UVI Workstation 2 日本語ユーザーガイド

日本語ユーザーズガイド
© UVI.net, HighResolution
version 2.0
Ultimate Sound Bank ソフトウェアのライセンス使用許諾と限定保証
重要:以下のライセンス契約書を注意してお読みください。
Ultimate Sound Bank のサウンドに関するライセンス使用許諾
本使用許諾契約書 ( 以下「本契約書」といいます ) は、本ソフトウェア製品に関してエンドユー
このライセンス使用許諾を読み終えるまでは、製品の使用をご遠慮ください。製品を使用する
ザー ( 個人または法人のいずれであるかを問いません、以下「ユーザー」といいます ) と製品の
ことはこのライセンスに同意したことになります。本ソフトウェア製品は、著作権法及び著作
開発、供給元である Univer Sons または Ultimate Sound Bank ( 以下 US または USB またはライ
権に関する条約をはじめ、その他の無体財産権に関する法律および条約によって保護されてい
センサーといいます ) との間に締結される法的な契約書です。本ソフトウェア製品にはそれに関
ます。本ソフトウェア製品は許諾されるもので、販売されるものではありません。
連した媒体、印刷物 ( マニュアルなどの文書 )、および電子文書を含みます。本ソフトウェア製
品には、本ソフトウェア製品の最初のコピーを取得された後で提供されるソフトウェアのアッ
プデートや追加機能、画像または音声素材ファイル、サンプルファイルも含みます(これらに
ついて別途の使用許諾契約書または使用条項が付属している場合はその使用許諾契約書または
使用条項が優先します)。
1. ライセンスの許諾と権利
本条項は、USB が供給するサウンド製品(以下「本製品」といいます)のインストールおよび
使用するユーザーの一般的な権利を説明するものです。本条項に記載されている、ユーザーに
許諾された権利は、本契約書のその他のすべての条項および条件に準拠します。ユーザーは、
本製品はミュージカルパフォーマンス(以下「演奏」といいます)の一部分として使用するこ
本ソフトウェア製品をインストール、複製、ダウンロード、アクセスまたは使用することによって、
とができます。このライセンスは再販売もしくは配布利用のために本製品を他のディスクや
ユーザーは本契約書の条項に拘束されることに同意されたものとします。本契約書の条項に同意
デバイスに収録したり、再フォーマットしたり、ミックス、混合、フィルター、再合成するこ
されない場合、USB は、ユーザーに本ソフトウェア製品のインストール、複製、ダウンロード、
とを禁じています。本製品は対応するソフトウェアもしくはハードウェアデバイスなどで使用
アクセスまたは使用のいずれも許諾できません。そのような場合、未使用の/インストールし
することが許可されています。本製品は有償無償問わず、第三者に再販売もしくは譲渡したり、
ていない本ソフトウェア製品を直ちに、領収書を添えて購入店へご返品いただければ、お支払
またはサンプリングされることを禁じられています。
いいただいた金額を全額払戻しいたします。
2. ソフトウェアの保護
ソフトウェア製品ライセンス
本ソフトウェア製品では、本ソフトウェア製品の不正コピーを防ぐためにコピープロテクト技
本ソフトウェア製品は、著作権法及び著作権に関する条約をはじめ、その他の無体財産権に関
術が使用されている場合があり、その場合、デバイス上で本ソフトウェア製品のオリジナルの
する法律および条約によって保護されています。本ソフトウェア製品は許諾されるもので、販
媒体を保有する必要があります。本ソフトウェア製品の不正コピーを作成することは違法です。
売されるものではありません。
また、一定のコピープロテクションの技術を回避する機能を有する装置またはプログラムを使
ライセンス規約についての注意
この要約はライセンス協定ではなく、その内容についての注意です。実際のライセンスは本ソ
用して、本ソフトウェア製品で使用されているコピープロテクションの技術を回避して、本ソ
フトウェア製品を複製することも違法です。
フトウェア製品のインストールプログラムの中に含まれ、これを印刷して読むことが可能です。
3. 所有権
ライセンス規約をすべて読み終え、同意ボタンをクリックすることでライセンスを受理したこ
本製品の所有権、デジタル記録された音は、(どんなコピーも)USB によって保持されます。こ
ととなり、ユーザーと USB の間との契約が結ばれます。
のライセンスは単に本製品の使用許可により、そのコピーをユーザーに供給します。このライ
次の行為はライセンス範囲内です。
センスだけがユーザーによって購入されものです。
(a) 1台のコンピューターでの使用; (b) 本ソフトウェアを物理的に他のコンピューターから1
4. 合意
台のコンピューターに転送し、転送後、転送元のコンピューター内にあるすべての本ソフトウ
本契約書 ( 本製品に含まれる本契約書の追加および修正を含む ) は、本製品およびサポートサー
ェアに関するコピーを削除した場合; (c) 本ソフトウェアのバックアップコピーをとり、すべて
ビス ( 該当する場合 ) に関してユーザーとライセンサーの間の完全な合意を構成し、本ソフト
のバックアップにバックアップであることを示すラベルを添付している場合
ウェア製品または本契約書で扱われているその他の主題に関するすべての以前および同時の口
次の行為はライセンス範囲外です。
(a) 第三者への本ソフトウェアおよび関連書類のコピーの配布; (b) 本ソフトウェアおよびその
付属品のレンタル、リースまたはライセンス許可もしくは権利の譲渡; (c) USB による承諾がな
く本ソフトウェアをコンピューターサービスビジネス、ネットワーク、タイムシェリング、マ
ルチ CPU もしくはマルチユーザーでの使用; (d) USB との契約無く、本ソフトウェアもしくは
関連書類を翻訳、リバースエンジニアリング、逆コンパイル、逆アセンブル
保証の排除
ライセンサーまたはその供給者の保証違反に対する救済手段は上記の内容に限られます。ライ
頭または書面による意思表示、提案、および表明を無効にします。ライセンサーのポリシーま
たはサポートサービスに関する条項が本契約書の条項と異なる場合は、本契約書の条項が適用
されます。この契約期限は、このパッケージの使用を開始し、終了するまで有効です。ユーザーが
この期限条件内に何かを破棄した場合、この契約は終了します。終了に際して、USB にこの製
品のコピーおよび関連書類をすべて破壊し返却することで合意します。
5. 制限
本契約では、本製品および関連書類は販売、リース、賃貸、ライセンス許可、配布、転送、複製、
再プロデュース、公開、改造もしくはタイムシェアを禁じています。
センサーまたはその供給者は、本ソフトウェアの使用により何らかの成果ないし結果が得られ
ることを保証するものではありません。ライセンサーまたはその供給者は、第三者の権利を侵
害していないこと、本ソフトウェアが商品性、完全性もしくは十分な品質を有することまたは
特定の目的に適合することにつき、制定法、普通法、慣習法、慣行その他いかなる法的根拠に
基づくとを問わず、また明示であると黙示であるとを問わず何らの保証または表明をなすもの
でなく、また条件を付すものではありません。ただし、上記の限定的保証のほか、ユーザーの
所在地の法律上排除または制限しえない国の保証または表明については、この限りではありま
せん。本条の規定は、いかなる理由においても本契約の満了後も効力を発しますが、本契約の
満了後における本ソフトウェアの使用を継続する権利を示唆する、または与えるものではあり
ません。
UVI Workstation™ 日本語マニュアル
目次
UVIワールドへようこそ
インストール
- Mac OS X環境のインストール
- Windows環境のインストール
4
クイックスタートガイド 5
6
- 読込みと演奏
- チュートリアル
スタンドアローンモード
- スタンドアローン(単体起動)モードの操作
8
- Audio の MIDI 設定
概要 9
シングルパートビュー 10
ブラウザー 11
マルチパートビュー
12
グローバル 13
UVI Workstationのエフェクト
15
ループとフレーズの操作 17
- シングル(パート)ビュー
- マルチ(パート)ビュー
- ファイルブラウズ
- 検索
- ドラッグ&ドロップ
- 環境設定(Preferences)など
- トランスポートとMIDIラーン(コントロール割当の学習機能)
- モード
- コントロール
- シンク
- ドラッグ&ドロップ
Expert(エキスパート)モード
20
アルペジエーター
21
サウンドライブラリーの追加
22
F.A.Q(良くあるご質問とその回答)
23
トラブルシューティングとサポート
