上にすると、最も適切に表示されます。ブックマークリストをピンで固定する、または解像
度が大きすぎる場合は、データベース内のタブ同士が重なり、操作しにくくなります。ブックマークリストの固定を
解除するか、画面解像度を調整することにより、データベースを表示する十分なスペースが得られます。
Associated SPRs :
TBOO5WHQL3
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino ドメインモニタの問題
[モニタリングを開く] によって毎回新しいインスタンスが開かれる
統計 & イベントデータベース (events4.nsf) で [モニタリングを開く] アウトラインエントリをクリックすると、対応す
るサーバーで Domino ドメインモニターデータベース (ddm.nsf) が開かれます。このアウトラインエントリを複数回
クリックすると、クリックするたびに Domino ドメインモニターデータベースの新しいインスタンスが開かれます。
このようなことが発生した場合は、Domino ドメインモニターデータベースのすべてのインスタンスと、統計 & イベ
ントデータベースを閉じます。データベースの 1 つのインスタンスを開くと、問題は発生しなくなります。
Associated SPRs :
TBOO5XPL7Q
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino ドメインモニタの問題
[未読のみ表示] ボタンによって省略されたビューで問題が発生する
Domino ドメインモニターデータベース (ddm.nsf) のすべてのビューとタブには、[未読のみ表示] ボタンがありま
す。
このボタンは、このデータベースに報告される大量のデータを管理するときに役立ちます。ユーザーは、このボタ
ンをクリックして未読の文書だけを表示できます。システム管理者はこのボタンによって、注意が必要な新規文書
だけを表示し、すでに読んだ文書を一時的に取り除くことができます。このボタンは「トグル」として機能します。つ
まり、未読文書が表示されているときは、ボタンは [すべて表示] となります。このボタンをクリックすると、すべて
の文書がビューに表示されます。
[すべてを省略] が設定されているビューでこのボタンを使用すると、いくつかのマイナーな問題が発生します。す
べてが省略されているビューで [未読のみ表示] をクリックしたとき、カテゴリの文書数として表示されるのは、そ
のカテゴリ内の未読文書ではなく、合計の文書数となります。また、カテゴリをクリックすると、そのカテゴリの未読
文書だけを残してカテゴリが消えてしまいます。これは、ビュー内の各カテゴリで発生します。各カテゴリをクリック
すると、未読でカテゴリに分類されていない文書のビューが最終的に表示されます。
この問題を回避するには、[未読のみ表示] ボタンをクリックする前に、ビューで [すべてを省略] の設定を解除し
ます。これによって、正しい表示となります。
Associated SPRs :
TBOO5WHSHY
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino ドメインモニタの問題
ログフィルタ設定文書
Domino 6 から、events4.nsf でログフィルタを定義できます。これらのフィルタを使用すると、サーバーコンソール
に表示するイベントやサーバーログファイルに追加するイベントを指定できます。イベントは、重要度とタイプに応
じてフィルタされます。詳細については、[フィルタ] - [ログフィルタ] ビューに含まれる文書を参照してください。イ
ベントの重要度とタイプは、events4.nsf のメッセージ文書で定義されます。詳細については、[詳細] - [タスク別イ
ベントメッセージ] ビューに含まれる文書を参照してください。
Domino 7 では、メッセージ文書のタイプの値が変更され、文書で定義されたイベントをより正確に示すようになり
ました。たとえば、「Database」タイプと定義されていたいくつかのメッセージ文書が、「Security」タイプに変更され
ました。タイプを使用してログフィルタを作成していた場合は、これらの値を確認してください。
また、Domino 7 では、メッセージ文書の重要度の値が変更され、文書で定義されたイベントをより正確に示すよ
うになりました。重要度を使用してログフィルタを作成していた場合は、これらの値も確認してください。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Domino ドメインモニタの問題
以前のサーバーを使用する Lotus Notes 7.0.2 クライアントでの DDM 調査の作成
Lotus Notes 7.0.2 クライアントでは、データベースが Domino 7.0.1 以前のサーバー上に存在し、Domino 7.0.1 以
前のサーバーに付属のテンプレートに基づいている場合には、モニター設定データベース (events4.nsf) 内にほ
とんどの DDM 調査を作成できません。
この状況で新しい DDM 調査を作成しようとすると、「Object Variable Not Set」というメッセージが表示されます。
影響を受ける調査は、レプリケーション、データベース、ディレクトリ、セキュリティ、およびメッセージングです。
回避策
z
z
7.0.1 以前の Lotus Notes クライアントでこれらの調査を作成します。
events4.nsf の設計をバージョン 7.0.2 テンプレートで更新します。
Associated SPRs :
GGRD6RLJCN
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Instant Messaging の問題
IM の状況確認アイコンが画面の不適切な場所に表示される場合がある
Lotus Notes のクリーンインストールの後に、IM の状況確認アイコンが画面の不適切な場所に表示されます。こ
の問題を回避するには、Lotus Notes を再起動するか、ウィンドウのサイズを変更します。
Associated SPRs :
YQDG6S4DU9
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Web サービスの問題
DWA での Sametime チャット/在席確認はポート 80 でのみ機能する
HTTP サーバーが 80 以外のポート番号を使用するよう設定されていると、Domino Web Access では Sametime
のチャットと在席確認が機能しません。
対策
HTTP サーバーがポート 80 を listen するよう設定します。
Associated SPRs :
XYYZ6EXCS5
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Web サービスの問題
Java でヌルが埋め込まれた文字列のシリアライズに失敗する
Java Web サービスへの SOAP 応答に含めるためにシリアライズする文字列には、ヌルが埋め込まれないように
してください。ヌルが埋め込まれていると、応答が途中で終了し、切り捨てられた (このため、無効な) XML 文書
が SOAP 応答として送信されます。
たとえば、Java においてこのような文字列は、リテラル "1\02\03" によって作成される可能性があります。また、
アイテムのテキストに改行が含まれる場合は、Item.getValueString() メソッドによってこのような文字列が生成さ
れることがあります。
Associated SPRs :
KPAL6EMP9E; KPAL6ENPZJ
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Web サービスの問題
lsxsd.lss を含む LotusScript Web サービスの再コンパイル
Domino 7 の前のベータリリース用に書かれた LotusScript Web サービスで、lsxsd.lss インクルードファイルが使
用されている場合は、このリリース用に LotusScript Web サービス を再コンパイルする必要があります。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Web サービスの問題
Web サーバー管理クライアント: データベースのリンクの削除が正しく動作しない
Web サーバー管理クライアントを使用してデータベースのリンクを削除しようとすると、リンクが指す元のデータ
ベースも誤って削除されます。
Associated SPRs :
FFLU6CJECE
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Web サービスの問題
Web サービスとエージェントは一意の名前を持つことが必要
Web サービスとエージェントは一意の名前を持つ必要があります。一意でない場合は、?OpenWebService URL
によって、目的の Web サービスではなく、エージェントが起動されることがあります。
Associated SPRs :
VMAA6F7MTJ
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Web サービスの問題
WS_Fault サブクラスのユーザー定義データはシリアライズされない
LotusScript では、サブクラスのアプリケーション専用プロパティは、SOAP 応答で返された fault の <details> 要
素へはシリアライズされません。
マニュアルに記載されているように、現在 LotusScript では、追加のサービス専用データを fault に含めることは
できません。
Associated SPRs :
SNIS68AQV4
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Web サービスの問題
xml:lang タイプを含む WSDL のインポート
WSDL スキーマ定義で、"xml:lang" の値を持つ "type" 属性の要素は、実装タイプへのマッピングが行われてい
ないため、WSDL インポート時に拒否されます。この問題は、今後のリリースで解決される予定です。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 Web サービスの問題
xsd:date ベースの simpleType を含む WSDL のインポート
XSD "date" に基づいてスキーマ simpleType を定義する WSDL 文書をインポートするとき、生成されるクラスは
タイプ java.util.SimpleTimeZone のヘルパーメンバーを使用するようになりました (この結果は Java Web サービ
スだけに特有のものです)。
インポートされた Web サービスに後から変更を加え、その結果として WSDL 文書が再生成されることになった場
合、java.util.SimpleTimeZone ヘルパーメンバーは生成されたクラスのパブリックメンバーとして検出され、結果と
してマッピングエラーが生じて、WSDL の再生成が停止することになります。これは、XSD "date" のオプションの
時間帯情報の管理を支援するために、WSDL のインポートで非マップ式のタイプ java.util.SimpleTimeZone を使
用することの副次作用です。
WSDL の再生成中に生じるのは XML complexType だけなので (simpleType が生じることはない)、ヘルパーメン
バーは WSDL 契約と無関係です。したがって、マッピングエラーの対策として、Web サービスを保存する前、ある
いは再生成された WSDL 文書を表示またはエクスポートすることに決める前に、ヘルパーメンバーとその
accessor メソッドを削除する必要があります。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
i5/OS で WRKDOMSVR コマンドが実行中のときは Domino のインストールが失敗する
他のセッションで WRKDOMSVR コマンドが実行されていると、Domino 7 for i5/OS のインストールが失敗するこ
とがあります。これが発生した場合、ジョブログ内のエラーメッセージは、QGNNINDS オブジェクトを割り振れない
ことを示します。他のセッションが WRKDOMSVR コマンドを実行していないことを確認し、インストールを再実行し
てください。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
i5/OS では署名違反によって Domino のインストールが失敗する
Domino と OS/400 の署名
Domino 7 for iSeries をインストールするとき、次のメッセージをともなってインストールが失敗することがあります
(RSTLICPGM コマンドを発行したジョブのジョブログを確認してください)。
Object has a signature that is no longer valid .
これは、リストア操作用により厳密なレベルのオブジェクト署名違反が有効にされているシステムに Domino をイ
ンストールするときに発生する可能性があります。
リストア操作 (たとえば、製品のインストール) 中のオブジェクト署名違反の検証に使用される OS/400 ポリシー
は、QVFYOBJRST システム値によって制御されます。このデフォルト値は 3 です。
Domino for iSeries をインストールするときは、インストール前に、システム値 QVFYOBJRST を 3 以下に設定す
る必要があります。
Domino for iSeries のインストールが完了した後は、このシステム値を変更し、より厳密な設定に戻すことができ
ます。
システム値 QVFYOBJRST の変更例を以下に示します。
CHGSYSVAL SYSVAL(QVFYOBJRST) VALUE('1')
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
Instant Messaging のプロキシパスワードが伝達されない
新規クライアントのセットアップ時、または最新リリースへのアップグレード後の Notes Client の起動時に、ユー
ザーが Instant Messaging のプロトコルとして [プロキシを使用] を選択し、ダイアログでプロキシパスワードを入
力した場合、このプロキシパスワードはユーザーのロケーション文書へは伝達されません。これを修正するには、
ロケーション文書を編集します。[Instant Messaging] タブを選択し、[プロキシのパスワード設定] ボタンをクリック
してください。ダイアログが表示されるので、ユーザーは IM プロキシパスワードを入力できます。
Associated SPRs :
TBOO5HTGPN
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
Lotus Domino 7 では、単一サーバーにパーティションサーバーをインストールできない
Windows プラットフォームの Domino 7 インストールプログラムは、単一サーバーインストールとパーティション
サーバーインストールを明確に区別します。
単一サーバーインストールは、1 つのプログラムディレクトリと 1 つのデータディレクトリで構成されます。サー
バーの設定情報を格納する NOTES.INI ファイルは、プログラムディレクトリに保存されます。これは、前のバー
ジョンの Notes/Domino サーバーをサポートするために Domino 7 で維持されます。
パーティションサーバーインストールは、1 つのプログラムディレクトリと複数のデータディレクトリで構成されま
す。各サーバーは異なる設定を持つため、各サーバーごとに独自の NOTES.INI ファイルが必要です。このため、
NOTES.INI ファイルは各パーティションのデータディレクトリに保存されます。
Domino 7 のインストーラーでは、既存の単一サーバーからパーティションサーバーへのアップグレード、および既
存の単一サーバー上へのパーティションサーバーの再インストールはサポートされていません。これは、内容を
大きく変更することなく、NOTES.INI ファイルの場所を安全に変更することができないからです。
パーティションサーバーのインストールによってインストール済みの単一サーバーを置き換える場合は、Windows
の [プログラムの追加と削除] ユーティリティを使用して、単一サーバーをアンインストールしてください。次に、
NOTES.INI をプログラムディレクトリからシングルサーバーのデータディレクトリへコピーします。シングルサー
バーのデータファイルは、オリジナルのデータディレクトリに残されます。この後、オリジナルのプログラムディレク
トリと同じ場所を指定して、新しいパーティションサーバーをインストールします。インストーラーによって作成され
るデータディレクトリと同様に、オリジナルのデータディレクトリをパーティションの 1 つとして選択できます。パー
ティションサーバーのインストールが完了すると、オリジナルのサーバーは、インストールされた新しいパーティ
ションの 1 つになり、通常どおりに機能します。
Associated SPRs :
CNIN5ARHZY
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
Lotus Domino 7 へのアップグレードによってサービスのスタートアップタイプが変更される
Lotus Domino 6.x または Lotus Domino 7 Beta からアップグレードすると、サービスのスタートアップタイプが変
更されます。つまり、サービスのスタートアップタイプが「自動」に設定されている場合は、アップグレード後、サー
ビスのスタートアップタイプは「手動」に戻されます。サービスのスタートアップタイプは、[Windows サービス] ダイ
アログボックスで設定できます。
Associated SPRs :
HCYN6EWAAL
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
Notes Client のインストールには「C」ドライブが必要
InstallShield ユーティリティは、「C」ドライブが存在している限り、任意のドライブにインストールを行うことができま
す。「C」ドライブがワークステーションにない場合には、「Error 1327 Invalid Drive C:\」というメッセージが表
示され、インストールは中止されます。
Associated SPRs :
DTER5VZ9XZ
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
Notes の共有インストールではシングルログオンサービスがロードされない
共有モードを使って Notes Client をインストールした場合、シングルログオンサービスを開始することができませ
ん。この問題は、一部のファイルをローカルのシステムディレクトリの外に移動しなければならないという、
Microsoft の要件が原因となっています。
回避策は、クライアントシングルログオン機能を有効にし、npnotes.dll、nsl.exe、および nslsvice.exe をロー
カルのシステムディレクトリに手動でコピーすることです。
Associated SPRs :
JHUA4FF6GX
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
script.dat での無効なディレクトリパス値の問題
UNIX プラットフォームでサイレントインストールを使用すると、インストーラは script.dat ファイルの
「Program_directory」パラメータにある特殊文字 (<> など) を検査できません。しかし、「Program_directory」パラ
メータで特殊文字が使用されていたとしてもエラーメッセージが表示されずにインストールが続行します。
Associated SPRs :
CRLV5NG62F
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
SERVER_AVAILABILITY_THRESHOLD 設定により新規クライアントセットアップができなくなる
クラスタ化したメールサーバーに「SERVER_AVAILABILITY_THRESHOLD=xx」設定があり、どちらのサーバーの可
用性インデックスも「xx」の数より小さいか、BUSY である場合、新規 Notes Client のセットアップがサーバーにア
クセスできなくなります。
対処方法
ユーザーは代わりに別のサーバーに接続できます (使用できる他のサーバー名を指定してください)。その後、ク
ライアントインストールが完了してから、ロケーション文書を編集して一時的に使用したサーバー名を正しいサー
バー名に置き換えてください。
Associated SPRs :
GRCE63TKRC
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
Smart Upgrade はマルチユーザーのフルキットインストールをサポートしていない
Smart Upgrade では、マルチユーザーインストールで 全クライアントをインストールするオプションをサポートしていま
せん。Domino Administrator クライアントでマルチユーザーインストールのアップグレードを行うには、 Notes Client
のみをインストールするオプションを使用する必要があります。
Associated SPRs :
BLON5HRHGK
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 インストールの問題
Smart Upgrade: ファイルがないため自動起動に失敗する
共有ネットワークを使用して Smart Upgrade キットを作成する場合、共有ネットワークにはインストールファイル
(「setup.exe」など) が欠落します。その状態で Smart Upgrade を Notes Client から起動してアップグレードを開始
すると、「Error reading setup initialization file」というメッセージが表示され、アップグレードは中止されます。
Associated SPRs :
JFRN6AKBF2
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02 インストールの問題
[概要] パネルの合計サイズの問題
Windows プラットフォームでパーティションサーバーをインストールするとき、[概要] パネルの合計サイズには、正
確な必要ディスクサイズが表示されません。
Associated SPRs :
HCYN6CV4R7
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02 インストールの問題
アップグレードの警告メッセージ (dominoSelfRegistering ) の問題
Windows プラットフォームでサーバーをアップグレードするとき、「One or more errors occurred during the
registration of files (dominoSelfRegistering).」という警告メッセージがアップグレードの最後のウィンドウに表示さ
れます。この警告は周期的に何度も生成されますが、サーバーの機能は正常に作動します。
Associated SPRs :
HCHU6ASQQ3
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02 インストールの問題
アップグレード中に選択解除されるカスタムコンポーネントの問題
Domino Server のアップグレード中、カスタムインストール用に選択するカスタムコンポーネントは ISMP によりサ
ポートされません。カスタムコンポーネントを再選択する必要があります。
Associated SPRs :
KBRE65XFE2
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02 インストールの問題
クライアントの自動セットアップと Instant Messaging の設定
クライアントの自動セットアップ機能を使用して Instant Messaging を設定するときのは、次に示す既知の問題に
ついて考慮する必要があります。
z
IM.Protocol 変数が 3 (「プロキシを使用」) に設定されているときは、IM.ProxyType 変数が必要です。この変
数がスクリプトに含まれていない場合は、クライアントのセットアップ時に [Instant Messaging のセットアップ]
ダイアログが表示され、不足している値をユーザーが入力できるようになっています。しかし、この時点では、
ダイアログは表示されません。このため、プロキシタイプが デフォルトのSOCKS4 になり、ユーザーが接続時
の問題に遭遇する可能性があります。これを修正するには、スクリプトにこの変数を含めるか、ユーザーにロ
ケーション文書の編集を依頼し、[Instant Messaging ] タブで、正しいプロキシタイプを入力してもらいます。
z
自動セットアップによって、IM.ServerNameResolve 変数が無視されるように見えます。この変数がスクリプト
に含まれるかどうかにかかわらず、[Instant Messaging のセットアップ] - [Instant Messaging のプロキシ設
定] ダイアログでは、[ローカルでサーバー名を解決] フィールドは常に有効になります。クライアントのセット
アップ時にこのフィールドを有効したのにもかかわらず、次に記述する場合を除き、ロケーション文書ではこ
のフィールドが常に無効になります。
z
IM.ServerNameResolve 変数は、IM.ProxyType 変数が 1 (「SOCKS5」) に設定されているとき、必須であるか
のようにふるまいます。特に、スクリプトで IM.ProxyType を 1 に設定し、IM.ServerNameResolve 変数をスク
リプトに含めない場合は (この変数はオプションなので、このような方法は可能)、クライアントのセットアップ
時に [Instant Messaging のセットアップ] ダイアログが表示され、ユーザーは不足している値を入力できま
す。また、この変数がスクリプトに含まれていない場合でも、このフィールドはチェックマークが付いた状態で
ユーザーに表示されます。クライアントのセットアップが完了しても、ロケーション文書ではチェックボックスの
チェックマークはそのまま残ります。
Associated SPRs :
TBOO5MTHU5; TBOO5MTJFH; TBOO5MTJPF
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02 インストールの問題
マルチユーザーインストールシステムを Domino 7 にアップグレードする
Notes マルチユーザーインストールで複数の IBM Lotus Notes 6.x Client をインストールした場合、Notes 6.x
Client をアンインストールしてから IBM Lotus Notes 7 をインストールする必要があります。IBM Lotus Notes 6.x
Client から Notes 7 への直接アップグレードはサポートされていません。
Associated SPRs :
KHIA5XTKMW
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02 インストールの問題
英語以外の環境での CHKPRDOPT エラーメッセージ
Domino を 2 次言語としてインストールする場合
Domino 7 は英語 (2924) の言語機能のみ提供されています。英語以外の言語で Domino を導入するには、まず
英語版の Domino をインストールしてからランゲージパック CD をインストールします。
インストールされている 1 次言語が英語 (2924) でないシステムに Domino 7 をインストールすると、
CHKPRDOPT コマンドにより次のエラーメッセージが出されます。
CHKPRDOPT PRDID(5733LD7)
Product 5733LD7 release V7R0M0 option *BASE load 2924 correctly installed.
Language *N not installed.
Product 5733LD7 release V7R0M0 option *BASE load 5050 correctly installed.
Errors found by CHKPRDOPT.
類似したメッセージが LODRUN や RSTLICPGM コマンドの実行中にも出される場合がありますが、これも正常な
動作です。こうした状態は正常なものであり、Domino Server の構成や実行に影響を及ぼすことはありません。
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02 インストールの問題
共有ノードのインストール: サイレントモードでオプション「 b」を使用しない
共有サイレントインストールを行うときにプログレスバーのオプション「b」(/qb と /qb+) を使用すると、インストール
の終わりと、それ以降のアンインストール時に「1904 nslxbe 登録の警告」というメッセージが表示されます。[OK]
をクリックしてこれらの警告メッセージを無視して構いません。インストールまたはアンインストールは正常に完了
します。
これらの警告ダイアログは、共有ノードのインストールに「/qn+」と「/qn」を使用する場合には表示されません。
Associated SPRs :
CDFO5QKKQV; CDFO5PHGSB
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02 インストールの問題
複製設定でのしきい値の変更は現在のロケーションに適用される
Notes Client の設定時に [追加のサービス] ダイアログで [メールの送受信での複製の設定] を選択すると、複
製スケジュールの選択前に送信メール用に入力したオリジナルのしきい値は、すべてのロケーション文書用に保
持されます。複製スケジュールの入力後にしきい値を変更すると、新しいしきい値は現在のロケーション文書だけ
に表示されます。この新しいしきいを他のロケーション文書にも反映するには、それぞれのロケーション文書を編
集し、値を変更します。
Associated SPRs :
TBOO4YYRRE
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02 カレンダー機能の問題
Calendar Manager は常に [週] ビューのタブに移動する
Calendar Manager が [すべてのスケジュール] タブ (このタブ内の任意のオプション) を選択し、[日] または [月]
のカレンダービューに戻ろうとすると、常に [週] ビューに戻されてしまいます。[週] ビューに移動した後、
Calendar Manager は [日] または [月] のビューを選択できます。
Associated SPRs :
MSTR62QNVJ
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02 カレンダー機能の問題
iCalendar 機能はタスクのインポート/エクスポートをサポートしない
IBM Lotus Notes 7.0.2 リリースでは、iCalender ベースのカレンダーをインポートまたはエクスポートしても、「タス
ク」エントリはインポートまたはエクスポートされません。
Associated SPRs :
BLEE6R6RZG
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02 カレンダー機能の問題
Web からの iCal カレンダーエントリのインポートにドラッグ アンド ドロップは使用できない
IBM Lotus Notes 7.0.2 では、以下のプロセスを使用した iCal ベースのカレンダーからのカレンダーエントリのイ
ンポートはサポートされません。
1. iCalendar ベースのカレンダーを Web で開きます。
2. カレンダーでエントリを選択します。
3. カレンダーエントリを Notes カレンダーにドラッグ アンド ドロップします。
iCalendar ベースのカレンダーを Notes カレンダーにインポートする方法については、このリリース情報の
「iCalendar からのカレンダーのインポートとエクスポート」を参照してください。
Associated SPRs :
BLEE6R6RVY
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02 カレンダー機能の問題
.ics ファイルまたは URL にドラッグ アンド ドロップを使用すると元のフィールドが空になる
URL またはファイルをドラッグ アンド ドロップして iCal カレンダーを Lotus Notes にインポートすると、カレンダー
はインポートされますが、[インポートされたカレンダーの管理] ビューの元のフィールドは空になります。[カレン
ダー情報] 文書を開いても、元のフィールドはそこでも空です。
Associated SPRs :
BLEE6R6RH9
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 カレンダー機能の問題
名前を変更したユーザーは直接予約した会議室予約を転送できない
ユーザーが [会議室予約] データベースで直接予約を行い、その後、ユーザーが名前を変更すると、ユーザーは
この予約を転送することができません。
このような場合、システム管理者が、新しい名前でその予約をユーザーに戻すと、名前を変更したユーザーは予
約を転送できるようになります。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 クライアントの問題
Citrix で実行する Lotus Notes Client には特定の色設定が必要
このリリースノートは Citrix Presentation Server にインストールされている Lotus Notes Client に適用されます。
Citrix Program Neighborhood を使用して Citrix Server に接続し、Notes Client を起動する場合、Citrix Program
Neighborhood のWindows カラー設定が 256 色以下になっていると、Notes Client がクラッシュします。
回避策
Citrix Program Neighborhood で、ICA 接続のカラー設定を、High Color (16 ビット) もしくは True Color (24 ビット)
にします。
Associated SPRs :
XRWG6QDHSH
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 クライアントの問題
TweakUI と Notes
TweakUI は Microsoft PowerToys ツールで、Microsoft または Lotus によるサポートはありません。次に示す既
知の問題があります。
1. オプションが選択されていないと、Notes Client が自動的に起動されます。
2. さまざまな操作 (起動、データベースを開くなど) で Notes Client がクラッシュまたはハングすることがあ
ります。
対策
[コントロール パネル] を使用して、TweakUI を完全にアンインストールします。アンインストールが成功しない場
合、または Notes の実行に問題が残る場合は、Windows OS のレジストリをクリーンにする必要があります。
TweakUI のアンインストールについては、Microsoft に問い合わせてください。
メモ: システムには、サポートされていないツールをインストールしないことを強く推奨します。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 クライアントの問題
Web サーバー管理クライアント: カタログデータベースの [開く] ボタンが正しく作動しない
Domino コンソールでカタログをロードしてから Web サーバー管理クライアントにログインして、[ファイル] - [カタ
ログ(7)] - [データベース] を選択してから項目別のビューを展開すると、[開く] ボタンを使用してデータベースを
選択して開いた時に次のエラーが表示されます。
HTTP Status Code:404
Reason: File not found or unable to read file
Associated SPRs :
EECC6DKD6J
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 クライアントの問題
Web サーバー管理クライアントの [別のサーバーに移動..] の既知の問題
Web サーバー管理クライアントを使用して何人かのユーザーのメールとローミングファイルを別のサーバーに移
動する場合、メールサーバーかローミングサーバー上で Web サーバー管理クライアントにログインする必要があ
ります。
Associated SPRs :
FFLU6EQ9RA
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 クライアントの問題
[接続ユーザーのみ表示] でメンバーリストが作成されない
[接続ユーザーのみ表示] が設定されていると、メンバーリストがときどき自動的に作成されないことがあります。
また、一部だけが作成されることもあります。対策としては、右クリックメニューまたは [ユーザープリファレンス] [Instant Messaging] でオプションを切り替えます。
Associated SPRs :
RINM6EQMJP
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 クライアントの問題
ブラウザから検索したときに「検索結果文書が見つかりません」というメッセージが返される
Domino ディレクトリなどのデータベースを Web ブラウザから検索した (names.nsf を直接参照するか、
webamin.nsf を介して) ときに、[検索] ボタン (下の図の赤枠で囲まれているボタン) が機能していないように思わ
れることがあります。
結果が返されることがわかっている値をフィールドに入力したのに、次のようなメッセージが表示されたとします。
「検索結果文書が見つかりません」
この場合、データベースの全文索引が作成されていないことが考えられます。
[クイック検索] ボタン (上の図のもう一方のボタン) は、データベースの全文索引が作成されていなくても機能しま
す。
Associated SPRs :
KBRE5BWPEK
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
Server-IMAP [その他のユーザーのドメイン区切り文字 ] Netscape 設定
Netscape クライアントで Namespace を使用しようとすると、フォルダへのアクセスで障害が発生します。これは、
Notes の区切り文字を適切に処理しないクライアント側の問題によるものです。
サーバー設定文書 の [IMAP] - [パブリックフォルダとその他のユーザーフォルダ] タブに [その他のユーザーの
ドメイン区切り文字] という新しいフィールドがあります。「/」以外の文字を挿入してください。「|」文字の使用をお
勧めします。
Associated SPRs :
DPOS4KFMA8
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
AIX での ConstrainedSHMSizeMB Notes .INI パラメータの使用
AIX で ConstrainedSHMSizeMB Notes.INI パラメータを使用する場合には、一貫した結果を得るために、常にそ
の値を 256 の倍数で指定してください。
Associated SPRs :
LRUH6J5Q86
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
CFGDOMSVR RPLCFG(*YES) - 既存のサーバーを置換できない
この問題は Lotus Domino 7.0 と Lotus Domino 7.0.1 で報告されたもので、Lotus Domino 7.0.2では修正されてい
ます。
コマンド CFGDOMSVR RPLCFG(*YES) を既存のディレクトリで使用していて、管理者の新しいメールファイルと
同じ短縮名を持つメールファイルがあった場合、サーバーは管理者の新しいメールファイルに書き込めないため
失敗します。
Lotus Domino 7.0.2 では次のように解決されています。
z
z
Lotus Domino は管理者の短縮名と同じ短縮名を生成します。
Lotus Domino は生成される短縮名が <domino_directory>/mail/<shortname>.nsf に存在するかを検査
します。
z
このファイルが存在するときには <domino_directory>/mail/<shortname>.old.nsf に名前が変更されま
す。
z
存在しないときにはメールファイルは問題なく作成されます。
Associated SPRs :
YBYB6DEAPU
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
i5/OS: Java コントローラが開始しない - IbmX509 が使用できない
Java サーバーコントローラを開始するオプションを付けて次のように Domino Server を開始すると、サーバーは
開始せず、エラーメッセージはログに記録されません。
STRDOMSVR SERVER(<server-name>) JSC(*YES)
Java サーバーコントローラを開始するオプションを削除すると、サーバーは開始します。
次のエラーメッセージが CONTROLLER ジョブログに記録されます。
java.lang.UnsatisfiedLinkError
at java.lang.Error.<init>(Error.java:37)
at java.lang.LinkageError.<init>(LinkageError.java:26)
at java.lang.UnsatisfiedLinkError.<init>(UnsatisfiedLinkError.java:25)
at lotus.domino.console.DominoController.access$000(DominoController.java:1
at lotus.domino.console.DominoController$1.run(DominoController.java:207)
at java.lang.Thread.run(Thread.java:534)
java.security.NoSuchAlgorithmException: Algorithm IbmX509 not available
at java.lang.Throwable.<init>(Throwable.java:195)
at java.lang.Exception.<init>(Exception.java:41)
at java.security.NoSuchAlgorithmException.<init>(NoSuchAlgorithmException.java:38)
at javax.net.ssl.SSLSecurity.a(Unknown Source)
at javax.net.ssl.KeyManagerFactory.getInstance(Unknown Source)
at lotus.domino.console.SSL.initSSLContext(SSL.java:79)
at lotus.domino.console.ClientAcceptor.Init(ClientAcceptor.java:38)
at lotus.domino.console.ClientAcceptor.run(ClientAcceptor.java:71)
対処方法
以下を含め、Domino 7 と i5/OS のすべての前提条件ソフトウェアをインストールしたことを確認してください。
5722AC3 *BASE
5722AC3 *BASE
5050
2924
Crypto Access Provider 128-bit
Crypto Access Provider 128-bit
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
NSD を手動で実行すると Domino がクラッシュする
UNIX システムにおいて、特定の条件で NSD を手動で実行すると、Domino がクラッシュします。これは、Agent
Manager (AMGR) または Web Server (HTTP) などのプロセスが Java コードを実行しているときに発生します。こ
のクラッシュを防止するには、変数「AMQ_NO_SIGWAIT_SIGTRAP=1」をシステム環境に追加してください (方法に
ついては、UNIX シェルの csh、ksh、bash などを参照してください)。
Associated SPRs :
DMAT6DTTHH
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
Server Health Monitoring - Linux 用のコンポーネントが不足
Health Monitoring データベース (dommon.nsf) には、Linux Intel プラットフォーム用のデフォルトのしきい値文書
が欠落しています (Domino Administrator の [設定] - [Health Monitoring] - [Index Thresholds] ビューで確認で
きます)。特に、Linux 用の次のしきい値文書が欠落しています。
z
z
z
z
CPU Utilization
Disk Utilization
Memory Utilization
Network Utilization
このため、Health Monitoring データベースの [Current Reports] ビューと [Historical Reports] ビューでは、ドメイ
ン内のすべての Linux サーバーで上記のコンポーネントが「critically poor performance」と表示されてしまいま
す。
対策
これらのコンポーネントのモニタリングを無効にします。これを行うには、まず、Domino Administrator の [設定] [Health Monitoring] - [Server Components] ビューに移動します。次に、ビューに表示されたすべての Linux
サーバーに対し、[Edit Server Document] を選択し、上記のコンポーネントを無効にして、文書を保存して閉じま
す。文書の横の鉛筆アイコンによって、自動選択が改訂されたことが示されます。上記のコンポーネントが無視さ
れるため、Linux サーバーのヘルスレポートは真の状況を反映します。
Associated SPRs :
TBOO5SDPPN
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
Server Health Monitoring - 「サーバーが応答しない」状態は誤り
サーバーが実行されていて応答可能な場合でも、Server Monitoring で、「サーバーが応答しない」または「リモー
トサーバーが TCP/IP ホストではない」と報告されることがときどきあります。通常、これは接続とタイミングの問
題によって発生します。ドメイン内でこの問題が発生した場合は、モニタリングの間隔を増加させることを試みてく
ださい。
Domino Administrator で、[サーバー] - [モニタリング] タブに移動し、[予定別] ビューを選択します。列のスケー
ルが、現在のポーリング間隔を示します。マーカーをドラッグして、間隔を増加させてください。ポーリング間隔を
増加させる別の方法としては、[ファイル] - [プリファレンス] - [システム管理] - [モニタリング] タブを選択し、
[サーバーを xx 分ごとに調査] フィールドの値を変更します。
Associated SPRs :
CSAH5MHL65
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
Server - Domino コンソール
Domino コンソールは、Domino の新しい機能です。Domino コントローラと Domino コンソールの 2 つのモジュー
ルで構成されており、両方とも Java ベースのアプリケーションです。コントローラはサーバー側で実行されます
が、コンソールは任意のマシン上で独立して実行できます。UNIX では、Domino コンソールを実行するには、その
システムで X Window を実行している必要があります。ただし、X Windows を実行していない状態で Domino コン
トローラを起動することもできます。
通常、Domino コントローラを起動すると、Domino Server と Domino コンソールも同じマシン上で起動されます。
ただし、一度起動すると、管理者は Domino Server や Domino コントローラを終了せずに Domino コンソールを
終了できます。このため、Domino コンソールを同じマシン上で起動するか、または他のマシン上でリモートから起
動することで、コントローラおよび Server と再接続できます。
Domino 6 以降については、Domino コンソールは Domino Server、Administrator クライアント、および Notes
Client とともにインストールされることに注意してください。ただし、Domino コンソールを任意のマシン上で別に実
行する場合は、以下の「コンソール」の手順に従ってください。
メモ: Domino コントローラ [(n)server -jc -s ] および Domino Server を独立に実行したうえで、相互の通信を要
求することはできないことに注意してください。したがって、必ず Domino コントローラの制御下で Domino Server
を起動する必要があります。
Domino コントローラと Domino コンソールの起動手順
コントローラ
z
今回のリリースの Domino 6 から、サーバーはデータディレクトリに「admindata.xml」というファイルを生成しま
す。このファイルは、手動で修正しないでください。管理者権限を設定または修正するには、Domino ディレク
トリでサーバー文書を変更する必要があります。
z
コンソールでサーバーに接続するには、そのサーバーで Domino コントローラを実行している必要がありま
す。コントローラの制御下でサーバーを実行するには、以下のコマンドを発行します。
NT の場合: 他のサーバーが実行中でないことを確認します。nserver -jc でサーバーを実行します。ウィンド
ウが表示されますが、このウィンドウを終了したり、閉じたりせず、アイコン化してください。
UNIX の場合: 他のサーバーが実行中でないことを確認します。データディレクトリに移動します。次のように
入力してサーバーを実行します。
<IDIR>/lotus/bin/server -jc.
