平成29年度 埼玉大学大学院人文社会科学研究科 (博士後期課程) 日本アジア文化専攻学生募集要項 社 会 人 入 試 一 般 入 試 外 国 人 留 学 生 入 試 出願期間:平成 29 年 1 月 10 日(火) ~1 月 20 日(金) 試 験 日:平成 29 年 2 月 18 日(土) 平成 29 年 2 月 19 日(日) 埼玉大学大学院人文社会科学研究科 目 次 1.募集人員………………………………………………………………………… 1 2.出願資格………………………………………………………………………… 1 3.出願手続………………………………………………………………………… 6 4.出願手続についての注意事項………………………………………………… 8 5.入試方法………………………………………………………………………… 9 6.入試日程………………………………………………………………………… 9 7.合格発表………………………………………………………………………… 9 8.入学手続………………………………………………………………………… 10 9.長期履修制度…………………………………………………………………… 11 10.障がい等のある入学志願者の事前相談について…………………………… 12 平成29年度開設予定授業科目…………………………………………………… 13 〔参考〕平成29年度開設予定授業科目の概要………………………………… 14 教員の紹介 …………………………………………………………………………… 18 ◆ 所定用紙 志願票・受験票・写真票 記入上の注意 入学志願票 履歴書(外国人留学生用) 入学資格個別審査申請書 経歴書 研究歴証明書 振込金受付証明書等貼付用紙 振込依頼書 コンビニエンスストアでの入学検定料払込方法 平成29年度埼玉大学大学院人文社会科学研究科 博士後期課程日本アジア文化専攻学生募集要項 本研究科博士後期課程は、日本アジア文化専攻および経済経営専攻の二専攻からなり、本学 既設の文化科学研究科と経済科学研究科を統合して平成 27 年 4 月に設置されました。 日本アジア文化専攻では、平成 15 年 4 月に設立された前身の文化科学研究科博士後期課程の 実績を基礎に、多文化共生社会に向けて問題把握力に優れ、広い視野と総合的な判断力を備え た、日本・アジアの地域文化創成を担う指導的能力を備えた人材を育成することを目的として おります。 そのため、日本アジア文化専攻では、的確な問題把握能力に優れ、広い視野と総合的な判断 力を備えた指導的な高度専門職業人の養成を行うこと、さらに、これまでの社会人学生への教 育実績を踏まえ、一般学生にも門戸を開き、広く高度専門職業人の養成を目指しております。 また、外国人留学生を対象とし、主として日本語・日本文化に関する教育研究者の養成を行 うことも、本課程の大きな目的です。 以上の目的を実現するため、本専攻は、日本文化研究と東アジア文化研究、およびそれらと 関連する分野の研究、さらに、社会の文化的環境をととのえるための諸研究を合わせて学際的 に構造化し、複合的な教育研究体制を組んでいます。 1.募 集 人 員 専 攻 名 日本アジア文化専攻 募 集 人 員 社 一 会 人 般 計4名 外国人留学生 ※本募集要項は、「日本アジア文化専攻」の募集要項です。 経済経営専攻をご希望の方は、別冊子の「経済経営専攻」の募集要項をご覧ください。 2.出 願 資 格 〔社会人〕 A:文化行政に携わっている者(博物館・資料館等の専門調査員、学芸員を含む)、あるい は、文化関係の活動を行う機関に勤務する者、またはそれらの機関における勤務実績を有 する者で、次の(1)~(7)の各号のいずれかに該当する者 (1) 修士の学位または専門職学位を有する者、および、平成 29 年 3 月までに取得見込み の者 (2) 外国において修士の学位または専門職学位に相当する学位を授与された者、および、 平成 29 年 3 月までに取得見込みの者 (3) 外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修し、修士の学位 または専門職学位に相当する学位を授与された者、および、平成 29 年 3 月までに取得 −1− 見込みの者 (4) 我が国において、外国の大学院の課程を有するものとして当該外国の学校教育制度 において位置づけられた教育施設であって、文部科学大臣が別に指定するものの当該 課程を修了し、修士の学位または専門職学位に相当する学位を授与された者、および、 平成 29 年 3 月までに取得見込みの者 (5) 国際連合大学の課程を修了し、修士の学位に相当する学位を授与された者、および、 平成 29 年 3 月までに取得見込みの者 (6) 文部科学大臣の指定した者(【注】参照) (7) 本研究科において個別の入学資格審査により、修士の学位または専門職学位を有す る者と同等以上の学力があると認めた者で、平成 29 年 3 月 31 日現在において 24 歳に 達している者(【注】参照) B:出願時に職を有する者で、上記(1)~(7)の各号のいずれかに該当する者 【注】 【入学資格審査】 出願資格(6)または(7)で出願しようとする者については、個別の入学資格審査を行 いますので、提出書類を平成 28 年 11 月 28 日(月)~12 月 2 日(金)(必着)までに、 本研究科へ郵送または人文社会科学研究科学際系支援室窓口(受付時間 9 時~16 時 30 分) へ持参により提出してください。郵送の場合には、書留郵便で郵送してください。 審査結果は、個別に通知します。 《出願資格についての問い合わせ、および、個別の入学資格審査提出先》 〒338-8570 さいたま市桜区下大久保 255 埼玉大学大学院人文社会科学研究科学際系支援室学務係 ℡ 048-858-3044 出願資格(6)に定める「文部科学大臣の指定した者」の範囲は、次のⅠおよびⅡの要件 を満たす者です。 Ⅰ 大学を卒業し、または外国において学校教育における 16 年の課程を修了した後、大 学、研究所等において、2 年以上研究に従事した者 Ⅱ 著書、学術論文、学術講演、学術報告、特許などにおいて修士学位論文と同等以上 の価値があると認められる研究業績を有する者 ・提出書類(以下の 6 点) (ⅰ) 入学資格個別審査申請書……………………(指定様式ⅰ) (ⅱ) 経歴書…………………………………………(指定様式ⅱ) (ⅲ) 卒業証明書または在籍証明書(入学から卒業までの日付が記載されたもの) (ⅳ) 研究歴証明書…………………………………(指定様式ⅲ) (ⅴ) 業績一覧………………………………………(様式任意) (ⅵ) 代表的な論文または著述1篇………………(写し可) 出願資格(7)に定める「個別の入学資格審査により、修士の学位または専門職学位を有 する者と同等以上の学力があると認めた者で、平成 29 年 3 月 31 日現在において 24 歳に達 している者」の範囲は、次のⅢおよびⅣの要件を満たす者です。 −2− Ⅲ 大学、短期大学、高等専門学校、専修学校、各種学校の卒業者やその他の教育施設 の修了者等で、大学・研究所等あるいは人文・社会科学関係分野で業務経験を有する 者 Ⅳ 著書、学術論文、学術講演、学術報告、特許などにおいて修士学位論文と同等以上 の価値があると認められる研究業績を有する者 ・提出書類(以下の 4 点) (ⅰ) 入学資格個別審査申請書……………………(指定様式ⅰ) (ⅱ) 経歴書…………………………………………(指定様式ⅱ) (ⅲ) 業績一覧………………………………………(様式任意) (ⅳ) 代表的な論文または著述1篇………………(写し可) 〔一般〕 次の(1)~(7)の各号のいずれかに該当する者 (1) 修士の学位または専門職学位を有する者、および、平成 29 年 3 月までに取得見 込みの者 (2) 外国において修士の学位または専門職学位に相当する学位を授与された者、およ び、平成 29 年 3 月までに取得見込みの者 (3) 外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修し、修士の学 位または専門職学位に相当する学位を授与された者、および、平成 29 年 3 月まで に取得見込みの者 (4) 我が国において、外国の大学院の課程を有するものとして当該外国の学校教育制 度において位置づけられた教育施設であって、文部科学大臣が別に指定するものの 当該課程を修了し、修士の学位または専門職学位に相当する学位を授与された者、 および、平成 29 年 3 月までに取得見込みの者 (5) 国際連合大学の課程を修了し、修士の学位に相当する学位を授与された者、およ び、平成 29 年 3 月までに取得見込みの者 (6) 文部科学大臣の指定した者(【注】参照) (7) 本研究科において個別の入学資格審査により、修士の学位または専門職学位を有 する者と同等以上の学力があると認めた者で、平成 29 年 3 月 31 日現在において 24 歳に達している者(【注】参照) 【注】 【入学資格審査】 出願資格(6)または(7)で出願しようとする者については、個別の入学資格審査を行 いますので、提出書類を平成 28 年 11 月 28 日(月)~12 月 2 日(金)(必着)までに、 本研究科へ郵送または人文社会科学研究科学際系支援室窓口(受付時間 9 時~16 時 30 分) へ持参により提出してください。郵送の場合には、書留郵便で郵送してください。 審査結果は、個別に通知します。 《出願資格についての問い合わせ、および、個別の入学資格審査提出先》 〒338-8570 さいたま市桜区下大久保 255 埼玉大学大学院人文社会科学研究科学際系支援室学務係 −3− ℡ 048-858-3044 出願資格(6)に定める「文部科学大臣の指定した者」の範囲は、次のⅠおよびⅡの要件 を満たす者です。 Ⅰ 大学を卒業し、または外国において学校教育における 16 年の課程を修了した後、大 学、研究所等において、2 年以上研究に従事した者 Ⅱ 著書、学術論文、学術講演、学術報告、特許などにおいて修士学位論文と同等以上 の価値があると認められる研究業績を有する者 ・提出書類(以下の 6 点) (ⅰ) 入学資格個別審査申請書……………………(指定様式ⅰ) (ⅱ) 経歴書…………………………………………(指定様式ⅱ) (ⅲ) 卒業証明書または在籍証明書(入学から卒業までの日付が記載されたもの) (ⅳ) 研究歴証明書…………………………………(指定様式ⅲ) (ⅴ) 業績一覧………………………………………(様式任意) (ⅵ) 代表的な論文または著述1篇………………(写し可) 出願資格(7)に定める「個別の入学資格審査により、修士の学位または専門職学位を有 する者と同等以上の学力があると認めた者で、平成 29 年 3 月 31 日現在において 24 歳に達 している者」の範囲は、次のⅢおよびⅣの要件を満たす者です。 Ⅲ 大学、短期大学、高等専門学校、専修学校、各種学校の卒業者やその他の教育施設 の修了者等で、大学・研究所等あるいは人文・社会科学関係分野で業務経験を有する 者 Ⅳ 著書、学術論文、学術講演、学術報告、特許などにおいて修士学位論文と同等以上 の価値があると認められる研究業績を有する者 ・提出書類(以下の 4 点) (ⅰ) 入学資格個別審査申請書……………………(指定様式ⅰ) (ⅱ) 経歴書…………………………………………(指定様式ⅱ) (ⅴ) 業績一覧………………………………………(様式任意) (ⅵ) 代表的な論文または著述1篇………………(写し可) 〔外国人留学生〕 次のAおよびBに該当する者 A:日本の国籍を有しない者 B:出入国管理および難民認定法において、大学院入学資格に支障のない在留資格(留 学等)を有する者で、次の(1)~(7)の各号のいずれかに該当する者、および、 取得見込みの者 (1) 修士の学位または専門職学位を有する者、および、平成 29 年 3 月までに取得見込 みの者 (2) 外国において修士の学位または専門職学位に相当する学位を授与された者、およ び、平成 29 年 3 月までに取得見込みの者 −4− (3) 外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修し、修士の学 位または専門職学位に相当する学位を授与された者、および、平成 29 年 3 月までに 取得見込みの者 (4) 我が国において、外国の大学院の課程を有するものとして当該外国の学校教育制 度において位置づけられた教育施設であって、文部科学大臣が別に指定するものの 当該課程を修了し、修士の学位または専門職学位に相当する学位を授与された者、 および、平成 29 年 3 月までに取得見込みの者 (5) 国際連合大学の課程を修了し、修士の学位に相当する学位を授与された者、およ び、平成 29 年 3 月までに取得見込みの者 (6) 文部科学大臣の指定した者(【注】参照) (7) 本研究科において個別の入学資格審査により、修士の学位または専門職学位を有 する者と同等以上の学力があると認めた者で、平成 29 年 3 月 31 日現在において 24 歳に達している者(【注】参照) 【注】 【入学資格審査】 出願資格(6)または(7)で出願しようとする者については、個別の入学資格審査を行 いますので、提出書類を平成 28 年 11 月 28 日(月)~12 月 2 日(金)(必着)までに、 本研究科へ郵送または人文社会科学研究科学際系支援室窓口(受付時間 9 時~16 時 30 分) へ持参により提出してください。郵送の場合には、書留郵便で郵送してください。 審査結果は、個別に通知します。 《出願資格についての問い合わせ、および、個別の入学資格審査提出先》 〒338-8570 さいたま市桜区下大久保 255 埼玉大学大学院人文社会科学研究科学際系支援室学務係 ℡ 048-858-3044 出願資格(6)に定める「文部科学大臣の指定した者」の範囲は、次のⅠおよびⅡの要件 を満たす者です。 Ⅰ 大学を卒業し、または外国において学校教育における 16 年の課程を修了した後、大 学、研究所等において、2 年以上研究に従事した者 Ⅱ 著書、学術論文、学術講演、学術報告、特許などにおいて修士学位論文と同等以上 の価値があると認められる研究業績を有する者 ・提出書類(以下の 6 点) (ⅰ) 入学資格個別審査申請書……………………(指定様式ⅰ) (ⅱ) 経歴書…………………………………………(指定様式ⅱ) (ⅲ) 卒業証明書または在籍証明書(入学から卒業までの日付が記載されたもの) (ⅳ) 研究歴証明書…………………………………(指定様式ⅲ) (ⅴ) 業績一覧………………………………………(様式任意) (ⅵ) 代表的な論文または著述1篇………………(写し可) 出願資格(7)に定める「個別の入学資格審査により、修士の学位または専門職学位を有 −5− する者と同等以上の学力があると認めた者で、平成 29 年 3 月 31 日現在において 24 歳に達 している者」の範囲は、次のⅢおよびⅣの要件を満たす者です。 Ⅲ 大学、短期大学、高等専門学校、専修学校、各種学校の卒業者やその他の教育施設 の修了者等で、大学・研究所等あるいは人文・社会科学関係分野で業務経験を有する 者 Ⅳ 著書、学術論文、学術講演、学術報告、特許などにおいて修士学位論文と同等以上 の価値があると認められる研究業績を有する者 ・提出書類(以下の 4 点) (ⅰ) 入学資格個別審査申請書……………………(指定様式ⅰ) (ⅱ) 経歴書…………………………………………(指定様式ⅱ) (ⅴ) 業績一覧………………………………………(様式任意) (ⅵ) 代表的な論文または著述1篇………………(写し可) 3.出 願 手 続 書類を英文で提出することを希望される方は人文社会科学研究科学際系支援室学務係 にご相談ください。 