マルチプロトコル・マルチベンダー 環境を提供するFDT技術 産業オープンネット展 FDTグループ日本支部 内山 修 2012年7月 目次 FDTとは DTMとは FDTのメリット 認証 メンバー FDTとは FDT(Field Device Tool)とは、 様々なフィールド機器 様々な通信プロトコル 様々な設定環境 を統合し、 ユーザー、ベンダーに統一された 機器の設定、アセットマネージメント環境 を提供する技術です。 FDTとは FDT Frame FDT Frame Ethernet LAN Wireless HART / Ethernet Gateway Wireless HART / Modbus Gateway MODBUS Profibus DP /Ethernet LinkingDevice Ethernet / RS485 Gateway FDT Frame FDT Frame FDT Frame HSE/ H1 Gateway FDT Frame FDT Frame ISA100 / Ethernet Gateway Profibus /USB Gateway DCS USB / H1 Gateway DCS Power Conditioner RS485 / HART Gateway IF Board PLC PA Junction Profibus DP/PA Segment Coupler H1 Junction DCS FDT Group FDT Group, AISBL 本部:ベルギー AISBL :国際NPO 2001年に発足 ミッション FDTの普及 国際規格化 国際規格 IEC 62453 ISA 103 China GB/T 誕生の背景 複雑なアーキテクチャ プラントには色々なベンダーの機器が新旧併せて多数あり 様々な設定画面 様々な設定画面 ベンダー毎 ベンダー毎 設定方法が異なる 設定方法が異なる 様々なフィールド機器ベンダー 様々なフィールド機器ベンダー ベンダー毎に ベンダー毎に 設定ツールが違う 設定ツールが違う 様々な通信方式…HART、FF、Profibus 様々な通信方式…HART、FF、Profibus 通信プロトコル毎に 通信プロトコル毎に 設定環境が異なる 設定環境が異なる 誕生の背景 FDTの歴史 1999年:ドイツ電気・電子工業連盟は、 「HART,Profibus, FF機器のシステム統合」を目的 にPNOに対して仕様検討を依頼。 PNO: Profibus User Organization 2001年:PNOはFDTを仕様化、開発 参加会社: ABB, Endress+Hauser, Invensys, Pepperl+Fuchs, Siemens 2005年:FDTGroupが非営利組織としてベルギーに設立 2006年:FDT Group日本支部発足 2009年: IEC規格認証 2011年: ISA規格認証 FDTでなにができる? DTM(Device Type Manager)を使って、遠隔で フィールド機器の設定、操作が出来る フィールド機器の保守作業ができる フィールド機器の自己診断を確認できる 更に高度な診断機能も実行可能 機器管理システム(FDTフレーム)を使って、様々なプロトコルの フィールド機器を管理できる オフラインエンジニアリング 変更履歴管理 FDTは国際標準仕様なので、多くのホストシステム上で、 多くの機器ベンダのフィールド機器を一元的に扱うことができる DTMとは 実装されているプリンターの一覧 プリンター状態 プリンターのプロパティ 各プリンターは独自のユーザインタフェース を持つ設定調整ツールを有する。 DTMとは ウインドウ・インタフェース プリンタードライバーは異なるアプリケーションから同じように使える。 プリンタードライバーには構成定義、診断、その他の機能を有する。 プリンタードライバーはプリンターベンダが開発し、提供する。 (プリンターユーティリティ) ユーティリティ ブラウザー DTMとは FDT/DTM インタフェース DTMは、どのFDT フレームアプリケーションでも動作する DTMは、機器の調整や診断を行うことができる DTMは、デバイス機器メーカが準備する DTM FDTフレーム DTMとは DTMとは DTMとは DTMとは DTMとは DTMとは どの通信プロトコル上でも、どのベンダーのFDT フレームアプリケー ションでも、どのベンダーのDTMも動作する DTM:エンドレスハウザー DTM:アズビル DTM:ザムソン FDTフレーム:アズビル IFO DTM:横河電機 FDTのメリット 誰にメリットがあるのか? Manufacturer Host Suppliers End Users リモート IO フィールド機器 調節弁・操作端 ネットワーク機器 DCS PLC 機器管理システム エンジニアリングツール オペレータ エンジニア 保全員 FDTのメリット フィールド機器アプリケーションにおいて 多くのフィールド機器がサポートされているので、機器選択、ベンダー選択が 自由(機器本来の性能、機能で選択ができる) 異なるフィールドバスが混在した環境にもプロトコル横断的に使用できる 高度なフィールド機器の機能がフルに利用できる フィールドバスの通信技術とFDTのアプリケーション実装技術の両方を使用した高 度な機能を提供できる フィールド機器の管理、運用、保守作業の高度化と効率向上 機器パラメータ、点検、保守作業の履歴管理 機器自己診断機能や事前予知点検による保守周期の延長 機器交換作業の向上 操業コストの低減 使い勝手の良さ インテグレーションし易さ 簡単な操作 19 FDTのメリット 建設時やプラント増強時のまとまった数の機器の取り付け時、レンジの設 定ミスなどがあった場合、コミュニケータ持って現場に行く必要があった。 DTMを使うと計器室から簡単に修正でき、現場に行く回数を低減可能。 FDTのメリット DCSにてプロセスの変調を確認した後、現場に行く前に周辺機器の ステータスを確認できる 事前に機器情報を知ることにより有効な対応処置が可能になる DTM認証 FDT GrによるDTMの認証 認証ラボによるテスト(世界に9箇所) FDTのメンバーでなくても認証授与可能 2012上半期のみで900以上 Devices Supported 約5000の認証DTM by Certified DTMs 6000 4000 2000 0 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 DTM認証 FDTメンバー Thank you for your attention Open access to device intelligence www.fdtgroup.org info@fdtgroup.org
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