v9.5_NTMユーザーマニュアル

Network Time Machine 9.5
ユーザガ イ ド
2014 年 11 月
© 2014 Fluke Networks, All rights reserved.
すべての製品名は該当各社の商標 で す。
Fluke Networks ソ フ ト ウ ェ ア ラ イ セ ン ス契約
本 ソ フ ト ウ ェ ア ラ イ セ ン ス契約( 「ラ イ セ ン ス契約」 )を注意深 く お読み下 さ い。 本 ラ イ セ ン ス契約の諸条件に同意 さ れない場合は、 本 ソ フ ト
ウ ェ ア を イ ン ス ト ール も し く はご使用にな ら ないで く だ さ い。 本 ソ フ ト ウ ェ ア を使用 さ れた時点で、 お客様は、 本契約の諸条件に従 う こ と に
同意 し た も の と 見な さ れます。
1. ラ イ セ ン スの付与
Fluke Networks (Fluke Electronics Corporation の一部門)は、1台の コ ン ピ ュ ー タ につ き1本の本 ソ フ ト ウ ェ ア を イ ン ス ト ール及び使用する非独
占的実施権を お客様に付与 し ます。 し か し 、 本 ソ フ ト ウ ェ アの ラ イ セ ン スが 「同時使用」 用 と し て付与 さ れてい る場合、 共有サーバ上に本 ソ
フ ト ウ ェ ア を イ ン ス ト ールで き ますが、 同時使用に認可 さ れた 「最大数」 を超え るユーザが本 ソ フ ト ウ ェ ア を同時使用する こ と はで き ません。
許可 さ れたユーザの 「最大数」 は、 本 ソ フ ト ウ ェ アの イ ン ス ト ール中に表示 さ れる ラ イ セ ン ス マネージ ャ サーバー画面で示 さ れます。 本契約
に対する目的に対 し て、 「使用」 と は、 文書 と 本契約に従 っ て、 ア ク セ ス、 保存、 ロー ド 、 イ ン ス ト ール、 実行、 表示ま たは本 ソ フ ト ウ ェ アの
機能に よ り その他の便益を得る こ と を意味 し ます。
2. 権利、 著作権および商標
本 ソ フ ト ウ ェ アはFluke Electronics Corporationが所有 し 、 米国著作権法 と 国際条約の諸規定に よ っ て保護 さ れます。 そのためお客様は、 本 ソ
フ ト ウ ェ ア を、 著作権のあ る その他の物 と 同様に取扱 う 必要があ り ます。 お客様は本 ソ フ ト ウ ェ ア を記録 し た媒体を所有 し ていますが、 本 ソ
フ ト ウ ェ アの所有権については、Fluke Networksおよび/またはFluke Networksの ラ イ セ ンサ(単独ま たは複数)が これを保有 し ます。 本パ ッ ケー
ジ内の ソ フ ト ウ ェ ア、 および本ラ イ セ ン ス契約の認可に よ り お客様が作成する複製物すべてが、 本 ラ イ セ ン ス契約の対象 と な り ます。
3. 使用の許可 と 制限
お客様は、 アー カ イ ブ目的のみ、 あ るいは複製が本 ソ フ ト ウ ェ アの許可 さ れた使用法で必須 と な る手順であ る場合以外は、 本 ソ フ ト ウ ェ アの
複製を作成する こ と はで き ません。 お客様は、 本 ソ フ ト ウ ェ アのオ リ ジナルの内外に記載 さ れた著作権に係わる あ ら ゆる表示をすべての複製
物の内外に複写する必要があ り ます。 お客様は、 イ ン タ ーネ ッ ト や、 社内ま たは社外のいかな る掲示板に複製 し てはな ら ず、 また 「同時使用」
ラ イ セ ン スに よ り 許可 さ れた範囲以外で、 イ ン ト ラ ネ ッ ト 、 ま たは類似のシ ス テムに も 本 ソ フ ト ウ ェ ア を複製する こ と はで き ません。 お客様
は、 本 ソ フ ト ウ ェ ア を譲渡、 貸出、 賃貸、 貸付ま たは再許諾する こ と はで き ません。 お客様は、 本 ソ フ ト ウ ェ アには、 関連する文書ま たはそ
の他の印刷物に示 し た よ う に、 Fluke Networksのサプ ラ イヤが所有 し 、 ラ イ セ ン スに基づいてそのサプ ラ イ ヤか ら 取得 し た、 著作権を有する
ソ フ ト ウ ェ ア( 「第三者の ソ フ ト ウ ェ ア」 )が含まれている、 あ る いは備わ っ ている こ と を了解 し ています。 お客様が第三者の ソ フ ト ウ ェ ア を使
用する こ と は、 そ う し た文書ま たは印刷物にて規定 さ れた、 制限や諸条件の対象 と な り 、 お客様は こ れ ら の制限や諸条件を遵守する義務を負
います。 お客様は、 米国の法令、 お よび本 ソ フ ト ウ ェ ア を取得 し た管轄地域の法令に よ り 認可 さ れた場合を除き、 本 ソ フ ト ウ ェ ア を使用、 輸
出ま たは再輸出する こ と はで き ません。 特に例を挙げれば、 ただ し こ れ ら に限定 さ れる こ と はあ り ませんが、 本 ソ フ ト ウ ェ ア を次の相手先に
輸出ま たは再輸出する こ と はで き ません。 (i) 米国が輸出禁止を し た国家( も し く はその国民ま たは居住者) (ii) 米国財務省の特別指定者 リ ス ト 、
ま たは米国商務省の取引禁止命令表に記載 さ れた者。 本 ソ フ ト ウ ェ ア を使用する こ と で、 お客様は、 そのよ う な国家に所在せず、 支配 さ れて
お ら ず、 そのよ う な国家の、 ま たは該当する リ ス ト に記載 さ れた国民ま たは居住者ではない こ と を表明 し 、 保証する こ と にな り ます。
4. 契約の終了
お客様が本 ラ イ セ ン ス契約の条項を遵守 し ない場合、 本 ラ イ セ ン ス契約に基づ く お客様の権利は、 Fluke Networksか ら 通知す る こ と な く 、 自
動的に終了 し ます。
5. 保証の制限
Fluke Networksは、 本 ソ フ ト ウ ェ アが記録 さ れた媒体が通常の使用を前提 と し て、 初期の購入日か ら 90日間、 その材料 と 製造に欠陥がない こ
と を保証 し ます。 Fluke Networksはダウ ン ロ ー ド が問題な く 行われる事、 ま た本 ソ フ ト ウ ェ アにはエ ラ ーがな く 中断せずに動作する こ と を保
証 し ません。 本条項におけ るFluke Networksの全責任及びお客様の唯一の救済方法は、 本 ソ フ ト ウ ェ アの購入代金の返金又はFluke Networks
かその認定代理店に受領書の コ ピー と と も に本 ソ フ ト ウ ェ アが返送 さ れた場合にはその本 ソ フ ト ウ ェ アの交換のいずれかであ り 、 その選択は
Fluke Networksが行 う も の と し ます。 製品の故障が事故、 誤用、 又は不正使用に起因する場合は、 この限定保証は無効 と な り ます。 全ての交換
品に関する保証期間は、 故障品の90日保証の残期間又は30日間のいずれか長い方の期間 と な り ます。
6. 保証の免責事項
本 ソ フ ト ウ ェ アは 「現状渡 し 」 で提供 さ れ、 上記の 「保証の制限」 で認め ら れる以外の更な る保証が付 く こ と はあ り ません。 Fluke Networks
は、 商品性ま たは十分な品質、 お よび特定の目的への適性に関する黙示的保証お よび/ま たは条件 と い っ た、 ただ し こ れ ら に限定 さ れない、 本
ソ フ ト ウ ェ アに関する、 明示的ま たは黙示的なあ ら ゆる保証を否認する こ と を こ こ に明確に宣言 し ます。 Fluke Networksは、 本 ソ フ ト ウ ェ ア
に含まれる機能がお客様の要件に適合する こ と 、 あ る いは本 ソ フ ト ウ ェ アの動作が中断せず、 エ ラ ーの発生 し ない こ と 、 ま たは本 ソ フ ト ウ ェ
アの不具合が修正 さ れる こ と を保証 し ません。 さ ら にFluke Networksが、 本 ソ フ ト ウ ェ ア も し く は関連する ド キ ュ メ ン テーシ ョ ンの使用ま た
は使用結果に つ い て、 その正確性、 精度、 信頼性等 を 保証す る か、 な ん ら かの表明 を 行 う こ と はあ り ま せん。 Fluke Networksま たはFluke
Networksの認定代理店に よ るいかな る口頭ま たは書面での情報や助言 も 、保証 と な る も のではな く 、保証の範囲を広げる も ので も あ り ません。
管轄地域に よ っ ては、 黙示的保証を除外する こ と が認め ら れていない場合があ り 、 上記の除外が、 お客様に適用 さ れない可能性があ り ます。
7. 責任の制限
Fluke Networksは、 過失を含むいかな る場合で も 、 本 ラ イ セ ン スに起因 し て、 あ る いは関連 し て生 じ たあ ら ゆる偶発的、 例外的、 間接的ま た
は結果的損害に対する責任を負わない も の と し ます。 管轄地域に よ っ ては、 偶発的あ る いは結果的損害を制限する こ と が認め ら れていない場
合があ り 、 こ のよ う な責任制限が、 お客様に適用 さ れない可能性があ り ます。 いかな る場合であ っ て も 、 Fluke Networksの、 あ ら ゆる損害に
対する お客様への責任総額は、 本契約に基づ く お客様の支払い総額を超え ない も の と し ます。
8. 政府機関のエ ン ド ユーザ
本 ソ フ ト ウ ェ アは 「市販品目」、 「市販の コ ン ピ ュ ー タ ソ フ ト ウ ェ ア」 および/ま たは 「市販の コ ン ピ ュ ー タ ソ フ ト ウ ェ ア ド キ ュ メ ン テーシ ョ
ン」 です。 DFAR 227.7202項、 FAR 12.212項およびその他の規定に よ り 、 米国政府 も し く は こ れに代わる者が、 本 ソ フ ト ウ ェ ア を使用、 修正、
再生、 リ リ ース、 実行、 表示、 開示あ る いは配布を する場合は、 本 ラ イ セ ン ス契約の諸条項にのみ規定 さ れる も の と し 、 本 ラ イ セ ン ス契約の
諸条項で明示 し て許可 さ れた範囲以外の使用な どは、 禁 じ ら れる も の と し ます。
9. 準拠法 と 可分性
本 ラ イ セ ン ス契約は、 抵触法の原則にかかわ ら ず、 米国ワシ ン ト ン州の法令に準拠する も の と し ます。 本 ラ イ セ ン ス契約に、 国際物品売買契
約に関する国際連合の条約は適用 さ れません。 管轄権を有する裁判所が、 なん ら かの理由で、 本 ラ イ セ ン ス契約のいずれかの条項かその一部
を履行不可能 と 判断 し て も 、 本ラ イ セ ン ス契約の残 り の部分については、 有効性が全面的に維持 さ れる も の と し ます。
10. 完全な合意
本 ラ イ セ ン ス契約は、 本 ソ フ ト ウ ェ アの使用に関する当事者間の全面的合意を表 し た も のであ り 、 該当する主題に関する こ れま での、 また現
時点の合意すべてに代わる も の と みな さ れます。 本 ラ イ セ ン ス契約の修正ま たは改訂は、 Fluke Networksが署名 し た書面で な さ れた場合にの
み、 有効 と な り ます。
(c) 2013 Fluke Networks, Inc. All Rights Reserved.
警告
本製品の一部のパーツは、 モ ニ タ 対象のネ ッ ト ワー ク ア プ リ ケーシ ョ ンの特性を表示する ために 「ア プ リ ケーシ ョ ン コ ン テ ン ツ ビ ュ ーア」 を
使用 し ています。 こ れ ら のビ ュ ーアは、 エ ン ド ユーザのビ ュ ーア と 同 じ 方法で ア プ リ ケーシ ョ ンデー タ を表示する よ う に設計 さ れてい る ため、
表示ア プ リ ケーシ ョ ン と 同 じ 理論的なすべての脆弱性を呈示する傾向が高 く な り ます。 こ のため、 ウ イルスに感染 し た ア プ リ ケーシ ョ ン コ ン
テ ン ツ ビ ュ ーアがアナ ラ イザデバイ ス を同様に感染 さ せる危険性があ り ます。 当社は、 さ ま ざ ま な対策を施 し て、 こ のよ う な状況の回避に努
めていますが、 エ ン ド ユーザの見聞を表示する と い う コ ン テ ン ツ ビ ュ ーアの目的を考えれば、 理論的には こ のよ う な状況が成立する こ と にな
り ます。 代わ り と な る手段を講 じ て アナ ラ イザデバイ ス上のウ イルス感染を識別お よび防止 し 、 誤 っ てウ イルスに感染する こ と のないよ う に
し て く だ さ い。
ド ラ イ バ配布に関す るOracleの ラ イ セ ン ス契約 :
輸出規制について
1. 私は、 キ ュ ーバ、 イ ラ ン、 スーダ ン、 イ ラ ク 、 リ ビ ア、 北朝鮮、 シ リ ア、 その他、 米国が輸出を禁 じ ている いかな る国々の市民、 国民、 住
民で も な く 、 ま た こ れ ら の国々の政府の管理下にあ り ません。
2. 私は、 上記の国々に、 ま たは上記の国々の市民、 国民、 住民に、 直接的または間接的に本プ ロ グ ラ ムを ダウ ン ロー ド し た り 、 あ る いは輸出
ま たは再輸出 し た り し ません。
3. 私は、米国財務省のSpecially Designated Nationals (特別指定国民)、Specially Designated Terrorists (特別指定テ ロ リ ス ト )、およびSpecially
Designated Narcotic Traffickers (特別指定麻薬取引人) の リ ス ト には挙げ ら れていません。 ま た、 米国商務省のTable of Denial Order (輸出拒
否 リ ス ト ) に も 挙げ ら れていません。
4. 私は、 上記の リ ス ト に挙げ ら れた人物に、 直接的ま たは間接的に本プ ロ グ ラ ムを ダウ ン ロー ド し た り 、 あ る いは輸出ま たは再輸出 し た り し
ません。
5. 私は、 米国の法律が禁 じ ている いかな る目的 (大量破壊のための核兵器、 化学兵器、 ま たは細菌兵器の開発、 設計、 製造、 ま たは生産な ど
を含むが、 こ れ ら に限定 さ れない) に対 し て も 本プ ロ グ ラ ムを使用せず、 ま た使用 さ せません。
Sleepycat ラ イ セ ン ス契約 :
Copyright (c) 1990-2005
Sleepycat Software. All rights reserved.
以下の条件を満足する限 り 、 修正を加え るか加えないかを問わず、 ソ ース形式およびバイ ナ リ 形式での再配布および使用が許可 さ れます。
1. ソ ース コ ー ド の再配布では、 上記の著作権の注記、 こ の条件の リ ス ト 、 お よび次の免責条項を そのま ま記載する も の と し ます。
2. バイ ナ リ 形式の再配布では、 上記の著作権の注記、 こ の条件の リ ス ト 、 お よび次の免責条項を、 配布 と と も に提供 さ れる文書やその他の資
料の中に複製する も の と し ます。
3. いずれの形式の再配布 も 、 DB ソ フ ト ウ ェ アの全 ソ ース コ ー ド を取得する方法についての情報およびDB ソ フ ト ウ ェ ア を使用する あ ら ゆる付
随 ソ フ ト ウ ェ ア を添付する も の と し ます。 ソ ース コ ー ド は配布物に含まれてい るか、 あ る いは配布の費用に少額の料金を追加する だけで入手
可能 と し 、 ま た、 妥当な条件の下で自由に再配布で き なければな り ません。 実行可能 フ ァ イルの場合、 全 ソ ース コ ー ド と は フ ァ イルを構成す
る あ ら ゆる モ ジ ュ ールの ソ ース コ ー ド を意味 し ます。 実行可能 フ ァ イルが動作する オペ レ ーテ ィ ン グシ ス テムの主要 コ ン ポーネ ン ト に付随す
る モ ジ ュ ールや フ ァ イルの ソ ース コ ー ド は含まれません。
本 ソ フ ト ウ ェ アは、 Sleepycat Softwareに よ っ て 「現状のま ま」 提供 さ れる も ので、 明示的ま たは黙示的な保証 (商品性の黙示的な保証、 特
定の目的への適用性、 権利の非侵害を含むが、 こ れ ら に限定 さ れない) について責任を負いません。 Sleepycat Softwareは、 契約上か、 厳密な
責任上か、 本 ソ フ ト ウ ェ アの使用に よ っ て何 ら かの形で生 じ る契約違反(不注意な どの場合 も 含む)かを問わず責務の論理に基づ く 、 いかな る
直接的、 間接的、 偶発的、 特別的、 懲罰的、 ま たは結果的な損害 (代用の商品やサービ スの調達、 使用機会やデー タ も し く は収益の損失、 ま
たは事業中断な ど を含むが、 こ れ ら に限定 さ れない) に対 し て、 損害の原因を問わず ( こ のよ う な損害の可能性が事前に通知 さ れていた と し
て も ) 一切責任を負いません。
サー ド パーテ ィ ソ フ ト ウ ェ ア 謝辞お よ び著作権表示
Fluke Networks Inc. は、 ClearSight 製品の開発に使用 さ れるか、 ClearSight 製品の中に組み込まれるか、 ま たはClearsight製品で配布 さ れる
様々なサー ド パーテ ィ ソ フ ト ウ ェ ア製品の使用を許可 さ れています。 含まれる ラ イ セ ン スの詳細は、 製品のイ ン ス ト ールデ ィ レ ク ト リ にあ る
以下の フ ァ イルを参照 く だ さ い。
GLGPL v3.TXT
商標
下記はClearSight Networks, Inc.の商標です:
ClearSight™
Network Time Machine®
VQFactor™
VRFactor™
Wireshark はGerald Combsの登録商標です。
文書改訂履歴
改訂
内容
2014/11/30 NTM 9.5 に関する説明を追加
2013/4/30 NTM 9.1.10 に関する説明を追加
2012/9/1
マ イ ク ロバース ト 機能に関する説明を追加
2012/5/1
NTM 9.0 に関する説明を加えて更新
2012/1/31 NTM 8.5 に関する説明を加えて更新
2011/9/18
NTM 8.1C の機能に関する コ ン テ ン ツ を追加
2011/4/30
『NTM 8.0ユーザガ イ ド 』 の初回 リ リ ース
ポー タ ブル2Bプ ラ ッ ト フ ォ ームに関す る安全警告
こ の装置は、 ク ラ ス A 情報技術装置です。 こ の装置を家庭環境で使用する と
電波妨害を引き起こ す こ と があ り ます。 こ の場合には使用者が適切な対策を
講ずる よ う 要求 さ れる こ と があ り ます。
VCCI-A
目次
こ のガ イ ド について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
このガ イ ド の対象者 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
このガ イ ド の構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
このガ イ ド で使用する規則 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
シ ス テムの リ カバ リ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
カ ス タ マサービ ス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
その他の部門 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
著作権の注記 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
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第 1 章 Network Time Machine の機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
製品の概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
主な機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ネ ッ ト ワー ク ト ラ フ ィ ッ ク を 100% キ ャ プ チ ャ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ネ ッ ト ワー ク統計情報を連続 し て収集 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
統計の ト レ ン ド グ ラ フか ら ド リ ルダウン可能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ア ト ラ ス機能に よ る詳細な解析のサポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
性能ボ ト ルネ ッ ク 解析 (PBA) のサポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
リ モー ト 操作のサポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
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第 2 章 リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャ の使用 . . . . . . . . . . . . . . 27
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの メ ニ ュ ー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ エージ ェ ン ト ] タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ エージ ェ ン ト ] タ ブ を使用する ための準備 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ エージ ェ ン ト ] タ ブの使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
NTM 設定デー タ の コ ピー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ 複数セグ メ ン ト 分析 ] タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ ア ラ ー ト マネージ ャ ] タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ ア ラ ー ト マネージ ャ ] タ ブの概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ア ラ ー ト マネージ ャのフ ィ ール ド . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
問題を レポー ト する ためのエージ ェ ン ト の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
NTM エージ ェ ン ト におけるユーザ リ ス ト の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
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第 3 章 複数 リ モー ト ユーザのサポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 63
複数 リ モー ト ユーザの概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 63
NTM Remote Viewer の起動 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 64
NTM Remote Viewer の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 66
タ イ ト ルバー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 67
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 68
レ コ ー ド . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 69
ト レ ン ド 表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 70
ア ト ラ ス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 70
NTM Remote Viewer の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 71
[ 設定 ] タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 71
[ ア ド レ ス帳 ] タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 72
[ フ ィ ル タ ] タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 72
NTM リ モー ト セ ッ シ ョ ンの管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 73
NTM Remote Viewer の制限 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 75
第 4 章 基本的な NTM 機能の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 77
基本的な NTM 機能の概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78
キ ャ プ チ ャ 処理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 80
キ ャ プ チ ャ の開始 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 80
キ ャ プ チ ャ の終了 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 81
レ コ ー ド 名の変更 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 81
キ ャ プ チ ャ の表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 82
キ ャ プ チ ャ ツールバー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 83
物理層 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85
ネ ッ ト ワー ク 層 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 91
キ ャ プ チ ャ 層 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 95
統計 タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 96
デ ィ ス クが一杯にな っ た と き . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 97
[ フ ィ ル タ ] タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 97
ス ラ イ ス タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 110
ロ ッ ク ト リ ガ タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 111
キ ャ プ チ ャ ト リ ガ タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 113
ト レースの自動保存 タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 115
オプ シ ョ ン タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 120
レ コ ー ド の操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 121
レ コ ー ド ツールバー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 122
特定レ コ ー ド の表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 122
ト レース フ ァ イル と し て レ コ ー ド を保存 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 122
ト レースの表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 122
統計情報のエ ク スポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 122
ア ト ラ スへのレ コ ー ド デー タ のエ ク スポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 124
レ コ ー ド のロ ッ ク . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 124
8
目次
レ コ ー ド 期間を ア ト ラ スに送信 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
全レ コ ー ド の削除 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
デ ィ ス ク情報の表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド の操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
特定の時間間隔のロ ッ ク . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド の名前変更 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド のア ン ロ ッ ク . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ロ ッ ク さ れた全レ コ ー ド のア ン ロ ッ ク . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
プ レ ビ ュ ーを使っ たパケ ッ ト の抽出. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ プ レ ビ ュ ー ] タ ブ でのイ ンデ ッ ク ス付きパケ ッ ト の抽出 . . . . . . . . . . . . .
ポス ト 解析中のプ レ ビ ュ ー機能の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ア ト ラ ス部分エ ク スポー ト の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ト レ ン ド 画面の操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
物理層 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ネ ッ ト ワー ク層 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ト レ ン ド ツールバー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Network Time Machine の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[NTM] > [ 全般 ] 画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[NTM] > [ ト レース保存設定 ] 画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[NTM] > [ 時刻同期 ] 画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ハー ド ウ ェ アベースの重複フ レームの削除機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
翻訳表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ラ ダー表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ト レース フ ァ イル フ ィ ル タ の作成 と 適用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
フ ィ ル タ の適用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
新規フ ィ ル タ の作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
重要な注意事項 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
フ ォルダの制限 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
パケ ッ ト 負荷が大き い場合の操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
124
124
124
125
126
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130
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137
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166
166
168
172
172
172
第 5 章 基本的な ア ト ラ ス機能の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 173
基本的な ア ト ラ ス機能の概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ド リ ルダウン プ ロ セス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ア ト ラ スの [ ト レースの表示 ] ボ タ ンへのフ ィ ル タ の適用 . . . . . . . . . . . .
ア ト ラ スの時間間隔の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ア プ リ ケーシ ョ ン層のア ト ラ ス解析. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
HTTP ア プ リ ケーシ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
VoIP ア プ リ ケーシ ョ ン用ア ト ラ ス フ ィ ル タ の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . .
SIP ア プ リ ケーシ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
RTP ア プ リ ケーシ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
H.323 ア プ リ ケーシ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ネ ッ ト ワー ク 層のア ト ラ ス解析 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
概要 タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
目次
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174
176
177
178
178
181
184
188
192
197
197
9
コ ネ ク シ ョ ン タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 199
マ ト リ ク ス タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 202
ホス ト タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 204
有用な エ ン ド ポ イ ン ト 情報の追跡 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 205
チ ャ ー ト タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 210
DLC 層のア ト ラ ス解析 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 216
概要 タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 216
使用率分布 タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 218
ブ ロー ド キ ャ ス ト / マルチキ ャ ス ト タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 219
[DLC ノ ー ド ] タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 220
[ マ イ ク ロバース ト ] タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 221
基本的な ア ト ラ スの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 224
一般設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 224
デー タ ベース設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 226
第 6 章 ア ト ラ ス PBA の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 227
ア ト ラ ス PBA の概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 227
ア プ リ ケーシ ョ ン PBA . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 229
サーバ PBA . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 235
サイ ト PBA . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 239
ア ト ラ ス PBA の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 243
第 7 章 ア ト ラ ス問題機能の操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 247
ア ト ラ ス問題機能の概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 248
問題表示へのフ ィ ル タ の適用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 249
ア ト ラ スの問題 し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 250
第 8 章 ア ト ラ ス レ ポー ト の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 255
ア ト ラ ス レポー ト 機能の概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 255
ア ト ラ ス レポー ト の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 258
第 9 章 ア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ド 機能の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . 261
ア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ド 機能の概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 261
ア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ド の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 263
第 10 章 CSA を使用 し たネ ッ ト ワー ク のモニ タ . . . . . . . . . . . . . 265
リ アル タ イ ムモ ニ タ 画面の操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 265
表示する ア プ リ ケーシ ョ ンの選択 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 267
モ ニ タ ワー ク スペースの概要 と ナ ビゲーシ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 268
ClearSight Analyzer のネ ッ ト ワー ク モデル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 273
ア プ リ ケーシ ョ ン層のモニ タ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 275
ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 275
10
目次
ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ 詳細画面の表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ 詳細画面の操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Citrix 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
DNS 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
FTP 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Telnet 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
HTTP 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
POP 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
SMTP 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
MS SQL 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Oracle 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Exchange 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
MSN 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
VoIP 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
RTP 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
RTSP 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
IPTV 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Kerberos 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ISAKMP 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
SMB 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Generic 詳細画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ネ ッ ト ワー ク 層のモニ タ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ 概要 ] タ ブ ( ネ ッ ト ワー ク層 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ コ ネ ク シ ョ ン ] タ ブ ( ネ ッ ト ワー ク 層 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ ホス ト ] タ ブ ( ネ ッ ト ワー ク 層 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ チ ャ ー ト ] タ ブ ( ネ ッ ト ワー ク層 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ マルチキ ャ ス ト ] タ ブ ( ネ ッ ト ワー ク層 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
物理層のモニ タ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ 概要 ] タ ブ ( 物理層 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[VLAN] タ ブ ( 物理層 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ サブネ ッ ト ] タ ブ ( 物理層 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ ノ ー ド ] タ ブ ( 物理層 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ チ ャ ー ト ] タ ブ ( 物理層 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ チ ャ ネル ] タ ブ ( 物理層 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ト ン ネルプ ロ ト コ ルの使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ト ン ネルプ ロ ト コ ルの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
カ ス タ ム ト ン ネルプ ロ ト コ ルの定義 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ト ン ネルプ ロ ト コ ルの編集 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ト ン ネルプ ロ ト コ ルのエ ク スポー ト および イ ンポー ト . . . . . . . . . . . . . . .
ト ン ネルフ ィ ル タ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ClearSight Analyzer の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ 共通 ]>[ プ ロ ト コ ル設定 ] . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
目次
276
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347
348
351
352
352
354
355
11
[ 共通 ]>[ モニ タ 設定 ] . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 357
モ ニ タ オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 360
CSV 設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 363
[ 共通 ]>[ エージ ェ ン ト 設定 ] . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 364
共通プ ロ ト コ ルフ ォ ーシ ング設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 365
共通 ト ン ネルプ ロ ト コル設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 366
問題の し き い値 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 367
問題のア ク シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 367
[ 問題 ]>[ ア ラ ー ト マネージ ャ ] . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 367
翻訳 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 367
VoIP E- モデル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 368
VoIP コ ーデ ッ ク . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 369
レ ポー ト の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 373
ヒ ス ト リ レポー ト のデー タ ベース設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 373
WEP キー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 373
[ ア ド レ ス帳 ] タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 373
[ フ ィ ル タ ] タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 373
ウ ィ ン ド ウス タ イルの変更 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 374
第 11 章 ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 375
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 375
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス画面の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 376
[ClearSight] タ ブ と [ 翻訳 ] タ ブの間のスマー ト ナビゲーシ ョ ン . . . . . . . . 379
ポス ト キ ャ プ チ ャ 画面における自動フ ィ ル タ の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . 384
[ 翻訳 ] タ ブの使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 384
[ 翻訳 ] タ ブのペ イ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 386
[ 翻訳 ] タ ブにおける フ レームの検索 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 391
Ethernet OAM フ レームの翻訳 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 392
3G-324M フ レームの翻訳 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 394
[ 翻訳 ] タ ブの設定オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 396
[ 翻訳 ] > [ 全般 ] オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 396
[ 翻訳 ] > [ 設定 ] オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 402
[ 翻訳 ] > [ 表示 ] オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 404
[ 翻訳 ] > [ プ ロ ト コ ルフ ォ ーシ ング ] オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 407
IPsec 翻訳オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 409
ト レース フ ァ イルの使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 412
第 12 章 複数セグ メ ン ト 解析 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 413
複数セグ メ ン ト 解析 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 414
マージ し た ト レース フ ァ イルの作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 414
VoIP 結合フ ローの表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 417
ラ ダービ ュ ーの操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 418
その他の結合フ ローの表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 420
12
目次
ラ ダービ ュ ーの操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
自動結合フ ィ ル タ の使用. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ 複数 - テ ィ ア ] タ ブの使用. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[NAT] タ ブの使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[AAA] タ ブの使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
AAA プ ロ ト コ ルの理解 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[AAA] タ ブ でのパラ メ ー タ の入力 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
手動によ る フ ローの結合. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
複数セグ メ ン ト の リ アル タ イムモニ タ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
421
422
426
428
429
429
432
434
435
第 13 章 表示フ ィ ル タ の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 437
表示フ ィ ル タ について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
自動フ ィ ル タ と 定義済み フ ィ ル タ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
リ アル タ イ ムまたはポス ト アナ リ シ ス での表示フ ィ ル タ の使用 . . . . . . . .
パケ ッ ト ベースの フ ィ ル タ と フ ローベースの フ ィ ル タ . . . . . . . . . . . . . . .
自動表示フ ィ ル タ の使用. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
定義済み表示フ ィ ル タ の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ア プ リ ケーシ ョ ン層フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
DNS フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
FTP フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
HTTP フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
POP フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
SMTP フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
MSN フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Voice-H.323 フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Voice-SIP フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Voice-Skinny フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Voice-MGCP フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Voice-Megaco フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ISAKMP フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Kerberos フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
RADIUS フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
RTSP フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
IPTV フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
SMB フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
相関フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
フ ロー フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
パ タ ーン フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
IP サブネ ッ ト フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
プ ロ ト コル フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
MAC ア ド レ ス フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
物理層フ ィ ル タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
フ ィ ルタ リ ス ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
目次
437
437
438
439
440
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450
452
454
456
457
458
461
463
465
467
468
470
471
473
475
476
477
479
481
482
488
489
491
13
第 14 章 CSA ア ラ ー ト の操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 493
ア ラ ー ト について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 494
ア ラ ー ト 表示の操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 494
ア ラ ー ト 表示の [ 事象 ] タ ブの情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 496
ア ラ ー ト 表示の [ 問題 ] タ ブの情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 497
重要度 と ア ク シ ョ ンの定義 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 498
重要度の定義 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 498
ア ク シ ョ ンの定義 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 499
問題レポー ト ス レ ッ シ ョ ル ド の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 508
DNS し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 509
FTP し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 510
Telnet し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 512
Citrix し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 512
HTTP し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 513
POP し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 514
SMTP し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 515
MSN し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 516
H.323 し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 516
SIP し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 518
Skinny し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 518
MGCP し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 519
Megaco し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 519
RTP し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 520
RTSP し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 521
IPTV し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 523
ISAKMP し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 523
Kerberos し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 524
SMB し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 524
IP し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 525
IPv6 し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 526
DLC し き い値の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 527
第 15 章 CSA レ ポー ト の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 529
レ ポー ト について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 529
Windows XP でのレポー ト の生成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 531
レ ポー ト ワー ク スペース . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 531
ア プ リ ケーシ ョ ン レポー ト の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 534
DNS レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 535
FTP レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 536
Telnet レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 537
HTTP レ ポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 538
POP レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 539
SMTP レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 539
14
目次
MS SQL サーバーレポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Oracle SQL サーバーレポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
VoIP レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
IPTV ビデオ品質レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Kerberos レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ISAKMP レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Exchange レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
MSN レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
SMB レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
RTSP レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ネ ッ ト ワー ク レポー ト の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ ネ ッ ト ワー ク 概要 ] レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ コ ネ ク シ ョ ン ] レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[IP 会話情報 ] レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[IP ホス ト ] レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ ア プ リ ケーシ ョ ン分布 ] レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[IP プ ロ ト コ ル分布 ] レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[IP 応答時間分布 ] レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
DLC レポー ト の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[DLC 概要 ] レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ ノ ー ド ] レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[VLAN] レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[ 使用率分布 ] レポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ユーザ定義レポー ト の作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ヒ ス ト リ レポー タ ーの使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
デー タ 蓄積の制御 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ヒ ス ト リ レポー ト の作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
VoIP コ ールロ グの作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
コ ールブ ラ ウザの使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
540
541
543
545
545
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551
551
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552
552
555
556
558
561
562
第 16 章 ア ド レ ス帳の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 563
ア ド レ ス帳について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ア ド レ ス帳の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ア ド レ ス帳の自動生成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ア ド レ ス帳のイ ンポー ト と エ ク スポー ト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
563
564
565
566
付録 A カ ウン タ の定義 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 567
カ ウン タ の定義 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 567
用語 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 575
計算 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 576
目次
15
付録 B ネ ッ ト ワー ク アダプ タ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 579
ギガ ビ ッ ト -XL2/XA1 イ ーサネ ッ ト カ ー ド の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 580
[ モー ド ] オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 581
ギガ ビ ッ ト -XD イ ーサネ ッ ト カ ー ド の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 582
[ モー ド ] オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 583
[ 物理 コ ネ ク シ ョ ン ] オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 583
ギガ ビ ッ ト - NT4E イ ーサネ ッ ト カ ー ド の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 584
[ モー ド ] オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 585
NT20X/NT20E/NT20E2 イ ーサネ ッ ト カ ー ド の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 586
[ モー ド ] オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 587
[ キ ャ プ チ ャ モー ド ] オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 587
PR3E-A における NT20E2 イ ーサネ ッ ト カ ー ド の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 588
[ モー ド ] オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 589
[ キ ャ プ チ ャ モー ド ] オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 589
[Packetstore 上書き モー ド ] オプ シ ョ ン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 590
索引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 591
16
目次
こ のガ イ ド に つ い て
こ のガ イ ド では、Network Time Machine ソ フ ト ウ ェ アについて説明 し ます。
Network Time Machine に よ り 、 以下の こ と がで き る よ う にな り ます。
•
イ ーサネ ッ ト 環境でデー タ を収集 し 、 こ のデー タ を大容量ハー ド デ ィ ス
ク シ ス テム上に連続 し て記録 し ます。 いずれのパケ ッ ト も取 り こ ぼす こ
と はあ り ません。
•
ClearSight Analyzer に内蔵 さ れた機能を使用する こ と で、 デー タ がキ ャ
プ チ ャ および記録 さ れている間にデー タ を解析 し ます。
•
強力なポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス を実行 し ます。
•
性能ボ ト ルネ ッ ク解析(PBA)を実行 し ます。
こ のガ イ ド の対象者
こ のガ イ ド は、 ユーザがネ ッ ト ワー クの基本概念を理解 し てい る こ と 、 また
ネ ッ ト ワー ク 上の ト ラ フ ィ ッ ク を記録 し て その ト ラ フ ィ ッ ク を記述す る レ
ポー ト を構築する ツールの準備がで き ている こ と を前提 と し ています。
17
こ のガ イ ド の構成
第 1 章 Network Time Machine Network Time Machine の概要を示 し 、 利
用可能な モ デル と シ ス テ ム構成 を リ ス ト
の機能
表示 し ます。
第 2 章 リ モー ト エージ ェ ン ト リ モ ー ト エ ージ ェ ン ト マ ネー ジ ャ につい
マネージ ャの使用
て説明 し 、 NTM エージ ェ ン ト と OptiView
XG エ ー ジ ェ ン ト と の接続方法 と 管理方
法を紹介 し ます。
第 3 章 複数 リ モー ト ユーザの NTM リ モー ト ビ ュ ーア ア プ リ ケーシ ョ ン
サポー ト
につい て説明 し 、 ユーザオ プ シ ョ ン につ
いて考察 し ます。
第 4 章 基本的な NTM 機能の使 Network Time Machine のユーザイ ン タ ー
用
フ ェ イ ス につい て説明 し 、 ユーザの基本
操作を紹介 し ます。
第 5 章 基本的なア ト ラ ス機能 ア ト ラ ス機能につい て説明 し 、 現在利用
の使用
可能な表示 と レ ポー ト を紹介 し ます。
第 6 章 ア ト ラ ス PBA の使用
ア ト ラ ス機能に含まれ る 性能ボ ト ルネ ッ
ク 解析機能について説明 し ます。
第 7 章 ア ト ラ ス問題機能の操 ア ト ラ ス 機能が ネ ッ ト ワ ー ク 障害 を 特
作
定、 表示する仕組みについて説明 し ます。
第 8 章 ア ト ラ ス レポー ト の使 ア ト ラ ス レ ポー ト の設定方法 と 使用方法
用
について説明 し ます。
第 9 章 ア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ア ト ラ スデー タ を ベース に し た リ アル タ
ド 機能の使用
イ ムモ ニ タ に使用 さ れ る ダ ッ シ ュ ボー ド
について説明 し ます。
第 10 章 CSA を使用 し たネ ッ CSA の リ アル タ イ ムネ ッ ト ワー ク モ ニ タ
ト ワー クのモニ タ
表示 を 使 っ た、 ネ ッ ト ワー ク の把握 と ト
ラ ブルシ ュ ー ト の方法につい て説明 し ま
す。
第 11 章 ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ 強力な ポ ス ト キ ャ プ チ ャ ア ナ リ シ ス機能
リ シス
を 使 っ て ネ ッ ト ワー ク デー タ を 解釈、 理
解、 お よ び ト ラ ブルシ ュ ー ト す る 方法 を
説明 し ます。
18
第 12 章 複数セグ メ ン ト 解析
ト レ ー ス フ ァ イ ルのマ ー ジ方法や、 結合
フ ロ ー の作成 と 解釈の方法の説明 を 含
め、 複数セ グ メ ン ト 解析機能の使用方法
を説明 し ます。
第 13 章 表示フ ィ ル タ の使用
フ ィ ル タ 機能の設定方法 と 使用方法 を 説
明 し ます。
第 14 章 CSA ア ラ ー ト の操作
重要度 を 定義す る 方法、 ア ク シ ョ ン を 重
要度に関連付け る 方法、 お よ び問題検出
の ス レ ッ シ ョ ル ド を 設定す る 方法 な ど、
CSA のア ラ ー ト ロ グの操作方法を説明 し
ます。
第 15 章 CSA レポー ト の使用
レ ポー ト 機能 を 使 っ て、 異な っ た種類の
ネ ッ ト ワー ク デー タ で さ ま ざ ま な種類の
レ ポー ト を表示する方法を説明 し ます。
第 16 章 ア ド レ ス帳の使用
ア ド レ ス帳機能を使 っ て、 [ 翻訳 ] タ ブ で
IP ア ド レ スに代わ っ て使用 さ れる名前を
割 り 当て る方法を説明 し ます。
第 17 章 NTM 8.5 の機能
NTM 8.5 リ リ ース で追加 さ れた機能につ
いて説明 し ます。
付録 A, カ ウン タ の定義
Network Time Machine で使用 さ れる統計
カ ウ ン タ と 用語を定義 し ます。
付録 B, ネ ッ ト ワ ー ク ア ダ プ Network Time Machine で使用 さ れる ネ ッ
タ の設定
ト ワー ク ア ダ プ タ カ ー ド の設定方法 を 紹
介 し ます。
注意 : 第 10 章 か ら 第 16 章 では、組み込みの ClearSight Analyzer (CSA) に
ついて説明 し ます。 CSA は、 ア プ リ ケーシ ョ ン中心の リ アル タ イ ムモ ニ タ
と 解析、 お よび CSA 自体が保存する ト レース フ ァ イルまたは NTM と ア ト
ラ スの基本デー タ を対象 と し たポ ス ト キ ャ プ チ ャ ア ナ リ シ ス に使用 さ れま
す。
こ のガ イ ド について
19
こ のガ イ ド で使用す る規則
こ のガ イ ド では、 次の表記規則を使用 し ます。
ボール ド 体
ボール ド 体は、 NTM ユーザイ ン タ ー フ ェ イ スの メ ニ ュ ー、
ボ タ ン、 お よ び フ ィ ール ド の名前に使用 し ます。 例 : ツー
ルバーの [ モ ニ タ ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
イ タ リ ッ ク体 イ タ リ ッ ク 体は、 次の さ ま ざ ま な方法で使用 さ れます。
>
•
初めて新 し い用語や概念が紹介 さ れる と き
•
変数を示す と き
例 : yymmdd フ ォ ーマ ッ ト で日付を入力 し て く だ さ い
•
見出 し や章への相互参照
例 : 44ページ の 「カ ス タ ム変換ルールについて」 を参
照 し て く だ さ い。
右の山括弧は、 メ ニ ュ ーまたはパスの連続する選択を分割
する ために使用 し ます。
例 : [ フ ァ イル ] > [ 保存 ] コ マ ン ド を選択 し ます。
<>
両括弧は、 括弧内の項目が コ ン ピ ュ ー タ キーボー ド のキー
の名前であ る こ と を示 し ます。 変数を示すために も 使用 し
ます。
例:Windows キーボー ド のシ ョ ー ト カ ッ ト は <CTRL - C> 。
例 : <pathname>/register.xml を編集 し ます。
シ ス テムの リ カ バ リ
NTM 機器には 1 枚以上の リ カバ リ DVD が付属 し てお り 、必要に応 じ て NTM
を完全に再イ ン ス ト ールする こ と がで き ます。
詳細な説明やヘルプが必要な と きは、以下のカ ス タ マサービ スにお問い合わ
せ く だ さ い。
20
カ ス タ マサー ビ ス
製品に関する質問、 ラ イ セ ン スに関する質問、 ま たはその他の問題について
は、 表 i の (株) 東陽テ ク ニ カ ClearSight サポー ト 担当ま でお問い合わせ く
だ さ い。 営業時間は、 月曜~金曜日の、 9:30 AM ~ 5:30 PM です。
表i:
(株) 東陽テ ク ニ カClearSight サポー ト 担当連絡先情報
Fax
03-3246-0645
電子 メ ール
clearsight-support@ict.toyo.co.jp
Web
http://www.toyo.co.jp/clearsight
その他の部門
表 ii は、 その他の部門へのア ク セス方法です。
表ii: その他の部門
販売
clearsight-sales@toyo.co.jp
著作権の注記
こ のガ イ ド について
•
こ の製品には、 Xyratex (www.xyratex.com) が開発 し た ソ フ ト ウ ェ アが
搭載 さ れています。
•
こ の製品には、 Visual Engineering, Inc. (www.ve.com) が開発 し た ソ フ
ト ウ ェ ア (KavaChart) が搭載 さ れています。
•
この製品には、 L2FProd.com (www.L2FProd.com) が開発 し た ソ フ ト ウ ェ
ア (SkinLF) が搭載 されています。Copyright © 2000-2005 L2FProd.com.
All rights reserved.
•
こ の製品には、BSD ラ イ セ ン スの下での ソ フ ト ウ ェ ア(JGoodies Forms)
が搭載 さ れ て い ま す。 Copyright © 2002-2004 JGoodies Karsten
Lentzsch. All rights reserved.
21
22
第1章
Network Time Machineの機能
この章では、 以下の主要な項目について説明 し ます。
•
製品の概要
•
主な機能
製品の概要
Network Time Machine (NTM) は、 イ ーサネ ッ ト 環境でデー タ を収集
し 、こ のデー タ を大容量ハー ド デ ィ ス ク シ ス テム上に連続 し て記録 し
ます。 いずれのパケ ッ ト も 取 り こ ぼす こ と はあ り ません。 ま た NTM
は、ClearSight Analyzer (CSA) 製品に類似 し た方法でデー タ を解析 し
ます。 多 く の CSA の機能は、 NTM に統合 さ れています。
標準的な動作では、 Network Time Machine は ト ラ フ ィ ッ ク をキ ャ プ
チ ャ し 、 大容量ハー ド デ ィ ス ク シス テム上に こ れを記録 し ます。 アナ
ラ イザの機能に よ り 、 Network Time Machine が ト ラ フ ィ ッ ク をキ ャ
プ チ ャ し ている最中であ っ て も 、こ のデー タ の一部を抜き出 し て解析
する こ と がで き ます。 こ の機能には通常、 キ ャ プ チ ャ フ ィ ル タ が含ま
れてお り 、 アナ ラ イザは想定 し ているパケ ッ ト だけ を処理 し ます。 た
だ し 、 全 ト ラ フ ィ ッ ク が Network Time Machine のハー ド デ ィ ス ク シ
ス テム上に記録 さ れている ため、必要な らば別のフ ィ ル タ を使用 し て
これを再生する こ と がで き ます。
23
主な機能
Network Time Machine の主な機能を以下に示 し ます。
•
ネ ッ ト ワー ク ト ラ フ ィ ッ ク を 100% キ ャ プ チ ャ
•
ネ ッ ト ワー ク統計情報を連続 し て収集
•
統計の ト レ ン ド グ ラ フから ド リ ルダウン可能
•
ア ト ラ ス機能によ る詳細な解析のサポー ト
•
性能ボ ト ルネ ッ ク解析 (PBA) のサポー ト
•
リ モー ト 操作のサポー ト
以降の項で、 これ らの機能について詳 し く 説明 し ます。
ネ ッ ト ワー ク ト ラ フ ィ ッ ク を100%キ ャ プ チ ャ
Network Time Machine Premium は、 ギガ ビ ッ ト イ ーサネ ッ ト 環境
で フ ルラ イ ン レー ト にて全二重のネ ッ ト ワー ク ト ラ フ ィ ッ ク を 100%
キ ャ プ チ ャ する こ と がで き ます。いずれのパケ ッ ト も 取 り こ ぼす こ と
はあ り ません。 こ れは特に、 間欠障害の原因 と な る異常パケ ッ ト を
キ ャ プ チ ャ し よ う と す る と き に 有 効 で す。 ま た、 Network Time
Machine には高精度の タ イ ムス タ ン プ機能がハー ド ウ ェ ア で実装 さ
れている ため、 パケ ッ ト の到着時刻を 10 ナ ノ 秒の精度で記す こ と が
で き ま す。 こ れに よ り 、 時間間隔の長いパケ ッ ト を 追跡す る と き で
も、 高精度で遅延時間を計算する こ と がで き ます。
注意 : ユーザが同時に他のソ フ ト ウ ェ ア を実行 し 、 CPU の利用率が
100% 近 く にな る と 、 ラ イ ン レー ト で一部のパケ ッ ト を取 り こ ぼす可
能性があ り ます。
Network Time Machine Standard は、 ギガ ビ ッ ト イ ーサネ ッ ト 環境
で フ ルラ イ ン レー ト の 70% にて全二重のネ ッ ト ワー ク ト ラ フ ィ ッ ク
を 100% キ ャ プ チ ャ する こ と がで き ます。いずれのパケ ッ ト も取 り こ
ぼす こ と はあ り ません。
ギガ ビ ッ ト イ ーサネ ッ ト 環境で収集 さ れたネ ッ ト ワー ク パケ ッ ト は、
リ アル タ イムで大容量ハー ド デ ィ ス ク に転送 さ れます。 デ ィ ス クが一
24
第1章
杯にな る と、 FIFO のよ う に最も古いデー タから上書き されます。 この
ため、デ ィ ス ク には常に最新のキャ プチ ャデー タが格納さ れています。
この連続 し てデー タ を上書き する機能の例外 と し て、ロ ッ ク 機能があ
り ます。 こ の機能に よ り デー タ の特定区間を ロ ッ ク する こ と がで き、
その区間のデー タ は上書き さ れな く な り ます。 た と えば、 午前 5 時か
ら 6 時の間のネ ッ ト ワー ク上の ト ラ フ ィ ッ ク に関心がある場合、その
時 間 に 集 め ら れ た デ ー タ は 上 書 き さ れ な い よ う Network Time
Machine を設定する こ と がで き ます。
ネ ッ ト ワー ク 統計情報を連続 し て収集
キ ャ プ チ ャ の進行に伴っ て、 Network Time Machine は一連のネ ッ ト
ワー ク 統計情報を 1 秒毎に収集 し ます。 こ れには、 RMON1 イ ーサ
ネ ッ ト 統計値グルー プが含まれま す。 こ の統計デー タ は別々のハー
ド デ ィ ス ク に格納 さ れる ため、キ ャ プ チ ャ デー タ が上書き さ れた場合
で も、 統計情報 を 累積 し て い く こ と がで き ま す。 キ ャ プ チ ャ の動作
中、 あ るいはキ ャ プ チ ャが終了 し た後、 ユーザが指定 し た期間に対 し
て こ れらの統計デー タ を ト レ ン ド グ ラ フ に表示する こ と がで き ます。
統計の ト レ ン ド グ ラ フ か ら ド リ ルダウ ン可能
Network Time Machine のユーザイ ン タ ー フ ェ イ スによ り 、 指定 し た
期間の統計デー タ を ト レ ン ド グ ラ フ と し て表示する こ と がで き ます。
マウス を ク リ ッ ク する だけで、デ ィ ス プ レ イの中で よ り 短い期間を選
択 し て拡大する こ と がで き ます。
ア ト ラ ス機能に よ る詳細な解析のサポー ト
ア ト ラ ス機能は、ア プ リ ケーシ ョ ンおよびネ ッ ト ワー ク層で指定 し た
グループに対 し て、 多 く の ド リ ルダウ ン機能を含む、 さ ら に高度な解
析を提供 し ます。 ア ト ラ ス機能の詳細については、 第 5 章 「基本的
なア ト ラ ス機能の使用」 を参照 し て く だ さ い。
Network Time Machineの機能
25
性能ボ ト ルネ ッ ク 解析(PBA)のサポー ト
ア ト ラ ス PBA 機能を利用する こ と で、性能上の問題がク ラ イ ア ン ト 、
ネ ッ ト ワー ク、あ るいはサーバー遅延によ っ て生 じ ているのかど う か
を 解析す る こ と が確認で き ま す。 性能ボ ト ルネ ッ ク 解析の詳細につ
いては、 第 6 章 「 ア ト ラ ス PBA の使用」 を参照 し て く だ さ い。
リ モー ト 操作のサポー ト
シ ン グル リ モー ト ユーザ
NTM は、分散アーキテ ク チ ャ を採用 し ています。このアーキテ ク チ ャ
では、 エージ ェ ン ト マネージ ャ および NTM エージ ェ ン ト ビ ュ ーア を
介 し て NTM エージ ェ ン ト にア ク セスで き ます。 分散アーキテ ク チ ャ
の詳細については、 第 2 章 「 リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使
用」 を参照 し て く だ さ い。
Microsoft Remote Desktop Connection ユーテ ィ リ テ ィ を使用する こ
と で、 Network Time Machine を リ モー ト 制御する こ と も で き ます。
注意 : 最大限のセキ ュ リ テ ィ が望まれる状況では、 ロー カルのキー
ボ ー ド 、 マ ウ ス、 お よ び デ ィ ス プ レ イ を 使用 し て Network Time
Machine を操作する こ と を お勧め し ます。
複数 リ モー ト ユーザ
1 つの NTM エージ ェ ン ト に対 し 、 複数の リ モー ト ユーザが同時にア
ク セスする こ と も 可能です。 こ の機能は、 ユーザのア ク シ ョ ンが互い
に影響 を 及ぼ さ な い操作に限定 さ れて い ま す。 複数 リ モ ー ト ユーザ
ア ク セスの詳細については、 第 3 章 「複数 リ モー ト ユーザのサポー
ト 」 を参照 し て く だ さ い。
26
第1章
第2章
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
こ の章では リ モー ト エージ ェ ン ト マ ネージ ャ か ら 1 つま たは複数の
NTM エージ ェ ン ト または OptiView XG エージ ェ ン ト にア ク セス し て 、
それら を管理する方法について説明し ます 。
この章では 、 以下の主要な項目について説明 し ます 。
•
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの概要
•
[ エージ ェ ン ト ] タ ブ
•
[ 複数セグ メ ン ト 分析 ] タ ブ
•
[ ア ラ ー ト マネージ ャ ] タ ブ
•
NTM エージ ェ ン ト におけるユーザ リ ス ト の設定
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの概要
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャ (RAM) によ り次のこ とがで き ます 。
•
1 か所か ら複数の リ モー ト エージ ェ ン ト にア ク セス し 制御で き ま
す 。 RAM は 、 以前 NTM エージ ェ ン ト のみにア ク セ ス し 制御す
る ために使用 さ れていた 、 NTM エージ ェ ン ト マネージ ャ を置き
換え る も のです 。 RAM では用途が拡張 さ れ 、 NTM エージ ェ ン
27
ト と OptiView XG (OPV-XG) タ ブ レ ッ ト デバイ スの両方にア ク セ
ス し 制御する こ と がで き ます 。
•
複数の送信元からの ト ラ フ ィ ッ ク フ ローに対 し て 、 複数セグ メ ン
ト 分析を実行で き ます 。 RAM は複数セグ メ ン ト 分析の実施に際
し て ClearSight ア ナ ラ イ ザ (CSA) ソ フ ト ウ ェ ア と 連携 し ま す 。
最大 4 セグ メ ン ト でキ ャ プ チ ャ さ れたパケ ッ ト から結合フ ローを
作成する こ と がで き ます 。 それ ら セグ メ ン ト がそれぞれ NTM エ
ージ ェ ン ト 、 OPV-XG デバイ ス 、 あるいは ト レース フ ァ イルから
のものであ っ て もかまいません 。
•
RAM は複数の NTM エージ ェ ン ト から報告 さ れた問題を ま と め
る 、 ア ラ ー ト マネージ ャ と し ての役割を果た し ます 。
図 2-1 に 1 つの リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャ 、 1 つの NTM エ
ージ ェ ン ト 、 2 つの NTM Remote Viewer 、 および 1 つの OptiView
XG デバイ ス よ り 構成 さ れる シ ス テムを示 し ます 。
制御ネ ッ ト ワー ク
リ モー ト エージ ェ ン ト
マネージ ャ (RAM)
NTM
エージ ェ ン ト
監視対象のネ ッ ト ワー ク
NTM Remote Viewer
NTM Remote Viewer
OptiView
XG
監視対象のネ ッ ト ワー ク
図 2-1: 典型的な RAM シ ス テム構成
28
第2章
一般的には 、 複数の RAM と 複数の NTM エージ ェ ン ト を利用で き ま
す 。 た だ し 、 特定の NTM エ ー ジ ェ ン ト に一度に接続で き る のは 1
つの RAM のみです 。 リ モー ト エージ ェ ン ト マ ネージ ャ がエージ ェ
ン ト に接続する と 、 最大で 20 の NTM Remote Viewer がそのエージ
ェ ン ト に同時に接続で き る よ う にな り ます 。 また複数の OPV-XG デ
バイ スがあ っ て も かまいません 。 その場合それぞれが OPV-XG の リ
モー ト マネジ メ ン ト ポー ト 経由で 1 つの RAM に接続 さ れます 。
図 2-2 に リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの最初の画面を示し ます 。
メ ニ ュ ーが 4 つ 、 タ ブが 3 つあ り ます 。 以降 こ の節では こ れ ら メ ニ
ュー と タ ブについて説明し ます 。 更に後続の節で詳し く 説明し ます 。
図 2-2: リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャ の最初の画面
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
29
リ モー ト エージ ェ ン ト マ ネージ ャ の メ ニ ュ ー
こ の節では RAM の各 メ ニ ュ ーの概要を説明 し ます 。 詳細は後続の
章で個々の メ ニ ュ ー項目の操作 と あわせて説明 し ます 。
[フ ァ イル] メ ニ ュ ー
図 2-3 に [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーを示 し ます 。
図 2-3: [フ ァ イル] メ ニ ュ ー
[ 開 く ] に よ り 、 以前に保存 し ておいた 、 RAM から ア ク セス さ れる
エージ ェ ン ト 一覧の設定 フ ァ イルを開 く こ と がで き ます 。
[ 名前を付けて保存 ] に よ り 、 現在のエージ ェ ン ト リ ス ト の設定フ ァ
イルを後日使用する ために保存で き ます 。
こ れら 設定フ ァ イルの拡張子は .rcfg で 、 次の フ ォルダに保存 さ れて
います 。
<RAM イ ン ス ト ールデ ィ レ ク ト リ >/config_ram/
[ バ ッ ク グ ラ ン ド ] によ り 、 グ ラ フ ィ ッ ク 画像フ ァ イル (.bmp 、 .gif
、 .tif 、 .jpeg 、 または .jpg) を探 し て [ エージ ェ ン ト ] タ ブに表示す
る こ と がで き ます 。 通常 こ れ ら は調査中のネ ッ ト ワー ク に関連する
ト ポロ ジ マ ッ プ です 。
30
第2章
[ 名前を つけて問題を保存 ...] によ り [ ア ラ ー ト マネージ ャ ] タ ブに表
示 さ れている問題 リ ス ト を保存する こ と がで き ます 。
こ れ ら 問題 リ ス ト の拡張子は .csv で 、 次の フ ォ ルダに保存 さ れてい
ます 。
<RAM イ ン ス ト ールデ ィ レ ク ト リ >/CSV/
[ 終了 ] によ り 、 リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャ を閉 じ ます 。
[設定] メ ニ ュ ー
図 2-4 に [ 設定 ] メ ニ ュ ーを示 し ます 。
図 2-4: [設定] メ ニ ュ ー
[ エージ ェ ン ト の追加 ] を選択する と 、 [ エージ ェ ン ト ] タ ブの [ 追加 ]
ボ タ ン を ク リ ッ ク し たの と 同 じ こ と にな り ます 。 新 し いエージ ェ ン
ト を エージ ェ ン ト リ ス ト に追加する こ とがで き ます 。 詳細は 36 ペー
ジの 「 [ エージ ェ ン ト リ ス ト ] へのエージ ェ ン ト の追加 」 を参照 し て く
ださい 。
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
31
[ エージ ェ ン ト の編集 ] を選択する と 、 [ エージ ェ ン ト ] タ ブの [ 編集 ]
ボ タ ン を ク リ ッ ク し たの と 同 じ こ と にな り ます 。 エージ ェ ン ト リ ス
ト 内の既存エージ ェ ン ト の定義を編集す る こ と がで き ます 。 詳細は
42 ページの 「 [ エージ ェ ン ト リ ス ト ] 上のエージ ェ ン ト の編集 」 を参
照し て く だ さ い 。
[ エージ ェ ン ト の削除 ...] を選択する と 、 [ エージ ェ ン ト ] タ ブの [ 削
除 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し たの と 同 じ こ と にな り ます 。 エージ ェ ン ト
リ ス ト から エージ ェ ン ト を削除する こ と がで き ます 。 詳細は 42 ペー
ジの 「 [ エージ ェ ン ト リ ス ト ] からのエージ ェ ン ト の削除 」 を参照 し
て く ださい 。
[ エージ ェ ン ト 設定の取得 ] は 、 NTM を選択 し て NTM 設定デー タ を
取得するのに使用 し ます 。 詳細は 48 ページの 「 [ エージ ェ ン ト 設定
の取得 ] 」 を参照 し て く だ さ い 。
[ エージ ェ ン ト 設定の送信 ] は 、 NTM を選択 し て NTM 設定デー タ を
送信するのに使用 し ます 。 詳細は 49 ページの 「 [ エージ ェ ン ト 設定
の送信 ] 」 を参照 し て く だ さ い 。
[NTM の再起動 ] は 、 NTM を リ ス タ ー ト するのに使用し ます 。 詳細は
46 ページの 「 [ エージ ェ ン ト リ ス ト ] からの NTM エージ ェ ン ト の再起
動 」 を参照し て く だ さ い 。
[ア ク シ ョ ン] メ ニ ュ ー
図 2-5 に [ ア ク シ ョ ン ] メ ニ ュ ーを示 し ます 。
図 2-5: [ア ク シ ョ ン] メ ニ ュ ー
32
第2章
[ 起動 ] を選択する と 、 [ エージ ェ ン ト ] タ ブの [ 起動 ] ボ タ ン を ク リ ッ
ク し た の と 同 じ こ と に な り ま す 。 選択 し た デバ イ ス (NTM ま たは
OPV-XG 、 あるいはその両方) に接続し対応する ビ ューアを開き ます 。
NTM の場合は選択し た NTM それぞれに対し て NTM エージ ェ ン ト ビ ュ
ーアが開き ます 。 OPV-XG の場合は OPV-XG ビ ューアが起動され 、 そ
の OPV-XG ビ ューアが OPV-XG の管理ポー ト 経由でユーザイ ン タ ーフ
ェ イ スを開き ます 。 詳細は 43 ページの 「 [ エージ ェ ン ト リ ス ト ] 上の
エージ ェ ン ト への接続 」 を参照し て く だ さ い 。
[ キ ャ プ チ ャ開始 ] を選択する と 、 [ エージ ェ ン ト ] タ ブの [ キ ャ プ チ
ャ 開始 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し たの と 同 じ こ と にな り ます 。 選択 し た
NTM と OPV-XG のキ ャ プ チ ャ を開始 し ます 。
[ キ ャ プ チ ャ停止 ] を選択する と 、 [ エージ ェ ン ト ] タ ブの [ キ ャ プ チ
ャ 停止 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し たの と 同 じ こ と にな り ます 。 選択 し た
NTM と OPV-XG のキ ャ プ チ ャ を停止 し ます 。
[MSA] を選択する と RAM 画面が [ 複数セグ メ ン ト 分析 ] タ ブに切 り
替わ り ます 。 詳細は 52 ページの 「 [ 複数セグ メ ン ト 分析 ] タ ブ 」 を
参照 し て く だ さ い 。
[ヘルプ] メ ニ ュ ー
図 2-6 に [ ヘルプ ] メ ニ ュ ーを示 し ます 。
図 2-6: [ヘルプ] メ ニ ュ ー
[ ヘルプ を表示 ] を選択する と ユーザガ イ ド の pdf フ ァ イルが開き ま
す。
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
33
[ バージ ョ ン ] を選択する と 、 現在イ ン ス ト ール さ れている リ モー ト
エージ ェ ン ト マ ネージ ャ のバージ ョ ン と ビル ド 番号を記載 し たポ ッ
プ ア ッ プ画面が表示 さ れます 。
リ モー ト エージ ェ ン ト マ ネージ ャ の タ ブ
[エージ ェ ン ト ] タ ブ
[ エージ ェ ン ト ] タ ブに NTM エージ ェ ン ト と OPV-XG デバイ スの リ
ス ト を表示 し 、 RAM か ら ア ク セ ス し 制御する こ と がで き ます 。 詳
細は 34 ページの 「 [ エージ ェ ン ト ] タ ブ 」 を参照 し て く だ さ い 。
[複数セグ メ ン ト 分析] タ ブ
[ 複数セグ メ ン ト 分析 ] タ ブ で 、 NTM エージ ェ ン ト 、 OPV-XG デバ
イ ス 、 お よ び ト レ ース フ ァ イ ルか ら パケ ッ ト を収集 し 、 収集デー タ
に対 し て複数セグ メ ン ト 分析を実行で き ます 。 詳細は 52 ページの 「
[ 複数セグ メ ン ト 分析 ] タ ブ 」 を参照 し て く だ さ い 。
[ア ラ ー ト マネージ ャ ] タ ブ
[ ア ラ ー ト マネージ ャ ] に よ り 、 NTM エージ ェ ン ト から報告 さ れた
問題 リ ス ト を管理する こ と がで き ます 。 詳細は 52 ページの 「 [ ア ラ
ー ト マネージ ャ ] タ ブ 」 を参照 し て く だ さ い 。
[エージ ェ ン ト ] タ ブ
この節では リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャ (RAM) から 1 つまたは
複数のエージ ェ ン ト に ア ク セ ス し て 、 それ ら を管理す る方法につい
て説明 し ます 。
34
第2章
[エージ ェ ン ト ] タ ブ を使用す る ための準備
[ エージ ェ ン ト ] タ ブ を使用するには 、 少な く と も 1 つのエージ ェ ン
ト (NTM エージ ェ ン ト または OptiView XG) をパケ ッ ト キ ャ プ チ ャ 対
象のネ ッ ト ワー ク に接続 さ れた コ ン ピ ュ ー タ に イ ン ス ト ールす る必
要があ り ます 。 ま た 、 少な く と も 1 つの リ モー ト エージ ェ ン ト マネ
ージ ャ (RAM) を イ ン ス ト ールする必要があ り ます 。 RAM は 、 エー
ジ ェ ン ト のどれか 1 つ と 同 じ コ ン ピ ュ ー タ に イ ン ス ト ールす る こ と
も で き ます 。 ま た 、 エージ ェ ン ト の リ モー ト 操作に使用 し てい る通
常の PC に イ ン ス ト ールする こ と も で き ます 。
[エージ ェ ン ト ] タ ブの使用
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャ を起動する と 、 [ エージ ェ ン ト ] タ
ブ ( 図 2-7) が開き ます 。
図 2-7: [エージ ェ ン ト ] タ ブ
[ エージ ェ ン ト ] タ ブ では次の こ と がで き ます 。
•
[ エージ ェ ン ト リ ス ト ] にエージ ェ ン ト を追加する 。
•
エージ ェ ン ト を編集 、 削除する 。
•
エージ ェ ン ト に接続 し て管理する 。
•
1 つまたは複数のエージ ェ ン ト でのキャ プチ ャ を開始 、 停止する 。
•
1 つの NTM エージ ェ ン ト の設定デー タ を他の 1 つまたは複数の
NTM エージ ェ ン ト に コ ピーする 。
これ ら作業に関 し て以下個別に説明 し ます 。
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
35
[エージ ェ ン ト リ ス ト ] へのエージ ェ ン ト の追加
NTM エ ー ジ ェ ン ト と OPV-XG エ ージ ェ ン ト で手順が若干異な り ま
す。
NTM エージ ェ ン ト の追加
[ エージ ェ ン ト リ ス ト ] に NTM エージ ェ ン ト を追加するには 、 まず [
追加 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます 。 する と [ エージ ェ ン ト の追加 ] ダ イ
ア ログボ ッ ク スが開き ます 。 図 2-8 のよ う に [NTM] ラ ジオボ タ ン を
選択 し ます 。
図 2-8: [エージ ェ ン ト の追加] ダ イ ア ログボ ッ ク スで [NTM] を選択
36
第2章
NTM エージ ェ ン ト を追加する には 、 [ エージ ェ ン ト の追加 ] ダ イ ア ロ
グボ ッ ク スの フ ィ ール ド を次のよ う に設定 し ます (* 印のあ る項目は
必須です ) 。
[ 名前 ]
エージ ェ ン ト に対 し て分か り やすい名前を指定 し て
( オプ シ ョ ン ) く だ さ い 。 こ こ で指定 し た名前は 、 [ エージ ェ ン ト
リ ス ト ] の [ エージ ェ ン ト 名 ] フ ィ ール ド に表示 さ れ
ます 。
こ こ に入力 し なかっ た場合は 、 [IP ア ド レ ス] フ ィ ー
ル ド に入力 し た値が [ エージ ェ ン ト リ ス ト ] の [ エー
ジ ェ ン ト 名 ] フ ィ ール ド に表示 さ れます 。
[IP ア ド レ ス ] [IP ア ド レ ス ] フ ィ ール ド にはエージ ェ ン ト の IP ア
( 必須 )
ド レ ス を入力 し ます 。
RAM と 同 じ コ ン ピ ュ ー タ にあ る エ ー ジ ェ ン ト を 追
加する場合は 、 [IP ア ド レ ス ] に localhost と 入力 し
ます 。
注意 : RAM はこ こ で指定 し たホス ト 名または IP ア
ド レ ス を使用 し て こ の エージ ェ ン ト に接続 し ます 。
イ ン タ ーフ ェ イ ス カー ド が 2 つある リ モー ト NTM エ
ージ ェ ン ト (1 つは RAM と NTM エージ ェ ン ト ビ ュー
ア と の通信用 、 他方はネ ッ ト ワーク監視用) に接続す
る場合は 、 RAM と エージ ェ ン ト ビ ューア と の通信用
のカー ド のア ド レ ス を入力し ます 。
[ ポー ト 番号 ] こ の フ ィ ール ド には NTM エ ージ ェ ン ト 接続のため
( 必須 )
のデ フ ォ ル ト 値 8168 が表示 さ れていて 、 グ レ ーア
ウ ト さ れています 。
[ 場所 ]
エージ ェ ン ト の設置場所を入力 し ます 。
( オプ シ ョ ン )
[ ユーザ ]
( 必須 )
エージ ェ ン ト に接続する と き に使用するユーザ名を
入力 し ます 。
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
37
[ パスワー ド ]
( エ ージ ェ ン
ト で こ のユ
ーザにパス
ワー ド が必
要な場合は
必須 )
こ のユーザ名で エージ ェ ン ト に接続する と き に使用
するパスワー ド を入力 し ます 。
重要 : こ こ で入力する [ ユーザ ] および [ パスワー
ド ] は 、 エージ ェ ン ト でのユーザ リ ス ト 内のユーザ
名 と パス ワー ド に一致す る 必要があ り ま す 。 エ ー
ジ ェ ン ト のユーザ リ ス ト 内にユーザを追加する方法
については 、 56 ページの 「 NTM エージ ェ ン ト にお
けるユーザ リ ス ト の設定 」 を参照 し て く だ さ い 。
[ 暗号化キー ] NTM の場合 、 暗号化はエ ー ジ ェ ン ト 側で定義 さ れ
てい る ため 、 こ の フ ィ ール ド はグ レ ーアウ ト さ れて
います 。
[ エージ ェ ン ト の追加 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの フ ィ ール ド への入力が
完了 し た ら 、 [OK] を ク リ ッ ク し て エージ ェ ン ト を リ ス ト に追加 し て
く ださい 。
注意 : [ テ ス ト ] ボ タ ン で こ のエージ ェ ン ト への事前接続テ ス ト を実
施で き ます 。 接続に問題があ っ た場合は 、 問題の内容がエ ラ ー メ ッ
セージ で表示 さ れます 。
[エージ ェ ン ト リ ス ト ] に NTM エージ ェ ン ト を追加 し た後に
実施 さ れる事
[ エージ ェ ン ト の追加 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スで [OK] を ク リ ッ ク し て [
エージ ェ ン ト リ ス ト ] に NTM エージ ェ ン ト を追加する と 、 RAM は
そのエージ ェ ン ト のス テー タ ス を確認す る ために接続を試みます 。
接続は本格的な も のではあ り ません 。 そのかわ り 、 RAM は次の こ
と を確認 し ます 。
38
•
エージ ェ ン ト マ シ ンにて NTM サービ スが実行 さ れている 。
•
他のエ ー ジ ェ ン ト ビ ュ ー アか ら の他のユーザが ロ グ イ ン し て い
ないか 。
•
エージ ェ ン ト での NTM ソ フ ト ウ ェ アのバージ ョ ン 。
第2章
[ エージ ェ ン ト リ ス ト ] に各 NTM エージ ェ ン ト に関する これ ら情報が
表示 さ れます ( 図 2-7 に表示 さ れ 、 詳細は表 2-1 で見る こ と がで き ま
す) 。
OptiView XG エージ ェ ン ト の追加
[ エージ ェ ン ト リ ス ト ] に OPV-XG エージ ェ ン ト を追加するには 、 ま
ず [ 追加 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます 。 する と [ エージ ェ ン ト の追加 ]
ダ イ ア ログボ ッ ク スが開き ます 。 図 2-9 のよ う に [OPV-XG] ラ ジオ
ボ タ ン を選択 し ます 。
図 2-9: [エージ ェ ン ト の追加] ダ イ ア ログボ ッ ク スで [OPV-XG] を選
択
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
39
OPV-XG エージ ェ ン ト を追加するには 、 [ エージ ェ ン ト の追加 ] ダ イ
ア ロ グボ ッ ク スの フ ィ ール ド を次のよ う に設定 し ます (* 印のあ る項
目は必須です ) 。
[ 名前 ]
エージ ェ ン ト に対 し て分か り やすい名前を指定 し て
( オプ シ ョ ン ) く だ さ い 。 こ こ で指定 し た名前は 、 [ エージ ェ ン ト
リ ス ト ] の [ エージ ェ ン ト 名 ] フ ィ ール ド に表示 さ れ
ます 。
こ こ に入力 し なかっ た場合は 、 [IP ア ド レ ス] フ ィ ー
ル ド に入力 し た値が [ エージ ェ ン ト リ ス ト ] の [ エー
ジ ェ ン ト 名 ] フ ィ ール ド に表示 さ れます 。
[IP ア ド レ ス ] [IP ア ド レ ス ] フ ィ ール ド には 、 OPV-XG の管理ポ
( 必須 )
ー ト の IP ア ド レ ス を入力 し ます 。
[ ポー ト 番号 ] こ の フ ィ ール ド には OPV-XG への接続のためのデ
( 必須 )
フ ォ ル ト 値 1695 が表示 さ れていて 、 グ レ ーア ウ ト
さ れています 。
[ 場所 ]
エージ ェ ン ト の設置場所を入力 し ます 。
( オプ シ ョ ン )
[ ユーザ ]
エージ ェ ン ト に接続する と き に使用するユーザ名を
( オプ シ ョ ン ) 入力 し ます 。
[ パスワー ド ] こ のユーザ名で エージ ェ ン ト に接続する と き に使用
( オプ シ ョ ン ) するパスワー ド を入力 し ます 。
注意 : こ の OPV-XG エージ ェ ン ト でユーザ名 と パス
ワー ド が必要な場合は 、 [ ユーザ ] および [ パスワー
ド ] に入力する必要があ り ます 。
[ 暗号化キー ] 暗号化キーが有 っ た方がいい場合は こ こ に入力 し ま
( オプ シ ョ ン ) す 。
[ エージ ェ ン ト の追加 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの フ ィ ール ド への入力が
完了 し た ら 、 [OK] を ク リ ッ ク し て OPV-XG エージ ェ ン ト を リ ス ト
に追加 し て く だ さ い 。
40
第2章
注意 : [ テ ス ト ] ボ タ ン で こ のエージ ェ ン ト への事前接続テ ス ト を実
施で き ます 。 接続に問題があ っ た場合は 、 問題の内容がエ ラ ー メ ッ
セージ で表示 さ れます 。
[エージ ェ ン ト リ ス ト ] のエージ ェ ン ト の フ ィ ー
ルド
表 2-1 は [ エージ ェ ン ト リ ス ト ] で各エージ ェ ン ト について表示 さ れ
る フ ィ ール ド の一覧 と 説明を示 し ています 。
表2-1: [エージ ェ ン ト リ ス ト ] のエージ ェ ン ト のフ ィ ール ド
フ ィ ール ド
[説明]
[エージ ェ ン ト 名]
こ のエージ ェ ン ト のホス ト 名ま たは IP ア ド レ
ス。
アイ コ ンは 、 エージ ェ ン ト が NTM
なのか 、
それと も OPV-XG
なのかを示し ます 。
[ス テー タ ス]
こ のエージ ェ ン ト の最新ス テー タ ス 。 以下の
情報 を 含む さ ま ざ ま な メ ッ セ ー ジが レ ポー ト
さ れます
• こ のエ ー ジ ェ ン ト が起動 、 実行 さ れ 、
接続の準備がで き ているかど う か 。
• ほかのユーザがエ ー ジ ェ ン ト に接続 し
て い る かど う か と 、 接続 し て い る 場合
はその接続のユーザ名 。
• こ のエ ー ジ ェ ン ト に通信エ ラ ーが発生
し ているかど う か 。
• NTM エージ ェ ン ト の場合 、 こ のエージ
ェ ン ト が自動モ ー ド で あ る のか レ デ ィ
モ ー ド で あ る のか (キ ャ プ チ ャ を 開始
す る ためには こ れ ら のモ ー ド で あ る こ
と が必要) 。
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
41
表2-1: [エージ ェ ン ト リ ス ト ] のエージ ェ ン ト のフ ィ ール ド
フ ィ ール ド
[説明]
[キ ャ プ チ ャ ]
こ のエ ー ジ ェ ン ト の現在のキ ャ プ チ ャ ス テ ー
タ ス 。 値は 、 [開始...] 、 [開始時刻] 、 [開始に失
敗 し ま し た] 、 [停止 し ています...] 、 [停止] 、 [停
止に失敗 し ま し た] のいずれかで す 。 こ の列
が空白の場合も あ り ます (キ ャ プ チ ャ が実行 さ
れて お ら ず 、 エ ー ジ ェ ン ト がその他の手段で
接続 さ れていない場合) 。
[問題]
NTM エージ ェ ン ト の場合 、 こ のエージ ェ ン ト
の現在の問題の数 と 、 最大の問題重要度 。 こ
の フ ィ ール ド は カ ウ ン ト のみで ソ ー ト で き ま
す 。 最大重要度ではソ ー ト で き ません 。
[ユーザ]
こ のエ ー ジ ェ ン ト への接続用に設定 さ れたユ
ーザ名 。
[バージ ョ ン]
NTM ま た は OPV-XG エ ー ジ ェ ン ト に イ ン ス
ト ール さ れた ソ フ ト ウ ェ アのバージ ョ ン 。 エ
ージ ェ ン ト が NTM の場合は 、 そのこ と がこ こ
に表示 さ れます 。
[エージ ェ ン ト リ ス ト ] 上のエージ ェ ン ト の編集
[ エージ ェ ン ト リ ス ト ] 上のエージ ェ ン ト の情報を編集するには 、 目
的のエージ ェ ン ト を選択 し て 、 [ 編集 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます 。 こ
れによ り 、 [ エージ ェ ン ト の編集 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れま
す こ のダ イ ア ロ グボ ッ ク スは 、 タ イ ト ルバーに [ エージ ェ ン ト の編
集 ] と 表示 さ れている こ と 以外は 、 [ エージ ェ ン ト の追加 ] ダ イ ア ロ
グボ ッ ク ス ( 図 2-8 または 図 2-9) と ま っ た く 同 じ です 。 必要な変更
を行っ て [OK] を ク リ ッ ク し ます 。
[エージ ェ ン ト リ ス ト ] か ら のエージ ェ ン ト の削
除
[ エージ ェ ン ト リ ス ト ] から 1 つまたは複数のエージ ェ ン ト を削除す
るには 、 目的のエージ ェ ン ト を選択 し て 、 [ 削除 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク
し ます 。
42
第2章
[エージ ェ ン ト リ ス ト ] 上のエージ ェ ン ト への接
続
[ エージ ェ ン ト リ ス ト ] にエージ ェ ン ト を追加する と 、 次のいずれか
の方法に よ り そのエージ ェ ン ト に接続する こ と がで き ます 。
•
[ エージ ェ ン ト リ ス ト ] の該当エ ン ト リ を ダブルク リ ッ ク する 。
•
リ ス ト 内のエージ ェ ン ト を選択 し て [ 接続 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク す
る。
ど ち らの方法で も 同 じ です 。 RAM は [ エージ ェ ン ト リ ス ト ] に指定
さ れている IP ア ド レ ス またはホス ト 名に対 し て接続を試みます 。
NTM エージ ェ ン ト への接続
エージ ェ ン ト が NTM であ り 、 接続が成功 し た場合 、 [ アダプ タ を開
く ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが開き ます ( 図 2-10) 。
注意 : 接続 し よ う と し ている NTM エージ ェ ン ト に 、 別のユーザがす
で に接続 し てい る場合は 、 現在のセ ッ シ ョ ン を引き 継 ぐ かど う かを
確認する メ ッ セージが表示 さ れます 。 [ はい ] を ク リ ッ ク する と 、 も
う 一方のユーザの接続は切断 さ れ 、 こ ち ら 側がエージ ェ ン ト を制御
で き る よ う にな り ます 。
図 2-10: [アダ プ タ を開 く ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
43
[ アダ プ タ を開 く ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス では 、 そのエージ ェ ン ト で モ
ニ タ す る ア ダ プ タ を 選択 で き ま す 。 ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス に は 、
ClearSight カ ーネルがバ イ ン ド さ れた エ ージ ェ ン ト のネ ッ ト ワー ク
イ ン タ ー フ ェ イ ス カ ー ド が列挙 さ れています 。 デ フ ォ ル ト では 、 エ
ージ ェ ン ト ソ フ ト ウ ェ アが イ ン ス ト ール さ れた と き に エージ ェ ン ト
の PC に イ ン ス ト ール さ れたすべてのネ ッ ト ワー ク イ ン タ ー フ ェ イ
ス カ ー ド が こ こ に含まれます 。
NTM で モ ニ タ し たいアダ プ タ を選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て次に
進みます 。 する と [NTM エージ ェ ン ト ビ ュ ーア] ウ ィ ン ド ウ (図2-11)
が開 き 、 そ こ で NTM エ ー ジ ェ ン ト に関す る あ ら ゆ る 機能 を 使用で
き ます 。
OptiView XG エージ ェ ン ト への接続
エージ ェ ン ト が OPV-XG の場合はアダ プ タ を選択する必要はあ り ま
せん 。 [ 起動 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 [XG ビ ュ ーア ] ウ ィ ン ド ウ
( 図 2-12) が開き ます 。 [XG ビ ュ ーア ] ウ ィ ン ド ウか ら 、 管理ポー ト
経由で OPV-XG に関するあ ら ゆる機能を制御する こ と がで き ます 。
図 2-11: NTM エージ ェ ン ト ビ ュ ーア
44
第2章
図 2-12: OptiView XG ビ ュ ーア
接続 さ れている エージ ェ ン ト の切断
エージ ェ ン ト と の接続を切断するには 、 [ エージ ェ ン ト ビ ュ ーア ] ウ
ィ ン ド ウ を閉 じ ます 。 OPV-XG エージ ェ ン ト の切断の場合は他の操
作は必要あ り ません 。
NTM エージ ェ ン ト の切断の場合は 、 NTM に よ り 図 2-13 に示すダ イ
ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます 。
図 2-13: NTM エージ ェ ン ト セ ッ シ ョ ンの切断
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
45
こ のダ イ ア ログボ ッ ク ス では 、 NTM エージ ェ ン ト でネ ッ ト ワー ク の
モ ニ タ を継続する よ う 選択で き ます 。
•
[はい] を ク リ ッ ク する と 、 エージ ェ ン ト はネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
を 継続 し 、 カ ウ ン タ と 統計情報 を更新 し 続け ま す 。 ま た 、 検出
さ れた問題は NTM エージ ェ ン ト での設定に従 っ て 、 RAM のア
ラ ー ト マネージ ャ へ報告 さ れます 。 RAM か ら 再びエージ ェ ン ト
に接続する と 、 NTM のデ ィ ス プ レ イ に表示 さ れた統計情報は 、
新 し い接続の開始時か ら ではな く モ ニ タ の最初か ら の情報が有
効にな っ ています 。
•
[ いいえ ] を ク リ ッ ク する と 、 NTM エージ ェ ン ト はネ ッ ト ワー ク
のモニ タ を停止 し 、 RAM か ら新 し い接続が開始 さ れる ま で待機
し ます 。
[エージ ェ ン ト リ ス ト ] か ら の NTM エージ ェ ン
ト の再起動
[ エージ ェ ン ト リ ス ト ] から NTM エージ ェ ン ト を選択 し て 、 [ 設定 ]
メ ニ ュ ーか ら [NTM の再起動 ] を選択する こ と によ り 、 NTM エージ
ェ ン ト を再起動する こ と がで き ます 。
キ ャ プ チ ャの開始 と 停止
[ キ ャ プ チ ャ 開始 ] または [ キ ャ プ チ ャ停止 ] ボ タ ン を使用 し て 、 接
続 さ れた 1 つま たは複数のエージ ェ ン ト にてキ ャ プ チ ャ を開始 し た
り 停止 し た り する こ と がで き ます 。
NTM エージ ェ ン ト の特殊要件
キ ャ プ チ ャ を開始す る よ う に選択す る エージ ェ ン ト は 、 自動モー ド
ま たはレ デ ィ モー ド にな っ ていなければな り ません 。 モー ド は 、 リ
モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャ の [ ス テー タ ス ] 列に表示 さ れます 。
キ ャ プ チ ャ を開始するには 、 NTM エージ ェ ン ト ビ ュ ーアに接続 さ れ
てい る エージ ェ ン ト を事前に切断する必要があ り ます 。 ア ク テ ィ ブ
状態の NTM を自動モー ド にするには 、 [NTM エージ ェ ン ト ビ ュ ーア
] ウ ィ ン ド ウ を閉 じ て 、 [ 確認 ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス で [ はい ] を ク リ
46
第2章
ッ ク し ます (45 ページの図 2-13) 。 エージ ェ ン ト は前回の接続時に選
択 さ れて いたネ ッ ト ワー ク ア ダ プ タ を使用 し た自動モー ド に な り ま
す。
注意: 管理者ユーザ権限がないユーザが終了する と きは自動モー ド に
な り ます 。 [ 確認 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スは表示 さ れません 。
エージ ェ ン ト が適切な状態 (自動モー ド またはレデ ィ モー ド ) で 、 設定
さ れているユーザにキャ プチ ャ権限がある場合 、 [ キャ プチ ャ開始] ボ
タ ン を押す と 、 現在選択 さ れている エージ ェ ン ト でキ ャ プチ ャ処理が
自動的に開始さ れます 。
[ キ ャ プ チ ャ ] ス テー タ ス列の値は変化 し て 、 エージ ェ ン ト のキ ャ プ
チ ャ ス テー タ ス を示 し ます 。 こ の機能や他の方法を使用 し てキ ャ プ
チ ャ を開始する と 、 値は [ 開始時刻 ] に切 り 替わ り ます 。
[ キ ャ プ チ ャ停止 ] ボ タ ン を使用する と 、 キ ャ プ チ ャ が開始 さ れてい
た エージ ェ ン ト 上のキ ャ プ チ ャ を停止する こ と がで き ます 。 こ の場
合 も 、 正常に停止す る には 、 設定 さ れてい る ユーザにキ ャ プ チ ャ 権
限があ り 、 エージ ェ ン ト のキ ャ プ チ ャ ス テー タ スが [ 開始時刻 ] であ
る必要があ り ます 。
注意 : 次のよ う な特別な場合は 、 NTM エージ ェ ン ト はキ ャ プ チ ャ を
開始する こ と がで き ません 。
•
エージ ェ ン ト が新規に イ ン ス ト ール さ れ 、 まだ NTM エージ ェ ン
ト ビ ュ ーア に接続 し て い な い場合 。 こ の状態ではキ ャ プ チ ャ に
使用す る ア ダ プ タ カ ー ド が定義 さ れて い ません 。 キ ャ プ チ ャ が
失敗する と し かるべき エ ラ ー メ ッ セージが表示 さ れます 。
•
NTM エージ ェ ン ト ビ ュ ーア または他の RAM によ り 、 NTM エー
ジ ェ ン ト がす で にキ ャ プ チ ャ を 実施 し て い る 、 ま たは自動モ ー
ド でキ ャ プ チ ャ が実行 さ れて い る場合 。 し かるべ き エ ラ ー メ ッ
セージが表示 さ れます 。
•
NTM エージ ェ ン ト が再起動中の場合 。
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
47
NTM 設定デー タ の コ ピ ー
あ る NTM エージ ェ ン ト から 他の 1 つまたは複数の NTM エージ ェ ン
ト に設定デー タ を コ ピーで き ます 。 設定デー タ の コ ピーは 、 [ 設定 ]
メ ニ ュ ーのオプ シ ョ ン を使用 し て行います ( 図 2-14) 。
図 2-14: [設定] メ ニ ュ ー
NTM 設定デー タ のデ フ ォル ト の保存場所は次の通 り です 。
<RAM イ ン ス ト ールデ ィ レ ク ト リ >/config_ram/NTM/
これら フ ァ イルは拡張子 .ntmcfg で保存 さ れます 。
[エージ ェ ン ト 設定の取得]
こ の メ ニ ュ ー項目 を 使用す る と 、 現在選択 し て い る NTM エ ー ジ ェ
ン ト の設定 を RAM が イ ン ス ト ール さ れた PC に ア ッ プ ロ ー ド で き
ます 。 [ エージ ェ ン ト 設定の取得 ] を選択する と 図 2-15 のダ イ ア ロ
グボ ッ ク スが表示 さ れます 。
図 2-15: エージ ェ ン ト 設定の取得
48
第2章
[ はい ] を ク リ ッ ク する と [ 名前を つけて保存 ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス
( 図 2-16) が表示 さ れます 。
図 2-16: NTM 設定の保存
[ フ ァ イル名 :] フ ィ ール ド に名前を入力 し て [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ま
す 。 選択 し た NTM エージ ェ ン ト の設定がア ッ プ ロ ー ド さ れ保存 さ
れます 。 ア ッ プ ロー ド 中は 、 選択 し たエージ ェ ン ト の [ ス テー タ ス ]
列に適宜ス テー タ ス情報が表示 さ れます 。
[エージ ェ ン ト 設定の送信]
こ の メ ニ ュ ー項目 を 使用す る と 、 事前に ア ッ プ ロ ー ド し た NTM エ
ージ ェ ン ト 設定を 、 1 つまたは複数の対象 NTM エージ ェ ン ト にダウ
ン ロー ド で き ます 。 オプ シ ョ ン を選択する前に 、 [ エージ ェ ン ト ] タ
ブ で対象エージ ェ ン ト を選択する必要があ り ます 。
[ エージ ェ ン ト 設定の送信 ] を選択する と 図 2-17 のダ イ ア ロ グボ ッ
ク スが表示 さ れます 。
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
49
図 2-17: エージ ェ ン ト 設定の送信
[ はい ] を ク リ ッ ク する と [ 開 く ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス ( 図 2-18) が表
示 さ れます 。
図 2-18: NTM 設定の選択
送信 し たい設定を選択 し て [開 く ] を ク リ ッ ク し ます 。 選択 し た設定
は [ エージ ェ ン ト ] タ ブ で現在選択 さ れている エージ ェ ン ト へ送信 さ
れます 。 設定が各エージ ェ ン ト に送信 さ れてい る間 、 エージ ェ ン ト
の [ ス テー タ ス ] 列が更新 さ れ 、 進捗状況を示 し ます 。
50
第2章
設定のマージ
通常 、 対象エージ ェ ン ト に送信 さ れた設定 フ ァ イ ルは 「 そのま ま 」
対象エージ ェ ン ト に コ ピ ー さ れ 、 既存の設定に取 っ て代わ り ます 。
た だ し 、 ネ ッ ト ワー ク カ ー ド 関連の特定の設定は 、 以下で説明す る
基準に従っ てマージ さ れます 。
注意 : general.xml または interfaces.xml が存在するかど う かは 、 エー
ジ ェ ン ト の履歴によ っ て決ま り ます 。 エージ ェ ン ト がイ ン ス ト ール以
降ずっ と 稼動し ている場合は 、 これらのフ ァ イルが存在し ます 。
interfaces.xml でのア ダ プ タ 設定
送信先エージ ェ ン ト に interfaces.xml フ ァ イルがない場合 、 新 し い
interfaces.xml フ ァ イ ルがそのま ま作成 さ れま す 。 送信先エ ー ジ ェ
ン ト に既存の interfaces.xml フ ァ イ ルがあ る場合は 、 マージ処理が
実行 さ れます 。 マージ処理に よ っ て 、 既存の interfaces.xml フ ァ イ
ルが変更 さ れます 。 新 し い interfaces.xml フ ァ イル内のすべてのイ
ン タ ー フ ェ イ スが 、 既存の interfaces.xml フ ァ イ ル と 比較 し て チ ェ
ッ ク さ れます 。 名前が一致する (大文字 と 小文字の区別な し ) イ ン タ
ー フ ェ イ スは 、 関連す る設定 と と も に既存の interfaces.xml フ ァ イ
ルに コ ピ ー さ れ 、 そのア ダ プ タ の既存の設定に取 っ て代わ り ます 。
interfaces.xml 内の選択 し た ア ダ プ タ 設定か ら 新 し い イ ン タ ー フ ェ
イ スが コ ピー さ れる こ と はあ り ません 。
対象エージ ェ ン ト に general.xml がない場合は 、 選択 し た ア ダ プ タ
設定を含め 、 新 し い general.xml が 「 そのま ま 」 対象に コ ピ ー さ れ
ます 。 general.xml があ る場合は 、 指定 し た ア ダ プ タ が対象エージ
ェ ン ト の interfaces.xml に存在す る場合にのみ 、 選択 し たア ダ プ タ
設定が コ ピー さ れます 。
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
51
[複数セグ メ ン ト 分析] タ ブ
RAM の [ 複数セグ メ ン ト 分析 ] タ ブ を使用し て 、 複数の送信元からパ
ケ ッ ト を収集する こ と がで き ます 。 Network Time Machine (NTM) 、
OptiView XG デバイ ス (OPV-XG) 、 ト レース フ ァ イル 、 またはそれらの
組合わせが送信元にな り ます 。 RAM によ る複数セグ メ ン ト 分析につ
いては 『 リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャ ユーザガ イ ド 』 で説明 さ れ
ています 。
NTM ま たは ト レース フ ァ イルのみか ら 収集 し たパケ ッ ト の複数セグ
メ ン ト 分析については第 12 章 複数セグ メ ン ト 解析 に記載 さ れていま
す。
複数セグ メ ン ト 分析 (MSA) を使用する こ と に よ り 、 複数のネ ッ ト ワ
ー ク セグ メ ン ト に跨がる コ ネ ク シ ョ ンの ト ラ ンザ ク シ ョ ンがどのよ
う に進行す るかを エ ン ド ツーエ ン ド で観測で き ます 。 こ の こ と に よ
り ボ ト ルネ ッ ク な どの問題の有る箇所を見つけ るのが容易にな り ま
す。
[ア ラ ー ト マネージ ャ] タ ブ
[ア ラ ー ト マ ネージ ャ ] タ ブの概要
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャ (RAM) の [ア ラ ー ト マネージ ャ ] タ
ブ ( 図 2-19) は 、 送 られて き た問題の集中ログの役割を果た し ます 。
収集 さ れ る 問題は 、 各 NTM エ ー ジ ェ ン ト に よ り 検出 さ れた ネ ッ ト
ワー ク およびア プ リ ケーシ ョ ンのエ ラ ー状況です 。
NTM エージ ェ ン ト か ら ア ラ ー ト マネージ ャ に レ ポー ト さ れた問題を
集中的に効率よ く 管理す る ための主な設定の手順は 、 次の と お り で
す。
52
第2章
•
問題生成機能を有効に し 、 [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [ 問題
] > [ ス レ ッ シ ョ ル ド ] 画面で エージ ェ ン ト での問題 し き い値 と 重
要度を設定 し ます 。 問題 し き い値 と 重要度の設定に関す る更に
詳 し い説明に関 し ては 、 508 ページの 「 問題レポー ト ス レ ッ シ ョ
ル ド の設定 」 を参照 し て く だ さ い 。
•
各 NTM エージ ェ ン ト の [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [ 問題 ] >
[ ア ラ ー ト マネージ ャ ] 画面で 、 RAM を問題レポー ト の送信先
に指定 し ま す 。 RAM を 問題 レ ポー ト の送信先に指定す る と 、
NTM エー ジ ェ ン ト で有効に さ れたすべての問題がその RAM に
レポー ト さ れ 、 [ ア ラ ー ト マネージ ャ ] タ ブに リ ス ト さ れます 。
詳細については 55 ページの 「 問題を レポー ト する ためのエージ
ェ ン ト の設定 」 を参照 し て く だ さ い 。
図 2-19: [ア ラ ー ト マネージ ャ] タ ブ
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
53
ア ラ ー ト マ ネージ ャ の フ ィ ール ド
[ ア ラ ー ト マネージ ャ ] タ ブ では 、 NTM エージ ェ ン ト によ っ て レポ
ー ト さ れた問題が次のフ ィ ール ド に リ ス ト 表示 さ れます 。
[ カウン ト ]
[ エージ ェ ン ト
ア ド レス ]
[ 送信元 ]
[ 送信先 ]
[ 説明 ]
[ セグ メ ン ト ]
[ グループ ]
[ タ イ ムス タ ン
プ]
[ 重要度 ]
[ 了承 ]
グループ化 さ れた類似 タ イ プの問題の数 。
こ の問題を レ ポー ト する NTM エージ ェ ン ト の IP
ア ド レス 。
この問題の送信元ス テーシ ョ ンの IP ア ド レ ス 。
この問題の送信先ス テーシ ョ ンの IP ア ド レ ス 。
問題についての簡単な説明 。
問題のあ る ネ ッ ト ワー ク セグ メ ン ト 。
問題が検出 さ れたア プ リ ケーシ ョ ンのグループ 。
問題が検出 さ れた時間 。
問題の重要度を示す色付け さ れたア イ コ ン 。
こ の問題が了承 さ れて い る か ど う か 。 す で に対
処済みの問題を選択 し 、 [ 了承 ] ボ タ ン を ク リ ッ
ク す る と 、 その問題 を 了承で き ま す 。 こ れに よ
り 、 ア ラ ー ト マネージ ャ を すばや く ソ ー ト し て 、
まだ対処 し ていない問題のみを表示で き ます 。
[ ア ラ ー ト マネージ ャ ] タ ブ を統計のパラ メ ー タ タ イ プ ご と に ソ ー ト
す る には 、 対応す る列見出 し を ク リ ッ ク し ます 。 列見出 し を も う 一
度 ク リ ッ ク する と 、 逆順に ソ ー ト さ れます 。 現在 ソ ー ト さ れてい る
統計の列見出 し には 、 三角形のア イ コ ンが表示 さ れます 。
問題を了承するには [ 了承 ] ボ タ ン を使用 し 、 問題を画面か ら削除す
るには [ 削除 ] ボ タ ン を使用 し ます 。 [ すべて削除 ] ボ タ ン を ク リ ッ
ク する と 、 すべての問題が画面から削除 さ れます 。
[ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーから [ 名前を つけて問題を保存 ] を選択 し て 、 [
問題 ] リ ス ト を CSV フ ァ イルに保存する こ と がで き ます 。 こ れら 問
題 リ ス ト の拡張子は .csv で 、 次の フ ォルダに保存 さ れています 。
<RAM イ ン ス ト ールデ ィ レ ク ト リ >/CSV/
54
第2章
問題を レ ポー ト す る ためのエージ ェ ン ト の設定
NTM エージ ェ ン ト か ら 問題を ア ラ ー ト マネージ ャ に送信する よ う に
設定するには 、 NTM エージ ェ ン ト の [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ >
[ 問題 ] > [ ア ラ ー ト マネージ ャ ] ( 図 2-20) を選択 し ます 。 次に 、 以
下の情報を指定 し ます 。
[ 送信先ホス ト ] こ のエージ ェ ン ト か ら の問題のレ ポー ト 送信先 と
な る ホス ト 名または IP ア ド レ ス 。 RAM または標
準 SNMP ト ラ ッ プサーバを指定 し ます 。
[ コ ミ ュ ニ テ ィ ] SNMP コ ミ ュ ニ テ ィ 文字列 (SNMP ト ラ ッ プサー
バに送信する場合 ) 。
[ セグ メ ン ト ]
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
この NTM エージ ェ ン ト から レポー ト された問題に
ついてア ラー ト マネージ ャの [ セグ メ ン ト ] フ ィ ー
ル ド に表示する ネ ッ ト ワー ク セグ メ ン ト の名前 。
こ のボ ッ ク ス を空白にする と 、 問題を レ ポー ト す
るアダプ タ カー ド の名前が NTM エージ ェ ン ト から
送信されます 。
55
図 2-20: 問題を レポー ト する ための NTM エージ ェ ン ト の設定
NTMエージ ェ ン ト におけるユーザ リ ス ト の設定
セキ ュ リ テ ィ を 確保す る ため 、 すべての NTM エ ー ジ ェ ン ト は接続
を許容する ユーザの リ ス ト を持 っ ています 。 リ モー ト エージ ェ ン ト
マ ネージ ャ のユーザがエージ ェ ン ト に ロ グ イ ン す る際 、 ユーザ名 と
パスワー ド が正 し く なければ接続が拒否 さ れます 。
重要 : NTM エージ ェ ン ト のユーザ名 と パスワー ド と し て 、 次のも の
がデ フ ォル ト で設定 さ れています 。
56
ユーザ名
Admin
パスワー ド
< 空の文字列 > ( パスワー ド 無 し )
第2章
エージ ェ ン ト のユーザ リ ス ト の管理
NTM エージ ェ ン ト のユーザ リ ス ト の管理は 、 ユーザ設定ユーテ ィ リ
テ ィ を使用 し て以下の手順でお こ ないます 。
エージ ェ ン ト にユーザ リ ス ト を作成するには次の手順に従います 。
1. エージ ェ ン ト が イ ン ス ト ール さ れてい る コ ン ピ ュ ー タ 上で 、 [開
始] > [すべてのプ ロ グ ラ ム] > [Fluke Networks] > [Network
Time Machine Distributed] > [ユーザ設定] の順に進み 、 該当
エージ ェ ン ト に対 し てユーザ設定ユーテ ィ リ テ ィ を起動 し ます
。 [ユーザ設定ロ グ イ ン] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス (図2-21) が表示 さ
れます 。
2. デフ ォル ト ユーザ名 Admin を入力し て [OK] を ク リ ッ ク し ます 。
図 2-21: ユーザ設定ログ イ ン ダ イ ア ログボ ッ ク ス
ユーザ設定ユー テ ィ リ テ ィ が表示 さ れま す (図2-22) 。 初めは こ
のウ ィ ン ド ウにい ま ロ グ イ ン し た管理者 (Admin) だ けが記載 さ
れて い ま す 。 管理者はダ イ ア ロ グボ ッ ク スの各ボ タ ン を使用 し
てユーザを追加 、 編集 、 削除する こ と がで き ます 。
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
57
図 2-22: ユーザ設定ユーテ ィ リ テ ィ 画面の初期状態
3. Admin 自身は削除す る こ と がで き ません 。 Admin で ロ グ イ ン
し た場合は 、 こ こ でパス ワー ド を 設定 し て おい たほ う が よ い で
し ょ う 。 パ ス ワー ド を 設定す る には [編集] ボ タ ン を ク リ ッ ク
し ま す 。 [ユーザ修正] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スが表示 さ れま す (図
2-23) 。 新規パス ワー ド を 2 度入力 し て 、 [OK] を ク リ ッ ク し ま
す 。 新規パス ワー ド はその場で有効に な り 、 画面は [ユーザー
設定] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス に戻 り ます (図2-22) 。
注意: [権限...] ボ ッ ク スの機能についてはあ と で説明 し ます 。
58
第2章
図 2-23: Admin の [ユーザ修正] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
4. ユーザ リ ス ト に他のユーザを追加する こ と がで き ます 。
ユーザ
を追加するには [追加] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます 。 する と [ユーザ
追加] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スが開 く ので 、 そ こ に新 し いユーザのユ
ーザ名 と パスワー ド を (2 回) 入力 し ます 。 例えば 、 ユーザ と し
て David を 追加す る と 、 [ユーザ追加] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スは図
2-24のよ う にな り ます 。
図 2-24: [ユーザ追加] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス
重要: ユーザ リ ス ト に追加 し たユーザ名 と パスワー ド の組み合わ
せは忘れな い よ う に し て く だ さ い 。 リ モー ト エージ ェ ン ト マ ネ
ー ジ ャ を エ ー ジ ェ ン ト リ ス ト に追加す る 際は 、 ユーザがそのエ
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
59
ー ジ ェ ン ト か ら 正 し いユーザ名 と パス ワー ド を 入力す る 必要が
あ り ます 。
5. 新規ユーザのユーザ名 と パス ワー ド を 設定す る 以外に 、 そのユ
ーザの 権限 も 設定す る こ と がで き ま す 。 [権限...] を ク リ ッ ク し
ます 。 [ユーザ権限: David] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます
(図2-25) 。
設定で き る権限 と し て次の 3 種類があ り ます 。
•
管理者ユーザ権限では次の事がで き ます 。
- 他のユーザの作成 、 編集 、 および削除 。
- ア ダ プ タ ーの切 り 替え 、 お よ びエ ージ ェ ン ト の リ ス タ ー ト
と 再起動 。
- [設定] 画面での設定変更
- 終了後 、 自動モー ド 以外へモー ド に移行
注意: どのユーザ も Admin を削除 し た り 、 Admin の権限を無
効に し た り す る こ と はで き ません 。 ただ し [管理者ユーザ権
限] が有効にな っ てい る ユーザは Admin のパスワー ド を変更
で き ます 。
•
ア プ リ ケーシ ョ ン コ ン テ ン ツ閲覧権限ではア プ リ ケーシ ョ ン
コ ン テ ン ツ (VoIP の通話や電子 メ ール) を閲覧する こ と がで
き ます 。
•
キ ャ プ チ ャ の開始/停止/表示の権限では 、 エージ ェ ン ト でキ
ャ プ チ ャの開始 、 停止 、 および表示がで き ます 。
図 2-25: [ユーザ権限: David] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
60
第2章
6. ユーザに対する権限の設定が完了 し た ら 、 [OK] を ク リ ッ ク し ま
す 。 画面が [ユーザ追加] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スに戻 り ます 。 も う
一度 [OK] を ク リ ッ ク し ま す 。 画面が [ユーザー設定] ダ イ ア ロ
グボ ッ ク ス に戻 り 、 今追加 し たユーザが図2-26の よ う に リ ス ト
に表示 さ れます 。
図 2-26: ユーザ リ ス ト に David が追加
7.