出 願 方 法 郵送または大学院人文社会科学研究科学際系支援室窓口(受付時間9時 ~16時30分(土・日を除く))で受け付けます。 郵送の場合、必要事項をもれなく記入し、提出書類等を一括封入して、 封筒の表に「人文社会科学研究科日本アジア文化専攻入学志願書類在中」 と朱書し書留郵便で発送してください。 出 願 期 間 平成29年1月10日(火)~平成29年1月20日(金) 期間内必着です。(1月20日以降についた場合でも、1月19日までの消印 があり、速達・書留扱いのものに限り受け付けます。) 提出書類等 入 学 志 願 票 所定の用紙に必要事項をもれなく記入してください。 受 験 票 写真は、出願3ヶ月以内に撮影した脱帽正面上半身のものを使用して 写 真 票 研 究 業 績 ください。 修士論文、または研究計画に関わる公刊された研究業績(著作・論 文)のうち合計3点以内、各4部ずつを提出してください(写し可)。 ただし、平成29年3月修了見込みの者の修士論文(完成原稿でなくと もよい)については、提出期限を1月27日(金)までとします。 また、代表的な研究業績に◎を付してください。 修士論文または 研究業績の概要 提出した修士論文または研究業績については、その概要を日本語で それぞれ各1,000字程度で記述して、各4部を提出してください。 ただし、平成29年3月修了見込みの者の修士論文の概要については、 提出期限を1月27日(金)までとします。 −6− 研 究 計 画 書 題目をつけて4,800字程度にまとめ4部提出してください。 出願手続についての注意事項を参照してください。 修士課程・博士 前期課程の修了 出身大学の学長または研究科長が証明し、厳封したものを提出して ください。 (見込)証明書・ 成 績 証 明 書 検 定 料 30,000円を次のいずれかの方法で払い込むこと。ただし、本研究科 のホームページからダウンロードした志願票等を用いる場合は、②の 方法で払い込んでください。 ① 本研究科所定の「振込依頼書」により、金融機関から振り込んで ください。 ② コンビニエンスストアで払い込む。 最終頁の「コンビニエンスストアでの入学検定料払込方法」を参 照。 ※1 出願期間を過ぎると受付できませんので、早い時期(出願期間 前でも可)に検定料を払い込んでください。 ※2 ただし、平成29年3月に本学大学院の修士課程または博士前期課 程を修了見込みの者は不要です。 振込金受付証明 本研究科所定の用紙に検定料を振り込んだ金融機関が証明した「振 書等貼付用紙 込金受付証明書」を貼付したもの。本研究科のホームページからダウ ンロードした志願票等を用いる場合は、コンビニエンスストアで受け 取った「取扱明細書兼領収書」の「収納証明書」を貼付したもの。 定 型 封 筒 受験票送付用として使用。封筒(定形、12.0㎝×23.5㎝)に宛先を 明記し、92円切手を貼付したもの。 外国人留学生は、履歴書(本研究科所定の用紙)および住民票(在留資格および在留期間 の明記されたもの)を提出してください。 なお、出願時に住民票を提出できない者は、その理由書(様式任意)およびパスポートの 写しを提出してください。その場合、試験当日にパスポートを持参し、係員に提示してくだ さい。 国費外国人留学生は、「国費留学生証明書」(在籍大学で発行)を添付してください。 提 出 先 〒338-8570 さいたま市桜区下大久保255 埼玉大学大学院人文社会科学研究科学際系支援室学務係 ℡ 048-858-3044 −7− 4.出願手続についての注意事項 1 研究計画書については、志望するに至った動機および入学後、何を学び、どのよう な研究課題を探求しようとしているのかについて、社会人は自己の職歴との関係が、 外国人留学生は自己の研究歴との関係が明らかになるように具体的に記載してくださ い。 用紙は、A4 版縦長で日本語(横書き)で記載するものとします。ただし、引用文献 や固有名詞について、原題の記載または原語の使用を認めます。 パソコンで作成する場合は、40 字×30 行で 4 枚程度、手書きで作成する場合は 400 字詰め原稿用紙に 12 枚程度とします。 なお、本文とは別に表紙を付け、氏名および研究テーマを記載してください。 2 研究業績以外の外国語(日本語以外)による書類は、日本語の訳文を必ず添付して ください。 3 必要な書類等がすべてそろっていない場合には受付できないので、出願の際には十 分確認してください。 4 修士論文の写し等は、出願書類とは別に宅配便を利用して出願期間内に届くように 送付してください。 5 出願手続後の記載事項の変更は認めません。ただし、住所、電話番号に変更があっ た場合には、人文社会科学研究科学際系支援室学務係まで連絡してください。 また、提出書類の記載事項と事実が相違している場合は、入学後でも入学を取り消 すことがあります。 6 出願書類受付後は、提出書類(研究業績を除く)の返却および検定料の返還はしま せん。 ただし、次の場合は検定料の返還ができます。 ① 検定料を払い込んだが、出願しなかった(出願書類を提出しなかったまたは出 願が受理されなかった)場合。 ② 検定料を誤って二重に払い込んだ場合。 返還請求の方法は、①返還請求の理由、②氏名(フリガナ)、③現住所、④連絡先 電話番号、⑤振込口座の金融機関名(ゆうちょ銀行を指定した場合は、以下の支店名お よび口座番号は振込用の店名・口座番号を明記)、支店名、預金種別、口座番号、口座 名義(フリガナ明記、志願者本人名義に限る)を明記した「検定料返還請求書」(様 式自由)を作成し、「振込金受付証明書」または「収納証明書」を添付して下記送付 先へ速やかに郵送してください(封筒には返還請求書在中と記入してください)。 返還は、請求書受理後 1 ヶ月程度かかります。 送付先 7 〒338-8570 さいたま市桜区下大久保 255 埼玉大学財務部経理課出納担当 検定料の免除について 学資負担者が平成28年4月1日から出願時までに、災害適用法が適用された地域(災害 救助法適用地域)で被災した場合で、地方公共団体が発行する全壊・流失・半壊の罹災 証明を得られた志願者の検定料を免除します。 検定料の免除を希望する志願者は、本学ホームページ上から検定料免除願をプリント アウトし、必要事項を記入のうえ、罹災証明書等を添付して出願書類と同時に提出して −8− ください。(この場合は、検定料を払わないでください。) なお、出願時に罹災証明書等を提出できない場合は、検定料を払い込んだうえ、検 定料免除願のみを提出してください。後日、罹災証明書を提出した場合に検定料を還 付します。 8 入学後に、他の研究科との二重在籍が判明した場合には、除籍となることがあります。 9 出願手続等に不明な点がある場合は、人文社会科学研究科学際系支援室学務係に照 会してください。(電話 048-858-3044) 電話での問い合わせは、平日の 9 時から 16 時 30 分の時間内に志願者本人が行って ください。 ただし、検査内容に関する問い合わせには一切応じません。 5.入試方法 入学者の選抜は、面接、研究計画書および研究業績等の総合審査によって行われます。 なお、外国人留学生については、研究分野により日本語能力検査の結果も考慮します。 6.入試日程 期 日 平成29年2月18日(土)、 時 間 10:00~ 検 査 科 目 面 接、 試験会場 埼玉大学 日本語能力検査【注2】 19日(日)【注1】 【注 1】試験日は、原則として 2 月 18 日ですが、出願者数により 18 日、19 日の二日間に なる場合もあります。詳細は、出願受付後に郵送する「受験者心得」によりお知 らせします。 【注 2】外国人留学生については、原則として日本語能力検査を課します。 7.合 格 発 表 平成 29 年 3 月 3 日(金)14 時に、教養学部棟1階玄関ホールに合格者の受験番号を発表 します。 また、掲示発表と同日同時刻頃に、合格者の受験番号を人文社会科学研究科ホームページ上 でも発表しますが、正式の合格者は掲示発表に記載されているとおりです。 合格者には、発表と同時に人文社会科学研究科学際系支援室学務係窓口にて受験票と照 合のうえ、合格通知書を交付します。 なお、当日 15 時までに受領しなかった者には、郵送します。 また、合否についての電話による照会には応じません。 −9− 8.入 学 手 続 入学手続日 提出書類 平成29年3月14日(火)、15日(水)9時から17時まで (1)埼玉大学大学院人文社会科学研究科(博士後期課程)受験票 (2)その他、本学の指定する書類等(合格者に通知します) 平成28年度入学者は、入学料が282,000円、授業料は(前期分) 267,900円、(年額)535,800円でした。平成29年度入学者については、 納 付 金 現在未定です。 ただし、平成29年3月に本学の修士課程または博士前期課程を修了見 込みの者は、入学料は不要です。 ※注意事項 1 入学手続は、本学が指定した提出書類等を本人または代理人が直接大学に持参して 行ってください。 なお、郵送による入学手続も可能です。詳細については合格者にお知らせします。 2 授業料の納付については、希望により前期分の納付の際、後期分も併せて納付する ことができます。 3 前期授業料については、入学手続日に納付しないときは平成 29 年 4 月中に納付する ことになります。 入学手続きを行った者が平成 29 年 3 月 31 日 17 時までに入学を辞退した場合には、 納付した者の申し出により、当該授業料相当額を返還します。 4 入学時には入学料等のほか、学生教育研究災害傷害保険料など、若干の諸経費が必 要となります。 5 経済的理由等で入学料・授業料の納入が著しく困難であると認められる者について は、選考のうえ、免除または徴収猶予する制度があります。 なお、詳細については合格者に知らせます。 6 指定の期日までに入学手続を行わなかった者は、入学辞退者として取り扱います。 7 在学中に授業料の改定が行われた場合には、改定時から新授業料が適用されます。 − 10 − 9.長期履修制度 本研究科には、長期履修制度があります。 長期履修制度とは 博士後期課程では 3 年が標準履修年限となっています。ここで、博士後期課程を最長 6 年で修了する計画の大学院学生は、この制度を適用すれば修了までに標準履修年限分の授 業料を納めればよいことになります。例えば、博士後期課程を 4 年で修了したい場合、3 年分の授業料総額÷4 の授業料を毎年納めればよいことになります(注)。職業を持ちなが ら就学している方、家事・育児・介護をしている方などの便宜を考えた制度です。 【注】入学後に長期履修を申請し認められた場合は金額がやや高くなります。 長期履修制度への志願資格 次の 1 および 2 を充たすことが志願の条件です。 1.次のいずれかであること (1) 新たに大学院人文社会科学研究科に入学(進学を含む)する者 (2) 既に入学し、博士後期課程では 2 年未満である者 2.次のいずれかに該当し、標準履修年限内での修学が困難であること。 (1) 職業を有し就業している(自営業、臨時雇用を含む) (2) 家事、育児、介護などの事情がある (3) その他学長が相当と認めた者 長期履修を認める期間 長期履修を認める期間は、博士後期課程では入学から最長 6 年です。 その他 志願者は決められた期間に必要な書類を提出し、審査を受けなければなりません。 長期履修をいったん認められた後に履修期間を変更する申請をすることもできます。 問い合わせ先 電話でのお問い合わせは下記にお願いします。 埼玉大学大学院人文社会科学研究科学際系支援室学務係 048-858-3044 なお、電話での問い合わせは、平日の 9 時から 16 時 30 分までに行ってください。 − 11 − 10.障がい等のある入学志願者の事前相談について Ⅰ 障がい等のある者〔体幹および両上下肢の機能障がいが著しい者で、代筆解答を希望する者(以 下「代筆解答希望者」という。)を含む。〕への受験上および修学上の配慮 ア 障がい等のある者(代筆解答希望者を含む。)が受験上の配慮を希望する場合には、本人ま たは代理人からの申請に基づき、障がいの種類・程度に応じて本研究科が審査のうえ、受験に 際して特別の配慮を行います。 イ 受験上および修学上の配慮を希望する者は、本研究科所定の書式「平成 29 年度埼玉大学入学 者選抜試験受験上および修学上の配慮申請書」により、出願の前にあらかじめ本研究科に申し 出てください。 連絡先 〒338-8570 埼玉県さいたま市桜区下大久保 255 埼玉大学大学院人文社会科学研究科学際系支援室学務係 電話 048-858-3044(平日 9 時~17 時)FAX 048-858-3686 ウ 受験上および修学上の配慮について質問がある場合は、上記連絡先に問い合わせください。 申請書提出時期 平成 28 年 12 月 3 日(金)までを目安としますが、それ以降でも相談が可能な場合に限り対応いた します。ただし、代筆解答希望者はできるだけ早い時期にしてください。 Ⅲ 申請の方法 下記の書式「平成 29 年度埼玉大学入学者選抜試験受験上および修学上の配慮申請書(※)」に診断 書(発行後 6 ヶ月以内の原本)を添えて提出することとし、必要な場合は本研究科において当該志 願者または保護者若しくはその立場を代弁し得る出身学校関係者等との面談をすることがありま す。 ※申請用紙は人文社会科学研究科学際系支援室学務係で直接受け取るか、埼玉大学ホームページか らダウンロードして入手してください。 (http://www.saitama-u.ac.jp/nyu/info/exam_info/consultation/) Ⅳ その他 この申請で受験許可を得た者は、出願書類を郵送後、その旨を上記の連絡先に電話連絡してくだ さい。 この申請で受験許可を得た者が、出願を辞退、若しくは出願したが受験しない場合は、速やかに 上記連絡先に電話連絡してください。 Ⅱ − 12 − 平成29年度開設予定授業科目 〈研究支援科目〉 言語文化研究方法論 歴史哲学文化研究方法論 社会文化環境研究方法論 〈言語文化研究系科目〉 日本語研究特論 日本古典文学研究特論 日本近現代文学研究特論 中国現代文化研究特論 編集文献学研究特論 〈歴史哲学文化研究系科目〉 日本思想研究特論 日本政治思想史研究特論 日本歴史学研究特論(古代・中世) 日本歴史学研究特論(近世) 日本歴史学研究特論(近代) 東アジア思想研究特論 東アジア歴史学研究特論 東アジア考古学研究特論 〈社会文化環境研究系科目〉 現代社会学研究特論 Comparative Economic Development in Southeast Asia 地域文化政策研究特論 人口地理学研究特論 環境人類学研究特論 アートマネジメント研究特論 文化資源学研究特論 メディア学・視覚コミュニケーション学研究特論 〈国際共同研究科目〉 国際日本・アジア文化研究特論 〈博士論文指導科目〉 特別演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ − 13 − 〔 参 考 〕 平成29年度開設予定授業科目の概要 (研究支援科目(*の科目)は、平成28年度の講義等概要・担当者です。) 博士後期課程 授 業 科 目 名 言語文化研究方法論 * 担当:仁科 弘之 単位数 講 義 等 の 概 要 2 参加者の方のそれぞれの研究計画に従い、基本文献 解説・研究、個別研究発表、論文指導をを行う。 2 近現代中国の歴史に関する博士論文を執筆するため の準備作業を行う。 2 参加者の方のそれぞれの研究計画に従い、先行研究 の読解・分析、個別研究発表、論文指導をを行う。 2 日本語学の基本文献や最新の研究を読んで知識を広 げるとともに、研究課題の設定、調査方法、議論の構 築の仕方などを学び、研究の基礎力を養う。