札幌市立屯田北中学校 保健室 12月・1年生号 2016/12/20 冬休みが近付いてきました。皆さんにとって、今年はどんな1年でしたか? 12月は頭痛や腹痛、風邪の症状を訴えて来室する人が多くいましたが、イン フルエンザの報告はありませんでした。冬休み中に風邪やインフルエンザにかか らないように、健康管理をしっかりして、元気に1年を締めくくりましょう。冬休 みは、家庭での行事が多く、生活リズムが乱れがちになります。家族や親戚と の触れ合いを大切にし、規則正しい生活を心掛けましょう。 保健室で貸した「保冷剤」「保冷 剤入れ(袋)」などその他貸した ものが戻っていません。戻して いない人は、2学期中に保健室 へ戻してください。 ふ とります。食 べ過 ぎ飲み過 ぎ要 注 意 年末年始は、食べ過ぎ飲み過ぎになりがちです。3食きちんと食べて、 腹八分目に。だらだらと間食をしないように気を付けましょう。 特に、すすめられても、 未成年の飲酒は絶対にいけません。 ゆ だん大 敵 冬 の事 故 毎年、必ずツルツルの路面での、転倒事故や交通事故が報告されます。 滑りにくい底の靴を選び、冬道の自転車は絶対にやめましょう。 スキ-やスノ-ボ-ドをする時は、ル-ルを守り、立入禁止区域での 滑走や暴走は絶対にやめましょう。生命にかかわります。 や すみのうちに、歯 の治療 冬休みのうちにむし歯の治療や持病の検査をしておきましょう。冬休みは、年末年始の 休診日をはさむので、計画的に通院を! また、今年はインフルエンザの流行が例年よりも早くから始まっています。疑わしい時 は病院で検査をしましょう。胃腸炎の報告も多いです。うがい・手洗いをしっかりして予防 しましょう。 す すんでしよう 冬 のスポーツ 「子どもは風の子」といいますが、中学生になってから、寒い寒いと家の 中 に 閉じ こ もっ て 、ゲー ム やス マ ート フ ォン を い じっ て ばか り いませ ん か? 中学校時代は、いろいろなことに興味を持ち、挑戦して、好きなことを見 つけ、体力づくりをしてもらいたいものです。部活はもちろん、スキ-、ス ケ-ト、スノーボードなど冬のスポ-ツにもどんどんチャレンジしてみて ください。スポ-ツでなくとも、家の周りの雪かきや、年末の大掃除なども いい運動です。進んでお手伝いをしましょう。 み じかいけれど計 画 的に 冬休みは、短い中にいろいろな伝統行事があり、外出や来客、おもし ろいテレビなどで、気を付けていないとすぐに生活のリズムが乱れてし まいます。深夜まで起きていて、昼まで寝ているということがないよう に、自分で考え、中学生として 自己管理 をしっかりしましょう。 こころとからだのリフレッシュ 年末年始は、家族みんなで1年を振り返り、 「こんな年になるといいな」と新年の始 まりを思い描くときです。冬休み中に体調を整え、新しい年に向けて気力を充実させ て、3学期を迎えてください。 12月9日に、1年生を対象に一般社団法人 inochi lab(いのち らぼ)代表 たいわ士 高杉 ゆう子さん(ラジオ Air-G’子育て応援番組「にこにこぎゅ」プロデューサー)に講演をしていただ きました。その感想の一部を紹介します。 <いのちのお話を聞いて、何が印象に残りましたか?> <「いのち」ってどんなものだと思いましたか?> ○自分が生まれた奇跡。今までは赤ちゃんが生まれるのはふ つうのことだと思っていたけれど、元気に生まれてくるこ とはとても大変なことなんだと思いました。 ●生まれたいのちは「人の役に立っている」ということ。今 まで自分はなんで生きているのだろう?と疑問に思ったこ とがあるけれど、 「自分が生きているだけで周りを笑顔にで きているんだ」と実感しました。 「いのち」を改めて見直す ことができました。 ○新しい命が生まれる瞬間。たくさんの困難を乗り越えた先 に新しい「いのち」が誕生し、女性の体内で育っていくの がすごいと思いました。 ●いのちを使い切ること。生命をもらって生きているので、 もらった生命を粗末にするのは悪いことだと思いました。 ○赤ちゃんは誰かからの愛情がないと生きていけないこと。 最近、お母さんと口論してばかりだけど、今まで楽しいこ とを感じられたのは、お母さんが生んでくれただけでなく、 大事に育ててもらったからなのだと分かった。 ●自分はいろいろな人に話しかけてもらって、笑いかけても らって大きくなったということが今回の授業でわかりまし た。