2012年 10月号

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2012年
10月号
１０月版ＭＣＰＲＯ機能強化
１．診療行為と適応症の部位チェックで関節腔内注射に関する部位チェックもできるようになりました。
固定点検【ルール番号：000212：『診療行為と適応症の部位チェック』】
単純撮影やＣＴ、ＭＲＩ、乳房撮影に加え、関節腔内注射に関する診療行為と適応症の部位チェックも可能になりました。
関節腔内注射と同一グループに記録された医薬品等の適応症を部位チェックの対象病名とし点検します。
例）関節腔内注射と同一区切りに算定されている２つの注射薬の適応症ルールを検索します。
⇒「スベニールディスポ関節注２５ｍｇ１％２．５ｍＬの適応症チェック」の適応症に「変形性膝関節症」が該当する為、
部位チェックが行われ、関節腔内注射に対し部位の指摘がでます。
図．MCPROのチェック用レセプト印刷（一部分抜粋）
点検するには、固定点検設定画面で
点検対象の□をクリックし、✓を入れてください。
お問い合わせが多かった関節腔内注射の部位チェックに対応しました。引き続きこの機能については、
点検部位や対象項目の拡充を予定しています。
「この診療行為と部位のチェックをしてほしい！」などのご要望がありましたらE-mail： aiscc@tais.co.jp
またはFAX：03 5800 5920までご連絡ください随時医療機関様のご要望にお応えしてまいります
またはFAX：03-5800-5920までご連絡ください。随時、医療機関様のご要望にお応えしてまいります。
２．レセプト電算ファイルに記録されている【症状詳記（ＳＪ）レコード】の内容をチェック用レセプト印刷に
出力できるようになりました。
症状詳記の内容をチェック用レセプトに印刷したい場合は、【メインメニュー設定】⇒【システム設定】の【印刷設定】タブにて
［チェック用レセプト印刷に症状詳記を出力するかを設定します。］を『出力する』に設定ください。
３．レセプト電算ファイルに記録されている【症状詳記（ＳＪ）レコード】をコメント（ＣＯ）レコードに記録される
フリーコメントと同じように認識してレセプト点検を行うかどうかの設定ができるようになりました。
リ
ン同よう認識
点検を行う
う
設定
きるようなりま
。
【症状詳記（ＳＪ）レコード】をフリーコメントと同じように点検条件として設定したい場合は、
【メインメニュー設定】⇒ 【システム設定】の【詳細設定】タブにて
［レセプト点検時に、症状詳記をフリーコメントとして認識するかの設定を行います。］を『認識する』に設定し、
チューンアップを行ってください。
※≪診療所版≫MCPROは、コメントの点検はできませんので、ご了承ください。
基金・国保連合会での審査傾向②
縦覧点検が増加傾向に
社会保険診療報酬支払基金によると、医科レセプトと調剤レセプトとの突合点検は７月審査分が６．０万件、１９５６万点で、
前月に比べ１０．４％減、７．１％減となり、減少傾向が続いています。
一方、縦覧点検の７月審査分は２．４万件、７４０万点で、前月に比べて４．３％増、１．２％増と増加傾向が続いています。
社会保険診療報酬支払基金では、縦覧点検は６ヵ月分までの縦覧が可能なシステムとなっているため、
この７月審査分は１月診療分から６月診療分までを対象としており、これで６カ月分の縦覧に到達したことになります。
【参考】突合点検と縦覧点検の推移
３月審査
４月審査
５月審査
６月審査
７月審査
突合点検
縦覧点検
査定件数（請求比）
査定点数（請求比）
査定件数（請求比）
査定点数（請求比）
10.5万件（0.195％） 3102万点（0.031％）
1.4万件（0.025％）
423万点（0.004％）
10.5万件（0.181％） 3312万点（0.032％）
1.8万件（0.031％）
503万点（0.005％）
7.6万件（0.149％） 2293万点（0.025％）
2.0万件（0.040％）
501万点（0.005％）
6.7万件（0.126％） 2106万点（0.021％）
2.3万件（0.043％）