この文書の <IDIR> は、Domino Server がインストールされているディレクトリの場所を示します。
例: /opt または /local
上述のように Domino を起動するとコントローラが起動し、次にコントローラが Domino コンソールと Domino
Server を起動します。3 つのプロセスすべてが同じマシン上で実行されるため、システムリソースをある程度
占有します。マシンが低速であったり、メモリが不足している場合は、次のようにしてサーバーを実行するよう
お勧めします (server は、NT/W2K では nserver、UNIX では server)。
コンソールを起動せずに、Domino とコントローラを起動します。Domino Server でパスワー
server -jc -c
ドを必要とする場合は、サーバープロセスのみを起動します。この場合、他のコンソールから接続し、そこか
らパスワードを入力する必要があります。サーバーでパスワードを必要としない場合は、Domino プロセスの
すべてを起動します。
メモ: セットアップ後に初めて Domino コンソールを使用してリモートシステムから接続すると、サーバー
がパスワード入力を待機するため接続できません。この場合、コンソールのローカルサーバーアイコンを
使用してローカルでコントローラに接続し、パスワードを入力します。ただし、サーバーがパスワードを要
求しないときには接続できます。
server -jc -s
コンソールとコントローラを起動しますが、Domino は起動しません。
server -jc -c -s コントローラのみを起動します。
コンソール
コンソールのみを実行するには、以下の手順に従います。
z
NT の場合: コマンドプロンプトから「jconsole.exe」を実行します。この実行ファイルは、Server または
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Administrator がインストールされている場所にあります。
UNIX の場合: コマンドプロンプトから「jconsole」を実行します。この実行ファイルは、Server がインストールさ
れている場所にあります。
<IDIR>/lotus/bin/jconsole
z
今回のリリースでは、Domino がインストールされていないマシン上で Domino コンソールを独立に実行する
には、実行するマシン上のディレクトリに次のファイルを配置する必要があります。Domino がインストールさ
れているマシン上の Domino 実行ファイルのディレクトリから、次のファイルを目的のマシン上の新しいディレ
クトリにコピーします。
ださい。
dconsole.jar
jconsole.exe (NT/W2K の場合) または jconsole (UNIX の場合)
すべてのサブディレクトリを含む jvm ディレクトリ
環境に応じて上述の「コンソール」にある「NT の場合」または「UNIX の場合」の手順に従ってく
その他の情報
z
Domino コンソールの使用方法について詳しくは、Domino コンソールメニューにあるオンラインヘルプのメ
ニューオプションを参照してください。
z
コントローラに接続するには、管理者は Domino ディレクトリで、管理者のユーザー文書にある自分のユー
ザー名または短縮名、およびパスワード (インターネットパスワードフィールド) を知っている必要があります。
z
Domino ディレクトリのサーバー文書では、インターネットホスト名フィールドに適切なホスト名が含まれている
必要があります。
z
コントローラに接続するには、管理者はその名前を [セキュリティ] タブのにある Domino ディレクトリのサー
バー文書の適切なフィールドに入力する必要があります。このフィールドは次のとおりです。
z
[フルアクセスアドミニストレーター] は、すべての Domino、シェル、およびコントローラのコマンド (quit、
exit、enable/disable user を含む) を発行できます。
z
[フルリモートコンソールアドミニストレーター] は、コントローラコマンド (quit、exit、enable/disable user を
含む) およびすべての Domino コマンドを発行できますが、シェルコマンドは発行できません。
z
[参照限定アドミニストレーター] は、参照限定 Domino コマンドおよびコントローラコマンド (quit、exit、
enable/disable user を含む) を発行できますが、シェルコマンドは発行できません。
z
[システムアドミニストレーター] は、コントローラコマンド (quit、exit、enable/disable user を含む) および
シェルコマンドを発行できますが、Domino コマンドは発行できません。
z
[限定システムアドミニストレータ―] は、[制限されたシステムコマンド] フィールドにリストされているシェ
ルコマンドのみと、コントローラコマンド (quit、exit、enable/disable user を除く) を発行できます。
z
[制限されたシステムコマンド] には、[限定システムアドミニストレータ―] が発行できるリストコマンドが
含まれます。
z
ポート 2050 または Domino コントローラを実行しているポートは、Domino コンソールがリモートマシンから接
続できるように公開されたポートである必要があります。
z
最初にコントローラに接続するには、接続先となるコントローラ/サーバーのホスト名を、[サーバーを開く] ダ
イアログボックスの [サーバー名] フィールドに入力する必要があります。コントローラー/サーバーに接続し
た後、Domino コンソールで [ファイル] - [サーバーリストの更新] メニューオプションを使用して、接続した
サーバーから使用可能なサーバーとサーバーグループのリストを取得します。管理者がコンソールを終了し
ても、サーバーおよびグループのリストは dconsole.ini ファイル内に保持されます。次回 Domino コンソール
を起動したときに、最新の変更を取得するのでなければ、サーバーリストを更新する必要はありません。
z
パーティションサーバー環境で Domino コントローラまたは Domino コンソールを実行するには、NOTES.INI
ファイルの TCPIP_TcpIpAddress 行にサーバーの指定された IP アドレスが記述されていることを確認しま
す。
z
コンソールのテキスト領域からシステムクリップボードにテキストをコピーするには、左マウスボタンを使用し
てテキストを選択し、右マウスボタンをクリックするか、[Ctrl] + [C] キーを押すか、または [編集] - [コピー]
メニューオプションを使用します。
z
使用可能なサーバーまたは接続されているサーバーのリストビューで右マウスボタンをクリックすると、ポッ
プアップメニューが表示されます。このメニューを使用して、接続、切断、およびサーバー情報の表示を行え
ます。
z
シェルコマンドでは、エディタ、デバッガ、または対話式に同じシェルを使用して実行される他のプログラムを
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使用しないよう推奨します。
z
コントローラのステータスウィンドウを表示しない場合は、NOTES.INI のパラメータを
「ShowControllerStatusWindow=0」と設定してください。デフォルトでは、ステータスウインドウが表示されま
す。
z
UNIX マシンでは、tee で出力をファイルに振り分けないでください。tee を使用すると、コントローラメッセージ
のみがそのファイルに書き込まれます。
z
UNIX サーバーでは、[ファイル] - [サーバーの強制終了] の後に、[ファイル] - [サーバーの起動] を実行す
ると、サーバーにパスワードがあってもパスワードの入力を要求されません。[サーバーの強制終了] を実行
しても、パスワードが格納および使用されているメッセージキューはクリーンアップされないからです。
z
ドメインまたはサーバーを Domino コンソールに表示しないようにするには、dconsole.ini からサーバーレコー
ドを削除します。
z
管理者は、「tell ca」コマンドを発行する代わりに、[表示] - [保護パスワード] を使用するか、または [送信]
ボタンの隣の小さな矢印をクリックして表示されるポップアップメニューの [保護パスワード] をクリックするこ
とができます。[パスワード] フィールドにより、暗号化されたパスワードを入力できます。
z
コントローラコマンド「#restart domino」は、マニュアルで指定されているように動作しません。Domino プロセ
スを停止するだけで Domino を再起動しません。代わりに、メニューコマンドの [ファイル] - [サーバーの終
了] の後に [ファイル] - [サーバーの起動] を実行してください。
z
コンソールが何らかの理由により長い間待機カーソルモードでフリーズしている場合、[Ctrl] + [Shift] + [B]
キーを押して、通常カーソルモードに戻ってください。
既知の問題
z
コンソールを起動すると、コンソールテキストが表示される場所に空白の画面が断続的に表示されます。メイ
ンウィンドウのサイズを変更すると、描画上の問題が解決されます。
z
表示デザインが変更されると、カーソルがコマンドプロンプト領域からなくなります。[送信] ボタンをクリックす
るか、メニューを開くか、またはその他の何らかのアクションを実行すると、フォーカスが正常に戻ります。
z
各サーバーでローカルにログを作成する場合は、[ファイル] - [ローカルロギング] を使用して有効にする前
に、何も変更していない場合でも、必ず一度 [編集] - [ローカルロギング] を実行してください。これを実行し
ない場合、[編集] - [ローカルロギング] ダイアログボックスに表示されるファイルではなくデフォルトのファイ
ルの dconsole.log にログが書き込まれます。また、ローカルのログファイルのファイルパスを変更すると、次
回 [編集] - [ローカルロギング] でダイアログボックスを表示したときに、デフォルトのデータディレクトリが示
されます。
z
Domino コンソールがコントローラに接続されると、コントローラは即座に最新の 120 件のメッセージを表示し
ます。これらのメッセージのいずれかがプロンプトであると、Domino コンソールではそのプロンプトが表示さ
れます。それがコンソールに表示される最後のメッセージでない限り、ダイアログボックスを無視し、キャンセ
ルしてください。
z
ダイアログボックスを表示している際にプロンプトメッセージが表示された場合、そのプロンプトを閉じるに
は、プロンプトのウィンドウを閉じるためのアイコンをクリックします。2 つのモーダルウィンドウの間でフォーカ
スが混乱しているのが原因です。
国際化に関する問題
Linux では、コントローラによって起動された Domino コンソールにヘブライ文字を使用すると問題が生じま
す。ヘブライ文字が表示された後、コンソールがフリーズします。コントローラでコンソールを起動する代わり
に、コンソールを別に起動し、それをコントローラに接続してください。つまり、コントローラを「server -jc -c」で
起動し、コンソールを「jconsole」で起動してから両方を接続します。または、コントローラを「server -jc」で起
動し、Domino パスワードを入力してからすぐにコンソールのみを終了します。その後、コンソールを別に起動
して接続します。
z
z
AIX、Linux、および NT/W2K マシンで、インド語派の言語文字を Domino コンソールに入力するには、ウィン
ドウまたはダイアログボックスの左上隅にあるアイコンをクリックします。[入力方式の切り替え] メニューオプ
ションを選択すると表示されるポップアップメニューから、使用する IME を選択できます。
z
Linux で、Linux の IME の中国語文字選択を拡張すると、IME 固有の問題のためにサーバーコマンドが繰り
返し表示されます。
z
Linux では、Domino コンソールの [Domino コマンド] フィールドへの入力で、韓国語文字が表示されません。
Domino コンソールでは、現在のところタイ語文字がサポートされません。
Domino コンソールでは、実行しているオペレーティングシステムの言語以外の言語によるテキストの入力が
z
z
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サポートされません。
z
Domino コンソールでは、テキストフィールドのあるダイアログボックスが起動されると、[Alt] + [~] キーを押し
ても日本語 IME の入力モードが切り替わりません。タブで他のフィールドに移動してから戻ることで、正常な
動作に復帰します。
z
Domino コンソールでは、現在のところ GB18030 がサポートされません。
NT/W2K サービスとしてコントローラを起動
Server コントローラを Windows NT サービスとして実行することもできます。NT サービスとして実行するには、起
動時パラメータに「-jc」を追加します。次の 3 つの方法のうちのいずれかの手順に従います。
z
コマンドラインの「-jc」を、サービスとしてインストールされているスタンドアロンのサーバーに追加するには、
リソースキットに付属する SC ツール (Sc.exe) を次のように使用します。
Sc config "Lotus Domino Server (LotusDominoData)" binPath= "=c:\lotus\domino\notes.ini -jc"
形式: sc <server> [command] [service name] <option1> <option2> ...
詳しくは、Microsoft ナレッジベースの資料 Q251192 を参照してください (
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;en-us;Q251192)。
z
regedit で Domino サービスのエントリを検索し、ImagePath 値の終わりに「-jc」を追加します。
MyComputer -> HKEY_LOCAL_MACHINE -> System -> CurrentControlSet -> Services ->
LotusDominoServer(datadirectory)
z
他のパラメータとともに「起動時パラメータ」で次のように指定します。
"=c:\lotus\domino\notes.ini -jc"
メモ: NT では固有のバグがあるため、パスを c:\\lotus\\domino\\notes.ini と指定する必要があります。
Domino コントローラおよび Domino コンソールによるメッセージロギング
今回のリリースの Domino から、コントローラメッセージのロギングが以下のように変更されました。
コントローラ側でのロギング
コントローラでは、ユーザーにより制御される Domino からのメッセージがログに記録されます。デフォルトで
は、メッセージは通常のテキスト形式 (つまり、プレーンメッセージ) で Domino のデータディレクトリに保存さ
れます。ただし、以下の「コントローラの詳細」で説明されているように、ControllerLogFileName にパスを指定
することで、別のディレクトリや名前を設定できます。コントローラでは、毎日夜中に同じパスの別のログファ
イルが開始されますが、ログファイルが大きくなりすぎないように異なる日時が付加されます。ただし、コン
ソールから直接 ControllerLogFileType を変更すると、新しいファイルが作成され、適切な日時が付加されま
す。つまり、ControllerLogFileName や ControllerLogExpiration を変更する場合は、Domino が起動されると
き、新規ファイルが作成される夜中、ControllerLogType を変更するときなどのそれぞれの状況を考慮に入
れる必要があります。
コントローラの詳細
以下の設定をコンソールから変更するには、dcontroller.ini を編集するか、またはコントローラ設定コマンドを
使用します (たとえば、con set ControllerLogType=2)。
コントローラのロギングに影響するパラメータは 3 つあります。これらはサーバーのデータディレクトリにある
dcontroller.ini で設定します。
ControllerLogType
ControllerLogExpiration
ControllerLogFileName
ControllerLogType
有効な値は 0、1、2、または 3 です。
0 -- 記録しない。ログはコントローラ側で記録されません。これは、DEBUG_OUTFILE オプションを設定
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しない場合と同様です。
1 -- 通常のテキストメッセージで記録する。これはデフォルトの設定です。DEBUG_OUTFILE 設定よりも
情報量が多くなります。UNIX の「pipe」コマンドに似ています。
2 -- サーバーから送られるすべての情報 (重要度、色、procid など) とともにメッセージをメタ形式で記
録する。
3 -- 両方の形式のファイルを同時に記録する。
ControllerLogExpiration
設定された日数分のファイルを保持し、残りをパージします。デフォルト値は 7 日です。つまり、どの日で
あっても数日分のファイルがデータディレクトリまたは設定されたディレクトリ内に保持されています。
ControllerLogFileName
ログファイルのパス名を設定します。これを設定する場合は、拡張子を付けないようにしてください。プロ
グラムによってファイル名に .meta または .log が付加され、日時がそのファイル名に追加されます。デ
フォルトでは「dcntrlr」という名前になります。デフォルトのディレクトリは、Domino データディレクトリで
す。デフォルトのログファイルは次のとおりです。
ControllerLogType に応じて dcntrlr06170900.log または dcntrlr06170900.meta
ControllerLogFileName=d:\logs\mylog と設定すると、ファイルは次の名前で d:\mylog ディレクトリに格
納されます。
mylog06170900.log または mylog06170900.meta
ただし、ControllerLogFileName=d:\logs\mylog.log と設定すると、ファイルは次の名前で d:\mylog ディレ
クトリに格納されます。
mylog.log06170900.log または mylog.log06170900.meta
コンソールの一般情報および詳細 (ローカルロギング)
リモート Java コンソールから接続する場合、ローカルディスク上の特定のコントローラ/サーバーから送られ
たメッセージをログに記録できます。また、複数のサーバーのログも同時に記録できます。直接ローカルロギ
ングの停止および開始を指定することも可能です。ローカルロギングを有効または無効にするには、[コント
ローラ] - [ローカルロギング] チェックボックスを使用します。
ローカルロギングを有効にすると、ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで、ディレクト
リおよびファイルの名前、データの種類 (メタまたは通常テキスト)、およびファイルの種類 (シーケンシャルま
たは循環。循環形式を選択する場合は、ログファイルのサイズも指定します) を選択できます。
各フィールドには、フィールドの内容を示す自動ツールチップテキストがあります。ここでは、デフォルトのディ
レクトリは Java コンソールが起動される場所になります。
メモ: コントローラのロギングとローカルロギングでは、UTF8 ではなくネイティブバイトが書き込まれます。マ
ルチバイト文字を使用していると、これらは正しく表示されません。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
SMTP サーバーと Symantec AntiVirus Corporate Edition
任意の SMTP サーバーで Symantec AntiVirus Corporate Edition 9.x または 10.x をクライアントとして設定する
ときは、「Internet E-Mail Auto-Protect」機能をインストールしないでください。この機能は標準メールポートをモ
ニターするので、メールサーバーにインストールすると、パフォーマンスが低下したり、障害が発生することがあり
ます。
詳細については、Symantec Web サイト (http://www.symantec.com/index.htm) を参照してください。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
Web サーバー管理クライアントでのメールデータベースの作成に関する既知の問題
メールサーバーと登録サーバーが異なるユーザーを登録するために Web サーバー管理クライアントにログイン
すると、メールデータベースの制限値としきい値に正しいサイズ限度を指定した場合、メールデータベースは正常
に作成されません。
エラーメッセージには、「Failed: Notes error: You are not authorized to set database quota .」と表示されます。
Associated SPRs :
FFLU6EV6JP
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
z/OS: Domino for Linux on zSeries での自動サーバー再起動
このリリース情報は、SuSE Linux Enterprise Server (SLES) 10 を使って Lotus Domino 7.0.2 for Linux on zSeries
を実行している場合のみ当てはまります。
異常終了した後は、サーバーの Notes.ini ファイルで DEBUG_ENABLE_CORE=1 の設定が有効になっていなけれ
ば、自動サーバー再起動機能は作動しません。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
パーティションサーバーの起動の問題
パーティションサーバーのセットアップの完了後、ショートカットをクリックし、「nserver」コマンドを使用することに
よってサーバーを起動することはできませんが、「nserver =c:\lotus\domino\data1\notes.ini」のように特定の
NOTES.INI パラメーターを指定してこのコマンドを指定することでサーバーを起動することができます。
Associated SPRs :
SSZG6B953A
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
プログレスバーを閉じた後に Domino Server のセットアップがキャンセルされる問題
サーバーセットアップの最後のステップで、サーバーセットアッププログレスバーが表示されているときにウィンド
ウの右上隅の [X] ボタンをクリックしてサーバーセットアップを終了すると、サーバーのスタートアップが正常に行
われない可能性があります。この問題が発生したら、アンインストールしてサーバーセットアップを再度実行してく
ださい。
Associated SPRs :
LYIN64GMD9
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
異なるサーバーの組織または組織単位を使用すると追加のサーバーのセットアップは失敗す
る
追加のサーバーをセットアップする際、追加のサーバーの組織または組織単位名が 1 次サーバーの組織または
組織単位名とは異なる場合にはサーバーのセットアップは失敗します。
この問題を回避するには、ディレクトリを 1 次サーバーから 2 次サーバーの Domino data フォルダにコピーしま
す。
Associated SPRs :
MMFD6CZK54
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
拡張文字が含まれるデータベース名は表示されない
Domino 7.0.1、i5/OS V5R4、WebSphere 6.0.2.3 (PTF SI19429) ベースの HTTP (powered by Apache) Domino for
iSeries プラグインを組み合わせて使用すると、2 バイト文字またはその他の文字で a-z と 0-9 以外の文字 (たと
えば、レポート.nsf、Å.nsf、Ë.nsf など) を含む Domino データベース名が含まれる URL をロードしようとする時、
次のエラーが Web ブラウザに表示されます。
HTTP Web Server: Unknown Command Exception [/%E5%88%A0%E9%99%A4.nsf/(/All)?OpenView]
Domino Web Access を介して Domino HTTP を使用すると、同じ URL と Domino データベース名が正常に表示
されます。
Associated SPRs :
BFOS6JTTT5
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 サーバーの問題
選択したフォントが前のセットアップから再現されない
前のセットアップから Domino Server をセットアップする場合、「Domino Server Setup へようこそ」画面で選択し
たフォントは再現されません。継続するにはフォントを再度選択する必要があります。
Associated SPRs :
SSZG67P4VG
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 セキュリティの問題
Smartcard から Entrust の証明書をインポートする上での問題
Smartcard からプリロード済み証明書をインポートする際、Notes/Domino は、RSA 非対称クライアント署名用の
「PKCS#11: 準拠プロファイル仕様」に従います。この仕様は、キーと証明書に含める必要がある属性セットと、
Smartcard および Smartcard ソフトウェアによりサポートされる必要がある機能セットを指定します。特に次の規
定があります。
「固有のヌル以外の CKA_ID 値が存在し、その値にはすべてのキーと証明書に対する適切な関連がある。」
いくつかの Entrust CA を含む一部の認証局では、Null (長さがゼロ) の CKA_ID 属性を含む証明書とキーを生成
する場合があります。このバグは Entrust 社に報告済みで、「SR 1-44960142」に記録されています。これらの
Entrust CA の将来のリリースではこの問題が修正される可能性があります。
7.0.1 より前の Notes Client でこうした証明書をインポートしようとすると、「Illegal null parameter passed to
security function」というエラーが出されます。
リリース 7.0.1 には、いくつかの注意点があるものの、これらの準拠していない証明書とキーを検出、インポート、
使用するための次のような対処方法が追加されました。
z
z
z
最初のインポートでは、準拠した証明書とキーのみ検出してインポートします。以降のインポートでは、最初
のインポート時に Null の CKA_ID 属性を持つ個人用 RSA キーが検出された場合、この型の準拠しない証
明書を検出してインポートします。
ID ファイルは Smartcard が有効でなければなりません。最初に ID ファイルで Smartcard を有効にしなくて
も証明書のインポートと使用が許可されるという、リリース 7.0 で追加された操作モードは、これらの証明書と
キーでは使用できません。
[Smartcard のキーでの ID のロック] 機能は、これらの準拠していない証明書とキーを使用する場合には使
用できません。
Associated SPRs :
AISL6DYJSV
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 セキュリティの問題
SSL セッションの再開
SSL セッションの再開によって、Notes HTTP クライアントまたはサーバーが SSL を使用しているときのパフォー
マンスが大幅に向上します。また、そのほかのインターネットプロトコルにも、若干の良い影響を及ぼす可能性が
あります。
サーバー上にキャッシュされる再開可能セッションのデフォルト数は、50 です。キャッシュされるセッションの数を
変更するには、NOTES.INI の変数 SSL_RESUMABLE_SESSIONS に必要な数値を設定します。
SSL_RESUMABLE_SESSIONS=1 と設定すると、サーバー上の SSL セッションの再開は無効になります。
現在、再開可能セッションの数は、サーバーの SSL 負荷に合わせて動的に増加することはありません。現時点
では、セッションにタイムアウトや期限切れを設定する方法はありあません。
キャッシュされた各セッションのデフォルトの開始サイズは、NOTES.INI 変数の SSL_SESSION_SIZE によって設
定できます。この変数の値を増加させると、多くの X.509 クライアント認証をするために要素の再割り振りをその
場で行うケースが減りますが、より多くのメモリを消費します。
Associated SPRs :
DKEN4YRTXJ; SPFN69ET56
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 セキュリティの問題
キーをトークンにエクスポートする際の無効なキー形式エラー
プライベートキーを ID ファイルからスマートカードその他の暗号化トークンにエクスポートする際、「暗号キーの形
式が無効」というエラーが発生することがあります。これは、スマートカードにエクスポート不能なキーの形式であ
る場合 (たとえば、従来の 630 ビット Notes キー)、または ID ファイルからスマートカードにすでにエクスポート済
みのキーである場合に発生します。
Associated SPRs :
DKEN5WZT9U
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 セキュリティの問題
スマートカードは最初に挿入されたスロット以外でも使用できる
前のバージョンの Notes/Domino では、スマートカードベンダーの PKCS#11 ライブラリによって提供された最初
のスロットに挿入されているスマートカードまたは他の暗号トークンしか使用できませんでした。
このリリースでは、この問題は解決されています。新しいダイアログが追加され、このダイアログでは、ID ファイル
をスマートカード対応にするためのトークンまたはスロットを選択したり、インポートする証明書を検索することが
できます。このダイアログを表示するには、[ユーザーセキュリティ] パネルを開き ([ファイル] - [セキュリティ] [ユーザーセキュリティ])、[ユーザー情報] - [Smartcard] タブを選択します。次に、[詳細設定] ボタンをクリック
し、[スロットの選択] ボタンをクリックします。
ID ファイルをスマートカード対応にするか、証明書をインポートした後は、PKCS#11 ライブラリによって提供され
た任意のスロットにトークンが接続されている限り、正しいトークンが検索され、使用されます。
この制限は、SECManipulateSC API 関数で残されています。この関数は、 ID ファイルをスマートカード対応にす
るときに、最初に挿入されたスロット内のトークンだけを使用します。
Associated SPRs :
DKEN5TLTZP
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ディレクトリの問題
ディレクトリカタログのソート順
Domino ディレクトリの複数の文書を要約ディレクトリカタログ (CDC) の 1 つの文書のまとめるとき、文書は特定
の順番でソートされます。この文書内の順番が、文書間 (いわゆる、ビューソート) の順番に一致しない場合は、
期待したすべての検索結果が返されないことがあります。このような不整合は、Dircat 集約サーバーのロケール
と、CDC を使用する Notes Client のロケールの違いによって発生します。
正しい CDC を作成するには、システム管理者は次の 3 つの手順を実行する必要があります。
z
必要な各ロケールごとに、CDC データベースのコピー (レプリカではない) を個別に作成します。たとえ
ば、フランスとデンマークのユーザーは、それぞれの言語ロケールでソートされた CDC を必要とします。
cdc-fr.nsf や cdc-dk.nsf のように、ファイル名にロケールを入れておくと便利です。インターナショナル
ユーザーが、同じソート順を使用することにこだわらない場合は、CDC は 1 つだけ必要です。
z
各 CDC において、[ファイル] - [データベース] - [プロパティ] の [設計] タブで、[デフォルトのソート方
法] に適切な値を設定します。たとえば、英語ユーザーには [Latin1] を設定します。サーバーで CDC が
使用されている場合は、[Unicode スタンダードソート] を選択します。このオプションを選択しない場合
は、設定したデフォルトのソート順にしたがってすべての文書が照合されます。
z
Domino コンソールで、"-r" オプションを指定して "load dircat" コマンドを使用し、CDC を完全に再構築
します。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 プログラムの問題
Java 用の XML 解析と変換エンジン
Notes/Domino の前のリリースでは、XML4j.jar という XML パーサの 1 つのバージョンと、LotusXSL.jar という
XSL 変換エンジンの 1 つのバージョンが提供されました。これらのエンジンの新しいバージョンが Java 2
Platform, Standard Edition の一部になったので、これらのライブラリは、Notes/Domino と共には出荷されなくな
りました。
Notes/Domino と共に出荷される Java 2 Platform, Standard Edition は、 XML データを処理する組み込み機能
を持っています。これらの機能については、インストールキットによって提供される javadocs を参照してください。
javadocs は、Notes/Domino プログラムディレクトリに javadocs.zip という名前の zip 圧縮ファイルとして保存され
ています。
Java 2 Platform での XML データ処理に関する javadocs の開始ページは、guide\xml\index.html ファイルです。
また、index.html は、Java ドキュメント全体の入口になっています。
追加メモ
Domino R5 または Domino 6 で作成されたアプリケーションの中には、Notes/Domino が提供するものよりも新し
いバージョンの XML パーサまたは XSLT 変換エンジンを使用するようコーディングされていることがあります。一
般に、これを実現するには、より新しいバージョンの xerces.jar を apache.org からダウンロードし、これを Java
Agent プロジェクトまたは Java Script ライブラリに組み込みます。Notes/Domino 7 では、これらの多くは問題に
はなりませんが、xerces.jar の独自のコピーをエージェントまたはスクリプトライブラリに含めることはもはや不要
で、この大きな jar ファイルを削除することにより、エージェントの起動時間が短縮されます。
アプリケーションによっては、エージェント/スクリプトライブラリに xerces.jar を含めると、エージェントは「Java.
lang.VerifyError:Incompatible object argument for method call」というエラーをともなって失敗することがありま
す。
この問題が発生するのは、アプリケーションが、上位互換性を持たない方法でパーサークラスを作成するよう
コーディングされているからです。上位互換性を持たない方法で XML ストリームを解析するように書かれた例を
以下に示します。この例では、org.apache.xerces.parsers.SAXParser クラスは xerces.jar に対して private で、
xerces.jar の各バージョンで変更する可能性がある点が問題となります。
上位互換性を持たない方法で SAX パーサー を作成する Java コードのサンプル
import org.xml.sax.InputSource;
import java.io.InputStream;
public class test
{
void parse(InputStream stream)
throws Exception
{
org.apache.xerces.parsers.SAXParser parser = new
org.apache.xerces.parsers.SAXParser();
parser.setContentHandler(engine);
parser.setErrorHandler(engine);
parser.setFeature("http://xml.org/sax/features/validation", false);
parser.setFeature("http://apache.org/xml/features/continue-after-fatal-error",
false);
parser.parse(new InputSource(stream));
// ....
}
}
アプリケーションを特定のバージョンの xerces.jar に依存しないようにパーサーを作成するには、
org.xml.sax.XMLReader インターフェースクラスを使用します。例を以下に示します。
import org.xml.sax.InputSource;
import java.io.InputStream;
public class sample
{
void parse(InputStream stream)
throws Exception
{
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org.xml.sax.XMLReader parser = new org.apache.xerces.parsers.SAXParser();
parser.setContentHandler(engine);
parser.setErrorHandler(engine);
parser.setFeature("http://xml.org/sax/features/validation", false);
parser.setFeature("http://apache.org/xml/features/continue-after-fatal-error",
false);
parser.parse(new InputSource(stream));
// ...
}
}
SAX パーサクラスの名前を直接命名しない別の方法としては、XMLReaderFactory クラスを使用して
XMLReader を作成します。これは、"org.xml.sax.driver" というシステムプロパティを読み込み、名前が指定され
たパーサのインスタンスを作成します。 ND7 で、次のステートメントは前の例と同じパーサークラスを作成します
が、コードを変更せずにパーサを変更するためのオプションを提供します。
org.xml.sax.XMLReader parser =
org.xml.sax.helpers.XMLReaderFactory .createXMLReader ();
Associated SPRs :
LHUG6AZB2N
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 プログラムの問題
NotesDocument.CreateMIMEEntity() がエラーになる場合がある
文書にアイテムがない場合に NotesDocument.CreateMIMEEntity() (および対応する Java 呼び出し) を使用する
と「文書アイテムが見つかりません」というエラーが出される場合があります。以下に例を示します。
Set doc = db.CreateDocument
Set body = doc.CreateMIMEEntity
この場合、新規文書にはアイテムがないため、エラーが出されることになります。
対処方法としては、CreateMIMEEntity 呼び出しの前に、文書に任意のアイテムを入れます。以下に例を示しま
す。
Set doc = db.CreateDocument
Call doc.ReplaceItemValue("xyz", "123")
Set body = doc.CreateMIMEEntity
アイテム名と値はこのとおりでなくても構いません。
Associated SPRs :
KPFF6FBPY9
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 プログラムの問題
バックエンド COM API を使用する Visual Basic プログラムの再コンパイル
Notes/Domino 6.0.3/6.5 から、バックエンドクラス用の Notes 5.x COM インターフェースを使用して構築された一
部の Microsoft Visual Basic 言語アプリケーションは、6.0.3/6.5 domobj タイプライブラリを使用して再コンパイル
しないと正しく実行されませんでした。この問題は Notes/Domino バージョン 6.5.3 および 6.0.5 で解決されました
が、6.0.3/6.5 domobj タイプライブラリ (6.5.3 または 6.0.5 以前の場合は、6.0.3/6.5 以降) でコンパイルされている
アプリケーションを 6.5.3、6.0.5 以降で再コンパイルする必要があります。これ以降の Notes/Domino リリースで
は、再コンパイルは必要ありません。
Associated SPRs :
BKOH5X4EKC
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 プログラムの問題
式言語の式が長いとスタックオーバーフローが発生する
式言語の長い式を実行すると、過度の再帰呼び出しが発生し、スタックがオーバーフローして Notes Client また
は Domino Server がクラッシュすることがあります。現在のところ、この問題は AIX プラットフォームでのみ発生し
ていますが、その他のプラットフォームでも発生する可能性があります。この種の問題を引き起こす式の例を以
下に示します。
MyListOfCodes := "code1" : "code2" : "code3" : "code4" : "code5" : "code6" : ... : "code892" :
"code893";
これは、非常に長い文字列のリストです。「長すぎる」と判断される要素の数はプラットフォームやシステムによっ
て異なりますが、オペランドは 500 以下に保つとよいでしょう。対策としては、式を短くして途中の結果を保管して
おき、それらを最後の式で使用します。例を以下に示します。
MyList1 := "code1" : "code2" : "code3" : "code4" : "code5" : "code6" ... "code488" : "Code 489";
MyList2 := "Code490" : "code491" : "Code492" : "Code493" ... "Code892" : "code893":
MyListOfCode := MyList1 : MyList2;
この問題によるクラッシュを引き起こすアプリケーションに対しては、NOTES.INI ファイルで
FORMULA_STACKLOWCHK=1 を設定します。現在、これは AIX でのみ実装されていますが、必要に応じて他の
プラットフォームでもサポートされる予定です。この設定によって、式ランタイムエンジンはオーバーフローの可能
性をチェックし、オーバーフローに近づいた場合は式の評価を中止します。この設定は Notes/Domino のクラッ
シュを防止しますが、式はエラーを返します。このため、@IsError を使用して、式の評価が完了しているかチェック
することが必要です。
Associated SPRs :
JMAL5WGQZ7
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02 ポリシーの問題
R5 のセットアッププロフィール、セットアップ設定とブックマークの作成
R5 の [セットアッププロフィール] または [セットアップ設定] 機能を使用している場合、ユーザーが最初のクライ
アントセットアップを実行するときにデータベースが置かれているサーバーが稼動していないと、Notes Client で
セットアッププロフィール文書またはセットアップ設定文書のデータベースリンクのブックマークが作成されない可
能性があります。あとでサーバーを起動しても、ユーザーの Notes Client でブックマークは作成されません。
この問題の回避策として、デスクトップ設定文書に重要なブックマークリンクを含めてください。これにより、サー
バーのバックアップが行われるときにクライアント上でブックマークが更新されます。
Associated SPRs :
TBOO4SVM6S
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02 ポリシーの問題
[デフォルト Welcome ページ] フィールドが空白になる
Domino ディレクトリにあるデスクトップ設定フォームの [デフォルト Welcome ページ] フィールドが空白になること
があります。これを修正するには、以下の手順に従ってください。
1. デスクトップ設定文書を編集モードにする。
2. 上にあるフィールドの [共通 Welcome ページデータベース] リンクをクリックする。
3. それぞれのカスタム Welcome ページを循環して、リストを更新する。
4. デスクトップ設定文書を保存して、閉じる。
再度デスクトップ設定文書を編集モードにすると、[デフォルト Welcome ページ] フィールドに、データベースで利
用可能なカスタム Welcome ページが表示されます。
Associated SPRs :
TBOO56WHEG; TBOO4YXPCD
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02 ポリシーの問題
[ロケーション] と [プリファレンス] では空白のフィールドはロックダウンできない
デスクトップポリシーの作成時に、デスクトップポリシーのフィールドに値がない場合、Notes Client の [プリファレ
ンス] と [ロケーション] ではフィールドはロックされません。フィールドに値がある場合、それはロックダウンされま
す。
Associated SPRs :
JZJZ66F3QE
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02 ポリシーの問題
セットアップポリシーとデスクトップポリシー : Notes Client の終了と再起動が必要
セットアップ設定文書とデスクトップ設定文書には、Notes の次のセッションにならないと Notes Client に表示さ
れないフィールドの値がいくつかあります。このような値としては、ユーザープリファレンスのほとんどの設定、ブッ
クマーク、およびカスタム Welcome ページがあります。クライアントの最初のセットアップ後、またはメールサー
バーとの認証後にこれらの設定が表示されないときは、Notes Client を一度終了してから、再起動してください。
設定が表示されるはずです。
これは、いくつかの設定が Notes Client の起動時にキャッシュに蓄えられるために発生します。このようなフィー
ルドの値を変更しても、Notes Client を一度終了してから再起動しない限り、変更は反映されません。
Associated SPRs :
PWAG4WX8UD
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02 ポリシーの問題
セットアップポリシーとデスクトップポリシー : ブックマーク、Welcome ページ、ワークプレースが
表示されない
セットアップポリシーとデスクトップポリシーの両方がユーザーに割り当てられているとき、新規クライアントのセッ
トアップ時に、デスクトップポリシーからのブックマーク、またはカスタム Welcome ページやワークプレースをユー
ザーが受け取らないことがあります。
ユーザーがこの問題を報告してきたときは、デスクトップポリシーを変更し、ポリシー文書を保存して閉じます。
ユーザーが次回に認証を行うときに、ブックマーク、カスタム Welcome ページ、またはワークプレースがユーザー
の Notes Client に送られて、正しく表示されます。
Associated SPRs :
TBOO5PCJ3A
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02 ポリシーの問題
デスクトップポリシー: 6.5 より前のクライアントでカスタマイズされた [個人ワーク] ページ
Notes 機能の [個人ワーク] Welcome ページは、Notes/Domino 6.5 以降の環境で使用します。カスタマイズされ
た [個人ワーク] ページをデスクトップポリシーを介して導入しても、6.5 より前の Notes Client では [個人ワーク]
ページは表示されません。代わりに、[ベーシック] Welcome ページがクライアントに表示されます。
Associated SPRs :
TBOO5QDMT2
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02 ポリシーの問題
デスクトップポリシー: 前の値は「ブランク」にできない
新規デスクトップポリシーに設定がない場合にフィールドを「無効にする」メカニズムはありません。設定文書のそ
のフィールドに値がある場合のみ、プッシュダウンされます。
Associated SPRs :
GRCE66ERKD
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02 ポリシーの問題
デスクトップ設定と [アカウント] タブ
デスクトップ設定によっては、メールサーバーとの間に複数回の認証が必要で、Notes Client に表示されるまで
に Notes Client が終了と起動を何回か繰り返すことがあります。これは、デスクトップ設定文書の [アカウント] タ