取り上げ る文献は、日本語学の諸分野から受講生の関心に近い ものを選ぶ。 日本古典文学研究特論 担当:武井 和人 2 任意の日本古典籍の文獻をとりあげ、どこまでその 典籍を讀み解けるか、ギリギリの所まで迫ることを目 標とする。 日本近現代文学研究特論 担当:杉浦 晋 2 異文化比較の立場から、日本の近現代文学をアジア の歴史的社会的文脈の中で相対化して捉え、その過程 を通して日本文化の特質をより深く究明する。 2 現代中国文化が抱える中華伝統と革命伝統を現代ア ートは如何にして克服していったのか―(比較研究の 方法)たとえば中国の女性アートはどのような変貌を 遂げてきたのか―(着眼と展開)現代アートは表現方 法を拡大してきた。そのことは我々自身の自由を拡大 することに繋がるのではないか―(結論への導入)以 上のことを思考しながら、現代アートの読み解き方と 論文の構成の仕方を学びます。 (平成29年3月退職) 歴史哲学文化研究方法論 * 担当:小野寺 史郎 社会文化環境研究方法論 * 担当:(28年度は未開講) 日本語研究特論 担当:川野 靖子 中国現代文化研究特論 担当:牧 陽一 − 14 − 授 業 科 目 名 編集文献学研究特論 担当:明星 聖子 日本思想研究特論 担当:伊藤 博明 講 単位数 義 等 の 概 要 2 欧米の編集文献学の理論を、日本や中国の校訂・校 勘の理論と相違を確認しながら理解し、そこから派生 する文化的・学術的基盤の相違について考察する。 2 中世仏教史の中でも、とくに平安時代の浄土教の流 布から、鎌倉時代の浄土宗(法然)、浄土真宗(親鸞 )、時宗(一遍)の勃興までの流れを、阿弥陀如来来 迎図、六道絵、絵巻物などの絵画資料を利用しながら 考察する。 近代における日本の政治と思想を歴史学の視点から考 日本政治思想史研究特論 担当:ブラウン,ロジャー 2 日本歴史学研究特論 (古代・中世) 担当:フライデー,カール 2 古代又は中世日本の社会構造を歴史学の視点から考 察する。 2 日本近世社会の諸相を古文書の原本・写真版を活用 しながら、東アジア諸国との比較史の観点も組み込ん で検討する。古文書(くずし字)の判読力を要する。 2 日本における文化・社会の形成およびその特質につ いて、東アジア諸国との比較の見地をふまえながら、 歴史的に考察する。 2 東アジアにおける近代学問のあり方や諸問題を「朝 鮮」研究を通じて考察する。「支那」「朝鮮」研究に 始まったという「東洋学」への関心を持ちつつ、特に 植民地支配時期に蓄積された学問研究に注目し、明治、 大正、昭和前期の朝鮮研究を代表する学者の雑文、 著書、論文を読むとともに関連原資料を選読する。こ れらの研究やそれによって形成された朝鮮像が、解放 後の韓国・朝鮮に与えた影響は甚大であり、近代学問 交流の実体とその性格を考察することによって、これ からの学問のあり方についての展望模索の一つのきっ かけにしたい。 2 近現代中国の社会と国家の歴史的展開過程について 考察する。またその際、日本など東アジア各国・各地 域との影響関係や相互作用に重点を置く。 日本歴史学研究特論(近世) 担当:井上 智勝 日本歴史学研究特論(近代) 担当:一ノ瀬 俊也 東アジア思想研究特論 担当:権 純哲 東アジア歴史学研究特論 担当:小野寺 史郎 察する。 − 15 − 授 業 科 目 名 講 単位数 義 等 の 概 要 東アジア考古学研究特論 担当:中村 大介 2 博士論文の作成に関する内容の発表を課題とする。 同時にそれに対する東アジア的な視点からの補足を行 う。 現代社会学研究特論 担当:山崎 敬一 2 ミュージアムやケア施設における相互行為の分析と 支援システムの研究を行う。 2 グローバル化の進展にともない、政治や経済などの 様々な分野における日本と東南アジア諸国の関係はま すます密接になってきている。そのため,東南アジア 諸国の開発の諸問題を理解することは日本にとっても 重要である。この授業では、経済学の観点から東南ア ジア諸国における開発の諸問題を学んでいく。講義で は、開発経済学に必要な理論および分析手法を習得す ると同時に、開発問題の実例も紹介していく。 2 イギリスにおけるいくつかの自治体の文化政策の歴 史あるいは現状についてサーベイし、一定の水準で、 その特色と問題点を明らかにして把握すること、また 日本の歴史的経験あるいは現状と比較考察することを 目的とする。 文献のサーベイ、中身の検討、報告とディスカッシ ョンを行う。 2 人口地理学は出生・死亡・移動等の人口学的行動と 地域との関わりを考える学問分野である。近年は日本 のみならずアジア諸国でも少子化が急速に進行し、高 齢化も進みつつある。一方、人々は容易に国境を越え るようになり、人口問題は一国のみの問題ではなくな ってきた。この授業ではとくに国境を越えたヒトの移 動について人口地理学的に議論したい。 2 環境と開発をめぐる諸問題 環境と人間社会の関わりに関する基本文献を読むこ とを通じて、環境人類学理論理解の深化をめざす。 Comparative Economic Development in Southeast Asia 担当:サムレト,ソワンルン 地域文化政策研究特論 担当:市橋 秀夫 人口地理学研究特論 担当:中川 聡史 環境人類学研究特論 担当:三浦 敦 − 16 − 授 業 科 目 名 アートマネジメント研究特論 担当:井口 壽乃 2 義 等 の 概 要 今日の芸術文化をめぐる状況の変化において、アー トやデザインを文化政策という総合的視点から捉え、 マネージメント、プロデュースのための情報収集力・ 情報判断力、企画力の獲得を目的とする。グローバリ ゼーション化する芸術文化の現況を歴史的な文脈を踏 まえながら検証する。さらに受講生の専門領域に応じ て、学外での実践的なフィールドワーク、ワークショ ップの開催、プロジェクトの企画等の活動も行いたい。 2 「芸術」についての規範的な見方とその背景を確認 しつつ、そこから逸脱するオルタナティヴな見方を、 古代・前近代思想、先住民・非西洋文化のなかに伝え られている芸術関連表象の中から明らかにすることを 目指す。それらの非主流派の言説を「芸術」とくに現 代アート理解の重層化・多層化をもたらす資源として 捉える可能性を探るとともに、その際に浮上する種々 の問題点を吟味する。 2 In this course we take a look at doctoral level research in the fields of Media and Visual Communication Studies. We will address diverse research methods in relation to research data collection and analysis in these fields. We will also take a look at the pertinent theories to use in doctoral research in order to establish relevant hypotheses as foundation of the research. Finally, we will analyze how to reach research conclusions, how to document our sources and databases and how to achieve aims such as participation in conferences, publishing or co-publishing research papers and aiming for further research and academic exposure. 2 英語圏における東アジア文化研究の中、特に日本研 究の最新動向および成果を紹介し、その特徴・意義に ついて考える。 文化資源学研究特論 担当:外山 紀久子 メディア学・視覚コミュニ ケーション学研究特論 担当:ザラパップ,ジリア 国際日本・アジア文化研究特論 担当:フライデー,カール 講 単位数 − 17 − 教 員 の 紹 介 この教員紹介を参考にして、「入学志願票」の希望指導教員名欄に記入してください。 − 18 − 井上 智勝 教授 専門分野 東アジア宗教社会史 日本近世史 研究紹介 東アジアの広がりの中で、主に宗教や祭儀の視点から、江戸時代以前の日本の社会・文化を位置づ け直す研究を進めています。東アジア諸国との比較の観点を重視し、中国・韓国・越南(ベトナム) での現地調査や、海外の研究者との研究交流を積極的に行っています。 著書・論文 『近世の神社と朝廷権威』(吉川弘文館、2007 年) 『吉田神道の四百年―神と葵の近世史』〔講談社選書メチエ〕(講談社、2013 年) 『近世の宗教と社会2 国家権力と宗教』(共編著、吉川弘文館、2008 年) 「幕末維新期の仏教天文学と社会・地域-梵暦運動研究の射程-」明治維新史学会編『明治維新と 文化』 (吉川弘文館刊、2005 年 8 月) 「近世の易占書―士君子の易・市民の易と疾病・祟り・米相場―」『口頭伝承と文字文化 文字の 民俗学・声の歴史学』(思文閣出版、2009 年) 「近世期の東アジア諸国における国家祭祀―中国・朝鮮・ベトナム・琉球から徳川政権を考える―」 『東アジアの思想と文化』2 号 (2010 年 10 月) 「「蛮夷」たちの「中華」―近世期日本・朝鮮・ベトナムの小中華意識と国家祭祀」『新しい歴史 学のために』279、(2011 年) 「前田家御寶塔-上野国七日市藩の藩祖顕彰と幕藩領主の「大祖廟」-」山本隆志編『日本中世政 治文化論の射程』 (思文閣出版刊、2012 年 5 月) 学 井口 位 博士(文学)(2006年、筑波大学) 壽乃 教授 専門分野 映像論、デザイン史 研究紹介 大戦間期の中東欧地域のアヴァンギャルド芸術運動に関する研究。および 1960 年代日本の芸術とデ ザインに関する研究。特に写真やグラフィック・デザイン等の視覚表現について、モダニズムと芸術 表現の問題を国際比較の視点から実証的に研究しています。また最近は、冷戦期におけるヴィジュア ル・カルチャーに関する国際比較を行っています。 著書・論文 『ハンガリー・アヴァンギャルド:MA とモホイ=ナジ』彩流社、2000 年 「カシャークの「絵画建築」宣言と構成的絵画について」『美術史』第 152 冊、美術史学会、2002 年 『20 世紀の美術と思想』美術出版社、2002 年(共著) 「ナショナル・アイデンティティの表象:ハンガリーのポスター1885-1930」『デザイン史学』 vol.1,2003 年 『カラー版 世界写真史』美術出版社、2004 年(共著) 『アヴァンギャルド宣言:中東欧のモダニズム』三元社、2005 年(編著) 『第7巻 モダニズムと中東欧の藝術・文化』(大阪大学 21 世紀 COE プログラム「インターフェイ スの人文学」研究報告書、2007 年) 『近代工芸運動とデザイン史』思文閣出版、2008 年(共著) 「写真のポリティックス」『写真とプロパガンダ 1945-1958』三元社、2009 年 『20 世紀のポスター:デザインのちから・文字のちから』東京都庭園美術館、2011 年(共著) 『視覚の実験室 モホイ=ナジ』国書刊行会、2011 年(監修) Towards Osaka Expo’70: The avant-garde and “Art and Technology” in Japan, Collection of Papers Dedicated to the 40th Anniversary of the Institute for Art History, Faculty of Philosophy, University of Belgrade, Belgrade, 2012. The pioneers of media art in postwar Japan: the avant-garde group ‘Jikken Kobo’ (the Experimental Workshop), International Conference Art of Japan, Japanisms and Polish-Japanese art Relations, The Manggha Museum of Japanese Art and Technology, Krakow, 2010, Conference Report, 2012. 『中欧のモダンアート:ポーランド・チェコスロヴァキア・ハンガリー』彩流社、2013 年(共著) 『中欧の現代美術:ポーランド・チェコ・スロヴァキア・ハンガリー』彩流社、2015 年(共著) − 19 − 翻 訳 ナオミ・ローゼンブラム『世界の写真』美術出版社、1998 年(共訳) デイヴィド・クラウリー『ポーランドの建築・デザイン史』彩流社、2006 年(共訳) スーザン・A・クライン『ミュージアムと記憶』ありな書房、2009 年(共訳) 学 位 博士(芸術学)(1996 年、筑波大学) 一ノ瀬 俊也 教授 専門分野 日本近現代史、とくに軍事史・社会史 研究紹介 近代の日本がなぜ対外戦争を繰り返していったのか、なぜ当時の人々は本来嫌なはずの戦争や軍隊の 存在を受け入れていったのかについて研究しています。具体的な課題としては、兵士に軍隊の存在意 義を正当化する場としての軍隊教育や、働き手をとられて困窮している兵士の家族に対する生活援護 の実態をとりあげてきました。最近では戦場における兵士の意識のあり方にも関心を広げています。 著書・論文 『近代日本の徴兵制と社会』吉川弘文館、2004 年 『明治・大正・昭和 軍隊マニュアル 人はなぜ戦場へ行ったのか』光文社新書、2004 年 『銃後の社会史 戦死者と遺族』吉川弘文館、2005 年 『日本軍事史』 (共著 「近代」・「戦後」編を執筆) 吉川弘文館、2006 年 『戦場に舞ったビラ 伝単で読み直す太平洋戦争』講談社選書メチエ、2007 年 『旅順と南京 日中五十年戦争の起源』文春新書、2007 年 学 市橋 位 博士(比較社会文化)(2003 年、九州大学) 秀夫 教授 専門分野 地域文化政策研究、余暇史、イギリス近現代社会史 研究紹介 地域文化政策や余暇、社会史的な視点から、近現代のイギリス社会および日本社会を見直す作業を しています。とくに、20世紀イギリスにおけるレジャーや各種文化支援政策について、また、ひ ろく社会規範の変容と連続について、実証的な社会史研究に取り組んでいます。 著書・論文 「大衆社会への離陸」(特集・戦後レジャー「生産」の軌跡)『Leisure and Recreation(自由時間研究)』、 日本レクリエーション協会紀要、18 号、1996 年 「スポーツ市場の分析」『スポーツの経済学』、杏林書院、1999 年 「英国戦後復興期における地域芸術文化政策の展開」『文化経済学』、第 2 巻、第 3 号、2001 年。 「映画と政府--20 世紀前半におけるイギリス<映画政策>の展開」『文化経済学』、第 3 巻、第 2 号、2002 年 「戦後イギリス労働党における改革派の挑戦」『社会経済史学』第 67 巻、第 6 号、2002 年(長谷 川淳一との共著) 「英国オックスファムとは何か?(後篇)二〇世紀の社会史から見たオックスファム像」クォータ リー『at』,第 5 号,2006 年 「ウルフェンデン報告書と価値規範の変容-イギリスにおける同性愛犯罪法改革の社会史 1957~ 1959 年」『埼玉大学紀要 教養学部』42 巻,1 号,2006 年 「私的自由の境界―戦間期イギリスにおける同性愛犯罪法改正論議(上)―」『埼玉大学紀要 教養 学部』43 巻,2 号,2007 年 「私的自由の境界―戦間期イギリスにおける同性愛犯罪法改正論議(中)」『埼玉大学紀要 教養 学部』,第 46 巻,第 1 号,2010 年,1-30 頁 「ニュー・カルチャーの誕生?