24
UVI ワールドへようこそ
UVI Engine(ユーブイアイ エンジン)は先進的で優れた技術です。
この技術は、Spectrasonic™のStylus™、Atmosphere™、Trilogy™、MOTU™の
MachFive™、Ethno™、SymphonicInstruments™、UltimateSoundBank™のPlugsound
Pro™、XTreme FX™など、何年もの間市場で成功を収めているソフトウェア音源(バー
チャルインストゥルメント)の核(サンプル再生エンジン)として採用されています。
また、我々が開発したUVI WorkstationやiOSアプリにも使用しています。
•
•
•
•
•
ループやフレーズ素材のサンプル・スライス
ドラッグ&ドロップ操作によるオーディオまたはMIDIの書出し
REX、AppleLoops、AIFF、WAV形式などのオーディオファイルの読込み
UVI音源によるライブラリーの拡張
UVI.netへのダイレクト接続による RSSフィード(最新情報)の提供
より高度な編集や最高級のタイムストレッチへのアクセス、さらにグラニューラおよび
その他のシンセエンジンなどの操作を実現するUVI Workstationの上位バージョンであ
る MachFive 3 がMOTUよりリリースされています。MachFive 3についての詳しい情報
は、www.h-resolution.com にアクセスします。
この技術が世に出てから数年間の経験を経て、我々はこのエンジンを最高のものにすべ
くさらに改良と再設計を重ねてきました。こうして完成したUVI Engineは、最適化され
たオーディオエンジンと新しいグラフィックス処理によって高い互換性を兼ね備えた最
高のものに仕上がりました。
UVI.net ウェブサイト
この技術の完成は多くのユーザーの皆様方からのフィードバック無しに成し遂げること
はできませんでした。この場を借りてお礼申し上げます。
我々は、常に顧客である皆様方からのご意見を大切にしています。このUVI
Workstation(ユーブイアイ ワークステーション)からそれを感じ取っていただければ
と存じます。UVI Workstationは、最新技術であるUVI Engine XTによって、最も使い
やすいワークステーション型ソフトウェア音源としてご愛用いただければと存じます。
UVI.netは、UVIに対応した音源の情報と販売をおこなうウェブサイトです:
Ultimate Sound Bank > UVI音源のDVDボックスパッケージ製品を供給します。全国の
販売店でお求めいただけます。販売店についての詳細は、www.h-resolution.comまで
UVISoundSource > UVI 製品をダウンロード販売で供給します。
UVI Touch > Electrobeats by David GuettaをはじめとするiOSアプリを供給します。
最新バージョン(2)のUVI Workstationは、UVIエンジンのサウンドライブラリーやソ
フトウェア音源のプレイヤーとして無償でご提供しています。UVI Workstationや音源
に関する最新情報は、www.uvi.net にて随時更新いたします。
>
最新情報は www.uvi.net まで...
UVI Workstation バージョン2の主な機能・特長
•
次世代のUVI音源に対応したシングルモード
•
UVIスクリプト音源の対応
簡単操作と高いカスタマイズ性を両立した強力なアルペジエーター
•
•
洗練された検索エンジンによる目的のサウンドへのイージーアクセス
Mac OS X と Windows環境のユニバーサル対応
•
•
64bitシステム環境ネイティブ対応(Mac OS X、Windowsともに)
•
同一操作画面上での楽器音源とループ素材の操作と扱い
•
融合されたブラウザー画面
•
メーター装備のミキシング機能(ボリューム、パン、ミュート、ソロなど)
•
無制限パート
•
最大64 MIDIチャンネル
•
パートごとのディスクストリーミング設定
•
マルチ出力
•
MIDIラーン(コントロール割当の学習)機能
•
エキスパート(Expert)モード
•
クロスプラットフォームと主要ホストアプリケーションの対応
•
無制限エフェクト
•
簡単操作と高品位・高機能を両立したエフェクト
(ディレイ、リバーブ、フェイザー、コーラス、EQ、フィルター、
ドライブ、コンプレッサーなど)
•
最高品位のコンボルーション(IR)リバーブ
•
ホストアプリケーションとのテンポとトランスポートのダイレクトシンク
•
最先端のリアルタイムタイムストレッチアルゴリズム
•
ループ素材のリアルタイムビートシンク(テンポから外れない再生)
•
ラッチモード
4
Mac App Store > Mac OS X環境のための音源やソフトウェアを供給します。
iLok キー
UVI Workstationをご使用いただくにあたって、iLokキーは必要ございませんが、UVI音
源製品のご利用にiLokキーとiLokアカウントが必要となります。
UVI Soundsourceでの製品(音源ライブラリー)の購入手続きを完了すると、その場で
iLokアカウントにライセンスが追加されます。
iLokキーは、全国のAVID製品売店でお求めいただけます。
サポートにつきましては:support@uvi.net 宛に電子メールをご送信ください。
この最新のツールで、ご自身の音楽制作にご活用いただければと存じます。
今後とも、私ども製品を宜しくお願いいたします。
UVIチーム UVI Workstation™ 日本語マニュアル
UVI WORKSTATIONのインストール
++対応形式++
Stand Alone(スタンドアローン)
Audio Units
RTAS
VST
MAS
++対応形式++
Stand Alone(スタンドアローン)
VST
RTAS
> システム条件(最低条件)
- Core Duo 以上のプロセッサー
- 2 GB 以上のRAMメモリ
- Windows XP SP2以降(Windows 7対応)
- 必要十分な空き容量のハードディスクドライブ
(ボイス数はハードドライブの速度/性能に比例します。)
- Intelプロセッサー
- 2 GB 以上のRAMメモリ
- MAC OS X 10.5以降(10.7対応)
- 必要十分な空き容量のハードディスクドライブ
(ボイス数はハードドライブの速度/性能に比例します。)
> インストール方法
1-インストーラファイル“UVI Workstation.mpkg”をダブルクリックして起動
します。
2-ソフトウェアライセンス使用許諾(software license agreement、本書に記
載してあるのと同じ内容)に同意して“Agree”ボタンを押します。
3-画面に従って、UVI Workstationのインストール先を指定します。
4-“Install”ボタンをクリックして、インストール作業を続行します。
これでインストール作業は完了です。
【補足1】: このインストール作業で、“/ライブラリ(Library)/Application
Support”に“UVISoundBanks”(ユーブイアイ サウンドバンクス)フォ
ルダーが作成されます。このフォルダー内にサウンドライブラリーも
しくはその“エイリアス”を置くことで、UVI Workstationのブラウザー
から必要な音源をより簡単に探し出して読込むことができます。
【補足2】: このインストール作業で、“PACE iLok extensions”が自動でコンピュー
ターにインストールされます。これは別売の“iLok Smart Key”(アイロ
ック スマートキー)のためのドライバです。iLok Smart Keyは、今後UVI
SoundcardやUVI Soundsource.comでご購入された拡張音源で使用します。
【補足3】: このインストールで、REX形式のオーディオファイルを読込むために必
要な“REX library”が自動でインストールされます。
【!】Mac OS Xのパスワードについて:
インストール作業をおこなう際、システムからパスワードを求められます。このパス
ワードは、Mac OS Xを最初に起動した際に、設定した管理者権限を持ったユーザーの
パスワードです。これはUVI Workstationのパスワードではありませんので、ご不明な
場合は、コンピューターの管理者(所有者)もしくは、アップルコンピューターにお問
合せください。
> システム条件(最低条件)
> インストール方法
1-インストーラファイル“UVI Workstation.exe”をダブルクリックしてインス
トーラを起動します。
2-ソフトウェアライセンス使用許諾(software license agreement、本書に記
