CERI ChemSafe 2013 年 6 月号～最新の最新の化学物質安全性情報～化学物質安全性情報～あじさいの色が美しく映える季節となりました。今月号も最新トピックスをお届けします。国内動向 ①「化学物質総合情報提供システム化学物質総合情報提供システム (CHRIP (CHRIP) CHRIP)」の情報更新 (独立行政法人製品評価技術基盤機構) 2013 年 4 月 25 日、(独) 製品評価技術基盤機構の化学物質管理センターは化学物質総合情報提供システム (CHRIP) の掲載情報を更新したと発表した。新規情報として、優先評価化学物質及び監視化学物質の製造及び輸入数量の集計値の追加、タイの有害化学物質法に基づく工業省告示情報掲載、初期リスク評価書の概要版の追加等が行われた。 http://www.safe.nite.go.jp/japan/sougou/oshirase/html/CHRIPver20130425.html ②平成２５平成２５年度農薬危害防止運動２５年度農薬危害防止運動の年度農薬危害防止運動の実施について実施について (厚生労働省 (厚生労働省) 厚生労働省) 毒物及び劇物取締法、農薬取締法等に基づき、農薬の安全かつ適正な使用や保管管理、農薬の適正販売等について周知徹底し農薬による事故等を防止することを目的に、平成 25 年度農薬危害防止運動が実施される。期間は 6 月 1 日から 8 月 31 日。関係団体等が運動推進する。 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000031f2p.html 海外動向 ① 化学物質の化学物質の登録及び登録及び評価等に評価等に関する法律する法律が法律が国会通過 (韓国 (韓国) 韓国) 化学物質の登録及び評価等に関する法律が国会を通過し、2015年1月1日に施行することになった。この法律により、2015年以降、登録対象物質について、登録が必要になる。これに伴い、現行の有害化学物質管理法が化学物質管理法に改正することになる。 http://likms.assembly.go.kr/bill/jsp/BillDetail.jsp?bill_id=PRC_Y1G3I0H4H2V4T1Z1Q3Q6P3H2Q8T3S2&list_url=/bill/jsp/LatestPassedBill.jsp ②殺生物製品に殺生物製品に関する委員会する委員会を委員会を発足 (欧州化学品庁 (欧州化学品庁) 欧州化学品庁) 欧州化学品庁は、新たにバイオサイド (殺生物製品) に関する委員会を発足した。当該委員会は、9月1日に施行する殺生物製品規則に基づき、殺生物製品やそれに使用される化学物質の認可等に寄与する。http://echa.europa.eu/web/guest/about-us/who-we-are/biocidal-products-committee ③ストックホルム条約第ストックホルム条約第6 条約第6回締約国会議 (COP6)、 (COP6)、バーゼルバーゼル条約第11 条約第11回締約国会議 11回締約国会議 (COP11)、 (COP11)、ロッテルダム条約第ロッテルダム条約第6 条約第6回締約国会議回締約国会議 (COP6) が開催 4 月 30 日から 5 月 2 日にストックホルム条約 (POPs 条約) 第 6 回締約国会議 (COP6) が開催され、新たに 1 種類の物質(ヘキサブロモシクロドデカン)が同条約の附属書 A(廃絶)に追加されることが決定された。 http://www.meti.go.jp/press/2013/05/20130513002/20130513002.html 5 月 3 日から 6 日にバーゼル条約第 11 回締約国会議 (COP11) が開催され、日本が取りまとめた「有害廃棄物等の環境上適正な管理に関するフレームワーク」、次期 2 年間の有害廃棄物等に関する技術ガイドライン等に関する今後の作業方針、予算等についての決定案が採択された。 http://www.meti.go.jp/press/2013/05/20130513003/20130513003.html 5 月 7 日から 9 日にロッテルダム条約 (PIC 条約) 第 6 回締約国会議 (COP6) が開催された。