――1960 年代文化の再考――」井野瀬久美惠編『イギリス文化史』 (昭和堂、2010 年),第 14 章,275-91 頁 「戦後社会の模索」木畑洋一・秋田茂編『近代イギリスの歴史 16 世紀から現代まで』(ミネル ヴァ書房、2011 年)、第 7 章、161-88 頁 「戦後イギリスにおけるリクリエーショナル・スポーツの変容――コヴェントリ市の経験に即して」 早稲田大学スポーツマネジメント研究会編『スポーツマネジメント 画、2013 年)40-51 頁 − 20 − 教育の課題と展望』(創文企 「イギリスにおけるスポーツ選手の労働力移動――歴史的研究の諸論点」早稲田大学スポーツマネ ジメント研究会編『グローバル・スポーツの課題と展望』(創文企画、2014 年),129-43 頁 「日本におけるベトナム反戦運動史の一研究――福岡・十の日デモの時代(1)」『日本アジア研究』 11 号,2015 年,131-63 頁 「『スポーツ史』リテラシーの効用と歴史研究――イギリス・スポーツ史研究を振り返る」早稲田 大学スポーツマネジメント研究会編『スポーツリテラシー』(創文企画、2015 年),90-105 頁 「日本におけるベトナム反戦運動史の一研究――福岡・十の日デモの時代(2)」『日本アジア研究』 12 号,2015 年,65-105 頁 「イギリスにおける企業スポーツの発展と衰退」笹川スポーツ財団編『企業スポーツの現状と展望』 創文企画、2016 年、149-170 頁。 `The Reception of E. P. Thompson in Japan: The New Left, The Making and "Moral Economy"', in International Review of Social History, vo. 61, pt. 1, 2016, pp. 51-74. 翻 訳 M・B・ブラウン『フェア・トレード 公正なる貿易を求めて』(共訳)、新評論、1998 年 S・ハンフリーズ、P・ゴードン『「障害者」を生きる』、青弓社、2001 年 D・スロスビー『文化経済学入門--創造性の探求から都市再生まで』(共訳)、日本経済新聞社、 2002 年 E・P・トムスン『イングランド労働者階級の形成』青弓社、2003 年 D・ランサム『フェア・トレードとは何か』青土社、2004 年 ピーター・クラーク『イギリス現代史 1900-2000』(共訳),2004 年,名古屋大学出版会 キャスリーン・バーク『オックスフォードブリテン諸島の歴史 第 11 巻 20 世紀 1945 年以降』 (共訳書、西沢保ほか 5 名)慶応義塾大学出版局、2014 年 学 伊藤 位 PhD in Social History(1994 年、英国ウォーリック大学) 博明 教授 専門分野 思想史・芸術論 研究紹介 ヨーロッパ中世・ルネサンス・バロックの思想と芸術を、それらの関係を念頭に研究しています。 これまでの主たる研究対象は、15世紀フィレンツェのプラトン主義をめぐる諸問題、およびバロ ック期におけるテクストとイメージの連関に係わる諸問題です。また、鎌倉時代の浄土教的宗派と 絵巻物や、室町時代の禅思想と詩画軸など、日本における同様な関係についても関心を抱いていま す。 著書・論文 『ヘルメスとシビュラのイコノロジー』(ありな書房,1992 年) 『神々の再生――イタリア・ルネサンスの神秘思想』(東京書籍,1996 年) 『綺想の表象学――エンブレムへの招待』(ありな書病,2007 年) 『ルネサンス』「哲学の歴史」4(編著)(中央公論新社,2007 年) 『イタリア・ルネサンスの霊魂論』(共書)(三元社,1995 年) 『神秘主義――ヨーロッパ精神の源流』(共著)(せりか書房,1988 年) 『ルネサンスの知の饗宴――ヒューマニズムとプラトン主義』(共著)(東信堂,1994 年) 『一遍聖絵と中世の光景』(共著)(ありな書房,1992 年) 『一遍聖絵を読み解く――動き出す静止画像』(共著)(吉川弘文館,1999 年) 『哲学史の哲学』、岩波講座「哲学」14(共著)(岩波書店,2009 年) ポーラ・フィンドレン『自然の占有――ミュージアム,蒐集,そして初期近代イタリアの科学文化』 (共訳,ありな書房,2005 年) アビ・ヴァールブルク『ルネサンスの祝祭的生における古代と近代』(共訳,ありな書房,2006 年) リナ・ボルツォーニ『記憶の部屋―印刷時代の文学的-図像的モデル』(共訳,ありな書病,2007 年) ジョン・シアマン『オンリー・コネクト―イタリア・ルネサンスにおける美術と観者』(共訳,あ りな書房,2008 年) − 21 − スーザン・クレイン編『記憶とミュージアム』(共訳)(ありな書房,2009 年) オットー・ウェニウス『愛のエンブレム集』(ありな書房,2009 年) エリカ・ラングミュア『天使』(ありな書房,2010 年) 小野寺史郎 准教授 専門分野 中国近現代史 研究紹介 主に近現代中国のナショナリズムと、政治的意志表示のパターン=政治文化の関係について研究し ています。具体的には、清末から日中戦争期にかけての中国において、国民統合や大衆動員にかか わる儀式や集会、デモなどの行動様式、定型的な言語表現といった要素がどのように形成されてき たのかを検討しています。 著書・論文 「中国最初の国旗――清朝・黄龍旗について――」『中国研究月報』第 57 巻第 10 号、2003 年 10 月 「南京国民政府におけるナショナル・シンボルの再編――青天白日満地紅旗をめぐって――」『史学 雑誌』第 113 編第 11 号、2004 年 11 月 「民国初年の革命記念日――国慶日の成立をめぐって――」『中国――社会と文化』第 20 号、2005 年6月 「清末民初の国旗をめぐる構想と抗争――青天白日旗と五色旗について――」『歴史学研究』第 803 号、2005 年 7 月 「章太炎の初期思想:普遍性と特殊性の関係」『中国哲学研究』第 21 号、2005 年 11 月(ヴィレーン ・ムーティとの共著) 「南京国民政府的革命紀念日政策與国族主義」彭明輝、唐啓華主編『東亜視角下的近代中国』台北: 国立政治大学歴史学系、2006 年 9 月 「最近十年来の近代中国政治シンボル研究の展開について」『近きに在りて』第 52 号、2007 年 11 月 「平衡国民性与民族性:清季民初国歌的制定及其争議」『中山大学学報(社会科学版)』第 49 巻第 1 期、2009 年 1 月 「近代中国の国歌問題――清末から北京政府期を中心に――」『中国哲学研究』第 24 号、2009 年 11 月 「梁啓超と「民族主義」」『東方学報』第 85 冊、2010 年 3 月 「南京国民政府期の党歌と国歌」石川禎浩編『中国社会主義文化の研究』京都大学人文科学研究所附 属現代中国研究センター、2010 年 5 月 「地方史研究と王清穆日記」高田幸男、大澤肇編著『新史料からみる中国現代史――口述・電子化・ 地方文献』東方書店、2010 年 12 月 『国旗・国歌・国慶――ナショナリズムとシンボルの中国近代史』東京大学出版会、2011 年 3 月 「1920 年代の世界と中国の国家主義」村田雄二郎編『リベラリズムの中国』有志舎、2011 年 9 月 「大清臣民与民国国民之間?――以新政時期万寿聖節為中心的探討」『華東師範大学学報(哲学社会 科学版)』第 43 巻第 5 期、2011 年 9 月 「19 世紀末日中における「記念」の語義変化について」石川禎浩、狭間直樹編『近代東アジアにおけ る翻訳概念の展開』京都大学人文科学研究所附属現代中国研究センター、2013 年 2 月 「南京国民政府時期的党歌和国歌」石川禎浩主編、袁広泉訳『20 世紀中国的社会与文化』北京:社会 科学文献出版社、2013 年 3 月 「王清穆『農隠廬日記』に見る民国前期の江南士紳」森時彦編『長江流域社会の歴史景観』京都大学 人文科学研究所附属現代中国研究センター、2013 年 10 月 「国慶与国恥―近代中国紀念儀式的表象戦略―」『동아시아문화연구(東アジア文化研究)』第 55 輯、2013 年 11 月 周俊宇訳『国旗・国歌・国慶――近代中国的国族主義与国家象徴』北京:社会科学文献出版社、2014 年3月 「中国ナショナリズムと第一次世界大戦」山室信一、岡田暁生、小関隆、藤原辰史編『現代の起点・ 第一次世界大戦 1 世界戦争』岩波書店、2014 年 4 月 − 22 − 「十九世紀末日中両国“記念”的語義変化」狭間直樹、石川禎浩主編、袁広泉等訳『近代東亜翻訳概 念的発生与伝播』北京:社会科学文献出版社、2015 年 2 月 「日中戦争期・戦後内戦期国民党政権の記念日政策について」石川禎浩編『現代中国文化の深層構造』 京都大学人文科学研究所附属現代中国研究センター、2015 年 6 月 汪暉『思想空間としての現代中国』岩波書店、2006 年 8 月(共訳) 『陳独秀文集 1 初期思想・文化言語論集』平凡社、2016 年 6 月(共訳) 学 川野 位 博士(学術)(2007 年、東京大学) 靖子 准教授 専門分野 日本語学 研究紹介 現代日本語の文法を研究しています。動詞の意味と文法現象の関係に興味を持っており、そうした 観点から、格体制の交替現象や格成分の語順、アスペクト、副詞的修飾等について、研究を進めて います。 著書・論文 「自動詞文における二種類の代換現象と所有関係―「「N1ガ N2デ~」と「N1ガ N2ニ~」の違 いを中心に―」『日本語文法』2 巻 1 号、日本語文法学会、2002 年 「位置変化動詞と結果の副詞句」『筑波日本語研究』8 号、筑波大学人文社会科学研究科日本語学 研究室、2003 年 「空間表現における格成分の語順」『日本語教育』120 号、日本語教育学会、2004 年 「現代日本語における位置変化構文と状態変化構文の交替現象―格成分の対応の仕方―」『日本語 の研究』2 巻 1 号(『国語学』通巻 224 号)、日本語学会、2006 年 「移動動詞と共起するヲ格句とニ格句―結果性と限界性による動詞の分類と格体制の記述―」『ひ つじ研究叢書<言語編>42 現代日本語文法 現象と理論のインタラクション』ひつじ書房、2006 年 「壁塗り代換を起こす動詞と起こさない動詞―交替の可否を決定する意味階層の存在―」『日本語 の研究』5 巻 4 号(『国語学』通巻 239 号)、日本語学会、2009 年 「壁塗り代換と餅くるみ交替の両方が可能な動詞―「巻く」と「埋める」の分析―」『福岡女子大 学文学部 文藝と思想』75 号、2011 年 「現代日本語の動詞「詰める」「覆う」の分析―格体制の交替の観点から―」『,埼玉大学紀要(教 養学部)』48 巻 2 号、2013 年 「壁塗り代換は、なぜヴォイスのカテゴリーに入らないのか」『埼玉大学紀要(教養学部)』51 巻 2 号、2016 年 学 権 位 博士(言語学)(2003 年、筑波大学) 純哲 教授 専門分野 韓国思想史、儒教思想、近代東アジア学術思想史 研究紹介 儒教を支配イデオロギーに採択していた朝鮮時代の思想史研究とともに、近代日本・中国・韓国の 西洋学術受容、植民地朝鮮の学術思想について調査研究をも行っている。 著書・論文 「茶山丁若鏞の経学と経世思想─彼の井田制論を中心に─」『中国哲学研究』7、1993 「『礼訟』の経学的分析─茶山の『正体伝重辨』を手掛かりにして─」『山口大学教養部紀要』第 27 巻、1993 「茶山の王朝体制改革構想と経学」『山口大学哲学研究』第三巻、1994 「高橋亨の朝鮮思想史研究」『埼玉大学紀要(教養学部)』第 33 巻第 1 号、1997 「茶山丁若鏞の人間論-彼の『性』・『心』解釈を中心にして-」『埼玉大学教養学部紀要』 第 34 巻第 1 号、1998 「韓国思想史における『実学』の植民地近代性―韓国思想史再考Ⅰ」『日本アジア研究』第 2 号、 2005 「退渓哲学研究の植民地近代性―韓国思想史再考Ⅱ」『日本アジア研究』第 3 号、2006 「朝鮮儒学史における『大学衍義』と『大学衍義補』の意義―李珥の『聖学輯要』と柳馨遠の『磻 − 23 − 渓隨録』と関連して」『埼玉大学紀要(教養学部)』第 42 巻第 1 号、2006 「フランス革命理解からみる韓国近代の思想課題」『専修大学社会知性開発センター/歴史学研究 センター年報:フランス革命と日本・アジアの近代化』第 4 号、2007 「近代韓国のフランス革命理解―『法国革新戦史』の例」『埼玉大学紀要(教養学部)』第 43 巻、 第 1 号、2007 「松田甲の「日鮮」文化交流史研究」『埼玉大学紀要(教養学部)』第 44 巻第 1 号、2008 「林泰輔の「朝鮮史」研究」『埼玉大学紀要(教養学部)』第 44 巻第 2 号、2008 「林泰輔の「朝鮮史」研究の内容と意義」『埼玉大学紀要(教養学部)』第 45 巻第 2 号、2010 「林泰輔の『朝鮮史』の玄采訳著『東国史略』研究」『埼玉大学紀要(教養学部)』第 46 巻第 1 号、2010 「日本の思想課題として『韓国併合』 ― 『韓国併合』百年ノート」『埼玉大学紀要(教養学部)』 第 46 巻第 2 号、201 「ソンビ概念の生成―韓国思想史の一齣」『埼玉大学紀要(教養学部)』第 47 巻第 1 号、2011 「大韓帝国期の「国家学」関係書籍について」『埼玉大学紀要(教養学部)』第 47 巻第 2 号、2011 「大韓帝国期の「国家学」書籍におけるブルンチュウリ・梁啓超・有賀長雄の影響」『埼玉大学紀 要(教養学部)』第 48 巻第 1 号、2012 「卞榮晩訳『世界三大怪物』と『二十世紀之大惨劇帝国主義』について ― 大韓帝国知識人の帝国 主義理解の一端」『埼玉大学紀要(教養学部)』第 48 巻第 2 号、2012 「幸徳秋水述『廿世紀之怪物帝国主義』の韓国語訳について」『埼玉大学紀要(教養学部)』 第 49 巻第 1 号、2013 「茶山丁若鏞の礼学と朝鮮社会」『「礼楽」文化:東アジアの教養』小島康敬編、ペリカン社、2013 「〔増訂〕高橋亨の朝鮮儒学研究における異学派:京城帝大講義ノートを読む」『埼玉大学紀要 (教養学部)』第 50 巻第 1 号、2014 「【資料翻刻】高橋亨京城帝国大学講義 朝鮮異学派之儒学:講本(上)」『埼玉大学紀要 (教養学部)』第 51 巻第 1 号、2015 「【資料翻刻】高橋亨京城帝国大学講義 朝鮮異学派之儒学:講本(下)」『埼玉大学紀要 (教養学部)』第 51 巻第 2 号、2016 「朝鮮思想再考」『「心身/身心」と環境の哲学』伊東貴之編、汲古書院、2016 学 位 博士(文学)(1993 年、東京大学) サムレト ソワンルン 准教授 専門分野 開発経済学、国際金融 研究紹介 カンボジア経済をはじめ、発展途上国の経済における諸問題に関する研究に取り組んできました。現在 は、通貨代替(ドル化)、カンボジアの農村地域における開発の諸問題や経済発展と制度などについ て実証研究を行っています。 