載してあるのと同じ内容)に同意して“Agree”ボタンを押します。
3-“Install”ボタンをクリックして、インストール作業を続行します。
これでインストール作業は完了です。
【補足1】: このインストール作業で、“C:/Program Files”に“UVISoundBanks”(ユ
ーブイアイ サウンドバンクス)フォルダーが作成されます。このフォ
ルダー内にサウンドライブラリもしくはその“エイリアス”を置くこと
で、UVI Workstationのブラウザーから必要な音源をより簡単に探し出
して読込むことができます。
【補足2】: このインストール作業で、“PACE iLok extensions”が自動でコンピュー
ターにインストールされます。これは別売の“iLok Smart Key”(アイロ
ック スマートキー)のためのドライバです。iLok Smart Keyは、今後UVI
SoundcardやUVI Soundsource.comでご購入された拡張音源で使用します。
【補足3】: このインストールで、UVI Workstationの動作に必要な機能拡張ファイ
ルがインストールされます。
【補足4】: このインストールで、UVI Workstationの動作に必要のため、“Microsoft
Visual C++ Runtime libraries”が自動でインストールされます。
【!】iLok について:
iLok Smartkey(通称iLok)はUSBポートを使用した、プロテクションシステムです。この
システムによって、製品の違法使用やコピーから保護されていますので、ご不便をおか
けいたしますが、ご理解いただければと存じます。
UVI Workstation本体は、iLokを使用しませんが、UVI Soundcardシリーズなどほとんど
の別売拡張音源はこのシステムを採用していますので、これらの音源をご使用いただく
場合は、別途iLokをお求めいただくことになります。日本国内ではAVIDがiLoを取扱し
ていますので、お近くのAVID製品取扱店にてお求めいただけます。
5
クイックスタートガイド:音源の読込みと演奏
この項目では、UVI Workstation をご使用いただくための基礎的な操作方法をご紹介します。UVI
Workstationはスタンドアローン(単体の)アプリケーションとしてお使いいただけるだけではな
く、他社製のホストアプリケーション(Ableton Live や Protools、DigitalPerformer、Logic、Sonar
、CubaseなどのDAWソフトウェア)のプラグイン音源としてもご使用いただけます。
次では、MIDIおよびオーディオシステムの設定について、順番を追って解説いたします。ここで
は、MIDI鍵盤などのMIDI機器からMIDI信号(演奏情報)をUVI Workstationに送信し、それを受けた
UVI Workstationから発音されるオーディオ信号がオーディオデバイスを通じて耳に聞こえるまでの
流れをご紹介します。
UVI Workstationの起動
読込みと演奏(再生)
UVI Workstationには、チュートリアル用のサウンドバンク;UVI Tutorial Set(ユーブイアイ チュー
トリアル セット)が付属します。このサウンドバンクには音源(UVI Presets)とループ(LoopsREX)の2種類の音源が含まれています。
これらの音源をパートに読込むには、次のステップに従います。
1. パート名(preset name)の部分をダブルクリック、もしくは、“Browser”アイコンボタンを
クリックします。
UVI Workstationを単体で起動する場合、アプリケーション
(Mac)または、Program Files内の“UVI Workstation”アイ
コンをクリック(またはダブルクリック)してプログラムを
起動します。
UVI Workstationが起動したら“File”(ファイル)メニューか
ら“Audio Setting”(オーディオ セッティング”を実行して、
設定画面を表示します。
2. 画面下半分のブラウザーから“UVI Tutorial Set”を選択して、右側の階層の中から任意のサウンドを
選択します。(このセットはディレクトリ;Soundbanksにあります。)
> “Audio Device”(オーディオデバイス)メニューで、オーディオ信号の出力先を設定します。ご
使用のオーディオデバイス(サウンドカード、オーディオインタフェイス)を選択します。
> “active midi inputs”(アクティブ ミディ インプッツ)メニューで、必要なMIDI入力ポート(MIDI
機器)を有効にします。
*これらの設定は、スタンドアローンモードのみ有効です。
UVI Workstationをプラグインとして起動
UVI Workstationをプラグインとして起動す
る場合は、ホストアプリケーションのメニ
ューからおこないます。この場合、ご使用
のホストアプリケーションは、AU(Audio
Units)、VST、MASもしくはRTASのいず
れかのプラグイン形式(フォーマット)
に対応している必要があります。ホスト
アプリケーションのプラグインメニューか
ら、“UVI Workstation”を選択することで、
ホストアプリケーションのプロジェクトに
UVI Workstationを(含んだトラックを)追
加します。
プラグインモードでの詳細や設定につきま
してはご使用のホストアプリケーションのマニュアルをご参照します。プラグインの呼び方はホス
トアプリケーションによって異なりますが、一般的に、“バーチャル インストゥルメント”、“プラグ
イン インストゥルメント”、“ソフトウェア インストゥルメント”、“ソフトウェア音源”などと表記さ
れる場合がほとんどです。
ブラウザー
3. プリセット音源(UVI Presets)を選択した場合、MIDI鍵盤を弾くとそのままブラウズしているサ
ウンドを演奏できます。
4. 別のパートに他のサウンドを読込む場合は、1-3のステップを繰り返します。
ドラッグ&ドロップ
UVI Workstationは、ブラウザーから任意のパートへのドラッグ&ドロップ操作で追加することがで
きます。WAV、AIFF、REXおよびApple Loops形式のファイルは、コンピューターのどこからでもド
ラッグ&ドロップ操作で任意のパートに追加できます。これらの操作はシングルビューでもマルチビ
ューでも有効です。
ブラウザーは、コンピューター内にインストールされたサウンドライブラリーを参照して、1つあ
るいは複数のパートに読込むために使用します。マルチ(Multi)パート表示モードでは、ブラウジ
ングをしている際でも、必要なパートパラーメター:ソロ、ミュート、ボリューム調節などがおこ
なえます。
サウンドファイルとプリセット
UVI Workstationは、大きく分けて2種類の音源素材をパートに取込んで使用することができます。
> UVI Instruments(インストゥルメンツ):演奏可能なプリセット音源(UVI Preset)
(例えば、ピアノ、バイオリン、シンセサイザー音、ドラムキットなどがこれに該当します。)
> サウンドファイル:WAV、AIFF、REXおよびApple Loops形式のファイル
サウンドファイルをパートに読込むと、すべてのノートに1つのサンプルが自動で割り振られ(
マッピングされ)ます。
REX形式などのスライスファイルをブラウザーで参照すると、自動で試聴再生されます。
6
UVI Workstation™ 日本語マニュアル
クイックスタートガイド:チュートリアル
この項目では、UVI Workstationを使用したMIDIシーケンスの作成について解説いたします。ここで
の画面例は、マルチビューでの操作でご紹介します。
1. ホストアプリケーション(DAW)でシーケンス
(プロジェクト)を新規作成します
1.1
ホストアプリケーションのメニューからUVI Workstationをプラグインとして開きます。
2.2 まずは、“Simple Reverb”の“Mix”パラメーターをドラッグ操作で、リバーブ成分を増やし
ます。
2.3
次にエフェクト画面上中央の“add FX”(アッドエフエックス)ボタンをクリックして、エ
レクトリックピアノにTremolo(トレモロ)効果を追加します。
add FXをクリックすると、エフェクトブラウザー(FX browser)が表示されます。このブ
ラウザーでは、最初がエフェクトのカテゴリ、次にアルゴリズム(エフェクトの種類)、
さらにエフェクトのプリセットの階層で、イメージに最も近いエフェクト効果を見つけ
ることができます。
07 - Stereo & Amplitude > 01 - Tremolo から“Fast Tremolo”をダブルクリックで追加します。