ブに値が含まれていない場合、または、アカウントの導入で新規クライアント設定の完了時にエラーメッセージが
生成されない場合に発生することがあります。
ポリシーを介した新規アカウントの作成でユーザーがエラーメッセージを受け取らなかった場合は、ポリシーから
の他のほとんどの設定で、Notes Client に表示されるまでに、メールサーバーとの間に複数回の認証が必要に
なることがわかっています。
Associated SPRs :
TBOO5JGK2U
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02 ポリシーの問題
フィールドが競合する場合はセットアッププロフィールよりデスクトップポリシーが優先される
あるユーザーにセットアッププロフィールとデスクトップポリシーの両方が割り当てられている場合、競合する
フィールドではセットアッププロフィールの設定よりデスクトップポリシーが優先されます。
Associated SPRs :
LHZO5Z68GR
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02 ポリシーの問題
ポリシーとプロフィールでメールレプリカが作成されない
デスクトップポリシーとセットアッププロフィールを作成するとき、デスクトップポリシーの [基本] タブにある [メール
ファイルのレプリカを作成] のチェックボックスをオンにしてから、そのポリシーとセットアッププロフィールをユー
ザーに割り当てると、メールのレプリカが Notes Client に作成されません。
ユーザーは、[メール] アイコンを右クリックして [複製] - [レプリカの作成] をクリックすることにより、手動でメール
レプリカを作成することができます。
Associated SPRs :
JZJZ6BFS37
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02 ポリシーの問題
ローミングユーザーにはセットアップポリシーは適用されない
ローミングユーザーには、セットアップポリシーはサポートされません。セットアップポリシーを割り当てられたロー
ミングユーザーが新規クライアントをセットアップすると、ほとんどのポリシー設定がクライアントには表示されま
せん。このようなことが発生するのは、ポリシー設定はクライアントセットアップの最後にクライアントにコピーさ
れ、その後でローミングデータベースが複製されるからです。ポリシー設定の大部分はローミングデータベースに
保存されているので、既存のローミングデータベースを複製すると、新たにコピーしたポリシー設定が上書きされ
てしまいます。
ローミングユーザーのこの問題を回避するには、セットアップポリシーとすべて同じフィールドを含むデスクトップ
ポリシーを使用します。
Associated SPRs :
DPAT5FGQ9E
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02 ポリシーの問題
階層ポリシーでのクライアントロックダウン
ユーザーに階層ポリシーが割り当てられているとき、クライアントにプッシュされるロックダウンについての次の 2
つの原則があります。
1. 親ポリシーでロックダウンのチェックボックスがオンになっている場合、親ポリシーの [強制] のチェックボック
スがオンになっていたり、子ポリシーの [継承] のチェックボックスがオンになっている場合でも、ロックダウン
はプッシュダウンされます。
2. 親ポリシーでロックダウンのチェックボックスがオフになっている場合、親ポリシーの [強制] のチェックボック
スがオンになっている場合でも、ロックダウンは子ポリシーに存在することになります。
Associated SPRs :
JZJZ68CSVP
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02 ポリシーの問題
許可のない人が編集したポリシーのためにセットアップが失敗する
Notes 7 の新しいバージョンをインストールした後、次のエラーメッセージを受け取る場合があります。
「割り当てられたポリシーと設定文書の両方または一方が、権限のないユーザーによって編集されました。ク
ライアントセットアップができないことを管理者に連絡してください。」
Notes のセットアップは完了しません。この問題は、ユーザーに割り当てられるデスクトップポリシーとセットアップ
ポリシーの両方または一方を設定した人が、サーバーの Domino ディレクトリデータベースへの [編集者] 権限を
もはや持っていないために発生します。
ユーザーは、Domino 管理者に連絡してその文書を変更してもらうことができます。または、ユーザーの
NOTES.INI ファイルに「Setup=700007」を追加するとセットアップは完了しますが、Notes Client セットアップはポリ
シー文書をもう探さなくなります。
Associated SPRs :
TBOO5QNNDM
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ポリシーの問題
前のリリースからのポリシーと設定の削除
Domino 6 の前のリリースでポリシーまたは設定を作成した場合は、Domino 6 以降のテンプレートで Domino ディ
レクトリの設計を更新する前に、これらのポリシーまたは設定を Domino ディレクトリから削除する必要がありま
す。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ポリシーの問題
組織ポリシーより明示的ポリシーが優先される
明示的ポリシーと組織ポリシーの両方がユーザーに割り当てられている場合、Notes Client の競合しないフィー
ルドでは明示的ポリシーのみが有効になります (たとえば、アカウント、ダイヤルアップ接続、データベースリン
ク、ブックマークなど)。
組織デスクトップポリシーと明示的デスクトップポリシー両方の競合しない設定を Notes Client にプッシュダウン
するには、次のステップを実行します。
z
z
組織ポリシーのみをユーザーに割り当て、設定をクライアントにプッシュダウンします。
明示的ポリシーをユーザーに割り当てます。動的設定が更新された後、明示的ポリシーの設定もクライアン
トにプッシュダウンされます。
Associated SPRs :
DTER5TP56G
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 メールの問題
Notes 6 を使用すると [プリファレンス] メニューオプションが利用できない
Notes 6.x を使用して Domino 7 Server 上にある Notes 7 メールファイルにアクセスすると、[ツール] - [プリファ
レンス] メニューオプションが利用できません。
対策
Notes Client を Notes 7 にアップグレードすると、[ツール] - [プリファレンス] メニューオプションを利用できます。
Associated SPRs :
SJCN66CR9S
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 メールの問題
Web メール: メール代理のプリファレンスが更新されない
Web クライアントを使用し、[ツール] - [プリファレンス] でメールの代理を変更して保存したとき、メールの代理プ
リファレンスをもう一度開くと、設定は更新されていません。これは、サードパーティ製の製品における更新の問
題です。
対策
別の Web クライアントでもう一度開くと、新しい設定が表示されます。
Associated SPRs :
SJCN6D4PN6
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 メールの問題
サーバーでサマータイムが設定されていないと iCal の繰り返し会議でエラーが発生する
同じタイムゾーン内の 2 つのサーバーにおいて、一方でサマータイム (DST) が設定され、もう一方でサマータイ
ムが設定されていないとき、繰り返し会議のスケジュールを設定し、予定の変更を提案されると、「 Error trying to
open document : The repeating instance document corresponding to this notice cannot be located 」というメッ
セージが表示されます。
これはインターネットアドレス (iCal) へ送信するときに発生します。対策としては、同じタイムゾーンにある 2 つの
サーバーの両方でサマータイムを設定します。
Associated SPRs :
NTER5R24U2
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 メールの問題
ローカルレプリカの [通知を転送 ...] が機能しない
[ツール] - [プリファレンス] - [アクセス/代理] で [あなたが参加するカレンダー通知を転送] または [あなたが議
長のカレンダー通知を転送] を設定したとき、メールファイルのローカルレプリカで [アクセスレベルの変更] を選
択しても機能しません。
対策
次の方法で、メールサーバーからプロファイルのキャッシュを更新します。
1. メールサーバーでプリファレンスを開き、[あなたが参加するカレンダー通知を転送] と [あなたが議長のカレ
ンダー通知を転送] をいったんオフにして、もう一度オンにします。
Associated SPRs :
KKOO6ADGE8
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 メールの問題
自動的なフォルダの更新では、すべてのフォルダスタイルは更新されない
自動的なフォルダの更新では、手動による更新がサポートされているフォルダだけが更新されます。[フォルダの
更新] ダイアログ ボックスには、次のようなフォルダがあります。
z
z
z
z
z
z
z
受信ボックス
ごみ箱
ルール
アラーム
カレンダー
ジャンクメール
すべての文書
Associated SPRs :
NTER5PSQ86
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 メールの問題
名前の変更後のプリファレンスを再保存する必要がある
メールの [宛先] フィールドまたは [cc] フィールドでメッセージマーキングをオンにして、その後でユーザー名を変
更すると、メッセージマーキングを再び表示するために、[ツール] - [プリファレンス] を変更する必要があります。
Associated SPRs :
MSTR666MZJ
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ローミングユーザーの問題
[サーバーにデータを送信しますか] というプロンプトで他のデータベースが複製される
Notes Client の終了時に、ローミングユーザーのプロンプト [サーバーにデータを送信しますか?] は、ローミング
データベースだけでなく、レプリケータページのすべてのデータベースを複製します。
Associated SPRs :
DSCZ5FVSN9
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ローミングユーザーの問題
パススルーサーバー経由のローミングのアップグレードはサポートされない
パススルーサーバー経由でローミングサーバーにアクセスを設定したクライアントでは、ローミングユーザーの
アップグレードはサポートされていません。その設定でローミングアップグレードを開始すると、Notes Client に
ローミングのアップグレードを求めるプロンプトが表示されます。このコンピュータでの設定の問題を回避するに
は、更新を中止しなければなりません。ローミングサーバーに直接アクセスしている他の Notes Client 上では、
正常にアップグレードされます。
Associated SPRs :
TFLO5F9TQ8
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ローミングユーザーの問題
ローミング ID の保存場所を変更するにはダウングレードしてからアップグレードする必要が
ある
ローミングユーザーの user.id ファイルの保存場所を変更するには、ユーザーはまずダウングレードする必要が
あります。その後、ローミングユーザーにアップグレードする時、Roaming Upgrade ツールを使用してユーザーの
ローミング用の ID 保存場所オプションを変更できます。オプション [個人アドレス帳にユーザー ID を保存] をオ
ンにすると個人アドレス帳に ID を保存でき、オフにするとユーザーは自分の ID をディスケットに入れて携帯する
ことが必要になります。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ローミングユーザーの問題
ローミングユーザー ID には「.id」の拡張子が必要
ローミングユーザー ID には「.id」の拡張子が必要です。それがない場合、ID ファイルを変更するとローミング用
のアドレス帳に再接続しません。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ローミングユーザーの問題
ローミングユーザー: 「スタートアップ時に複製のプロンプトを出す」アクション
各ユーザーのロケーション文書には、Notes の起動時の複製をオンまたはオフにするためのオプションがありま
す (そのフィールドのラベルは [Notes を起動した時に複製する])。このオプションをオンまたはオフにする以外
に、Notesの起動時の複製をする前にプロンプトを出す選択をすることもできます。ダイアログが表示されて、複
製する ([はい] を選択) か、複製しない ([いいえ] を選択) かのオプションがユーザーに示されます。ローミング
ユーザーは、これらのオプションについての以下の重要な推奨事項に注意してください。
推奨事項
Notes 起動時に複製を開始するためのダイアログで選択を求められた時に [いいえ] を選択することはお勧
めしません。
z
z
Notes 起動時にレプリケータを初期化 (開始) する選択をした場合、複製処理の進行中に Notes をシャットダ
ウンしないようにしてください。
Notes 起動時に複製を初期化しない場合、以下のことが発生します。
1. クリーンアップ機能の (シャットダウン時の) 確認ダイアログは、そのセッションで Notes 起動時に複製を
初期化していたと仮定した場合とは異なる順序で表示される場合があります。たとえば、クリーンアップ
時に「ユーザー確認をする」ユーザーの場合、データをサーバーに送信するプロンプトが出される前に
データをクリーンアップするように求められる場合があります。
2. ユーザーが (データをクリーンアップしない選択をして) Notes を終了し、直後に Notes を再起動した場
合、後で最終的に Notes を終了して [サーバーにデータを送信しますか?] オプションに [はい] を選択す
るときに、致命的なエラーが発生する可能性があります。この致命的なエラーでは [プログラムを呼び出
せません] という表示が出され、エラーダイアログで [OK] をクリックすると Notes が閉じます。条件が揃
わなければこのエラーを受け取ることはないとは言え、このエラーを受け取る前にユーザーが自分の
データをクリーンアップする確認をしていた場合、データを失う恐れがあります。
この問題を回避するには、Notes の起動時に [レプリケータ] ページを (ブックマークアイコンから) 開い
てから、何らかの作業に移るようにしてください。これにより [レプリケータ] ページはリセットされ、それ以
降にエラーメッセージが出る可能性を回避できます。[レプリケータ] ページは、閉じても Notes デスクトッ
プ上に開いたままにしても構いません。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ローミングユーザーの問題
ローミングユーザーと IM サーバー接続: 同時に複数の接続はできない
ローミングユーザーおよび複数のマシンを持つユーザーは、Sametime サーバーへは、一度に 1 台のマシンから
の接続のみ可能です。2 番目のマシンにログオンしようとすると、他のマシンからユーザーがログオフされます。
Associated SPRs :
TBOO5MRKY5
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ローミングユーザーの問題
ローミングユーザーのアップグレード : ユーザーが実行しないと [進行中] のままになる
システム管理者がローミングユーザーへのアップグレードを開始すると、ユーザーのローミング状態 (ユーザー文
書の [ローミング] タブの [ローミングを使用] フィールド) が [進行中] に変更されます。ユーザーが少なくとも 1
つの Notes Client をローミングにアップグレードすると、この状態は自動的に [はい] に更新されます。しかし、
ユーザーがどの Notes Client もアップグレードしないときは、状態は [進行中] のままとなります。ローミング状態
を変更する方法として、次の 2 つがあります。
1. 新規 Notes Client のインストールとクライアントのセットアッププロセスの実行をユーザーに依頼する : ユー
ザーが新しい Notes Client をシステムにインストールし、Client を起動してセットアップを開始すると、セット
アップの最後の手順で、ローミングへのアップグレードを求められます。この時点で、ユーザーは [はい] を選
択する必要があります。[はい] を選択すると、アップグレードプロセスが続行し、ローミング状態が [はい] に
更新されます。この方法の短所として、ユーザーは、ブックマークの再作成、個人アドレス帳の再生成、他の
Notes Client で行ったすべてのユーザープリファレンスの再設定を行わなければなりません。しかし、これら
の設定を回復した後は、ユーザーの他の Notes Client へのローミングが可能になります。
2. システム管理者がローミングのダウングレードを開始し、再びローミングへのアップグレードを開始する : シ
ステム管理者がローミングユーザーのダウングレードを開始すると、ユーザーのローミング状態は [いいえ]
に変更されます。そして、システム管理者がこのユーザーに対しローミングへのアップグレードを開始すると、
ローミング状態は [進行中] に設定されます。ユーザーがアップグレードの要求を受け入れると、ローミング
状態は [はい] に変更されます。
Associated SPRs :
CMCY5K6N37
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ローミングユーザーの問題
ローミングユーザーのクライアントセットアップと Instant Messaging の設定
Notes 6.5 では、ユーザーが Notes Clinet 内で Instant Messaging を使用するための設定を可能にする 新しい
[Instant Messaging のセットアップ] ダイアログがクライアントのセットアップに追加されました。新規登録された
ローミングユーザーが最初の Notes Client のインストールとセットアップを行うときに、[Instant Messaging のセッ
トアップ] ダイアログが表示されます。また、ローミングユーザーが既存の Notes Client をアップグレードするとき
も、このダイアログが表示されます。
しかし、Notes7.0 では、ローミングユーザーが新規クライアントのインストールとセットアップ (以降のクライアント
セットアップ) を行うとき、このダイアログは表示されません。ユーザーの Instant Messaging のセットアップは個人
アドレス帳に従ってローミングされるので、これは正しい動作です。この場合は [追加のオプション] ダイアログが
表示されないのと同様に、[Instant Messaging のセットアップ] ダイアログも表示されません。
Associated SPRs :
TBOO5M4LVS
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ローミングユーザーの問題
ローミングユーザーのダウングレード時にレプリケータページからデータベースが削除されな
い
ローミングユーザーのダウングレード時に、ユーザーのレプリケータページからローミングデータベースを削除す
ることに失敗するケースがあります。この場合、データベースはサーバーから削除されているので、これらのデー
タベースの複製は失敗します。この問題を回避するには、レプリケータページからエントリを削除してください。ま
た、ユーザーがレプリケータページに他のデータベースを持たないときは、ロケーション文書を編集して、起動時
と終了時に複製を行う機能を無効にすることもできます。
この問題は、ユーザーが Notes Client をローミングユーザーとして設定し、その後、ローミングからダウングレー
ドするときに発生するようです。ユーザーが Notes Client でローミングにアップグレードした場合は、レプリケータ
ページからローミングデータベースが正しく削除されます。
Associated SPRs :
TBOO5J9JVG
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ローミングユーザーの問題
ローミングユーザーは個人アドレス帳の設計を置換する必要がある
ローミングユーザーが Notes Client を新しいリリースにアップグレードしたときは、個人アドレス帳データベースの
設計を置換する必要があります。データベースの設計にはいくつかの変更点があり、これらは自動的には更新さ
れません。
特に、Notes 6.5 では、ユーザーが Notes Clinet 内で Instant Messaging を使用するための設定を可能にする新
しい [Instant Messaging のセットアップ] ダイアログがクライアントセットアップに追加されました。新規登録された
クライアントユーザーが最初の Notes Client のインストールとセットアップを行うときに、[Instant Messaging の
セットアップ] ダイアログが表示されます。また、ローミングユーザーが既存の Notes Client をアップグレードする
ときも、このダイアログが表示されます。このダイアログでセットアップした IM 設定の内容は、個人アドレス帳の
ロケーション文書内の [Instant Messaging ] タブに保存されます。この新規タブを表示するために、ユーザーは個
人アドレス帳データベースの設計を置換する必要があります。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ローミングユーザーの問題
古いパスワードでは新規インストールでローミングがセットアップされない
以下のシナリオでは、ローミングユーザーのセットアップは正しく完了しません。
1. ローミングユーザーのパスワードの有効期限が切れており、ワークステーション #1 の ID ファイルは変更さ
れているものの、ワークステーション #2 の ID ファイルは変更されていないとします。
2. ワークステーション #2 で新規インストールを実行し、Notes Client セットアップを実行します。
3. セットアップ中、Domino Server に接続する選択をすると、「ファイルが切り捨てられました」というエラーを受
け取ります。
4. このオプションの選択を外し、セットアップを続けます。しかし、接続していないため、ローミングができませ
ん。
5. メールファイルを開こうとすると、ファイルが見つからないという通知が出されます。この通知の実際の意味
は、ローミングユーザーが個人アドレス帳 に自分の ID ファイルを保存することができなかったためにパス
ワードを変更する必要があるということです。
対処方法
ワークステーション #2 への新規インストールの前に ID ファイルが正しいパスワードに変更されていれば、ローミ
ングユーザーでの動作は正常になります。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 ローミングユーザーの問題
削除され破損したブックマークがスタートアップ時に正しく再作成されない
ローミングユーザー用の削除され破損したブックマークは、スタートアップ時に正しく再作成されません。
対処方法
次のようにすることで、bookmark.nsf が正常になります。
z
ローカルマシン上でデータディレクトリを削除 (ローカルでのクリーンアップをする) してから、Notes を再起動
する。これにより、ファイルがサーバーから取り出されます。
z
NOTES.INI ファイルをクリーンアップ (セットアップ時と同様に) してから、Notes を再起動する。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 検索の問題
全文検索とドメイン検索
Lotus Domino 7 を導入するときには、データベースとドメインの索引を再構築することをお勧めします。再構築の
手順は次のとおりです。
データベースの索引の場合は、サーバーコンソールで次のように入力します。
load updall -x
ドメインの索引の場合は、サーバーコンソールで次のように入力します。
tell domidx quit
load domidx -d
load domidx
restart server
ローカルクライアントの全文索引の場合は、次のように操作します。
[ファイル] - [データベース] - [プロパティ] の [全文検索] タブで索引を削除します。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 検索の問題
catalog.nsf でのファイルシステムの削除エラー
Domino Server が同じマシン上に複数のファイルシステムを持つ場合、ドメインカタログから 1 つ以上のファイル
システムを削除すると、時おりシステム管理者は次のエラーを受け取ります。
削除するファイルシステムが [Domain Index] ビューにまだ存在しています。
また、対応する IDX フォルダが削除されず、ドメイン索引に残っている必要があるフォルダの一部が誤って削除
されてしまいます。ドメインインデクサタスクが実行される時、索引エラーメッセージがコンソールに表示されます。
破損したドメインカタログおよび索引を訂正するには、次のようドメインカタログ内の不正確なエントリを削除して、
ドメイン索引を再構築する必要があります。
1. ドメインカタログに、削除してはいけないファイルシステムのエントリを再作成します。
2. [ドメイン索引] ビューに移動し、カタログに存在すべきでないファイルシステムを削除します。
3. tell domidx quit、load domidx -d、load domidx -s の各コマンドを実行することによりドメイン索引を再
構築します。
4. サーバーを再起動します。
Associated SPRs :
BBXU6EBC5U
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 検索の問題
OLE 添付ファイルの検索ではアジア言語のサポートが不十分
MS Office ライブラリで中国語文字の検索を実行すると、文書プロパティに [$OLEObjField] と
[$OLEObjRichTextField] のフィールドが含まれている場合には失敗します。
これはソフトウェアの制限です。GTR エンジンは OLE を十分にサポートしていません。特にアジア言語は十分に
サポートしていません。
Associated SPRs :
ANUY6EJ9G5
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 検索の問題
reports.nsf が全文索引済みであるときのレポートについての Notes エラー
レポートデータベース (reports.nsf) が全文索引済みであるとき、システム管理者がレポートを 1 回実行すると
([レポートタスクの実行] = [1 回])、2 つの動作のいずれかが発生する場合があります。つまり、「Notes エラー:
文書がありません」などのエラーが出るか、空白または不完全な結果が見られるかのいずれかです。
これを回避するには、データベースの索引を削除するか、Domino Web サーバー管理クライアントを使用して単に
レポートを実行します。スケジュールされたレポートは影響を受けません。
Associated SPRs :
LMIR5HUVX9
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 検索の問題
Web ブラウザでは複数の単語をハイライト表示できない
Web ブラウザでは複数の単語で構成されるストリングのハイライト表示がサポートされていません。代替策とし
て、検索構文に従って単一の語を複数組み合わせることができますが、戻される文書の数は多くの場合増加しま
す。例を以下に示します。
Web ブラウザから文字ストリング「highlight words」を検索すると、このストリングを含む文書が結果として見つか
りますが、「highlight words」というストリングはハイライト表示できません。
「highlight」と「words」を検索ストリングの組み合わせとして使用することによりハイライト表示された結果を得たい
場合、そのストリングは結果の中でハイライト表示されますが、結果エントリの数は最初の時よりも多くなる可能
性があります。
Associated SPRs :
BBXU5WRC53
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02 検索の問題
z/OS で Verity Keyview フィルタサポートのオフ/オンを切り替える
Domino 7 for z/OS は、バイナリ添付ファイルのテキストの検索に Verity 社の Keyview フィルタを使用します。
この機能を有効にするには、バイナリ添付ファイルの索引作成のオプションを使用してデータベースの全文検索
を作成する必要があります。そのままのテキストでの添付ファイルの索引作成も以前と同様に作動し、その場
合、Keyview フィルタを使用しません。NOTES.INI の次の設定を指定することにより、サーバー全体に対して
Keyview フィルタを有効または無効にすることができます。
FT_BINARY_FILTER_OFF
NOTES.INI ファイルに FT_BINARY_FILTER_OFF=0 の値があるか設定がない場合、Keyview フィルタが使用され
ます。これはデフォルトの設定値です。FT_BINARY_FILTER_OFF=1 の場合、Keyview フィルタは使用されません。
この NOTES.INI 設定により、システム管理者は、バイナリ添付ファイルオプションがオンに設定されているデータ
ベースの索引作成オプションすべてを変更しなくてもフィルタをオフにできます。
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 検索の問題
「LDAP でドメイン索引を検索する」は使用できない
Lotus Domino Administrator 7 オンラインヘルプには、「LDAP でドメイン索引を検索する」というタイトルのトピッ
クがあります。この機能はこのリリースの時点では作動しません。
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02 検索の問題
「語尾変化」検索 (ステミング)
語尾変化の目的は、構成されている単語から語幹と接尾辞を分けることです。たとえば、「settlement」の語幹は
「settle」です。単語の接尾辞が最初に調べられ、切り捨てられます。たとえば、接尾辞には次のものがあります。
"S"、"ED"、"ING"、"ER"、"OR"、"ERS"、"ORS"、"ION"、"IVE"、"ABLE"、"ABLED"、"MENT"
結合された接尾辞もすべて切り捨てられます。たとえば、"inger" は "ER" と "ING" という接尾辞の組み合わせ
なので削除されます。
接尾辞が切り捨てられた後、母音と子音の順序によって、さらに文字が削除されることがあります。
同じ文字が重複する子音は切り捨てられます。たとえば、"hammer" という単語では、接尾辞の "er" が削除さ
れ、後ろの "m" が削除されます。
削除される可能性のある他の文字または接尾辞として、子音に続く "Y" があります。たとえば、"candy" という
単語から、"candies" が見つけられます。最初に接尾辞の "s" が削除され、次に "ie" の前に子音があるので、"
ie"が削除されるからです。
「語尾変化」検索は、英語の検索にのみ使用されます (検索に使用されるすべての文字が hex 0x7B 未満である
ことが必要です)。検索バーに入力された文字に、この条件を満たさない文字が含まれる場合は、「語尾変化検
索」は実行されず、語尾変化をともなわない検索が行われます。
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02 検索の問題
アラビア語文字のハイライト表示は Notes Client でサポートされない
現行リリースでは、Notes 7 Client は、文字の効果を使用したアラビア語文字のハイライト表示はサポートしてい
ません。
Associated SPRs :
BBXU5X896G
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02 検索の問題
テキストフィールド内の 中国語、日本語、韓国語の文字ストリングの検索
文書のテキストフィールドにあるアジア言語の検索ストリングに改行や文字の折り返しが含まれていると、検索で
正しい文書が見つかりません。Notes/Domino 7 では、GTR エンジンは、テキストフィールド内の改行の後にある
最初のアジア言語文字を検出できません。
Associated SPRs :
BBXU69AABE
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02 検索の問題
ドメイン索引を手動ロードするにはスケジュールされたタスクを終了することが必要
ドメインインデクサを手動で実行することにした場合は、まず「tell domidx quit」コマンドを実行してから、「load
domidx -s」コマンドを実行します。これは、「スケジュールされた」ドメインインデクサが「強制された、またはスケ
ジュールされていない」ドメインインデクサと競合しないようにするためです。
ドメイン索引の再構築が必要である場合にも、まずスケジュールされた「ドメインインデクサ」を以下のステップに
従って終了する必要があります。
1. 次のコマンドを使用してドメインインデクサを停止します。tell domidx q
2. 次のコマンドを使用して索引を削除します。load domidx -d
3. Notes Client を使用して、catalog.nsf から [ドメインインデクサのステータス] - [インデックスサーバー]
ビューの下にある文書を削除します。
4. 次のコマンドを使用して、(ドメイン検索索引を即時に再構築するために) ドメインインデクサを再ロードして索
引ファイルを再構築します。load domidx -s
5. サーバーを再起動します。
Associated SPRs :
BBXU6DJE4W
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02 検索の問題
ファイルシステムを初めて作成する
Administrator クライアントの [ファイル] パネルから初めてファイルシステムを作成する時、「コマンドを処理でき
ません。引数が違います」というエラーメッセージが表示されます。
この問題を解決するには、ユーザーは Notes Client から catalog.nsf データベースを開き、正しいエントリを [ファ
イルシステム] ビューに追加する必要があります。
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02 検索の問題
プレーンテキストファイルの全文索引作成のためにキャラクタセットを設定する
Domino Server は、バイナリ添付ファイルの内容の検索に Verity 社の KeyView フィルタを使用します。KeyView
フィルタは、それぞれのバイナリ添付ファイルのキャラクタセット情報を処理するため、Domino はロケール設定に
関係なく、バイナリ添付ファイルの全文索引を作成します。ただし、プレーンテキストファイルではその処理は行わ
れません。なぜならプレーンテキストファイルにはキャラクタセット情報がないからです。Domino Server は、プ
レーンテキストファイルが、サーバーの現在のロケールのキャラクタセットと同じキャラクタセットで作成されている
という前提で処理します。
コンソールに「show locale」と入力すると、Domino Server の現在のロケールを確認できます。その応答は次のよ
うになります。
Region:
en-US [English(United States)]
Collation: en [Latin1]
CSID:
52(Hex)
メモ: Domino は CSID 値を使用してテキスト添付ファイルのキャラクタセットを判別します
全文検索をしたいテキストファイルのキャラクタセットがサーバーのキャラクタセットとは異なる場合、全文検索は
作動しません。この問題は、NOTES.INI ファイルに FT_KVCS_UNKNOWN_CSID=CharacterSetVal を明示的に設
定することにより回避できます。FT_KVCS_UNKNOWN_CSID は、Domino Server がプレーンテキストファイルを処
理するために使用するキャラクタセット値を変更します。たとえば、「C」ロケールで Shift_JIS (日本語キャラクタ
セット) で作成されたプレーンテキストファイルの全文検索をする場合、Domino Server の NOTES.INI ファイルに
FT_KVCS_UNKNOWN_CSID=12 を設定します。
次の表は、Windows のいくつかのコードページの CSID 値を示しています。
Windows コードページ ID
874
932
936
937
949
1250
1251
1252
1253
1254
1255
1256
1257
言語
タイ語
日本語
中国語 (中華人民共和国、シンガ
ポール)
中国語 (台湾)
韓国語
東ヨーロッパ
キリル言語
西ヨーロッパ
ギリシャ語
トルコ語
ヘブライ語
アラビア語
バルト言語
CSID
90
12
1B
1A
18
50
51
52
53
54
55
56
57
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02 検索の問題
強調表示の添付ファイルの再フィルタリングを無効にする
強調表示プロセス (文書が開かれるときなど) で添付ファイルフィルタリングを無効にするには、次の変数を設定
します。
FT_LIMIT_HIGHLIGHT_FILTER=###
### は、添付ファイルまたは強調表示フィルタリングから除外するファイルのサイズを示します。
FT_LIMIT_HIGHLIGHT_FILTER=1 と設定すると、検索時にどのファイルも再フィルタされず、強調表示された文書
が開かれます。
FT_LIMIT_HIGHLIGHT_FILTER=1000000 と設定すると、1000000 バイト以上のサイズが強調表示の再フィルタリ
ングから除外されます。
Associated SPRs :
DSTT5TUUSH
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 検索の問題
検索条件のトラブルシューティングと制限
Notes/Domino 7 での全文検索に関連した次のような問題があります。
z
NOT 検索条件は正確にフォーマットされていなければなりません。以下の例では、NOT (!) 演算子が無視さ
れます。
不正確なフォーマット: [body] ! director
この検索条件の正しいフォーマット: NOT ([body] contains (director))
z
アドレス帳データベースの検索で問題が発生する場合があります。A から F の単独の文字にワイルドカード
オプションを使用して「フィールド指定」検索を実行すると、すべての有効な検索結果を戻さない場合がありま
す。これは検索エンジンソフトウェアの制限です。
例: FIELD lastname CONTAINS A*
対処方法
ワイルドカード文字 (*) の前の文字の数を 2 文字に増やします。
z
[検索条件] と任意のストリングを使用して検索語句を作成したものの、それら 2 つの間にスペースがない場
合に、「検索条件が理解できません」というエラーが表示される場合があります。演算子記号 (!&、|) を使用す
る場合、検索エンジンは、検索条件の単語と演算子記号の間にスペースを入れずに検索条件を処理できま
す。ただし、(テキストストリングの代わりに) 検索条件のトークンを使用すると、検索条件の演算子記号と 2
番目のテキストストリングの間には、スペースが必要になります。
対処方法
検索条件の構成要素間にスペースを挿入します。
z
検索条件が次のようなフォーマットである場合、文書が見つかりません: word1.<space>word2 (<space> は、
スペースバーが押されたことを示します。)
対処方法
検索条件を次のように二重引用符で囲みます: "word1.<space>word2"
z
検索条件が複雑である場合に ACCRUE 演算子は失敗します。検索条件に他の検索構成要素が含まれて
いると、ACCRUE 演算子は正しい関連性の順序を戻しません。これは検索エンジンの制限で、括弧で設定さ
れた優先順位を受け入れません。
問題となる検索条件の例: (word1) AND (word2 ACCRUE word3 ACCRUE word4 ACCRUE word5)
Associated SPRs :
DMAS4C5J5G; GJEL4DADC5; JHMN594FMW; KCHL5AE6G5; SRIO47KPL5; DMAS47TRE4
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 検索の問題
構文: [<fieldname>] IS PRESENT
日時型と数値型のフィールド名の検索は、次の構文ではサポートされていません: [<fieldname>] IS PRESENT
これら 2 つの型のフィールド名を検索する場合は、「検索条件が理解できません: ([Date/Time] IS PRESENT)」ま
たは「検索条件が理解できません: ([Number] IS PRESENT)」というメッセージを受け取ります。
Associated SPRs :
BBXU5XB5M4
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 検索の問題
複数アップグレードの後、ヘルプに新規全文索引が必要になる可能性がある
以前のいずれかのバージョンのヘルプデータベースで [検索] ボタンをクリックしたことがあり、Domino 7 にアップ
グレードして以前のヘルプデータベースを上書きした場合、次回ヘルプを開いて [検索] をクリックすると、「全文
索引は再設計が必要です」というエラーメッセージが表示される場合があります。
索引を再構築するには
1. [OK] をクリックしてエラーメッセージダイアログボックスを閉じます。
2. ヘルプの [検索] ビューで検索バーの右端にある小さい黒い三角形をクリックして、さらにオプションを表示し
ます。
3. [索引の更新] ボタンをクリックして (それが表示されていなければ、ヘルプウィンドウを最大化してください)、
次のダイアログボックスで [OK] をクリックします。
4. ステータスバーに索引の作成が終了したというメッセージが表示され、検索バー内の円が緑になり、その隣
に「索引済み」という言葉が付くまで待ってから、検索を実行します。
Associated SPRs :
DMAS4JZN25
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03 既知の制限事項、問題、対策
02 検索の問題
文書が開いたままの場合に検索結果が消去されない
データベースを閉じて再度開く間にデータベースの文書が開いたままになっている場合には、検索結果は消去さ
れません。この問題は、ソートのオプションが [現在のソート方法の維持] か [すべての文書] に設定されている
時に発生します。
この問題は、サーバーデータベースの全文検索のみで発生します。
Associated SPRs :
DMAS4M7JUK
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04 マニュアルの変更
DECS 用のメモリ割り当て
LEI、DECS、および LC LSX は、現在 Lotus Domino メモリ管理を使用しています。このため、Lotus Connector
for SAP Solutions および Order Metaconnector でメモリ割り当てのエラーが発生する場合があります。例えば、
LEI で Lotus Domino メモリ管理を使用している場合、Order Metaconnector は全ての結果セットをメモリに取り
出そうとするため、メモリ割り当てに問題が発生します。
Lotus Domino メモリの呼び出しではなく、オペレーションシステムの呼び出しをメモリ割り当てに使用したい場
合、Notes.INI ファイルで EIUseOSMemory=1 と設定してから、Lotus Domino Server もしくは Lotus Notes クライ
アントを再起動します。EIUseOSMemory=1 は、インストールのプロセスでデフォルト設定になっています。これら
2 つのコネクタタイプのヘビーユーザーでなければ、この値を EIUseOSMemory=0 に設定して、Lotus Domino メ
モリ管理を使用することができます。
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04 マニュアルの変更
LAN 接続が必要な場合はロケーションでサーバーアドレスを指定する
ローミングサーバーへの接続にローカルエリアネットワーク接続文書が必要なロケーションからローミングにアッ
プグレードするときに問題がある場合は、現在のロケーション文書の [サーバー] タブで [ホーム/メールサー
バー] フィールドに完全なホスト名を入力してください。
たとえば、ローカルエリアネットワーク接続文書の [受信側サーバーアドレス] フィールドに「serverx.ibm.com」が
設定されている場合は、現在のロケーション文書の [ホーム/メールサーバー] フィールドに「serverx.ibm.com」と
入力します。
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04 マニュアルの変更
LotusScript DB2 コネクタのプロパティトークン/名の誤り
「Lotus Connector LotusScript Extension Guide」の付録 C にある DB2 コネクタのプロパティトークン/名前に誤
りがあります。プロパティ名 "LCTOKEN_USERID" は、"Username" ではなく "Userid" になります。同じ表の行に
ある例 "dbinst1"の名前は、"db2inst1" になります。
Associated SPRs :
YASI6R9BG5
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04 マニュアルの変更
[ワークプレース] Welcome ページの名前変更
Notes の [ワークプレース] Welcome ページが、[個人ワーク] Welcome ページに名前が変更されました。
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04 マニュアルの変更
[空き時間情報] レプリケータページのエントリが古いアイコンで表示されます
『Lotus 7 Client ヘルプ』のいくつかのトピックの画像では、レプリケータページの [空き時間情報] エントリが本の
アイコンで表示されます。
実際のアイコンは次のように表示されます。
次のトピックでは、このアイコンの画像が表示されます。
z
z
z
[目次] の [はじめに] の [レプリケータページ: サーバーの情報を共有する]
[目次] の [接続の設定] の [レプリケータページを使用して複製を管理する]
[目次] の [接続の設定] の [レプリケータページの複数シーケンスを調整する]
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04 マニュアルの変更
クライアント - Notes 7 でのクライアントの設定変更
Lotus Notes 7 では、インストール後の最初のセットアップ時またはユーザーが最初にマシンにローミングしたとき
に実行されるクライアント設定ウィザードが新しくなりました。
R5 以前の設定ウィザードとの違いは次のとおりです。
z
手順が異なっています。たとえば、サーバーで id ファイルが見つかったときは、id ファイルの提供をユー
ザーには求めません。また、LAN 経由でサーバーにアクセスできるときは、電話回線による接続のセットアッ
プをユーザーには求めません。
z
設定手順がいくつかのモジュールに分割され、1 つのモジュールが完了すると、次のモジュールが開始する
ようになりました。これによって、入力ステージが完了する前のエラー検出が改善され、ユーザーがエラーを
修正できます。これは、サーバーに接続し、ローカルアドレス帳を作成した後は、設定自体をキャンセルする
ことはできず、まだ完了していないモジュールのみキャンセルできることを意味します。
z
ローミングユーザーの場合は、サーバーに接続し、ローミングデータベースを複製した後は、それ以上の質
問はされません。これらの設定は、最初のクライアント設定で完了しているものとみなされます。
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04 マニュアルの変更
スマートカードに保存されたキーの使用
Lotus Notes/Domino 6.0.2 では、プリロードされた X.509 証明書をスマートカードまたは他の暗号トークンからイ
ンポートし、トークン上の対応するプライベートキーを暗号処理用に使用する機能が導入されました。
Lotus Notes/Domino 7 では、最初に ID ファイルをスマートカード対応にしなくても、このインポートを実行できま
す。これによって、ユーザーは、読み取り専用トークンにプリロードされ、現在は Notes ID ファイルのロックに使用
できないキーを使用することができます。PKCS#11 ライブラリが正しく設定されいて、カードリーダー内にトークン
が存在する限り、[ユーザーセキュリティ] ダイアログから [スマートカードからインターネット証明書のインポート]
メニューオプションを利用できます。
しかし、現在のリリースでは、この操作モードには次の制限があります。
z