著書・論文 “An Estimation of the Money Demand Function in Cambodia,” Economics Bulletin 35, pp. 2625-2636, 2015. “Ethnic Diversity, Democracy, and Health: Theory and Evidence,” Research in Economics 69, pp. 353-376, 2015 (Co-authored with Go Kotera, Nobuhiro Mizuno and Keisuke Okada). “How Does Corruption Influence the Effect of Foreign Direct Investment on Economic Growth?,” Global Economic Review 43, pp. 207-220, 2014 (Co-authored with Keisuke Okada). “A Study on the Socio-economic Determinants of Suicide: Evidence from 13 European OECD Countries,” Journal of Socio-Economics 45, pp. 75-85, 2013 (Co-authored with Keisuke Okada). “Government Size, Democracy, and Corruption: An Empirical Investigation,” Economic Modelling 29, pp. 2340-2348, 2012 (Co-authored with Go Kotera and Keisuke Okada). “The Effect of Foreign Aid on Corruption: A Quantile Regression Approach,” Economics Letters 115, pp. 240-243, 2012 (Co-authored with Keisuke Okada). “A Numerical Study on Assessing Sustainable Development with Future Genuine Savings Simulation,” − 24 − International Journal of Sustainable Development 15, pp. 293-312, 2012 (Co-authored with Masayuki Sato and Katsunori Yamada). “Empirical Study on the Determinants of CO2 Emissions: Evidence from OECD Countries,” Applied Economics 44, pp. 3513-3519, 2012 (Co-authored with Hiroki Iwata and Keisuke Okada). “An Empirical Examination on the Hysteresis of Currency Substitution in Cambodia,” Journal of Asian Economics 22, pp. 518-527, 2011. “A Note on the Environmental Kuznets Curve for CO2: A Pooled Mean Group Approach,” Applied Energy 88, pp. 1986-1996, 2011 (Co-authored with Hiroki Iwata and Keisuke Okada). “Empirical Study on the Environmental Kuznets Curve for CO2 in France: The Role of Nuclear Energy,” Energy Policy 38, pp. 4057-4063, 2010 (Co-authored with Hiroki Iwata and Keisuke Okada). “Currency Substitution and Seigniorage-Maximizing Inflation: The Case of Cambodia,” Applied Economics 42, pp. 1907-1916, 2010. “A Note on Short-Run and Long-Run Relationships between Parallel and Official Exchange Rates: The Case of Cambodia,” Economics Bulletin 30, pp. 1044-1053, 2010. “The Monetary Model of Exchange Rate: Evidence from the Philippines Using ARDL Approach,” Economics Bulletin 6, pp. 1-13, 2008 (Co-authored with Dara Long). 学 位 博士(経済学)(2009 年、京都大学) ザラ-パップ ジリア 准教授 専門分野 メディア学、美術史 研究紹介 伝統的なアートの思想や概念が現代のメディアにどのように影響し、どのように応用されているのかと いうことを研究しています。西洋美術史から分かれて発展したアートは、領域としてはアジア太平洋 地域に集中して見られますが、ヨーロッパやアメリカなどのアートとも比較し、グローバルな視点や 立場から研究しています。日本の美術史と現代アート、現代メディアの関係を比較する研究では、日 本の妖怪画と現代メディア(映画、アニメ、マンガ、ゲームなど)に描かれる妖怪画について研究し ました。また、オーストラリア、アジア、オセアニアの現代アートも研究しています。オセアニアの アートに含まれている儀式、道具、動物の生態などの文化的な意味や考え方が現代社会のダンスやス ポーツ、パフォーマンスにこのような文化的な意味や考え方がどう影響したのかも研究中です。 著書・論文 Post-War Myths in Japanese Visual Media. (In Hungarian). Culture and Community (Journal of Cultural Theory), vol.2, nr.4, pp.21-36, Budapest. 2011 Women and Sports: Interdisciplinary Perspectives. Sport in History (Journal of Sport Theory). Vol.31, nr.4, Pp.520-523, Routledge, 2011 Traditional Monster Imagery in Anime, Manga and Japanese Cinema (Global Oriental/Brill, 2011) Anime and its Roots in Early Japanese Monster Art (Global Oriental/Brill, 2010) Transformation as Monstrosity – Monster Representations as Mirrors of Anxiety in Traditional and Contemporary Japanese Visual Media. Pp. 51-80. Chapter. In Body as Object. Research Monograph Series Nr.13 (Centre for International Japan Studies eds., Hosei University, 2010) Monsters at War. The Great Yôkai Wars 1968-2005. Chapter. In In Mechademia Vol. 4: War/Time, University of Minnesota Press, Fall 2009 Monsters Reappearing in Great Yôkai Wars 1968-2005. Chapter. In In Marmysz, John; Lukas, Scott (eds.): Fear, Cultural Anxiety and Transformation: Horror, Science Fiction and Fantasy Films Remade. Lexington Books, Lanham, MD, 2008 Made in Australia, Big In Japan. Article. The Sydney Morning Herald, 07.06.2006) Little Yen for Australian Art Works. Article. The Age, Melbourne, 29.05.2006) 学 位 博士(Media and Communication Studies)(2008, The University of New South Wales) − 25 − 杉浦 晋 教授 専門分野 日本近現代文学 研究紹介 おもに昭和時代の文学・文化研究。石川淳への関心を起点として、関連する諸文学者の営為、また ハンセン病や「南方」の表象といった諸問題をも、派生的に研究しつつ、現在に至っています。 著書・論文 『小島の春』試論―手記と映画をめぐる場の編制―」(「埼玉大学紀要」39-2、2003 年度、2004 年) 「堀辰雄の「修辞学」」(「国文学 解釈と鑑賞」別冊「堀辰雄とモダニズム」、2004 年) 「坂口安吾における「反復的なもの」」(「国文学 解釈と鑑賞」71-11、2006 年) 「石川淳『森鴎外』をめぐって―岩上順一、伊藤整、小林秀雄との比較―」(「文学」8-2、2007 年) 「石川淳『鷹』試論―二つの「鳩」と「鷹」をめぐる考証の試み―(「國語と國文學」88-1、2011 年) 武井 和人 教授 専門分野 日本古典籍学・中世古典学史・中古中世和歌史 研究紹介 (1)古代から中世末期までの古典籍を、従来の書誌学・文献学・本文批評等の垣根を越え《日本古典 籍学》といふ新たな研究スタイルとして措定し直しるての研究。 (2)中世古典研究を、“家学”といふ側面からの研究。主たる対象は、一条家・三条西家・山科家など。 (3)平安時代から室町末期までの和歌作品の史的な研究。特に、室町期における『古今集』古注釈書の 系統的整理など。 (4)16 世紀前半、南都における文藝活動を、十市遠忠・実暁、などの著作を通しての研究。 (5)中世後期に禁裏に所蔵されてゐた典籍の復元的研究。 (6)自筆本古典籍を、総合的に研究するための基礎的研究。 (7)校勘の方法をに関する研究。 (8)中世後期歌会資料の悉皆調査と釈文公開、考証。 著 『一条兼良全歌集 本文と各句索引[笠間索引叢刊 80]』(笠間書院、1983 年) 書 『十六夜日記・夜の鶴 注釈[研究叢書 30]』(和泉書院、1986 年)※共著 『一条兼良の書誌的研究』(桜楓社[現社名:おうふう]、1987 年) 『中世和歌の文献学的研究[笠間叢書 221]』(笠間書院、1989 年) 『新古今集詞書論[新典社叢書 6]』(新典社、1993 年) 『〈古今集古注釈書集成〉耕雲聞書』(笠間書院、1995 年)※共編著 『〈古今集古注釈書集成〉伝心抄』(笠間書院、1996 年)※共編著 『中世古典学の書誌学的研究』(勉誠出版、1999 年) 『公宴続歌 本文編』(和泉書院、2000 年)※共編著 『一条兼良の書誌的研究 増訂版』(おうふう、2000 年) 『テニハ秘伝の研究』(勉誠出版、2003 年)※共著 『〈古今集古注釈書集成〉鈷訓和謌集聞書』(笠間書院、2008 年)※共編 『中世古典籍学序説』(和泉書院、2009 年) 『日本古典くずし字読解演習』(笠間書院、2010 年) 『一条兼良自筆伊勢物語愚見抄 影印・翻刻・研究』(笠間書院、2011 年) ※共編 『一条兼良自筆古今集童蒙抄〈影印付〉/校本古今三鳥剪紙伝授』(笠間書院、2013) ※共編 『中世古典籍之研究-どこまで書物の本姿に迫れるか-』(新典社、2015) 学 位 博士(文学)(2001 年、國學院大學) − 26 − 外山 紀久子 教授 専門分野 美学・舞踊論・現代アート研究 研究紹介 現代芸術、特に 1960 年代以降のアメリカの美術・舞踊を中心とする美学的、文化論的、および身体論的 研究。平行して、「芸術」成立過程の中で排除された諸要素について、非西洋ないし前近代の言説を参照 して考えています。最近は、古今の「気」「プネウマ」(微細エネルギ— )の身体論・宇宙論の見地から、 エコロジー思想に接続する環境芸術の再定義とその現代的意義を探ることと同時に、子どもや老人といっ た社会的に周縁化された「弱い主体」の再評価の切り口から舞踊の脱社会化/対抗文化的機能について再 考すること、あたりに関心が向いています。 著書・論文 『帰宅しない放蕩娘:アメリカ舞踊におけるモダニズム・ポストモダニズム』(勁草書房、1999) 「鏡の国のアートワールド:シンディ・シャーマンの磁場」『美術史を作った女性達:モダニズムの歩 みの中で』神林恒通・仲間裕子編(勁草書房、2003) 「掃除ポイエーシス」『日常性の環境美学』西村清和編(勁草書房、2012) 「ポストモダンダンス」『バレエとダンスの歴史:欧米劇場舞踊史』鈴木晶編(平凡社、2012) 「プラトン『パイドロス』に於けるレートリケーの問題」『美学』138 号、1984. 「アストロエステ(ティカ)覚書き:「宇宙人としての生き方」に倣って」『埼玉大学 リベラル・アー ツ叢書6』外山紀久子編(埼玉大学教養学部・文化科学研究科、2015) 「<アヴァンギャルドの失敗>をめぐる言説の意味するもの」『美学』180 号、1995. “The Art Public -- Another Modernist Fiction?” JTLA (Journal of the Faculty of Letters, The University of Tokyo, Aesthetics), vol. 20, 1995. 「脱自のアルス:異文化経験としての舞踊」『美学における感性・身体・共同体』(佐々木健一編、東 京大学美学芸術学研究室)、1996. 「反<商品>としての作品:モダニズムの抵抗あるいは無視の歴史」(『作品概念の史的展開に関する研 究(平成 7・8・9 年度科学研究費補助金基盤研究(A)(1)研究成果報告書)』1998 年) 「ミニマル・アートと主体の変容」『山口大学文学会志』49 巻、1999. “Carnality Recovered and Painting Doomed,” The Ural International Journal of Philosophy, 2000, No.1(2), 2000. 「<絵画の終焉>論以後の身体」(『美学』202 号、2000 年) “Tactics of Perseus: Tackling the Invisible Other,” FILOZOFSKI VESTNIK, vol.XXIII, number 2 / 2002(Selected Papers of the 15th International Congress of Aesthetics, The Organizing Committee of the International Congress of Aesthetics, 2003、7月31日, pp.425-433 に再録) “The Bodies after the ‘End of Painting’” AESTHETICS, No.10, 2002. 「パフォーマンス・アートへの展開の中の〈アジア〉(『アジアの藝術思想の解明-比較美学的観点か らの研究(平成 12~15 年度科学研究費補助金基盤研究(B)(1)研究成果報告書)』2004 年) 「絵画の外部・内部と引き算のミュージアム」(『日本学術振興会人文・社会科学振興プロジェクト研 究事業「日本の文化政策とミュージアムの未来」:「ミュージアムの活用と未来——鑑賞行動の脱領域 的研究」グループ平成18年度報告書』2007 年) 「彼(女)らは何をおそれていたのか?