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2006年9月27日
ダイキン工業株式会社
サン・マイクロシステムズ株式会社
ダイキン工業とサンが、
グリッドコンピューティング ※1 の推進で協業
グリッド環境構築・運用ソフトウェア「Sun N1 Grid Engine」を
ダイキン工業が10月2日より販売
ダイキン工業株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長: 岡野幸義 以下ダイキン工業)とサ
ン・マイクロシステムズ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:末次朝彦 以下サ
ン)は、このたびグリッドコンピューティングの価値向上と推進に向けて協業することに合意し
ました。協業開始にあたり、ダイキン工業はサンのグリッド環境構築/運用ソフトウェアである
「Sun N1 Grid Engine」を10月2日より販売開始いたします。
本協業により、ダイキン工業の稼動監視ツール、最適化支援ツール、ジョブ投入・監視ツール
と「Sun N1 Grid Engine」との連携が強化され、より付加価値の高いグリッドコンピューティン
グシステムの提供が可能となります。さらに、ダイキン工業がコンサルティングおよびシステム
構築の際に把握したお客様の要望をサンにフィードバックすることで、「Sun N1 Grid Engine」
の機能・性能の改善を図ってまいります。また、両社が共同でグリッドコンピューティングにつ
いての各種プロモーション活動やお客様に対する提案を行うことにより、市場の活性化と両社顧
客基盤の拡大を目指します。
グリッドコンピューティングは、一台一台の性能は低くても、それら多数のコンピュータを仮
想的に統合することで、高速に大量の処理を実現する手法として注目を集めていますが、現状は
多くのケースが多数のコンピュータにジョブを分散し並列処理をさせるだけの初歩的なレベルに
留まっています。一方で、コンピュータシステムの規模拡大と複雑化によって単純な分散並列処
理による性能向上は困難になっており、グリッドを構成する多様なジョブやハードウェアを最適
に組み合わせ、業務の変化に合わせて維持更新できるシステムが必要となってきています。今回
の協業はこのような要望にお応えし、グリッドコンピューティングの価値向上により、国内にお
けるグリッドコンピューティングの発展を図るものです。
コンピューティングの価値向上を実現するためには、リソース ※2 全体の稼動状況を把握/分
析してジョブ運用に反映するとともに、改善結果を定量的に確認するという運用プロセスをシス
テム化しなければなりません。そのためには、ジョブの分散実行制御技術、稼動分析・運用シミ
ュレーション技術、さらに、アプリケーションの特性を踏まえたコンサルティングおよびシステ
ム構築ノウハウが必要です。
サンは大規模、中規模、小規模の企業に向けて、長年にわたりグリッドコンピューティングソ
リューションを提供、グリッドを最適にカス タマイズするためのコンポーネント ※3 の開発、グ
リッドの標準化や簡略化に対するテクノロジーの開発で業界をリードしてきました。ダイキン工
業は、国内におけるグリッド構築の草分けとして、コンサルティングおよびシステム構築の経験
とノウハウを蓄積するとともに、稼動監視ツールや最適化支援ツールの開発、販売を行ってきま
した。こうした両社の協業により、付加価値の高いグリッドコンピューティングシステムの構築
がトータルに可能となります。
※1 グリッドコンピューティング
グリッドとは、送電網(パワーグリッド)を由来とし、中央処理装置、ソフトウェアライセンス、外部記憶装
置等の多くのコンピュータ資源が、ネットワークを介して、仮想的に結合されている状態のこと。
グリッドコンピューティングとは、 投入された計算処理に合わせて、 グリッドを構成する各種 コンピュータ
資源を最適に組み合わせ、仮想的に高性能コンピュータとして活用する手法のこと。
※2 リソース
何らかの ソフトウェア や ハードウェア を動作させるのに必要な CPU の処理速度や メモリ 容量、 ハードディス
ク の容量など。
※3 コンポーネント
何らかの機能を持った、プログラムの部品。プログラムだけでなく、 ハードウェア や組織の一部を指して用い
られることもある。プログラム以外の分野で使われる例としては、機械の部品などがある。
【協業内容】
●グリッドコンピューティング普及拡大のためのPR活動。
●グリッドコンピューティングに関するプロモーション、営業提案、コンサルティング、
システム設計/構築、運用サポート。
●「Sun N1 Grid Engine」の機能・性能向上。
【Sun N1 Grid Engineの特長】
グリッド・リソースの正確な利用状況を把握でき、ビジネスの意思決定に反映させることが
可能です(ARCo:Accounting and Reporting Console機能)。異機種混在環境をサポートし、
すべてのシステムをグリッドの一部として利用することが可能です。また、マルチスレッド
のキュー・マスター/再設計されたエージェント間内部通信/スプール・プロセスの向上、
その他内部機構の最適化でより優れたアーキテクチャを実現し、生産性を2倍にすることが
できるなどの特徴を備えています。
【主なターゲット顧客】
大学、研究機関
民間製造業(特に、半導体、自動車、電機、バイオ・製薬業)
●Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、Sun N1 は、米国Sun Microsystems, Inc.
の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
【サン・マイクロシステムズ株式会社】
所在地:
東京都世田谷区用賀 4-10-1
設立
1986 年 3 月 5 日
:
資本金:
30 億円
売上高:
706 億 1,300 万円(2004 年 7 月-2005 年 6 月期)
代表者:
代表取締役会長:ダン・ミラー、代表取締役社長:末次 朝彦
従業員:
935 名(2006 年 1 月 現在)
主な事業内容:ネットワーク・コンピューティングの基盤となるコンピュータ・システム
ソフトウェア、関連機器および保守・教育等各種サービスの販売
● 報道機関からのお問い合わせ先
ダイキン工業株式会社 広報部
【本
社】〒530-8323 大阪市北区中崎西2丁目4番12号 梅田センタービル
TEL:06-6373-4348(ダイヤルイン)
【東京支社】〒108-0075 港区港南2丁目18番1号 JR品川イーストビル
TEL:03-6716-0112(ダイヤルイン)
サン・マイクロシステムズ株式会社 広報
TEL: 03-5717-5717/FAX: 03-5717-2584/E-mail: sun-pr@sun.co.jp
● 本製品についてのお問い合わせ先
ダイキン工業株式会社 電子システム事業部
【東京支社】TEL:03-6716-0462
第一部
AMS/EPS/NNSグループ
(ダイヤルイン)
URL:http://www.comtec.daikin.co.jp/ / E-mail:info@nc.comtec.daikin.co.jp