Programat EP5000 ® プログラマット EP 5000 操作説明書 ェア ソフトウ 0 対応 ン 5. バージョ 目 次 各部の名称 4 7 . メンテナンス、クリーニングおよび診断 30 1 . はじめに 8 7 . 1― 点検とメンテナンス 1 . 1― 序文 7 . 2― クリーニング 1 . 2― サインおよびシンボル 7 . 3― スペシャルプログラム 1 . 3― 操作説明に関する注意事項 7 . 4― 温度のキャリブレーション 1 . 4― 電圧の仕様に関する注意事項 7 . 5― スタンバイ 7 . 6― プレスプランジャーの交換 2 . 安全対策 9 2 . 1― 指示 8 . トラブルシューティング 32 2 . 2― 健康と安全に関する指示 8 . 1― エラーメッセージ 8 . 2― その他のエラーメッセージ 3 . 商品説明 12 8 . 3― 技術的不調 3 . 1― 商品構成 8 . 4― 修理 3 . 2― 危険箇所と安全装置 8 . 5― 保証 3 . 3― 機能説明 8 . 6― 工場出荷時状態へのリセット 3 . 4― アクセサリー 9 . 製品仕様 35 9 . 1 ― デリバリーフォーム― ― 4 . 1― 開梱と中身の確認 9 . 2 ― テクニカルデータ― ― ― 4 . 2― 設置場所の選択 9 . 3 ― 使用環境 4 . 3― 組み立て 9 . 4― 輸送および保管条件 4 . 設置とスタートアップ 13 4 . 4― ファーネスヘッドの取り外し 4 . 5― スタートアップ 10 . 付録 36 4 . 6― 除湿機能 10 . 1 ―メニュー構成―― 5 .操作と構成 17 11 .医用電気機器の使用上 5 . 1― 操作案内 5 . 2― キー機能の説明 5 . 3― プログラム構成 5 . 4― 調整可能なパラメータと設定可能範囲 5 . 5― 設定およびインフォメーション 5 . 6― 記号の説明 5 . 7― 信号音の説明 5 . 8― OSD(オプティカル―ステータス―ディスプレイ) 6 . 実際の使用について 24 6 . 1― 電源の ON/OFF 6 . 2― 焼成プログラム 6 . 3― プレスプログラム 6 . 4― その他の機能 ―― ― ― (安全及び危険防止)の注意事項 39 各部の名称 ―1― シーリングサーフェイス― Sealing―surface―― ――2― ファーネスヘッドシーリング― Furnace―head―sealing―ring― ――3―― 断熱材― Insulation―― ――5―― 焼成プレート 2― Firing―plate―2― ――6― タッチパネルディスプレイ― Touch―screen― ――7― フレームプレート― Frame―plate― ――8― QTK マッフル― QTK―heating―muffle― ――9― ファーネスベース― Housing―base― 10― キーパッド― Keypad― 11―― ON/OFF スイッチ― On/Off―switch― 12―― ヒートエレメントヒューズ― Heating―element―fuse― 13―― バキュームポンプヒューズ― Vacuum―pump―fuse― 15―― ヒューズホルダー― Fuse―holder― 16―― 電源コード― Power―cord― 17―― 電源ソケット― Power―socket― 18―― バキュームポンプソケット― Vacuum―pump―socket―― 19―― 定格表記― Rating―plate― 20―― ファーネスヘッドカバー用ネジ― Screw―for―furnace―head―cover― 21―― バキュームホース接続部― Vacuum―hose―connection― 23―― ゴム足― Rubber―feet― 33―― ファーネスベース換気口― Air―vents―(base)― 34―― 冷却トレイ― Cooling―tray―L― 35―― 冷却トレイ用ネジ― Screw―for―cooling―tray― 36―― カバー― Hood― 37―― カバー用ネジ― Knurled―screw―for―hood― 38―― ファーネスヘッド換気口― Air―vents―furnace―head― 39―― 背面パネル換気口― Air―vents―rear―panel―― 40―― 警告マーク― Warnings― 46―― バキュームホース― Vacuum―hose― 47―― シリコンワッシャー― Silicone―washer― 48―― 焼成プレートホルダ― Firing―plate―holder― 51― OSD(オプティカル―ステータス―ディスプレイ)― OSD―(Optical―Status―Display)― 52― USB―A ソケット― USB―connection―― 53― USB―B―ソケット― USB―interface― 55―― コントロールユニット角度調整用つまみ― Operating―unit―fixture― 56― プレスドライブカバー― Cover―for―press―drive― 57― イーサーネットインターフェイス― Ethernet―Interface― 58― ファーネスヘッド― Furnace―head,―compl. リストにあるパーツ名や番号は本操作説明書の全編に渡って使用されています。 4 20 58 63 56 38 40 52 55 23 33 6 3 51 10 34 35 8 2 5 1 7 9 36 37 21 19 39 17 11 12 15 13 57 53 19 5 18 32 49 43 26 30 60 29 67 28 27 8 3 54 50 59 4 41 44 42 ――3― 断熱材― Insulation― ――4― サーモカップル― Thermocouple ――8― QTK マッフル― QTK―heating―muffle 26―― サーモカップルプラグ― Thermocouple―plug 27―― プラグヒューズ― Plug―fuse 28―― ヒータープラグ― Heater―plug 29―― ヒータープラグソケット― Heater―plug―socket 30―― サーモカップルプラグソケット― Thermocouple―plug―socket 32―― リーフスプリング― Leaf―spring 41―― ファーネスヘッド取り付け印― Furnace―head―mounting―mark― 42―― ファーネスベース取り付け印― Furnace―base―mounting―mark 43―― ファーネスヘッドマウンティング― Furnace―head―mounting 44―― 石英ガラス管― Quartz―glass―tube 49―― サーモカップルケーブル― Thermocouple―cable 50― 接続棒― Connecting―rod―axis― 54― プラグインコンソール― Plug-in―console 59― プレスプランジャー―120― Press―plunger―120 60― プレスドライブ―プラグ― Press―drive―plug 67― プレスドライブ―ソケット― Press―drive―plug―socket 6 22― ファーネスヘッド断熱材 61― プレス用電子機器 62― 電子機器用カバー 63― ファン 64― ― プレスプランジャー用― スプリットテーパーソケット 65― ― プレスプランジャー用― ターミナルネジ 64 66― プレスドライブケーブル 65 63 61 62 22 59 22 コントロールユニット 70― P(プログラム) キー 78 90 71― ESC キー 93 91 72― ENTER キー 73― START キー 95 75 74― スタート LED 94 73 75― STOP キー 76― +キー 77― −キー 78― セッティングキー 79― 矢印キー―上 80― 矢印キー―下 90― ファーネスヘッド開キー 91― ファーネスヘッド閉キー 92― 数字キー 100― プログラマット―焼成トレイ 93― 焼成―/―プレスキー 101― メタルピン A 94― ホームキー 102― メタルピン B 95― ヘルプキー 103― メタルピン C 74 79 80 70 77 76 71 92 72 100 102 105― プログラマット―USB メモリ 110― USB ケーブル 115― クーリンググリッド 103 101 120― ATK 2 106― 保護キャップ 105 106 110 7 115 120 1 .はじめに 1 . 1序文 1 . 3操作説明に関する注意事項 お客様へ ファーネス:プログラマット EP 5000 使用者:歯科技工士 プログラマット―EP 5000―をお買い上げ頂き、誠にありが とうございます。本機は歯科技工用のポーセレンファー ネスです。 本操作説明書に従って操作することで、本機を正しく安 本機は工業基準に基づいて設計されていますが、不適切 全かつ経済的にご使用いただけます。 な使用は設備および人体に危害をもたらす可能性があり 操作説明書を紛失した場合は、Ivoclar―Vivadent ㈱カスタ ます。安全上の指示を守り、操作説明書をよく読んでご使 マーサービスへお問い合わせください。 用ください。 プログラマット―EP 5000―で楽しく作業しましょう。 1 . 4電圧の仕様に関する注意事項 本機は 200 〜 240 V/ 50 〜 60 Hz 仕様です。 1 . 2サインおよびシンボル ご使用前に引き込み電圧を確認してください。 操作説明書を読む上で、重要な点等を見つけやすくする ために、以下のサインおよびシンボルを使用しています。 ――――注意― ―― ― ― ――重要な情報 ―― ―― ――――禁止 ― ―― ――――火傷の危険 ―― ―― ―― ――――怪我の危険 ――操作説明書を参照 ― ― 8 2 .安全対策 本章ではプログラマット EP 5000の操作、お手入れ、修理をする際に気をつけて頂きたい重要な事項が記載されています。 この章をよく読んで注意事項を守ってください。 2 . 1指示 プログラマット EP 5000は歯科用ポーセレンの焼成ファーネ ― 2 . 1 . 1注意 スです。それ以外の目的 (調理、他の材料の焼成等)で使用 しないでください。誤使用による故障に対しメーカーは責 ケーブル類が接続されたまま 任を負いません。操作説明書の指示に従わない使用を ファーネスヘッドを外さない 行った場合のリスクは、使用者の責任となります。 こと。 下記の指示に従って、正しく使用してください。 Ȃ― ―操作説明書に記載されている指示、規制および注意は 必ず守ってください。 2 . 1 . 2注意 Ȃ― 9 章に示した使用環境および保管条件の下で操作してく 感電の危険があるので換気 ださい。 