リ ス ト へのユーザの追加が完了 し た ら 、 [保存] ボ タ ン を ク リ ッ ク
し て変更を保存 し ます 。
施 し た変更の殆どはその場で有効に な り ます 。 た だ し 、 ロ グ イ
ン 中のユーザ を 削除 し た場合は 、 そのユーザが現セ ッ シ ョ ン の
作業を完了する ま で削除 さ れません 。
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの使用
61
62
第2章
第3章
複数 リ モ ー ト ユーザのサポー ト
この章では、 最大 20 人のユーザから NTM エージ ェ ン ト への同時ア
ク セス を可能にする NTM Remote Viewer について説明 し ます。
この章では、 以下の主要な項目について説明 し ます。
•
複数 リ モー ト ユーザの概要
•
NTM Remote Viewer の起動
•
NTM Remote Viewer の使用
•
NTM Remote Viewer の設定
•
NTM リ モー ト セ ッ シ ョ ンの管理
•
NTM Remote Viewer の制限
複数 リ モー ト ユーザの概要
各 NTM エージ ェ ン ト は、 NTM Remote Viewer ア プ リ ケーシ ョ ン を
通 じ て、 最大 20 人のユーザから の同時ア ク セス をサポー ト する こ と
がで き ます。
63
NTM Remote Viewer は、操作方法 と ユーザイ ン タ ー フ ェ イ スが NTM
リ モ ー ト エ ー ジ ェ ン ト ビ ュ ーア と 似て い ま すが、 以下のよ う にい く
つかの重要な相違点があ り ます。
•
NTM エージ ェ ン ト が 1 度にサポー ト で き る エージ ェ ン ト マネー
ジ ャ /NTM エージ ェ ン ト ビ ュ ーアは 1 つだけです。 し か し NTM
エージ ェ ン ト は、 NTM Remote Viewer を同時に 20 ま でサポー ト
で き ます。
•
NTM Remote Viewer の機能は、 エージ ェ ン ト マネージ ャ /NTM
エージ ェ ン ト ビ ュ ーアの機能よ り も 制限 さ れています。 簡単に言
う と 、 NTM Remote Viewer では、 他のユーザのア ク シ ョ ン に影
響を及ぼす可能性があ る操作は実行で き ません。 た と えば、 キ ャ
プ チ ャの開始 と 停止、 キ ャ プ チ ャ 名の変更、 レ コ ー ド のロ ッ ク と
ア ン ロ ッ ク、 レ コ ー ド の削除は実行 で き ま せん。 NTM Remote
Viewer の詳 し い操作方法は、 こ の章の次の項から 説明 し ます。
NTM Remote Viewer は最大 20 個ま で エージ ェ ン ト に接続で き ます
が、 実際に これら ビ ュ ーアが同時に稼動で き る数は NTM エージ ェ ン
ト プ ラ ッ ト フ ォ ームのハー ド ウ ェ ア リ ソ ースの量に よ り 制限 さ れる
場合があ り ます。
多数の NTM Remote Viewer が同時に接続 さ れている場合は、 大き な
ト レース フ ァ イルの解析な ど、ハー ド ウ ェ アに負荷がかかる処理を実
行 し ないよ う に し て く だ さ い。そのよ う な ト レース フ ァ イルはビ ュ ー
ア PC の ClearSight ア ナ ラ イ ザに転送 し 、 そ ち ら で解析す る よ う に
し て く だ さ い。
NTM Remote Viewerの起動
NTM Remote Viewer を起動する には、[ ス タ ー ト ] > [ すべてのプ ログ
ラ ム ] > [Fluke Networks] > [NTM Remote Viewer] > [Network
Time Machine Remote Viewer] を選択 し ます。 [ 接続 ] ダ イ ア ログ
ボ ッ ク ス (図 3-1) が表示 さ れます。
64
第3章
図3-1: [接続]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
接続する NTM の IP ア ド レ スおよびポー ト 番号 と 、 その NTM に対す
る自分のユーザ名 と パスワー ド を入力 し ます。 [OK] を ク リ ッ ク する
と 、 NTM Remote Viewer が起動 し ます。
注意 : ユーザ名 と パスワー ド は、 各 NTM のユーザ設定プ ログ ラ ムを
通 じ て、 NTM ご と に独立 し て作成 さ れます。
以前に NTM にロ グ イ ン し た こ と があ る場合は、 [ 接続 ] ダ イ ア ログ
ボ ッ ク ス (図 3-2) に選択可能なサーバ IP ア ド レ スの リ ス ト (最大
99 項目) が表示 さ れます。
図3-2: サーバIPア ド レス履歴が表示された[接続]ダ イ アログボ ッ ク ス
複数 リ モー ト ユーザのサポー ト
65
NTM Remote Viewerの使用
この項では、リ モー ト ビ ュ ーア で使用可能な機能 と 制限について説明
し ます。
図 3-3 に起動時の NTM Remote Viewer ウ ィ ン ド ウ を示 し ます。 こ の
ウ ィ ン ド ウ を使用 し て、 ト レース フ ァ イルのオープ ンや、 ボ タ ンバー
のその他の機能選択を実行で き ます。
図3-3: NTM Remote Viewerの開始ウ ィ ン ド ウ
注意 : 次のいずれかを行 う こ と な く 、 15 分が経過 し た場合は、 NTM
Remote Viewer から ロ グオ フ さ れます。
•
NTM Remote Viewer ウ ィ ン ド ウ を マウス で ク リ ッ ク する。
•
NTM Remote Viewer ウ ィ ン ド ウ を選択 し た状態でキーを押す。
ウ イ ン ド ウ を単に移動 し た り 、サイ ズを変更 し ただけでは適用 さ れま
せん。
66
第3章
タ イ ト ルバー
タ イ ト ルバー (図 3-4) には、 接続中の NTM の IP ア ド レ ス と 、 ログ
イ ン中のユーザの名前が表示 さ れます。
図3-4: NTM Remote Viewerの タ イ ト ルバー
複数 リ モー ト ユーザのサポー ト
67
ポス ト キ ャ プ チ ャ ア ナ リ シ ス
NTM Remote Viewer の ト レ ース フ ァ イ ルワー ク スペース (図 3-5)
は、 NTM エージ ェ ン ト ビ ュ ーア (第 11 章 「ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ
シス」 を参照) を使用 し ている と き と 同様の完全なポス ト キ ャ プ チ ャ
アナ リ シ ス機能を提供 し ます。
図3-5: NTM Remote Viewerの ト レース フ ァ イルワー ク スペース
68
第3章
レ コー ド
NTM Remote Viewer のレ コ ー ド ワー ク スペースの [ キ ャ プ チ ャ ] タ
ブ では、 NTM エージ ェ ン ト ビ ュ ーア で利用可能な機能の一部を利用
で き ます。 図 3-6 に利用可能な操作を示 し ます。
リ モー ト ビ ュ ーア では、[ キ ャ プ チ ャ 名の変更 ]、[ レ コ ー ド のロ ッ ク ]、
および [ 全レ コ ー ド の削除 ] 操作は実行で き ませんので注意 し て く だ
さ い。
詳細については、121 ページの 「レ コー ド の操作」 を参照し て く だ さ い。
図3-6: NTM Remote Viewerのレ コ ー ド ツールバー
NTM Remote Viewer のレ コ ー ド ワー ク スペースの [ ロ ッ ク ] タ ブ で
は、 NTM エージ ェ ン ト ビ ュ ーア で利用可能な機能の一部を利用で き
ます。 図 3-7 に利用可能な操作を示 し ます。
リ モー ト ビ ュ ーア では、[ 新規ロ ッ ク ]、[ ロ ッ ク 情報の変更 ]、[ レ コ ー
ド のア ン ロ ッ ク ]、および [ 全てのレ コ ー ド のア ン ロ ッ ク ] 操作は実行
で き ませんので注意 し て く だ さ い。
詳細については、 125 ページの 「ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド の操作」 を参
照 し て く だ さ い。
図3-7: NTM Remote Viewerのロ ッ ク さ れた レ コ ー ド ツールバー
複数 リ モー ト ユーザのサポー ト
69
ト レ ン ド 表示
NTM Remote Viewer の ト レ ン ド ワー ク スペース では、[ ロ ッ ク ] ボ タ
ン を除き、 NTM エージ ェ ン ト ビ ュ ーア で利用可能なすべての機能を
利用で き ま す。 図 3-8 に利用可能な操作 を 示 し ま す。 詳細につい て
は、 137 ページの 「 ト レ ン ド 画面の操作」 を参照 し て く だ さ い。
図3-8: NTM Remote Viewerの ト レ ン ド ツールバー
ア ト ラス
NTM Remote Viewer のア ト ラ スワー ク スペース (図 3-9) では、NTM
エージ ェ ン ト ビ ュ ーア を利用 し ている と き と 同様に、すべてのポス ト
キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス機能を利用で き ます。 詳細については、第 5 章
「基本的なア ト ラ ス機能の使用」 を参照 し て く だ さ い。
図3-9: NTM Remote Viewerのア ト ラ スワー ク スペース
70
第3章
NTM Remote Viewerの設定
NTM Remote Viewer のユーザは、 さ ま ざ ま な選択可能な項目 と パラ
メ ー タ を 使用 し て設定 を 実行で き ま す。 ユーザが選択 し た内容はホ
ス ト NTM に保存 さ れ、 このユーザがア ク セスする と き にその NTM
に適用 さ れます。
[設定] タ ブ
[ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ を選択する と 、図 3-10 に示 し た よ う に、
選択可能な項目が左側のペ イ ンに表示 さ れます。 こ れら の項目 と 156
ページの図 4-68 を比較する と 、 リ モー ト ビ ュ ーア でサポー ト さ れて
いない項目を確認で き ます。
図3-10: [設定]ボ タ ン > [設定] タ ブ
複数 リ モー ト ユーザのサポー ト
71
[ア ド レ ス帳] タ ブ
NTM Remote Viewer のユーザは、 リ ー ド オ ン リ ー モ ー ド で ホ ス ト
NTM のア ド レ ス帳にア ク セスで き ます。 つま り 、 リ モー ト ビ ュ ーア
のユーザはア ド レ ス帳を修正で き ません。 こ の タ ブには、 NTM に設
定済みのア ド レ スが表示 さ れ、ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス で利用で
き ます。
[フ ィ ルタ]タ ブ
NTM Remote Viewer のユーザが [ フ ィ ル タ ] タ ブ で項目を選択する
と 、この内容は こ のユーザのためにホス ト NTMに保存 さ れます。 NTM
Remote Viewer を介 し て実行 し た フ ィ ル タ 設定は、こ のフ ィ ル タ を設
定 し たユーザで も 、 ホス ト NTM 内の他の場所では使用で き ません。
72
第3章
NTM リ モー ト セ ッ シ ョ ンの管理
セ ッ シ ョ ン管理はホス ト NTM で発生する ため、ホス ト NTM では、 リ
モー ト ビ ュ ーアユーザの接続の可否について制御す る こ と がで き ま
す。 ホス ト NTM は リ モー ト ビ ュ ーアユーザ と の接続を開始で き ませ
んが、リ モー ト ビ ュ ーアユーザの接続を強制的に切断する こ と がで き
ます。
図 3-11 に [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [Network Time Machine] >
[ 全般 ] 画面を示 し ます。 タ イ ト ルバーから 、 NTM Remote Viewer の
ウ ィ ン ド ウではない こ と が分か り ます。
図3-11: リ モー ト ビ ュ ーア ア ク セスの制御
複数 リ モー ト ユーザのサポー ト
73
[ リ モー ト ビ ュ ーア ] 領域は、[NTM Remote Viewer ラ イ セ ン ス ] オプ
シ ョ ン を有効に し ている場合にのみ表示 さ れます。
[ リ モー ト ビ ュ ーア ] 領域で、ホス ト NTM のユーザが [ リ モー ト ビ ュ ー
ア か ら の接続 を 許可 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ン に す る と 、 NTM
Remote Viewerユーザから の接続を許可で き ます。 こ の設定への変更
を有効にするには、 NTM を再起動する必要があ り ます。
[ このホス ト に接続 し ている リ モー ト ユーザ ] ボ ッ ク スには、 現在接
続 し て い る リ モー ト ビ ュ ー ア ユーザの リ ス ト が表示 さ れま す。 こ の
リ ス ト は、 動的には更新 さ れません。 最新の リ ス ト を表示す る には、
[ 情報の更新 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 NTM ユーザは、 リ モー ト
ビ ュ ーアのユーザを選択 し 、 [ 切断 ] ボ タ ン を選択する と 、 こ のユー
ザの接続を強制的に切断する こ と がで き ます。
Remote Viewer が リ モー ト マ シ ン上でのみ保存で き る場合は、リ モー
ト ビ ュ ーアは NTM エージ ェ ン ト 上で ト レース フ ァ イルの保存やオー
プ ンはで き ません。 以前の リ リ ース では、 NTM 上のレ コ ー ド やア ト
ラ スか ら NTM Remote Viewer を 介 し て ト レ ー ス フ ァ イ ル を オー プ
ン で き ま し た。 また、 Remote Viewer は NTM 上のフ ァ イル構造を閲
覧する こ と がで き ま し た。 し か し 、 こ れに よ り 、 NTM エージ ェ ン ト
がハン グ ア ッ プ ま たは ク ラ ッ シ ュ す る可能性があ り ま し た。 こ の問
題を回避する ために、[ Remote Viewer は リ モー ト マ シ ン上でのみ保
存可能 ] オ プ シ ョ ン を 追加 し ま し た。 こ の オ プ シ ョ ン を 選択 し 、
Remote Viewer で ト レース フ ァ イルの表示又は保存を選択する と 、ト
レ ース フ ァ イ ルは最初に Remote Viewer マ シ ン に転送 さ れます。 こ
の と き Remote Viewer マ シ ン は、 NTM エ ー ジ ェ ン ト マ シ ン の パ
フ ォ ーマ ン スに影響を与え る こ と な く 、 オープ ン で き ます。 こ のオプ
シ ョ ン を選択する と 、 図 3-12 に示すよ う に、 Remote Viewer のフ ァ
イ ル メ ニ ュ ーのい く つかのオ プ シ ョ ンは無効に な り ま す。 こ のオ プ
シ ョ ンが選択 さ れていない場合は、以前の リ リ ース と 同様に機能 し ま
す。
74
第3章
図3-12: い く つかのフ ァ イル メ ニ ュ ーオプ シ ョ ンが無効
NTM Remote Viewerの制限
NTM Remote Viewer の現在のバージ ョ ン には、 以下のよ う な制限が
あ り ます。
•
特定の NTM に対 し て、同時に接続で き るのは、最大で 20 の NTM
Remote Viewer です。
•
NTM Remote Viewer が NTM エージ ェ ン ト に接続で き るのは、 こ
のエ ー ジ ェ ン ト がエ ー ジ ェ ン ト ビ ュ ー ア に よ っ て接続 し て い る
場合、 または自動モー ド の場合のみです。
•
NTM Remote Viewer は、 ス ト リ ー ミ ング音声 ・ 映像な どの RTP
コ ン テ ン ツ を再生する こ と はで き ません。
複数 リ モー ト ユーザのサポー ト
75
76
第3章
第4章
基本的 なNTM機能の使用
この章では、 以下の主要な項目について説明 し ます。
•
基本的な NTM 機能の概要
•
キ ャ プ チ ャ処理
•
レ コ ー ド の操作
•
ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド の操作
•
プ レ ビ ュ ーを使っ たパケ ッ ト の抽出
•
ア ト ラ ス部分エ ク スポー ト の使用
•
ト レ ン ド 画面の操作
•
Network Time Machine の設定
•
ト レース フ ァ イルフ ィ ル タ の作成 と 適用
•
重要な注意事項
77
基本的なNTM機能の概要
NTM は、ネ ッ ト ワー ク 上の最大 4 ポ イ ン ト から パケ ッ ト をキ ャ プ チ ャ
し ます。 パケ ッ ト は大規模なデ ィ ス ク ア レ イ ( パケ ッ ト ス ト ア と 呼ぶ
こ と も あ り ます ) に保存 さ れ、各回のキ ャ プ チ ャ は 1 つのレ コ ー ド と
し て保存 さ れま す。 各 レ コ ー ド はロ ッ ク で き ま す。 ロ ッ ク し な い場
合、 パケ ッ ト ス ト アがい っ ぱいにな る と に ラ ッ プ さ れます。 ただ し 、
上書き さ れたパケ ッ ト について も、 一部の統計情報は維持 さ れます。
さ ら に、将来の参考情報用に詳細な統計デー タ を ア ト ラ スデー タ ベー
スに保存で き ます。
この章では、 パケ ッ ト をキ ャ プ チ ャ する方法、 レ コ ー ド を操作する方
法、 ト レース フ ァ イルまたはア ト ラ スデー タ ベースにデー タ を エ ク ス
ポー ト する方法な ど、 基本的な NTM 機能について説明 し ます。 章の
後半では、 ア ト ラ スの使用方法、 性能ボ ト ルネ ッ ク 解析の実行方法、
組み込みの ClearSight Analyzer (CSA) を使用 し て ト レース フ ァ イル
を解析する方法について説明 し ます。
NTM 機能を利用するには、 [ エージ ェ ン ト ビ ュ ーア ] ウ ィ ン ド ウの上
部にあ るボ タ ンバーを使用 し ます ( 図 4-1)。
78
第4章
図4-1: [エージ ェ ン ト ビ ュ ーア]ウ ィ ン ド ウ
基本的なNTM機能の使用
79
キ ャ プ チ ャ 処理
こ の項では、 パケ ッ ト キ ャ プ チ ャ を開始 / 終了す る方法 と 、 キ ャ プ
チ ャ し たパケ ッ ト に基づい てデー タ を表示す る方法について説明 し
ます。
あ るキ ャ プ チ ャ に関連 し た記録デー タ を レ コ ー ド と いいます。
キ ャ プ チ ャ の開始
[ キ ャ プ チ ャ ] > [ 開始 ] メ ニ ュ ーを選択するか、ツールバーの [ 開始 ]
ボ タ ン を選択する こ と で、キ ャ プ チ ャが開始 さ れます。 [ 開始 ] ボ タ ン
を選択する と 、 [ 開始 ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スが表示 さ れます (図 4-2)。
図4-2: [開始]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
表示 さ れたデ フ ォル ト の名称のま まにするか、 任意の名称 (最大 256
文字) を入力 し ます。 こ の名称は、 この特定のキ ャ プ チ ャ セ ッ シ ョ ン
を表す もの と な り ます。
[OK] を ク リ ッ ク する と 、 キ ャ プ チ ャ時間の設定ダ イ ア ログボ ッ ク ス
が表示 さ れます (図 4-3)。
図4-3: キ ャ プ チ ャ時間の設定ダ イ ア ログボ ッ ク ス
80
第4章
キ ャ プ チ ャ を実行 し たい時間を分単位で入力 し ます。 キ ャ プ チ ャ は、
その時間だけ実行 さ れてか ら 停止 し ま す。 0 を 入力す る と 、 キ ャ プ
チ ャ は自動での停止は し な く な り ますが、 手動で停止で き ます。
注意 : キ ャ プ チ ャ を実行中に NTM エージ ェ ン ト が再起動 さ れる と (例
えば、 リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャの [ 設定 ] メ ニ ュ ーの [NTM
の再起動 ] から 再起動を実施な ど)、 再起動完了後に、 キ ャ プ チ ャ は
自動的に継続 さ れます。
キ ャ プ チ ャ の終了
[ キ ャ プ チ ャ ] > [ 停止 ] メ ニ ュ ーを選択するか、ツールバーの [ 停止 ]
ボ タ ン を選択する こ と で、 キ ャ プ チ ャ を終了 し ます。
キ ャ プ チ ャ を実行する と 、そのたびに レ コ ー ド ワー ク スペース内に レ
コ ー ド が生成 さ れます。 レ コ ー ド ワー ク スペース を表示するには、 ボ
タ ンバーの [ レ コ ー ド ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。詳 し く は、121 ペー
ジの 「レ コ ー ド の操作」 を参照 し て く だ さ い。
レ コ ー ド 名の変更
注意 : 別のキ ャ プ チ ャ 名を思いついた と きは、キ ャ プ チ ャ 名を変更で
き ます。 レ コ ー ド を右ク リ ッ ク し 、 [ キ ャ プ チ ャ名の変更 ] を選択 し
ます。[ キ ャ プ チ ャ名の変更 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スに新 し い名前を入力
し ます (図 4-4 を参照)。
図4-4: レ コ ー ド 名の変更
基本的なNTM機能の使用
81
キ ャ プ チ ャ の表示
図 4-5 に示すよ う に、 キ ャ プ チ ャ ワー ク スペースには、 次の 3 種類の
基本的な表示があ り ます。
•
[ 物理層 ] は、RMON1 イ ーサネ ッ ト 統計値グループに相当する統
計情報を表示 し ます。
•
[ ネ ッ ト ワー ク ] は、 第 3 層以上の統計情報を示 し ます。 ネ ッ ト
ワー ク 層は、 [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [Network Time
Machine] > [ 全般 ] > [ キ ャ プ チ ャ統計 ] で [ ネ ッ ト ワー ク 統計 ]
チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンに し ている場合にのみ表示 さ れます。
•
[ キ ャ プ チ ャ ] は、 統計情報の縮小版を表示 し ます。 また フ レーム
のキ ャ プ チ ャ に関する設定を表示 し ます。
図4-5: 物理層、 ネ ッ ト ワー ク、 キ ャ プ チ ャの各カ ー ド の選択
[ 物理層 ]、[ ネ ッ ト ワー ク ]、または [ キ ャ プ チ ャ] の各カ ー ド を選択す
る こ と で、 画面の右側に表示 さ れる内容が切 り 替わ り ます。 こ れにつ
いては、 85 ページの 「物理層」、 91 ページの 「ネ ッ ト ワー ク層」、 95
ページの 「キ ャ プ チ ャ層」 で説明 し ます。
82
第4章
キ ャ プ チ ャ ツ ールバー
キ ャ プ チ ャ ワー ク スペース内で、 キ ャ プ チ ャ ツールバー (図 4-6) を
使用する こ と で、 い く つかの基本操作を実行で き ます。
図4-6: キ ャ プ チ ャ ツールバー
現在のキ ャ プ チ ャ の表示
現在のキ ャ プ チ ャ の ト レ ン ド グ ラ フ を表示する には、キ ャ プ チ ャ ツー
ルバー (図 4-6) の [ ト レ ン ド の表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 こ
れによ り 、 ト レ ン ド 表示の [ 概要 ] タ ブが表示 さ れます。 ト レ ン ド 画
面の操作方法の詳細については、 137 ページの 「 ト レ ン ド 画面の操
作」 を参照 し て く だ さ い。
統計情報 と グ ラ フ は、 現在のキ ャ プ チ ャの開始から 、 [ ト レ ン ド の表
示 ] を ク リ ッ ク し た時刻ま での時間範囲を示 し ます。
ト レ ース フ ァ イ ル と し てキ ャ プ チ ャ デー タ を
保存
今後の参照のため、あ るいは さ ら に詳 し く 解析する ために こ のデー タ
を保存 し たい場合は、 キ ャ プ チ ャ ツールバー (図 4-6) の [ ト レース
の保存 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 こ れに よ り 、 ト レース フ ァ イル と
し て こ のデー タ を PC の専用ハー ド デ ィ ス ク に保存する こ と がで き ま
す。
キ ャ プ チ ャ し たデー タ の表示
キ ャ プ チ ャ 中のデ ー タ を 表示 し た い場合、 キ ャ プ チ ャ ツ ールバー
(図 4-6)の[ ト レースの表示] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 Network Time
Machine は、 ユーザが指定 し た場所に こ のデー タ を ( ト レース フ ァ イ
ル と し て) 保存 し た後、 保存 し ます。
基本的なNTM機能の使用
83
統計情報のエ ク スポー ト
キ ャ プ チ ャ デー タ に関す る統計情報 を 保存す る こ と も で き ま す。 こ
の情報を保存するには、 キ ャ プ チ ャ ツールバー (図 4-6) の [ 統計の
エ ク スポー ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 [ 保存 ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
が表示 さ れます (図 4-7)。
図4-7: 現在キ ャ プ チ ャ中の統計情報の保存
[ レ イヤ ] 領域では、[ 物理層 ] と [ ネ ッ ト ワー ク ] のど ち らの統計情報
を保存するかを選択 し ます。
[ チ ャ ネル ] 領域では、 統計情報を保存する チ ャ ネルのチ ェ ッ ク ボ ッ
ク ス を オ ン に し ます。 すべてのチ ャ ネルの統計情報を保存する には、
[ チ ャ ネル ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンに し ます。
[ ト ラ フ ィ ッ ク がない と きは省略。 ] のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ン に し
て、 フ レームレー ト が 0 の時間間隔の出力を省略 し ます。
フ ァ イルを保存 し たいデ ィ レ ク ト リ に移動 し て、[ フ ァ イル名:] フ ィ ー
ル ド に フ ァ イル名を入力 し ます。
カ ン マ区切 り 形式 (.csv) で保存す るか タ ブ区切 り 形式 (.txt) で保
存するかを選択 し ます。
[ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。
84
第4章
物理層
キ ャ プ チ ャ を開始する と 、キ ャ プ チ ャ に関連する さ ま ざ ま な統計情報
が表示 さ れます。 レ コ ー ド 名 と 開始時刻が、 こ の画面の上部に表示 さ
れます。 表示 し たい情報に応 じ て、3 つの タ ブ ([ 概要 ]、[ チ ャ ネル ]、
[ 分布 ]) から選択する こ と がで き ます。
概要 タ ブ
図 4-8 に [ 概要 ] タ ブ を示 し ます。
図4-8: 物理層の[概要] タ ブ
[ 概要 ] タ ブは、総 ト ラ フ ィ ッ ク量 (すべてのチ ャ ネル) と 各種エ ラ ー
の総発生数についての統計情報を表示 し ます。 さ ら に こ の タ ブ には、
観測 さ れたネ ッ ト ワー ク の使用率 と フ レ ーム レ ー ト を示す ト レ ン ド
グ ラ フが表示 さ れます。
基本的なNTM機能の使用
85
チ ャ ネル タ ブ
図 4-9 に [ チ ャ ネル ] タ ブ を示 し ます。
図4-9: 物理層の[チ ャ ネル] タ ブ
[ チ ャ ネル ] タ ブは、 [ 概要 ] タ ブ と 同 じ ト ラ フ ィ ッ ク の統計情報を表
示 し ます。 ただ し 、 各チ ャ ネルが個別に表示 さ れます。 また、 チ ャ ネ
ルご と に使用率の ト レ ン ド グ ラ フが表示 さ れます。
86
第4章
分布 タ ブ
図 4-10 にサイ ズ分布グ ラ フ を示 し ます。
図4-10: 物理層のサイ ズ分布グ ラ フ
サイ ズ分布グ ラ フ は、LLC レ イヤーにおける フ レームサイ ズの分布を
表示 し ます。
基本的なNTM機能の使用
87
図 4-11 にプ ロ ト コル分布グ ラ フ を示 し ます。
図4-11: 物理層のプ ロ ト コ ル分布グ ラ フ
プ ロ ト コ ル分布グ ラ フは、LLC レ イヤーにおける プ ロ ト コルの分布を
表示 し ます。
88
第4章
表示の カ ス タ マ イ ズ
ト レ ン ド 表示は、表示の対象 と な る内容 と 期間の両面で カ ス タ マ イ ズ
可能です。
表示 カ テ ゴ リ の変更
ト レ ン ド グ ラ フ に表示 し たい統計値 を 選択す る こ と がで き ま す。 変
更するには[ カ テ ゴ リ ] ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト を選択 し ます (図 4-12)。
[ カ テ ゴ リ ] リ ス ト では、グ ラ フ に表示する統計項目を選択で き ます。
図4-12: ト レ ン ド グ ラ フ のカ テ ゴ リ の選択
基本的なNTM機能の使用
89
表示期間の変更
ト レ ン ド グ ラ フ の時間範囲 を 変更す る こ と がで き ま す。 変更す る に
は [ タ イムスパン ] ド ロ ッ プダウン リ ス ト を選択 し ます ( 図 4-13)。 [ タ
イムスパン ] リ ス ト では、 グ ラ フ に表示する時間範囲の長 さ を選択で
き ます。
図4-13: ト レ ン ド グ ラ フ の タ イムスパンの選択
時間範囲を選択す る と 、 間接的に更新頻度 も 選択 さ れます。 こ れは、
グ ラ フ には 1000 ポ イ ン ト 以上の表示がで き ないためです。 更新頻度
は時間範囲 /1000 と な り ますが、 更新は 10 秒につ き 1 回の頻度を超
え ません。
90
第4章
ネ ッ ト ワー ク 層
ネ ッ ト ワーク層は、 L3 (第 3 層) 以上の統計情報を表示し ます。 ネ ッ ト
ワーク層は、[ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [Network Time Machine] >
[ 全般 ] > [ キャ プチ ャ統計 ] で [ ネ ッ ト ワーク統計 ] チ ェ ッ クボ ッ ク スを
オンに し ている場合にのみ表示されます。
概要 タ ブ
図 4-14 に [ 概要 ] タ ブ を示 し ます。
図4-14: ネ ッ ト ワー ク の[概要] タ ブ
[ 概要 ] タ ブは、総 ト ラ フ ィ ッ ク量 (すべてのチ ャ ネル) と 各種エ ラ ー
の総発生数についての統計情報を表示 し ます。 さ ら に、 こ の タ ブには
ト レ ン ド グ ラ フが表示 さ れます。 物理層では、 ト レ ン ド グ ラ フ に表示
する カ テ ゴ リ と タ イムスパン を選択で き ます。
基本的なNTM機能の使用
91
チ ャ ネル タ ブ
図 4-15 に [ チ ャ ネル ] タ ブ を示 し ます。
図4-15: ネ ッ ト ワー ク の[チ ャ ネル] タ ブ
[ チ ャ ネル ] タ ブは、 [ 概要 ] タ ブ と 同 じ ト ラ フ ィ ッ ク の統計情報を表
示 し ます。 ただ し 、 各チ ャ ネルが個別に表示 さ れます。 また、 選択 し
たチ ャ ネルご と に ト レ ン ド グ ラ フが表示 さ れます。
92
第4章
分布 タ ブ
図 4-16 に L3 プ ロ ト コル分布グ ラ フ を示 し ます。
図4-16: ネ ッ ト ワー ク のL3プ ロ ト コ ル分布
L3 プ ロ ト コ ル分布グ ラ フ は、ネ ッ ト ワー ク における L3 プ ロ ト コ ルの
分布を表示 し ます。
基本的なNTM機能の使用
93
図 4-17 に L4 プ ロ ト コル分布グ ラ フ を示 し ます。
図4-17: ネ ッ ト ワー ク のL4プ ロ ト コ ル分布
L4 プ ロ ト コ ル分布グ ラ フ は、ネ ッ ト ワー ク における L4 プ ロ ト コ ルの
分布を表示 し ます。
94
第4章
図 4-18 にア プ リ ケーシ ョ ン分布グ ラ フ を示 し ます。
図4-18: ネ ッ ト ワー ク のア プ リ ケーシ ョ ン分布
ア プ リ ケーシ ョ ン分布グ ラ フ は、 ネ ッ ト ワー ク におけ る ア プ リ ケー
シ ョ ンの分布を表示 し ます。
キャ プチ ャ層
キ ャ プ チ ャ を開始する と 、キ ャ プ チ ャ に関連する さ ま ざ ま な統計情報
が表示 さ れます。 レ コ ー ド 名 と 開始時刻が、 こ の画面の上部に表示 さ
れます。 表示 し たい情報に応 じ て、6 つの タ ブ ([ 統計 ]、[ フ ィ ル タ ]、
[ ス ラ イ ス ]、[ ロ ッ ク ト リ ガ ]、[ ト レースの自動保存 ]、[ オプ シ ョ ン ])
か ら 選択する こ と がで き ます。
基本的なNTM機能の使用
95
統計 タ ブ
図 4-19 に [ 統計 ] タ ブ を示 し ます。
図4-19: キ ャ プ チ ャの[統計] タ ブ
[ 統計 ] タ ブは、総 ト ラ フ ィ ッ ク量(すべてのチ ャ ネルの合計 と 各チ ャ
ネル) の統計情報 と 、 キ ャ プ チ ャ処理に適用 さ れる [ 設定 ] の値を表
示 し ます。
96
第4章
デ ィ ス ク が一杯にな っ た と き
長期間にわた り キ ャ プ チ ャ を継続する と 、最終的には メ イ ンのハー ド
デ ィ ス ク 全体がパケ ッ ト で一杯に な り ま す。 こ の時点でデ ィ ス ク は
FIFO のよ う に最も 古いデー タ か ら上書き さ れます。 こ のため、 デ ィ
ス ク には常に最新のキ ャ プ チ ャ デー タ が格納 さ れて い ま す。 上書 き
さ れたデー タ の統計情報が保持 さ れているのは、この情報が別のハー
ド デ ィ ス ク上に格納 さ れているから です。
[フ ィ ルタ]タ ブ
ハー ド ウ ェ アキ ャ プ チ ャ フ ィ ル タ を作成す る こ と でデ ィ ス ク スペー
ス を節約で き ます。 こ れによ り 、NTM は、ユーザが関心を持つ フ レー
ムだけをキ ャ プ チ ャ する こ と にな り ます。[ フ ィ ル タ ] タ ブ (図 4-20)
では、 さ ま ざ ま な フ ィ ル タ を指定で き ます。
左側の [ フ ィ ル タ 選択 ] リ ス ト か ら、 指定 し たい フ ィ ル タ の種類を選
択 し 、 ハー ド ウ ェ アキ ャ プ チ ャ フ ィ ル タ を定義 し ます。 次に、 右側
のペ イ ンにデー タ を入力 し て こ のフ ィ ル タ のパラ メ ー タ を設定 し ま
す。 詳細は 98 ページの 「ハー ド ウエアキ ャ プ チ ャ フ ィ ル タ の設定」
を参照 し て く だ さ い。
基本的なNTM機能の使用
97
図4-20: キ ャ プ チ ャの[フ ィ ル タ ] タ ブ
また、 109 ページの 「ハー ド ウ ェ アキ ャ プ チ ャ フ ィ ル タ を設定する
ス ク リ プ ト の使用」 で説明 さ れている、 ハー ド ウ ェ アキ ャ プ チ ャ
フ ィ ル タ を設定する ス ク リ プ ト を使用する こ と がで き ます。
ハー ド ウ エ アキ ャ プ チ ャ フ ィ ル タ の設定
注意 : こ の機能は、 選択 さ れたネ ッ ト ワー ク アダ プ タ が XL2/XA1、
NT4E、 NT20X、 NT20E、 NT20E2、 または NT40E であ る場合にの
み利用可能です。
注意 : 設定 し た フ ィ ル タ は、 次回のキ ャ プ チ ャか ら有効にな り ます。
98
第4章
この項では、98 ページの図 4-20 のよ う に フ ィ ル タ タ イ プ ご と に設定
で き るパラ メ ー タ を示 し ます。
注意 : [ 除外する ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンにする と 、 指定 し た属性
を 持つ フ レ ームが フ ィ ル タ に よ り 除外 さ れま す。 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ
ク ス を オ フのま まに し てお く と 、こ れらのフ レームが フ ィ ル タ によ っ
て取 り 込まれます。
フ ィ ルタ な し
[ フ ィ ル タ な し ] を選択する と 、 すべてのフ レームをキ ャ プ チ ャ し ま
す。
L2レ イ ヤーの フ ィ ル タ
Ethernet II
•
送信元 MAC ア ド レ スおよび送信先 MAC ア ド レ ス : 送信元およ
び送信先の MAC ア ド レ ス を 16 進数で入力 し ます。 空欄のま まに
する と 、 すべての MAC ア ド レ ス を許可 し ます。 [ 双方向 ] チ ェ ッ
ク ボ ッ ク ス を オ ンにする と 、 こ れらのア ド レ ス間のフ レームを両
方向 と も キ ャ プ チ ャ し ます。
•
イ ーサネ ッ ト タ イ プ : [any]、 [IP]、 [IPv6]、 または [ その他 ] を選
択 し ます。
•
イ ーサネ ッ ト タ イ プの値: [ その他 ] を選択 し た場合は、使用する
イ ーサネ ッ ト タ イ プ を 10 進数 (0 ~ 65535) で入力 し ます。
VLAN
•
基本的なNTM機能の使用
VLAN ID : [VLAN] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンに し ます。 [VLAN ID]
フ ィ ール ド に 10 進数 (0 ~ 4095) を入力 し て、 特定の VLAN か
らの フ レームのみをキ ャ プ チ ャ し ます。
99
L3レ イ ヤーの フ ィ ル タ
IPv4
•
送信元ア ド レ スおよび送信先ア ド レ ス : 送信元および送信先の
IPv4 ア ド レ ス を 10 進数で入力 し ます。 空欄のま まにする と 、 す
べての IPv4 ア ド レ ス を許可 し ます。 [ 双方向 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
オ ンにする と 、 こ れらのア ド レ ス間のフ レームを両方向 と も キ ャ
プ チ ャ し ます。
プ ロ ト コ ル タ イ プ : ラ ジオボ タ ン を使用 し て、 すべて ([any])
の IPv4 フ レーム、 特定のプ ロ ト コル タ イ プ、 または [ その他 ]
のプ ロ ト コ ル タ イ プ を許可するかど う かを指定 し ます。
プ ロ ト コ ルの値 : [ その他 ] を選択 し た場合は、 使用する プ ロ ト
コル タ イ プ を 10 進数 (0 ~ 255) で入力 し ます。
IPv6
•
送信元ア ド レ スおよび送信先ア ド レ ス : 送信元および送信先の
IPv6 ア ド レ ス を 16 進数で入力 し ます。 空欄のま まにする と 、 す
べての IPv6 ア ド レ ス を許可 し ます。 [ 双方向 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
オ ンにする と 、 こ れらのア ド レ ス間のフ レームを両方向 と も キ ャ
プ チ ャ し ます。
次のヘ ッ ダ タ イ プ : ラ ジオボ タ ン を使用 し て、 すべて ([any])
の IPv6 フ レーム、 特定の次のヘ ッ ダ タ イ プ を持つ フ レーム、 ま
たは [ その他 ] の次のヘ ッ ダ タ イ プ を持つ フ レームを許可するか
ど う かを指定 し ます。
次のヘ ッ ダの値 : [ その他 ] を選択 し た場合は、 使用する次の
ヘ ッ ダ タ イ プ を 10 進数 (0 ~ 255) で入力 し ます。
フ ローフ ィ ルタ
IPv4 TCP
•
100
送信元ア ド レ スおよび送信先ア ド レ ス : 送信元および送信先の
IPv4 ア ド レ ス を 10 進数で入力 し ます。 空欄のま まにする と 、 す
べての IPv4 ア ド レ ス を許可 し ます。 [ 双方向 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
オ ンにする と 、 こ れらのア ド レ ス間のフ レームを両方向 と も キ ャ
プ チ ャ し ます。
第4章
•
送信元ポー ト および送信先ポー ト : 送信元および送信先の TCP
ポー ト 番号を 10 進数 (0 ~ 65535) で入力 し ます。 空欄のま ま
にする と 、 すべてのポー ト 番号を許可 し ます。
IPv4 UDP
•
送信元ア ド レ スおよび送信先ア ド レ ス : 送信元および送信先の
IPv4 ア ド レ ス を 10 進数で入力 し ます。 空欄のま まにする と 、 す
べての IPv4 ア ド レ ス を許可 し ます。 [ 双方向 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
オ ンにする と 、 こ れらのア ド レ ス間のフ レームを両方向 と も キ ャ
プ チ ャ し ます。
•
送信元ポー ト および送信先ポー ト : 送信元および送信先の UDP
ポー ト 番号を 10 進数 (0 ~ 65535) で入力 し ます。 空欄のま まに
する と 、 すべてのポー ト 番号を許可 し ます。
IPv6 TCP
•
送信元ア ド レ スおよび送信先ア ド レ ス : 送信元および送信先の
IPv6 ア ド レ ス を 16 進数で入力 し ます。 空欄のま まにする と 、 す
べての IPv6 ア ド レ ス を許可 し ます。 [ 双方向 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
オ ンにする と 、 こ れらのア ド レ ス間のフ レームを両方向 と も キ ャ
プ チ ャ し ます。
•
送信元ポー ト および送信先ポー ト : 送信元および送信先の TCP
ポー ト 番号を 10 進数 (0 ~ 65535) で入力 し ます。 空欄のま まに
する と 、 すべてのポー ト 番号を許可 し ます。
IPv6 UDP
•
送信元ア ド レ スおよび送信先ア ド レ ス : 送信元および送信先の
IPv6 ア ド レ ス を 16 進数で入力 し ます。 空欄のま まにする と 、 す
べての IPv6 ア ド レ ス を許可 し ます。 [ 双方向 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
オ ンにする と 、 こ れらのア ド レ ス間のフ レームを両方向 と も キ ャ
プ チ ャ し ます。
•
送信元ポー ト および送信先ポー ト : 送信元および送信先の UDP
ポー ト 番号を 10 進数 (0 ~ 65535) で入力 し ます。 空欄のま まに
する と 、 すべてのポー ト 番号を許可 し ます。
基本的なNTM機能の使用
101
その他の フ ィ ル タ
ア プ リ ケーシ ョ ン
ア プ リ ケーシ ョ ン フ ィ ル タ の画面では、 TCP ア プ リ ケーシ ョ ン フ ィ
ル タ または UDP ア プ リ ケーシ ョ ン フ ィ ル タ を指定する こ と がで き ま
す。[ 除外する ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンにする こ と によ り 、こ のフ ィ
ル タ 項目で設定 し た条件に合致 し ない フ レ ームのみを キ ャ プ チ ャ す
る こ と がで き ます。
TCP ア プ リ ケーシ ョ ン フ ィ ル タ を指定するには、[ その他 ] > [ ア プ リ
ケーシ ョ ン ] を選択 し てから 、 [ プ ロ ト コ ル ] 領域の [TCP] ラ ジオボ
タ ン を選択 し ます。 図 4-21 は、 TCP ア プ リ ケーシ ョ ン フ ィ ル タ の画
面を示 し ています。
図4-21: TCPア プ リ ケーシ ョ ン フ ィ ル タ の画面
•
102
ア プ リ ケーシ ョ ン : ラ ジオボ タ ン を使用 し て、 すべて ([any]) の
TCP ア プ リ ケーシ ョ ン、 特定の TCP ア プ リ ケーシ ョ ン、 または
第4章
[ その他 ] の TCP ア プ リ ケーシ ョ ン を許可するかど う かを指定 し
ます。
[ その他 ] を選択 し た場合、 使用する TCP ア プ リ ケーシ ョ ン タ イ
プのポー ト 番号を 10 進数 (0 ~ 65535) で入力 し ます。
•
パ タ ーン : [ ア プ リ ケーシ ョ ン ] 領域での選択を完了すれば、 フ
レームの先頭から の指定 し たオ フ セ ッ ト 位置において、 指定 し た
パ タ ー ン を 持つ フ レ ームのみ を キ ャ プ チ ャ す る よ う フ ィ ル タ を
設定で き ます。 [ オ フ セ ッ ト ] または [ パ タ ーン ] を入力するには、
[ 追加 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。パ タ ーン フ ィ ル タ ダ イ ア ログが
表示 さ れるので、 パ タ ーン と オ フ セ ッ ト の値を入力 し 、 [ 了解 ] ボ
タ ン を ク リ ッ ク し ます。
[ オ フ セ ッ ト ] は 10 進数のバイ ト 数で (0 ~ 959)、 [ パ タ ーン ]
は 16 進数の文字列でなければな り ません。 パ タ ーンは最大 64
バイ ト ま で入力で き、 バイ ト 間にはスペース を入力する必要が
あ り ます (た と えば 0E 12 C0 3B)。
ラ ジオボ タ ンの 1 つを使用 し て TCP ア プ リ ケーシ ョ ン を選択する と 、
その TCP ア プ リ ケーシ ョ ン用のウ ェ ル ノ ウンポー ト 番号が使用 さ れ
ます。 表 4-1 は、 選択 し た各 TCP ア プ リ ケーシ ョ ンに割 り 当て ら れ
るポー ト 番号を示 し ています。
表4-1: TCPア プ リ ケーシ ョ ン用のウ ェ ル ノ ウ ンポー ト の割 り 当て
TCP
ア プ リ ケーシ ョ ン
ポー ト
TCP
ア プ リ ケーシ ョ ン
ポー ト
TCP
ア プ リ ケーシ ョ ン
FTP data
21 SKINNY
FTP
20 Telnet
23 Sybase
2638
HTTP
80 Gopher
70 X Window #0
6000
443 NNTP
119 X Window #1
6001
88 IMAP
143 X Window #2
6002
RTSP
554 LDAP
389 Media Player
1755
SMB
445 NetBios Name
137 Quick Time
POP2
109 NetBios Datagram
138 Napster
HTTPS
Kerberos
基本的なNTM機能の使用
2000 Oracle
ポー ト
1521
545
6699
103
表4-1: TCPア プ リ ケーシ ョ ン用のウ ェ ル ノ ウンポー ト の割 り 当て
TCP
ア プ リ ケーシ ョ ン
ポー ト
TCP
ア プ リ ケーシ ョ ン
ポー ト
TCP
ア プ リ ケーシ ョ ン
ポー ト
POP3
110 NetBios Session
139 Rexec
512
SMTP
25 MS SQL Server
1433 Rshell
514
1434 Whois
43
49 BGP
179
H.323 Hostcall
1720 MS SQL Monitor
SIP
5060 TACACS
UDP ア プ リ ケーシ ョ ン フ ィ ル タ を指定するには、[ その他 ] > [ ア プ リ
ケーシ ョ ン ] を選択 し てから 、 [ プ ロ ト コル ] 領域の [UDP] ラ ジオボ
タ ン を選択 し ます。 図 4-22 は、 UDP ア プ リ ケーシ ョ ンのフ ィ ル タ 画
面を示 し ています。
図4-22: UDPア プ リ ケーシ ョ ン フ ィ ル タ の画面
104
第4章
•
ア プ リ ケーシ ョ ン : ラ ジオボ タ ン を使用 し て、 すべて ([any]) の
UDP ア プ リ ケーシ ョ ン、 特定の UDP ア プ リ ケーシ ョ ン、 または
[ その他 ] の UDP ア プ リ ケーシ ョ ン を許可するかど う かを指定 し
ます。
[ その他 ] を選択 し た場合、 使用する UDP ア プ リ ケーシ ョ ン タ イ
プのポー ト 番号を 10 進数 (0 ~ 65535) で入力 し ます。
•
パ タ ーン : [ ア プ リ ケーシ ョ ン ] 領域での選択を完了すれば、 フ
レームの先頭から の指定 し たオ フ セ ッ ト 位置において、 指定 し た
パ タ ー ン を 持つ フ レ ームのみ を キ ャ プ チ ャ す る よ う フ ィ ル タ を
設定で き ます。[ オ フ セ ッ ト ] または [ パ タ ーン ] を入力するには、
[ 追加 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。パ タ ーン フ ィ ル タ ダ イ ア ログが
表示 さ れるので、 パ タ ーン と オ フ セ ッ ト の値を入力 し 、 [ 了解 ] ボ
タ ン を ク リ ッ ク し ます。
[ オ フ セ ッ ト ] は 10 進数のバイ ト 数で (0 ~ 959)、 [ パ タ ーン ]
は 16 進数の文字列でなければな り ません。 パ タ ーンは最大 64
バイ ト ま で入力で き、 バイ ト 間にはスペース を入力する必要が
あ り ます (た と えば 0E 12 C0 3B)。
ラ ジオボ タ ンの 1 つ を使用 し て UDP ア プ リ ケーシ ョ ン を選択する と 、
その UDP ア プ リ ケーシ ョ ン用のウ ェ ル ノ ウンポー ト 番号が使用 さ れ
ます。 表 4-2 は、 選択 し た各 UDP ア プ リ ケーシ ョ ンに割 り 当て ら れ
るポー ト 番号を示 し ています。
表4-2: UDPア プ リ ケーシ ョ ン用のウ ェ ル ノ ウ ンポー ト の割 り 当て
UDPア プ リ ケー
ション
ポー ト
UDPア プ リ ケー
ション
ポー ト
UDPア プ リ ケー
ション
ポー ト
DNS
53 BOOTP Server
67 Time
37
Kerberos
88 BOOTP Client
68 IPX
213
69 NFS
2049
ISAKMP
500 TFTP
SMB
445 NTP
123 RIP
520
H.323 Gatedisc
1718 SNMP
161 Sun RPC
111
H.323 Gatestat
1719 SNMP Trap
162 SYSLOG
514
MGCP
2427 Radius
1812 SIP
MEGACO
2944 Radius Accounting
1813 -
基本的なNTM機能の使用
5060
-
105
パタ ーン
図 4-23 は、 [ パ タ ーン ] フ ィ ル タ 画面を示 し ています。
図4-23: [パ タ ーン]フ ィ ル タ 画面
フ レ ームの先頭か ら 指定 し たオ フ セ ッ ト 位置に指定 し たパ タ ー ンの
フ レームをキ ャ プ チ ャ する (または除外する) よ う に フ ィ ル タ を設定
で き ま す。 こ こ で設定 し た フ レ ーム を 除外す る には、 [ 除外す る ]
チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ン に し ま す。 こ こ で設定 し た フ レ ーム を キ ャ
プ チ ャ するには、 [ 除外する ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ フ に し ます。
106
第4章
[ オ フ セ ッ ト ] および [ パ タ ーン ] の新 し い値を入力するには、[ 追加 ]
ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 [ パ タ ーン フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
(図 4-24) が表示 さ れます。
図4-24: [パ タ ーン フ ィ ル タ ]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
[ オ フ セ ッ ト ] は 10 進数のバイ ト 数で (0 ~ 959)、 [ パ タ ーン ] は 16
進数の文字列でなければな り ません。 パ タ ーンは最大 4 バイ ト ま で入
力で き、 バイ ト 間にはスペース を入力する必要があ り ます (た と えば
0E 12 C0 3B)。
2 つのパ タ ーングループ ([ パ タ ーン 1] と [ パ タ ーン 2]) のそれぞれ
に、 最大 4 つのオ フ セ ッ ト と パ タ ーンの組み合わせを指定で き ます。
パ タ ーングループ内では、定義 し たオ フ セ ッ ト / パ タ ーン間は [AND]
の関係にな り ます。 すなわち、 選択 し たオ フ セ ッ ト / パ タ ーンの組み
合わせをすべて満た し た場合に フ レームがキ ャ プ チ ャ さ れます。
[ パ タ ーン 1] と [ パ タ ーン 2] の両方のフ ィ ル タ を選択する場合、 2
つのグループ間に [AND] または [OR] の関係を指定で き ます。 [AND]
を指定する と 、 両グループの フ ィ ル タ を通過 し た場合に限 り 、 フ レー
ムがキ ャ プ チ ャ さ れます。 [OR] を指定する と 、 いずれかのグループ
のフ ィ ル タ を通過 し た場合に、 フ レームがキ ャ プ チ ャ さ れます。
すでにテーブル内にあ る [ オ フ セ ッ ト ]/[パ タ ーン ] を編集する場合は、
[ 編集 ] ア イ コ ン を ク リ ッ ク し ます。 削除する場合は、 [ 削除 ] ア イ コ
ン を ク リ ッ ク し ます。
基本的なNTM機能の使用
107
フ ィ ル タ の削除
[ 全て削除 ] ボ タ ン (図 4-25) を ク リ ッ ク する だけで、 フ ィ ル タ を削
除する こ と がで き ます。 フ ィ ル タ を削除する と 、[ フ ィ ル タ ] タ ブのす
べてのフ ィ ール ド が空欄に設定 さ れ、チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス も すべてオ フ
にな り ます。
フ ィ ル タ の保存 と 読み込み
一連のフ ィ ル タ パラ メ ー タ を入力 し 終えた ら 、こ のフ ィ ル タ 設定のす
べて を フ ィ ル タ フ ァ イル と し て保存で き ます。 [名前を つけて保存]ボ
タ ン (図 4-25) を ク リ ッ ク する だけです。 こ れで、 任意の名前で フ ィ
ル タ を保存で き ます。
保存 し た フ ィ ル タ を適用するには、 [ 開 く ...] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ま
す。 以前保存 し た フ ィ ル タ の リ ス ト が表示 さ れ、 この リ ス ト から フ ィ
ル タ を選択で き ます。 選択 し た フ ィ ル タ での設定値は、 手動で入力 し
たかのよ う に、 [ フ ィ ル タ ] タ ブに イ ンポー ト さ れます。
図4-25: キ ャ プ チ ャ フ ィ ル タ の削除、 保存、 および読み込み
108
第4章
ハー ド ウ ェ アキ ャ プ チ ャ フ ィ ル タ を設定す る
ス ク リ プ ト の使用
ス ク リ プ ト を使用 し てハー ド ウ ェ アキ ャ プ チ ャ フ ィ ル タ を設定する
場合、 下部のペ イ ン で [ ハー ド ウエ ア フ ィ ル タ フ ァ イルの使用 ]
ボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク する と 、 上部のペ イ ン全体がグ レーアウ ト し ま
す。
[ ハー ド ウエ ア フ ィ ル タ フ ァ イルの使用 ] がチ ェ ッ ク さ れている と 、
NTM は NTMHWfilter.ini フ ァ イルで指定 さ れた フ ィ ル タ リ ング と ス
ラ イ シ ング を実行 し ます。 この フ ァ イルは、 NTM がイ ン ス ト ール さ
れたデ ィ レ ク ト リ の [config_agent] サブデ ィ レ ク ト リ にあ り ます。
NTMHWfilter.ini フ ァ イルを編集 し て、 独自のハー ド ウ ェ ア フ ィ ル タ
を構成する こ と がで き ます。 更に、 このよ う な フ ァ イルを い く つか作
成 す る こ と も で き ま す。 特 定 の い ず れ か を 使 用 す る に は、
NTMHWfilter.ini に リ ネーム し 、 [config_agent] デ ィ レ ク ト リ に コ
ピー し ます。
基本的なNTM機能の使用
109
スライスタブ
注意 : こ の機能は、 選択 さ れた ネ ッ ト ワー ク ア ダ プ タ が XL2/XA1、
NT4E、 NT20X、 NT20E、 NT20E2、 または NT40E の場合にのみ利用
可能です。
[ ス ラ イ ス ] タ ブ (図 4-26) によ り 、 各 フ レームから キ ャ プ チ ャ する
バイ ト 数を制御 し ます。 [ ス ラ イ スサイ ズ ] で、ス ラ イ ス を チ ャ ネルご
と に設定で き ます。 [ な し ] を選択する と 、すべてのフ レームがキ ャ プ
チ ャ さ れます。 [ な し ] 以外の値を選択する と 、 そのバイ ト 数が ( フ
レームの最初の部分で) キ ャ プ チ ャ さ れます。 [ フ ィ ル タ ] 領域で、
フ ィ ル タ 条件に合致す るパケ ッ ト のみキ ャ プ チ ャ と ス ラ イ ス を実行
するか、 すべてのパケ ッ ト をキ ャ プ チ ャ し 、 フ ィ ル タ 条件に合致 し な
いパケ ッ ト のみス ラ イ ス を実行するかを選択で き ます。
注意 : キ ャ プ チ ャ中に、[ ス ラ イ ス ] タ ブ で変更を行 う こ と はで き ませ
ん。 現在のキ ャ プ チ ャ を停止 し てか ら変更 し て く だ さ い。
図4-26: キ ャ プ チ ャの[ス ラ イ ス] タ ブ
110
第4章
ロッ ク ト リガタブ
[ ロ ッ ク ト リ ガ ] タ ブ (図 4-27) で、 1 日の特定の時刻に発生する レ
コ ー ド を ロ ッ ク する こ と がで き ます。
注意 : キ ャ プ チ ャ中に、[ ロ ッ ク ト リ ガ ] タ ブ で変更を行 う こ と はで き
ません。 現在のキ ャ プ チ ャ を停止 し てから 変更 し て く だ さ い。
図4-27: キ ャ プ チ ャの[ロ ッ ク ト リ ガ] タ ブ
リ ピー ト ト リ ガチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス
[ ロ ッ ク ト リ ガ設定 ] 領域で、 [ リ ピー ト ト リ ガ ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
オ ンにする と 、 ト リ ガが毎日 (または SNMP ト ラ ッ プ ご と に) 有効
にな り ます。 [ リ ピー ト ト リ ガ ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ フのま まに し て
お く と 、 ト リ ガは 1 度だけ有効にな っ た後、 無効にな り ます。
基本的なNTM機能の使用
111
時間 ト リ ガ
最大 3 つの時間 ト リ ガ を設定するには、 [ 時間 ト リ ガ ] 領域で、 それ
ぞれの開始時刻 と 停止時刻を入力 し て、それぞれの [ 時間 ト リ ガ x を
有効にする ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンに し ます。 時刻間隔は重複 し な
いよ う に注意 し て下 さ い。
SNMP ト ラ ッ プ ト リ ガ
SNMP ト ラ ッ プ ト リ ガ を設定するには、 以下に示す [SNMP ト ラ ッ
プ ト リ ガ ] 領域の各フ ィ ール ド を入力 し ます。
•
ポー ト : 受信 し たい SNMP ト ラ ッ プパケ ッ ト のポー ト 番号。 0 ~
65535 の 10 進数形式を使用 し ます。
•
コ ミ ュ ニ テ ィ : 受信 し たい SNMP ト ラ ッ プパケ ッ ト の コ ミ ュ ニ
テ ィ名
•
ト ラ ッ プ受信 N 秒前にロ ッ ク を開始:SNMP ト ラ ッ プ を受信 し て
から 遡っ て ロ ッ ク 期間が開始する ま での秒数。 5 ~ 86400 の 10
進数形式を使用 し ます。
•
ト ラ ッ プ受信 N 秒後にロ ッ ク を終了:SNMP ト ラ ッ プ を受信 し て
から ロ ッ ク 期間が終了する ま での秒数。 5 ~ 86400 の 10 進数形
式を使用 し ます。
指定 し た SNMP ト ラ ッ プ ト リ ガ を有効にするには、[SNMP ト ラ ッ プ
ト リ ガ を有効にする ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンに し ます。 無効にする
には、 チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ フ に し ます。
ロ ッ ク ト リ ガの有効化 と 無効化
希望の設定を入力 し 終えた ら、 ロ ッ ク ト リ ガのオン / オ フ を切 り 替え
る こ と がで き ます。 オ ンにするには、ロ ッ ク ト リ ガ ツールバーで[ロ ッ
ク ト リ ガ を有効にする ] を ク リ ッ ク し ます。 オ フ にするには、[ ロ ッ ク
ト リ ガ を無効にする ] を ク リ ッ ク し ます。
112
第4章
キャ プチャ ト リ ガ タ ブ
[ キ ャ プ チ ャ ト リ ガ ] タ ブ ( 図 4-28) で、フ レームのキ ャ プ チ ャ を開始
および停止する タ イ ミ ング を指定する こ と がで き ます。
注意 : キ ャ プ チ ャ中に、[ キ ャ プ チ ャ ト リ ガ ] タ ブ で変更を行 う こ と は
で き ません。 現在のキ ャ プ チ ャ を停止 し てから変更 し て く だ さ い。
図4-28: キ ャ プ チ ャの[キ ャ プ チ ャ ト リ ガ] タ ブ
リ ピー ト ト リ ガチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス
[ ポス ト ト リ ガ設定 ] 領域で、 [ リ ピー ト ト リ ガ ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
オ ン に す る と 、 ト リ ガが毎日有効に な り ま す。 [ リ ピ ー ト ト リ ガ ]
チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ フ のま まに し てお く と 、ト リ ガは 1 度だけ有効
にな っ た後、 無効にな り ます。
基本的なNTM機能の使用
113
時間 ト リ ガ
最大 3 つの時間 ト リ ガ を設定するには、 [ 時間 ト リ ガ ] 領域で、 それ
ぞれの開始時刻 と 停止時刻を入力 し ます。
キ ャ プ チ ャ ト リ ガの有効化 と 無効化
希望の設定を入力 し 終えた ら、 キ ャ プ チ ャ ト リ ガのオ ン / オ フ を切 り
替え る こ と がで き ま す。 オ ン にす る には、 キ ャ プ チ ャ ト リ ガ ツ ール
バーで [ ト リ ガ を有効にする ] を ク リ ッ ク し ます。 オ フ にするには、
[ ト リ ガ を無効にする ] を ク リ ッ ク し ます。
注意 : キ ャ プ チ ャ ト リ ガがオ ンの と き に、 キ ャ プ チ ャ ト リ ガの設定を
変更す る こ と はで き ません。 キ ャ プ チ ャ ト リ ガ を 無効に し てか ら 設
定を変更 し て く だ さ い。
114
第4章
ト レ ースの自動保存 タ ブ
[ ト レースの自動保存 ] タ ブ (図 4-29) で、 ト レースの自動保存機能
に関連す るパ ラ メ ー タ を制御する こ と がで き ます。 こ の機能に よ り 、
キ ャ プ チ ャ の進行中に、 キ ャ プ チ ャ し たパケ ッ ト デー タ を ト レ ース
フ ァ イル と し て自動的に保存で き ます。 こ の機能を利用する と 、 次の
こ と がで き る よ う にな り ます。
•
NTM のハー ド デ ィ ス ク容量を超え る長期間のネ ッ ト ワー ク ト ラ
フ ィ ッ ク デー タ をバ ッ ク ア ッ プ で き ます。
•
パケ ッ ト デー タ を外部サーバに転送 し 、 後から ア ク セス と 解析を
行 う こ と がで き ます。
•
NTM 自体に障害が発生 し た場合、 ネ ッ ト ワー ク ト ラ フ ィ ッ ク を
バ ッ ク ア ッ プ で き ます。
図4-29: キ ャ プ チ ャの[ ト レースの自動保存] タ ブ
基本的なNTM機能の使用
115
[ ト レースの自動保存 ] タ ブ で変更を行 う こ と がで き るのは、 NTM が
パケ ッ ト を キ ャ プ チ ャ し て い な い間だけ です。 変更は、 次回キ ャ プ
チ ャ を開始する と き に有効にな り ます。
ト レ ースの自動保存の有効化ま たは無効化
[ ト レースの自動保存を有効にする ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 こ の
機能が有効にな り ます。 有効にする と 、 こ のボ タ ンは [ ト レースの自
動保存を無効にする ] に変わ り ます。 このボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、
この機能が無効にな り ます。
全パ ラ メ ー タ の リ セ ッ ト
[ 全て をデ フ ォル ト 値に リ セ ッ ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 こ の画
面上の全パラ メ ー タ をデ フ ォル ト 値に リ セ ッ ト で き ます。
フ ィ ル タ の設定ま たは削除
[ ト レースの自動保存 ] の際に フ ィ ル タ を適用する と 、 フ ィ ル タ を通
過す るパケ ッ ト だけ を ト レ ース フ ァ イ ルに保存で き ま す。 こ れに よ
り 、 ト レース フ ァ イルのサイ ズを大幅に縮小 し 、 関心があ り そ う な内
容だけに限定する こ と も で き ます。 フ ィ ル タ を適用するには、 [ フ ィ
ル タ ] 領域で [ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 する と [ フ ィ ル タ リ
ス ト ] ダ イ ア ログボ ッ ク スで フ ィ ル タ を選択する こ と がで き ます。 ボ
タ ンの右側に フ ィ ル タ 名 と 短い説明が表示 さ れます。 ボ タ ン名が [ 削
除 ] に変わ り ます。 フ ィ ル タ を削除するには、[ 削除 ] を ク リ ッ ク し ま
す。
フ ァ イ ル制限
1つの ト レース フ ァ イルの最大パケ ッ ト 数と最大 メ ガバイ ト 数を指定す
る こ とができ ます。 ト レース フ ァ イルの保存中に、 いずれかが制限に達
する と、 以降のパケ ッ ト は新し い ト レース フ ァ イルに保存されます。
注意 : 256MB よ り 大き な ト レース フ ァ イルの作成は、 お勧め し ませ
ん。こ のよ う な大容量の ト レース フ ァ イルを オープ ンする と 大量の メ
モ リ を消費 し 、 NTM の動作を遅 く し た り 、 ク ラ ッ シ ュ さ せる原因に
116
第4章
な り ます。 また、 フ ァ イルを オープ ンするのに非常に時間がかか り 、
フ ァ イルの送信や電子 メ ールの添付も 困難です。
ス ラ イ スサ イ ズ
パケ ッ ト ス ラ イ スは、 チ ャ ネル別に適用で き ます。 表示 さ れる値から
選択するか、 ス ラ イ スが必要ない場合は、 [ な し ] を選択 し ます。
ト レ ース保存オ プ シ ョ ン
この領域で、 [ ト レースの自動保存 ] を制御する ための、 次の追加オ
プ シ ョ ン を設定で き ます。
•
デ ィ レ ク ト リ : ト レース フ ァ イルを保存 し たいデ ィ レ ク ト リ を指
定 し ます。 そのデ ィ レ ク ト リ に移動するには、 [ 参照 ] ボ タ ン を ク
リ ッ ク し ます。
•
フ ァ イ ル タ イ プ : 保存す る ト レ ー ス フ ァ イ ルの形式 を 選択 し ま
す。
•
プ レ フ ィ ッ ク ス : 自動的に作成 さ れる各 ト レース フ ァ イルのフ ァ
イル名の最初に表示 さ れる プ レ フ ィ ッ ク ス を指定 し ます。
•
最大フ ァ イル数 : 1 回のキ ャ プ チ ャ で保存 さ れる ト レース フ ァ イ
ルの最大数を指定 し ます。 フ ァ イル数を制限 し た く ない場合は、0
を入力 し ます。
[ ト レースの自動保存 ] 機能が有効にな っ ている場合、キ ャ プチ ャ を開
始する際に指定 し たデ ィ レ ク ト リ パスが存在 し なければ、 キ ャ プチ ャ
は開始 さ れずに、 図 4-30 に示すエ ラ ー メ ッ セージが表示 さ れます。
図4-30: デ ィ レ ク ト リ が見つから ない と きのエ ラ ー メ ッ セージ
基本的なNTM機能の使用
117
ト レ ースの自動保存のス テー タ ス
[ ト レースの自動保存 ] のス テー タ スは、[ キ ャ プ チ ャ] の [ 統計 ] タ ブ
にある [ 設定 ] ペ イ ンの [ ト レースの自動保存 ] の行で確認で き ます
(図 4-19 を参照)。
表示 さ れる値は次の と お り です。
•
[ ト レースの自動保存 ] が有効で、エ ラ ーが発生 し ていない場合は
「有効」 が表示 さ れます。
•
[ ト レースの自動保存 ] が無効の場合は、 「無効」 が表示 さ れます。
エ ラ ーが発生 し た場合は、 「警告 (日付 と 時刻)」 と 表示 さ れま
す。 表示 さ れる日付 と 時刻は最新のエ ラ ーのものです。 この警告
は、 次のキ ャ プ チ ャ を開始する と き に消え ます。 日付 と 時刻に加
えて、 次の詳細 メ ッ セージの 1 つがポ ッ プ ア ッ プ で表示 さ れる
場合があ り ます。
•
時間が間に合わなかっ たために フ ァ イル保存がスキ ッ プ さ れ
ま し た。
•
書き込みエ ラ ーのために フ ァ イル保存がキ ャ ン セル さ れま し
た。
•
十分な空き容量がないため ト レースの自動保存は停止 し ま し
た。
図 4-31 に例を示 し ます。
図4-31: ト レースの自動保存のエ ラ ー メ ッ セージ
こ れら 3 つのいずれで も ないエ ラ ーが発生 し た場合、 エ ラ ーの詳細
メ ッ セージは、 \ log \ appdancer.log に書き込まれます。
118
第4章
ト レ ースの自動保存の性能制限
ト レース フ ァ イルの自動保存は、フ ァ イルが保存 さ れているデバイ ス
の帯域幅に よ り 制限 さ れま す。 代表的な高性能ハー ド デ ィ ス ク ド ラ
イ ブは、 40 ~ 60MB/ 秒の書き込み能力を備え ています。
フ ァ イルを外部のサーバに保存 し ている場合は、ネ ッ ト ワー ク に基づ
く 帯域幅の制限が さ ら に課せ ら れます。 ト レ ース フ ァ イルの転送は、
モ ニ タ 対象のネ ッ ト ワー ク ではな く 、接続ネ ッ ト ワー ク を経由 し て行
われます。 このため、 以下の要件が適用 さ れます。
•
ネ ッ ト ワー ク で使用 さ れる NIC は、 NTM そのも ののオンボー ド
NIC である
•
ト レース フ ァ イルの転送先は、 ギガ ビ ッ ト イ ーサネ ッ ト 回線経由
で接続 さ れる フ ァ イルサーバであ る
基本的なNTM機能の使用
119
オプシ ョ ン タ ブ
[ オプ シ ョ ン ] タ ブ (図 4-32) で、 キ ャ プ チ ャ 処理の表示を制御する
こ と がで き ます。
[ メ ッ セージ表示 ] 領域のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を使用 し て、 次のダ イ ア
ログボ ッ ク ス を有効または無効にで き ます。
•
キ ャ プ チ ャ 開始時にキ ャ プ チ ャ 時間 を 入力す る ダ イ ア ロ グボ ッ
ク ス を表示する
•
キ ャ プ チ ャ を 停止す る 前に確認のダ イ ア ロ グボ ッ ク ス を 表示す
る
[ 間隔 ] 領域で、 キ ャ プ チ ャ ワー ク スペースの統計カ ウ ン タ の更新間
隔を設定で き ます。
図4-32: キ ャ プ チ ャの[オプ シ ョ ン] タ ブ
120
第4章
レ コ ー ド の操作
メ イ ンのハー ド デ ィ ス ク が上書き さ れない間は、キ ャ プ チ ャ 全体のフ
レームを保持 し ます。 ツールバーの [ レ コ ー ド ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し
てか ら、 [ キ ャ プ チ ャ ] タ ブ を ク リ ッ ク する こ と で、 こ れら のいずれ
のセ ッ シ ョ ンのデー タ に も ア ク セスで き ます。 図 4-33 に示すよ う な
レ コ ー ド 画面が表示 さ れます。
図4-33: レ コ ー ド 画面
レ コ ー ド 画面の各行 (レ コ ー ド ) が、 1 つのキ ャ プ チ ャ セ ッ シ ョ ン を
表示 し ています。 各行には、 レ コ ー ド 名 ([ キ ャ プ チ ャ名 ]) の他に、
開始時刻 と 停止時刻、 デル タ 時間、 ア ト ラ スへのエ ク スポー ト のス
テー タ ス、 キ ャ プ チ ャ の回線速度、 ネ ッ ト ワー ク層の統計が表示 さ れ
るかど う か、([ ネ ッ ト ワー ク 統計有効 ]) および フ ィ ル タ を適用するか
ど う かが表示 さ れます。
基本的なNTM機能の使用
121
レ コ ー ド ツ ールバー
レ コ ー ド ツ ールバー (図 4-34) のボ タ ン を ク リ ッ ク す る だけで、 さ
ま ざ ま な操作を実行で き ます。
図4-34: レ コ ー ド ツールバー
特定レ コ ー ド の表示
特定レ コ ー ド の ト レ ン ド グ ラ フ を表示するには、そのレ コ ー ド の行を
ダ ブル ク リ ッ ク す るか、 レ コ ー ド の行を ク リ ッ ク し てか ら レ コ ー ド
ツールバー (図 4-34) の [ ト レ ン ド の表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ま
す。 ト レ ン ド 画面の [ 概要 ] タ ブが表示 さ れます。 ト レ ン ド 画面の操
作方法の詳細については、 137 ページの 「 ト レ ン ド 画面の操作」 を参
照 し て く だ さ い。
ト レ ース フ ァ イ ル と し て レ コ ー ド を保存
今後の参照のため、 あるいは さ ら に詳 し く 解析するためにレ コ ー ド を
保存 し たい場合は、 レ コ ー ド ツールバー (図 4-34) の [ ト レースの保
存 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 これによ り 、 ト レース フ ァ イル と し て
このレ コ ー ド をPCの専用ハー ド デ ィ ス ク に保存する こ と がで き ます。
ト レ ースの表示
保存 し た レ コ ー ド を表示 し たい場合、対象 と な る レ コ ー ド の行を選択
し レ コ ー ド ツールバー (図 4-34) の [ ト レースの表示 ] ボ タ ン を ク
リ ッ ク し ます。 Network Time Machine は、 ユーザが指定 し た場所に
このデー タ を ( ト レース フ ァ イル と し て) 保存 し た後、 保存 し ます。
統計情報のエ ク スポー ト
あ ら ゆ る レ コ ー ド の統計情報 を 保存す る こ と も で き ま す。 こ の情報
を保存するには、レ コ ー ド を選択 し て、レ コ ー ド ツールバー (図 4-34)
の [ 統計のエ ク スポー ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 [ 保存 ] ダ イ ア ロ
グボ ッ ク スが表示 さ れます (図 4-35)。
122
第4章
図4-35: レ コ ー ド の統計情報の保存
[ レ イヤ ] 領域では、[ 物理層 ] と [ ネ ッ ト ワー ク ] のど ち らの統計情報
を保存するかを選択 し ます。 [ ネ ッ ト ワー ク ] オプ シ ョ ンは、レ コ ー ド
に ネ ッ ト ワ ー ク 層の統計情報が含 ま れ る 場合にのみ表示 さ れ ま す
([ ネ ッ ト ワー ク 統計有効 ])。
[ チ ャ ネル ] 領域では、 統計情報を保存する チ ャ ネルのチ ェ ッ ク ボ ッ
ク ス を オ ン に し ます。 すべてのチ ャ ネルの統計情報を保存する には、
[ チ ャ ネル ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンに し ます。
[ ト ラ フ ィ ッ ク がない と きは省略。 ] のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ン に し
て、 フ レームレー ト が 0 の時間間隔の出力を省略 し ます。
フ ァ イルを保存 し たいデ ィ レ ク ト リ に移動 し て、[ フ ァ イル名:] フ ィ ー
ル ド に フ ァ イル名を入力 し ます。 カ ン マ区切 り 形式 (.csv) で保存す
るか タ ブ区切 り 形式 (.txt) で保存するかを選択 し ます。 最後に [ 保
存 ] を ク リ ッ ク し ます。
基本的なNTM機能の使用
123
ア ト ラ スへのレ コ ー ド デー タ のエ ク スポー ト
特定のレ コ ー ド のデー タ を ア ト ラ スに エ ク スポー ト す る こ と も で き
ま す。 ア ト ラ ス にデー タ を エ ク ス ポー ト す る には、 レ コ ー ド ツ ール
バーの[ア ト ラ ス フ ルエ ク スポー ト ]ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます(図 4-34
を参照)。
また、[ ア ト ラ ス部分エ ク スポー ト ] を ク リ ッ ク し 、レ コ ー ド 内のデー
タ のサブ セ ッ ト を特定の部分のア ト ラ スデー タ ベースへエ ク スポー
ト する こ と も で き ます (134 ページの 「ア ト ラ ス部分エ ク スポー ト の
使用」 を参照)。
レ コ ー ド のロ ッ ク
レ コ ー ド を (上書き さ れないよ う に) ロ ッ ク するには、 そのレ コ ー ド
を選択 し てから、 レ コ ー ド ツールバー (図 4-34) の [ レ コ ー ド のロ ッ
ク ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
レ コ ー ド 期間を ア ト ラ ス に送信
[ 期間を ア ト ラ スへ送信 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する こ と で、 選択 し た レ
コ ー ド の開始時刻 と 停止時刻を自動的に ア ト ラ スの表示期間に設定
する こ と がで き ます。
全レ コ ー ド の削除
[ 全てのレ コ ー ド を削除 ] は、 以前に メ イ ンのハー ド デ ィ ス ク に保存
し たキ ャ プ チ ャパケ ッ ト のすべて と 、統計デー タ 用の別のハー ド デ ィ
ス ク に保存 し た統計情報を削除 し ます。
デ ィ ス ク 情報の表示
•
[ デ ィ ス ク情報の表示 ] は、デ ィ ス ク の使用状況に関する次の情報
を表示 し ます。
•
•
•
124
容量
使用領域
ロ ッ ク さ れた領域
第4章
•
•
•
•
•
未使用の領域
保存 さ れている全パケ ッ ト 数
最も 古いパケ ッ ト の保存時刻
最も古いパケ ッ ト の保存時刻 (ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド を除 く )
最も 新 し いパケ ッ ト の保存時刻
ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド の操作
これま でに説明 し た よ う に、レ コ ー ド を選択 し てから レ コ ー ド ツール
バーの [ レ コ ー ド のロ ッ ク ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する こ と で、 あ ら ゆる
レ コ ー ド を ロ ッ ク で き ます。
ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド の リ ス ト を表示するには、 [ レ コ ー ド ] ボ タ ン
を ク リ ッ ク し てか ら、[ ロ ッ ク ] タ ブ を ク リ ッ ク し ます。 ロ ッ ク さ れた
レ コ ー ド の一覧 (図 4-36) が表示 さ れます。
図4-36: ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド の一覧
基本的なNTM機能の使用
125
ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド のツ ールバー
ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド 画面の各行 (レ コ ー ド ) が、 ロ ッ ク さ れた 1 つ
の レ コ ー ド を 表示 し て い ま す。 ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド のツ ールバー
(図 4-37) のボ タ ン を ク リ ッ ク する だけで、 さ ま ざ ま な操作を実行で
き ます。
図4-37: ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド のツールバー
左側 4 つのボ タ ンの機能は、[ キ ャ プ チ ャ ] タ ブ用 と 同 じ ものです。 残
り のボ タ ンの機能を以下で説明 し ます。
特定の時間間隔のロ ッ ク
レ コ ー ド リ ス ト の項目に関わら ず、特定の時間範囲を選択 し て メ イ ン
ハー ド デ ィ ス ク 上にあ る デー タ を ロ ッ ク す る こ と がで き ま す。 時間
間隔を確認するには、 ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド のツールバー (図 4-37)
の [ 新規ロ ッ ク ...] を ク リ ッ ク し ます。 する と 、 [ 新規ロ ッ ク ] ダ イ ア
ログボ ッ ク スが表示 さ れます。 [ セ ン タ / スパン ] タ ブ (図 4-38) で、
中心値を入力 し 、 希望する時間範囲の値を選択 し ます。
図4-38: [新規ロ ッ ク]ダ イ ア ログボ ッ ク ス ([セ ン タ /スパン] タ ブ)
126
第4章
注意 : 指定 し た時間範囲内にキ ャ プ チ ャ を開始、 ま たは終了 し た レ
コ ー ド が複数あ っ た場合、 指定時間幅の中心時刻を含む、 または指定
時間幅の中心時刻に最も 近い レ コ ー ド がロ ッ ク さ れます。
または、 [ 開始 / 停止 ] タ ブ (図 4-39) で開始時刻 と 終了時刻を入力
で き ます。
図4-39: 選択 し た期間のロ ッ ク ダ イ ア ログボ ッ ク ス
([開始/停止] タ ブ)
注意 : 指定 し た時間範囲内にキ ャ プ チ ャ を開始、 ま たは終了 し た レ
コ ー ド が複数あ っ た場合、 指定時間幅の中心時刻を含む、 または指定
時間幅の中心時刻に最も 近い レ コ ー ド がロ ッ ク さ れます。
[ セ ン タ / スパン ] タ ブ、 [ 開始 / 停止 ] タ ブ と も に、 [OK] を ク リ ッ ク
する と 指定 し た時間範囲のすべてのデー タ がロ ッ ク さ れます。
ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド の名前変更
ロ ッ ク さ れた既存のレ コ ー ド の名前を変更する には、レ コ ー ド を選択
し てから、 ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド のツールバー (図 4-37) の [ ロ ッ
ク情報の変更 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 [ ロ ッ ク 情報の変更 ] ダ イ ア
ログボ ッ ク スに新 し い名前を入力 し ます (図 4-40)。
基本的なNTM機能の使用
127
図4-40: ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド の名前の変更
ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド のア ン ロ ッ ク
ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド を ア ン ロ ッ ク するには、レ コ ー ド を選択 し てか
ら、 ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド のツールバー (図 4-37) の [ レ コ ー ド の
ア ン ロ ッ ク ] を ク リ ッ ク し ます。
ロ ッ ク さ れた全レ コ ー ド のア ン ロ ッ ク
ロ ッ ク さ れた全レ コ ー ド を ア ン ロ ッ ク するには、ロ ッ ク さ れた レ コ ー
ド のツールバー (図 4-37) の [ 全てのレ コ ー ド のア ン ロ ッ ク ] を ク
リ ッ ク し ます。
プ レ ビ ュ ー を使 っ たパケ ッ ト の抽出
長時間 (数時間から 数日) にわた っ てキ ャ プ チ ャ を行っ た場合、 また
は何 ら かの理由で多数の フ レームをキ ャ プ チ ャ し た場合は、 通常は、
表示する レ コ ー ド の処理に長時間かか り ます。複雑な フ ィ ル タ を適用
し た場合は、 特に長 く な り ます。
NTM には、 キ ャ プ チ ャ し たパケ ッ ト を よ り 早 く 解析する ための 2 種
類のプ レ ビ ュ ーが用意 さ れています。
•
イ ンデ ッ ク ス付き レ コ ー ド に基づ く プ レ ビ ュ ー (130
ページの
「[ プ レ ビ ュ ー ] タ ブ でのイ ンデ ッ ク ス付きパケ ッ ト の抽出」 を参
照) 。 こ の機能を使用する こ と で、 特定のエ ン ド ポ イ ン ト と ア プ
リ ケーシ ョ ンに関連する、 特定期間中の ト ラ フ ィ ッ クのビ ュ ーを
128
第4章
カ ス タ マ イ ズ し て、 エ ン ド ポ イ ン ト 中心のワー ク フ ローを作成で
き ます。
•
基本的なNTM機能の使用
パケ ッ ト ト レースのロー ド 中に表示する プ レ ビ ュ ー (132 ページ
の 「ポス ト 解析中のプ レ ビ ュ ー機能の使用」 を参照)。
129
[プ レ ビ ュ ー ] タ ブ での イ ン デ ッ ク ス付 きパケ ッ ト の抽出
153 ページの「[NTM] > [ 全般 ] 画面」 で説明する よ う に、[ プ レ ビ ュ ー]
タ ブは、 イ ン デ ッ ク ス化が有効な場合にのみ表示 さ れま す。 [ プ レ
ビ ュ ー ] タ ブに表示 さ れる情報は、 レ コ ー ド か ら直接 フ ィ ル タ 処理 さ
れた も のではな く 、パケ ッ ト のキ ャ プ チ ャ中に生成 さ れる イ ンデ ッ ク
ス情報に基づいて フ ィ ル タ 処理 さ れた ものです。
図 4-41 は、 [ レ コ ー ド ] > [ プ レ ビ ュ ー ] タ ブ を示 し ています。 まず、
[ 時間間隔 ] 領域に関心のある時間帯を指定 し ます。次に、[ プ レ ビ ュ ー
条件 ] 領域にエ ン ド ポ イ ン ト 情報 (IP ア ド レ ス と ポー ト 番号) を入力
し ます。 [ プ レ ビ ュ ー ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 下部ペ イ ン に ト レ
ン ド グ ラ フ が表示 さ れます。図 4-41 は、エ ン ド ポ イ ン ト 192.168.0.15
と 192.168.0.14 の間を通過する H.323 ト ラ フ ィ ッ ク を示 し ています。
図4-41: [レ コ ー ド ] > [プ レ ビ ュ ー ] タ ブ
130
第4章
下部ペ イ ンに特定の ト レ ン ド を表示 し た状態で [ ト レースの保存 ] ボ
タ ン を使用する と 、 後で CSA で解析する ための ト レース フ ァ イルを
保存で き ます。また、[ ト レースの表示 ] ボ タ ン を使用する と 、図 4-42
のよ う に、 情報を ただ ちに表示で き ます。
図4-42: CSAでのプ レ ビ ュ ー ト ラ フ ィ ッ クの表示
基本的なNTM機能の使用
131
ポス ト 解析中のプ レ ビ ュ ー機能の使用
図 4-43 は、[ レ コ ー ド ] > [ キ ャ プ チ ャ ] タ ブ で レ コ ー ド を選択 し た と
こ ろ を示 し ています。[ ト レースの表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、選
択 し た レ コ ー ド のパ ッ ケージが解析のために CSA に送られます。 残
念ながら、 レ コ ー ド の規模が大き い場合、 または複雑な フ ィ ル タ を適
用 し た場合は、 ト レ ー スの ロ ー ド に長時間かか る 場合があ り ま す。
NTM には、 ト レースのロー ド 中に解析結果を確認で き る よ う に、 抽
出 と 解析がすでに完了 し て い るパケ ッ ト に基づ く プ レ ビ ュ ー機能が
用意 さ れています。
図4-43: [レ コ ー ド ] > [キ ャ プ チ ャ ] タ ブ でのレ コ ー ド の選択
[ ト レースの表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 [ ト レースの表示 ] ダ イ
ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます (図 4-44 を参照)。 [ 時間間隔 ] 領域
では、 レ コ ー ド 全体のサブ セ ッ ト にな る よ う に、 ト レースの時間間隔
を短縮で き ます。[ 定義済みフ ィ ル タ ] 領域では、166 ページの 「フ ィ
ル タ の適用」 で説明する フ ィ ル タ を適用で き ます。
図4-44: [ ト レースの表示]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
132
第4章
[OK] を ク リ ッ ク する と 、 抽出が完了 し たパケ ッ ト の数を示す [ 進行
中 ] ボ ッ ク スが表示 さ れます (図 4-45 を参照)。 図 4-46 に示すよ う
に、 [ プ レ ビ ュ ー ] ボ タ ン を ク リ ッ ク すれば、 いつで も プ レ ビ ュ ーを
表示で き ます。[ 進行中 ] ボ ッ ク ス でのパケ ッ ト のカ ウン ト は継続 さ れ
ます。
図4-45: [進行中]ボ ッ ク ス での抽出済みパケ ッ ト のカ ウ ン ト
[ プ レ ビ ュ ー ] ボ タ ンは、 処理中に何度 も使用で き ます。 ボ タ ン を ク
リ ッ ク する たびに、その時点ま でに抽出 さ れたパケ ッ ト 数に基づ く プ
レ ビ ュ ー結果が表示 さ れます。
図4-46: CSAでの部分 ト レースの表示
基本的なNTM機能の使用
133
注意 : プ レ ビ ュ ー機能は、 こ こ に示すレ コ ー ド ワー ク スペースやア ト
ラ ス表示において [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク すればいつで も 使用
で き ます。
ア ト ラ ス部分エ ク スポー ト の使用
ア ト ラ スデー タ ベース に レ コ ー ド 全体のデー タ を エ ク スポー ト す る
だけ で な く 、 そのデー タ のサブ セ ッ ト を特別な部分ア ト ラ スデー タ
ベースにエ ク スポー ト する こ と がで き ます。
まず、[ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [Network Time Machine] > [ ア
ト ラ ス ] > [ 一般設定 ] 画面で エ ク スポー ト する一連の統計を選択 し ま
す (224 ページの図 5-47 を参照)。 次に、 関心のある レ コ ー ド を選択
し 、 [ ア ト ラ ス部分エ ク スポー ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク するか、 関心の
あ る レ コ ー ド を右 ク リ ッ ク し 、 ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト か ら [ ア ト ラ ス
部分エ ク スポー ト ] を選択 し ます (図 4-47 を参照)。
図4-47: レ コ ー ド から のア ト ラ ス部分エ ク スポー ト の呼び出 し
図 4-48 のよ う な [ ア ト ラ ス部分エ ク スポー ト ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スが
表示 さ れます。
134
第4章
図4-48: [ア ト ラ ス部分エ ク スポー ト ]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
[ 開始 ] と [ 終了 ] のデ フ ォル ト 値は、選択 し た レ コ ー ド の開始時刻 と
終了時刻です。 こ れら の時刻は、 こ のデ フ ォル ト 間隔の範囲内で任意
のサブ間隔に変更で き ます。 [OK] を ク リ ッ ク する と 、 部分ア ト ラ ス
レ コ ー ド が生成 さ れ、 親レ コ ー ド の下に リ ス ト 表示 さ れます。 特定の
NTM で生成で き る部分ア ト ラ ス レ コ ー ド は最大 5 つです。 既存の部
分 ア ト ラ ス レ コ ー ド を 右 ク リ ッ ク す る と 、 図 4-49 に 示 さ れ る メ
ニ ュ ーから コ マ ン ド を選択で き ます。
図4-49: 部分ア ト ラ ス レ コ ー ド の右ク リ ッ ク オプ シ ョ ン
[ 期間を ア ト ラ スへ送信 ] を選択する と 、 選択 し ている部分ア ト ラ ス
レ コ ー ド の期間情報が、特別な [ 部分ア ト ラ ス ] ウ ィ ン ド ウ (図 4-50)
内の [ 表示条件 ] ペ イ ンに送られます。 また、 部分ア ト ラ ス レ コ ー ド
を選択 し て [ 期間を ア ト ラ スに送信 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て も同様の
結果が得ら れます。
基本的なNTM機能の使用
135
図4-50: 表示条件に送信 さ れた期間情報
[ 更新 ] を ク リ ッ ク する と 、 新 し い期間が適用 さ れます。
その上で、 適切な ア ト ラ ス表示を選択で き ます。 図 4-51 に例を示 し
ます。
図4-51: [部分ア ト ラ ス]ウ ィ ン ド ウ内のア プ リ ケーシ ョ ン表示
注意 : 一度に開 く こ と がで き る [ 部分ア ト ラ ス ] ウ ィ ン ド ウは 1 つの
みです。
136
第4章
ト レ ン ド 画面の操作
メ イ ンのハー ド デ ィ ス ク にユーザが指定 し た時間 フ レ ームのデー タ
がある間は、こ の時間フ レームのネ ッ ト ワー ク 活動の ト レ ン ド グ ラ フ
を ト レ ン ド 表示で確認で き ます。
ト レ ン ド 表示では、 左側にある層ペ イ ン で [ 物理層 ] を選択 し ている
か [ ネ ッ ト ワー ク ] を選択 し ているかに応 じ て、 物理層かネ ッ ト ワー
ク層の統計情報を表示で き ます。
注意 : ネ ッ ト ワー ク層の ト レ ン ド 表示は、 [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ
ブ > [Network Time Machine] > [ 全般 ] > [ キ ャ プ チ ャ統計 ] で [ ネ ッ
ト ワー ク統計 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンに し ている場合にのみ表示 さ
れます。
物理層
概要 タ ブ
ト レ ン ド 画面の [ 概要 ] タ ブは、 122 ページの 「特定レ コ ー ド の表示」
で説明 し た よ う に入力する こ と がで き ます。
あ る いは、 ツールバーの [ ト レ ン ド ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 いず
れの場合で も、あ らか じ め選択 し た レ コ ー ド の ト レ ン ド 情報が [ 概要 ]
タ ブ (図 4-52) に表示 さ れます。
基本的なNTM機能の使用
137
図4-52: 物理層の ト レ ン ド 表示の[概要] タ ブ
[ 概要 ] タ ブは、総 ト ラ フ ィ ッ ク量 (すべてのチ ャ ネル) と 各種エ ラ ー
の総発生数についての統計情報を表示 し ます。 さ ら に、 この タ ブには
[ カ テ ゴ リ ] リ ス ト から選択で き る ト レ ン ド グ ラ フ が表示 さ れます。
拡大表示 し たい領域 を カ ー ソ ルで ド ラ ッ グ し ま す。 元のス ケールに
戻すには、 [ 時間範囲を拡大 ] を ク リ ッ ク し ます。
縦軸を 0 か ら ではな く 、最小値から 開始するには、[ 最小値自動判定 ]
を チ ェ ッ ク し ます。
138
第4章
チ ャ ネル タ ブ
図 4-53 に物理層の ト レ ン ド 表示の [ チ ャ ネル ] タ ブ を示 し ます。
図4-53: 物理層の ト レ ン ド 表示の[チ ャ ネル] タ ブ
[ チ ャ ネル ] タ ブは、 [ 概要 ] タ ブ と 同 じ ト ラ フ ィ ッ ク の統計情報を表
示 し ます。 ただ し 、 各チ ャ ネルが個別に表示 さ れます。 さ ら に、 こ の
タ ブには [ カ テ ゴ リ ] リ ス ト から 選択で き る ト レ ン ド グ ラ フ が表示 さ
れます。
表示項目の変更
[ 概要 ] タ ブ と [ チ ャ ネル ] タ ブ ([ 分布 ] タ ブは除 く )の ト レ ン ド グ ラ
フ に表示 し たい統計値を選択で き ます。 89 ページの 「表示カ テ ゴ リ
の変更」 を参照 し て く だ さ い。
基本的なNTM機能の使用
139
分布 タ ブ
図 4-54 に物理層の ト レ ン ド 表示のサイ ズ分布グ ラ フ を示 し ます。
図4-54: 物理層の ト レ ン ド 表示のサイ ズ分布グ ラ フ
サイ ズ分布グ ラ フ は、LLC レ イヤーにおける フ レームサイ ズの分布を
表示 し ます。
図 4-55 に物理層の ト レ ン ド 表示のプ ロ ト コ ル分布グ ラ フ を 示 し ま
す。
140
第4章
図4-55: 物理層の ト レ ン ド 表示のプ ロ ト コ ル分布グ ラ フ
プ ロ ト コ ル分布グ ラ フは、LLC レ イヤーにおける プ ロ ト コ ルの分布を
表示 し ます。
ネ ッ ト ワー ク 層
概要 タ ブ
ト レ ン ド 画面の [ 概要 ] タ ブは、 122 ページの 「特定レ コ ー ド の表示」
で説明 し た よ う に入力する こ と がで き ます。
あ る いは、 ツールバーの [ ト レ ン ド ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 いず
れの場合で も、あ らか じ め選択 し た レ コ ー ド の ト レ ン ド 情報が [ 概要 ]
タ ブ (図 4-56) に表示 さ れます。
基本的なNTM機能の使用
141
図4-56: ネ ッ ト ワー ク の ト レ ン ド 表示の[概要] タ ブ
[ 概要 ] タ ブは、総 ト ラ フ ィ ッ ク量 (すべてのチ ャ ネル) と 各種エ ラ ー
の総発生数についての統計情報を表示 し ます。 さ ら に、 この タ ブには
[ カ テ ゴ リ ] リ ス ト から選択で き る ト レ ン ド グ ラ フ が表示 さ れます。
142
第4章
チ ャ ネル タ ブ
図 4-57にネ ッ ト ワー ク の ト レ ン ド 表示の[チ ャ ネル] タ ブ を示 し ます。
図4-57: ネ ッ ト ワー ク の ト レ ン ド 表示の[チ ャ ネル] タ ブ
[ チ ャ ネル ] タ ブは、 [ 概要 ] タ ブ と 同 じ ト ラ フ ィ ッ ク の統計情報を表
示 し ます。 ただ し 、 各チ ャ ネルが個別に表示 さ れます。 さ ら に、 こ の
タ ブには [ カ テ ゴ リ ] リ ス ト から 選択で き る ト レ ン ド グ ラ フ が表示 さ
れます。
表示項目の変更
[ 概要 ] タ ブ と [ チ ャ ネル ] タ ブ ([ 分布 ] タ ブは除 く )の ト レ ン ド グ ラ
フ に表示 し たい統計値を選択で き ます。 89 ページの 「表示カ テ ゴ リ
の変更」 を参照 し て く だ さ い。
基本的なNTM機能の使用
143
分布 タ ブ
図 4-58 にネ ッ ト ワー クの ト レ ン ド 表示のア プ リ ケーシ ョ ン分布グ ラ
フ を示 し ます。
図4-58: ネ ッ ト ワー ク の ト レ ン ド 表示のア プ リ ケーシ ョ ン分布グ ラ フ
ア プ リ ケーシ ョ ン分布グ ラ フ は、 ネ ッ ト ワー ク におけ る ア プ リ ケー
シ ョ ンの分布を表示 し ます。
図 4-59 に、 ネ ッ ト ワー クの ト レ ン ド 表示の L4 プ ロ ト コル分布グ ラ
フ を示 し ます。
144
第4章
図4-59: ネ ッ ト ワー ク の ト レ ン ド 表示のL4プ ロ ト コル分布グ ラ フ
L4 プ ロ ト コ ル分布グ ラ フ は、ネ ッ ト ワー ク における L4 プ ロ ト コ ルの
分布を表示 し ます。
基本的なNTM機能の使用
145
図 4-60 に、 ネ ッ ト ワー クの ト レ ン ド 表示の L3 プ ロ ト コル分布グ ラ
フ を示 し ます。
図4-60: ネ ッ ト ワー ク の ト レ ン ド 表示のL3プ ロ ト コル分布グ ラ フ
L3 プ ロ ト コ ル分布グ ラ フ は、ネ ッ ト ワー ク における L3 プ ロ ト コ ルの
分布を表示 し ます。
146
第4章
ト レ ン ド ツ ールバー
ト レ ン ド ツ ールバー (図 4-61) のボ タ ン を ク リ ッ ク す る だけで、 さ
ま ざ ま な操作を実行で き ます。
図4-61: ト レ ン ド ツールバー
ト レース フ ァ イル と し て ト レ ン ド デー タ を保存
今後の参照のため、 あ る いは さ ら に詳 し く 解析す る ために ト レ ン ド
デー タ を保存 し たい場合は、 ト レ ン ド ツールバー (図 4-61) の [ ト
レースの保存 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 こ れに よ り 、 こ の ト レ ン ド
デー タ を ト レース フ ァ イル と し て PCの専用ハー ド デ ィ ス ク に保存で
き ます。
ト レ ン ド デー タ の表示
保存 し た レ コ ー ド の ト レ ン ド デー タ を表示 し たい場合、 ト レ ン ド ツー
ルバー (図 4-61) の [ ト レースの表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
Network Time Machine は、ユーザが指定 し た場所に こ のデー タ を ( ト
レース フ ァ イル と し て) 保存 し た後、 保存 し ます。
統計情報のエ ク スポー ト
特定間隔の ト レ ン ド デー タ に関する統計情報を、レ コ ー ド の統計情報
のエ ク スポー ト と 同 じ 方法で エ ク スポー ト で き ます (121 ページの
「レ コ ー ド の操作」 を参照)。
注意 : 指定 し た時間範囲内にキ ャ プ チ ャ を開始または終了 し た レ コ ー
ド が複数あ っ た場合、指定時間幅の中心時刻を含むまたは指定時間幅
に最 も近い レ コ ー ド の統計情報がエ ク スポー ト さ れます。
基本的なNTM機能の使用
147
現在表示 さ れてい る ト レ ン ド デー タ のロ ッ ク
現在の ト レ ン ド 表示のデー タ を、ロ ッ ク さ れた レ コ ー ド と し て保存で
き ます。 こ れを実行するには、ト レ ン ド ツールバー(図 4-61)の [ ロ ッ
ク ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 次に、[ 新規ロ ッ ク ] ダ イ ア ログボ ッ ク
スに新 し い名前を入力 し ます (図 4-62)。
図4-62: 現在表示 さ れている時間範囲のデー タ のロ ッ ク
表示 コ ン ト ロ ールボ タ ン
ト レ ン ド ツールバーには、 上述の名前の付いたボ タ ンの他に、 次の表
示 コ ン ト ロールボ タ ンがあ り ます。
ボタ ン
|?|
148
機能
表示 し たい特定の時間範囲を指定 し ます (149ページの 「特定の時間
間隔の確認」 を参照)。
|<>|
全レ コ ー ド が含まれる よ う 時間範囲を拡大 し ます。
<<
現在の表示間隔 と 同 じ 時間分だけ表示を過去に移動 し ます。
<
現在の表示間隔の半分の時間分だけ表示を過去に移動 し ます。
>
現在の表示間隔の半分の時間分だけ表示を未来に移動 し ます。
>>
現在の表示間隔 と 同 じ 時間分だけ表示を未来に移動 し ます。
+
中心時刻を変えずに、 現在の表示時間の間隔を半分に縮小 し ます。
-
中心時刻を変えずに、 現在の表示時間の間隔を倍に拡大 し ます。
第4章
特定の時間間隔の確認
レ コ ー ド リ ス ト の項目に関わら ず、特定の時間範囲を選択 し て メ イ ン
ハー ド デ ィ ス ク 上にあ る デー タ を 確認す る こ と も で き ま す。 時間間
隔を確認するには、ト レ ン ド ツールバーで |?| を選択 し ます。 [ ト レ ン
ド の表示 ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スが表示 さ れます。 [ セ ン タ / スパン ] タ
ブ (図 4-63) で、 中心値を入力 し 、 希望す る時間範囲の値を選択 し
ます。
図4-63: [ ト レ ン ド の表示]ダ イ アログボ ッ ク ス ( [セン タ/スパン]タ ブ)
注意 : 指定 し た時間範囲内にキ ャ プ チ ャ を開始または終了 し た レ コ ー
ド が複数あ っ た場合、指定時間幅の中心時刻を含むまたは指定時間幅
の中心時刻に最も 近い レ コ ー ド の表示を行います。
または、 [ 開始 / 停止 ] タ ブ (図 4-64) で開始時刻 と 終了時刻を入力
で き ます。
基本的なNTM機能の使用
149
図4-64: [ ト レ ン ド の表示]ダ イ ア ログボ ッ ク ス ([開始/停止] タ ブ)
注意 : 指定 し た時間範囲内にキ ャ プ チ ャ を開始または終了 し た レ コ ー
ド が複数あ っ た場合、指定時間幅の中心時刻を含むまたは指定時間幅
の中心時刻に最も 近い レ コ ー ド の表示を行います。
[ セ ン タ / スパン ] タ ブ、 [ 開始 / 停止 ] タ ブ と も に、 [OK] を ク リ ッ ク
する と 指定 し た時間範囲の ト レ ン ド グ ラ フが表示 さ れます。
指定 し た時間範囲での表示の細か さ は 1 ポ イ ン ト / 秒にな り ますが、
時間範囲の 1/1000 よ り も細か く な る こ と はあ り ません。
89 ページの 「表示カ テ ゴ リ の変更」 で説明 し た よ う に、 画面を右ク
リ ッ ク し て、 グ ラ フ に表示 さ れる統計項目を変更で き ます。
上書 き さ れたデー タ に関す る注意
上書 き さ れたデー タ が含まれる時間間隔を指定 し た場合、 警告 メ ッ
セージが表示 さ れます。 ただ し 、 指定 し た範囲のデー タ の一部がまだ
残っ ている場合、 そのデー タ は保存 さ れています。
150
第4章
カ ー ソ ル操作に よ る ズームの使用
グ ラ フの特定部分に関心があ る場合は、こ の部分をズーム し て よ り 詳
細に確認する こ と がで き ます。 ズームするには、 図 4-65 に示すよ う