1.2 まず、UVI Workstationの最初の3つのパートのMIDI設定を確認します。デフォルト(初期
設定)では、自動でA1〜A8まで個別のMIDIチャンネルがパートに割り振られています。
1.3
最初のパートの“Empty”と表示されている部分をマウスでダブルクリックして、UVI
Workstationのブラウザーを表示します。
1.4 画面下にブラウザーが表示され、“Soundbaks”のディレクトリ(階層)に“UVI Tutorials”
が表示されていますので、ここをくくりックして、右側の欄にその内容(Loops-REXと
UVI Presets)を表示します。
さらに、UVI-Presetsをクリックするとその右側に、プリセット音源が表示されます。サ
ウンドをパートに読込むにはそのプリセット名をダブルクリックします。例えば“Electric
Piano”をダブルクリックすると、現在選択されているパート(A1)に読込まれます。
3. ループの追加
3.1
それでは、“Jazz Drumkit”をループ音源に差換えてみましょう。
パート3の“Jazzy Drumkit”をダブルクリックして、ブラウザーからLoops-Rex の“100-Hip
Hop Beat”に選択し直します。
1.5
このパートを演奏するには、ホストアプリケーションのトラックで、このパート(MIDI
ポートA1)に設定します。
1.6
これで、ホストアプリケーション上のMIDIトラックもしくは、外部のMIDI機器からの情
報で、パートA1を演奏できます。
もし、何も音が聴こえてこない場合は、UVI WorkstationのMIDI入力インジケータ(パー
トの左端)が点灯しているどうかを確認します。もし、点灯していて音が出ない場合は“
トラブルシューティングとサポート“の項目で確認をします。
1.7
次に同じ手順で、音源“Synth Bass & Synth”をパート2に追加して、ドラムキット“Jazzy
Drumkit”をパート3に追加します。
パートを選択するには、上の画面で、選択するパートをマウスクリックします。
1.8
ドラムキットの音源は、他の音源、特にエレクトリックピアノよりすこし音量が大き
いかもしれません。この場合は、ドラムキット(パート3)のボリュームスライダー
(VOLUME)をマウスドラッグで調節します。
このように各パートの音量もしくは定位(PAN)を個別に調節できます。
これで、パート3が“100-Hip Hop Beat”に自動で入れ替わり、自動再生します。このルー
プ再生を停止するには、ブラウザー画面を閉じて、画面右下の赤色の停止ボタンまたは
パート右端の“>”ボタンをクリックします。
【注意】 もし、すでにホストアプリケーションのトラックにパート3のドラムキット用にMIDI
シーケンスデータを入力している場合は、このデータを消去します。これはドラムキッ
トのためのMIDIデータはループ再生用のデータとして使用できないためです。
3.2
ループ素材の操作パラメーターは、シングルビュー表示に切換えることでアクセスでき
ます。
UVI Workstation上のループ素材は、ドラッグ&ドロップ操作で簡単にホストアプリケーションに書
き出すことができます。それでは実際に操作をしてみましょう。
【注意】 ホストアプリケーションの仕様によってはこの機能を使用できない場合があります。
3.3 ループ素材をホストアプリケーションに貼付けるには、“DRAG & DROP”(ドラッグ アン
ド ドロップ)の波形アイコンをマウスでドラッグし、ホストアプリケーションのトラッ
クで、マウスボタンを離してドロップします。
3.4 これで、テンポマッチしたループ素材をホストアプリケーション上で、さらにオーディ
オ編集をすることが可能です。
>>> これで、ホストアプリケーションでのレコーディングや演奏の準備ができました。次に
エフェクトやフィルター処理などのサウンドデザインについて解説します。
2. エフェクトとフィルター
2.1 まずパート1“Electric Piano”をマウスクリックで選択して、“FX”(エフエックス)セクシ
ョンを表示します。
【ヒント】Electric Pianoプリセットには、すでに2つのエフェクトプリセット“8 Band EQ”と“Simple
Reverb”が挿入されているのが確認できます。
ここまでの操作をスムーズにおこなえるようになれれば、UVI Workstationの
パワーユーザーに仲間入りです。
7
スタンドアローン(単体起動)モード
スタンドアローン操作
Audio Device(オーディオデバイス)
UVI Workstationのサウンドを出力するためのオーディオデバイス(オーディオインターフェイス/サ
ウンドカード)を設定します。コンピューターで認識し、使用可能なオーディオデバイスがこのメ
ニューに表示されますので、メニューをマウスクリックして、選択設定します。
通常起動した場合、UVI Workstationはご使用のシステムで設定されている標準のデバイスが設定さ
れます。Mac OS X環境の場合、Built-in Output(ビルトイン アウトプット/内蔵出力)が設定されま
す。Windows環境の場合、Windowsに対応したオーディオデバイスが必要になります。
もし、お望みのデバイスがメニューに表示されていない場合は、まず、ご使用のデバイスのドラ
イバが正常にインストールされているかどうか確認をします。特にUSB接続のオーディオデバイス
は、接続するUSBポートを変更するとドライバが認識しない場合がありますので、ご使用のデバイ
スのマニュアルを参照しながら、問題を解決します。
オーディオ出力やMIDI入力にまつわる問題の多くが、オーディオデバイスやMIDI機器の本体とコン
ピューターの間に生じています。これらの問題はUVI Workstationとは無関係です。もし、これらの
問題に遭遇した場合、まずUVI Workstationを切り離して、コンピューターとご使用の機器のみで確
認することをおすすめいたします。この方がより早くかつ的確な問題解決につながります。
Sample Rate(サンプルレート)
UVI Workstationは単体のソフトウェア音源としてご使用いただけます。ホストアプリケーションを
介さずに起動することをスタンドアローンモードといいます。このモードでは、MacやWindows PC
を1つのハードウェア音源として使用するのに有効です。コンピューターの処理能力を最大限に活
用できるため、UVI Workstationの潜在能力;無制限パート、ディスクストリーミング、マルチ出力
など様々な機能を有効に使用することができます。UVI Workstation本体には、シーケンス機能は搭
載されていませんが、ループ素材を操作できますのでリズムを再生しながら、他のパートで演奏す
るなどのパフォーマンスもおこなえます。
スタンドアローンモードでは、次の使用方法が例として挙げられます:
- 外部のMIDIキーボードやコントローラーで、UVI Workstationを直接演奏します。コンピューター
を音源モジュールとして使用します。ライブ演奏などに最適です。
- 単体もしくはシンセサイザーに内蔵されているMIDIシーケンサーや別のコンピューターで起動し
た音楽ソフトウェアのMIDIシーケンス情報で、UVI Workstationを独立したマルチ音源として使
用します。複数台のコンピューターを有効活用したり、より高度な制作環境を実現します。
- 同じコンピューター内で、UVI WorkstationとMIDIシーケンスソフトウェアを同時起動し、内部
MIDI結線で使用します。この方法は、プラグインを扱えないMIDIシーケンスソフトウェア(やノ
ーテーション ソフトウェア)で、音源を拡張する際に有効です。
オーディオ出力する際に音質の品位を設定します。数値が高いほど高品位のオーディオ出力が可能
です。UVI Workstationは、CDクォリティの16bit / 44.1kHz から最大で24bit / 192kHzまでの出力に対
応します。この選択肢および次のバッファサイズ設定は、ご使用のオーディオデバイスの仕様に依
存します。その仕様によっては、この設定は、オーディオデバイス側でおこなう場合があります。
UVI Workstationには、サンプルレート変換機能が備わっていますので、異なるサンプルレートの素
材でもここで設定したサンプルレートに変換されて出力します。
【補足】 一般的にタイムストレッチ機能を多用した場合、高いサンプルレート設定の方が、より
高品位を確保できます。しかしながらご使用の素材によっては、このルールが適用され
ない場合もあります。また、サンプルレートが高いほど、コンピューターへの負担も
高くなりますので、ご使用の環境に合わせて設定することをおすすめします。通常で
は“44.1kHz”が最も無難な設定です。