口には異物や液体を入れな Ȃ― 正しくメンテナンスしてください。 いこと。 2 . 1 . 3注意 ファーネスヘッドが閉じる 障害になるので、焼成トレイ は焼成台周辺には置かない こと。 2 . 1 . 4禁止 ― 換気口に物を置かないこと。 ― 2 . 1 . 5火傷の危険 火傷の恐れがあるので、素手 で炉内にものを置かないこ と。常にトングを使用するこ と。同じく火傷の恐れがある ので素手でファーネスヘッドを触らないこと。ファーネ スの警告表示も参照すること。 2 . 1 . 6禁止 冷却トレイを持ってファー ネスを持たないこと。 9 2 . 1 . 7禁止 2 . 1 . 12注意 本機はセラミックファイ ケーブルを持ってファーネ バーを含むので、ファイバー スヘッドを持たないこと。 ダストが発生する可能性が あります。ダストを大気中に 散布してしまうので、強力なエアーなどでブローしない こと。 2 . 1 . 8禁止 ファーネスは、必ずキー操作 ― 2 . 1 . 13注意 をすること。機器の損傷につ ながるので、手でファーネス プレス直後のインベストメ ヘッドの開閉はしないこと。 ントリングを冷却トレイに 乗せないこと。冷却には必ず クーリンググリッドを使用 すること。 2 . 1 . 9禁止 焼成プレートなしで使用しない こと。 ― 2 . 1 . 14注意 炉内の石英ガラス管または断熱材に損傷がある場合は使 用を避けること。コイルに触れると感電の危険性があり ます。損傷を避けるためにも、トング等で断熱材に触れな 2 . 1 . 10禁止 いこと。 炉内のサーモカップルおよ 2 . 1 . 15禁止 びヒートエレメントは触ら ないこと。部品の早期損傷の Ivoclar―Vivadent―製のリングベースのみを使用すること。 原因となるので皮膚との接 インベストメントリングの高さ(最高 57 mm)および直径 触を避けること(皮脂による汚染) 。 を守ること。 ― 2 . 1 . 11火傷や怪我の危険 火傷や怪我の恐れがあるの で、稼働中のファーネスヘッ ドの下に手や体の一部を入 れないこと。 10 2 . 2健康と安全に関する指示 本機は EN 61010 - 1に準じて設計され、安全面を考慮した状態 Ȃ― ファーネスが極端に低い温度の場所や、湿度の高い場所で でメーカーより輸送されています。この状態を維持し、危険の 保管されていた場合は、1 時間ほど室温になじませてくださ ない操作を確実にするために、使用者は以下の注意および警 い(その間は電源を入れないでください)。 告などを必ず守ってください。 Ȃ― 本機は海抜 2000 m まで動作確認されています。 Ȃ― 使用者は人体に及ぼす危害および材料の損傷を避けるため Ȃ― 屋内で使用してください。 にも、警告および操作状態に精通する必要があります。誤使 Ȃ― 延長コードは使用しないでください。 用や操作説明書に従わない使用が原因で起こった損傷など Ȃ― インベストメントリングを設置、または取り出す際、断熱材 や焼成炉に当たらないようにしてください。 についてメーカーは責任を負いません。 ( 19 ) に明記されている電圧が使 Ȃ― 電源を入れる前、定格表記 Ȃ― 連続してプレスを行う場合、冷却トレイが熱くなり火傷の 危険があるので注意してください。― 用地域の電圧に合っているか確認してください。 (プレスモードでのスタンバイ温度 ― = 700℃)。 Ȃ― 本機をヒーターや熱源の近くに置かないでください。 Ȃ― 本機は耐火性の台などに設置してください(可燃物からの 警告 距離等、地域の規則に従ってください)。 Ȃ― 本体背面の換気口付近は換気が阻害されない状態を保って 内部、および外部の保護導体に接触不良や保護導 ください。 体の接続部に緩み等があった場合、使用者に対し Ȃ― 換気口から異物を入れないでください。 て危険が及ぶ可能性があるので、無理な使用は避 Ȃ― 清掃の際は、本体の電源を抜き完全に冷めた後、乾いた布か 湿らせた布で拭いてください。溶剤などは使用しないでく けてください。有害なガスを発生させる材料は使用しないで ください。 ださい。 Ȃ― 移動の際は本機の入っていた梱包材を使用してください。 マッフルの取り外しに関する警告 Ȃ― 移動は必ず冷めた状態で行ってください。 本機はセラミックファイバーを含んでおり、ファイ Ȃ― 電源プラグは必ずアースを引いたコンセントに接続してく バーダストが発生する可能性があります。セラ ださい。 ミックファイバーは発がん性が確認されています Ȃ― ファーネスには接続部が保護された形状のソケットを使用 してください。 ので、マッフルの取り外しは認定された Ivoclar―Vivadent ㈱テ クニカルセンターでのみ行ってください。 Ȃ― キャリブレーション、メンテナンス、修理、部品の交換を行う 際は、本機を冷まし、必ず電源を抜いてから行ってください。 本機内部の断熱材にはセラミックファイバーが使 Ȃ― もし、電源が接続されたままメンテナンス、部品の交換を行 用されています。大量に吸い込んだ場合は、発ガン う場合は、訓練を受け、認定された人のみが行ってください。 Ȃ― メンテナンス後は必ず安全試験を行ってください― の恐れがあります。絶縁体が欠けたり破損した場 合、皮膚や目、気道に痛みやかゆみを感じる可能性があります。 (高電圧抵抗、保護導体試験など) 。 Ȃ― ヒューズは必ず指定のタイプおよび定格電流のものを使用 してください。 廃棄方法 一般ゴミとして廃棄しないでください。各自治 Ȃ― 正常な操作が継続不可能と判断された時は、事故を防ぐた めにも直ちに電源を抜いてください。― 以下のような場合― ・ファーネスに損傷が目視できた場合― ・ファーネスが稼働しない場合― ・長期に渡りファーネスが好ましくない状況下で保管され― ―――ていた場合 Ȃ― 純正の交換部品を使用してください。 Ȃ― ファーネスの許容温度環境は 5℃〜 40℃です。 11 体の定めに従って正しく廃棄してください。 3.商品説明 3 . 1商品構成 3 . 3機能説明 プログラマット EP 5000―は以下の部品で構成されてい ヒートエレメントによって最高 1200℃まで加熱されます。 ます。 さらにバキュームポンプにより、炉内が真空状態になるよ Ȃ― コントロールユニット付きファーネスベース う設計されています。焼成工程は電子制御およびソフト Ȃ― 焼成炉付きファーネスヘッド ウェアによってコントロールされています。また、設定温 Ȃ― 焼成プレート 2 度と炉内温度は常に比較されています。 Ȃ― 冷却トレイ Ȃ― 電源コード 3 . 4アクセサリー Ȃ― バキュームポンプ用ホース Ȃ― ATK 2 Ȃ― バキュームポンプ(別売) Ȃ― プログラマット焼成トレイキット Ȃ― バキュームポンプ 3 . 2危険箇所と安全装置 ファーネス本体の危険箇所の詳細 危険箇所 危険の分類 焼成炉 火傷の恐れ 開閉装置 手を挟む恐れ 電気装置 感電の恐れ 安全装置の説明 安全装置 保護効果 保護導体 感電からの保護 電気ヒューズ 感電からの保護 12 4.設置とスタートアップ 4 . 1開梱と中身の確認 4 . 2設置場所の選択 梱包材料には以下の特長があります。 ファーネスはゴム足をつけ、平らなテーブル等に設置し Ȃ― 再梱包が可能 てください。くれぐれもヒーターやその他の熱源付近に Ȃ― 開閉に輸送用グリップを組み込んだ構造 は設置しないでください。壁際に設置する場合は、換気が Ȃ― 発泡スチロールによる保護 できるように本機と壁の間に十分な空間を取ってくださ Ȃ― 簡単な開梱方法 い。また、開いたファーネスから熱が発せられますので、 Ȃ― 様々な方法に使用できる包装 使用者とファーネスの間に十分な距離があることも確認 してください。 「 9 .―製品仕様」 で中身の確認と損傷等の確認をします。 爆発の危険性がある場所ではファーネスを設置および 商品に損傷や欠品があった場合、Ivoclar―Vivadent―㈱―カス 使用しないでください。 タマーサービスまでご連絡ください。 ファーネス本体を取り出し、安定した台などの上におい てください。ファーネス本体には輸送用のグリップは備 え付けてられませんので、ファーネスの底を持って移動 してください。 各部品の梱包と発送方法 本品は専用の梱包材により簡単で安全に輸送できます。 梱包材で各部品を梱包し箱に入れた後、サイドフラップ を折り込んで上蓋を閉じ、輸送用グリップを装着します。 不要になった梱包材は、各自治体の定めに従って正しく 処理してください。 再輸送のために梱包材を保管することをお勧め します。 13 4 . 3組み立て 定格表記 ( 19 ) に合った電圧か確認してください。 冷却トレイ用ネジ( 35 )でシリコンワッシャー( 47 )を固 もし適合していない場合はコンセントに接続しないでく 定します。 ださい。 1 4 35 47 19 ステップ 1:冷却トレイの組み立て ステップ 2:焼成プレートの設置 冷却トレイ用ネジ( 35 ) を外しシリコンワッシャー( 47 ) 焼成プレート 2( 5 )を焼成プレートホルダ( 48 )にセット を外します。 します。 2 5 35 35 47 47 5 48 冷却トレイ( 34 ) をフレームプレート( 7 )に正しくセッ ステップ 3:ファーネスヘッドの取り付け トします。この時、火傷に注意のマークが上になっている ファーネスヘッド( 58 )の取り付けは、ファーネス背面か か確認してください。 ら行うと簡単です。(写真のように)ファーネスヘッドを 両手で持ち、慎重にセットしてください。 3 6 58 7 34 14 ファーネスヘッド取り付け印 ( 41 ) とファーネスベース取 ステップ 5:カバー( 36 )の装着 り付け印 ( 42 ) の位置が合っているか確認します。 全てのケーブルが正しく接続された後、カバー( 36 )を取 り付けます。次に、カバー用ネジ( 37 )を使用してカバー を固定します。 ファーネスを使用する際は必ずカバーをしてく 7 ださい。 54 10 11 36 50 41 37 42 ステップ 4:接続部 ステップ6:背面部の接続 ファーネスヘッドのケーブルをファーネスベースに接続 電源の接続 します。接続方法は以下の通りです。 定格表記に記されている電圧が使用地域の電圧と適合す −―サーモカップルプラグ( 26 ) を接続します るか再確認してください。電源コード( 16 )をファーネス ―(平行に接続されているか確認してください)。 側の電源ソケット( 17 )に接続してください。 −―ヒータープラグ( 28 ) を接続します。 バキュームポンプの接続 −―プレスドライブプラグ( 60 ) を接続します。 バキュームポンプ用電源コー 12 21 ドをバキュームポンプソケッ 8 ト( 18 )に接続してください。 17 ※ポンプは本ファーネス用に設計 されたバキュームポンプ―VP 4の使 28 26 用をお勧めします。