に、 関心のある領域を左ク リ ッ ク し てマウス を ド ラ ッ グ し ます。 選択
し た時間間隔が拡大表示 さ れ、 Network Time Machine か ら 再取得 し
た統計デー タ が表示 さ れます。 拡大 さ れた領域は、 最大 1 サン プル /
秒の精度で画面全体に表示 さ れますが、 1000 を超え るサン プルは表
示で き ません。
図4-65: ズーム機能の利用
現在のレ コ ー ド の時間スケールに戻すには、 [ 時間範囲を拡大 ] を ク
リ ッ ク し ます。
基本的なNTM機能の使用
151
Network Time Machineの設定
メ イ ン ツ ールバーの [ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て、 設定 ツ リ ー
(図 4-66) を表示 し ます。
図4-66: 設定ツ リ ー
以下では、主要な NTM 機能の設定画面について説明 し ます。 [ アダプ
タ 設定 ] の設定画面については、 付録 B 「」 「 ネ ッ ト ワー ク アダプ タ
の設定」 で説明 し ます。 こ のツ リ ーのその他の設定画面 ( ア ト ラ ス、
アナ ラ イザ、 翻訳な ど ) は各章で説明 さ れています。
152
第4章
[NTM] > [全般] 画面
[ 全般 ] 画面を開 く には、ツールバーの [ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ま
す。 次に、[ 設定 ] タ ブ > [Network Time Machine] > [ 全般 ] を選択 し
ます。 [ 全般 ] 画面 (図 4-67) が表示 さ れます。
図4-67: [NTM] > [全般] 画面
[ リ アル タ イムモニ タ ] ラ ジオボ タ ン で、ClearSight Analyzer 機能を有
効または無効に し ます。 この機能を有効にする と 、 パケ ッ ト をキ ャ プ
チ ャ し なが ら フ ロー解析やレ ポー ト の作成がで き る よ う にな り ます。
[ ネ ッ ト ワー ク 統計 ] が有効にな っ ている場合は利用で き ません。
注意 : リ ア ル タ イ ム モ ニ タ は、 ソ フ ト ウ ェ ア ベー スの分析で あ り 、
キ ャ プ チ ャ さ れたパケ ッ ト を処理 し ますが、パケ ッ ト の保存は し ませ
基本的なNTM機能の使用
153
ん。 リ アル タ イムモニ タ は、 基本的に NTM に内蔵 さ れた ClearSight
Analyzer で、 小 さ な ト レ ース フ ァ イ ルを開 く のに役立ち ます。 こ の
機能は、 処理 リ ソ ース と メ モ リ を大量に消費するので、 通常の NTM
の動作中に有効に し てはいけません。 この機能は、 非常に短期間の ト
ラ フ ィ ッ ク か、高度に フ ィ ル タ リ ン グ さ れた ト ラ フ ィ ッ ク (200Mbps
未満) において使用 し ます。
[ ダ ッ シ ュ ボー ド ] 機能が、リ アル タ イ ムで ト ラ フ ィ ッ ク情報を表示す
る た めの よ り 良い代替手段 を 提供 し ま す。 ダ ッ シ ュ ボ ー ド も コ ン
ピ ュ ー タ の リ ソ ース を消費 し ますが、リ アル タ イムモニ タ よ り も はる
かに少量です。 こ ち ら は、 ア ト ラ ス (PostgreSQL) デー タ ベース を
使用 し ます。
[ キ ャ プ チ ャ統計 ] 領域の [ ネ ッ ト ワー ク統計 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク スによ
り 、キ ャ プ チ ャ ワー ク スペース と ト レ ン ド 表示における ネ ッ ト ワー ク
層の情報の表示 (L3 以上) を 有効ま たは無効に し ま す。 ClearSight
リ アル タ イ ムモ ニ タ が有効にな っ ている場合は利用で き ません。
[ イ ンデ ッ ク ス化 ] 領域のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク する と 、 キ ャ
プ チ ャ し たパケ ッ ト にパケ ッ ト ス ト アデ ィ ス ク が イ ン デ ッ ク ス を付
け る よ う に な り ます。 イ ン デ ッ ク ス を使用す る と パケ ッ ト の抽出 と
フ ィ ル タ リ ン グは高速にな り ますが、 ス ト レ ージ容量を消費す る た
め、 キ ャ プ チ ャ で き るパケ ッ ト がその分少な く な り ます。
イ ンデ ッ ク ス化は、 デ フ ォル ト では無効に設定 さ れています。 チ ェ ッ
ク ボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク し て イ ン デ ッ ク ス化を有効に切 り 替え よ う と
する と 、次の警告を示す [ 確認 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。
「イ ンデ ッ ク ス化を行 う よ う に切 り 替え る と 、 パケ ッ ト ス ト アが再初
期化 さ れます。 既存のレ コ ー ド は全て削除 さ れます。 本当に続行 し ま
すか?」 イ ンデ ッ ク ス化を行 う 場合は [ はい ]、イ ンデ ッ ク ス化を行わ
ない場合は [ いいえ ] を ク リ ッ ク し ます。
イ ンデ ッ ク ス化を有効か ら無効に切 り 替え る場合は、選択肢があ り ま
す。[ 確認 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スに次の メ ッ セージが表示 さ れます。「既
存のレ コ ー ド を保持 し ますか? 「はい」 を選択す る と 既存のレ コ ー
ド は保持 さ れます。 「いいえ」 を選択する と パケ ッ ト ス ト アが再初期
化 さ れ、 よ り 多 く のス ト レージサイ ズを得る こ と がで き ます。 」 ニー
ズに応 じ て [ はい ] または [ いいえ ] を ク リ ッ ク し て く だ さ い。
注意 : イ ンデ ッ ク ス化を有効にする と 、 レ コ ー ド ワー ク スペースに特
別な [ プ レ ビ ュ ー] タ ブが表示 さ れます (130 ページの 「[ プ レ ビ ュ ー ]
154
第4章
タ ブ でのイ ンデ ッ ク ス付きパケ ッ ト の抽出」 を参照)。
[ リ モー ト ビ ュ ーア ] 領域では、[ リ モー ト ビ ュ ーアからの接続を許可 ]
ボ ッ ク スのチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ン にす る と 、 NTM Remote Viewer
ユーザから の接続を許可で き ます。この設定への変更を有効にするに
は、 NTM を再起動する必要があ り ます。
[ こ のホス ト に接続 し ている リ モー ト ユーザ] ボ ッ ク スには、現在接続
し ている リ モー ト ビ ュ ーアユーザの リ ス ト が表示 さ れます。こ の リ ス
ト は、 動的には更新 さ れません。 最新の リ ス ト を表示するには、 [ 情
報の更新 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
リ モー ト ビ ュ ーアユーザを選択 し 、[ 切断 ] ボ タ ン を選択する と 、その
ユーザの接続を強制的に切断する こ と がで き ます。
[Remote Viewer は リ モー ト マ シ ン上でのみ保存可能 ] を チ ェ ッ ク す
る と 、 リ モー ト ビ ュ ーアは NTM エージ ェ ン ト 上で ト レース フ ァ イル
の保存やオープ ンはで き ません。 詳細は、 73 ページの 「NTM リ モー
ト セ ッ シ ョ ンの管理」 を参照 し て く だ さ い。
[Telnet サービ ス ] 領域では、[ 有効 ] ボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク し て、指定 し
たポー ト で NTM への Fanfare の接続を自動化で き ます。
注意 : [ 全般 ] 画面で行 っ た変更を 有効にす る には、 Network Time
Machine ア プ リ ケーシ ョ ン を終了 し て、 再起動する必要があ り ます。
基本的なNTM機能の使用
155
[NTM] > [ ト レ ース保存設定] 画面
Network Time Machine が ト レース フ ァ イルを保存する方法を カ ス タ
マ イ ズで き ます。
カ ス タ マ イ ズするには、 ツールバーの [ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て
か ら 、[ 設定 ] > [Network Time Machine] > [ ト レース保存設定 ] を選
択 し ます。 [ ト レース保存設定 ] 画面 (図 4-68) が表示 さ れます。
図4-68: [NTM ] > [ ト レース保存設定] 画面
この画面で設定するパラ メ ー タ は、各 ト レース フ ァ イルを保存処理す
る際に フ ァ イ ルの内容に影響 し ま す。 パ ラ メ ー タ は次のよ う に設定
し ます。
156
第4章
•
フ ァ イル制限 : 1 つの ト レース フ ァ イルに保存する最大フ レーム
数 と 、 ト レース フ ァ イルのサイ ズを最大 メ ガバイ ト 単位で指定 し
ます。 ト レース フ ァ イルの保存中に、いずれかが制限に達する と 、
以降のパケ ッ ト は新 し い ト レース フ ァ イルに保存 さ れます。
注意 : 256MB よ り 大き な ト レース フ ァ イルの作成は、お勧め し ま
せん。 こ のよ う な大容量の ト レース フ ァ イルを オープ ンする と 大
量の メ モ リ を消費 し 、 NTM の動作を遅 く し た り 、 ク ラ ッ シ ュ さ せ
る原因にな り ます。 また、 フ ァ イルを オープ ンするのに非常に時
間がかか り 、 フ ァ イルの送信や電子 メ ールの添付も 困難です。
•
ス ラ イ スサイ ズ : ス ラ イ スサイ ズを選択する と 、 (各フ レームの
先頭から) 選択 し たバイ ト 数ま で保存 さ れます。
•
ト レース保存オプ シ ョ ン: こ の領域では、[ フ ァ イル タ イ プ ](ADC
または PCAP)、フ ァ イル名を自動で作成する ための [ プ レ フ ィ ッ
ク ス ]、および 1 回の保存動作の間に作成で き る ト レース フ ァ イル
の最大数を指定 し ます。
基本的なNTM機能の使用
157
[NTM] > [時刻同期] 画面
図 4-69 は、 NTP の同期機能の使用方法を示 し ています。 [ 同期方法 ]
は、 [NTP] に固定です。 [GPS] の同期機能は、 NTM の本バージ ョ ン
では使用する こ と はで き ません。
[NTP サーバ ] フ ィ ール ド に、使用する NTP サーバのホス ト 名を入力
し ます。 NTM は、 キ ャ プ チ ャ の開始時、 および [ 同期間隔 ] 領域に指
定 し た間隔で自動的に同期 し ます。 時刻同期を有効にする には、 [ 同
期を有効にする ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンに し て下 さ い。
図4-69: [NTM] > [時刻同期] 画面
注意 : 日本国内で一般向けに公開 さ れている NTP サーバを指定する
こ と も で き ます。 詳細は、 http://www.ntp.org/ を参照 し て く だ さ い。
158
第4章
NTM の時刻同期機能に よ り 、NTM はそれぞれのパケ ッ ト に正確な タ
イ ムス タ ン プ を関連づけます。 こ れに よ り 、 NTM エージ ェ ン ト のペ
ア間を通過するデー タ を相関づけする こ と がで き、こ れら のエージ ェ
ン ト を接続する ネ ッ ト ワー クの遅延を評価で き ます。 また、 結合 さ れ
た ト レ ー ス フ ァ イ ルの時刻に関す る 各種の統計情報 を NTM が正確
に計算で き る ため、 ト レース フ ァ イルのマージ をサポー ト し ます。
詳細設定
[ 詳細設定 ] を使用 し て、NTM と NTP サーバの間の動作を詳細に設定
する こ と がで き ます。 不確かな場合は、 デ フ ォル ト 設定を使用 し て下
さ い。
使用する [NTP プ ロ ト コル バージ ョ ン ] を指定 し て く だ さ い。 ほ と ん
どの NTP サーバはバージ ョ ン 4 を使用 し ますが、 指定 し たサーバが
それ以前のバージ ョ ン を使用する場合は、リ ス ト から そのバージ ョ ン
を選択する こ と がで き ます。
[ タ イムアウ ト ] 設定では、NTM がサーバに時刻同期の要求を送っ た
後、NTP サーバからの応答の待ち時間を指定 し ます。 指定 し た時間内
に NTM が応答を受け取ら なかっ た場合、 要求は破棄 さ れます。
[ ク エ リ サン プ リ ング数 ] 設定では、NTM が時刻同期の要求を送信す
る回数を指定 し ます。 NTM は、 応答を得るのに要 し た時間の合計に
よ り 補正 さ れた応答時間か ら ロ ー カ ルの時刻 を 計算 し ま す。 時刻同
期の要求の ク エ リ を複数回送信する こ と に よ り 、 NTM は結果を平均
し 、 よ り 正確な計算値を得る こ と がで き ます。
基本的なNTM機能の使用
159
ハー ド ウ ェ ア ベースの重複 フ レ ームの削除機能
ス イ ッ チ上の ミ ラ ーポー ト か ら キ ャ プ チ ャ さ れた フ レ ームは一般的
に 2 度カ ウ ン ト さ れます。 フ レームがス イ ッ チに入る時 と 出る時で
す。 NT4E、 NT20X、 NT20E、 NT20E2、 NT40E カ ー ド は、 NTM で
キ ャ プ チ ャ および解析する ためにそれぞれの重複フ レームの1つのコ
ピーのみを送信する こ と で、ハー ド ウ ェ アベースのソ リ ュ ーシ ョ ン を
サポー ト し ます。 これら のアダ プ タ が選択 さ れた場合は、 設定ツ リ ー
に [ 重複 フ レ ームの削除 ] が追加で表示 さ れます。
重複 フ レ ームの削除の設定
図 4-70 は、 重複 フ レームの削除を管理する設定画面を表示 し ます。
図4-70: 重複フ レームの削除設定画面
160
第4章
[重複 フ レ ームの削除機能を有効にす る]
チ ェ ッ クボッ クス
このチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を有効にする と 、重複フ レームの削除機能が有
効にな り ます。
チ ャ ネル
重複削除はチ ャ ネルご と に有効です。 特定のチ ャ ネルで重複削除 を
有効にする ためには、 最初に、 [ 重複フ レームの削除機能を有効にす
る ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を有効に し 、重複削除を行 う チ ャ ネルを有効に
し ます。
オプシ ョ ン
[ オプ シ ョ ン ] で選択 さ れた項目は、有効に し た全てのチ ャ ネルに対 し
て適用 さ れます。
タ イ ムア ウ ト 条件
[ 重複 フ レームの最大時間間隔 ] フ ィ ール ド に値 ( ミ リ 秒単位 ) を入力
し て下 さ い。 オ リ ジ ナルの フ レ ーム と 重複 フ レ ームの時間間隔が設
定 さ れた値を超え ない場合は、 重複フ レームは削除 さ れます。 設定可
能な値は 1 ms から 127 ms です。
チ ェ ッ ク す る フ レ ームの選択
ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト を使用 し 、以下の選択肢から 1 つの項目を選択
する と 、重複を チ ェ ッ ク する フ レームの範囲を指定で き ます ( 図 4-70
を参照 )。
•
フ レーム全体
•
MAC フ レーム (ISL を除いた フ レーム全体 )
•
ISL, MAC ヘ ッ ダ , および VLAN を除いた MAC フ レーム
•
IP フ レームのみ
•
IP ヘ ッ ダ を除いた IP フ レーム
基本的なNTM機能の使用
161
翻訳表示
図 4-71 は、 重複削除無効時の一般的な翻訳表示を示 し ています。
図4-71: 重複削除無効時の翻訳表示
162
第4章
図 4-72 は、 重複削除有効時の一般的な翻訳表示を示 し ています。
図4-72: 重複削除有効時の翻訳表示
基本的なNTM機能の使用
163
ラ ダー表示
図 4-73 は、 重複削除無効時の一般的な ラ ダー表示を示 し ています。
図4-73: 重複削除無効時のラ ダー表示
164
第4章
図 4-74 は、 重複削除有効時の一般的な ラ ダー表示を示 し ています。
図4-74: 重複削除有効時のラ ダー表示
基本的なNTM機能の使用
165
ト レ ース フ ァ イ ル フ ィ ル タ の作成 と 適用
フ ィ ル タ を作成する こ と で、保存する ト レース フ ィ ル タ のサイ ズを小
さ く で き ます。 フ ィ ル タ を使用する と 、 ユーザが選択 し た条件を満た
す フ レ ー ム の み が ト レ ー ス フ ァ イ ル に 保 存 さ れ ま す。 さ ら に、
ClearSight Analyzer を使用 し て こ の ト レ ース フ ァ イ ルを解析す る と
き、 フ ィ ル タ を通過 し た フ レームのみが解析に表示 さ れます。
フ ィ ル タ は、 キ ャ プ チ ャ、 レ コ ー ド および ト レ ン ド ワー ク スペース内
の [ ト レースの表示 ] ボ タ ンに も 適用で き ます。 この場合、 フ ィ ル タ
を通過 し たパケ ッ ト のみが表示 さ れます。
フ ィ ル タ の適用
フ ィ ル タ は、 キ ャ プ チ ャ、 レ コ ー ド および ト レ ン ド ワー ク スペース内
の [ ト レースの表示 ] または [ ト レースの保存 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し
た と き に適用 で き ま す。 [ ト レ ー ス の表示 ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス
(図 4-75) が表示 さ れます。
図4-75: [フ ィ ル タ 設定]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
以前に保存 し た フ ィ ル タ を適用するには、 [ 定義済み フ ィ ル タ ] 領域
の [ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 次に [ フ ィ ル タ リ ス ト ](図 4-76)
から 適用する フ ィ ル タ を選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。
166
第4章
図4-76: [フ ィ ル タ リ ス ト ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
[ ト レースの表示 ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スの外観が、図 4-77 のよ う に変
わ り ます。 [ 設定 ] ボ タ ンは、[ 削除 ] ボ タ ンに変わ り ます。 フ ィ ル タ を
削除するには、 [ 削除 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 左側に表示 さ れる
チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ フ にする と 、この フ ィ ル タ を一時的に無効にす
る こ と がで き ます。
図4-77: フ ィ ル タ 選択後
基本的なNTM機能の使用
167
必要な フ ィ ル タ が [ フ ィ ル タ リ ス ト ] にない場合は、 新 し い フ ィ ル タ
を作成で き ます。 168 ページの 「新規フ ィ ル タ の作成」 を参照 し て く
だ さ い。
新規 フ ィ ル タ の作成
フ ィ ル タ を作成するには、[ フ ィ ル タ 設定 ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス で [ 設
定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 [ フ ィ ル タ リ ス ト ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
が表示 さ れます。 左下の [ 作成 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 表示 さ れ
る [ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス (図 4-78) で、 フ ィ ル タ を定
義 し ます。
図4-78: [新規フ ィ ル タ ]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
利用可能な フ ィ ル タ オプ シ ョ ンの設定方法の詳細については、 第 13
章 「表示フ ィ ル タ の使用」 を参照 し て く だ さ い。
168
第4章
フ ロ ー フ ィ ル タ の詳細
NTM では、 送信元 と 送信先のア ド レ ス マ ス ク を入力で き る よ う に、
フ ロ ー フ ィ ル タ の機能が拡張 さ れて い ま す。 図 4-79 は IPv4 用の、
図 4-80 は IPv6 用の [ フ ロー フ ィ ル タ ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス を示 し て
います。
図4-79: IPv4用の[フ ロー フ ィ ル タ ]ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス
•
IPv4 の場合は、 [IPv4] ラ ジオボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 次に、 送
信元および送信先の IPv4 ア ド レ ス と ポー ト 番号を 10 進数で入力
し ま す。 ト ラ フ ィ ッ ク 方向の指定ま たは両方向 を選択す る には、
[ 方向 ] ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト を使用 し ます。
送信元および送信先の IPv4 ア ド レ スの指定に加えて、 対応する
ア ド レ スマ ス ク を利用 し て、 IPv4 ア ド レ スのどの部分を フ ィ ル
タ リ ングに使用するのかを指定で き ます。 た と えば、 IPv4 ア ド
レ スが 192.168.0.1 で、 対応する マス ク が 255.255.255.0 の場
合、 フ ィ ル タ リ ングには 192.168.0 が使用 さ れます。
図4-80: IPv6用の[フ ロー フ ィ ル タ ]ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス
IPv6 の場合は、 [IPv6] ラ ジオボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 次に、 送信
元および送信先の IPv6 ア ド レ ス を 16 進数で、 ポー ト 番号を 10 進数
基本的なNTM機能の使用
169
で入力 し ま す。 ト ラ フ ィ ッ ク 方向の指定ま たは両方向を 選択す る に
は、 [ 方向 ] ド ロ ッ プダウン リ ス ト を使用 し ます
送信元および送信先の IPv6 ア ド レ スの指定に加えて、 対応する ア ド
レ ス マ ス ク を利用 し て、 IPv6 ア ド レ スのどの部分を フ ィ ル タ リ ン グ
に 使用 す る の か を 指 定 で き ま す。 た と え ば、 IPv6 ア ド レ ス が
2001:0:1234::1 で、対応する マ ス クが FFFF:FFFF:0:0:0:0:0:0 の場合、
フ ィ ル タ リ ングには 2001:0 が使用 さ れます。
パ タ ー ン フ ィ ル タ の詳細
NTM では、 オ フ セ ッ ト 検索 と テ キ ス ト の符号化のオ プ シ ョ ン を サ
ポー ト する よ う に、 パ タ ーン フ ィ ル タ の機能が拡張 さ れています。
フ ィ ル タ を設定 し て、指定 し たオ フ セ ッ ト で指定 し たパ タ ーン を持つ
フ レームだけを受け入れる こ と がで き ます。
[ オ フ セ ッ ト ] および [ パ タ ーン ] の新 し い値を入力する には、 [ 新規
フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] リ ス ト から [ パ
タ ー ン ] を選択 し ます。 [ パ タ ー ン フ ィ ル タ ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス
(図 4-81) が表示 さ れます。
図4-81: [パ タ ーン フ ィ ル タ ]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
170
第4章
[ オ フ セ ッ ト ] には、 10 進数 (0 ~ 959) または 16 進数 (0 ~
3BF) のバイ ト 数を入力 し ます。 ド ロ ッ プ ダウン リ ス ト を使用 し
て、 こ のオ フ セ ッ ト の起点を [ フ レームの開始 ]、 [IP 層 ]、 また
は [ ア プ リ ケーシ ョ ン層 ] の中か ら選択 し ます。
ラ ジオボ タ ン を使用 し て、 [ オ フ セ ッ ト ] を [ 固定 ] (正確な起点
と オ フ セ ッ ト を指定) にするか、 [ 自由 ] ( こ の地点から パケ ッ ト
の最後ま での任意の場所) にするかを選択 し ます。
[ パ タ ーン ] フ ィ ール ド には、 Hex (16 進数) かテキス ト の文字
列を入力で き ます。
Hex (16 進数) のパ タ ーンは、 最大 256 バイ ト ま で入力で き、
バイ ト 間にはスペース を入力する必要があ り ます (た と えば 0E
12 C0 3B)。
テキス ト のパ タ ーンは、 最大 256 文字まで入力で き ます。 3 つの
テキス ト エ ン コ ーデ ィ ング (ASCII、 ISO2022JP、 SJIS) の 1 つ
を選択で き ます。 次の注意事項は、 これらの符号化に適用 さ れま
す。
•
半角カ タ カ ナは、 ISO2202JPを選択 し ている と きはJIS7 (文
字 コ ー ド 0x21~0x5F) で、 SJISを選択 し ている と きはJIS8
(文字 コ ー ド 0xA1~0xDF) で符号化 さ れます。 ASCIIを選択
し ている と き には、 半角カ タ カ ナ を入力する こ と はで き ませ
ん。
•
ISO2202JPを選択 し ている と き、 日本語の文字ブ ロ ッ ク を示
すエ スケープ シーケ ン スは、 パ タ ーンの最初または最後に追
加 さ れません。
[ マス ク ] フ ィ ール ド は [ オ フ セ ッ ト タ イ プ :] が 16 進数で [ パ
タ ーン形式 ] が 16 進数の場合にのみ有効にな り ます。 [ マ ス ク ]
自身 も 16 進数である必要があ り ます。
最大 4 つの フ ィ ル タ をパ タ ーン テーブルに定義で き ます。 複数の
フ ィ ル タ を定義する場合、 フ ィ ル タ 間は AND の関係にな り ま
す。 すなわち、 選択 し たオ フ セ ッ ト / パ タ ーンの組み合わせをす
べて満た し た場合に フ レームがキ ャ プ チ ャ さ れます。
すでにテーブル内にあ る [ オ フ セ ッ ト ]/[ パ タ ーン ] を編集する場
合は、 [ 編集 ] ア イ コ ン を ク リ ッ ク し ます。 削除する場合は、 [ 削
除 ] ア イ コ ン を ク リ ッ ク し ます。
基本的なNTM機能の使用
171
フ ィ ル タ の保存
一連のフ ィ ル タ パラ メ ー タ を入力 し 終えた ら、 このフ ィ ル タ 設定のす
べて を保存で き ます。 フ ィ ルタ の名前を入力し て、 [OK] を ク リ ッ クす
るだけです。 新 し い フ ィ ルタが、[ フ ィ ルタ リ ス ト ] の項目にな り ます。
保存 し た フ ィ ル タ を適用するには、 [ フ ィ ル タ 設定 ] ダ イ ア ロ グボ ッ
ク ス で [ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 次に [ フ ィ ル タ リ ス ト ] で
適用する フ ィ ル タ を選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。
重要な注意事項
フ ォ ルダの制限
レ コ ーダエ ン ジ ンは、 PC 専用のハー ド デ ィ ス ク に 2 つのフ ォルダ を
保 持 し ま す。 こ れ ら の フ ォ ル ダ は、 C: \ packetstore お よ び C:
\ metadatastore です。 こ れらの フ ォルダまたはフ ォルダ内のフ ァ イ
ル を 削除 し た り 変更 し た り し な い で く だ さ い。 こ れ ら の フ ォ ルダの
操作を行 う こ と がで き るのは、 レ コ ーダエ ン ジ ン だけです。
パケ ッ ト 負荷が大 き い場合の操作
レ コ ーダエ ン ジ ンは、 Windows OS の機能を使用 し て、 キ ャ プ チ ャ し
た デ ー タ を ハ ー ド デ ィ ス ク シ ス テ ム に 記録 し ま す。 し た が っ て、
Network Time Machine が フルラ イ ン レー ト でパケ ッ ト をキ ャ プ チ ャ
する ためには、 CPU の使用量が 100% に達 し ないよ う 十分なゆ と り
を確保 し て く だ さ い。
キ ャ プ チ ャ は、表示機能、ト レース フ ァ イルの保存、および ClearSight
Analyzer の操作な どの他の操作よ り も 優先順位の高い操作です。 し
たがっ て、パケ ッ ト のキ ャ プ チ ャ 速度が フルラ イ ン レー ト よ り も 低下
す る ま で、 こ のよ う な機能の実行に遅延が生 じ る も の と 想定 さ れま
す。
172
第4章
第5章
基本的 な ア ト ラ ス機能の使用
この章では、 Network Time Machine の基本的なア ト ラ ス機能の使用
方法について説明 し ます。
この章では、 以下の主要な項目について説明 し ます。
•
•
•
•
•
•
•
基本的なア ト ラ ス機能の概要
ド リ ルダウン プ ロ セス
ア ト ラ スの時間間隔の設定
ア プ リ ケーシ ョ ン層のア ト ラ ス解析
ネ ッ ト ワー ク層のア ト ラ ス解析
DLC 層のア ト ラ ス解析
基本的なア ト ラ スの設定
基本的な ア ト ラ ス機能の概要
NTM のア ト ラ ス機能は、 キ ャ プ チ ャハー ド デ ィ ス ク のデー タ に基づ
い て 表 示 を 作 成 し ま す。 こ れ ら の 表 示は NTM ソ フ ト ウ ェ ア の
ClearSight Analyzer で作成 さ れる レ ポー ト か ら 分離、 独立 し ていま
す。
173
キ ャ プ チ ャ ハー ド デ ィ ス クの内容に基づ く こ れらの表示は、ア ト ラ ス
ワー ク ス ペース に表示 さ れま す。 ア ト ラ ス ワー ク ス ペース に ア ク セ
スするには、 ツールバーの [ ア ト ラ ス ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
ア ト ラ ス機能に よ っ て表示 さ れるデー タ は、最初はレポー ト ワー ク ス
ペースに表示 さ れる レポー ト と 似ています。 ただ し 、 ア ト ラ ス機能を
使用する と 、 関心のある領域から ド リ ルダウン を実行 し 、 関連する ト
レ ン ド グ ラ フ、フ ローデー タ 、およびパケ ッ ト デー タ を表示で き ます。
このプ ロ セスは、 まず大き な地図を確認 し 、 次に領域を絞っ た詳細な
地図を 表示 し 、 人口、 気候、 経済デー タ な どの統計情報 を確認す る
ワール ド ア ト ラ スの使用プ ロ セス と 似ています。
この章では、 一般的な ド リ ルダウ ン プ ロ セス と 、 利用可能な各種表示
について説明 し ます。 こ れら の表示では、 関心がある項目を連続的に
選択 し 、ド リ ルダウン を実行 し て選択項目のパケ ッ ト デ コ ー ド を表示
で き ます。
ド リ ルダウ ン プ ロ セ ス
図 5-1 に一般的な ア ト ラ ス表示を示 し ます。 メ イ ンデー タ 領域には 3
つのペ イ ンがあ り ます。 以下に、 基本的な ド リ ルダウン プ ロ セスの例
を示 し ます。
関心のあ る領域から ド リ ルダウン を実行するには :
1. 上部ペ イ ンには、[ 表示条件 ] で設定 し た時間間隔中に HTTP サー
バで観測 さ れたデー タ を示す ト レ ン ド グ ラ フ が表示 さ れます。 こ
の時間間隔の特定の時間帯に関心がある と きは、 その部分を カ ー
ソルで ド ラ ッ グする だけで、 その時間帯のみを表示で き ます。
2. [ テーブルの表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 中央のペ イ ンに
サーバ リ ス ト が表示 さ れます。
3. そのサーバに接続 し ている、 いずれかのク ラ イ ア ン ト を選択 し
ます。
4. [ ト レースの表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、 選択 し た時間間隔中にそ
のク ラ イ ア ン ト と サーバを通過 し たパケ ッ ト を表示 し ます。
174
第5章
[ ト レースの表示] を ク リ ッ ク し 、以下の操作シーケン ス を開始 し ます:
1. フ ィ ル タ を適用 し 、 希望するパケ ッ ト ( こ の場合は、 選択 し た ク
ラ イ ア ン ト と サーバの間でや り 取 り さ れたパケ ッ ト ) のみがキ ャ
プ チ ャ さ れます。
2. これ らのパケ ッ ト を一時 ト レース フ ァ イル と し て保存 し ます。
3. 組み込みの ClearSight Analyzer (CSA) で この ト レース フ ァ イル
を開き ます。
図5-1: 一般的なア ト ラ ス表示
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
175
ア ト ラ スの[ ト レ ースの表示]ボ タ ンへの フ ィ ル タ の適用
ア ト ラ ス表示で [ ト レースの表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、[ フ ィ ル
タ 設定 ] ポ ッ プ ア ッ プ ダ イ ア ログボ ッ ク ス (図 5-2) が表示 さ れます。
図5-2: ア ト ラ スの[ ト レースの表示]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
ア ト ラ スの ド リ ルダウ ン プ ロ セスでは、ユーザが ド リ ルダウン し た項
目に適切な定義済みフ ィ ル タ が自動的に適用 さ れます。 通常は、[OK]
を ク リ ッ ク す る だけ で その フ ィ ル タ を 提供で き ま す。 事前に設定 さ
れた定義済みフ ィ ル タ を適用 し た く ない場合は、その左側に表示 さ れ
ている チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ フ に し ます。
カ ス タ ム フ ィ ル タ を適用 し たい と きは、[ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、
166 ページの 「 ト レース フ ァ イルフ ィ ル タ の作成 と 適用」 の説明の と
お り に操作を実行 し ます。 カ ス タ ム フ ィ ル タ を削除する と きは、 [ 削
除 ] を ク リ ッ ク し ます。 カ ス タ ム フ ィ ル タ を適用する と きは、 その左
側に表示 さ れてい る チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ン にす る と カ ス タ ム フ ィ
ル タ が有効にな り ます。
定義済みフ ィ ル タ と カ ス タ ム フ ィ ル タ の両方を有効に し た と きは、定
義済みフ ィ ル タ と カ ス タ ム フ ィ ル タ 間で AND、 OR、 NOT の関係を
選択で き ます。
176
第5章
ア ト ラ スの時間間隔の設定
ア ト ラ ス解析で使用す る デー タ を表示す る時間間隔を定義す る こ と
がで き ます。 こ の時間間隔を定義するには、NTM ツールバーの [ ア ト
ラ ス ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、左側のペ イ ン で [表示条件 ] を選択 し ます。
時間範囲は、 昨日、 今日、 過去 7 日間、 今週、 先週な ど、 複数の特定
の時間範囲から選択する こ と も 、カ レ ン ダーか ら特定の日付を選択す
る こ と も で き ます。 また、[ 任意の時間 ] を選択 し 、図 5-3 のよ う に日
付、 時間、 分で時間範囲を指定する こ と も 可能です。 時間範囲を選択
し た ら、 [ 更新 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
図5-3: ア ト ラ ス解析の時間範囲の選択
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
177
ア プ リ ケーシ ョ ン層のア ト ラ ス解析
NTM は、 HTTP、 SIP、 H.323、 および RTP ア プ リ ケーシ ョ ンのア ト
ラ ス解析をサポー ト し ています。
HTTPア プ リ ケーシ ョ ン
HTTP のア ト ラ ス解析結果を表示するには、 NTM ツールバーの [ ア
ト ラ ス ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、 左側のペ イ ン で [ ア プ リ ケー シ ョ
ン ]>[HTTP] を選択 し ます。
サーバ タ ブ
図 5-4 にア ト ラ ス表示の [HTTP サーバ ] タ ブ を示 し ます。
図5-4: ア ト ラ スHTTPア プ リ ケーシ ョ ン表示の[サーバー ] タ ブ
178
第5章
ド リ ルダ ウ ン を 実行す る には、 関心のあ る 時間間隔 を ド ラ ッ グ し 、
[ テーブルの表示] を ク リ ッ ク し ます。 中央のペ イ ンの リ ス ト から サー
バを選択 し 、 下部ペ イ ンの リ ス ト か ら ク ラ イ ア ン ト を選択 し ます。 次
に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、パケ ッ ト デ コ ー ド を表示 し ます。
ク ラ イアン ト タ ブ
図 5-5 にア ト ラ ス表示の [HTTP ク ラ イ ア ン ト ] タ ブ を示 し ます。
図5-5: ア ト ラ スHTTPア プ リ ケーシ ョ ン表示の[ク ラ イ ア ン ト ] タ ブ
ド リ ルダ ウ ン を 実行す る には、 関心のあ る 時間間隔 を ド ラ ッ グ し 、
[ テーブルの表示] を ク リ ッ ク し ます。 中央のペ イ ンの リ ス ト から ク ラ
イ ア ン ト を選択 し 、 下部ペ イ ンの リ ス ト か らサーバを選択 し ます。 次
に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、パケ ッ ト デ コ ー ド を表示 し ます。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
179
エ ラ ース テー タ ス コ ー ド タ ブ
図 5-6 にア ト ラ ス表示の [ エ ラ ース テー タ ス コ ー ド ] タ ブ を示 し ます。
図5-6: ア ト ラ スHTTPア プ リ ケーシ ョ ン表示の[エ ラ ース テー タ ス
コー ド ]タ ブ
ス テー タ ス コ ー ド 分布のグ ラ フ ィ カル表示 と し て、 [ 円グ ラ フ ] また
は [ 棒グ ラ フ ] を選択で き ます。
ド リ ルダウン を実行するには、上部ペ イ ンの リ ス ト か ら エ ラ ース テー
タ ス コ ー ド を選択 し 、 下部ペ イ ンの リ ス ト か ら ホス ト /URL を選択 し
ます。 次に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表
示 し ます。
180
第5章
VoIP ア プ リ ケーシ ョ ン用ア ト ラ ス フ ィ ル タ の使用
ア ト ラ スデー タ ベースには、 キ ャ プ チ ャ ー さ れた VoIP ト ラ フ ィ ッ
ク に関する膨大な情報を含む可能性があ り ます。 分析を簡単にする
ために、 ア ト ラ ス VoIP フ ィ ル タ を使用 し て、 興味のあ る特定の
VoIP ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て調査を制限する こ と がで き ます。
SIP、 RTP、 および H.323 な ど ア ト ラ ス VoIP ア プ リ ケーシ ョ ンは、
以下のページ で説明 さ れています。 各 VoIP ア プ リ ケーシ ョ ンには、
そのア プ リ ケーシ ョ ン内で特定の画面を選択 さ せる ためのラ ジオボ
タ ンバーが含まれます。 例えば、 SIP ア プ リ ケーシ ョ ンには、 図 5-7
に示すよ う な ラ ジオボ タ ンバーがあ り ます。
図 5-7: ア ト ラ ス SIP ア プ リ ケーシ ョ ン表示上のラ ジオボ タ ンバー
このラ ジオボ タ ンバーの左には 2 つのア イ コ ンがあ り ます。
アイ
コ ン では、 定義 し た フ ィ ル タ の適用や、 新規 フ ィ ル タ の作成が行え
ます。
ア イ コ ン では、 選択 し た フ ィ ル タ の ON と OFF を切 り 替
え る こ と がで き ます。
ア イ コ ン を ク リ ッ ク する と 、 図 5-8 に示す
よ う なア ト ラ ス フ ィ ル タ リ ス ト ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス を表示 し ます。
図 5-8: ア ト ラ ス フ ィ ル タ リ ス ト ダ イ ア ログボ ッ ク ス
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
181
単に リ ス ト から フ ィ ル タ を選択 し 、 [OK] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て、 既
存のフ ィ ル タ を適用する こ と がで き ます。 例えば、 AtlasFilter1 を選
択する と 、 ラ ジオボ タ ンバーは図 5-9 のよ う に変更 さ れ、
AtlasFilter1 が SIP MOS 分布画面に適用 さ れている こ と を示 し ます。
図 5-9: ア ト ラ ス SIP ア プ リ ケーシ ョ ン画面への AtlasFilter1 の適用
ア ト ラ ス フ ィ ル タ リ ス ト ダ イ ア ログボ ッ ク ス では、 新規ア ト ラ ス
VoIP フ ィ ル タ を作成する こ と がで き ます。 図 5-10 に示すよ う に、
[作成] ボ タ ン を ク リ ッ ク する だけで、 [ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク スが開き ます。
図 5-10: 新規フ ィ ル タ ダ イ ア ログボ ッ ク ス
182
第5章
左側のペ イ ンは、 ア ト ラ ス VoIP フ ィ ル タ を構築する ために使用で
き る要素です。 図 5-10 では、 0 ~ 4.00 の値で MOS (Mean
Opinion Score) が選択 さ れています。 こ れらの値は、 い く つかの
品質問題を含む VoIP ト ラ フ ィ ッ ク を特徴付けます。
注意 : 0.00 ~ 5.00 の間の任意の MOS 値を選択する こ と がで き ま
す。 図 5-12 に示すよ う に、 標準的な定義に制限 さ れません。
左側のペ イ ンの様々な選択を使用 し て、 複合 フ ィ ル タ を構築する こ
と がで き ます。 図 5-11 に例を示 し ます。 同 じ ラ イ ン上の要素は
AND 関係を持ち、 ラ イ ン自体は OR 関係を持ち ます。
図 5-11: 複合フ ィ ル タ の構築
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
183
SIPア プ リ ケーシ ョ ン
SIP のア ト ラ ス解析結果を表示するには、 NTM ツールバーの [ ア ト
ラ ス ]ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、左側のペ イ ン で [ア プ リ ケーシ ョ ン ]>[SIP]
を選択 し ます。
SIP MOS分布
図 5-12 にア ト ラ ス表示の SIP MOS 分布を示 し ます。
図5-12: ア ト ラ スSIPア プ リ ケーシ ョ ン表示のMOS分布
SIP MOS 分布のグ ラ フ ィ カル表示 と し て、 [ 円グ ラ フ ] または [ 棒グ
ラ フ ] を選択で き ます。 [ ト レ ン ド ] タ ブ を ク リ ッ ク する と 、ト レ ン ド
グ ラ フ が表示 さ れます。
184
第5章
ド リ ルダウン を実行するには、下部ペ イ ンの リ ス ト か ら コ ールを選択
し 、 次に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
SIP コ ール タ イ プ
図 5-13 にア ト ラ ス表示の SIP コ ール タ イ プ を示 し ます。 コ ール タ イ
プには、内線通話、市内通話、長距離通話および国際通話があ り ます。
図5-13: ア ト ラ スSIPア プ リ ケーシ ョ ン表示の コ ール タ イ プ分布
コ ール タ イ プ分布のグ ラ フ ィ カル表示 と し て、[ 円グ ラ フ ] または [ 棒
グ ラ フ ] を選択で き ます。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
185
ド リ ルダウン を実行するには、下部ペ イ ンの リ ス ト か ら コ ールを選択
し 、 次に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
SIP コ ーデ ッ ク タ イ プ
図 5-14 にア ト ラ ス表示の SIP コ ーデ ッ ク タ イ プ を示 し ます。
図5-14: ア ト ラ スSIPア プ リ ケーシ ョ ン表示の コ ーデ ッ ク タ イ プ分布
コ ーデ ッ ク タ イ プ分布のグ ラ フ ィ カル表示 と し て、 [ 円グ ラ フ ] また
は [ 棒グ ラ フ ] を選択で き ます。
186
第5章
ド リ ルダウン を実行するには、下部ペ イ ンの リ ス ト か ら コ ールを選択
し 、 次に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
SIP コ ールス テー タ ス
図 5-15 にア ト ラ ス表示の SIP コ ールス テー タ ス を示 し ます。 コ ール
ス テー タ スには、成功、失敗、途中放棄、拒否、および有効があ り ます。
図5-15: ア ト ラ スSIPア プ リ ケーシ ョ ン表示の コ ールス テー タ ス分布
コ ールス テー タ ス分布のグ ラ フ ィ カル表示 と し て、 [ 円グ ラ フ ] また
は [ 棒グ ラ フ ] を選択で き ます。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
187
ド リ ルダウン を実行するには、下部ペ イ ンの リ ス ト か ら コ ールを選択
し 、 次に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
RTPア プ リ ケーシ ョ ン
RTP のア ト ラ ス解析結果を表示する には、 NTM ツールバーの [ ア ト
ラ ス ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、 左側の ペ イ ン で [ ア プ リ ケ ー シ ョ
ン ]>[RTP] を選択 し ます。
RTP MOS分布
図 5-16 にア ト ラ ス表示の RTP MOS 分布を示 し ます。
図5-16: ア ト ラ スRTPア プ リ ケーシ ョ ン表示のMOS分布
188
第5章
RTP MOS 分布のグ ラ フ ィ カル表示 と し て、[ 円グ ラ フ ] または [ 棒グ
ラ フ ] を選択で き ます。 [ ト レ ン ド ] タ ブ を ク リ ッ ク する と 、ト レ ン ド
グ ラ フが表示 さ れます。
ド リ ルダウン を実行するには、下部ペ イ ンの リ ス ト か ら コ ールを選択
し 、 次に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
RTP VQFactor分布
図 5-17 にア ト ラ ス表示の RTP VQFactor 分布を示 し ます。
図5-17: ア ト ラ スRTPア プ リ ケーシ ョ ン表示のVQFactor分布
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
189
RTP VQFactor 分布のグ ラ フ ィ カル表示 と し て、 [ 円グ ラ フ ] または
[ 棒グ ラ フ ] を選択で き ます。 [ ト レ ン ド ] タ ブ を ク リ ッ ク する と 、 ト
レ ン ド グ ラ フが表示 さ れます。
ド リ ルダウン を実行するには、下部ペ イ ンの リ ス ト か ら コ ールを選択
し 、 次に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
オーデ ィ オ コ ーデ ッ ク タ イ プ
図 5-18 にア ト ラ ス表示の RTP オーデ ィ オ コーデ ッ ク タ イ プ を示し ま
す。
図5-18: ア ト ラ スRTPア プ リ ケーシ ョ ン表示のオーデ ィ オ コ ーデ ッ ク
190
第5章
タ イプ
オーデ ィ オ コ ーデ ッ ク タ イ プ分布のグ ラ フ ィ カル表示 と し て、 [ 円グ
ラ フ ] または [ 棒グ ラ フ ] を選択で き ます。
ド リ ルダウン を実行するには、下部ペ イ ンの リ ス ト か ら コ ールを選択
し 、 次に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
ビ デオ コ ーデ ッ ク タ イ プ
図 5-19 にア ト ラ ス表示の RTP ビデオ コ ーデ ッ ク タ イ プ を示 し ます。
図5-19: ア ト ラ スRTPアプ リ ケーシ ョ ン表示のビデオ コーデ ッ ク タ イ プ
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
191
ビデオ コ ーデ ッ ク タ イ プ分布のグ ラ フ ィ カル表示 と し て、[ 円グ ラ フ ]
または [ 棒グ ラ フ ] を選択で き ます。
ド リ ルダウン を実行するには、下部ペ イ ンの リ ス ト か ら コ ールを選択
し 、 次に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
H.323ア プ リ ケーシ ョ ン
H.323 のア ト ラ ス解析結果を表示する には、 NTM ツールバーの [ ア
ト ラ ス ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、 左側のペ イ ン で [ ア プ リ ケー シ ョ
ン ]>[H.323] を選択 し ます。
H.323 MOS分布
図 5-20 にア ト ラ ス表示の H.323 MOS 分布を示 し ます。
192
第5章
図5-20: ア ト ラ スH.323ア プ リ ケーシ ョ ン表示のMOS分布
H.323 MOS 分布のグ ラ フ ィ カル表示 と し て、 [ 円グ ラ フ ] または [ 棒
グ ラ フ ] を選択で き ます。 [ ト レ ン ド ] タ ブ を ク リ ッ ク する と 、ト レ ン
ド グ ラ フが表示 さ れます。
ド リ ルダウン を実行するには、下部ペ イ ンの リ ス ト か ら コ ールを選択
し 、 次に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
H.323 コ ール タ イ プ
図 5-21 にア ト ラ ス表示の H.323 コ ール タ イ プ を示 し ます。 コ ール タ
イ プには、 内線通話、 市内通話、 長距離通話および国際通話があ り ま
す。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
193
図5-21: ア ト ラ スH.323ア プ リ ケーシ ョ ン表示の コ ール タ イ プ分布
コ ール タ イ プ分布のグ ラ フ ィ カル表示 と し て、[ 円グ ラ フ ] または [ 棒
グ ラ フ ] を選択で き ます。
ド リ ルダウン を実行するには、下部ペ イ ンの リ ス ト か ら コ ールを選択
し 、 次に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
H.323 コ ーデ ッ ク タ イ プ
図 5-22 にア ト ラ ス表示の H.323 コ ーデ ッ ク タ イ プ を示 し ます。
194
第5章
図5-22: ア ト ラ スH.323アプ リ ケーシ ョ ン表示のコーデ ッ ク タ イ プ分布
注意 : コ ーデ ッ ク タ イ プ分布のグ ラ フ ィ カル表示 と し て、[ 円グ ラ フ ]
または [ 棒グ ラ フ ] を選択で き ます。
ド リ ルダウン を実行するには、下部ペ イ ンの リ ス ト か ら コ ールを選択
し 、 次に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
195
H.323 コ ールス テー タ ス
図 5-23 にア ト ラ ス表示の H.323 コ ールス テー タ ス を示 し ます。 コ ー
ルス テー タ スには、 成功、 失敗、 途中放棄、 拒否、 および有効があ り
ます。
図5-23: ア ト ラ スH.323アプ リ ケーシ ョ ン表示のコールステー タ ス分布
注意 : コ ールス テー タ ス分布のグ ラ フ ィ カル表示 と し て、[ 円グ ラ フ ]
または [ 棒グ ラ フ ] を選択で き ます。
ド リ ルダウン を実行するには、下部ペ イ ンの リ ス ト か ら コ ールを選択
し 、 次に [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
196
第5章
ネ ッ ト ワー ク 層のア ト ラ ス解析
ネ ッ ト ワー ク 層のア ト ラ ス解析結果 を 表示す る には、 NTM ツ ール
バーの [ ア ト ラ ス ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、左側のペ イ ン で [ ネ ッ ト ワー
ク ] を選択 し ます。
概要 タ ブ
図 5-24 にア ト ラ スネ ッ ト ワー ク層表示の [ 概要 ] タ ブ を示 し ます。
図5-24: ア ト ラ スネ ッ ト ワー ク 層表示の[概要] タ ブ
[ 説明 ] 列で関心のあ る項目を ク リ ッ ク し 、 下部ペ イ ンの ド ロ ッ プ ダ
ウ ン リ ス ト で カ テ ゴ リ を 選択す る と 、 その カ テ ゴ リ の ト レ ン ド グ ラ
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
197
フ を表示で き ます。 ド リ ルダウ ン を実行するには、[ ト レースの表示 ]
を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示 し ます。
198
第5章
コネクシ ョ ン タブ
図 5-25 にア ト ラ スネ ッ ト ワー ク層表示の [ コ ネ ク シ ョ ン ] タ ブ を示
し ます。
図5-25: ア ト ラ スネ ッ ト ワー ク 層表示[ コ ネ ク シ ョ ン] タ ブ
ド リ ルダウン を実行するには、上部ペ イ ン で関心のある時間間隔を ド
ラ ッ グ し 、[ テーブルの表示 ] を ク リ ッ ク し ます。 中央のペ イ ン で リ ス
ト か ら接続を選択する と 、下部ペ イ ンに ト レ ン ド グ ラ フが表示 さ れま
す。 次に、[ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
199
[ 検索 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と [ レ コ ー ド の検索 ] ダ イ ア ログボ ッ ク
ス ( 図 5-26) が開き、 コ ネ ク シ ョ ン を検索する こ と がで き ます。
図5-26: 特定のネ ッ ト ワー ク コ ネ ク シ ョ ンの検索
サーバの検索には [サーバ IP] または [サーバホス ト 名] を使用で き ま
す。同様に ク ラ イ ア ン ト の特定には、[ ク ラ イ ア ン ト IP] または [ ク ラ
イ ア ン ト ホス ト 名 ] を使用で き ます。また [ 含む ] を選択 し て、特定の
値を入力する こ と も で き ます。 [OK] を ク リ ッ ク する と 検索が開始 し
ます。その と き [ 検索 ] ボ タ ンは [ ク リ ア ] に変わ り ます。[ ク リ ア ] を
ク リ ッ ク する と 検索がキ ャ ン セル さ れますが、 再び [ 検索 ] を ク リ ッ
ク し た と きは以前の設定がまた使用 さ れます。
200
第5章
[ コ ネ ク シ ョ ン ] タ ブには表示フ ィ ル タ があ り 、 検出 し た コ ネ ク シ ョ
ンか ら 一部の コ ネ ク シ ョ ンのみ を 表示で き ま す。 表示 フ ィ ル タ を 有
効にするには、ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト か ら表示する コ ネ ク シ ョ ン を選
択 し ます ( 図 5-27 を参照 )。
図5-27: コ ネ ク シ ョ ン表示へのフ ィ ル タ の適用
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
201
マ ト リ クスタブ
図 5-28 にア ト ラ スネ ッ ト ワー ク 層表示の [ マ ト リ ク ス ] タ ブ を示 し ま
す。
図5-28: ア ト ラ スネ ッ ト ワー ク 層表示[マ ト リ ク ス] タ ブ
上部ペ イ ン で関心のあ る時間間隔を ド ラ ッ グ し 、[ テーブルの表示 ] を
ク リ ッ ク し ます。 中央のペ イ ン で IP ア ド レ スのペア を ク リ ッ ク し 、下
部ペ イ ンの ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト か ら カ テ ゴ リ を 選択す る と 、 その
カ テ ゴ リ の ト レ ン ド グ ラ フ を 表示で き ま す。 ド リ ルダウ ン を 実行す
るには、 [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示
し ます。
202
第5章
[ 検索 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と [ レ コ ー ド の検索 ] ダ イ ア ログボ ッ ク
ス ( 図 5-29) が開き、 IP ア ド レ スのペア を検索する こ と がで き ます。
図5-29: 特定の IP ア ド レ スのペアの検索
ネ ッ ト ワー ク ホス ト の特定には [IP ア ド レ ス] または [ホス ト 名] を使
用で き ます。 また [ 含む ] を選択 し て、 特定の値を入力する こ と も で
き ます。 [OK] を ク リ ッ ク する と 検索が開始 し ます。 その と き [ 検索 ]
ボ タ ンは [ ク リ ア ] に変わ り ます。[ ク リ ア ] を ク リ ッ ク する と 検索が
キ ャ ン セル さ れますが、 再び [ 検索 ] を ク リ ッ ク し た と きは以前の設
定がまた使用 さ れます。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
203
ホス ト タ ブ
図 5-30 にア ト ラ スネ ッ ト ワー ク 層表示の [ ホス ト ] タ ブ を示 し ます。
図5-30: ア ト ラ スネ ッ ト ワー ク 層表示[ホス ト ] タ ブ
上部ペ イ ン で関心のあ る時間間隔を ド ラ ッ グ し 、[ テーブルの表示 ] を
ク リ ッ ク し ます。 中央のペ イ ン でホス ト ア ド レ ス を ク リ ッ ク し 、 下部
ペ イ ンの ド ロ ッ プ ダ ウ ン リ ス ト で カ テ ゴ リ を 選択す る と 、 その カ テ
ゴ リ の ト レ ン ド グ ラ フ を 表示で き ま す。 ド リ ルダウ ン を 実行す る に
は、[ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、パケ ッ ト デ コ ー ド を表示 し ます。
204
第5章
[ 検索 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と [ レ コ ー ド の検索 ] ダ イ ア ログボ ッ ク
ス ( 図 5-31) が開き、ネ ッ ト ワー ク ホス ト を検索する こ と がで き ます。
図5-31: 特定のネ ッ ト ワー ク ホス ト の検索
ネ ッ ト ワー ク ホス ト の特定には [IP ア ド レ ス] または [ホス ト 名] を使
用で き ます。 また [ 含む ] を選択 し て、 特定の値を入力する こ と も で
き ます。 [OK] を ク リ ッ ク する と 検索が開始 し ます。 その と き [ 検索 ]
ボ タ ンは [ ク リ ア ] に変わ り ます。[ ク リ ア ] を ク リ ッ ク する と 検索が
キ ャ ン セル さ れますが、 再び [ 検索 ] を ク リ ッ ク し た と きは以前の設
定がまた使用 さ れます。
ホス ト テーブルの [ 全フ レーム数 ] 列には、 各ホス ト と の間で交換 さ
れた フ レームの数が表示 さ れます。 こ の情報は、 ト ラ フ ィ ッ クの総量
に対する各ホス ト の貢献度を把握する上で役立ち、上位のホス ト を リ
ス ト と し て確認で き ます。
有用な エ ン ド ポ イ ン ト 情報の追跡
[ コ ネ ク シ ョ ン ]、[ マ ト リ ク ス ]、[ ホス ト ] の 3 つの タ ブ では、中央ペ
イ ンのテーブルの任意のエ ン ト リ から 、そのエ ン ト リ に関連する残 り
の 2 つの タ ブに移動で き ます。
•
[ コ ネ ク シ ョ ン ] タ ブのエ ン ト リ から は、 [ マ ト リ ク ス ] または
[ ホス ト ] タ ブ上の関連エ ン ド ポ イ ン ト に移動で き ます。
•
[ マ ト リ ク ス ] タ ブのエ ン ト リ からは、 [ コ ネ ク シ ョ ン ] または
[ ホス ト ] タ ブ上の関連エ ン ド ポ イ ン ト に移動で き ます。
•
[ ホス ト ] タ ブのエ ン ト リ から は、 [ コ ネ ク シ ョ ン ] または [ マ ト
リ ク ス ] タ ブ上の関連エ ン ド ポ イ ン ト に移動で き ます。
次の例は、 [ ホス ト ] タ ブから こ れを実行する方法を示 し ています。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
205
特定のホス ト の行の任意の場所を右ク リ ッ ク する と 、そのホス ト が他
の コ ネ ク シ ョ ン エ ン ド ポ イ ン ト と どのよ う に相互作用 し てい るかを
確認で き ます。
図 5-32 は、 ホス ト テーブルの右ク リ ッ ク メ ニ ュ ーを示 し ています。
図5-32: ホス ト テーブルの右ク リ ッ ク メ ニ ュ ー
この右ク リ ッ ク メ ニ ュ ーでは、別のネ ッ ト ワー ク層 タ ブに移動で き ま
す。 表示 フ ィ ル タ が自動的に適用 さ れ、 選択 し たホス ト に関連する情
報のみが表示 さ れます。
206
第5章
図 5-32 で [ マ ト リ ク ス を検索 ] を選択する と 、 図 5-33 のよ う な画面
が表示 さ れます。
図5-33: 選択 し たホス ト 向けに フ ィ ル タ 処理 さ れたマ ト リ ク ス表示
こ の画面には、 選択 し た ホ ス ト (192.168.0.14) が関与す る コ ネ ク
シ ョ ンのみが表示 さ れる こ と に注意 し て く だ さ い。
[ ク リ ア ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 元のマ ト リ ク ス テーブルが復元
さ れます。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
207
図 5-32 で [ コ ネ ク シ ョ ン を検索 ] を選択する と 、 図 5-34 のよ う な画面が表
示 さ れます。
図5-34: 選択 し たホス ト 向けに フ ィ ル タ 処理 さ れた コ ネ ク シ ョ ン表示
こ の画面には、 選択 し た ホ ス ト (192.168.0.14) が関与す る コ ネ ク
シ ョ ンのみが表示 さ れる こ と に注意 し て く だ さ い。 また、 コ ネ ク シ ョ
ン表示では、 ポー ト 番号別に ト ラ フ ィ ッ ク の詳細な統計が表示 さ れ、
[ プ ロ ト コル ] 列には関与 し た プ ロ ト コ ルやア プ リ ケーシ ョ ンが示 さ
れます。
[ ク リ ア ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 元の コ ネ ク シ ョ ン テーブルが復
元 さ れます。
図 5-32 で [ エ ク スポー ト ] を選択する と 、 ホス ト テーブル全体の内
容を CSV フ ァ イルにエ ク スポー ト で き ます。 適切なデ ィ レ ク ト リ ま
で ブ ラ ウズ し 、 フ ァ イル名を指定 し ます (図 5-35 を参照)。
208
第5章
図5-35: ホス ト テーブルのエ ク スポー ト
図 5-36 は、 Excel で開いた この CSV フ ァ イルの例を示 し ています。
図5-36: Excelでのホス ト テーブルの表示
こ こ には、 検出 さ れたすべてのホス ト が リ ス ト 表示 さ れます。 こ のエ
ク スポー ト では、 図 5-32 で右ク リ ッ ク メ ニ ュ ーを表示する際のカ ー
ソルの位置 (ホス ト ) に基づ く フ ィ ル タ 処理は行われません。
注意 : こ れ と 同様に、 コ ネ ク シ ョ ン テーブル と マ ト リ ク ス テーブルの
内容 も エ ク スポー ト で き ます。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
209
チャー ト タ ブ
[ チ ャ ー ト ] タ ブには、 [ ア プ リ ケーシ ョ ン分布 ] および [IP プ ロ ト コ
ル分布 ] の 2 種類の分布 と 、対応する ト レ ン ド グ ラ フが表示 さ れます。
ア プ リ ケーシ ョ ン分布
図 5-37 にア ト ラ スネ ッ ト ワー ク 層表示のア プ リ ケーシ ョ ン分布を示
し ます。
図5-37: ア ト ラ スネ ッ ト ワー ク 層表示のア プ リ ケーシ ョ ン分布
210
第5章
上部ペ イ ン で 1 つまたは複数のア プ リ ケーシ ョ ン を選択 し 、下部ペ イ
ンの ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト で カ テ ゴ リ を 選択す る と 、 その カ テ ゴ リ
の ト レ ン ド グ ラ フ を表示で き ます。 ド リ ルダウ ン を実行するには、[ ト
レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示 し ます。
ユーザー定義ア プ リ ケーシ ョ ン プ ロ ト コ ルの追加
企業では、 ビ ジ ネ ス に重要で、 そのために関心度 も 高い独自ア プ リ
ケーシ ョ ン を使用する こ と がよ く あ り ます。こ れらの独自ア プ リ ケー
シ ョ ンのそれぞれが、どれだけの ト ラ フ ィ ッ ク を送信 し ているかを シ
ス テムオペ レー タ が確認 し た り 、必要に応 じ て関連パケ ッ ト デ コ ー ド
に ア ク セ ス で き た り す る と 便利です。 こ れを実現す る ために、 NTM
では、 [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [ プ ロ ト コ ル設定 ] 画面でユー
ザー定義プ ロ ト コ ルを追加で き ます。 プ ロ ト コ ルを追加する と 、 [ ア
ト ラ ス ] > [ ネ ッ ト ワー ク ] > [ チ ャ ー ト ] タ ブに表示 さ れる よ う にな り
ます。
図 5-38 では、 ポー ト 6000 を使用するユーザー定義プ ロ ト コ ル Test
が リ ス ト の最後に追加 さ れています。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
211
図5-38: ポー ト 6000へのTestプ ロ ト コ ルの追加
[ ポー ト 範囲 ] 列には、 単一のポー ト 、 複数のポー ト 、 またはポー ト
番号の範囲を定義で き ます。
目的のユーザー定義プ ロ ト コルの情報を入力 し た ら 、次のよ う に操作
し ます。
1. NTM を再起動 し ます。
2. 調査する レ コ ー ド を対象に、 ア ト ラ ス エ ク スポー ト を新たに実行
し ます。
3. [ ア ト ラ ス ] > [ ネ ッ ト ワー ク ] > [ チ ャ ー ト ] で定義済みプ ロ ト コ ル
を確認 し ます。
212
第5章
図 5-39 では、 [ チ ャ ー ト ] タ ブの 4 行目に Test プ ロ ト コルが表示 さ
れています。 [ 選択 ] ボ ッ ク スがチ ェ ッ ク さ れているので、 対応する
ト レ ン ド グ ラ フが下部ペ イ ンに表示 さ れています。 さ ら に、 [ ト レー
スの表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する だけで、 関連パケ ッ ト を表示で き ま
す。
図5-39: [チ ャ ー ト ] タ ブに表示 さ れたTestプ ロ ト コ ル
IP プ ロ ト コ ル分布
図 5-40 にア ト ラ ス表示の IP プ ロ ト コル分布を示 し ます。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
213
図5-40: ア ト ラ スネ ッ ト ワー ク 層表示のIP プ ロ ト コ ル分布
214
第5章
上部ペ イ ン で 1 つまたは複数のプ ロ ト コ ルを選択 し 、下部ペ イ ンの ド
ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト で カ テ ゴ リ を 選択す る と 、 その カ テ ゴ リ の ト レ
ン ド グ ラ フ を表示で き ます。 ド リ ルダウ ン を実行するには、 [ ト レー
スの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示 し ます。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
215
DLC層のア ト ラ ス解析
DLC 層のア ト ラ ス解析結果を表示するには、 NTM ツールバーの [ ア
ト ラ ス ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、 左側のペ イ ン で [DLC] を選択 し ます。
概要 タ ブ
図 5-41 にア ト ラ ス DLC 層表示の [ 概要 ] タ ブ を示 し ます。
図5-41: ア ト ラ スDLC層表示の[概要] タ ブ
216
第5章
[ フ ィ ール ド ]列で関心のある項目を ク リ ッ ク する と 、 その項目の ト レ
ン ド グ ラ フ を表示で き ます。 ド リ ルダウ ン を実行するには、 [ ト レー
スの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示 し ます。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
217
使用率分布 タ ブ
図 5-42 にア ト ラ ス DLC 層表示の [ 使用率分布 ] タ ブ を示 し ます。
図5-42: ア ト ラ スDLC層表示の[使用率分布] タ ブ
上部ペ イ ンには、 使用率分布のパーセ ン テージが表示 さ れます。 下部
ペ イ ン には、 使用率のパーセ ン テ ージの変化が時系列で表示 さ れま
す。
218
第5章
ブ ロ ー ド キ ャ ス ト /マルチキ ャ ス ト タ ブ
図 5-43 にア ト ラ ス DLC 層表示の [ ブ ロー ド キ ャ ス ト / マルチキ ャ ス
ト ] タ ブ を示 し ます。
図5-43: ア ト ラスDLC層表示の[ブロー ド キャス ト /マルチキャス ト ]タ ブ
上部ペ イ ン で関心のあ る時間間隔を ド ラ ッ グ し 、[ テーブルの表示 ] を
ク リ ッ ク し ます。 中央のペ イ ン で ブ ロー ド キ ャ ス ト / マルチキ ャ ス ト
フ ローを ク リ ッ ク し 、下部ペ イ ンの ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト で カ テ ゴ リ
を選択する と 、 そのカ テ ゴ リ の ト レ ン ド グ ラ フ を表示で き ます。 ド リ
ルダウ ン を実行するには、 [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ
ト デ コ ー ド を表示 し ます。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
219
[DLC ノ ー ド ] タ ブ
図 5-44 にア ト ラ ス DLC 層表示の [DLC ノ ー ド ] タ ブ を示 し ます。
図5-44: ア ト ラ スDLC層表示の[DLC ノ ー ド ] タ ブ
上部ペ イ ン で関心のあ る時間間隔を ド ラ ッ グ し 、[ テーブルの表示 ] を
ク リ ッ ク し ます。 中央のペ イ ンの表の各行は、 特定の MAC ア ド レ ス
に関連 し た ト ラ フ ィ ッ ク を表示 し ます。 いずれかの MAC ア ド レ ス を
ク リ ッ ク し 、 下部ペ イ ンの ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト で単位を 選択す る
と 、 その単位の ト レ ン ド グ ラ フ を表示で き ます。 ド リ ルダウン を実行
するには、 [ ト レースの表示 ] を ク リ ッ ク し 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表
示 し ます。
220
第5章
[ 検索 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と [ レ コ ー ド の検索 ] ダ イ ア ログボ ッ ク
ス ( 図 5-45) が開き、 DLC ノ ー ド を検索する こ と がで き ます。
図5-45: 特定の DLC ノ ー ド の検索
DLC ノ ー ド の指定には MAC ア ド レ ス を使用 し ます。 [OK] を ク リ ッ
ク する と 検索が開始 し ます。その と き [ 検索 ] ボ タ ンは [ ク リ ア ] に変
わ り ます。[ ク リ ア ] を ク リ ッ ク する と 検索がキ ャ ン セル さ れますが、
再び [ 検索 ] を ク リ ッ ク し た と きは以前の設定がまた使用 さ れます。
[ マ イ ク ロバース ト ] タ ブ
マ イ ク ロバース ト は、 ネ ッ ト ワー クのあ る場所で、 非常に短期間で
利用率が通常よ り 高 く な る こ と です。 こ れは、 一部の状況において
は問題を引き起 こ す可能性があ り ます。 例えば、 エ ッ ジ アグ リ ゲー
シ ョ ン間において、 多数の 1Gbps フ ィ ー ド が 10Gbps のア ッ プ リ ン
ク と し て束ねられている場合、 最大バース ト レー ト の合計が、 ア ッ
プ リ ン クの容量を超え る可能性があ り ます。 こ の こ と は、 同時発生
する大量のマ イ ク ロバース ト がパケ ッ ト ロ スやジ ッ タ の発生を引き
起 こ し 、 問題 と な るかも し れません。 金融関連の ト ラ ンザ ク シ ョ ン
に遅延が発生する と 、 結果 と し て不利な価格で取引が行われて し ま
う か も し れません。 極端な状況では、 パケ ッ ト が廃棄 さ れ再送が必
要にな っ て し ま う と 、 注文に余計な遅延が伴 う こ と にな り 、 悲劇が
起 こ るかも し れません。 また、 ジ ッ タ 、 遅延やパケ ッ ト ロ スが原因
で、 VoIP ト ラ フ ィ ッ クの品質が悪 く な る可能性があ り ます。
これ らのマ イ ク ロバース ト 問題には、 多 く の解決策があ り ます。 し
か し 、 最初のス テ ッ プは、 マ イ ク ロバース ト が発生 し ている こ と を
認識で き る よ う にする こ と です。 ア ト ラ スでは、 ( サン プ リ ング期間
が数 ミ リ 秒で も ) マ イ ク ロバース ト を検出 し 、 利用率を明確にする
こ と がで き る ため、 ト ラ フ ィ ッ ク を マ イ ク ロバース ト と し て タ グ付
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
221
け し ます。 (224 ページの 「基本的なア ト ラ スの設定」 を参照 し て く
だ さ い。 ) それから、 問題発生を警告する連続 し たマ イ ク ロバース ト
の個数を定義する こ と がで き ます。 (253 ページの 「マ イ ク ロバース
ト し き い値設定画面」 を参照 し て く だ さ い。 )
図 5-46 は、 ア ト ラ ス DLC 層の [ マ イ ク ロバース ト ] タ ブ を示 し ま
す。 マ イ ク ロバース ト の動作は、 選択 さ れた各チ ャ ン ネルのチ ャ ン
ネルご と に表示 さ れます。 上部のペ イ ンには、 マ イ ク ロバース ト 回
数 (1 ミ リ 秒の間隔で利用率がマ イ ク ロバース ト の し き い値を超え
た時 ) を表示 し ます。 対応する利用率のパーセ ン テージは、 個々の
チ ャ ン ネル利用率のペ イ ンに表示 さ れます。 こ れら のいずれのペ イ
ンにおいて も、 ユーザが時間間隔を ド ラ ッ グする こ と で、 見たい時
間を拡大する こ と がで き ます。 また、 [ 問題の表示 ] を ク リ ッ ク し て
マ イ ク ロバース ト 問題の リ ス ト を表示 さ せる こ と や、 [ ト レースの表
示 ] を ク リ ッ ク し て こ の先のマ イ ク ロバース ト 問題の発生を予測す
る こ と がで き ます。
222
第5章
図 5-46: ア ト ラ ス DLC 層表示の [ マ イ ク ロバース ト ] タ ブ
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
223
基本的な ア ト ラ スの設定
基本的な ア ト ラ スに関連する NTM 設定オプ シ ョ ンは、[ 一般設定 ] と
[ デー タ ベース設定 ] です。 サイ ト 設定、ダ ッ シ ュ ボー ド 、問題 し き い
値、 レ ポー ト 設定のア ト ラ ス設定については、 PBA を解説する章で
説明 し ます。
一般設定
ア ト ラ スの [ 一般設定 ] 画面にア ク セスするには、 [ 設定 ]>[ 設定 ]>
[Network Time Machine]>[ ア ト ラ ス ]>[ 一般設定 ] を選択 し ます。
図 5-47 にア ト ラ スの [ 一般設定 ] 画面を示 し ます。
図5-47: ア ト ラ スの[一般設定]画面
224
第5章
ネ ッ ト ワー ク か ら のデー タ キ ャ プ チ ャ 中のア ト ラ スデー タ 処理を有
効にする と きは、 [ キ ャ プ チ ャ デー タ を自動で ア ト ラ スへエ ク スポー
ト する ] ボ ッ ク ス を オ ンに し ます。 キ ャ プ チ ャ 中にア ト ラ ス処理を実
行する と 、 コ ン ピ ュ ー タ リ ソ ース を余分に消費する ため、 必要のない
限 り こ のボ ッ ク ス を オ ンに し ないで く だ さ い。
[ モ ジ ュ ール ] 領域では、 ア ト ラ スに表示する特定のア プ リ ケーシ ョ
ン と ネ ッ ト ワー ク 、 および性能ボ ト ルネ ッ ク 解析 (PBA) を実行する
かど う かを選択で き ます。
[ ア プ リ ケーシ ョ ン解析設定 ] ボ タ ン または [ パフ ォ ーマ ン スボ ト ル
ネ ッ ク 解析設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て、 一連の推奨設定を選択する
こ と も で き ます。
[ マ イ ク ロバース ト ] ボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク する と 、 マ イ ク ロバース ト
の動作を記録するかど う かを選択で き ます。
[ マ イ ク ロバース ト し き い値 ] の領域では、 ト ラ フ ィ ッ ク を マ イ ク ロ
バース ト の一部 と し て定義する利用率のパーセ ン テージ を指定する
こ と がで き ます。
注意 : マ イ ク ロバース ト 機能は、 NTM の メ モ リ と デ ィ ス ク スペース
を使用 し て、 集中的にデー タ を記録 し ます。 特にマ イ ク ロバース ト
を探 し ていないのな ら、 マ イ ク ロバース ト ト ラ ッ キン グ を有効に し
ないで く だ さ い。
[ ト ッ プ N] 領域では、 コ ール、 サーバ、 ク ラ イ ア ン ト 、 コ ネ ク シ ョ
ン、 およびホス ト について、 ア ト ラ ス解析結果での表示数を設定で
き ます。
[ 表示ス レ ッ シ ョ ル ド ] 領域では、 短時間の コ ールや比較的通信量の
少ないサーバ、 ク ラ イ ア ン ト 、 コ ネ ク シ ョ ン、 ホス ト な ど を ア ト ラ ス
解析結果に表示 さ せないよ う に設定で き ます。
基本的な ア ト ラ ス機能の使用
225
デー タ ベース設定
ア ト ラ スの [ デー タ ベース設定 ] 画面にア ク セスする には、[ 設定 ]>[ 設
定]> [Network Time Machine]>[ ア ト ラ ス ]>[ デー タ ベース設定] を選
択 し ます。 図 5-48 にア ト ラ スの[ デー タ ベース設定]画面を示 し ます。
[ 保守 ] 領域では、 ア ト ラ スデー タ ベースから 古い レ コ ー ド を削除す
る方法を制御で き ます。 特定の日付を入力 し て、 それ以前のすべての
レ コ ー ド を削除するか、ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト から時間間隔を選択 し
て、 それよ り 古い レ コ ー ド を自動的に削除する よ う に設定 し ます。
図5-48: ア ト ラ スの[デー タ ベース設定]画面
サイ ト 設定、 ダ ッ シ ュ ボー ド 、 問題 し き い値、 レポー ト 設定のア ト ラ
ス設定については、 PBA を解説する章で説明 し ます。
226
第5章
第6章
ア ト ラ スPBAの使用
この章では、 Network Time Machine のア ト ラ ス機能を ベース と し た
性能ボ ト ルネ ッ ク 解析 (PBA) 機能の使用方法について説明 し ます。
この章では、 以下の主要な項目について説明 し ます。
•
•
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•
ア ト ラ ス PBA の概要
ア プ リ ケーシ ョ ン PBA
サーバ PBA
サイ ト PBA
ア ト ラ ス PBA の設定
ア ト ラ スPBAの概要
ア ト ラ ス を ベース と し た PBA は、 ア ト ラ スデー タ ベースか らのデー
タ を処理 し 、ネ ッ ト ワー ク で実行 さ れる ア プ リ ケーシ ョ ンの性能低下
について、 その根本原因を特定で き る よ う に、 さ ま ざ ま な メ ト リ ク ス
を表示 し ます。 PBA メ ト リ ク スは、NTM が TCP セ ッ シ ョ ンの確立を
観測する TCP ベースのすべてのア プ リ ケーシ ョ ン フ ローについて計
算 さ れます。
227
ト ラ ンザク シ ョ ン時間は、SYN/ACK ハン ド シ ェ ー ク によ る開始から、
RST または FIN に よ る終了ま での接続合計時間 と し て定義 さ れます。
PBA で重要な こ と は、 こ の ト ラ ンザ ク シ ョ ン時間が ク ラ イ ア ン ト 時
間、 ネ ッ ト ワー ク 時間、 サーバ時間に分割 さ れる こ と です。 表 6-1 を
参照 し て く だ さ い。
表6-1: PBA メ ト リ ク ス
ク ラ イ ア ン ト 時間
ク ラ イ ア ン ト 側で消費 さ れる合計時間。 ク ラ イ ア ン
ト のア イ ド ル時間 と 応答遅延も含まれます。
ネ ッ ト ワー ク時間
ネ ッ ト ワー ク遅延 と リ ト ラ イ に起因する合計時間。
サーバ時間
サーバ側で消費 さ れる合計時間。サーバのア イ ド ル
時間 と 応答遅延も含まれます。
ア ト ラ ス PBA 画面には、 こ れら の相対値がシ ン プルにグ ラ フ ィ ッ ク
表示 さ れるので、 ど こ にボ ト ルネ ッ ク が存在す るのかを迅速に特定
し 、 よ り 詳細な情報を ド リ ルダウ ン で き ます。
PBA メ ト リ ク スの集計は 3 通 り の方法で行われる ため、 3 つの異な
る側面から 観察で き ます。 表 6-2 を参照 し て く だ さ い。
表6-2: PBA メ ト リ ク スの集計
ア プ リ ケーシ ョ ンPBA
すべてのサーバの メ ト リ ク ス を ア プ リ ケーシ ョ ン
と し て集計 し ます。個々のア プ リ ケーシ ョ ンの性能
を示 し ます。
サーバPBA
すべてのア プ リ ケー シ ョ ンの メ ト リ ク ス を サーバ
と し て集計 し ます。個々のサーバのすべてのア プ リ
ケーシ ョ ンについて、 各サーバの性能を示 し ます。
サイ ト PBA
すべてのア プ リ ケー シ ョ ン と すべてのサーバの メ
ト リ ク ス をサイ ト と し て集計 し ます。特定サイ ト と
デー タ セ ン タ ーの間に生 じ た ネ ッ ト ワー ク 性能の
問題を特定 し ます。
ア ト ラ ス PBA 画面を表示するには、層ペ イ ンの [ ボ ト ルネ ッ ク 分析 ]
を ク リ ッ ク し ます。 その上で、[ ア プ リ ケーシ ョ ン ]、[ サーバー ]、[ サ
イ ト ] のいずれかの タ ブ を選択で き ます。
228
第6章
ア プ リ ケーシ ョ ンPBA
図 6-1 は、 下部ペ イ ン で [ ト レ ン ド ] タ ブ を選択 し た状態の [ ア プ リ
ケーシ ョ ン ] PBA 画面を示 し ています。
図6-1: [ア プ リ ケーシ ョ ン] PBA画面の[ ト レ ン ド ] タ ブ
この例では、 サイ ト はグ ローバルに設定 さ れているので、 表示 さ れる
デー タ は、 [ 表示条件 ] で設定 し た時間間隔中に観測 さ れたすべての
ト ラ フ ィ ッ ク について集計 さ れます。 ただ し 、 個別サイ ト が定義 さ れ
ている場合は、 [ サイ ト の変更 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し てサイ ト を切 り
替え る こ と がで き ます。 サイ ト の定義方法については、 243 ページの
「ア ト ラ ス PBA の設定」 を参照 し て く だ さ い。
ア ト ラ スPBAの使用
229
上部ペ イ ンに表示 さ れる各ア プ リ ケーシ ョ ンの行には、検出 さ れた問
題の数、 サーバ時間 / ネ ッ ト ワー ク 時間 / ク ラ イ ア ン ト 時間を示す ト
ラ ン ザ ク シ ョ ン 時間概要バー、 平均スルー プ ッ ト 、 合計デー タ 量、
ネ ッ ト ワー ク 遅延、 検出 さ れた TCP 再試行回数が表示 さ れます。
ア プ リ ケーシ ョ ン を選択する と ( こ の例では RTSP)、下部ペ イ ンには
そのア プ リ ケーシ ョ ンのサーバ時間、 ネ ッ ト ワー ク時間、 ク ラ イ ア ン
ト 時間の ト レ ン ド グ ラ フ が表示 さ れま す。 カ ー ソ ルで ド ラ ッ グす る
だけで、ト レ ン ド グ ラ フ内の特定の時間間隔を拡大表示で き ます。 [ ト
レースの表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 これ らのパケ ッ ト を含む一
時 ト レ ー ス フ ァ イ ルが作成 さ れ、 組み込みの ClearSight Analyzer
(CSA) を利用 し たポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス用に開かれます。
230
第6章
図 6-2 は、 下部ペ イ ン で [ サーバ メ ト リ ク ス ] タ ブ を選択 し た状態の
[ ア プ リ ケーシ ョ ン ] PBA 画面を示 し ています。
図6-2: [ア プ リ ケーシ ョ ン] PBA画面の[サーバ メ ト リ ク ス] タ ブ
[ サーバ メ ト リ ク ス ] タ ブには、 選択 さ れている ア プ リ ケーシ ョ ンに
ついて、 サーバ時間、 接続、 スループ ッ ト 、 デー タ 量、 TCP リ セ ッ
ト 、TCP ゼロウ ィ ン ド ウの ト レ ン ド グ ラ フ が個別に表示 さ れます。 関
心のない タ ブは縮小する こ と も で き ます。
ア ト ラ スPBAの使用
231
図 6-3 は、 下部ペ イ ン で [ ネ ッ ト ワー ク メ ト リ ク ス ] タ ブ を選択 し た
状態の [ ア プ リ ケーシ ョ ン ] PBA 画面を示 し ています。
図6-3: [ア プ リ ケーシ ョ ン] PBA画面の[ネ ッ ト ワー ク メ ト リ ク ス] タ
ブ
[ ネ ッ ト ワー ク メ ト リ ク ス ] タ ブには、選択 さ れている ア プ リ ケーシ ョ
ンについて、 ネ ッ ト ワー ク 時間、 ネ ッ ト ワー ク 遅延、 デー タ 量、 TCP
再転送、DLC 使用率の ト レ ン ド グ ラ フが個別に表示 さ れます。 関心の
ない タ ブは縮小する こ と も で き ます。
232
第6章
図 6-4 は、 下部ペ イ ン で [ ク ラ イ ア ン ト メ ト リ ク ス ] タ ブ を選択 し た
状態の [ ア プ リ ケーシ ョ ン ] PBA 画面を示 し ています。
図6-4: [ア プ リ ケーシ ョ ン] PBA画面の[ク ラ イ ア ン ト メ ト リ ク ス] タ
ブ
[ ク ラ イ ア ン ト メ ト リ ク ス ] タ ブには、選択 さ れている ア プ リ ケーシ ョ
ンについて、 ク ラ イ ア ン ト 時間、 デー タ 量、 TCP リ セ ッ ト 、 TCP ゼ
ロ ウ ィ ン ド ウの ト レ ン ド グ ラ フ が個別に表示 さ れま す。 関心のな い
タ ブは縮小する こ と も で き ます。
ア ト ラ スPBAの使用
233
図 6-5 は、 下部ペ イ ン で [ サーバー ] タ ブ を選択 し た状態の [ ア プ リ
ケーシ ョ ン ] PBA 画面を示 し ています。
図6-5: [ア プ リ ケーシ ョ ン] PBA画面の[サーバー ] タ ブ
下部ペ イ ンには、 選択 さ れている ア プ リ ケーシ ョ ン について、 サーバ
の リ ス ト と それぞれの統計情報が表示 さ れま す。 いずれかのサーバ
を選択 し て [ ト レースの表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 そのサーバ
の ト ラ フ ィ ッ ク を含む一時 ト レース フ ァ イルが作成 さ れ、組み込みの
ClearSight Analyzer (CSA) を利用 し たポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス
用に開かれます。
234
第6章
サーバPBA
図 6-6 は、 下部ペ イ ン で [ ト レ ン ド ] タ ブ を選択 し た状態の [ サー
バー ] PBA 画面を示 し ています。
図6-6: [サーバー ] PBA画面の[ ト レ ン ド ] タ ブ
上部パネルの ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト か ら ア プ リ ケーシ ョ ン を選択 し
た上で、 テーブルか らサーバを選択で き ます。 下部ペ イ ンには、 選択
し たサーバ上の選択 し た ア プ リ ケーシ ョ ンの ト レ ン ド グ ラ フ が表示
さ れます。 カ ー ソ ルで ド ラ ッ グする だけで、 ト レ ン ド グ ラ フ 内の特定
の時間間隔を拡大表示で き ます。 [ ト レースの表示]ボ タ ン を ク リ ッ ク
する と 、 こ れ ら のパケ ッ ト を含む一時 ト レ ース フ ァ イルが作成 さ れ、
組み込みの ClearSight Analyzer (CSA) を利用 し たポス ト キ ャ プ チ ャ
アナ リ シ ス用に開かれます。
ア ト ラ スPBAの使用
235
図 6-7 は、 下部ペ イ ン で [ サーバ メ ト リ ク ス ] タ ブ を選択 し た状態の
[ サーバー ] PBA 画面を示 し ています。
図6-7: [サーバー ] PBA画面の[サーバ メ ト リ ク ス] タ ブ
上部パネルの ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト か ら ア プ リ ケーシ ョ ン を選択 し
た上で、 テーブルか らサーバを選択で き ます。 下部ペ イ ンには、 選択
し たサーバ上の選択 し た ア プ リ ケーシ ョ ンのサーバ メ ト リ ク スが表
示 さ れます。 [ ト レースの表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、こ れらのパ
ケ ッ ト を 含 む 一 時 ト レ ー ス フ ァ イ ル が 作 成 さ れ、 組 み 込 み の
ClearSight Analyzer (CSA) を利用 し たポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス
用に開かれます。
236
第6章
図 6-8 は、 下部ペ イ ン で [ ネ ッ ト ワー ク メ ト リ ク ス ] タ ブ を選択 し た
状態の [ サーバー ] PBA 画面を示 し ています。
図6-8: [サーバー ] PBA画面の[ネ ッ ト ワー ク メ ト リ ク ス] タ ブ
上部パネルの ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト か ら ア プ リ ケーシ ョ ン を選択 し
た上で、 テーブルか らサーバを選択で き ます。 下部ペ イ ンには、 選択
し たサーバ上の選択 し た ア プ リ ケーシ ョ ンのネ ッ ト ワー ク メ ト リ ク
スが表示 さ れます。 [ ト レースの表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、その
サーバのパケ ッ ト を含む一時 ト レース フ ァ イルが作成 さ れ、組み込み
の ClearSight Analyzer (CSA) を利用 し たポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ
ス用に開かれます。
ア ト ラ スPBAの使用
237
図 6-9 は、 下部ペ イ ン で [ ク ラ イ ア ン ト メ ト リ ク ス ] タ ブ を選択 し た
状態の [ サーバー ] PBA 画面を示 し ています。
図6-9: [サーバー ] PBA画面の[ク ラ イ ア ン ト メ ト リ ク ス] タ ブ
上部パネルの ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト か ら ア プ リ ケーシ ョ ン を選択 し
た上で、 テーブルか らサーバを選択で き ます。 下部ペ イ ンには、 選択
し たサーバ上の選択 し た ア プ リ ケーシ ョ ンの ク ラ イ ア ン ト メ ト リ ク
スが表示 さ れます。 [ ト レースの表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、その
サーバのパケ ッ ト を含む一時 ト レース フ ァ イルが作成 さ れ、組み込み
の ClearSight Analyzer (CSA) を利用 し たポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ
ス用に開かれます。
238
第6章
サ イ ト PBA
図 6-10 は、 下部ペ イ ン で [ ト レ ン ド ] タ ブ を選択 し た状態の [ サイ
ト ] PBA 画面を示 し ています。
図6-10: [サイ ト ] PBA画面の[ ト レ ン ド ] タ ブ
上部ペ イ ン では、 サイ ト を選択で き ます。 下部ペ イ ン には、 選択 し た
サ イ ト の ト レ ン ド グ ラ フ が表示 さ れま す。 カ ー ソ ルで ド ラ ッ グす る
だけで、ト レ ン ド グ ラ フ内の特定の時間間隔を拡大表示で き ます。 [ ト
レースの表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 これ らのパケ ッ ト を含む一
時 ト レ ー ス フ ァ イ ルが作成 さ れ、 組み込みの ClearSight Analyzer
(CSA) を利用 し たポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス用に開かれます。
ア ト ラ スPBAの使用
239
図 6-11 は、 下部ペ イ ン で [ サーバ メ ト リ ク ス ] タ ブ を選択 し た状態
の [ サイ ト ] PBA 画面を示 し ています。
図6-11: [サイ ト ] PBA画面の[サーバ メ ト リ ク ス] タ ブ
上部ペ イ ン では、 サイ ト を選択で き ます。 下部ペ イ ンには、 選択 し た
サイ ト のサーバ メ ト リ ク スが表示 さ れます。 [ ト レースの表示]ボ タ ン
を ク リ ッ ク する と 、そのサイ ト のパケ ッ ト を含む一時 ト レース フ ァ イ
ルが作成 さ れ、 組み込みの ClearSight Analyzer (CSA) を利用 し たポ
ス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス用に開かれます。
240
第6章
図 6-12 は、 下部ペ イ ン で [ ネ ッ ト ワー ク メ ト リ ク ス ] タ ブ を選択 し
た状態の [ サイ ト ] PBA 画面を示 し ています。
図6-12: [サイ ト ] PBA画面の[ネ ッ ト ワー ク メ ト リ ク ス] タ ブ
上部ペ イ ン では、 サイ ト を選択で き ます。 下部ペ イ ン には、 選択 し た
サイ ト のネ ッ ト ワー ク メ ト リ ク スが表示 さ れます。 [ ト レースの表示]
ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、そのサイ ト のパケ ッ ト を含む一時 ト レース
フ ァ イルが作成 さ れ、 組み込みの ClearSight Analyzer (CSA) を利用
し たポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス用に開かれます。
ア ト ラ スPBAの使用
241
図 6-13 は、 下部ペ イ ン で [ ク ラ イ ア ン ト メ ト リ ク ス ] タ ブ を選択 し
た状態の [ サイ ト ] PBA 画面を示 し ています。
図6-13: [サイ ト ] PBA画面の[ク ラ イ ア ン ト メ ト リ ク ス] タ ブ
上部ペ イ ン では、 サイ ト を選択で き ます。 下部ペ イ ンには、 選択 し た
サイ ト のク ラ イ ア ン ト メ ト リ ク スが表示 さ れます。 [ ト レースの表示]
ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、そのサイ ト のパケ ッ ト を含む一時 ト レース
フ ァ イルが作成 さ れ、 組み込みの ClearSight Analyzer (CSA) を利用
し たポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス用に開かれます。
242
第6章
ア ト ラ スPBAの設定
こ こ では、 ア ト ラ スのサイ ト 設定について説明 し ます。 ダ ッ シ ュ ボー
ド 、 問題 し き い値、 レ ポー ト 設定のア ト ラ ス設定につい ては、 PBA
を解説する各章で説明 し ます。
サイ ト 設定を行 う には、 ツールバーの [ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ま
す。 次に、[ 設定 ] タ ブ > [Network Time Machine] > [ ア ト ラ ス ] > [ サ
イ ト 設定 ] を選択 し ます。 図 6-14 に、 こ の設定画面を示 し ます。
図6-14: ア ト ラ スの[サイ ト 設定]画面
この リ ス ト には、 サイ ト ご と にわか り やすい名前 ( 画面に表示 さ れる
名前 ) と 、 その名前に関連付け られている ク ラ イ ア ン ト の最大数が表
形式で示 さ れ、[ コ メ ン ト ] フ ィ ール ド には簡単な説明が表示 さ れます。
ア ト ラ スPBAの使用
243
ア ト ラ ス PBA では、 サイ ト と は、 連続する IP ア ド レ スのセ ッ ト に
よ っ て定義 さ れる IP 範囲の集合を意味 し ます。 サイ ト 定義には、 最
大で 10 の IP 範囲を定義で き ます。定義済みのサイ ト については、[ 編
集 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する こ と で、 サイ ト の IP ア ド レ ス を決定する
IP 範囲の定義な どの詳細情報を表示で き ます。 また、 [ 編集 ] ボ タ ン
を ク リ ッ ク し てサイ ト の定義を編集 し た り 、 [ サイ ト の追加 ] ボ タ ン
を ク リ ッ ク し て新規サイ ト を追加 し た り する こ と も で き ます。こ のボ
タ ン を ク リ ッ ク する と 、[ サイ ト 定義 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れ
ます (図 6-15 を参照)。
注意 : 従来 リ リ ースの NTM では、サイ ト の IP ア ド レ スの範囲をサブ
ネ ッ ト と し て指定する必要があ り ま し た。 し か し 最近は、 こ の方法で
は、 すべてのサイ ト の設定に対応 し 切れな く な っ ていま し た。 企業買
収や、 全体的な IP ア ド レ スの不足に よ り 、 IP ア ド レ スの範囲は連続
し ない こ と が多 く 、 ま た、 常に CIDR 境界に適合する と も 限 り ませ
ん。 さ ら に、ゲス ト 用 LAN な どの一部のア ド レ ス範囲は、キ ャ プ チ ャ
対象に含めない こ と も あ り ます。
244
第6章
図6-15: [サイ ト 定義]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
ア ト ラ スPBAの使用
245
IP 範囲の定義を編集する、 または選択 し ているサイ ト に新 し い IP 範
囲を追加するには、[ 新規 / 編集 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て [IP 範囲の定
義 ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス を表示 し ます (図 6-16 を参照)。
図6-16: [IP範囲の定義]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
IP 範囲を CIDR 表記で指定で き る場合は、 それを直接入力で き ます。
CIDR 表記で指定で き ない場合は、 上の図のよ う に 「-」 を使っ て IP
ア ド レ スの範囲を入力 し ます。 こ こ に入力する値は、 入力時に使っ た
形式で [IP 範囲 ] 列に表示 さ れ、 その値に基づいて [ ク ラ イ ア ン ト ]
フ ィ ール ド のエ ン ト リ が自動的に計算 さ れます。 [OK] を ク リ ッ ク し
て [ サイ ト 定義 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スに戻 り 、追加する IP 範囲がなけ
れば、 も う 一度 [OK] を ク リ ッ ク し て [ サイ ト 設定 ] 画面に戻 り ます。
246
第6章
第7章
ア ト ラ ス問題機能の操作
この章では、 Network Time Machine のア ト ラ ス問題機能の使用方法
について説明 し ます。
この章では、 以下の主要な項目について説明 し ます。
•
•
•
ア ト ラ ス問題機能の概要
問題表示へのフ ィ ル タ の適用
ア ト ラ スの問題 し き い値の設定
247
ア ト ラ ス問題機能の概要
ア ト ラ スは、 ア ト ラ スデー タ ベース に基づいて問題を レ ポー ト し ま
す。 図 7-1 は、 層ペ イ ン で [ 問題 ] を選択 し た場合に表示 さ れる一般
的な画面を示 し ています。
上部ペ イ ンには、 [ 表示条件 ] で指定 し た時間間隔中に発生 し た問題
を示す ト レ ン ド グ ラ フが表示 さ れます。 画面は、 問題の重要度に基づ
い て色分け さ れま す。 ト レ ン ド グ ラ フ 上で関心のあ る時間間隔 を ド
ラ ッ グ し 、[ テーブルの表示 ] を ク リ ッ ク する と 、 検出 さ れた問題の リ
ス ト が中央のペ イ ン に表示 さ れます。 特定の問題を ク リ ッ ク する と 、
下部ペ イ ンに ト レ ン ド グ ラ フが表示 さ れます。 [ ト レースの表示] を ク
リ ッ ク する と 、 パケ ッ ト デ コ ー ド を表示で き ます。
図7-1: 一般的なア ト ラ ス問題画面
248
第7章
問題表示への フ ィ ル タ の適用
検出 さ れたすべての問題のサブ セ ッ ト のみを表示す る こ と も で き ま
す。 表示を カ ス タ マ イ ズするには、[ フ ィ ル タ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク
し ま す。 [ 問題表示 フ ィ ル タ ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スが表示 さ れま す
(図 7-2)。
図7-2: [問題表示フ ィ ル タ ]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
この画面か ら もわかる よ う に、一部の重要度レ ベルのみを選択的に表
示 し 、 それ以外を非表示にで き ます。 表示を問題の タ イ プ ( ボ ト ル
ネ ッ ク または一般 )、 問題のサブ タ イ プ、 し き い値 タ イ プ、 特定のア
プ リ ケーシ ョ ン に限定する こ と も で き ます。 [OK] を ク リ ッ ク する と
フ ィ ル タ が適用 さ れ ま す。 フ ィ ル タ を 適用 し な い表示に戻すには、
[ フ ィ ル タ の リ セ ッ ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
ア ト ラ ス問題機能の操作
249
ア ト ラ スの問題 し き い値の設定
ア ト ラ スの問題 し き い値を設定するには、 [ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク
し 、[ 設定 ] タ ブ > [Network Time Machine] > [ ア ト ラ ス ] > [ 問題 し き