現在、Just-In-Time 暗号化やサーバータスクなどのバックグラウンドプロセスは PIN を要求することができ
ません。このため、スマートカードとともに ID ファイルがロックされている場合、または保護された認証パスを
トークンがサポートする場合にのみトークン上のキーを使用することができ、PIN 自体を要求できます。
z
この機能を使用している ID ファイルが、2 番目のスマートカードによってロックされた場合、スロットが 1 つの
システムでは、最初のトークン上にあったどのキーも使用できなくなります。最初のトークンをスロットに挿入
するために、ID ファイルをロックしているスマートカードをリーダーから取り外すと、ユーザーが Notes からロ
グアウトされるからです。
z
古いバージョンの Notes/Domino には、トークンに保管されたキーを使用できないものもあります。
現在のリリースでは、C API 関数 SECManipulateSC の SC_manip_ImportInetCert opcode は、ID ファイルを
ロックしているスマートカードから証明書をインポートするためだけに使用できます。これによって、
SECManipulateSC を使用して、スマートカードに対応していない ID ファイルに証明書をインポートすることが防
止されます。
z
Lotus Notes/Domino 7.0.2 以降、スマートカードに保存された証明書とキーを ID ファイルにインポートしなくても
使用できるようになりました。ID ファイルにまだインポートされていない証明書を含めて、スマートカード上のすべ
ての証明書が [ユーザーセキュリティ] 画面に表示され、これらを SSL、S/MIME 暗号化解除、および「スマート
カード上のキーを使用した ID ロック」で使用できます。S/MIME 署名メールの送信時に、ID ファイルにまだイン
ポートされていない署名可能な証明書が、システムに接続されたスマートカードに保存されている場合には、
ユーザーはメッセージ署名に使用する証明書を指定するよう促されます。
Associated SPRs :
DKEN62HV5E; DKEN62MVJJ
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04 マニュアルの変更
データベース暗号化設定の完全な除去
Lotus Notes Client ヘルプトピック「ローカルデータベースへのアクセスを制限する」が更新されました。更新後の
トピックには、次のような情報が含まれます。
ユーザーがローカルデータベースの暗号化解除を選択した場合、暗号化設定を完全に除去するには、データ
ベースを圧縮する必要があるかもしれません。
Associated SPRs :
JPIK6P2QKC
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04 マニュアルの変更
検索オプションに Terra Lycos が含まれなくなった
Terra Lycos 検索エンジンは、Lotus Notes インターフェースの検索オプションではなくなりました。
Associated SPRs :
JSMH6MPNWT
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04 マニュアルの変更
受信ボックスその他のビュー内のアイコン
受信ボックスその他のビューでは、メッセージの種類が、ビュー内のいずれかの列の左横のアイコンとして示され
ます。
アイコン
説明
未読メッセージ
返信済みメッセージ
メモ [設計者] またはそれより高いレベルでメールファイルにアクセスできる場合には、メールファ
イルの[データベースプロパティ] ダイアログで「返信」表示を無効にすることができます。[ファイル]
- [データベース] - [プロパティ] を選択し、[設計] タブの [返信あるいは転送をマークする] を選択
解除してください。
転送済みメッセージ
メモ [設計者] またはそれより高いレベルでメールファイルにアクセスできる場合には、メールファ
イルの[データベースプロパティ] ダイアログで「転送済み」表示を無効にすることができます。[ファ
イル] - [データベース] - [プロパティ] を選択し、[設計] タブの [返信あるいは転送をマークする]
を選択解除してください。
このメッセージをすでに転送および返信済み
ユーザーはこのメッセージの唯一の受信者です
このメッセージの宛先フィールドには、このユーザーの他に少数の名前が含まれています
このユーザーの名前は cc フィールドに含まれるか、宛先フィールドの多数の名前に含まれていま
す
送信者によって高優先度とマークされています
「フォローアップ -- 至急」優先度としてマーク済みです
「フォローアップ -- 通常」優先度としてマーク済みです
「フォローアップ -- 低」優先度としてマーク済みです
メッセージには添付ファイルが含まれています
メッセージをドラフトとして保存済み ([ドラフト] ビューのみ)
メッセージを送信済み ([送信] ビューのみ)
高優先度としてメッセージを送信済み ([送信] ビューのみ)
チャット記録
このユーザーが開始したチャット
会議招集またはタスクリスト割り当て
この会議招集を受諾済み
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この会議招集またはタスクリスト割り当てを仮受諾済み
このユーザーからの会議招集に対して、相手のユーザーがすでに受諾または仮受諾済み (議長
の受信ボックス)
このタスクリスト割り当てを受諾済み
このタスクリスト割り当てをすでに完了
受信者は会議招集/タスクリスト割り当てに対して欠席/拒否
会議の変更提案
会議の確認
会議のスケジュールの変更
会議の情報の更新
会議のキャンセル
文書が切り捨てられています
インスタントメッセージが有効で、相手ユーザーがアクティブ状態です
インスタントメッセージが有効ですが、相手ユーザーは非アクティブ状態です
インスタントメッセージが有効ですが、相手ユーザーは応答不可状態です
メモ 上記のアイコンを含むメッセージアイコンのポップアップヘルプを表示するようにプリファレンスを設定できま
す。[ファイル] - [プリファレンス] - [ユーザー] を選択して、[追加のオプション] の [ビューでアイコンポップアップ
ヘルプを有効にする] を選択してください。
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04 マニュアルの変更
新しいテンプレート名のレプリケーションの防止
Lotus Notes のヘルプトピック「レプリカが送信する内容を制限する」では、「データベース名/カタログ情報の変更
を他レプリカへ反映しない」レプリケーション設定によってデータベーステンプレート名の変更もまた防止されるこ
とが説明されていませんでした。
Associated SPRs :
DPOL6G2ERR
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04 マニュアルの変更
訂正 - Notes/Domino 7 用の Notes テンプレート名の更新
『Lotus Notes 7 ヘルプ』のトピック「Notes のテンプレート」が更新されて、Notes 7 製品に含まれるテンプレート名
が表記されるようになりました。修正後のトピックは次のとおりです。
Notes テンプレート
テンプレートとは、設計要素だけを含み文書を含まない骨組みのことです。テンプレートを使用してデータベース
を作成すると、データベースはテンプレートから設計要素を引き継ぎます。拡張子 .NTF を付けてデータベースを
作成すると、テンプレートとして作成されます。また、[データベースのプロパティ] で [テンプレートのデータベース
] プロパティを選択する方法もあります。このプロパティを使用すると、マスターテンプレートに基づいて作成され
たデータベースは自動的に設計変更を引き継ぐようになります。マスターテンプレートから設計を引き継ぐデータ
べースは、夜間のサーバータスクによって変更を受け取ります。
以下の表は、Lotus Notes 7 に付属しているテンプレートのリストです。
テンプレートファイル名
テンプレートのタイトル
ALOG4.NTF
エージェントログ
ARCHLG50.NTF
アーカイブログ (6)
BOOKMARK.NTF
ブックマーク (7)
BUSYTIME.NTF
空き時間情報
CACHE.NTF
Local Document Cache
DBLIB4.NTF
Database ライブラリ (7)
DISCSW7.NTF
ディスカッション - Notes & Web (7)
DOCLBM7.NTF
Microsoft Office ライブラリ (7)
DOCLBS7.NTF
Lotus SmartSuite ライブラリ (7)
DOCLBW7.NTF
文書ライブラリ - Notes & Web (7)
DSGNSYN.NTF
設計一覧
GROUP4.NTF
Notes Group Analysis
HEADLINE.NTF
購読 (6)
IMAPCL5.NTF
メール (IMAP)
JOURNAL6.NTF
個人ジャーナル (7)
LOG.NTF
Notes Log (6)
MAIL7.NTF
メール (R7)
MAIL6EX.NTF
メール (R6) (拡張)
MAILBOX.NTF
メールボックス (6)
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NNTPCL6.NTF
ニュース (6)
PERNAMES.NTF
個人アドレス帳
PERWEB50.NTF
個人 Web ナビゲータ (6)
PHONEBOOK7.NTF
電話帳 (7)
TEAMRM7.NTF
チームルーム (7)
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04 マニュアルの変更
MS Exchange から Lotus Domino への変換ツールの機能拡張
Microsoft Exchange から Lotus Domino へのカレンダーとスケジュール情報の移行においていくつかの点が改善
されました。これらの変更とこの処理での推奨事項の詳細を以下に示します。
カレンダーとスケジュールのアドレス変換
移行後の処理で使われるメール変換ツールの機能が拡張され、Microsoft Exchange 形式のアドレスを Lotus
Domino 形式の有効なアドレスに変換できる機能が提供されています。これにより、Exchange サーバーからメー
ルファイルを移行したユーザーのメッセージに含まれるアドレスは、適切な Lotus Notes 形式に変換されます。
アドレス変換処理が正しく行われるためには、Lotus Domino Server にあるアドレス帳 (NAB) エントリのキャッ
シュが最新でなければなりません。Lotus Domino サーバーコンソール上で次のタスクを実行し、キャッシュが更
新されて最新状態になっていることを確認します。
'tell router q'
'load updall <Domino Address Book>' (例: 'load updall names.nsf')
'load router'
Lotus Domino サーバーコンソールからの有効な変換ツールインターフェースには以下のものが含まれます。
load convert -w <mail file dir -path> 「<mail file dir-path>」の下にあるすべての移行済みメールファイルに対し
てアドレス修正を実行します。
例: load convert -w mail\*.nsf
load convert -w <specific mail file path> 指定した移行済みメールファイルに対してアドレス修正を実行しま
す。
例: load convert -w mail\chair.nsf
また、下記の最初のコマンドを実行して NAB からすべての移行済みメールファイルを収集し、それをテキストファ
イルに入れることもできます。この場合、次に下記の 2 番目のコマンドをそのテキストファイルに対して使用して
アドレス修正を実行します。
load convert -w -l <text list file path> サーバーにあるすべての移行済み 1 次メールファイル (メールデータ
ベースのレプリカを除く) でテキストのリストファイルを生成します。
例: load convert -w -l c:\tmp\mailfilelist.txt
load convert -w -f <text list file path> 指定したテキストファイルのリストにあるすべての移行済みメールファイ
ルに対してアドレス修正を実行します。
例: load convert -w -f c:\tmp\maildlist.txt
メモ: このツールでは、Domino ディレクトリ内に存在する Microsoft Exchange ユーザーのアドレスのみが変換さ
れる点に注意することは重要です。小規模グループを複数移行する場合は、グループを移行するたびにこの
ツールを実行してください。
既知の問題
重要: ユーザーの移行の前に、カレンダーとスケジュールのすべての未処理のワークフロー (会議招集、予定変
更、タスクの割り当てなど) を処理しておくことをお勧めします。このツールはこれらのアイテムの移行を行います
が、Exchange から Lotus Domino に移行したときの動作の違いについては以下の既知の問題を参照してくださ
い。
z
z
会議のスケジュール確認は 6.5.1 リリースには移行されません。
メールの本文に挿入された JPEG オブジェクトは Exchange から Lotus Domino に移行した後は正しく表示さ
れません。
z
メッセージ本文に MIME データが含まれる E メールを移行すると、表示できない添付ファイルとしてデータが
E メールで送信されます。
z
Lotus Notes Client には、タスクの [詳細] タブ、または [% Complete] フィールドが表示されません。
移行後、[送信報告]、[開封確認]、[配信不能報告] の各接頭部は欠落します。
z
z
会議の参加者が、移行の前に予定の変更またはキャンセルの通知を開くものの、ワークフローアイテムを処
理しない場合 (つまりユーザーが予定の変更の通知を了解または仮受諾しない場合) には、移行後にワーク
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フロー通知を開くと問題のある動作をするときがあります。移行中、キャンセルしたり返答しなかった会議は
カレンダーに記入されないため、移行後に予定の変更の通知またはキャンセルの通知を処理するときに会
議はもうカレンダーに存在しません。そのためにこのような動作が起こります。
Exchange から Lotus Domino に移行した特定の文書の種類についての以下の動作に注意してください。これは
Outlook と Lotus Notes の会議ワークフローモデルにおける動作の違いに基づく、意図的なものです。
z
初期の参加者がそれ以降に参加するユーザーに転送した会議招集は、会議の詳細が記された E メールと
して移行されます。
z
Outlook では、未処理の会議 (つまり Outlook で返答しなかった会議招集または予定変更) はユーザーのカ
レンダーで表示されることがありますが、Lotus Notes では表示されません。Exchange から Lotus Domino
に移行した未処理のカレンダーエントリはユーザーの Lotus Notes メールファイルには移行されず、Lotus
Notes の [カレンダー] または [会議] ビューに表示されません。
z
移行後は未処理の繰り返し会議ワークフローは以下のようになります。
- 繰り返し会議のすべてのインスタンスにおいて、予定の変更の通知は [招待状] として表示されます。
また、元からあった既存の繰り返し会議はカレンダーに表示されません。予定の変更を了解した後、会
議は再スケジュールされた新しい時刻でカレンダーに表示されます。
- 繰り返し会議の「1 つのインスタンスだけ」の予定の変更の通知だけが件名に [予定変更] と表示され
ます。移行前に元の会議招集を了解しなかったり受信ボックスから削除された場合、または移行前に元
の会議エントリがカレンダーから削除された場合には、「1 つのインスタンスだけ」の予定変更の通知は
メールとして移行されます。会議の詳細を記したテキストはその本文に入ります。
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04 マニュアルの変更
[プログラムの実行] を使用したイベントハンドラの通知方法
IBM Lotus Domino 7 Administrator のヘルプに、「通知方法 [プログラムの実行] を使用してイベントパラメータを
渡す」というトピックがあります。このトピックは、パラメータに関する情報を含めるため更新されました。新しいト
ピックは下記のとおりです。
通知方法 [プログラムの実行] を使用してイベントパラメータを渡す
通知方法 [プログラムの実行] を使用するには、特定のイベント発生時に実行したいプログラムを作成しておく必
要があります。使用するパラメータを知るためには、プログラム作成に使用するプログラミング言語に関する広範
な知識が求められます。 [プログラムの実行] イベントハンドラにより、プログラム実行時に情報がパラメータとし
てプログラムに渡されます。以下のイベントパラメータが、下記のリストに挙げられている順序でプログラムに渡さ
れます。エラーコードは番号で渡されますが、それ以外のパラメータはすべてテキストで渡されます。
z
イベントの種類 - 下記の表にリストされているどのイベントの種類も使用できます。使用するイベントの種類
は、イベントハンドラが適用するイベントにより異なります。
イベントの種類
説明
アドイン
アドインタスクに関連するイベント
Adminp
Administration Process タスクに関連するイベント
エージェント
クライアント
クライアントに関連するイベント
通信/ネットワーク
XPC に関連するイベント
コンパイラ
計算機能とコンパイル機能に関連するイベント
データベース
データベースに関連するイベント
ディレクトリ (LDAP)
ディレクトリサービスに関連するイベント
メール
メール配信に関連するイベント
その他
他のイベント分類に属さないその他のメッセージ
サーバーのモニタによって Lotus Domino Administrator で生成さ
れたイベントに関するイベント
モニター
z
エージェントに関連するイベント
ネットワーク
LAN に関連するイベント
レプリカ
レプリカに関連するイベント
リソース
システムリソースに関連するイベント
ルーター
メールイベントに関連するイベント
セキュリティー
ID ファイル、サーバーアクセス、データベースアクセスに関連する
イベント
サーバー
特定のサーバーやその接続状態に関連するイベント
統計
統計アラームに関連するイベント
不明
接頭辞が不明の、他のイベント分類に属さないイベント
更新
索引に関連するイベント
Web (HTTP/HTTPS)
HTTP タスクに関連するイベント
イベントの重要度 - 下記の表にリストされているどのイベント重要度も使用できます。
イベントの重要度
意味
Fatal
システムクラッシュに至る危険性が高い問題
失敗
システムクラッシュには至らないが重大な障害
警告 (高)
機能が失われ、介入が必要とされる
警告 (低)
パフォーマンスの低下
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通常
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ステータスメッセージ
z
エラーコード - イベントにリストされているエラーコード
z
送信元サーバー - イベントの発生元となっているサーバーの名称。例えば、サーバー A 上で実行される調
査が、サーバー B をモニターする場合、サーバー Aが送信元サーバー、サーバーBが送信先サーバーにな
ります。
z
イベント時間 - イベントのタイムスタンプに現れる時間
イベントテキスト - イベントを説明するサーバーコンソール上に表示されるメッセージ
送信先サーバー - Domino Domain Monitoring (DDM) により生成されるイベント。イベントが適用するサー
バー
z
z
z
送信先データベース -Domino Domain Monitoring (DDM) により生成されるイベント。イベントが適用するデー
タベース
z
送信先ユーザー - アクションでイベントを生成したユーザー。例えば、ユーザーがサーバーにアクセスしよう
としてイベントを生成する場合、ユーザーはそのイベントで名前を付され送信先ユーザーとなります。
z
その他の送信先データ - Domino Domain Monitoring (DDM) により生成されるイベント。DDM によりイベント
に含められるテキストもしくは情報のブロック。
[プログラム実行] を通知方法として使用する
「イベントハンドラを作成する」のトピックにあるイベントハンドラ作成の指示に従ってください。
[アクション] タブで、以下のステップを完了してください。
1. [通知方法] フィールドで、[プログラム実行] を選択する
2. [プログラム名] フィールドで、実行するプログラムの名前を入力する
3. プログラム実行時にプログラムに渡されるイベントパラメータを選択する
4. (オプション) 対応するパラーメータに使用するスイッチを指定する
5. 実行中のプログラムがサーバーコマンドを生成する場合、[コマンドライン] フィールドでそのコマンドを指
定する。例えば、サーバーコマンド Compact 、オプションで -D などの引数を発行するプログラムを実行し
ているなら、そのコマンドをこのフィールドに入力します。
6. イベントが発生したサーバーでプログラムを実行するか、もしくは指定した別のサーバーで実行するか
を選択する
7. 次のいずれかの有効化オプションを選択します。
a. この通知を有効にする
b. この通知を無効にする
c. 次の期間のみ有効にする。イベントハンドラが有効になる期間の開始と終了を指定します。
メモ: [プログラム実行] の通知オプションを使用するイベントハンドラ文書をすでに作成してあり、かつ
Lotus Domino 7 より以前に発行された Lotus Domino リリースを使用している場合は、これらのイベントハ
ンドラ文書を再編集してから保存して、Lotus Domino 7 と互換性を持たせるようにする必要があります。
Associated SPRs :
FGRR6MPQ5M
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04 マニュアルの変更
DB2 Access サーバーを DB2 サーバー上にインストールする
Lotus Domino Administrator 7 のヘルプには「DB2 サーバーに DB2 Access サーバーをインストールする」という
トピックがあります。このトピックの第 5 段落が変更されました。新しい段落は次のとおりです。また、サブトピック
「DB2 Access サーバーのインストールを実行する」にある手順の形式も変更されました。改訂されたサブトピック
と手順も以下に示します。
DB2 Access サーバーのインストールを実行してから、Domino Administrator で DB2 サーバー有効化ツールを
実行するようお勧めします。DB2 サーバー有効化ツールの実行後に DB2 Access サーバーをインストールする
場合は、この手順の 3a と 3b を実行しなければなりません。
DB2 Access サーバーのインストールを実行する
Microsoft Windows システムでは、DB2 Access サーバーを DB2 の function のディレクトリ、たとえばC:\program
files\ibm\sqllib\function にインストールします。代替方法がありますが、推奨されていません。代替方法とは、DB2 Access
サーバーを任意のディレクトリにインストールし、PATH 環境変数にそのディレクトリのフルパスを入力する方法です。
メモ DB2 Access サーバーをアンインストールし、それを別のディレクトリへインストールする場合には、DB2 サー
バーを再始動して、DB2 Access サーバーの新しいパスが有効になるようにする必要があります。DB2 サーバー
を再始動しないと、エラーが生成されます。
必要条件
1. セットアッププログラムを実行する前に、次の情報を確認してください。InstallShield ウィザードの実行中に以下を入力
するよう求められます。
z
DB2 Access Domino Server ID ファイル名およびサーバー ID ファイルの格納場所。サーバー ID のフルパスと
ファイル名を入力します。
z
ローカル DB2 サーバーがインストールされている場所。サブディレクトリは常に SQLLIB になりますが、フルパス
を入力しなければなりません。
z
AIX 設定では、root ユーザーとしてログオンし、インストールを実行しなければなりません。root ユーザーは
SYSADMIN_GROUP グループのメンバーでなければなりません。
z
AIX 設定の場合は DB2 インスタンス名を知っておく必要があります。
AIX 設定では、一時ディレクトリとして約 150 メガバイトが必要です。
z
2. インストールプロセスの開始前に、新規サーバーを作成 (登録) し、サーバー ID を保存していなければなりません。
手順
1. Domino DB2 Access 設定ファイルを実行します。Lotus Domino 用 IBM DB2 Access の InstallShield ウィザードを実行
します。
2.
Microsoft Windows を使っている場合は、この手順を飛ばしてください。AIX の場合のみ、ログファイル
DB2SETSTDOUT.LOG を参照し、インストールが正常に終了したかどうかを確認します。ログファイルは、DB2 Access
サーバーファイルの入っているディレクトリにあります。たとえば AIX ではログファイルは次のディレクトリにあります。
/local/domudf/db2setstdout.log
3.
nstallShield ウィザードによるインストールの終了後に、次のいずれかの操作を行います。
z
DB2 Access サーバーをインストールしてから、DB2 サーバー有効化ツールを実行する場合は、DB2 Access
サーバーがインストールされます。DB2 サーバー有効化ツールを実行する操作に進んでください。
または
z
DB2 サーバー有効化ツールを実行した後で、DB2 Access サーバーをインストールした場合は、手順 a と b を行
います。
a. サーバー文書の [DB2] タブのフィールドに正しいデータが入力されているか確認し、必要に応じてフィールドに
データを追加したり、修正します。
o
DB2 Access サーバー名 - DB2 Access サーバーが使用中の USER.ID ファイルの完全修飾ユーザー名た
とえば、DB2AccServ/DomainName です。
o
DB2 Access パス - AIX 設定では、libdomudf が含まれるディレクトリ。Microsoft Windows 設定では、この入
力は使いません。
b. Domino Server コンソールで次のように入力します。
DB2 ACCESS SET
ユーザー定義の機能が DB2 データベースに作成され、DB2 Access サーバー接続文書が作成されます。
4. Domino Server コンソールで、次のコマンドを入力し、DB2 インストール情報を表示させます。
db2 info
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DB2 情報をサーバー文書に入力する方法については、「サーバー文書の DB2 値を設定、更新する」を参照してください。
DB2 INFO コマンドが返す情報については、「DB2 INFO」を参照してください。
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04 マニュアルの変更
DB2 Access サーバー接続文書
Domino Administrator 7.0 ヘルプの「DB2 Access サーバーの接続文書を編集する」というトピックには、2 つの修
正点があります。[受信側サーバー] フィールドと [受信側ドメイン] フィールドの説明が変更されました。改訂後の
トピックは次のとおりです。
DB2 Access サーバーの接続文書を編集する
DB2 Access サーバーをインストールし、Domino Server を起動すると、DB2 Access サーバー接続文書が作成さ
れます。 DB2 Access サーバー接続文書は、Domino Administrator を使用して指定済みの Domino Server と
DB2 Access サーバーを接続します。
1. Domino Administrator で、[設定] タブをクリックします。
2. ツールペインで、[DB2 サーバー] - [DB2 Access 接続の編集] をクリックします。
3. 次のフィールドに必要な情報を設定し、[OK] をクリックします。
フィールド
アクション
送信側サーバー
DB2 Access サーバーの名前が表示されます。変更は
できません。
送信側ドメイン
DB2 Access サーバーが置かれるドメインの名前が表示
されます。変更はできません。
受信側サーバー
Domino Administrator の接続先サーバーの名前が表示
されます。変更はできません。
受信側ドメイン
このフィールドには、Domino Administrator クライアント
の接続先ドメインの名前が表示されます。変更はできま
せん。
使用するポート
TCPIP に設定されます。変更はできません。
追加ネットワークアドレス
Domino Administrator クライアントの接続先サーバーの
TCP ネットワークアドレスを入力します。
例: servername.domain.com
Associated SPRs :
CLEN6G3P3D
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04 マニュアルの変更
DB2 パージ間隔の設定
NSFDB2 データベースを削除すると、この NSFDB2 に関連するすべての DB2 データと DB2 テーブルが削除さ
れます。しかし、DB2 スキーマとテーブルスペースはパージされないので、誤って削除された NSFDB2 データ
ベースを復旧できます。DB2 パージ間隔の期限が切れると、Domino Server における毎日のポーリングタスクに
よって、削除された NSFDB2 データベースのスキーマとテーブルスペースコンテナが物理的に削除されます。
DB2 パージ間隔は、サーバー文書の [DB2] タブで設定できます。
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04 マニュアルの変更
DDM - ディレクトリ調査の拡張
[ディレクトリ -- LDAP 検索の応答] 調査タイプが拡張されました。Lotus Domino Administrator のヘルプには、
「LDAP 検索の応答」調査タイプに関する情報が含まれています。この調査タイプの説明は、トピック「 ディレクトリ
調査」で、以下のように改訂されました。
ディレクトリ調査名
説明
[ディレクトリ -- LDAP 検索の応答]
LDAP 検索に対するサーバーの平均検索応答時間を
モニターします。サーバーで実行されるすべての検
索をモニターするか、または、LDAP サーバーの
メモリに保管される最も長時間実行される検索の
みに限ってモニターするかを選択できます。最も
長時間実行される検索を選択するオプションで
は、どの検索に特定してモニターするか、さらに詳
細を指定することができます。
サブトピック「ディレクトリ調査を作成する」も改訂されました。変更は、「 ディレクトリ調査を作成する」のステップ 7 の
手順のフィールドヘルプ内にあります。改訂フィールドヘルプは以下のとおりです。
選択する調査サブタイプ
入力する情報
LDAP 検索の応答
イベントの生成を有効または無効にします。有効にする設定
に対して、平均 LDAP 検索応答の最大値をミリ秒単位または
LDAP サーバーのタイムアウトに対する比率として入力しま
す。比率を使用する場合には、LDAP サーバーのタイムアウト
が無制限以外の値に設定されている必要があります。比率
は、ミリ秒単位で定義された重要度をオーバーライドします。
平均 LDAP 検索応答時間がユーザーの指定値より大きい場
合、イベントが生成されます。イベントの重要度が、[Generate
an event of severity] 列に表示されます。
また、LDAP サーバーのメモリに保管される最も長時間
実行される検索に限ってモニターする選択もできます。
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04 マニュアルの変更
DDM 調査をスケジュールする
Domino Administrator 7.0 のヘルプには「DDM 調査をスケジュールする」というトピックがあります。このトピックが
更新され、以下の情報が含まれるようになりました。
DDM のスケジュールされた調査には、1 時間のスケジュールウィンドウが含まれます。たとえば、調査を 1:00 に
実行するようスケジュールした場合、実際には 1:00 から 2:00 の間に実行されるようスケジュールされます。この
1 時間が経過するまでは、この調査は失敗した調査と見なされません。これは、失敗した調査のすべてのオプ
ション (開始時に実行、無視、次の期間に実行) に適用されます。失敗した調査のオプションは、1 時間のスケ
ジュールウィンドウが期限切れになった後で有効になります。
Associated SPRs :
KGIE6HTMMU
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
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04 マニュアルの変更
Domino SNMP Agent で NET-SNMP を使用する
Domino Administrator 7.0 のヘルプには「Domino SNMP Agent で NET-SNMP を使用する」というトピックがあり
ます。
NET-SNMP 情報が更新されて、以下の段落が追加されました。また、「Linux に NET-SNMPD をインストールす
る」の手順も変更されました。改訂後のトピックは次のとおりです。
Domino SNMP Agent で NET-SNMP を使用する
Linux、および Solaris プラットフォーム上では、Domino SNMP Agent は SMUX プロトコル (RFC 1227 準拠) を使
用してシステムの Master SNMP Agent と通信します。Linux の配布物には SMUX プロトコルをサポートする
Master SNMP Agent を含むものもありますが、Solaris Master SNMP Agent は SMUX プロトコルをサポートしな
いので、SMUX プロトコルをサポートする Master SNMP Agent に置き換える必要があります。これは、Solaris 10
にも該当します。Solaris 10 の場合、独自のバージョンの NET-SNMP Master Agent を含みますが、SMUX をサ
ポートしないためです。Linux および Solaris プラットフォームでは、Domino に NET-SNMPD と呼ばれる適切な
NET-SNMP Master Agent が含まれており、SMUX プロトコルと Domino SNMP Agent をサポートするように設定
されています。
Domino に付属の NET-SNMPD を使用するには、以下の手順に従ってください。
メモ NET-SNMPD を使用する前に、既存の Master SNMP Agent をすべて無効にしてください。既存の Master
SNMP Agent の無効化について詳しくは、Master SNMP Agent のマニュアルを参照してください。
Linux に NET-SNMPD をインストールする
root ユーザーとしてログオンし、次の手順で Linux に NET-SNMPD をインストールします。
1. NET-SNMPD ファイルをインストールします。次のコマンドを入力し、必要に応じて Domino 実行可能ファイル
のパスを変更します。
cp /opt/ibm/lotus/notes/latest/linux/net-snmpd* /etc
2. 再起動後に NET-SNMPD が再開されるようにします。
3. 以下のいずれかを行います:
z
UnitedLinux ベースのリリース (たとえば SLES) の場合、次のコマンドを入力します。
ln -f -s /etc/net-snmpd.sh /etc/init.d/net-snmpd
insserv /etc/init.d/net-snmpd
z
Red Hat Linux リリースの場合、次のコマンドを入力します。
ln -f -s /etc/net-snmpd.sh /etc/rc.d/init.d/net-snmpd
chkconfig --add net-snmpd
chkconfig net-snmpd on
以上で、Linux への NET-SNMPD のインストール作業は完了です。NET-SNMPD の設定と起動については以下
の手順に従ってください。
Associated SPRs :
KLME6GXJ93
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04 マニュアルの変更
Domino ドメインモニターデータベースでイベントを表示する
Domino Administrator のヘルプには「Domino ドメインモニターデータベースでイベントを表示する」というトピック
があります。イベントステータス [Closed] の定義が修正されました。改訂後の情報は次のとおりです。
[Closed] -- イベントの重要度が中程度であるか、管理者がイベントを閉じました。閉じたイベントが後で中程度
でない重要度を報告した場合、イベントの状態は [Open] に変わります。
Associated SPRs :
HPES6FKLFE
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04 マニュアルの変更
ldapsearch 検索フィルタで使用する演算子の表の更新
「ldapsearch 検索フィルタで使用する演算子の表」のトピックで、表のエントリに誤りがあります。表の最後の行の
説明は、正しくは次のとおりです。
「検索フィルタで指定された条件に一致しないエントリを検索します」
Associated SPRs :
ZQSA6JS455
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
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04 マニュアルの変更
Linux 用に Domino SNMP Agent を設定する
IBM Lotus Domino 7 Administrator のヘルプには「Linux 用に Domino SNMP Agent を設定する」というトピックが
あります。このトピックの手順 6 が修正されました。改訂後のトピックは以下のとおりです。
Linux 用に Domino SNMP Agent を設定する
プラットフォームごとに一回ずつ、以下の手順に従って Linux 用に Domino SNMP Agent を設定します。
メモ Domino SNMP Agent を使用する前に、TCP/IP と SNMP がサーバーに正常にインストールおよび設定され
ていることを確認します。提供されている NET-SNMP Master Agent を使用するには、「Domino SNMP Agent で
NET-SNMP を使用する」を参照してください。それ以外の場合は、使用する Master SNMP Agent が SMUX プロ
トコル (RFC 1227 準拠) をサポートしていることを確認します。また、Domino の実行可能ファイルと Domino デー
タディレクトリが検索パスにあることも確認します。
ヒント 提供されている NET-SNMP Master Agent を使用する場合、AIX 用のトラップ転送先およびコミュニティ名
は、/etc/net-snmpd.conf ファイルで設定されます。それ以外の場合、ご使用のマスターエージェントテクノロジの
資料を参照してください。リモートから管理するインフラストラクチャ用には、適切なトラップ転送先およびコミュニ
ティ名を設定する必要があります。
メモ Domino SNMP Agent は、自動的に実行されるように設定されます。したがって、Domino SNMP Agent が
いったん設定されると、Domino が実行されていない場合も含めて、ほぼ常時実行されることになります。後日
Domino をアップグレードするときは、アップグレードプロセスを開始する前に、LNSNMP プロセスを停止する必要
があります。
メモ 以下のコマンドはすべて、root ユーザーとして実行する必要があります。
1. LNSNMP プロセスを停止します。次のコマンドを入力します。
lnsnmp.sh stop
2. Master SNMP Agent を停止します。提供されている NET-SNMP Master Agent を使用している場合は、次の
コマンドを入力します。
/etc/net-snmpd.sh stop
提供されている NET-SNMP Master Agent を使用しない場合、Master SNMP Agent のマニュアルを参照して
ください。
3. Master SNMP Agent が LNSNMP を SMUX ピアとして受け入れるように設定します。提供されている
NET-SNMP Master Agent を使用する場合、これはすでに設定済みです。それ以外の場合は、ご使用の Master
SNMP Agent のマニュアルを参照してください。次の 3 つのパラメータが LNSNMP の SMUX 認証に関連付けら
れています。
Description: Lotus Notes Agent
Identity: 1.3.6.1.4.1.334.72
Password: NotesPasswd.
4. Master SNMP Agent を起動します。提供されている NET-SNMP Master Agent を使用している場合は、次の
コマンドを入力します。
/etc/net-snmpd.sh start
提供されている NET-SNMP Master Agent を使用しない場合には、Master SNMP Agent のマニュアルを参
照してください。
5. LNSNMP プロセスを起動します。次のコマンドを入力します。
1lnsnmp.sh start
6. 以下のいずれかを実行します。
z
z
UnitedLinux ベースのリリースの場合 (SLES など)、次のコマンドを入力します。必要に応じて Domino 実行パ
スを変更してください。
ln -f -s /opt/ibm/lotus/notes/latest/linux/lnsnmp.sh /etc/init.d/lnsnmp
insserv /etc/init.d/lnsnmp
Red Hat Linux リリースの場合、次のコマンドを入力します。必要に応じて Domino 実行パスを変更してくださ
い。
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ln -f -s /opt/ibm/lotus/notes/latest/linux/lnsnmp.sh /etc/rc.d/init.d/lnsnmp
chkconfig --add lnsnmp
chkconfig lnsnmp on
Associated SPRs :
KLME6GXJDQ
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04 マニュアルの変更
Lotus Domino Server のインストール - マニュアルの修正
『Domino Administrator 7 ヘルプ』において、セットアップ部分の説明に修正が必要です。マニュアルでは、サー
バー名にはスペースおよびアンダースコア文字 (_) を含められないと記載されていますが、これは正しくありませ
ん。サーバー名には、カッコ、@、/、\、=、+ を含めることはできませんが、スペースおよびアンダースコア文字 (_)
は含められます。
Associated SPRs :
CRLV5MH7RK
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04 マニュアルの変更
Lotus Domino および DB2 - 新しいデフォルト検索ビューユーザーの設定
IBM Lotus Domino 7.0. 2 以降のバージョンでは、「デフォルト検索ビューユーザー」機能がサポートされていま
す。デフォルト検索ビューユーザーを指定するには、次の設定を Lotus Domino Server の Notes.INI ファイルに追
加してください。
DEFAULT_QV_USER=db2user
ここの "db2user" は、大文字で入力されたユーザー名です。
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04 マニュアルの変更
Lotus Domino および Microsoft Cluster Server
Lotus Domino は、Lotus Domino の復旧設定、つまり自動再起動と Microsoft クラスタの復旧設定が競合しな
い限り、Microsoft Cluster Server で実行できます。
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04 マニュアルの変更
MTCDailyTasksHour の情報更新
Notes.INI 変数 MTCDailyTasksHour の例が誤っていました。説明文が次のように改訂されました。
MTCDailyTasksHour=time
説明: Mail Tracker Collector (MTC) タスクが Domino MailTracker Store データベース (MTSTORE.NSF) の圧
縮を毎日実行する時刻 (24 時間形式) を指定します。0 から 23 の間の任意の値が有効です。指定しない場合、
Domino サーバーは値を 2 に設定します。分の値を指定する必要はありません。
例:
MTCDailyTasksHour=18:00
適用対象: サーバー
デフォルト: なし (これを設定しない場合は、深夜 2 時に圧縮が実行されます)
同じ機能のユーザーインターフェース : なし
Associated SPRs :
TUCA6P96WT
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04 マニュアルの変更
Notes データベースに関連したスキーマを検索する
Notes データベースに関連したスキーマを見つけるには、Domino データディレクトリから見た Notes データベー
スの相対パスを使ってビューを検索します。たとえば、次のような仕様の Notes データベースを作成したとしま
す。
z
z
z
データベース名 - demo.nsf
サブディレクトリ -- test
Domino Access ビュー (DAV) 名 -- mydav
スキーマを見つけるには、次のような問合わせを入力します。
SELECT SCHEMA FROM DOMINO.SCHEMAS WHERE FilePath=’test\demo.nsf’
ディレクトリとデータベース名 (この場合は test\demo.nsf) には必ず小文字を使用する必要があります。この例
のように、ディレクトリとデータベース名を単一引用符で囲みます。
メモ DB2 を UNIX プラットフォーム上で実行している場合、上記の例にはスラッシュが含まれることがあります
(たとえば ‘test/demo.nsf’)。
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04 マニュアルの変更
Notes とインターネットのパスワード同期に関する情報更新
Domino Administrator ヘルプの「インターネットパスワードを管理する」というトピックの情報が次のように更新さ
れました。
同期を有効にした場合、ユーザーが自分の Notes パスワードを変更すると、インターネットパスワードもまた変更
されます。同期が実行されるのは、Notes ID パスワードが変更され、しかも Notes ID パスワードの日付がイン
ターネットパスワードよりも新しい場合に限ります。
メモ: インターネットパスワードの同期は Notes でのみ機能します。Domino Web Access を使ってパスワードを更
新した場合には機能しません。
Associated SPRs :
VPRS6D76R
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04 マニュアルの変更
Notes.INI の RouterMaxDeliveryDbSize 変数を使用する
RouterMaxDeliveryDbSize
構文: RouterMaxDeliveryDbSize=配信で許容されるデータベース最大サイズ (MB)
説明: この INI 変数を使用すると、ルーターは配信される各メッセージを検査し、現在のメールファイルサイズに
現在のメッセージを加えたサイズが指定値以下であることを検証します。この検査では、配信されるメッセージ用
のスペースを確保するためにファイルを拡張する可能性を想定しますが、メッセージの格納にも使用できるデータ
ベース内の未使用スペースは考慮に入れません。この変数が有効にされたサーバー上のすべての配信は、指
定サイズ未満のデータベースに対して送られる必要があることに注意してください。
適用対象: サーバー
デフォルト: なし
同じ機能のユーザーインターフェース : なし
重要
この INI 変数が有効にされたサーバー上のすべての配信は、指定サイズ未満のデータベースに対して送られる
必要があります。この点で例外はありません。したがって、制限のないメールファイルのホストとなっているメール
サーバー (たとえば CEO のメールサーバー) に関しては、これは推奨されません。
メッセージが処理される方法
メールファイルの制限を超えた受信者に送られるメッセージは、NDR (送信エラーレポート) としてメッセージ送信
者に返送されます。そこには「Router: Maximum database size exceeded for mail delivery」というエラーが示さ
れ、これに基づいて次のようなエラー原因が送信者に表示されます。
"Error delivering to Joe Smith/Org@Domain; Router: Maximum database size exceeded for mail delivery."