その他のポン プを使用する場合、取扱説明書の 27 指示に従い最大消費電力を超えな 60 いようにしてください。 プラグヒューズ( 27 ) 付きヒータープラグ( 28 )を差し込 んで回し、確実に固定してください。 9 15 18 4 . 4ファーネスヘッドの取り外し 4 . 5 . 2言語選択 カバー( 36 ) を外す前に必ず電源を切り、電源コード( 16 ) 初めて電源を入れると、言語選択画 を電源ソケット( 17 ) から外してください。 面が表示されます。タッチパネル 1 .―カバー用ネジ( 37 ) を外します。 に触れ、言語を選択します。一度選 2 .―カバー( 36 ) を取り外します。 択すると、次回以降この画面は表示 3 .―サーモカップルプラグ( 26 ) を抜きます。 されません。その後、次の設定画面 (温度表示設定)が表示されます。 4 .―ヒータープラグ( 28 ) を抜きます。 4 . 5 . 3温度表示選択 5 .―リーフスプリング( 32 ) を指で押しながらファーネス 温度表示の切り換えをします。 ヘッドを持ち上げ、取り外します。 作業を行う前に必ずファーネスが 冷めていることを確認してください。 4 . 5 . 4日付の設定 日付を入力してください。 (日 / 月 / 年) 4 . 5 . 5時間の設定 現在時刻を入力してください。 4 . 5スタートアップ (時 / 分 / 秒) 1 .―電源コード( 16 ) をコンセントに接続します。 2 .―本体背面にある ON/OFF スイッチ( 11 )を「I」側に入れ ます。 4 . 5 . 1スタート画面 電源を入れるとスタート画面が表示されます。 4 . 5 . 6キャリブレーションのお知らせ期間 キャリブレーション時期を知らせ る間隔を設定できます。また、 "Extended―settings"(拡張機能)に よりこの設定を変えることも出来 ます。 自動的に自己診断を開始し、ファーネスの全機能を確認 4 . 5 . 7初期画面(プログラムグループ) します。自己診断中は以下の画面が表示されます。 言語設定が終了した後、最初の選択 画面(プログラムグループ)が表示 a a:ソフトウェアバージョン b b:―バキュームポンプの― c されます。 稼働時間 c:ヒーターの稼働時間 4 . 6除湿機能 異常が発見された時は、対応するエラー No.(ER―xxx)が 初めて使用する前に、除湿プログラムを実行して、ファーネス内 表示されます。 の湿気を除去してください。 16 5 .操作と構成 5 . 1操作案内 5 . 2キー機能の説明 プログラマット―EP 5000―はバックライト付グラフィック キー ディスプレイを搭載しています。 ― 機 能 P キー(プログラムキー) 現在選択されているプログラムを表示します。 数回押すことでプログラムのグラフィック表示 がされ、詳細が表で示されます。 数字や指示キーはプログラム入力時やファーネスの操作 時に使用します。 矢印キー パラメータリスト(P キーを 2 回押す) 画面では、 このキーをカーソルの移動に使用します。 + / −キー 数値の変更に使用します。数ページに及ぶ画面 がある場合は、ページの移動に使用できます。 セッティングキー セッティング、インフォメーション、スペシャル プログラムまたはキャリブレーション等のセッ ティングメニューに移動します。 ヘルプキー 現在表示されている項目のヘルプ画面に移動し ます。 ホームキー プログラムグループ "Main―Menu" (メインメニュー)に戻ります。 ファーネスヘッド開キー 約 5 秒でファーネスヘッドが開きます。 ファーネスヘッド閉キー 約 5 秒でファーネスヘッドが閉じます。 STOP キー 一度押すと進行中のプログラムは一時停止し、 もう一度押すとプログラムは解除されます。 ファーネスヘッド開閉の停止、また警告音の中 止にも使用します。 START キー(スタート LED) プログラムを実行します。プログラムが開始す ると緑の LED が表示されます。STOP キーを押し てプログラムを一時停止すると、START キーを 押して再開するまで LED が点滅します。 ― ESC キー 入力した数値を反映させずに入力画面から移動 し、前の画面に戻ります。エラーメッセージの確 認にも使用します。 ENTER キー 入力した数値の確定に使用します。 数字キー 数値入力に使用します。 タッチパネル 黒く縁取りされた枠の中を指先で触れ操作しま す。触れると画面が変わり、数字キーまたは+ / −キーを使用して希望の数値等を入力します。 焼成 / プレスキー 焼成またはプレスプログラムが選択できます。 17 5 . 3プログラム構成 5 . 4調整可能なパラメータと設定可能範囲 5 . 3 . 1焼成プログラム 記号 2 種類のプログラムから構成されています。どちらのプ ログラムでも全てのパラメータが調整できます。 B スタンバイ温度 100 〜 700℃ 乾燥時間 18 秒〜 30 分 予備バキューム Ivoclar―Vivadent 製材料の標準プログラムがプリセットさ れています。プログラムには書き込み保護が働いていま 設定範囲 プログラム番号 P S a.IvoclarVivadent 製品用標準プログラム パラメータ P t➚ 温度上昇率 001 〜 700 1 〜5 分 10 〜 140℃ / 分 T 係留温度 100 〜 1200℃ す。詳しくは「 10 . 付録」 を参照してください。 H 係留時間 1 秒〜 60 分 プログラムをその他の目的で使用したい場合は、書き換 V 1 バキューム開始 えも可能です。そのため、標準プログラムはフリープログ V2 バキューム解除 0 または 1 〜 1200℃ ラムとしても使用可能です。 L 長時間冷却 0 または 50 〜 1200℃ tl 冷却率 b. フリープログラム t2➚ 自由にプログラムの設定ができます( 500 種)。 T2 5 . 3 . 2プレスプログラム a)IvoclarVivadent 製品用標準プログラム Ivoclar―Vivadent 製材料の標準プログラムがプリセットさ れています。この設定は変更できません。 第二ステージ温度上昇率 第二ステージ係留温度 0 または 1 〜 1200℃ 0 または 1 〜 50℃ 10 〜 140℃ / 分 100 〜 1200℃ H2 第二ステージ係留時間 V1 1 第二ステージバキューム開始 0 または 1 〜 1200℃ 1 秒〜 60 分 V2 2 第二ステージバキューム解除 0 または 1 〜 1200℃ Hv バキューム時間 1 秒〜 60 分 予備乾燥温度 0 または 100 〜 700℃ 予備乾燥時間 0 〜 60 分 b)フリープログラム パラメータの妥当性自動チェック機能 自由にプログラムの設定ができます( 20 種)。 本機にはパラメータの妥当性自動チェック機能が搭載さ れています。プログラムが開始すると本機能が作動しま す。パラメータに矛盾があればプログラムが自動的に停 止し、該当するエラーメッセージが表示されます。 パラメータリスト この画面では矢印キーを使用して操作します(プログラ ムナンバー含む)。数字は+ / −キーまたは数字キーで入 力します。アクティブ状態の記号は+ / −キーでのみ変 更可能です。 パラメータリスト−ツーステージプログラム 18 5 . 5設定およびインフォメーション セッティングキーを押すと タッチボタン "Protocol―table" を押すと関連画面が表示さ “Selection”(選択画面)に移 れ必要なプロトコルを+ / −キーで選択することができま 動します。画面に表示され す。選択したプロトコルは印刷や削除する事ができます。 ているタッチボタンの表示 5 . 5 . 1 . 3画面設定 から希望するメニューを選 + キーで "Settings"(設定) 択してください。 画面の 2 / 2ページに移動し "Screen―Configuration"(画 5 . 5 . 1設定 + / −キーでメニューのペー 面設定)を選択します。上の ジが移動できます。希望の項 タッチボタンを押し+ / −― 目をタッチしてください。 キーで焼成プログラム終了 さらに設定をする項目を選 後に表示する画面を決定し 択し、+ / −キーで設定の変 ます。現プログラムのパラ 更ができます。 メータ画面を表示するか、 例) スピーカー 関連グループのプログラム タッチパネルに表示された 選択画面を表示するかが選 希望の設定を選びます。音 択できます。下のタッチボタンでグループ番号を入力す 量は+ / −キーで調節でき ることができます。プログラム選択画面で " 0 " を入力す ます。 ると現グループと選択したグループを切り替えることが できます。 プレス工程のスタート時に鳴るアコースティック音 実際のプレス工程 (プレスプランジャーの下降)の開始を 5 . 5 . 1 . 4拡張設定 お知らせするアコースティック音が選択できます。 +キーで "Settings"(設定) の 2 / 2ページを表示し、 "Extended―settings"(拡張設定) を選択します。 5 . 5 . 1 . 1モード設定 "Selection"(選択)―→― "Settings"(設定)―→―"Mode" (モード) で温度(℃ / ℉)や 真空 (mbar/hPa)の表示単位 を変更することができます。 5 . 5 . 1 . 2プロトコル タッチボタン "Protocol" を押 して選択し、+ / −キーで編 集します。"Active―(table)" で は使用したプログラムのパ ラメータが焼成プログラム 機能拡張設定の多くは、変更するためにユー の終了時にプロトコルに入 ザーコード( 6725 ) が必要です。 ります。"Active―(table―and― printer)" ではプロトコルの印 刷もファーネスに接続した プリンターから行われます。 タッチボタン "Laboratory― name" を押すとキーパッドが表示されるのでラボ名を入 力することができます。"Active―(table―and―PC)" では焼成プ ログラム終了毎に印刷する代わりにプロトコルを接続し た PC に送ることができます。 19 5 . 5 . 2プログラムマネジャー "Extended―settings"(拡張設定) で設定できる主な機能は以 "Program―Manager" のタッ 下の通りです。 チボタンを押すと左の画面 が表示されます。 プログラムグループ書き込み保護 プログラムグループ全体を ロックする機能です。( 10 種類のプログラムとグルー プ名) ―各グループの書き込 5 . 5 . 2 . 1プログラムやプログラムグループの名称変更 み保護機能は個々に設定し たコード( 1 〜 4 桁)によっ て設定したり解除したりできます。