い値 ] を選択 し ます。
[ ボ ト ルネ ッ ク ] と [ 一般 ] と い う 2 種類の問題 し き い値があ り ます。
. 図 7-3 は、 定義済みのボ ト ルネ ッ ク し き い値 と 、 それぞれの重要度
レベルを示 し ています。
図7-3: ボ ト ルネ ッ ク し き い値設定画面
250
第7章
初期状態では、 図 7-3 の リ ス ト は空です。 ボ ト ルネ ッ ク し き い値を定
義するには、 [ ボ ト ルネ ッ ク し き い値の追加 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ま
す。 [ ボ ト ルネ ッ ク し き い値 ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スが表示 さ れま す
(図 7-4)。
図7-4: [ボ ト ルネ ッ ク し き い値]ダ イ ア ログボ ッ ク ス(3つのビ ュ ー )
特定の し き い値について、 それがア プ リ ケーシ ョ ン、 サーバ、 サイ ト
のいずれの し き い値であるかを選択で き ます。 次に、 関連する ア プ リ
ケーシ ョ ン またはサイ ト 、 し き い値の タ イ プ、 重要度、 し き い値の具
体的な数値を選択で き ます。 [OK] を ク リ ッ ク する と 、 その し き い値
が リ ス ト に追加 さ れます。
リ ス ト に問題 し き い値を追加する と 、 その し き い値のボ ッ ク ス ([ 選
択 ] 列 ) を チ ェ ッ ク し て、 問題画面上の対応する問題を含める こ と
がで き ます。
[ 編集 ] ア イ コ ン を使用 し て、 表示 さ れた値を変更 し ます。 [ 削除 ] ア
イ コ ン を使用 し て、 し き い値を削除 し ます。
ア ト ラ ス問題機能の操作
251
[ 一般 ] フ ィ ル タ には、 [DLC]、 [マ イ ク ロバース ト ] と [ ネ ッ ト ワー
ク ] の 3 種類があ り ます。 図 7-5 は、定義済みの DLC し き い値 と 、そ
れぞれの重要度レ ベルを示 し ています。
図7-5: DLC し き い値設定画面
この画面には、し き い値を定義する ための個別ダ イ ア ロ グボ ッ ク スは
用意 さ れていません。 表示 さ れる選択肢か ら選択で き るのみです。 問
題画面上のいずれかの し き い値に関連する問題を含めるには、該当す
るボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク し て、[ し き い値] と [重要度]に値を入力 し ます。
252
第7章
図 7-6 は、 定義済みのマ イ ク ロバース ト し き い値 と 、 それぞれの重要
度レ ベルを示 し ています。
図7-6: マ イ ク ロバース ト し き い値設定画面
画面上のマ イ ク ロバース ト 問題を表示対象 と するには、 該当する
ボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク し て、 [ し き い値 ] と [ 重要度 ] に値を入力 し ま
す。
指定 さ れたチ ャ ネルの利用率が、 設定画面の [Network Time
Machine]-[ ア ト ラ ス ]-[ 一般設定 ] の [ マ イ ク ロバース ト し き い値 ] 領
域に設定 さ れたパーセ ン テージ を超えた場合、 [ 連続 し たマ イ ク ロ
バース ト カ ウン ト ] の し き い値の領域は、 連続する 1 ミ リ 秒間隔の
マ イ ク ロバース ト 数を参照 し ます。 (224 ページの 「一般設定」 を参
照願います。 )
ア ト ラ ス問題機能の操作
253
図 7-7 は、 定義済みのネ ッ ト ワー ク し き い値 と 、 それぞれの重要度
レベルを示 し ています。
図 7-7: ネ ッ ト ワー ク し き い値設定画面
この画面には、 し き い値を定義する ための個別のダ イ ア ログボ ッ ク
スは用意 さ れていません。 表示 さ れる選択肢から選択のみで き ます。
問題画面上のいずれかの し き い値に関連する問題を含めるには、 該
当するボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク し て、 [ し き い値 ] と [ 重要度 ] に値を入
力 し ます。
254
第7章
第8章
ア ト ラ ス レ ポー ト の使用
この章では、 Network Time Machine のア ト ラ ス レポー ト 機能の使用
方法について説明 し ます。
この章では、 以下の主要な項目について説明 し ます。
•
•
ア ト ラ ス レポー ト 機能の概要
ア ト ラ ス レポー ト の設定
ア ト ラ ス レ ポー ト 機能の概要
ア ト ラ ス レポー ト は、ア ト ラ スデー タ ベース内のデー タ に基づいて生
成 さ れます。 NTM には、 日次、 週次、 または月次ベースで ア ト ラ ス
レポー ト を生成する よ う にスケジ ュ ールを設定で き ます。ア ト ラ ス レ
ポー ト のスケジ ュ ールを設定する方法については、 258 ページの 「ア
ト ラ ス レポー ト の設定」 を参照 し て く だ さ い。
スケジ ュ ールを設定で き る ア ト ラ ス レポー ト を確認するには、ツール
バーの [ ア ト ラ ス ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、層ペ イ ンの [ レポー ト 条件 ]
を ク リ ッ ク し ます。 図 8-1 は、 [ レポー ト 条件 ] 画面を示 し ています。
画面上部には、 すでに構成 さ れ、 スケジ ュ ールを設定で き る レポー ト
の日付が表示 さ れます。 ス ケ ジ ュ ールを設定で き る日付は、 カ レ ン
255
ダー上で紫で表示 さ れます。 特定の日付、 週、 または月を ク リ ッ ク す
る と 、 その日付、 週、 または月にスケジ ュ ールを設定で き る レポー ト
が [ レポー ト の選択 ] ボ ッ ク スに表示 さ れます。 表示する レポー ト を
選択 し 、 [ スケジ ュ ー リ ング レポー ト を表示 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ま
す。 下部ペ イ ン では、 時間範囲を指定 し て新 し いア ト ラ ス レポー ト を
生成で き ます。[ 開始 ] および [ 終了 ] フ ィ ール ド に時間範囲を指定 し 、
[ カ ス タ ム時間範囲で レポー ト を表示 ] を ク リ ッ ク し ます。
HTML 形式のレポー ト は、 ブ ラ ウザウ ィ ン ド ウに表示 さ れます。 PDF
形式のレポー ト は、 コ ン ピ ュ ー タ に PDF リ ーダーア プ リ ケーシ ョ ン
がイ ン ス ト ール さ れていれば、 PDF リ ーダーで表示 さ れます。
図8-1: [レポー ト 条件]画面
256
第8章
図 8-2 は、 レポー ト の例を示 し ています。
図8-2: ア ト ラ ス レポー ト の例
ア ト ラ ス レ ポー ト の使用
257
ア ト ラ ス レ ポー ト の設定
ア ト ラ ス レポー ト を設定するには、 ツールバーの [ 設定 ] ボ タ ン を ク
リ ッ ク し 、[ 設定 ] タ ブ > [Network Time Machine] > [ ア ト ラ ス ] > [ レ
ポー ト 設定 ] を選択 し ます。 図 8-3 にア ト ラ スの [ レポー ト 設定 ] 画
面を示 し ます。
図8-3: ア ト ラ スの[レポー ト 設定]画面
画面上部では、 企業名、 企業ロ ゴ、 レ ポー ト の保存先を 指定で き ま
す。 また、 [ ト ッ プ N] テーブル / グ ラ フ に含める項目数を選択で き ま
す。 画面下部には、 定義済みレポー ト の リ ス ト と 、 それぞれが生成 さ
れる頻度が表示 さ れます。
258
第8章
注意 : レポー ト のスケジ ュ ールは、 次に説明する [ レポー ト の作成 ]
ダ イ ア ログボ ッ ク スで定義 し ます。 その上で、 図 8-3 に示 さ れる リ ス
ト の [ スケジ ュ ール ] 列の左のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク / ア ン
チ ェ ッ ク する こ と で、そのレポー ト を実際に生成するかど う かを指定
し ます。
図8-4: [レポー ト の作成]ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス
[ レポー ト テ ン プ レー ト ] ボ ッ ク スに表示 さ れる利用可能サブ レポー
ト を組み合わせて レポー ト を構成で き ます。 [ 追加 -->] を ク リ ッ ク す
る と 、 各サブ レポー ト が追加 さ れます。 順序を変更するには、 [ 上へ
移動]/[下へ移動]ボ タ ン を使用 し ます。 レポー ト の構成が完了 し た ら、
[ 名前 ] フ ィ ール ド に タ イ ト ルを入力 し ます。
ア ト ラ ス レ ポー ト の使用
259
レポー ト の自動生成を設定する と きは、 [1 日毎 ]、 [1 週毎 ]、 [1 月毎 ]
のボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク し ます (複数を チ ェ ッ ク 可能)。それ以外に [ ス
ケジ ュ ール ] ボ ッ ク ス も チ ェ ッ ク する と 、 レポー ト にスケジ ュ ールが
設定 さ れ、 該当する レポー ト 期間の終了時に各レポー ト が生成、 保存
さ れます。
レポー ト の定義を終了するには、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 定義済み
レポー ト の リ ス ト が図 8-3 のよ う に表示 さ れます。
注意 : ある レポー ト について [ スケジ ュ ール ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を外
す と 、図 8-3 の リ ス ト において対応する レポー ト 隣のチ ェ ッ ク ボ ッ ク
ス も チ ェ ッ クが外れ、 レポー ト 生成は行われません。 チ ェ ッ ク ボ ッ ク
ス を チ ェ ッ ク / ア ン チ ェ ッ ク する こ と で、 レ ポー ト の生成を有効 / 無
効にで き ます。
260
第8章
第9章
ア ト ラ ス ダ ッ シ ュ ボー ド 機能の使用
この章では、 Network Time Machine のア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ド 機能
の使用方法について説明 し ます。
この章では、 以下の主要な項目について説明 し ます。
•
•
ア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ド 機能の概要
ア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ド の設定
ア ト ラ ス ダ ッ シ ュ ボー ド 機能の概要
ア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ド を使用する こ と で、現在キ ャ プ チ ャ し ている
パケ ッ ト のア ト ラ スデー タ を表示で き ます。 これは、 ア ト ラ スデー タ
の リ アル タ イムモニ タ 機能です。 ダ ッ シ ュ ボー ド の画面には、 現在の
キ ャ プ チ ャ の最新の 1 時間分が表示 さ れます。
ア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ド にア ク セスする には、まず、[ 設定 ] ボ タ ン >
[ 設定 ] タ ブ > [Network Time Machine] > [ ア ト ラ ス ] > [ 一般設定 ] を
選択 し 、[ パフ ォ ーマ ン スボ ト ルネ ッ ク解析 ] と [ キ ャ プ チ ャ デー タ を
自動でア ト ラ スへエ ク スポー ト する ] の両方を チ ェ ッ ク し ます (224
ページの 「一般設定」 を参照 )。 次に、 キ ャ プ チ ャ を開始 し 、 ツール
バーの [ ダ ッ シ ュ ボー ド ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
261
図 9-1 は、一般的な ア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ド 画面のワー ク スペース を
示 し ています。
図9-1: ア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ド のワー ク スペース
ア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ド には、[ ア プ リ ケーシ ョ ン ]、[ サーバー]、[ サ
イ ト ]、[DLC 使用率 ]、[ 問題 ] の各ペ イ ンがあ り ます。 各ペ イ ンには、
ト レ ン ド グ ラ フ と 概要情報が表示 さ れま す。 ド リ ルダウ ン を 行 う こ
と で、 ア ト ラ スデー タ ベースか ら さ ら に詳細な情報を取得で き ます。
関心の な い ペ イ ン は縮小す る こ と も で き ま す。 ペ イ ン はワ ー ク ス
ペース内で自動的に再配置 さ れるので、必要な情報は表示 さ れ続けま
す。
[ ア プ リ ケーシ ョ ン ]、[ サーバー ]、[ サイ ト ] の各ペ イ ン では、 ト レ ン
ド グ ラ フ に表示する メ ト リ ク ス を選択で き ます。選択で き る メ ト リ ク
ス には、 ネ ッ ト ワー ク 遅延、 デー タ 量、 再転送、 接続、 スルー プ ッ
ト 、 TCP リ セ ッ ト 、 ゼロウ ィ ン ド ウがあ り ます。
262
第9章
ア ト ラ ス ダ ッ シ ュ ボー ド の設定
ア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ド を設定するには、ツールバーの [ 設定 ] ボ タ ン
を ク リ ッ ク し、[ 設定 ] タ ブ > [Network Time Machine] > [ ア ト ラ ス ] >
[ ダ ッ シ ュボー ド ] を選択し ます。 図 9-2 にア ト ラ スの [ ダ ッ シ ュ ボー
ド ] 設定画面を示し ます。
こ の画面では、 ア ト ラ ス ダ ッ シ ュ ボー ド に表示す るサーバ と ア プ リ
ケーシ ョ ン を指定で き ます。 テーブルでは、 サーバ / ア プ リ ケーシ ョ
ンのペアは 1 行で表示 さ れます。
図9-2: ア ト ラ スの[ダ ッ シ ュ ボー ド ]設定画面
ア ト ラ スダ ッ シ ュ ボー ド 機能の使用
263
サーバ / ア プ リ ケーシ ョ ンの新 し いペア を追加するには、 [ サーバの
追加 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 [ サーバの定義 ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
が表示 さ れます (図 9-3)。
図9-3: [サーバの定義]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
サーバの IP ア ド レ ス を入力 し 、 ア プ リ ケーシ ョ ン を選択 し て [OK]
を ク リ ッ ク し ます。 リ ス ト の新 し い行にサーバ / ア プ リ ケーシ ョ ンの
新 し いペアが追加 さ れます。
該当する行の [ 編集 ] ア イ コ ン を ク リ ッ ク し て [ サーバの定義 ] ダ イ
ア ロ グボ ッ ク ス を表示 し 、 既存のエ ン ト リ を編集す る こ と も で き ま
す。
264
第9章
第10章
CSA を 使用 し た ネ ッ ト ワー ク の モ ニ タ
Network Time Machine は、 ClearSight Analyzer (CSA) 製品の機能の
多 く を備え ます。 ClearSight Anaylzer に備わ っ ている機能の う ち、 リ
アル タ イムモニ タ 機能を こ の章で説明 し ます。 こ の章は、 以下の項目
で構成 さ れています。
•
リ アル タ イムモニ タ 画面の操作
•
ア プ リ ケーシ ョ ン層のモニ タ
•
ネ ッ ト ワー ク層のモニ タ
•
物理層のモニ タ
•
ト ンネルプ ロ ト コルの使用
•
ClearSight Analyzer の設定
リ アル タ イ ムモ ニ タ 画面の操作
リ アル タ イ ムモ ニ タ を使用するには、最初に リ アル タ イムモニ タ を有
効にする必要があ り ます。 [NTM] > [ 全般 ] 画面で行います (153 ペー
ジの図 4-67)。 [ 有効 ] ラ ジオボ タ ン を ク リ ッ ク する だけです。 次に、画
面を閉 じ て Network Time Machine ア プ リ ケーシ ョ ン を再起動 し ま
265
す。 ツールバーから [ モニ タ ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、モニ タ を開始
で き ます。
最初にモニ タ を開始する と き には、ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ の概要画
面が表示 さ れ、ClearSight のすべての機能に簡単にア ク セスで き る よ
う にな り ます ( 図 10-1)。 ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ の概要画面は、ネ ッ
ト ワー ク 解析や ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グ を行 う 際のベース と な る重
要な役割を果た し ます。 こ こ には、 ネ ッ ト ワー ク で実行 さ れている ア
プ リ ケーシ ョ ンの状態に関する情報がす ぐ に表示 さ れ、事象や問題が
検出 さ れた場合は リ アル タ イ ムで警告が表示 さ れま す。 こ の画面か
ら は、 複数の異な る ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロ ーに関す る ClearSight の
詳細表示や、ネ ッ ト ワー ク接続 と その基盤であ る物理層の統計にア ク
セスで き ます。
図10-1: ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ 概要画面
266
第10章
表示す る ア プ リ ケーシ ョ ンの選択
[概要] タ ブに表示する ア プ リ ケーシ ョ ン を選択する こ と がで き ます。
[概要] タ ブの任意の場所を右ク リ ッ ク する と 、次のいずれかがポ ッ プ
ア ッ プボ タ ン と し て表示 さ れます。
または
[全てのア プ リ ケーシ ョ ン を表示] を ク リ ッ ク する と 、モニ タ が可能な
ア プ リ ケーシ ョ ンがすべて表示 さ れます。 [ ア ク テ ィ ブ なア プ リ ケー
シ ョ ン のみ表示 ] を ク リ ッ ク す る と 、 現在の セ ッ シ ョ ン 中に ト ラ
フ ィ ッ ク が検出 さ れたア プ リ ケーシ ョ ンのみが表示 さ れます。 こ の 2
つの状態は、 交互に切 り 替え る こ と がで き ます。
さ ら に、 ア プ リ ケーシ ョ ン を個別に無効にする こ と も で き ます。 た と
えば、
を ク リ ッ ク し て、HTTP ト ラ フ ィ ッ クのモニ タ を
停止で き ます。 [ ア ク テ ィ ブ な ア プ リ ケーシ ョ ンのみ表示 ] を選択 し
ている場合は、単に [ 概要 ] タ ブから HTTP 行が消去 さ れます。 [ 全て
の ア プ リ ケ ー シ ョ ン を 表示 ] を 選択 し て い る 場合は、 次の よ う に
HTTP ア イ コ ンが表示 さ れます。
HTTP ト ラ フ ィ ッ ク のモ ニ タ を再開するには、
ク し ます。
をクリ ッ
ただ し 、[ ア ク テ ィ ブ なア プ リ ケーシ ョ ンのみ表示] を選択 し ている場
合は、画面上に HTTP 行は表示 さ れません。 その場合は、[ 概要 ] タ ブ
の任意の場所を右ク リ ッ ク する と 、[ ア プ リ ケーシ ョ ン を有効にする ]
オプ シ ョ ンが含まれたボ タ ンが表示 さ れます。 以下はその例です。
[HTTP] を ク リ ッ ク し て、 HTTP ト ラ フ ィ ッ ク のモ ニ タ を再開 し ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
267
モ ニ タ ワー ク スペースの概要 と ナ ビ ゲーシ ョ ン
アナ ラ イザの リ アル タ イ ムモ ニ タ ワー ク スペースは、柔軟性に富み直
感的にわか り やすい複数のペ イ ン で構成 さ れています。270 ページの
図 10-2 は、 モ ニ タ 画面の例を示 し た ものです。
モ ニ タ のワー ク スペースは、 以下の タ イ プのペ イ ン で構成 さ れます。
•
層ペ イ ンは、 画面の左側にあ り ます。 層ペ イ ンは、 [ ア プ リ ケー
シ ョ ン ]、[ ネ ッ ト ワー ク ]、および [ 物理層 ] と い う 3 つの個別の層
で構成 さ れています。 各層には、 サーバー、 フ ロー、 ホス ト 、 接
続、 問題、 事象の数な ど、 モニ タ が現在測定 し ているデー タ を示
す カ ウ ン タ があ り ます。
層ペ イ ン で数値カ ウ ン タ を ク リ ッ ク する と 、 そのカ ウ ン タ に関
する詳細な統計が メ イ ンペ イ ンに表示 さ れます。
注意 : ClearSight Analyzer の 3 つのネ ッ ト ワー ク 層については、
273 ページの 「ClearSight Analyzer のネ ッ ト ワー ク モデル」 で さ
ら に詳 し く 説明 し ます。
•
268
メ イ ンペ イ ンには、 層ペ イ ン で現在選択 さ れている カ ウン タ に関
する詳細情報が表示 さ れます。 メ イ ン ペ イ ン で使用で き る表示項
目は、 層ペ イ ン で何が選択 さ れてい るかに よ っ て異な り ます。 た
だ し 、 これ らのペ イ ンの一般的な操作方法はどれも 同 じ です。
•
多 く の場合、 メ イ ン ペ イ ンは複数のサブ ペ イ ン に分割 さ れて
います。 こ の場合、 1つのペ イ ン で カ ウ ン タ を選択する と 、 そ
の カ ウ ン タ に関す る詳細情報が近接 し た別のペ イ ン に表示 さ
れます。 図 10-2は、 複数のサブペ イ ンに分割 さ れた メ イ ンペ
イ ン を示 し た ものです。
•
多 く の場合、 メ イ ン ペ イ ンの表示画面には タ ブが付いていま
す。 つま り 、 画面の上部にあ る タ ブ を使用 し て、 表示するデー
タ を選択する こ と がで き ます。 た と えば、 図 10-2の [情報] ペ
イ ンには、[会話] と [統計] と い う 2 つの タ ブが付いています。
•
通常、 ClearSight の画面で、 ある カ ウン タ に関する詳細情報
は、 それを ク リ ッ ク する こ と によ り 参照で き ます。 こ れは 「 ド
リ ルダウ ン」 と 呼ばれます。 通常の表示に戻る には、 層ペ イ
ンのカ ウ ン タ を使用 し て、 概要に戻 り ます。
第10章
•
層ペ イ ン で [問題] または [事象] のカ ウ ン タ を ク リ ッ ク する
と 、 選択 し た層に関する [ア ラ ー ト ] 画面が表示 さ れます。 ア
ラ ー ト については、 第14章 「CSA ア ラ ー ト の操作」 で詳 し く
説明 し ま す。 ツ ールバー で [ モ ニ タ ] ボ タ ン を ク リ ッ ク す る
と 、 モニ タ 画面に戻る こ と がで き ます。
モ ニ タ のユーザイ ン タ ー フ ェ イ ス を習得する最良の方法は、試 し てみ
る こ と です。 モ ニ タ がユーザのネ ッ ト ワー ク と そのデー タ につい て
学習するの と 同様に、ユーザイ ン タ ー フ ェ イ スの各ア イ テムを ク リ ッ
ク し て、 どのよ う な統計が表示 さ れるかを調べて く だ さ い。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
269
層ペ イ ンには、 [ア プ リ ケーシ ョ ン]、 [ネ ッ ト ワー ク]、
および [物理層] と い う 3 つのネ ッ ト ワー ク層で それぞ
れ ClearSight が現在測定 し ているデー タ が表示 さ れま
す。 層ペ イ ン で カ ウン タ を ク リ ッ ク し て、 メ イ ンペ イ
ン で表示する内容を選択 し ます。
メ イ ンペ イ ンは、 層ペ イ ン で選択 さ れた カ ウン タ に
基づいて更新 さ れます。
メ イ ンペ イ ンの表示は状況に よ っ て大き く 異な り ま
すが、 通常、 選択 し たエ ン テ ィ テ ィ に関するデー タ
を表示する ために連動する複数のペ イ ン を含みます。
こ の例の メ イ ン ペ イ ンは、 ア プ リ ケーシ ョ ン、 フ
ロー、 統計 と い う 3 つのサブペ イ ン で構成 さ れます。
フ ローペ イ ン。 こ のペ イ ンのア イ テムを選択する と 、
[統計] ペ イ ンがその下に表示 さ れ、 関連 し た詳細情報
で更新 さ れる よ う にな り ます。 た と えば、 問題のあ る
フ ローを フ ローペ イ ン で選択する と 、 その問題に関
する エ ラ ー メ ッ セージが [統計] ペ イ ンに色付け さ れ
て表示 さ れます。
統計ペ イ ン には、 フ ローペ イ ン で選択 さ れた カ ウ ン タ
に関する詳細が表示 さ れます。 このペ イ ンは タ ブ付き で
あ り 、 選択 し たサーバー、 フ ロー、 接続、 ノ ー ド な ど
に関する広範な統計を表示で き る よ う にな っ ています。
こ れ らの ト グルを使用 し て、 必要のないペ イ ン を非表
示にする こ と がで き ます。
図10-2: リ アル タ イムモニ タ の一般的なペ イ ン
270
第10章
モ ニ タ 画面におけ る色の使用について
モ ニ タ 画面では、アナ ラ イザに よ っ て検出 さ れた問題を色を使用 し て
わか り やす く 表示 し ます。 次のよ う に、 それぞれの色が意味する内容
は、 その色から連想 し やすい も のに設定 さ れています。
•
赤いボ タ ンは、 迅速な処置を必要 と する問題を意味 し ます。
•
オ レ ン ジのボ タ ンは、 場合によ っ て注意を喚起する必要がある問
題を意味 し ます。
•
黄色のボ タ ンは、 軽度な エ ラ ーを意味 し ます。
•
緑のボ タ ンは、 機能が健全である こ と を意味 し ます。
注意 : モニ タ に赤いボ タ ンが表示 さ れた ら 、 ボ タ ン を ク リ ッ ク し
て、 問題について調べる必要があ り ます。
ア ラ ー ト レ ベルの色付け
ア ラ ー ト ログでは、色 と ア ラ ー ト レ ベルがそれぞれ次のよ う に対応 し
ています。
•
危険 - 赤
•
注意 - オ レ ン ジ
•
やや注意 - オ レ ン ジ
•
警告 - 黄
•
情報 - 緑
第 14 章 「CSA ア ラ ー ト の操作」 では、 ア ラ ー ト レ ベルを ア ラ ームに
割 り 当て る方法 と 、特定のア ラ ー ト レベルにア ク シ ョ ン を関連付ける
方法について説明 し ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
271
モ ニ タ の用語
モ ニ タ を開始する と 、ネ ッ ト ワー ク上の さ ま ざ ま な ア プ リ ケーシ ョ ン
層 フ ローの検出 と 測定がす ぐ に開始 さ れます。 また、 モ ニ タ では、 リ
アル タ イムの解析に よ っ て、問題や事象 に関する ア ラ ー ト が表示 さ れ
ます。 こ れらの用語は、 以下のよ う に定義 さ れます。
•
フ ロー - フ ローは、 特定のア プ リ ケーシ ョ ン層の機能を実行する
パケ ッ ト のグルー プ を 指 し ま す。 こ の機能の例 と し ては、 Web
サーバーでの Get や Post、 電子 メ ール メ ッ セージの送受信、 ド
メ イ ン名の解決、 電話の発信な どがあ り ます。
•
事象 - 事象は、 ネ ッ ト ワー ク で検出 さ れた軽度な エ ラ ー状態を指
し ます。 事象が一度だけ発生 し てい る場合は、 必ず し も 調査する
必要はあ り ません。 ただ し 、 繰 り 返 し 発生 し てい る事象について
は、 詳 し く 調査す る 必要があ り ま す。 ま た、 事象は、 同 じ サー
バー、 フ ロー、 接続、 ノ ー ド な どに関 し て、 モ ニ タ によ っ て検出
さ れた問題 を ト ラ ブルシ ュ ー テ ィ ン グす る 際に役に立つ場合が
あ り ます。
事象の典型的な例 と し ては、 HTTP ク ラ イ ア ン ト が受け取る
「404 - Not Found」 エ ラ ーな どの、 単純な ものがあ り ます。
•
272
問題 - 問題は、緊急に調査するに値する深刻な エ ラ ーを指 し ます。
ネ ッ ト ワー ク 上の問題の例 と し て、 重複す る IP ア ド レ スがあ り
ます。 こ の状態は、 ネ ッ ト ワー ク のパ フ ォ ーマ ン ス を低下 さ せ、
予想で き ない状態を引き起 こ し ます。
第10章
ClearSight Analyzer のネ ッ ト ワー ク モデル
リ アル タ イ ムモ ニ タ では、 OSI 7 層モデルを調整 し たネ ッ ト ワー ク 3
層モデルを用いて、 層ご と のネ ッ ト ワー ク の動作を測定 し ます。 こ の
3 層 と は、 ア プ リ ケーシ ョ ン層、 ネ ッ ト ワー ク 層、 および物理層です。
•
ア プ リ ケーシ ョ ン層では、 電子 メ ール、 デー タ ベース、 VoIP、 メ
デ ィ ア、 フ ァ イ ル転送な ど、 一般的な ネ ッ ト ワー ク ア プ リ ケー
シ ョ ン のエ ン ド ツ ー エ ン ド のパ フ ォ ー マ ン ス を モ ニ タ は測定 し
ま す。 モ ニ タ は、 ア プ リ ケ ー シ ョ ン ご と に ク ラ イ ア ン ト と サー
バー間の各 フ ローを検出 し て一覧表示 し 、 ア プ リ ケーシ ョ ンのパ
フ ォ ーマ ン ス を モニ タ し て詳細統計を提供 し ます。
ア プ リ ケーシ ョ ン層のモニ タ については、 275 ページの 「ア プ リ
ケーシ ョ ン層のモニ タ 」 で詳 し く 説明 し ます。
•
ネ ッ ト ワー ク 層では、 ア プ リ ケーシ ョ ン層に表示 さ れる ア プ リ
ケーシ ョ ン フ ローの基盤 と な る、OSI の第 3 層 と 第 4 層のホス ト
と コ ネ ク シ ョ ン を モニ タ は測定 し ます。 また、TCP/IP 通信の測定
も行います。 こ れには UDP、 ARP、 ICMP な どの関連プ ロ ト コ ル
な ど も含まれます。
ネ ッ ト ワー ク層のモニ タ については、 324 ページの 「ネ ッ ト ワー
ク層のモニ タ 」 で詳 し く 説明 し ます。
•
物理層では、フ レーム タ イ プやエ ラ ー タ イ プ ( ブ ロー ド キ ャ ス ト 、
マルチキ ャ ス ト 、 CRC エ ラ ーな ど ) の数な ど、 ネ ッ ト ワー ク デー
タ の実際の転送状況につ い て説明 し た統計が表示 さ れま す。 ま
た、 物理層では VLAN の測定も 行います。
物理層のモニ タ については、 337 ページの 「物理層のモニ タ 」 で
詳 し く 説明 し ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
273
ClearSight Analyzer のモデル と OSI モデル
ユーザに と っ ては、ア プ リ ケーシ ョ ンのパフ ォ ーマ ン スやア プ リ ケー
シ ョ ンの基盤 と な る コ ネ ク シ ョ ンのパ フ ォ ーマ ン スが最 も 重要な情
報であ る こ と が多いため、 ClearSight Analyzer の 3 層ネ ッ ト ワー ク
モデルでは、 ネ ッ ト ワー ク 解析が簡略化 さ れています。 た と えば、 プ
レ ゼ ン テーシ ョ ン層 と セ ッ シ ョ ン層のサー ビ スの区別は、 実世界の
ネ ッ ト ワー ク解析において必ず し も重要ではあ り ません。表 10-1 は、
OSI モデルの 7 層が ClearSight Analyzer の 3 層にどのよ う に分類 さ
れているかを示 し た ものです。
表10-1: OSI 7階層の ClearSight Analyzer 層に対する マ ッ ピ ング
OSI 7階層
ClearSight Analyzer 層
ア プ リ ケーシ ョ ン
プ レゼン テーシ ョ ン
ア プ リ ケーシ ョ ン
セッシ ョ ン
ト ラ ン スポー ト
ネ ッ ト ワー ク
ネ ッ ト ワー ク
デー タ リ ン ク
物理
物理
274
第10章
ア プ リ ケーシ ョ ン層のモ ニ タ
この項では、ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ 機能を使用する方法について説
明 し ます。 以下は、 こ の項の主な ト ピ ッ ク です。
•
ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ に関する広範な説明 ( 下記の ア プ リ ケー
シ ョ ン モニ タ について )。
•
ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ 詳細画面にア ク セスする方法 (276 ペー
ジの 「ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ 詳細画面の表示」 )。
•
ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ 詳細画面を操作する方法 (276 ページの
「ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ 詳細画面の操作」 )。
•
サポー ト さ れ る 各ア プ リ ケー シ ョ ン タ イ プ に関 し て詳細画面に
表示 さ れる情報 (288 ページの 「ア プ リ ケーシ ョ ン モ ニ タ 詳細画
面」 )。
ア プ リ ケーシ ョ ン モ ニ タ について
モ ニ タ では、 Oracle や MS SQL な どのデー タ ベース ア プ リ ケーシ ョ
ン、 POP や SMTP な ど の電子 メ ールア プ リ ケ ー シ ョ ン、 H.323 や
Skinny な どの VoIP ア プ リ ケーシ ョ ン な ど、多数の重要なネ ッ ト ワー
ク ア プ リ ケー シ ョ ンが リ アル タ イ ムで詳細に解析 さ れま す。 サポー
ト さ れる ア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プ ご と に、サーバー と フ ローが検出 さ
れ、ネ ッ ト ワー ク で問題が発生 し た場合に ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ングに
利用で き る リ アル タ イム解析 と 統計が提供 さ れます。 情報は、 特定の
サーバーや特定の フ ローに関 し て表示する こ と も、ア プ リ ケーシ ョ ン
タ イ プ全体に関 し て表示する こ と も で き ます。
モニ タは、 ネ ッ ト ワーク ラ ダー表示を使用し、関連し たデルタ時間と相
対時間を織り 込んで、検出し た フ ローご と にク ラ イ アン ト とサーバー間
の対話と ト ラ ンザク シ ョ ン を再構築し、 表示し ます。 一部のアプ リ ケー
シ ョ ン フ ロー (HTTP、 電子 メ ール、 FTP など ) では、 エン ド ユーザに対
し て表示される コ ンテン ツ フ ローも再構築されます。 これによ り 、 アプ
リ ケーシ ョ ンへの無許可ア ク セス、異常なデー タパタ ーン、 アプ リ ケー
シ ョ ン レベルのエ ラーなど を検出でき る よ う にな り ます。
注意 : ラ ダー図はバウン スチ ャ ー ト と も呼ばれます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
275
ア プ リ ケーシ ョ ン モ ニ タ 詳細画面の表示
モ ニ タ は、 ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ の概要で、 サポー ト さ れる各ア プ
リ ケーシ ョ ン タ イ プのサーバー、 フ ロー、 問題、 事象、 およびスルー
プ ッ ト を測定 し ます (266 ページの図 10-1)。 ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ
の概要から は、 各ア プ リ ケーシ ョ ン、 サーバー、 および フ ローのア プ
リ ケーシ ョ ン モ ニ タ 詳細画面にア ク セスで き ます。
ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ 詳細画面は、 次の方法で表示で き ます。
•
層ペ イ ンの [ ア プ リ ケーシ ョ ン ] 層で [ サーバー] または [ フ ロー]
のカ ウ ン タ を ク リ ッ ク し ます。
•
ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ 概要で [ ア プ リ ケーシ ョ ン ]、[ サーバー]、
または [ フ ロー ] の列を ク リ ッ ク し ます。
277 ページの図 10-3 は、 ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ 詳細画面の例を示
し た も のです ( こ の場合は HTTP)。
ア プ リ ケーシ ョ ン モ ニ タ 詳細画面の操作
図 10-3 に示す と お り 、 ア プ リ ケーシ ョ ン モ ニ タ 詳細画面は、 以下の
ペ イ ン で構成 さ れています。
276
•
ア プ リ ケーシ ョ ンペ イ ンには、 サポー ト さ れる各ア プ リ ケーシ ョ
ン タ イ プが一覧表示 さ れます。 各ア プ リ ケーシ ョ ン カ ウ ン タ を段
階的に開 く と 、 対応する ア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プに関 し て モニ タ
が検出 し たサーバーを表示 し ます。 個々のサーバーまたはア プ リ
ケーシ ョ ン タ イ プ全体を選択 し て、 対応する統計を フ ロー と 統計
の各ペ イ ン で表示する こ と がで き ます。
•
フ ロ ーペ イ ン には、 ア プ リ ケー シ ョ ン ペ イ ン で選択 し た ア プ リ
ケー シ ョ ン タ イ プ ま たはサーバーに関 し て検出 さ れた フ ロ ーが
表示 さ れ ま す。 ア プ リ ケ ー シ ョ ン タ イ プ が選択 さ れた場合、 フ
ローペ イ ンには、 その タ イ プに関 し て検出 さ れたすべてのフ ロー
が表示 さ れま す。 同様に、 個々のサーバーが選択 さ れた場合は、
フ ロ ーペ イ ン にはそのサーバーに関す る フ ロ ーだ けが表示 さ れ
ます。
第10章
•
統計ペ イ ンには、 ア プ リ ケーシ ョ ンペ イ ン または フ ローペ イ ン で
選択 し たア プ リ ケーシ ョ ン、 サーバー、 またはフ ローに関する詳
細情報が表示 さ れます。 統計ペ イ ン に表示す る内容は、 ほかの 2
つのペ イ ン で どのカ ウ ン タ を選択するかによ っ て変わ り ます。
ア プ リ ケーシ ョ ンペ イ ン
ア プ リ ケーシ ョ ンペ イ ンには、 サポー ト さ れる各ア プ リ
ケーシ ョ ン タ イ プが一覧表示 さ れます。 ア イ コ ンにボ タ
ンが付いている カ ウン タ は、 段階的に開 く こ と に よ り 、
検出 さ れたサーバーを表示する こ と がで き ます。 括弧内
の数値は、 検出 さ れたサーバー /フ ローの数を表 し ます。
ボ タ ンの色は、 対応する ア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プのサー
バーで検出 さ れたア ラ ー ト の最高レ ベルを示 し ます。
フ ローペ イ ン
フ ローペ イ ンには、 ア プ リ ケーシ ョ ンペ イ ン で選択
し たサーバーまたはア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プに関 し
て検出 さ れた フ ローが表示 さ れます。 こ の場合、 ア
プ リ ケーシ ョ ンペ イ ン で FTP の親カ ウン タ が選択
さ れている ため、 フ ローペ イ ンには検出 さ れたすべ
ての FTP フ ローが表示 さ れています。
統計ペ イ ン
統計ペ イ ンには、 ア プ リ ケーシ ョ ンペ イ ン で選択 し たア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プ または
サーバー、 あ るいは フ ローペ イ ン で選択 し た フ ローに関する詳細な統計が表示 さ れます。
図10-3: ア プ リ ケーシ ョ ン モニ タ 詳細画面
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
277
ア プ リ ケーシ ョ ン ペ イ ン
ア プ リ ケーシ ョ ンペ イ ンには、サポー ト さ れる各ア プ リ ケーシ ョ ン タ
イ プが一覧表示 さ れます。 [ 詳細 ] タ ブ でのア プ リ ケーシ ョ ンのカ ウ
ン タ の横には、対応する ア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プのサーバーが検出 さ
れた こ と を 示す特徴的な ボ タ ンが表示 さ れま す。 カ ウ ン タ の隣の括
弧内の数値は、モ ニ タ に よ っ て検出 さ れたサーバー と フ ローの数を示
し ます。 ア イ コ ンの色は、 対応する タ イ プのサーバーで検出 さ れたア
ラ ー ト の最高レベルを示 し ます。
た と えば、
のよ う な カ ウン タ は、モニ タ によ っ て 3 つの
HTTP サーバー と 4 つの HTTP フ ローが検出 さ れ、 少な く と も サー
バーの 1 つが赤 レ ベルのア ラ ー ト を 示 し て い る こ と を 意味 し ま す。
ア プ リ ケーシ ョ ン カ ウ ン タ を ダブルク リ ッ ク し て段階的に開 く と 、検
出 さ れたサーバーを表示する こ と がで き ます。
ア プ リ ケーシ ョ ン ペ イ ン で ア プ リ ケーシ ョ ン ま たはサーバーの カ ウ
ン タ を選択 し 、 フ ローペ イ ン と 統計ペ イ ンの表示内容を決定 し ます。
278
•
ア プ リ ケー シ ョ ン 全体の フ ロ ー と 統計 を 表示す る には、 ア プ リ
ケーシ ョ ン カ ウ ン タ を選択 し ます。 た と えば、 HTTP を選択する
と 、 モ ニ タ によ っ て検出 さ れたすべての HTTP フ ローを表示で き
ます。
•
特定のア プ リ ケー シ ョ ン サーバーの フ ロ ー と 統計 を 表示す る に
は、 サーバー カ ウ ン タ を選択 し ます。 た と えば、 HTTP サーバー
カ ウン タ を選択する と 、 そのサーバーの HTTP フ ローだけを表示
で き ます。
第10章
フ ロ ーペ イ ン
フ ロ ーペ イ ン には、 ア プ リ ケーシ ョ ン ペ イ ン で選択 し た ア プ リ ケー
シ ョ ン またはサーバーに関 し て、 検出 さ れた フ ローが表示 さ れます。
ア プ リ ケーシ ョ ンペ イ ン でア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プ (FTP な ど ) を選
択 し た場合、フ ローペ イ ンにはそのア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プに関 し て
検出 さ れたすべてのフ ローが表示 さ れます。 同様に、 個々のサーバー
が選択 さ れた場合は、フ ローペ イ ンにはそのサーバーに関する フ ロー
だけが表示 さ れます。 図 10-4 は、 FTP に関する フ ローペ イ ンの例を
示 し た ものです。
図10-4: フ ローペ イ ンの例
図 10-4 に示す と お り 、 フ ローペ イ ンには、 検出 さ れた各フ ローが以
下の統計 と と も に表示 さ れます。
[ 重要度 ]
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
こ の フ ローに関 し て検出 さ れたア ラ ー ト の最
高レ ベルを示すア イ コ ン。赤 (最 も重大) ~ 緑
( 健全 ) があ り ます。 モニ タ における色の使用
法について詳 し く は、 271 ページの 「モニ タ
画面における色の使用について」 を参照 し て
く だ さ い。
279
説明
こ の フ ロ ー に よ っ て 実行 さ れ る ト ラ ン ザ ク
シ ョ ンの タ イ プ。 た と えば、 HTTP サーバー
で は Get、 POP サ ー バ ー で は電 子 メ ー ル、
VoIP サーバー では コ ール設定な ど に な り ま
す。
一部の ト ラ ンザ ク シ ョ ン では、 そのエ ン ト リ
の横に ス イ ッ チ型のア イ コ ン が表示 さ れ
ま す。 こ の ア イ コ ン が付 い た エ ン ト リ を ク
リ ッ ク し 、 エ ン ト リ を段階的に開 く と 、 こ の
フ ローの一部 と し て含まれる実際の コ マ ン ド
を 表示 す る こ と が で き ま す。
た と え ば、
図 10-4 では、 FTP フ ローが段階的に開かれ、
2 つの LIST コ マ ン ド が表示 さ れています。 フ
ロ ー エ ン ト リ の下の コ マ ン ド を 選択す る と 、
モ ニ タ に よ っ て実際の コ マ ン ド が統計ウ ィ ン
ド ウに再構築 さ れ、 エ ン ド ユーザに よ っ て実
行 さ れた電子 メ ール、FTP ト ラ ンザク シ ョ ン、
Telnet セ ッ シ ョ ン、 デー タ ベース要求、 VoIP
コ ールを確認で き る よ う にな り ます。
[ ク ラ イアン ト ]
こ のフ ローのク ラ イ ア ン ト 側のア ド レ ス。
[ サーバー ]
こ のフ ローのサーバー側のア ド レ ス。
注意 : [ ク ラ イ ア ン ト ] と [ サーバー] の各フ ィ ール ド でのア ド レ ス表
示方法は、エ ン ト リ を右ク リ ッ ク する こ と に よ り ア ク セスで き る コ ン
テ キス ト メ ニ ュ ー を 使用 し て変更で き ま す。 こ れ を 行 う 方法につい
ては、下記の フ ローペ イ ンにおける ア ド レ ス表示の切 り 替え を参照 し
て く だ さ い。
280
[ 事象 ]
こ のフ ローに関連 し た事象の数。
[ 最終更新時間 ]
モ ニ タ が前回 こ の フ ロ ー を 新 し い統計で更
新 し た時刻。
第10章
フ ロ ーペ イ ンの並べ替え
各統計 タ イ プに対応する列見出 し を ク リ ッ ク する と 、その タ イ プ を基
準に フ ローペ イ ン を並べ替え る こ と がで き ます。も う 一度ク リ ッ ク す
る と 、 並べ替えの順序を逆にする こ と がで き ます。 統計の列見出 し に
三角形のア イ コ ンが表示 さ れている場合、ペ イ ンが現在その統計を基
準に し て並べ替え られている こ と を意味 し ます。
フ ロ ーペ イ ン におけ る ア ド レ ス表示の切 り 替え
[ ク ラ イ ア ン ト ] と [ サーバー] の各フ ィ ール ド でア ド レ ス を表示する
方法を変更するには、[ 説明 ] 列を右ク リ ッ ク し ます。 表示 さ れた コ ン
テキス ト メ ニ ュ ーを使用する と 、 ア ド レ ス表示を IP ア ド レ ス、 IP ホ
ス ト 名、 または MAC ア ド レ スに変更する こ と がで き ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
281
統計ペ イ ン
表 10-2 で説明する よ う に、 統計ペ イ ンに表示 さ れる情報は、 ア プ リ
ケーシ ョ ン ペ イ ン ま たは フ ロ ーペ イ ン で何を選択す るかに よ っ て決
ま り ます。
表10-2: 統計ペ イ ンの タ ブ
選択する項目
統計ペ イ ンに表示 さ れる内容
ア プ リ ケーシ ョ ンペ イ ンの
親ア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プ
[概要]、 [事象]、 [問題] の各 タ ブにア プ リ ケーシ ョ ン全体の統計が
表示 さ れます。 ま た、 一部のア プ リ ケーシ ョ ン では、 ア プ リ ケー
シ ョ ン特有の タ ブが含まれる場合があ り ます (た と えば、 [DNS]
を選択する と 、 [名前解決] タ ブが表示 さ れます)。
ア プ リ ケーシ ョ ンペ イ ンのサーバー
[概要]、 [事象]、 [問題] の各 タ ブに選択 し たサーバーだけに関する
統計が表示 さ れます。
フ ローペ イ ンのフ ロー
[会話]、 [統計]、 [パフ ォ ーマ ン ス]の各 タ ブ、 また、 場合によ っ
ては[TCPデー タ ]または[レポー ト ] タ ブに選択 し た フ ローだ
けに関する統計が表示 さ れます。
注意 : また、 フ ローペ イ ン で
ア イ コ ン を ク リ ッ ク する と 、 フ ロー
の個々の コ マ ン ド を表示する こ と がで き ます (HTTP サーバーの Get
な ど )。 フ ローペ イ ン で個々の コ マ ン ド を選択する と 、 統計ペ イ ンに
オプ シ ョ ンが表示 さ れ、 ト ラ ンザ ク シ ョ ン を再構成で き る よ う にな り
ます。 こ れらの タ イ プの画面は、 ア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プによ っ て異
な り ます。 これについては、 後述のア プ リ ケーシ ョ ン ご と の項で詳 し
く 説明 し ます。
[概要] タ ブ に関す る情報
[概要] タ ブには、選択 し たア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プ またはサーバーか
ら の ト ラ フ ィ ッ ク に関する統計値や計測値が表形式で表示 さ れます。
モ ニ タ には、 ト ラ フ ィ ッ ク全体用のカ ウ ン タ ( フ レーム数、バイ ト 数、
エ ラ ー数な ど ) のほか、特定のア プ リ ケーシ ョ ン に関する フ レーム タ
イ プ カ ウ ン タ も備わっ ています。 た と えば、HTTP に関する [ 概要 ] タ
ブには、[ ヒ ッ ト ]、[ ページ数 ]、[ ページが見つから ない ] な どのエ ラ ー
の カ ウ ン タ が含まれま す。 どの フ レ ーム タ イ プ カ ウ ン タ が表示 さ れ
るかは、 選択 し たア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プによ っ て決ま り ます。
282
第10章
[事象] タ ブ に関す る情報
[事象] タ ブには、選択 し たア プ リ ケーシ ョ ン またはサーバーに関 し て
検出 さ れた事象が一覧表示 さ れます。 事象は、 以下の統計 と と も に表
示 さ れます。
[ カウン ト ]
グループ化 さ れた類似 タ イ プの事象の数
[ 送信元 ]
この事象の送信元ステーシ ョ ンの IP ア ド レス。
[ 送信先 ]
この事象の送信先ステーシ ョ ンの IP ア ド レス。
[ 説明 ]
こ の事象の簡単な説明。
[ タ イムス タ ン プ ]
事象が検出 さ れた時刻。
[ 重要度 ]
事象の重要度を示す色付き ア イ コ ン。
各統計 タ イ プに対応する列見出 し を ク リ ッ ク する と 、その タ イ プ を基
準に [ 事象 ] タ ブ を並べ替え る こ と がで き ます。 も う 一度ク リ ッ ク す
る と 、 並べ替えの順序を逆にする こ と がで き ます。 統計の列見出 し に
三角形のア イ コ ンが表示 さ れている場合、ペ イ ンが現在その統計を基
準に し て並べ替え られている こ と を意味 し ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
283
[問題] タ ブ に関す る情報
[問題] タ ブには、選択 し たア プ リ ケーシ ョ ン またはサーバーに関 し て
検出 さ れたすべての問題が一覧表示 さ れます。 問題は、 以下の統計 と
と も に表示 さ れます。
[ カウン ト ]
グループ化 さ れた類似 タ イ プの問題の数
[ 送信元 ]
この問題の送信元ステーシ ョ ンの IP ア ド レス。
[ 送信先 ]
この問題の送信先ステーシ ョ ンの IP ア ド レス。
[ 説明 ]
こ の問題の簡単な説明。
[ セグ メ ン ト ]
問題のある ア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プ。
[ タ イムス タ ン プ ]
問題が検出 さ れた時刻。
[ 重要度 ]
問題の重要度を示す色付き ア イ コ ン。
各統計 タ イ プに対応する列見出 し を ク リ ッ ク する と 、その タ イ プ を基
準に [ 問題 ] タ ブ を並べ替え る こ と がで き ます。 も う 一度ク リ ッ ク す
る と 、 並べ替えの順序を逆にする こ と がで き ます。 統計の列見出 し に
三角形のア イ コ ンが表示 さ れている場合、ペ イ ンが現在その統計を基
準に し て並べ替え られている こ と を意味 し ます。
284
第10章
[会話] タ ブ に関す る情報
[会話] タ ブには、フ ローペ イ ン で選択 さ れた フ ローを構成する ク ラ イ
ア ン ト と サーバー間におけるデー タ 交換が表示 さ れます。 [ 会話 ] タ
ブ では、 こ の情報を標準のラ ダー図で表示 さ れる ため、 会話を、 その
発生 し た順序で測定する こ と が可能です ( 図 10-5)。 ク ラ イ ア ン ト と
サーバーはそれぞれラ ダーの端に表示 さ れ、それぞれのア ド レ ス また
はホス ト 名はペ イ ンの タ イ ト ルバーに表示 さ れます。 矢印は、 フ ロー
における メ ッ セージの方向を示 し ます。
また、 会話の タ イ ミ ング も次のよ う に表示 さ れます。
[ デル タ 時間 ]
表示 さ れ て い る フ レ ーム と その前の フ レ ーム
の間の時間。 異常 な 値は、 色付 け さ れ た 垂直
バーでハイ ラ イ ト 表示 さ れます。
[ 相対時間 ]
表示 さ れ て い る フ レ ーム と フ ロ ーの最初の フ
レームの間の時間。
[ 長さ ]
フ レ ームの長 さ をバイ ト 単位で表 し た も の。 色
付け さ れた垂直バーが、 視覚的に フ レームの長
さ を表示 し ます。
図10-5: [会話] タ ブの例 (HTTP フ ロー )
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
285
また、 モニ タ では、 問題のあ る メ ッ セージ をすばや く 特定で き る よ う
に、 [ 会話 ] タ ブ のデー タ 交換が色付け さ れ て い ま す。 た と え ば、
図 10-5 では、 サーバーエ ラ ーは赤、 エ ラ ーのない メ ッ セージは青で
表示 さ れています。
注意 : プルダウン メ ニ ュ ーで [ フ ァ イル ] > [ 印刷 ] と 選択 し て、会話
( ラ ダー図 ) を印刷で き ます。
注意 : 会話は pdf フ ァ イルに保存で き ます。 その場合は、 ラ ダー図上
の任意の場所を右 ク リ ッ ク し ます。 [ エ ク スポー ト ] ボ タ ンが表示 さ
れます。 [ エ ク スポー ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と [ エ ク スポー ト ] ダ
イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。このダ イ ア ロ グボ ッ ク ス で フ ァ イ
ルの保存先を指定で き ます。
[統計] タ ブ に関す る情報
[統計] タ ブには、フ ローペ イ ン で選択 し た フ ローの ト ラ フ ィ ッ ク に関
する統計値や計測値が表形式で表示 さ れます。 モニ タ には、 サーバー
側 と ク ラ イ ア ン ト 側の両方におけ る ト ラ フ ィ ッ ク 全体用の カ ウ ン タ
( フ レーム数、バイ ト 数、 エ ラ ー数な ど ) のほか、 フ ローの応答時間を
測定 し た統計や特定のア プ リ ケーシ ョ ン に関す る フ レ ーム タ イ プ カ
ウ ン タ も備わっ ています。 た と えば、FTP に関する [ 統計 ] タ ブには、
[ ダウン ロー ド フ ァ イル数 ] と [ 直近にダウ ン ロー ド し た フ ァ イル名 ]
のカ ウン タ が含まれます。 どのフ レーム タ イ プ を使用で き るかは、 選
択 し たア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プに よ っ て決ま り ます。
[パ フ ォ ーマ ン ス] タ ブ に関す る情報
[ パフ ォ ーマ ン ス ] タ ブには、 選択 し た フ ローの性能ボ ト ルネ ッ ク に
関する統計 と チ ャ ー ト が表示 さ れます。
[TCPデー タ ] タ ブの情報
TCP フ ローについては、 [TCP デー タ ] タ ブに ASCII 形式または 16
進形式で TCP デー タ が表示 さ れます。
286
第10章
[レ ポー ト ] タ ブ に関す る情報
[ レポー ト ] タ ブ (VoIP フ ローのみで使用可能 ) には、選択 し た フ ロー
の QoS (Quality of Service) レ ポー ト が表示 さ れます。 詳細について
は、 310 ページの 「VoIP QoS レポー ト の表示」 を参照 し て く だ さ い。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
287
ア プ リ ケーシ ョ ン モ ニ タ 詳細画面
この項では、サポー ト する各ア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プの詳細画面につ
いて説明 し ます。
288
•
Citrix 詳細画面 (289 ページ )
•
DNS 詳細画面 (290 ページ )
•
FTP 詳細画面 (291 ページ )
•
Telnet 詳細画面 (293 ページ )
•
HTTP 詳細画面 (295 ページ )
•
POP 詳細画面 (297 ページ )
•
SMTP 詳細画面 (299 ページ )
•
MS SQL 詳細画面 (301 ページ )
•
Oracle 詳細画面 (304 ページ )
•
Exchange 詳細画面 (306 ページ )
•
MSN 詳細画面 (307 ページ )
•
H.323 詳細画面 (309 ページ )
•
SIP 詳細画面 (309 ページ )
•
Skinny 詳細画面 (309 ページ )
•
MGCP 詳細画面 (309 ページ )
•
Megaco 詳細画面 (309 ページ )
•
RTP 詳細画面 (315 ページ )
•
RTSP 詳細画面 (317 ページ )
•
IPTV 詳細画面 (318 ページ)
•
Kerberos 詳細画面 (320 ページ )
•
ISAKMP 詳細画面 (321 ページ )
•
SMB 詳細画面 (322 ページ )
•
Generic 詳細画面 (323 ページ )
第10章
Citrix 詳細画面
モニ タは、ユーザ (Citrix ク ラ イ ア ン ト ) と リ モー ト コ ン ピ ュー タ (Citrix
サーバー ) 間の リ モ ー ト ア ク セ ス セ ッ シ ョ ン の フ ロ ー を 作成 し て、
Citrix の ト ラ フ ィ ッ ク を リ アル タ イムで測定 し ます。 ク ラ イ ア ン ト は、
Citrix セ ッ シ ョ ン を使用する と、 リ モー ト のマシ ンが直接接続されてい
るかのよ う に操作する こ と がで き ます。 ク ラ イ ア ン ト のコ ン ピ ュ ー タ
で入力 さ れたキー操作 と マ ウ ス操作が リ モー ト マ シ ン に渡 さ れ、 リ
モー ト マシ ンの画面表示がク ラ イ ア ン ト の画面に も表示さ れます。
注意 : Citrix 情報を正 し く 表示するには、 ClearSight 翻訳エ ン ジ ン を
使用す る必要があ り ます。 ClearSight 翻訳エ ン ジ ン を選択す る には、
[設定] ボ タ ン > [設定] タ ブ > [翻訳] > [全般] > [翻訳エ ン ジ ン] 項目に
移動 し 、 [ClearSight] ラ ジオボ タ ン を選択 し ます。
モ ニ タ は、 Citrix セ ッ シ ョ ン を ラ ダー表示 し 、 各対話は送信 し た と お
り に表示 さ れます。 Citrix セ ッ シ ョ ン を ラ ダー表示する には、 フ ロー
ペ イ ン で Citrix フ ローを選択 し ます。
図 10-6 は、 典型的な Citrix 詳細画面を示 し ています。
図10-6: Citrix 詳細画面の例
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
289
DNS 詳細画面
モ ニ タ は、 ク ラ イ ア ン ト と DNS サーバー間の名前解決 ト ラ ン ザ ク
シ ョ ン の フ ロ ー を 作成 し て、 DNS (Domain Name Service) の ト ラ
フ ィ ッ ク を リ アル タ イ ムで測定 し ます。 ス テーシ ョ ンは、 DNS を使
用 し て、特定のホス ト 名 と 関連付け ら れた IP ア ド レ ス を取得 し ます。
これは、 「 ド メ イ ン名の解決」 と 呼ばれます。
図 10-7 は、 詳細画面における DNS ク エ リ ーの典型的な フ ローを示
し た も のです。
図10-7: DNS 詳細画面の例
名前解決は、ネ ッ ト ワー ク ト ラ フ ィ ッ ク の非常に高い比率を占める場
合があ り ます。 そのため、名前要求に対する応答は迅速か、DNS サー
バーが遅滞 し ていないかな ど、 DNS サーバーの応答時間を モ ニ タ す
る必要があ り ます。 [会話] タ ブの [デル タ 時間] フ ィ ール ド には、DNS
サーバーに対 し て要求を送 っ てか ら 実際に応答 さ れる ま での遅延を
リ アル タ イ ムで表示で き ます。 また、[設定] ボ タ ン > [設定] タ ブ > [問
題 ] > [ ス レ ッ シ ョ ル ド ] > [DNS] > [ 応答時間 ( ミ リ 秒 )] ス レ ッ シ ョ ル
ド を使用する と 、 許容可能な最長の応答時間を DNS サーバーに対 し
て指定で き ます。 こ う する こ と に よ り 、 指定 し たス レ ッ シ ョ ル ド よ り
も 遅 く 応答 し て い る DNS サーバーがア ナ ラ イ ザに よ っ て検出 さ れ
る と 、 ア ラ ー ト が生成 さ れる よ う にな り ます。
290
第10章
DNS 検索 さ れた ア ド レ スのア ド レ ス帳への追加
アナ ラ イザは、 リ アル タ イ ムモ ニ タ の間、 DNS で解決 さ れた名前 と
IP ア ド レ スのペア を測定 し ます。 こ れ ら のペアは、 ア ド レ ス帳に追
加する こ と が可能です。
DNS 詳細画面から ア ド レ ス帳に名前を追加するには、 以下を実行 し
ます。
1. アプ リ ケーシ ョ ンペイ ンで DNS - 名前解決カウン タ を選択し ま
す。
新 し い [ 名前解決 ] タ ブが統計ペ イ ンに表示 さ れます。
2. 統計ペ イ ン で [ 名前解決 ] タ ブ を ク リ ッ ク し ます。
3. [ 名前解決 ] タ ブに、 現在のモ ニ タ セ ッ シ ョ ン で DNS サーバーか
ら解決 さ れた名前 と ア ド レ スのペアが一覧表示 さ れます。 個々の
名前 と ア ド レ スペア を ア ド レ ス帳に追加するには、 エ ン ト リ を
選択 し [ 追加 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て エ ン ト リ を追加するか、 ま
たは [ すべて追加 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て全てのエ ン ト リ を追加
し ます。 また、 ア ド レ ス帳エ ン ト リ の自動生成機能を有効にす
る こ と も可能です。
ア ド レ ス帳の操作の詳細については、 第 16 章 「ア ド レ ス帳の使用」
を参照 し て く だ さ い。
FTP 詳細画面
モ ニ タ は、 ク ラ イ ア ン ト と FTP サーバー間の フ ァ イル転送セ ッ シ ョ
ン を構成する さ ま ざ ま な コ マ ン ド のフ ローを作成 し て、 FTP ( フ ァ イ
ル転送プ ロ ト コル ) の ト ラ フ ィ ッ ク を リ アル タ イムで測定 し ます。 ま
た、 モニ タ は、 FTP ト ラ ンザク シ ョ ン も リ アル タ イムで再構成 し 、 転
送 さ れている フ ァ イル、 リ ス ト さ れているデ ィ レ ク ト リ ( および リ ス
ト し ているユーザ )、 間違っ たパスワー ド な どの情報を図示 し ます。
FTP 詳細画面の情報を使用する と 、 FTP サーバーの可視性を維持で
き、どのフ ァ イルが最も 頻繁に要求 さ れているか、どの FTP サーバー
が過負荷状態にな る危険があ るか、無許可ア ク セスが行われていない
かど う かな ど を簡単に確認で き る よ う にな り ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
291
図 10-8 は、モニ タ が FTP ト ラ ンザク シ ョ ン を統計ペ イ ンにどのよ う
に再構成するかを示 し た ものです。
こ のア イ コ ン を ク リ ッ ク し て、 フ ローを段階的に開き ます。 次に、 フ ローで個々の コ マ ン ド を選択
て、 アナ ラ イザによ っ て コ マ ン ド が再構成 さ れる様子をユーザの観点から 確認 し て く だ さ い。
こ の例では、 LIST コ マ ン ド がフ ローペ イ ン で選択 さ れています。 統計ペ イ ンには、 ト ラ ンザ ク シ ョ ンの現在のス
テー タ ス、 最後の コ マ ン ド 、 コ マ ン ド の結果が表示 さ れます。 FTP サーバーか ら リ ス ト さ れたすべてのフ ァ イル
が この画面に一覧表示 さ れます。 ト ラ ンザ ク シ ョ ンは、 ユーザに対 し て表示 さ れた と き と 同様に表示 さ れます。
図10-8: FTP ト ラ ンザ ク シ ョ ンの再構成
FTP ト ラ ンザ ク シ ョ ンの再構成
図 10-8 に示す と お り 、モニ タ は FTP ト ラ ンザ ク シ ョ ン をユーザの観
点から 再構成で き ます。
FTP ト ラ ンザク シ ョ ン を再構成するには、 以下を実行 し ます。
1. フ ローペ イ ン で エ ン ト リ の隣にあ る ス イ ッ チ型のア イ コ ン
ク リ ッ ク し ます。
を
選択 し た フ ローが段階的に開き、 フ ローを構成する個々の コ マ
ン ド が表示 さ れます。
2. フ ローから コ マ ン ド を選択 し ます。
292
第10章
統計ペ イ ンに よ っ て、 ユーザの観点か ら コ マ ン ド が自動的に再
構成 さ れます。 こ の例では、 モニ タ に は、 FTP ト ラ ンザ ク シ ョ
ンの現在のス テー タ ス、 最後の コ マ ン ド (LIST)、 コ マ ン ド の結
果が表示 さ れています。 FTP サーバーから リ ス ト さ れたすべて
のフ ァ イルが表示 さ れています。
Telnet 詳細画面
モ ニ タ は、 ク ラ イ ア ン ト と Telnet サーバー間の リ モー ト タ ー ミ ナル
セ ッ シ ョ ンのフ ローを作成 し て、Telnet の ト ラ フ ィ ッ ク を リ アル タ イ
ムで測定 し ます。 ク ラ イ ア ン ト は、 Telnet セ ッ シ ョ ン を使用す る と 、
リ モー ト のマ シ ン を それが直接接続 さ れて い るかのよ う に操作す る
こ と がで き ま す。 ク ラ イ ア ン ト タ ー ミ ナルで入力 さ れたキー操作が
リ モー ト マ シ ンに渡 さ れる間、リ モー ト マシ ンの画面がク ラ イ ア ン ト
タ ー ミ ナルに表示 さ れます。
モ ニ タ は、 Telnet セ ッ シ ョ ン を リ アル タ イ ムで表示 し 、 サーバーから
ク ラ イ ア ン ト に渡 さ れる文字指向型のデー タ を ク ラ イ ア ン ト の観点
か ら 表示 し ま す。 Telnet セ ッ シ ョ ン を ク ラ イ ア ン ト の観点か ら 表示
するには、 フ ローペ イ ン で Telnet フ ローを選択 し ます。 それによ り 、
統計ペ イ ンに [ タ ー ミ ナル ] タ ブが追加 さ れ、 Terminal セ ッ シ ョ ンが
ク ラ イ ア ン ト の観点から 表示 さ れる よ う にな り ます ( 図 10-9)。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
293
フ ローペ イ ン で Telnet フ ローを選択 し ます。 それに よ り 、
[ タ ー ミ ナル] タ ブが統計ペ イ ンに表示 さ れる よ う にな り ます。
[ タ ー ミ ナル] タ ブには、 選択 し た Telnet セ ッ シ ョ ンが ク ラ イ ア ン ト の観点か
ら 表示 さ れます。 Telnet セ ッ シ ョ ンの進行に伴っ て、 [ タ ー ミ ナル] タ ブの情報
は、 ク ラ イ ア ン ト と サーバー間で渡 さ れるデー タ によ っ て更新 さ れます。
図10-9: Telnet セ ッ シ ョ ンの表示
294
第10章
HTTP 詳細画面
モ ニ タ は、Web サーバーを測定 し て、Web ページの GET や POST な
ど の フ ロ ー を 作 成 し 、 HTTP (HyperText Transfer Protocol) の ト ラ
フ ィ ッ ク を リ アル タ イムで測定 し ます。
HTTP 詳細画面の情報を使用する と 、 以下を測定で き ます。
•
Web サーバーのパフ ォ ーマ ン ス : [ 会話 ] タ ブの [ デル タ 時間 ]
フ ィ ール ド では、 HTTP サーバーに対 し て要求を送 っ てから 実際
に応答 さ れる ま での遅延を リ アル タ イムで表示 し ます。 また、[ 設
定] ボ タ ン > [設定] タ ブ > [問題] > [ ス レ ッ シ ョ ル ド ] > [HTTP] >
[ 応答時間 ( ミ リ 秒 )] ス レ ッ シ ョ ル ド を設定する と 、 HTTP サー
バーに対 し て許容可能な最長の応答時間を指定で き ます。 こ う す
る こ と に よ り 、 指定 し たス レ ッ シ ョ ル ド よ り も遅 く 応答 し ている
HTTP サーバーが アナ ラ イザによ っ て検出 さ れる と 、 ア ラ ー ト が
生成 さ れる よ う にな り ます。
•
イ ン タ ーネ ッ ト 攻撃 : DDoS (Distributed Denial of Service) 攻撃
は、 特定のサーバーまたはフ ァ イルに対する ア ク セスで突然急増
する場合があ り ます。
•
不適切な ア ク セス : 従業員が社内ネ ッ ト ワー ク内から 不適切な資
料にア ク セス し ていないかど う かを調べます。
HTTP ト ラ ンザ ク シ ョ ンの再構成
モ ニ タ は、 HTTP ト ラ ンザク シ ョ ン に関する さ ま ざ ま な統計、 ア ラ ー
ト 、 ダ イ アグ ラ ムな どに加え、 モニ タ のユーザイ ン タ ー フ ェ イ ス内で
HTTP ト ラ ンザ ク シ ョ ン を ユーザの観点か ら 再構成す る こ と がで き
ます。
HTTP ト ラ ンザク シ ョ ン を再構成するには、 以下を実行 し ます。
1. フ ローペ イ ン で HTTP カ ウ ン タ の隣にあ る ス イ ッ チ型のア イ コ
ン を ク リ ッ ク し ます。
選択 し た フ ローが段階的に開き、 フ ローを構成する個々の要求
が表示 さ れます。
2. フ ローから HTTP 要求を選択 し ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
295
統計ペ イ ンが更新 さ れ、[ 内容 ] タ ブが表示 さ れます ( 図 10-10)。
[ 内容 ] タ ブの右上隅にある [Go] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て、 選択 し
た HTTP 要求を発行 し 、 モニ タ のユーザイ ン タ ー フ ェ イ ス内で
結果を表示 し ます。 図 10-10 は、 HTTP サーバーか らの GET 要
求例の結果を示 し た ものです。
こ のア イ コ ン を ク リ ッ ク し て、 フ ローを段階的に開き ます。 次に、 フ ローで個々の要求を選択
し て、 アナ ラ イザによ っ て要求が再構成 さ れる様子をユーザの観点か ら確認 し て く だ さ い。 こ
の フ ローには 1 つの GET 要求が含まれています。 フ ローに表示 さ れる GET の う ち、 任意の
も のを選択 し て、 下の [内容] タ ブ でその要求を再構成する こ と がで き ます。
個々の HTTP 要求がフ ローペ イ ン で選択 さ れる と 、 統計ペ イ ンに [内容] タ ブが表示 さ れ、 HTTPコ マ ン ド
をユーザの観点から再構成で き る よ う にな り ます。 関連するWebサイ ト を表示する こ と も で き ます。 統計
ペ イ ンの右上隅にあ る [GO] ボ タ ン を ク リ ッ ク する だけで、 選択 し た HTTP コ マ ン ド を発行 し 、 結果を表
示で き ます。
図10-10: HTTP ト ラ ンザ ク シ ョ ンの再構成
注意 : こ の機能を使用するには、[ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [ 共通 ]
> [ モニ タ オプ シ ョ ン ] にあ る [HTTP の子フ ローを表示する ] を有効
にする必要があ り ます。 360 ページの 「モニ タ オプ シ ョ ン」 を参照 し
て く だ さ い。
296
第10章
POP 詳細画面
モ ニ タ は、 ク ラ イ ア ン ト と POP サーバー間の電子 メ ール ト ラ ンザ ク
シ ョ ンのフ ローを作成し て、 POP (Post Office Protocol) の ト ラ フ ィ ッ ク
を リ アル タ イムで測定 し ます。 POP は、 ク ラ イ ア ン ト がサーバーから
電子 メ ールを取得するために一般的に使用する標準のプ ロ ト コルです。
その他の詳細画面 と 同様に、こ の画面の情報を使用する と 、POP サー
バーの状態 を モ ニ タ で き ま す。 事前の要請や同意な し に送 ら れて く
る スパム メ ールがサーバーのパ フ ォ ーマ ン ス に どの程度影響 し てい
るかを判定す る こ と がで き ます。 ま た、 POP サーバーの無許可使用
を検出する こ と も で き ます。
[会話] タ ブのデル タ 時間 と [設定] ボ タ ン > [設定] タ ブ > [問題] > [ス
レ ッ シ ョ ル ド ] で設定 さ れる応答時間ア ラ ー ト は、POP サーバーの応
答のパフ ォ ーマ ン ス を判定する際に効果的な ツールです。
電子 メ ールの表示
モ ニ タ では、 POP サーバーか ら 電子 メ ールを取得する ために使用 さ
れる要求や応答のほか、実際の電子 メ ール メ ッ セージ も自然言語で表
示 さ れます。 電子 メ ールは、 エ ン ド ユーザによ っ て表示 さ れた状態の
ものを モニ タ のユーザイ ン タ ー フ ェ イ ス内で表示で き ます。
重要 : 他人の電子 メ ールを表示する こ と は、 プ ラ イバシーの侵害 と み
な さ れる場合があ り ま す。 モ ニ タ を 使用 し て他人の電子 メ ール を 表
示する前に、それによ り 派生的に起 こ る問題を必ず考慮する よ う に し
て く だ さ い。
電子 メ ールを表示する には、 以下を実行 し ます。
1. フ ローペ イ ン で POP エ ン ト リ の隣にある ス イ ッ チ型のア イ コ ン
を ク リ ッ ク し ます。
選択 し た フ ローが段階的に開き、 その フ ローで受信 さ れた電子
メ ールが表示 さ れます。
2. 電子 メ ール メ ッ セージ を フ ローから選択 し ます。
統計ペ イ ンが更新 さ れ、 [POP 情報 ] タ ブが表示 さ れます
( 図 10-11)。 [POP 情報 ] タ ブには、 電子 メ ールク ラ イ ア ン ト 内で
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
297
ユーザに対 し て表示 さ れる場合 と 同様に、 すべての フ ィ ール ド
が含まれた状態で電子 メ ール メ ッ セージが表示 さ れます。
こ のア イ コ ン を ク リ ッ ク し て、 フ ローを段階的に開き ます。 次に、 フ ローで
個々の電子 メ ールを選択 し て、 メ ッ セージが下の [POP 情報] タ ブにユーザの
観点か ら表示 さ れる様子を確認 し ます。
フ ローペ イ ン で個々の電子 メ ールを選択する と 、 統計ペ イ
ンに [POP 情報] タ ブが表示 さ れ、 選択 し た電子 メ ール メ ッ
セージがユーザの観点か ら表示 さ れる よ う にな り ます。
図10-11: POP フ ローで取得 さ れた電子 メ ールの表示
298
第10章
SMTP 詳細画面
モ ニ タ は、 ク ラ イ ア ン ト と SMTP サーバー間の電子 メ ール ト ラ ンザ
ク シ ョ ンの フ ローを作成 し て、 SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)
の ト ラ フ ィ ッ ク を リ アル タ イ ムで測定 し ます。 SMTP は、 ク ラ イ ア ン
ト が電子 メ ールを最終的な送信先に転送す る目的でサーバーに送信
する際に一般的に使用する、 標準のプ ロ ト コ ルです。
その他の詳細画面 と 同様に、 こ の画面の情報 を 使用す る と 、 SMTP
サーバーの状態を モニ タ で き ます。 SMTP は、 事前の要請や同意な し
に電子 メ ールを送る送信者 ( スパム灯 ) の標的にな り やすいサーバー
です。 多 く のスパムは、 非公開の SMTP サーバー を利用 し て商業的
なスパム メ ールをバウ ン ス灯 さ せる こ と によ り 、それ らのサーバーを
悪用 し ます。 こ れに よ り 、 SMTP サーバーのパ フ ォ ーマ ン スが劣化す
る可能性があ り ます。 極端な場合、 こ のよ う な不正使用が DoS ( サー
ビ ス拒否 ) 攻撃に発展す る こ と も あ り ます。 モ ニ タ は、 SMTP サー
バー上を通過する電子 メ ールを測定する こ と に よ り 、認証 さ れた メ ッ
セージだけが転送 さ れる よ う に し ます。
詳細表示の [会話] タ ブにあるデル タ 時間 と [設定] ボ タ ン > [設定] タ
ブ > [ 問題 ] > [ ス レ ッ シ ョ ル ド ] 画面で設定 さ れる応答時間ア ラ ー ト
は、SMTP サーバーの応答のパフ ォ ーマ ン ス を判定する際に効果的な
ツールです。
電子 メ ールの表示
モ ニ タ では、SMTP サーバーに電子 メ ールを送信する ために使用 さ れ
る要求や応答のほか、実際の電子 メ ール メ ッ セージ も 自然言語で表示
さ れます。 電子 メ ールは、 エ ン ド ユーザに よ っ て表示 さ れた状態のも
のを モニ タ のユーザイ ン タ ー フ ェ イ ス内で表示で き ます。
重要 : 他人の電子 メ ールを表示する こ と は、 プ ラ イバシーの侵害 と み
な さ れる場合があ り ま す。 モ ニ タ を 使用 し て他人の電子 メ ール を 表
示する前に、それによ り 派生的に起 こ る問題を必ず考慮する よ う に し
て く だ さ い。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
299
電子 メ ールを表示する には、 以下を実行 し ます。
1. フ ローペ イ ン で SMTP エ ン ト リ の隣にある ス イ ッ チ型のア イ コ
ン を ク リ ッ ク し ます。
選択 し た フ ローが段階的に開き、 その フ ローで送信 さ れた電子
メ ールが表示 さ れます。
2. 電子 メ ール メ ッ セージ を フ ローから選択 し ます。
統計ペ イ ンが更新 さ れ、 [ メ ール情報 ] タ ブが表示 さ れます
( 図 10-12)。 [ メ ール情報 ] タ ブには、 ユーザが送信 し た状態の電
子 メ ール メ ッ セージがすべての フ ィ ール ド と と も に表示 さ れま
す。
このア イ コ ン を ク リ ッ ク し て、 フ ローを段階的に開き ます。 次に、 フ ローで
個々の電子 メ ールを選択 し て、 ユーザが送信 し た状態の メ ッ セージが下の
[ メ ール情報] タ ブに表示 さ れる様子を確認 し ます。
フ ローペ イ ン で個々の電子 メ ールを選択する と 、 統計ペ イ
ンに [ メ ール情報] タ ブが表示 さ れ、 ユーザが送信 し た状態
で こ の電子 メ ール メ ッ セージが表示 さ れる よ う にな り ます。
図10-12: SMTP フ ローで送信 さ れた電子 メ ールの表示
300
第10章
MS SQL 詳細画面
モ ニ タ は、 デー タ ベース ク ラ イ ア ン ト と MS SQL サーバー間の ト ラ
ンザ ク シ ョ ンの フ ロ ー を作成 し て、 Microsoft SQL Server (MS SQL)
の ト ラ フ ィ ッ ク を リ アル タ イ ムで測定 し ます。 MS SQL は、 構造化問
合せ言語 (SQL) を使用 し た エ ン タ ープ ラ イ ズデー タ ベース シ ス テム
実装で、 Microsoft に著作権があ り ます。
その他の詳細画面 と 同様に、 こ の画面の情報を使用する と 、 MS SQL
サーバーの状態を モニ タ で き ます。 モニ タ は、Select、Insert、Delete
な ど、 さ ま ざ ま な種類の一般的な SQL コ マ ン ド を測定 し ます。
詳細表示の [ 会話 ] タ ブにあ るデル タ 時間は、 MS SQL サーバーの応
答のパフ ォ ーマ ン ス を判定する際に効果的です。 また、[ 統計 ] タ ブの
カ ウン タ には、選択 し た フ ローの平均 ト ラ ンザ ク シ ョ ン時間に関する
詳細が表示 さ れます。 こ れ ら の統計は、 現在の MS SQL サーバーが
ニーズを満た し ているかを判定する際に役に立ち ます。
MS SQL ト ラ ンザ ク シ ョ ンの再構成
モ ニ タ は、 MS SQL ト ラ ンザ ク シ ョ ン に関す る さ ま ざ ま な統計、 ア
ラ ー ト 、 ダ イ アグ ラ ムな どに加え、 モ ニ タ のユーザイ ン タ ー フ ェ イ ス
内で MS SQL ト ラ ンザ ク シ ョ ン を ユーザの観点か ら 再構成する こ と
がで き ます。
Select 文や Cursor Open 文な どの結果 を デー タ ベース ク ラ イ ア ン
ト の観点か ら表示する こ と がで き ます。 モニ タ では、 こ れら の文から
返 さ れる実際の表形式のデー タ が表示 さ れる ため、デー タ ベースに対
し て どのク エ リ ーが実行 さ れているのかを確認で き ます。
MS SQL ト ラ ンザク シ ョ ン を再構成するには、 以下を実行 し ます。
1. フ ローペ イ ン で MS SQL エ ン ト リ の隣にある ス イ ッ チ型のア イ
コ ン を ク リ ッ ク し ます。
選択 し た フ ローが段階的に開き、 フ ローを構成する個々のク エ
リ ー と コ マ ン ド が表示 さ れます。
2. フ ローから MS SQL コ マ ン ド を選択 し ます (Select や Cursor
Open な ど )。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
301
統計ペ イ ンが更新 さ れ、[ 内容 ] タ ブが表示 さ れます ( 図 10-13)。
[ 内容 ] タ ブには、選択 し た ク エ リ ーまたは コ マ ン ド から 返 さ れた
実際の表形式デー タ が表示 さ れます。
こ のア イ コ ン を ク リ ッ ク し て、 フ ローを段階的に開き ます。
次に、 フ ローで個々の SQL ク エ リ ーまたは コ マ ン ド を選択
し て、 アナ ラ イザに よ っ てそれが再構成 さ れる様子をユーザ
の観点から 確認 し て く だ さ い。
個々の MS SQL コ マ ン ド がフ ローペ イ ン で選択 さ れる と 、 統計ペ イ ン に [内容] タ ブが表示 さ れ、
コ マ ン ド の結果をユーザの観点か ら表示で き る よ う にな り ます。 SQL ク エ リ ーに対 し て どのよ う
なデー タ が返 さ れたかが表形式で表示 さ れます。
図10-13: MS SQL ト ラ ンザク シ ョ ンの再構成
302
第10章
MS SQL フ ロ ーでのエ ラ ーの表示
モ ニ タ には、MS SQL サーバーに対する ク エ リ ーの結果が表示 さ れる
だけでな く 、MS SQL フ ローに対 し て発行 さ れたエ ラ ー メ ッ セージ を
表示する ための タ ブ も備わっ ています。
MS SQL エ ラ ー メ ッ セージ を表示する には、 以下を実行 し ます。
1. エ ラ ーが関連付け られた親フ ローを フ ローペ イ ン で選択 し ます。
通常、 エ ラ ーのある フ ローには、[ 重要度 ] 列に黄色のア イ コ ンが
付いています。
統計ペ イ ンに [ エ ラ ーログ ] タ ブが生成 さ れ、 選択 し た ト ラ ンザ
ク シ ョ ンに対 し て生成 さ れたすべての SQL エ ラ ーが表示 さ れま
す。 図 10-14 は、 MS SQL ト ラ ンザク シ ョ ン に対 し て生成 さ れ
た SQL エ ラ ーの例を示 し た も のです。
フ ローペ イ ンから MS SQL フ ローを選択 し ます (フ ローの下のコ マ ン ド ではな く 、
フ ローを選択 し て く だ さ い)。 選択 し た フ ローに対する SQL エ ラ ーがある場合、 新
し い [エ ラ ーログ] タ ブが統計ペ イ ンに表示 さ れ、 エ ラ ーが一覧表示 さ れます。
図10-14: MS SQL フ ローに対する エ ラ ーの表示
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
303
Oracle 詳細画面
モ ニ タ は、 デー タ ベース ク ラ イ ア ン ト と Oracle サーバー間の ト ラ ン
ザ ク シ ョ ンの フ ロ ー を作成 し て、 Oracle の ト ラ フ ィ ッ ク を リ アル タ
イムで測定 し ます。 構造化問合せ言語 (SQL) の Oracle 実装は、 企業
内ネ ッ ト ワー ク で広 く 使用 さ れています。
その他の詳細画面 と 同様に、 こ の画面の情報 を 使用す る と 、 Oracle
サーバーの状態を モニ タ で き ます。 モニ タ は、Select、Insert、Delete
な ど、 さ ま ざ ま な種類の一般的な SQL コ マ ン ド を測定 し ます。
詳細表示の [ 会話 ] タ ブにあ るデル タ 時間は、Oracle サーバーの応答
のパフ ォ ーマ ン ス を判定する際に効果的です。 また、[ 統計 ] タ ブのカ
ウ ン タ には、選択 し た フ ローの平均 ト ラ ンザク シ ョ ン時間に関する詳
細が表示 さ れます。 こ れ ら の統計は、 現在の Oracle サーバーがニー
ズを満た し ているかを判定する際に役に立ち ます。
Oracle ト ラ ンザ ク シ ョ ンの再構成
モ ニ タ は、Oracle ト ラ ンザク シ ョ ンに関する さ ま ざ ま な統計、ア ラ ー
ト 、 ダ イ アグ ラ ムな どに加え、 モニ タ のユーザイ ン タ ー フ ェ イ ス内で
ト ラ ンザク シ ョ ン をユーザの観点から 再構成する こ と がで き ます。
Select 文や Cursor Open 文な どの結果 を デー タ ベース ク ラ イ ア ン
ト の観点か ら表示する こ と がで き ます。 モニ タ では、 こ れら の文から
返 さ れる実際の表形式のデー タ が表示 さ れる ため、デー タ ベースに対
し て どのク エ リ ーが実行 さ れているのかを確認で き ます。
Oracle ト ラ ンザク シ ョ ン を再構成するには、 以下を実行 し ます。
1. フ ローペ イ ン で Oracle エ ン ト リ の隣にあ る ス イ ッ チ型のア イ コ
ン を ク リ ッ ク し ます。
選択 し た フ ローが段階的に開き、 フ ローを構成する個々の ク エ
リ ー と コ マ ン ド が表示 さ れます。
2. フ ローから Oracle コ マ ン ド を選択 し ます (Select や Cursor
Open な ど )。
304
第10章
統計ペ イ ンが更新 さ れ、[ 内容 ] タ ブが表示 さ れます ( 図 10-15)。
[ 内容 ] タ ブには、選択 し た ク エ リ ーまたは コ マ ン ド から 返 さ れた
実際の表形式デー タ が表示 さ れます。
こ のア イ コ ン を ク リ ッ ク し て、 フ ローを段階的に開き ま
す。 次に、 フ ローで個々のク エ リ ーまたは コ マ ン ド を選択
し て、 アナ ラ イザに よ っ てそれが再構成 さ れる様子をユー
ザの観点から 確認 し て く だ さ い。
フ ローペ イ ン で個々の Oracle コ マ ン ド を選択する と 、 統計ペ イ ンに [内容] タ ブが表示 さ れま
す。 こ れに よ り 、 ユーザの観点から コ マ ン ド の結果を表示で き る よ う にな り ます。 SQL ク エ
リ ーに対 し て どのよ う なデー タ が返 さ れたかが表形式で表示 さ れます。
図10-15: Oracle ト ラ ンザク シ ョ ンの再構成
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
305
Oracle フ ロ ーに対す る エ ラ ーの表示
モ ニ タ には、 Oracle サーバーで ク エ リ ーな どの ト ラ ンザ ク シ ョ ン を
実行す る ために使用 さ れる要求 と 応答が表示 さ れる だけで な く 、 フ
ロ ーに対 し て発行 さ れた エ ラ ー メ ッ セージ を表示す る ための タ ブ も
備わっ ています。 以下は、Oracle のエ ラ ー メ ッ セージ を表示する手順
を説明 し た ものです。
Oracle のエ ラ ー メ ッ セージ を表示するには、 以下を実行 し ます。
1. エ ラ ーが関連付け られた フ ローを フ ローペ イ ン で選択 し ます。 通
常、 エ ラ ーのあ る フ ローには、 [ 重要度 ] 列に黄色のア イ コ ンが付
いています。
注意 : フ ロー カ ウ ン タ の下にあ る コ マ ン ド ではな く 、 親フ ローを
選択 し て く だ さ い。
統計ペ イ ンに [ エ ラ ーログ ] タ ブが生成 さ れ、 選択 し た ト ラ ンザ
ク シ ョ ンに対 し て生成 さ れたすべての SQL エ ラ ーが表示 さ れま
す。 こ の画面は、 303 ページの図 10-14 に示 さ れる MS SQL フ
ロー用の画面 と よ く 似ています。
Exchange 詳細画面
モ ニ タ は、メ ッ セージ ン グ ク ラ イ ア ン ト と Exchange サーバー間の ト
ラ ンザク シ ョ ンの フ ローを作成 し て、Microsoft Exchange の ト ラ ンザ
ク シ ョ ン を リ アル タ イ ムで測定 し ます。 Exchange は、 電子 メ ール、
イ ン ス タ ン ト メ ッ セージ ング、スケジ ュ ー リ ングな どの目的のために
Microsoft に よ っ て開発 さ れたサーバーです。
その他の詳細画面 と 同様に、こ の画面の情報を使用する と 、Exchange
サーバーの状態を モ ニ タ で き ます。 一般的に、 Exchange サーバーで
は大量のデー タ が移動 さ れます。 そのため、 ネ ッ ト ワー クのニーズが
高ま るにつれ、ハー ド ウ ェ ア リ ソ ースの負担が過剰にな る可能性があ
り ます。 詳細画面の [ 会話 ] タ ブにあるデル タ 時間 と [ 統計 ] タ ブのカ
ウ ン タ を使用する と 、お使いの Exchange サーバーの応答パ フ ォ ーマ
ン スがニーズを満た し ているかを判定する こ と がで き ます。
また、 モニ タ では、 Exchange に イ ン ス ト ール さ れている スパム対策
機能が効果的に調整 さ れて い るか を 調べる こ と も で き ま す。 モ ニ タ
306
第10章
では Exchange サーバーを通過する電子 メ ールを表示で き るため、 全
体の う ち スパムが占める割合や正当な ト ラ フ ィ ッ ク が占め る割合を
すばや く 確認で き ます。 これらの知識を利用する と 、 現在のスパム対
策機能の有効性を判定 し 、 必要に応 じ て是正措置を と る こ と がで き ま
す。
電子 メ ールの表示
モ ニ タ では、 Exchange ク ラ イ ア ン ト と サーバー間で メ ッ セージ を送
受信する ために使用 さ れる要求 と 応答が表示 さ れる だけで な く 、 実際
の電子 メ ールの メ ッ セージ も 自然言語で表示で き ます。 電子 メ ールは、
エ ン ド ユーザに よ っ て表示 さ れた状態の も のを モ ニ タ のユーザ イ ン
タ ー フ ェ イ ス内で表示で き ます。
重要 : 他人の電子 メ ールを表示する こ と は、 プ ラ イバシーの侵害 と み
な さ れる場合があ り ま す。 モ ニ タ を 使用 し て他人の電子 メ ール を 表
示する前に、それによ り 派生的に起 こ る問題を必ず考慮する よ う に し
て く だ さ い。
電子 メ ールを表示する には、 以下を実行 し ます。
1. フ ローペ イ ン で Exchange エ ン ト リ の隣にあ る ス イ ッ チ型のア イ
コ ン を ク リ ッ ク し ます。
選択 し た フ ローが段階的に開き、 その フ ローで送信 さ れた電子
メ ールが表示 さ れます。
2. 電子 メ ール メ ッ セージ を フ ローから選択 し ます。
統計ペ イ ンが更新 さ れ、 ユーザが送信 し た状態の電子 メ ールが
すべてのフ ィ ール ド と と も に表示 さ れます。
MSN 詳細画面
Microsoft Network Messenger (MSN) は、 イ ン ス タ ン ト メ ッ セージ ン
グの目的のために Microsoft に よ っ て開発 さ れたサーバーです。 モ ニ
タ は、メ ッ セージ ン グ ク ラ イ ア ン ト と MSN サーバー間の ト ラ ンザク
シ ョ ンのフ ローを作成 し て、 MSN ト ラ ンザ ク シ ョ ン を リ アル タ イ ム
で測定 し ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
307
詳細画面 MSN ア プ リ ケーシ ョ ン を選択する と 、 モ ニ タ は、 全フ レー
ム数、 全バイ ト 数、 平均スループ ッ ト 、 ク ラ イ ア ン ト / サーバー平均
応答時間な ど、 ア プ リ ケーシ ョ ン 全体の統計情報 を 表示 し ま す。 ま
た、 フ ァ イ ル転送数、 音声会話数、 映像会話数、 IM ( イ ン ス タ ン ト
メ ッ セージ ング ) 会話数、 およびそれら に対応する転送バイ ト 数も 表
示 し ます。
サーバーを選択する と 、 モニ タ は [ 概要 ] タ ブにア プ リ ケーシ ョ ン ホ
ス ト 、サーバー統計、および ( そのサーバーの ) MSN サーバー統計を
表示 し ます。 フ ローを選択する と 、 モ ニ タ はそのフ ローに固有の会話
と 統計の情報を表示 し ます。
MSN メ ッ セージの表示
MSN ク ラ イ ア ン ト と サーバー間の ト ラ フ ィ ッ ク の送受信に使用 さ れ
る要求 / 応答シーケ ン スの表示に加えて、 モニ タ では実際の MSN メ ッ
セージ を自然言語で表示で き ます。 メ ッ セージはエ ン ド ユーザが目に
するの と 同様のも のを モニ タ のユーザ イ ン タ ー フ ェ イ ス内で表示で
き ます。
重要 : 他人の メ ッ セージ を表示する こ と は、 プ ラ イバシーの侵害 と 見
な さ れる場合があ り ま す。 モ ニ タ を 使用 し て他人の メ ッ セージ を 表
示する前に、それによ り 派生的に起 こ る問題を必ず考慮する よ う に し
て く だ さ い。
MSN メ ッ セージ を表示するには、 以下を実行 し ます。
1. フ ローペ イ ン で MSN フ ローを ク リ ッ ク し ます。
2. フ ローの中に MSN メ ッ セージがあ る場合には、 その内容が統計
ペ イ ンの [MSN メ ッ セージ ] タ ブに表示 さ れます。
308
第10章
VoIP 詳細画面
モ ニ タ は、 個々 の コ ー ル の フ ロ ー を 作成 し 、 Voice over IP (VoIP)
Gateway、 Gatekeeper、 Multipoint Control Unit、 Client、 Call Manager
な ど を モ ニ タ し て、 VoIP を リ アル タ イムで測定 し ます。
H.323、 SIP、 Skinny、 MGCP、 お よ び Megaco 用の画面は、 その内
容が類似 し ています。 こ れら の VoIP ア プ リ ケーシ ョ ンはすべて、 実
際の音声デー タ の転送に RTP を 使用 し ま す。 モ ニ タ では、 RTP と
RTCP の両方の情報が表示 さ れ、 RTP ス ト リ ームか ら 抽出 さ れた音
声 コ ン テ ン ツ を実際に再現で き ます (312 ページの 「音声の再生」 お
よび 313 ページの 「ビデオ コ ン テ ン ツの再生」 を参照 )。
こ れ ら の VoIP ア プ リ ケー シ ョ ン に固有の特性の一部 を 以下に示 し
ます。
•
H.323 は、 リ アル タ イ ムの VoIP 機能を提供する プ ロ ト コ ルセ ッ
ト の総称です。 一般に、 H.323 には H.225 コ ールシグナ リ ン グ、
H.245 メ デ ィ ア制御、 H.225 RAS の各プ ロ ト コ ルが含まれます。
•
SIP (Session Initiation Protocol) は、 VoIP コ ールやマルチ メ デ ィ
ア セ ッ シ ョ ン な どの接続 と 接続解除に使用 さ れ る シ グナ リ ン グ
プ ロ ト コ ルです。 SIP は、 コ ールの設定、 接続、 制御な ど を処理
し ます。 T.38 Fax over IP も含まれます。
•
Skinny は、 Cisco の Skinny Client Control Protocol (SCCP) を指
し ます。 Skinny 環境では、 IP テ レ フ ォ ニーデバイ スは、 最小限の
操作を 行 う ために必要な H.323 仕様の一部だ け を 実装 し て動作
し ます。 それ以外の VoIP サービ スに対 し ては、 Call Manager と
呼ばれる フ ル機能の H.323 プ ロキシが使用 さ れます。
•
MGCP (Media Gateway Control Protocol) は、 H.323 対応の コ ー
ルエージ ェ ン ト の機能を メ デ ィ アゲー ト ウ ェ イ の機能 と 調和 さ
せます。 コ ールエージ ェ ン ト はシグナ リ ン グ と コ ールプ ロ セ シ ン
グ を担当 し 、 メ デ ィ アゲー ト ウ ェ イはオーデ ィ オ信号の変換 と 電
話エ ン ド ポ イ ン ト への接続を担当 し ます。
•
Megaco (H.248 と も 呼ばれる ) は MGCP と 似ていますが、 ATM
な ど の よ り 広範囲 な ネ ッ ト ワ ー ク を サポ ー ト し ま す。 さ ら に、
Megaco は、 メ デ ィ アゲー ト ウ ェ イ コ ン ト ロー ラ が メ デ ィ アゲー
ト ウ ェ イの動作を よ り 広範に制御で き る よ う に し ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
309
VoIP QoS レ ポー ト の表示
モ ニ タ で は、 VoIP コ ー ル を 説明 し 定量化 す る、 さ ま ざ ま な QoS
(Quality of Service) 情報が提供 さ れ ま す。 こ れ ら の情報 を 使用す る
と 、 既存のネ ッ ト ワー ク が許容レ ベルの質の VoIP サービ ス を提供 し
て い る か ど う か を 判定 で き ま す。 VoIP サー ビ ス の質 を 評価す る 際
は、 ジ ッ タ を示す統計値に特に注意 し て く だ さ い。 ジ ッ タ のレ ベルが
高い と 、 VoIP コ ールが不明瞭にな る可能性があ り ます。
VoIP QoS レポー ト を表示するには、 以下の操作を実行 し ます。
1. フ ローペ イ ンの H.323、 SIP、 Skinny、 MGCP、 または Megaco
のエ ン ト リ を ク リ ッ ク し ます。
2. 2 つの タ ブ ( ほかのペ イ ン に も 表示 さ れる [ 会話 ] タ ブ と 、VoIP ア
プ リ ケーシ ョ ンに固有の [ レポー ト ] タ ブ ) が統計ペ イ ンに表示 さ
れます。
3. [ レポー ト ] タ ブ を ク リ ッ ク し ます。 図 10-16 のよ う な画面が表示
さ れます。
QoS レポー ト は、 選択 し た フ ローに適用さ れ、 次の情報を含んでいま
す。
[ 概要 ]
関連する VoIP プ ロ ト コ ル と さ ま ざ ま な
パラ メ ー タ ( コ ール間隔、RTP で転送 さ
れた フ レ ームの数な ど ) が表示 さ れ ま
す。
[VoIP イ ンデ ッ ク ス ] コ ールの全般的 な 品質の特性 を 示す数
値イ ンデ ッ ク ス (1 ~ 5 の範囲で表示 )。
こ のイ ンデ ッ ク スは、 レポー ト の右上隅
に も 星印でその評価が表示 さ れます。
[ 性能イ ンデ ッ ク ス ] 選択 し た フ ローで観測 さ れた [ パケ ッ ト
ロ ス ]、[ ジ ッ タ ー]、[不正な順序] のパケ ッ
ト 、および [ 遅延 ] の全体的な数量が要約
さ れます。
310
第10章
レポー ト の残 り の部分には、[ 性能イ ンデ ッ ク ス ] のそれぞれの数量を
詳細に示す棒グ ラ フ と 、各数量の重要度を説明する テキス ト が表示 さ
れます。
•
パケ ッ ト ロ ス レポー ト
•
ジ ッ タ 分析
•
不正な順序レポー ト
•
R 値 と MOS
•
VQFactor (ビデオ フ ローのみ)
[ レ ポー ト ] タ ブの上部にあ る コ ン ト ロールを使用 し て、画像のサイ ズ
を 調整 し 、 見やす く す る こ と がで き ま す。 複数のページがあ る 場合
は、 前後に移動で き ます。 また、 レポー ト の保存や印刷 も可能です。
図10-16: VoIP QoS レポー ト の表示
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
311
音声の再生
モ ニ タ では、 モ ニ タ のユーザ イ ン タ ー フ ェ イ ス内か ら PC のス ピ ー
カ ー を 使用 し て音声 を 再生す る こ と も で き ま す。 以下はその手順 を
示 し た ものです。
重要 : 非公開の VoIP 会話を傍受する こ と は、 プ ラ イバシーの侵害 と
みな さ れる場合があ り ます。 モ ニ タ を使用 し て非公開の VoIP を傍受
する前に、それに よ り 派生的に起 こ る問題を必ず考慮する よ う に し て
く だ さ い。
VoIP コ ールを再生するには、 以下を実行 し ます。
1. フ ローペ イ ンの VoIP フ ローのエ ン ト リ の隣にあ る ス イ ッ チ型の
ア イ コ ン を ク リ ッ ク し ます。
選択 し た フ ローが段階的に開き、 その フ ローの さ ま ざ ま な コ マ
ン ド やス ト リ ームが表示 さ れます。
2. 選択 し た フ ローの下にある RTP オーデ ィ オス ト リ ームのエ ン ト
リ を選択 し ます。
統計ペ イ ンが更新 さ れ、 ビル ト イ ンの メ デ ィ ア プ レーヤーを含
む [ 内容 ] タ ブが表示 さ れます。 [ 内容 ] タ ブの [ 再生 ] ボ タ ン を ク
リ ッ ク し 、 選択 し た RTP オーデ ィ オス ト リ ームを PC のス ピー
カ ーから再生 し ます。
図 10-17 は、 VoIP コ ールの再生準備が整っ た、 [ 内容 ] タ ブの例を示
し た も のです ( こ の場合は SIP)。
312
第10章
こ のア イ コ ン を ク リ ッ ク し て、 フ ローを段階的に開き ます。 次に、 個々の
RTP オーデ ィ オス ト リ ームを選択 し ます。 下のペ イ ンの [内容] タ ブ を使
用する と 、 選択 し たオーデ ィ オス ト リ ームを PC のス ピー カ ーから 再生
で き ます。
選択 し た RTP オーデ ィ オス ト リ ームを PC
のス ピー カ ーか ら再生するには、 こ のボ タ
ン を ク リ ッ ク し ます。
図10-17: PC のス ピー カ ーを使用 し た VoIP の再生
注意 : 使用 し ている コ ーデ ッ ク に応 じ て、オーデ ィ オ内容を wav フ ァ
イ ルに保存す る こ と がで き ま す。 316 ページの 「wav フ ァ イ ルへの
RTP ス ト リ ームの保存」 を参照 し て く だ さ い。
ビ デオ コ ン テ ン ツの再生
モ ニ タ では、ユーザイ ン タ ー フ ェ イ ス内から ビデオ コ ン テ ン ツ を再生
する こ と も で き ます。 以下はその手順を示 し た も のです。
ビデオ コ ン テ ン ツ を再生するには、 以下を実行 し ます。
1. フ ローペ イ ンの VoIP フ ローのエ ン ト リ の隣にあ る ス イ ッ チ型の
ア イ コ ン を ク リ ッ ク し ます。 選択 し た フ ローが段階的に開き、
その フ ローの さ ま ざ ま な コ マ ン ド やス ト リ ームが表示 さ れます。
2. 選択 し た フ ローの下にある RTP ビデオス ト リ ームのエ ン ト リ を
選択 し ます。 統計ペ イ ンが更新 さ れ、 ビル ト イ ンの メ デ ィ ア プ
レーヤーを含む [ 内容 ] タ ブが表示 さ れます。 [ 再生 ] ボ タ ン を ク
リ ッ ク し て、 選択 し た RTP ビデオス ト リ ームを再生 し ます。
図 10-18 は、 再生中の VoIP ビデオス ト リ ームが表示 さ れている
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
313
画面の例です。
フ ローを ク リ ッ ク し て個々のRTP ビデオス ト リ ームを選択 し ます。
下のペ イ ンの左側で、 選択 し た ビデオス ト リ ームを再生で き ます。
選択 し たRTPビデオス ト リ ームを再生す
るには、 このボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
図10-18: ビデオ コ ン テ ン ツの再生
ビデオ画面のサイ ズを大き く するには、
ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
Silverlight の コ ン テ ン ツ (WVC1 コ ー デ ッ ク ) を 再 生 す る に は
Silverlight 自身ま たは Windows Media Player を イ ン ス ト ールする必
要があ り ます。
注意 : 使用 し ている コ ーデ ッ ク に応 じ て、 ビデオ コ ン テ ン ツ を mpg
フ ァ イルに保存する こ と がで き ます。 316 ページの 「MPG フ ァ イル
への RTP ビデオス ト リ ームの保存」 を参照 し て く だ さ い。
314
第10章
RTP 詳細画面
モ ニ タ は、 個々のマルチ メ デ ィ ア ス ト リ ームの フ ロ ー を 作成 し て、