731万点（0.007％）
6.0万件（0.111％） 1956万点（0.020％）
2.4万件（0.045％）
740万点（0.007％）
次ページへつづく
基金・国保連合会での審査傾向②
縦覧点検が増加傾向に
縦覧点検項目については、○カ月に１回と定められている検査の他に、
診療報酬点数表では以下の項目に制限があります。（マイティチェッカープロでは対応済みです）
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
点数表上の算定ルール
１回限り
１回限り
１回限り
３カ月限り
１年に１回限り
５回限り
入院中１回限り
入院中１回限り
入院中１回限り
入院中１回限り
入院中１回限り
入院中１回限り
１回限り
一連につき１回限り
一連につき１回限り
一連につき１回限り
一連につき１回限り
２回限り
１回限り
一連につき１回限り
一連につき１回限り
１回限り
一連につき１回限り
縦覧点検対応チェック項目（検査以外）抜粋
診療報酬項目
ウイルス疾患指導料１
特定薬剤治療管理料（ジギタリス製剤急速飽和）
特定薬剤治療管理料（抗てんかん剤注射精密管理）
特定薬剤治療管理加算（臓器移植月より３月）
生活習慣病管理料（血糖自己測定値指導加算）＝自己測定血糖値指導加算
ニコチン依存症管理料（算定日より１２週間）
内視鏡的胃，十二指腸ポリープ・粘膜切除術（外来でも１回限度）
内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術（外来でも１回限度）
内視鏡的大腸ポリープ切除術（外来でも１回限度）
小腸・結腸狭窄部拡張術（内視鏡によるもの）（外来でも１回限度）
内視鏡的乳頭切開術（外来でも１回限度）
内視鏡的胆道砕石術（経十二指腸的又は外癭孔介するもの）（外来でも１回限度）
体外衝撃波胆石破砕術
体外衝撃波腎・尿管結石破砕術
尿失禁又は膀胱尿管逆流現象コラーゲン注入手術
経尿道的前立腺高温度治療
体外衝撃波消耗性電極加算
放射線治療管理料（分布図の作成１回につき）
体外照射（体外照射用固定器具加算）
ガンマナイフによる定位放射線治療
直線加速器による定位放射線治療
全身照射
電磁波温熱療法
今月は当社が入手した審査結果からみた査定対策として、縦覧点検により査定事例について多くの医療機関が
関連するポイントを列挙いたします。
（※以下の内容は実際に査定・返戻事例をとりまとめたものですが、すべての都道府県審査機構で同様の取り扱いとなって
いないものもありますので参考資料としてご一読ください。）
１．慢性肝炎など安定した患者に対する毎月の乳酸＝縦覧点検により査定
２．月３回を超えるＰＴ検査＝２回が上限
３．鉄欠乏性貧血疑いでのフェリチン検査を連月＝過剰と判断
４．慢性腎不全病名でのシスタチンC
＝シスタチンCはBUNまたはCrにより腎機能低下が疑われたときに３ヶ月に１回可能。「慢性腎不全」では不可。
５．甲状腺ホルモン検査
＝甲状腺ホルモン合成阻害剤を投与した場合、すでに合成された残存ホルモンのため効果発現には２週間程度必要と
言われていますので、「甲状腺ホルモン測定は月２回まで」、安定期には「多くても１ヶ月に１回」のみしか認められません。
６その他入院で月跨ぎの場合の抗生物質（注射薬）については最大でも１４日間までとされているようです
６．その他入院で月跨ぎの場合の抗生物質（注射薬）については最大でも１４日間までとされているようです。
※チューアップ方法についてはお問い合わせください。
※条件が複雑な内容の場合、MCPROの点検・チューアップ機能では十分対応できない場合ありますので、ご了承ください。
Mighty Checker PROの機能や操作方法につきまして、ご不明な点がございましたら
エーアイエスコールセンターまでお気軽にお問い合わせください。
TEL：：03
TEL
03--5800
5800--1220
FAX：03-5800-5920
※営業時間：法定休日の休日及び年末年始を除く
E-mail： aiscc@tais.co.jp
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