グループ書き込み保 護機能を設定すると書き込み保護記号 がプログラムグ ループに表示されます。全体的な書き込み保護設定を解 除すると全グループの書き込み保護設定が解除されま す。 (次項参照) ―この機能はユーザーが個別グループの書 "Rename"(名称変更)のタッチボタンを押して左上の画 き込み保護を忘れた時にも利用できます。 面を表示し、現在のプログラム名やプログラムグループ 全体的な書き込み保護 名を変更します。必要であれば書き込み保護設定を解除 各焼成プログラム(名前やパラメータ)をロックしたり、 してください("Settings" → "Extended―settings")。変更 ロックを解除したりできます。 はタッチボタンや数字キーで入力します。変更した名前 真空率 (絶対的) は― ―で確定します。確定する前に Esc キーを押すと前の 焼成プログラム作動中にバキュームポンプによって到達 名前のまま変更されません。 される真空率 (mbar/hPa) を確定します。この値は各焼成 点滅しているカーソルは矢印のタッチボタンで移動する プログラムに設定された真空率を算出する基となります。 ことができます。"Delete" タッチボタンはカーソルの左 マッフルの焼成時間を「 0 」 に設定 隣にある文字を消去することができます。入力した全て マッフルを交換した際に焼成時間のカウンターをリセッ の文字を消去するには "Delete―all" タッチボタンを使用し トできます。 ます。 バキュームポンプ時間を「 0 」 に設定 バキュームポンプを交換した際にバキュームポンプ稼働 5 . 5 . 2 . 2プログラムのコピー 時間のカウンターをリセットできます。 標準モード DIN―13905 - 1「歯科−歯科用ファーネス−パート 1:セ パレート型熱電対による温度測定の動的試験方法」基準 に準じた温度制御をします。 工場出荷時の状態に戻す 全ての設定値を初期設定値に戻すことができます。 "Copy―programs"―タッチボタンを押すと左上画面が表示 ( 8 . 4 章参照) されるので、コピー元とコピー先を指定します。 定期的な案内 タッチしてボタンを選択するとボタンに黒枠が表示され キャリブレーションおよび除湿時期を知らせる間隔を設 ます。+ / −キーまたは数字キーでボタンを選択するこ 定することができます。 とができます。USB メモリを使用している場合、そのボタ IvoclarVivadent ンも表示されます。 Ivoclar―Vivadent ㈱テクニカルセンターでのみ使用します。 "Copy" ボタンを押すと右上画面が表示されます。"Yes,― copy" ボタンを押すとコピーが実行されます。 20 5 . 5 . 4キャリブレーション 5 . 5 . 2 . 3焼成プログラム/焼成グループの保存 ほとんどの USB メモリをプ ログラムメモリとして使用 できます。このためには、あ らかじめ USB メモリを保存 媒体として準備する必要が あります。 まず最初に USB メモリを "Start―calibration―program"(キャリブレーションプログ ファーネスに接続し、プロ ラムの開始)ボタンを押すとキャリブレーションプログ グラムマネジャーから "Pre- ラムが自動的に開始します。7 . 4 章を参照してください。 pare―USB―memory―stick―as― 5 . 5 . 5スペシャルプログラム external―program―memory" "Special―programs"(スペ (USB メモリを外部プログラ ムメモリとして準備する)を シャルプログラム)に関する 選択します。/Hard―Disk.../ 設定ができます。 を選択し、"Open" で処理を 開始します。処理が終了す ると準備に成功した旨の メッセージが画面に表示さ 5 . 5 . 5 . 1バキュームポンプテストプログラム れます。 ファーネス内部メモリの焼 ファーネスの真空率を自動 成プログラムを USB メモリ 的にテストするプログラム に保存することができます。 です。テスト後、測定した最 "Selection" → "Program― 低気圧を表示します。 manager" → "Copy―programs" を選び、+ / −キーで以下 80―mbar(hPa)未満であれ の項目を選択します。 ば正常です。 •―"All―programs"(全てのプログラム) 5 . 5 . 5 . 2ヒーターテスト •―"Program"―(一つのプログラムをコピー) •―"Group"―(一つのグループをコピー) マッフルの性能を自動的に USB メモリが使用可能になった状態でホームキーを押す テストするプログラムです (約 7 分間)。必ず焼成炉の と、USB メモリの選択画面が追加表示されます。 中が空の状態で行ってくだ さい。焼成トレイ等が入っ 5 . 5 . 3情報 ていると、正確なテストを “Infomation”(情報)は 3ペー ジ構成で、ソフトウェアバー 行うことができません。テストは焼成前、電源を入れた直 ジョン、稼働時間、キャリブ 後に行ってください。炉内の温度が高過ぎると正確なテ レーション設定、接続され ストができません。ヒートエレメントの性能が 50%以下 ている USB 機器(プリンタ であれば、交換をお勧めします。 や USB メモリ等)の状態に 関する情報が確認できます。また、接続した USB 機器を 5 . 5 . 5 . 3クリーニングプログラム ファーネスが認識しているかも確認できます。 マッフルを清掃するプログラムです(約 17 分間)。清掃 後はキャリブレーションを行うことをお勧めします。 また、セラミックスが変色する場合は焼成プレートや焼 成トレイの交換をお勧めします。 21 5 . 6記号の説明 5 . 5 . 5 . 4除湿プログラム 焼成炉の断熱材やバキュームポンプの結露は真空能力を セッティング ディスプレイ 説明 低下させ、焼成機能に悪影響を与えます。したがって、 ファーネスの電源を切っている間は、湿気の吸収を防止 Pre-vacuum 加熱開始前に するためにファーネスヘッドを閉じた状態にしてくださ 予備バキューム バキューム開始 い。必要であれば、除湿プログラムを実行してください。 One-stage Program ワンステージ プログラム 5 . 5 . 5 . 5キーパッドテスト 各キーを押すと短いビープ音が鳴ります。テストを終了 するには ESC キーを押してください。 Two-stage program ツーステージ プログラム 5 . 5 . 5 . 6ディスプレイテスト(ページ 2/2 ) 2 種類の格子柄パターンが交互にディスプレイ全体に表 Standard opening of the furnace head 示されるので、各ピクセルの目視点検を行ってください。 テストを終了するには ESC キーを押します。 ファーネスヘッド開 (標準) Quick opening of the furnace head ファーネスヘッド開 (クイック) ワンステージプログラ ムの焼成曲線 ツーステージプログラ ムの焼成曲線 ファーネスヘッドが標 準速度で開く (CSP が無効) ファーネスヘッドがよ り速く開く Open lock 個別書き込み保護モー 開錠 ドを解除 Closed lock 個別書き込み保護モー 施錠 ドを設定 Crossed-out "crescent moon" オーバーナイトプログ 三日月無効 ラムを設定しない "Crescent moon" オーバーナイトプログ 三日月 ラムを設定 Individual group write-protection active 個別書き込み保護 General writeprotection active 総合書き込み保護 Open furnace head with heat rays グループ内の全 10プ ログラムに書き込み保 護モードを設定 全プログラムに書き込 み保護モードを設定 予備乾燥を設定 予備乾燥 22 Press mode or note on the active press プレスモードの選択、 プレスモードまたは 実行のマーク 始まる時 または実際にプレスが 5 . 7信号音の説明 5 . 8OSD(オプティカルステータスディスプレイ) 信号音は STOP キーで停止できます。 キーパッド両端の OSD でファーネスの状態を表示しま 1. 自己診断が問題なく終了した時 す。OSD では以下の状態が表示されます。 選択したメロディが短く流れます。 色 2.ヘッドが開き、温度が 550℃以下になった時 説明 ホワイト(点滅)ファーネスは自己診断中 選択したメロディが 5 秒間流れます。ファーネスヘッド ホワイト は次のプログラムを開始できる温度になりました。 3.ヘッドが開き、温度が 320℃以下になった時 グリーン 選択したメロディが 10 秒間流れます。この間に STOP キーを押さないと 5 分後に再度信号音が 5 分間流れます。 スタンバイモード 基本的に使用可能な状態 選択しているプログラムのスタンバイ 温度 B より± 20℃の範囲にある イエロー(点滅)情報、注意、エラーメッセージの表示 それでも STOP ボタンで停止しなければ、それ以降の音声 案内はありません。メロディが流れている間に STOP キー を押すとすぐに音が鳴り止み、それ以上は鳴りません。 4 . エラーメッセージ エラー音 (ビープ音が鳴り続ける) が流れます。STOP キー でエラー音は停止しますが、エラーメッセージは表示さ れたままです。ESC キーを押すと、メッセージもエラー音 も消えます。 オレンジ プログラムの予備加熱モードまたは ファーネスヘッドが閉じる途中 レッド 加熱中 マゼンタ 係留時間 H モードにある ブルー 徐冷中または長時間冷却中 ターコイズ プレス中 5 . 8 . 1始動 ファーネスが始動すると OSD が白色に点滅します。 完全に起動すると OSD は白か緑に点灯します。 5 . 8 . 2明度の調節 "Settings"(設定)→ "OSD― system"(OSD システム)よ り 5 % 単位で明度の調節を 行えます。 5 . 8 . 3OSD のオフ マルチメディアメニューの 明度調節を 0 % に設定する と OSD は点灯しません。 23 6 .実際の使用について ここからは、プログラマット EP 5000の操作方法を標準プログラムとフリープログラムから一つずつ説明します。 6 . 1電源の ON/OFF また、ツーステージからワンステージに切り替える時も ON/OFF スイッチ( 11 )を 同様の操作を行います。 「I」 側に入れます。自動的に 自己診断モードが開始され ます。その後ステータス 6 . 2 . 2焼成曲線表示の説明 バーが表示され、自己診断 START キーを押し、プログラムを開始すると焼成曲線と の進行状況を知らせます。 