Audio Buffer Size(オーディオバッファーサイズ)
MIDIキーボードを弾いて、UVI Workstationからオーディオデバイスを通じて発音されるまでスピー
ドを設定します。一般的にこのことをレーテンシーと呼び、この場合ではソフトウェア音源の反応
速度とご理解ください。この設定が短いほど、良い反応がえられます。通常では、256から64(サ
ンプル)程度が速いパッセージ演奏にも対応できる速度になります。設定の右横には、サンプル数
とサンプルレートから割り出された、速度がミリ秒(ms = 1/1000秒)単位で表示されます。
【重要】 この設定は最もコンピューターの負担に影響しますので、実際に演奏して許容範囲内で
最も大きい数値に設定することをおすすめいたします。
Mac OS X環境の場合、Audio MIDI設定内のMIDI装置タブで“IAC Driver”(アイエーシー ドライ
バ)を有効にすることで、同一コンピューター内でのMIDI内部結線を可能にできます。これは
Mac OS Xに標準で装備されている機能です。
Windows環境の場合、MIDI Yoke(ミディ ヨーク)やVirtual MIDI Router(バーチャル MIDIル
ーター)などのユーティリティソフトウェアを別途ご用意することで、内部結線が可能です。
オーディオとMIDIの設定
スタンドアローンモードの場合、基礎的な設定は、File...(ファイル)メニューのAudio Settings...(
オーディオセッティング)でおこないます。
このメニューコマンドを実行すると、設定画面が表示されます。ここでは、オーディオドライバの
種類、サンプリングレート、バッファサイズなどのUVI Workstationのオーディオ出力にまつわる設
定および、MIDI入力ポートの設定がおこなえます。
【重要】MIDIの設定もこの画面でおこないます。
MIDI入力ポートの有効
この項目には、コンピューターが認識しているMIDI入力ポートがすべて表示され、UVI Workstation
で使用するポートのみ、これらのポートを個別に任意に有効または無効に設定できます。
Multi(マルチ)ファイルの読込みと保存
この画面での設定は、スタンドアローンモード時のみ有効です。プラグインモードで起動した場合
の設定は、ホストアプリケーションに準じます。
画面上の各設定は次の通りです:
UVI Workstationは、複数のパートおよび様々な設定を1つのプリセットファイルとして保存およ
び読込みができます。UVI Workstationではこのファイルのことを“MULTI”(マルチ)と呼びます。
スタンドアローンモードでは本体画面以外に“Files...”メニューから“Load”(ロード)と“Save”(セー
ブ)でMULTIファイルの読込みおよび保存ができます。
MULTIについての詳細は、このマニュアルのマルチビューの項目に記載してあります。
8
UVI Workstation™ 日本語マニュアル
概要:シングルパートビューとマルチパートビュー
a
2
1
c
1
3
2
e
3
b
d
マルチビュー
1. パート > UVI Workstationのパートをリスト表示します。各パートは音色プリセット名表示、MIDI
チャンネル、ボリュームやパンなどのミキシングパラメーターとパートパラメーターが用意されて
います。
2. マルチツール > UVI Workstationのセッションの読込みや保存をします。
シングルビュー(プリセットやサウンドファイルによって表示が異なります。)
1. Info(インフォ)ページ > 音色に関する情報を表示します。Macroコントロール設定がされてい
る場合、この画面で操作することができます。
2. Loop(ループ)ページ > ループやリアルタイムストレッチ、ドラッグ&ドロップによるファイル
書出しなど、ループ素材を操作するための画面です。
3. スクリプトUVIインストゥルメントページ > UVI Workstation バージョン2の特筆すべき新しい機
能の1つです。スクリプトを使用したUVI音源を読込んだ場合にこの画面が表示されます。
c
a b
a. FX(エフェクト)セクション > 選択されたパートのエフェクト操作画面にアクセスします。
3. FX(エフェクト)ページ > エフェクトに関する操作をおこないます。パート、プリセット、AUX
インサートおよびマスターセクションごとにエフェクトの設定や追加削除がおこなえます。セクシ
ョンを切換えるにはこの画面上のタブを使用します。
シングルとマルチビュー共通の画面表示
a. ブラウザー > ブラウザーアイコンをクリックすることで、音色を選択するスマートブラウザーが
表示されます。
【メモ】:パートのダブルクリック操作でもブラウザー画面にアクセスできます。
b. キーボード > 選択されたパートの音源を試聴するためのバーチャルキーボードです。演奏 / 試聴
をするには画面上の鍵盤をマウスクリックで操作します。
c. グローバルボリュームとメーター > UVI Workstation全体の音量の設定と表示をします。
d. トランスポートとシンク > スライスループのリアルタイム再生とホストアプリケーションとの同
b. アルペジエーター > アルペジエーター操作画面にアクセスします。
c. パート選択 > メニューから他のパートに切換える際に使用します。
期を操作します。
e. UVI.net RSSニュース > この画面には、UVI,netからの新しい音源のリリースなどの最新情報(カ
スタムRSSフィード)が表示されます。(インターネット接続可能時のみ有効)
9
シングルビュー
1
3
2
4
5
UVI Workstationバージョン2では新たに“シングル”パート表示が追加され、特定のパートの詳細情
報や操作パラメーターが表示されます。デフォルトの画面表示はパートに読込まれた音源の内容に
よって異なります。シングルビューでの画面表示は次の通りです:
Info(インフォ)画面
6
7 8 9
シングルビューのトップバー
1. MIDIアクティビティ
パートにMIDI信号が入力されると点灯します。MIDI信号の入力の確認に便利です。
2. MIDIチャンネル設定
パートのMIDI入力ポートとチャンネルを設定します。UVI Workstationでは、最大で64チャンネル分
のMIDI情報を受けることが可能です。MIDIはその規格の仕様上、1ポート最大16チャンネルと定め
られていますので、UVI Workstationでは、A/B/C/Dの4つのバンクに分けてこれを管理します。つ
まり、表記上は
Omni, A1, A2 ... A16 / B1, B2 ... B16 / C1, C2 ... C16 / D1, D2 ... D16 となります。
この部分をマウスクリックすることで、MIDIポートおよびチャンネルを設定できます。
3. パートの選択
この画面は通常、シングルビューで表示される画面で、音色プリセットに関する画像や解説(英
文)を表示します。音色にマクロコントロールが設定されている場合、この画面に表示されます。
Loop(ループ)画面
他のパートに切換える際に使用するメニューです。
4. < > 音色切り替えスイッチ
“<”と“>”の2つのボタンは、現在パートに読込まれている音色の“< ”(前)または“>”(次)の音色
に切替えるために使用します。
この2つのボタンは、ブラウザー上で同じ階層にあるサウンドを切替えることができますので、特
に同じカテゴリのサウンドを切替えるのに有効です。
UltimateSoundBankから供給されている多くの音源はカテゴリ別に階層化していますので、この
ボタンを活用することで、音色操作がより便利になります。
5. 音色プリセット名
この項目では、パートに読込まれている音色プリセットの名称を表示します。パートに音色が読込
まれていない場合は“Double-click to open browser”と表示します。
この部分をマウスでダブルクリックして、音色選択と読込みをするためのブラウザーを開きます。
オーディオファイル(Wav、REX...など)をパートに読込んだ場合、この画面が表示されます。この
画面操作に関する詳細は、このマニュアルのループとフレーズの項目で、解説いたします。
6. メモリー(RAM)消費
選択されたパートで使用している音色のメモリー消費量を表示します。
UVIスクリプトインストゥルメント画面
7. エディットボタン
エフェクトやアルペジエーター画面からデフォルトの画面に戻る際にこのボタンを押します。
8. エフェクトボタン
このボタンで、パートのエフェクト部にダイレクトアクセスします。ここでは、パートに帰属す
るパートエフェクトとプリセットに帰属するプリセットエフェクトの両方を操作できます。UVI
Workstationのエフェクトに関する情報は、このマニュアルのエフェクト項目に記載しています。