新たに 4 種類の物質群が附属書Ⅲ (輸出手続きが必要となる化学物質) に追加され、2013 年 8 月 10 日に発効することが決定された。 http://www.meti.go.jp/press/2013/05/20130513004/20130513004.html 特集 22：ばく露ばく露シナリオのシナリオの作成ここで述べるばく露シナリオとは、ヒトや環境中生物が化学物質にばく露される具体的な状況をシナリオにしたものである。ばく露シナリオの作成は、化学物質のばく露評価に欠かせないものである。化学物質によるばく露は、大別すると①作業者ばく露、②消費者ばく露、③一般環境経由ばく露の3つのケースがある。ばく露シナリオの作成は、それぞれのケースに対してばく露評価の前に実施することが必須である。 ① ② ③ 作業者ばく作業者ばく露ばく露消費者ばく消費者ばく露ばく露環境ばく環境ばく露ばく露ばく露シナリオの作成の第一ステップは、評価対象物質のばく露に関わる情報を収集することである。ばく露に関わる情報の例としては、以下のようなものがある。・対象物質に関する情報：物理化学的性状、生分解性などの環境中運命に関する情報・作業者ばく露に関する情報：対象物質を含む製品の製造プロセス (作業) における対象物質の取扱い状況、作業条件 (換気状態、保護具の着用など)、作業時間・消費者及び環境ばく露に関する情報：製品中の対象物質の含有量、使用方法や頻度 (量)、廃棄の方法これらの情報から、どの評価対象 (作業者、環境中生物、一般のヒト) が、どのようなばく露経路 (吸入、経皮、あるいは経口経由) でばく露されるかを推定する。さらにはそれらのばく露が一過性のものか、持続性のものかを推定する。論文掲載情報 CERI のﾒﾆｭｰ紹介ﾒﾆｭｰ紹介⑥ 紹介⑥：「GHS/SDS② GHS/SDS②」 CERIでは CERIではタイ、インドネシア向けタイ、シンガポール、シンガポール、ベトナム、ベトナム、インドネシア向 GHS対応ります。 GHS対応SDS 対応SDS作成 SDS作成を作成を承ります。対応の対応のポイント ★ ビルディングブロック、いを考慮した考慮した分類した分類ビルディングブロック、カットオフ値カットオフ値の違いを考慮 ★ 当該国のによるSDS作成当該国の公用語による公用語によるSDS SDS作成 ★ 当該国で当該国で定められた許容濃度等められた許容濃度等その他その他、以下の以下のGHS/SDS対応 GHS/SDS対応、対応、各国法規制対応、各国法規制対応、リスク評価等リスク評価等に評価等に関する各種各種ごする各種ご相談を相談を承ります。ります。吉川職員らの執筆した論文「地理情報システム (GIS) を用いた PRTR 情報の 1km メッシュによる可視化」が掲載された。GIS を用いて、PRTR 法の排出量データを 1km メッシュで日本全国に亘り可視化することで、従来の 10km メッシュでは見出せなかった環境基準値を超える可能性のある地域を見出すことが可能であることを示した。http://shakai-gijutsu.org/vol10/10_34.pdf ◆ 日本、日本、EU、 EU、米国、米国、中国、中国、韓国、韓国、台湾、台湾、その他向その他向け他向けSDS・ SDS・ラベル作成ベル作成 ◆ 日本、日本、EU REACH規則 REACH規則、規則、中国、中国、韓国等の韓国等の化学品法令に化学品法令に関するコンサルティングするコンサルティング ◆ リスク評価リスク評価、評価、自主管理支援（自主管理支援（GPS/JIPS対応 GPS/JIPS対応、対応、管理濃度設定等）定等）「化学物質の化学物質のリスク評価リスク評価が評価が分かる本かる本」好評発売中です好評発売中です。です。ご質問等ございましたら質問等ございましたら、ございましたら、以下の以下の連絡先にお連絡先にお気軽にお気軽にお気軽にお問合にお問合せください問合せください。せください。〒112-0004 東京都文京区後楽 1-4-25 日教販ビル７F Tel: 03-5804-6135(担当者:宮地、窪田、石井(聡)) URL: http://www.cerij.or.jp、Email: cac-reach@ceri.jp