障害の通知は受信者には直接送られません。そのユーザーは単にメールを受信しなくなるだけです。上記のテ
キストに対するイベントモニターを使用すれば、管理者通知を設定することができます。
制限が実施される方法
この制限が実施されるのは、メッセージごとの制限 (たとえばメッセージの最大サイズ) がすべて適用された後で
す。この制限は、配信中に、受信者のメールファイルが開かれてメッセージが配信用に開かれた後に実施されま
す。ルーターで設定されているサイズ制御は、この制限の後で実施されます。
したがって、受信者がこの配信用データベース最大サイズと自分自身のサイズ制限の両方を超過している場合、
送信者はこのメッセージの NDR として「Router: Maximum database size exceeded for mail delivery」というエラー
を受け取ります。受信者は、このメッセージに関連したサイズ制限の通知を受け取りません。
サイズの計算
サイズ計算は、使用状況ではなくファイルサイズに基づいて行われます。このため、ファイルへのメール配信が
再開される前に、ファイルを圧縮して実際のファイルサイズを小さくする必要があります。サーバーでトランザク
ションログが記録される場合、データベースを圧縮することにより未使用スペースを再構成してファイルサイズを
削減するには、管理者のサポートが必要です。この制限はまれにしかトリガーされないため、メールファイルの合
計サイズの増大を診断するには管理者が介入する必要があるでしょう (たとえば上記のようなイベントモニターを
使用して)。
設定の目的
この INI 変数は、特別な状況に対処するために導入されました。つまりメールファイルの個々のメール制限値が
有効で、適切なサイズ制限が設定されて、ルーターが制限値を無視する (常に配信する) ような場合です。この
設定により、何らかの原因で、ルーター配信時にメールファイルの増大を制御できなくなる事態を防ぐことができ
ます。制限値の代わりにこの設定を使用することは推奨されません。
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04 マニュアルの変更
Notes.INI パラメータ「Desktop=」に関する記述の修正
Lotus Notes ヘルプ、Domino Designer ヘルプ、および Domino Administrator ヘルプファイルの Notes.INI パラ
メータ「Desktop=」の記述が不正確でした。このパラメータは正しくは "Desktop6=" と表記される必要があります。
たとえば、Domino Administrator ヘルプでは、次のような状況で使われるこのパラメータの説明が不正確に記述
されています。
z
NOTES.INI ファイルを編集して、次のパラメータを追加します (Domino Administrator からの引用)。
Desktop=c:\temp\desktop6.ndk
z
ファイルを保存して閉じます。
Notesを起動します。この時点で、エラーが発生せずに Notes が開くはずです。
Notes を再び閉じて起動します。今度は次のような警告/エラーメッセージが表示されます。
z
z
「ワークスペースファイル C:\temp\desktop6.ndk が読み込めません。ファイルはすでに存在します。ファイル
を削除して新規ワークスペースを作成しますか?」
- 「いいえ」を選択すると、Notes は終了します
- 「はい」を選択すると、desktop6.ndk という新しいデスクトップファイルが作成されます
z
これは、Notes を起動するたびに繰り返し発生します。
回避方法
この Notes.INI パラメータには「Desktop6=c:\temp\desktop6.ndk」と指定してください。
ヘルプファイルの修正
Notes、Domino Designer、および Domino Administrator のヘルプファイルで、Notes.INI 変数「Desktop=」と表記さ
れている箇所はすべて「Desktop6=」に置き換える必要があります。たとえば、Domino Administrator ヘルプで
は、次のように Notes.INI パラメータ「Desktop6=」を表記する必要があります。
構文: Desktop6=path
説明: この設定値を使用して、Notes ワークスペースのカスタマイズ用の DESKTOP6.NDK ファイルの場所を指
定します。
たとえば、Windows では:
DESKTOP6=C:LOTUS\NOTES\DESKTOP6.NDK
適用対象: ワークステーション
デフォルト: なし。この設定値を省略すると、Notes データディレクトリ内で DESKTOP6.NDK ファイルが検索され
ます。
同じ機能のユーザーインターフェース : なし
Associated SPRs :
IBAN645P9E
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04 マニュアルの変更
R6 Mail Routing Workload
Domino Administrator のヘルプには「R6 Mail Routing Workload」というトピックがあります。手順 5 の Notes.INI
設定「NB_Mail_FT_Search_Enabled」に関する情報が修正されました。改訂後の情報は次のとおりです。
NB_Mail_FT_Search_Enabled
Associated SPRs :
LBRD6GAMG2
次のいずかれの設定値を使用します:
z 0 -- ワークロード実行中の全文検索を無効にする
z 1 -- ワークロード実行中の全文検索を有効にする
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04 マニュアルの変更
Server - セットアップとデスクトップポリシー
Domino 7 では、R5 での「セットアッププロフィール」が「セットアップとデスクトップポリシー」に移行しました。このリ
リース情報では、R5 のセットアッププロフィールから新しいポリシーへの変更について説明します。
移行
セットアッププロフィールを使用している組織はポリシーへの移行を検討する必要があります。セットアッププロ
フィールは Domino 6 でも引き続きサポートされますが、新しい機能は組み込まれていません。管理者は、ユー
ザーの登録時にセットアッププロフィールを指定することができなくなりました。セットアッププロフィールをポリシー
に変換する移行ツールは、現在のところ用意されていません。
セットアッププロフィールとポリシーの共存
ユーザー文書にセットアッププロフィールが指定されていると、その設定は該当するユーザーに適用されるセット
アップまたはデスクトップポリシーに優先します。
セットアップポリシーの実行
セットアップポリシーは、Client 設定を行うごとに初期 Client 設定の一環として 1 回実行されます。セットアップポ
リシーに加えられた変更により、このポリシーが適用される既存のクライアントが影響を受けることはありません。
(これは、セットアッププロフィールのある R4 に存在していたセットアップ機能です)。ユーザーの開始点として機
能する初期設定がセットアップポリシーに含まれている必要があります。管理者は、ユーザー側のクライアントで
最新の設定を維持する作業には関与しません。
デスクトップポリシーの実行
デスクトップポリシーは、ポリシーへの変更が発生したときに、必ずユーザーの Client 設定に適用されます。管
理者は、デスクトップポリシーで最新状態を維持しなければならない設定を含める必要があります。たとえば、デ
スクトップポリシーのサーバー電話番号が変更されると、このポリシーが適用されるすべてのクライアントに適用
されます。デスクトップポリシーは、R5 で動的 Client 設定によりセットアッププロフィールを適用したのと同じ方法
で適用されます。
セットアップポリシーとデスクトップポリシーの新しい機能
セットアップポリシーまたはデスクトップポリシーを介して、NOTES.INI (W32) に設定をプッシュできます。これらの
ポリシーには両方とも [プリファレンス] という新しいタブがあり、このタブには特定のポリシータイプの実行に基づ
いて Client に適用される設定のグループが含まれます。設定可能なプリファレンスのグループは、R4 および R5
のロケーション設定と同じ方法で拡張可能です。詳しくは、『Domino Administrator 6 ヘルプ』を参照してください。
デスクトップポリシーの新機能
デスクトップポリシーには、Welcome ページのカスタマイズをユーザーに適用するセクションが含まれます。
Welcome ページをユーザーのデスクトップに追加する手順は、『Lotus Domino Administrator 6 ヘルプ』の「カスタ
ム Welcome ページの導入」を参照してください。
設定でのブックマークはどのような種類のものであってもユーザーにプッシュできます。ブックマークは、ブック
マークバー、特定のフォルダ、またはサブフォルダ ([スタートアップ] フォルダを含む) に追加できます。また、ブッ
クマークの階層をユーザーのデスクトップに追加することも可能です。管理者は、目的のブックマークのレイアウト
を設定し、デスクトップポリシーの [データベース] タブの下部にある灰色のアウトライン内にドラッグします。この
ブックマークの階層は、ユーザーのコピーとマージされます。この後も、管理者はこのアウトラインを使用してブッ
クマークを移動または削除でき、この変更はユーザーに対しても反映されます。
デスクトップ設定文書の [個人のロケーション文書を許可しない] フィールドは Domino 7 で新しく導入されたもの
です。組織で、不明瞭なアクションを使ってロケーション文書を非公開にしていた場合、Domino 7 にアップグレー
ドしてもその文書が使用できなくなることはありません。このフィールドにより、管理者は、その古いフラグを無視
するかどうかを意識して決定する必要があります。このフラグ (NoPrivateLocs) は NAMEDPIsFieldLocked ルーチ
ンで、フィールドをロックするかどうかを決定するために使用されます。
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04 マニュアルの変更
Server.load Sametime ワークロード文書
Domino 7.0.2 から、Sametime Intialization、Sametime 7.0 Instant Messaging、および Sametime 7.5 Instant
Messaging のワークロードが Lotus Notes Administrator Client 用の Server.load に追加されました。
SameTime ワークロードのセットアップ
z
Lotus Notes Administrator Client 7.0.2 以降をインストールします。クライアントインストールオプションの
リストから Server.load オプションを選択します。
z
必要に応じて、TestNSF または Notesbench を Lotus Notes Client プログラムディレクトリにインストー
ルします。
z
太字の値をテストセットアップの値に置き換えて、設定をテストドライバの Notes.INI ファイルの下に追加
します。
すべての Sametime ワークロードに必要な Notes.INI 変数
以下の例で、RND(XdY) は、y 面あるダイスを x 回転がして乱数を生成するという意味です。たとえば、
RND(5d10) では、10 面ダイスを 5 個転がしてその結果をまとめることにより乱数を形成します。
Sametime 在席確認を有効にします
JNI/java ヒープサイズ
必要な jar ファイル
サーバー名
ユーザーの接頭部。例えば「mail」
ユーザー認証に使用されるパスワード
MUX は mux をシミュレートし、JAVA はクライアント直
接接続をシミュレートします
ST.logout.pause.wait=RND(100d6)
再ログインまでの待機時間
ST.bl.size.quan=RND(4d100)
各メンバーリストに追加するユーザーの数
ST.bl.beginuser.number= 1
メンバーリスト操作の開始ユーザー番号
ST.bl.enduser.number=1000
メンバーリスト操作の終了ユーザー番号
ST.test.maxusers=10000
テスト全体でのユーザーの最大数 ST.debug.filename=c:\\testnsf\\results\\debugout.txt エラーの書き込み先のファイル。STdebug > 0 が必要で
す
STDebugOn=0
デバッグには、以下の 2 つのレベルがあります。 NB_EnableSTAwareness=1
JavaMaxHeapSize=700M
JavaUserClasses=CstClientTest.jar;stjavatk.jar
ST.server=<servername>
ST.user=<username prefix>
ST.password=<user password>
ST.login.type=[MUX|JAVA]
サービス照会からのエラーのみがファイルに書き込
まれる
z コンソールにも出力される
1 分ごとの統計がコンソールウィンドウで表示されるよう
にします。DEBUG_OUTFILE=<filename> に設定し、統計
を取り込みます。 z
NB_Include_ST_Stats=1
以下の変数が Sametime 7.0 と Sametime 7.5 Instant Messaging ワークロードに必要です。
ST.converse.pause.wait=RND(10d6)
ST.converse.nummessages.quan=RND(1d10)
ST.converse.messagelength.quan=RND(8d128)
ContextIteration1=3
ContextIteration2=24
ContextIteration3=12
交換メッセージ間の思考時間
チャットごとのメッセージ数
送信される各メッセージのバイト単位のサイズ
3 回目の反復ごとにコマンドが 1 回実行されます (45
分おきに 1 回)
24 回目の反復ごとにコマンドが 1 回実行されます (6
時間おきに 1 回)
12 回目の反復ごとにコマンドが 1 回実行されます (3
時間おきに 1 回)
以下は、Sametime 7.5 Instant Messaging ワークロードに必要です。
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
NB_ENABLELOCATIONWATCH=1
1 に設定するとメンバーリストの場所監視が有効になり
ます。0 は監視なしを意味します。
ContextIteration4=12
12 回目の反復ごとにコマンドが 1 回実行されます (3
時間おきに 1 回)
ST.converse.htmltext.percent=90
HTML であるべきである、STchat で送信されるすべて
のリッチテキストのメッセージのパーセント
ST.converse.img.percent=10
イメージであるべきである、STchat で送信されるすべて
のリッチテキストのメッセージのパーセント
ST.converse.img.filename=c:\\lotus\\notes\\data\\im ユーザーが送信するイメージ (イメージの最大サイズは
age.gif
100k)
ST.userinfo.ldapfields=0
Domino ディレクトリがサポートする userinfo フィールド
の場合は、0 に設定します。
1 に設定すると LDAP でサポートされる画像も照会さ
れます。
メモ: Domino ディレクトリで 1 に設定すると、予期しない
振る舞いの原因になる恐れがあり、推奨されません。
ファイル転送に関するメモ : テストでは、ファイル転送は高コストの操作であることが知られています。
NB_DISABLEFILETRANS を 1 に設定して資源を節約することをお勧めします。ファイル転送が必要である場合に
は、NB_DISABLEFILETRANS を 0 に設定します。
NB_DISABLEFILETRANS=1
NB_STFTransSizeInBytes=1000000
NB_STFTransFileTypeBinary=1
ST.ft.send.file=<filepath/name>
ContextIteration5=24
ST.ft.receive.location=<path>
ファイル転送ありで実行する必要がある場合は、この変
数を 0 に設定します。
転送するファイルのサイズ (バイト単位)。これは、サー
バーポリシーによってサーバー側で制限される場合が
あります。
バイナリフォーマットの場合これを 1 に設定します。そ
の他の場合はテキストになります。
ファイル転送に特定のファイルを指定します。
ワークロード内の関連したファイル転送が 24 回目の反
復ごとに実行されます。
ファイル転送で受信されたファイルを置く場所。 現状で
は、受信後にファイルは削除されますが、有効な場所は
必要です。
追加の Sametime 特定ではない変数
テストデータ用のローカルドライブまたは共用ネットワー
ク
RunTime=<time>
テスト全体の実行時間
ThreadStagger=<time>
各スレッド (ユーザー) をスタッガーする時間。ログイン
エラーが起きた場合、およそ 5 に上げます。
ScriptIterationLimit=<total number of script iterations> 9999 は無限です。
ResultsDirectory=<location>
Sametime 7.0 初期設定ワークロード
このワークロードは、各テストユーザーごとに、サーバー上のメンバーリスト保管データベース (vpuserinfo.nsf) に
データを設定します。このワークロードには現在、集団全体が「N」ユーザーのグループに分割されるという制限
があります。ここで「N」はある特定のドライバで初期設定されたユーザーの数です。ST.bl.beginuser.number と
ST.bl.enduser.number は、例えば、1 から 1000まで、1001 から 2000 までなど、各クライアントドライバによって異
なります。。ST.bl.beginuser.number と ST.bl.enduser.number は、例えば、1 から 1000まで、1001 から 2000 まで
など、各クライアントドライバによって異なります。
ST70Init ワークロード機能
z
4 分から 16 分間待機します
z
ログインします
z
2 分から 8 分間待機します
z
メンバーリストの初期設定を行います - これは上記で説明した以下の Notes.INI 変数でコントロールさ
れます。
- ST.bl.size.quan: メンバーリストに追加するユーザーの数
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Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
- ST.bl.beginuser.number: メンバーリストに追加する開始 mail* 番号
- ST.bl.enduser.number: メンバーリストに追加する最後の mail* 番号
z
ログアウトします
ST70Init ワークロードの実行方法
ツール
Testnsf
Server.load
NotesBench
コマンド行
testnsf.exe -s -nbst70init -t <number of users> -# <user number with which to start> -g
9999
[スクリプトの選択] から、[Sametime 70 Initialization Workload] を選び、[実行] をクリックしま
す。次のダイアログで、[Start Test] をクリックします。
notebnch.exe st70init <number of clients> (parent)
ST70Init ワークロードのスクリプト
pause 240-960sec
*最初のログイン前に約 10 分間待機し、初期メンバーリストの集団を取得し、ステータスを
ACTIVE にします
stlogin NOAWARE
pause 120-480sec
*約 5 分間待機してメンバーリストにデータを設定する
stblinit
stterm
Sametime 7.0 Instant Messaging Workload
Sametime 7.0 IM ワークロードでは、ログイン、チャットを行い、ステータスを変更し、メンバーリストに対して作業
をし、ログアウトする応答可能な Sametime ユーザーをシミュレートします。スクリプトには平均 15 分の思考時間
が含まれており、平均的なユーザーが個別のコマンドを 1時間に 4 回以内で実行するように想定されています。
スクリプトの各反復に対して、ユーザーはすでにデータの入ったメンバーリストからランダムにパートナーを選び、
チャットを開始します。1 回のチャットは、5 通のメッセージを送信し、それぞれのメッセージに対してパートナーか
ら返信を受信することから成っています。1 時間に 1 度、ユーザーはステータスをランダムな値に設定して待機
し、再び [応答可] ステータスに戻します。6 時間に 1 回、ユーザーはメンバーリストに 1 人の新しいメンバーを
追加します。次に、3 時間ごとにユーザーはログオフして待機し、ログインします。これはユーザーがどこか別のと
ころで忙しくしている状態をシミュレートします。
このワークロードには現在、集団全体が「N」ユーザーのグループ (以下の例では 1000) に分割され、
ST.BL.beginuser.number と ST.BL.enduser.number の変数が 1 から 1000まで、1001 から 2000 までなど、各クラ
イアントドライバによって異なるという制限があります。これは、ST70 ワークロードでのチャットで選択可能なユー
ザーの内部リストを保持するために使用されます。
テスト初期化
Sametime 7.0 Initialization Workload を実行します。
測定基準
このテストでは、次の測定結果が得られます。
z
完了した Notes 操作のスループット
z
最大キャパシティのときの平均応答時間
z
サポートされる Web メールユーザーの最大数
z
1 分ごとのログイン数
z
1 分ごとのログアウト数
z
1 分ごとの IM チャット数
z
1 分ごとの失われた IM チャット数 (チャットできるパートナーがいない場合)
z
1 分ごとの解決数
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
1
1
1
1
1
1
1
1
z
z
z
z
z
z
z
z
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
分ごとのステータス変更数
分ごとのメンバーリスト変更数
分ごとの在席確認通知数
分ごとの非同期通知数
分ごとのログインエラー数
分ごとのチャットエラー数
分ごとのメンバーリストエラー数
分ごとの解決エラー数
ST70IM Workload の機能
z
およそ 20 分間待機します。
z
ユーザーをログインします。各ユーザーにつき、メンバーリストをユーザーストレージから読み取ります。
ユーザーのステータスを [応答可] に設定します。
z
スクリプトの反復限界までループします (ループ反復ごとに平均 30 分)。
4 分ほど待機します。
1 人のユーザーとチャットします。これは約 5 通のメッセージ、それぞれ平均 512 バイトで、各メッ
セージ間の思考時間は 30 秒です。
z
4 分ほど待機します。
z
3 回目の反復ごとに、ランダムステータスに変更し、5 分ほど待機し、ステータスを [応答可] にリ
セットします。
z
約 5 分間待機します。
z
24 回目の反復ごとに、メンバーリストからユーザーを追加/除去します。
z
約 5 分間待機します。
z
12 回目の反復ごとに、ログアウトし、約 10 分間待機し、ログインします。
ループを終了します。
約 1 分間待機します。
ログアウトします。
z
z
z
z
z
ST70IM ワークロードの思考時間 (分単位)
24 回の反復について: ContextIterations 1、2、3 はそれぞれ、3、24、12 です。
明示的な待機時間 = 192(2*4*24)
チャット間待機時間 = 60(5*0.5*24)
ステータス待機時間 = 80(2*5*8)
メンバーリスト待機時間 = 5(1*5)
ログアウト待機時間 = 20(1*10*2)
ST70IM ワークロードのトランザクション率
24 回の反復について (8 時間の期間)
メンバーリストのユーザーとの 24 のチャット (およそ 5 回の 1 人のパートナーとのメッセージのやり取り)
16 回のステータスの変更 (1 回のステータス変更は、ランダムステータスへの変更と [応答可] ステータスへ
の戻り)
BL (メンバーリスト) の 1 メンバーの既存の BL グループへの追加 1 回 (解決要求と在席確認または監視リ
ストの要求が含まれる)
2 回のログアウト (2 回のログインと 2 度のステータス変更が含まれる)
8
#
#
#
#
#
#
#
時間の一期間のユーザーごとのトランザクション率は以下のとおりです。
ログイン - 2
チャット - 24
ステータス変更 - 18
メンバーリストへの追加 - 1
ログアウト - 2
解決 - 1
監視 - 1
ST70IM ワークロードの実行方法
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ツール
Testnsf
Server.load
NotesBench
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
コマンド行
testnsf.exe -s -nbst70im -t <number of users> -# <user number with which to start> -g
9999
[スクリプトの選択] から、[Sametime 70 IM Workload] を選び、[実行] をクリックします。次のダ
イアログで、[Start Test] をクリックします。
notebnch.exe st70im <number of clients> (parent)
ST70IM ワークロードのスクリプト
pause 900-1500sec
*およそ 20 分間待機して最初のログインを行い、初期メンバーリストの集団を取得し、ステー
タスを [応答可] に設定します。
stlogin
beginloop2
*スクリプトのループ部分を開始します - 反復は平均 30 分。
pause 180-300sec
*約 4 分間待機します。
stchat
*1 人のユーザーとチャットします。約 5 通のメッセージをやり取りし、それぞれ約 512 バイ
トの長さで、各メッセージ間に 30 秒おきます。
pause 180-300sec
*約 4 分間待機します。
SetContextStatus 1
@IF [@1]
*3 回目の反復ごとに、ステータスを変更、リセットします。
ststatus
*ランダムのステータスに変更します。
pause 120-480sec
*約 5 分間待機します。
ststatus INIT
*ステータスを [応答可] にリセットします。
pause 120-480sec
*約 5 分間待機します。
@ENDIF
@IF [@2]
SetContextStatus 2
stblchange
*24 回目の反復ごとに、メンバーリストに 1 人のユーザーを追加/除去します。
pause 120-480sec
*約 5 分間待機します。
@ENDIF
SetContextStatus 3
@IF [@3]
stlogout
*12 回目の反復ごとに、ログアウトし、約 10 分間待機し、再びログインします。
@ENDIF
rewind2 [ScriptIterationLimit]
*次の反復のために巻き戻します。
pause 40-80sec
*約 1 分間待機します。
stterm
*ログアウトして ST Java セッションをクリーンアップします。 Sametime 7.5 Instant Messaging Workload
Sametime 7.5 IM ワークロードでは、ログイン、ポリシー情報とユーザー情報を照会し、メンバーのロケーションを
監視し、リッチテキストでチャットを行い、ステータスを変更し、メンバーリストに対して作業をし、ログアウトする応
答可能な Sametime ユーザーをシミュレートします。スクリプトには平均 15 分の思考時間が含まれており、平均
的なユーザーが個別のコマンドを 1時間に 4 回以内で実行するように想定されています。ユーザーは最初にロ
グインして、まずサーバーでポリシーを確認します。それからユーザーはロケーションを設定します。次に、メン
バーリストを見てロケーション変更を監視します。スクリプトの各反復で、ユーザーはさまざまなアクションをルー
プします。3 時間ごとに、ユーザーがランダムに 1 人のユーザーをマウスオーバーし、ユーザー情報を介してそ
のユーザーのビジネスカードの照会が行われる動作がシミュレートされます。各反復ごとに、ユーザーはすでに
データの入ったメンバーリストからランダムにパートナーを選び、チャットを開始します。1 回のチャットは、HTML
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または画像から成る 5 通のリッチテキストのメッセージを送信し、それぞれのメッセージに対してパートナーから
返信を受信することから成っています。1 時間に 1 度、ユーザーはステータスをランダムな値に設定して待機し、
再び [応答可] ステータスに戻します。6 時間に 1 回、ユーザーはメンバーリストに 1 人の新しいメンバーを追加
します。次に、3 時間ごとにユーザーはログオフしてしばらく待機し、ログインします。これはユーザーがどこか別
のところで忙しくしている状態をシミュレートします。24 回の反復ごとに 1 回、ユーザーはファイルを転送します。
このワークロードには現在、集団全体が「N」ユーザーのグループ (以下の例では 1000) に分割され、
ST.BL.beginuser.number と ST.BL.enduser.number の変数が、各クライアントドライバによって異なる (1 から
1000 まで、1001 から 2000 までなど) という制限があります。これは、ST70 ワークロードでのチャットで選択可能
なユーザーの内部リストを保持するために使用されます。
テストの初期化
Sametime 7.0 Initialization ワークロードを実行します。
測定基準
このテストでは、次の測定結果が得られます。
z
完了した Notes 操作のスループット
z
最大キャパシティのときの平均応答時間
z
サポートされる Web メールユーザーの最大数 z
1 分ごとのログイン数
z
1 分ごとのログアウト数
z
1 分ごとの IM チャット数
z
1 分ごとに失われた IM チャット数 (チャットできるパートナーがいない場合)
z
1 分ごとに送信されたテキストベースの IM メッセージ数
z
1 分ごとに受信されたテキストベースの IM メッセージ数 z
1 分ごとに送信されたイメージベースの IM メッセージ数
z
1 分ごとに受信されたイメージベースの IM メッセージ数
z
1 分ごとの解決数
z
1 分ごとのステータス変更数
z
1 分ごとのメンバーリスト変更数
z
1 分ごとの在席確認通知数
z
1 分ごとの非同期通知数
z
1 分ごとのポリシー照会数
z
1 分ごとのログインエラー数
z
1 分ごとのチャットエラー数
z
1 分ごとのメンバーリストエラー数
z
1 分ごとの解決エラー数
z
1 分ごとに送信されたファイル転送の数 z
1 分ごとに受信されたファイル転送の数
z
1 分ごとに拒否されたファイル転送の数
z
1 分ごとのファイル転送エラー数
ST7.5 IM Workload の機能
z
およそ 20 分間待機します。
z
ユーザーをログインします。各ユーザーにつき、メンバーリストをユーザーストレージから読み取ります。
z
ユーザーのステータスを [応答可] に設定します。
z
現行のユーザーのロケーションをデフォルトのロケーションに設定します。
z
ポリシー情報を取得します。
z
Loopスクリプトの反復限度までループします。ループ反復ごとに平均 30 分かかります。
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約 5 分間待機します。
1 人のユーザーとチャットします。12 の対話につき 1 度ユーザー情報を入手します。
約 5 通のメッセージを送信します。メッセージは 90% の確率でリッチテキスト、10% の確率でイメー
ジ、各メッセージ平均 512 バイト、各メッセージ間の思考時間は 30 秒です。
z
約 4 分間待機します。
z
有効である場合、ファイル転送をランダムに 1 人のユーザーに対して実行します。
z
3 回目の反復ごとに、ランダムステータスに変更し、5 分ほど待機し、ステータスを [応答可] にリ
セットします。
z
約 5 分間待機します。
z
24 回目の反復ごとに、メンバーリストからユーザーを追加/除去します。
z
約 5 分間待機します。
z
12 回目の反復ごとに、ログアウトし、約 10 分間待機し、ログインします。
z
ポリシー情報を取得します。
ループを終了します。
約 1 分間待機します。
ログアウトします。
z
z
z
z
z
z
ファイル転送に関するメモ テストでは、ファイル転送の操作が高コストであることがわかっています。
NB_DISABLEFILETRANS を 1 に設定することをお勧めします。ファイル転送が必要である場合には、
NB_DISABLEFILETRANS を 0 に設定します。
ST75IM ワークロード思考時間 (分単位)
24 回の反復について: ContextIterations 1, 2, 3, 4 はそれぞれ、3, 24, 12, 12 です。 明示的な待機時間
= 192(2*4*24)
チャット間待機時間
= 60(5*0.5*24 )
ステータス待機時間
= 80(2*5*8)
メンバーリスト待機時間 = 5(1*5)
ログアウト待機時間 = 20(1*10*2)
ST75IM ワークロードのトランザクション率
24 回の反復 (8 時間の期間) ごとに以下のとおりです。
ロケーション変更 1、メンバーリストのロケーション監視 1。これは最初のログインでのみ行われます。
ランダムのメンバーリストユーザーに対する 2 件のユーザー情報要求。
メンバーリストの 1 人のユーザーとの 24 回のチャット (1 回でパートナーと約 5 回のメッセージのやり取り)。
INI 変数の設定によって、HTML 対イメージのカウントは異なります。
16 のステータス変更 (1 度のステータス変更は、ランダムステータスへ変更して応答可能に戻る)。
メンバーリストの 1 メンバーの既存のメンバーリストへの 1 度の追加 - これには解決要求と在席確認または
リスト監視の要求が含まれます。
2 回のログアウト - これには 2 回のログイン、2 回のステータス変更、2 回のポリシー照会が含まれます。
1 度のファイル転送。
8
#
#
#
#
#
#
#
#
#
#
#
#
時間の一期間のユーザーごとのトランザクション率は以下のとおりです。
ログイン - 2
ユーザー情報 - 16
チャット - 24
ステータス変更 - 18
メンバーリスト追加 - 1
ログアウト - 2
解決 - 1
在席確認 - 1
ポリシー - 2
ロケーション設定 -1 (最初のログインでのみ行われます)
ロケーションのメンバーリスト監視 - 1 (最初のログインでのみ行われます)
ファイル転送 - 1
ST75IM ワークロードの実行方法
ツール
Testnsf
Server.load
コマンド行
testnsf.exe -s -nbst75im -t <number of users> -# <user number with which to start> -g
9999
[スクリプトの選択] から、[Sametime 75 IM Workload] を選び、[実行] をクリックします。次のダ
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NotesBench
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
イアログで、[Start Test] をクリックします。
notebnch.exe st75im <number of clients> (parent)
ST75IM ワークロードのスクリプト
pause 900-1500sec
*約 20 分間待機して最初のログインを行い、初期メンバーリストの集団を取得し、ステータス
を [応答可] に設定します。
stlogin
stpolicy
stlocationset
@IF [NB_ENABLELOCATIONWATCH]
stlocationwatchbl
@ENDIF
beginloop2
*スクリプトのループ部分を開始します - 反復は平均 30 分。
pause 180-300sec
*約 4 分間待機します。
SetContextStatus 4
@IF [@4]
stuserinfo
@ENDIF
*反復ごとにユーザー情報を取得します。- 1 人のユーザーをマウスオーバーします。
stchat RICHTEXT
*1 人のユーザーとチャットします。約 5 通のメッセージをやり取りし、それぞれ約 512 バイ
トの長さで、各メッセージ間に 30 秒おきます。
pause 90-150sec
*約 4 分間待機します。
@IF NOT [NB_DISABLEFILETRANS]
SetContextStatus 5
*反復ごとにファイルを転送します。
@IF [@5]
stfiletransfer
@ENDIF
@ENDIF
pause 90-150sec
SetContextStatus 1
@IF [@1]
*3 回目の反復ごとに、ステータスを変更、リセットします。
ststatus
*ランダムのステータスに変更します。
pause 120-480sec
*約 5 分間待機します。
ststatus INIT
*ステータスを [応答可] にリセットします。
pause 120-480sec
*約 5 分間待機します。
@ENDIF
@IF [@2]
stblchange
SetContextStatus 2
*24 回目の反復ごとに、メンバーリストに 1 人のユーザーを追加または削除します。
pause 120-480sec
*約 5 分間待機します。
@ENDIF
SetContextStatus 3
@IF [@3]
stlogout
*12 回目の反復ごとに、ログアウトし、約 10 分間待機し、再びログインします。
stpolicy
@ENDIF
rewind2 [ScriptIterationLimit]
*次の反復のために巻き戻します。
pause 40-80sec
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*約 1 分間待機します。
stterm
*ログアウトして ST Java セッションをクリーンアップします。
Sametime Workload スクリプトコマンド
STLOGIN
ユーザーを Sametime サーバーにログインします。
構文
STLOGIN [NOAWARE]
ここで NOAWARE (大文字小文字の区別あり) は、メンバーリストユーザーを解決せずにログインを行い
ます。これは Sametime Initialization ワークロードに適しており、Sametime 70 または Sametime 75 の
ワークロードには推奨されません。Sametime 対応のスクリプトの最後に STTERM を含めて、ドライバが
正しく終了するようにすることが必要です。
STBLCHANGE
これにより、テスト用に定義されたユーザーのリストからランダムに選択されたユーザーが追加されます。そ
のユーザーが既にメンバーリストに入っている場合は、メンバーリストにないユーザーが見つかるまで、別の
ユーザーが検索されます。
構文
STBLCHANGE
STBLINIT
現行ユーザーのメンバーリストから現行メンバーすべてを削除し、ある範囲のユーザーを追加します。
構文
STBLINIT
STCHAT
チャットメッセージを送信します。
構文
STCHAT [RICHTEXT ]
ここで RICHTEXT (大文字小文字の区別あり、これは Sametime 7.5 用のみであるためオプション) は、
HTML スタイルのリッチテキストまたはイメージをチャットメッセージとして送信することを示します。デフォ
ルトの動作 (Sametime 7.0 と Sametime 7.5 の場合) は、このキーワードなしで、メッセージはプレーンテ
キストです。
STFILETRANSFER
ファイルをランダムユーザーへ転送しようとします。
構文
STFILETRANFER
STLOCATIONSET
ロケーション設定を以下のように設定します。
[連絡可能] は True
[市] は "My City"
[国名] は "My Country"
[都道府県] は "MyState"
[電話番号] は "000-000-0000"
[郵便番号] は "0000"
[個人] は "Personal"
[タイムゾーン] は "UST"
構文
STLOCATIONSET
STLOCATIONWATCHBL
Sametime 7.5 の場合のみ。現行のメンバーリストのすべてのメンバーをロケーション監視リストへ追加しま
Lotus Notes, Domino, Domino Designer リリース情報
Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
す。これで、このユーザーはロケーションの更新情報を受信するようになります。
構文
STLOCATIONWATCHBL
STLOGOUT
Sametime ユーザーをサーバーからログアウトし、待機し、その後再びログインします。
構文
STLOGOUT
STPOLICY
Sametime 7.5 の場合のみ。現行ユーザーポリシーを照会します。
構文
STPOLICY
STSTATUS
現行のユーザーのステータスを設定します。
構文
STSTATUS [INIT]
ここで、INIT (大文字小文字の区別あり、オプション) は、現行のユーザーのステータスを [応答可] にリ
セットします。
そうでなければ、ユーザーはランダムなステータスを割り当てます。
有効なステータスは、応答可、離席、モバイル、非使用、オフラインです。
STUSERINFO
Sametime 7.5 の場合のみ。
現行ユーザーのメンバーリストからランダムに 1 人のユーザーを選択し、そのユーザーのビジネスカードを
要求します。
構文
STUSERINFO
STTERM
Sametime ユーザーをサーバーからログアウトし、接続を切断します。これは、STLOGIN が実行される各
ワークロードで必要です。
構文
STTERM
SETCONTEXTSTATUS
スクリプトの実行時に毎回実行されず、スクリプトを通して N 回目ごとに実行される部分のスクリプトの実行
を制御します。SetContextStatus は ContextIterationN= の値を Notes.ini から読み取ります。この値が、スク
リプトの N 番目の反復の条件を設定し、その値 N のある @IF ステートメントにあるコマンドが実行されます。
構文
SetContextStatus <contextvariable>
ここで、contextvariable は、@IF テストにどの notes.ini ContextIteration 変数を参照するかを示します。
notes.ini は "ContextIterationX" 値に対して読み取られます。ここで X は正数です。これはその後に続
く @if テストに関連して使用されます。最大 10 の ContextIteration 変数があります。以下の例では、@IF
[@1] によって この反復が ini (例えば ContextIteration 1=12 の場合、12 番目の反復ごと) にリストされ
ているものの繰り返しであるかどうかが確認され、そうであれば、この操作を行う時であり、コードのこの
部分から次に検出される @ENDIF までの部分が実行されます。以下に例を示します。
Set in the notes.ini:
ContextIteration1=12
Set in the script:
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SetContextStatus 1
@if[@1]
pause 30 sec
@endif
ここで、ContextIteration1 変数によって設定された変数 "1" が 10 に設定されます。
SetContextStatus は、この値を確認する反復値として設定します。
この場合、スクリプトの 10 番目の反復ごとにこの @if が true であり、待機が実行されます。
これは、単一の n 番目反復変数 (コマンドによって、実行される間隔が異なる) を避けるためのもので
す。
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04 マニュアルの変更
Server.Load - RecipientDomain フィールドの説明の修正
RecipientDomain フィールドの説明に修正が必要です。正しい説明は以下のとおりです。
RecipientDomain
対象となる受信者を含むサーバーとドメインの名前を入力します。例:
MyServer.acme.com
この修正は、Lotus Domino Administrator 7 ヘルプの以下のトピックに対するものです。
z
R5IMAP Initialization workload
z
R5 IMAP Workload を実行する
z
R6IMAP Workload のテストドライバ用 NOTES.INI の設定
z
SMTP/POP3 Workload テストを実行する
Associated SPRs :
LBRD6Q3Q4A
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04 マニュアルの変更
Server.Load によるメールアドレスの範囲の決定方法
Server.Load では、以下で説明する論理によって、使用するメールアドレスの範囲を決定します。
1. Server.Load は、サーバーの Domino ディレクトリ (NAMES.NSF) で mail[x} で始まる名前の範囲を使用しま
す。ここで x は整数です。
2. Server.Load が Dominoディレクトリで mail[x] ユーザーを検出しない場合は、クライアントの NOTES.INI 設定
NABentries=[整数] に含まれる値が使用されます。
3. Server.Load により、上記のいずれの値も検出されない場合は、1000 のテストユーザーのデフォルト値が使
用されます。
以下の Notes.INI 設定を使用すると、上記のステップ 1 - 3 の値をオーバーライドできます。
MailRecipientBeginNumber=###
MailRecipientEndNumber=###
上記の設定を Notes.INI ファイルに含めると、それらの値がアドレスの範囲として使用されます。例えば、以下の
ように設定します。
MailRecipientBeginNumber=101
MailRecipientEndNumber=150
この場合、E-mail メッセージは、mail101 で始まり mail150 で終わる範囲のアドレスで生成されます。
Associated SPRs :
LBRD6NMNQU
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04 マニュアルの変更
Server.Load の組み込みスクリプトとカスタムスクリプト
Lotus Domino Administrator のヘルプに「Server.Load の組み込みスクリプトとカスタムスクリプト」というトピック
があります。 このトピックにある一部のリンクは、ヘルプの違う情報に誘導されてしまいます。下記の表に、訂正
情報が記載されています。
リンク
正しいジャンプ先トピック
誤ったジャンプ先トピック
Web Mail Workload
Web Mail Workload
Web Idle Workload script
R5 Simple Mail Routing
R5 Simple Mail Routing Workload
R5 Simple Mail Routing script
Web Idle Workload
Web Idle Workload
Web Idle Workload script
SMTP and POP3 Workload
SMTP and POP3 Workload
SMTP and POP3 Workload script
R5 Shared Database
R5 Shared Database Workload
R5 Shared Database script
R5 IMAP Workload
R5 IMAP Workload
R5 IMAP Workload script
Associated SPRs :
LBRD6PLQDR
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04 マニュアルの変更
Server.load: R6iNotes Workload と R6Mail Workload は R7 で変更されない
R6iNotes Workload と R6Mail Workload は Lotus Domino 7 で変更されていません。これらは最新バージョンで、
Lotus Domino R5、Lotus Domino 6、Lotus Domino 7 で作動します。
Lotus Domino 7 バージョンの Server.load クライアントドライバを任意の R5 または Lotus Domino 6 サーバーで
使用できます。
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04 マニュアルの変更
Server.load: R6iNotes Workload は LDAP 検索をサポートするようになった
以下の Notes.INI 設定が Lotus Domino 7.0.2 に追加されています。
R6iNotes で LDAP 検索の実行を有効にするには次のようにします。
NB_DWA_USE_LDAP=1
この設定を使うには、クライアントに 'LDAPHost=<SUT system name> ' の設定が含まれている必要があります。こ
れは例えば LDAPHost=testserver.ibm.com のようになります。さらに、LDAP タスクをサーバー上で有効にする
必要があります。
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04 マニュアルの変更
Smart Upgrade キットには英語その他の言語が含まれる
IBM Lotus Domino 7 Administrator のヘルプに含まれる以下の「メモ」の説明は無視してください。
メモ Smart Upgrade キットは、全体的に英語のみで提供されています。英語以外の環境では、Smart
Upgrade キットの代わりに Notes Client Web キットを使用できます。
上記の「メモ」は、以下のトピックに含まれています。
z
Smart Upgrade によるアップグレードの実行方法
z
設定文書 -- [Smart Upgrade] タブ
z
Lotus Notes Smart Upgrade データベースを作成する
z
IBM Lotus Notes Smart Upgrade を使用する
z
アップグレードキットを Lotus Notes Smart Upgrade データベースに追加する
z
システムテンプレートとアプリケーションテンプレート
上記の「メモ」の内容は、次に示す説明と読み替えてください。
メモ IBM Lotus Notes/Domino 7.0 以降では、Smart Upgrade キットを英語および他の言語で使用できま
す。
Associated SPRs :
PDCW6HYKN6
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04 マニュアルの変更
Updall タスクの実行
IBM Lotus Domino 7 Administrator のヘルプには「Updall タスクを実行する」というトピックがあります。このトピッ
クの表が修正され、表の列見出しが変更されました。改訂後のトピックは次のとおりです。
Updall タスクを実行する
[タスク] - [開始] ツールを使用して実行する
1. Domino Administrator で、Updall を実行するサーバーを選択します。
2. [サーバー] - [ステータス] タブをクリックします。
3. 右側のツールペインで、[Task] - [Start コマンド] をクリックします。
4. [Update all (Database Indexer)] を選択します。[Update (Database Indexer)] ではありません。
5. 次のいずれかを実行します。
z
Updall の実行方法をカスタマイズするには、[詳細オプションを選択] をクリックし、[タスクの開始] をクリッ
クします。オプションを指定して Updall の実行方法をカスタマイズし、[OK] をクリックします。
z
オプションを指定しないで Updall を実行するには、[詳細オプションを選択] チェックボックスをオフにし、[タ
スクの開始] をクリックします。
コンソールコマンドを使用して実行する
1. Domino Administrator で、Updall を実行するサーバーを選択します。
2. [サーバー] - [ステータス] タブをクリックします。
3. [コンソール] をクリックします。
4. 次のコマンドを以下のいずれかの方法で入力します。(1) コンソールの下のコマンドラインでコマンドを入力
し、[Enter] キーを押す。(2) サーバーのコンソールでコマンドを直接入力する。
Load updall databasepath options
databasepath には、Updall を実行するファイル名を指定します。 options には Updall コマンドラインオプション
を指定します。
たとえば次のように入力します。
Load updall SALES.NSF -F
次の表は、databasepath を使用してデータベース、フォルダ、サブフォルダを指定する方法を示しています。
更新対象
コマンド例
更新されるファイル
Domino data フォルダ内の特定の
データベース
Load updall SALES.NSF,DEV.NSF
DATA\SALES.NSF
DATA\DEV.NSF
Domino data フォルダ以下のフォル Load updall SALES
ダ内のすべてのデータベース
DATA\SALES\すべてのデータベー
ス
Domino data フォルダ以下のフォル Load updall SALES\USER1.NSF
ダ内の特定のデータベース
DATA\SALES\USER1.NSF
Domino data フォルダで作成された Load updall WEEKLY.IND
IND ファイルで指定されているすべ WEEKLY.IND には、次のファイルが
てのファイル
含まれます:
SALES.NSF
メモ -T フラグを使ってビューを指定 DEV.NSF
する場合、インダイレクトファイル
SALES\USER1.NSF
(.IND) は使用できません。
SALES\NEW
DATA\SALES.NSF
DATA\DEV.NSF
DATA\SALES\USER1.NSF
DATA\SALES\NEW\すべてのデータ
ベース
プログラム文書を使用して実行する
プログラム文書を使って、オプション付きで Updall を定期的に実行するようにスケジュールを設定します。なお、
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デフォルトでは、Updall は NOTES.INI の ServerTasksAt2 設定に含まれています。つまり、毎日午前 2 時に全
データベースに対してオプションなしで Updall タスクが実行されます。
プログラム文書の詳細については、付録「サーバータスク」を参照してください。
1. Domino Administrator で、[設定] タブをクリックします。
2. [ディレクトリの場所] の横にあるドロップダウンリストボックスで、更新する Domino ディレクトリのレプリカがあ
るサーバーを選択します。
3. [サーバー] - [プログラム] を展開し、[プログラムの追加] をクリックします。
4. [基本] タブの次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールド
設定
プログラム名
Updall
コマンドライン
実行するサーバー
コマンドラインオプション (オプションの前に「load」を指定しないでください)
コメント
コメント (省略可能)
Updall を実行するサーバー
使用可能なコマンドラインオプションについて、詳しくはこの章の「Updall のオプション」というトピックを参照し
てください。
5. [スケジュール] タブの次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールド
設定
有効/無効
[有効] を選択
実行時間
Updall を毎日実行する時刻
繰り返し間隔
Updall 終了後、次に実行するまでの間隔
曜日
Updall を実行する曜日
6. [保存して閉じる] をクリックします。
Associated SPRs :
DMAT6D5SND
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04 マニュアルの変更
Update タスクによって生成されるサーバー統計
Domino 7 では、Update タスクによって次のサーバー統計が生成されます。
Update.DeferredList
繰り延べキュー内にある未処理の更新要求の数
Update.DeferredList.Duplicates
キュー内の既存の要求と重複するために繰り延べキューから削除された要求の数
Update.DeferredList.Max
開始後の繰り延べキューの最大長
Update.DeferredList.NextDueTime
繰り延べキューの次回の処理が行われる日時
Update.NAB.Updates
NAB 内のビューが更新された回数
Update.PendingList
即時キューにある未処理の更新要求の数
Update.PendingList.Duplicates
キュー内の既存の要求と重複するために即時キューから削除された要求の数
Update.PendingList.Max
開始後の即時キューの最大長
Update.PendingList.NextDueTime
即時キューの次回の処理が行われる日時
Update.PendingList.Processed.AllViews (または Compactions、または SingleView)
実行済みのすべてのビューの更新要求の合計数
全文索引が別のスレッドで実行される場合は、Domino 7 で次のサーバー統計が生成されます。
Update.FullTextList
FT キュー内にある未処理の FT 要求
Update.FullTextList.Duplicates
キュー内の既存の要求と重複するために FT キューから削除された要求の数
Update.FullTextList.Max
開始後の FT キューの最大長
Update.FullTextList.Processed
実行済みのすべての FT 更新要求の合計数
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04 マニュアルの変更
xACL を使用したインターネットパスワードの保護
管理者は Domino ディレクトリに保存されたパスワードに対する xACL を設定できます。こうすれば、ユーザーが
自分のパスワードにアクセスしてパスワードを変更したり、管理者が管理用にパスワード変更を許可したりする際
の、インターネットパスワードへのアクセスを制限できます。
まず、次のようにして、Domino ディレクトリの拡張アクセスを有効にします。
1. データベースを開いて [ファイル] - [データベース] - [アクセス制御] を選択します。
2. データベース ACL で [管理者] のアクセス権が設定されていることを確認します。
3. [詳細] をクリックして、 [拡張アクセスを有効] を選択します。
4. 次のメッセージが表示されたら、[はい] をクリックして続行します。
「拡張アクセスを有効にすると追加のセキュリティチェックが実行されます。詳しくは Domino
Administrator ヘルプを参照してください。続行しますか?」
5. 次のメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。このメッセージは、データベース ACL の詳細オプショ
ン [このデータベースのレプリカはすべて共通のアクセス制御リストを用いる] がまだ選択されていない場合にの
み表示されます。
「まず共通のアクセス制御を有効にする必要があります。すぐに有効にしますか?」
6. 次のメッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。
「複数の管理者がこのデータベースの拡張アクセスを管理する場合は、競合を避けるためにデータベー
スのロックを有効にしてください。」
7. [アクセス制御リスト] ダイアログボックスで [OK] をクリックします。
8. 次のメッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。
「拡張アクセス制限を有効にしています。しばらく時間がかかります。」
9. データベースを保存して閉じます。
次に、インターネットパスワードを保護するよう拡張アクセスを設定します。
1. データベースを開いて [ファイル] - [データベース] - [アクセス制御] を選択します。
2. [拡張アクセス] をクリックします。[拡張アクセス] ダイアログボックスが表示されます。
3. [ターゲット] ボックスで、ルート [ /] を選択して[追加] をクリックします。
4. [アクセスリスト] ボックスの [デフォルト] を選択します。
5. [フォームとフィールドのアクセス権] をクリックします。[フォームとフィールド] ダイアログボックスが表示され
ます。
6. [フォーム] リストボックスで [Person] を選択します。フォームのアクセス設定をブランクのままにします。
7. [フィールド] リストボックスで、次のようにします。
a.