真空値が表示されます。 この画面には次の項目が常時表示されています。 この間は絶対にファーネス操作を行わないでください。 a) 6 . 1 . 1メインメニュー 自己診断終了後、問題がな d) ければメインメニューが表 c) a)―プログラム番号 b) b)―残り時間 e) c)―現在の炉内温度 d)―真空値 e)―ステータスバー 示されます。 ツーステージプログラムを 選択すると二段階の焼成曲 線が表示されます。 6 . 2焼成プログラム タッチボタンから焼成モー ドを選択できます。 プログラムには 2 種類があ 焼成中は P キーを押すといつでも情報が表示されますが、 ります。 パラメータの変更はプログラムの停止中か、ファーネス がスタンバイモードの時にのみ可能です。 バキュームが不要の時は真空表示や関連するパラメータは 6 . 2 . 1パラメータリスト 表示されません。基本的に、必要な情報のみ表示されます。 黒く縁取られたカーソルが現在選択されているボタンを 焼成工程にあわせてステータスバーの色が変わります。 示しています。カーソルは矢印キーで移動でき、カーソル ・オレンジ:ファーネスヘッドが閉じる途中、予備加熱中 がプログラムボタンにあるときは+ / −キーでプログラ ・濃いピンク:加熱中 ムを選択します。数字キーでプログラム番号を入力する ・マゼンタ:係留中 こともできます。 ・ブルー:長時間冷却、CSP、ヘッドが開き出した状態 ワンステージプログラム 6 . 2 . 3標準プログラムを使用した焼成 プログラムキー( 70 ) を押すとパラメータリストが表示 されます。リストには全てのパラメータが表示されてい ステップ 1 : ます。 プログラムグループから材 料を選択します。 (例:IPS デザイン) 次に希望するプログラムを 選択します。 ステップ 2: ファーネスヘッド開キー( 90 )を押してファーネスヘッ ドを開き修復物を載せた焼成トレイをセットします。 カーソルをワンステージの記号に合わせ、+ / −―キーを 押すとツーステージプログラムに変更できます。 24 6 . 3 . 1標準プログラムを使用したプレス ステップ 3 : START キー( 73 ) を押してプログラムを開始します。緑色 Ivoclar―Vivadent 標準プロ のスタート LED が点滅し始め、進行状況は焼成曲線に表 グラムを選択すると、写真 示されます。 のように最初のページが表 示されます。 6 . 2 . 4フリープログラムを使用した焼成 ステップ 1 : フリープログラムを選択します。 Ivoclar―Vivadent―製品をプ ステップ 2 : ログラムで選択すると材料 パラメータを変更するにはタッチボタンを押します。す は IPF(インテリジェント ると黒く縁取られたカーソルが押したタッチボタンに表 プレス機能)モードでプレ 示されるので、+ / −キーまたは数字キーで数値を変更 スされます( 6. 3. 3を参照)。 します。+ / −キーで入力した変更は Enter キーを押さ なくても入力した時点で有効となります。 続いてインベストメントリ 数字キーで変更した場合、画面の下部に入力値の許容範 ングのサイズ( 100 g、200 g 囲が表示されます。数字キーで入力した数値は ENTER または 300 g)を選択しま キー(または P キー、START キー) で確定する必要があり す。この選択画面は標準お ます。カーソルがパラメータ V 1、V 2、予備バキューム、L よび IPF プログラムにおい のいづれかにあり、設定値が 0の場合、最終行に 0 =Off と て使用できます。――――――――――――――――― 表示されます(例:L= 0は徐冷が無効) 。 これは、スタンダードモー ステップ 3 : ドのプレスプログラムのス START キー( 73 ) を押してプログラムを開始します。 タンバイ表示です。――――――― 進行状況は焼成曲線に表示されます。 6 . 3プレスプログラム プログラマット―EP 5000は Ivoclar―Vivadent―製品の焼成に P キーを押し続けると、ス 合わせて設計されています。したがってそれぞれの材料 タンバイとパラメータ画面 に必要な焼成プログラムは工場出荷時にプリセットされ を切り替えられます。表示 ています。使用に際しては材料に合わせたプログラムを されるパラメータは情報表 選択するだけで使用できます。 示ですので、変更はできま 個々の焼成パラメータは下記の表から選択しマニュアル せん。 入力する事が可能です。 プレスプログラムをスタン 記号 パラメータ B スタンバイ温度 t➚ 温度上昇率 設定範囲 ダードモードで行っている 100 〜 700℃ 間は作業工程が表示されま 10 〜 140℃ / 分 す。プレス工程が始まると T 係留温度 100 〜 1200℃ プレスプランジャーの下降 H 係留時間 0 秒〜 60 分 ストップスピード を示す矢印が表示され、同 E 0 〜 100000μm / 分 時に工程全体の時間が表示されます。 プレスモードでも 2つのプ ストップスピードはレイヤリングテクニックで 300μm―/ 分、ステイニングテクニックでは 150μm― / 分の設定をお薦めします。 ログラムから選択ができま す。 Ȃ― 高い数値(例:ストップスピード、300μm/ 分)で行う とプレス工程は早く完成します。 Ȃ― 低い数値(例:ストップスピード、100μm/ 分)で行う とプレス工程は長くなります。 25 6 . 3 . 3IPF モード−インテリジェント・プレス・機能 これは、プレスプログラム この作業モードではインベストメントリングは定められ の IPF モードでのスタンバ たプレス温度に高められ、インテリジェント温度管理機 イ表示です。 能が働きます。同時にプレスを開始するまでの時間を 25%早くすることができ、インベストメントリングの温 度を均質化します。プレスファーネスは自動的に供給電 圧とヒートエレメントの経年変化を計測し必要があれば P キーを押し続ける事でス 温度の調整を行います。IPF では作業工程の時間表示のみ タンバイとパラメータ画面 がステータスバーで表示されます。 を切り替えることができま IPF プログラムが使用可能な材料の場合には材料選択後 す。図のような焼成パラ に表示がでます。ここでス メータは情報表示ですの タンダードまたは IPF を選 で、変更はできません。 択することが可能です。 IPF モードでのプレス工程 IPF モードはフリープログ 表示です。IPF は Ivoclar― ラムでは選択できません。 Vivadent―製のプレスイン ゴット使用時に使用できる 6 . 3 . 4CDS −クラック検知システム 機能です。進行状態を示す プレスプログラム工程では様々な問題が発生します。ク バーのみ表示されます。 ラック検知システムはこのような問題を検知し、修復物 やインゴットを守る役割をします。クラック検知システ ムは No. 520、521のメッセージを表示し、プレス工程を 6 . 3 . 2フリープログラムを利用したプレス タッチパネルで「Individual― 中止します。もし、この表示がされたら、次の項目を Programs」を選択します。 チェックしてください。 Ȃ― インゴットまたはプログラム選択。 Ȃ― 各材料の取扱説明書でスプルーと埋没ガイドラインを 確認。 Ȃ― インベストメントリングが中心に置かれていたか、焼 自由にプログラムを選択し 成プレートが汚れていなかったか、Alox プランジャー ます。 のサイズが合っているか、プランジャーが汚れていな かったかを確認。 Ȃ― Alox プランジャーにクラックがないか、きちんと固定 されていたか、―焼成プレートは汚染や破損がないかを 確認。 Ȃ― プレス装置に問題がある可能性がある場合には―Ivoclar― フリープログラムでのスタ Vivadent ㈱カスタマーサービスまでご連絡ください。 ンバイ表示です 6 . 4その他の機能 6 . 4 . 1クイックプログラム選択 プログラム番号を入力する P キーを押し続けると、ス ことでプログラムを直接選 タンバイとパラメータ画面 択することができます。プ を切り替えられます。表示 ログラム番号は画面の左上 されるパラメータは情報表 に表示されています。(例: 示ですので、変更はできま P1) せん。 P キーを押してプログラム番号を入力し、Enter キーで確 定します。P キーを押した後、+ / −キーで個別プログラ ム間を移動することもできます。 26 ファーネスヘッド開クイックモードの記号が表示中 6 . 4 . 2無効値や誤入力 プログラム終了後、ファーネスヘッドが 18 秒以内に開く。 数字キーから無効値(許容 値外) が入力されると、確定 6 . 4 . 7ヘルプ した後も無効な入力値が点 滅します。 設定している言語でのヘルプテ エラー(誤入力:許容範囲 キスト表示です。 外の値入力)を知らせるた め、画面の下段に「!」 ―が表示され点滅します。正しい値を 入力し確定するか、ESC キーで入力値を取り消すとこの マークは消え、入力前の値が表示されます。入力値の許容 6 . 4 . 8エラーメッセージ 範囲についてはパラメータの詳細を参照してください。 記号はエラーのタイプを示して 6 . 4 . 3プログラム書き込み保護 います。 個別プログラム書き込み保護 入力エラー=! パラメータリストのタッチボタンと+ / −キーで設定と 機械的エラー=― 解除を切り替えができます。 注意=i 個別グループ書き込み保護 +キーで "Settings"(設定) 画面の 2 / 2ページを表示しま 6 . 4 . 9プログラムの変更 す。次に、"Extended―settings"(拡張機能)を選択し、 カーソルをワンステージプログラムまたはツーステージプロ "Group―write―protection"(グループ書き込み保護)を選択 グラムの表示に移動して、+ / −キーで表示を切り替えるこ します。個別グループ書き込み保護機能は任意のコード とで、一段階または二段階の焼成プログラムに変更すること によって変更ができます。 ができます。 全体の書き込み保護設定 +キーで "Settings"(設定) 画面の 2 / 2ページを表示しま 6 . 4 . 10プログラム進行状況表示 す。次に "Extended―settings"(拡張機能)を選択し、 プログラムの進行状況は焼成曲線(予備乾燥、閉、予備バキュー "General―write―protection"(全体の書き込み保護)を選択 ム、焼成、徐冷、開)画面に表示されます。プログラムを一時停 します。全体の書き込み保護を変更するにはユーザー 止すると "Pause" サインが点滅します。プログラム終了前に停 コードが必要です。