——ポストモダンダンスの逆説」(基調講演報告) 『舞踊學』第30号、2007. “On Cleaning: a sober-minded mania,” Proceedings of 4th International Symposium on Multu-Sensory Design, Steering Committee of International Symposium on Multy-Sensory Design (Nagoya University), 2009. “Ars vivendi reclaimed: on the vietues of the body in ‘neo-pre-Modernist’ art practices,” 『埼玉大学紀要(教養 学部)』49-2, 2013, 2014. 「受信型身体とは何か:20 世紀アートとスピリチュアリズム」『埼玉大学紀要(教養学部)』49-2, 2013, 2014. “Infants’ aesthetics for eudaimonia,”『埼玉大学紀要(教養学部)』50-2,2014, 2015. “old, weak, and invalid: dance in inaction,” JTLA (Journal of the Faculty of Letters, The University of Tokyo/Aesthetics), 39, 2014, 2015. 学 位 博士(文学)(1993 年、東京大学) − 27 − 中川 聡史 教授 専門分野 人文地理学、人口地理学 研究紹介 人を送り出す地域と受け入れる地域双方から人口移動を考えることに関心を持っています。日本で は東京圏への人口一極集中は受け入れ地域である東京圏、送り出し地域である非東京圏にとってど のような意味を持つのか、ラオスからタイへの国際労働力移動、日本からタイへの国際引退移動、 タイから日本やドイツへの国際結婚移動についても同様の視点から調査をおこなっています。 著書・論文 「結婚に関わる人口移動と地域人口分布の男女差」2001 年,人口問題研究,第 57 巻第 1 号,pp.25-40. “Changing distribution of gender in the Extended Bangkok Region under globalization”, GeoJournal, Vol.61-3, pp.255-262. 2004 年. 「東京圏をめぐる近年の人口移動―高学歴者と女性の選択的集中―」国民経済雑誌,2005 年,第 191 巻第5号,pp.65-78. 『地域人口からみた日本の人口転換』(共編)古今書院,2010 年、252p. "Deutsch-Thailandische Ehen, eine Gesellschaftsanalyse" ( with Sekson Yongvanit ) , Thailand-Rundscau 中村 25-2, pp.66-69. 2012 年. 大介 准教授 専門分野 東アジア考古学 研究紹介 日本列島における弥生文化形成の意義を、習俗の変化という視点から研究してきました。また、それ に関連して、主に殷代から漢代の中国と、それに併行する周辺社会の交流史について研究していま す。現在は、いわゆる「東夷」世界が、どのように形成されてきたのかについて考察を進めていま す。 著書・論文 「方形周溝墓の成立と東アジアの墓制」(『朝鮮古代研究』第 5 号、2004 年) 「無文土器時代前期における石鏃の変遷」(『待兼山考古学論集』、2005 年) 「弥生時代開始期における副葬習俗の受容」(『日本考古学』第 21 号、2006 年) 「遼寧式銅剣の系統的展開と起源」(『中国考古学』第 7 号、2007 年) 「方形周溝墓の系譜とその社会」(『墓制から弥生社会を考える』、六一書房、2007 年) 「東北アジアにおける支石墓の成立と伝播」(『中國史研究』第 52 輯、2008 年) 「青銅器時代と初期鉄器時代の編年と年代」(『韓國考古學報』第 68 輯、2008 年) 「粘土帯土器文化と原三国文化の土器副葬変化及び国際関係」(『湖西考古學』第 21 号、2009 年) 「粘土帯土器文化期から原三国時代の社会と副葬習俗の変化」(『考古学研究』57-1、2010 年) The Diversity of Mortuary Practice Acceptance at the Beginning of Yayoi Period, Archaeology of Coexistence in East Asia, World Archaeological Congress(WAC) One World Archaeology Series, 2011 「東北アジア青銅器・初期鉄器時代の首長墓副葬品の展開」(『韓国上古史学報』75 号、2012 年) 『弥生文化形成と東アジア社会』(塙書房、2012 年) 「燕鉄器の東方展開」(『埼玉大学紀要 教養学部』第 48 第1号、2012 年) 「朝鮮半島の玉文化研究の展望」(『玉文化』10 号、2013 年) 学 位 博士(文学)(2007 年、大阪大学) フライデー・カール 教授 専門分野 日本古代・中世の社会文化的歴史学 研究紹介 文化とテクノロジーそして社会政治構造の源泉の相互依存の関係に注目して、古代軍事制度と中世 初期の発展する国家と社会を背景にした武力衝突について俯瞰的な分析、並びに武士思想と侍文化、 武芸等の分析を行います。研究の専門分野は日本歴史の古代と中世初期(10 世紀から 13 世紀)ですが、 実際にはその区切りを越えて研究対象は広く日本歴史全体に及びます 著書・論文 『Hired Swords: The Rise of Private Warrior Power in Early Japan. 』 Stanford University Press, 1992 年。 − 28 − 『Legacies of the Sword: the Kashima-Shinryū & Samurai Martial Culture』 with Prof. Seki Humitake、 University of Hawaii Press、1997 年。 『Martial Arts in International Perspective』 2001 年 Thomas Green 編、近刊) ABC-Clio Publishing、 編集会委員。 『Samurai, Warfare & the State in Early Medieval Japan』 ロンドン:Routledge Press 2004 年。 『The First Samurai: the Life & Legend of the Warrior Rebel, Taira Masakado』John Wiley & Sons 2008 年。 『Japan Emerging: Premodern History to 1850』 Westview Press 2012 年、編集者。 「Teeth & Claws: Provincial Warriors & the Heian Court」『Monumenta Nipponica』 43.2 (1988 年)。Kleinschmidt, Harald 編 『Warfare in Japan』 Aldershot, Hampshire, England; Burlington, Vt.: Ashgate, 2007 年 増刷。 「Valorous Butchers: The Art of War in the Golden Age of the Samurai. 」 『Japan Forum 』5.1 (1993 年)。Diane Skoss 編『Sword & Spirit: Classical Warrior Traditions of Japan』 vol. 2、Berkeley Heights, NJ: Koryu Books, 1999 年増刷。 Kleinschmidt, Harald 編 『Warfare in Japan』Aldershot, Hampshire, England; Burlington, Vt.: Ashgate, 2007 年 増刷。 「Kabala in Motion: Kata & Pattern Practice in the Traditional Bugei」 『The Journal of Asian Martial Arts』4.4 (1995 年)。 「Bushidō or Bull? A Medieval Historian’s Perspective on the Pacific War & the Japanese Military Tradition」 『The History Teacher』27.3 (1994 年)。 「The Taming of the Shrewd: the Conquest of the Emishi & Northern Japan」『The Japan Foundation Newsletter』21.6 (1994 年)。 「Pushing Beyond the Pale: the Yamato Conquest of the Emishi & Northern Japan」 『Journal of Japanese Studies』第 23.1 号(1997 年)。 「騎射の歩みの一考察:中世日本における国家と文化と技術」『東京大学史料編纂所研究紀要』第 11 号 2001 年 3 月。 「The Cat’s Eerie Skill: a translation of Issai Chozan’s Neko no myōjutsu」 『Keiko Shokon』 Diane Skoss 編、 Koryu Books、2002 年。 「Beyond Valor & Bloodshed: the Arts of War as a Path to Serenity」 Harald Kleinschmidt and Rose Marie Diest, 編、 『Knight And Samurai: Actions and Images of Elite Warriors in Europe and East Asia』 Kümmerle Verlag: Göppingen, 2003 年。 「Off the Warpath: Military Science & Budō in the Evolution of Ryūha Bugei」 Alex Bennett 編、『Budō Perspectives』 Auckland, NZ: Kendo World Publications, Ltd。2005 年。 「Once & Future Warriors: The Samurai in Japanese History」 『Education About Asia』 第10.3 号, 2005年。 「武の道と流派武芸と合戦武術の一考察」山田奨冶とアレキサンダーベネット編、 『日本の教育に 「武道」を:21世紀に心技を鍛える』東京:明治図書、2005年。 「Might Makes Rite: Just War and Just Warfare in Early Medieval Japan」 『The Comparative Ethics of War』 Torkel Brekke編、 New York & London: Routledge Press, 2006 年。 「Takahashi Tomio: The Classical Polity & Its Frontier」。『Capital & Countryside in Japan, 300-1180』 Joan R. Piggott 編。 Ithaca, NY: Cornell Center for East Asian Studies, 2006 年。 「Lordship Interdicted: Taira Tadatsune & the Limited Horizons of Warrior Ambition」 Mikael Adolphson and Edward Kamens, 編、『Centers and Peripheries in Heian Japan』 Honolulu: University of Hawaii Press, 2007 年。 「 What a Difference a Bow Makes: Chivalry and the Early Japanese Warrior Ethic in Comparative Perspective」Gordon M. Berger, Andrew Edmund Goble, Lorraine F. Harrington, and G. Cameron Hurst III、編、『The Currents of Medieval Japan: Essays in Honor of Jeffrey P. Mass』 Figueroa Press 2009 年。 − 29 − 「The Futile Paradigm: the Quest For Feudalism in Early Medieval Japan」『History Compass』 2010 年 8 月。 「They Were Soldiers Once: the Early Samurai & the Imperial Court」 John Ferejohn and Frances Rosenbluth、 編、『War and State Building in Medieval Japan』 Stanford University Press 2010 年。 「Foreword」 『Japan Emerging: Premodern History to 1850』Karl Friday、編 Westview Press 2012 年。 「Sorting the Past」『『Japan Emerging: Premodern History to 1850』Karl Friday、編 Westview Press 2012 年。 「The Dawn of the Samurai」『Japan Emerging: Premodern History to 1850』Karl Friday、編 Westview Press 2012 年。 「War & Military Philosophy in Traditional Japan」 『Philosophers of War, The Evolution of History's Greatest Military Thinkers』Daniel Coatzee と Lee W. Eysturlid、編 Praeger Publishers, 2013 年。 「Japan to 1200」『The Cambridge History of War, vol 2: War in the Medieval World』 Cambridge University Press, 2014 年。 学 位 歴史学博士(1989 年、Stanford University) ブラウン・ロジャー 教授 専門分野 日本近現代史、日米関係史 研究紹介 昭和初期の政治思想史を研究しています。現在は、国家主義者であった安岡正篤に関する本を執筆 しており、それがきっかけになって内務官僚の研究とアジア主義に関する翻訳と解説もしてきまし た。これから海軍と政治との関係をも調べたいと思っています。日米関係史については、特に太平 洋戦争に関心があり、当時の軍事史や外交史などを検討していきたいと思います。 