Real-Time Transport Protocol (RTP) ト ラ ン ザ ク シ ョ ン を 測定 し ま
す。 RTP は、リ アル タ イムのマルチ メ デ ィ ア配布ア プ リ ケーシ ョ ンに
よ っ て広 く 使用 さ れてお り 、オーデ ィ オおよびビデオの リ アル タ イム
な配信が行え ま す。 RTP は、 オーデ ィ オデー タ を 配布す る 目的で、
H.323、 SIP、 Skinny、 MGCP、 Megaco をは じ め と し た一般的な ア プ
リ ケーシ ョ ン で使用 さ れています。
モ ニ タ では、 RTP ス ト リ ームに関する さ ま ざ ま な統計値や計測値が
提供 さ れます。 こ れら の統計値を使用する と 、RTP ス ト リ ームを ト ラ
ブルシ ュ ーテ ィ ング し て、マルチ メ デ ィ アデー タ の タ イム リ ーな配布
を確実に行 う こ と がで き ます。
RTPス ト リ ームの再生
モ ニ タ では、 モニ タ のユーザイ ン タ ー フ ェ イ ス内から RTP ス ト リ ー
ムを再生する こ と も で き ます。
RTP ス ト リ ームを再生するには、 以下を実行 し ます。
1. フ ローペ イ ン で RTP エ ン ト リ の隣にある ス イ ッ チ型のア イ コ ン
を ク リ ッ ク し ます。
選択 し た フ ローが段階的に開き、 その フ ローの さ ま ざ ま な コ マ
ン ド やス ト リ ームが表示 さ れます。
2. 選択 し た フ ローの下にある RTP ス ト リ ームのカ ウン タ を選択 し
ます。
統計ペ イ ンが更新 さ れ、 ビル ト イ ンの メ デ ィ ア プ レーヤーを含
む [ 内容 ] タ ブが表示 さ れます。 [ 内容 ] タ ブの [ 再生 ] ボ タ ン を ク
リ ッ ク し て、 選択 し た RTP ス ト リ ームを再生 し ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
315
wav フ ァ イ ルへの RTP ス ト リ ームの保存
特定のサポー ト さ れ て い る コ ーデ ッ ク の場合、 RTP ス ト リ ームの
オーデ ィ オ内容を wav フ ァ イルに保存で き ます。 双方向の RTP ス ト
リ ームの場合、 2 つのス ト リ ームは別々のチ ャ ネルに入れら れます。
wav フ ァ イルを作成するには、メ デ ィ ア プ レーヤー上の任意の場所を
右ク リ ッ ク し ます。 [ エ ク スポー ト ] ボ タ ンが表示 さ れます。 [ エ ク ス
ポー ト ] メ ニ ュ ーを選択する と 、[ 保存 ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スが表示 さ
れ る ので、 こ のダ イ ア ロ グボ ッ ク ス で フ ァ イ ルの保存先 を 指定 し 、
フ ァ イルを作成 し ます。
MPG フ ァ イ ルへのRTPビ デオ ス ト リ ームの保存
特定のサポー ト さ れてい る コ ーデ ッ ク の場合、 RTP ス ト リ ームのビ
デオの内容を mpg フ ァ イルに保存で き ます。 双方向の RTP ス ト リ ー
ムの場合、 2 つのス ト リ ームは別々のチ ャ ネルに入れら れます。
mpg フ ァ イルを作成する には、 メ デ ィ ア プ レーヤー上の任意の場所
を右ク リ ッ ク し ます。 [ エ ク スポー ト ] ボ タ ンが表示 さ れます。 [ エ ク
スポー ト ] メ ニ ュ ーを選択する と 、[ 保存 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示
さ れるので、 こ のダ イ ア ロ グボ ッ ク ス で フ ァ イルの保存先を指定 し 、
フ ァ イルを作成 し ます。
316
第10章
RTSP 詳細画面
モ ニ タ は、 Microsoft IPTV を含め、 個々のマルチ メ デ ィ ア ス ト リ ーム
の フ ロ ー を 作成 し て、 Real-Time Streaming Protocol (RTSP) ト ラ ン
ザク シ ョ ン を測定 し ます。 RTSP は、 オーデ ィ オやビデオな どの リ ア
ル タ イ ムな マルチ メ デ ィ ア配信を調和 さ せる ための制御プ ロ ト コ ル
です。 通常、 実際の配信は RTP な どの別のプ ロ ト コ ルに よ っ て実行
さ れますが、 配信の制御は RTSP によ っ て行われます。 1 つの RTSP
セ ッ シ ョ ンは、 複数のマルチ メ デ ィ アサーバーを制御で き、 オーデ ィ
オ と それに対応す る ビ デオ ス ト リ ームの同期な どの重要な機能を実
行する こ と も で き ます。 RTSP の構成は、意図的に HTTP と 類似 さ せ
ている ため、 Web ブ ラ ウザな どの HTTP ア プ リ ケーシ ョ ン と の互換
性があ り ま す。 た と え ば、 Web ペ ー ジ 上の リ ン ク を ク リ ッ ク し て
RTSP セ ッ シ ョ ン を開始する こ と がで き ます。
図 10-19 は、 詳細画面に表示 さ れた RTSP ス ト リ ームの典型的な フ
ローを示 し ています。
図10-19: RTSP 詳細画面の例
[会話] タ ブのラ ダー表示には、メ デ ィ ア ス ト リ ームを制御する一連の
ト ラ ンザ ク シ ョ ンが表示 さ れて い ま す。 フ ロ ーペ イ ン に展開 さ れた
ビ ュ ー には、 オ ー デ ィ オ お よ び ビ デ オ コ ン テ ン ツ の実際の配信が
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
317
RTP プ ロ ト コ ルに よ っ て どのよ う に実行 さ れるかが表示 さ れていま
す。
IPTV詳細画面
モ ニ タ は、 個々のマルチ メ デ ィ ア ス ト リ ームの フ ローを作成 し て、 IP
テ レ ビ (IPTV) ト ラ ンザク シ ョ ン を測定 し ます。
図 10-20 は、 詳細画面に表示 さ れた IPTV ス ト リ ームの典型的な フ
ローを示 し ています。
図10-20: IPTV詳細画面の例
[ 会話 ] タ ブのラ ダー表示には、 IPTV の種類が表示 さ れます。
注意 : MPEG2 over UDP を翻訳するには、 ClearSight 翻訳エ ン ジ ン
を使用する必要があ り ます。
318
第10章
IPTV コ ン テ ン ツの再生
モ ニ タ では、 モ ニ タ のユーザイ ン タ ー フ ェ イ ス内か ら IPTV ス ト リ ー
ムを再生する こ と も で き ます。
IPTVス ト リ ームを再生するには、 以下を実行 し ます。
ビデオ画面上部の再生ボ タ ン
を ク リ ッ ク し ます。
ビデオ画面のサイ ズを大き く するには、
ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
MPG フ ァ イ ルへのIPTVビ デオ ス ト リ ームの保存
IPTV ス ト リ ームのビデオ コ ン テ ン ツは、 mpg フ ァ イルに保存する こ
と がで き ます。
mpg フ ァ イルを作成する には、 メ デ ィ ア プ レーヤー上の任意の場所
を右 ク リ ッ ク し ます。 [ エ ク スポー ト ] ボ タ ンが表示 さ れます。 [ エ ク
スポー ト ] メ ニ ュ ーを選択する と 、[ 保存 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示
さ れるので、 こ のダ イ ア ロ グボ ッ ク ス で フ ァ イルの保存先を指定 し 、
フ ァ イルを作成 し ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
319
Kerberos 詳細画面
モ ニ タ は、 ク ラ イ ア ン ト と Kerberos サーバー間の ト ラ ンザ ク シ ョ ン
の フ ロー を作成 し て、 Kerberos の ト ラ ンザ ク シ ョ ン を リ アル タ イ ム
で測定 し ます。 Kerberos サーバーは、 ク ラ イ ア ン ト の ID を検証 し 、
証明書の作成に使用で き る チ ケ ッ ト を発行す る ための手段 と な り ま
す。 ク ラ イ ア ン ト は こ の証明書を使用 し て、 他のサーバーに対 し て自
身を認証する こ と がで き ます。
この画面の情報を使用する と 、ネ ッ ト ワー ク上のセキ ュ リ テ ィ 関連の
ア ク テ ィ ビ テ ィ を測定で き ます。 た と えば、統計ペ イ ンの [ 概要 ] タ ブ
には、 発行 さ れたチケ ッ ト の数、 関連する ク ラ イ ア ン ト の数、 および
エ ラ ーの数が表示 さ れます。 エ ラ ーは、 サーバーが Kerberos デー タ
ベースでサーバーが見つから なかっ た場合や、ク ラ イ ア ン ト の証明書
が取 り 消 さ れている な どの場合に発生 し ます。
詳細画面の [ 会話 ] タ ブにあ るデル タ 時間は、Kerberos サーバーの応
答のパフ ォ ーマ ン ス を判定する際に効果的です。 また、[ 統計 ] タ ブの
カ ウン タ には、選択 し た フ ローの平均 ト ラ ンザ ク シ ョ ン時間に関する
詳細が表示 さ れます。 こ れ ら の統計は、 現在の Kerberos サーバーが
ニーズを満た し ているかど う かを判定する際に役に立ち ます。
320
第10章
ISAKMP 詳細画面
モ ニ タ は、 ク ラ イ ア ン ト と ISAKMP サーバー間の ト ラ ンザ ク シ ョ ン
のフ ローを作成 し て、ISAKMP の ト ラ ンザク シ ョ ン を リ アル タ イ ムで
測定 し ます。 ISAKMP サーバーは、 セキ ュ リ テ ィ ア ソ シ エーシ ョ ンの
設定、 維持、 削除を行います。 セキ ュ リ テ ィ ア ソ シ エーシ ョ ンは、 会
話の当事者が互い を認証 し 、セキ ュ リ テ ィ 保護 さ れた ト ラ ンザク シ ョ
ン を実行する際の フ レームワー ク を提供 し ます。
この画面の情報を使用する と 、ネ ッ ト ワー ク上のセキ ュ リ テ ィ 関連の
ア ク テ ィ ビ テ ィ を測定で き ます。 た と えば、統計ペ イ ンの [概要] タ ブ
には、 セ ッ シ ョ ン 数 と 、 フ ェ ーズ 1、 フ ェ ーズ 2、 お よ び ク イ ッ ク
モー ド の成功 / 失敗の数が表示 さ れます。
詳細画面の [ 会話 ] タ ブにあ るデル タ 時間は、 ISAKMP サーバーの応
答のパフ ォ ーマ ン ス を判定する際に効果的です。 また、[ 統計 ] タ ブの
カ ウン タ には、選択 し た フ ローの平均 ト ラ ンザ ク シ ョ ン時間に関する
詳細が表示 さ れます。 こ れ ら の統計は、 現在の ISAKMP サーバーが
ニーズを満た し ているかど う かを判定する際に役に立ち ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
321
SMB 詳細画面
モ ニ タ は、 SMB ク ラ イ ア ン ト と SMB サーバー間の ト ラ ンザ ク シ ョ
ンの フ ローを作成 し て、 SMB の ト ラ フ ィ ッ ク を リ アル タ イ ムで測定
し ま す。 SMB (Server Message Block) は、 CIFS (Common Internet
File System) と も 呼ばれて い ま す。 Microsoft コ ン ピ ュ ー タ のユーザ
がネ ッ ト ワー ク上のフ ァ イルやその他の リ ソ ース ( プ リ ン タ な ど ) に
ア ク セスする際に最も よ く 使用 し ている ア プ リ ケーシ ョ ン です。
図 10-21 は、 詳細画面に表示 さ れた SMB ク ラ イ ア ン ト と SMB サー
バーの間の一連の要求 と 応答のや り と り の典型的な フ ロ ー を示 し て
います。
図10-21: SMB 詳細画面の例
[会話] タ ブのラ ダー表示には、ク ラ イ ア ン ト によ っ て送信 さ れた一連
の要求 と 、 それに続 く サーバーからの応答が表示 さ れています。
[ 統計 ] タ ブにある SMB 固有のカ ウ ン タ には、 セ ッ シ ョ ン数、デ ィ レ
ク ト リ および フ ァ イルの要求数、 各種のエ ラ ー数が記録 さ れます。
322
第10章
Generic 詳細画面
モ ニ タ では、 明示的にサポー ト さ れて い る ア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プ
( [ ア プ リ ケーシ ョ ン ] > [概要] 画面上に表示 さ れてい る も の) に当て
はま ら ないか、 ま だ完全に識別 さ れて いないア プ リ ケーシ ョ ン層の
ト ラ ンザ ク シ ョ ン に対 し て、 「Generic」 の フ ローが作成 さ れます。
モ ニ タ の [ 統計 ] タ ブには、 Generic の フ ローに関する ト ラ フ ィ ッ ク
の統計が表示 さ れます。 また、[ 会話 ] タ ブには、 フ ローのエ ン ド ポ イ
ン ト 間の TCP ハ ン ド シ ェ イ キ ン グ を 示す、 標準のネ ッ ト ワー ク ラ
ダーダ イ アグ ラ ムが表示 さ れます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
323
ネ ッ ト ワー ク 層のモ ニ タ
こ の項では、 ネ ッ ト ワー ク 層におけ る アナ ラ イザの リ アル タ イ ムモ
ニ タ 画面について説明 し ます。 ネ ッ ト ワー ク層では、 ア プ リ ケーシ ョ
ン層に表示 さ れる ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロ ーの基盤 と な る、 第 3 層 と
第 4 層のホス ト と コ ネ ク シ ョ ンが測定 さ れます。 UDP、 ARP、 ICMP
な ど を含む TCP/IP フ ァ ミ リ ーのプ ロ ト コ ルに関 し ては、 カ ウ ン タ と
統計が表示 さ れます。
層ペ イ ンの [ ネ ッ ト ワー ク ]層で [ ホス ト ] または [ コ ネ ク シ ョ ン ] のエ
ン ト リ を ク リ ッ ク し て、ネ ッ ト ワー ク層の リ アル タ イムモ ニ タ 画面を
表示 し ます。 こ う する こ と によ り 、 メ イ ンペ イ ンが更新 さ れ、 ネ ッ ト
ワー ク 層のモニ タ 画面に以下の タ ブが表示 さ れます。
[ 概要 ] タ ブ
ネ ッ ト ワ ー ク 層 で 観測 さ れ た ト ラ
フ ィ ッ ク 全体に関す る フ レ ーム レ ベ
ル カ ウ ン タ を 表示 し ま す (325 ペ ー
ジ )。
[ コネクシ ョ ン ] タブ
ネ ッ ト ワー ク 層で検出 さ れた コ ネ ク
シ ョ ン を、 さ ま ざ ま な統計値 と と も に
一覧表示 し ます (326 ページ )。
[ ホス ト ] タ ブ
ネ ッ ト ワー ク 層で検出 さ れた ノ ー ド
を、 さ ま ざ ま な統計値 と と も に一覧表
示 し ます (331 ページ )。
[ チャー ト ] タ ブ
観測 さ れた ト ラ フ ィ ッ ク の プ ロ ト コ
ル構成、は応答時間の分布を グ ラ フ表
示 し ます (333 ページ )。
[ マルチキ ャ ス ト ] タ ブ 検出 さ れた マルチ キ ャ ス ト グルー プ
と サーバー を さ ま ざ ま な統計値 と と
も に一覧表示 し ます (334 ページ )。
324
第10章
[概要] タ ブ (ネ ッ ト ワー ク 層)
[概要] タ ブには、ネ ッ ト ワー ク層で観測 さ れた ト ラ フ ィ ッ ク 全体に関
する さ ま ざ ま な カ ウ ン タ や統計値が表示 さ れます。 さ ま ざ ま な TCP/
IP ト ラ フ ィ ッ ク (IP、 TCP、 UDP、 ARP、 ICMP な ど ) に関 し て、 そ
れぞれ別々の フ レ ーム カ ウ ン タ と 応答時間 カ ウ ン タ が備わ っ てい ま
す。 図 10-22 は、 [ 概要 ] タ ブ を示 し た ものです。
層ペ イ ン では現在 [ネ ッ ト ワー ク] 層が選択 さ れてお り 、 ネ ッ ト ワー ク層情
報を表示する複数の タ ブにア ク セスで き る よ う にな っ ています。 下図では、
[概要] タ ブが選択 さ れている ため、 観測 さ れたネ ッ ト ワー ク 層 ト ラ フ ィ ッ
ク全体に関する さ ま ざ ま な カ ウ ン タ と 統計値が表示 さ れています。
図10-22: ネ ッ ト ワー ク層の [概要] タ ブ
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
325
[ コ ネ ク シ ョ ン] タ ブ (ネ ッ ト ワー ク 層)
[ コ ネ ク シ ョ ン ] タ ブには、ネ ッ ト ワー ク 層で検出 さ れた ク ラ イ ア ン ト
サーバー間の各 コ ネ ク シ ョ ン に関す る カ ウ ン タ と 統計値が表示 さ れ
ます。 図 10-23 は、 [ コ ネ ク シ ョ ン ] タ ブの例を示 し た も のです。
上のペ イ ンには、 検出 さ れた各コ ネ ク シ ョ ンが参加 ノ ー ド のア ド レ ス と と も
に一覧表示 さ れるほか、 さ ま ざ ま な統計値 と カ ウ ン タ も 表示 さ れます。
下のペ イ ンには、 [会話]、 [統計]、 [パフ ォ ーマ ン ス] タ ブが含まれ、 上のペ
イ ン で選択 し た コ ネ ク シ ョ ンに関する情報が表示 さ れます。
図10-23: ネ ッ ト ワー ク層の [ コ ネ ク シ ョ ン] タ ブ
図 10-23 に示す と お り 、 [ コ ネ ク シ ョ ン ] タ ブは次のよ う に 2 つのペ
イ ンに分割 さ れています。
•
326
上のペ イ ンには、 検出 さ れた各 コ ネ ク シ ョ ンが以下の統計値 と と
も に一覧表示 さ れます。
[ ク ラ イアン ト ]
コ ネ ク シ ョ ン の ク ラ イ ア ン ト 側の ア ド レ
ス。
[ サーバー ]
コ ネ ク シ ョ ンのサーバー側のア ド レ ス。
第10章
[ プロ ト コル ]
コ ネ ク シ ョ ン で 使用 さ れ て い る 上位層 プ
ロ ト コ ル。
[IPV6 パケ ッ ト ロ ス ]
こ の コ ネ ク シ ョ ン での IPV6 フ ラ グ メ ン ト
損失数。
モニ タ は、20 パケ ッ ト の深 さ ま でのフ ラ グ
メ ン テーシ ョ ン解析を保持 し ています。 こ
れは、 モニ タ であるパケ ッ ト の最初のフ ラ
グ メ ン ト を受信 し た と き に、 さ ら に 19 パ
ケ ッ ト が到着する間は、 パケ ッ ト 内の全て
の フ ラ グ メ ン ト の到着 を 待つ こ と を 意味
し ています。 パケ ッ ト 全体が到着 し ない場
合は、 モニ タ はパケ ッ ト のフ ラ グ メ ン ト の
損失を宣言 し ます。
注意 : パケ ッ ト は、 先入れ先出 し の手法で
こ のデー タ 構造から 削除 さ れます。
[IPV6 チ ェ ッ クサム
エ ラー ]
IPV6 チ ェ ッ ク サムエ ラ ーを示 し ている、こ
の コ ネ ク シ ョ ン で の IPV6 パ ケ ッ ト の総
数。 チ ェ ッ ク サムエ ラ ーは、 RFC 768 の標
準の チ ェ ッ ク サム ア ル ゴ リ ズム を 使用 し
て計算 さ れます。
注意 : チ ェ ッ ク サムのエ ラ ー カ ウ ン ト は、
あ る パケ ッ ト のすべ て の フ ラ グ メ ン ト を
受信する ま で増分 さ れません。 パケ ッ ト の
全 て の フ ラ グ メ ン ト を 受信 し て い な い場
合、 パ ケ ッ ト の カ ウ ン タ は増分 さ れ ま せ
ん。
注意 : [IPV6 パ ケ ッ ト ロ ス ] と [IPV6
チ ェ ッ ク サムエ ラ ー ] の統計は、 IPv6 マル
チ キ ャ ス ト 解析オ プ シ ョ ン を 購入 し て い
る場合に限っ て表示 さ れます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
327
[ 事象 ]
コ ネ ク シ ョ ン に関連 し た事象の総数。 層ペ
イ ンの [ ネ ッ ト ワー ク ] 層で [ 事象 ] カ ウ ン
タ を ク リ ッ ク する と 、 検出 さ れた事象がす
べて表示 さ れます。
[ 最大重要度 ]
こ の コ ネ ク シ ョ ン で 検出 さ れた最高 レ ベ
ルのア ラ ー ト を示す色付き ア イ コ ン。
[ 平均応答時間 ]
こ の コ ネ ク シ ョ ン で すべ て の ク ラ イ ア ン
ト 要求に対 し て サーバーが応答す る ま で
にかかっ た時間の平均。
[ 全フ レーム数 ]
こ の コ ネ ク シ ョ ン で 観測 さ れた フ レ ーム
の総数。
[ 開始時間 ]
こ の コ ネ ク シ ョ ン で 統計の収集 を 開始 し
た時刻。
[ 最終更新時間 ]
モ ニ タ が前回 こ の コ ネ ク シ ョ ン の統計 を
更新 し た時刻。
•
下のペ イ ンには、[ 会話 ]、[ 統計 ]、[ パフ ォ ーマ ン ス ]、[TCP デー
タ ] タ ブが含まれ、 上のペ イ ン で選択 し た コ ネ ク シ ョ ンに関する
情報が表示 さ れます。 こ れ ら の タ ブ には、 ネ ッ ト ワー ク 層特有の
デー タ 以外は、[ ア プ リ ケーシ ョ ン ] 層 と 同 じ タ イ プの情報が表示
さ れます。
一般的に、 以下の こ と が言え ます。
•
[会話] タ ブには、 上のペ イ ン で選択 さ れた コ ネ ク シ ョ ン を構
成す る ク ラ イ ア ン ト と サーバー間におけ る デー タ 交換が表示
さ れます。 [会話] タ ブ では、この情報が標準のネ ッ ト ワー ク ラ
ダーダ イ アグ ラ ム と し て表示 さ れる ため、 会話を その発生 し
た順序で測定す る こ と が可能です。 ク ラ イ ア ン ト と サーバー
はそれぞれ ラ ダーの端に表示 さ れ、 それぞれのア ド レ ス ま た
はホス ト 名はペ イ ンの タ イ ト ルバーに表示 さ れます。 矢印は、
フ ローにおける メ ッ セージの方向を示 し ます。
注意: プルダウ ン メ ニ ュ ーで [フ ァ イル] > [印刷] と 選択 し て、
ラ ダー表示を印刷で き ます。
•
328
[統計] タ ブには、 上のペ イ ン で選択 し た接続の ト ラ フ ィ ッ ク
に関する統計値や計測値が表形式で表示 さ れます。
第10章
•
[ パ フ ォ ーマ ン ス ] タ ブには、 選択 し た コ ネ ク シ ョ ンの性能ボ
ト ル ネ ッ ク に 関 す る 統 計 と チ ャ ー ト が 表 示 さ れ ま す。
図 10-24は[パ フ ォ ー マ ン ス] タ ブの一般的な表示例 を 示 し て
います。
図10-24: [パフ ォ ーマ ン ス] タ ブ での選択ネ ッ ト ワー ク コ ネ ク シ ョ ン
の表示
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
329
[ コ ネ ク シ ョ ン] タ ブ におけ る ア ド レ ス表示の切 り 替え
[ コ ネ ク シ ョ ン ] タ ブの上部ペ イ ン を右ク リ ッ ク する と 、[ ク ラ イ ア ン
ト ] と [ サーバー ] の各フ ィ ール ド における ア ド レ スの表示方法を変
更す る こ と がで き ま す。 表示 さ れた コ ン テ キス ト メ ニ ュ ー を 使用す
る と 、 ア ド レ ス表示を IP ア ド レ ス、 IP ホス ト 名、 または MAC ア ド
レ スに変更する こ と がで き ます。
[ コ ネ ク シ ョ ン] タ ブの IPv6 フ ラ グ メ ン テーシ ョ ン解析
IPv6 マルチキ ャ ス ト 解析オプ シ ョ ンが有効な ユーザは、 検出 さ れた
それぞれの IPv6 マルチキ ャ ス ト フ ローに対する、 フ ラ グ メ ン ト さ れ
たパケ ッ ト ロ ス と UDP チ ェ ッ ク サムエ ラ ーについ ての情報が表示
さ れます。 こ れら の統計は、 ネ ッ ト ワー ク 層のモニ タ 画面の [ コ ネ ク
シ ョ ン ] タ ブに表示 さ れます。
上記のよ う に、[ パケ ッ ト ロ ス ] と [ チ ェ ッ クサムエ ラ ー] カ ウン タ は、
[ コ ネ ク シ ョ ン ] タ ブの上部のペ イ ンに表示 さ れます。 これらのカ ウ
ン タ に加え て、下部のペ イ ンの [ 統計 ] タ ブは、[ 不正な順序 ] カ ウン
タ を提供 し ます。 このカ ウ ン タ は、送信先に到着 し た少な く と も 1 つ
の フ ラ グ メ ン ト の順序が正 し く なか っ たパケ ッ ト の数 を 示 し ま す。
モ ニ タ では、 パケ ッ ト の複数の フ ラ グ メ ン ト の到着順序が正 し く な
かっ た場合で も、 パケ ッ ト の [ 不正な順序 ] カ ウン タ を 1 つだけ増分
し ます。
正確な フ ラ グ メ ン テーシ ョ ン解析を保証する ために、 モニ タ では、 そ
れぞれの フ ラ グ メ ン ト の VLAN ID と フ ラ グ メ ン ト ID を チ ェ ッ ク し
ます。 こ のよ う にする と 、 フ ラ グ メ ン ト が誤っ て別の親パケ ッ ト に関
連付け られる こ と はあ り ません。
注意 : パケ ッ ト と フ ラ グ メ ン ト は別のも のです。 パケ ッ ト は、 1 つま
たは複数の フ ラ グ メ ン ト から構成 さ れます。
330
第10章
[ホ ス ト ] タ ブ (ネ ッ ト ワー ク 層)
[ ホ ス ト ] タ ブ には、 ネ ッ ト ワー ク 層で検出 さ れた各ホ ス ト の ト ラ
フ ィ ッ ク に関する カ ウ ン タ と 統計値が表示 さ れます。図 10-25 は、[ ホ
ス ト ] タ ブの例を示 し ています。
上のペ イ ンには、 検出 さ れたホス ト が さ ま ざ ま な
統計値やカ ウ ン タ と と も に一覧表示 さ れます。
中央のペ イ ンには、 上のペ イ ン で選択 し たホス ト が参加 し
た コ ネ ク シ ョ ンが一覧表示 さ れます。 こ の例では、 上のペ
イ ン で ブ ロー ド キ ャ ス ト ア ド レ スが選択 さ れたため、 複数
の コ ネ ク シ ョ ンが一覧表示 さ れています。
下のペ イ ンには、 上のペ イ ン で選択 し たホ
ス ト ま たは中央のペ イ ン で選択 し た コ ネ ク
シ ョ ンに関する情報が表示 さ れます。
図10-25: ネ ッ ト ワー ク層の [ホス ト ] タ ブ
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
331
図 10-25 に示す と お り 、 [ ホス ト ] タ ブは次のよ う に 3 つのペ イ ンに
分割 さ れています。
•
上のペ イ ンには、 検出 さ れた各ホス ト がそれについて観測 さ れた
ト ラ フ ィ ッ クの統計値 と と も に表示 さ れます。
•
中央のペ イ ンには、 上のペ イ ン で選択 し たホス ト が参加 し た コ ネ
ク シ ョ ン が一覧表示 さ れ ま す。 各 コ ネ ク シ ョ ン は、 その コ ネ ク
シ ョ ン 上の ト ラ フ ィ ッ ク に関す る さ ま ざ ま な カ ウ ン タ が統計値
と と も に表示 さ れます。
•
下のペ イ ンには、 上 と 中央のど ち ら のペ イ ンが選択 さ れているか
に応 じ て、 上のペ イ ン で選択 し たホス ト または中央のペ イ ン で選
択 し た コ ネ ク シ ョ ンに関する情報が表示 さ れます。
[ホ ス ト ] タ ブ におけ る ア ド レ ス表示の切 り 替え
ペ イ ン を右 ク リ ッ ク する と 、[ ホス ト ] タ ブ で ア ド レ スが表示 さ れる方
法 を 変更す る こ と がで き ま す。 表示 さ れた コ ン テ キス ト メ ニ ュ ー を
使用する と 、 ア ド レ ス表示を IP ア ド レ ス、 IP ホス ト 名、 または MAC
ア ド レ スに変更する こ と がで き ます。
332
第10章
[チ ャ ー ト ] タ ブ (ネ ッ ト ワー ク 層)
[ チ ャ ー ト ] タ ブには、ネ ッ ト ワー ク上のプ ロ ト コ ルの分布に関する広
範な概要が表示 さ れま す。 ア プ リ ケー シ ョ ン層 と ネ ッ ト ワー ク 層の
両方のプ ロ ト コルに関する棒グ ラ フ には、ど ち らのプ ロ ト コ ルが帯域
幅の大半を消費 し ているかが示 さ れます。 また、 ネ ッ ト ワー ク で検出
さ れたすべてのサーバーの応答時間を グ ラ フ で表示す る こ と も で き
ます。
図 10-26 は、 [ チ ャ ー ト ] タ ブの例を示 し た も のです。
こ れ らのオプ シ ョ ン を使用す
る と 、 どの タ イ プのチ ャ ー ト
を表示するかを指定で き ます。
こ の表には、 チ ャ ー ト で使用 さ れる色の凡例のほか、 列記 さ れた各プ
ロ ト コルのバイ ト 数や フ レーム数も 表示 さ れます。 こ の表を使用する
と 、 帯域幅を大量に消費 し ている、 社内ネ ッ ト ワー ク には望ま し く な
いプ ロ ト コ ルを モニ タ する こ と がで き ます (た と えば、 Napster はほ と
んどの社内ネ ッ ト ワー ク に と っ て適切であ る と は考え られていません)。
図10-26: ネ ッ ト ワー ク層の [チ ャ ー ト ] タ ブ
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
333
[マルチキ ャ ス ト ] タ ブ (ネ ッ ト ワー ク 層)
[ マルチキ ャ ス ト ] タ ブには、検出 さ れたそれぞれのマルチキ ャ ス ト ア
ド レ ス での ト ラ フ ィ ッ ク を表示 し 定量化す る カ ウ ン タ と 統計があ り
ます。 モ ニ タ は、 ホス ト が MLD ルー タ に送信 し たパケ ッ ト か ら、 マ
ルチキ ャ ス ト グループ ア ド レ ス (IPv4 の場合は IGMP、IPv6 の場合は
MLD) を抽出 し ます。図 10-27 に、[ マルチキ ャ ス ト ] タ ブ内の [ グルー
プ ] タ ブの例を示 し ます。
図10-27: ネ ッ ト ワー ク層の [マルチキ ャ ス ト ] タ ブ
図 10-27 に示 し た よ う に、[ マルチキ ャ ス ト ] タ ブ内の [ グループ ] タ
ブには、検出 さ れたそれぞれのマルチキ ャ ス ト ア ド レ スが以下の統計
値 と と も に一覧表示 さ れます。
[VLAN ID]
MLD Report ま たは IGMP メ ッ セ ー ジ
の送信元の VLAN ( ある場合 ) の ID
[ マルチキ ャ ス ト ア ド MLD ま た は IGMP パ ケ ッ ト か ら 抽出
レス ]
さ れたマルチキ ャ ス ト ア ド レ ス
[ フ レーム ]
334
こ のマルチキ ャ ス ト ア ド レ ス に送信 さ
れた フ レームの数
第10章
[ バイ ト ]
こ のマルチキ ャ ス ト ア ド レ スに送信 さ
れたバイ ト 数
[ 開始時間 ]
こ のマルチキ ャ ス ト ア ド レ スの最初の
MLD Report ま た は IGMP メ ッ セ ー ジ
が検出 さ れた時間
[ 最終更新時間 ]
こ のマルチキ ャ ス ト ア ド レ スの最新の
MLD Report ま た は IGMP メ ッ セ ー ジ
が検出 さ れた時間
[Join 最大 (us)]
最初の Join パケ ッ ト が発行 さ れた後の
フ ロ ー開始のマルチ キ ャ ス ト ト ラ
フ ィ ッ ク にかかっ た最大時間
[Join 平均 (us)]
最初の Join パケ ッ ト が発行 さ れた後の
フ ロ ー開始のマルチ キ ャ ス ト ト ラ
フ ィ ッ ク にかかっ た平均時間
[Leave 最大 (us)]
最初の Leave パケ ッ ト が発行 さ れた後
の フ ロ ー 停止の マ ル チ キ ャ ス ト ト ラ
フ ィ ッ ク にかかっ た最大時間
[Leave 平均 (us)]
最初 Join 最大 (us) の Leave パケ ッ ト
が発行 さ れた後の フ ロ ー停止のマルチ
キ ャ ス ト ト ラ フ ィ ッ ク にかか っ た平均
時間
マルチキ ャ ス ト ア ド レ スの代わ り にサーバーア ド レ スが表示 さ れる
こ と を除き、[ サーバー] タ ブの統計情報は [ グループ ] タ ブ と 同 じ で
す。
予約済みの IPv6 マルチキ ャ ス ト ア ド レ ス
ネ ッ ト ワー ク でのマルチキ ャ ス ト ト ラ フ ィ ッ ク の解析のために モ ニ
タ を使用 し た場合、 特定の予約済み IPv6 ア ド レ スが他のア ド レ ス よ
り 頻繁に [ マルチキ ャ ス ト ] タ ブに出現する場合があ り ます。表 10-3
に、 IPv6 マルチキ ャ ス ト ト ラ フ ィ ッ ク を モ ニ タ し てい る場合に出現
する、 一般的な予約済み IPv6 マルチキ ャ ス ト ア ド レ スの一部を示 し
ます。 完全な リ ス ト については、 RFC 2373 を参照 し て く だ さ い。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
335
表10-3: 一般的な予約済みの IPv6 マルチキ ャ ス ト ア ド レ ス
336
IPv6 マルチキ ャ ス ト ア ド レ ス
説明
FF02::1
全ての ノ ー ド 。 同 じ リ ン ク の全ての ノ ー ド に
到達する ために使用 さ れます。
FF02::2
全 て のルー タ 。 同 じ リ ン ク の全 てのルー タ に
到達する ために使用 さ れます。
FF02::4
DVMRP ルー タ 。 同 じ リ ン ク の全ての DVMRP
マルチキ ャ ス ト ルー タ に到達する ために使用
さ れます。
FF02::5
OSPF ル ー タ 。 同 じ リ ン ク の 全 て の OSPF
ルー タ に到達する ために使用 さ れます。
第10章
物理層のモ ニ タ
この項では、物理層における アナ ラ イザの リ アル タ イムモ ニ タ 画面に
ついて説明 し ます。 物理層では、 フ レーム タ イ プやエ ラ ー タ イ プ ( ブ
ロー ド キ ャ ス ト 、 マルチキ ャ ス ト 、 CRC エ ラ ーな ど ) の数な ど、 ネ ッ
ト ワー ク デー タ の実際の転送状況について説明 し た統計が提供 さ れ
ま す。 カ ウ ン タ は、 グ ロ ーバルな値に関 し て も、 検出 さ れた個々の
MAC ア ド レ スに関 し て も 表示 さ れます。 ま た、 モ ニ タ では物理層の
VLAN も 測定 さ れます。
物理層の リ アル タ イムモニ タ 画面を表示するには、層ペ イ ンの [物理]
層で任意のカ ウ ン タ を ク リ ッ ク し ます。 こ う する こ と によ り 、 メ イ ン
ペ イ ンが更新 さ れ、 物理層モ ニ タ 画面の以下の タ ブが表示 さ れます。
[ 概要 ] タ ブ
一般的な フ レ ーム タ イ プ と エ ラ ー タ イ
プのカ ウ ン タ が表示 さ れます。 また、リ
アル タ イ ムの使用率 と エ ラ ー数 も グ ラ
フ で表示 さ れます (338 ページ )。
[VLAN] タ ブ
検出 さ れた VLAN が さ ま ざ ま な統計値
と と も に一覧表示 さ れ ま す (339 ペ ー
ジ )。
[ サブネ ッ ト ] タ ブ
検出 さ れたサブ ネ ッ ト を さ ま ざ ま な統
計値 と と も に一覧表示 し ま す
(340 ページ )。
[ ノード ] タブ
検出 さ れた MAC ノ ー ド が さ ま ざ ま な
統計値 と と も に一覧表示 さ れ ま す
(341 ページ )。
[ チャー ト ] タ ブ
ネ ッ ト ワー ク 帯域幅の使用率を経過的
に示 し たグ ラ フ が表示 さ れます
(342 ページ )。
[ チ ャ ネル ] タ ブ
各チ ャ ネルの統計 カ ウ ン タ 、 お よ び更
新間隔ご と の使用率 と エ ラ ー数を示す
ト レ ン ド グ ラ フが表示 さ れます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
337
[概要] タ ブ (物理層)
[概要] タ ブには、モニ タ セ ッ シ ョ ン中に観測 さ れた さ ま ざ ま な タ イ プ
のフ レームやエ ラ ーに関する カ ウ ン タ が表示 さ れます。 また、 ネ ッ ト
ワー ク 使用率 と エ ラ ー頻度の現在の値 と 履歴が リ アル タ イ ムで グ ラ
フ に表示 さ れます。図 10-28 は、[ 概要 ] タ ブの例を示 し た ものです。
層ペ イ ン では現在 [物理] 層が選択 さ れてお り 、 [概要]、 [VLAN]、 [サブネ ッ ト ]、 [ ノ ー ド ]、
[マ ト リ ク ス]、 [チ ャ ー ト ]、 [チ ャ ネル]の各 タ ブにア ク セスで き る よ う にな っ ています。
下図では、 [概要] タ ブが選択 さ れている ため、 モ ニ タ セ ッ シ ョ ンの フ レーム、 エ ラ ー、
使用率を示す カ ウ ン タ と グ ラ フ が表示 さ れています。
図10-28: 物理層の [概要] タ ブ
338
第10章
[VLAN] タ ブ (物理層)
[VLAN] タ ブには、 検出 さ れた各 VLAN で観測 さ れた ト ラ フ ィ ッ ク に
関する カ ウ ン タ と 統計値が表示 さ れます。 アナ ラ イザは、 802.1Q タ
グ を リ アル タ イ ムで解析 し て、 検出 さ れた VLAN に関す る情報を提
供 し ます。
図 10-29 は、 [VLAN] タ ブの例を示 し た ものです。
[VLAN] タ ブには、 検出 さ れた各 VLAN が ト ラ フ ィ ッ ク に関する さ ま ざ ま な カ ウ ン タ と 統計値 と と
も に一覧表示 さ れます。 任意の VLAN カ ウ ン タ を右ク リ ッ ク する と 、 自動 フ ィ ル タ にア ク セスで
き、 選択 し た VLAN の ト ラ フ ィ ッ ク だけに対 し てキ ャ プ チ ャ を開始で き ます。
図10-29: 物理層の [VLAN] タ ブ
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
339
[サブ ネ ッ ト ] タ ブ (物理層)
[サブネ ッ ト ] タ ブには、検出 さ れたそれぞれのサブネ ッ ト 上で見ら れ
る ト ラ フ ィ ッ ク を表示 し 定量化する カ ウ ン タ と 統計があ り ます。
図 10-29 に [ サブネ ッ ト ] タ ブの例を示 し ます。
[サブ ネ ッ ト ] タ ブには、 検出 さ れたそれぞれのサブネ ッ ト が さ ま ざ ま な ト
ラ フ ィ ッ ク カ ウ ン タ と 統計 と と も に一覧表示 さ れます。
図10-30: 物理層の [サブネ ッ ト ] タ ブ
340
第10章
[ ノ ー ド ] タ ブ (物理層)
[ ノ ー ド ] タ ブには、ネ ッ ト ワー ク で検出 さ れた各 MAC ア ド レ スの ト
ラ フ ィ ッ ク に関する カ ウン タ と 統計値が表示 さ れます。 図 10-31 は、
[ ノ ー ド ] タ ブの例を示 し た も のです。
[ ノ ー ド ] タ ブには、 検出 さ れた各 MAC ア ド レ スが ノ ー ド の ト ラ フ ィ ッ ク に関する さ ま ざ ま な統計値 と と も
に一覧表示 さ れます。 大半の ClearSight 画面の場合 と 同様に、 列見出 し の統計を ク リ ッ ク する と 、 その統
計を基準に し て画面内のデー タ を並べ替え る こ と がで き ます。
図10-31: 物理層の [ ノ ー ド ] タ ブ
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
341
[チ ャ ー ト ] タ ブ (物理層)
[ チ ャ ー ト ] タ ブには、ネ ッ ト ワー クの使用率に関する広範な概要が表
示 さ れます。 アナ ラ イ ザでは、 「 チ ェ ッ ク 間隔」 と 呼ばれる指定期間
におけ る ネ ッ ト ワー ク の使用率が測定 さ れま す。 ア ナ ラ イ ザは、 各
チ ェ ッ ク 間隔の ネ ッ ト ワ ー ク 使用率 を 測定 し、 そ れ を 物理層の
[ チ ャ ー ト ] タ ブに記録 し ます。 こ のチ ャ ー ト には、ネ ッ ト ワー ク の使
用率が指定 し た範囲内にあ る チ ェ ッ ク 間隔の数が示 さ れま す。 使用
率の各範囲における チ ェ ッ ク間隔の数は、[ チ ャ ー ト ] タ ブの右側の表
の [ 発生回数 ] 列に表示 さ れます ( 図 10-32)。
注意: チ ェ ッ ク 間隔の値は、[設定] ボ タ ン > [設定] タ ブ > [共通] > [ モ
ニ タ 設定 ] 画面で指定 し ます ( 詳細については 357 ページの 「[ 共
通 ]>[ モニ タ 設定 ]」 を参照 し て く だ さ い )。
図 10-32 は、 [ チ ャ ー ト ] タ ブの例を示 し た も のです。
342
第10章
チ ャ ー ト には、 ネ ッ ト ワー クの
使用率が経過的に示 さ れます。
この表には、 チ ャ ー ト で使用 さ れる色の凡例に加え、 ネ ッ ト ワー ク
使用率が指定 し た範囲にある チ ェ ッ ク 間隔の数も 表示 さ れます。
チ ェ ッ ク間隔は、 [設定] ボ タ ン > [設定] タ ブ > [共通] > [モニ タ 設
定] 画面で設定 し ます。 詳細については、 357ページの 「[共通]>[ モ
ニ タ 設定]」 を参照 し て く だ さ い。
図10-32: 物理層の [チ ャ ー ト ] タ ブ
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
343
[チ ャ ネル] タ ブ(物理層)
[ チ ャ ネル ] タ ブには、 各チ ャ ネルの ト ラ フ ィ ッ ク に関する カ ウン タ
と 統計値が表示 さ れます。 図 10-33 は、 [ チ ャ ネル ] タ ブの例を示 し
た も のです。
[チ ャ ネル] タ ブには、 各チ ャ ネルの統計カ ウ ン タ 、 および更新間隔ご と の使用率 と
エ ラ ー数を示す ト レ ン ド グ ラ フが表示 さ れます。
図10-33: 物理層の[チ ャ ネル] タ ブ
344
第10章
ト ン ネルプ ロ ト コ ルの使用
ト ン ネルプ ロ ト コ ルでは、よ く 知 られたプ ロ ト コ ルで規定 さ れるヘ ッ
ダ以外に、 追加で別のヘ ッ ダが含ま れ ま す。 一般的な例 と し ては、
ネ ッ ト ワー ク の切 り 替えや通信の カ プ セル化な どがあ り ます。 NTM
では表 10-4 に示す と お り 、 い く つかの ト ン ネルプ ロ ト コ ルがサポー
ト 対象 と し て事前に定義 さ れています。
表10-4: サポー ト さ れている ト ン ネルプ ロ ト コ ル
ト ン ネルプ ロ ト コル
サポー ト さ れてい る
バージ ョ ン
IPinIP
ペ イ ロー ド
IPv4, IPv6
L2TP
v2
PPP
PPPoE
v1
PPP
GRE
v0,v1
IPv4, IPv6
MPLS
IPv4、 IPv6、 PW+Ethernet
QinQ
VLAN、 IPv4、 IPv6
PBB/PBT
Ethernet
GTPU
カ ス タ ム ト ン ネル
v1
IPv4, IPv6
ト ン ネルヘ ッ ダで示 さ れている
オプ シ ョ ン フ ィ ール ド がサポー ト
さ れている
ト ン ネルプ ロ ト コ ルが正 し く 翻訳 さ れれば、 ト ン ネルプ ロ ト コ ルの内
部に カ プ セル化 さ れてい る ア プ リ ケーシ ョ ン デー タ が翻訳画面 と ア
プ リ ケーシ ョ ン詳細画面に表示 さ れ、フ ローの内容を正 し く 把握する
こ と がで き ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
345
図 10-34 に、 ト ン ネルプ ロ ト コ ル機能が有効にな っ ている場合の [ 翻
訳 ] タ ブ を示 し ます。
図10-34: ト ン ネルプ ロ ト コ ルの翻訳
ト ン ネルプ ロ ト コ ル機能がない場合は、こ の HTTP フ ローは図 10-35
に示すよ う に Generic と し て分類 さ れます。
図10-35: ト ン ネルプ ロ ト コ ル機能がない場合の [詳細] タ ブ
346
第10章
ト ン ネルプ ロ ト コ ルの設定
図 10-36 に ト ン ネルプ ロ ト コルの設定画面を示 し ます。 表 10-4 に一
覧表示 さ れてい る定義済みの ト ン ネルプ ロ ト コ ルは常に有効に な っ
ています。
図10-36: ト ン ネルプ ロ ト コ ル設定画面
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
347
カ ス タ ム ト ン ネルプ ロ ト コ ルの定義
プ ロ ト コル フ ォ ーシ ング機能に類似 し た方法で、カ ス タ マ イ ズ さ れた
ト ン ネルプ ロ ト コ ルを定義する こ と も で き ます。
新 し い カ ス タ ム ト ン ネルプ ロ ト コ ルを定義する には、 [ ト ン ネルプ ロ
ト コ ル設定 ] 設定画面で [ ト ン ネルプ ロ ト コ ルの追加 ] ボ タ ン を ク
リ ッ ク し ます。 図 10-37 に示すダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。
図10-37: [ ト ン ネルプ ロ ト コ ル設定] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス - 手順1
このダ イ ア ログボ ッ ク ス では、カ ス タ ム ト ン ネルプ ロ ト コルの名前を
選択 し 、 使用する配信プ ロ ト コ ルの特性を指定 し ます。 [ ト ン ネルプ
ロ ト コ ル名 ] ボ ッ ク スに名前を入力 し ます。 ド ロ ッ プ ダウン リ ス ト か
ら配信プ ロ ト コルを選択 し て、 属性を指定 し ます。 次に配信プ ロ ト コ
ルの値を指定 し ます (10 進数または 16 進数を使用可能 ) 。[ 次へ ] を
ク リ ッ ク し ます。 図 10-38 に示すダ イ ア ロ グボ ッ ク スが表示 さ れま
348
第10章
す。
図10-38: [ ト ン ネルプ ロ ト コ ル設定] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス - 手順2
このダ イ ア ログボ ッ ク ス ではヘ ッ ダの長 さ を指定 し ます。固定長ヘ ッ
ダ を指定する こ と も、 1 つまたは複数の可変長ヘ ッ ダ を指定する こ と
も で き ます。可変長ヘ ッ ダの場合は、[ 新規 / 編集 ] ア イ コ ン を ク リ ッ
ク する と 、 既存の行を編集するか、 新 し い行を追加する こ と がで き ま
す。[ 新規 / 編集 ] を ク リ ッ ク する と 、図 10-39 に示す [ 可変ヘ ッ ダ長
設定の追加 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。
図10-39: [可変ヘ ッ ダ長設定の追加] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス
[ オ フ セ ッ ト ]、[ マス ク ]、[ フ ィ ール ド 値 (16 進 )] の制限値、[ 追加バイ
ト 数 ] の数値を入力 し て、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [ ト ン ネルプ ロ ト
コル設定] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スに戻 り ます (手順2/3)。[ 次へ] を ク リ ッ
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
349
ク し ます。 図 10-40 に示すダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。
図10-40: [ ト ン ネルプ ロ ト コ ル設定] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス - 手順3
こ のダ イ ア ログボ ッ ク ス では、 ペ イ ロー ド プ ロ ト コ ルを指定 し ます。
ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト か ら固定プ ロ ト コ ルを選択する こ と も、 1 つま
たは複数の可変プ ロ ト コ ルを指定する こ と も で き ます。可変プ ロ ト コ
ルの場合は、[ 新規 / 編集 ] ア イ コ ン を ク リ ッ ク する と 、既存の行を編
集するか、 新 し い行を追加する こ と がで き ます。 [ 新規 / 編集 ] を ク
リ ッ ク する と 、 図 10-41 に示す [ 可変プ ロ ト コル設定の追加 ] ダ イ ア
ログボ ッ ク スが表示 さ れます。
図10-41: 可変プ ロ ト コル設定の追加]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
[ オ フ セ ッ ト ]、[ マ ス ク ]、[ フ ィ ール ド 値 (16 進)] の制限値を入力 し て、
ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト か ら プ ロ ト コ ルを選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し
ます。 図 10-36 の設定画面に戻 り ます。 カ ス タ ム ト ン ネルプ ロ ト コ
ルが リ ス ト に追加 さ れます。
350
第10章
ト ン ネルプ ロ ト コ ルの編集
一部の定義済みの ト ン ネルプ ロ ト コ ルは、 編集する こ と がで き ます。
それ らのプ ロ ト コ ルについては [ 編集 ] ア イ コ ン ( 図 10-36 の [ 編集 ]
列 ) が表示 さ れています。
PBB ト ン ネルプ ロ ト コ ルは、 上記のカ ス タ ム ト ン ネルプ ロ ト コ ルの
場合 と 同 じ ダ イ ア ログボ ッ ク ス を使用 し て編集する こ と がで き ます。
GTPU ト ン ネルプ ロ ト コ ルの [ 編集 ] を ク リ ッ ク する と 、[GTPU 設定 ]
ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます ( 図 10-42)。
図10-42: [GTPU 設定] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト か ら配信プ ロ ト コ ルを選択する こ と も、ポー ト
番号を入力す る こ と も で き ます。 [OK] を ク リ ッ ク す る と 、 図 10-36
の設定画面に戻 り ます。
QinQ ト ン ネルプ ロ ト コ ルの [ 編集 ] を ク リ ッ ク する と 、 [QinQ 設定 ]
ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます ( 図 10-43)。
図10-43: [QinQ 設定]ダ イ ア ログボ ッ ク ス
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
351
[ イ ーサ タ イ プ (16 進 )] フ ィ ール ド に イ ーサネ ッ ト タ イ プの値を入力
し ます。 [OK] を ク リ ッ ク する と 、 図 10-36 の設定画面に戻 り ます。
ト ン ネルプ ロ ト コ ルのエ ク スポー ト お よ び イ ン ポー ト
[ ト ン ネルプ ロ ト コ ル設定 ] 設定画面 ( 図 10-36 には [ エ ク スポー ト ]
ボ タ ン と [ イ ンポー ト ] ボ タ ンがあ り ます。[ エ ク スポー ト ] ボ タ ン を
ク リ ッ ク する と 、 ト ン ネルプ ロ ト コ ルの設定 ( カ ス タ ム ト ン ネルや編
集 さ れた定義済み ト ン ネルを含む ) が xml フ ァ イルに保存 さ れます。
[ イ ンポー ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、別の NTM で保存 さ れた xml
フ ァ イルを イ ンポー ト する こ と がで き ます。イ ンポー ト さ れた ト ン ネ
ル設定が現行の ト ン ネル設定 と 競合する場合は、ポ ッ プ ア ッ プダ イ ア
ロ グボ ッ ク スが表示 さ れ、 設定を置 き 換え るかど う かを選択で き ま
す。
エ ク スポー ト 機能 と イ ンポー ト 機能を使用すれば、 1 つの NTM から
別の NTM に ト ン ネルプ ロ ト コ ル設定 を 簡単に コ ピ ーす る こ と がで
き ます。
ト ン ネル フ ィ ル タ
ト ン ネルフ ィ ル タ に よ り 、どのよ う な ト ン ネルプ ロ ト コ ルに も フ ィ ル
タ をかける こ と がで き ます。 ト ン ネルフ ィ ル タ はソ フ ト ウ ェ アのフ ィ
ル タ であ る ため、ハー ド ウ ェ アキ ャ プ チ ャ フ ィ ル タ に適用する こ と は
で き ません。 ただ し 、 第 13 章 「表示フ ィ ル タ の使用」 で説明 さ れて
いる目的については、 すべて ト ン ネルフ ィ ル タ を使用で き ます。 他の
ソ フ ト ウ ェ ア フ ィ ル タ と AND や OR で組み合わせる こ と も で き ます。
ト ン ネルフ ィ ル タ を定義するには、[ フ ィ ル タ リ ス ト ] ダ イ ア ロ グボ ッ
ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] リ ス ト から [ ト ン ネル ] を選択 し ます。
図 10-44 に示す [ ト ン ネルフ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れ
352
第10章
ます。
図10-44: [ ト ン ネルフ ィ ル タ ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス
ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト か ら、フ ィ ル タ を適用する ト ン ネルプ ロ ト コ ル
を選択 し ます。この リ ス ト には標準のプ ロ ト コ ル と カ ス タ ムプ ロ ト コ
ルの両方が含まれています。パケ ッ ト に複数の ト ン ネルプ ロ ト コ ルが
含まれている場合は、最も 内側の ト ン ネルプ ロ ト コルがフ ィ ル タ で抽
出 さ れます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
353
ClearSight Analyzerの設定
こ の項では、 ClearSight Analyzer の動作に影響を与え る設定を行 う
方法について説明 し ます。
ClearSight Analyzerのオプ シ ョ ン を設定するには、 以下を実行 し ま
す。
1. ツールバーの [ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
2. [ 設定 ] タ ブ を ク リ ッ ク し ます。
3. 画面左側の メ ニ ュ ーで、 設定する オプ シ ョ ン を選択 し ます
( 図 10-45)。
設定するオプ シ ョ ン を こ の メ
ニ ュ ーか ら選択 し ます。
図10-45: 設定
354
第10章
[共通]>[プ ロ ト コ ル設定]
[ 共通 ] > [ プ ロ ト コル設定 ] オプ シ ョ ン を使用する と 、以下の こ と を実
行で き ます (354 ページの図 10-45)。
•
アナ ラ イザに よ っ てモ ニ タ さ れる プ ロ ト コルの リ ス ト に、 ポー ト
と プ ロ ト コ ルのカ ス タ ムの組み合わせを追加で き ます。
•
ア ナ ラ イ ザに よ っ て標準のプ ロ ト コ ルが観測 さ れ る こ と が期待
さ れているポー ト を編集で き ます。
•
プ ロ ト コルを ア プ リ ケーシ ョ ン層の [ 概要 ] タ ブに表示するかど
う か、 ま た PBA お よ び ク ラ イ ア ン ト 時間情報を表示す るかど う
かを選択 し ます。
[ プ ロ ト コ ル設定] オプ シ ョ ンは、非標準のポー ト で独自のプ ロ ト コ ル
や標準のプ ロ ト コ ルを実行 し てい る ネ ッ ト ワー ク の場合に役に立ち
ます。 [ プ ロ ト コル設定 ] を選択する と 、アナ ラ イザで モニ タ する よ う
現在設定 さ れてい る プ ロ ト コ ル と ポー ト の組み合わせが一覧表示 さ
れます。 アナ ラ イザでは、 一般的な プ ロ ト コルに対 し て既知のポー ト
が使用 さ れます。 この画面のオプ シ ョ ン を使用する と 、 カ ス タ ムプ ロ
ト コ ルを リ ス ト に追加 し た り 、既存のプ ロ ト コ ル と ポー ト の組み合わ
せを変更 し た り 、 プ ロ ト コ ルを 完全に削除 し た り す る こ と も で き ま
す。
注意 : カ ン マ で区切 っ て複数のポー ト を指定 し た り (80,443 な ど )、
ポー ト の範囲を指定する こ と がで き ます (1720-1729 な ど )。
目的のア プ リ ケーシ ョ ンの [ 概要ページに表示 ]、[PBA 無効 ]、または
[ ク ラ イ ア ン ト 時間無効] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ン またはオ フ に し て、
各プ ロ ト コ ルを どのよ う に表示するかを指定 し ます。 ただ し 、 アナ ラ
イザで基本 と みな さ れている ア プ リ ケーシ ョ ンがあ り 、こ の画面でそ
れ ら のア プ リ ケー シ ョ ン を 無効にす る こ と はで き ません。 こ れ ら の
ア プ リ ケーシ ョ ン に関 し ては、 267 ページの 「表示す る ア プ リ ケー
シ ョ ンの選択」に説明 さ れている無効 / 有効の手順に従っ て く だ さ い。
カ ス タ ムプ ロ ト コ ルを追加 し ている場合は、[削除] 列にゴ ミ 箱型のア
イ コ ンが表示 さ れます。 このア イ コ ン を ク リ ッ ク する と 、 行全体が削
除 さ れます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
355
注意 : プ ロ ト コルと ポー ト エ ン ト リ の変更は直ぐ に反映されますが、新
規に追加 し たプ ロ ト コルが、 サマ リ ページ上でアルフ ァ ベ ッ ト 順に配
置されるためには、 アプ リ ケーシ ョ ン を再起動する必要があ り ます。
356
第10章
[共通]>[モ ニ タ 設定]
注意 : こ の画面は、[Network Time Machine] > [ 全般 ] で リ アル タ イ ムモニ タ
が有効にな っ てい る場合のみ表示 さ れます。
[ 共通 ] > [ モニ タ 設定 ] を使用 し て、以下のこ と を実行で き ます (359
ページの図 10-46)。
•
モ ニ タ に入 っ て く る すべてのパケ ッ ト に適用 さ れ る フ ィ ル タ を
選択 し ます。 フ ィ ル タ が現在選択 さ れている場合、 [ フ ィ ル タ ] 領
域にその フ ィ ル タ の名前が表示 さ れます。 フ ィ ル タ の選択を解除
するには、[ 削除 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 フ ィ ル タ 名が [ な し ]
に置き換え られ、 フ ィ ル タ が現在適用 さ れていない こ と を示 し ま
す。 ボ タ ンの名前は [ 設定 ] に変わ り 、新 し い フ ィ ル タ を設定 ( 選
択 ) で き る こ と を 示 し ます。 [ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク す る と 、
[ フ ィ ル タ リ ス ト ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます(図 13-32)。
こ こ で、 現在定義 さ れて い る フ ィ ル タ の リ ス ト か ら 使用 し た い
フ ィ ル タ を選択で き ます。 左下にある [作成] ボ タ ン を ク リ ッ ク し
て、 新 し い フ ィ ル タ を作成する こ と も で き ます。 新 し い フ ィ ル タ
の作成方法や既存のフ ィ ル タ の編集方法については、第 13 章 「表
示フ ィ ル タ の使用」 を参照 し て く だ さ い。
•
アナ ラ イザが リ アル タ イムの統計値を モニ タ し 、 平均値を算出す
る間隔を秒単位で指定 し ます。 こ れは、[ 間隔 ] > [ チ ェ ッ ク ] オプ
シ ョ ンに よ っ て指定で き ます。 デ フ ォル ト 値は 5 秒です。 こ のオ
プ シ ョ ン を使用する と 、 アナ ラ イザの リ アル タ イムモ ニ タ によ っ
て表示する統計値の測定間隔を変更で き ます。 値が大き いほど統
計値の偏差が少な く な り 、 値が小 さ いほど 一時的なバー ス ト に
よ っ て、 統計値が高 く 表示 さ れて し ま う 場合があ り ます。 一般的
に、 デ フ ォル ト 値である 5 秒に近い値を設定する と 、 最適な結果
を得る こ と がで き ます。
•
アナ ラ イザがア プ リ ケーシ ョ ンのスループ ッ ト を モニ タ し 、 その
平均値を算出する間隔を、秒単位で指定 し ます。 こ れは、[ 間隔 ] >
[ スループ ッ ト ] オプ シ ョ ン によ っ て指定で き ます。 デ フ ォル ト 値
は 1 秒です。 ト ラ フ ィ ッ クが存在する場合、 ア プ リ ケーシ ョ ン層
の [ 概要 ] 画面 (266 ページの図 10-1 を参照 ) に表示 さ れる スルー
プ ッ ト は現在値 と 平均値の間で切 り 替わ り ます。 現在値は、 [ ス
ループ ッ ト 間隔 ] で算出 さ れた 平均値の最新のスループ ッ ト 測定
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
357
値です。 ト ラ フ ィ ッ ク が存在 し ない場合は、 そのモ ニ タ セ ッ シ ョ
ン の開始以降の平均スルー プ ッ ト で あ る 平均値 だ けが表示 さ れ
ます。
このオプ シ ョ ン を使用する と 、 アナ ラ イザの リ アル タ イ ムモニ
タ によ っ て表示 さ れる スループ ッ ト 値の測定間隔を変更で き ま
す。 値が大き いほど統計値の偏差が少な く な り 、 値が小 さ いほど
一時的なバース ト に よ っ て、 統計値が高 く 表示 さ れて し ま う 場
合があ り ます。 一般的に、 デ フ ォル ト 値であ る 1 秒に近い値を設
定する と 、 最適な結果を得る こ と がで き ます。
•
個々の 「ラ ダー表示」 で き る 「段」 の最大数を指定 し ます。 こ の
数は、 ア プ リ ケーシ ョ ンや コ ネ ク シ ョ ン な どに対 し て個別に設定
する こ と がで き ます。
注意 : ラ ダー図はバウン スチ ャ ー ト と も呼ばれます。
•
モ ニ タ が測定する 「ネ ッ ト ワー ク コ ネ ク シ ョ ン」 のフ ローの最大
数を指定 し ます。
•
モ ニ タ で 統計 を 維持す る ア プ リ ケ ー シ ョ ン の タ イ プ 別 に サー
バー と フ ローの最大数を指定で き ます。 特定の タ イ プのサーバー
ま たは フ ロ ーの上限値に到達す る と 、 ア ナ ラ イ ザは新 し いサー
バーやフ ローのカ ウ ン タ を モ ニ タ 画面で作成 し な く な り ます。
ヒ ン ト : こ れら のオプ シ ョ ンは、 アナ ラ イザのパフ ォ ーマ ン スの
ために も、 最も重要なサーバー と フ ローの タ イ プのために使用
し て く だ さ い。 モニ タ する よ う 指定 し たサーバー と フ ローの数が
多いほど、 NTM に必要な リ ソ ース も多 く な り ます。 モニ タ 用 リ
ソ ースは、 最も重要なサーバー と フ ローに割 り 当て て く だ さ い。
358
第10章
図10-46: [モニ タ 設定] 設定画面
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
359
モニ タ オプシ ョ ン
各層 ( ア プ リ ケーシ ョ ン、 ネ ッ ト ワー ク、 物理層 ) で どの統計値を収
集するかを指定するには、[共通]>[ モニ タ オプ シ ョ ン ](図 10-47) を使
用 し ます。 収集する統計値のチ ェ ッ ク ボ ッ ク スはオ ンに し 、 収集 し な
い統計値のチ ェ ッ ク ボ ッ ク スはオ フ に し ます。
図10-47: [モニ タ オプ シ ョ ン]設定画面
ア プ リ ケーシ ョ ン層のオ プ シ ョ ン
[ ア ク テ ィ ブ な ア プ リ ケーシ ョ ンのみを表示する ( 概要 )] チ ェ ッ ク
ボ ッ ク スによ っ て、 ア プ リ ケーシ ョ ン層の [ 概要 ] 画面にア ク テ ィ ブ
な ア プ リ ケーシ ョ ンのみがデ フ ォ ル ト で表示 さ れる よ う に設定す る
こ と がで き ます。 ただ し 、 267 ページの 「表示する ア プ リ ケーシ ョ ン
の選択」 に説明 さ れている よ う に、 こ のデ フ ォル ト 表示は、「ア ク テ ィ
ブ な ア プ リ ケーシ ョ ンのみ表示」 するか 「全てのア プ リ ケーシ ョ ン を
表示」 するかを切 り 替え る こ と がで き ます。
360
第10章
[全てのア プ リ ケーシ ョ ン を有効にする ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク スでは、ア プ
リ ケーシ ョ ン情報の処理お よ び表示を す るかど う かを指定す る こ と
がで き ます。 こ れは、 不要なア プ リ ケーシ ョ ン情報があ る場合に便利
な機能で、必要な統計に対する アナ ラ イザのパ フ ォ ーマ ン ス を向上 さ
せま す。 こ のチ ェ ッ ク 全てのア プ リ ケーシ ョ ン を 有効にす る ボ ッ ク
ス を オ フ にする と 、 すべてのア プ リ ケーシ ョ ンが無効にな り ます。 こ
のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンにする と 、有効にな っ ている全てのア プ リ
ケーシ ョ ンが復元 さ れます。
[HTTP の子フ ローを表示する ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス では、HTTP フ ロー
の下に子 フ ロ ー を 表示す るかど う か を 制御す る こ と がで き ま す。 こ
のオプ シ ョ ンは、 モニ タ および翻訳機能に影響を与え ます。
ネ ッ ト ワー ク 層 と 物理層のオ プ シ ョ ン
ネ ッ ト ワー ク 層ま たは物理層の特定の タ イ プの統計が不要で あ る こ
と がわかっ ている場合は、 その統計の収集を無効に し て、 必要な統計
に対す る ア ナ ラ イ ザのパ フ ォ ー マ ン ス を 向上 さ せ る こ と がで き ま
す。 NTM を再起動する と 、 選択を解除 し た統計の タ ブは表示 さ れま
すが、 「 こ の機能は現在無効にな っ ています」 と 表示 さ れます。
ジ ャ ン ボ フ レ ームの指定
Ethernet フ レームが 1518 バイ ト (VLAN ID を含む場合は 1522 バイ
ト ) よ り も大き い場合は、 通常そのフ レームはオーバーサイ ズまたは
ジ ャ バー フ レームに分類 さ れます。 し か し 、[設定] > [設定] > [共通] >
[ モニ タ オプ シ ョ ン ] > [ 物理層 ] で、[ ジ ャ ンボ フ レーム ] フ ィ ール ド
にサイ ズを指定する こ と がで き ます。 その場合は、1518( または 1522)
バイ ト よ り も大き く 、かつユーザが指定 し た値に等 し いまたはそれ以
下の フ レームは、[ モニ タ ] 画面、[ ア ト ラ ス ] 画面、[ キ ャ プ チ ャ ] 画面
および [ ト レース フ ァ イル]画面で ジ ャ ンボ フ レームに分類 さ れます。
そのよ う な フ レームに CRC エ ラ ーがあ る場合は、CRC カ ウン ト に含
まれます。
[ ジ ャ ンボ フ レーム ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト か ら 4 つの値 (2047, 4085,
8191, 9018) の 1 つ を選択で き ます。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
361
チ ェ ッ ク サム メ ッ セージ表示の抑制
最近のネ ッ ト ワ ー ク カ ー ド の中にはパ フ ォ ー マ ン ス 向上のた めに
チ ェ ッ ク サム計算 を 行わな いオ プ シ ョ ン を 持つ も のがあ り ま す。 さ
ら にい く つかの カ ー ド では こ のオ プ シ ョ ン さ え持た ない も の も あ り
ます。 こ のよ う な場合で も、 ド ラ イバは常にチ ェ ッ ク サム計算を カ ー
ド に任せています。 こ れらのネ ッ ト ワー ク カ ー ド を使用する と 、 アナ
ラ イ ザは多 く のパケ ッ ト にチ ェ ッ ク サムエ ラ ー を示す フ ラ グ を付け
て し まいます。
こ れを改善する ためのオ プ シ ョ ン を新たに導入 し ま し た。 [ 設定 ] >
[設定] > [共通] > [ モニ タ オプ シ ョ ン ] > [物理層]画面で、[ チ ェ ッ ク サ
ム計算を有効にする ] のチ ェ ッ ク を外す と 、 チ ェ ッ ク サム メ ッ セージ
表示を抑制する こ と がで き ます。
短期間 ヒ ス ト リ
[ 短期間 ヒ ス ト リ ] を有効にする と 、[ 物理層 ] の [ 概要 ] タ ブの表示が
切 り 替わ り 、 ト レ ン ド グ ラ フ を示す ヒ ス ト リ ビ ュ ーが表示 さ れます。
ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト で、サン プル数 と サン プルの時間間隔を選択す
る こ と がで き ます。
注意 : [ 短期間 ヒ ス ト リ ] は リ アル タ イムモニ タ に適用 さ れます。ポス
ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スには適用 さ れません。
注意 : [ モ ニ タ オプ シ ョ ン ] に対 し て加えた変更は、NTM を再起動す
る ま で有効にな り ません。
362
第10章
CSV 設定
[共通] > [CSV 設定] (図 10-48) の [設定] 領域を使用 し て、次の項目を
指定 し ます。
•
アナ ラ イザの統計が自動的に CSV (comma-separated values)
フ ァ イルにエ ク スポー ト さ れる
•
チ ェ ッ ク さ れた統計情報がエ ク スポー ト さ れる頻度
チ ェ ッ ク ボ ッ ク スにチ ェ ッ クが付け ら れた統計情報がエ ク スポー ト
さ れ、 チ ェ ッ クが付け ら れていない統計情報はエ ク スポー ト さ れま
せん。 更新間隔フ ィ ール ド で エ ク スポー ト 間隔を指定 し ます。
[ 保守 ] 領域では、指定 し た日数よ り 前の CSV フ ァ イルを自動的に消
去する よ う に設定する こ と がで き ます。 [ 今す ぐパージ ] を ク リ ッ ク
し て、 保存 さ れているすべての CSV フ ァ イルを消去する こ と も で き
ます。
図10-48: [CSV 設定]
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
363
[共通]>[エージ ェ ン ト 設定]
図 10-49 に [ 共通 ] > [ エージ ェ ン ト 設定 ] 画面を示 し ます。
図10-49: [共通]>[エージ ェ ン ト 設定]設定画面
[ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ] 領域 で は、 エ ー ジ ェ ン ト と エ ー ジ ェ ン ト
ビ ュ ーアの間のデー タ 転送に SSL (Secure Socket Layer) を利用する
かど う かを指定で き ます。
364
第10章
共通プ ロ ト コ ル フ ォ ーシ ン グ設定
図 10-50 に [ 共通 ] > [ プ ロ ト コ ルフ ォ ーシ ング ] 画面を示 し ます。
注意 : こ の画面は、[Network Time Machine] > [ 全般 ] で リ アル タ イム
モ ニ タ が有効にな っ ている場合のみ表示 さ れます。
図10-50: [共通] > [プ ロ ト コ ルフ ォ ーシ ング] 設定画面
[有効/無効]
[ 有効 / 無効 ] 領域では、プ ロ ト コ ルフ ォ ーシ ングのオ ン / オ フ を切 り
替え る こ と がで き ます。 [ 無効 ] を選択 し た場合は、他の領域で さ ら に
オプ シ ョ ン を設定で き ますが、 こ の領域で [ 有効 ] を選択する ま では
設定が有効にな り ません。
[パ タ ー ン]
[ パ タ ーン ] 領域では、 プ ロ ト コ ルフ ォ ーシ ングのためにマ ッ チ さ せ
るパ タ ーン を入力する こ と がで き ます。 入力する オ フ セ ッ ト は、 常に
フ レームの先頭か ら にな り ます。 パ タ ーン入力は 16 進でなければな
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
365
り ません。 パ タ ーン マ ッ チ を有効にする には、[ パ タ ーン マ ッ チ ] ボ ッ
ク ス を オ ンに し ます。
[開始場所] お よ び [スキ ッ プ オ フ セ ッ ト ]
[ 開始場所 ] 領域では、 強制プ ロ ト コルの検索を開始する場所を アナ
ラ イザに指示する こ と がで き ます。
•
[ フ レームの開始 ] を選択 し た場合、 アナ ラ イザの検索場所はフ
レームの先頭に [ スキ ッ プオ フ セ ッ ト ] を プ ラ ス し た と こ ろ にな
り ます。
•
[IP の開始 ] を選択 し た場合、 アナ ラ イザの検索場所は IP ス タ ッ
クの先頭に [ スキ ッ プオ フ セ ッ ト ] を プ ラ ス し た と こ ろ にな り ま
す。
[強制プ ロ ト コ ル タ イ プ]
[ 強制プ ロ ト コ ル タ イ プ ] 領域では、 ド ロ ッ プ ダウン リ ス ト から 強制
プ ロ ト コルを選択する こ と がで き ます。 リ ス ト の内容は、[ 開始場所 ]
領域で行っ た選択 と 相関関係があ る こ と に注意 し て く だ さ い。
共通 ト ン ネルプ ロ ト コ ル設定
[ 共通 ] > [ ト ン ネルプ ロ ト コ ル設定 ] については、ト ン ネルプ ロ ト コ ル
の説明のなかで取 り あげます。 347 ページの 「 ト ンネルプ ロ ト コルの
設定」 を参照 し て く だ さ い。
366
第10章
問題の し き い値
[ 問題 ] > [ ス レ ッ シ ョ ル ド ] を使用 し て、 次の操作を行います。
•
ア ナ ラ イ ザが平均値 を 算出す る 間隔 を それに対応す る し き い値
と 比較する前に、 ミ リ 秒単位で指定 し ます。 こ れは、 [ 更新間隔 ]
オ プ シ ョ ン に よ っ て 指定 で き ま す。 デ フ ォ ル ト 値は 1 秒 で す
(1000 ミ リ 秒 )。
このオプ シ ョ ン を使用する と 、 あ る状態を問題 と し て特定する
際に使用する測定間隔を変更で き ます。 値が大き いほど統計値の
偏差が少な く な り 、 値が小 さ いほど一時的なバース ト によ っ て、
統計値が高 く 表示 さ れて し ま う 場合があ り ます。 一般的に、 デ
フ ォル ト 値であ る 1000 ミ リ 秒に近い値を設定する と 、 最適な結
果を得る こ と がで き ます。
•
問題の種類を定義する実際の し き い値を設定する。 詳細について
は、 508 ページの 「問題レポー ト ス レ ッ シ ョ ル ド の設定」 を参照
し て く だ さ い。
問題のア ク シ ョ ン
[問題] > [ア ク シ ョ ン ] を使用 し て、問題が検出 さ れた と きの アナ ラ イ
ザの動作を指定 し ます。 詳細については、 498 ページの 「重要度 と ア
ク シ ョ ンの定義」 を参照 し て く だ さ い。
[問題]>[ア ラ ー ト マ ネージ ャ ]
エージ ェ ン ト がエージ ェ ン ト マ ネージ ャ に問題を通知す る方法を指
定するには、 [ 問題 ]>[ ア ラ ー ト マネージ ャ ] を使用 し ます。 詳細につ
いては、 55 ページの 「問題を レポー ト する ためのエージ ェ ン ト の設
定」 を参照 し て く だ さ い。
翻訳
[ 翻訳 ] 削除にある オプ シ ョ ンは、ポス ト アナ リ シ スの [ 翻訳 ] タ ブに
影響 し ます。 詳細については、 396 ページの 「[ 翻訳 ] タ ブの設定オプ
シ ョ ン」 を参照 し て く だ さ い。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
367
VoIP E-モデル
[VoIP] > [E- モデル ] ( 図 10-51) を使用 し て、VoIP フ ローの R 値の計
算で使用するパラ メ ー タ の値を指定 し ます。
図10-51: E-モデルの計算
368
第10章
VoIP コ ーデ ッ ク
[VoIP]>[ コ ーデ ッ ク ] 設定画面 ( 図 10-52) では、リ アル タ イムモニ タ
中や ト レース フ ァ イルを見る と き に、 VoIP コ ーデ ッ ク情報を どのよ
う に表示するか ( 従来の翻訳フ ォ ーマ ッ ト ([ ト レース フ ァ イル ] ボ タ
ン ) と ア ト ラ ス表示のど ち ら を使用するか ) を制御で き ます。
図10-52: VoIP コ ーデ ッ ク 設定画面
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
369
RTP ダ イ ナ ミ ッ ク ペ イ ロ ー ド マ ッ ピ ン グ
画面上部では、 (RTP パケ ッ ト のペ イ ロー ド タ イ プ フ ィ ール ド の) 各
種のペ イ ロー ド タ イ プ番号を、表示する コ ーデ ッ ク タ イ プに関連付け
る こ と がで き ます。 関連付け ら れた各 コ ーデ ッ ク に対 し て、 リ ス ト に
は コ ーデ ッ ク 名、 関連付け ら れたペ イ ロー ド タ イ プ番号または範囲、
ビデオ コ ーデ ッ ク またはオーデ ィ オ コ ーデ ッ クが表示 さ れます。
新 し い コ ーデ ッ ク を リ ス ト へ追加
新 し い コ ーデ ッ ク を リ ス ト に追加する ためには、 [ コ ーデ ッ ク名 ] ド
ロ ッ プ ダウン リ ス ト から コ ーデ ッ ク を選択 し 、 [ ペ イ ロー ド タ イ プ ]
にペ イ ロー ド タ イ プ番号または範囲を入力 し 、 [ コ ーデ ッ クの追加]ボ
タ ン を ク リ ッ ク し ます。
も し 希望す る コ ー デ ッ ク が ド ロ ッ プ ダ ウ ン リ ス ト に な い 場合は、
NTM が イ ン ス ト ール さ れ て い る デ ィ レ ク ト リ に あ る codec.conf
フ ァ イルを編集 し 、 ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト に追加で き ます。
オーデ ィ オ コ ーデ ッ クの場合、 以下の行を追加 し ます。
Codec=XXXXX,Media_type=Audio
こ こ での XXXXX は、 ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト および画面に表示 さ せる
オーデ ィ オ コ ーデ ッ クの名前です。
ビデオ コ ーデ ッ ク の場合、 以下の行を追加 し ます。
Codec=XXXXX,Media_type=Video
こ こ での XXXXX は、 ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト および画面に表示 さ せる
ビデオ コ ーデ ッ ク の名前です。
図 10-53 は、コ ーデ ッ ク リ ス ト で定義 さ れていない コ ーデ ッ クが表示
さ れた と きのア ト ラ ス表示です。 図 10-54 は、 コ ーデ ッ ク リ ス ト で定
義 さ れている と きのア ト ラ ス表示です。
370
第10章
図10-53: RTPダ イ ナ ミ ッ ク コ ーデ ッ ク マ ッ ピ ングな し のAtlas画面
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
371
図10-54: RTPダ イ ナ ミ ッ ク コ ーデ ッ ク マ ッ ピ ングあ り のAtlas画面
AMRオ プ シ ョ ン
AMR 領域 を使用 し て、 AMR を GSM と 3GPP のど ち ら にするかを
指定 し ます。
372
第10章
レ ポー ト の設定
[ レポー ト ] > [ 設定 ] を使用 し て、レポー ト の書式を カ ス タ マ イ ズ し 、
顧客識別情報を追加 し ます。 詳細については、 533 ページの 「レポー
ト 形式の制御」 を参照 し て く だ さ い。
ヒ ス ト リ レ ポー ト のデー タ ベース設定
[ レ ポー ト ] > [ ヒ ス ト リ ] > [ デー タ ベース設定 ] を使用 し て、ヒ ス ト リ
レポー タ が累計するデー タ と 、そのデー タ を保持する期間を指定 し ま
す。 詳細については、 556 ページの 「デー タ 蓄積の制御」 を参照 し て
く だ さ い。
WEP キー
[WEP] > [ キー] を使用 し て、無線 ト ラ フ ィ ッ ク用の WEP 暗号化キー
を 「128 ビ ッ ト 」、 「64 ビ ッ ト 」、 または 「な し 」 のいずれにするかを
指定 し ます。
[ア ド レ ス帳] タ ブ
[ ア ド レ ス帳 ] タ ブ を使用 し て、ア ド レ ス帳を作成 し ます。 詳細につい
ては、 564 ページの 「ア ド レ ス帳の使用」 を参照 し て く だ さ い。
[フ ィ ルタ]タ ブ
[ フ ィ ル タ ] タ ブ を使用 し て、[ フ ィ ル タ リ ス ト ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス を
開き ます。 こ のダ イ ア ログボ ッ ク ス で [作成] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て、
[新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スにア ク セス し 、新 し い フ ィ ル タ を
作成する こ と がで き ます。 詳細については、 442 ページの 「定義済み
表示フ ィ ル タ の使用」 を参照 し て く だ さ い。
CSAを使用 し たネ ッ ト ワー ク のモ ニ タ
373
ウ ィ ン ド ウス タ イ ルの変更
[ ツール ] メ ニ ュ ーから [ ル ッ ク ア ン ド フ ィ ール ] を選択する こ と によ
り 、 NTM 画 面 の ウ ィ ン ド ウ の外 観 を 変 更 す る こ と が で き ま す。
図 10-55 に利用可能なウ ィ ン ド ウス タ イルを示 し ます。
図10-55: [ル ッ ク ア ン ド フ ィ ール] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
374
第10章
第11章
ポス ト キャ プチ ャ アナ リ シス
この章では、こ のアナ ラ イザのポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス機能につ
いて説明 し ます。 以下は、 こ の章で と り 上げる ト ピ ッ ク です。
•
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シスについて
•
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シス画面の使用
•
[ 翻訳 ] タ ブの使用
•
[ 翻訳 ] タ ブの設定オプ シ ョ ン
•
ト レース フ ァ イルの使用
ポス ト キ ャ プ チ ャ ア ナ リ シ スについて
アナ ラ イザでは、 ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スが実行 さ れる と 、 豊富
な ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ング機能が 1 つのワー ク スペースに集め られ、
キ ャ プ チ ャ さ れたネ ッ ト ワー ク デー タ を理解 し 、解析で き る よ う にな
り ます。 ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スは、 統合 さ れた一連の タ ブ で実
行 さ れ、 各 タ ブか らは特定の解析機能にア ク セスで き ます。
ポス ト キ ャ プ チ ャ ア ナ リ シ スの タ ブの う ち最 も 重要なのが、 ツ ール
バ ー の [ ト レ ー ス フ ァ イ ル ] の下 の [ClearSight] タ ブ で す。
375
[ClearSight] タ ブには、 リ アル タ イムモニ タ 画面に含まれるの と 同 じ
機能がポス ト キ ャ プ チ ャ ア ナ リ シ ス用に備わ っ てお り 、 ア プ リ ケー
シ ョ ン層のサーバー と フ ロー、 ネ ッ ト ワー ク層の接続 と ホス ト 、 物理
層の VLAN と ノ ー ド が測定 さ れます。
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スには、 [ClearSight] タ ブに加え、 3 ペ イ
ン構成の [ 翻訳 ] 画面が含まれています。 ただ し 、 ほ と んどの場合、
キ ャ プ チ ャ 画面の他の タ ブの使用だけで ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グが
で き る ため、[ 翻訳 ] タ ブ で 16 進数 コ ー ド を解析する必要が生 じ る こ
と はめ っ たにあ り ません。
[ 翻訳 ] タ ブ を実際に使用する必要が生 じ た場合は、 アナ ラ イザのス
マ ー ト ナ ビ ゲー シ ョ ン 機能 と 自動 フ ィ ル タ リ ン グ機能 を 使用 し て、
[ClearSight] タ ブ と [ 翻訳 ] タ ブの間を簡単に移動 し 、 必要な フ レー
ムだけを表示で き ます。
•
スマー ト ナビゲーシ ョ ン機能を使用する と 、 [ClearSight] タ ブの
[ 会話 ] タ ブ で コ マ ン ド を ク リ ッ ク し 、 選択 し た フ レームで親フ
ローがフ ィ ル タ さ れた [ 翻訳 ] タ ブに直接移動する こ と がで き ま
す。 同様に、[ 翻訳 ] タ ブのオプ シ ョ ン を使用する と 、[ClearSight]
タ ブ で 選択 さ れた フ レ ームの IP ま たは ア プ リ ケ ー シ ョ ン の フ
ローに直接移動する こ と がで き ます。
•
自動 フ ィ ル タ リ ング機能を使用する と 、 [ClearSight] タ ブのカ ウ
ン タ を右ク リ ッ ク し て、 [ 翻訳 ] タ ブに一時的に フ ィ ル タ をかけ、
選択 し たア プ リ ケーシ ョ ン、 フ ロー、 サーバー、 ホス ト 、 または
ス テーシ ョ ンの ト ラ フ ィ ッ ク だけを表示する こ と がで き ます。
ポス ト キ ャ プ チ ャ ア ナ リ シ ス画面の使用
ト レ ー ス フ ァ イ ルのポ ス ト キ ャ プ チ ャ ア ナ リ シ ス を 実行す る には、
[ フ ァ イル ] > [ 開 く ] コ マ ン ド を使用 し て、希望の ト レース フ ァ イルを
開き ます 図 11-1 を参照 し て く だ さ い。
376
第11章
ツールバーで選択 さ れたア イ コ ンから もわかる と お
り 、 こ のポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スワー ク スペー
スには、 現在 ト レース フ ァ イルが表示 さ れていま
す。 ワー ク スペースの タ イ ト ルバーには、 ト レース
フ ァ イルの名前が表示 さ れます。
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スは、 統合 し た複数の タ ブ で実行 さ れ
ます。 [ClearSight] タ ブ (図示) から は、 リ アル タ イ ムモ ニ タ 時に
使用で き るすべての機能にア ク セスで き ます。 また、 [翻訳] タ ブ
には、 ほかのワー ク スペースに も 含まれる 3 ペ イ ン構成のプ ロ ト
コル解析が表示 さ れます。 スマー ト ナビゲーシ ョ ン機能や自動
フ ィ ル タ リ ング機能を使用する と 、 2 つの タ ブ間を簡単に移動で
き ます。
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スワー ク スペースには、 [ClearSight] タ ブ と [翻訳] タ
ブに加え、 ア ラ ー ト タ ブ ([事象] と [問題])、 定義 さ れた フ ィ ル タ を選択で き る
[フ ィ ル タ ] タ ブ、 および [レ ポー ト ] タ ブ も含まれます。
図11-1: ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スワー ク スペース
図 11-1 に示す と お り 、 ポス ト キャ プチ ャ アナ リ シスワーク スペースは
複数の統合タ ブで構成されます。 表 11-1 は、 ポス ト キャ プチ ャ アナ リ
シスワーク スペースで使用でき る タ ブ と その説明を列記し た ものです。
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
377
表11-1: ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スワー ク スペースの タ ブ
タブ
説明
[ClearSight]
[ClearSight] タ ブには、リ アル タ イ ムモニ タ 画面に含まれるの と 同 じ 機能がポ
ス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス用に備わっ てお り 、ア プ リ ケーシ ョ ン層のサーバー
と フ ロ ー、 ネ ッ ト ワー ク 層の接続 と ホス ト 、 物理層の VLAN と ノ ー ド が測定
さ れます。
[ClearSight] タ ブの画面の説明 と 使用法については、 第10章 「CSA を使用 し
たネ ッ ト ワー クのモニ タ 」 を参照 し て く だ さ い。
注意: ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スワー ク スペースの [詳細] タ ブには、 TCP
プ ロ ト コルが含まれてい る場合は、 [TCP デー タ ] と い う 追加 タ ブがあ り ます。
[TCP デー タ ] は、 ASCII 文字 と 16 進数文字のど ち らかで表示する こ と がで き
ます。 [TCP デー タ ] タ ブから コ ピーア ン ド ペース ト で き、その内容を フ ァ イル
に保存する こ と も で き ます。
[事象]
[事象] タ ブには、 ア ラ ー ト ロ グの [事象] タ ブのすべての機能がポス ト キ ャ プ
チ ャ アナ リ シ ス用に備わっ てお り 、重要度の低いネ ッ ト ワー ク エ ラ ーが報告 さ
れます。
[事象] タ ブの使用法については、 第14章 「CSA ア ラ ー ト の操作」
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スでは、[事象] タ ブ で追加の ド リ ルダウン機能を使
用で き ます。 特定の事象を右ク リ ッ ク する と 、 ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー、 ネ ッ
ト ワー ク コ ネ ク シ ョ ン、またはその事象の原因である その他の項目の詳細情報
に移動する ためのオプ シ ョ ンが表示 さ れます。
[問題]
[問題] タ ブには、 ア ラ ー ト ロ グの [問題] タ ブのすべての機能がポス ト キ ャ プ
チ ャ アナ リ シ ス用に備わっ てお り 、現在のバ ッ フ ァ または ト レース フ ァ イルで
検出 さ れたネ ッ ト ワー ク エ ラ ーが報告 さ れます。
[問題] タ ブの使用法については、 第14章 「CSA ア ラ ー ト の操作」 を参照 し て
く だ さ い。
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スでは、[問題] タ ブ で追加の ド リ ルダウン機能を使
用で き ます。 特定の問題を右ク リ ッ ク する と 、 ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー、 ネ ッ
ト ワー ク コ ネ ク シ ョ ン、またはその問題の原因である その他の項目の詳細情報
に移動する ためのオプ シ ョ ンが表示 さ れます。
378
第11章
表11-1: ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スワー ク スペースの タ ブ (続き)
タブ
説明
[翻訳]
[翻訳] タ ブには、 ほかのワー ク スペースに も 含まれる 3 ペ イ ン構成のプ ロ ト
コル翻訳画面が含まれます。 こ こ には、 キ ャ プ チ ャ さ れた各フ レームの内訳が
プ ロ ト コ ル層ご と に表示 さ れ、 プ ロ ト コ ルが自然言語テキス ト に翻訳 さ れま
す。 こ の章では、[翻訳] タ ブ と その使用法について説明するほか、[ClearSight]
タ ブか ら効率的にア ク セスする方法について も説明 し ます。
[レポー ト ]
ツ ールバーの[ レ ポー ト ]ボ タ ン を ク リ ッ ク す る と 、 レ ポー ト タ ブ には、 リ ア
ル タ イ ムモ ニ タ 時に使用で き る レ ポー ト と 同 じ も のがポス ト キ ャ プ チ ャ アナ
リ シ ス用に表示 さ れます。 レ ポー ト の使用法については、 第15章 「CSA レポー
ト の使用」 を参照 し て く だ さ い。
[ClearSight] タ ブ と [翻訳] タ ブの間のスマー ト ナビゲーシ ョ ン
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スでは、 [ClearSight] タ ブ と [ 翻訳 ] タ ブ
が最 も よ く 使用 さ れます。 ClearSight Analyzer には、強力な スマー ト
ナ ビ ゲーシ ョ ン技術が備わ っ てい る ため、 こ れ ら の 2 つの タ ブ間を
すばや く 正確に移動 し て、問題を表示する フ レームを見つける こ と が
で き ます。 スマー ト ナビゲーシ ョ ンに よ り 、 以下を実行で き ます。
•
[ClearSight] タ ブの [ 会話 ] タ ブ で コ マ ン ド を ク リ ッ ク し 、選択 し
た フ レームで親フ ローが フ ィ ル タ さ れた [ 翻訳 ] タ ブに直接移動
する こ と がで き ます。
このテ ク ニ ッ ク については、 380 ページの 「[ClearSight] タ ブか
らのスマー ト ナ ビゲーシ ョ ン」 で説明 し ます。
•
[ 翻訳 ] タ ブ で フ レームを選択 し 、[ 関連ページに移動 ] ボ タ ン
を ク リ ッ ク する と 、[ClearSight] タ ブ内のそのフ レームの IP また
はア プ リ ケーシ ョ ン フ ローに直接移動で き ます。
このテ ク ニ ッ ク については、 382 ページの 「[ 翻訳 ] タ ブから のス
マー ト ナ ビゲーシ ョ ン」 で説明 し ます。
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
379
[ClearSight] タ ブか ら のス マ ー ト ナ ビ ゲー シ ョ
ン
リ アル タ イ ムモ ニ タ 画面の場合 と 同様に、[ClearSight] タ ブ でポス ト
キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス を行 う と 、ク ラ イ ア ン ト と サーバー間の要求 と
応答の交換が再構築 さ れ、 選択 し た フ ロ ーに関す る [ 会話 ] タ ブの
ネ ッ ト ワー ク ラ ダーに視覚的に表示 さ れます。
[ 会話 ] タ ブ内のダ イ アグ ラ ムでは、問題を示す要求 と 応答は、各問題
の重要度に基づいて色付け さ れ、 表示 さ れます。 問題のある要求や応
答を [ 会話 ] タ ブのダ イ アグ ラ ムで ク リ ッ ク する と 、 選択 し た フ ロー
内の問題の フ レ ームのプ ロ ト コ ル翻訳に直接移動す る こ と がで き ま
す。 こ のよ う に、 アナ ラ イ ザでは、 問題のあ る フ レ ームが表示 さ れ、
その フ レ ーム を含む フ ロ ーに関 し て フ ィ ル タ さ れた プ ロ ト コ ル翻訳
に直接移動で き る ため、 プ ロ ト コ ル解析の作業が簡略化 さ れてい ま
す。
た と えば、図 11-2 に示すよ う に、[ 会話 ] タ ブのダ イ アグ ラ ムの HTTP
サーバーか らの 「404 - Not Found」 応答から 、 問題のある フ レーム
に関する フ ィ ル タ が親フ ローに対 し て適用 さ れた [ 翻訳 ] タ ブに直接
移動で き ます。
注意 : [ 会話 ] タ ブ では、問題のない フ レーム も ク リ ッ ク で き ます。 [ 会
話 ] タ ブのどの フ レームを ク リ ッ ク し て も 、 そのフ レームについて親
フ ローがフ ィ ル タ さ れた [ 翻訳 ] タ ブに移動する こ と がで き ます。
380
第11章
[会話] タ ブのフ レームを ク リ ッ ク し て、 翻訳を確認 し ます。
[会話] タ ブの項目を ク リ ッ ク する と 、 そのフ レームに対応する
[翻訳] タ ブの項目に直接移動で き ます。 選択 さ れた フ レームの
番号が両方の画面で同 じ である こ と に注意 し て く だ さ い
(3973)。 こ のスマー ト ナ ビゲーシ ョ ン技術を使用する と 、
[ClearSight] タ ブから [翻訳] タ ブに簡単に移動で き ます。
また、 [翻訳] タ ブは自動的に フ ィ ル タ さ れる ため、 選択 し た フ
レ ームを含む フ ローのフ レームだけが表示 さ れます。
図11-2: [会話] タ ブから のスマー ト ナビゲーシ ョ ン
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
381
[翻訳] タ ブか らのス マー ト ナビゲーシ ョ ン
ネ ッ ト ワー ク問題の根源には、プ ロ ト コ ル翻訳を使用 し なければた ど
り 着けない場合があ り ます。 ただ し 、 何万もの フ レームを含む ト レー
ス フ ァ イ ルを取扱 う 場合、 プ ロ ト コ ル翻訳で容易に混乱 し かねませ
ん。
ア ナ ラ イ ザには、 コ ー ド の処理に煩わ さ れずに、 ネ ッ ト ワー ク ト ラ
フ ィ ッ ク全体の状態を簡単に把握で き る方法があ り ます。 [ 翻訳 ] タ
ブ を使用する場合、[ サマ リ ] ペ イ ン で フ レームを選択 し て、[ 関連ペー
ジに移動 ] ボ タ ン
を ク リ ッ ク する と 、[ClearSight] タ ブ内のその
フ レームの IP コ ネ ク シ ョ ン またはア プ リ ケーシ ョ ン会話に直接移動
で き ます。 こ のよ う に、 視点を変え る だけで、 ネ ッ ト ワー ク の問題が
明確にな る場合も あ り ます。
図 11-3 は、 [ 関連ページに移動 ] ボ タ ン を使用 し て、 [ 翻訳 ] タ ブの
MEGACO フ レ ームか ら [ClearSight] タ ブ の親 ア プ リ ケ ー シ ョ ン フ
ローに移動する様子を示 し た も のです。
382
第11章
[関連ページに移動] ボ タ ン
を使用する と 、 [翻訳]
タ ブ で選択 し た フ レームのカ ウン タ から 、
[ClearSight] タ ブ内のその親ア プ リ ケーシ ョ ン または
IP フ ローに移動で き ます。
図11-3: [翻訳] タ ブから のスマー ト ナビゲーシ ョ ン
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
383
ポス ト キ ャ プ チ ャ 画面におけ る自動 フ ィ ル タ の使用
通常、 [ClearSight] または [ 翻訳 ] の各 タ ブ で カ ウン タ を右 ク リ ッ ク
する と 、 自動 フ ィ ル タ を使用で き ます。 こ れに よ り 、 コ ン テキス ト メ
ニ ュ ーが表示 さ れ、指定 し た カ ウン タ に対 し て使用可能な さ ま ざ ま な
自動 フ ィ ル タ の中か ら 選択で き る よ う に な り ま す。 表示 フ ィ ル タ を
選択するには、 [ フ ィ ル タ xxx] コ マ ン ド を使用 し ます。
どのフ ィ ル タ を使用で き るかは、 どの層、 ペ イ ン、 および カ ウ ン タ を
選択するかに よ っ て決ま り ます。 通常、 自動表示フ ィ ル タ は、 選択 さ
れた カ ウ ン タ のア ド レ ス と ポー ト に使用で き るほか、こ れら のア ド レ
ス と ポー ト を別の組み合わせで使用 し て ワ イ ル ド カ ー ド 形式の フ ィ
ル タ 処理を行 う 際に も使用する こ と がで き ます。
自動表示フ ィ ル タ を選択する と 、 その フ ィ ル タ が適用 さ れた [ 翻訳 ]
タ ブ が 自 動的 に 表示 さ れ ま す。
フ ィ ル タ を 削除 す る に は、
[ClearSight] タ ブの新 し い自動フ ィ ル タ を適用するか、[ 翻訳 ] タ ブの
ス テー タ スバーで [ フ ィ ル タ のオ ン / オ フ ] ボ タ ン
をク リ ッ クし
ます。
自動 フ ィ ル タ の使用法の詳細については、 440 ページの 「自動表示
フ ィ ル タ の使用」 を参照 し て く だ さ い。
[翻訳] タ ブの使用
この項では、 ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スワー ク スペースの [ 翻訳 ]
タ ブ を使用する方法について説明 し ます。 ほ と んどの場合、 アナ ラ イ
ザのネ ッ ト ワー ク 解析機能を使用する と 、従来からのプ ロ ト コ ル翻訳
を 確認せずにネ ッ ト ワー ク を ト ラ ブルシ ュ ー テ ィ ン グ で き ま す。 た
だ し 、 こ れらのデ コ ー ド を参照 し て、 各キ ャ プ チ ャ フ レームに埋め込
まれた実際のプ ロ ト コ ル層の明細を確認す る必要が生 じ る場合 も あ
り ます。 アナ ラ イザでは、[ 翻訳 ] タ ブ を使用 し て これを行 う こ と がで
き ます。
図 11-4 は、 [ 翻訳 ] タ ブの例を示 し た も のです。
384
第11章
ClearSight の [翻訳] タ ブには、 プ ロ ト コ ル翻訳が従来からの 3 ペ イ ン構成で表示 さ れます。 タ イ ト ルバーには、 表
示 さ れた ト レース フ ァ イルの名前が表示 さ れます。 [検索]ボ タ ン
シ ョ ン または IP フ ローに移動で き ます。 [フ ィ ル タ の適用]
ます。 [フ ィ ル タ オ ン/オ フ]
を使用する と 、 画面で特定の フ レームを検索
ボ タ ン を使用する と 、 [ClearSight] タ ブ内の選択 し た フ レームのア プ リ ケー
で き ます。 [関連ページに移動]
ボ タ ン を使用する と 、 フ ィ ル タ 選択する こ と がで き
ボ タ ン を使用する と 、 フ ィ ル タ のオ ン と オ フ を切 り 替え る こ と がで き ます。
[翻訳] タ ブの 3 つのペ イ ン ([サマ リ ]、 [詳細]、 および [Hex]) は互いに連動 し 、 フ レームに埋め込まれた さ ま ざ ま な
プ ロ ト コ ル層を表示 し ます。 [サマ リ ] ペ イ ンには、 キ ャ プ チ ャ さ れた フ レームが各行に 1 つずつ列記 さ れ、 その送信
元ア ド レ ス と 送信先ア ド レ ス、 フ レーム内の最上位層プ ロ ト コ ル、 さ ま ざ ま な タ イ ミ ング情報な どの概要が表示 さ
れます。 [詳細] ペ イ ンには、 [サマ リ ] ペ イ ン で選択 し た フ レームの各層が表示 さ れます。 こ れ らの層を段階的に開 く
と 、 自然言語に翻訳 さ れた フ レーム内の さ ま ざ ま な フ ィ ール ド を表示で き ます。 [Hex] ペ イ ンには、 [サマ リ ] ペ イ ン
で選択 し た フ レームの 16 進数翻訳 と ASCII 翻訳の両方が表示 さ れます。 [Hex] ペ イ ンのハイ ラ イ ト 表示は、 [詳細]
ペ イ ン で どのプ ロ ト コ ル層が選択 さ れるかに応 じ て更新 さ れます。 そのため、 どの 16 進数 コ ー ド がフ レーム内のど
のプ ロ ト コル層に対応 し ているかを正確に把握する こ と がで き ます。
図11-4: [翻訳] タ ブ
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
385
[翻訳] タ ブのペ イ ン
図 11-4 に示す と お り 、 [ 翻訳 ] タ ブには、 フ レームに埋め込まれた さ
ま ざ ま な プ ロ ト コ ル層を表示す る ために連動す る、 以下の 3 つのペ
イ ンがあ り ます。
386
•
[ サマ リ ] ペ イ ンは [ 翻訳 ] タ ブの最上部に表示 さ れます。
•
[ 詳細 ] ペ イ ンは [ 翻訳 ] タ ブの中央に表示 さ れます。
•
[Hex] ペ イ ンは [ 翻訳 ] タ ブの最下部に表示 さ れます。
第11章
[サマ リ ] ペ イ ン
[ サマ リ ] ペ イ ンは [ 翻訳 ] タ ブの最上部に表示 さ れます。 こ のペ イ ン
には、 キ ャ プ チ ャ さ れた フ レ ームが各行に 1 つずつ表示 さ れ、 送信
元ア ド レ ス と 送信先ア ド レ ス、 フ レーム内の最上位層プ ロ ト コ ル、 さ
ま ざ ま な タ イ ミ ング情報な どの概要が示 さ れます。
[ サマ リ ] ペ イ ン を ス ク ロールする と 、バ ッ フ ァ または ト レース フ ァ イ
ルに含まれる各 フ レ ームの カ ウ ン タ を 表示で き ま す。 カ ウ ン タ を 選
択する と 、選択 し た フ レームの翻訳情報で [ 詳細 ] ペ イ ン と [Hex] ペ イ
ンが更新 さ れます。
[ 翻訳 ] タ ブに一覧表示 さ れたア ド レ スが アナ ラ イザのア ド レ ス帳で
検出 さ れる と 、 翻訳画面でア ド レ スが名前に置換 さ れます。
デ フ ォル ト で、 [ サマ リ ] ペ イ ンには、 表 11-2 に示す フ ィ ール ド と と
も に各フ レームが一覧表示 さ れます。 [設定] > [翻訳設定] タ ブのオプ
シ ョ ン を使用する と 、これ らのフ ィ ール ド のサブ セ ッ ト を選択する こ
と がで き ます。 詳細については、 396 ページの 「[ 翻訳 ] タ ブの設定オ
プ シ ョ ン」 を参照 し て く だ さ い。
表11-2: [サマ リ ] ペ イ ンのフ ィ ール ド
フ ィ ール ド
説明
[チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス]
複数の フ レ ームを選択す る には、 こ の列のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を使用 し
ます。 [サマ リ ] ペ イ ン で右 ク リ ッ ク し て コ ン テキス ト メ ニ ュ ー を表示
し 、 使用可能な コ マ ン ド の 1 つ を選択する と 、 チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ
ン に し た フ レ ームに対 し て さ ま ざ ま な ア ク シ ョ ン を実行す る こ と がで
き ます。
使用可能な コ マ ン ド について詳 し く は、 388ページの 「[サマ リ ] ペ イ ン
の コ ン テキス ト メ ニ ュ ー コ マ ン ド 」 を参照 し て く だ さ い。
[No.]