全体の書き込み保護を解除すると個 止すると "Vacuum―release" サインが点滅し、バキュームが解 別グループ書き込み保護も解除されますが、個別プログ 除されます。 ラム書き込み保護は設定されたままです。 6 . 4 . 11予備乾燥 6 . 4 . 4作動プログラムの停止 "Pre-Drying―Temperature"(予備乾燥温度)のボタンを表示す STOP キーを一回押すと作動中のプログラムが一時停止 るには、+キーで "Settings"(設定)画面の 2 / 2ページに進み、 し、 ―スタート LED が点滅します。STOP キーをもう一回押 "Preheating―with―the―furnace―head―open"(ファーネスヘッド すとプログラムが完全に停止します。START キーを押す を開いて予備乾燥)を選択し、― とプログラムを再開することができます。 + / −キーで "preheating"(予備乾燥)の設定をオンにします。 パラメータリストに "Pre-drying―temperature"―(予備乾燥温 度)のボタンが表示されても予備乾燥はまだ作動していません 6 . 4 . 5プログラム作動中のパラメータ変更 実行前のプログラムは停止中 (緑色 LED が点滅している (温度 =―0 ) 。 状態) に変更することができます。 予備乾燥を個別に設定するプログラムでは、ファーネスヘッ ドが開いた状態でプログラムを開始した後に "Pre-drying― 6 . 4 . 6ファーネスヘッドが開くスピード temperature"―(予備乾燥温度)を設定します。設定温度に達す ファーネスヘッド開モードの記号を変えることで、ヘッ ると予備乾燥を開始します。設定した予備乾燥時間が経過す ドを開くスピードを選択することができます。各モード るとファーネスヘッドが設定した乾燥時間内に閉まります。 は+ / −―キーで変更することができます。 ファーネスヘッド開標準モードの記号が表示中 プログラム終了後、 ファーネスヘッドが 60 秒以内に開く。 27 6 . 4 . 15ソフトウェアのアップデート 6 . 4 . 12予備バキューム 予備バキュームを行う焼成 CD、PC、ダウンロードケーブルを使用してソフトウェア プログラムを実行すると、 のアップデートを行うことができます。アップデートを 乾燥時間の終了時(ファー 行うには、ファーネスヘッド開キーと閉キーを同時に押 ネスヘッドが閉じてすぐ) しながらファーネスの電源を入れ、ソフトウェアダウン にバキュームのスイッチが ロードモードにします。 USB メモリを使用してソフ オンになります。予備バ キューム時間が経過すると、加熱が始まります。個々に設 トウェアをアップデートす 定された予備バキュームプログラム(値は 1 : 00から 5 : 00 ることもできます。 の間) が作動すると V 1 値は無視され、バキュームは V 2に "Settings"(設定)メニュー 達するまで維持されます。V 2はスタンバイ温度 B よりも のページ 2でこの機能を選 高くなければなりません。 択できます。ソフトウェア をアップデートするにはファイル形式が "*.gz" の最新ソ フトウェアファイルを USB メモリに入れる必要がありま 6 . 4 . 13オーバーナイトプログラム オーバーナイトプログラム す。USB メモリ上のソフトウェアバージョンはファーネ はパラメータリスト(三日 スのものより新しくなければなりません( 5 . 5 . 3 章を参 月の記号タッチボタン)で 照) 。 設定ができます。 ステップ 1 オーバーナイトプログラム 最新バージョンのソフトウェアが入った USB メモリを が設定されていると、焼成 ファーネスに接続します。 工程終了後、ファーネスヘッドは開いたまま、ヒーターの ステップ 2 電源がオフになり、スタート LED が点滅します。 "Software―Update"(ソフトウェアアップデート)を選択 炉内の温度が下がっても音は鳴りません。温度が 100―℃ します。 未満になるとファーネスヘッドが閉じ、ヒーターの電源 ステップ 3 は切れた状態のままで、ファーネスの温度は室温まで下 ソフトウェアファイルを選択(ファイル名は必ず がります。 EP 5000 _ で始まる)します。 オーバーナイトプログラムの利点 ステップ 4 電源障害が起きた場合も、本プログラムは継続されます。 "Open" ボタンでソフトウェアのアップデートを開始し 回復後はプログラムが中断した時点の状態から再スター ます。 トします。 ステップ 5 アップデートに成功した旨のメッセージが表示されるま 6 . 4 . 14急冷 で待ちます。 ファーネスヘッドが完全に開いた状態でファーネスヘッ ステップ 6 ド開キー( 90 ) をもう一度押すと、急冷機能が作動し、バ ファーネスを再起動します。 キュームポンプが 5 分間作動します。この機能を停止す るには、STOP キー、ファーネスヘッド閉キー( 91 )、また ソフトウェアのアップデートを行うと個別に設 は START キー( 73 ) を押します。 定したプログラムは上書きされてしまうので、 あらかじめデータのバックアップを USB メモリ 等に取っておくことをお勧めします。 28 6 . 4 . 16USB プリンタ USB 接続したプリンタでプロトコルを印刷することがで きます。プリンタをファーネスに接続すると必要なドラ イバーが設定され、使用可能な状態になります。 ・―プリンタの状態は "Information" メニューに表示され ます。 ・――表から必要なプロトコルを選択し印刷します。 6 . 4 . 17USB メモリ ほとんどの USB メモリはプログラムの保存に使用できま す。その場合、USB メモリを外部メモリとして登録する必 要があります。 一度登録すると、プログラム の選択画面で USB メモリの 選択ボタンが表示されます。 ―USB メモリの状態が "Information" メニューに表示さ れます(ページ 3 / 3 )。 プログラムマネジャーでは USB メモリをコピー元にす るのかコピー先にするのか 選択することができます。この方法でプログラムのバッ クアップを簡単に作成することができます。 6 . 4 . 18タイマー タイマー使用してファーネ スを省エネモードに設定す ることができます。この間、 本機は加熱しないので、消 費電力は最少限に抑えられ ます。この時、ファーネスの 電源はオンの状態です。ファーネスヘッドが開いている 時はタイマーを使用しないでください。 29 7.メンテナンス、クリーニングおよび診断 本章ではお客様が行うことができるメンテナンスやクリーニング方法について説明します。 紹介されている内容以外の作業は Ivoclar―Vivadent ㈱カスタマーサービスにご連絡ください。 7 . 1点検とメンテナンス 7 . 2クリーニング メンテナンスの時期は使用している状況や使用方法によって ファーネスの清掃は火傷の恐れがあるので、冷めた も異なります。推奨期間はあくまで参考です。 状態で行ってください。清掃前に電源コードを抜い てください。洗剤等は使用しないでください。 本機は一般的な歯科技工所向けに開発されています。 本機が生産企業、工業用への応用や断続的な使用を 以下のパーツを定期的に清掃にしてください。 されている場合、消耗部品の早期劣化が予想されます。 ― 仕様材料 頻度 消耗品には以下のものがあります。 ファーネスベース( 9 )― ファーネスヘッド( 25 ) 乾燥した柔らかい布 必要な時 −―ヒーティングマッフル キーパッド( 10 ) 乾燥した柔らかい布 毎週 −―断熱材 冷却トレイ( 34 ) クリーニングブラシ * 毎日 消耗品は保証には含まれておりません。 断熱材( 3 ) クリーニングブラシ * 毎日 ファーネスヘッド( 2 )のシ ーリングリムおよびシーリ ング クリーニングブラシ― 柔らかい布 毎日 定期的なメンテナンスをお勧めします。 メンテナンス内容 対象 推奨 期間 全ての接続部が正しく接続されてい 外部接続など るかの確認。 毎週 ファーネスヘッドが異音なくスムー 開閉メカニズム ズに開閉するかの確認。 毎月 サーモカップルがまっすぐ正しい位 サーモカップル 置に接続されているかの確認。 (4) 毎週 断熱材の亀裂やクラックの有無。― もし断熱材がすり減っていた場合、 Ivoclar―Vivadent テクニカルセンター によって交換する必要があります。 断熱材( 3 ) 断熱材のかすかなヘアラインクラッ クは焼成機能に悪影響を与える恐れ はありません。 毎月 ファーネスヘッ ファーネスヘッドおよびベースの ドおよびベース シーリングリムの損傷がないか確認。 のシーリング 毎週 キーパッドが損傷していないかの確 認。もし損傷があれば Ivoclar―Vivadキーパッド( 10 ) 毎週 ent ㈱テクニカルセンターによって 交換する必要があります。 ファーネスの温度管理。温度チェッ クセットを使用してファーネスの温 焼成炉 度調整を行ってください。 年2 回 石英ガラス管が損傷していないか。 焼成炉 毎日 バキュームホースや焼成炉に異物が バキュームホー ないかの確認。 ス、焼成炉 毎月 一般的にはファーネスヘッドとファーネスベースは 対になっているのでファーネスヘッドのみの交換は しませんが、万一ファーネスヘッドを交換した場合 は、必ずキャリブレーションを行ってください。 30 焼成プレート クリーニングブラシ バキュームクリーナー *―絶対に口やエアーで吹かないでください。 7 . 3スペシャルプログラム 5 . 5 . 5 章を参照してください。 必要な時 7 . 4温度のキャリブレーション 7 . 6プレスプランジャーの交換 1 .―キャリブレーションプログラムを選択します。 プレスプランジャーの交換は以下の手順で行ってください。 2 .――トングを使って焼成プレート 1 .――ファーネスヘッドが閉じた状態でファーネスヘッドカバー をファーネスから取り出し、 用ネジ( 20 )とプレスドライブカバー( 56 )を外します。 冷却トレイの上に置きます。 56 3 .――ATK―2の上部をトングで慎重 20 に挟みます(セラミックを破 損しないように注意してくだ さい) 。そして、専用穴にカ チッと音がするまで差し込み ます。 4 .――必要であれば、ATK 2がしっか りとセットされるまで、トン 2 .―プレスプランジャーからターミナルネジ( 65 )を半回転ほ グでキャリブレーションベー ど緩めます。 スの中央を上から押さえ、印 3 .―ファーネスヘッド開キーを押してファーネスヘッドを開き に合わせてください。 ます。完全に開いたら電源を切り、電源コードを抜いて焼成 5 .――キャリブレーションプログラ 炉内の温度を室温まで下げます。 ムを開始します。 4 .―プレスプランジャー( 59 )を片手でゆっくり回しながら焼成 6 .