著書・論文 “Desiring to Inaugurate Great Peace: Yasuoka Masahiro, Kokutai Preservation, and Japan’s Imperial Rescript of Surrender・万世ノ為二太平ヲ開カント欲スー安岡正篤の国体護持思想を中心にー.” Saitama University Review・『埼玉大学紀要・教養学部』50(2) (2015): 199-231. “Yasuoka Masahiro’s ‘New Discourse on Bushido Philosophy’: Cultivating Samurai Spirit and Men of Character for Imperial Japan.” Social Science Japan Journal 16(1) (2013): 107-129. “(The Other) Yoshida Shigeru and the Expansion of Bureaucratic Power in Prewar Japan.” Monumenta Nipponica 67(2) (2012): 283-327. “Sun-Yatsen: ‘Pan-Asianism,’ 1924.” In Pan-Asianism: A Documentary History, Volume 2, 1920-Present, Sven Saaler & Christopher Szpilman, eds. NY: Rowman & Littlefield, 2011, pp. 75-86. “Matsumoto Gaku and the Japan Culture League, 1933.” In ibid., pp. 129-36. “Nagai Ryutaro: ‘Holy War for the Reconstruction of Asia,’ 1937.” In ibid., pp. 155-60. “The Konoe Cabinet’s ‘Declaration of a New Order in East Asia,’ 1938.” In ibid., pp. 167-74. “Ishiwara Kanji’s ‘Argument for an East Asian League,’ 1940.” In ibid., pp. 201-08. “Yasuoka Masahiro’s ‘Education for Japanese Capable of Being Leaders of the Greater East Asia Co-Prosperity Sphere,’ 1942.” In ibid., pp. 263-70. “Shepherds of the People: Yasuoka Masahiro and the New Bureaucrats in Early Showa Japan.” The Journal of Japanese Studies 35(2) (2009): 285-319. “Visions of a Virtuous Manifest Destiny: Yasuoka Masahiro and Japan’s Kingly Way.” In Pan-Asianism in Modern Japanese History. Sven Saaler & J. Victor Koschmann, eds. NY: Routledge, 2007, pp. 133-150. “The Japanese New Order Movement.” In Revolutionary Movements in World History: 1750 to the Present. James V. DeFronzo, ed. Santa Barbara, CA: ABC-CLIO, 2006, pp. 489-499. “Cold War Ambassador: Edwin O. Reischauer and the ‘Broken Dialogue’ with Japan.” 『埼玉大学紀要』 (教養学部)第 41 巻 1 号、2005 年 10 月、103-132 頁。 “A Confucian Nationalist for Modern Japan: Yasuoka Masahiro, the Nation-State, and Moral Self-Cultivation, − 30 − 1898-1983.” Ph.D. diss., University of Southern California, May 2004. 「安岡正篤の大正・昭和初期における人格論」『郷学』42 号、平成 15 年 1 月、52-61 頁。 “Yasuoka Masahiro and Takushoku University.”『拓殖大学百年史研究』10 号、2002 年 7 月、1-17 頁。 “Japanese Expansion.”Encyclopedia of Modern Asia. NY: Scribners Reference, 2002, pp. 258-260. 翻 訳 Nagai Ryutaro. “‘Holy War for the Reconstruction of Asia,’ 1937.” In Pan-Asianism: A Documentary History, Vol. 2, 1920-Present. Sven Saaler & Christopher Szpilman, eds. NY: Rowman & Littlefield, 2011, pp. 155-59. East Asian League Association, ed. “‘Argument for an East Asian League,’ 1940.” In ibid., pp. 201-07. Yasuoka Masahiro. “‘Education for Japanese Capable of Being Leaders of the Greater East Asia Co-Prosperity Sphere,’ 1942.” In ibid., pp. 263-70. Kato Yoko. “Pan-Asianism and National Reorganization: Japanese Perceptions of China and the United States, 1914-1919.” In Pan-Asianism in Modern Japanese History. Sven Saaler & J. Victor Koschmann, eds. NY: Routledge, 2007, pp. 67-81. Oguma Eiji. “The Postwar Intellectuals’ View of ‘Asia.’” In ibid., pp. 200-212. 学 位 Ph.D. (歴史学)(2004 年、南カリフォルニア大学)、MA(歴史学)(1993 年、ノース・カロラ イナ大学クリーンズボロ校) 牧 陽一 教授 専門分野 現代中国の文学・芸術 研究紹介 中国現代アートを中心に、演劇、映画等を加えて現代文化の総合的な研究を進めています。視点は 現代アートや実験演劇の前衛性、それに対立する毛沢東時代のプロパガンダでした。さらに女性表 象の変遷にも着目しました。最近は北京や上海などの「芸術区」研究を経て、現代アートと人権、 公民社会の形成、社会問題について研究を進めています。 著書・論文 『アイ・ウェイウェイスタイル―現代中国の不良(ヒーロー)』(編著訳、勉誠出版 2014 年 2 月) 『艾未未アイウェイウェイ読本』(編著、集広舎 2012 年 5 月) 『中国現代アート―自由を希求する表現』(講談社選書メチエ、2007 年)(韓国語版、土香図書出 版、2008 年 1 月) 『アヴァン・チャイナ-中国の現代アート』(木魂社こだましゃ、1998 年) 『中国のプロバガンダ芸術』(共著・岩波書店、2000 年) 『中国現代戯曲集・第一集』(共編訳・晩成書房、1994 年) 「中国キッチュへの迷走」(『一橋論叢』8 月号、1999 年) 「毛沢東という呪縛」(『世界』11 月号、1999 年) 「蔡国強インタビュー」(『世界』7月号、2000 年) 「<肉>としての身体」(『BT 美術手帖』5 月号、2001 年) 「イノセントへ」(『月刊しにか』5 月号、2001 年) 「中国、古風な前衛」(『WALK』№42、2001 年) 「アジア美術の旗手-中国①~⑧」(『信濃毎日新聞』2002.11.25~2003.1.27) 「中国現代アートに現れた〈中華〉」(『ユリイカ』2003 年 1 月号) 「プロパガンダと中国現代アート」(『世界文学』100 号、2004 年 12 月) 「変革と保守 ポスト前衛は成り立つか」(『中国 21』24 号、2005 年 12 月) 「父、息子、画家の夢―映画<胡同のひまわり>」(『BT 美術手帖』2006 年 7 月号) 「中国現代アートが譲れないもの」(『BT 美術手帖』特集入門★中国美術 2006 年 10 月号) 「中国現代アートの現状と課題」(『アジア遊学』97 号 2007 年 3 月) 「紅い激情―文革の表象とその展開」(『現代中国』第 81 号 2007 年 9 月) 「中国現代アートをいく―蔡国強・蒼鑫・朱冥」(『東方』320 号 2007 年 10 月号) 「チャイナ・ビューティー」『アートコレクター』(2007 年 5 号) 「ワールド・ニュース」(『BT 美術手帖』(2007 年 12 月号北京・2008 年 6 月号北京 11 月号広州 − 31 − ・2009 年 1 月号北京) 「不是鉄、也不是花(鉄でもないし、花でもない)―文革から現代アートへの女性の視覚表象」韓 敏編『革命の実践と表象―現代中国への人類学的アプローチ』風響社 2009 年 03 月p53-74 「文革の表象から脱却する中国現代アート」(「紅い激情―文革の表象とその展開」の再録)日本現 代中国学会編『新中国の 60 年-毛沢東から胡錦濤の連続と不連続』創土社 2009 年 09 月p211-236 「中国現代アート調査と考察 埼玉大学紀要 教養学部 2008・2009 広州・上海・北京―消費されないこと Face up to Reality」 第 45 巻(第 2 号)2009 年 「中国と日本の現代アートを比較する」埼玉大学紀要 年9月 「艾未未 2011」 第 46 巻(第1号)2010 年 埼玉大学紀要 埼玉大学紀要 教養学部 教養学部 第 46 巻(第 2 号)2010 年 2010 第 47 巻(第 1 号)2011 年 2011 年 3 月 243-259 2011 年 9 月 179-192 左小祖咒―「廟会之旅Ⅱ」から中国の社会問題を読む」埼玉大学紀要 2 号)2011 年 「試論 教養学部 199-209 249-261 「三つの収租院」 「試論 2010 年 3 月 教養学部 第 47 巻(第 2012 年 3 月 299-308 左小祖咒2―「万事如意 2010」翻訳解説」埼玉大学紀要 教養学部 第 48 巻(第 1 号)2012 年 2012 年 9 月 245-258 「現代中国のアーティスト・艾未未(アイ・ウェイウェイ)『アステイオン』077 「艾未未アイ・ウェイウェイ 2013―勇気を蓄積する」埼玉大学紀要 2012 年 11 月 174-190 教養学部,49(1):pp209-222 2013 「汎アジア的アートへ(アライ=ヒロユキ『天皇アート論』書評)」,週刊読書人,総 3064 号 2014 年 11 月 7 日号:第 6 面 2014 「艾未未インタビュー(2014 年 9 月)」,Web ARTiT,2014/12/29 2014 艾未未 「艾未未アイ・ウェイウェイ 牧陽一 穴倉生活そして生き埋め生活」,Web ARTiT,2014/06/17 2014 「誰が私の名前を消したのか?―艾未未アイ・ウェイウェイ 2014」,埼玉大学紀要 教養学 部,50(1 ):149-166 2014 艾暁明:「裸は抵抗の印だ」,埼玉大学紀要 「アイ・ウェイウェイ 週刊読書人,総 3075 号 教養学部,49(2):pp129-150 2014 牧陽一訳解説 インタビュー(聞き手・牧陽一)アーティストとして/民主活動家として」, 2015 年 1 月 30 日号:第 8 面 2015 「中国での初個展『艾未未』展をめぐって―艾未未インタビュー インタビュー」,Web ARTiT,2015/07/30 2015 艾未未 聞き手:蘇晏 翻訳、解説 / 牧陽一 「中国における初の艾未未の個展開催は艾未未事件の句読点なのか?」,Web ARTiT, 2015/07/30 「対談:艾未未×ろくでなし子」,Web ARTiT,2015/07/07 2015 企画、文、訳 / 牧陽一 「アイ・ウェイウェイ インタビュー (2015 年 03 月)ろくでなし子、芸術の表現、フェミニズム …」,週刊読書人,総 3086 号 2015 年 04 月 17 日:第 7 面 2015 艾未未 「艾未未 2015―体制は醜悪に模倣する」,石井知章・緒形康 牧陽一 編 『アジア遊学 193 中国リベラリズ ムの政治空間』勉誠出版 2015 年 12 月,アジア遊学 193:208-225 2015 「ろくでなし子事件に関する意見書」,埼玉大学紀要教養学部,51(1):145-153 2015 「現代アート覚え書き 2015-北京・香港・東京」,埼玉大学紀要教養学部,51(2):315-331 2016 「パスポート奪回後の艾未未アイ・ウェイウェイ」Web ARTiT,2016/05/11 三浦 敦 教授 専門分野 社会人類学、農村開発研究 研究紹介 調査対象地は日本、フランス、フィリピン、セネガルです。主たる研究テーマは、村落社会の政治 経済課程と農村の貧困改善の可能性の解明で、特に農業経営戦略、農村開発、協同組合、社会環境 影響評価ですが、これらの問題にかかわりを持つ言語過程、社会運動の形成、カトリックやイスラ ームなどの宗教の問題、持続可能な開発、社会開発や開発援助の可能性などについても研究してい ます。 