フ レームの連続番号が表示 さ れます。
[ス テー タ ス]
こ のフ レームに関する ス テー タ ス フ ラ グ (ある場合)。
[送信元ア ド レ ス]
[送信先ア ド レ ス]
こ の フ レ ームで見つか っ た送信元ア ド レ ス と 送信先ア ド レ ス。 こ れ ら
のア ド レ スの名前がア ド レ ス帳で検出 さ れる と 、 画面で その名前が代
わ り に表示 さ れます。
[長 さ ]
フ レームの長 さ をバイ ト 単位で表 し た も の。
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
387
表11-2: [サマ リ ] ペ イ ンのフ ィ ール ド
フ ィ ール ド
説明
[プ ロ ト コ ル]
フ レームに出現 し た最上位層プ ロ ト コ ル。
[概要]
フ レームに出現 し た最上位層の要求、 応答、 ス テー タ ス コ ー ド な ど、 フ
レ ームの目的を概観 し た ビ ュ ー。 [ ト ラ ン スポー ト サマ リ のみ表示] オ
プ シ ョ ンが有効にな っ ている場合、 [概要] 列には、 送信元ポー ト や送信
先ポー ト に関す る情報な ど、 ト ラ ン スポー ト 層プ ロ ト コ ルに関す る情
報 (TCP または UDP) が代わ り に表示 さ れる よ う にな り ます。
[相対時間]
キ ャ プ チ ャ の開始 と こ のフ レームの間の間隔、 または [相対時間を元に
マー ク ] フ ラ グで マー ク さ れた フ レ ーム ( フ ラ グが有効にな っ てい る場
合) と こ の フ レームの間の間隔。
[相対時間 を元に マー ク] フ ラ グの適用方法につい ては、 388ページの
「[サマ リ ] ペ イ ンの コ ン テキス ト メ ニ ュ ー コ マ ン ド 」 を参照 し て く だ さ
い。
[デル タ 時間]
この フ レーム と 前のフ レームの間の間隔。
[絶対時間]
このフ レームがキ ャ プ チ ャ さ れた と きの タ イムス タ ン プ。
[サマ リ ] ペ イ ンの コ ン テキス ト メ ニ ュ ー コ マ ン ド
[ サマ リ ] ペ イ ン で任意のカ ウ ン タ を右ク リ ッ ク する と 、[ 翻訳 ] タ ブの
オ プ シ ョ ン を 含む コ ン テ キ ス ト メ ニ ュ ー に ア ク セ ス で き ま す。 表
11-3 は、 使用可能なオプ シ ョ ン と その説明を示 し ています。
表11-3: [サマ リ ] ペ イ ン で使用で き る コ ン テキス ト メ ニ ュ ー コ マ ン ド
コマン ド
説明
[相対時間を元にマー ク ]
このフ レームを マー ク と し て設定 し 、 [サマ リ ] ペ イ
ンのほかの フ レ ームに関す る [相対時間] フ ィ ール
ド が こ こ か ら 計算 さ れる よ う に し ます。 こ の コ マ ン
ド を適用す る と 、 [サマ リ ] ペ イ ン に表示 さ れる [相
対時間] フ ィ ール ド は自動的に再計算 さ れます。
[ ト ラ ン スポー ト サマ リ のみ表示]
[概要] 列に、 フ レーム内の最上位層プ ロ ト コ ルに関
す る 情報 で は な く 、 ト ラ ン ス ポ ー ト プ ロ ト コ ル
(TCP、 UDP な ど) に関する情報を表示 し ます。
388
第11章
表11-3: [サマ リ ] ペ イ ン で使用で き る コ ン テキス ト メ ニ ュ ー コ マ ン ド
コマン ド
説明
[チ ェ ッ ク さ れた フ レームで フ ィ ル タ ]
[サマ リ ] ペ イ ンの一番左の列でチ ェ ッ ク ボ ッ ク スが
オ ンにな っ ている ものを除き、 すべてのフ レームを
画面から削除 し ます。
[範囲を チ ェ ッ ク ]
ダ イ ア ログボ ッ ク ス を表示 し 、 開始フ レーム と 終了
フ レームの番号を指定する こ と によ り 、 連続 し た複
数の フ レ ームの範囲 を チ ェ ッ ク で き る よ う に し ま
す。 こ の コ マ ン ド を [ チ ェ ッ ク さ れ た フ レ ー ム で
フ ィ ル タ ] コ マ ン ド と 併用す る と 、 ま と ま っ た フ
レームをすばや く 表示する こ と がで き ます。
[すべてのフ レームのチ ェ ッ ク をはずす]
チ ェ ッ ク ボ ッ ク スがオ ン に な っ た すべての フ レ ー
ムの選択を解除 し ます。
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
389
[詳細] ペ イ ン
[詳細] ペ イ ンは [翻訳] タ ブの中央に表示 さ れます。 このペ イ ンには、
[ サマ リ ] ペ イ ン で選択 し た フ レームの各層が表示 さ れます。 最下位
プ ロ ト コル層がペ イ ンの一番上に表示 さ れ、最上位プ ロ ト コ ル層ま で
が順番に並んで その下に表示 さ れま す。 こ れ ら の層 を 段階的に開 く
と 、自然言語に翻訳 さ れた フ レーム内の さ ま ざ ま な フ ィ ール ド を表示
で き ます。
注意 : [ 詳細 ] ペ イ ン で各フ レームに関 し て表示 さ れる最初の層は、フ
レ ーム自体に実際には含まれな い層です。 こ の特殊な フ レ ーム層に
は、 キ ャ プ チ ャ時刻、 フ レーム番号、 フ レーム長な ど、 フ レーム全体
に関する情報が含まれます。
図 11-5 は、 [ 詳細 ] ペ イ ン で UDP 層が段階的に開かれ、 さ ま ざ ま な
フ ィ ール ド の翻訳 を 表示 し た状態の RTP フ レ ーム を 示 し た も ので
す。 [ 詳細 ] ペ イ ンの各行を選択する と 、それに対応する 16 進数 コ ー
ド と ASCII コ ー ド を [Hex] ペ イ ン でハイ ラ イ ト 表示で き ます。
フ レーム層には、 フ レーム自体に
実際には含まれない [詳細] ペ イ ン
内の情報が表示 さ れます。 こ こ に
は、 キ ャ プ チ ャ時刻や長 さ な ど、
フ レームに関する一般的な管理情
報が含まれます。
[詳細] ペ イ ン では、 フ レームの各プ ロ ト コ ル層が個別の行に
表示 さ れます ( こ の場合、 Ethernet II、 IP、 UDP、 および
RTP)。 特定の層の隣にあ る ア イ コ ン を ク リ ッ ク する と 、 その
層を段階的に開 く こ と がで き ます。 こ の例では、 RTP フ レー
ムの UDP 層が段階的に開かれ、 個々の UDP フ ィ ール ド の翻
訳が表示 さ れています。
こ れらのア イ コ ン を ク リ ッ ク する と 、 対応する層を段階的に開 く こ と がで き ます。
図11-5: [翻訳] タ ブの [詳細] ペ イ ン
390
第11章
[Hex] ペ イ ン
[Hex] ペ イ ンは [ 翻訳 ] タ ブの最下部に表示 さ れます。 このペ イ ンに
は、[ サマ リ ] ペ イ ン で選択 し た フ レームの 16 進数翻訳 と ASCII 翻訳
の両方が表示 さ れます。 [Hex] ペ イ ンのハイ ラ イ ト 表示は、[ 詳細 ] ペ
イ ン で どの行が選択 さ れるかに応 じ て更新 さ れます。 そのため、 どの
16 進数 コ ー ド が フ レーム内のどの層ま たは フ ィ ール ド に対応 し てい
るかを正確に把握する こ と がで き ます。
画面の 16 進数部分には、 フ レームの各バイ ト が 2 つの 16 進数文字
と し て表示 さ れます。 バイ ト は、 連続 し た順で テーブルの各行を左か
ら 右に向か っ て並び、 その行が終わる と 次の行に継続 し てい き ます。
テーブルの左側にあ る 16 進数 コ ー ド は、 フ レームの開始からのオ フ
セ ッ ト を示 し ます。
画面の ASCII 部分には、[設定] ボ タ ン > [設定] タ ブ > [翻訳] > [表示]
> [ オプ シ ョ ン ] > [ テキス ト を EBCDIC で表示 ] のオ ン / オ フ によ り 、
ASCII ま たは EBCDIC のど ち ら かの方法 を 使用 し た 16 進数 コ ー ド
の翻訳が表示 さ れます。 デ フ ォル ト は ASCII です。
[翻訳] タ ブ におけ る フ レ ームの検索
[ 翻訳 ] タ ブの [ 検索 ] ボ タ ン
を ク リ ッ ク する と 、[ 概要 ]、[ 詳細 ]、
または [Hex] の各ペ イ ン で特定の値を含む フ レームを検索で き ます。
こ れに よ り 、[翻訳] タ ブの左側に一連の検索オプ シ ョ ンが表示 さ れま
す ( 図 11-6)。 検索する テキス ト を入力 し 、検索する フ ィ ール ド を選択
し て、[ 検索 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 または、[ 移動する ] オプ シ ョ
ン を使用 し て、 移動先の フ レーム番号を指定する こ と も で き ます。
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
391
図11-6: [翻訳] タ ブの検索オプ シ ョ ン
Ethernet OAM フ レ ームの翻訳
Ethernet OAM フ レームの翻訳機能はオプ シ ョ ン なので、 こ の機能を
使用する には特別の ラ イ セ ン スが必要 と な り ます。 ま た、 ClearSight
翻訳エ ン ジ ン([ 設定 ] ボ タ ン >[ 設定 ] タ ブ >[ 翻訳 ]>[ 全般 ]>[ 翻訳エ ン
ジ ン ]>[ClearSight]) を選択する必要があ り ます。 こ の 2 つの条件が
満た さ れる と 、イ ーサ タ イ プ 0 x 8049 のフ レームが Ethernet OAM フ
レーム と し て [ 翻訳 ] タ ブに表示 さ れます。
ClearSight は、ITU 版および IEEE 版両方の OAM フ レーム フ ォ ーマ ッ
ト の翻訳をサポー ト し ています。 IEEE 版 フ レーム フ ォ ーマ ッ ト のサ
ポー ト に よ っ て、 翻訳で TLV 情報を認識する こ と がで き ます。
また、 異な る イ ーサ タ イ プの値を持つ Ethernet OAM フ レームを翻訳
する こ と も で き ます。ただ し 、[ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [ 翻訳 ]
> [ プ ロ ト コ ルフ ォ ーシ ング ] > [EtherOAM] の設定画面を使用 し て異
な る イ ーサ タ イ プの値 を 設定 し て お く 必要があ り ま す。 詳細につい
ては、407 ページの「[ 翻訳 ] > [ プ ロ ト コ ルフ ォ ーシ ング ] オプ シ ョ ン」
を参照 し て く だ さ い。
現在のアナ ラ イザのバージ ョ ン では、 以下の Ethernet OAM フ レーム
の翻訳がサポー ト さ れています。
392
第11章
Opcode値
OAM PDU タ イ プ
0x01
CCM
0x02
LBR
0x03
LBM
0x04
LTR
0x05
LTM
図 11-7 は、 [ 翻訳 ] タ ブに表示 さ れる Ethernet OAM フ レーム翻訳の
例 を 示 し て い ま す。 こ の例では、 プ ロ ト コ ル フ ォ ーシ ン グ を 使用 し
て、 イ ーサ タ イ プ 0x8042 が Ethernet OAM フ レーム と し て認識 さ れ
ています。
図11-7: Ethernet OAMフ レームの翻訳
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
393
3G-324M フ レ ームの翻訳
アナ ラ イザは 3G-324M フ レームを翻訳で き、 再構成およびビ ッ ト 反
転 し た フ レ ームを [Hex] ペ イ ン に表示で き ます。 し か し 、 3G-324M
フ レームを正常に翻訳する ためには、 [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ >
[ 共通 ] > [ プ ロ ト コ ル設定 ] 画面で、[ ポー ト 範囲 ] フ ィ ール ド にポー
ト 番号 2000 を指定する必要があ り ます ( 図 11-8 を参照 )。
アナ ラ イザで 3G-324M にポー ト 番号 2000 を設定する ためには、 最
初に Skinny に 2000 以外のポー ト 番号を一時的に割 り 当て る必要が
あ り ます。 Skinny に 2000 以外のポー ト 番号が設定 さ れている場合
は、 アナ ラ イザは Skinny フ レームを正常に翻訳で き ません。 Skinny
フ レームは TCP フ レーム と 翻訳 さ れます。
図11-8: 3G-324Mプ ロ ト コ ルを翻訳する ためのポー ト 番号の設定
394
第11章
3G-324M ビ デオ コ ン テ ン ツの再生
アナ ラ イザでは、 コ ーデ ッ ク が AMR または MPEG4 の場合に、 アナ
ラ イ ザのユーザ イ ン タ ー フ ェ ー ス内か ら 3G-324M ビ デオ コ ン テ ン
ツ を再生する こ と も で き ます。
3G-324M ビデオ コ ン テ ン ツ を再生するには:
1. [ フ ロー ] ペ イ ン での 3G-324M フ ローを ク リ ッ ク し ます。
2. [統計] ペ イ ンは組み込み メ デ ィ ア プ レ イヤーの領域を含むよ う に
更新 し ます。 [ 再生 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て、 3G-324M ビデオス
ト リ ームを再生 し ます。
図 11-9 は、 再生中の 3G-324M ビデオス ト リ ームが表示 さ れている
画面の例です。
フ ローを ク リ ッ ク し て個々の 3G-324M ビデオス ト リ ームを選択
し ます。 下のペ イ ンの左側で、 選択 し た ビデオス ト リ ームを再生
で き ます。
選択 し た 3G-324M ビデオス ト
リ ームを再生するには、 こ のボ
タ ン を ク リ ッ ク し ます。
図11-9: 3G-324M ビデオ コ ン テ ン ツの再生
ビデオ画面のサイ ズを大き く するには、
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
395
[翻訳] タ ブの設定オ プ シ ョ ン
[ 翻訳 ] タ ブの画面の設定オプ シ ョ ンは、 [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ >
[ 翻訳 ] で設定 し ます。 これらの画面における選択は、 ト レース フ ァ イ
ル を 開い た と き に 表示 さ れ る 情報に影響 し ま す。 画面の左側の メ
ニ ュ ーで、 対応する項目を ク リ ッ ク し て く だ さ い。
[翻訳] > [全般] オ プ シ ョ ン
図 11-10 は、 [ 翻訳 ] > [ 全般 ] 画面を示 し ています。
図11-10: [翻訳] > [全般] 設定画面
396
第11章
[ ト レース フ ァ イルを開 く と きの動作]
翻訳エ ン ジ ン を選択 し 、 NTM の [ 翻訳 ] タ ブの表示を構築で き ます。
[ 次の翻訳エ ン ジ ン で開 く ] のオプ シ ョ ンは、 以下の通 り です。
[ClearSight]
NTM
ソ フ ト ウ ェ ア で 提供 さ れ る
ClearSight の翻訳エ ン ジ ン
[ClearSight の変更 を NTM ソ フ ト ウ ェ アパ ッ ケージに含まれ
る代替翻訳エ ン ジ ン。
含んだ
3rd Party 翻訳 ]
[3rd Party 翻訳 ]
サー ド パーテ ィ のウ ェ ブサ イ ト か ら 取
得で き る代替翻訳エ ン ジ ン。
ClearSight の変更を含んだ 3rd Party 翻訳エ ン ジ ン を イ ン ス ト ール
する と 、 NTM に よ っ てそれが認識 さ れ、 自動的に [ClearSight の変
更を含んだ 3rd Party 翻訳 ] オプ シ ョ ンが選択 さ れます。
3rd Party 翻訳 エ ン ジ ン (現在 完 全 に テ ス ト さ れ て い る も の は
Wireshark バージ ョ ン 1.12 のみにな り ます) を イ ン ス ト ール し た場
合、 NTM はプ ログ ラ ム開始時にそれを検出 し 、 ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス
ト にそのイ ン ス ト ール フ ォ ルダ を表示 し ます。 3rd Party 翻訳エ ン ジ
ンが一つ以上イ ン ス ト ール さ れている場合には、 [ 選択 ...] ボ タ ン を
ク リ ッ ク し て使用 し たい翻訳エ ン ジ ン を選択で き ます ( 選択する と 、
ボ タ ンの右にバージ ョ ン番号が表示 さ れます )。 1.12 以外のバージ ョ
ン を選択 し た場合には、 そのバージ ョ ンの翻訳エ ン ジ ンは NTM では
完全にテ ス ト さ れていません と い う 警告 メ ッ セージが表示 さ れます。
また選択 し た フ ォルダに 3rd Party 翻訳エ ン ジ ンが含まれていない場
合には、 その旨の警告 メ ッ セージが表示 さ れます。
外部ア プ リ ケーシ ョ ンの起動
[ 次の翻訳エ ン ジ ン で開 く ] 領域で選択す る 翻訳エ ン ジ ン のほか、
Wireshark や Snort の よ う な外部ア プ リ ケー シ ョ ン を 起動す る こ と
も で き ます。[選択 し たア プ リ ケーシ ョ ン を起動する ] を有効に し た場
合は、 処理 さ れた ト レース フ ァ イルのデー タ は、 NTM ではな く その
ア プ リ ケーシ ョ ン内のウ ィ ン ド ウに表示 さ れます。
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
397
ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト に表示 さ れ、 起動で き る よ う にする ために、 外
部ア プ リ ケーシ ョ ンはビ ュ ーア PC ( エージ ェ ン ト マネージ ャ および
NTM エージ ェ ン ト ビ ュ ーアがイ ン ス ト ール さ れた PC) に イ ン ス ト ー
ル さ れて い る 必要があ り ま す。 デ フ ォ ル ト では、 Wireshark お よ び
Snort は事前設定 さ れてお り 、 存在する場合は ド ロ ッ プダウン リ ス ト
に表示 さ れます。
NTM エージ ェ ン ト に ト レース フ ァ イルが保存 さ れた場合は、 ア プ リ
ケーシ ョ ン を起動する前に ビ ュ ーア PC に転送する必要があ り ます。
ロー カル ( ビ ュ ーア PC上) の対象デ ィ レ ク ト リ 名を [起動前に フ ァ イ
ルを保存するデ ィ レ ク ト リ ] フ ィ ール ド に指定 し ます。
ト レース フ ァ イルを開 く ためには、[フ ァ イル] メ ニ ュ ーから [開 く ] を
選択 し 、 NTM エージ ェ ン ト の ト レ ース フ ァ イルを参照 し ます。 フ ァ
イルは転送 さ れ、 .pcap フ ォ ーマ ッ ト で ない場合は、 .pcap に変換 さ
れま す。 そ し て、 選択 さ れた ア プ リ ケー シ ョ ンは自動的に起動 し ま
す。
開 く ト レース フ ァ イルがビ ュ ーア PC 上に存在する場合は、フ ァ イル ]
メ ニ ュ ーか ら [ ト レース フ ァ イルを開 く ] を選択 し て下 さ い。 ト レー
ス フ ァ イルが .pcap フ ォ ーマ ッ ト でない場合は、 .pcap に変換 さ れま
す。 そ し て、 選択 さ れたア プ リ ケーシ ョ ンは自動的に起動 し ます。
注意 : [ 次の翻訳エ ン ジ ン で開 く ] または [ 選択 さ れたア プ リ ケーシ ョ
ン を起動する ] のいずれか、 または両方を有効にで き ます。 両方を有
効に し た場合は、 [ 次の翻訳エ ン ジ ン で開 く ] の選択は、 NTM の [ 翻
訳] タ ブの表示に影響 し ます。[選択 さ れたア プ リ ケーシ ョ ン を起動す
る ] の選択は、 ト レース フ ァ イルがそのア プ リ ケーシ ョ ン内のウ ィ ン
ド ウに表示 さ れる原因にな り ます。
398
第11章
[ ト レース フ ァ イル]
[ ト レース フ ァ イル ] のオプ シ ョ ン では、一度に複数の ト レース フ ァ イ
ルを ロー ド する こ と がで き ます。 [ 同時に開 く こ と ので き る フ ァ イル
数 ] で、 同時に開 く こ と がで き る ト レ ース フ ァ イルの最大数 (1、 2、
3、 4 または 5) を選択で き ます。
注意 : 複数の巨大な フ ァ イルを同時に開 く と 、 ア プ リ ケーシ ョ ン メ モ
リ な どの利用可能 リ ソ ース を大量に消費 し ます。一般的なルール と し
ては、 ト レース フ ァ イルサイ ズの合計が 1GB を超え ないよ う に し て
く だ さ い。
[ フ ァ イル制限数に達 し ている場合には フ ァ イルを置き換え るか問い
合わせる ] を オ ンに し た場合、 ソ フ ト ウ ェ アは、 開いた ト レース フ ァ
イ ルの う ち 最 も 古い も の を 置換す る 前に プ ロ ン プ ト を 表示 し ま す。
た と えば、 制限が 3 で、 4 番目の ト レース フ ァ イルを開 こ う と し た場
合、 最初に開いた ものを置換 し て も よいかど う かが尋ねられます。 こ
のボ ッ ク ス を オ ン に し なか っ た場合は、 4 番目の フ ァ イ ル を 開 く 前
に、 最初に開いた フ ァ イルが自動的に閉 じ ます。
[別ウ ィ ン ド ウで ト レース フ ァ イルを開 く ] を オ ンに し た場合、ソ フ ト
ウ ェ アは個別のウ ィ ン ド ウに各 ト レ ース フ ァ イ ル を 開 き ま す。 こ の
ボ ッ ク ス を オ ンに し なか っ た場合は、すべての ト レース フ ァ イルが同
じ ウ ィ ン ド ウの中で個別の タ ブに開き ます。
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
399
[オプ シ ョ ン]
[ 翻訳 ] > [ 全般 ] の [ オプ シ ョ ン ] 領域で利用可能なオプ シ ョ ン項目 と
その説明を表 11-4 に示 し ます。
表11-4: [翻訳] > [全般] のオプ シ ョ ン
翻訳表示設定
説明
[IP QOS アナ リ シ ス]
[詳細] ペ イ ンの [IP] セ ク シ ョ ン で ToS (Type of Service) 翻訳
を DiffServ (Differentiated Services) 翻訳に置き換え るには、こ
のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オン に し ます。
[全 ての フ レ ーム をDOCSIS フ レ ーム と し
て処理]
す べ て の フ レ ー ム を、 通常の Ethernet フ レ ー ム で は な く
DOCSIS フ レ ーム と し て解釈する場合は、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ
ク ス を オン に し ます。
[問題生成]
[ 問題生成 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンにする と 、[ タ イ マーシ ミ ュ レー
シ ョ ン を有効にする] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンに し た場合 と 同 じ 効果
があ り ます。 [ タ イ マーシ ミ ュ レーシ ョ ン ] の設定 を参照 し て く だ さ
い。
400
第11章
[ タ イ マーシ ミ ュ レーシ ョ ン] の設定
[ タ イ マーシ ミ ュ レーシ ョ ン ] で利用可能なオプ シ ョ ン項目 と その説
明を表 11-5 に示 し ます。
表11-5: [翻訳] > [全般] オプ シ ョ ンの [ タ イ マーシ ミ ュ レーシ ョ ン] の設定
[ タ イ マーシ ミ ュ レーシ ョ ン] の設定
説明
[ タ イ マーシ ミ ュ レ ー シ ョ ン を有効にす る
(翻訳問題を生成する必要があ り ます)]
ト レ ース フ ァ イ ルを開 く と き に、 ア ナ ラ イ ザの解析機能を使
用 し て問題を報告す る必要があ る場合は、 こ のオ プ シ ョ ン を
有効に し ます。
注意: 翻訳問題の生成を行 う と 、 大き な ト レース フ ァ イルを開
く 際に時間がかかる場合があ り ます。
こ のオ プ シ ョ ン を有効にす る と 、 ポス ト アナ リ シ ス ロ ジ ッ ク
が有効にな り ます。 ポス ト ア ナ リ シ ス ロ ジ ッ ク は、 リ アル タ
イ ムで生成 さ れた と き と 同様の方法でポス ト アナ リ シ スの問
題を生成す る こ と を主な目的 と し て、 ト レ ース フ ァ イ ルの期
間の時間経過を シ ミ ュ レー ト し ます。
[ ト レ ン ド 情報を収集する]
ト レ ン ド 情報を収集す る場合は、 こ のオ プ シ ョ ン を有効に し
ます。 こ の情報は、[マルチキ ャ ス ト ] タ ブの統計ペ イ ンにある
[ ト レ ン ド ] タ ブ、 または VoIP QoS レ ポー ト の [ジ ッ タ ー ] セ
ク シ ョ ン に表示 さ れます。
ト レ ン ド 情報は、 タ イ マーシ ミ ュ レ ーシ ョ ン ロ ジ ッ ク が実行
し ていないかぎ り 収集で き ません。 そのため、 [ ト レ ン ド 情報
を収集す る] オ プ シ ョ ン を選択す る場合は、 [ タ イ マーシ ミ ュ
レーシ ョ ン を有効にする] を最初に選択する必要があ り ます。
[ ト レ ン ド サン プル間隔]
こ の フ ィ ール ド で、 ト レ ン ド 情報を収集す る ためのデー タ を
サン プ リ ン グする頻度を秒単位で指定 し ます。
注意 : [ 翻訳 ] オプ シ ョ ンに対 し て行 っ た変更は、動的に有効にな り ま
す。 NTM を終了 し て再起動する必要はあ り ません。
現在、[ ト レ ン ド 情報を収集する ] オプ シ ョ ンに よ っ て、ポス ト アナ リ
シ ス で収集 さ れデー タ ベース内に保存 さ れる ト レ ン ド 情報の収集が
制御 さ れて い ま す ( ト レ ー ス フ ァ イ ルが長期間で あ る 場合は特に、
デー タ ポ イ ン ト が無制限に収集 さ れる可能性がある ため )。 ト レ ン ド
情報は、[ マルチキ ャ ス ト ] タ ブの [ ト レ ン ド ] タ ブ ( の下部 ) に表示 さ
れま す。 ト レ ン ド フ ラ グがオ ン に な っ て い て こ れ ら のテ ー ブルに エ
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
401
ン ト リ がある場合は、 ( そのエ ン ト リ を選択する と ) オ ク テ ッ ト と フ
レ ームが時間の経過 と と も に どのよ う に到着 し たかを示すグ ラ フ が
表示 さ れます。 こ のオプ シ ョ ンが有効にな っ ていない場合は、[ ト レ ン
ド 情報を収集する ] の設定への リ ン ク を示すパネルが表示 さ れます。
[翻訳] > [設定] オ プ シ ョ ン
図 11-11 は、 [ 翻訳 ] > [ 設定 ] 画面を示 し ています。
図11-11: [翻訳] > [設定]設定画面
402
第11章
[ラ ダー表示]
[ ラ ダー表示 ] 項目では、個々のラ ダー表示がで き る 「段」 の最大数を
指定で き ます。 こ の数は、 ア プ リ ケーシ ョ ンや接続な どに対 し て個別
に設定する こ と がで き ます。
[ネ ッ ト ワー ク コ ネ ク シ ョ ン]
[ ネ ッ ト ワー ク コ ネ ク シ ョ ン ] 項目では、アナ ラ イザが測定する ネ ッ ト
ワー ク コ ネ ク シ ョ ンの最大数を指定で き ます。
[ア プ リ ケーシ ョ ン]
[ ア プ リ ケーシ ョ ン ] 項目では、アナ ラ イザで統計を維持する ために、
サポー ト さ れてい る各ア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プのサーバー と フ ロ ー
の最大数を 指定で き ま す。 特定の タ イ プのサーバー ま たは フ ロ ーの
上限値に到達する と 、新 し いサーバーや フ ローのカ ウン タ を モニ タ 画
面で作成 し な く な り ます。
ヒ ン ト : こ れ ら のオプ シ ョ ンは、 モ ニ タ する う え で最 も 重要なサー
バー と フ ロ ーの タ イ プに合わせて アナ ラ イザのパ フ ォ ーマ ン ス を設
定す る ために使用 し て く だ さ い。 ア ナ ラ イ ザで モ ニ タ す る よ う 指定
し たサーバー と フ ローの数が多いほど、 NTM に必要な リ ソ ース も 多
く な り ます。 モニ タ 用 リ ソ ースは、 最も 重要なサーバー と フ ローに割
り 当てて く だ さ い。
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
403
[翻訳] > [表示] オ プ シ ョ ン
図 11-12 は、 [ 翻訳 ] > [ 表示 ] 画面を示 し ています。
図11-12: [翻訳] > [表示] 設定画面
404
第11章
[オプ シ ョ ン]
[ オプ シ ョ ン ] 項目の下にあ る チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス と その説明を表 11-6
に示 し ます。
表11-6: [翻訳] > [表示] オプ シ ョ ンの [オプ シ ョ ン] 設定
翻訳表示設定
説明
[ネ ッ ト ワー ク ア ド レ スの使用]
[概要] ペ イ ン で MAC ア ド レ ス ではな く ネ ッ ト ワー ク ア ド レ
ス を使用する場合は、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オンに し ます。
[名前の解決]
可能な場合に ド メ イ ン名を使用 し て IP ア ド レ ス を表示するに
は、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オン に し ます。
[テキス ト をEBCDICで表示]
[Hex] ペ イ ン で ASCII ではな く EBCDIC 翻訳を使用する場合
は、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オン に し ます。
[ ト ラ ン スポー ト サマ リ のみ表示]
[概要] 列に、フ レーム内の最上位層プ ロ ト コ ルに関する情報で
はな く 、 ト ラ ン スポー ト プ ロ ト コ ル (TCP、 UDP な ど) に関す
る情報を表示す る には、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ン に し ま
す。
[詳細画面を展開]
[詳細] ペ イ ンのすべての
ス イ ッ チ を開 く には、 こ のチ ェ ッ
ク ボ ッ ク ス を オン に し ます。
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
405
[サマ リ オプ シ ョ ン フ ィ ール ド ]
[ サマ リ オプ シ ョ ン フ ィ ール ド ] 項目の下にある選択肢 と その説明を
表 11-6 に示 し ます。
表11-7: [翻訳] > [表示] オプ シ ョ ンの [サマ リ オプ シ ョ ン フ ィ ール ド ] 設定
翻訳表示設定
説明
[パケ ッ ト 長]
[絶対時間]
[デル タ 時間]
[相対時間]
[サ マ リ ] ペ イ ン に含め る フ ィ ール ド を 選択 し ま す。 各オ プ
シ ョ ンの説明については、 387 ページの表 11-2を参照 し て く
だ さ い。
[プ ロ ト コ ル]
[プ ロ ト コ ルの色]
[翻訳] > [表示] の [ プ ロ ト コ ルの色] のオプ シ ョ ン で、[翻訳] タ ブ で さ
ま ざ ま な プ ロ ト コ ルに対 し て使用す る色 を 指定で き ま す。 適切な色
設定を行 う こ と で、 [ 翻訳 ] タ ブ での長時間にわた る ト ラ ブルシ ュ ー
テ ィ ン グセ ッ シ ョ ンの際に視覚的にわか り やす く す る こ と がで き ま
す。 リ ス ト で プ ロ ト コ ルを選択 し 、 使用する色を右側のパレ ッ ト で ク
リ ッ ク し ます。
[プ ロ ト コ ルの フ ォ ン ト ]
[翻訳] > [表示] の [ プ ロ ト コ ルのフ ォ ン ト ] のオプ シ ョ ン で、[翻訳] タ
ブ で さ ま ざ ま な プ ロ ト コ ルに対 し て使用す る フ ォ ン ト を指定で き ま
す。 フ ォ ン ト を 指定す る には ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト で フ ォ ン ト を 選
択 し ます。
406
第11章
[翻訳] > [プ ロ ト コ ル フ ォ ーシ ン グ]オ プ シ ョ ン
図 11-13 は、 [ 翻訳 ] > [ プ ロ ト コルフ ォ ーシ ング ] 画面を示 し ていま
す。
図11-13: [翻訳] > [プ ロ ト コル フ ォ ーシ ング] 設定画面
注意 : 3rd Party 翻訳を選択 し た場合は、 プ ロ ト コル フ ォ ーシ ングは
サポー ト し ません。 こ の場合、 図 11-13 の設定画面が表示 さ れる代わ
り に警告 メ ッ セージが表示 さ れます。
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
407
[有効/無効]
[ 有効 / 無効 ] 領域では、プ ロ ト コル強制のオ ン / オ フ を切 り 替え る こ
と がで き ます。 [ 無効 ] 選択 し た場合は、他の領域で さ ら にオプ シ ョ ン
を設定で き ますが、 この領域で [ 有効 ] を選択する ま では設定が有効
にな り ません。
[パ タ ーン]
[パ タ ーン ] 領域では、プ ロ ト コル強制のためにマ ッ チ さ せるパ タ ーン
を入力する こ と がで き ます。 入力する オ フ セ ッ ト は、 常に フ レームの
先頭か ら にな り ます。 パ タ ーン入力は 16 進で なければな り ません。
パ タ ーン マ ッ チ を有効にするには、[パ タ ーン マ ッ チ ] ボ ッ ク ス を オン
に し ます。
[開始場所] および [スキ ッ プオ フ セ ッ ト ]
[開始場所] 領域では、強制プ ロ ト コ ルの検索を開始する場所を アナ ラ
イザに指示する こ と がで き ます。
•
[ フ レームの開始 ] を選択 し た場合、 アナ ラ イザの検索場所はフ
レームの先頭に [ スキ ッ プオ フ セ ッ ト ] を プ ラ ス し た と こ ろ にな
り ます。
•
[IP の開始 ] を選択 し た場合、 アナ ラ イザの検索場所は IP ス タ ッ
クの先頭に [ スキ ッ プオ フ セ ッ ト ] を プ ラ ス し た と こ ろ にな り ま
す。
•
[HTTP の開始 ] を選択 し た場合、 アナ ラ イザの検索場所は HTTP
ス タ ッ クの先頭に [ スキ ッ プオ フ セ ッ ト ] を プ ラ ス し た と こ ろ に
な り ます。
[強制プ ロ ト コ ル タ イ プ]
[強制プ ロ ト コ ル タ イ プ ] 領域では、ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト か ら強制プ
ロ ト コ ルを選択する こ と がで き ます。 リ ス ト の内容は、[ 開始場所 ] 領
域で行っ た選択 と 相関関係がある こ と に注意 し て く だ さ い。
408
第11章
[LWAPP]
[LWAPP](Lightweight Access Point Protocol) 領域で [ フ レーム制御
フ ィ ール ド のスワ ッ プ ] ボ ッ ク ス を オ ンにする と 、 フ レーム制御レ ジ
ス タ 内のバ イ ト を ス ワ ッ プ で き ま す。 こ れ ら のバ イ ト の位置につい
ては、 現在 2 つの規定が使用 さ れている ため、 こ のボ ッ ク ス を オ ンに
し て翻訳する必要があ るかど う かはフ レームに よ っ て異な り ます。
[EtherOAM]
Ethernet OAM フ レームのプ ロ ト コ ルフ ォ ーシ ン グ を有効にする場合
は、 [EtherOAM フ ォ ーシ ング を有効にする ] ボ ッ ク ス を オン に し ま
す。 Ethernet OAM と し て翻訳する イ ーサ タ イ プの値 (16 進数) を入
力 し 、[ イ ーサ タ イ プ ] フ ィ ール ド にバイ ト オ フ セ ッ ト を フ レームの先
頭か ら入力 し ます。
注意 : [EtherOAM] は、 Ethernet OAM の特別のラ イ セ ン スに よ っ て
この機能が有効に さ れている場合にのみ、 こ の画面に表示 さ れます。
WiMAX
[ 強制プ ロ ト コ ル タ イ プ ] から WiMAX を選択 し た場合は、 ト レース
フ ァ イルをキ ャ プ チ ャ し たのが BS ( ベースス テーシ ョ ン ) なのか SS
( 加入者ス テーシ ョ ン ) なのかを指定する必要があ り ます。
注意 : [WiMAX] は、 WiMAX の特別のラ イ セ ン スによ っ て こ の機能が
有効に さ れている場合にのみ、 こ の画面に表示 さ れます。
IPsec翻訳オ プ シ ョ ン
大半の イ ン タ ーネ ッ ト セキ ュ リ テ ィ プ ロ ト コ ルは ト ラ ン スポー ト 層
またはそれ以上の層で動作 し ますが、 IPsec はネ ッ ト ワー ク 層で動作
す る ため、 さ ま ざ ま な状況で利用す る こ と がで き ま す。 ア ナ ラ イ ザ
は、[ 設定 ] ボ タ ン >[ 設定 ] タ ブ >[ 翻訳 ]>[IPsec] 画面で適切な暗号ペ
イ ロ ー ド (ESP : Encapsulation Security Payload) の選択肢お よ
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
409
びパラ メ ー タ が設定 さ れている場合、 IPsec フ レームを翻訳する こ と
がで き ます。
図 11-14 は、[ 翻訳 ] > [IPsec] 画面を示 し ています。 この画面では、IP
Security (IPsec) の翻訳オプ シ ョ ン を設定で き ます。
図11-14: IPsec翻訳構成画面
410
第11章
注意 : 3rd Party 翻訳は IPsec 翻訳をサポー ト し ません。3rd Party 翻
訳を選択 し た場合は、図 11-14 の設定画面に表示 さ れる機能は無効に
な り ます。 IPsec 翻訳を行 う には、 3rd Party 翻訳ソ フ ト ウ ェ ア自身の
IPsec 翻訳設定を行 う 必要があ り ます。 こ の場合、 設定画面が表示 さ
れる代わ り に警告 メ ッ セージが表示 さ れます。
ESP 一般設定
[ESP 一般設定 ] 領域では、暗号化 さ れた ESP フ レームを検出 し て翻
訳するかど う か、 また、 それ と は独立 し て ESP 認証を確認するかど
う かを設定で き ます。 認証の使用は強 く 推奨 さ れている ため、 実際に
は認証な し で暗号化を使用する こ と はほ と んどあ り ません。
ESP パラ メ ー タ セ ッ ト
[ESP パラ メ ー タ セ ッ ト ] 領域では、翻訳プ ロ セスで使用する ESP パ
ラ メ ー タ セ ッ ト を指定する こ と がで き ます。
ESP パラ メ ー タ セ ッ ト を追加するには、 [ 追加 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し
ま す。 パ ラ メ ー タ セ ッ ト 領域が表示 さ れ、 パ ラ メ ー タ を 入力で き ま
す。
ESP パラ メ ー タ セ ッ ト を削除する には、 削除 し たいパ ラ メ ー タ セ ッ
ト の [ 削除 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
ESP パラ メ ー タ セ ッ ト フ ァ イルは、 標準 フ ォ ーマ ッ ト を使用 し 、 通
常は .txt フ ァ イルで保存 さ れます。 既存の ESP パラ メ ー タ セ ッ ト を
使用する場合は、[ イ ンポー ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 [ 開 く ] ダ イ
ア ログボ ッ ク スが表示 さ れ、テキス ト フ ァ イルの場所を ブ ラ ウズで き
ます。
注意 : パ ラ メ ー タ セ ッ ト を変更 し た場合、 その変更は次回 ト レ ース
フ ァ イルを開いた と き に有効にな り ます。
ポス ト キ ャ プチ ャ アナ リ シス
411
ト レ ース フ ァ イ ルの使用
アナ ラ イザでは、以下を含む さ ま ざ ま な共通 ト レース フ ァ イル形式を
開 く こ と がで き ます。
•
ClearSight (*.adc)
•
パケ ッ ト キ ャ プ チ ャ (*.pcap)
•
ジ ェ ネ リ ッ ク キ ャ プ チ ャ フ ァ イル (*.cap)
ト レース フ ァ イルを使用する ための コ マ ン ド のほ と んどは、 [ フ ァ イ
ル ] メ ニ ュ ーに含まれます。 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーには、フ ァ イルを使
用する ための以下の コ マ ン ド が含まれます。
[開く ]
一般的な 「開 く 」 ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス
を表示 し 、 開 き たい保存済み ト レ ース
フ ァ イルに移動で き る よ う に し ます。
[ 最近開いた フ ァ イル ] 最近開いた、 ま たは保存 し た ト レ ース
フ ァ イ ルを一覧表示 し 、 よ く 使用す る
フ ァ イ ルに簡単に ア ク セ ス で き る よ う
に し ます。
412
[ 保存 ]
一般的な 「保存」 ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス
を表示 し 、 保存す る ト レ ース フ ァ イ ル
のパス と フ ァ イ ル名を指定で き る よ う
に し ます。
[ 名前をつけて保存 ]
一般的な 「名前 を つけ て保存」 ダ イ ア
ロ グボ ッ ク ス を 表示 し 、 現在の ト レ ー
ス フ ァ イ ルに別のパス と フ ァ イ ル名を
指定 し て保存で き る よ う に し ます。
[ 閉じ る ]
現在の ト レース フ ァ イルを閉 じ ます。
[ マージ ]
最大で 4 つの既存の ト レ ース フ ァ イル
を マージ し て、 新 し い ト レ ース フ ァ イ
ル を 作成で き ま す。 マ ー ジ で き る フ ァ
イル形式は、 .adc、 または .pcap です。
マ ー ジ 後 に 生 成 さ れ る フ ァ イ ル は、
.adc 形式にする必要があ り ます。
第11章
第12章
複 数 セ グ メ ン ト 解析
この章では、アナ ラ イザの複数セグ メ ン ト 解析機能について説明 し ま
す。 こ の章は、 次の項目で構成 さ れています。
•
複数セグ メ ン ト 解析
•
マージ し た ト レース フ ァ イルの作成
•
VoIP 結合フ ローの表示
•
その他の結合フ ローの表示
•
自動結合フ ィ ル タ の使用
•
[ 複数 - テ ィ ア ] タ ブの使用
•
[NAT] タ ブの使用
•
[AAA] タ ブの使用
•
手動によ る フ ローの結合
•
複数セグ メ ン ト の リ アル タ イムモニ タ
413
複数セグ メ ン ト 解析
アナ ラ イザには、複数のネ ッ ト ワー ク セグ メ ン ト で収集 し たデー タ を
関連付け る機能があ り ます。 最大で 4 つのセグ メ ン ト を関連付け る
こ と がで き ま す。 複数セ グ メ ン ト 解析 を 使用す る と 、 接続 を エ ン ド
ツーエ ン ド で表示 し 、 2 つ以上のセグ メ ン ト が関係する場合に ト ラ ン
ザ ク シ ョ ンがどのよ う に伝播す るか を確認す る こ と がで き ま す。 こ
れによ り 、ボ ト ルネ ッ クやその他の問題が存在する場所の確認が容易
にな り ます。
マージ し た ト レ ース フ ァ イ ルの作成
一般的に、 複数セグ メ ン ト 解析の第一歩は、 2 つ以上のネ ッ ト ワー ク
セグ メ ン ト か ら デー タ を収集 し て それを個別の ト レ ース フ ァ イ ルに
保存する こ と です。 次に、 それら の ト レース フ ァ イルを マージする必
要があ り ます。 アナ ラ イザでは、 複数のセグ メ ン ト が関係する ト ラ ン
ザク シ ョ ン を表示する と きの方法で、 ト レース フ ァ イルのマージ を処
理する こ と がで き ます。
注意 : また、複数のセグ メ ン ト か らの リ アル タ イムモニ タ を実行する
こ と も で き ます (435 ページの 「複数セグ メ ン ト の リ アル タ イムモニ
タ 」 を参照 )。 ただ し この章では、 話が複雑にな ら ないよ う に ト レー
ス フ ァ イルのポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス を中心に説明 し ます。
2 つ以上の ト レース フ ァ イルを マージするには、 以下の手順を実行
し ます。
1. [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーから [ マージ ] を選択 し ます。 [ マージする
フ ァ イルの選択 ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。
2. マージする フ ァ イルがある場所に移動 し ます。 目的のフ ァ イルを
ク リ ッ ク ( ま た は Ctrl キ ー を 押 し な が ら ク リ ッ ク ) し ま す。
図 12-1 のよ う な画面が表示 さ れます。
3. [ 開 く ] を ク リ ッ ク し ます。 選択 し た フ ァ イルが含まれた状態で、
[ フ ァ イル マージ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます (図 12-2)。
わか り やすいセグ メ ン ト 名を選択で き ます。 フ ァ イルに別のセグ
メ ン ト 名を付けるには、その フ ァ イルの [ セグ メ ン ト ] 列を ダ ブル
414
第12章
ク リ ッ ク し ます。 新 し い名前を入力するか、 ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス
ト か ら名前を選択 し ます。
4. 最初のパケ ッ ト の タ イ ムス タ ン プがすべての ト レ ー ス フ ァ イ ル
内で同一ではない場合は、[ オ フ セ ッ ト 時間 ( 秒 )] 列に任意のフ ァ
イルの調整係数を入力で き ます。 また、[自動同期]ボ タ ン を ク リ ッ
ク し 、 各 フ ァ イルの最初のパケ ッ ト の タ イムス タ ン プに基づいて
フ ァ イルを自動的に同期 さ せる こ と も で き ます。
図12-1: [マージする フ ァ イルの選択] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
複数セグ メ ン ト 解析
415
図12-2: [マージする フ ァ イル]
5. この処理を続けて、含める フ ァ イルをすべて集めます。次に、[ マー
ジ ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 [ マージ保存先 ] ダ イ ア ログボ ッ ク
スが表示 さ れます。
6. フ ァ イルを保存する場所に移動 し 、 マージ フ ァ イルの名前を選択
し て、[ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。 こ れで、新 し く マージ し た ト レー
ス フ ァ イルを アナ ラ イザで開 く こ と がで き ます。
注意 : マージ で き る フ ァ イル形式は、 .adc、 .enc、 および .pcap
です。 マージ後に生成 さ れる フ ァ イルは、 .adc 形式にする必要が
あ り ます。
416
第12章
VoIP 結合 フ ロ ーの表示
アナ ラ イザでは、 VoIP フ ローは コ ール ID に基づいて測定 さ れます。
特定の VoIP ア プ リ ケーシ ョ ンの複数の フ ロ ーで同 じ コ ール ID が出
現する場合は、 結合フ ローが作成 さ れます。
VoIP ア プ リ ケーシ ョ ンの結合フ ローを表示するには、 以下の操作を
実行 し ます。
1. 複数セグ メ ン ト の VoIP デー タ が含まれた ト レース フ ァ イルを開
き ます。
2. [ 詳細 ] タ ブの メ イ ンペ イ ン で、 目的の VoIP ア プ リ ケーシ ョ ン を
選択 し ます。
3. フ ローペ イ ン で、 フ ローを段階的に開き、 複数のセグ メ ン ト が リ
ス ト さ れている フ ローを確認 し ます。
4. それ らのフ ローの う ちの 1 つ を選択 し て、統計ペ イ ンの [ 会話 ] タ
ブ で複数セグ メ ン ト ラ ダー画面を表示 し ます。 図 12-3 は、 その
典型的な例を示 し た ものです。
図12-3: 複数セグ メ ン ト の VoIP フ ローの表示
複数セグ メ ン ト 解析
417
ラ ダー ビ ュ ーの操作
セグ メ ン ト ビ ュ ー ( 図 12-4) と 非セグ メ ン ト ビ ュ ー ( 図 12-5) を切 り
替え る必要が生 じ る こ と があ り ま す。 非セ グ メ ン ト ビ ュ ーに切 り 替
え るには、 ラ ダー図上の任意の場所を右ク リ ッ ク し て、 表示 さ れた メ
ニ ュ ーで [ セグ メ ン ト 情報を表示 し ない ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンに
し ます。 セグ メ ン ト ビ ュ ーに戻るには、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ フ
に し ます。
図12-4: セグ メ ン ト ビ ュ ー
図12-5: 非セグ メ ン ト ビ ュ ー
418
第12章
注意 : プルダウ ン メ ニ ュ ーで [ フ ァ イル ] > [ 印刷 ] と 選択 し て、ラ ダー
図を印刷で き ます。 また、 ラ ダー図を pdf フ ァ イルに保存する こ と も
で き ま す。 その場合は、 ラ ダー図上の任意の場所 を 右 ク リ ッ ク し ま
す。 [ エ ク スポー ト ] 項目が含まれた メ ニ ュ ーが表示 さ れます。 [ エ ク
スポー ト ] を ク リ ッ ク する と [ エ ク スポー ト ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スが
表示 さ れます。このダ イ ア ログボ ッ ク ス で フ ァ イルの保存先を指定で
き ます。
複数セグ メ ン ト 解析
419
その他の結合 フ ロ ーの表示
アナ ラ イザでは、 VoIP 以外のア プ リ ケーシ ョ ンの フ ローは、 送信元
IP ア ド レ ス と ポー ト 番号に従 っ て測定 さ れます。 適度に短い時間間
隔で複数のセグ メ ン ト に同 じ IP ア ド レ ス と ポー ト のペアが出現する
場合に、 結合フ ローが作成 さ れます。
VoIP 以外のア プ リ ケーシ ョ ンの結合フ ローを表示するには、 以下の
操作を実行 し ます。
1. 複数セグ メ ン ト のデー タ が含まれた ト レース フ ァ イルを開き ま
す。
2. ア プ リ ケーシ ョ ン層の [ 結合 フ ロー ] タ ブに移動 し ます。
3. ト レ ー ス フ ァ イ ル内のすべてのア ク テ ィ ブ な ア プ リ ケー シ ョ ン
について、 結合フ ロー と 見な さ れた フ ローが、 フ ローペ イ ンにす
べて表示 さ れます。 個別のフ ローを選択する と 、統計ペ イ ンの [ 会
話 ] タ ブに複数セグ メ ン ト ラ ダービ ュ ーが表示 さ れます。 [ レポー
ト ] タ ブにはパ フ ォ ーマ ン ス関連の統計 と ア ド バイ スがい く つか
表示 さ れます。
図 12-6 は、 結合 フ ロー画面を示 し た ものです。
図12-6: 複数セグ メ ン ト のフ ローの表示
420
第12章
ラ ダー ビ ュ ーの操作
セグ メ ン ト ビ ュー ( 図 12-7) と 非セグ メ ン ト ビ ュー ( 図 12-8) を切 り 替
え る必要が生 じ る こ と があ り ます。 非セグ メ ン ト ビ ュ ーに切 り 替え る
には、ラ ダー図上の任意の場所を右ク リ ッ ク し て、表示された メ ニ ュー
で [ セグ メ ン ト 情報を表示し ない ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス をオンに し ます。
セグ メ ン ト ビ ューに戻るには、 このチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス をオ フ に し ます。
図12-7: セグ メ ン ト ビ ュ ー
図12-8: 非セグ メ ン ト ビ ュ ー
注意 : プルダウン メ ニ ューで [ フ ァ イル ] > [ 印刷 ] と 選択 し て、ラ ダー
図を印刷で き ます。 また、ラ ダー図を pdf フ ァ イルに保存する こ と も で
き ます。 その場合は、 ラ ダー図上の任意の場所を右 ク リ ッ ク し ます。
[ エ ク スポー ト ] 項目が含まれた メ ニ ューが表示さ れます。 [ エ ク スポー
ト ] を ク リ ッ ク する と [ エ ク スポー ト ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示さ れ
ます。 このダ イ ア ログボ ッ ク スで フ ァ イルの保存先を指定で き ます。
複数セグ メ ン ト 解析
421
自動結合 フ ィ ル タ の使用
デ フ ォル ト では、[ 結合フ ロー] タ ブには、 ト レース フ ァ イルにおいて
結合 フ ロ ーが認識 さ れた ア プ リ ケー シ ョ ン がすべて表示 さ れま す。
ほ と んどの場合、 すべてのア プ リ ケーシ ョ ンや送信元 / 送信先ア ド レ
スが解析の対象 と な る こ と はあ り ません。 そのため アナ ラ イザでは、
表示を フ ィ ル タ し て必要な領域に焦点を絞る こ と がで き ます。
結合フ ローの表示フ ィ ルタ を設定するには、 以下の操作を実行し ます。
1. 複数セグ メ ン ト のデー タ が含まれた ト レース フ ァ イルを開き ま
す。
2. ア プ リ ケーシ ョ ン層の [ 結合 フ ロー ] タ ブに移動 し ます。
3. タ ブの上部にあ る [自動結合フ ロー]
アイ コンをク リ ッ ク しま
す。 図 12-9 に示 さ れる よ う な、複数セグ メ ン ト フ ィ ル タ のダ イ ア
ログボ ッ ク スが表示 さ れます。
図12-9: 複数セグ メ ン ト フ ィ ル タ のダ イ ア ログボ ッ ク ス
[ 有効 ] ボ タ ン と [ 無効 ] ボ タ ンは、 複数 - セグ メ ン ト 解析を実行
するかど う かを制御する ための ト グルボ タ ン です。 [ 有効 ] を選択
し た場合は、 [ すべて ] ( すべての複数 - セグ メ ン ト フ ローを処理
422
第12章
し て表示する場合 ) または [ フ ローまたは IP ホス ト ] ( 処理および
表示の対象を絞 り 込む場合 ) を選択で き ます。
4. [ フ ローまたは IP ホス ト ] を選択 し ます。 画面は、図 12-10 のよ う
にな り ます。
図12-10: [フ ローまたはIPホス ト ] が選択 さ れた画面
5. [ フ ローまたは IP ホス ト ] ボ ッ ク ス内の 2 つの枠は、 会話のエ ン
ド ポ イ ン ト を示 し てい ます。 た と えば今、 IP ア ド レ ス 10.0.2.20
および 69.36.167.147 のホス ト 間の ト ラ ンザク シ ョ ン を解析 し よ
う と し て い る と 仮定 し ま す。 そ の 場合、 [IP ア ド レ ス 1] に
「10.0.2.20」 を、 [IP ア ド レ ス 2] に 「69.36.167.147」 を それぞれ
入力する だけです。
フ ィ ル タ を使用 し て、 [IP ア ド レ ス ] ボ ッ ク ス で指定 し たパー
テ ィ 間の特定のア プ リ ケーシ ョ ン またはポー ト 番号に解析対象
を絞 り 込む こ と がで き ます。 その場合は、[ ア プ リ ケーシ ョ ン ] の
プルダウ ン リ ス ト から ア プ リ ケーシ ョ ン を選択するか、 [ カ ス タ
ム ポー ト ] にポー ト 番号を入力 し ます。 [IP ア ド レ ス ] で入力 し た
複数セグ メ ン ト 解析
423
内容 と [ ア プ リ ケーシ ョ ン ] または [ カ ス タ ム ポー ト ] で入力 し た
内容は、 AND ( 論理積 ) の関係にあ る こ と に注意 し て く だ さ い。
6. ア プ リ ケーシ ョ ンに関係な く 、 IP ア ド レ ス 10.0.2.20 および
69.36.167.147 の間のすべての会話が解析対象であ る と 仮定 し ま
す。 その場合、 複数 - セグ メ ン ト フ ィ ル タ のダ イ ア ログボ ッ ク ス
は、 図 12-11 のよ う にな り ます。
図12-11: 2 つの IP ホス ト 間の ト ラ ンザク シ ョ ンの フ ィ ル タ リ ング
7. [ 設定を適用 し て保存する ] を ク リ ッ ク し ます。 新たに フ ィ ル タ さ
れた画面が生成 さ れ、ア プ リ ケーシ ョ ン層の [ 概要 ] ペ イ ンが表示
さ れます。
8. [ 結合フ ロー ] タ ブに戻 り ます。 新 し い画面には、 10.0.2.20 と
69.36.167.147 の間の会話 ( こ の例では SMTP ア プ リ ケーシ ョ ン
と POP ア プ リ ケーシ ョ ン) だけが表示 さ れます。 フ ローを選択す
る と 、 複数 - セグ メ ン ト ラ ダー図が表示 さ れます。 図 12-11 で選
択 さ れている フ ローの場合、 Isun が自分の電子 メ ールを取得中で
あ る こ と がわか り ます ( 図 12-12)。
424
第12章
図12-12: Isun が自分の電子 メ ールを取得する
複数セグ メ ン ト 解析
425
[複数-テ ィ ア] タ ブの使用
結合フ ローを フ ィ ル タ する方法 と し て、[ 自動結合フ ロー] 機能の [ 複
数 - テ ィ ア ] タ ブ を使用する方法 も あ り ます。 ( 図 12-13)。
図12-13: [複数-テ ィ ア] タ ブ
[複数- セグ メ ン ト ] タ ブの フ ィ ル タ がすべてのセグ メ ン ト に適用 さ れ
るのに対 し て、[ 複数 - テ ィ ア ] タ ブのフ ィ ル タ は各セグ メ ン ト に個別
に適用 で き ま す。 テ ィ ア は、 基本的にはセ グ メ ン ト で す。 つ ま り 、
[ テ ィ ア 1] は [ フ ァ イル マージ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの 1 行目に表示
さ れている セグ メ ン ト を指 し 、[ テ ィ ア 2] は 2 行目に表示 さ れている
セグ メ ン ト を指 し ます。 以降の番号のテ ィ ア も同様です。
[ 有効 ] ボ タ ン と [ 無効 ] ボ タ ンは、複数テ ィ ア解析 を 実行す る かど
う か を 制御す る ための ト グルボ タ ン で す。 [ 有効 ] を 選択 し た場合
は、 2 テ ィ ア、 3 テ ィ ア、 ま たは 4 テ ィ アの解析 を 選択で き ま す。
426
第12章
テ ィ ア同士は OR ( 論理和 ) の関係にあ り ます。つま り 、[ テ ィ ア 1] で
設定 し た制限 と 、[ テ ィ ア 2]、[ テ ィ ア 3] な ど で設定 し た制限が OR で
結ばれます。
また、[ 複数 - テ ィ ア ] タ ブ で定義 し た フ ィ ル タ と [ 複数 - セグ メ ン ト ]
タ ブ で定義 し た フ ィ ル タ も、OR で結ばれます。 [ 設定を適用 し て保存
する ] を ク リ ッ ク する と 、 こ れら 両方の タ ブか らの情報によ っ て画面
が更新 さ れます。
複数テ ィ ア フ ィ ル タ リ ング を使用 し て、実際にはテ ィ アが物理的に別
個のセ グ メ ン ト に な っ て い な い状況 を 解析す る こ と も で き ま す。 た
と えば、 IP ア ド レ スが x.x.x.x のク ラ イ ア ン ト 、 IP ア ド レ スが y.y.y.y
のサーバー、 IP ア ド レ スが z.z.z.z のデー タ ベースがあ る と 仮定 し ま
す。 こ の場合、 [ テ ィ ア 1] タ ブ には x.x.x.x/y.y.y.y の組み合わせ を、
[ テ ィ ア 2] には y.y.y.y/z.z.z.z の組み合わせを、[ テ ィ ア 3] には x.x.x.x/
z.z.z.z の組み合わせを それぞれ入力で き ます。 こ う する こ と よ り 、 こ
れ ら の 3 つのホ ス ト すべてが物理的に同 じ ネ ッ ト ワー ク セグ メ ン ト
に接続 さ れてい る場合で も 、 各ホ ス ト 間の対話を 1 つの複数セグ メ
ン ト 画面 と し て表示で き ます。
注意 : 複数テ ィ ア フ ィ ル タ リ ングは、 ト レース フ ァ イルでのみ使用で
き ます。 リ アル タ イムモニ タ と 併用する こ と はで き ません。
複数セグ メ ン ト 解析
427
[NAT] タ ブの使用
[NAT] タ ブ ( 図 12-14) を使用 し て、ネ ッ ト ワー ク ア ド レ ス変換 (NAT)
さ れるパケ ッ ト を追跡で き ます。
図12-14: [NAT] タ ブ
この [ 有効 ] ボ タ ン と [ 無効 ] ボ タ ンは、 ネ ッ ト ワー ク ア ド レ ス変換
(NAT) の対象に な っ た結合 フ ロ ー を 表示す るかど う かを 制御す る た
めの ト グルボ タ ン です。
[ 有効 ] を選択 し た場合、 ネ ッ ト ワー ク ア ド レ ス変換によ り IP ア ド レ
スが変更にな っ た場合で も、結合フ ローが表示 さ れます。 [ 無効 ] を選
択 し た場合、 そのよ う な フ ローは独立 し た フ ロー と し て扱われ、 [ 結
合フ ロー ] 画面には表示 さ れません。
428
第12章
も し 変換の詳細が分かれば、 [NAT の設定 ] にそれを入力 し て く だ さ
い。 IPv4 では、 最後の 2 バイ ト を空白のま まにする と 、 サブネ ッ ト
全体に入力が適用 さ れます。NAT が有効の と き、[IP ア ド レ ス ] フ ィ ー
ル ド 全体が空白のま ま な ら、 MSA は同一サーバへ送信 さ れる TCP/
UDP フ ローは、 NAT を通過 し た も の と 見な し ます。
[AAA] タ ブの使用
[AAA] タ ブ では、AAA プ ロ ト コル ト ラ フ ィ ッ ク を含んだ結合フ ローを
解析で き ます。
AAA プ ロ ト コ ルの理解
AAA プ ロ ト コ ルは、 電話網やイ ン タ ーネ ッ ト へのダ イ アルア ッ プ接
続を提供する ために、広 く 利用 さ れています。AAA は、Authentication
(認証), Authorization (許可), Accounting (課金) の略です。
•
[ 認証 ] は、ユーザがネ ッ ト ワー ク上の保護 さ れた資源にア ク セス
する ための有効な証明書を持っ ている こ と を確認する処理です。
これは、 電話網では、 ユーザの電話番号に相当 し ます。 イ ン
タ ーネ ッ ト では、 ユーザ名 と パスワー ド に相当 し ます。
•
[ 許可 ] は、ネ ッ ト ワー クサービ スにおける特定の タ イ プのサービ
スへの接続を許可する処理です。 例えば、 電話ユーザであれば、
近距離の電話サービ スは利用で き るが、 長距離の電話サービ ス
は利用で き ない、 と い う ものです。 イ ン タ ーネ ッ ト ユーザであ
れば、 一時的な IP ア ド レ スや、 ある決ま っ た帯域幅の VoIP
サービ スの利用権が与え られる、 と い う ものです。
•
[ 課金 ] は、サービ スがどの程度の期間利用 さ れたかを記録に残す
処理です。 例 と し て、 どの番号に電話がかけ られたか、 いつ通
話が始ま り 、 いつ終わっ たか、 です。
図 12-15 に、 典型的な AAA アーキテ ク チ ャ を示 し ます。
複数セグ メ ン ト 解析
429
クライ
アント
ネットワーク
アクセス
サーバ
AAA
サーバ
ユーザ
プロファイル
データベース
保護された
資源
図12-15: 典型的なAAAアーキテ ク チ ャ
AAA の処理は、 以下の順で実行 さ れます。
1. ク ラ イ ア ン ト は、 そのク ラ イ ア ン ト 固有の証明書を使っ て、
ネ ッ ト ワー ク ア ク セスサーバ (NAS) にダ イヤルイ ン し ます。
2. NAS は証明書の認証をする ために、 AAA サーバに要求を送信 し
ます。
3. AAA サーバは、証明書 と 関連する許可証が保管 さ れているユーザ
プ ロ フ ァ イルデー タ ベースにア ク セス し ます。 も し 証明書が有効
な も のであれば、 デー タ ベースは AAA サーバに許可証を返送 し
ます。
4. その後 NAS は、 ク ラ イ ア ン ト が、 (例えば TELCO バ ッ ク ボーン
やイ ン タ ーネ ッ ト な ど) 保護 さ れた資源へ接続するのを許可 し ま
す。
5. AAA サーバは、 接続の長 さ や、 課金 ・ 管理 ・ 計画のために他の情
報の記録を取 り ます。
AAA プ ロ ト コ ルの一般的な 2 つの例は、Terminal Access Controller
Access Control System(TACACS) と 、Remote Authentication Dial
In User Service(RADIUS) です。前者は UNIX ネ ッ ト ワー ク への接続
を許可する ために利用 さ れ、 後者は電話網で利用 さ れます。
430
第12章
RADIUS プ ロ ト コ ル を 用 い て、 ク ラ イ ア ン ト は Piblic Switched
Telephone Network(PSTN) を経由 し 、 NAS サーバ と リ モー ト ダ イヤ
ルイ ンに よ る通信が可能にな り ます。 また、 NAS は、 図 12-16 に示
すよ う に、 RADIUS サーバへ接続す る ク ラ イ ア ン ト と し て機能 し ま
す。
電話
ユーザ
NAS または
RADIUS
クライアント
RADIUS
サーバ
ユーザ
プロファイル
データベース
TELCO
ネットワーク
図12-16: 典型的なRADIUSアーキテ ク チ ャ
複数セグ メ ン ト 解析
431
[AAA] タ ブ でのパ ラ メ ー タ の入力
[AAA] タ ブ (図 12-17) を使用する と 、 AAA 処理全体に渡っ てパケ ッ
ト を追跡するのに役立ち ます。 これを行 う には、 処理全体を通 し て持
続する値を指定する必要があ り ます。 RADIUS の場合、 ユーザ ID が
その値に相当 し ます。
図12-17: [AAA] タ ブ
[ 有効 ] および [ 無効 ] ボ タ ンは、AAA プ ロ ト コ ルの結合フ ローを表示
するか否かを切 り 替え ます。
[ 無効 ] を選択する と 、 ユーザ ID の入力 と 、 フ ロ ン ト エ ン ド プ ロ ト コ
ル と バ ッ ク エ ン ド プ ロ ト コ ルを選択で き ます。
フ ロ ン ト エ ン ド プ ロ ト コ ルは、 DHCP、 WiMAX、 あるいは TCP/UDP
に基づいて指定 さ れた プ ロ ト コ ルです。 例えば、 フ ロ ン ト エ ン ド プ ロ
432
第12章
ト コ ル と し て HTTP を指定するには、 TCP を選択 し 、 ポー ト 80 を入
力 し ます。
現在 RADIUS は、 サポー ト さ れる唯一のバ ッ ク エ ン ド プ ロ ト コルで
す。
図 12-18 は、 [AAA] タ ブにユーザ ID : B8616F0DA964 を入力 し た時
の結果を示 し ています。ラ ダー図が関連する複数セグ メ ン ト を正 し く
表示 し ている こ と に注目 し て く だ さ い。
図12-18: Radius認証における結合フ ロー
複数セグ メ ン ト 解析
433
手動に よ る フ ロ ーの結合
複数セグ メ ン ト フ ィ ル タ リ ン グ と 複数テ ィ ア フ ィ ル タ リ ン グで使用
さ れる自動結合フ ロー機能は、 ト レース フ ァ イル全体に対 し て作用 し
ます。 フ ィ ル タ を駆使 し て、 目的の結合 フ ローだけが表示 さ れる よ う
に画面を カ ス タ マ イ ズで き ます。 し か し 、 この フ ィ ル タ リ ングの方法
では、確認 し たい状況だけ を厳密に抽出する こ と がで き ない こ と があ
り ます。 そのため、 アナ ラ イザには、 カ ス タ ムの結合 フ ローに含める
フ ローを手動で選択する手段も 用意 さ れています。
新 し い結合フ ローを手動で設定するには、 以下の操作を実行 し ます。
1. [結合フ ロー] タ ブの上部にある [新規結合フ ロー]
アイ コンをク
リ ッ ク し ます。 [ 問い合わせ ] ダ イ アログボ ッ ク スが表示されます。
2. 新 し い結合 フ ローに付ける名前を入力 し ます。 図 12-19 にその例
を示 し ます。
図12-19: 新規結合 フ ローの名前の入力
3. [ 了解 ] を ク リ ッ ク し ます。 新 し い結合フ ローの名前が、 [ 結合 フ
ロー ] タ ブのフ ローペ イ ンの フ ローの リ ス ト に表示 さ れます。
4. その新 し い結合フ ローを選択 し ます。
5. [ 詳細 ] タ ブに移動 し て、新 し い結合 フ ローに含める フ ローを右ク
リ ッ ク し ます。
6. ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト か ら、[ 選択 し ている結合フ ローに追加 ] を
選択 し ます。 選択 し た フ ローが、 新 し い結合 フ ローの一部 と な り
ます。
7. この処理を続けて、 必要な フ ローをすべて追加 し ます。
434
第12章
8. [ 結合フ ロー ] タ ブに戻 り 、 この新 し い結合フ ローを選択 し ます。
有効な フ ローの組み合わせを選択する と 、 該当する複数セグ メ ン
ト ラ ダー画面が統計ペ イ ンに表示 さ れます。
手動で構成 し た結合フ ローの名前を変更するには、目的のフ ローを選
択 し て、[ 結合フ ロー] タ ブの上部にある [ 結合フ ローの編集 ]
アイ
コ ン を ク リ ッ ク し ます。 [ 問い合わせ ] ボ ッ ク スが再び表示 さ れます。
このボ ッ ク スで名前を変更で き ます。
手動で構成 し た結合 フ ロ ー を削除す る には、 目的の フ ロ ー を選択 し
て、 [ フ ローの削除 ]
ア イ コ ン を ク リ ッ ク し ます。
複数セグ メ ン ト の リ アル タ イ ムモ ニ タ
複数のネ ッ ト ワー ク セグ メ ン ト を同時に モ ニ タ で き る ア ダ プ タ を使
用する と 、複数セグ メ ン ト 解析を リ アル タ イ ムで実行する こ と がで き
ます。
複数セグ メ ン ト モ ニ タ で こ れ ら のア ダ プ タ のいずれかを使用す る に
は、[ 設定 ] > [ アダプ タ 設定 ] 画面に移動 し て、[ 複数セグ メ ン ト ] オプ
シ ョ ン を選択 し ます。 次に、[ 最初のセグ メ ン ト 名 ] ボ ッ ク ス と [ 二番
目のセグ メ ン ト 名 ] ボ ッ ク スにセグ メ ン ト の名前を入力 し ます。
注意 : リ アル タ イムモニ タ 時に、 複数セグ メ ン ト フ ィ ル タ や複数テ ィ
ア フ ィ ル タ を使用する こ と はで き ません。
複数セグ メ ン ト 解析
435
436
第12章
第13章
表示 フ ィ ル タ の使用
この章では、 フ ィ ル タ の操作方法について説明 し ます。 こ の章は次の
項目で構成 さ れています。
•
表示フ ィ ル タ について
•
自動表示フ ィ ル タ の使用
•
定義済み表示フ ィ ル タ の使用
表示 フ ィ ル タ について
表示 フ ィ ル タ を使用 し て、極度に大き く な る可能性のあ るデー タ をふ
るいにかけ、 必要な フ レームだけ を表示で き ます。 アナ ラ イザは、 さ
ま ざ ま な ア プ リ ケーシ ョ ン、 フ ロー タ イ プ、 プ ロ ト コル、 およびア ド
レ スに対する総合的な フ ィ ル タ 機能を提供 し ます。
自動 フ ィ ル タ と 定義済み フ ィ ル タ
ア ナ ラ イ ザには、 自動 フ ィ ル タ と 定義済み フ ィ ル タ の 2 種類の フ ィ
ル タ があ り ます。
437
•
自動 フ ィ ル タ を 使用す る には、 ポ ス ト キ ャ プ チ ャ ア ナ リ シ スの
間、 [ClearSight] タ ブのエ ン ト リ を右 ク リ ッ ク し ます。 それに応
じ て、 選択 し た カ ウ ン タ で利用可能な自動 フ ィ ル タ を一覧表示す
る コ ン テキス ト メ ニ ュ ーが表示 さ れます。
自動 フ ィ ル タ については、 440 ページの 「自動表示フ ィ ル タ の使
用」 で説明 し ます。
•
定義済みフ ィ ル タ を使用するには、 [ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログ
ボ ッ ク ス でオプ シ ョ ン を設定 し ます。 定義済み フ ィ ル タ は、 リ ス
ト に保存 さ れ、 必要な と きはいつで も 再利用で き ます。
定義済みフ ィ ル タ の作成方法の詳細については、442 ページの「定
義済み表示フ ィ ル タ の使用」 を参照 し て く だ さ い。
リ アルタ イムまたはポス ト アナ リ シスでの表示フ ィ ルタ の使用
自動表示フ ィ ル タ を使用 し て、 ポス ト アナ リ シ ス時に [ 翻訳 ] タ ブ で
のフ レームの表示を フ ィ ル タ する こ と がで き ます。
定義済みフ ィ ル タ を使用 し て、モニ タ に格納するパケ ッ ト の フ ィ ル タ
またはポス ト アナ リ シ ス時に [ 翻訳 ] タ ブに表示するパケ ッ ト のフ ィ
ル タ を行 う こ と がで き ます。
438
•
フ ィ ル タ を モニ タ フ ィ ル タ と し て使用する と 、 モニ タ に格納 さ れ
る フ レ ームが決定 さ れます。 使用 し てい る フ ィ ル タ に一致する フ
レーム以外の フ レ ームを すべて除外 し ます。 こ れに よ っ て、 モ ニ
タ の表示が必要のないデー タ で一杯にな る こ と がな く な り ます。
フ ィ ル タ が現在モニ タ に適用 さ れている場合、 ウ ィ ン ド ウ下部の
ス テー タ スバーに [ フ ィ ル タ オ ン ] ア イ コ ン ( ) が表示 さ れます。
•
フ ィ ル タ を 翻訳表示 フ ィ ル タ と し て使用す る と 、 ポ ス ト キ ャ プ
チ ャ アナ リ シ ス時に [ 翻訳 ] タ ブに表示 さ れる フ レームが決定 さ
れます。 翻訳表示 フ ィ ル タ は、一致する フ レームを [ 翻訳 ] タ ブか
ら 一時的に消す こ と で、 解析の邪魔にな ら ない よ う に し ます。 表
示 フ ィ ル タ は一時的な フ ィ ル タ で す。 バ ッ フ ァ ま たは ト レ ー ス
フ ァ イルのすべてのフ レームを削除 し て再表示で き ます。
第13章
アナ ラ イザは、 [ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス (図 13-3) のオ
プ シ ョ ン を 使 っ て定義 し た フ ィ ル タ の リ ス ト を 管理 し ま す。 定義済
みフ ィ ル タ はそれぞれに一意の名前を持っ ていて、使用する必要があ
る と き はいつ で も リ ス ト か ら 選択で き ま す。 定義済み フ ィ ル タ リ ス
ト 自体は、フ ィ ル タ が適用 さ れる場所に応 じ て さ ま ざ ま な場所から 使
用する こ と がで き ます。
モニ タ を フ ィ ル タ する
場合
[設定] > [設定] > [共通] > [モニ タ 設定]
の [ 設定 ] タ ブの [ フ ィ ル タ ] 領域から。
キャ プチ ャ を フ ィ ルタ
する場合
キ ャ プ チ ャ ワー ク スペースの [ 設定 ] タ
ブの [ フ ィ ル タ ] 領域から 。翻訳表示を
フ ィ ル タ する場合 ポス ト キ ャ プ チ ャ ア
ナ リ シ スワー ク スペースの [ 翻訳 ] タ ブ
のス テー タ スバーにある [ フ ィ ル タ の
適用 ] ア イ コ ン か ら。
注意 : モニ タ やキ ャ プ チ ャ には適用で きず、 ポス ト アナ リ シ ス時に
翻訳表示にのみ適用で き る フ ィ ル タ があ り ま す。 こ れ ら の フ ィ ル
タ は、[ フ ィ ル タ リ ス ト ] の [制限] 列に ([ポス ト アナ リ シ スのみ]) と
表示 さ れます。
パケ ッ ト ベースの フ ィ ル タ と フ ロ ーベースの フ ィ ル タ
アナ ラ イザは、パケ ッ ト ベース の フ ィ ル タ と フ ローベース のフ ィ ル タ
を使用 し ます。
•
パケ ッ ト ベース の フ ィ ル タ は、 パケ ッ ト 単位で適用 さ れます。 ア
ナ ラ イザは、 到着するパケ ッ ト ご と に、 そのパケ ッ ト が現在選択
さ れてい る フ ィ ル タ の基準を満たすかど う かを確認 し ます。 それ
らの基準に一致 し た フ レームは、 モニ タ に渡 さ れるか、 翻訳画面
に表示 さ れます。
•
表示フ ィ ル タ の使用
フ ローベース の フ ィ ル タ は、 ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シスの際の
みに使用 さ れ、 一般的に さ ま ざ ま な エ ラ ー タ イ プ と ス テ ー タ ス
コ ー ド に利用で き ます。 アナ ラ イザが特定のエ ラ ー タ イ プ ま たは
ス テー タ ス フ ラ グ を表示するパケ ッ ト を検出する と 、 そのフ ロー
に属するすべてのパケ ッ ト の表示に フ ィ ル タ がかけ ら れます。 こ
のよ う に し て、 論理的にエ ラ ーを追求で き、 ト ラ ブルシ ュ ー ト が
容易にな り ます。
439
フ ローベースのフ ィ ル タ は、[ フ ィ ル タ リ ス ト ] の [ 制限 ] 列に ([ ポ
ス ト アナ リ シ スのみ ]) と 表示 さ れます。
自動表示 フ ィ ル タ の使用
自動表示フ ィ ル タ を有効にする ためには、ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ
ス表示の [ClearSight] タ ブのエ ン ト リ を右 ク リ ッ ク し ま す。 それに
応 じ て、 選択 し た カ ウン タ で利用可能な、 さ ま ざ ま な自動フ ィ ル タ を
一覧表示する コ ン テキス ト メ ニ ュ ーが表示 さ れます。 フ ィ ル タ xxx コ
マ ン ド を使 っ て、表示 フ ィ ル タ を選択 し ます。 [翻訳] タ ブの [サマ リ ]
ペ イ ン で、必要な フ レームのチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンに し て任意のフ
レームを右 ク リ ッ ク し 、 [ チ ェ ッ ク さ れた フ レームで フ ィ ル タ ] を選
択 し て それ ら の フ レ ームだけ を 表示す る こ と がで き ま す。 利用可能
な フ ィ ル タ は、 選択する レ イヤ、 ペ イ ン、 および カ ウン タ によ っ て異
な り ます。 通常、 自動表示フ ィ ル タ は、 選択 し た カ ウン タ のア ド レ ス
と ポー ト で明示的に使用で き る だけで な く 、選択 し た カ ウン タ のア ド
レ ス と ポー ト を さ ま ざ まに組み合わせて、さ ま ざ ま な一般的なワ イル
ド カ ー ド によ る フ ィ ル タ で も使用で き ます。 ただ し 、 カ ウン タ はそれ
ぞれ異な り ます。 例えば、[ClearSight] タ ブの [ ア プ リ ケーシ ョ ン ] ペ
イ ン内のア プ リ ケーシ ョ ン カ ウ ン タ を ク リ ッ ク す る と 、 そのア プ リ
ケーシ ョ ン タ イ プ用の自動表示 フ ィ ル タ に ア ク セ ス で き ま す。 自動
表示 フ ィ ル タ を選択す る と 、 ア ナ ラ イ ザは、 適用 さ れる フ ィ ル タ を
[ 翻訳 ] タ ブに表示 し ます。 フ ィ ル タ を解除するには、 [ClearSight] タ
ブから 新 し い自動 フ ィ ル タ を適用するか、 [ 翻訳 ] タ ブのス テー タ ス
バーにあ る [ フ ィ ル タ のオ ン / オ フ ] ボ タ ン
を ク リ ッ ク し ます。
図 13-1 は、 ア プ リ ケーシ ョ ン層のサン プルフ ローで使用可能な自動
表示フ ィ ル タ の例を示 し ています。 こ の例では、 1 つの親フ ローの下
に子フ ローがあ り ます。 2 つのフ ィ ル タ があ り 、 1 つはフ ロー全体を
対象 と し 、 も う 1 つは親フ ローの、 特定 ク ラ イ ア ン ト からサーバーへ
のア ド レ ス / ポー ト のペアのみを対象に フ ィ ル タ し ます。
440
第13章
図13-1: 自動表示フ ィ ル タ
表示フ ィ ル タ の使用
441
定義済み表示 フ ィ ル タ の使用
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スで定義済みフ ィ ル タ を設定 し ま
す。
定義済みフ ィ ル タ の作成方法
1. [ 設定 ] > [ フ ィ ル タ ] タ ブ で [ こ こ を ク リ ッ ク し て ] ボ タ ン を ク
リ ッ ク し ます。 現在のフ ィ ル タ の リ ス ト が格納 さ れた [ フ ィ ル タ
リ ス ト ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。 図 13-2 は、 [ フ ィ
ル タ リ ス ト ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス を示 し ています。
図13-2: [フ ィ ル タ リ ス ト ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
2. 新 し い フ ィ ル タ を定義するには、[作成] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス ( 図 13-3) が表示 さ れます。
3. [ フ ィ ル タ 名] フ ィ ール ド に こ のフ ィ ル タ を説明する名前を入力 し
ます。
442
第13章
フ ィ ル タ は、 こ の名前で認識 さ れ、 こ の名前で アナ ラ イザに表示
さ れます。 アナ ラ イザの さ ま ざ ま な場所で表示 さ れる フ ィ ル タ リ
ス ト から こ の名前を選択 し て、 フ ィ ル タ を利用で き ます。
•
[設定] > [設定] > [共通] > [モ ニ タ 設定]
•
[ ト レース フ ァ イル] ボ タ ン > [翻訳] タ ブ(ス テー タ スバーの
[フ ィ ル タ を適用]ア イ コ ン を使用)
注意: これらの場所から [作成] ボ タ ン にア ク セスする こ と も で き
ます。
4. さ ま ざ ま な フ ィ ル タ ダ イ ア ログボ ッ ク スで、 この フ ィ ル タ のフ ィ
ル タ 基準を設定 し ます。 こ れ ら のダ イ ア ロ グボ ッ ク スは、 [ 新規
フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの左側にあ る [ 新規フ ィ ル タ 項目 ]
メ ニ ュ ーに一覧表示 さ れています。 こ れ ら のダ イ ア ロ グボ ッ ク ス
にある利用可能な フ ィ ル タ 基準については、 次の各項で詳 し く 説
明 し ます。
重要 : 特定のフ ィ ル タ ダ イ ア ログボ ッ ク ス内で作成 さ れた個々の
フ ィ ル タ コ ン ポーネ ン ト は、 図 13-3 では 1 つの長方形で表 さ れ
ています。 名前を付け ら れた フ ィ ル タ は、AND、OR、および NOT
論理演算子を使用 し て、 これ らの長方形を グループ化 し て構成 さ
れて い ま す。 AND お よ び OR の関係は、 長方形の相対的位置に
よ っ て決定 さ れま す。 NOT 演算子は、 影響 を 受け る 長方形内の
[NOT] ア イ コ ン を ク リ ッ ク し て 作成 し ま す。 詳細に つ い て は、
図 13-3 を参照 し て く だ さ い。
注意 :NOT 演算子を使用する と 、 指定 し た フ レームが除外 さ れま
す。
5. [OK] を ク リ ッ ク し て、 フ ィ ル タ を フ ィ ル タ リ ス ト に保存 し ます。
注意 : 名前を変更 し て [ 名前を付けて保存 ] を ク リ ッ ク する こ と
で、 既存の フ ィ ル タ 名を変更で き ます。
フ ィ ル タ を保存する と 、 利用で き るすべてのフ ィ ル タ と それぞれ
の定義の概要を示す フ ィ ル タ リ ス ト が再表示 さ れます。
表示フ ィ ル タ の使用
443
[新規 フ ィ ル タ 項目] リ ス ト の選択肢を ク リ ッ ク し て フ ィ ル タ 設定ダ イ ア ログ
ボ ッ ク スにア ク セスする こ と がで き ます。 各 フ ィ ル タ 設定ダ イ ア ログボ ッ ク
スで指定 し た フ ィ ル タ 条件で定義済みフ ィ ル タ を作成 し ます。 フ ィ ル タ を作
成する と き に、 フ ィ ル タ の論理構造がグ ラ フ ィ ッ ク表示 さ れます。 各ダ イ ア
ログボ ッ ク スによ っ て、 こ の画面上の対応する長方形に表示 さ れる属性が生
成 さ れます。 長方形は、 AND、 OR、 および NOT 演算子を使用 し てグループ
化 さ れます。 同 じ 行にあ る項目は AND で結合 さ れます。 各行は OR で結合
さ れます。 NOT 演算子を有効にするには、 [NOT] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
パケ ッ ト は、 指定 し た論理的な基準の組合せに一致する と 、 フ ィ ル タ を通過
し 受け入れら れます。
[編集] ボ タ ン を ク リ ッ ク
する と 、 元に戻っ て項目
を編集で き ます。
[削除] ボ タ ン を ク リ ッ ク
し て、 項目を完全に削除
で き ます。
こ こ に フ ィ ル タ 名を入力
し ます。 こ の名前を使用
し て、 フ ィ ル タ リ ス ト か
ら こ のフ ィ ル タ を選択 し
ます。
図13-3: 定義済みフ ィ ル タ の構成
444
第13章
ア プ リ ケーシ ョ ン層 フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [ ア プ リ ケーシ ョ ン ] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、[ ア プ リ ケー
シ ョ ン フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます (図 13-4)。 こ の
ダ イ ア ログボ ッ ク スで、 必要な ア プ リ ケーシ ョ ン を選択で き ます。 選
択 し た ア プ リ ケーシ ョ ンか ら の フ レ ームが こ の フ ィ ル タ の一部 と し
て組み込まれます。
図13-4: [ア プ リ ケーシ ョ ン フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
これ らの一般的な ア プ リ ケーシ ョ ン層 フ ィ ル タ のほかに、画面の左側
にある [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ーのエ ン ト リ を ク リ ッ ク し て、 各
ア プ リ ケーシ ョ ン用の個別の フ ィ ル タ 条件 を 選択で き ま す。 表示 さ
れる ダ イ ア ログボ ッ ク ス で、フ ィ ル タ 条件 と し て使用で き る さ ま ざ ま
な フ レ ーム タ イ プ、 コ マ ン ド 、 ス テ ー タ ス メ ッ セージ を 選択で き ま
す。 ア プ リ ケーシ ョ ン ご と に利用可能な フ ィ ル タ 条件については、 以
下の各項で説明 し ます。
表示フ ィ ル タ の使用
445
DNS フ ィ ル タ の設定
[ 新規 フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規 フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [DNS] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、[DNS フ ィ ル タ ] ダ イ ア ロ
グボ ッ ク スが表示 さ れます。 こ のダ イ ア ログボ ッ ク スで、 必要な さ ま
ざ ま な タ イ プの DNS ト ラ フ ィ ッ ク を指定で き ます。 選択 さ れた条件
のいずれかを含む フ レームが、こ のフ ィ ル タ の一部 と し て組み込まれ
ます。 図 13-5 で示すよ う に、 DNS ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次の条件で
フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ 全般 ]
DNS コ マ ン ド 内の さ ま ざ まな フ ィ ール ド の値
を指定し、 このフ ィ ルタ の一部と し て組み込み
ます ([DNS 名 ]、 [ ク エ リ ー ID])。 指定 さ れた
フ ィ ール ド の指定 さ れた値を含むパケ ッ ト が、
このフ ィ ルタの一部と し て組み込まれます。
[ コマン ド ]
さ ま ざ ま な DNS コ マ ン ド タ イ プ を選択 し 、こ
のフ ィ ル タ の一部 と し て組み込みます。
[ ス テー タ ス ]
さ ま ざ ま な DNS ス テー タ ス フ ラ グ を選択 し 、
こ のフ ィ ル タ の一部 と し て組み込みます。
[ 症状 ]
さ ま ざ ま な DNS エ ラ ー メ ッ セー ジ タ イ プ を
選択 し 、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込み
ます。
重要 : [ ス テー タ ス ] と [ 症状 ] の フ ィ ル タ 条件は、フ ローベース です。
これら は、ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スの際に表示フ ィ ル タ と し ての
み使用 さ れま す。 こ れ ら のグルー プか ら の条件 を 含む どの フ ィ ル タ
も、 モ ニ タ フ ィ ル タ と し て使用で き ません。 パケ ッ ト ベースのフ ィ ル
タ と フ ロ ーベースの フ ィ ル タ の違いについては、 439 ページの 「パ
ケ ッ ト ベースのフ ィ ル タ と フ ローベースのフ ィ ル タ 」 を参照 し て く だ
さ い。
446
第13章
図13-5: DNS のフ ィ ル タ 条件
表示フ ィ ル タ の使用
447
FTP フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [FTP] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、 [FTP フ ィ ル タ ] ダ イ ア ロ
グボ ッ ク スが表示 さ れます。 こ のダ イ ア ログボ ッ ク スで、 必要な さ ま
ざ ま な タ イ プの FTP ト ラ フ ィ ッ ク を指定で き ます。 選択 さ れた条件
のいずれかを含む フ レームが、こ のフ ィ ル タ の一部 と し て組み込まれ
ます。 図 13-6 で示すよ う に、 FTP ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次の条件で
フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ 全般 ]
フ ィ ル タ 条件 と し て フ ァ イ ル名ま たは
ユ ー ザ 名 を 指 定 し ま す。 指 定 さ れ た
フ ァ イ ル名ま たはユーザ名を含む ト ラ
フ ィ ッ ク が、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し
て組み込まれます。
[ タ イプ ]
こ のフ ィ ル タ の一部 と し て FTP の [ 制
御 ] または [ デー タ ] フ レームを選択 し
ます。
[ コマン ド ]
さ ま ざ ま な FTP コ マ ン ド タ イ プ を 選
択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組
み込みます。
[ 症状 ]
さ ま ざ ま な FTP エ ラ ー メ ッ セ ー ジ タ
イ プ を 選択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部
と し て組み込みます。
重要 : [ 症状 ] のフ ィ ル タ 条件は、 フ ローベース です。 こ れは、 ポス ト
キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スの際に表示フ ィ ル タ と し てのみ使用で き ます。
[ 症状 ] 条件を含むどの フ ィ ル タ も、モ ニ タ フ ィ ル タ と し て使用で き ま
せん。 パケ ッ ト ベースの フ ィ ル タ と フ ロ ーベースの フ ィ ル タ の違い
については、 439 ページの 「パケ ッ ト ベースのフ ィ ル タ と フ ローベー
スのフ ィ ル タ 」 を参照 し て く だ さ い。
448
第13章
図13-6: FTP の フ ィ ル タ 条件
表示フ ィ ル タ の使用
449
HTTP フ ィ ル タ の設定
[ 新規 フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規 フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [HTTP] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、 [HTTP フ ィ ル タ ] ダ イ ア
ログボ ッ ク スが表示 さ れます。 こ のダ イ ア ログボ ッ ク ス で、 必要な さ
ま ざ ま な タ イ プの HTTP ト ラ フ ィ ッ ク を指定で き ます。 選択 さ れた
条件のいずれかを含む フ レームが、この フ ィ ル タ の一部 と し て組み込
まれます。 図 13-7 で示すよ う に、 HTTP ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次の
条件で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ リ ソ ース ]
フ ィ ル タ 条件 と し て特定の URL を指定 し ま
す。 指定 さ れた URL を含む ト ラ フ ィ ッ クが、
こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込まれます。
最大 5 つの異な る URL を指定で き ます。
ヒ ン ト : こ のフ ィ ル タ は、 HTTP サーバー上
の特定の リ ソ ー ス に関連す る 問題 を ト ラ ブ
ルシ ュ ー ト する と き に役立ち ます。
[ コマン ド ]
さ ま ざ ま な HTTP コ マ ン ド タ イ プ を 選択 し
て、 このフ ィ ルタの一部と し て組み込みます。
[HTTP
ア プ リ ケーシ ョ ン ]
ド ロ ッ プダウン リ ス ト を使用 し て さ ま ざ ま な
HTTP サーバー と ブ ラ ウザ タ イ プ を 選択 し
て、 このフ ィ ルタの一部と し て組み込みます。
指定 さ れたサーバーまたはブ ラ ウザ タ イ プ を
参照す る HTTP フ ィ ール ド を 含む フ レ ーム
が、 このフ ィ ル タ の一部 と し て組み込まれま
す。
[ 症状 ]
さ ま ざ ま な HTTP エ ラ ー メ ッ セ ー ジ タ イ プ
を選択 し て、 こ のフ ィ ル タ の一部 と し て組み
込みます。
重要 : [ 症状 ] のフ ィ ル タ 条件は、 フ ローベース です。 こ れは、 ポス ト
キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スの際に表示フ ィ ル タ と し てのみ使用で き ます。
[ 症状 ] 条件を含むどの フ ィ ル タ も、モ ニ タ フ ィ ル タ と し て使用で き ま
せん。 パケ ッ ト ベースの フ ィ ル タ と フ ロ ーベースの フ ィ ル タ の違い
については、 439 ページの 「パケ ッ ト ベースのフ ィ ル タ と フ ローベー
スのフ ィ ル タ 」 を参照 し て く だ さ い。
450
第13章
図13-7: HTTP のフ ィ ル タ 条件
表示フ ィ ル タ の使用
451
POP フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [POP] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、[POP フ ィ ル タ ] ダ イ ア ロ
グボ ッ ク スが表示 さ れます。 こ のダ イ ア ログボ ッ ク スで、 必要な さ ま
ざ ま な タ イ プの POP ト ラ フ ィ ッ ク を指定で き ます。 選択 さ れた条件
のいずれかを含む フ レームが、こ のフ ィ ル タ の一部 と し て組み込まれ
ます。 図 13-8 で示すよ う に、 POP ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次の条件で
フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ 全般 ]
POP 電子 メ ール メ ッ セ ー ジ 内の さ ま
ざ ま な フ ィ ール ド の値を指定 し て、 こ
の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込みます
([ 送信元ア ド レ ス ]、[ 送信先ア ド レ ス ]、
[件名]、および [ メ ッ セージ])。 指定 さ れ
た フ ィ ール ド を 含む ト ラ フ ィ ッ ク が、
こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込まれ
ます。
[ コマン ド ]
さ ま ざ ま な POP コ マ ン ド タ イ プ を 選
択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組
み込みます。
[ 症状 ]
さ ま ざ ま な POP エ ラ ー メ ッ セ ー ジ タ
イ プ を 選択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部
と し て組み込みます。
重要 : [ 症状 ] のフ ィ ル タ 条件は、 フ ローベース です。 こ れは、 ポス ト
キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スの際に表示フ ィ ル タ と し てのみ使用で き ます。
[症状] の条件を含むどのフ ィ ル タ も 、モニ タ フ ィ ル タ と し て使用で き
ません。 パケ ッ ト ベースの フ ィ ル タ と フ ロ ーベースの フ ィ ル タ の違
いについては、 439 ページの 「パケ ッ ト ベースの フ ィ ル タ と フ ロー
ベースのフ ィ ル タ 」 を参照 し て く だ さ い。
452
第13章
図13-8: POP のフ ィ ル タ 条件
表示フ ィ ル タ の使用
453
SMTP フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [SMTP] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、[SMTP フ ィ ル タ ] ダ イ ア
ログボ ッ ク スが表示 さ れます。 こ のダ イ ア ログボ ッ ク ス で、 必要な さ
ま ざ ま な タ イ プの SMTP ト ラ フ ィ ッ ク を指定で き ます。 選択 さ れた
条件のいずれかを含む フ レームが、この フ ィ ル タ の一部 と し て組み込
まれます。 図 13-9 で示すよ う に、 SMTP ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次の
条件で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ 全般 ]
SMTP 電子 メ ール メ ッ セージ内の さ ま
ざ ま な フ ィ ール ド の値を指定 し て、 こ
の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込みます
([ 送信元ア ド レ ス ]、[ 送信先ア ド レ ス ]、
[ 件名 ]、および [ メ ッ セージ ])。 指定 さ
れ た フ ィ ー ル ド を 含む ト ラ フ ィ ッ ク
が、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込
まれます。
[ コマン ド ]
さ ま ざ ま な SMTP コ マ ン ド タ イ プ を選
択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組
み込みます。
[ ス テー タ ス ]
さ ま ざ ま な SMTP ス テー タ ス フ ラ グ を
選択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て
組み込みます。
[ 症状 ]
さ ま ざ ま な SMTP エ ラ ー メ ッ セージ タ
イ プ を 選択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部
と し て組み込みます。
重要 : [ ス テー タ ス ] と [ 症状 ] の フ ィ ル タ 条件は、フ ローベース です。
これら は、ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スの際に表示フ ィ ル タ と し ての
み使用 さ れま す。 こ れ ら のグルー プか ら の条件 を 含む どの フ ィ ル タ
も、 モ ニ タ フ ィ ル タ と し て使用で き ません。 パケ ッ ト ベースのフ ィ ル
タ と フ ロ ーベースの フ ィ ル タ の違いについては、 439 ページの 「パ
ケ ッ ト ベースのフ ィ ル タ と フ ローベースのフ ィ ル タ 」 を参照 し て く だ
さ い。
454
第13章
図13-9: SMTP のフ ィ ル タ 条件
表示フ ィ ル タ の使用
455
MSN フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
で [MSN] エ ン ト リ を ク リ ッ ク し て、[MSN フ ィ ル タ ] ダ イ ア ロ グボ ッ
ク ス を開き ます。 こ こ では、 さ ま ざ ま な種類の MSN ト ラ フ ィ ッ ク を
対象に指定で き ます。 選択 さ れた条件のいずれかを含む フ レ ームが、
このフ ィ ル タ の一部 と し て組み込まれます。 図 13-10 に示すよ う に、
MSN ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次の条件で フ ィ ル タ をかける こ と がで き
ます。
[ 全般 ]
電子 メ ールア ド レ ス ま たはス ク リ ー ン
名の値 を 指定 し ま す。 こ れ ら のいずれ
かに一致す る ト ラ フ ィ ッ ク が こ の フ ィ
ル タ の一部 と し て組み込まれます。
[ サーバー ]
どの タ イ プのサーバー を組み込むかを
指定 し ま す。 オ ン に し たサーバー で送
受信 さ れる ト ラ フ ィ ッ ク が組み込まれ
ます。
図13-10: MSN のフ ィ ル タ 条件
456
第13章
Voice-H.323 フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [Voice-H.323] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、[Voice-H.323 フ ィ
ル タ ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スが表示 さ れます。 こ のダ イ ア ログボ ッ ク ス
で、 必要な さ ま ざ ま な タ イ プの H.323 ト ラ フ ィ ッ ク を指定で き ます。
選択 さ れた条件のいずれかを含む フ レームが、こ のフ ィ ル タ の一部 と
し て組み込まれます。 図 13-11 で示すよ う に、 H.323 ト ラ フ ィ ッ ク に
対 し て次の条件で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ 全般 ]
[ 電話番号 ]、[ ユーザ名 ]、[ コ ール ID] な ど
を 含む H.323 コ ールの さ ま ざ ま な 一般識
別子の値を指定 し ます。 指定 さ れた フ ィ ー
ル ド を含む ト ラ フ ィ ッ クが、 こ のフ ィ ル タ
の一部 と し て組み込まれます。
[ メ デ ィ ア プ ロ ト コ ル ] H.323 コ ール (RTP、 RTCP、 または両方 )
で の エ ン ド ツ ー エ ン ド のオ ーデ ィ オ配信
に使用す る さ ま ざ ま な セ ッ シ ョ ン 層の プ
ロ ト コ ルを選択 し て、 こ のフ ィ ル タ の一部
と し て組み込みます。 RTP の場合は、 特定
の コ ーデ ッ ク を選択する こ と も で き ます。
[ コ ール制御 ]
さ ま ざ ま な コ ール制御 メ ッ セ ー ジ を 選択
し て、 こ のフ ィ ル タ の一部 と し て組み込み
ます。
[ コマン ド ]
さ ま ざ ま な H.323 コ マ ン ド タ イ プ を選択 し
て、 このフ ィ ルタの一部と し て組み込みます。
[ ス テー タ ス ]
H.323 フ ァ ミ リ ー内の さ ま ざ ま な プ ロ ト コ
ルを選択 し て、 こ のフ ィ ル タ の一部 と し て
組み込みます。
[ 症状 ]
さ ま ざ ま な H.323 エ ラ ー メ ッ セ ー ジ タ イ
プ を選択 し て、 こ のフ ィ ル タ の一部 と し て
組み込みます。
重要 : [ 症状 ]、 [H.245] および [ メ デ ィ ア プ ロ ト コ ル ] フ ィ ル タ 条件
は、 フ ローベースです。 こ れら は、 ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スの際
に表示 フ ィ ル タ と し てのみ使用で き ま す。 こ れ ら のグルー プか ら の
表示フ ィ ル タ の使用
457
条件を含むどの フ ィ ル タ も、 モ ニ タ フ ィ ル タ と し て使用で き ません。
パケ ッ ト ベースの フ ィ ル タ と フ ロ ーベースの フ ィ ル タ の違いについ