9. アルペジエーターボタン
UVI Workstationは、MOTU MachFive 3で追加されたスクリプト機能に対応します。従いまし
て、MachFiveに対応したスクリプト音源の読込むと特別なパラメーター操作を含むその音源に特化
された画面が表示されます。
10
UVI Workstationに装備されたアルペジエーターの操作画面にアクセスします。UVI Workstationには
高機能のアルペジエーターを装備し、パートごとに追加できます。アルペジエーターに関する詳細
情報はこのマニュアルのアルペジエーターの項目に記載しています。
UVI Workstation™ 日本語マニュアル
ブラウザー:シングル、マルチ、検索
UVI Workstationのスマートブラウザーは、サウンドライブラリ内の音色に素早くアクセスし、試
聴および読込む操作をするために設計された特別なブラウザーです。この中に表示されている音色
プリセットやサンプル素材(オーディオファイル)を選択して、パートに読込むことができます。
ブラウザー画面にアクセスするには次の方法があります:
- “目”のアイコンのブラウザーボタンを押します。
- パートのプリセット名の部分をダブルクリックします。
シングルビュー時のブラウザー
音色プリセットやサウンドファイルの読込み
UVI Workstationでは音色や音源のことをプリセット(preset)と呼びます。プリセットは、マル
チサンプリングされた波形や様々な音色設定とエフェクト設定が施された音色のことです。UVI
Workstationでは、これらのプリセットのパラメーター操作することができますが、波形そのもの編集
はできません。
また、UVI Workstationは他のソフトウェアで録音/サンプリングした波形(AIFFまたはWAV形式)な
どをパートに読込んで使用することも可能です。ただし、UVI Workstationは1パートにつき1つの
サンプルの読込みとなります。
これらのファイルをパートに読込むには次の操作をします:
1. ブラウザーから目的のプリセットまたはサウンドファイルにアクセスします。
2. 選択したプリセットをダブルクリックまたは“OK”ボタンでパートへの読込みを実行します。
> マルチビュー時のブラウザーは閉じずにサウンドの読込み操作をおこなうことができます。
> オーディオファイルをドラッグ&ドロップ操作でUVI Workstationの外からパートに取込むこ
とができます。この際、そのファイルは常に同じ場所に保持されている必要があります。
Search(検索)
検索機能はキーワード(半角英数字)を入力することで、目的のファイルにアクセスします。検索
方法は次の通りです:
マルチビュー時のブラウザー
- Searchから、検索をする音源の種類(Loops、InstrumentsまたはSounds)を選択します。
- 画面上の入力欄にキーワードを入力することで、適合したファイルが一覧表示されます。リ
スト内から目的のサウンドを見つけたら、ダブルクリックまたは選択して、“OK”ボタンでパ
ートに読込みます。
- 未オーソライズまたは行方不明のファイルは、Volumeの項目が赤字で表示し、使用できない
ことをあらわします。
Auto Load / Auto Play / Original Tempo
(オートロード / オートプレオ / オリジナルテンポ)
【メモ】シングルビューモード時のブラウザーのみ、サウンドバンク情報画面が表示されます。
ブラウザー画面は次の方法で閉じることができます:
- “目”のアイコンのブラウザーボタンを押します。
- ブラウザー画面右下の“OK”または“Close”、“Empty”ボタンを押します。
サウンドバンク
ブラウザー画面が表示されると、画面左端のコラムに“Search”と“Soundbanks”の2つのカテゴリー
が表示されます。それぞれのカテゴリー左端の三角形のアイコンをマウスクリックで横向き“▶”か
ら下向き“▼”にすることで、その内容を表示します。Soundbanksのカテゴリーにはオーソライズさ
れたUVIライブラリー(Plugsound ProやUVI Soundcardシリーズ)が自動で表示されます。
サウンドバンクは、一般的なディスクのようにブラウジングすることができます。UVI Workstation
には、REX形式のループや音色プリセットを含んだチュートリアルサウンドライブラリー“UVI
Tutorial Set”が付属しますので、このライブラリーから始めることができます。
> コンピューターのカーソル(上下左右の矢印)キーを使用してブラウジングとアイテムの選
択をすることができます。
UVI Workstationで使用できるサウンドバンクは、拡張子が“ufs”のファイルのコレクションになりま
す。UVI Soundcardシリーズ以外に、UVIエンジンを使用した一部のMOTUブランド音源も利用する
ことができます。
ブラウザー画面左下にあるこれらのチェックボックスは、ループ素材の再生オプションで、それ
ぞれ選択と同時にパートに自動読込み(Auto Load)、ループ素材の選択と同時に自動再生(Auto
play)、ループ素材のオリジナルテンポでの再生(Original Tempo)機能を操作します。
“Auto play”機能は、UVI Workstationの“Sync to Host”(シンク トゥ ホスト)機能が有効になってい
る場合、ホストアプリケーションのマスターテンポに同期したテンポで選択したループ素材を再生
します。
素材本来のテンポで試聴する場合は“Original Tempo”を有効にします。このオプションはループ素材
をストレッチしない状態の収録時の音質で確認できます。“OK”ボタンをクリックするとシーケンス
テンポの再生に切り替ります。
ドラッグ&ドロップ操作
UVI Workstationは、コンピューターの任意の箇所にあるオーディオファイルをドラッグ&ドロップ
で取込むことができる以外に、UVI Workstationのブラウザーから任意の箇所:ホストアプリケーシ
ョンやデスクトップにドラッグ&ドロップすることもできます。
ブラウザー内の日本語表示について
UVI Workstationは日本語表示には対応していませんので、ブラウザー内でのフォルダーなファイル
名の日本語などの2バイト文字を使用している部分は表示しませんが、これは仕様上の問題でバグ
ではございませんので、予めご了承の上ご使用お願い申し上げます。
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マルチビュー
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2
1
3
4
5
6
UVI Workstationはマルチティンバーの音源で、パート数に制限はありません。複数のパートに個
別のMIDIチャンネル(最大64)を設定してマルチ音源として使用することも、複数のパートを同じ
MIDIチャンネルで鳴らす(レイヤーを組む)ことも、もしくはその複合して使用することも、自由
におこなえます。マルチビューでは複数のパートを同時に表示して扱うことができます。
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7. Mute / Solo(ミュート / ソロ)スイッチ
パート項目のほぼ中央に位置する“M”と“S”ボタンは、パートのミュートとソロ再生をコントロールし
ます。“M”(ミュート)ボタンをオンにした場合、そのパートの音声が出力されなくなります。“S”(
ソロ)ボタンがオンの場合、他のパートがミュートされ、そのパートの音声のみが出力されます。
特定のパートの音色を確認する際に便利です。
これらのボタンは排他的な動作をしませんので、オンにしたパート分ミュートまたはソロになります。
8. Volume / Pan(ボリューム / パン)コントロール
1. パートの追加と削除(+と−)ボタン
初期段階(起動時)で、音源未設定のパートが4つ追加(リスト表示)されています。これらのボ
タンをクリックすることで、パートを追加“+”または削除“−”します。“+”ボタンでリストの一番下
に新しいパートを追加します。“−”ボタンで選択されているパートを削除します。
2. MIDI LED
標準的なミキサーと同様にパートのボリューム(VOLUME)と定位(PAN)をコントロールします。
マウスで値を設定をするには、マウスドラッグもしくはマウスクリックでおこないます。また、これ
らのパラメーターをダブルクリックすることで、数値入力で設定できます。入力値を有効にするに
は、コンピューターのキーボードの“enter / return”キーを押します。
- VOLUMEは、-∞〜6.00dBの範囲で設定します。