著書・論文 「交換・企業家・社会変化:日本村落社会の過程論的分析の試み」(『民族学研究』第 55 巻第 2 号、 − 32 − 1990 年) 「夏の夜のシャトー=シャロン:フランス・ジュラにおける演劇的想像力」(『民族学研究』第 60 巻第 3 号、1995 年) 「近代ヨーロッパにおける農村開発と社会科学の形成」 (『岩波講座開発と文化第2巻:歴史のな かの開発』、岩波書店、1997 年) 「パパ・マクシムの葬儀:葬送のミサに見られる人格概念の語用論的分析」(『民族学研究』第 66 巻第1号、2001 年) 「環境資源と社会形成:フランス・ジュラ農村地域における自然環境と所有の政治経済プロセス」 (『民族学研究』第 66 巻第 1 号、2001 年) 「フランス・ジュラの家族制農業における農家の意思決定」(『村落社会研究』第 11 巻第 2 号、2005 年) 「現代社会のアソシエーション的ユートピア:フランスとフィリピンにおける協同組合の社会的位 置」(『文化人類学』第 71 巻第 1 号、2006) Le caractère social et culturel des coopératives agricoles au Japon, comparé avec des cas en France et aux Philippines, (M. Humbert & A. Caillet dirs., La démocratie au péril de l’économie, Presses Universitaires de Rennes, 2006) Economie sociale et développement rural: développement coopératif aux Philippines dans la perspective proudhonienne, (Hiroko Amemiya et al. dirs., L’agriculture participative: pourquoi, comment, jusqu’où?”, Textes réunis pour le 2e Colloque International Franco-Japonais du Programme de Recherches d’Intérêt Général – Vente Directe Bretagne Japon, Université de Rennes 2 Haute-Bretagne, 6-7-8 novembre 2008, p. 22-31, 2008) Poverty and Phenomenology of Rights in Southeast Asia: Justice and Development in the Philippines, (Asian Rural Sociology Association ed. Asian Rural Sociology IV: the Multidimensionality of Economy, Energy and Environmental Crises and their Implications for Rural Livelihoods, vol.1, Laguna: College of Agriculture University of the Philippines Los Baños, p. 154-164, 2010) 「現代市場社会における非私的所有の効率性と社会性:フランスとフィリピンにおける多重レイヤ ーシステムの法と経済学」(『社会人類学年報』第 38 号, p. 33-56, 2012) Sociability and Associations in Rural French Jura: Justice, Property Rights, and Moral Economy, (Akiko Mori ed., The Anthropology of Europe as Seen from Japan: Considering Contemporary Forms and Meanings of the Social [Senri Ethnological Studies no. 81], p. 67-96, 2013) 学 明星 位 博士(学術)(2000 年、東京大学) 聖子 教授 専門分野 研究紹介 ドイツ文学・編集文献学 カフカの遺稿編集をめぐる問題から、カフカ文学の本質を探る研究をおこなっています。そのかたわ ら、文学研究用の資料はどうあるべきかという問題を、「デジタル化」「出版」「アーカイビング」 といった視点から考察しています。 著書・論文 著 書 『カフカらしくないカフカ』(慶應義塾大学出版会, 2014年) 『新しいカフカ―「編集」が変えるテクスト―』(慶應義塾大学出版会, 2002年) 論 文 「境界線の探究―カフカの編集と翻訳をめぐって」(『文学』第13巻・第4号,2012年) “Textual Scholarship as a Bridge ‘Between Philology and Hermeneutics’ :Discussing the Translation of th Terminology” (Global COE Program, Nagoya University Proceedings of the 11 International Conference “Between Philology and Hermeneutics” ,2011年) 「編集の善悪の彼岸―カフカと草稿と編集文献学―」(『文学』第1巻・第5号,2010年) 「文学研究資料の未来をめぐる一考察―編集文献学とアーカイブズ学の狭間で―」『アーカイブズ学研 究』第11号,2009年) − 33 − “LiterarySpace: A New Integrated Database System for Humanities Research” (Conference Abstracts Digital Humanities, 2008年,共著) 「デジタルアーカイブのための新しい<文献学>―未来の<文学全集>、そしてその先にあるものを考えて ―」(『情報処理学会研究報告』2006-CH-70,2006年) 「<本文>編集のアポリア―宮沢賢治の校本全集を例に―」(『出版研究』 第35号,2005年) “Kafka und sein japanischer Zeitgenosse Kenji :Über die nachgelassene ‘Schrift’ der beiden Dichter”(『埼玉大 学紀要・教養学部』第39巻・第2号,2003年) 訳 書 ルー・バーナード他編『人文学と電子編集―デジタル・アーカイヴの理論と実践―』(慶應義塾大学 出版会,2011年,共訳) ピーター・シリングスバーグ『グーテンベルクからグーグルへ―文学テキストのデジタル 化と編集文献学―』(慶應義塾大学出版会,2009年,共訳) リッチー・ロバートソン『カフカ』(岩波書店(「一冊でわかる」シリーズ,2008年) シュテン・ナドルニー『僕の旅』(同学社,1998年) 学 山崎 位 博士(文学) (1998 年,東京大学) 敬一 教授 専門分野 社会理論・エスノメソドロジー・ヒューマンコンピュータインタラクション 研究紹介 人間の相互行為の分析と相互行為を支援するシステムの研究を行っています。 著書・論文 『美貌の陥穽…セクシュアリティーのエスノメソドロジー(第 2 版)』(ハーベスト社、2009 年) 『ジェンダーと社会理論』(共編著、有斐閣、2006 年) 『モバイルコミュニケーション』(編著、大修館、2006 年) 『 実践エスノメソドロジー入門』( 有斐閣, 2004 年) 『社会理論としてのエスノメソドロジー』(ハーベスト社、 2004 年) K. Yamazaki, A. Yamazaki, M. Okada, Y. Kuno, Y. Kobayashi, Y. Hoshi, K. Pitsch, P. Luff, D. Lehn, and C. Heath, Revealing Gauguin: engaging visitors in robot guide's explanation in an art museum, Proc. CHI2009, pp.1437-1446. K. Yamazaki, M. Kawashima, Y. Kuno, N. Akiya, M. Burdelski, A. Yamazaki and H. Kuzuoka, Request and prior-to-request behaviors within elderly daycare: implications for developing service robots for use in multiparty settings, Proc. ECSCW2007, pp.61-78, 2007. 学 位 博士(文学)(2006年、早稲田大学) − 34 − 志願票・受験票・写真票 記入上の注意 1.黒のペンまたはボールペンを使用し、文字は楷書、数字は1.2.3.……の算用数字を用い て、ていねいに記入すること。 2.該当個所をもれなく記入、または〇で囲み、※欄は記入しないこと。 3.年月日等を記入する欄は、西暦を基本とするが、昭和・平成等の元号で記入しても差 し支えない。 4.大学については、学部・学科および卒業年月日等を記入すること。 また、大学院については、研究科・専攻および修了(見込)年月日等を記入すること。 5.出身校が外国の場合、国名を記入すること。 6.現住所は、出願後連絡のとれる住所を記入すること。 7.経歴欄は、大学卒業後から現在(出願時)に至るまでの経歴について詳記すること。 8.合格通知書受信場所欄は、合格通知書等を発表当日受け取れない者に送付するための ものであるから、確実に受信できる住所を記入すること。提出後、変更のある場合は、 直ちに連絡すること。 9.志願票・受験票・写真票の提出後は、記入事項の変更は出来ない。 10.事実と相違していることを記載したときは、入学後でも入学許可を取り消すことがあ る。 き り と る こ と ○ 平成29年度 埼玉大学大学院 人文社会科学研究科日本アジア文化専攻 受 験 平成29年度 埼玉大学大学院 人文社会科学研究科日本アジア文化専攻 票 写 真 き 受験番号 ※ り フリガナ 氏 受験番号 ※ フリガナ と 名 氏 名 ら な 1. 受験の際はこの受験票 を必ず持参すること。 2. この受験票は入学時ま で保存すること。 写 真 貼 付 出願3ヶ月以内 に撮影した脱帽 上半身のもの (縦 4 ㎝・横 3 ㎝) い こ と 写 真 貼 付 出願3ヶ月以内 に撮影した脱帽 上半身のもの (縦 4 ㎝・横 3 ㎝) 票 平成29年度 埼玉大学大学院人文社会科学研究科 (博士後期課程)日本アジア文化専攻 入 学 志 願 票 受験番号 選抜区分 社会人 A・B 一般 外国人留学生 ふりがな 氏 出 身 大 学 等 性 名 男 ・ 女 別 大 学 国・公・私立 昭和 ・ 平成 大 学 院 国・公・私立 昭和 ・ 平成 年 月 日 年 月 日 年 月 日 年 月 日 年 月 日 年 月 日 年 (年齢) 月 (満 日生 歳) 大学 月 学部 ・ 卒業見込 ・ 学科(課程) 年次在学中 年 大学大学院 研究科(修士・博士前期・ ) 月 日 修了 ・ 修了見込 ・ 専攻 年次在学中 経 月 生年月日 年 日 年 ※記入しないでください。 日 歴 卒業 (大学卒業から) 2016(平成28)年12月現在 〒 現 住 電話( ) - 自宅 ・ 呼出 電話( ) - 携帯 自宅 ・ 呼出 所 合格通知書 受信場所 メールアドレス 〒 希望指導教員名 携帯 第一希望 第二希望 第三希望 (注)教員紹介を参考に、希望指導教員名を第三希望まで記入してください。 履 歴 書 (外国人留学生用) Personal History 埼玉大学大学院人文社会科学研究科 氏 名(カタカナ) Name(In Japanese Katakana) 氏 名(ローマ字) Name(In Romana Block Capitals) ① 学 Family Name 学校名 学 所在地 学校名 学 Name 校 Elementary School 中 Location Name 校 Lower Secondary School 所在地 学校名 Location Name 高 等 学 校 Upper Secondary School 所在地 学校名 大 Location Name 学 Undergraduate Level 所在地 学校名 大 学 Location Name 院 所在地 Graduate Level Middle Name 歴 (Educational Background) 学 校 名 ・ 所 在 地 Name and Location of School 小 First Name Location 以上を通算した全学校教育修学年数 Total of the years of schooling mentioned above 入学及び修了年月 Year and Month of Entrance and Completion 入学 From Yr 年 Mo 月 修了 To Yr 年 Mo 月 入学 From Yr 年 Mo 月 修了 To Yr 年 Mo 月 入学 From Yr 年 Mo 月 修了 To Yr 年 Mo 月 入学 From Yr 年 Mo 月 修了 To Yr 年 Mo 月 入学 From Yr 年 Mo 月 修了 To Yr 年 Mo 月 修 業 年 限 Required Number of Years of Schooling 年 Yrs 年 Yrs 年 Yrs 年 Yrs 年 Yrs 年 Yrs ② 研究歴または職歴 (Research or Professional History) 研究(勤務)先および所在地 Institution and Location 期 Period 間 ③ 国 ④ 自国の住所 (Address in Your Country) 身 Position 分 研 究 ( 勤 務 ) 内 容 Type of Work 籍 (Nationality) 記入上の注意 1.日本語で記入すること。ただし、④自国の住所欄は漢字または英語で記入すること。 2.数字は算用数字を用いること。 3.年号はすべて西暦とすること。 4.固有名詞はすべて正式な名称とし、一切省略しないこと。 Notes l.Fill out in Japanese. 2.Numbers should be in Arabic figures. 3.Year should be written in the Anno Domini system. 4.Proper nouns should be written in full, and not be abbreviated. (入学資格審査用 様式ⅰ) 平成 埼玉大学大学院人文社会科学研究科長 平成29年度 年 月 日 殿 埼玉大学大学院人文社会科学研究科[博士後期課程] 入 学 資 格 個 別 審 査 申 請 書 私は、入学資格の個別審査を受けたいので、申請いたします。 社会人 (6) 出願資格 一 A・B (7) ※ 学生募集要項の1~5ページに記載され ている、出願資格の種類および番号を○で 囲むこと。 般 (6) (7) 外国人留学生 (6) 志望専攻 (7) 日本アジア文化研究専攻 フリガナ 氏 名 , フリガナ 〒 現 住 所 TEL - - TEL - - フリガナ 〒 連 絡 先 備 考 (入学資格審査用 様式ⅱ) 平成 平成29年度 年 月 日 埼玉大学大学院人文社会科学研究科[博士後期課程] 経 歴 書 氏 名 性 別 生年月日 , 男 女 年 月 日生 ○最終学校卒業(修了)年月 年 月~ 年 月 卒業・修了(見込) ○上記以外の学習歴、職歴、実務経験歴および活動歴等がある場合は、年代の古い順 に 、そ の 内 容 に つ い て も 詳 し く 記 入 し て く だ さ い 。( 下 記 に 記 入 し き れ な い 場 合 は 、 適宜別紙に記入してください。) 期 ( 間 年 月 ~ 年 月 ) 内 容 (入学資格審査用 様式ⅲ) 平成 研 究 歴 証 埼玉大学大学院人文社会科学研究科長 明 年 月 日 書 殿 研究機関等の長 印 研究歴について、下記のとおり証明いたします。 氏 名 性 別 生年月日 男 女 年 月 日生 研究歴[卒業(修了)後の研究歴を年代の古い順に記入するとともに、その内容につ いても詳しく記入してください。](下記に記入しきれない場合は、適宜別紙に記入 してください。 期 ( 間 年 月 ~ 年 月 ) 内 容 振込金受付証明書等貼付用紙 金融機関 振込金受付証明書貼付欄 ・金融機関から振り込んだ場合は、振込金受 付証明書を、太線の中にはがれないように しっかりと貼り付けること。 ・振込金受付証明書に金融機関の受付印が押 されていない場合には、受理できないので 注意すること。 コンビニ 収納証明書貼付欄 コンビニで支払った場合は、コンビニで 受け取った取扱明細書から「収納証明書」 部分を切り取り、点線の中にはがれない ようにしっかりと貼り付けること。 ※「感熱・感圧などを変色させることがあります」 と記載のある糊は使用しないこと。 大学使用欄 経理確認欄 学部受付欄 埼玉大学大学院人文社会科学研究科(博士後期課程)
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