ては、 439 ページの 「パケ ッ ト ベースの フ ィ ル タ と フ ロ ーベースの
フ ィ ル タ 」 を参照 し て く だ さ い。
図13-11: H.323 のフ ィ ル タ 条件
Voice-SIP フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にあ る [Voice-SIP] エ ン ト リ を ク リ ッ ク す る と 、 [Voice-SIP フ ィ ル
タ ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スが表示 さ れます。 こ のダ イ ア ロ グボ ッ ク ス
で、 必要な さ ま ざ ま な タ イ プの SIP ト ラ フ ィ ッ ク を 指定で き ま す。
図 13-12 で示すよ う に、SIP ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次の条件で フ ィ ル
458
第13章
タ をかける こ と がで き ます。
[ 全般 ]
[ 電話番号 ]、[ ユーザ名 ]、[ コ ール ID] な
ど を含む SIP コ ールの さ ま ざ ま な一般
識別子の値 を 指定 し ま す。 指定 さ れた
フ ィ ール ド を 含む ト ラ フ ィ ッ ク が、 こ
の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込まれま
す。
[ メ デ ィ ア プ ロ ト コ ル ] SIP コ ール (RTP、 RTCP、 T.38) でのエ
ン ド ツ ーエ ン ド のオーデ ィ オ配信に使
用す る さ ま ざ ま な セ ッ シ ョ ン層のプ ロ
ト コ ルを選択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一
部 と し て 組 み 込み ま す。 RTP の 場合
は、 特定の コ ーデ ッ ク を 選択す る こ と
も で き ます。
表示フ ィ ル タ の使用
[ 電話番号 と RTP]
電話番号 と それに関連する RTP フ ロー
を選択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し
て組み込みます。
[ コ ール制御 ]
さ ま ざ ま な コ ール制御 メ ッ セージ を選
択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組
み込みます。
[ コマン ド ]
さ ま ざ ま な SIP コ マ ン ド タ イ プ を選択
し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み
込みます。
[ ス テー タ ス ]
さ ま ざ ま な SIP ス テー タ ス フ ラ グ を選
択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組
み込みます。
[ 症状 ]
さ ま ざ ま な SIP エ ラ ー メ ッ セージ タ イ
プ を選択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と
し て組み込みます。
459
重要 : [ ス テー タ ス ]、[ 症状 ] および [ メ デ ィ ア プ ロ ト コ ル ] フ ィ ル タ
条件は、 フ ローベースです。 こ れら は、 ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス
の際に表示 フ ィ ル タ と し てのみ使用で き ま す。 こ れ ら のグルー プか
らの条件を含むどのフ ィ ル タ も 、モニ タ フ ィ ル タ と し て使用で き ませ
ん。 パケ ッ ト ベースの フ ィ ル タ と フ ロ ーベースの フ ィ ル タ の違いに
ついては、 439 ページの 「パケ ッ ト ベースのフ ィ ル タ と フ ローベース
のフ ィ ル タ 」 を参照 し て く だ さ い。
図13-12: SIP の フ ィ ル タ 条件
460
第13章
Voice-Skinny フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
に あ る [Voice-Skinny] エ ン ト リ を ク リ ッ ク す る と 、 [Voice-Skinny
フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。 このダ イ ア ロ グボ ッ
ク ス で、 必要な さ ま ざ ま な タ イ プの Skinny ト ラ フ ィ ッ ク を指定で き
ます。 選択 さ れた条件のいずれかを含む フ レームが、 こ のフ ィ ル タ の
一部 と し て 組み込 ま れ ま す。 図 13-13 で 示す よ う に、 Skinny ト ラ
フ ィ ッ ク に対 し て次の条件で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ 全般 ]
[ 電話番号 ]、[ ユーザ名 ]、[ コ ール ID] な
ど を 含む Skinny コ ールの さ ま ざ ま な
一般識別子の値 を 指定 し ま す。 指定 さ
れ た フ ィ ー ル ド を 含む ト ラ フ ィ ッ ク
が、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込
まれます。
[ メ デ ィ ア プ ロ ト コ ル ] Skinny コ ール (RTP、 RTCP、 または両
方 ) でのエ ン ド ツ ーエ ン ド のオーデ ィ
オ配信に使用す る さ ま ざ ま な セ ッ シ ョ
ン 層 の プ ロ ト コ ル を 選 択 し て、 こ の
フ ィ ル タ の一部 と し て 組み込み ま す。
RTP の場合は、 特定の コ ーデ ッ ク を選
択する こ と も で き ます。
図13-13: Skinny のフ ィ ル タ 条件
表示フ ィ ル タ の使用
461
重要 : [ メ デ ィ ア プ ロ ト コ ル ] フ ィ ル タ 条件は、ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ
リ シ ス の際に表示 フ ィ ル タ と し て のみ使用 で き ま す。 こ れ ら のグ
ループから の条件を含むどのフ ィ ル タ も、モ ニ タ フ ィ ル タ と し て使用
で き ません。
462
第13章
Voice-MGCP フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
に あ る [Voice-MGCP] エ ン ト リ を ク リ ッ ク す る と 、 [Voice-MGCP
フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。 このダ イ ア ロ グボ ッ
ク ス で、 必要な さ ま ざ ま な タ イ プの MGCP ト ラ フ ィ ッ ク を指定で き
ます。 選択 さ れた条件のいずれかを含む フ レームが、 こ のフ ィ ル タ の
一部 と し て 組み込 ま れ ま す。 図 13-14 で 示す よ う に、 MGCP ト ラ
フ ィ ッ ク に対 し て次の条件で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ 全般 ]
[ 電話番号 ]、[ コ ネ ク シ ョ ン ID] を含め、
MGCP コ ールの さ ま ざ ま な一般識別子
の値 を 指定 し ま す。 指定 さ れた フ ィ ー
ル ド を 含む ト ラ フ ィ ッ ク が、 こ の フ ィ
ル タ の一部 と し て組み込まれます。
[ メ デ ィ ア プ ロ ト コ ル ] MGCP コ ール (RTP、 RTCP、 または両
方 ) でのエ ン ド ツ ーエ ン ド のオーデ ィ
オ配信に使用す る さ ま ざ ま な セ ッ シ ョ
ン 層 の プ ロ ト コ ル を 選 択 し て、 こ の
フ ィ ル タ の一部 と し て 組み込み ま す。
RTP の場合は、 特定の コ ーデ ッ ク を選
択する こ と も で き ます。
[ コ ール制御 ]
さ ま ざ ま な コ ール制御 メ ッ セージ を選
択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組
み込みます。
[ 症状 ]
さ ま ざ ま な MGCP エ ラ ー メ ッ セ ー ジ
タ イ プ を選択 し 、 こ の フ ィ ル タ の一部
と し て組み込みます。
重要 : [ 症状 ] および [ メ デ ィ ア プ ロ ト コ ル ] フ ィ ル タ 条件は、フ ロー
ベースです。 こ れらは、 ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スの際に表示フ ィ
ル タ と し てのみ使用で き ま す。 こ れ ら のグルー プか ら の条件 を 含む
どの フ ィ ル タ も 、 モ ニ タ フ ィ ル タ と し て使用で き ません。 パケ ッ ト
ベースのフ ィ ル タ と フ ローベースのフ ィ ル タ の違いについては、 439
ページの 「パケ ッ ト ベースのフ ィ ル タ と フ ローベースのフ ィ ル タ 」 を
参照 し て く だ さ い。
表示フ ィ ル タ の使用
463
図13-14: MGCP のフ ィ ル タ 条件
464
第13章
Voice-Megaco フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [Voice-Megaco] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、 [Voice-Megaco
フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。 このダ イ ア ロ グボ ッ
ク ス で、 必要な さ ま ざ ま な タ イ プの Megaco ト ラ フ ィ ッ ク を指定で
き ます。 選択 さ れた条件のいずれかを含む フ レームが、 こ のフ ィ ル タ
の一部 と し て組み込まれます。 図 13-15 で示すよ う に、 Megaco ト ラ
フ ィ ッ ク に対 し て次の条件で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ 全般 ]
[ メ デ ィ アゲー ト ウ ェ イ ID]、 [ 終了 ID]
を含め、Megaco コ ールの さ ま ざ ま な一
般識別子の値 を 指定 し ま す。 指定 さ れ
た フ ィ ール ド を 含む ト ラ フ ィ ッ ク が、
こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込まれ
ます。
[ メ デ ィ ア プ ロ ト コ ル ] Megaco コ ール (RTP、 RTCP、 ま たは
両方 ) で の エ ン ド ツ ー エ ン ド の オ ー
デ ィ オ配信に使用す る さ ま ざ ま な セ ッ
シ ョ ン層のプ ロ ト コ ルを選択 し て、 こ
の フ ィ ル タ の一部 と し て 組み込み ま
す。 RTP の場合は、 特定の コ ーデ ッ ク
を選択する こ と も で き ます。
[ コマン ド ]
表示フ ィ ル タ の使用
さ ま ざ ま な Megaco コ マ ン ド タ イ プ を
選択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て
組み込みます。
465
図13-15: Megaco のフ ィ ル タ 条件
重要 : [ メ デ ィ ア プ ロ ト コ ル ] フ ィ ル タ 条件は、ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ
リ シ ス の際に表示 フ ィ ル タ と し て のみ使用 で き ま す。 こ れ ら のグ
ループから の条件を含むどのフ ィ ル タ も、モ ニ タ フ ィ ル タ と し て使用
で き ません。
466
第13章
ISAKMP フ ィ ル タ の設定
[ 新規 フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規 フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [ISAKMP] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、[ISAKMP フ ィ ル タ ] ダ
イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。 こ のダ イ ア ログボ ッ ク スで、 必要
な さ ま ざ ま な タ イ プの ISAKMP ト ラ フ ィ ッ ク を指定で き ます。 選択
さ れた条件のいずれかを含む フ レームが、この フ ィ ル タ の一部 と し て
組み込まれます。 図 13-16 で示すよ う に、ISAKMP ト ラ フ ィ ッ ク に対
し て次の条件で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ 交換 タ イ プ ]
さ ま ざ ま な ISAKMP 交換 タ イ プ を選択
し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み
込みます。
図13-16: ISAKMP のフ ィ ル タ 条件
表示フ ィ ル タ の使用
467
Kerberos フ ィ ル タ の設定
[ 新規 フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規 フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [Kerberos] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、[Kerberos フ ィ ル タ ]
ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。 こ のダ イ ア ログボ ッ ク ス で、 必
要な さ ま ざ ま な タ イ プの Kerberos ト ラ フ ィ ッ ク を指定で き ます。 選
択 さ れた条件のいずれかを含む フ レームが、こ のフ ィ ル タ の一部 と し
て組み込まれます。 図 13-17 で示すよ う に、 Kerberos ト ラ フ ィ ッ ク
に対 し て次の条件で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ 全般 ]
[ プ リ ン シパル名 ]、[ サーバー Realm]、
[ ク ライアン ト
Realm]
を 含 め、
Kerberos ト ラ ンザク シ ョ ンの さ ま ざ ま
な一般識別子の値 を 指定 し ま す。 指定
さ れた フ ィ ール ド を含む ト ラ フ ィ ッ ク
が、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込
まれます。
[ サブ プ ロ ト コ ル ]
さ ま ざ ま なサブ プ ロ ト コ ルを選択 し ま
す (AS Exchange、TGS Exchange、お
よび CS Exchange、または こ れら のい
ずれか )。
[ 症状 ]
さ ま ざ ま な Kerberos エ ラ ー メ ッ セ ー
ジ タ イ プ を選択 し 、 こ の フ ィ ル タ の一
部 と し て組み込みます。
重要 : [ 症状 ] のフ ィ ル タ 条件は、 フ ローベース です。 こ れは、 ポス ト
キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スの際に表示フ ィ ル タ と し てのみ使用で き ます。
こ れ ら のグループか らの条件を含むどのフ ィ ル タ も 、モニ タ フ ィ ル タ
と し て使用で き ません。 パケ ッ ト ベースの フ ィ ル タ と フ ロ ーベース
のフ ィ ル タ の違いについては、 439 ページの 「パケ ッ ト ベースのフ ィ
ル タ と フ ローベースのフ ィ ル タ 」 を参照 し て く だ さ い。
468
第13章
図13-17: Kerberos のフ ィ ル タ 条件
表示フ ィ ル タ の使用
469
RADIUS フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [RADIUS] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、[RADIUS フ ィ ル タ ] ダ
イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。 こ こ では、 様々な種類の中から 興
味ある RADIUS ト ラ フ ィ ッ ク を指定する こ と がで き ます。 こ のダ イ
ア ログボ ッ ク スで、 必要な さ ま ざ ま な タ イ プの RADIUS ト ラ フ ィ ッ
ク を指定で き ます。 選択 さ れた条件のいずれかを含む フ レームが、 こ
の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込まれま す。 図 13-18 で示す よ う に、
RADIUS ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次の条件で フ ィ ル タ をかけ る こ と が
で き ます。
[ ユーザ ID]
認証を要求するユーザのユーザ ID を入
力 し ます。
[ コー ド タ イプ ]
興味あ る コ ー ド タ イ プ を チ ェ ッ ク し ま
す。 入力 さ れた コ ー ド タ イ プ を 含む ト
ラ フ ィ ッ ク が、 こ の フ ィ ル タ の一部 と
し て含まれます。
図13-18: RADIUSのフ ィ ル タ 条件
470
第13章
RTSP フ ィ ル タ の設定
[ 新規 フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規 フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [RTSP] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、[RTSP フ ィ ル タ ] ダ イ ア
ログボ ッ ク スが表示 さ れます。 こ のダ イ ア ログボ ッ ク ス で、 必要な さ
ま ざ ま な タ イ プの RTSP ト ラ フ ィ ッ ク を指定で き ます。 選択 さ れた
条件のいずれかを含む フ レームが、この フ ィ ル タ の一部 と し て組み込
まれます。 図 13-19 で示すよ う に、 RTSP ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次の
条件で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ 全般 ]
[ サーバー URL] や [ プ レゼン テーシ ョ
ン ] な ど を含む、RTSP ス ト リ ームの さ
ま ざ ま な 一般識別子の値 を 指定 し ま
す。 指定 さ れた フ ィ ール ド を 含む ト ラ
フ ィ ッ ク が、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し
て組み込まれます。
[ メソッド ]
必要な メ ソ ッ ド を 選択 し ま す。 指定 さ
れた メ ソ ッ ド を 含む ト ラ フ ィ ッ ク が、
こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込まれ
ます。
[ 症状 ]
さ ま ざ ま な RTSP エ ラ ー メ ッ セージ タ
イ プ を 選択 し 、 こ の フ ィ ル タ の一部 と
し て組み込みます。
重要 : [ 症状 ] のフ ィ ル タ 条件は、 フ ローベース です。 こ れは、 ポス ト
キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スの際に表示フ ィ ル タ と し てのみ使用で き ます。
これらのグループからの条件を含むどのフ ィ ル タ も、モニ タ フ ィ ル タ
と し て使用で き ません。 パケ ッ ト ベースの フ ィ ル タ と フ ロ ーベース
のフ ィ ル タ の違いについては、 439 ページの 「パケ ッ ト ベースのフ ィ
ル タ と フ ローベースのフ ィ ル タ 」 を参照 し て く だ さ い。
表示フ ィ ル タ の使用
471
図13-19: RTSP のフ ィ ル タ 条件
472
第13章
IPTV フ ィ ル タ の設定
[ 新規 フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規 フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [IPTV] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、[IPTV フ ィ ル タ ] ダ イ ア ロ
グボ ッ ク スが表示 さ れます。 こ のダ イ ア ログボ ッ ク スで、必要な IPTV
ト ラ フ ィ ッ ク の さ ま ざ ま な タ イ プ を 指定で き ま す。 選択 さ れた条件
のいずれかを含む フ レームが、こ のフ ィ ル タ の一部 と し て組み込まれ
ます。 図 13-20 に示すよ う に、 IPTV ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次の条件
で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ 全般 ]
PID フ レーム、 PAT フ レーム、 または
その両方 を 選択 し ま す。 PID フ レ ーム
の場合は、範囲を指定で き ます。 指定 さ
れ た フ ィ ー ル ド を 含む ト ラ フ ィ ッ ク
が、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込
まれます。
[ 症状 ]
さ ま ざ ま な IPTV エ ラ ー メ ッ セージ タ イ
プ を選択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と
し て組み込みます。
重要 : [ 全般 ] および [ 症状 ] のフ ィ ル タ 条件は、 フ ローベース です。
これは、ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スの際に表示フ ィ ル タ と し てのみ
使用で き ます。 こ れ ら のグループか ら の条件を含むどの フ ィ ル タ も、
モ ニ タ フ ィ ル タ と し て使用で き ません。 パケ ッ ト ベースの フ ィ ル タ
と フ ローベースの フ ィ ル タ の違いについては、 439 ページの 「パケ ッ
ト ベースの フ ィ ル タ と フ ロ ーベースの フ ィ ル タ 」 を参照 し て く だ さ
い。
表示フ ィ ル タ の使用
473
図13-20: IPTVの フ ィ ル タ 条件
474
第13章
SMB フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [SMB] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、[SMB フ ィ ル タ ] ダ イ ア ロ
グボ ッ ク スが表示 さ れます。 こ のダ イ ア ログボ ッ ク スで、 必要な さ ま
ざ ま な タ イ プの SMB ト ラ フ ィ ッ ク を指定で き ます。 選択 さ れた条件
のいずれかを含む フ レームが、こ のフ ィ ル タ の一部 と し て組み込まれ
ます。 図 13-21 で示すよ う に、 SMB ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次の条件
で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ メ ッ セージ タ イ プ ]
必要 な メ ッ セ ー ジ タ イ プ を 選択 し ま
す。 指定 さ れた メ ッ セ ー ジ タ イ プ を 含
む ト ラ フ ィ ッ ク が、 こ の フ ィ ル タ の一
部 と し て組み込まれます。
[ エ ラー ]
必要な エ ラ ー タ イ プ を 選択 し ま す。 指
定 さ れた エ ラ ー タ イ プ を 含む ト ラ
フ ィ ッ ク が、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し
て組み込まれます。
図13-21: SMB のフ ィ ル タ 条件
表示フ ィ ル タ の使用
475
相関 フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [ 相関 ] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、[ 相関フ ィ ル タ ] ダ イ ア ロ
グボ ッ ク スが表示 さ れます。
相関フ ィ ル タ ( 図 13-22) は、 フ ロ ン ト エ ン ド 、 バ ッ ク エ ン ド 両方の
プ ロ ト コルを含むパケ ッ ト の追跡に役立ち ます。この フ ィ ル タ を設定
す る と 、 処理全体に渡 っ て持続す る 値 を 指定す る 必要があ り ま す。
RADIUS の場合は、 ユーザ ID がその値に相当 し ます。
図13-22: 相関フ ィ ル タ
ユーザ ID の入力 と 、 フ ロ ン ト エ ン ド プ ロ ト コ ル と バ ッ ク エ ン ド プ ロ
ト コ ルの選択がで き る よ う にな り ます。
フ ロ ン ト エ ン ド プ ロ ト コ ルは、 DHCP、 WiMAX、 あるいは TCP/
UDP に基づいて指定 さ れたプ ロ ト コ ルです。 例えば、 フ ロ ン ト エ ン
ド プ ロ ト コ ル と し て HTTP を指定するには、 TCP を選択 し 、 ポー ト
80 を入力 し ます。
現在 RADIUS は、 サポー ト さ れる唯一のバ ッ ク エ ン ド プ ロ ト コルで
す。
476
第13章
フ ロ ー フ ィ ル タ の設定
フ ロー フ ィ ル タ を使用 し て、 通信する ペアの IP ホス ト 間でのあ る種
の ト ラ フ ィ ッ ク を 含めま す。 含め る ト ラ フ ィ ッ ク の方向 と ポー ト 番
号を指定で き ます。
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 メ ニ ュ ーに
あ る [ フ ロー ] エ ン ト リ を ク リ ッ ク し て、 以下のフ ロー フ ィ ル タ のオ
プ シ ョ ン を設定 し ます。
[IP ア ド レ ス タ イ プ ]
IPv4 ア ド レ ス ま たは IPv6 ア ド レ ス を指定
し ます。
[ 送信元ア ド レ ス ]
こ のホ ス ト のペアの最初のア ド レ ス。 すべ
て 0 の値は入力 し ないで く だ さ い。
[ ポー ト ]
送信元ア ド レ スの ト ラ フ ィ ッ ク に フ ィ ル タ
をかけるポー ト 。
[ 方向 ]
こ のス テーシ ョ ンのペア で追加 さ れる ト ラ
フ ィ ッ ク の方向。 ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト を
使用 し て、 方向を選択 し ます。
[ 送信先ア ド レ ス ]
こ のホス ト のペアの 2 番目のア ド レ ス。 す
べて 0 の値は入力 し ないで く だ さ い。
[ ポー ト ]
送信先ア ド レ スの ト ラ フ ィ ッ ク に フ ィ ル タ
をかけるポー ト 。
注意 : ポー ト 番号を空白のま ま にす る と 、 すべてのポー ト 上の ト ラ
フ ィ ッ クが追加 さ れます。 ア ド レ ス を空白のま まにする と 、 すべての
ア ド レ スの ト ラ フ ィ ッ ク が追加 さ れます。
表示フ ィ ル タ の使用
477
図13-23: フ ロー フ ィ ル タ 条件
478
第13章
パ タ ー ン フ ィ ル タ の設定
パ タ ーン フ ィ ル タ を使用 し て、特定のパ タ ーンが含まれる フ レームを
追加 し ます。
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [ パ タ ーン ] エ ン ト リ を ク リ ッ ク し て、 以下のパ タ ーン フ ィ ル
タ のオプ シ ョ ン を設定 し ます ( 図 13-24 を参照 )。
[ パ タ ーン マ ッ チ
開始場所 ]
ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト を使用 し て、 パ タ ー
ンの検索開始位置を、フ レームの開始部分、
IP 層の開始部分、 またはア プ リ ケーシ ョ ン
層の開始部分の中か ら 選択 し ます。 あ る い
は、 ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト で選択 し た開始
ポ イ ン ト か ら バイ ト 単位でオ フ セ ッ ト し た
パ タ ーンにマ ッ チ さ せる こ と も で き ます。
[ オフセ ッ ト ]
[ テキス ト ] または [Hex] を選択 し て、オ フ
セ ッ ト の量を入力 し ます。
[ パ タ ーン ]
[ テキス ト ] または [Hex] を選択 し て、マ ッ
チ さ せるパ タ ーン を入力 し ます。
注意 : Hex デー タ は、スペースで区切ら れた文字のペア と し て入力す
る必要があ り ます (02 AA 03 BC な ど )。
表示フ ィ ル タ の使用
479
図13-24: パ タ ーン フ ィ ル タ 条件
480
第13章
IP サブ ネ ッ ト フ ィ ル タ の設定
IP サブネ ッ ト フ ィ ル タ リ ング を使用 し て、 特定の IP サブネ ッ ト に属
す る すべての ト ラ フ ィ ッ ク を 組み込みま す。 サブ ネ ッ ト のア ド レ ス
と マ ス ク を指定 し て、 フ ィ ル タ の一部 と し て組み込みます ( 図 13-25
を参照 )。 ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト を使用 し て、 方向を選択 し ます。
注意 : 両方の IP ア ド レ スに 「0.0.0.0」 と 入力 し た場合、 その入力は
無視 さ れます。
図13-25: IP サブネ ッ ト フ ィ ル タ 条件
表示フ ィ ル タ の使用
481
プ ロ ト コ ル フ ィ ル タ の設定
プ ロ ト コル フ ィ ル タ を使用 し て、 特定のプ ロ ト コ ル タ イ プ、 プ ロ ト コ
ルフ ラ グ、 または特質な どのパケ ッ ト を追加 し ます。 [ 新規 フ ィ ル タ
項目 ] メ ニ ュ ーにあ る メ イ ンの [ プ ロ ト コ ル ] カ ウ ン タ を使用 し て、
[IP]、 [ARP]、 および [IPv6] に対する一つ上のプ ロ ト コ ルフ ィ ル タ を
設定で き ます。 ま た、 [IP]、 [TCP]、 お よび [UDP] のダ イ ア ロ グボ ッ
ク ス を使用 し て、 よ り 限定 し た プ ロ ト コ ル フ ィ ル タ も 設定で き ます。
こ れ ら のプ ロ ト コ ルご と のオ プ シ ョ ン については、 以下に説明 し ま
す。
親プ ロ ト コ ル フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [ プ ロ ト コ ル ] エ ン ト リ を ク リ ッ ク する と 、[ プ ロ ト コ ルフ ィ ル
タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます ( 図 13-26)。 こ のダ イ ア ログ
ボ ッ ク スで、 必要な親プ ロ ト コ ル (IP、 ARP、 IPv6) を選択で き ます。
選択 し たいずれかのプ ロ ト コルからの フ レームが、こ のフ ィ ル タ の一
部 と し て組み込まれます。
図13-26: [プ ロ ト コ ル] のフ ィ ル タ 条件
482
第13章
IP フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [IP] カ ウン タ を ク リ ッ ク し て、 さ ま ざ ま な IP ト ラ フ ィ ッ ク の
タ イ プ を指定 し 、 この フ ィ ル タ の一部 と し て組み込みます。 選択 さ れ
た条件のいずれかを含む フ レームが、こ のフ ィ ル タ の一部 と し て組み
込まれます。 図 13-27 で示すよ う に、IP ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次の条
件で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ サービ ス タ イ プ ]
IP パケ ッ ト のヘ ッ ダでは、 [ サービ ス タ イ
プ ] フ ィ ール ド を使用する さ ま ざ ま なサー
ビ ス品質の レ ベル を 示す こ と がで き ま す。
[サービ ス タ イ プ] フ ィ ール ド には、[優先度]
と [ ト ラ ン スポー ト タ イ プ ] の項目があ り
ます。 [ サービ ス タ イ プ ] 領域にあ るオプ
シ ョ ン を使っ て、 こ れら の両 フ ィ ール ド で
フ ィ ル タ を かけ ら れ ま す。 指定 し た QoS
指標を含むパケ ッ ト は、 こ の フ ィ ル タ の一
部 と し て組み込まれます。
[ 制御 ]
さ ま ざ ま な IP 制御フ ラ グ を選択 し て、こ の
フ ィ ル タ の一部 と し て組み込みます。
[ フ ラ グ メ ン ト ] に設定 さ れた フ ラ グ メ ン ト
制御 フ ラ グ を 持つ IP パケ ッ ト を 組み込む
場合、[ フ ラ グ メ ン ト ] ボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク
し ます。 IP ヘ ッ ダの [ホ ッ プ制限] フ ィ ール
ド の値を持つ IP パケ ッ ト を組み込む場合、
[ ホ ッ プ制限 ] の値を設定 し ます。
[ プロ ト コル ]
表示フ ィ ル タ の使用
さ ま ざ ま な TCP/IP ス ィ ー ト プ ロ ト コ ルを
選択 し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み
込み ま す。 プ ロ ト コ ルが一覧に な い場合、
[他のプ ロ ト コ ル] フ ィ ール ド に手動で入力
し ます。 アナ ラ イ ザに よ り 、 指定 さ れた プ
ロ ト コ ルが IP ヘ ッ ダのプ ロ ト コ ル フ ィ ー
ル ド に検出 さ れる と 、 フ レームが組み込ま
れます。
483
[ フ レーム ]
[ ブ ロー ド キ ャ ス ト ] のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
オ ン に し て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て ブ
ロー ド キ ャ ス ト フ レームを組み込みます。
図13-27: IP のフ ィ ル タ 条件
484
第13章
TCP フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [TCP] カ ウン タ を ク リ ッ ク し て、 さ ま ざ ま な TCP ト ラ フ ィ ッ
クの タ イ プ を指定 し 、 こ のフ ィ ル タ の一部 と し て含めます。 選択 さ れ
た条件のいずれかを含む フ レームが、こ のフ ィ ル タ の一部 と し て組み
込まれます。 図 13-28 で示すよ う に、 TCP ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次
の条件で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[TCP フ ラ グ ]
フ ィ ル タ を設定 し て、 最大 6 つの制御 フ ラ
グ を それぞれ TCP ヘ ッ ダ に組み込む こ と
がで き ます。 チ ェ ッ ク さ れた フ ラ グ を含む
パケ ッ ト は、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組
み込まれます。
[ ウィ ンドウ ]
フ ィ ル タ を設定 し て、特定の値を TCP ヘ ッ
ダのウ ィ ン ド ウ部分に組み込む こ と がで き
ます。 [ ス ラ イ デ ィ ングウ ィ ン ド ウサイ ズ :]
フ ィ ール ド に値を入力 し ます。
[ プロ ト コル ]
さ ま ざ ま な 上位層の プ ロ ト コ ル を 選択 し
て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込みま
す。 ア ナ ラ イ ザに よ り 、 指定 さ れた プ ロ ト
コ ルに関連付け ら れたポー ト 番号がパケ ッ
ト の TCP ヘ ッ ダに検出 さ れる と 、パケ ッ ト
が組み込まれます。
特定のプ ロ ト コ ルが一覧にない場合、[ 他の
プ ロ ト コ ル ] フ ィ ール ド でポー ト 番号を指
定 し て、 それに フ ィ ル タ をかけ る こ と も で
き ます。
[ 症状 ]
表示フ ィ ル タ の使用
さ ま ざ ま な TCP の問題 タ イ プ を選択 し て、
こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込みま す。
[ス ロー応答] と [ ス ローTCP コ ネ ク シ ョ ン ]
の問題のス レ ッ シ ョ ル ド を 設定で き ま す。
こ れ ら のス レ ッ シ ョ ル ド につい ては、 525
ページの 「IP し き い値の設定」 を参照 し て
く だ さ い。
485
重要 : [ 症状 ] のフ ィ ル タ 条件は、 フ ローベース です。 こ れは、 ポス ト
キ ャ プ チ ャ アナ リ シ スの際に表示フ ィ ル タ と し てのみ使用で き ます。
[症状] を設定 し たどの フ ィ ル タ も、モ ニ タ フ ィ ル タ と し て使用で き ま
せん。 パケ ッ ト ベースの フ ィ ル タ と フ ロ ーベースの フ ィ ル タ の違い
については、 439 ページの 「パケ ッ ト ベースのフ ィ ル タ と フ ローベー
スのフ ィ ル タ 」 を参照 し て く だ さ い。
図13-28: TCP の フ ィ ル タ 条件
486
第13章
UDP フ ィ ル タ の設定
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [UDP] カ ウ ン タ を ク リ ッ ク し て、さ ま ざ ま な UDP ト ラ フ ィ ッ
クの タ イ プ を指定 し 、 こ のフ ィ ル タ の一部 と し て含めます。 選択 さ れ
た条件のいずれかを含む フ レームが、こ のフ ィ ル タ の一部 と し て組み
込まれます。 図 13-29 で示すよ う に、 UDP ト ラ フ ィ ッ ク に対 し て次
の条件で フ ィ ル タ をかける こ と がで き ます。
[ プロ ト コル ]
さ ま ざ ま な 上位層の プ ロ ト コ ル を 選択 し
て、 こ の フ ィ ル タ の一部 と し て組み込みま
す。 アナ ラ イ ザに よ り 、 指定 さ れた プ ロ ト
コ ルに関連付け られたポー ト 番号がパケ ッ
ト の UDP ヘ ッ ダに検出 さ れる と 、 パケ ッ
ト が組み込まれます。
特定のプ ロ ト コ ルが一覧にない場合、[ 他の
プ ロ ト コ ル ] フ ィ ール ド でポー ト 番号を指
定 し て、 それに フ ィ ル タ をかける こ と も で
き ます。
図13-29: UDP のフ ィ ル タ 条件
表示フ ィ ル タ の使用
487
MAC ア ド レ ス フ ィ ル タ の設定
MAC ア ド レ ス フ ィ ル タ ( 図 13-30) によ り 、通信するペアの MAC ア
ド レ ス間での特定の タ イ プの ト ラ フ ィ ッ ク を 追加で き ま す。 必要に
応 じ て、 追加する ト ラ フ ィ ッ ク の方向を指定で き ます。 [ 新規フ ィ ル
タ ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スの [ 新規 フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ーに あ る
[MAC ア ド レ ス ] エ ン ト リ を ク リ ッ ク し て、以下のMAC ア ド レ ス フ ィ
ル タ のオプ シ ョ ン を設定 し ます。
[ 送信元 MAC]
この通信する ノ ー ド のペアの最初のア ド レス。
[ 方向 ]
こ の ス テ ー シ ョ ン のペ ア で 追加 さ れ る ト ラ
フ ィ ッ ク の方向。 ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト を使
用 し て、 方向を選択 し ます。
[ 送信先 MAC]
こ の通信す る ノ ー ド のペ アの 2 番目のア ド
レ ス。
図13-30: MAC ア ド レ ス フ ィ ル タ 条件
488
第13章
物理層 フ ィ ル タ の設定
物理層 フ ィ ル タ ( 図 13-31) に よ り 、 特定の VLAN に 属 す る ト ラ
フ ィ ッ ク を 追加で き ま す。 全二重 イ ーサネ ッ ト カ ー ド を 使用 し て い
る場合、 カ ー ド のいずれかのチ ャ ネル、 または両方のチ ャ ネルで検出
さ れた ト ラ フ ィ ッ ク を追加する こ と も で き ます。
[ 新規フ ィ ル タ ] ダ イ ア ログボ ッ ク スの [ 新規フ ィ ル タ 項目 ] メ ニ ュ ー
にある [ 物理層 ] エ ン ト リ を ク リ ッ ク し て、 以下の物理層フ ィ ル タ の
オプ シ ョ ン を設定 し ます。
表示フ ィ ル タ の使用
[VLAN ID]
ト ラ フ ィ ッ ク が追加 ま たは除外 さ れ る
VLAN の ID を指定 し ます。
[ チ ャ ネル ]
全二重ア ダ プ タ のみ。 ト ラ フ ィ ッ ク が追加
ま たは除外 さ れる カ ー ド 上のチ ャ ネルを指
定 し ます。
[ オー ト ネゴ シ エー
シ ョ ン (ギガ ビ ッ ト
のみ) ]
オー ト ネ ゴ シ エ ーシ ョ ン フ レ ーム、 オー ト
ネ ゴ シ エ ーシ ョ ン以外の フ レ ーム、 ま たは
その両方を、 追加するかを指定 し ます。
[ フ ィ ルタ ]
追加する フ レームの タ イ プ を指定 し ます。
[ サイ ズ ]
ド ロ ッ プ ダウ ン リ ス ト か ら、 [>=] (以上) 、
[==] (等 し い)、 または [<=] (以下) を選択
し 、 その右側のボ ッ ク ス にバ イ ト 数 を 入力
し ます。 これに よ り 、 そのバイ ト 数以上、 そ
のバ イ ト 数 と 等 し い、 ま たはそのバ イ ト 数
以下の フ レ ーム を 含む よ う に設定 し ま す。
[<=] ま たは [==] を 選択 し た場合、 下部の
ボ ッ ク スはグ レ ー表示 さ れま す。 [>=] を 選
択 し た場合は、上部のボ ッ ク スに最小値、下
部のボ ッ ク スに最大値を入力で き ます。
489
図13-31: 物理層フ ィ ル タ 条件
490
第13章
フ ィ ルタ リ ス ト
ポス ト キ ャ プ チ ャ ア ナ リ シ スワー ク スペース で フ ィ ル タ リ ス ト を表
示する ためには、[ 翻訳 ] タ ブのス テー タ スバーにあ る [ フ ィ ル タ を適
用 ] アイ コン
を ク リ ッ ク し ます。
フ ィ ル タ リ ス ト で、 すべての定義 し た フ ィ ル タ を管理で き ます。 定義
さ れた フ ィ ル タ はそれぞれ、 その名前、 概要の説明、 および フ ィ ル タ
に適用する制限を付けて一覧表示 さ れます。
フ ィ ル タ リ ス ト か ら、 新 し い フ ィ ル タ を作成 し た り 、 既存の フ ィ ル タ
の編集や削除がで き ます。 図 13-32 は、 フ ィ ル タ リ ス ト を示 し てい
ます。
図13-32: [フ ィ ル タ リ ス ト ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
表示フ ィ ル タ の使用
491
492
第13章
第14章
CSA ア ラ ー ト の操作
こ の章では、 アナ ラ イザのア ラ ー ト の操作方法について説明 し ます。
アナ ラ イザでは、ア ラ ー ト 表示での総合的な ア ラ ー ト のレポー ト 機能
が提供 さ れ、リ アル タ イムでネ ッ ト ワー クの事象 と 問題を測定で き ま
す。 さ ま ざ ま な タ イ プのア ラ ームに さ ま ざ ま な ア ク シ ョ ン を 設定で
き ます。 ア ク シ ョ ンには、 電子 メ ールの送信、 ポケベルの発信、 ある
いはス ク リ プ ト の実行な どがあ り 、特定の重要度のア ラ ームが検出 さ
れた場合にそれら を実行で き ます。 また、 アナ ラ イザが さ ま ざ ま な タ
イ プのア ラ ー ト を レ ポー ト す る方法を指定す る ス レ ッ シ ョ ル ド も 設
定で き ます。
この章は、 次の項目で構成 さ れています。
•
ア ラ ー ト について
•
ア ラ ー ト 表示の操作
•
重要度 と ア ク シ ョ ンの定義
•
問題レポー ト ス レ ッ シ ョ ル ド の設定
493
ア ラ ー ト について
アナ ラ イザは ア ラ ー ト を レポー ト し て、ネ ッ ト ワー ク で検出 さ れたエ
ラ ー状態への注意を喚起 し ます。 アナ ラ イザは、 以下のよ う に 事象 と
問題の 2 種類のア ラ ー ト を レポー ト し ます。
•
事象 - 事象は、 ネ ッ ト ワー ク 上で検出 さ れた軽度のエ ラ ー状態で
す。 単一の事象は詳細に調査する必要はあ り ませんが、 事象が何
度 も 繰 り 返 し 発生する場合には、 よ く 調べる必要があ り ます。 さ
ら に、 事象は、 同 じ サーバー、 フ ロー、 接続、 または ノ ー ド に対
し て、 アナ ラ イザが検出 し た問題の ト ラ ブルシ ュ ー ト の際に役立
ち ます。
代表的な事象 と し ては、HTTP ク ラ イ ア ン ト が受け取る 404 - Not
Found エ ラ ーな どの単純な エ ラ ーがあ り ます。
•
問題 - 問題は、 ただ ちに調査する必要がある深刻な エ ラ ー状態で
す。 ネ ッ ト ワー ク 上の問題の例 と し て、重複する IP ア ド レ スがあ
り ます。 こ の状態は、 ネ ッ ト ワー クのパ フ ォ ーマ ン ス を低下 さ せ、
予想で き ない状態を引き起 こ し ます。
アナ ラ イザがレポー ト するほ と んどの問題に対 し て、 ス レ ッ シ ョ
ル ド を 設定で き ま す。 こ の章の 508 ペー ジの 「問題レ ポー ト ス
レ ッ シ ョ ル ド の設定」 で、 ス レ ッ シ ョ ル ド の設定方法について説
明 し ます。
ア ラ ー ト 表示の操作
ツールバーの [ ア ラ ー ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て、 ア ラ ー ト を表示 し
ます。 ア ラ ー ト 表示では、 検出 し た問題 と 事象を別々の タ ブに一覧表
示 し ます。 図 14-1 は、 ア ラ ー ト 表示の例を示 し ます。
494
第14章
事象 と 問題は別々の タ ブ
に表示 さ れます。
列見出 し を ク リ ッ ク し て、 ア ラ ー ト 表示を ソ ー
ト し ます。 対応する列の三角形は、 現在の ソ ー
ト 順を示 し ています。
こ れ らのボ タ ン を使用 し て、 ア ラ ーム
を了承および削除で き ます。
図14-1: ア ラ ー ト 表示
CSAア ラ ー ト の操作
495
ア ラ ー ト 表示の [事象] タ ブの情報
ア ラ ー ト 表示の [ 事象 ] タ ブに、 検出 さ れたすべての事象が一覧表示
さ れます。 事象は、 以下の統計 と と も に表示 さ れます。
[ カウン ト ]
グループにま と まめ ら れた類似 タ イ プの事
象の数
[ 送信元 ]
こ の事象の送信元ス テ ー シ ョ ン の IP ア ド
レ ス。
[ 送信先 ]
こ の事象の送信先ス テ ー シ ョ ン の IP ア ド
レ ス。
[ 説明 ]
事象についての簡単な説明。
[ アプ リ ]
問題のあ る ア プ リ ケーシ ョ ン。
[ タ イムス タ ン プ ]
事象が検出 さ れた時間。
[ 重要度 ]
事象の重要度 を 示す色分け さ れ た ア イ コ
ン。
[ 了承 ]
こ の事象が了承 さ れて い るかど う か。 事象
を了承するには、 そのア ラー ト を選択し [ 了
承 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 これによ り、
ア ラー ト ログをすばや く ソー ト し て、了承さ
れていないア ラームのみを表示でき ます。
[事象] タ ブ を統計の タ イ プ ご と に ソ ー ト する には、対応する列見出 し
を ク リ ッ ク し てか ら、 再度ク リ ッ ク し て順番を逆に し ます。 統計の列
見出 し に三角形のア イ コ ンが表示 さ れている場合、ペ イ ンが現在その
統計を基準に し て並べ替え られている こ と を意味 し ます。
事象を了承するには [ 了承 ] ボ タ ン を使用 し ます。 事象を削除するに
は、 [ 削除 ] ボ タ ン を使用 し ます。
496
第14章
ア ラ ー ト 表示の [問題] タ ブの情報
[ 問題 ] タ ブに、 検出 さ れたすべての問題が一覧表示 さ れます。 問題
は、 以下の統計 と と も に表示 さ れます。
[ カウン ト ]
グルー プ に ま と ま め ら れた 類似 タ イ プ の
問題の数
[ 送信元 ]
こ の問題の送信元ス テ ーシ ョ ンの IP ア ド
レ ス。
[ 送信先 ]
こ の問題の送信先ス テ ーシ ョ ンの IP ア ド
レ ス。
[ 説明 ]
問題についての簡単な説明。
[ グループ ]
問題のあ る ア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プ。
[ タ イムス タ ン プ ]
問題が検出 さ れた時間。
[ 重要度 ]
問題の重要度 を 示す色分け さ れた ア イ コ
ン。
[ 了承 ]
こ の問題が了承 さ れてい るかど う か。 事象
を 了承す る には、 そ の ア ラ ー ト を 選択 し
[ 了承 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 こ れに よ
り 、 ア ラ ー ト ロ グ を すばや く ソ ー ト し て、
了承 さ れ て い な い ア ラ ームのみ を 表示 で
き ます。
[問題] タ ブ を統計の タ イ プ ご と に ソ ー ト する には、対応する列見出 し
を ク リ ッ ク し てか ら、 再度ク リ ッ ク し て順番を逆に し ます。 統計の列
見出 し に三角形のア イ コ ンが表示 さ れている場合、ペ イ ンが現在その
統計を基準に し て並べ替え られている こ と を意味 し ます。
問題を了承するには [ 了承 ] ボ タ ン を使用 し ます。 問題を削除するに
は、 [ 削除 ] ボ タ ン を使用 し ます。
CSAア ラ ー ト の操作
497
重要度 と ア ク シ ョ ンの定義
アナ ラ イザは、 特定の重要度のア ラ ー ト を検出 し た と き、 さ ま ざ ま な
ア ク シ ョ ン を実行 し ます。 [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ (508 ページの
図 14-7) で重要度 と ア ク シ ョ ン を設定 し ます。
NTM エージ ェ ン ト を操作 し ている場合は、[設定] ボ タ ン > [設定] タ
ブ > [ 問題 ] > [ ア ラ ー ト マネージ ャ ] オプ シ ョ ン で、集中的な収集のた
めの問題レ ポー ト を送信す る エージ ェ ン ト マ ネージ ャ のホ ス ト 名ま
たは IP ア ド レ ス を指定 し ます。 詳細については、 52 ページの 「[ ア
ラ ー ト マネージ ャ ] タ ブの概要」 を参照 し て く だ さ い。
重要度の定義
アナ ラ イザで発生する問題ご と に、 重要度を設定で き ます。 使用可能
な重要度は、[ 危険 ] ( 高 ) から、[ 注意 ]、[ やや注意 ]、[ 警告 ]、[ 情報 ] ( 低 )
ま であ り ます。
ア ラ ーム重要度の設定方法。
1. ツールバーの [ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
2. [ 設定 ] タ ブ を ク リ ッ ク し ます。
3. 左側の リ ス ト で [ 問題 ] > [ ス レ ッ シ ョ ル ド ] を ク リ ッ ク し ます。
4. [ 問題 ] リ ス ト 内のア プ リ ケーシ ョ ン ( またはその他の問題グルー
プ ) を ク リ ッ ク し ます。
5. 選択 し た ア プ リ ケー シ ョ ン のア ラ ー ト が メ イ ン ペ イ ン に一覧表
示 さ れます。 [ 選択 ] 列で、 ア ラ ー ト のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンに
し て選択 し ます。 [ し き い値 ] 列で、値を編集 し て し き い値を設定
し ます。 ド ロ ッ プ ダウン リ ス ト を使用 し て、重要度を設定 し ます。
498
第14章
ア ク シ ョ ンの定義
[設定] ボ タ ン > [設定 ] タ ブの左側にある [問題] > [ ア ク シ ョ ン ] オプ
シ ョ ン を使 っ て、ア ク シ ョ ン を設定 し ア ラ ー ト の重要度に関連付けま
す。 以下の タ イ プのア ク シ ョ ン を設定で き ます。
•
電子 メ ールア ク シ ョ ン (500 ページ を参照 )
•
ポケベルア ク シ ョ ン (502 ページ を参照 )
•
ス ク リ プ ト ア ク シ ョ ン (504 ページ を参照 )
•
SNMP ア ク シ ョ ン (506 ページ を参照 )
以下の項では、 こ れ ら のア ク シ ョ ン の設定方法 を 説明 し ま す。 ア ク
シ ョ ンの設定を終了 し た ら、 [ ア ク シ ョ ン リ ス ト ] オプ シ ョ ン を使用
し て、 ア ラ ー ト 重要度に割 り 当て た ア ク シ ョ ンの概要を確認で き ま
す。 [ ア ク シ ョ ン リ ス ト ] については、507 ページの 「ア ク シ ョ ン リ ス
ト の表示」 で説明 し ます。
CSAア ラ ー ト の操作
499
電子 メ ールア ク シ ョ ンの設定
電子 メ ールア ク シ ョ ンは、 特定のア ラ ーム重要度が検出 さ れた と き
に、1 つ以上のア ド レ スに電子 メ ールを送信 し ます。 [ 設定 ] ボ タ ン >
[設定] タ ブ > [問題] > [ア ク シ ョ ン] の [電子 メ ールア ク シ ョ ンの作成]
ボ タ ン を ク リ ッ ク し て、 電子 メ ールア ク シ ョ ン を設定 し ます。 次に、
図 14-2 に示 し 、 表 14-1 で説明する オプ シ ョ ン を設定 し ます。
図14-2: 電子 メ ールア ク シ ョ ンの設定
表14-1: 電子 メ ール ア ク シ ョ ンのオプ シ ョ ン
オプ シ ョ ン
説明
[SMTP メ ールサーバー ]
こ の電子 メ ールの送信に使用する SMTP サーバーのア ド レ ス。
[ユーザ名]
こ のSMTPサーバー上の送信者のユーザ名。
[パスワー ド ]
こ のSMTPサーバー上の送信者のパスワー ド 。
500
第14章
表14-1: 電子 メ ール ア ク シ ョ ンのオプ シ ョ ン
オプ シ ョ ン
説明
[差出人]
こ の電子 メ ールの [差出人] に表示 さ れる ア ド レ ス。
[宛先]
こ の電子 メ ールの宛先のア ド レ ス。
[件名]
こ の電子 メ ールの [件名] 行のテキス ト 。 デ フ ォル ト で、 件名の行
には、 ア ラ ームホス ト と ア ラ ームの説明が含まれます。 こ れを別
の値に変更で き ます。 また、 以下の [内容] オプ シ ョ ン で説明する
変数 と 同 じ 変数も使用で き ます。
[内容]
こ の電子 メ ールの [内容] のテ キ ス ト 。 以下の変数のボ ッ ク ス を
チ ェ ッ ク し て、 電子 メ ールの内容を設定 し ます。
• %h - こ の変数に よ り 、 ア ラ ームホス ト が電子 メ ールの
内容に挿入 さ れます。
• %t - こ の変数に よ り 、 ア ラ ームの タ イ ムス タ ン プ ホス
ト が電子 メ ールの内容に挿入 さ れます。
• %d - こ の変数に よ り 、 ア ラ ームの説明が電子 メ ールの
内容に挿入 さ れます。
• %u - こ の変数に よ り 、 ア ラ ームの詳細情報を提供する
URL が電子 メ ールの内容に挿入 さ れます。
[重要度の割 り 当て]
こ のア ク シ ョ ン に割 り 当て る ア ラ ーム重要度を指定 し ます。 こ の
ア ク シ ョ ン を実行する重要度に対 し て、 各ア ラ ーム重要度のボ ッ
ク ス を チ ェ ッ ク し ます。 アナ ラ イザは、 チ ェ ッ ク さ れた重要度の
ア ラ ームを検出 し た と き、 指定 さ れたア ク シ ョ ン を実行 し ます。
例えば、 [危険] の重要度のみを有効に し た場合、 アナ ラ イザは [危
険] ア ラ ー ト を検出 し た と き に、該当する電子 メ ールのみを送信 し
ます。
ヒ ン ト : さ ま ざ ま な ア ラ ーム重要度に さ ま ざ ま な電子 メ ールア ク シ ョ
ン を設定 し て、特定の重要度のア ラ ームが検出 さ れた と き に適切な対
象者に通知で き ます。 例えば、 [ やや注意 ] ア ラ ー ト を検出 し た と き
に、ヘルプデス ク に電子 メ ールを送信 し ます。 し か し 、[ 危険 ] ア ラ ー
ト を検出 し た と き には、ネ ッ ト ワー ク管理者に電子 メ ール ( ポケベル)
で通知するほ う が、 よ り 適切です。
CSAア ラ ー ト の操作
501
ポケベルア ク シ ョ ンの設定
ポケベルア ク シ ョ ン は、 特定のア ラ ーム重要度を検出 し た と き、 英
数字のページ を送信 し ます。 [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [ 問題 ] >
[ア ク シ ョ ン] の [ポケベル] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て、ポケベルア ク シ ョ
ン を設定 し ます。 次に、 図 14-3 に示 し 、 表 14-2 で説明する オプ シ ョ
ン を設定 し ます。
注意 : 電話をかけて英数字のページ を送信するには、 NTM に接続 さ
れたモデムが必要です。
図14-3: ポケベルア ク シ ョ ンの設定
502
第14章
表14-2: ポケベルア ク シ ョ ンのオプ シ ョ ン
オプ シ ョ ン
説明
[モデム番号を選択]
ド ロ ッ プ ダ ウ ン リ ス ト か ら よ く 使用す る ポ ケ ベ
ルのア ク セス番号 (SkyTel、Airtouch な ど) を選択
するか、または [入力] フ ィ ール ド に番号を入力 し
ます。
[PIN番号]
こ のポケベルの発信に使用す る PIN を入力 し ま
す。
[ メ ッ セージ]
こ の英数字ページのテキス ト 。 以下の変数を使用
し て メ ッ セージ を設定 し ます。
• %h - こ の変数に よ り 、 ア ラ ームホス ト が
ページに挿入 さ れます。
• %t - こ の変数に よ り 、 ア ラ ームの タ イ ム
ス タ ン プ ホス ト がページに挿入 さ れま
す。
• %d - こ の変数に よ り 、 ア ラ ームの説明が
ページに挿入 さ れます。
• %u - こ の変数に よ り 、 ア ラ ームの詳細情
報を提供する URL がページに挿入 さ れ
ます。
[モデム設定]
こ のペ ー ジ で 使用す る、 [ポ ー ト ]、 [パ リ テ ィ ]、
[ボー レ ー ト ] な ど 標準のモ デム設定 を 指定 し ま
す。
[重要度の割 り 当て]
こ のア ク シ ョ ン に割 り 当て る ア ラ ーム重要度 を
指定 し ます。 こ のア ク シ ョ ン を実行する重要度に
対 し て、 各ア ラ ーム重要度のボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク
し ます。 アナ ラ イザは、 チ ェ ッ ク さ れた重要度の
ア ラ ームを検出 し た と き、 指定 さ れたア ク シ ョ ン
を実行 し ます。
例えば、 [危険] の重要度のみを有効に し た場合、
アナ ラ イザは [危険] ア ラ ー ト を検出 し た と き に、
該当するページのみを送信 し ます。
CSAア ラ ー ト の操作
503
ス ク リ プ ト ア ク シ ョ ンの設定
ス ク リ プ ト ア ク シ ョ ン は、 特定のア ラ ーム重要度 を 検出 し た と き、
JavaScript のカ ス タ ムス ク リ プ ト を実行 し ます。 [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設
定] タ ブ > [問題] > [ア ク シ ョ ン] の [ス ク リ プ ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し
て、 ス ク リ プ ト ア ク シ ョ ン を設定 し ます。 次に、 図 14-4 に示 し 、 表
14-3 で説明する オプ シ ョ ン を設定 し ます。
図14-4: ス ク リ プ ト ア ク シ ョ ンの設定
jsfiles \ actions サブデ ィ レ ク ト リ 内にあ るサン プルプ ログ ラ ム
TestAlarmAction.js を モデル と し て使用 し て、 独自のス ク リ プ ト を
作成で き ます。
新 し い .js フ ァ イルを jsfiles \ actions サブデ ィ レ ク ト リ に コ ピーす
る と 、[ ス ク リ プ ト を選択] ド ロ ッ プ ダウン リ ス ト にそのフ ァ イルが自
動的に表示 さ れます。
504
第14章
表14-3: ス ク リ プ ト ア ク シ ョ ンのオプ シ ョ ン
オプ シ ョ ン
説明
[ス ク リ プ ト を選択]
ド ロ ッ プダウン リ ス ト から ス ク リ プ ト を選択 し ます。
[ス ク リ プ ト の引数]
以下の引数を指定 し て、 選択 し たス ク リ プ ト に渡 し ま
す。
• %h - こ の変数に よ り 、 ア ラ ームホス ト がペー
ジに挿入 さ れます。
• %t - こ の変数に よ り 、 ア ラ ームの タ イ ムス タ
ン プ ホス ト がページに挿入 さ れます。
• %d - こ の変数に よ り 、 ア ラ ームの説明がペー
ジに挿入 さ れます。
• %u - こ の変数に よ り 、 ア ラ ームの詳細情報を
提供する URL がページに挿入 さ れます。
[重要度の割 り 当て]
こ のア ク シ ョ ン に割 り 当て る ア ラ ーム重要度 を 指定
し ま す。 こ のア ク シ ョ ン を 実行す る 重要度に対 し て、
各ア ラ ーム重要度のボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク し ます。 アナ
ラ イザは、 チ ェ ッ ク さ れた重要度のア ラ ームを検出 し
た と き、 指定 さ れたア ク シ ョ ン を実行 し ます。
例えば、 [危険] の重要度のみを有効に し た場合、 アナ
ラ イザは [危険] ア ラ ー ト を検出 し た と き に、 該当する
ス ク リ プ ト のみを実行 し ます。
CSAア ラ ー ト の操作
505
SNMP ア ク シ ョ ンの設定
SNMP ア ク シ ョ ンは、特定のア ラ ーム重要度が検出 さ れた と き に、特
定のホス ト に SNMP ト ラ ッ プ を送信 し ます。 [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ]
タ ブ > [ 問題 ] > [ ア ク シ ョ ン ] の [SNMP] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て、
SNMP ア ク シ ョ ン を設定 し ます。 次に、 図 14-5 に示 し 、 表 14-4 で説
明する オプ シ ョ ン を設定 し ます。
図14-5: SNMP ア ク シ ョ ンの設定
表14-4: SNMP ア ク シ ョ ンのオプ シ ョ ン
オプ シ ョ ン
説明
[送信先ホス ト ]
こ の SNMP ト ラ ッ プ が送信 さ れ る ホ ス ト の IP ア ド
レ ス (NMS、 あるいは SNMP ア ク テ ィ ブ モニ タ )
[ コ ミ ュ ニテ ィ ]
コ ミ ュ ニ テ ィ 名は、 ト ラ ッ プ と と も に含まれます。
[重要度の割 り 当て]
こ のア ク シ ョ ン に割 り 当て る ア ラ ーム重要度 を 指定
し ま す。 こ のア ク シ ョ ン を 実行す る 重要度に対 し て、
各ア ラ ーム重要度のボ ッ ク ス を チ ェ ッ ク し ます。 アナ
ラ イザは、 チ ェ ッ ク さ れた重要度のア ラ ームを検出 し
た と き、 指定 さ れたア ク シ ョ ン を実行 し ます。
例えば、 [危険] の重要度のみを有効に し た場合、 アナ
ラ イザは [危険] ア ラ ー ト を検出 し た と き に、 該当する
SNMP ト ラ ッ プのみを送信 し ます。
506
第14章
ア ク シ ョ ン リ ス ト の表示
ア ク シ ョ ン リ ス ト で、 現在定義 さ れて い る ア ク シ ョ ン を確認で き ま
す。 [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブの [ 問題 ] > [ ア ク シ ョ ン ] を ク リ ッ ク
し て、 ア ク シ ョ ン リ ス ト を設定 し ます。
ア ク シ ョ ン リ ス ト には、定義 さ れている ア ク シ ョ ン と それに割 り 当て
ら れて い る ア ラ ーム重要度の指標が含まれま す。 ア ク シ ョ ン リ ス ト
から 、 重要度が割 り 当て られている ア ク シ ョ ン を、 すばや く 確認で き
ます。 また、[ 編集 ] ア イ コ ン を ク リ ッ ク し て リ ス ト 内のそのア ク シ ョ
ン を編集 し た り 、[削除] ア イ コ ン を ク リ ッ ク し てそのア ク シ ョ ン を削
除で き ます。 テ ス ト する ア ラ ー ト の [ テ ス ト ] 列を ク リ ッ ク し て、 ア
ラ ー ト を テ ス ト する こ と も で き ます。 こ れに よ り 、 ア ラ ー ト のシ ミ ュ
レーシ ョ ンが行われ、 指定 し たア ク シ ョ ンが実行 さ れます。
図 14-6 は、 ア ク シ ョ ン リ ス ト の例を示 し ています。
図14-6: ア ク シ ョ ン リ ス ト
CSAア ラ ー ト の操作
507
問題レ ポー ト ス レ ッ シ ョ ル ド の設定
この項では、アナ ラ イザが さ ま ざ ま な タ イ プの問題を レポー ト する方
法 ( お よ び期間 ) を制御する ス レ ッ シ ョ ル ド の設定方法を説明 し ま
す。 [ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ で問題発生ス レ ッ シ ョ ル ド を設定 し
ます。 こ の タ ブ内で、問題の し き い値は、[ 問題 ] > [ ス レ ッ シ ョ ル ド ]
セ ク シ ョ ンにア プ リ ケーシ ョ ン ( またはその他の問題グループ ) ご と
に整理 さ れています。 特定の選択肢を ク リ ッ ク し て、 その選択肢で使
用可能な問題の し き い値を設定 し ます。
図 14-7 は、HTTP での [ 問題 ] > [ ス レ ッ シ ョ ル ド ] の表示例を示 し て
います。 こ の図のあ と に、 各プ ロ ト コルで使用可能な し き い値の説明
を示 し ます。
問題を チ ェ ッ ク する と 、 発生
に対 し て有効にな り ます。
隣接する フ ィ ール ド に し き い値 と 重要度を設定 し ます。
設定する し き い値の タ イ プ を リ ス ト から 選択 し ます。
図14-7: 問題のス レ ッ シ ョ ル ド の設定
508
第14章
DNS し き い値の設定
表 14-5 に、DNS で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示 し
ます。
表14-5: DNS の問題の し き い値
し き い値
説明
[応答時間 ( ミ リ 秒)]
サーバーが要求に対 し て し き い値で指定 し た時間 ( ミ リ 秒) 以
内に応答 し なかっ た と き に、[応答時間] 問題がレ ポー ト さ れま
す。
[ア ク セス権限な し ]
DNS フ ローで [ア ク セス権限な し ] エ ラ ー応答コ ー ド の数が し
き い値 を 超え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れま す。 DNS
サーバーでは、認証 さ れていない ク ラ イ ア ン ト がル ッ ク ア ッ プ
要求を送信 し た と き に、 こ のエ ラ ーがレ ポー ト さ れます。
[未解決の名前]
DNS フ ローで [未解決の名前] エ ラ ー応答コ ー ド の数が し き い
値を超え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 DNS サー
バーでは、 ル ッ ク ア ッ プ要求で送信 さ れた名前の IP ア ド レ ス
を特定で き ない と き に、 こ のエ ラ ーがレ ポー ト さ れます。
[ク エ リ ー拒否]
DNS フ ローで [ク エ リ ー拒否] エ ラ ー応答コ ー ド の数が し き い
値を超え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 DNS サー
バーでは、 ポ リ シーに基づいて要求の実行を拒否 し た と き に、
こ のエ ラ ーがレポー ト さ れます。
CSAア ラ ー ト の操作
509
FTP し き い値の設定
表 14-6 に、 FTP で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示 し
ます。
表14-6: FTP の問題の し き い値
し き い値
説明
[応答時間 ( ミ リ 秒)]
サーバーが要求に対 し て し き い値で指定 し た時間 ( ミ リ 秒) 以
内に応答 し なか っ た と き に、 [応答時間] 問題がレ ポー ト さ れ
ます。
[最大同時ユーザ]
FTP フ ローで [最大同時ユーザ] エ ラ ーの数が し き い値を超え
た と き に、 この問題がレポー ト さ れます。 FTP サーバーでは、
ク ラ イ ア ン ト の同時接続数が最大数にな っ た と き に、 こ のエ
ラ ーがレ ポー ト さ れます。
[ア ク セス権限な し ]
FTP フ ローで [ア ク セス権限な し ] エ ラ ーの数が し き い値を超
え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 FTP サーバーで
は、 ユーザ名 と パスワー ド を必要 と す る フ ァ イ ルを ク ラ イ ア
ン ト が要求 し た と き に、 このエ ラ ーがレ ポー ト さ れます。
[無効な フ ァ イル]
FTP フ ローで [無効な フ ァ イル] エ ラ ーの数が し き い値を超え
た と き に、 この問題がレポー ト さ れます。 FTP サーバーでは、
(取得中な ど に よ り ) 現在ビ ジー状態にあ る フ ァ イ ルを ク ラ イ
ア ン ト が要求 し た と き に、 このエ ラ ーがレ ポー ト さ れます。
[不正な コ マ ン ド ]
FTP フ ローで [不正な コ マ ン ド ] エ ラ ーの数が し き い値を超え
た と き に、 この問題がレポー ト さ れます。 FTP サーバーでは、
ク ラ イ ア ン ト の コ マ ン ド を認識で き ない と き に、 こ のエ ラ ー
がレ ポー ト さ れます。
[不正なパラ メ ー タ ]
FTP フ ローで [不正なパラ メ ー タ ] エ ラ ーの数が し き い値を超
え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 FTP サーバーで
は、 ク ラ イ ア ン ト の コ マ ン ド にエ ラ ーがあ る と き に、 こ のエ
ラ ーがレ ポー ト さ れます。 [未実装のコ マ ン ド ]
[未実装の コ マ ン ド ]
FTP フ ローで [未実装のコ マ ン ド ] エ ラ ーの数が し き い値を超
え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 FTP サーバーで
は、 サーバーが認識す るがサポー ト し ない コ マ ン ド を ク ラ イ
ア ン ト が送信 し た と き に、 このエ ラ ーがレ ポー ト さ れます。
510
第14章
表14-6: FTP の問題の し き い値
し き い値
説明
[不正な コ マ ン ド シーケ ン ス]
FTP フ ロ ーで [不正な コ マ ン ド シーケ ン ス] エ ラ ーの数が し
き い値 を 超え た と き に、 こ の問題が レ ポー ト さ れま す。 FTP
サーバーでは、 不正な コ マ ン ド のシーケ ン ス を ク ラ イ ア ン ト
から受信 し た と き に、 このエ ラ ーがレ ポー ト さ れます。
[ コ マ ン ド の無効なパラ メ ー タ ]
FTP フ ローで [ コ マ ン ド の無効なパラ メ ー タ ] エ ラ ーの数が し
き い値 を 超え た と き に、 こ の問題が レ ポー ト さ れま す。 FTP
サーバーでは、 不適切なパ ラ メ ー タ を含んだ ク ラ イ ア ン ト の
コ マ ン ド を受信 し た と き に、 こ のエ ラ ーがレポー ト さ れます。
[不明なページ タ イ プ]
FTP フ ローで [不明なページ タ イ プ] エ ラ ーの数が し き い値を
超え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 FTP サーバー
では、 サーバーが理解 し ないページ要求を ク ラ イ ア ン ト が実
行 し た と き に、 このエ ラ ーがレ ポー ト さ れます。
[許可 さ れない フ ァ イル名]
FTP フ ローで [許可 さ れない フ ァ イル名] エ ラ ーの数が し き い
値を超え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 FTP サー
バーでは、 ク ラ イ ア ン ト が不正な フ ァ イ ル名で フ ァ イ ルを格
納 し よ う と し た と き に、 このエ ラ ーがレ ポー ト さ れます。
[デ ィ ス ク 容量が不十分]
FTP フ ローで [デ ィ ス ク 容量が不十分] エ ラ ーの数が し き い値
を超えた と き に、この問題がレ ポー ト さ れます。 FTP サーバー
で は、 ク ラ イ ア ン ト が使用可能 な デ ィ ス ク 容量 よ り 大 き い
フ ァ イ ルを格納 し よ う と し た と き に、 こ のエ ラ ーがレ ポー ト
さ れます。
[超過 し たス ト レージ割 り 当て]
FTP フ ローで [超過 し たス ト レージ割 り 当て] エ ラ ーの数が し
き い値 を 超え た と き に、 こ の問題が レ ポー ト さ れま す。 FTP
サーバー で は、 ク ラ イ ア ン ト が現在のデ ィ レ ク ト リ の ア ロ
ケー シ ョ ン よ り 大 き い フ ァ イ ル を 格納 し よ う と し た と き に、
こ のエ ラ ーがレ ポー ト さ れます。
[ロー カル エ ラ ー発生]
FTP フ ロ ーで [ロ ー カ ル エ ラ ー発生] エ ラ ーの数が し き い値
を超えた と き に、この問題がレ ポー ト さ れます。 FTP サーバー
では、 ク ラ イ ア ン ト の要求を完了 さ せる妨げ と な る ロ ー カ ル
エ ラ ーに遭遇 し た と き に、 このエ ラ ーがレ ポー ト さ れます。
CSAア ラ ー ト の操作
511
Telnet し き い値の設定
表 14-7 に、 Telnet で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示
し ます。
表14-7: Telnet 問題の し き い値
し き い値
説明
[応答時間 ( ミ リ 秒)]
サーバーが要求に対 し て し き い値で指定 し た時間 ( ミ リ 秒) 以
内に応答 し なかっ た と き に、[応答時間] 問題がレ ポー ト さ れま
す。
[不正な ログ イ ン]
Telnet フ ロ ーで [不正な ロ グ イ ン] エ ラ ーの数が し き い値を超
えた と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 Telnet サーバーで
は、ク ラ イ ア ン ト が不正な フ ァ イル名で フ ァ イルを格納 し よ う
と し た と き に、 こ のエ ラ ーがレポー ト さ れます。
[最大同時ユーザ]
Telnet フ ロ ーで [最大同時ユーザ] エ ラ ーの数が し き い値を超
えた と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 Telnet サーバーで
は、ク ラ イ ア ン ト の同時接続数が最大数にな っ た と き に接続要
求に応 じ て、 こ のエ ラ ーがレポー ト さ れます。
Citrix し き い値の設定
表 14-8 に、Citrix で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示 し
ます。
表14-8: Citrix の問題の し き い値
し き い値
説明
[応答時間 ( ミ リ 秒)]
サーバーが要求に対 し て し き い値で指定 し た時間 ( ミ リ 秒) 以
内に応答 し なかっ た と き に、[応答時間] 問題がレ ポー ト さ れま
す。
512
第14章
HTTP し き い値の設定
表 14-9 に、 HTTP で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示
し ます。
表14-9: HTTP の問題の し き い値
し き い値
説明
[応答時間 ( ミ リ 秒)]
サーバーが要求に対 し て し き い値で指定 し た時間 ( ミ リ 秒) 以
内に応答 し なかっ た と き に、[応答時間] 問題がレ ポー ト さ れま
す。
[不正な リ ク エ ス ト ]
HTTP フ ローで [不正な リ ク エ ス ト ] エ ラ ー ( コ ー ド 400) の数
が し き い値 を 超え た と き に、 こ の問題が レ ポー ト さ れ ま す。
HTTP サーバーでは、 ク ラ イ ア ン ト の要求を理解で き なかっ た
と き に、 [不正な リ ク エ ス ト ] エ ラ ーがレポー ト さ れます。
[未認証]
HTTP フ ローで [未認証] エ ラ ー ( コ ー ド 401) の数が し き い値
を 超え た と き に、 こ の問題が レ ポー ト さ れま す。 HTTP サー
バーでは、ユーザ名 と パスワー ド を必要 と するページ を ク ラ イ
ア ン ト が要求 し た と き に、 [未認証] エ ラ ーがレ ポー ト さ れま
す。
[禁止 さ れたア ク セス]
HTTP フ ローで [禁止] エ ラ ー ( コ ー ド 403) の数が し き い値を
超えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。 HTTP サーバー
では、 要求 さ れたページへのア ク セ スが禁止 さ れてい る と き
に、 [禁止] エ ラ ーがレポー ト さ れます。
[ページが見つから ない]
HTTP フ ロ ーで [ページが見つか ら な い] エ ラ ー ( コ ー ド 404)
の数が し き い値を超え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れま
す。 HTTP サーバーでは、 要求 さ れたページが見つから なかっ
た と き に、 [ページが見つか ら な い] エ ラ ーがレ ポー ト さ れま
す。
[内部エ ラ ー ]
HTTP フ ローで [内部サーバーエ ラ ー ] エ ラ ー ( コ ー ド 500) の
数が し き い値を超えた と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。
HTTP サーバーでは、 不測のエ ラ ー状態に遭遇 し た と き に、 こ
のエ ラ ーがレポー ト さ れます。
[サービ ス無効]
HTTP フ ローで [不正な リ ク エ ス ト ] エ ラ ー ( コ ー ド 503) の数
が し き い値 を 超え た と き に、 こ の問題が レ ポー ト さ れ ま す。
HTTP サーバーでは、 オーバーロー ド または一時的にダウン し
ている ために要求を完了で き ない と き に、こ のエ ラ ーがレ ポー
ト さ れます。
CSAア ラ ー ト の操作
513
POP し き い値の設定
表 14-10 に、 POP で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示
し ます。
表14-10: POP の問題の し き い値
し き い値
説明
[応答時間 ( ミ リ 秒)]
サーバーが要求に対 し て し き い値で指定 し た時間 ( ミ リ 秒) 以
内に応答 し なかっ た と き に、[応答時間] 問題がレ ポー ト さ れま
す。
[ メ ール受信]
POP フ ローで [ メ ール受信] エ ラ ーの数が し き い値を超えた と
き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[ メ ッ セージがない]
POP フ ローで [ メ ッ セージがない] エ ラ ーの数が し き い値を超
え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 POP サーバーで
は、ク ラ イ ア ン ト がサーバーにない メ ッ セージ を取 り 出そ う と
し た と き に、 こ のエ ラ ー メ ッ セージが返 さ れます。
[適合する メ ールボ ッ ク ス無 し ]
POP フ ローで [適合する メ ールボ ッ ク ス無 し ] エ ラ ーの数が し
き い値 を 超え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れま す。 POP
サーバーでは、ク ラ イ ア ン ト がサーバーにない メ ールボ ッ ク ス
にア ク セス し よ う と し た と き に、こ のエ ラ ー メ ッ セージが返 さ
れます。
[不正なパスワー ド ]
POP フ ローで [不正なパスワー ド ] エ ラ ーの数が し き い値を超
え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 POP サーバーで
は、ク ラ イ ア ン ト が間違 っ たパスワー ド を使 っ て メ ールボ ッ ク
スにア ク セス し よ う と し た と き に、こ のエ ラ ー メ ッ セージが返
さ れます。
[許可があ り ません]
POP フ ローで [許可があ り ません] エ ラ ーの数が し き い値を超
え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 POP サーバーで
は、 こ のエ ラ ー メ ッ セージ を返 し て、 特定の POP 要求を拒否
し ます。
514
第14章
表14-10: POP の問題の し き い値
し き い値
説明
[ メ ール ド ロ ッ プがロ ッ ク さ れま し た]
POP フ ローで [ メ ール ド ロ ッ プがロ ッ ク さ れま し た] エ ラ ーの
数が し き い値を超えた と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。
POP サーバーでは、 ク ラ イ ア ン ト が既にロ ッ ク さ れた メ ール
ボ ッ ク スにア ク セス し よ う と し た と き に、こ のエ ラ ー メ ッ セー
ジが返 さ れます。
[ メ ールボ ッ ク ス を ロ ッ ク で き ない]
POP フ ローで [ メ ールボ ッ ク ス を ロ ッ ク で き ない] エ ラ ーの数
が し き い値 を 超え た と き に、 こ の問題が レ ポー ト さ れま す。
POP サーバーでは、 指定 さ れた メ ールボ ッ ク ス を ロ ッ ク で き
ない と き に、 こ のエ ラ ー メ ッ セージが返 さ れます。
SMTP し き い値の設定
表 14-11 に、SMTP で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示
し ます。
表14-11: SMTP の問題の し き い値
し き い値
説明
[応答時間 ( ミ リ 秒)]
サーバーが要求に対 し て し き い値で指定 し た時間 ( ミ リ 秒) 以
内に応答 し なかっ た と き に、[応答時間] 問題がレ ポー ト さ れま
す。
[ア ク セス権限な し ]
フ ロ ー上でサーバーが ク ラ イ ア ン ト に返 し た [ア ク セ ス権限
な し ] エ ラ ーの数が し き い値 を 超え た と き に、 こ の問題が レ
ポー ト さ れます。 SMTP サーバーでは、 ク ラ イ ア ン ト が許可 さ
れていないサービ ス を要求 し た と き に、[ア ク セス権限な し ] エ
ラ ー メ ッ セージが送信 さ れます。
[ リ ソ ースな し ]
フ ロ ー上でサーバーが ク ラ イ ア ン ト に返 し た [ リ ソ ース な し ]
エ ラ ーの数が し き い値を超えた と き に、こ の問題がレ ポー ト さ
れます。 SMTP サーバーでは、 ク ラ イ ア ン ト の要求を実行する
リ ソ ースが不足 し て い る と き に、 [ リ ソ ース な し ] エ ラ ー メ ッ
セージが送信 さ れます。
CSAア ラ ー ト の操作
515
MSN し き い値の設定
表 14-12 に、 MSN で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示
し ます。
表14-12: MSN 問題の し き い値
し き い値
説明
[応答時間 ( ミ リ 秒)]
サーバーが要求に対 し て し き い値で指定 し た時間 ( ミ リ 秒) 以
内に応答 し なかっ た と き に、[応答時間] 問題がレ ポー ト さ れま
す。
[エ ラ ー ]
フ ロ ー上でサーバーが ク ラ イ ア ン ト に返 し た エ ラ ーの数が し
き い値を超えた と き に、 [エ ラ ー ] 問題がレポー ト さ れます。
H.323 し き い値の設定
表 14-13 に、H.323 で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示
し ます。
表14-13: H.323 の問題の し き い値
し き い値
説明
[ コ ール setup 時間 (マ イ ク ロ秒)]
H.323 VoIP コ ールの確立にかかる時間が し き い値を超えた と
き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます (マ イ ク ロ秒)。 コ ール確立
時間は、 初期セ ッ ト ア ッ プの メ ッ セージ と コ ール さ れたパー
テ ィ か ら の対応す る ア ラ ー ト の メ ッ セージ と の間の時間 と し
て測定 さ れます。
[ コ ール失敗]
特定の フ ローでのコ ール失敗の数が し き い値を超えた と き に、
こ の問題がレポー ト さ れます。 [ コ ール失敗] は、 H.225 シグナ
リ ング メ ッ セージで レポー ト さ れます。
[ゲー ト キーパー拒否]
[ゲー ト キーパー拒否] メ ッ セージの数が し き い値を超え た と
き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 [RAS ゲー ト キーパー拒
否] は、 H.225 タ ー ミ ナルから のゲー ト キーパー要求が拒否 さ
れた こ と を示 し ます。
516
第14章
表14-13: H.323 の問題の し き い値
し き い値
説明
[登録拒否]
[登録拒否] メ ッ セージの数が し き い値を超えた と き に、 こ の問
題が レ ポ ー ト さ れ ま す。 RAS ゲ ー ト キ ーパーは [登録拒否]
メ ッ セージ を送信 し て、H.225 タ ー ミ ナルからの登録要求を拒
否 し ます。
[登録解除拒否]
[登録解除拒否] メ ッ セージの数が し き い値を超えた と き に、 こ
の問題が レ ポー ト さ れま す。 RAS ゲー ト キーパーは [登録解
除拒否] メ ッ セージ を送信 し て、 H.225 タ ー ミ ナルから の登録
解除要求を拒否 し ます。
[ア ド ミ ッ シ ョ ン拒否]
[ア ド ミ ッ シ ョ ン拒否] メ ッ セージの数が し き い値を超え た と
き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 RAS ゲー ト キーパーは
[ア ド ミ ッ シ ョ ン拒否] メ ッ セージ を送信 し て、 H.225 タ ー ミ ナ
ルから の承認要求を拒否 し ます。
[帯域拒否]
[帯域拒否] メ ッ セージの数が し き い値を超えた と き に、 こ の問
題が レ ポ ー ト さ れ ま す。 RAS ゲ ー ト キ ーパーは [帯域拒否]
メ ッ セージ を送信 し て、H.225 タ ー ミ ナルからの帯域要求を拒
否 し ます。
[ロ ケーシ ョ ン拒否]
[ロ ケーシ ョ ン拒否] メ ッ セージの数が し き い値を超え た と き
に、 こ の問題がレポー ト さ れます。 RAS ゲー ト キーパーは [ロ
ケーシ ョ ン拒否] メ ッ セージ を送信 し て、 H.225 タ ー ミ ナルか
ら のロ ケーシ ョ ン要求を拒否 し ます。
[解放拒否]
[解放拒否] メ ッ セージの数が し き い値を超えた と き に、 こ の問
題が レ ポー ト さ れ ま す。 RAS ゲー ト キーパーは、 [解放拒否]
メ ッ セージ を送信 し て、H.225 タ ー ミ ナルからの解放要求を拒
否 し ます。
CSAア ラ ー ト の操作
517
SIP し き い値の設定
表 14-14 に、SIP で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示 し
ます。
表14-14: SIP の問題の し き い値
し き い値
説明
[ コ ール setup 時間 (マ イ ク ロ秒)]
SIP VoIP コ ールの確立にかかる時間が し き い値を超えた と き
に、 こ の問題がレポー ト さ れます (マ イ ク ロ秒)。
[ コ ール失敗]
特定の フ ローでのコ ール失敗の数が し き い値を超えた と き に、
こ の問題がレポー ト さ れます。 [ コ ール失敗] は、 SIP シグナ リ
ング メ ッ セージで レポー ト さ れます。
[ク ラ イ ア ン ト エ ラ ー ]
特定の フ ロ ーでの ク ラ イ ア ン ト エ ラ ーの数が し き い値を超え
た と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[サーバー エ ラ ー ]
特定の フ ロ ーでのサーバーエ ラ ーの数が し き い値を超え た と
き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[グローバル エ ラ ー ]
特定の フ ロ ーでのグ ロ ーバルエ ラ ーの数が し き い値を超え た
と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
Skinny し き い値の設定
表 14-15 に、 SMTP で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を
示 し ます。
表14-15: Skinny の問題の し き い値
し き い値
説明
[ コ ール setup 時間 (マ イ ク ロ秒)]
Skinny VoIP コ ールの確立にかか る 時間が し き い値 を 超え た
と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます (マ イ ク ロ秒)。
[ コ ール失敗]
特定の フ ローでのコ ール失敗の数が し き い値を超えた と き に、
こ の問題がレポー ト さ れます。 [ コ ール失敗] は、Skinny シグナ
リ ング メ ッ セージで レポー ト さ れます。
[ リ リ ース時間 ( ミ リ 秒)]
サーバーが、 し き い値で指定 し た時間 ( ミ リ 秒) 以内に Skinny
VoIP コ ールを リ リ ース し なか っ た と き に、 [ リ リ ース時間] 問
題がレポー ト さ れます。
518
第14章
MGCP し き い値の設定
表 14-16 に、 MGCP で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を
示 し ます。
表14-16: MGCP の問題の し き い値
し き い値
説明
[ コ ール setup 時間 (マ イ ク ロ秒)]
MGCP VoIP コ ールの確立にかか る 時間が し き い値 を 超え た
と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます (マ イ ク ロ秒)。
[ コ ール失敗]
特定のフ ローでのコ ール失敗の数が し き い値を超えた と き に、
こ の問題がレポー ト さ れます。 [ コ ール失敗] は、MGCP シグナ
リ ング メ ッ セージで レポー ト さ れます。
[ ト ラ ンシエン ト エ ラー ]
特定の フ ロ ーでの ト ラ ン シ エ ン ト エ ラ ーの数が し き い値を超
えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[パーマネ ン ト エ ラ ー ]
特定の フ ロ ーでのパーマ ネ ン ト エ ラ ーの数が し き い値を超え
た と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
Megaco し き い値の設定
表 14-17 に、Megaco で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を
示 し ます。
表14-17: Megaco の問題の し き い値
し き い値
説明
[ コ ール setup 時間 (マ イ ク ロ秒)]
Megaco VoIP コ ールの確立にかかる時間が し き い値を超え た
と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます (マ イ ク ロ秒)。
[ コ ール失敗]
特定のフ ローでのコ ール失敗の数が し き い値を超えた と き に、
こ の問題がレポー ト さ れます。 [ コ ール失敗] は、 Megaco シグ
ナ リ ング メ ッ セージで レポー ト さ れます。
[エ ラ ー ]
特定のフ ローでのエ ラ ーの数が し き い値を超えた と き に、こ の
問題がレポー ト さ れます。
CSAア ラ ー ト の操作
519
RTP し き い値の設定
表 14-18 に、 RTP で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示
し ます。
表14-18: RTP の問題の し き い値
し き い値
説明
[サイ レ ン ト パケ ッ ト ギ ャ ッ プ ( ミ リ 秒)]
サイ レ ン ト パケ ッ ト ギ ャ ッ プが し き い値を超えた と き に、 こ
の問題がレポー ト さ れます。
サイ レ ン ト パケ ッ ト ギ ャ ッ プは、 一つのRTPパケ ッ ト の末尾
と 次のパケ ッ ト の先頭 と の間隔 を ミ リ 秒で表 し た も ので す。
通常のRTP ト ラ フ ィ ッ ク では、 こ の間隔は非常に小 さ な も の
で、 こ の問題を レ ポー ト する には至 り ません。 し か し なが ら、
RTPエ ン ド ポ イ ン ト の中には、送信すべき音声デー タ がない場
合、RTPパケ ッ ト を送信 し ないよ う に設定で き る ものがあ り ま
す。 こ れは、 無音圧縮 (Silence Suppression) や発話区間検出
(Voice Activity Detection: VAD) な ど と 呼ばれる技術です。 受
信側では、 こ のサイ レ ン ト パケ ッ ト ギ ャ ッ プ をRTPの タ イ ム
ス タ ン プ と RTP パケ ッ ト の連続性 を 調べ る こ と で評価 し ま
す。 も し パケ ッ ト 間の間隔が小 さ な も のではな く 、 かつRTP
シーケ ン ス番号が1だけ増加 し てい る場合、 サイ レ ン ト パケ ッ
ト ギ ャ ッ プ問題 と し て レポー ト し ます。
[RTP ジ ッ タ ]
特定の フ ロ ー での RTP ジ ッ タ の値が し き い値 を 超え た と き
に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[平均遅延( ミ リ 秒)]
特定の フ ロ ーでのパケ ッ ト の平均遅延時間が し き い値を超え
た と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[ ド ロ ッ プ フ レーム]
特定の フ ロ ーでの ド ロ ッ プ さ れた フ レ ームの数が し き い値を
超えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[不正な順序]
特定の フ ロ ーでの順序が不正な フ レ ームの数が し き い値を超
えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[MOS]
特定の フ ロ ー でのパケ ッ ト の MOS 値(平均オ ピ ニ オ ン 評点)
が し き い値を下回る と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[MOS (日本仕様)]
特定の フ ローでのパケ ッ ト の MOS (日本仕様) 値 (日本平均オ
ピ ニオン評点) が し き い値を下回る と き に、 こ の問題がレ ポー
ト さ れます。
520
第14章
表14-18: RTP の問題の し き い値
し き い値
説明
[ ド ロ ッ プ フ レーム/全 RTP フ レーム (%)]
ド ロ ッ プ さ れた RTP フ レームの割合 (%) が し き い値を超えた
と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[IPv6 RTP フ ラ グ メ ン ト ロ ス/全 IPv6 RTP
フ ラ グ メ ン ト (%)]
損失 し た IPV6 RTP フ ラ グ メ ン ト の割合 (%) が し き い値を超
えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[IPv6 RTP チ ェ ッ ク サ ム エ ラ ー /全 IPv6
RTP フ レーム (%)]
チ ェ ッ ク サムエ ラ ーのあ る IPV6 RTP フ レ ームの割合 (%) が
し き い値を超えた と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。
[IPv6 RTP フ ラ グ メ ン ト パケ ッ ト (/サン プ
ル間隔/フ ロー )]
損失 し た IPV6 RTP フ ラ グ メ ン ト の数 ( フ ロー別のサン プル間
隔ご と ) が し き い値を超えた と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れ
ます。
[VQFactor]
特定の フ ロ ーでVQFactorの値が し き い値を下回る と き に、 こ
の問題がレポー ト さ れます。
R値
特定のフ ローでR値が し き い値を下回る と き に、 こ の問題がレ
ポー ト さ れます。
RTSP し き い値の設定
表 14-19 に、RTSP で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示
し ます。
表14-19: RTSP の問題の し き い値
し き い値
説明
[応答時間 ( ミ リ 秒)]
サーバーが要求に対 し て し き い値で指定 し た時間 ( ミ リ 秒) 以
内に応答 し なかっ た と き に、[応答時間] 問題がレ ポー ト さ れま
す。
[許可 さ れない メ ソ ッ ド ]
[許可 さ れない メ ソ ッ ド ] エ ラ ーの数が し き い値を超え た と き
に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[理解 さ れないパラ メ ー タ ]
[理解 さ れないパ ラ メ ー タ ] エ ラ ーの数が し き い値を超え た と
き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[見つから ない カ ン フ ァ レ ン ス]
[見つか ら ない カ ン フ ァ レ ン ス] エ ラ ーの数が し き い値を超え
た と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
CSAア ラ ー ト の操作
521
表14-19: RTSP の問題の し き い値
し き い値
説明
[不十分な帯域]
[不十分な帯域] エ ラ ーの数が し き い値を超えた と き に、こ の問
題がレポー ト さ れます。
[見つから ないセ ッ シ ョ ン]
[見つか ら ないセ ッ シ ョ ン] エ ラ ーの数が し き い値を超え た と
き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[ こ の状態で無効な メ ソ ッ ド ]
[ こ の状態で無効な メ ソ ッ ド ] エ ラ ーの数が し き い値を超え た
と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[ リ ソ ース に対 し て無効なヘ ッ ダ フ ィ ール
ド]
[ リ ソ ースに対 し て無効なヘ ッ ダ フ ィ ール ド ] エ ラ ーの数が し
き い値を超えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[無効な範囲]
[無効な範囲] エ ラ ーの数が し き い値を超えた と き に、こ の問題
がレポー ト さ れます。
[ リ ー ド オ ン リ ーパラ メ ー タ ]
[ リ ー ド オ ン リ ーパ ラ メ ー タ ] エ ラ ーの数が し き い値を超え た
と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[許可 さ れない ア グ リ ゲー ト オペ レ ーシ ョ
ン]
[許可 さ れない ア グ リ ゲー ト オペ レ ーシ ョ ン] エ ラ ーの数が し
き い値を超えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[アグ リ ゲー ト オペ レーシ ョ ンのみ]
[ア グ リ ゲー ト オペ レ ーシ ョ ンのみ] エ ラ ーの数が し き い値を
超えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[未サポー ト ト ラ ン スポー ト ]
[未サポー ト ト ラ ン スポー ト ] エ ラ ーの数が し き い値を超え た
と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[デス テ ィ ネーシ ョ ン未達]
[デス テ ィ ネーシ ョ ン未達] エ ラ ーの数が し き い値を超え た と
き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[未サポー ト オプ シ ョ ン]
未サポー ト オ プ シ ョ ン] エ ラ ーの数が し き い値 を 超え た と き
に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
522
第14章
IPTV し き い値の設定
表 14-20 に、 IPTV で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示
し ます。
表14-20: IPTVの問題の し き い値
し き い値
説明
[ ド ロ ッ プ フ レーム]
特定の フ ロ ーでの ド ロ ッ プ さ れた フ レ ームの数が し き い値を
超えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[不正な順序]
特定の フ ロ ーでの順序が不正な フ レ ームの数が し き い値を超
えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[ ド ロ ッ プ フ レ ーム/全 メ デ ィ ア フ レ ーム
(%)]
ド ロ ッ プ さ れた メ デ ィ ア フ レ ームの割合(%)が し き い値 を 超
えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[VQFactor]
特定の フ ロ ーでVQFactorの値が し き い値を下回る と き に、 こ
の問題がレポー ト さ れます。
ISAKMP し き い値の設定
表 14-21 に、 ISAKMP で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明
を示 し ます。
表14-21: ISAKMP の問題の し き い値
し き い値
説明
[応答時間 ( ミ リ 秒)]
サーバーが要求に対 し て し き い値で指定 し た時間 ( ミ リ 秒) 以
内に応答 し なかっ た と き に、[応答時間] 問題がレ ポー ト さ れま
す。
[フ ェ ーズ 1 失敗]
特定の フ ロ ーでの フ ェ ーズ 1 失敗の数が し き い値を超え た と
き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
CSAア ラ ー ト の操作
523
Kerberos し き い値の設定
表 14-22 に、 Kerberos で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明
を示 し ます。
表14-22: Kerberos の問題の し き い値
し き い値
説明
[Kerberos サーバー応答な し ]
応答がない Kerberos サーバーに対する連続 リ ト ラ イ回数がこ
の し き い値を超え た場合に、 [Kerberos サーバー応答な し ]の
問題がレポー ト さ れます。
[応答時間 ( ミ リ 秒)]
サーバーが要求に対 し て し き い値で指定 し た時間 ( ミ リ 秒) 以
内に応答 し なかっ た と き に、[応答時間] 問題がレ ポー ト さ れま
す。
[エ ラ ー ]
特定のフ ローでのエ ラ ーの数が し き い値を超えた と き に、こ の
問題がレポー ト さ れます。
SMB し き い値の設定
表 14-23 に、 SMB で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示
し ます。
表14-23: SMB の問題の し き い値
し き い値
説明
[応答時間 ( ミ リ 秒)]
サーバーが要求に対 し て し き い値で指定 し た時間 ( ミ リ 秒) 以
内に応答 し なかっ た と き に、[応答時間] 問題がレ ポー ト さ れま
す。
[エ ラ ー : フ ァ イルがあ り ません]
[ フ ァ イ ルがあ り ません] エ ラ ーの数が し き い値を超え た と き
に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[エ ラ ー : ア ク セス拒否]