[HttpPassword] を選択して、[読み取り / 書き込み] アクセス設定を [拒否] に設定します。
b. dspHttpPassword が表示される場合はこれを選択して、[読み取り] および [書き込み] アクセス設定を
[拒否] に設定します。
8. [OK] をクリックします。
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9. [Person] フォームの以下のアクセスリストエントリについても、HttpPassword および dspHttpPassword (表示
される場合) の設定を次のように繰り返します。
アクセスリストのエントリ
Self
[Local administrators group]
[Local servers group]
[読み取り] アクセス設定
許可
許可
許可
[書き込み] アクセス設定
許可
許可
許可
メモ:
アクセスリストで [Anonymous] (匿名) アクセスがすでに定義済みの場合、[Person] フォームの中で、
HTTPPassword フィールドと dspHTTPPassword フィールド (表示される場合) の読み取り / 書き込みアクセスを
拒否するよう Anonymous を設定する必要があります。
Domino ディレクトリの xACL を有効にした後は、LDAP 匿名アクセスは「すべてのサーバー」設定文書のフィール
ドリストによって制御されなくなります。 Anonymous に対するデフォルト xACL 設定は「アクセスなし」ですから、
xACLs が有効になった後は、すべての匿名 LDAP 検索は失敗します。匿名ユーザーが照会に使用できるデフォ
ルトのフィールドリストを復元するために xACL を変更する方法について、詳しくは、Domino Administrator ヘル
プのトピック「Converting the default anonymous access settings to database ACL and extended ACL settings 」
を参照してください。
xACL を有効にすると、共通 ACL 設定が有効になります。
xACL の設定時には追加のサーバー処理が必要になるため、サーバーのパフォーマンスが影響を受ける可能性
があります。
xACL を保存および復元する方法はないため、何らかの理由で設定が失われた場合には、再設定する必要があ
ります。
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04 マニュアルの変更
「MailBoxDisableTDNLogging 」INI パラメータは不正確
『Lotus Domino Administrator ヘルプ』には「MailBoxDisableTDNLogging」という Notes.INI パラメータのトピックが
あります。このパラメータは不正確です。正しいパラメータは MailBoxDisableTXNLogging (「D」ではなく「X」) です。
訂正されたトピックは次のようになります。
MailBoxDisableTXNLogging
構文: MailBoxDisableTXNLogging=value
説明: 0 以外の値に設定すると、起動中にサーバーがメールボックスを作成する際に、トランザクションログを無
効にします。
適用: サーバー
デフォルト: 0 (サーバーが起動時にメールボックスを作成する際にトランザクションログを有効にする)
同じ機能のユーザーインターフェース : なし
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04 マニュアルの変更
アップグレードガイド: メール変換ユーティリティを使用してメールファイルをアップグレードする
IBM Louts Domino 7 アップグレードガイドには「メール変換ユーティリティを使用してメールファイルをアップグ
レードする」というトピックがあります。このトピックが修正され、「load n convert」というコマンドがすべて削除され
て、以下のコマンドに訂正されました。
load convert
さらに、2 番目の表の最初の 2 つの例も更新されました。改訂後の手順は次のとおりです。
メール変換ユーティリティを使用してメールファイルをアップグレードする
Domino のメール変換ユーティリティを使用すれば、ユーザーのメールファイル設計のアップグレードし、1 つの言
語から別の言語へメールファイル設計を変換し、特定のメールファイルに対してさまざまなアップグレード操作を
実行することができます。
メール変換ユーティリティの詳細については、「メール変換ユーティリティを使用してメールファイルをアップグレー
ドする」のトピックを参照してください。
メール変換ユーティリティ -- 使い方とオプション
load convert コマンドでは以下の引数を使用します。
load convert -? /? -a -c -d -e -f -g -h -i -l -m -n -o -proxy -r -s -u -w -x arguments
以下の表は、メール変換ユーティリティの実行時に load convert で使用できる引数と、それぞれ説明をリストして
います。
オプション
説明
-a <管理者名>
変換ツールが完了したときに、管理者にメールを送信する。
-c
カテゴリをフォルダに変換する。
-d
カテゴリをフォルダに変換しない。
-e または -e-
IMAP 用の NSF サポートを有効/無効にする。
-f <ファイル名>
処理するデータベースのリストをテキストファイルから読み込む。
-g <言語名>
メールファイル設計をユーザーが優先する言語で置き換える。
-h
フェッチを最適化するために、IMAP 固有のアイテムを追加する。
-i
200 を超えるカテゴリがある場合でも、カテゴリをフォルダに変換する。
-l <ファイル名>
Domino ディレクトリからユーザーのメールファイルを読み込むことによってメール
ファイルのリストを生成します。リストをテキストファイルに書き込みます。
-m
IMAP に必要なフォルダ参照を有効または無効にする。
-n
ファイル名とテンプレート名の条件に一致するデータベースを表示する (実際に
は何も更新しません)。
-o
IMAP 固有のアイテムを削除する。
-proxy
コンソールウィンドウでのステータスメッセージとエラーメッセージの表示を有効
にする。
-r
データベースの再帰検索を有効にする。
-s
設計の置換時にフォルダ予約フラグを無視し、常に、フォルダを予約する。
-u
フォルダを $inbox の設計と同じ設計にアップグレードすることを有効にする。
-w <ディレクトリパス>
Microsoft Exchange のメール移行を許可するために、サーバー上のすべての
メールファイルで Notes 名の修復を有効にする。
-x
排他的な次の設計要素キーを有効にする: <NAME><CLASS><LANGUAGE>
-? /?
ヘルプ情報を表示します。コマンドラインヘルプを表示する。
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目的
入力するコマンド
V6 のメール設計を V7 のメール設計にアップグレード
する。
load convert testmail.nsf StdR6Mail mail7.ntf
古いメール設計とフォルダを V7 のメール設計にアップ load convert -u testmail.nsf * mail7.ntf
グレードする。
英語のメール設計をドイツ語のメール設計に変更する。 load convert -g"German" TestMail.nsf *
mail7_en_de.ntf
このサーバー上の現在のメールユーザーのファイルリ load convert -l maillist.txt
ストを生成し、maillist.txt というファイルに書き込む。
maillist.txt というファイルで指定されているすべての
ユーザーの以前のメール設計を Domino V7 のメール
設計にアップグレードする。
load convert -u -f maillist.txt * mail7.ntf
<dir path> とそのサブディレクトリにあり、Exchange から load convert -w <dir path>
移行したすべてのメールデータベースで、アドレスの変 Example: load convert -w mail\*.nsf
換を行う。
Exchange から移行した指定のメールデータベースで、 load convert -w <mail file path >
アドレスの変換を行う。
例: load convert -w mail\chair.nsf
1 次メールディレクトリにあり、Exchange から移行したす load convert -w -l <text list path >
べてのメールデータベース (レプリカメールデータベース 例: load convert -w-l c:\tmp\mailfilelist.txt
を除く) を含むテキストリストを生成します。その後、生
成されたテキストファイルを使用して下記のコマンドを実
行できます。
指定されたテキストリストファイルに含まれる、Exchange load convert -w -f <text list file>
から移行したすべてのメールデータベースでアドレスの 例: load convert -w-f c:\tmp\mailfilelist.txt
変換を行います。アドレス変換が必要なデータベースを
システム管理者が管理し易くなります。
Associated SPRs :
SBUH6HCLQW
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04 マニュアルの変更
インデクサタスク: Update と Updall
Domino Administrator ヘルプには、「インデクサタスク: Update と Updall」というトピックがあります。表の「更新」
の列の項目が改訂されました。改訂後の項目は以下のとおりです。
特徴
Update
Updall
使われていないビューの索引
の破棄
破棄する (45 日以上使われていないビューの
索引を破棄。ただし、設計者がビューの破棄に
オプションを指定した場合は、この条件に従っ
て破棄)
破棄する (45 日以上使われていない
ビューの索引を破棄。ただし、設計者
がビューの破棄にオプションを指定し
た場合は、この条件に従って破棄)
Associated SPRs :
ANIA6GFF5T
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クラスタ内でのメールのフェイルオーバー
IBM Lotus Domino 7 Administrator のヘルプには「クラスタ内でのメールのフェイルオーバー」というトピックがあ
ります。このトピックが改訂されて、「ルーターがメールを配信しようとするサーバーが使用できない場合」という箇
条書きセクションが修正されました。改訂後のトピックは次のとおりです。
クラスタ内でのメールのフェイルオーバー
クラスタでメールデータベースのレプリカを作成すると、次の場合にフェイルオーバーが発生します。
z
ユーザーが開こうとするメールデータベースが使用できない場合
メールのフェイルオーバーは、メールデータベース以外のデータベースの場合と同じように動作します。
z
メールサーバーが使用できない状態で、メッセージを送信しようとした場合
メールサーバーが使用できない状態でユーザーがメッセージを作成した場合でも、それを送信できます。この
場合は、配信先として別のクラスタサーバーにフェイルオーバーされ、メッセージは送信メールボックスに保存
されます。ただし、メッセージを単に保存しただけではフェイルオーバーは発生せず、したがってメッセージが
送信者の送信済みフォルダに保存されることもありません。
z
ルーターがメールを配信しようとするサーバーが使用できない場合
メールデータベースがあるサーバーが使用できない場合、ルーターは、ユーザーのメールデータベースのレ
プリカを持つクラスタサーバーにメールを配信しようとします。ルーターは次のような手順に従って、適切な
メールデータベースを見つけます。
ルーターはまず、ローカルサーバーでメール配信のフェイルオーバーが有効になっているかどうか、および
ユーザーのメールサーバーがクラスタ内にあるかどうかを調べます。ローカルサーバーが同じクラスタ内にあ
り、ユーザーのメールデータベースのレプリカを持っている場合、ルーターはメールをそのデータベースに配
信します。ローカルサーバーが同じクラスタ内にあるものの、ユーザーのメールデータベースのローカルレプ
リカを持っていない場合には、ルーターは CLDBDIR.NSF を使用して、クラスタ内のどのサーバーにレプリカ
があるかを判別した後、それらのサーバーのいずれか 1 つにメールを転送します。クラスタ内にレプリカがな
い場合、またはレプリカを持つサーバーがすべて使用不能の場合には、ルーターはメッセージを保持し、フェ
イルオーバーを使用せずに、ユーザーのメールサーバーへのメール配信を定期的に試みます。
ローカルサーバーがユーザーのサーバーと同じクラスタ内にない場合、ルーターはクラスタ内の別の使用可
能なサーバーを識別し、そのサーバーにメールを転送します。メールが次のサーバーに到着したとき、その
サーバーはメールが配信されるまで上記の手順を繰り返します。
z
ユーザーが共有メールを使用している場合
クラスタサーバーでは、共有メールはクラスタ化されていないサーバーの場合と同じように動作します。ユー
ザーがメールデータベースのレプリカにある共有メッセージを開くと、そのメッセージヘッダーはユーザーの
メールデータベースから取得され、メッセージ本文は同じサーバー上の共有メールデータベースから取得され
ます。
クラスタレプリケータは、メールデータベースの他のレプリカに新しいメッセージを複製すると、このメッセージ
ヘッダーとメッセージ本文をまとめて 1 つのコメントに結合し、このレプリカが格納されているクラスタサーバー
にそれを送信します。これを受信したサーバーは、共有メールが使用中かどうかを判断します。共有メールが
使用中の場合、サーバーはメッセージヘッダーをユーザーのメールデータベースのレプリカに保存し、メッ
セージ本文をサーバー上の共有メールデータベースに保存します。共有メールが使用中でない場合は、メッ
セージ全体をユーザーのメールデータベースのレプリカに保存します。
共有メールの詳細については、『Domino システム管理』 を参照してください。
Associated SPRs :
MGAN6GGKC4
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クラスタ複製の詳細設定は無視されない
ほかのレプリカから削除を受信する機能は、クラスタにあるすべてのサーバーについて、オンかオフのどちらかに
なっています。Lotus Notes クライアントもしくは Lotus Domino Administrator クライアントから、[ファイル] - [複製]
- [設定] を選び、[詳細] をクリックします。[複製要素] セクションに [削除] 設定があります。この [削除] 設定を選
択もしくは選択解除すると、その変更は同じダイアログボックスの [複製相手] フィールドにある他の全てのサー
バーに反映されます。
Lotus Domino Administrator ヘルプに、「クラスタ内での複製の仕組み」というトピックがあります。このリリース
ノートで上述した性質のため、 「クラスタ内での複製の仕組み」トピックにある次の記述は誤りです。
誤記
また、クラスタレプリケータには、[複製の設定] ダイアログボックスの [詳細] パネルの設定は反映されません。
Associated SPRs :
ENOR6QGQ9X
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サービスプロバイダでは一部の Domino Admin ツールを利用できる
Domino サービスプロバイダソフトウェアには、Domino Administrator の [設定] タブのツールペインに、[ホステッ
ドオーガニゼーション] - [作成] ツールと [ホステッドオーガニゼーション] - [削除] ツールが含まれています。各
ツールの使用方法については、『Domino Administrator ヘルプ』の「サービスプロバイダ」の部分を参照してくださ
い。
Domino Administrator の [設定] タブには、組織または組織単位を登録するツールは含まれていません。Domino
ホステッド環境では、組織および組織単位はサポートされていません。
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シームレスなメールアップグレードにはマルチユーザーインストールが必要
1 つのワークステーションを共有する複数ユーザーがシームレスなメールアップグレードを使用するには、マルチ
ユーザーインストールオプションを使用して Notes Client をインストールする必要があります。
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システム管理プロセス要求の実行を強制する
IBM Lotus Domino 7 Administrator のヘルプには「システム管理プロセス要求をただちに実行する」というトピック
があります。このトピックの最後の段落が更新されました。改訂後のトピックは次のとおりです。
システム管理プロセス要求をただちに実行する
システム管理プロセス要求の実行を強制するための推奨される方法は、Domino Server コンソールから以下の
いずれかのコマンドを実行することです。
コマンド
コマンドの省略形
説明
tell adminp process new
tell adminp p ne
即時または実行間隔をスケジュール
された要求を処理します
tell adminp process immediate
tell adminp p im
即時としてスケジュールされた要求
を処理します
tell adminp process interval
tell adminp p in
実行間隔としてスケジュールされた
要求を処理します
tell adminp process daily
tell adminp p da
毎日としてスケジュールされた要求
を処理します
tell adminp process delayed
tell adminp p de
tell adminp process mail policy
tell adminp p ma
遅延としてスケジュールされた要求
を処理します
該当するユーザーのメールファイル
にメールポリシーを適用します
システム管理プロセスがスケジュールに基づいて要求を開始するのを待たないで、即座に強制実行するには、
次の手順に従います。
1. Domino Administrator から、リモートサーバーを選択します。
2. [サーバー] - [ステータス] - [サーバーコンソール] を選択します。
3. Domino コマンドフィールドに上記の表のいずれかのコマンドを入力し、[送信] をクリックします。
上記のコマンドは、ADMIN4.NSF を調べて、コマンドで指定された基準を満たす未処理の新規要求を確認しま
す。たとえば、コマンド「tell adminp process interval」は、ADMIN4.NSF を調べて、新規の interval 要求を確認し、
interval 時間の期限が切れたかのように要求をキューに入れます。
コマンド「tell adminp process all」を使用するとパフォーマンスの問題が発生するため、このコマンドは使用しない
でください。「tell adminp process all」コマンドは、読者フィールドと作成者フィールドを変更するための追加の処理
時間を必要とします。
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データベースキャッシュのサイズ -- NSF_DbCache_Maxentries
IBM Lotus Domino 7 Administrator のヘルプには、「データベースキャッシュ」というトピックに「データベース
キャッシュのサイズ」というセクションがあります。このトピックには、NSF_DbCadhe_Maxentries の最大値が誤って
10,000 と書かれています。正しい値は 2000 です。値を修正した改訂後のトピック「データベースキャッシュのサイ
ズ」は次のとおりです。
データベースキャッシュのサイズ
キャッシュ内に同時に保存できるデータベース数のデフォルト値は、次のうち大きいほうです。
z
NOTES.INI ファイルの NSF_Buffer_Pool_Size 設定を 300 K で割った値
z
25
この上限値を変更するには、NOTES.INI ファイルに NSF_DbCache_Maxentries 設定を追加するか、物理メモリを
増やします。データベースキャッシュのサイズを増やすと、システムのパフォーマンスが向上しますが、必要とな
るメモリ容量は増加します。キャッシュ内に一度に保存できるデータベースの最小数は 25、最大数は 2,000 で
す。
キャッシュ内に一度に保存できる実際のデータベース数は、この最大値の 1.5 倍です。このバッファを使うことに
よって、ユーザーがキャッシュにあるデータベースを開いて閉じた場合、そのデータベースがキャッシュに戻され
る可能性が高くなります。
Associated SPRs :
ADSA6HPG46
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04 マニュアルの変更
トピックの改訂: 「エージェントが意図したように動作しない」
IBM Lotus Domino 7 Administrator のヘルプには、「エージェントが意図したように動作しない」というトピックがあ
ります。このトピックは、ヘルプのトラブルシューティングのセクションにあります。この中の [個人エージェントの実
行] は、[シンプルアクションと式エージェントの実行] に修正する必要があります。改訂されたトピックを以下に示しま
す。
エージェントが意図したように動作しない
エージェントが正常に動作しない場合、エージェントのコード自体に問題がある可能性がありますが、そのほかにも、エージェ
ントに十分なアクセス権が設定されていない、所定のサーバーで実行するように設定されていない、などの原因が考えられま
す。
1. データベースの ACL で十分なアクセス権が設定されていないと、それが原因でエージェントが正常に動作しない場合が
あります。たとえば、ユーザーがデータベース A から文書を選んでデータベース B にコピーするエージェントを設計したと
します。エージェントには作成したユーザーのアクセス権が引き継がれるため、データベース B の ACL でそのユーザー
に [作成者] のアクセス権が設定されていないと、エージェントを実行してもエージェントが文書をコピーできません。これ
が原因かどうかを判断するには、エージェントの実行が失敗した後で、エージェントログでアクセスエラーの有無を確認し
ます。
2. 特定のサーバーでエージェントが動作しない場合は、サーバー文書の [セキュリティ] タブにある [エージェントの制限] セ
クションを調べます。[エージェントの制限] セクションには [シンプルアクションと式エージェントの実行]、[制限付き
LotusScript/Java エージェントの実行:]、[制限なし LotusScript/Java エージェントの実行] の 3 つのフィールドがあり、こ
の設定によってサーバーでエージェントを実行できるユーザーが決まります。データベースの ACL で十分なアクセス権が
設定されているユーザーはエージェントを作成できますが、エージェントを実行するには、サーバー文書で適切なアクセス
権が設定されている必要があります。
サーバー文書の [セキュリティ] タブにある [サーバーアクセス] セクションも調べる必要があります。[サーバーアクセス]
セクションには [このディレクトリに登録されているユーザーのみに、サーバーアクセスを許可:]、[サーバーへのアクセス
可:]、[サーバーへのアクセス不可] の 3 つのフィールドがあり、この設定によってサーバーにアクセスできるかどうかが
決まります。エージェントには作成したユーザーの権限が引き継がれるため、作成したユーザーがアクセスできないサー
バーでそのエージェントを実行できません。
3 スケジュールの競合が原因でエージェントが動作しない場合があります。サーバー文書で [サーバータスク] - [エージェン
トマネージャ] タブをクリックし、[日中のパラメータ] と [夜間のパラメータ] の [開始時刻] フィールドと [終了時刻] フィー
ルドを調べます。このフィールドに指定されていない時間帯はすべてダウンタイムです。ユーザーがエージェントを作成
し、そのエージェントがサーバーのエージェントマネージャのダウンタイムに実行されるようにスケジュールを設定した場
合、エージェントは動作しません。サーバー文書内のこれらのフィールドを、スケジュールされたエージェントの実行時刻
と比較します。矛盾している場合は、サーバーでのエージェントマネージャのスケジュールを変更するか、ユーザーに
エージェントのスケジュール変更を依頼します。
4 LotusScript エージェントか Java エージェントが作業を完了しないで終了する場合は、サーバー文書で
[LotusScript/Java の最長実行時間] フィールドの設定を調べます。複雑なエージェントで、実行にかかる時間がスケ
ジュールに設定した時間よりも長くなる場合は、エージェントマネージャによってそのエージェントは強制終了されます。
デフォルトの最大実行時間が長い場合は、ユーザーに依頼してエージェントのスケジュールを夜間に変更します。それ以
外の場合は、必要に応じてサーバー文書で [LotusScript/Java の最長実行時間] フィールドの設定値を増やします。ど
ちらの方法でも解決できない場合は、ユーザーに依頼してエージェントをより小規模なエージェントに分割します。
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04 マニュアルの変更
プラットフォームの統計を評価する - マニュアルの更新
Domino Administration のヘルプには 「プラットフォームの統計を評価する」というトピックがあります。その中の
「プロセス統計」セクションが変更されて、Linux プラットフォームについての説明が含まれるようになりました。改
訂後のセクションは次のとおりです。
プロセス統計
Windows 2000 では、プロセス統計を表示すると、[Domino の CPU 使用率合計] の値が [システムの CPU 使用
率合計] の値を超えていることがあります。これは各プロセスの CPU 使用率の値が、サンプリング間隔で使用さ
れるプロセスの合計数に基づいて計算されることが原因です。
Windows 2000 では、Domino プロセス名は接頭辞「n」を含みます。たとえば、Perfmon では、管理プロセス
(Adminp) のプロセス名は nadminp になります。命名でのプラットフォームの独立性を保持するために、Domino
ではプラットフォーム統計に接頭辞を含めません。
Solaris、AIX、OS/400、および Linux プラットフォームでは、プロセスの統計はプロセスのビジー度を示すものであ
り、絶対値ではありません。これらのプラットフォームでは、以前のサンプリング期間におけるプロセスのビジー度
に比較した現在のサンプリング期間におけるプロセスのビジー度に基づいて、使用率が算出されます。たとえ
ば、プロセスが最初のサンプリング期間で 30% の使用率を報告し、2 度目のサンプリング期間で 60% を報告した
場合、プロセスのビジー度は 2 倍になります。
すべてのプラットフォームで、デフォルトでは、アイドル状態のプロセスのパフォーマンス統計値はゼロになりま
す。
Associated SPRs :
LBRD5LLK44
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04 マニュアルの変更
ヘルプの修正 - R6IMAP Initialization workload
Lotus Domino 7 Administration ヘルプには、「R6IMAP Initialization workload」というトピックがあります。以下の
文が修正されました。
間違い:
MAILINIT Workload は、サーバー上のメールデータベースを開き、メールデータベースの埋め込みを実行し、ディスカッション
データベースを開いてから、SUT にスケールされたノート数をディスカッションデータベースに埋め込みます。
正しい:
MAILINIT Workload は、サーバー上のメールデータベースを開き、メールデータベースの埋め込みを実行し ます。
Associated SPRs :
LBRD6Q3SKN
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04 マニュアルの変更
ポリシー設定の継承には親ポリシーが必要
組織ポリシーと明示的ポリシーのどちらでも、設定の継承元である親ポリシーがなければ、ポリシー設定を継承
できません。たとえば、組織レベルのポリシーは階層の最上位にあり、その上に親ポリシーがないため、このポリ
シーの設定を継承することはできません。
OU レベルのポリシーのポリシー設定を継承するには、親ポリシーのポリシー設定に値がなければなりません。
ポリシー設定の一部には、デフォルト値があります。ポリシー設定の値が親ポリシーにあるかどうか分からない場
合には、[ポリシー] ビューを参照してください。
通常は、設定文書にデフォルト値を設定する方法をお勧めします。
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04 マニュアルの変更
マニュアルの更新: ディレクトリアシスタントとドメイン名
Domino Administrator ヘルプの「ディレクトリアシスタントとドメイン名」というトピックの情報が訂正されました。こ
のトピックの「メモ」には次のような記述があります。
Domino ディレクトリまたは拡張ディレクトリカタログに対して指定したドメイン名と、[ディレクトリアシスタン
ト] データベースを使用するサーバーのドメインの名前が同じである場合は、[このドメインを利用可能に
する先] を選択しているかどうかにかかわらず、サーバーはそのディレクトリをクライアント認証、データ
ベース承認のためのグループ検索、および Notes メールのアドレス指定に自動的に使用できます。
[Notes クライアントとインターネットの認証/承認] を選択したかどうかには関係なく可能です。
この記述は誤っています。ディレクトリアシスタントでは、1 次 Domino ディレクトリと同じドメイン名を持つ 2 次ディ
レクトリまたは拡張ディレクトリカタログを設定できません。
Associated SPRs :
ATHN6PXBC5
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04 マニュアルの変更
マルチユーザーインストールパックによって複数の言語がインストールされる
マルチユーザーインストール (MUI) パックは、Notes Client のインストールタイプに応じて複数の言語をインス
トールします。
Notes マルチユーザーインストール
Notes Client を Notes マルチユーザーインストールとしてインストール済みの場合、MUI パックは、MUI ディレクト
リのサブディレクトリ内に言語ファイルを追加します。たとえば、UI ファイルが次のディレクトリにインストール済み
の場合 (*):
C:\Program Files\Lotus\Notes\MUI\language-iso (*)
テンプレート、モデム、およびヘルプファイルは次の例のようなディレクトリにインストールされます (*):
C:\Document Setting\All Users\Application Data\Lotus\Data\Shared\mui\language -iso (*)
Notes マルチユーザーインストールの場合、ユーザーが Notes Client を初めて開始したとき、ユーザーの OS ロ
ケール設定に応じて UI とデータベースの言語が決定されます。Notes Client のロケール言語ファイルがまだイン
ストールされていなければ、Notes セットアップおよびローカルデータベースの UI 言語はデフォルト (英語) になり
ます。
(*) 「language-iso」は言語の識別子 (たとえばドイツ語は de、フランス語は fr)
Notes シングルユーザーインストール
Notes Client を Notes シングルユーザーインストールとしてインストール済みの場合、MUI パックは言語ファイル
をディレクトリ内に追加します (*)。
UI ファイルは、次の例の (*) にインストールされます。
C:\Program Files\Lotus\Notes\MUI\language-iso (*)
メモ その言語のテンプレート、モデム、およびヘルプファイルはインストールされません。
Notes シングルユーザーインストールの場合、Notes セットアップおよびローカルデータベースの UI 言語は、イン
ストール済みの Notes Client の言語になります。
(*) 「language-iso」は言語の識別子 (たとえばドイツ語は de、フランス語は fr)
IBM Lotus MUI パックインストーラの詳細については、IBM Lotus MUI パックの Readme ファイルを参照してくださ
い。
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04 マニュアルの変更
メールの特記事項を設定し使用する
Domino Administrator のヘルプには「メールの特記事項を設定し使用する」というトピックがあります。このトピッ
クでは、システム管理プロセスによるメールポリシーの更新が 6 時間ごとに発生する、と誤って説明されていま
す。この説明が修正され、システム管理プロセスによるメールポリシーの更新が 12 時間ごとに発生するという説
明に変更されました。改訂後の説明は次のとおりです。
メールポリシー設定文書は、システム管理プロセスにより特定のサーバーにあるすべてのユーザーのメールファ
イルに適用されます。その際、メールファイルの所有者の階層名を使用して、対応するポリシー文書が判別され
ます。デフォルトでは、システム管理プロセスは 12 時間ごとに実行されます。したがって、システム管理プロセス
が次に実行されるまで、変更内容は有効になりません。システム管理プロセスにより新しい情報をメールポリ
シー設定文書に強制的に反映させるには、次のサーバーコンソールコマンドを使用します。
tell adminp process mailpolicy
Associated SPRs :
BACY6GMQ67
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04 マニュアルの変更
メール配信ハブおよびクラスタフェイルオーバー
Lotus Domino Administrator ヘルプには、メール配信ハブのクラスタフェイルオーバーに関してさらに説明を必要
とする以下の 3 つのトピックがあります。
z
z
z
クラスタでメールを設定する
ルーターの制限値制御を設定する
サーバー設定文書 - [ルーター/SMTP] - [詳細] - [制御] タブ
これら 3 つの各トピックには、「メール配信のための接続トポロジー」のトピックへのリンクがあるべきか、もしくは
次のような記述があるべきです。
メール配信がクラスタ化されており、あるハブサーバーが配信を失敗した場合、クラスタの別のハブサーバー
に対してフェイルオーバーを実行することができます。クラスタ化された別のハブサーバーへのフェイルオー
バーを使用可能にするには、受信側サーバー名をクラスタ名としたサーバー接続文書を作成します。
Associated SPRs :
RNOG6PESQV
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04 マニュアルの変更
ユーザーのカレンダーから詳細情報を収集する
IBM Lotus Domino 7 Administrator のヘルプには「ユーザーのカレンダーから詳細情報を収集する」というトピッ
クがあります。このトピックが修正され、[抽出するカレンダーの詳細] フィールドの追加オプションなどの機能がよ
り詳しく説明されるようになりました。改訂後のトピックは以下のとおりです。
ユーザーのカレンダーから詳細情報を収集する
ユーザーカレンダーの詳細情報を他のユーザーに提供することができます。この機能を設定するとき、カレン
ダーのどんな詳細情報を他のユーザーに対して表示可能にするかを指定します。 ダイアログボックスに表示さ
れる詳細情報は、他のユーザーが自分のカレンダーエントリを見られるように設定した実際の情報よりは詳しくあ
りません。詳細情報は空き時間データベース、BUSYTIME.NSF (非クラスタサーバーの場合) または
CLUBUSY.NSF (クラスタサーバーの場合)に保存されます。このデータベースのサイズ増加を制限したい場合に
は、サーバーがこのデータを収集しないように設定してください。サーバー設定文書を使用すれば、Domino ドメイ
ン全体にわたってこの機能を有効/無効にすることができます。
ユーザーカレンダーから詳細なカレンダー情報を収集するには
1. Domino Administrator で、[設定] タブをクリックします。
2. [サーバー] - [設定] を選択します。
3. 編集するサーバー設定文書を選択し、[設定の編集] をクリックします。
4. [基本] タブで、[すべてのサーバーのデフォルトの設定として使用] チェックボックスをクリックします。詳細情
報を収集する機能は、すべてのサーバー設定文書でのみ設定できます。[カレンダーの詳細を抽出] フィール
ドを表示するには、このチェックボックスを選択する必要があります。
5. [カレンダーの詳細を抽出] チェックボックス を選択して、この機能を有効にします。
6. 抽出するすべてのカレンダーの詳細を次の中から選択します。
z
[カテゴリ] -- イベントが 1 つまたは複数のカテゴリにすでに割り当てられたかどうかを他のユーザーが表
示できます。たとえば、イベントのカテゴリを「プロジェクト」に設定すると、プロジェクト関連であることを示
せます。または、旅行を含むイベントのカテゴリは、個人休暇の場合は「休暇」に、プロジェクト関連の業務
上の旅行の場合には「出張」および「プロジェクト」に設定することができます。
z
[予定の種類] -- スケジュールの設定されている時間が会議、予定、イベント、記念日、確認のいずれで
あるかを他のユーザーが表示できます。
z
[カテゴリ] -- 記念日、休暇、プロジェクト、顧客、電話番号、旅行のどのカテゴリが会議に該当するかを他
のユーザーが表示できます。 会議には複数のカテゴリが割り当てられる場合があります。
z
[議長] -- 他のユーザーが会議の議長を参照できます。
[ロケーション] -- 他のユーザーが会議の場所を参照できます。
[会議室] -- 他のユーザーが会議室の名前その他の情報を参照できます。
z
z
7.