――プログラムが終了したらヘッ 炉方向に押し、もう片方の手で焼成炉側から引っ張ります。 ドを開き、トングで ATK 2を慎 重に取り外し、冷却トレイの プレスプランジャーを外す際、絶対にサーモカップ 上にのせ、冷まします。 ル( 4 )に触れないでください。 7 .――トングで焼成プレートを元に 戻します。 5 .――テーパーヘッドを用いてプレスプランジャー( 59 )をガイ 8 .―ファーネスヘッドを閉じて、焼成プログラムを選択します。 ドブッシュに挿入します。少しずつ回しながらプレスプラ 9 .――ATK―2は一回のみ使用できます。次のキャリブレーション時 ンジャー用スプリットテー には新しい ATK―2を使用してください。 パーソケット( 64 )へ押し 込み、すぐにプレスプラン 7 . 5スタンバイ ジャー用ターミナルネジ 炉内の温度が 150℃を下回る場合、ファーネスヘッドを閉じて 65 64 59 ( 65 )を締めます。 おくことをお勧めします。これにより、断熱材の水分吸収を防 ぎ、バキュームの水分による障害問題を回避し、器具の寿命を 延ばします。 手をはさむ危険があるので、作業 中にプレスドライブ内に手を入 れないでください。 プレスドライブカバーを装着し、ファーネスヘッドカバー用 ネジを締めます。 6 .―電源コードを差込み、電源を入れます。――― 31 8 . トラブルシューティング 本章では故障の発見とその適切な措置の方法、および使用者が可能な簡単な修理の方法を紹介します。― 8 . 1エラーメッセージ ファーネスは作業中、常に全ての機能に異常がないかチェックしています。 エラーが発見された場合、ディスプレイにエラーメッセージが表示されます。 エラーメッセージの内容は以下の通りです。ご不明な点は、Ivoclar―Vivadent ㈱カスタマーサービ スまでお問い合わせください。 インデッ クス カテゴリー エラー エラー― 継続の― No. エラーメッセージの内容 可能性 1 入力 T<B 2 T へ正しい数値を入力します。 2 入力 L>T 8 L へ正しい数値を入力します。 3 入力 V2x≦ V1x 9 V 1 x または V 2 x へ正しい数値を入力します。 4 入力 V 2 x > Tx + 1℃ 10 バキューム値または T 値を変更します。 5 入力 6 システム 8 入力 9 V 1 x、V 2 x への間違った入力 11 V 1 x および V 2 x へ正しい数値を入力します。 プログラム開始時の温度が Tx + 50℃ より 13 過熱によりプログラムが中止します。 高い T2 < T1 システム 焼成中に 10 秒以上の電源障害が発生 10 入力 11 入力 T 1 > V 12 予備バキューム設定済みで、V 2が未入力ま たは無効な数値が入力されている * ** 放冷のためにファーネスヘッドが開きます。 16 T 1の値が T 2よりも低くなるように入力してください。 焼成プログラムが 10 秒以上中断されると、そのプログラムは継続 17 できません。 18 T 1の値が V 12よりも低くなるように入力してください。 予備バキュームが起動しています。V 2は B より高くなければいけ 19 20 ません。 12 システム ヒーティングシステムのエラー 13 システム マッフルの交換 23 14 システム マッフルの欠陥 24 マッフルの状態が悪いので、すぐに交換してください。 26 焼成プログラムを開始するには温度が高過ぎます。 27 ファーネスヘッドが全開になりません。動作を妨げているものが 16 入力 プログラム開始時に T > B + 200℃ 17 システム ファーネスヘッドの初期化が失敗 18 システム ファーネスヘッドが所定の位置にない 20 システム バキュームが解除されない 21 システム 31 システム タイマーの起動 スタンバイモード 1 分以内に規定の真空値 (**mbar) に 達しない ** なし ヒーターのヒューズを確認してください。 マッフルが古い場合、交換をお勧めします。 エラーメッセージが表示されていても動作します。 ** *** ないか確認してください。 28 ファーネスヘッドが正しく開閉しない。手動で操作された可能性 ** があります。ヘッドの開閉は必ずキー操作で行ってください。 32 ** 33 なし バキュームホースにゴミ等が詰まっている可能性があります。 正しくバキュームが引けません。ファーネス本体、バキューム側 の接続部またはホース、ポンプのヒューズも確認してください。 タイマーの起動により、ファーネスがスタンバイモードに切り替 106 わり、プログラムが開始できません(ヒーターの電源が切れます)。 プログラムを開始するにはタイマーを解除してください。 33 34 35 36 システム プリントエラー 入力 注意 入力 HV > H(H 2 ) 焼成プログラム登録が最大数に達している 係留中にバキュームを引く設定になってい るが、V 2 x が Tx または Tx + 1に一致しない 108 110 111 120 プリント時にエラーが発生しました。 HV の値が H(H 2 ) よりも低くなるように入力してください。 焼成プログラムが登録可能数に達したので、新たに入力するには 他のプログラムを消去するか上書きしてください。 係留時間(Tx)中にバキュームを起動させるか、Hv を解除してくだ さい。 37 システム プレス時間エラー 500 プレス時間の適正範囲を超えています。 38 システム プレス位置エラー 504 プレス位置の許容範囲を超えています。 39 システム プレスパワーエラー 505 プレスパワーの許容範囲を超えています。 40 システム プレスドライブの初期化エラー 513 プレスドライブの初期化時にエラーが発生しました。 一度電源を切り、再び入れ直してください。 41 システム プレスドライブエラー 514 プレスドライブに技術的エラーが発生しました。 CDS(クラック検知機能)が作動しました。プログラムが強制 終了し、プレスプランジャーが元の位置に戻りました。CDS に よりマッフルのクラックを防止しました。次の作業に移る前に 修復物を確認してください。 42 情報 マッフルクラックエラー 520 43 情報 マッフルクラックエラー 521 44 情報 マッフルクラックエラー 522 32 インデッ クス カテゴリー 45 入力 46 入力 47 入力 48 注意 エラー IPF プレスプログラム開始時温度 T > B + 200℃ IPF プレスプログラムの入力エラー IPF プレスプログラム開始時温度 T < 350℃ IPF プレスプログラムの温度エラー プレスプログラムのデータログ中にエラー エラー― 継続の― No. 526 IPF プレスプログラムを開始するには炉内の温度が高過ぎます。 527 プログラムの設定が正しくありません。 528 IPF プレスプログラムを開始するには炉内の温度が低過ぎます。 IPF プレスプログラム中に規定の温度に達しませんでしたが、プロ 529 49 システム 52 システム プログラム進行中に電圧降下が発生した 702 58 システム バキュームの能力不足 800 59 システム バキュームの低下 801 が発生 エラーメッセージの内容 可能性 グラムは続行します。 プレスプログラムのデータログ中にエラーが発生しました。 530 メモリの容量が不足しています。 プログラムの進行中に電圧降下が発生しましたが、プログラムは 継続します。 規定の真空値に達していません。バキュームポンプを確認してく ださい。 真空率が許容範囲外に低下しました。 真空率が上昇しません。以下の事項を確認してください。 ・焼成炉がしっかり閉まっているか。 60 システム 真空率の上昇不良 (自己診断中) 802 (シーリングサーフェイスに汚れ等が付着していないか) ・バキュームホースが接続されているか。 ・ヒューズが切れていないか。 89 93 システム 注意 ATK 2キャリブレーション 962℃への予備加熱 キャリブレーションリマインダー キャリブレーションリマインダー 95 注意 除湿リマインダー 1312 100 注意 焼成プログラム開始時の温度> VT 1510 101 入力 102 入力 103 システム 106 情報 − 無効なファイル ソフトウェアのアップデート − 無効なバージョン ソフトウェアのアップデート − アップデート中のエラー 操作モードの変更 し、再度キャリブレーションを行ってください。 キャリブレーションの時期が近づいてきました。キャリブレー 1310 注意 ソフトウェアのアップデート く挿入されていません。新しいサンプルと取り替えて正しく挿入 ** 94 (プレス回数) キャリブレーション中にエラーが発生しました。サンプルが正し 1302 ションを行ってください。 キャリブレーションの時期が近づいてきました。キャリブレー 1311 ションを行ってください。 除湿の時期が近づいてきました。除湿を行ってください。 焼成炉内の温度が乾燥温度より高くなっています。START キーを 押せば強制的にプログラムを開始できます。 インストールしようとしているソフトウェアが無効です。 1520 この場合アップデートはできません。 インストールしようとしているソフトウェアは現在使用している 1521 ものと同じものです。この場合アップデートはできません。 ソフトウェアのアップデート中にエラーが発生しました。電源を 1522 切らないでください。エラーが発生した場合、USB 接続により再度 アップデートを行ってください。 1550 *― このエラーが発生した場合、ファーネスヘッドが開きます。 **― 進行中のプログラムが停止します。 ***― エラーが解除できません。プログラムは開始されません。 操作モードが変更されました。プログラムを開始する前に正しい スタンバイ温度になっているか必ず確認してください。 8 . 2その他のエラーメッセージ 以下のエラー No. が表示された時は Ivoclar―Vivadent ㈱カスタマーサービスへ連絡してください。 25 ,―29 ,―43 ,―44 ,―45 ,―46 ,―47 ,―48 ,―54 ,―56 ,―103 ,―107 ,―143 ,―144 ,―145 ,―146 ,―147 ,―148 ,―700 ,―701 ,―703 ,―704 ,―705 ,―706 ,―707 ,― 1010 ,―1011 ,―1012 ,―1013 ,―1014 ,―1015 ,―1016 ,―1017 ,―1018 ,―1019 ,―1024 ,―1025 ,―1026 ,―1028 ,―1143 ,―1144 ,―1145 ,―1146 ,―1147 ,―1148 ,― 1202 ,―1203 ,―1204 ,―1205 ,―1206 ,―1207 ,―1300 ,―1301 ,―1400 ,―1401 ,―1402 ,―1500 ,―1530 33 8 . 