- PANは、-1.00(左)〜 1.00(右)の範囲で設定します。
9. AUX 1 とAUX 2(オグジュアリーセンド)
パートにMIDI信号が入力されると点灯します。MIDI信号の入力の確認に便利です。
AUX 1とAUX 2へのセンドレベルを設定します。ボリュームやパンと同様にマウスもしくは数値入力
で設定します。エフェクト設定および詳細はエフェクトの項目に記載しています。
3. VUメーター
10. MIDIトランスポート(Oct / Semi)設定
パートの出力ボリュームを監視するメーターです。オーディオ出力の確認に便利です。
パートに入力されたMIDIノート信号のトランスポーズを設定できます。
4. MIDIチャンネル設定
- OCT(オクターブ)は、4オクターブの範囲(-2〜+2)で入力信号のオクターブを変更します。
- SEMI(セミトーン)は、48半音(セミトーン)の範囲(-24〜+24)で入力信号を半音単位でト
ランスポーズを設定します。
パートのMIDI入力ポートとチャンネルを設定します。UVI Workstationでは、最大で64チャンネル
分のMIDI情報を受けることが可能です。MIDIはその規格の仕様上、1ポート最大16チャンネルと定
められていますので、UVI Workstationでは、A/B/C/Dの4つのバンクに分けてこれを管理します。
つまり、表記上は Omni, A1, A2 ... A16 / B1, B2 ... B16 / C1, C2 ... C16 / D1, D2 ... D16 となります。
この部分をマウスクリックすることで、MIDIポートおよびチャンネルを設定できます。
UVI Workstaion バージョン2では、新たにすべてのMIDIチャンネルを受信するOmni(オムニ)モードが
追加されました。この機能はGarageBandでシングルの音源プリセットとして使用する際に有効です。
【重要】UVI Workstationをプラグインとして使用する場合、プラグイン規格の仕様上、最大MIDIチ
ャンネル数は16チャンネルまでとなります。現状ではスタンドアローンモード以外に、MASおよび
RTASプラグインは64チャンネル(4バンクx16)に対応します。VSTおよびAUプラグインでは、規格
上16MIDIチャンネルが最大となります。(UVI Workstationでのパート数に制限はありません。)
サウンドのスタック(レイヤー):
複数のパートを同じMIDIチャンネルに設定することで、音色を簡単に重ねることができます。これ
により、より複雑で表現力豊かなサウンドを生み出すことができます。
音色を重ねて同時に発音することを“スタックレイヤー”と呼びます。また、キーボードの音域ごとに
分けて音色を設定することを“スプリットレイヤー”、さらにキーボードのタッチ(演奏の強弱)で
音色が変化するのを“ヴェロシティ”レイヤーと呼びます。UVI Workstationは、パート設定で、これ
らの種類のレイヤーが複合したものを作成することができます。
各レイヤー(パート)の音量バランスや定位のバランスは、パートボリュームやパンパラメーター
で設定します。スプリットレイヤーやヴェロシティレイヤーなどを組むためのパートごとの音域設
定やヴェロシティレンジ設定は、EXPERTモードの画面でおこないます。詳細のこのマニュアルの
サウンドデザインとプログラミングの項目で解説します。
5. 音色切替(<と>)ボタン
“<”と“>”の2つのボタンは、現在パートに読込まれている音色の“< ”(前)または“>”(次)の音色
に切替えるために使用します。
6. 音色プリセット名
この項目では、パートに読込まれている音色プリセットの名称を表示します。パートに音色が読込
まれていない場合は“Double-click to open browser”と表示します。
12
11. Play / Autoplay(プレイ / オートプレイ)スイッチ
この2つのボタンは、ループ素材がパートに読込まれている場合のみ、設定可能になります。
- “南京錠/鍵”のアイコンボタンはAutoPlay機能でオンにした場合、キーボード画面上のUVI
Workstationのトランスポートコントロールと連動して、再生を開始、停止します。
- 右端の“>”アイコンボタンはループ素材の再生をパートごとにマウスクリックで、操作します。
12. Multiの保存 / 読込み / 消去
スパナの形のアイコンをクリックすると、Multi(マルチ)ファ
イルの読込みと保存をするためのメニューにアクセスします。
Save Multi(セーブマルチ)
> 現在の状態をMultiファイルとして保存します。
Load Multi...(ロードマルチ)
> 保存済みのMultiファイルを開きます。開く際、現在のUVI Workstationの状態を上書きします
ので、必要あらば開く前に、現在の状態を事前に保存しておいてください。
Clear Multi (クリアマルチ)
> 現在の状態から起動時の状態に戻します。この操作はやり直しできませんのでご注意ください。
Multi(マルチ)とは?
MULTIは現在UVI Workstationの画面上に表示されている“スナップショット”のようなものです。
MULTIは、ユーザープリセットとして、UVI Workstationに設定されているすべてのパートおよび各
パートに読込まれている音色プリセット/ファイルとそのパラメーター、エフェクト、テンポ、ルー
プ設定などを一括して保持します。
この機能はUVI Workstationの設定を他のプロジェクトやホストアプリケーションを切換えて使用す
る際に便利です。また、UVI Workstationをプラグインモードで使用する際、UVI Workstationの設定を
そのプロジェクト内に保持できないホストアプリケーションに有効です。
UVI Workstation™ 日本語マニュアル
グローバル設定:環境設定など
Search paths(サーチパス)
UVI Workstationを起動した際のサウンドライブラリーを検出するための場所を設定します。
> Preferences(環境設定)
歯車アイコンのボタンを押すことで、環境設定画面を開きます。
General - Global Tune(ジェネラル - グローバルチューン)
- 新しいサーチパスを追加するには、リスト内の“Choose SoundBank folder location”の箇所をク
リックしてUVIサウンドバンク(ライブラリー)の保存パス(場所)を入力するか、入力欄右横
の“...”ボタンを押して、場所を設定します。保存パスの入力時、右マウスクリックでコピー/ペー
ストコマンドを使用することができます。
- サーチパスを消去するには、入力欄をマウスクリックしてテキスト入力可能な状態にしてdelete
キーで実行します。
設定されたサーチパスごとに、さらに次の設定項目が用意されています:
Indexed(インデックス)
UVI Worlstaionのブラウザーで検索できるか否かを設定します。
Global Tuneは、UVI Workstation全体のチューニングを設定します。設定値の基準は“A”を使用しま
す。デフォルトでは A = 440Hzで、420.00から460.00Hzまで設定できます。この機能は他の生楽器
とチューニングを合わせる際に便利です。
設定値を元に戻す場合は、alt / optionキーを押しながらこの項目をクリックします。
> UVI Workstationをプラグインとして使用し、1つのプロジェクト内に複数立ち上げた場合、
プラグインごとにグローバルチューニング設定をする必要があります。
Streaming(ストリーミング)
Recursive(リカーシブ)
起動時にサーチパスのサブフォルダーを検出対象にするか否かを設定します。無効にした場合、パ
スの最上層のみを検出します。
【ご注意】このオプションを有効にしたパスにファイルやサブフォルダーが多数存在する場合、そ
の分UVI Workstationの起動に時間を要します。
Auto-mount(オートマウント)
選択されたサーチパス内のUVIサウンドライブラリーを自動でマウントします。
グローバルメモリーとボリューム
メモリーインジケーター
UVI Workstation全体(MULTI)のRAMメモリー消費量を表示します。
ボリューム
ディスクストリーミングは、大容量の音色プログラムを快適に使用するための機能です。この機能
によって、RAMメモリー消費を最小限におさえることができます。
UVI Workstationバージョン2では、ご使用環境にあわせて最適化する設定項目が用意されていま
す。Streaming タブを押すことで、設定が表示されます:
Preload Time(プリロードタイム)
この設定はサンプルごとの先読み時間を設定します。音色を読込んだ際に、この設定に従った量の