[保存して閉じる] をクリックします。
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04 マニュアルの変更
ユーザーの名前変更 - 設計要素への影響
ユーザーの名前を変更した場合、ユーザー名は Domino ディレクトリ、個人文書、ACL、カレンダエントリ、空き時
間データベース、読者/作成者フィールド、メールファイルのプロフィール、および設計要素で変更されます。古い
(元の) 名前を含むすべての設計要素においてユーザーの名前が変更されます。さらに、ユーザーの設計要素が
再署名されます。設計要素の署名要件は、設計要素が個人用か共有かによって異なります。
個人用の設計要素
名前変更されるユーザーは個人設計要素の最後の署名者でなければならないため、その更新は Notes Client
によって行われます。たとえば、メールファイルに個人フォルダが含まれる場合、名前変更の際に個人フォルダ
の作成者の署名が更新されます。その後、個人フォルダを開くためには、名前変更されたユーザーがサーバーと
の間で認証を行う必要があります。名前変更されたユーザー以外の者が個人フォルダを開こうとしても、認証は
不可能で、フォルダを開くことはできません。
共有の設計要素
共有設計要素は、更新を行うサーバーによって更新中に署名されます。名前変更されるユーザーがデータベー
スに最後にアクセスするユーザーであるかどうかは重要でないため、共有フォルダの作成者の名前はユーザー
名の変更時に更新されません。共有フォルダの署名者は限定されていません。 たとえば、サーバーが所有者の
共有フォルダを署名することもできます。共有設計要素を更新する必要がある場合、サーバーが更新を実行しま
す。したがって、署名もサーバーによって行われます。
Associated SPRs :
MMAY6EEJPR
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04 マニュアルの変更
ワイルドカード文字とメール配信のための接続トポロジー
Lotus Domino 7 Administrator のヘルプには、「メール配信のための接続トポロジー」というトピックがあります。
マーカー付きの 5 番目の段落の情報は間違っています。このヘルプに含まれている不正確な情報は以下のとお
りです。
不正確な情報
特定のドメイン内のすべてのスポークサーバーから中央ハブサーバーまたはサーバークラスタへの配信を定義するには、送
信側サーバーの名前の一部を表すワイルドカード (*) を使用する接続文書を 1 つ作成します。たとえば、/acme という組織の
すべてのサーバー (Mail1/acme、Mail2/acme、SalesMail/acme、HRMail/acme など) から指定した受信側サーバーへの接続
を設定するには、送信側サーバーとして */acme と入力します。
正しい情報
特定のドメイン内のすべてのスポークサーバーから中央ハブサーバーまたはサーバークラスタへの配信を定義する 接続文
書内で、ワイルドカード文字 (*) を使用して送信側サーバーの名前の一部を表すことはできません。
Associated SPRs :
KRED6HGCH3
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04 マニュアルの変更
検索ビューで統合データを使用する
IBM Lotus Domino 7 Administrator のヘルプには「検索ビューで統合データを使用する」というトピックがありま
す。このトピックの手順 7 が修正され、「db2 =>」が手順から削除されました。改訂後のトピックは次のとおりです。
検索ビューで統合データを使用する
必要条件
必ず DB2 8、fixpak 8 かそれよりも新しいものを実行してください。
手順
1. 検索ビューを機能させるため、環境変数 DB2_ALLOW_SETAUTH_WITH_REMOTECONNECT= を設定します。
次のパスとコマンドを使用します。
C:\Program Files\IBM\SQLLIB\BIN>db2set -i DB2
DB2_ALLOW_SETAUTH_WITH_REMOTECONNECT=1
ここで -i は DB2 インスタンスの名前 (通常は DB2) です。
2. この環境変数を有効にするために、DB2 を再起動します。
3. DOMINO データベースの統合サポートが有効になっていることを確認します。
4. リモートサーバー用として DB2 の中に統合ラッパーを作成します。
ラッパーについて、または DB2 で統合データサポートを有効にする方法について詳しくは、DB2 インフォメー
ションセンター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2help/index.jsp) にアクセスしてください。
5. リモート接続ユーザーの名前とパスワードに DOMINO Server ユーザーをマッピングするこの統合ラッパーに
ユーザーマッピングを追加します。DB2 コントロールセンターで [Server Definitions] - [DAVS] - [User Mapping]
の順に選択します。
メモ Domino Server ユーザーは、 DB2 サーバーを有効化するときに作成したアカウントです。
6. DB2 コントロールセンターで、ローカルオブジェクトを外部オブジェクトにマッピングするニックネームを作成しま
す。
7. 統合テーブルへのアクセス権を与えるマップ済み DB2 ユーザーに必要なため、NICKNAME オブジェクトに権
限を与えます。コマンドプロンプトまたはコマンドセンターで以下の手順を実行します。
Domino Server ユーザーとして、あるいは別の管理者としてデータベースにログインします。
z
次のコマンドを使用して権限を与えます。
grant select on domino.forpeter to <user's short name>
これで、検索ビューで統合データを使用できるようになりました。
統合テーブルへのアクセス権が与えられたすべてのユーザーは、統合定義の中でマッピングされた資格情報に
従って、その統合テーブルに平等にアクセスできます。
z
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04 マニュアルの変更
現在のブックマークテンプレートではカスタム Welcome ページを作成できない
ポリシーを使用してカスタム Welcome ページを導入するときは、Welcome ページデータベースを作成する、次の
更新された手順に従ってください。
Welcome ページデータベースを作成する
1.
2.
3.
Domino Administrator で [ファイル] - [データベース] - [作成] を選択します。
[サーバー] フィールドで [ローカル] を選択します。
[タイトル] フィールドに、新しいデータベース名を入力します。ファイル名はデフォルトにより入力されています
が、変更することもできます。ファイルには BOOKMARK.NSF 以外の任意の名前を付けることができます。
4.
5.
6.
7.
[テンプレートサーバー] フィールドで [ローカル] を選択します。
[詳細テンプレートの表示] をクリックします。
[ブックマーク (7)] テンプレートをクリックします。
[OK] をクリックします。
8. [ファイル] - [データベース] - [アクセス制御] で [-Default-] アクセスを [読者] に変更します。
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04 マニュアルの変更
更新したポリシーをローカルキャッシュにプッシュする
更新したポリシーをローカルキャッシュに強制的にプッシュできます。ポリシー文書または関連する設定文書を更
新したあと、索引やビューなどが更新されるまで約 5 分待ちます。その後、次のどちらかの処理を行います。
z
z
[F5] キーを押してローカルの設定を消去し、[F9] キーを押してサーバーでの設定をリセットします。
サーバーコマンド DROP ALL を入力して、ポリシーの変更内容を反映するようキャッシュを更新します。
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04 マニュアルの変更
失敗した調査を次回の間隔で実行する設定
定期的に実行する調査のスケジュールを設定するとき、[失敗した調査をどのように処理しますか?] フィールドの
[失敗した調査を次回の間隔で実行] オプションが、ときどき誤って使用されることがあります。[失敗した調査を次
回の間隔で実行] は、サーバーの実行中で、次回の間隔の設定時刻に調査が実行されることを意味します。たと
えば、毎週水曜日の 12 am に調査が実行されるよう設定されていて、この時刻にサーバーがダウンしている場
合は、サーバーは次の設定時刻、つまり木曜日の 12 am に調査を実行します。
Associated SPRs :
TBOO5WL28L
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04 マニュアルの変更
AddInternetCertificateToUser メソッド
このリリース情報では、addInternetCertificateToUser Java メソッドと AddInternetCertificateToUser LotusScript
メソッドについて述べられています。
addInternetCertificateToUser メソッドや AddInternetCertificateToUser メソッドは、認証者 ID プロセスで使用され
るので、キーリングファイルにインターネット証明書がなければなりません。Lotus Domino Administration ヘルプの
「サーバーキーリングファイルを作成する」を参照してください。このメソッドが CA プロセスで使用される場合、
サーバーキーリングファイルは必要ありません。keyringname$ パラメータと keyringpassword$ パラメータがヌルの
テキスト値 "" で呼び出され、NotesAdministrationProcess オブジェクトの UseCertificateAuthority プロパティは、
メソッドを呼び出す前に True に設定されなければなりません。
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04 マニュアルの変更
CreateReplica メソッドの使用法の詳細
NotesAdministrationProcess .CreateReplica の使用法:
このメソッドは、クラスタリングされていないサーバー、または異なるクラスタにあるクラスタリングされたサーバー
への、「アクセス権チェック」および「レプリカの作成」管理プロセス要求を起動します。このメソッドは、同じクラスタ
にあるサーバーへの「アクセス権チェック」および「レプリカ作成の実行」管理プロセス要求を起動します。
Associated SPRs :
KCAR6FHNY9
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04 マニュアルの変更
ExitOnFirstFatalError プロパティのデフォルトは True
NotesXMLProcessor.ExitOnFirstFatalError のデフォルト値は「True」です。これは Java クラス
NotesDXLExporter と NotesDXLImporter にあるこのプロパティの COM 実装にも適用されます。
ExitOnFirstFatalError プロパティ
読み取り/書き込み。致命的エラーが発生したら処理を終了することを指示します。
適正値
1. True (デフォルト) は処理の終了を指示します。
2. False は致命的処理エラーの後に処理を継続するよう指示します。
Associated SPRs :
FHEN6NMBVW
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04 マニュアルの変更
getItemValueString メソッドの動作変更
メモ: getItemValueString メソッドによってこれまでヌルが戻されたケースにおいて、Lotus Domino Designer 6.5.5
以降では空の Java ストリングが戻されます。
getItemValueString method
項目の値を単一のテキスト値で戻します。
定義場所
文書
構文
public String getItemValueString (String name)
throws NotesException
パラメータ
String name
項目の名前
戻り値
String
項目の値
使用法
複数の項目が同じ名前である場合、最初の項目の値がこのメソッドによって戻されます。
項目の値が存在しない場合、あるいは値が数値か日付時刻の場合は、Lotus Domino Designer 6.5 以前ではこ
のメソッドによってヌルが戻され、Lotus Domino Designer 6.5.5 以降では空の Java ストリングが戻されます。空
の Java ストリングをテストするには、長さプロパティを使用してください。
指定された名前の項目が存在しない場合、Lotus Domino Designer 6.5 以前ではこのメソッドによってヌルが戻さ
れ、Lotus Domino Designer 6.5.5 以降では空の Java ストリングが戻されます。例外は出されません。項目の存
在を確かめるには、hasItem を使用してください。
このメソッドは、リッチテキスト項目をプレーンテキストとして表記して戻します。書式設定および埋め込みオブジェ
クトは失われます。
項目に複数の値が存在する場合、最初の値がこのメソッドによって戻されます。
例
以下の例が改訂されて、getItemValueString メソッドによって戻されるデータを正しくテストするようになりまし
た。
putInFolder メソッド
このエージェントは、それぞれの Category 項目の値と同じ名前を持つフォルダ内に文書を保存します。
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import lotus.domino.*;
public class JavaAgent extends AgentBase {
public void NotesMain() {
try {
Session session = getSession();
AgentContext agentContext = session.getAgentContext();
// (ここにコードを入力)
DocumentCollection dc =
agentContext.getUnprocessedDocuments();
Database db = agentContext.getCurrentDatabase();
Document doc = dc.getFirstDocument();
while (doc != null) {
String category = doc.getItemValueString("Category");
if (category != null && category != "" && category.length() > 0) {
doc.putInFolder(category); }
agentContext.updateProcessedDoc(doc);
doc.save();
doc = dc.getNextDocument(doc); }
} catch(Exception e) {
e.printStackTrace();
}
}
}
getUserPolicySettings メソッド
このエージェントは /Acme 用の設定ポリシー文書を取得して、いくつかの項目を表示します。
import lotus.domino.*;
public class JavaAgent extends AgentBase {
public void NotesMain() {
try {
Session session = getSession();
AgentContext agentContext = session.getAgentContext();
// (ここにコードを入力)
Document doc = session.getUserPolicySettings(
"Server1/Acme", "/Acme",
Session.POLICYSETTINGS_SETUP);
System.out.println("LocAllCatalogServer = " +
getName(doc.getItemValueString("LocAllCatalogServer")));
System.out.println("LocAllDirectoryServer= " +
getName(doc.getItemValueString("LocAllDirectoryServer")));
System.out.println("LocAllSametimeServer = " +
getName(doc.getItemValueString("LocAllSametimeServer ")));
} catch(Exception e) {
e.printStackTrace();
}
}
String getName(String n) {
if (n == null || n == "" || n.length() == 0) n = "<None>";
return n;
}
}
hashPassword メソッド
このエージェントは、指定した文書内の 3 つのフィールド、つまりユーザーによって入力されるパスワードフィール
ド PasswordCreate、ユーザーによって入力される別のパスワードフィールド PasswordVerification、およびエー
ジェントによって生成される隠しテキストフィールド Password を操作します。Password がヌルまたは空ストリング
の場合、このエージェントは PasswordCreate から値をハッシュします。Password に値が含まれる場合、このエー
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ジェントは PasswordVerify に照らしてその値を検証します。
import lotus.domino.*;
public class JavaAgent extends AgentBase {
public void NotesMain() {
try {
Session session = getSession();
AgentContext agentContext = session.getAgentContext();
// (ここにコードを入力)
DocumentCollection dc = agentContext.getUnprocessedDocuments();
Document doc = dc.getFirstDocument();
// パスワードが存在する場合は検証
String password = doc.getItemValueString("Password");
if (password != null && password != "" && password.length() > 0) {
String pVerify = doc.getItemValueString("PasswordVerification");
if (pVerify != null && pVerify != "" && pVerify.length() > 0) {
if (session.verifyPassword(pVerify, password))
System.out.println("Password verification OK");
else
System.out.println("Password verification failed ");
doc.replaceItemValue("PasswordVerification", "");
doc.save(true, true, true);
}
else
System.out.println("Password verification not specified ");
}
else { // パスワードが存在しない場合は作成
String pCreate = doc.getItemValueString("PasswordCreate");
if (pCreate != null && pCreate != "" && pCreate.length() >0) {
doc.replaceItemValue("Password",
session.hashPassword(pCreate));
doc.replaceItemValue("PasswordCreate", "");
doc.save(true, true, true);
System.out.println("Password created");
}
else
System.out.println("Password not specified");
}
} catch(Exception e) {
e.printStackTrace();
}
}
}
profiledocument タグ
workingUnid がプロファイル文書内に保存された値である場合、この例は、profileuser 属性で指定されたユー
ザーが、workingUnid 値で示される文書の操作を開始すべきであることを示します。
<domino:profiledocument profilename ="StandardProfile" profileuser="mheatmeiser" id="prof">
<%
if( prof != null ) {
String tempunid = prof.getItemValueString("workingUnid");
if( tempunid != null && tempunid != "" && tempunid.length() > 0)
unid = tempunid ;
}
%>
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</domino:profiledocument>
removeFromFolder メソッド
このエージェントは、それぞれの Category 項目の値と同じ名前を持つフォルダから文書を削除します。
import lotus.domino.*;
public class JavaAgent extends AgentBase {
public void NotesMain() {
try {
Session session = getSession();
AgentContext agentContext = session.getAgentContext();
// (Your code goes here)
Database db = agentContext.getCurrentDatabase();
DocumentCollection dc = db.getAllDocuments();
Document doc = dc.getFirstDocument();
while (doc != null) {
String category = doc.getItemValueString("Category");
if (category != null && category != "" && category.length() > 0) {
doc.removeFromFolder(category, true); }
doc.save();
doc = dc.getNextDocument(doc); }
} catch(Exception e) {
e.printStackTrace();
}
}
}
verifyPassword メソッド
このエージェントは、指定した文書内の 3 つのフィールド、つまりユーザーによって入力されるパスワードフィール
ド PasswordCreate、ユーザーによって入力される別のパスワードフィールド PasswordVerification、およびエー
ジェントによって生成される隠しテキストフィールド Password を操作します。Password がヌルまたは空ストリング
の場合、このエージェントは PasswordCreate から値をハッシュします。Password に値が含まれる場合、このエー
ジェントは PasswordVerify に照らしてその値を検証します。
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Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
import lotus.domino.*;
public class JavaAgent extends AgentBase {
public void NotesMain() {
try {
Session session = getSession();
AgentContext agentContext = session.getAgentContext();
// (ここにコードを入力)
DocumentCollection dc = agentContext.getUnprocessedDocuments();
Document doc = dc.getFirstDocument();
// パスワードが存在する場合は検証
String password = doc.getItemValueString("Password");
if (password != null && password != "" && password.length() > 0) {
String pVerify = doc.getItemValueString("PasswordVerification");
if (pVerify != null && pVerify != "" && pVerify.length() > 0) {
if (session.verifyPassword(pVerify, password))
System.out.println("Password verification OK");
else
System.out.println("Password verification failed ");
doc.replaceItemValue("PasswordVerification", "");
doc.save(true, true, true);
}
else
System.out.println("Password verification not specified ");
}
else { // パスワードが存在しない場合は作成
String pCreate = doc.getItemValueString("PasswordCreate");
if (pCreate != null && pCreate != "" && pCreate.length() >0) {
doc.replaceItemValue("Password",
session.hashPassword(pCreate));
doc.replaceItemValue("PasswordCreate", "");
doc.save(true, true, true);
System.out.println("Password created");
}
else
System.out.println("Password not specified");
}
} catch(Exception e) {
e.printStackTrace();
}
}
}
Associated SPRs :
YPHG6KJEDP
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04 マニュアルの変更
IsResortDescending プロパティページ
IsResortDescending プロパティ
読み書き可能。列がユーザーによって降順にソート可能かどうかを示します。
定義場所
NotesViewColumn
データ型
ブール値
構文
取得する場合: flag = notesViewColumn .IsResortDescending
設定する場合: notesViewColumn . IsResortDescending = flag
有効な値
z
True -- ユーザーは列を降順にソートできる
z
False -- ユーザーは列を降順にソートできない
使用法
列プロパティのソートタブで、[列見出しをクリックしてソート] は列がユーザーによってソート可能であることを示し
ます。[降順] または [両方] は降順を示します。
Associated SPRs :
DMAT6HT2XE
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04 マニュアルの変更
IsSummary プロパティの使用
NotesItem IsSummary プロパティの使用法について以下に説明します。
アイテムには、要約データまたは非要約データを含んでいることを示すフラグが立てられます。要約データは、
ビューおよびフォルダに表示されますが、非要約データは表示できません。通常、UI で作成されたアイテムにリッ
チテキストが含まれるか、またはこれらが長いアイテムの場合、非要約データとしてタグが付けられます。
[新規] を使って新規のアイテムを作成する場合、そのアイテムの IsSummary プロパティは False になります。アイ
テムをビューとフォルダに表示させたい場合には、その IsSummary プロパティを明示的に True に変更しなければ
なりません。
NotesDocument の AppendItemValue、NotesDocument の ReplaceItemValue、または拡張クラス文法を使用して
新規アイテムを作成する場合、アイテムの IsSummary プロパティは True になります。アイテムをビューおよびフォ
ルダに表示させたくない場合は、IsSummary プロパティを False に変更しなければなりません。
IsSummary プロパティを変更することにより、ビューおよびフォルダの既存アイテムの表示を有効または無効にす
ることができます。
Associated SPRs :
KYOE6K2DT5
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04 マニュアルの変更
Java スクリプトライブラリはネイティブ Java 限定で、バックエンド呼び出しはできない
LotusScript はすべての Java 値とクラスにアクセスできます。ただし、Java が LotusScript オブジェクトに直接ア
クセスするメカニズムはありません。Java スクリプトライブラリへの LotusScript の呼び出しはネイティブ Java に
限定され、LotusScript へのバックエンドの呼び出しを組み込むことはできません。
Associated SPRs :
TGUZ6MAPCB
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Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
04 マニュアルの変更
MailTemplateName プロパティの説明
MailTemplateName プロパティ
読み取り/書き込み。ユーザーのメールサーバーで指定されたサーバー上のデータディレクトリに関連したメール
ファイルの設計用テンプレートのファイル名。
このプロパティは Release 6.5 で新しくなりました。
定義位置
NotesRegistration
データ型
String 型
構文
取得方法: string$ = notesRegistration .MailTemplateName
設定方法: notesRegistration.MailTemplateName = string$
使用法
RegisterNewUser を呼び出す前にユーザーの 1 次メールデータベースが作成されるサーバーのテンプレートの
相対パスまたはファイル名に、このプロパティを設定することもできます。
このプロパティが空文字列のときには標準テンプレートが使用されます。 Release 7 では標準テンプレートは
MAIL7.NTF です。
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04 マニュアルの変更
NotesDocumentCollection .RemoveAll メソッドの説明
RemoveAll メソッド
コレクションにあるすべての文書をデータベースから削除します。
メモ 一時的削除を有効にすると、文書は [一時的削除] ビューに置かれ、削除するまでそのビューに置かれま
す。一時的削除が有効でないときには、文書はデータベースから完全に削除されます。
定義位置
NotesDocumentCollection
構文
Call notesDocumentCollection .RemoveAll( force )
パラメータ
force
Boolean 型。True のとき、別のユーザーが文書を取り出してからそれを修正した場合でも文書は削除されま
す。False のときは、最初に別の文書で文書を修正した場合にはそれは削除されません。
言語の相互参照
Java DocumentCollection クラスの removeAll メソッド
Associated SPRs :
BMGN6JETMS
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Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
04 マニュアルの変更
NotesDXLExporter の SchemaLocation と ValidationStyle
新しい 2 つのプロパティについて説明します。
SchemaLocation プロパティ
読み書き可能。エクスポートする DXL 用のスキーマの URI です。
メモ
これはリリース 7 での新しいプロパティです。
メモ
このプロパティは COM ではサポートされていません。
定義位置
NotesDXLExporter
データ型
String 型
構文
取得方法: uri$ = notesDXLExporter .SchemaLocation
設定方法: notesDXLExporter .SchemaLocation = uri$
使い方
このプロパティは、ValidationStyle が VALIDATIONSTYLE_SCHEMA のときに適用されます。
デフォルトは、ND プログラムディレクトリの xmlschemas サブディレクトリ内の XSD ファイルの場所となります。た
とえば、次のようになります。
http://www.lotus.com/dxl xmlschemas/domino_7_0.xsd
例: SchemaLocation プロパティ
このエージェントは、指定されたスキーマを検証用に使用して、現在のデータベースから DXL を生成します。
Sub Initialize
Dim session As New NotesSession
Dim db As NotesDatabase
Set db = session.CurrentDatabase
REM Open xml file named after current database
Dim stream As NotesStream
Set stream = session.CreateStream
filename$ = "c:\dxl\" & Left(db.FileName, Len(db.FileName) - 3) & "dxl"
If Not stream.Open(filename$) Then
Messagebox "Cannot open " & filename$,, "Error"
Exit Sub
End If
Call stream.Truncate
REM Export current database as DXL
Dim exporter As NotesDXLExporter
Set exporter = session.CreateDXLExporter
exporter.ValidationStyle = VALIDATIONSTYLE_SCHEMA
exporter.SchemaLocation = _
"http://www.lotus.com/dxl xmlschemas/domino_7_0.xsd"
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Call exporter.SetInput(db)
Call exporter.SetOutput(stream)
Call exporter.Process
End Sub
ValidationStyle プロパティ
読み書き可能。エクスポートする DXL を検証するメソッドです。
メモ
これはリリース 7 での新しいプロパティです。
メモ
このプロパティは COM ではサポートされていません。
定義位置
NotesDXLExporter
データ型
Integer 型の定数
構文
取得方法: style% = notesDXLExporter .ValidationStyle
設定方法: notesDXLExporter .ValidationStyle = style%
有効な値
VALIDATIONSTYLE_NONE (0)
VALIDATIONSTYLE_DTD (1) (デフォルト)
VALIDATIONSTYLE_SCHEMA (2)
使い方
このプロパティを VALIDATIONSTYLE_DTD に設定すると、OutputDOCTYPE が True に設定されます。このプロ
パティをそれ以外の値に設定すると、OutputDOCTYPE が False に設定されます。
z
z
z
OutputDOCTYPE を True に設定すると、このプロパティは VALIDATIONSTYLE_DTD に設定されます。
OutputDOCTYPE を False に設定すると、現在、このプロパティが VALIDATIONSTYLE_DTD に設定されている
場合は、このプロパティが VALIDATIONSTYLE_NONE に設定され、それ以外の場合は、変更されません。
例: ValidationStyle プロパティ
このエージェントは、デフォルトのスキーマを検証用に使用して、現在のデータベースから DXL を生成します。
Sub Initialize
Dim session As New NotesSession
Dim db As NotesDatabase
Set db = session.CurrentDatabase
REM Open xml file named after current database
Dim stream As NotesStream
Set stream = session.CreateStream
filename$ = "c:\dxl\" & Left(db.FileName, Len(db.FileName) - 3) & "dxl"
If Not stream.Open(filename$) Then
Messagebox "Cannot open " & filename$,, "Error"
Exit Sub
End If
Call stream.Truncate
REM Export current database as DXL
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Dim exporter As NotesDXLExporter
Set exporter = session.CreateDXLExporter
exporter.ValidationStyle = VALIDATIONSTYLE_SCHEMA
Call exporter.SetInput(db)
Call exporter.SetOutput(stream)
Call exporter.Process
End Sub
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04 マニュアルの変更
NotesItem と Item の AppendToTextList メソッドの限度は 64K
以下の使用法情報を、Java Item クラスの NotesItem.AppendToTextList メソッドと appendToTextList メソッドの
両方に追加する必要があります。
使用法
メモ テキストリストには 64K の上限があります。既存のテキストリストに新しい値を追加すると 64K より大きくな
るときには、新しい値は追加されません。
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04 マニュアルの変更
Responses プロパティの使用上の注意
Responses プロパティ
読み取り専用。文書に対する直接の応答。
定義場所
NotesDocument
データ型
NotesDocumentCollection
構文
取得する場合: Set notesDocumentCollection = notesDocument .Responses
使用法
コレクション内の各文書は、最初の文書に対する直接の応答です。応答に対する応答は含まれません。現在の
文書に応答がない場合、NotesDocumentCollection には文書が含まれません。
このプロパティの値は文書の保存時に設定され、バックエンド文書に保存されます。定義後に notesDocument
.Responses プロパティ値が変更された場合、変更後のプロパティにアクセスするには新しい notesDocument を
定義する必要があります。
メモ このプロパティは新規文書に対しては使用できず、何も戻されません。プロパティを使用するには、文書を閉
じて再び開く必要があります。
応答に対する応答
このプロパティは文書に対する直接の応答だけを戻しますが、特定の文書のすべての子孫にアクセスするため
に、反復するサブルーチンまたは関数を作成することができます。反復サブルーチンは、非反復サブルーチンが
他のサブルーチンや関数を呼び出すのと同じ方法で、自身を呼び出します。
言語の相互参照
Java 文書クラスの Responses プロパティ
式言語の @Responses 関数
Associated SPRs :
KMUR6KWGBA; BROS3ULHMQ
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04 マニュアルの変更
UIView Print メソッドは printView のパラメータを無視する
Print メソッド
選択されている文書、または現在のビューを印刷します。
1. パラメータを指定しないか最初のパラメータを省略すると、[印刷] ダイアログボックスを表示します。
2. メソッドの 2 番目のフォームが使われている場合、文書またはビューは指定されたパラメータに基づいて印
刷されます。
メモ このメソッドは Release 5 で新しく追加されました。
定義位置
NotesUIView
構文
Call notesUIView.Print
Call notesUIView.Print( numCopies% [, fromPage% ] [, toPage% ] [, draft ] [, pageSeparator% ] [, formOverride$ ]
[, printView ] [, dateRangeBegin ] [, dateRangeEnd ] )
パラメータ
numCopies%
Integer 型。印刷する部数です。このパラメータを設定しない場合、メソッドの最初のフォームが使われ、他の
パラメータはすべて無視されます。
fromPage%
Integer 型。省略可能。印刷を開始する (文書の選択) ページです。このパラメータを省略するか 0 を指定す
ると、1 ページ目から印刷されます。
toPage%
Integer 型。省略可能。印刷を終了する (文書の選択) ページです。このパラメータを省略するか 0 を指定す
ると、最後のページまで印刷されます。
draft
Boolean 型。省略可能。文書をドラフトモードで印刷するときは True を指定します。
pageSeparator%
Integer 型。省略可能。ページ分離記号を判別します。
0
ページ分離記号なし
1
文書間に空白行
2
文書間で改ページ
メモ printView パラメータが True であるときはこのパラメータは無視されます。
formOverride$
文字列。省略可能。文書の印刷に使うフォームの名前です。
メモ printView パラメータが True であるときはこのパラメータは無視されます。
printView
Boolean 型。省略可能。文書の内容ではなく現在のビューを印刷することを示すには True を指定します。デ
フォルトは False です。
dateRangeBegin
DATE 形式の Variant 型。省略可能。[カレンダー] ビューから印刷する場合に、開始日を印刷します。
dateRangeEnd
DATE 形式の Variant 型。省略可能。[カレンダー] ビューから印刷する場合に、終了日を印刷します。
言語の相互参照
ビューの式言語の FilePrint @コマンド
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式言語の FilePrintSetup @コマンド
式言語の FilePageSetup @コマンド
Associated SPRs :
KMUR6NRLDL
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04 マニュアルの変更
Web アプリケーションのアクセシビリティの変更
Web アプリケーションにおいて、アクセシビリティ用の代替テキスト (ALT テキスト) を扱う方法に、いくつかの変更
点があります。図形およびイメージ用の ALT テキストとして、次の機能が実装されています。
z
リッチテキストフィールドで、図形またはイメージリソースに ALT テキストを追加しなかったとき、Web サー
バーは空の ALT テキスト属性を自動的に生成しなくなりました。
メモ 空の ALT テキスト属性 (Alternate Text ="") があると、スクリーンリーダーが Web ページを読み上げ
るときに、このイメージをスキップしてしまいます。ALT テキスト属性自体が存在しないと、スクリーンリーダー
はイメージのソース URL を読み上げます。ALT テキスト属性を追加するには、図形またはイメージリソース
のプロパティボックスで、[代替テキスト] フィールドにテキストを入力します。空の ALT テキスト属性を使用す
るときは、[代替テキスト] フィールドに "" と入力します。
z
Web サーバーは、生成する Web ページ上の追加イメージ用の ALT テキストを自動的に生成します。Web
サーバーは、カレンダービューのナビゲーション、ビューの列のソート、MIME 添付ファイルマーカー、および
空き時間スケジュールに関連するイメージ用の ALT テキストを自動的に生成します。
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04 マニュアルの変更
Web ブラウザで QueryView にアクセスすると「404 エントリが索引に見つかりません」になる
Web ブラウザを使ってアクセスする QueryView で DB2 Access ビューを適切に処理するには、Access ビューに
OID を含める必要があります。Access ビューに OID を含めないと、Web ブラウザが QueryView にアクセスしよう
とする時に「404 エントリが索引に見つかりません」エラーメッセージが出されます。
OID を含めるには、DAV プロパティを開いて 2 番目のタブの詳細プロパティを選択します。2 番目のオプション、
[Access ビューに OID を含める] の前にあるチェックボックスをオンにします。
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04 マニュアルの変更
@Explode の例
例: @Explode
デフォルトの表示用の分離記号として、セミコロン (;) を使うものとします。
z
1. 次の例では、[Topic] フィールドの内容が "Weekly Status Report"、"Weekly,Status,Report"、"
Weekly;Status;Report" または改行で区切られた "Weekly"、"Status"、"Report" のときは、"Weekly"、"
Status"、"Report" を格納したリストが返されます。
z
z
z
z
@Explode(Topic)
2. 次の例では、[Topic] フィールドの内容が "Weekly+Status+Report" または改行で区切られた
"Weekly"、"Status"、"Report" のときは、"Weekly"、"Status"、"Report" を格納したリストが返されます。
@Explode(Topic; "+&")
3. この例では、パラメータ 2 と 3 にデフォルトを指定しますが、改行は分離記号として扱いません。
@Explode(Topic; " ,;"; @True)
4. この例では、パラメータ 2 と 3 にデフォルトを指定しますが、改行は分離記号として扱いません。
@Explode(Topic; " ,;"; @False, @False)
5. 次の例では、入力フィールドの内容が "Please send resume & references" のとき、"Please send
resume + references" が返されます。
z
@Implode( @Explode( entry; "&" ); "+" )
6. 次の例では、[Headline] フィールドの内容が "Attendance grows at UCLA, Pomona Colleges, and USC"
のとき、"Attendance grows at UCLA; Pomona Colleges; and USC" が返されます。
z
@Explode(Headline;",")
7. 次の例では、[Country] フィールドの内容が "Mexico, Guatemala, Costa Rica, El Salvador" のとき、4 が
返されます。
z
z
z
@Elements(@Explode(Country; ","))
8. 次の例では、07/02/96; 07/03/96; 07/04/96; 07/05/96 が返されます。
@Explode([07/02/96 - 07/05/96])
9. 次の例では、07/01/94; 05/01/94; 10/01/94; 10/02/94; 10/03/94; 04/01/94; 04/02/94; 04/03/94 が
返されます。返される日付の順序に注意してください。単一の日時値が最初に返され、その後に日時の範囲
を展開したものが返されています。戻り値は文字列リストです。
@Explode([07/01/94]:[10/01/94 - 10/03/94]:[05/01/94]:[04/01/94 - 04/03/94])
10. 複数値の編集可能日時フィールド [Duration] に入力された日付の範囲が、複数値の計算結果文字列
フィールド [Days] に表示されるようにします。[Duration] フィールドに、@Date(Duration) という入力変換式を
指定します。[Days] フィールドに、@Explode(Duration) という式を指定します。[Duration] フィールドに次の形
式で日時を入力できます。 04/16/71-04/18/71。
Associated SPRs :
PBIT6F7FS9
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04 マニュアルの変更
@IfError の訂正
@IfError の説明では、それが使われなくなったときに @IfError のことを誤ってコマンドと記述していました。それ
は関数です。
Associated SPRs :
GFLY6NTNT8
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04 マニュアルの変更
@Matches の大文字小文字の区別
@Matches のパターンで単純な文字を使うときには、大文字と小文字が区別されません。@Matches のパターン
で文字のリストを使うときには、大文字と小文字が区別されます。
@Matches
指定の文字列に指定のパターン文字列があるかどうかを判断します。パターン文字列には多数の「ワイルドカー
ド」文字や論理記号を使えるため、複雑な文字パターンを照合できます。
構文
@Matches( string ; pattern )
パラメータ
string
文字列。検索対象の文字列を引用符で囲んで指定します。検索対象の文字列が含まれているフィールドの
名前を入力することもできます。フィールド名は引用符で囲まないでください。
pattern
文字列。string 内で検索するパターンを引用符で囲んで指定します。ワイルドカード文字と記号を使用するこ
ともできます (下表参照)。検索するパターンがセットとして中カッコ ({ }) で囲まれている場合を除き、?、*、
&、!、|、\、+ の記号の前に円記号を付ける必要があります。パターンをリテラルとして指定する場合は、記号
の前に円記号を 1 つではなく 2 つ付ける必要があります。円記号は文字列リテラルではエスケープ文字なの
で、「\?」と指定すると照合エンジンには「?」が渡され、ワイルドカードとして処理されます。「\\?」と指定すると
照合エンジンには「\?」が渡され、疑問符文字として処理されます。
メモ パターンの中の単純な文字は大文字と小文字の区別がありません。中括弧で囲まれた文字は厳密に突
き合わされ、大文字と小文字の区別があります。文字セット {A-z} には大文字と小文字のアルファベット文字
だけでなく、円記号、下線、大括弧も含まれます。
戻り値
flag
Boolean 型
1. 指定したパターンが文字列内にある場合は 1 (True) が返されます。
2. 指定したパターンが文字列内にない場合は 0 (False) が返されます。
ワイルドカード文字と論理記号は次のとおりです。
記号
使い方
C
C は任意の文字。特殊文字以外の任意の 1 文字と一致しま
す。大文字と小文字の区別をしません。
?
任意の 1 文字と一致します。
*
任意の文字列 (複数の文字) と一致します。
{ABC}
ABC というセットの中の文字のいずれかと一致します。
{A­FL­R}
A から F と L から R というセットの中の文字のいずれかと一致
します。
+C
任意の回数繰り返される任意の文字に一致します。大文字と
小文字の区別をしません。
!
パターンの論理的な意味を否定します (論理 NOT)。
|
2 つのパターンの論理 OR をとります。
&
2 つのパターンの論理 AND をとります。
メモ 文字セットを指定するときは、必ず中カッコ ({ }) で囲んでください。たとえば、A から F の文字のセットは
{A-F} と指定します。
パターン一致の例を示します。
パターン
一致
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ABC
{ABC}{ABC}
A?C
???
+?