[ア ク セス拒否] エ ラ ーの数が し き い値を超えた と き に、こ の問
題がレポー ト さ れます。
[エ ラ ー : デ ィ ス ク不良]
[デ ィ ス ク 不良] エ ラ ーの数が し き い値を超えた と き に、こ の問
題がレポー ト さ れます。
[エ ラ ー : 共有違反]
[共有違反] エ ラ ーの数が し き い値を超えた と き に、こ の問題が
レポー ト さ れます。
524
第14章
表14-23: SMB の問題の し き い値
し き い値
説明
[エ ラ ー : ネ ッ ト ワー ク ビ ジー ]
[ネ ッ ト ワー ク ビ ジー ] エ ラ ーの数が し き い値を超えた と き に、
こ の問題がレポー ト さ れます。
[エ ラ ー : 不正パスワー ド ]
[不正パスワー ド ] エ ラ ーの数が し き い値を超えた と き に、こ の
問題がレポー ト さ れます。
[エ ラ ー : 期限切れパスワー ド ]
[期限切れパスワー ド ] エ ラ ーの数が し き い値を超えた と き に、
こ の問題がレポー ト さ れます。
[エ ラ ー : ログ イ ン]
[ログ イ ン] エ ラ ーの数が し き い値を超えた と き に、こ の問題が
レポー ト さ れます。
[エ ラ ー : その他]
その他のエ ラ ーの数が し き い値を超えた と き に、こ の問題がレ
ポー ト さ れます。
IP し き い値の設定
表 14-24 に、 IP で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を示 し
ます。
表14-24: IP の問題の し き い値
し き い値
説明
[Ping ス ト ーム]
秒当た り に見られる Ping メ ッ セージの数が し き い値を超えた
と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[Syn ス ト ーム]
秒当た り に見 ら れる TCP SYN メ ッ セージの数が し き い値を
超えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[再送]
TCP のシーケ ン ス番号が以前の同 じ コ ネ ク シ ョ ン での値 と 同
じ あ る いは小 さ い フ レ ーム を検出 し た と き に、 こ の問題がレ
ポー ト さ れます。
[ タ イムアウ ト ]
コ ネ ク シ ョ ンの一方の端が他方の端に対 し て し き い値で指定
し た時間制限内に応答 し なか っ た と き に、 こ の問題が レ ポー
ト さ れます。
[遅い TCP コ ネ ク シ ョ ン ( ミ リ 秒)]
平均応答時間が し き い値を超えた TCP コ ネ ク シ ョ ン を検出 し
た と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
CSAア ラ ー ト の操作
525
表14-24: IP の問題の し き い値
し き い値
説明
[遅い応答 ( ミ リ 秒)]
TCP コ ネ ク シ ョ ンの一方の端か ら 他方の端への応答にかかっ
た時間が し き い値を超え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れ
ます。
[非常に遅い応答 ( ミ リ 秒)]
TCP コ ネ ク シ ョ ンの一方の端か ら 他方の端への応答にかかっ
た時間が し き い値を超え た と き に、 こ の問題がレ ポー ト さ れ
ます。
注意: [ス ロー応答] と [非常に遅い応答] の問題は、あま り 問題
にな ら ない ス ロ ー応答 と 実際に問題にな る ス ロ ー応答 と を識
別で き る よ う に、 相互に動作 し ます。 それに応 じ て、 し き い値
を設定する必要があ り ます。
[無応答ホス ト (再送)]
何度 も 再送 さ れた同 じ 要求に対 し て ホ ス ト が応答 し ない こ と
を検出 し た と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[重複 し た IP ア ド レ ス]
重複 し た IP ア ド レ ス を ネ ッ ト ワー ク 上で検出 し た と き に、 こ
の問題がレポー ト さ れます。
[ポー ト スキ ャ ン (ソ ケ ッ ト ポー ト 番号)]
指定 し たポー ト 番号 を 使用す る パケ ッ ト を 検出 し た と き に、
こ の問題がレ ポー ト さ れま す。 こ れに未使用のポー ト 番号 を
設定で き ます。 指定 し たポー ト 番号に割 り 当て られた SYN を
検出する と 、 こ の問題がレ ポー ト さ れます。 未使用のポー ト 番
号に割 り 当て ら れた SYN の検証はポー ト ス キ ャ ン が実行 さ
れている こ と の証拠です。
IPv6 し き い値の設定
表 14-25 に、 IPv6 で使用可能な 問題 と し き い値の リ ス ト と 説明を示
し ます。
表14-25: IPv6 の問題の し き い値
し き い値
説明
[IPv6 フ ラ グ メ ン ト パケ ッ ト ロ ス (/サ ン プ
ル間隔/フ ロー )]
損失 し た IPV6 フ ラ グ メ ン ト の数 ( フ ロー別のサン プル間隔ご
と ) が し き い値 を 超え た と き に、 こ の問題が レ ポー ト さ れま
す。
[IPv6 チ ェ ッ クサムエ ラ ー (/サン プル間隔/
フ ロー )]
IPV6 チ ェ ッ ク サムエ ラ ーの数 ( フ ロー別のサン プル間隔ご と )
が し き い値を超えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
526
第14章
表14-25: IPv6 の問題の し き い値
し き い値
説明
[IPv6 フ ラ グ メ ン ト パケ ッ ト ロ ス (累積数/
フ ロー )]
損失 し た IPV6 フ ラ グ メ ン ト の数 ( フ ロ ー別の累計) が し き い
値を超えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
[IPv6 チ ェ ッ ク サ ム エ ラ ー ( 累 積 数/ フ
ロー )]
IPV6 チ ェ ッ ク サムエ ラ ーの数 ( フ ロ ー別の累計) が し き い値
を超えた と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
DLC し き い値の設定
表 14-26 に、 DLC 層で使用可能な問題の し き い値の リ ス ト と 説明を
示 し ます。
表14-26: DLC の問題の し き い値
し き い値
説明
[使用率 (%)]
ネ ッ ト ワー ク使用率が 1 秒間隔で し き い値を超えた と き に、こ
の問題がレポー ト さ れます。
[ブ ロー ド キ ャ ス ト ス ト ーム ]
単一の DLC ス テーシ ョ ンからの秒当た り のブ ロー ド キ ャ ス ト
フ レーム数が し き い値を超えた と き に、こ の問題がレ ポー ト さ
れます。
[マルチキ ャ ス ト ス ト ーム]
単一の DLC ス テーシ ョ ンからの秒当た り のマルチキ ャ ス ト フ
レーム数が し き い値を超えた と き に、こ の問題がレ ポー ト さ れ
ます。
[高物理エ ラ ーレー ト ]
単一の DLC ス テーシ ョ ンからの秒当た り の物理エ ラ ー数が し
き い値を超えた と き に、 この問題がレポー ト さ れます。 物理エ
ラ ーには、 CRC エ ラ ー、 ラ ン ト 、 フ ラ グ メ ン ト 、 オーバーサ
イ ズエ ラ ー、 ジ ャバー、 コ リ ジ ョ ン、 ア ラ イ メ ン ト な どがあ り
ます。
Gigabit Link
ギガ ビ ッ ト イ ーサネ ッ ト ア ダ プ タ 使用時にギガ ビ ッ ト リ ン ク
がダウン し た と き に、 こ の問題がレポー ト さ れます。
CSAア ラ ー ト の操作
527
528
第14章
第15章
CSA レ ポー ト の使用
この章では、アナ ラ イザのネ ッ ト ワー ク デー タ 用の統合レポー ト を使
用する方法を説明 し ます。 こ の章は次の項目で構成 さ れています。
•
レポー ト について
•
ア プ リ ケーシ ョ ン レポー ト の使用
•
ネ ッ ト ワー ク レポー ト の使用
•
DLC レポー ト の使用
•
ユーザ定義レポー ト の作成
•
ヒ ス ト リ レポー タ ーの使用
レ ポー ト について
アナ ラ イザには、以下のよ う な さ ま ざ ま なネ ッ ト ワー クの統計情報を
チ ャ ー ト にする広範な レポー ト があ り ます。
•
さ ま ざ ま な ア プ リ ケーシ ョ ン で、 最 も頻繁にア ク セス さ れるサー
バー。
•
VoIP ア プ リ ケーシ ョ ン のジ ッ タ ー解析 と パケ ッ ト ロ スの統計情
報。
529
•
フ レーム と バイ ト ご と の、最も ア ク テ ィ ブ な IP コ ネ ク シ ョ ン、会
話情報、 およびホス ト
•
フ レーム と バイ ト ご と の、 最も ア ク テ ィ ブ な DLC ノ ー ド
•
フ レーム と バイ ト ご と の、 最も ア ク テ ィ ブ な VLAN
•
さ ま ざ ま な VoIP パフ ォ ーマ ン ス レポー ト
•
以前に モ ニ タ し た ト ラ フ ィ ッ ク の新 し いネ ッ ト ワー ク 統計 を 示
す ヒ ス ト リ レポー ト
注意 : ヒ ス ト リ レ ポー ト を生成するには、 NTM の [ ヒ ス ト リ レポー
タ ー] オプ シ ョ ン を使用 し て く だ さ い (555 ページの「 ヒ ス ト リ レポー
タ ーの使用」 を参照 )。
アナ ラ イザには、リ アル タ イムレポー ト と ポス ト キ ャ プチ ャ レポー ト
があ り ます。
•
リ アル タ イ ムレポー ト は、 アナ ラ イザで現在のモニ タ セ ッ シ ョ ン
中に表示 さ れた デー タ に基づい て作成 さ れ ま す。 ツ ールバーの
[ レポー ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し てから [ リ アル タ イム ] タ ブ を ク
リ ッ ク する と 、 リ アル タ イ ムレ ポー ト を表示で き ます。 それに応
じ て、 リ アル タ イムレポー ト ワー ク スペースが表示 さ れ、 さ ま ざ
ま な タ イ プの リ アル タ イ ムレ ポー ト にア ク セスで き ます。
•
ポス ト キ ャ プ チ ャ レポー ト は、 現在のキ ャ プ チ ャ バ ッ フ ァ または
ト レ ー ス フ ァ イ ル内のデー タ に基づい て作成 さ れま す。 ツ ール
バーの [ ト レース フ ァ イル ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し てか ら [ レポー
ト ] タ ブ を ク リ ッ ク する と 、 ポス ト キ ャ プ チ ャ レポー ト を表示で
き ます。 それに応 じ て、 ポス ト キ ャ プ チ ャ レ ポー ト ワー ク スペー
スが表示 さ れ、 さ ま ざ ま な タ イ プのポス ト キ ャ プ チ ャ レポー ト に
ア ク セスで き ます。
注意 : リ アル タ イムモニ タ 中、 ポス ト キ ャ プ チ ャ レポー ト と リ ア
ル タ イムレポー ト は同 じ よ う に機能 し ます。 唯一異な る点は、
リ アル タ イ ムレポー ト には使用率分布レポー ト (552 ページ を参
照 ) が含まれる こ と です。
530
第15章
Windows XPでのレ ポー ト の生成
Windows XP で Windows フ ァ イ アウ ォ ールを無効に し ていない場合
は、 [ レポー ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し た と き に図 15-1 のダ イ ア ログ
ボ ッ ク スが表示 さ れます。
図15-1: Windows XPでの[Windows セキ ュ リ テ ィ の重要な警告]
ダ イ ア ログボ ッ ク ス
レポー ト を有効にする ために [ ブ ロ ッ ク を解除する ] を ク リ ッ ク し て
く だ さ い。
レ ポー ト ワー ク スペース
図 15-2 は標準のレポー ト ワー ク スペース を示 し ています。こ の場合、
ト レース フ ァ イルに基づいたネ ッ ト ワー ク接続レポー ト を示 し ます。
CSAレ ポー ト の使用
531
ワー ク スペースの左側の [レ ポー ト ] メ ニ ュ ーを
使用 し て、 使用可能な個々のレポー ト にア ク セ
スで き ます。 項目を ク リ ッ ク する と 対応する レ
ポー ト が表示 さ れます。 こ の例では、 ネ ッ ト
ワー ク 接続が選択 さ れています。
ほ と んどのレポー ト には、 選択 し た統計情報を示す単一のチ ャ ー ト と その後に同 じ 情報を表形
式で示すテーブルがあ り ます。 表示画面の右にあ る凡例は、 チ ャ ー ト の解釈に役立ち ます。
図15-2: レポー ト ワー ク スペース
532
第15章
一度レポー ト を レポー ト ワー ク スペースに表示する と 、レポー ト 上部
の右ペ イ ンのア イ コ ン を使用 し て、 レポー ト を表示 し た り 、 保存 し た
り 、 印刷で き た り し ます。 html 形式、 pdf 形式または rtf 形式で レポー
ト を保存で き ます。
図 15-6 に示すよ う に、[ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [ レポー ト ] > [ 設
定 ] 画面では、 これ らのレポー ト のい く つかの項目について変更する
こ と がで き ます。
図15-3: レポー ト 形式の制御
[ ト ッ プ N] 設定を使用 し て、 レポー ト の棒グ ラ フ に表示 さ れる オブ
ジ ェ ク ト 数を選択で き ます。 た と えば、 [ ト ッ プ N] に 10 を選択 し た
場合、 HTTP ヒ ッ ト レ ポー ト では、 ヒ ッ ト 数に応 じ て ラ ン ク 付け さ れ
た上位 10 の web サイ ト の棒グ ラ フが表示 さ れます。 5、 10、 15、 ま
たは 20 から [ ト ッ プ N] 値を選択で き ます。
[ 情報 ] セ ク シ ョ ン を使用 し て、レポー ト の先頭にある [ サマ リ ] セ ク
シ ョ ンに表示 さ れる識別情報を入力で き ます。
CSAレ ポー ト の使用
533
ア プ リ ケーシ ョ ン レ ポー ト の使用
ア ナ ラ イ ザには、 さ ま ざ ま な ア プ リ ケーシ ョ ンのレ ポー ト があ り ま
す。 全てのア プ リ ケーシ ョ ンには、 選択 し たア プ リ ケーシ ョ ン タ イ プ
での ト ラ フ ィ ッ ク 統計を示す [概要] レポー ト があ り ます。 さ ら に、い
く つかのア プ リ ケーシ ョ ンには、 別のレポー ト も あ り ます。 利用可能
な レポー ト については、 ア プ リ ケーシ ョ ン ご と に以下に説明 し ます。
ほ と んどのレポー ト は、 532 ページの図 15-2 の例のよ う に構成 さ れ
ています。
534
•
535 ページの 「DNS レポー ト 」
•
536 ページの 「FTP レポー ト 」
•
537 ページの 「Telnet レポー ト 」
•
538 ページの 「HTTP レポー ト 」
•
539 ページの 「POP レポー ト 」
•
539 ページの 「SMTP レポー ト 」
•
540 ページの 「MS SQL サーバーレポー ト 」
•
541 ページの 「Oracle SQL サーバーレポー ト 」
•
543 ページの 「VoIP レポー ト 」
•
545 ページの 「IPTV ビデオ品質レポー ト 」
•
545 ページの 「Kerberos レポー ト 」
•
546 ページの 「ISAKMP レポー ト 」
•
546 ページの 「Exchange レポー ト 」
•
547 ページの 「MSN レポー ト 」
•
547 ページの 「SMB レポー ト 」
•
548 ページの 「RTSP レポー ト 」
第15章
DNS レ ポー ト
アナ ラ イザには、 DNS ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー用の、 以下のレ ポー
ト があ り ます。
[DNS 概要 ]
[DNS 概要 ] レポー ト には、サーバー数、全
フ レーム数、 全バイ ト 数、 平均スループ ッ
ト 、 ク ラ イ ア ン ト 平均応答時間、 サーバー
平均応答時間、 ク エ リ ー数および ク エ リ ー
失敗数を含む、DNS ト ラ フ ィ ッ ク統計が表
示 さ れます。
[DNS ト ッ プ N ク エ [DNS ト ッ プ N ク エ リ ー] レポー ト には、各
リー ]
上位 N ル ッ ク ア ッ プの DNS ク エ リ ー数を
示す棒グ ラ フ が表示 さ れます。
さ ら に、 テーブルには各バーの詳細が表示
さ れ、 要求 し た ホ ス ト 名、 関連す る IP ア
ド レ ス、 ル ッ ク ア ッ プの実行に使用 さ れた
サーバー、 ク エ リ ー と 失敗の数、 お よ び
ル ッ ク ア ッ プの タ イ プが示 さ れます。
[DNS ト ッ プ N ク エ [DNS ト ッ プ N ク エ リ ー失敗 ] レ ポー ト に
リ ー失敗 ]
は、最も 多 く ク エ リ ーを失敗 し た上位 N の
DNS ル ッ ク ア ッ プの DNS ク エ リ ー失敗数
を示す棒グ ラ フが表示 さ れます。
さ ら に、 テーブルには各バーの詳細が表示
さ れ、 要求 し たア ド レ ス、 失敗 し たル ッ ク
ア ッ プ を 報 告 し た DNS サ ー バ ー、 ク エ
リ ー と 失敗の数、 およびル ッ ク ア ッ プの タ
イ プが示 さ れます。
CSAレ ポー ト の使用
535
FTP レ ポー ト
ア ナ ラ イ ザには、 FTP ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロ ー用の、 以下のレ ポー
ト があ り ます。
[FTP 概要 ]
[FTP 概要 ] レポー ト には、サーバー数、
全フ レーム数、全バイ ト 数、平均スルー
プ ッ ト 、 ク ラ イ ア ン ト 平均応答時間、
サーバー平均応答時間、 ダウ ン ロ ー ド
さ れた フ ァ イ ル、 ダウ ン ロ ー ド さ れた
フ レーム、 ダウ ン ロー ド さ れたバイ ト 、
ア ッ プ ロ ー ド さ れた フ ァ イ ル、 ア ッ プ
ロ ー ド さ れた フ レ ーム、 ア ッ プ ロ ー ド
さ れたバイ ト を含む、 FTP ト ラ フ ィ ッ
ク 統計が表示 さ れます。
[FTP ト ッ プ N ダ ウ ン [FTP ト ッ プ N ア ッ プ ロー ド フ ァ イル ]
ロー ド フ ァ イル ]
レ ポ ー ト に は、 最 も 多 く フ ァ イ ル を
ア ッ プ ロ ー ド さ れ た 上位 N の FTP
サーバーか ら ア ッ プ ロ ー ド さ れた フ ァ
イ ル数 を 示 す 棒 グ ラ フ が表示 さ れ ま
す。
さ ら に、 テ ー ブルには各バーの詳細が
表示 さ れます。
[FTP ト ッ プ N ア ッ プ [FTP ト ッ プ N ア ッ プ ロー ド フ ァ イル ]
ロー ド フ ァ イル ]
レ ポー ト には、 最 も 多 く の フ ァ イ ルが
ア ッ プ ロ ー ド さ れ た 上位 N の FTP
サーバか ら ア ッ プ ロ ー ド さ れた フ ァ イ
ル数を示す棒グ ラ フ が表示 さ れます。
さ ら に、 テ ー ブルには各バーの詳細が
表示 さ れます。
536
第15章
Telnet レ ポー ト
アナ ラ イザには、 Telnet ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー用の、 以下のレポー
ト があ り ます。
[TELNET 概要 ]
[TELNET 概要 ] レ ポー ト には、サーバー数、
全フ レーム数、全バイ ト 数、平均スループ ッ
ト 、 ク ラ イ ア ン ト 平均応答時間、 サーバー
平均応答時間、 現在のセ ッ シ ョ ン数、 ロ グ
イ ン 数、 お よ び ロ グ イ ン 失 敗 数 を 含 む、
Telnet ト ラ フ ィ ッ ク統計が表示 さ れます。
[TELNET ト ッ プ N
ログイ ンセ ッ シ ョ ン ]
[TELNET ト ッ プ N ロ グ イ ン セ ッ シ ョ ン ]
レ ポー ト には、 ログ イ ン セ ッ シ ョ ンの最 も
多か っ た上位 N の TELNET サーバーのロ
グ イ ン セ ッ シ ョ ン数を示す棒グ ラ フ が表示
さ れます。
さ ら に、 テーブルには各バーの詳細が表示
さ れ、 TELNET サーバーア ド レ ス、 ログ イ
ン セ ッ シ ョ ン数、 失敗 し た ロ グ イ ン数、 お
よび転送 し た フ レーム数 と バイ ト 数が示 さ
れます。
[TELNET ト ッ プ N
ロ グ イ ン失敗 ]
[TELNET ト ッ プ N ロ グ イ ン失敗 ] レ ポー
ト には、 最も 多 く ロ グ イ ンに失敗 し た上位
N の TELNET サ ー バ ー の ロ グ イ ン セ ッ
シ ョ ン数を示す棒グ ラ フが表示 さ れます。
さ ら に、 テーブルには各バーの詳細が表示
さ れ、 TELNET サーバーア ド レ ス、 ログ イ
ン セ ッ シ ョ ン数、 失敗 し た ロ グ イ ン数、 お
よび転送 し た フ レーム数 と バイ ト 数が示 さ
れます。
CSAレ ポー ト の使用
537
HTTP レ ポー ト
アナ ラ イザには、 HTTP ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー用の、 以下のレポー
ト があ り ます。
[HTTP 概要 ]
[HTTP 概要 ] レポー ト には、サーバー数、全
フ レーム数、 全バイ ト 数、 平均スループ ッ
ト 、 ク ラ イ ア ン ト 平均応答時間、 サーバー
平均応答時間、 ヒ ッ ト 数、 閲覧ペー ジ数、
ク ラ イ ア ン ト エ ラ ー、 お よ びサーバー エ
ラ ー を含む、 HTTP ト ラ フ ィ ッ ク 統計が表
示 さ れます。
[HTTP ト ッ プ N
ヒット ]
[HTTP ト ッ プ N ヒ ッ ト ] レポー ト には、最
も ヒ ッ ト し た上位 N の web サーバー を示
す棒グ ラ フが表示 さ れます。
さ ら に、 テーブルには各バーの詳細が表示
さ れ、 HTTP サーバーア ド レ ス、 ヒ ッ ト 数、
および転送 し た フ レーム数 と バイ ト 数が示
さ れます。
[HTTP ト ッ プ N ト
ラフ ィ ック ]
[HTTP ト ッ プ N ト ラ フ ィ ッ ク ] レポー ト に
は、 最 も 多 く ト ラ フ ィ ッ ク を転送 し た上位
N の web サーバー を 示す棒グ ラ フ が表示
さ れます。
さ ら に、 テーブルには各バーの詳細が表示
さ れ、 HTTP サーバーア ド レ ス、 ヒ ッ ト 数、
および転送 し た フ レーム数 と バイ ト 数が示
さ れます。
538
第15章
POP レ ポー ト
アナ ラ イザには、 POP ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー用の、 以下のレ ポー
ト があ り ます。
[POP 概要 ]
[POP 概要 ] レポー ト には、サーバー数、全
フ レーム数、 全バイ ト 数、 平均スループ ッ
ト 、 ク ラ イ ア ン ト 平均応答時間、 サーバー
平均応答時間、 受信 し た メ ッ セージ数、 受
信 し た フ レーム数、 および受信 し たバイ ト
数を含む、POP ト ラ フ ィ ッ ク 統計が表示 さ
れます。
[POP ト ッ プ N
メ ール受信 ]
[POP ト ッ プ N メ ール受信 ] レ ポ ー ト に
は、 受信 し た メ ッ セージが最 も多い上位 N
の POP サーバー を示す棒グ ラ フ が表示 さ
れます。 さ ら に、 テーブルには各バーの詳
細が表示 さ れ、 POP サーバーア ド レ ス、 受
信 し た メ ッ セ ー ジ 数、 転送 し た フ レ ーム
数、 お よ び転送 し た バ イ ト 数が示 さ れ ま
す。
SMTP レ ポー ト
アナ ラ イザには、 SMTP ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー用の、 以下のレポー
ト があ り ます。
[SMTP 概要 ]
CSAレ ポー ト の使用
[SMTP 概要 ] レ ポー ト には、 サーバー数、
全 フ レ ー ム数、 全バ イ ト 数、 平均 ス ルー
プ ッ ト 、 ク ラ イ ア ン ト 平均応答時間、 サー
バー平均応答時間、 送信 し た メ ッ セ ー ジ
数、 送信 し た フ レーム数、 および送信 し た
バイ ト 数を含む、 SMTP ト ラ フ ィ ッ ク 統計
が表示 さ れます。
539
[SMTP ト ッ プ N
メ ール送信 ]
[SMTP ト ッ プ N メ ール送信 ] レ ポー ト に
は、 送信 し た メ ッ セージが最 も多い上位 N
の SMTP サーバー を 示す棒グ ラ フ が表示
さ れます。 さ ら に、 テーブルには各バーの
詳細が表示 さ れ、 SMTP サーバー ア ド レ
ス、 送信 し た メ ッ セ ー ジ 数、 転送 し た フ
レーム数、 および転送 し たバイ ト 数が示 さ
れます。
MS SQL サーバー レ ポー ト
ア ナ ラ イ ザには、 MS SQL ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロ ー用の、 以下のレ
ポー ト があ り ます。
540
[MSSQL 概要 ]
[MSSQL 概要 ] レポー ト には、 サーバー数、 全
フ レ ーム数、 全バ イ ト 数、 お よ び平均スルー
プ ッ ト 、 ク ラ イ ア ン ト 平均応答時間、サーバー
平均応答時間を含む、 MS SQL ト ラ フ ィ ッ ク
統計が表示 さ れます。
[MSSQL SQL
コマン ド ]
[MSSQL コ マ ン ド ] レポー ト には、 10 の SQL
コ マ ン ド (Commit、 Delete、 Insert な ど ) ご と
の相対頻度 を 示す棒グ ラ フ が表示 さ れ ま す。
同 じ 情報が、 レ ポー ト の下部にあ る テ ー ブル
に示 さ れます。
第15章
[MSSQL ト ッ プ N
平均 ト ラ ンザク
シ ョ ン時間 ]
[MSSQL ト ッ プ N 平均 ト ラ ン ザ ク シ ョ ン 時
間 ] には、平均 ト ラ ンザク シ ョ ン時間が最も 長
い上位 N の MS SQL サーバー を 示す棒グ ラ
フ が表示 さ れます。 ト ラ ンザ ク シ ョ ン時間は、
アナ ラ イザが MS SQL ク ラ イ ア ン ト から の要
求を検出 し た時間 と それに対す るサーバーか
ら の応答を検出 し た時間 と の間隔で測定 さ れ
ます。
さ ら に、 テ ー ブルには各バーの詳細が表示 さ
れ、 MS SQL サーバーア ド レ ス、 平均 ト ラ ン
ザ ク シ ョ ン 時間、 平均 TCP コ ネ ク シ ョ ン 時
間、 お よ び平均第 1 バ イ ト ダウ ン ロ ー ド 時間
が示 さ れます。
Oracle SQL サーバー レ ポー ト
アナ ラ イザには、 Oracle SQL ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー用の、 以下の
レポー ト があ り ます。
CSAレ ポー ト の使用
[ORACLE 概要 ]
[ORACLE 概要 ] レ ポー ト には、 サーバー数、
全フ レーム数、全バイ ト 数、および平均スルー
プ ッ ト 、 ク ラ イ ア ン ト 平均応答時間、サーバー
平均応答時間を含む、 Oracle SQL ト ラ フ ィ ッ
ク統計が表示 さ れます。
[ORACLE SQL
コマン ド ]
[ORACLE SQL コ マ ン ド ] レポー ト には、10 の
SQL コ マ ン ド (Commit、 Delete、 Insert な ど )
ご と の相対頻度を示す棒グ ラ フ が表示 さ れま
す。 同 じ 情報が、レポー ト の下部にある テーブ
ルに示 さ れます。
541
[ORACLE ト ッ プ N [Oracle ト ッ プ N 平均 ト ラ ンザク シ ョ ン時間 ]
平 均 ト ラ ン ザ ク レ ポー ト には、 平均 ト ラ ンザ ク シ ョ ン時間が
シ ョ ン時間 ]
最 も 長い上位 N の Oracle SQL サーバー を示
す棒グ ラ フ が表示 さ れま す。 ト ラ ン ザ ク シ ョ
ン時間は、 アナ ラ イザが Oracle ク ラ イ ア ン ト
か ら の要求 を 検出 し た 時間 と そ れ に 対 す る
サーバか ら の応答を検出 し た時間 と の間隔で
測定 さ れます。
さ ら に、 テ ー ブルには各バーの詳細が表示 さ
れ、 Oracle サーバーア ド レ ス、 平均 ト ラ ンザ
ク シ ョ ン時間、 平均 TCP コ ネ ク シ ョ ン時間、
お よ び平均第 1 バ イ ト ダウ ン ロ ー ド 時間が示
さ れます。
542
第15章
VoIP レ ポー ト
アナ ラ イザには、 VoIP ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー用の、 以下のレ ポー
ト があ り ます。
CSAレ ポー ト の使用
[VoIP 概要 ]
[VoIP 概要 ] レポー ト には、サーバー数、全
フ レ ー ム数、 全バ イ ト 数、 お よ び平均 ス
ルー プ ッ ト 、 ク ラ イ ア ン ト 平均応答時間、
サーバー平均応答時間 を 含む、 VoIP ト ラ
フ ィ ッ ク 統 計 が表 示 さ れ ま す。 特 定の
VoIP プ ロ ト コ ル (H.323、 SIP、 Skinny、
MGCP、 お よ び Megaco) の機能 と 異な る
シ グ ナ リ ン グ お よ び エ ラ ー統計 も 表示 さ
れます。
[VoIP コ ール
ス テー タ ス ]
[VoIP コ ールス テー タ ス ] レポー ト には、各
予想 コ ール ス テ ー タ ス で 観測 さ れ る イ ン
ス タ ン ス 数 を 示す棒グ ラ フ お よ び円グ ラ
フ が表示 さ れます。 同 じ 情報が、 レ ポー ト
の下部にあ る テーブルに示 さ れます。
[VoIP 分布 ]
[VoIP 分布 ] レポー ト には、コ ール数 と それ
に対す る 各予想 コ ール タ イ プ で 観測 さ れ
る 合計通話時間 を 示す棒グ ラ フ お よ び円
グ ラ フ が表示 さ れ ま す。 同 じ 情報が、 レ
ポ ー ト の下部に あ る テ ー ブ ルに示 さ れ ま
す。
[VoIP ト ッ プ N
発信者 ]
[VoIP ト ッ プ N 発信者] レポー ト には、コ ー
ル数 と それに対す る 各上位 N 発信者で観
測 さ れ る 合計通話時間 を 示す棒グ ラ フ お
よ び円 グ ラ フ が表示 さ れ ま す。 同 じ 情報
が、 レポー ト の下部にある テーブルに示 さ
れます。
543
[VoIP MOS] レポー ト
[VoIP MOS] レ ポー ト には、 以下の内容が
表示 さ れます。
• 0 (PCMU)コ ール品質概要: コ ール数、
平均オ ピ ニオ ン評点(MOS)、 および全
コ ール品質を示すテーブル。
次のよ う に、 品質評価は平均オ ピ ニオ
ン評点に関係 し ます。
品質評価
MOS 範囲
1 (良好)
MOS > 4.34
2 (可)
3.60 < MOS ≦ 4.34
3 (不可)
MOS ≦ 3.60
• 0(PCMU)コ ール品質分布: 3 つの予想
品質値を それぞれ持つ コ ール数を示す
棒グ ラ フ および円グ ラ フ。 同 じ 情報が、
レポー ト の下部にある テーブルに示 さ
れます。
• 0(PCMU)に基づいた コ ール品質に影響
する要素: コ ール品質を低下 さ せる 4 つ
の要素(遅延、 ジ ッ タ 、 デー タ 損失およ
び コ ーデ ッ ク )の相対重要度を示す棒グ
ラ フ および円グ ラ フ 。 同 じ 情報が、 レ
ポー ト の下部にあ る テーブルに示 さ れ
ます。
ア プ リ ケーシ ョ ン詳細画面のフ ローレ ベルでは、 そのほかの VoIP レ
ポー ト を使用で き ます。 310 ページの 「VoIP QoS レ ポー ト の表示」
を参照 し て く だ さ い。
544
第15章
IPTV ビ デオ品質レ ポー ト
アナ ラ イザには、 IPTV ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー用の、 以下のレポー
ト があ り ます。
[ ビデオ品質 - 概要 ]
[ ビデオ品質 - 概要 ] レポー ト には、 ビデオ
ス ト リ ーム数を含む IPTV ト ラ フ ィ ッ ク 統
計値、 VQFactor お よ び品質評価の平均値
が表示 さ れます。
[ ビデオ品質 - 分布 ]
[ ビデオ品質 - 分布 ] レポー ト には、5 つの品
質評価の値それぞれに該当する IPTV ス ト
リ ームの割合 (%) を示す棒グ ラ フ お よび
円グ ラ フ が表示 さ れます。
Kerberos レ ポー ト
アナ ラ イザには、 Kerberos ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー用の、 以下のレ
ポー ト があ り ます。
[KERBEROS 概要 ]
CSAレ ポー ト の使用
[KERBEROS 概要 ] レ ポ ー ト に は、 サ ー
バー数、 全フ レーム数、 全バイ ト 数、 平均
スループ ッ ト 、 発行 し たチケ ッ ト 数、 サー
ビ ス プ リ ン シ パル 名、 AS exchange 数、
TGS exchange 数、 CS exchange 数および
エ ラ ー含む、Kerberos ト ラ フ ィ ッ ク 統計が
表示 さ れます。
545
ISAKMP レ ポー ト
ア ナ ラ イ ザには、 ISAKMP ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロ ー用の、 以下のレ
ポー ト があ り ます。
[ISAKMP 概要 ]
[ISAKMP 概要 ] レポー ト には、サーバー数、
全フ レーム数、全バイ ト 数、平均スループ ッ
ト 、 ク ラ イ ア ン ト 平均応答時間、 サーバー
平 均 応 答 時 間、 セ ッ シ ョ ン 数、 成 功 数、
フ ェ ー ズ 1 成功 数、 フ ェ ー ズ 1 失 敗数、
フ ェ ーズ 2 ネゴ シ エーシ ョ ン数、 ク イ ッ ク
モー ド 数、 お よび ク イ ッ ク モー ド 成功数を
含む、 ISAKMP ト ラ フ ィ ッ ク統計が表示 さ
れます。
Exchange レ ポー ト
アナ ラ イザには、 Exchange ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー用の、 以下のレ
ポー ト があ り ます。
546
[Exchange 概要 ]
[Exchange 概要 ] レポー ト には、 サーバー
数、全フ レーム数、全バイ ト 数、平均スルー
プ ッ ト 、 ク ラ イ ア ン ト 平均応答時間、 サー
バー平均応答時間、 メ ッ セージ数、 メ ール
フ レーム数、 メ ールバイ ト 数、 失敗数を含
む、 Exchange ト ラ フ ィ ッ ク 統計が表示 さ
れます。
[Exchange ト ッ プ N
メ ール ]
[Exchange ト ッ プ N メ ール ] レ ポ ー ト に
は、 最 も メ ッ セ ー ジ を 処理 し た上位 N の
Exchange サーバー を 示す棒グ ラ フ が表示
さ れます。 さ ら に、 テーブルには各バーの
詳細が表示 さ れ、 Exchange サーバー ア ド
レ ス、 処理 し た メ ッ セージ数、 転送 し た フ
レーム数、転送 し たバイ ト 数が示 さ れます。
第15章
MSN レ ポー ト
アナ ラ イザには、 MSN ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー用の、 以下のレポー
ト があ り ます。
[MSN 概要 ]
[MSN 概要 ] レポー ト には、サーバー数、全
フ レーム数、 全バイ ト 数、 平均スループ ッ
ト 、 ク ラ イ ア ン ト / サーバー平均応答時間、
ログ イ ン、失敗 し た ログ イ ン な ど、MSN ト
ラ フ ィ ッ ク の統計情報が表示 さ れます。 ま
た、 フ ァ イル転送数、 音声会話数、 映像会
話数、IM ( イ ン ス タ ン ト メ ッ セージ ン グ ) 会
話数、 およびそれら に対応する転送バイ ト
数も表示 さ れます。
SMB レ ポー ト
アナ ラ イザには、 SMB ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー用の、 以下のレ ポー
ト があ り ます。
CSAレ ポー ト の使用
[SMB 概要 ]
[SMB 概要 ] レポー ト には、サーバー数、全
フ レーム数、 全バイ ト 数、 平均スループ ッ
ト 、 ク ラ イ ア ン ト 平均応答時間、 サーバー
平均応答時間、 セ ッ シ ョ ン要求数、 フ ァ イ
ル要求数、 デ ィ レ ク ト リ 要求数、 DFS 操作
数、 お よ び MISC 操作数 を 含む、 SMB ト
ラ フ ィ ッ ク統計が表示 さ れます。
[SMB 要求 ]
[SMB 要求 ] レポー ト には、 5 つの SMB 要
求 ご と の相対頻度 を 示す棒グ ラ フ が表示
さ れます。 同 じ 情報が、 レ ポー ト の下部に
あ る テーブルに示 さ れます。
[SMB エ ラ ー ]
[SMB エ ラ ー ] レ ポー ト には、 9 つの SMB
エ ラ ー ご と の相対頻度 を 示す棒グ ラ フ が
表示 さ れます。 同 じ 情報が、 レ ポー ト の下
部にある テーブルに示 さ れます。
547
RTSP レ ポー ト
アナ ラ イザには、 RTSP ア プ リ ケーシ ョ ン フ ロー用の、 以下のレポー
ト があ り ます。
[RTSP 概要 ]
[RTSP 概要 ] レポー ト には、サーバー数、全
フ レーム数、 全バイ ト 数、 平均スループ ッ
ト 、 ク ラ イ ア ン ト 平均応答時間、 サーバー
平均応答時間、 使用 し た方法の総数、 およ
び ク ラ イ ア ン ト エ ラ ー の 総 数 を 含 む、
RTSP ト ラ フ ィ ッ ク 統計が表示 さ れます。
[RTSP メ ソ ッ ド 分布 ] [RTSP メ ソ ッ ド 分布 ] レポー ト には、 使用
し た RTSP メ ソ ッ ド ご と の相対頻度 を 示
す棒グ ラ フ が表示 さ れ ま す。 同 じ 情報が、
レ ポー ト の下部にあ る テーブルに示 さ れま
す。
[RTSP ク ラ イ ア ン ト
エ ラ ー分布 ]
548
[RTSP ク ラ イ ア ン ト エ ラ ー分布 ] レポー ト
には、 観測 さ れ た RTSP ク ラ イ ア ン ト エ
ラ ー タ イ プ ご と の相対頻度を示す棒グ ラ フ
が表示 さ れます。 同 じ 情報が、 レ ポー ト の
下部にあ る テーブルに示 さ れます。
第15章
ネ ッ ト ワー ク レ ポー ト の使用
アナ ラ イザには、 ネ ッ ト ワー ク層のフ ロー、 コ ネ ク シ ョ ン、 およびホ
ス ト のレポー ト があ り ます。 利用可能な レポー ト については、 以下に
説明 し ます。 ほ と んどのレポー ト は、 532 ページの図 15-2 の例のよ
う に構成 さ れています。
•
549 ページの 「[ ネ ッ ト ワー ク概要 ] レポー ト 」
•
549 ページの 「[ コ ネ ク シ ョ ン ] レポー ト 」
•
550 ページの 「[IP 会話情報 ] レポー ト 」
•
550 ページの 「[IP ホス ト ] レポー ト 」
•
550 ページの 「[ ア プ リ ケーシ ョ ン分布 ] レポー ト 」
•
550 ページの 「[IP プ ロ ト コル分布 ] レポー ト 」
•
551 ページの 「[IP 応答時間分布 ] レポー ト 」
[ネ ッ ト ワー ク 概要]レ ポー ト
[ ネ ッ ト ワー ク 概要 ] レポー ト には、観測 さ れた全 IPv4 ト ラ フ ィ ッ ク
お よ び IPv6 ト ラ フ ィ ッ ク の統計が表示 さ れま す。 さ ま ざ ま な IP フ
レーム タ イ プ での数が表示 さ れます。 マルチキ ャ ス ト の数、 ブ ロー ド
キ ャ ス ト の数、 TCP 数、 および UDP 数な どの IP プ ロ ト コ ルの構成
を一目で見る こ と がで き ます。
[ コ ネ ク シ ョ ン] レ ポー ト
[ 接続 ] レポー ト には、 ネ ッ ト ワー ク 上で最 も ア ク テ ィ ブ な上位 N の
接続が [ バイ ト ] と [ フ レーム ] で表示 さ れます。 コ ネ ク シ ョ ンは棒グ
ラ フ 形式 と 円グ ラ フ形式のほか、 テーブルで も 表示 さ れます。 テーブ
ルには、 送信元 と 送信先の IP ア ド レ ス と ポー ト 、 および コ ネ ク シ ョ
ン全体の全 フ レーム数 と 全バイ ト 数が一覧表示 さ れます。
CSAレ ポー ト の使用
549
[IP 会話情報] レ ポー ト
[IP 会話情報 ] レポー ト は、 ネ ッ ト ワー ク上で最も ア ク テ ィ ブ な上位
N の IP コ ネ ク シ ョ ン を [バイ ト ] と [ フ レーム] で測定 し ます。 コ ネ ク
シ ョ ンは棒グ ラ フ 形式 と 円グ ラ フ形式のほか、テーブルで も 表示 さ れ
ます。 テーブルには、 送信元 と 送信先の IP ア ド レ ス と ポー ト 、 お よ
び コ ネ ク シ ョ ン全体の全 フ レ ーム数 と 全バ イ ト 数が一覧表示 さ れま
す。
注意 : [ コ ネ ク シ ョ ン ] レ ポー ト と は異な り 、 [IP 会話情報 ] レポー ト
は、特定 さ れたペアのポー ト 上のア ド レ ス間の全 ト ラ フ ィ ッ ク ではな
く 、 ア ド レ ス間の全 ト ラ フ ィ ッ ク に関する レポー ト です。
[IP ホ ス ト ] レ ポー ト
[IP ホス ト ] レポー ト は、 ネ ッ ト ワー ク 上で最も ア ク テ ィ ブ な上位 N
の IP ホス ト を [バイ ト ] と [ フ レーム] で測定 し ます。 ホス ト は棒グ ラ
フ形式 と 円グ ラ フ 形式のほか、 テーブルで も表示 さ れます。 テーブル
には、 全 フ レーム数 と 全バイ ト 数 と と も に、 各ホス ト が一覧表示 さ れ
ます。
[ア プ リ ケーシ ョ ン分布] レ ポー ト
[ ア プ リ ケーシ ョ ン分布] レポー ト は、ト ラ フ ィ ッ ク を [バイ ト ] と [ フ
レーム ] で共通のア プ リ ケーシ ョ ン プ ロ ト コ ルに分類 し ます。 ア プ リ
ケーシ ョ ン プ ロ ト コ ルの構成は棒グ ラ フ 形式 と 円グ ラ フ 形式のほか、
テーブルで も表示 さ れます。 テーブルには、 全 フ レーム数 と 全バイ ト
数 と と も に、 使用順で プ ロ ト コ ルが一覧表示 さ れます。
[IPプ ロ ト コ ル分布] レ ポー ト
[IP プ ロ ト コル分布 ] レポー ト は、ト ラ フ ィ ッ ク を [バイ ト ] と [ フ レー
ム ] で共通の ト ラ ン スポー ト 層プ ロ ト コル (UDP、 TCP、 ICMP な ど )
に分類 し ま す。 ト ラ ン ス ポー ト 層プ ロ ト コ ルの構成は棒グ ラ フ 形式
と 円グ ラ フ 形式のほか、 テーブルで も 表示 さ れます。 テーブルには、
550
第15章
全フ レーム数 と 全バイ ト 数 と と も に、使用順で プ ロ ト コ ルが一覧表示
さ れます。
[IP 応答時間分布] レ ポー ト
[IP 応答時間分布 ] レポー ト は、 10 の異な る時間ウ イ ン ド ウに分類 さ
れた応答数を表示 し ます。 応答は、 最短時間 (0-25 μs) か ら 最長時間
(2000 μs 以上 ) で一覧表示 さ れます。 レポー ト の下部にある テーブル
は、 各応答時間ウ ィ ン ド ウの正確な発生回数が表示 さ れます。
DLC レ ポー ト の使用
アナ ラ イザの [DLC] タ ブには、 物理層 ノ ー ド 、 VLAN、 および一般的
な統計情報のレ ポー ト があ り ます。 利用可能な レ ポー ト については、
以下に説明 し ます。
•
551 ページの 「[DLC 概要 ] レポー ト 」
•
551 ページの 「[ ノ ー ド ] レポー ト 」
•
552 ページの 「[VLAN] レポー ト 」
•
552 ページの 「[ 使用率分布 ] レポー ト 」
[DLC 概要] レ ポー ト
[DLC 概要 ] レポー ト には、 観測 さ れた全 ト ラ フ ィ ッ クの統計が表示
さ れま す。 使用率、 全バ イ ト 数、 全 フ レ ーム数、 マルチ キ ャ ス ト フ
レーム数、 ブ ロー ド キ ャ ス ト フ レーム数、 および さ ま ざ ま な タ イ プの
フ レームエ ラ ーが表示 さ れます。
[ ノ ー ド ] レ ポー ト
[ ノ ー ド ] レ ポー ト には、 ネ ッ ト ワー ク 上で最も ア ク テ ィ ブ な上位 N
の DLC レ イヤ ノ ー ド が [バイ ト ] と [ フ レーム] で表示 さ れます。 ノ ー
ド は棒グ ラ フ と テーブルで表示 さ れます。 テーブルには、 全フ レーム
CSAレ ポー ト の使用
551
数 と 全バ イ ト 数 と と も に、 ア ド レ ス順に各 ノ ー ド が一覧表示 さ れま
す。
[VLAN] レ ポー ト
[VLAN] レポー ト には、ネ ッ ト ワー ク 上で最 も ア ク テ ィ ブ な上位 N の
VLAN が [ バイ ト ] と [ フ レーム ] で表示 さ れます。 VLAN は棒グ ラ フ
と テーブルで表示 さ れます。 テーブルには、 全 フ レーム数 と 全バイ ト
数 と と も に、 VLAN ID 順に各 VLAN が一覧表示 さ れます。
[使用率分布] レ ポー ト
ア ナ ラ イ ザでは、 秒ご と のネ ッ ト ワー ク 使用率を利用可能な ネ ッ ト
ワー ク の帯域の割合で測定 し ます。 秒ご と のサン プル値が 10 の使用
可能範囲の 1 つに分類 さ れます (20 ~ 30% な ど )。 発生はカ ウン ト
さ れ、[ 使用率分布 ] レポー ト に棒グ ラ フ と 円グ ラ フ で表示 さ れます。
レポー ト の下部にあ る テーブルは、各使用率ウ イ ン ド ウの正確な発生
回数が表示 さ れます。
ユーザ定義レ ポー ト の作成
レ ポー ト ワー ク スペース に一覧表示 さ れた定義済みレ ポー ト の組み
合わせで構成 さ れる、 複合レポー ト を作成で き ます。
ユーザ定義レポー ト を作成するには、左上の [ 新規ユーザ定義レポー
ト の作成 ]
ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 [ 新規ユーザ定義レポー ト の
552
第15章
作成 ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス ( 図 15-4) が表示 さ れます。
図15-4: [ユーザ定義レポー ト ] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
図 15-4 の例では、 3 つの メ ールア プ リ ケーシ ョ ン (POP、 SMTP、 お
よび
Exchange) で 利用可能 な 全 レ ポ ー ト を 示す複合 レ ポ ー ト
(AllMailApps) を単一の ド キュ メ ン ト で作成し ます。
[OK] を ク リ ッ ク す る と 、 図 15-5 に示す よ う に、 レ ポー ト ワー ク ス
ペースの下部にあ る リ ス ト に新規ユーザ定義レ ポー ト が追加 さ れま
す。
CSAレ ポー ト の使用
553
図15-5: ユーザ定義レポー ト
レ ポー ト ワー ク スペースの既存のユーザ定義レ ポー ト を選択 し てか
ら、 [ 選択 し たユーザ定義レポー ト の編集 ]
ボ タ ン を ク リ ッ ク する
と 、 既存のユーザ定義レポー ト の構成を編集で き ます。
レ ポー ト ワー ク スペースの既存のユーザ定義レ ポー ト を選択 し てか
ら、[ 選択 し たユーザ定義レポー ト の削除 ]
ボ タ ン を ク リ ッ ク する
と 、 既存のユーザ定義レポー ト を削除で き ます。
554
第15章
ヒ ス ト リ レ ポー タ ーの使用
[ ヒ ス ト リ レポー タ ー ] は、 NTM のアナ ラ イザに追加で き る オプ シ ョ
ンの機能です。 こ の機能がある と 、 ネ ッ ト ワー ク上の ト ラ フ ィ ッ ク を
モニ タ し ながら、 ア プ リ ケーシ ョ ン、 ネ ッ ト ワー ク、 および DLC レ
イ ヤ統計を定期的に保存で き ます。 こ れ ら の統計は CSV フ ァ イルに
保存 さ れ、 後で ア ク セス可能なデー タ ベースに蓄積 さ れます。 ネ ッ ト
ワー ク アダ プ タ ご と に別個のデー タ ベースがあ り ます。
こ れ ら のデー タ ベー スの情報に基づい て レ ポー ト を 作成で き ま す。
図 15-6 に示すよ う に、[ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [ レポー ト ] > [ 設
定 ] 画面では、 これ らのレポー ト のい く つかの項目について変更する
こ と がで き ます。
図15-6: レポー ト 形式の制御
[ ト ッ プ N] 設定を使用 し て、 レポー ト の棒グ ラ フ に表示 さ れる オブ
ジ ェ ク ト 数を選択で き ます。 た と えば、 [ ト ッ プ N] に 10 を選択 し た
場合、 HTTP ヒ ッ ト レ ポー ト では、 ヒ ッ ト 数に応 じ て ラ ン ク 付け さ れ
た上位 10 の web サイ ト の棒グ ラ フが表示 さ れます。 5、 10、 15、 ま
たは 20 から [ ト ッ プ N] 値を選択で き ます。
[ 情報 ] セ ク シ ョ ン を使用 し て、レポー ト の先頭にある [ サマ リ ] セ ク
シ ョ ンに表示 さ れる識別情報を入力で き ます。
CSAレ ポー ト の使用
555
注意 :[ レポー ト ] > [ 設定 ] 画面は、ヒ ス ト リ レポー ト に固有のも ので
はあ り ません。 こ の章で説明 し て い る全ての レ ポー ト で表示 さ れま
す。
デー タ 蓄積の制御
[ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [ レポー ト ] > [ ヒ ス ト リ ] > [ デー タ ベー
ス設定 ] を選択 し て、 ヒ ス ト リ レポー ト に蓄積 さ れるデー タ を指定で
き ます。こ れに よ り 、図 15-7 に示す ヒ ス ト リ レポー タ ーのデー タ ベー
ス設定画面が表示 さ れます。
注意 : こ の画面は、[Network Time Machine] > [ 全般 ] で リ アル タ イム
モ ニ タ が有効にな っ ている場合のみ表示 さ れます。
556
第15章
図15-7: ヒ ス ト リ レ ポー タ ーのデー タ ベース設定
画面の上部にあ る [ メ ン テナン ス ] セ ク シ ョ ン を使用 し て、 不必要な
レ コ ー ド を削除する こ と に よ り 、デー タ ベースのサイ ズを制御で き ま
す。 選択 し た期間 ( 選択可能な範囲は 1 ヶ 月から 2 年 ) を過ぎた レ
コ ー ド を 自動的に削除す る よ う に、 こ の制御 を 設定で き ま す。 さ ら
に、 指定 し た日付よ り 前に、 全てのレ コ ー ド を即時に削除で き ます。
日付は、 提供 さ れる カ レ ン ダ ツールを使用 し て選択で き ます。
注意 : [ 即時削除 ] 機能は、現在のネ ッ ト ワー ク アダ プ タ のデー タ ベー
スにのみ影響 し ます。 こ の画面の他の全機能は、 全てのネ ッ ト ワー ク
アダ プ タ のデー タ ベースに影響 し ます。
CSAレ ポー ト の使用
557
[収集デー タ ] セ ク シ ョ ン を使用 し て、デー タ ベースに保存する特定の
ア プ リ ケーシ ョ ン、 ネ ッ ト ワー ク 、 および DLC レ イヤ統計を選択で
き ます。 [ 有効 ] 列には、こ れら を選択する ためのチ ェ ッ ク ボ ッ ク スが
表示 さ れます。 時間を保存するには、上部にある [ 全て選択 ]、[ 全て選
択解除 ]、および [ 全て をデ フ ォル ト 値に リ セ ッ ト ] ボ タ ン も 使用で き
ます。
選択 し た統計の各セ ッ ト に つ い て、 それに対応す る デー タ が CSV
フ ァ イルに保存 さ れます。 その後、[ 間隔 ] 列を使用 し て、CSV フ ァ イ
ル内のデー タ を デー タ ベース に保存す る頻度 を 指定で き ま す。 た と
えば、 [HTTP] を チ ェ ッ ク し て [ 間隔 ] を 15 分に設定する と 、 現在
CSV フ ァ イ ルにあ る HTTP のデー タ が 15 ご と にデー タ ベースに保
存 さ れ、 CSV フ ァ イルから 削除 さ れます。
ヒ ス ト リ レ ポー ト の作成
デー タ ベースの情報に基づい て レ ポー ト を 作成で き ま す。 レ ポー ト
を作成するには、[ レポー ト ] > [ ヒ ス ト リ に進み、作成する レポー ト
を選択 し ます。 図 15-9 に示すよ う に、 左ペ イ ン で選択 し 、 右ペ イ ン
に レポー ト が表示 さ れます。
レ ポー ト でデー タ を 表示す る時間間隔を
ボタンをク リ ッ ク して
選択で き ます。 こ れによ っ て、図 15-8 に示す、[ レポー ト 時刻設定 ] ダ
イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。
図15-8: [レポー ト 時刻設定] ダ イ ア ログボ ッ ク ス
希望する時間間隔 ( または [ カ ス タ ム ] 時間間隔 ) を選択 し 、 [OK] を
ク リ ッ ク し ます。 その後、 図 15-9 に示すよ う な レ ポー ト が表示 さ れ
ます。
558
第15章
図15-9: HTTP ヒ ス ト リ レ ポー ト の例
レポー ト 上部の右ペ イ ンのア イ コ ン を使用 し て、レポー ト を表示 し た
り 、 保存 し た り 、 印刷で き た り し ます。 html 形式、 pdf 形式または rtf
形式で レポー ト を保存で き ます。
CSAレ ポー ト の使用
559
ト レン ド チャー ト
レ ポー ト の任意のテ ー ブル内で、 特定の行を ク リ ッ ク し て、 そのレ
ポー ト に対 し て選択 し た タ イ ムスパン で その統計値がどのよ う に変
化するかを示すチ ャ ー ト を生成する こ と がで き ます。
ま た、 特定のテ ー ブルの タ イ ト ルを ク リ ッ ク し て、 複数の ト レ ン ド
チ ャ ー ト を生成する こ と も で き ます。 その場合、図 15-10 に示 し た よ
う なダ イ ア ログボ ッ ク スが表示 さ れます。
図15-10: 複数の ト レ ン ド チ ャ ー ト の選択
表示す る統計値の組み合わせを選択す るほかに、 それ ら の統計値を
別々のチ ャ ー ト と し て表示するか、重ね合わせて表示するかを選択で
き ま す。 チ ャ ー ト の縦軸の目盛 を 均等目盛 と 対数目盛のいずれにす
るかを選択す る こ と も で き ます。 デー タ はレ ポー ト 形式ま たは CSV
デー タ と し て出力する よ う 選択で き ます。
560
第15章
VoIP コ ールロ グの作成
VoIP コ ールロ グは、 特別な種類の ヒ ス ト リ レ ポー ト であ り 、 ネ ッ ト
ワー ク 上の VoIP ト ラ フ ィ ッ ク の性能に関す る 情報 を ま と め る こ と
がで き ます。 図 15-11 に、 利用可能な多 く の VoIP コ ールログ レポー
ト の う ち最初のも のを示 し ます。
図15-11: VoIP コ ールログ
CSAレ ポー ト の使用
561
コ ールブ ラ ウザの使用
コ ールブ ラ ウザを使用する こ と に よ り 、ネ ッ ト ワー ク 上の コ ールに関
する基本情報にア ク セスする こ と がで き ます。 図 15-12に コ ールブ ラ
ウザ画面を示 し ます。
図15-12: コ ールブ ラ ウザ
図に示 し た よ う に、 特定の時間範囲に調査を制限す る こ と がで き ま
す。 [ コ ールフ ィ ル タ ] 領域では、通話時間や MOS 値の条件を指定で
き ます。 また、 一覧に載せる コ ールの最大数を制限する こ と も で き ま
す。
条件を満たす コ ールについて、 開始時間、 発信者、 受信者、 MOS 採
点、 および通話時間が一覧に表示 さ れ、 単に部分的な コ ールが含まれ
るかど う かを示 し ます。
562
第15章
第16章
ア ド レ ス 帳の使用
この章では、アナ ラ イザのア ド レ ス帳を使用する方法について説明 し
ます。 こ の章は、 次の項目で構成 さ れています。
•
ア ド レ ス帳について
•
ア ド レ ス帳の使用
ア ド レ ス帳について
アナ ラ イザの ア ド レ ス帳 を使用する と 、ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス
ワー ク スペースの [ 翻訳 ] タ ブ で、 IP、 IPv6、 MAC の各ア ド レ ス を
簡単に認識で き る名前で置 き 換え る こ と がで き ます。 IP ア ド レ ス よ
り 名前の方が覚えやすい場合がほ と んど なので、ア ド レ ス帳はネ ッ ト
ワー ク デー タ を ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グす る際の貴重な ツ ール と な
り ます。
た と えば、192.168.1.1 と い う IP ア ド レ スが社内ネ ッ ト ワー クのシ ア
ト ルのルー タ の イ ン タ ー フ ェ イ ス で使用 さ れてい る と い う こ と を覚
え る代わ り に、 ア ド レ ス帳を使用 し て、 こ のア ド レ ス を単に 「シ ア ト
ルルー タ 」 な ど と 呼ぶ こ と がで き ます。 ア ド レ ス帳のエ ン ト リ ーを慎
重に管理する と 、ネ ッ ト ワー クの ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グ を直感的に
わか り やす く 行え る よ う にな り ます。
563
ア ド レ ス帳の使用
ア ド レ ス帳を表示するには、 ツールバーの [ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク
し 、 [ ア ド レ ス帳 ] タ ブ を ク リ ッ ク し ます。 図 16-1 は、 ア ド レ ス帳の
図 と そのエ ン ト リ ーの追加および削除の方法を示 し た ものです。
注意 : [ 既存のア ド レ ス帳エ ン ト リ ー を上書き する ] オ プ シ ョ ン を
チ ェ ッ ク し た場合、アナ ラ イザは既にア ド レ ス帳に登録 さ れている IP
ア ド レ スや名前を含む DNS パケ ッ ト を 検出 し 、 自動的に ア ド レ
ス帳エ ン ト リ を更新 し ます。
[イ ンポー ト ]または [エ ク スポー ト ] ボ タ ン を
ク リ ッ ク する と 、 既存の CSV フ ァ イル
から ア ド レ ス帳を イ ンポー ト し た り 、 こ の
ア ド レ ス帳を新規の CSV フ ァ イルにエ ク
スポー ト する こ と がで き ます。
新 し いエ ン ト リ ーを ア ド
レ ス帳に追加するには、
[追加] ボ タ ン を ク リ ッ ク
し ます。
既存のア ド レ ス帳は、 各エ ン ト リ ーの横
にある対応する ア イ コ ン を使用 し て [編集]
および [削除] で き ます。
図16-1: ア ド レ ス帳
564
第16章
[ 追加 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 [ ホス ト ] ダ イ ア ログボ ッ ク スが表
示 さ れます ( 図 16-2)。
図16-2: 新 し いア ド レ ス帳エ ン ト リ ーの追加
ネ ッ ト ワー ク上の IP、 IPv6、 および MAC の各ア ド レ スのニ ッ ク ネー
ムを追加で き ます。 こ こ に入力する名前は、 ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ
シ ス で表示 さ れる [ 翻訳 ] タ ブ上の該当す る ア ド レ スに置換 さ れま
す。
ア ド レ ス帳の自動生成
アナ ラ イザの検出機能を用いて、ア ド レ ス帳のエ ン ト リ を自動的に生
成する よ う にするには、 [ ア ド レ ス帳を自動生成する ] チ ェ ッ ク ボ ッ
ク スにチ ェ ッ ク を入れます (564 ページの図 16-1 を参照 )。
[ 既存のア ド レ ス帳エ ン ト リ ー を上書き す る ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク スに
チ ェ ッ ク を入れた場合、 既存のア ド レ ス帳エ ン ト リ ーは、 新規に検出
さ れた名前または IP ア ド レ ス で自動的に更新 さ れます。
ア ド レ ス帳の使用
565
ア ド レ ス帳の イ ン ポー ト と エ ク スポー ト
ア ド レ ス帳の情報を CSV フ ァ イルに保存で き ます。 ア ド レ ス帳の各
項目のフ ォ ーマ ッ ト を以下に示 し ます。
名前、 IP、 IPv6、 MAC ア ド レ ス、 コ メ ン ト
( 図 16-1 の列 と 同 じ )
[ エ ク スポー ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、 [ 保存 ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス で
保存する場所 と フ ァ イル名を指定 し ます。 フ ァ イルは、拡張子 .csv で
保存 さ れます。 新規の CSV フ ァ イルに保存する必要があ り ます。 既
存の CSV フ ァ イルにマージ で き ません。
[ イ ンポー ト ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、 [ 開 く ] ダ イ ア ログボ ッ ク スで以
前に保存 し た CSV フ ァ イ ルが存在す る 場所 と フ ァ イ ル を 選択 し ま
す。 フ ァ イルの内容は、 現在のア ド レ ス帳にマージ さ れます。 新 し い
項目は追加 さ れます。 重複する項目は上書き さ れます。
566
第16章
付録 A
カ ウ ン タ の定義
この付録では次の ト ピ ッ ク について説明 し ます。
•
•
•
カ ウン タ の定義
用語
計算
カ ウ ン タ の定義
次の2つの表には、 [物理層]の[概要] タ ブに表示 さ れる カ ウン タ と 、 カ
ウ ン タ ご と の定義を列挙 し て い ます。 [概要] タ ブの詳細については、
85ページの 「概要 タ ブ」 を参照 し て く だ さ い。
表A-1は、[概要] タ ブの[全アグ リ ゲー ト 回数]セ ク シ ョ ンのカ ウ ン タ を
定義 し ています。
表A-1: [概要] タ ブの[全アグ リ ゲー ト 回数]
項目
説明
使用率
ネ ッ ト ワー ク使用率 (%) です。
スループ ッ ト
1秒毎に受信 し た ビ ッ ト 数です。
567
表A-1: [概要] タ ブの[全アグ リ ゲー ト 回数] (続き)
項目
説明
フ レームレー ト
1秒毎に受信 し た フ レーム数です。
バイ ト
受信 し た フ レームのバイ ト 数です。
フ レーム
受信 し た フ レーム数です。
ユニキ ャ ス ト フ レーム
「Good」 状態のユニキ ャ ス ト フ レーム数です。
マルチキ ャ ス ト フ レーム
「Good」 状態の マルチ キ ャ ス ト フ レ ーム数で
す。
ブ ロー ド キ ャ ス ト フ レーム
「Good」 状態のブ ロー ド キ ャ ス ト フ レーム数で
す。
最終更新時刻
統計値がハー ド ウ ェ アか ら 読み込まれた時刻
です。
表A-2は、 [概要] タ ブの[全ア グ リ ゲー ト エ ラ ー ]セ ク シ ョ ンの カ ウ ン
タ を定義 し ています。 「計算」 の項では、 これ らの数量の一部がどの
よ う に計算 さ れるかを説明 し ています。
表A-2: [概要] タ ブの[全アグ リ ゲー ト エ ラ ー ]
568
項目
説明
CRCエ ラ ー
CRCエ ラ ー を伴 う フ レ ームの数です。 (フ ラ
グ メ ン ト フ レーム と ジ ャ バー フ レームを除き
ます)
ラ ン ト フ レーム
CRCエ ラ ー を 伴わな い 「Small」 フ レ ームの
数です。
フ ラ グ メ ン ト フ レーム
CRCエ ラ ー を 伴 う 「Small」 フ レ ームの数で
す。
オーバーサイ ズ フ レーム
CRCエ ラ ー を伴わな い 「Large」 フ レ ームの
数です。
ジ ャバー フ レーム
CRCエ ラ ー を伴 う 「Large」 フ レ ームの数で
す。
CVエ ラ ー
コ ー ド 違反エ ラ ー を 伴 う フ レ ームの数です。
(個々のコ ー ド 違反数はカ ウン ト さ れません)
付録 A
表A-2: [概要] タ ブの[全アグ リ ゲー ト エ ラ ー ] (続き)
項目
説明
IPチ ェ ッ ク サムエ ラ ー
ヘ ッ ダチ ェ ッ ク サムが不良で、 「Good」 状態
のIPフ レーム数です。
TCPチ ェ ッ ク サムエ ラ ー
ヘ ッ ダチ ェ ッ ク サムが不良で、 IPフ ラ グ メ ン
ト の一部ではない 「Good」 状態のTCPフ レー
ム数です。
UDPチ ェ ッ クサムエ ラ ー
ヘ ッ ダ チ ェ ッ ク サムが不良かつ0以外の値を
持つ、IPフ ラ グ メ ン ト の一部ではない 「Good」
状態のUDP フ レーム数です。
表A-3は、[物理層]の[分布] タ ブ でサイ ズ分布テーブルに表示 さ れる カ
ウ ン タ と 、 カ ウン タ ご と の定義を列挙 し ています。 87ページの図4-10
を参照 し て く だ さ い。
表A-3: サイ ズ分布テーブルのカ ウ ン タ
カ ウ ン タ の定義
項目
説明
63バイ ト 以下
CRCエ ラ ーを伴わない 「Small」 フ レ ームの数
です。
64バイ ト
サ イ ズが64バ イ ト の フ レ ー ム で す。 (CRC エ
ラ ーを伴 う フ レーム も含みます)
65 - 127バイ ト
サ イ ズ が 65 バ イ ト 以上 127 バ イ ト 以内の フ
レ ームです。 (CRCエ ラ ーを伴 う フ レーム も 含
みます)
128 - 255バイ ト
サ イ ズ が128バ イ ト 以上255バ イ ト 以内の フ
レ ームです。 (CRCエ ラ ーを伴 う フ レーム も 含
みます)
256 - 511バイ ト
サ イ ズ が256バ イ ト 以上511 バ イ ト 以内の フ
レ ームです。 (CRCエ ラ ーを伴 う フ レーム も 含
みます)
512 - 1023バイ ト
サ イ ズが512バ イ ト 以上1023バ イ ト 以内の フ
レ ームです。 (CRCエ ラ ーを伴 う フ レーム も 含
みます)
569
表A-3: サイ ズ分布テーブルのカ ウ ン タ (続き)
項目
説明
1024 - 1518バイ ト
サ イ ズが1024バ イ ト 以上1518バ イ ト 以内の フ
レ ームです。 (CRCエ ラ ーを伴 う フ レーム も 含
みます)
1519バイ ト 以上
CRCエ ラ ーを伴わない 「Large」 フ レームの数
です。
表A-4は、[物理層]の[分布] タ ブ で プ ロ ト コ ル分布テーブルに表示 さ れ
る カ ウ ン タ と 、 カ ウ ン タ ご と の定義を列挙 し ています。 88ページの図
4-11を参照 し て く だ さ い。
表A-4: プ ロ ト コル分布テーブルのカ ウン タ
570
項目
説明
Ethernet II
イ ーサネ ッ ト フ レ ームのType/Length フ ィ ール
ド の値が1500よ り 大き い フ レームです。
IEEE 802.3 LLC
Ethernet II、 IEEE 802.3 SNAP、 IEEE 802.3
Rawのいずれで も な い イ ーサネ ッ ト フ レ ーム
です。
IEEE 802.3 SNAP
Ethernet II で もIEEE 802.3 Raw フ レ ー ム で も
な く 、 イ ーサネ ッ ト フ レームのLengthフ ィ ール
ド に続 く 1バ イ ト が16進数でAA と な る フ レ ー
ムです。
IEEE 802.3 RAW
Ethernet II フ レームではな く 、 イ ーサネ ッ ト フ
レームのLengthフ ィ ール ド に続 く 2バイ ト が16
進数でFFFF と な る フ レームです。
付録 A
表A-5は、 [ネ ッ ト ワー ク ]層の[概要] タ ブに表示 さ れる カ ウン タ と 、 カ
ウ ン タ ご と の定義を 列挙 し て い ま す。 91ページの図4-14 を 参照 し て
く だ さ い。
表A-5: [ネ ッ ト ワー ク ]の[概要] タ ブのカ ウ ン タ
項目
説明
全IPホス ト /秒
単位時間当た り (1秒) に受信 し たIPv4 フ レ ー
ムの送信先 と 送信元IP v4ア ド レ スの重複 し な
いア ド レ ス総数です。
送信IPホス ト /秒
単位時間当た り (1秒) に受信 し たIPv4 フ レ ー
ムの送信元IP v4 ア ド レ ス の重複 し な い 数 で
す。
受信IPホス ト /秒
単位時間当た り (1秒) に受信 し たIPv4 フ レ ー
ムの送信先IP v4 ア ド レ ス の重複 し な い 数 で
す。
全 コ ネ ク シ ョ ン/秒
単位時間当た り (1秒) に受信 し たTCP/IPv4 と
UDP/IPv4 フ レ ームの、 送信先 と 送信元の 「IP
v4ア ド レ ス と ポー ト 番号のペア」 の組み合わせ
の重複 し ない数です。
TCPコ ネ ク シ ョ ン/秒
単位時間当た り (1秒) に受信 し たTCP/IPv4フ
レ ームの、 送信先 と 送信元の 「IP v4ア ド レ ス
と ポー ト 番号のペア」 の組み合わせの重複 し な
い数です。
UDP コ ネ ク シ ョ ン/秒
単位時間当た り (1秒) に受信 し たUDP/IPv4フ
レ ームの、 送信先 と 送信元の 「IP v4ア ド レ ス
と ポー ト 番号のペア」 の組み合わせの重複 し な
い数です。
最終更新時刻
統計値がハー ド ウ ェ アか ら 読み込まれた時刻
です。
表A-6は、[ネ ッ ト ワー ク]の[分布] タ ブ でL3プ ロ ト コル分布テーブルに
表示 さ れる カ ウ ン タ と 、 カ ウ ン タ ご と の定義を 列挙 し て い ま す。 93
カ ウ ン タ の定義
571
ページの図4-16を参照 し て く だ さ い。
表A-6: L3プ ロ ト コ ル分布テーブルのカ ウ ン タ
項目
説明
IPv4
Ethernet II フ レ ームのType フ ィ ール ド の値が
16進数で0800のフ レームです。
IPv6
Ethernet II フ レ ームのType フ ィ ール ド の値が
16進数で86DDのフ レームです。
IPX
Ethernet II フ レ ームのType フ ィ ール ド の値が
16進数で8137のフ レームです。
ARP
Ethernet II フ レ ームのType フ ィ ール ド の値が
16進数で0806のフ レームです。
その他
IPv4、 IPv6、 IPX、 ARPのいずれに も 当てはま
ら ないEthernet II フ レームです。
表A-7は、[ネ ッ ト ワー ク]の[分布] タ ブ でL4プ ロ ト コル分布テーブルに
表示 さ れる カ ウ ン タ と 、 カ ウ ン タ ご と の定義を 列挙 し て い ま す。 94
ページの図4-17を参照 し て く だ さ い。
表A-7: L4プ ロ ト コ ル分布テーブルのカ ウ ン タ
項目
説明
TCP
IPv4 フ レ ー ムのProtocol フ ィ ール ド の値が16
進数で06のフ レームです。
UDP
IPv4 フ レ ー ムのProtocol フ ィ ール ド の値が16
進数で11のフ レームです。
ICMP
IPv4 フ レ ー ムのProtocol フ ィ ール ド の値が16
進数で01のフ レームです。
その他
TCP、 UDP、 ICMPのいずれに も 当てはま ら な
いIPv4フ レームです。
表A-8は、[ネ ッ ト ワー ク ]の[分布] タ ブ で ア プ リ ケーシ ョ ン分布テーブ
ルに表示 さ れる カ ウ ン タ と 、 カ ウ ン タ ご と の定義を列挙 し ています。
572
付録 A
95ページの図4-18を参照 し て く だ さ い。
表A-8: ア プ リ ケーシ ョ ン分布テーブルのカ ウン タ
カ ウ ン タ の定義
項目
説明
Citrix
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が1496ま たは1604の フ レ ー
ムです。
DNS
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が53のフ レームです。
Exchange
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が135のフ レームです。
FTP
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が21のフ レームです。
H.323
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が1720ま たは1721の フ レ ー
ムです。
HTTP
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポ ー ト 番号が80 ま たは443の フ レ ーム
です。
ISAKMP
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が500のフ レームです。
KERBEROS
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が88のフ レームです。
MEGACO
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が2944のフ レームです。
MGCP
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が2427のフ レームです。
MSSQL
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が1433ま たは1434の フ レ ー
ムです。
Oracle
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が1521、 1525、 1527、 1529、
または2427のフ レームです。
573
表A-8: ア プ リ ケーシ ョ ン分布テーブルのカ ウン タ (続き)
項目
説明
POP
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が109ま たは110の フ レ ーム
です。
RTSP
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が554のフ レームです。
SIP
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が5060のフ レームです。
SKINNY
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が2000のフ レームです。
SMB
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が445のフ レームです。
SMTP
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が25のフ レームです。
TELNET
TCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レームの送信ま た
は受信ポー ト 番号が23のフ レームです。
その他
上述のいずれのア プ リ ケー シ ョ ン に も 当ては
ま ら ないTCP/IPv4ま たはUDP/IPv4 フ レ ームで
す。
表A-9は、 [キ ャ プ チ ャ ]の[統計] タ ブ に表示 さ れる カ ウ ン タ と 、 カ ウ
ン タ ご と の定義を列挙 し ています。 [統計] タ ブの詳細については、 96
ページの 「統計 タ ブ」 を参照 し て く だ さ い。
表A-9: [統計] タ ブ での統計情報 と 設定
574
項目
説明
観測 さ れた フ レーム
受信 し た フ レーム数です。
観測 さ れたバイ ト
受信 し た フ レームのバイ ト 数です。
キ ャ プ チ ャ フ レーム
ド ロ ッ プせずにパケ ッ ト ス ト リ ームに渡 っ た
受信フ レームの数です。
リ ジ ェ ク ト フ レーム
フ ィ ル タ が原因でパケ ッ ト ス ト リ ームか ら ド
ロ ッ プ さ れた フ レームの数です。
重複 フ レーム
2回繰 り 返 さ れた同 じ フ レームの数です。
付録 A
表A-9: [統計] タ ブ での統計情報 と 設定 (続き)
項目
説明
ド ロ ッ プ フ レーム
リ ジ ェ ク ト フ レ ーム以外に ド ロ ッ プ さ れた フ
レームの総数です。
開始時刻
キ ャ プ チ ャ を開始 し た時刻が表示 さ れます。
経過時間
キ ャ プ チ ャ を 開始 し てか ら 経過 し た時間が表
示 さ れます。
ス ラ イ スサイ ズ
現在のキ ャ プ チ ャ で設定 さ れて い る ス ラ イ ス
サ イ ズが表示 さ れ ま す。 ス ラ イ スサ イ ズの設
定が さ れていない場合は 「な し 」 と 表示 さ れま
す。
フ ィ ルタ
現在のキ ャ プ チ ャ で設定 さ れて い る フ ィ ル タ
項目が表示 さ れます。
ロッ ク ト リガ
現在のキ ャ プ チ ャ で ロ ッ ク ト リ ガが有効か ど
う か表示 さ れます。
キャ プチ ャ ト リ ガ
現在のキ ャ プ チ ャ で キ ャ プ チ ャ ト リ ガが有効
かど う か表示 さ れます。
ト レースの自動保存
現在のキ ャ プ チ ャ で ト レ ー スの自動保存が有
効かど う か表示 さ れます。
用語
フ レームは、 「Bad」 状態で なければ 「Good」 状態です。
フ レ ー ムは、 「Small」 ま た は 「Large」 の場合、 あ る い は 「CRC エ
ラ ー」 がある場合、 「Bad」 状態です。
フ レームは、 (not VLAN)、 (not JUMBO)、 および (not ISL) の場合、
「Normal」 です。
カ ウ ン タ の定義
575
フ レームは、 サイ ズが64バイ ト よ り 小 さ く VLANフ レームではない場
合、 ま たはサ イ ズが68バ イ ト よ り 小 さ く VLAN フ レ ームであ る場合、
次のよ う に 「Small」 と な り ます。
Small = (( サ イ ズ <64バ イ ト ) AND (NOT VLAN)) OR ((サ イ ズ <68 bytes) AND
(VLAN))
フ レームは、 サイ ズが1518バイ ト よ り 大き く VLANフ レームではない
場合、 またはサイ ズが1522バイ ト よ り 大き く VLANフ レームである場
合、 次のよ う に 「Large」 と な り ます。
Large = (( サ イ ズ >1518バ イ ト ) AND (NOT VLAN)) OR ((サ イ ズ >1522バ イ ト )
AND (VLAN))
ブ ロー ド キ ャ ス ト フ レームは、 送信先MACア ド レ ス と し て
FF:FF:FF:FF:FF:FFを備えています。
マルチキ ャ ス ト フ レ ームは、 01:XX:XX:XX:XX:XX形式の送信先MAC
ア ド レ ス を備え てい ます。 送信先MACア ド レ スの最初のバ イ ト の最
下位ビ ッ ト は1で、 こ のバイ ト の残 り はすべて0です。
フ レームは、 ブ ロー ド キ ャ ス ト で も マルチキ ャ ス ト で も ない場合、 ユ
ニキ ャ ス ト です。
計算
表A-1に掲載 し た一部のカ ウン ト の計算は、 次の と お り です。
使用率
ネ ッ ト ワー クの使用率は、 リ ン ク ス ピー ド を1Gbps と 仮定 し て以下の
計算式で算出 し ています。
使用率(t) = (フ レームレー ト (t) ×(8 + 12) + スループ ッ ト (t)) × 8÷109
上の計算式では、8 はプ リ ア ン ブルを、12 はパケ ッ ト 間の最小ギ ャ ッ
プ を意味 し ています。
576
付録 A
スループ ッ ト
スループ ッ ト は以下の計算式で算出 し ています。
スループ ッ ト (t) = (バイ ト (t) - バイ ト (t - t)) × 8 ÷ t
フ レ ーム レ ー ト
フ レームレー ト は以下の計算式で算出 し ています。
フ レームレー ト (t) = (フ レーム(t) - フ レーム(t - t)) ÷ t
バイ ト
フ レームに含まれるバイ ト 数には、 Ethernetヘ ッ ダの4バイ ト のCRC
が含まれています。
カ ウ ン タ の定義
577
578
付録 A
付録 B
ネ ッ ト ワー ク ア ダ プ タ の設定
この付録では次の ト ピ ッ ク について説明 し ます。
• ギガ ビ ッ ト -XL2/XA1 イーサネ ッ ト カー ド の設定
•
•
•
•
ギガ ビ ッ ト -XD イ ーサネ ッ ト カ ー ド の設定
ギガ ビ ッ ト - NT4E イーサネ ッ ト カー ド の設定
NT20X/NT20E/NT20E2 イ ーサネ ッ ト カ ー ド の設定
PR3E-A における NT20E2 イ ーサネ ッ ト カ ー ド の設定
アダ プ タ の設定オプ シ ョ ンは、[ 設定 ]>[ 設定 ]>[ アダ プ タ 設定 ] 画面を
使用 し て設定で き ます。
579
ギガ ビ ッ ト -XL2/XA1 イ ーサネ ッ ト カ ー ド の設定
このカ ー ド を使用する と きは、[ 設定 ]>[ 設定 ]>[ アダ プ タ 設定 ]>[ ギガ
ビ ッ ト -XL2] 画面でオプ シ ョ ン を設定する必要があ り ます ( 図 B-1 を
参照 )。
図B-1: ギガ ビ ッ ト -XL2/XA1 イ ーサネ ッ ト カ ー ド のアダ プ タ 設定
580
付録 B
[モー ド ]オ プ シ ョ ン
[ モー ド ] オプ シ ョ ン では、 アダプ タ カ ー ド を ネ ッ ト ワー ク に接続する
方法を指定 し ます。 以下のオプ シ ョ ンから 選択で き ます。
[エ ン ド ス テーシ ョ ン]オ プ シ ョ ン
[ エ ン ド ス テーシ ョ ン ] オプ シ ョ ンは、 ス イ ッ チのモニ タ リ ン グポー
ト またはネ ッ ト ワー ク タ ッ プへ接続する と き に使用 し ます。
[複数セグ メ ン ト ]オ プ シ ョ ン
[ 複数セグ メ ン ト ] オプ シ ョ ンは、アダ プ タ カ ー ド の 4 つのポー ト がマ
ルチセグ メ ン ト 解析のために4つの独立 し たネ ッ ト ワー ク セグ メ ン ト
に接続 さ れている と き に使用 し ます。 各 [ セグ メ ン ト 名 ] ボ ッ ク スに、
対応する セグ メ ン ト 名を入力 し ます。
[ 複数セグ メ ン ト ] オプ シ ョ ンは、 カ ー ド の 4 つのポー ト を 4 台の異
な る ス イ ッ チの 4 つのスパンポー ト に接続する と き に も使用で き ま
す。
カ ー ド が接続 さ れているポー ト に ト ラ フ ィ ッ ク が送信 さ れる よ う に、
ス イ ッ チに搭載 さ れた設定 ソ フ ト ウ ェ ア を使用 し てポー ト ミ ラ ー リ
ン グ を設定 し ます。
ネ ッ ト ワー ク アダ プ タ の設定
581
ギガ ビ ッ ト -XD イ ーサネ ッ ト カ ー ド の設定
このカ ー ド を使用する と きは、[ 設定 ]>[ 設定 ]>[ アダ プ タ 設定 ]>[ ギガ
ビ ッ ト XD] 画面 (図 B-2 を参照) で以下のオプ シ ョ ン を設定する必
要があ り ます。
• [モー ド ]オプ シ ョ ン: ネ ッ ト ワー ク にアダプ タ カ ー ド を接続する
方法を指定 し ます。
•
[物理 コ ネ ク シ ョ ン]オプ シ ョ ン:
バイ スの タ イ プ を指定 し ます。
使用するハー ド ウ ェ アポー ト デ
図B-2: ギガ ビ ッ ト -XDイ ーサネ ッ ト カ ー ド のアダ プ タ 設定
582
付録 B
[モー ド ]オ プ シ ョ ン
[ モー ド ] オプ シ ョ ン では、 アダプ タ カ ー ド を ネ ッ ト ワー ク に接続する
方法を指定 し ます。 以下のオプ シ ョ ンから 選択で き ます。
[エ ン ド ス テーシ ョ ン]オ プ シ ョ ン
[ エ ン ド ス テーシ ョ ン ] オプ シ ョ ンは、 ス イ ッ チのモニ タ リ ン グポー
ト またはネ ッ ト ワー ク タ ッ プへ接続する と き に使用 し ます。
[複数セグ メ ン ト ]オ プ シ ョ ン
[ 複数セグ メ ン ト ] オプ シ ョ ンは、アダ プ タ カ ー ド の 2 つのポー ト がマ
ルチセグ メ ン ト 解析のために2つの独立 し たネ ッ ト ワー ク セグ メ ン ト
に接続 さ れている と き に使用 し ます。 [ セグ メ ン ト 名 ( チ ャ ネル A)] お
よび [ セグ メ ン ト 名 ( チ ャ ネル B)] ボ ッ ク スにセグ メ ン ト 名を入力 し
ます。 [ 複数セグ メ ン ト ] オプ シ ョ ンは、 アダ プ タ カ ー ド の 2 つのポー
ト を 2 台の異な る ス イ ッ チの 2 つのスパンポー ト に接続する と き に
も使用で き ます。
カ ー ド が接続 さ れているポー ト に ト ラ フ ィ ッ ク が送信 さ れる よ う に、
ス イ ッ チに搭載 さ れた設定 ソ フ ト ウ ェ ア を使用 し てポー ト ミ ラ ー リ
ン グ を設定 し ます。
[物理 コ ネ ク シ ョ ン]オ プ シ ョ ン
[ 物理 コ ネ ク シ ョ ン ] オプ シ ョ ン では、 使用する物理ポー ト デバイ ス
と 、 接続速度を指定 し ます。
• [XDカ ー ド ギガ ビ ッ ト オプ シ ョ ン]- 以下のいずれかの物理ポー
ト でのギガ ビ ッ ト 運用
•
[ フ ァ イバ用SFP] - 2つのSFP フ ァ イバ コ ネ ク タ のいずれかを使用
する場合に使用 し ます :
- シ ングルモー ド 光フ ァ イバ
•
- マルチモー ド 光フ ァ イバ
[10/100ギガ ビ ッ ト 用CX] - カ ー ド に組み込まれている イ ーサ
ネ ッ ト ポー ト と 150オームツ イ ス ト ペア銅線を使用 し た10/100ギ
ガ ビ ッ ト 接続
ネ ッ ト ワー ク アダ プ タ の設定
583
ギガ ビ ッ ト - NT4E イ ーサネ ッ ト カ ー ド の設定
このカ ー ド を使用する場合は、[ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [ アダ
プ タ 設定 ] > [ ギガ ビ ッ ト -NT4E] 画面で、以下のオプ シ ョ ン を設定す
る必要があ り ます ( 図 B-3 を参照 )。
図B-3: ギガ ビ ッ ト -NT4E イ ーサネ ッ ト カ ー ド のアダ プ タ 設定
584
付録 B
[モー ド ]オ プ シ ョ ン
[ モー ド ] オプ シ ョ ン では、 アダプ タ カ ー ド を ネ ッ ト ワー ク に接続す
る方法を指定 し ます。 以下のオプ シ ョ ンか ら選択で き ます。
[エ ン ド ス テーシ ョ ン]オ プ シ ョ ン
[ エ ン ド ス テーシ ョ ン ] オプ シ ョ ンは、 ス イ ッ チのモニ タ リ ン グポー
ト またはネ ッ ト ワー ク タ ッ プへ接続する と き に使用 し ます。
[複数セグ メ ン ト ]オ プ シ ョ ン
複数セグ メ ン ト 解析で使用する ために、アダプ タ カ ー ド の最大 4 つの
ポー ト が最大4つの独立 し たネ ッ ト ワー ク セグ メ ン ト に接続 さ れてい
る場合は、[ 複数セグ メ ン ト ] オプ シ ョ ン を使用 し ます。 各 [ セグ メ ン
ト 名 ] ボ ッ ク スに、 対応する セグ メ ン ト 名を入力 し ます。
ギガ ビ ッ ト -NT4e イ ーサネ ッ ト カ ー ド の最大 4 つのポー ト を異な っ
た最大 4 つのス イ ッ チ上の SPAN ポー ト に接続する場合も 、 [ 複数セ
グ メ ン ト ] オプ シ ョ ン を使用で き ます。
カ ー ド が接続 さ れているポー ト に ト ラ フ ィ ッ ク が送信 さ れる よ う に、
ス イ ッ チに搭載 さ れた設定 ソ フ ト ウ ェ ア を使用 し てポー ト ミ ラ ー リ
ン グ を設定 し ます。
ネ ッ ト ワー ク アダ プ タ の設定
585
NT20X/NT20E/NT20E2 イ ーサネ ッ ト カ ー ド の設定
これら のカ ー ド を使用する場合は、[ 設定 ] ボ タ ン > [ 設定 ] タ ブ > [ ア
ダ プ タ 設定 ] > [ ギガ ビ ッ ト - 10G] 画面で、 以下のオプ シ ョ ン を設定
する必要があ り ます (図 B-4 を参照)。
• [ モー ド ] オプ シ ョ ン で、 アダプ タ カ ー ド を ネ ッ ト ワー ク に接続す
る方法を指定 し ます。
•
[ キ ャ プ チ ャ モー ド ] オプ シ ョ ン でアダ プ タ カ ー ド が [ ス ト リ ー ミ
ン グ]モー ド で ア ナ ラ イ ザのキ ャ プ チ ャ バ ッ フ ァ 上にキ ャ プ チ ャ
す るか、 [ワ イ ヤス ピ ー ド ] モ ー ド で カ ー ド のオ ン ボー ド バ ッ フ ァ
上にキ ャ プ チ ャ するかを指定 し ます。
図B-4: 10G NT20X/NT20E/NT20E2イーサネ ッ ト カー ド のアダプ タ設定
586
付録 B
[モー ド ]オ プ シ ョ ン
[ モー ド ] オプ シ ョ ン では、 アダプ タ カ ー ド を ネ ッ ト ワー ク に接続す
る方法を指定 し ます。 以下のオプ シ ョ ンか ら選択で き ます。
[エ ン ド ス テーシ ョ ン]オ プ シ ョ ン
[ エ ン ド ス テーシ ョ ン ] オプ シ ョ ンは、 ス イ ッ チのモニ タ リ ン グポー
ト またはネ ッ ト ワー ク タ ッ プへ接続する と き に使用 し ます。
[複数セグ メ ン ト ]オ プ シ ョ ン
複数セグ メ ン ト 解析で使用する ために、アダ プ タ カ ー ド の 2 つのポー
ト が 2 つの独立 し たネ ッ ト ワー ク セグ メ ン ト に接続 さ れている場合
は、[ 複数セグ メ ン ト ] オプ シ ョ ン を使用 し ます。[ セグ メ ン ト 名 ( チ ャ
ネル A)] および [ セグ メ ン ト 名 ( チ ャ ネル B)] ボ ッ ク スにセグ メ ン ト
名を入力 し ます。
カ ー ド の 2 つのポー ト を異な っ た 2 つのス イ ッ チ上の SPAN ポー ト
に接続する場合も 、 [ 複数セグ メ ン ト ] オプ シ ョ ン を使用で き ます。
カ ー ド が接続 さ れているポー ト に ト ラ フ ィ ッ ク が送信 さ れる よ う に、
ス イ ッ チに搭載 さ れた設定 ソ フ ト ウ ェ ア を使用 し てポー ト ミ ラ ー リ
ン グ を設定 し ます。
[キ ャ プ チ ャ モー ド ]オ プ シ ョ ン
ア ダ プ タ カ ー ド がネ ッ ト ワー ク か ら デー タ を キ ャ プ チ ャ す る方法を
指定するには、 [ キ ャ プ チ ャ モー ド ] オプ シ ョ ン を使用 し ます。
• ス ト リ ー ミ ング - [ス ト リ ー ミ ング]モー ド では、NTMソ フ ト ウ ェ
アがパケ ッ ト の取 り こぼ し を検出 し て も、 キ ャ プ チ ャ を停止 し ま
せん。
•
ワ イヤス ピー ド - [ワ イヤス ピー ド ]モー ド では、NTMソ フ ト ウ ェ
アがパケ ッ ト の取 り こぼ し を検出する と 、 キ ャ プ チ ャ を自動的に
停止 し ます。
ネ ッ ト ワー ク アダ プ タ の設定
587
PR3E-A における NT20E2 イ ーサネ ッ ト カ ー ド の設定
このカ ー ド を使用する場合は、[設定] > [設定] > [ アダ プ タ 設定] > [ギ
ガ ビ ッ ト - 10G] 画面で次のオ プ シ ョ ン を 設定す る 必要があ り ま す
(図 B-5 を参照)。
• [モー ド ] オプ シ ョ ン ではアダプ タ カ ー ド を ネ ッ ト ワー ク に接続す
る方法を指定 し ます。
•
[キ ャ プ チ ャ モー ド ] オプ シ ョ ン では、 アダプ タ カ ー ド によ るキ ャ
プ チ ャ を、 ス ト リ ー ミ ングモー ド で行 う かワ イヤス ピー ド モー ド
で行 う かを指定 し ます。
•
[Packetstore 上書き モー ド ] オプ シ ョ ン では、処理を全容量で行 う
か高速で行 う かを選択 し ます。
図 B-5: 10G NT20E2 イ ーサネ ッ ト カ ー ド のアダ プ タ 設定
NTM PR3E-A プ ラ ッ ト フ ォ ームで使用 し た場合
588
付録 B
[ モー ド ] オ プ シ ョ ン
[ モー ド ] オプ シ ョ ン では、 アダプ タ カ ー ド を ネ ッ ト ワー ク に接続す
る方法を指定 し ます。 以下のオプ シ ョ ンから 選択で き ます。
[ エ ン ド ス テーシ ョ ン ] オ プ シ ョ ン
[ エ ン ド ス テーシ ョ ン ] オプ シ ョ ンは、 ス イ ッ チのモニ タ リ ン グポー
ト またはネ ッ ト ワー ク タ ッ プに接続する と き に使用 し ます。
[ 複数セグ メ ン ト ] オ プ シ ョ ン
[複数セグ メ ン ト ] オプ シ ョ ンは、複数セグ メ ン ト 分析の目的で アダ プ
タ カ ー ド の 2 つのポー ト が 2 つの独立 し たネ ッ ト ワー ク セグ メ ン ト
に接続 さ れる場合に使用 し ます。セグ メ ン ト 名は [ セグ メ ン ト 名( チ ャ
ネル A)] ボ ッ ク スおよび [ セグ メ ン ト 名 ( チ ャ ネル B)] ボ ッ ク スに入
力 し ます。
カ ー ド の 2 つのポー ト を 2 つの異な る ス イ ッ チの SPAN ポー ト に接
続する場合 も [ 複数セグ メ ン ト ] オプ シ ョ ン を使用する こ と がで き ま
す。
ス イ ッ チの組込み設定ソ フ ト ウ ェ ア を使用 し て、カ ー ド が接続 さ れた
ポー ト に ト ラ フ ィ ッ ク が流れる よ う にポー ト ミ ラ ー リ ン グ を設定 し
て く だ さ い。
[キ ャ プ チ ャ モー ド ] オ プ シ ョ ン
[ キ ャ プ チ ャ モー ド ] オプ シ ョ ン では、アダ プ タ カ ー ド がネ ッ ト ワー ク
か ら のデー タ を どのよ う にキ ャ プ チ ャ するかを指定 し ます。
• [ス ト リ ー ミ ング]: [ス ト リ ー ミ ング] モー ド では、 NTM プ ログ ラ
ムはパケ ッ ト ロ ス を検出 し て も キ ャ プ チ ャ を停止 し ません。
•
[ワ イヤス ピー ド ]: [ワ イヤス ピー ド ] モー ド では、 NTM プ ログ ラ
ムはパケ ッ ト ロ ス を 検出す る と 自動的にキ ャ プ チ ャ を 停止 し ま
す。
ネ ッ ト ワー ク アダ プ タ の設定
589
[Packetstore 上書 き モー ド ] オ プ シ ョ ン
[Packetstore 上書き モー ド ] オプ シ ョ ン では、パケ ッ ト をキ ャ プ チ ャ
し てデ ィ ス ク に書き 込む と きの処理モー ド と し て、 次の 2 つの う ち
のどれを使用するかを指定 し ます。
• [全容量を使用する]: 全容量モー ド で処理 し ます。デ ィ ス クの全領
域が使用 さ れますが、 ス ト リ ームをデ ィ ス ク に書き込むス ピー ド
は約 5 Gbps に制限 さ れる場合があ り ます。
•
590
[高速領域を使用する]:高速モー ド で処理 し ます。最高速の10 Gbps
でス ト リ ームがデ ィ ス ク に書き込まれますが、 保存容量は全容量
の約 45% に制限 さ れます (10 Gbps の最大速度を維持 し て約 2 時
間)。
付録 B
索引
数字
H
3G-324M
ビデオの再生 395
3G-324M フ レーム
翻訳 394
[Hex] ペ イ ン ([ 翻訳 ] タ ブ ) 391
HTTP
子フ ローオプ シ ョ ン 361
A
Atlas
partial export 134
VoIP filter 181
IP サブネ ッ ト
フ ィ ル タ 481
IPsec
翻訳 410
D
M
DOCSIS フ レーム 400
microburst 221, 225
MS SQL
フ ローのエ ラ ーの表示 303
MSN
MSN メ ッ セージの表示 308
E
Ethernet OAM フ レーム 392
Exchange
詳細画面 306
電子 メ ールの表示 307
I
N
[NAT] タ ブ 428, 429
591
NTM Remote Viewer
ア ト ラ ス 70
開始 63, 64
概要 63
制限 75
セ ッ シ ョ ン管理 73
ト レ ン ド 表示 69
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス 68
レ コ ー ド 69
O
Oracle
ト ラ ンザク シ ョ ンの再構成 304
フ ローのエ ラ ーの表示 306
P
POP
電子 メ ールの表示 297
R
RTP
RTP ス ト リ ームの再生 315
し き い値 520
ダ イ ナ ミ ッ ク ペ イ ロー ド マ ッ ピ ン
グ 370
S
SMTP
SMTP 電子 メ ールの表示 299
V
[VLAN] タ ブ
物理層 339
VoIP
結合フ ロー 414, 417
コ ールの再生 312
592
コ ールログ 561
ビデオの再生 313
あ
アクシ ョ ン
SNMP 506
ア ラ ー ト の重要度に関連付け 499
ス ク リ プ ト 504
定義 499
電子 メ ール 500
ポケベル 502
リ ス ト の表示 507
[ アダ プ タ を開 く ] ダ イ ア ロ グボ ッ ク
ス 44
ア ト ラス
DLC 層 216
PBA 227
ア プ リ ケーシ ョ ン層 178
時間間隔 177
設定 224
ダ ッ シ ュ ボー ド 261
ド リ ルダウン プ ロ セス 174
ネ ッ ト ワー ク層 197
問題 247
レポー ト 255
ア ド レス
切 り 替え 281, 330
ア ド レ ス帳
使用 564
説明 563
ア プ リ ケーシ ョ ン層
説明 273
フ ィ ル タ 445
モ ニ タ 275
レポー ト 534
ア プ リ ケーシ ョ ンのモ ニ タ
索引
概要画面 266
詳細画面 276
説明 275
ア ラー ト
ア ク シ ョ ン 499
色付け 271
し き い値 508
事象 494
[ 事象 ] タ ブ 496
説明 494
表示の操作 494
問題 494
[ 問題 ] タ ブ 497
ア ラ ー ト マネージ ャ 52, 54
い
色
ア ラ ー ト レ ベル 271
デ ィ ス プ レ イ内 271
[ 翻訳 ] タ ブの 406
イ ンデ ッ ク ス化
パケ ッ ト ス ト ア 154
え
エージ ェ ン ト の切断 45
エージ ェ ン ト リ ス ト 59
[ エージ ェ ン ト リ ス ト ]
エージ ェ ン ト への接続 43
エン ド ポイ ン ト
関連 205
フ ィ ル タ リ ング 130
か
[ 概要 ] タ ブ
ネ ッ ト ワー ク層 325
物理層 338
[ 概要 ] ペ イ ン ([ 翻訳 ] タ ブ ) 387
[ 会話 ] タ ブ 285
カ ス タ ムプ ロ ト コ ル、 追加 355
[ 関連ページに移動 ] ボ タ ン 382
き
ギガ ビ ッ ト イ ーサネ ッ ト カ ー ド
接続モー ド オプ シ ョ ン 585
[ 複数セグ メ ン ト ] オプ シ ョ ン 585
規則、 表記 20
キャ プチ ャ
開始 80
概要 80
キ ャ プ チ ャ 層 95
ツールバー 83
停止 81
ネ ッ ト ワー ク層 91
物理層 85
ワー ク スペース 82
キ ャ プ チ ャ フ レームの表示 375
切 り 替え
ア ド レ ス表示 281, 330
け
結合 フ ロー
VoIP 414, 417
VoIP 以外 420
お
こ
音声
コ ールの再生 312
コ ール
再生 312
コ ールログ
索引
593
VoIP 561
[ 更新間隔 ] オプ シ ョ ン 367
[ コネクシ ョ ン ] タブ
ネ ッ ト ワー ク 層 326
こ のガ イ ド の対象者 17
[ サブネ ッ ト ] タ ブ
物理層 340
リ アル タ イムモ ニ タ 画面 283
自動結合フ ィ ル タ 422
自動 フ ィ ル タ 384
スマー ト ナビゲーシ ョ ン 380
表示 440
ジ ャ ンボ フ レーム 361
詳細画面
ア プ リ ケーシ ョ ンのモ ニ タ 288
[ 詳細 ] ペ イ ン ([ 翻訳 ] タ ブ ) 390
し
す
し き い値 508
Citrix 512
DLC 527
DNS 509
FTP 510
H.323 516
HTTP 513
IP 525
IPTV 523
IPv6 526
ISAKMP 523
Kerberos 524
Megaco 519
MGCP 519
MSN 516
POP 514
RTP 520
RTSP 521
SIP 518
Skinny 518
SMB 524
SMTP 515
Telnet 512
[ 事象 ] タ ブ
ア ラ ー ト 496
スマー ト ナビゲーシ ョ ン 379
[ 翻訳 ] タ ブからの 382
[ スループ ッ ト 間隔 ] オプ シ ョ ン 358
さ
594
せ
接続モー ド オプ シ ョ ン
ギガ ビ ッ ト イ ーサネ ッ ト カ ー ド 585
設定
NTM コ ア 152
ア ト ラ ス 224
アナ ラ イザの動作 354
し き い値 508
翻訳 396
ち
[ チ ェ ッ ク間隔 ] オプ シ ョ ン 357
[ チャー ト ] タ ブ
ネ ッ ト ワー ク層 333
物理層 342
[ チ ャ ネル ] タ ブ
物理層 344
と
統計ペ イ ン 282
索引
ト レース フ ァ イル
形式 412
使用 412
マージ 414
ト レース フ ァ イルのマージ 414
ト レ ン ド 画面
概要 137
ツールバー 147
ネ ッ ト ワー ク 層 141
物理層 137
ト レ ン ド 表示
概要 137
ツールバー 147
ト ン ネルプ ロ ト コ ル 345
設定 347
フ ィ ル タ 352
な
ナビゲーシ ョ ン、 スマー ト 379
ね
ネ ッ ト ワー ク アダ プ タ 579
ネ ッ ト ワー ク 層
[ 概要 ] タ ブ 325
[ コ ネ ク シ ョ ン ] タ ブ 326
説明 273
[ チ ャ ー ト ] タ ブ 333
[ ホス ト ] タ ブ 331
[ マルチキ ャ ス ト ] タ ブ 334
モニ タ 324
レ ポー ト 549
の
[ ノード ] タブ
物理層 341
索引
は
パケ ッ ト ス ト ア
イ ンデ ッ ク ス化 154
ひ
[ ヒ ス ト リ レポー タ ー ] 555
ビデオ
再生 313
表記規則 20
ふ
フ ィ ルタ
DNS 446
FTP 448
H.323 457
HTTP 450
IP 483
IP サブネ ッ ト 481
IPTV 473
ISAKMP 467
Kerberos 468
MAC ア ド レ ス 488
Megaco 465
MGCP 463
MSN 456
NTM ト レース フ ァ イル 166
POP 452
RTSP 471
SIP 458, 459
Skinny 461
SMB 475
SMTP 454
TCP 485
UDP 487
ア ト ラ ス 176
ア プ リ ケーシ ョ ン層 445
595
音声 457, 459, 461, 463, 465
自動 384
自動結合 422
説明 437
定義済み 442
ト ン ネルプ ロ ト コ ル 352
パ タ ーン 479
物理層 489
フ ロー 477
プ ロ ト コル 482
リ ス ト 491
フ ィ ル タ リ ス ト 491
フォン ト
[ 翻訳 ] タ ブの 406
[ 複数セグ メ ン ト ] オプ シ ョ ン
ギガ ビ ッ ト イ ーサネ ッ ト カ ー ド 585
複数セグ メ ン ト 解析 413
複数 - セグ メ ン ト のモニ タ
リ アル タ イ ム 435
[ 複数 - テ ィ ア ] タ ブ 426
物理層
[VLAN] タ ブ 339
[ 概要 ] タ ブ 338
[ サブネ ッ ト ] タ ブ 340
説明 273
[ チ ャ ー ト ] タ ブ 342
[ チ ャ ネル ] タ ブ 344
[ ノ ー ド ] タ ブ 341
フ ィ ル タ 489
モニ タ 337
フ レーム
検索 391
ス ラ イ ス 110
フ レームの検索 ([ 翻訳 ] タ ブ ) 391
プ レ ビ ュ ー 128
596
フ ロー
フ ィ ル タ 477
フ ローの結合
自動 422
手動 434
プ ロ ト コルの設定 355
プ ロ ト コル フ ォ ーシ ング
共通設定 365
翻訳 407
プ ロ ト コル翻訳 384
へ
ペイン
[ 翻訳 ] タ ブの 386
モ ニ タ イ ン タ ー フ ェ イ ス内 268
ほ
ポー ト
追加 355
[ ホス ト ] タ ブ
ネ ッ ト ワー ク層 331
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス 375
[ClearSight] タ ブ 376
スマー ト ナビゲーシ ョ ン 379
タ ブ 377
[ 翻訳 ] タ ブ 384
ワー ク スペース 376
[ 翻訳 ] タ ブ
Ethernet OAM フ レーム 392
[Hex] ペ イ ン 391
[ 概要 ] ペ イ ン 387
[ 詳細 ] ペ イ ン 390
スマー ト ナビゲーシ ョ ン 382
フ レームの検索 391
ペ イ ン 386
ポス ト キ ャ プ チ ャ アナ リ シ ス 384
索引
ま
[ マルチキ ャ ス ト ] タ ブ
ネ ッ ト ワー ク 層 334
も
モニ タ
ア プ リ ケーシ ョ ン層 275
ネ ッ ト ワー ク 層 324
物理層 337
ユーザイ ン タ ー フ ェ イ ス 266
用語 272
問題
し き い値 508
[ 問題 ] タ ブ
ア ラ ー ト 表示 497
リ アル タ イ ムモ ニ タ 画面 284
ゆ
ユーザ設定ユーテ ィ リ テ ィ 57
り
リ アル タ イ ムモ ニ タ
ア プ リ ケーシ ョ ン層 275
ネ ッ ト ワー ク 層 324
物理層 337
ユーザイ ン タ ー フ ェ イ ス 266
用語 272
リ モー ト エージ ェ ン ト マネージ ャ 27
れ
レ コー ド
ア ト ラ スへのエ ク スポー ト 124
ア ン ロ ッ ク 128
概要 121
削除 124
ツールバー 122
索引
統計情報のエ ク スポー ト 123
表示 122
保存 122
ロ ッ ク済み 125
レポー ト
DLC 551
[DLC 概要 ] 551
DNS 535
Exchange 546
FTP 536
HTTP 538
[IP 応答時間分布 ] 551
[IP 会話情報 ] 550
IP プ ロ ト コル分布 551
[IP ホス ト ] 550
IPTV 545
ISAKMP 546
Kerberos 545
MS SQL 540
MSN 547
Oracle SQL 541
POP 539
RTSP 548
SMB 547
SMTP 539
Telnet 537
[VLAN] 552
VoIP 543
ア プ リ ケーシ ョ ン層 534
ア プ リ ケーシ ョ ン分布 550
[ コ ネ ク シ ョ ン ] 549
[ 使用率分布 ] 552
説明 529
[ ネ ッ ト ワー ク 概要 ] 549
ネ ッ ト ワー ク層 549
[ ノ ー ド ] 552
597
ヒ ス ト リ 555
リ アル タ イ ム と ポス ト キ ャ プ
チ ャ 530
ろ
ロ ッ ク 済みレ コ ー ド
概要 125
ツールバー 126
598
索引