3技術的不調 ディスプレイに表示がなく、以下のような症状が出る可能性があります。 説明 ダブルチェック アクション 30 秒以内に解除されませんか。 バキュームが解除されるまで待ち、中のものを 取り出します。ファーネスの電源を入れ直して ください。 ディスプレイの表示が非常に読みにくい コントラストが正しくセットされていますか。 画面のコントラストを調節してください。 ディスプレイのバックライトがつかない 操作説明所に従って、全ての構成部分を正しく 接続してから電源を入れましたか。 正しく接続し、電源を入れてください。 ブザー音がしない ブザーのスイッチが入っていますか(Tune 0 )。 Tune を 1 〜 5に設定してください。 バキュームが全くまたは非常にゆっくりと しか解除されない ディスプレイの表示が読めない ディスプレイテストを行ってください。 ファーネスヘッドを手動操作しませんでしたか。 キー操作のみで開閉してください。電源を入れ 直してください。 バキュームは解除されていますか。 プログラムが終了していることを確認し、電源 を入れ直してください。 バキュームポンプのヒューズは正しくセットさ れていますか。 ヒューズを確認し、必要であれば交換してくだ さい。 最大消費電力を超えていませんか。 推奨しているポンプを使用してください。 ファーネスヘッドが開かない バキュームポンプが作動しない 規定の真空率に達しない 温度表示異常 マッフルにクラックが発生 断熱材のクラック 石英ガラス管、ヒートエレメントの損傷 正しく接続されていますか。 ファーネスに正しく接続してください。 バキュームホースは接続されていますか。 ホースの接続を確認してください。 ポンプの出力は正常ですか。 バキュームテストを行ってください。 ホース内の結露はありませんか。 除湿プログラムを実行してください。 サーモカップルは変形していませんか。 **** サーモカップルは正しく接続されていますか。 サーモカップルを正しく接続してください。 サーモカップルに不具合はありませんか。 **** クラックは小さく、目立たないようなモノです か(ヘアラインクラック)。 小さなクラックは特に問題がなく、結果に悪影 響を与えるものではありません。 クラックが大きくマッフルの一部が大きく欠け ていたりしていませんか。 **** クラックは小さく、目立たないようなモノです か(ヘアラインクラック)。 小さなクラックは特に問題がなく、結果に悪影 響を与えるものではありません。 クラックが大きく断熱材の一部が大きく欠けて いたりしていませんか。 **** 石英ガラス管やヒートエレメントが曲がったり 破損していませんか。 ファーネスの電源を切ってください。**** ****―ご不明な点は、Ivoclar―Vivadent ㈱カスタマーサービスまでお問い合わせください。 8 . 4修理 修理は Ivoclar―Vivadent ㈱テクニカルセンターでのみ行われます。もし、保証期間内に Ivoclar―Vivadent ㈱テクニカル センター以外の場所で修理が行われた場合、その時点で保証は失効します。保証規則をご参照ください。 8 . 5保証 保証期間は本機をご購入後 1 年間です。ただし、正しくご使用を頂いた場合に限ります。Ivoclar―Vivadent ㈱テクニカルセンター 以外での改良および修理に伴う故障や、本操作説明書に記載されていない誤使用による故障等に関しては、保証の対象となり ません。また、消耗品は保証対象外です。 8 . 6工場出荷時状態へのリセット ファーネスを工場出荷時の状態に戻すには、"Setting" → "Extended―setting" → "Factory―Setting" から行ってください。OSD―設 定、メロディ、ナビゲーション設定、音量設定が工場出荷時の状態に戻ります。 34 9.製品仕様 9 . 1デリバリーフォーム 9 . 3使用環境 ・プログラマット―EP 5000 許容温度環境:5 〜 40℃ ・電源コード 許容湿度環境:―31℃までで 80%、温度上昇で最大許容値は徐々 ・バキュームホース に低下し、40℃で 50 % になる。― ・予備ヒューズ ただし、結露なきこと。 ・プログラマット焼成トレイキット 許容高度:標高 2000 mまで試験済み。 ・プログラマット USB―メモリ ・USB ケーブル 9 . 4輸送および保管条件 ・ATK 2―テストパック 許容温度環境:− 20℃〜 65℃ ・操作説明書 許容湿度環境:最大 80 % ・保証書 許容気圧範囲:500 〜 1060 mbar 推奨アクセサリー(別売) 輸送の際は必ず専用の梱包材を使用してください。 バキュームポンプ―VP 4 9 . 2テクニカルデータ 電源― 200 〜 240 V―/―50 〜 60 Hz 過電圧カテゴリーⅡ―/―汚染レベル 2 許容電圧変動― ± 10 % 最大電力消費量― 8.5A ヒューズ― 250 V―/―T 8 A(加熱回路) ― 250V/―T 3.15A(バキュームポンプ) ヒューズのサイズ― ∅ 5 × H―20―mm ファーネスのサイズ― W―305 ×―H―565 × D―470―mm ―※ヘッド閉時 W―400(冷却トレイ含) 炉内のサイズ― ∅ 80 × H―48―mm 重量― ベース―13 . 5 kg―/―ヘッド―7 . 0 kg 最高焼成温度― 1200℃ 使用可能なバキュームポンプの条件 最大出力― ―250 W/ リーク電流最大 0 . 75 mA 最終真空値― ―50 mbar 以上 テスト済みのポンプのみ使用可 安全に関する情報 本機は以下のガイドラインに準拠しています。 ・EN―61010 - 1 : 2001―2 nd―edition ・IEC―61010 - 1 : 2001―2 nd―edition ・UL/CSA―61010 - 1 : 2004―2 nd―edition ・EN―61010 - 2 - 010 : 2003―2 nd―edition ・IEC―61010 - 2 - 010 : 2003―2 nd―edition ・CSA―61010 - 2 - 010 : 2004―2 nd―edition 電波防護/電磁両立性ガイドライン EMC 試験済み 35 10 .付録 10 . 1メニュー構成 10 . 1 . 1プログラムの選択方法 焼成プログラム プレスプログラム 36 10 . 1 . 2調整/インフォメーション 37 10 . 1 . 3プログラムの概要 グループオーバービュー プログラムオーバービュー プログラムオーバービュー 38 プログラム 11 . 医用電気機器の使用上 (安全及び危険防止) の注意事項 〔 〕 昭和 47 年 6 月 1 日 薬発 495 号 厚生労働省薬務局長から各都道府県知事あて この使用上の注意の記載は、供給電源の定格電圧又は使用電圧範囲中の最大電圧が 15 V以下のものについては省略すること ができ、また、機器によって関係のない注意事項を省略することができる。 1 . 熟練したもの以外は機器を使用しないこと。 2 . 機器を設置するときは、次の事項に注意すること。 ( 1 )―水のかからない場所に設置すること。 ( 2 )――気圧、温度、湿度、風通し、日光、ほこり、塩分、イオウ分などを含んだ空気などにより悪影響の生ずるおそれのない場所に 設置すること。 ( 3 )―傾斜、振動、衝撃 (運搬時を含む。 ) など安定状態に注意すること。 ( 4 )―化学薬品の保管場所やガスの発生する場所には設置しないこと。 ( 5 )―電源の周波数と電圧及び許容電流値(又は消費電力)に注意すること。 ( 6 )―電池電源の状態 (放射状態、極性など)を確認すること。 ( 7 )―アースを正しく接続すること。 3 . 機器を使用する前には次の事項に注意すること。 ( 1 )―スイッチの接触状態、極性、ダイヤル設定、メーター類などの点検を行い、機器が正確に作動することを確認すること。 ( 2 )―アースが完全に接続されていることを確認すること。 ( 3 )―すべてのコードの接続が正確でかつ安全であることを確認すること。 ( 4 )―機器の併用は正確な診断を誤らせたり、危険を起こすおそれがあるので、十分注意すること。 ( 5 )―患者に直接接続する外部回路を再点検すること。 ( 6 )―電池電源を確認すること。 4 . 機器の使用中は次の事項に注意すること。 ( 1 )―診断、治療に必要な時間・量をこえないように注意すること。 ( 2 )―機器全般及び患者に異常のないことを絶えず監視すること。 ( 3 )―機器及び患者に異常が発見された場合には、患者に安全な状態で機器の作動を止めるなど適切な措置を講ずること。 ( 4 )―機器に患者が触れることのないよう注意すること。 5 . 機器の使用後は次の事項に注意すること。 ( 1 )―定められた手順により操作スイッチ、ダイヤルなどを使用前の状態に戻したのち、電源を切ること。 ( 2 )―コード類のとりはずしに際してはコードを引き抜くなど無理な力をかけないこと。 ( 3 )―保管場所については次の事項に注意すること。 ― Ⅰ―水のかからない場所に保管すること。 ― Ⅱ――気圧、温度、湿度、風通し、日光、ほこり、塩分、イオウ分を含んだ空気などにより悪影響の生ずるおそれのない場所に保 管すること。 ― Ⅲ―傾斜、振動、衝撃 (運搬時を含む。)など安定状態に注意すること。 ― Ⅳ―化学薬品の保管場所やガスの発生する場所には保管しないこと。 ( 4 )―付属品、コード、導子などは清浄にした後、整理してまとめておくこと。 ( 5 )―機器は次回の使用に支障のないよう必ず清浄にしておくこと。 6 . 故障したときは勝手にいじらず適切な表示を行い、修理は専門家にまかせること。 7 . 機器は改造しないこと。 8 . 保守点検 ( 1 )―機器及び部品は必ず定期点検を行うこと。 ( 2 )―しばらく使用しなかった機器を再使用するときには、使用前に必ず機器が正常にかつ安全に作動することを確認すること。 9 . その他の必要な項目 39 Version : 4 Edition: 03/2010 Valid as of Software V5.0 バージョン:4 2010 年 3 月のデータを基に作成 ソフトウェアバージョン 5.0 一般的名称:歯科技工用ポーセレン焼成炉 販 売 名:プログラマット EP 5000 届 出 番 号:13 B 1 X 10049 IVE 003 一般医療機器 製造販売元 Ivoclar Vivadent 株 式 会 社 〒 113-0033―東京都文京区本郷 1-28-24 TEL:03-6903-3537 FAX:03-5844-3657 www.ivoclarvivadent.jp info.japan@ivoclarvivadent.com 615160/0710/jap
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