+?{A­Z}
+{!A­Z}
Associated SPRs :
GFLY6RLKQN
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3 文字の文字列 [a|A][b|B][c|C]
大文字の A、B、C のいずれかで構成される任意の 2 文字の
文字列
3 文字の文字列で、a|A で始まり、c|Cで終わるもの
任意の 3 文字の文字列
ヌル文字列を含む任意の文字列
大文字で終了する任意の文字列
大文字を含まない任意の文字列
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04 マニュアルの変更
@PasswordQuality の例
以下の 2 つの例は、暗号化されたフィールドに対して @PasswordQuality を適用した場合に返される予期されな
い結果を示しています。
1. パスワードタイプフィールド (PW) が次のように定義されているとします。
入力変換式: @Password(PW)
入力確認式: @If(@PasswordQuality(PW);@Failure("Password not complex enough "); @Success)
パスワードクオリティ 3 である「password」というパスワードが PW に含まれる場合、この例では @Success が
返されます。
2. エージェントが @PasswordQuality(HttpPassword)<8 であるすべてのユーザー文書を選択します。ユー
ザー文書の HttpPassword フィールドは暗号化されるため、どの文書も選択されません。
次の 2 つの例は、文書の QuerySave イベント内で @PasswordQuality とパスワード暗号化を組み合わせる方法
を示しています。最初の例では式、2 番目の例では LotusScript がそれぞれ使用されます。
1. パスワードタイプフィールド (PW) が次のように定義されているとします。
入力変換式: なし
入力確認式: @If(@PasswordQuality(PW);@Failure("Password not complex enough "); @Success)
QuerySave イベント: FIELD PW:=@Password(PW);"";
「password」というパスワードが PW フィールドに入力された場合、入力確認は失敗して「Password not
complex enough」が返されます。
「a2R5j4K9」というパスワードが PW フィールドに入力された場合、PW フィールド内のそのパスワードを暗号
化した値とともに文書が保存されます。
2. パスワードタイプフィールド (PW) が次のように定義されているとします。
入力変換式: なし
入力確認式: @If(@PasswordQuality(PW);@Failure("Password not complex enough"); @Success)
QuerySave イベント:
Dim doc As NotesDocument
Set doc=Source.Document
res=Evaluate(|@setfield("PW";@Password("PW"))|,doc)
Call doc.save(True,True)
「password」というパスワードが PW フィールドに入力された場合、入力確認は失敗して「Password not
complex enough」が返されます。
「a2R5j4K9」というパスワードが PW フィールドに入力された場合、PW フィールド内のそのパスワードを暗号
化した値とともに文書が保存されます。
Associated SPRs :
MGAN6FEQNR
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04 マニュアルの変更
@PasswordQuality 使用上の注意
@Password 関数または @Hashpassword 関数を使って暗号化されたフィールドに対して @PasswordQuality 関数
を使用すると、誤った結果が生成されます。これは、暗号化された入力に対して関数が適用されるためです。
正しい使用法、および誤った使用法の例については、「@PasswordQuality の例」を参照してください。
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04 マニュアルの変更
@UserRoles は複製されたすべてのデータベースに適用される
Lotus Notes 6 以降、@UserRoles はローカルとサーバー上の複製されたすべてのデータベースに適用されるよう
になりました。複製の設定、[このデータベースのレプリカはすべて共通のアクセス制御リストを用いる] を設定す
る必要はありません。
これはコピーされたデータベースや ACL グループには適用されません。
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04 マニュアルの変更
@Version - 新しいバージョンリスト機能
@Version
実行中の Lotus Notes/Domino ソフトウェアのリリース番号を戻します。
構文
@Version
戻り値
versionNumber
リリース番号を表すストリング
使用法
列、選択、メールエージェント、およびスケジュールエージェントの式の中では、@Version はデータベースを格納
している Lotus Notes/Domino サーバーまたはワークステーションのリリース番号を戻します。それ以外のすべて
の式の中では、 @Version は式を実行している Lotus Notes/Domino ワークステーションのリリース番号を戻しま
す。
以下の表は、@Version によって戻される数値とそれぞれの Lotus Notes/Domino バージョンの対応関係です。
@Version によって戻される数値
対応する Lotus Notes/Domino バージョン
114
Lotus Notes 3.x
136
Lotus Notes 4.0、4.0x
138
Lotus Notes 4.1、4.1x
145
Lotus Notes 4.5、4.5x
147
Lotus Notes 4.6
166
Lotus Notes 5.0、5.0x
190
Lotus Notes 6.0、6.0.1
191
Lotus Notes 6.0.2
194
Lotus Notes 6.0.3、6.5
198
Lotus Notes 6.5.5
199
Lotus Notes 6.5.6
256
Lotus Notes 7.0
261
Lotus Notes 7.0.1
262
Lotus Notes 7.0.2
メモ:
z
z
Lotus Notes 3.x のすべてのリリースに対して、@Version は同じ番号を戻します。
@Version は Lotus Notes 4.x のメンテナンスリリースを区別しません。
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AGUD6M2PJP
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04 マニュアルの変更
アクセシビリティを備えたアプリケーションを設計するためのプラットフォームの変更
ヘルプでは、Windows 95 および Windows NT プラットフォームで Microsoft Active Accessibility を使用できると
説明されていますが、Lotus Notes によってサポートされるすべての Windows プラットフォームで Microsoft
Active Accessibility を使用できるようになりました。 該当する最新の説明は次のとおりです。
最大のアクセシビリティを提供するアプリケーションの設計
身体の不自由なユーザーがアプリケーションを利用できるよう、アプリケーションの設計時に考慮できることがあ
ります。米国政府のアクセシビリティガイドラインに準拠するには、以下のようにアプリケーションを設計する必要
があります。
1. キーボードのアクセシビリティ -- マウスその他のポインティングデバイスを使用せずにアプリケーションを操
作できる場合、キーボードのアクセシビリティが実装されています。
2. スクリーンリーダーのアクセシビリティ -- 視覚障害を持つユーザーがスクリーンリーダーを使ってアプリケー
ションを操作できる場合、スクリーンリーダーのアクセシビリティが実装されています。スクリーンリーダーソフ
トウェアはデジタルスピーチシンセサイザーと連動して、画面やカーソルの表示内容を音声で提供します。ス
クリーンリーダーソフトウェアが機能するためには、グラフィカルユーザーインターフェース (GUI) に関する詳
細情報を指定することにより、スクリーンリーダーがグラフィカル表記を音声に変換できるようにする必要が
あります。
Lotus Notes クライアントはキーボードおよびスクリーンリーダーのアクセシビリティを備えています。Windows プ
ラットフォームでは、Lotus Notes は Microsoft Active Accessibility を使用します。Designer で作成するほとんど
のオブジェクトで、アクセシビリティを提供することが可能です。たとえば、画像やアプレットに代わる代替テキスト
という説明文を提供できます。一方、アクセシビリティのないアプリケーションを Designer で作成することもできま
す。アクセシビリティを提供できない設計要素もあります。なお、Domino サーバーはアクセシビリティを備えた
HTML を可能な限り自動的に生成します。
Associated SPRs :
DHOS6J9JAC
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04 マニュアルの変更
ビューの右クリックメニューへのアクションの追加
Notes ユーザーがビュー内でマウスの右ボタンをクリックしたときにポップアップ表示されるメニューに、アクション
を追加できます。ビューの右クリックメニューにアクションを含めるには、アクションのプロパティボックスの [アク
ションの情報] タブで [右クリックメニューに含む] を選択します。
右クリックメニューにアクションを追加するときは、次の点に注意してください。
z
右クリックメニューに共有アクションを追加すると、そのアクションを使用しているすべてのビューでアクション
が右クリックメニューに表示されます。
z
右クリックメニューに追加するアクションがサブメニューの一部の場合は、親メニュー項目もメニューに表示さ
れます。
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04 マニュアルの変更
設計リストの使いやすさを改善
設計リストに次の変更が加えられ、よりコンパクトになるとともに、使いやすくなりました。
z
コメントの列が、各設計要素の行で独立した列として表示されます。これによって、設計者は各設計要素の
情報を 2 行ではなく 1 行で表示できます。
z
設計リストの幅をさらに小さくするため、一部の列の見出しがタイトルではなくアイコンで表示されます。アイコ
ンで表示される列には、更新なし、Notes、Web、モバイルなどがあります。
z
継承元の列は更新なしの列の右側に移動しました。
z
エージェント設計リストのトリガーの列は、トリガーの説明の代わりにトリガーのアイコンで表示されます。ま
た、個人エージェントの列見出しは、テキストではなくアイコンで表示されます。
z
スペースを節約し、リストを使いやすくするために、共有アクションの設計リストでも同様の変更が行われて
います。
z
コメントの列をソートできます。
メモ ヘルプが表示されるアイコンもあります。アイコンが何を表しているかわからないときは、マウスポインタをア
イコンの上まで移動すると、アイコンの意味が表示されます。(ただし、列見出しとして使用されるアイコンには、こ
のようなヘルプはまだ組み込まれていません。)
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04 マニュアルの変更
設計要素を開かずに要素内のフィールドを編集する
ワークペインの設計リストで、設計要素の [名前]、[別名]、[コメント] の各フィールドを直接編集できるようになり
ました。設計要素を開く必要はありません。
設計要素の [名前]、[別名]、[コメント] の各フィールドを編集するには、次のように操作します。
1.
2.
3.
4.
設計ペインで、編集する設計要素の種類をクリックします。たとえば、[フォーム] をクリックします。
ワークペインで、編集する設計要素を選択します。たとえば、編集したいフォームを選択します。
設計要素内の編集するフィールドをクリックします。たとえば、[名前] フィールドをクリックします。
フィールドを編集し、Enter キーを押します。
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04 マニュアルの変更
文字の長さ制限が増えた
ビュー名、フォーム名、エージェント名において、さらに階層名を取り入れる場合、名前に使う文字の既知の限度
が増え、さらにフィールド名の限度は文字セットに関係なく 32 文字になりました。
項目
名前の文字
Associated SPRs :
HNAA6PAA6M
最大値
データベースのタイトル: 96 バイト
ファイル名: Windows® と UNIX® プラットフォームでは最低 255 お
よび/または OS 限界
フィールド名: 32 文字 (SBCS では 32 バイト、DBCS では 64 バイ
ト)
ビュー名: 各レベル 63 バイト、合計 127 バイト (1 つの分離記号を
含む)
フォーム名: 各レベル 63 バイト、合計 127 バイト (1 つの分離記号
を含む)
エージェント名: 各レベル 63 バイト、合計 127 バイト (1 つの分離
記号を含む)
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04 マニュアルの変更
例: IMESetMode
文書中に元から含まれていた LotusScript IMESetMode 機能についての例に誤植がありました。以下は、正
しい例です。
例: IMESetMode
この例では、ユーザーがカーソルをフィールドに移動する場合、IME はひらがな入力モードで自動的に呼び出
されます。ユーザーがフィールドから移動すると、IME は元の状況にリセットされます。
Public InitIMEMode As Integer
Sub Entering ( Source As Field )
InitIMEMode = IMEStatus
If InitIMEMode <> IME_HIRAGANA Then
IMESetMode ( IME_HIRAGANA )
End If
End Sub
Sub Exiting ( Source As Field )
If InitIMEMode <> IMEStatus Then
IMESetMode ( InitIMEMode )
End If
End Sub
The example originally given in the documentation for the LotusScript IMESetMode function contained a typo .
The following example is correct.
Examples: IMESetMode
In this example when the user moves the cursor into a field, IME is automatically invoked into HIRAGANA input
mode. When the user moves from the field, IME resets to its original status .
Public InitIMEMode As Integer
Sub Entering ( Source As Field )
InitIMEMode = IMEStatus
If InitIMEMode <> IME_HIRAGANA Then
IMESetMode ( IME_HIRAGANA )
End If
End Sub
Sub Exiting ( Source As Field )
If InitIMEMode <> IMEStatus Then
IMESetMode ( InitIMEMode )
End If
End Sub
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04 マニュアルの変更
例: JavaScript ヘッダー情報の追加
説明に含まれる例には、余分な括弧が存在します。正しいサンプルコードは次のとおりです。
例: JavaScript ヘッダー情報の追加
この例では JavaScript と cookie を使ってページまたはフォームをブラウザにロードし、「Cookie_Man」という
cookie をユーザーの cookie ファイルに保存します。さらに、ユーザーがこのサイトを訪れた回数を示すメッセー
ジを表示します。JS Header に書かれた 2 つの関数 doCookie() および getTimes() を使用します。これらの関数
は onLoad イベントから呼び出されます。
1. cookie が正しく機能するには、コード内の実際の期限切れ日を将来の日付に変更する必要があります。
JS Header Event で、以下のコードを入力します。
cookieName = "Cookie_Man";
function doCookie() {
var index = -1;
if(document.cookie) {
index = document.cookie.indexOf(cookieName);
}
if (index == -1) {
document.cookie = cookieName +
"=1; expires=Saturday, 03-Apr-2010 08:00:00 GMT";
} else {
var countbegin = document.cookie.indexOf("=", index) + 1;
var countend = document.cookie.indexOf(";", index);
if (countend == -1) {
countend = document.cookie.length
}
var count = eval(document.cookie.substring(countbegin, countend)) + 1;
document.cookie=cookieName+"="+count+"; expires=Saturday, 03-Apr-2010 08:00:00 GMT";
}
}
function getTimes() {
if(document.cookie) {
var index = document.cookie.indexOf(cookieName);
if (index != -1) {
var countbegin = document.cookie.indexOf("=", index)+ 1;
var countend = document.cookie.indexOf(";", index);
if (countend == -1) {
countend = document.cookie.length;
}
return document.cookie.substring(countbegin, countend);
}
}
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return 0;
}
onLoad ページまたはフォームイベントに、次のコードを含めます。
doCookie(); // cookie 情報を取得
document.forms[0].visited.value = getTimes(); // 閲覧カウントを文書内に書式設定
「Visited」という名前のテキストフィールドをフォームに作成します。
以下のテキストをフォームに含めます。
You have visited this site < Visited> time(s) before.
Associated SPRs :
HKAI6LD5PH
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04 マニュアルの変更
Notes.INI の新しい設定、および以前に説明されなかった設定
iNotes_WA_Areas
構文: iNotes_WA_Areas=value
説明: この設定を使用して、Lotus Domino Web Access の 6 つの機能領域 (「ようこそ」、「メール」、「カレン
ダー」、「タスク」、「連絡先」、「ノートブック」の中から任意の組み合わせを無効にします。各領域の値を 0 にする
と無効になり、1 にすると有効になります。形式は iNotes_WA_Areas=ABCDEF で、次のとおりです。
A = ようこそ
B = メール
C = カレンダー
D = タスク
E = 連絡先
F = ノートブック
例: この例では、メールと連絡先を除くすべてのセクションを無効にします。
iNotes_WA_Areas=010010
適用対象: Lotus Domino Web Access クライアント
デフォルト: 111111 -- この設定を使用しない場合、デフォルトでは、すべての機能領域が有効になります。
同じ機能のユーザーインターフェース : なし
iNotes_WA_ConfirmBlockedActiveX
構文: iNotes_WA_ConfirmBlockedActiveX=value
説明: ユーザーが最新の Domino Web Access ActiveX コントロールをまだインストールしていない場合、インス
トールがブラウザによってブロックされていれば、Lotus Domino Web Access が後続のページで ActiveX コント
ロールの使用を試行し続けるかどうかの確認がセッションごとにユーザーに表示されます (コントロールをインス
トールするには、これが必要です)。この設定は、この確認プロンプトを無効にして、Lotus Domino Web Access が
後続のページで (未インストールの場合) Domino Web Access ActiveX コントロールを使用しないように設定しま
す。
0 - 確認ボックスを非表示にします
1 - 確認ボックスを表示します
メモ: 確認ボックスを非表示にした場合、ユーザーは Lotus Domino Web Access の [プリファレンス] ダイアログ
から ActiveX コントロールをインストールできます。
適用対象: Lotus Domino Web Access クライアント
デフォルト: 1
同じ機能のユーザーインターフェース : なし
iNotes_WA_Feeds
構文: iNotes_WA_Feeds=value
説明: この設定を使用して、Lotus Domino Web Access メールファイルのさまざまな受信ボックスフィード形式の
広告および利用を有効にします。設定可能な値は次のとおりです。
iNotes_WA_Feeds=rss
iNotes_WA_Feeds=atom
iNotes_WA_Feeds=atom,rss
フィード検索のデフォルト url 形式は次のとおりです。
<mailfile>/iNotes/Proxy/?OpenDocument&Form=s_RSS&NKA (RSS の場合)
<mailfile>/iNotes/Proxy/?OpenDocument&Form=s_Atom&NKA (Atom の場合)
適用対象: Lotus Domino Web Access クライアント
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デフォルト: 指定なし (フィールドの利用/広告は無効)
同じ機能のユーザーインターフェース : なし
iNotes_WA_FeedsSecured
構文: iNotes_WA_FeedsSecured=value
説明: デフォルトでは、セキュリティの確保されたフィードだけがメールファイルで使用可能です。これにより、
フィード検索でセキュリティの確保されない認証を防止できます。https ではなく http を介してフィードにアクセス
したい場合は、この INI 設定を使用してそのようにすることができます。
0 - この設定を無効にする
1 - この設定を有効にする
適用対象: Lotus Domino Web Access クライアント
デフォルト: 1
同じ機能のユーザーインターフェース : なし
iNotes_WA_FeedsProtocol
構文: iNotes_WA_FeedsProtocol=value
説明: この設定を使用して、[受信ボックス] ページで広告されるフィードプロトコルを詳細に制御できます。この設
定は、iNotes_WA_FeedsSecured が 0 に設定されている場合にのみ適用されます。
http: - 広告されるフィードプロトコルのデフォルトとして http: を使用
https: - 広告されるフィードプロトコルのデフォルトとして https: を使用
指定なし: (デフォルト) -- フィード広告が発生する現在のページと同じプロトコルを使ってフィードを広告する
適用対象: Lotus Domino Web Access クライアント
デフォルト: 指定なし
同じ機能のユーザーインターフェース : なし
iNotes_WA_DisplayArchiveList
構文: iNotes_WA_DisplayArchiveList=value
説明: この設定は、ユーザーの個人アーカイブポリシーが複数存在する場合、または管理者がユーザーにアー
カイブポリシーを割り当てた場合に使用します。この変数を 1 に設定すると、ユーザーが [アーカイブ] ボタンをク
リックしたとき、または仮想リストや開いたメッセージで選択した文書に対してアーカイブ操作を実行しようとしたと
きに、ダイアログが開きます。このダイアログには、ユーザーが設定済みのアーカイブ基準のリスト、またはアー
カイブポリシーを介して管理者によって割り当てられたアーカイブ基準設定が表示されます。ユーザーは、希望す
るアーカイブ操作を選択することができます。
0 - この設定を無効にする
1 - この設定を有効にする
適用対象: Lotus Domino Web Access クライアント
デフォルト: 0 (無効)
同じ機能のユーザーインターフェース : なし
iNotes_WA_PreferWebEngineCacheControl
構文: iNotes_WA_PreferWebEngineCacheControl=value
説明: Lotus Domino Web Access では、特定のシナリオで Domino Web Engine による再マッピングを防ぐよう
Cache-Control 応答ヘッダーを設定できるようになりました。デフォルトの Domino Web Engine ロジックは、
Cache-Control の無効化、HTTP 1.0 要求の応答の非保存でした。この設定は、元の動作に戻すことを可能にし
ます。
0 - この設定を無効にする
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1 - この設定を有効にする
適用対象: Lotus Domino Web Access クライアント
デフォルト: 0 (無効)
同じ機能のユーザーインターフェース : なし
iNotes_WA_PreferXMLHttpRequest
構文: iNotes_WA_PreferXMLHttpRequest=value
説明: 可能な場合に <xml> タグの load() メソッドの代わりに Microsoft.XMLHTTP ActiveX オブジェクトを使用す
るには、この変数を 1 に設定します。
0 - この設定を無効にする
1 - この設定を有効にする
適用対象: Lotus Domino Web Access クライアント
デフォルト: 0 (無効)
同じ機能のユーザーインターフェース : なし
Associated SPRs :
PANN6FTJDG
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04 マニュアルの変更
「Valid internet certificate cannot be located 」というエラーメッセージ
「Valid internet certificate cannot be located」というエラーメッセージを受け取ったときは、インターネット証明書
が存在しないか、インターネット証明書が存在しても、相互認証が存在しません。
Associated SPRs :
PTHN6DRNXG
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04 マニュアルの変更
スペル辞書のプリファレンス
Lotus Domino Web Access ユーザープリファレンスで主要なスペルチェック辞書を保存できます。このプリファレ
ンスを設定すると、それぞれの新しいブラウザセッションでその辞書がデフォルト辞書になります。セッション内で
別の辞書に変更することは引き続き可能で、その後、それがセッションで使用されます。ただし、セッション内で辞
書を変更しても、プリファレンスで選択した主要な辞書は変更されません。
スペルチェック辞書のプリファレンスを設定するには
1. [プリファレンス] をクリックします
2. [基本] をクリックします
3. [スペルチェックのデフォルト辞書 ] で、リストの中から辞書を選択します。デフォルトはシステムのデフォルト
辞書です。
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04 マニュアルの変更
フィードバックリンクの訂正
ヘルプトピックの下にある「ヘルプフィードバック」リンクが誤っていました。Lotus Domino Web Access ヘルプの
フィードバックを送るには、下記の URL を使用してください。
http://www.lotus.com/ldd/doc/cct/r6_core.nsf/iNotesWebAccess ?OpenForm&Context
Associated SPRs :
SOSI6JCNQJ
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04 マニュアルの変更
ブラックリストとホワイトリストを使ってメールをフィルタ処理する
Domino Web Access ヘルプで、以下の情報が誤って欠落していました。
不要な電子メールをフィルタで除外するために、不要な電子メールの送信元となるホストやドメインを指定するブ
ラックリストを使用するようDomino Server を設定できます。ブラックリストフィルタを有効にした場合、ブラックリス
ト内のホストから送られたすべての電子メールにはタグが付けられます。タグはユーザーには表示されません
が、Notes メールシステムはタグを認識するため、ブラックリストタグの付いたメッセージに対するメールルールを
作成できます。たとえば、ブラックリストタグの付いたすべての電子メールを「SPAM」フォルダに送信するという
ルールを作成するには、次のようにします。
ブラックリストが次を含むとき「SpamCop」、次のフォルダに移動「SPAM」
ブラックリストに加えて、Domino には電子メールにホワイトリストタグを付ける機能もあります。ホワイトリストと
は、ブラックリスト内のホストやドメインの例外リストです。Domino Server のホワイトリストを活用するために、ホ
ワイトリストタグの付いたメッセージに対するメールルールを設定できます。
Domino Server でブラックリストフィルタとホワイトリストフィルタが有効になっている場合、ユーザーはリストに含
まれる名前を Domino 管理者から入手できます。また、この情報は Domino ディレクトリにもあります。リストを表
示するには、Domino ディレクトリ (NAMES.NSF) を開いて [設定] を展開し、[サーバー設定文書] - [ルーター
/SMTP] - [制限と制御] - [SMTP インバウンド] を開きます。[DNS ブラックリストフィルタ] と [DNS ホワイトリスト
フィルタ] の下にリストが表示されます。
Associated SPRs :
FLFL6FAAX6
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04 マニュアルの変更
ヘルプ索引にアクセスする際の問題
ヘルプの [すべてのトピック] (目次) ビューで [索引] をクリックしても、ヘルプ索引が表示されません。
回避策
[検索] またはヘルプの疑問符 (?) をクリックした後、[索引] ボタンをクリックしてください。
Associated SPRs :
LJIG6GQBCS
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04 マニュアルの変更
マニュアルの訂正: サーバー設定文書
「Domino Web Access 用にサーバー設定文書を編集する」というトピックで、[Instant Messaging] の下の [Domino
Web Access] タブのフィールド名が誤っていました。[IBM Lotus Instant Messaging と Web Conferencing に使う
ディレクトリタイプ] フィールドは、正しくは [IBM Lotus Sametime サーバーが使うディレクトリ形式:] です。
Associated SPRs :
XMXL6JT8GN
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04 マニュアルの変更
メール受信ボックスの RSS フィードを有効にする
メモ: このリリースでは、Lotus Domino Web Access 用の RSS フィードがテクニカルプレビューとしてのみ利用で
きます。テクニカルプレビューでは、この機能を使用してフィードバックを提供できます。製品資料およびこのリ
リース情報で Lotus Domino Web Access 用 RSS フィードに言及される場合、テクニカルプレビューであることに
注意してください。この機能は、現時点では完全にはサポートされません。
Lotus Domino Web Access メール用の RSS フィードを有効にすることができます。フィードを有効にすると、メー
ルページが変更されて、受信ボックスフォルダに移動したときにフィードの存在が通知されるようになります。その
後、ブラウザ内に構築されたフィードリーダー、またはブラウザの拡張機能が、リンクの存在を自動検出します。
Lotus Domino Web Access メールデータベース用の RSS フィードを有効にするには、以下の Notes.INI 変数を
使用します。
iNotes_WA_Feeds (フィードを有効にするには必須)
iNotes_WA_FeedsSecured (オプション - 非 HTTP [保護されない] フィードを有効にする場合のみ)
iNotes_WA_FeedsProtocol (オプション - 保護されたフィードが無効の場合のみ)
RSS フィードの詳細については、このリリース情報の「RSS フィード生成プログラムのデータベーステンプレート」
を参照してください。
Notes.INI 設定については、このリリース情報の「Notes.INI の新しい設定、および以前に説明されなかった設定」
を参照してください。
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04 マニュアルの変更
ユーザープリファレンスを介してアップロードコントロールをインストールする
ユーザーは、ユーザープリファレンスを介して Lotus Domino Web Access アップロードコントロールをインストー
ルします。これは、以前のセッションでユーザーがコントロールを使用しないことを選択したものの、後で使用を希
望するような場合に役立ちます。
1.
2.
3.
4.
[プリファレンス] をクリックします。
[基本] をクリックします。
[Lotus Domino Web Access アップロードコントロール] で [インストール] をクリックします。
このソフトウェアをインストールするかどうか確認を求められたら、[インストール] をクリックします。
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04 マニュアルの変更
自分の名前が [宛先] または [CC] フィールドに含まれる場合のアイコンの表示
Lotus Domino Web Access ユーザーは、自分が唯一の受信者か、それとも複数の受信者の 1 人かを示すアイコ
ンをメールビュー内で表示するよう、ユーザープリファレンスを設定できます。ユーザーの Notes 形式アドレスに
送られるメールの場合、これらのアイコンは、[宛先] フィールドにこのユーザーの名前だけが含まれるか、[宛先]
フィールドに他のユーザーとともにこのユーザーがリストされているか、あるいは [cc] フィールドに含まれている
かを示します。また、別の形式で送られるメール (たとえばインターネット形式のアドレスや、ユーザーが属するグ
ループ名に送られるメール) に対してもユーザーがアイコン表示を希望する場合には、ユーザーはそれらの名前
を指定する必要があります。
ユーザーが Lotus Notes クライアントで以前にこの機能を設定した場合には、Lotus Domino Web Access にもま
たアイコンが表示されます。ただし、ユーザーが Lotus Domino Web Access ユーザーインターフェースからこれを
設定または変更できるようにするには、notes.ini を設定する必要があります。
メッセージのマーク付けプリファレンスを有効にするには
Lotus Domino Web Access でメッセージマーキングプリファレンスを有効にするには、notes.ini で
iNotes_WA_MessageMarkingPrefs=1 を設定します。これを 0 (デフォルト) に設定した場合、Lotus Domino Web
Access ユーザーはメッセージマーキングプリファレンスを設定できず、Lotus Notes クライアントで設定済みの
メッセージマーキングプリファレンスを変更することもできません。
Lotus in Domino Web Access でユーザープリファレンスを設定するには
1. [プリファレンス] をクリックします。
2. [メール] > [メッセージマーキング] をクリックします。
3. 以下のいずれか 1 つまたは複数の状況で適切なアイコンを表示するよう選択します。
黒丸 (塗りつぶしの円) -- このユーザーが唯一のメッセージ受信者である場合。 メモ: ユーザー唯一の受信
者で、その名前が bcc フィールドにもまた含まれている場合には、黒丸が表示されません。
半分塗りつぶしの円 -- このユーザーの名前が [宛先] フィールドの特定の数の名前の 1 つである場合 (名
前の数を指定できます)
塗りつぶしのない円 -- このユーザーの名前が [cc] フィールドに含まれる場合 (しかもこのユーザーが唯一
の受信者ではない場合) 、あるいは、上記の半分塗りつぶしの円を選択して、このユーザーの名前が [宛先]
フィールドの指定された数の名前を超える名前に含まれる場合
4. (オプション) これらのプリファレンスの適用対象にするメールで使われる可能性のある別名またはグループ
名を指定します。
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正誤表: カレンダーの表示プリファレンスの変更
トピック「カレンダーの表示のプリファレンスを変更する」には、テキストの重複があります。次に示すオプションの
説明を使用してください。
カレンダーの表示オプション
次のカレンダーの表示オプションを設定できます。
z
カレンダービューで曜日を表示する場合 -- 各カレンダービューごとに、週の開始日を選択します。
z
カレンダービューに時間を表示する場合 -- カレンダーで時間の表示を開始する時刻と、終了する時刻
を選択します。
z
24時間表示 -- オンにすると (デフォルト)、カレンダーは 24 時間表示となります。
z
タイムスロットの間隔 -- タイムスロットを 15 分、30 分、60 分のいずれかに設定します (デフォルトは
60 分です)。
z
ドラッグアンドドロップとビューでの編集を無効にする -- このオプションをオンにすると、カレンダーエン
トリをタイムスロットにドラッグしたり、カレンダービューでのエントリの編集ができなくなります。低速のマ
シンでは、これらの機能を無効にすると、パフォーマンスが向上することがあります。
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04 マニュアルの変更
訂正: iNotes_WA_SametimeNameFormat 設定
Domino Administrator ヘルプのこの設定に関する説明が誤っていました。正しくは下記のとおりです。
iNotes_WA_SametimeNameFormat
構文: iNotes_WA_SametimeNameFormat=value
説明: ログイン、在席確認のために Sametime に渡される名前の形式を調整したり、RFC821 名を渡すかどうか
を指定できます。値には、4 桁までの数値を順番にしたがって含められます。
この変数を設定すると、設定文書の「IBM Lotus Sametime サーバーによって使用されるディレクトリタイプ」の設
定がオーバーライドされます。
例:
iNotes_WA_SametimeNameFormat =1011
次の値が適用されます。
最初の桁 (左端) -- リンクを用意してチャットセッションを開始する Sametime ルーチンに渡す名前の形式を制
御します。
0 = 正規形式の短縮形を使用する (例: Joe User/Acme) [デフォルト]
1 = 完全な正規形式を使用する (例: CN=Joe User/O=Acme)
2 = 正規形式だが、名前のコンポーネントの区切りにはカンマ (,) を使用する (例: CN=Joe User,O=Acme)
3 = 共通名のみを使用する (例: Joe User)
2 番目の桁 -- RFC821 アドレス (例: Joe User@acme.com) を Sametime に送信するかどうかを制御します。
0 = 送信しない
1 = 送信する [デフォルト]
3 番目の桁 -- Sametime ログインルーチンに渡す名前の形式を制御します。
0 = 正規形式の短縮形を使用する (例: Joe User/Acme)
1 = 完全な正規形式を使用する (例: CN=Joe User/O=Acme) [デフォルト]
2 = 正規形式だが、名前のコンポーネントの区切りにはカンマ (,) を使用する (例: CN=Joe User,O=Acme)
3 = 共通名のみを使用する (例: Joe User)
4 番目の桁 -- デバッグ用です。ユーザーがリンクの上にマウスカーソルを置くと、Sametime に渡された名前と
同じ名前が表示されます。この機能をオンにするときは、4 番目の桁に任意の文字を記述します。
適用対象: iNotes6.NTF 以降のテンプレートを使用する Lotus Domino Web Access クライアント
デフォルト: 011
同じ機能のユーザーインターフェース : Lotus Domino 7 以降では、設定文書の Lotus Domino Web Access タブ
の「IBM Lotus Sametime サーバーによって使用されるディレクトリタイプ」設定を使用できます。ただし、この
NOTES.INI 変数を使用した場合、設定文書の設定が オーバーライド されます。
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複数のアーカイブ条件が存在する場合のアーカイブ
ユーザーの個人アーカイブポリシーが複数存在する場合や、管理者がそのユーザーにアーカイブポリシーを割り
当てた場合には、ユーザーが [アーカイブ] ボタンをクリックしたり、選択した文書に対してアーカイブ操作を実行
しようとしたとき、または開いたメッセージからアーカイブ操作を実行しようとしたときに、ダイアログが開きます。
ユーザーは、自分の個人アーカイブポリシー、または管理者からアーカイブポリシーとして割り当てられたアーカ
イブ条件設定を表すアーカイブ名をリストから選択できます。ユーザーがアーカイブを 1 つ選択して [OK] をク
リックすると、アーカイブ操作が完了します。ユーザーが [キャンセル] をクリックした場合、ダイアログが消えてメ
インウィンドウに戻り、アーカイブ操作は実行されません。アーカイブ条件の名前が 1 つだけ存在する場合には、
ダイアログは表示されず、要求されたアーカイブ操作が完了します。
メモ: 割り当てられたアーカイブポリシーで [プライベートなアーカイブ設定を禁止] チェックボックスがオンになっ
ている場合にも、この機能が有効になります。
この機能を有効にするには、メールサーバー上の Notes.INI 変数 iNotes_WA_DisplayArchiveList=1 を設定しま
す。この変数が存在しないか、0 に設定されている場合には、アーカイブはデフォルトの動作をします。
アーカイブデータベースサーバーがリモートの場合 (ホームメールサーバー以外のサーバーの場合)、[メール] ボ
タンを非表示にするためにサーバーの Notes.INI 変数 iNotes_WA_HideArchiveMailButton=1 を設定することをお
勧めします。これは、メールとアーカイブの間で切り替えるとき、アーカイブにアクセスするたびにメールアーカイ
ブが新しいウィンドウで開くのを防ぐためです。
Associated SPRs :
CGAA5WJMUU
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04 マニュアルの変更
連絡先文書に保存された証明書情報
各連絡先の証明書情報は [証明書] タブに保存されていて、Notes 認証済みパブリックキー、Notes 階層なしの
名前のキー、およびインターネット証明書を含めることができます。証明書を使用すると、送信するメッセージを暗
号化できます。たとえば、暗号化したメッセージを送信するときは、受信者のパブリックキーを使用してメッセージ
を暗号化します。メールを暗号化して送信したいときに受信者の Notes パブリックキーを持っていない場合は、
受信者の Notes プライベートキーを使用して署名したメッセージを受信者から送ってもらいます。このメッセージ
を受信した後、ユーザー (送信者) をアドレス帳に追加します。このとき、メールアドレスと、メッセージの署名に使
用された Notes 証明書またはインターネット証明書が連絡先文書に自動的に追加されます。
Domino Web Access のユーザー認証の詳細については、次のヘルプトピックを参照してください。
z
z
パブリックキーおよびプライベートキーの使用方法
送信者をアドレス帳に追加
Associated SPRs :
LLGO6DSB89
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04 マニュアルの変更
モデル情報の追加 (270 と 820 がサポートされる)
『Domino7 for i5/OS インストールガイド』および 7.0 リリース情報のモデル情報が不十分でした。Domino 7 では
iSeries サーバーモデル 270 および 820 がサポートされます。
正しいモデル情報は 7.0.1 リリース情報の「i5/OS (iSeries) ハードウェアの要件」というセクションと、次の
Domino 7 Web ページに掲載されています。
http://www.ibm.com/eserver/iseries/domino/domino7.html [英語]
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04 マニュアルの変更
会議のスケジュールを立てる
『Notes access for SAP solutions Help』(英文) の「Meeting scheduling」トピックにある次の文は誤りです。
"Business activities that are less than a day in length are added as Appointments; business activities that are
a day or longer in length or that do not specify a time are added as All Day Events "
正しい文は次のようになります。
「ビジネス活動は [予定] として追加されますが、複数の日にわたる場合は全日の [イベント] として追加されま
す。」
Associated SPRs :
SBOR6S5Q54
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05 特記事項、商標
ライセンス条項
この文書のライセンス条項に関するいかなる情報または参照も、ユーザーの情報のために提供されています。し
かし、この情報で参照される Notes および Domino、そして他のいかなる IBM プログラムの使用も、同様の各プ
ログラムに付随する IBM プログラムのご使用条件 (IPLA) および関連するライセンス情報 (LI) の文書の契約条
件にのみ従うものとします。Notes または Domino の使用権に関してどのような疑問があってもこの文書を基にし
てはなりません。
IBM 製品ライセンスは、http://www-03.ibm.com/software/sla/sladb.nsf で参照できます。
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05 特記事項、商標
Lotus Domino には DB2 UDB コンポーネントが含まれる
Domino には、IBM DB2 Universal Database (DB2 UDB) のいくつかのコンポーネントが含まれています。Lotus
Domino と DB2 の試用版と限定使用版プログラムを説明する情報が次の場所にあります。
http://www.ibm.com/software/sw-lotus/products/product4.nsf/wdocs/nsfdb2
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05 特記事項、商標
商標
IBM、IBM ロゴ、AIX、AS/400、DB2、Domino、iSeries、i5/OS、Lotus、Lotus Notes、LotusScript、Notes、1-2-3、
OS/400、Quickplace、S/390、Sametime、System i、System i5、WebSphere、Workplace、z/OS、zSeries は、IBM
Corporation の商標です。
これ以外の IBM コピーライトは http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml に掲載されています。
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国におけ
る商標または登録商標です。
Microsoft、Windows、および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標で
す。
Intel および Pentium は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。
UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。
Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。
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05 特記事項、商標
特記事項
本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものであり、本書に記載の製品、サービス、
または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機
能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言
及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではあり
ません。代わりに、IBM の知的所有権を侵害することのない機能的に同等の製品、プログラムまたはサービスを
使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お
客様の責任で行っていただきます。
IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合がありま
す。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを意味するものではありません。実
施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。
IBM Director of Licensing
IBM Corporation
North Castle Drive
Armonk, NY 10504-1785
U.S.A.
2 バイト (DBCS) 情報に関する実施権については、国または地域の IBM 知的所有権部門に問い合わせるか、書
面にて下記宛にお送りください。
IBM World Trade Asia Corporation Licensing
2-31 Roppongi 3-chome, Minato-ku
Tokyo 106, Japan
以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。
IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、商品性の保
証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任または
保証条件は適用されないものとします。
国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受け
るものとします。
この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的に見直され、必要な変更は
本書の次版に組み込まれます。IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対
して、改良または変更を行うことがあります。
本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便宜のため記載しただけであり、決し
てそれらの Web サイトを推奨するものではありません。それらの Web サイトにある資料は、この製品の資料の
一部ではありません。それらの Web サイトは、お客様自身の責任でご使用ください。
IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、自ら適切と信ずる方
法で、使用もしくは配布することができるものとします。
本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプログラム (本プログラムを含む)
との間での情報交換、および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに関
する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。
Lotus Software
IBM Software Group
One Rogers Street
Cambridge, MA 02142
USA
本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することができますが、有償の場合もありま
す。
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Copyright 2006 Lotus Software, IBM Software Group
本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の
契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。
この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定されたものです。そのため、他の操作
環境で得られた結果は、異なる可能性があります。一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性が
ありますが、その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。さらに、一部の
測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特
定の環境に適したデータを確かめる必要があります。
IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公に利用可能なソースから入
手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互
換性、またはその他の要求については確証できません。IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品
の供給者にお願いします。
IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目
標を示しているものです。
この情報には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。より具体性を与えるため
に、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。これらの
名称はすべて架空のものであり、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎませ
ん。
November, 2006
リリース情報には Lotus Notes、Lotus Domino 7 ソフトウェア製品についての情報が含まれています。リリース情
報は次の章から構成されています:
このリリースについて Lotus Notes、Domino Designer、Domino server の概要、このリリースの新機能と拡張機
能についての説明、および詳細について説明します。
インストール、移行、アップグレード、設定に関する情報 サポートするプラットフォームと環境、およびインストー
ルに必要なその他の情報について説明します。
既知の制限事項、問題、対策 Lotus Domino、Notes に関する制限事項と問題点について説明します。
マニュアルの変更 Lotus Notes、Domino Designer、Domino Server のドキュメントについての訂正および内容の
更新について説明します。
相互運用 Lotus Notes、Domino の異なるバージョン間での制限事項または非互換性について説明します。
特記事項、商標 適用除外事項、特記事項、商標について説明します。
このデータベースの中の文書はあなたのサイトの現状にあうように編集してかまいませんが、本マニュアルの内
容を編集した場合、それはあなたの組織のみでの使用に制限されます。本マニュアルを他の組織に再販売した
り他の方法で配布したりすることは、本マニュアルが変更されているか否かに関わらず認められません。IBM は
本マニュアルに加えられたいかなる変更に対しても技術的な正当性を保証しません。
特記事項
本マニュアルは、情報提供のみを目的に提供されています。本マニュアルの情報の完全性および正確性については最善の
努力を払いましたが、本マニュアルの内容は現状のままで提供されるものであり、IBM はいかなる明示もしくは黙示の保証責
任も負いません。また、本マニュアルに記載された情報は、IBM の現在の製品開発計画に基づくものであり、予告なく変更さ
れる場合があります。IBM は 本マニュアルおよびその他マニュアルの使用もしくはそれらに関連して発生したいかなる損害に
ついても責任を負いません。本書は、IBM(またはその他のサプライヤーやライセンサー) にいかなる保証責任を負わせるも
のではなく、 IBM ソフトウェアの使用に際するライセンス契約の内容も一切変更しないものとします。
著作権について
本書またはソフトウェアの使用に関する該当のライセンス契約に記載されている場合を除き、IBM Corporation の
文書による同意なく、本書およびソフトウェアの一部または全部を、複写、複製、再生、翻訳、または電子媒体も
しくは機械可読形式へ置換することは著作権法により禁止されています。
ライセンス資料 - IBM の所有権
(C) Copyright IBM Corporation 1985, 2006
Lotus Software
IBM Software Group
One Rogers Street
Cambridge, MA 02142
All rights reserved.
改訂履歴
オリジナル:Lotus Notes/Domino 7
第 1 回改訂:Lotus Notes/Domino 7.0.1
第 2 回改訂:Lotus Notes/Domino 7.0.2
(2006/2/21 作成)
(2006/11/21 作成)
商標のリスト
IBM、IBM ロゴ、AIX、AS/400、iSeries、OS/2、OS/2 Warp、S/390、Tivoli、WebSphere、z/OS、zSeries、Lotus、
cc:Mail、Lotus Domino、Freelance、Freelance Graphics、Lotus Notes、LotusScript、Notes、1-2-3、Organizer、
Quickplace、Sametime、SmartIcons、SmartSuite は、IBM Corporation の商標です。
その他の IBM 著作権情報は次を参照してください: http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国におけ
る商標または登録商標です。
Microsoft、Windows および Windows ロゴは、Microsoft の米国およびその他の国における商標です。
Intel および Pentium は Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。
UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。
Linux は Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標または登録商標です。
LOTUSND702R