もし子どもができたら、自分にしてもらったことをし てあげようと思いました。 ○受精したときに、卵子が金色に光るのが本当にすごいと思 いました。すごく感動しました。 ●いのちは大事だということ。悲しいとか楽しいとかいった 感情は命があるからあるんだなと思った。 ○いのちはお母さんが授かったいのちを10か月もお腹で守 ってくれて、やっと生まれてきたもの。生きていたいのに 生きられない人もいるから、相手に「死ね」、「死にたい」 ということは言わないようにしたいです。 ●いのちを使い切らなかったら、悔いが残って しまうので、この講演を機に一日一日を大切 にしていきたいです。 ○「い」 「の」 「ち」というように、1文字ずつにしっかりとし た意味があるのに驚きました。大切なものには、深い意味 がたくさんつまっているんだなと感じました。 ●たくさんの精子の中から1つだけが卵子に入れること。何 気なく隣にいて当たり前だと思っていた人が、たくさんの 苦労によってその人が生きているということだし、たくさ んの精子の中からたった1つだけが入れるというのは奇跡 だと思った。 ○命をいただいているということ。人間だけが食物連鎖から 逃れているのか!と思いました。それはちょっと残酷で、 ありがたいことだと思いました。 ●「あなたが生まれたとき、あなたは泣いていて、周りの人 は笑っていた。あなたが死ぬとき、あなたは笑っていて、 周りの人は泣いている」という言葉。確かにそうだなぁと 思った。自分もそのような人間になりたいと思った。 ●人は誰でも必ず誰かに愛されて生まれたということ。この 言葉を聞いたとき、自分の命は自分だけのものではなく、 自分を大切に思ってくれる周りの人達のためにも大切にし なければならないんだと感じた。 ○赤ちゃんができるまでの映像を見たら、すごい感動して涙 がでてきました。高杉さんの話を聞いて いたら言葉で表しきれないほど共感して、 話を聞くのが楽しかったです。あの映像 の続きをもっと見たいです。 □人と人とを結んでいる固い絆。感情と感情がぶつか り合ってできるもの。 ■簡単にはなくせないもの。体が「もういいよ。」とい うときまで、全力で生きなければならない。 □とても大切なもの。この「いのち」がある限り、思 う存分楽しんで自分を大切に生きていきたい。 ■自分のものだけではなく、自分のことを大切に思っ ている人のためにもあるものだと思いました。 □お母さんとお父さんが一生懸命育ててくれて、命が あるのは当たり前だと思ってたけど、すごいものな んだと思った。 ■ずっとつながっていくものであり、 大切なもの。 □大事に使わないといけないもの。 使い切らないとダメなもの。 ■お互いに支えあったりして成り立っているもの。 □親が授けてくれた大切なもの。 ■いのち=心臓みたいなもので考えていたけれど、今 回のお話を聞いて、命にはたくさんの意味があって、 一人一人違うことが良いんだということを改めて思 い知りました。 □とても大切なもの。自分が必要なくても、どこかに その命を求めている人がいる。絶対に自分で失って はいけないものだと思いました。 ■自分が選んだ母、父のものでもあるから大切にして いきたいです。 □1人1つしか持っていない大切なもの。そして、父母 などたくさんの人を笑顔にする世界で1つの宝物。 ■いのちは、生きている人にとって、自分が生きてい ると感じられるために必要な、愛する心だと思いま す。 □自分を生んだ母さんや父さん、栄養になってくれた 動物や植物からいろんな「いのち」が自分に入って きて、今の自分の「いのち」があると思いました。 <「妊娠・出産」と聞いてイメージすることはどんなこ とですか?> ◇すごく痛い。苦しい。大変。辛い。怖い。不安。命 がけ。 ◆うれしい。幸せ。感動。笑顔。楽しみ。大切なこと。 神秘的。赤ちゃん。いのち。新しい可能性。おめで たい。絆。すごい。素晴らしい。 ◇とっても痛いと思うけど、そのあとはみんな笑顔に なったり、幸せになる。 ◆新たな命が始まる第一歩。 ◇みんなが喜べること。 ◆奇跡の瞬間。 ◇新しい命が自分を選んで生まれてくる。 ◆辛いけど、その後は辛さに勝る喜びがある。 ◇大変だけど、生まれてくる赤ちゃんは周りの人を笑 顔にできるので、 「出産」することができる女性はす ごいと思います。
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