分、RAMメモリーが消費されます。設定値が小さいほどRAMメモリー消費を軽減できるのと引き換
えにCPUの処理能力とHDD(ハードディスクドライブ)の転送能力が要求されます。不要なサンプ
ルのディスクストリーミングを防止するために、必要以上に設定値を小さくしないようにします。
読込む音色プログラムが大容量サンプルで構成されていて、ご使用のコンピューターに十分なRAM
メモリーが装備されている場合、プリロードタイムのサイズを増やすことでCPUやハードディスク
ドライブへの負担を軽減できます。
Ring Buffer Size(リングバッファーサイズ)
演奏によってストリーミングされたボイスごとのサンプル保持サイズを設定します。この機能によ
って、サウンド発音時のドロップアウトなどを防止することができます。プリロードタイムと同
様、設定値が小さいほど、CPUとHDDへの負担が大きくなります。設定値が高いほどRAMメモリー
消費量が増加します。
【メモ】ディスクストリーミング機能のパフォーマンスは、ハードディスクの転送スピードに左右さ
れます。高性能(高い転送速度)のディスクドライブであるほど、より最適な設定がおこなえます。
Sound Banks(サンドバンク)
UVI Workstation(MULTI)全体の音量を(-∞dB 〜 6.00dBの範囲で)設定します。ここでの設定が
UVI Workstationの最終出力となります。
スクロールホイール
ブラウザーのスクロールバーはもちろんのこと、UVI Workstationに装備されているほとんどのノ
ブやスライダーはマウスのスクロールホイールに対応し、細かな設定をおこなうことができます。
> この便利な機能によって、設定したいパラメーター上にマウスカーソルをおくことで、マウスの
ホイールで細かな設定がおこなえます。これは特別なハードウェアを使用せずに、マウスドラッ
グではないフィジカルな設定操作がおこなえ、大変便利ですのでぜひお試しください。
数値入力
UVI Workstation上のノブやスライダーは、ダブルクリックすることで数値入力で値を設定できます。
より細かで正確な設定が必要の際に便利です。
設定を適用するには数値入力後にコンピューターの“enter / return”キーを押します。
負の値を入力する際は、頭に“−”(マイナス)を加えます。“dB”や“Hz”などの単位を入力する必要は
ありません。
キーボードショートカットとコマンド
UVI Workstation上では、コンピューターキーボードによる次の操作がおこなえます。
キー操作
機能
スペースバー
(ループ再生の)開始と停止(スタンドアローンのみ)
alt / optionキー + マウスクリック
デフォルト値に設定(設定の初期化)
controlキー + マウスクリック
MIDI Learn(MIDIラーン)機能の設定画面表示
(右マウスボタンを搭載しているマウスは、右マウスクリックで可能)
カーソル(↑↓←→ / ▲▼◀▶)キー
UVI サウンドライブラリーの保存場所、および関連する設定をします。
ブラウザーナビゲージョン 上下のキー;↑↓は、階層内の移動をします。
左右のキー;←→は、階層の移動をします。
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グローバル設定:トランスポートとMIDIラーン
トランスポート
UVI Workstationには、プログラム全体の(パートに読込まれたループ素材に対しての)再生や停止
などを操作するトランスポートコントロールが装備されています。
REXやApple Loopsなどのスライスされたループ素材は、ここでの操作に従って、再生および停止す
ることができます。また、ここでの操作に従うかどうかはパートごとに設定できます。
トランスポート コントロールでは、次のことがおこなえます:
-
-
-
-
UVI Workstationに読込まれているループ素材の同時再生と停止
UVI Workstationのテンポ(BPM)設定
ホストアプリケーションのテンポとの同期設定
タップ(TAP)テンポ操作
再生と停止
トランスポート右端の“▶”ボタンがループの再生(Play)で、その隣のボタンがホストシンク、“■”
アイコンのボタンが停止(Stop)を操作します。
オーディオファイルを書き出してホストアプリケーション側でさらに操作する手段があります。
また、グルーブコントロールを持たないホストアプリケーションであっても、ループ素材にスラ
イス情報(REXやApple Loops形式のファイル)があれば、UVI Workstationで“MIDIファイルで”
ドラッグ&ドロップして、MIDIシーケンスでグルーブコントロールする方法もあります。これら
の操作について、このマニュアルの“ループとフレーズ”の項目に記載しています。
MIDIラーン(MIDIコントロール学習)機能
ほとんどのUVI Workstationに搭載されているコントロールパラメーターはMIDIコントロール信号(
コンティニュアスコントローラ/コントロールチェンジ/CC)で、操作することができます。通常、
各パートのボリュームおよびパンコントロールには、標準のコントロール信号;#7と#10が割当てら
れていますが、その他のパラメーターは割当てられていません。
UVI Workstationでは、任意のパラメーターに任意のMIDIコントロール信号を割当てることができま
す。この機能のことをMIDI Learnと呼びます。この機能によって割当操作(MIDIアサイン)は、と
ても簡単におこなえます。パラメーターのMIDI Control画面を表示し、MIDIコントローラやキーボ
ードのノブやフェーダーを動かすだけで、設定がおこなえます。パラメーターにMIDIコントロール
が割当てられると、そのパラメーターはMIDIコントローラーで操作、もしくはご使用のホストアプ
リケーションでオートメーションすることができます。
> FXタブ上のパラメーターはすべて、MIDIコントロール信号を割当てることができます。
これらの操作をおこなった際、UVI Workstationのパートで、“AutoPlay”(南京錠/鍵アイコン)がオ
ンになっているパートのみが連動して、再生の開始または停止をします。
> 初期設定では、ループ素材をパートに読込むと、自動でこの“AutoPlay”がオンになります。この
設定を無効にするにはパートに読込んだ後に、個別に無効に設定します。
<< AutoPlayボタン(“>”ボタンの左横)
BPM(テンポ操作)
TAPと停止ボタンの間の“BPM”欄では、UVI Workstationの全体のテンポを表示および設定します。こ
の設定は、ループの同期(リアルタイム タイムストレッチ)だけではなく、エフェクトやLFOなど
のテンポ同期可能なパラメーターやアルペジエーターのマスターテンポになります。
設定単位はBPM(ビート パー ミニッツ = 拍/分)単位でおこないます。設定方法は次の通りです:
- BPMの横の数値欄をマウスドラッグします。
- 数値欄をダブルクリックで直接数値入力します。
- マウスホイールで、数値を設定します。
MIDI Learnの設定方法は次の通りです:
1. MIDIコントローラを割当てたいUVI Workstationのパラメーターを右マウスクリッ
ク(またはcontrolキー+マウスクリック)で、割当て画面を表示します。
2. MIDIラーン画面が表示されたら、このパラメーターを操作したいMIDIコントロー
ラやキーボードのノブやフェーダーを動かします。画面はMIDI信号の入力を受け
ると自動で受信したMIDIコントロール信号を割当て画面表示します。
手動で設定をする場合、画面上のメニュー(MIDIコントロール情報もしくはNone
と表示)をマウスクリックで選択します。この際、メニュー上のいくつかコント
ロール信号には、その信号に対して一般的なに割当てられているパラメーター名
が横に表示されます。ただしこれは一般的な解釈であり、必ずしもそのパラメー
ターに割当てる必要はありません。
設定を完了したら、“Close”(クローズ)ボタンをクリックして画面を閉じます。
この欄は次の“Sync”ボタンがオンになっていると操作なくなります。
> ホストアプリケーションシンク(Sync to Host)ボタン
この“シンク”ボタンをオンにした場合、UVI Workstationはホストアプリケーション(DAWソフトウ
ェア)のマスターテンポに同期し、そのテンポが“BPM”欄に表示されます。この際、BPMでは値を
入力しても無効になり、同期した値に自動で戻ります。
また、ホストアプリケーションにテンポチェンジが記録されている場合も、これに追従します。
> “Sync”機能は、UVI Workstationがプラグインとして動作する際のみ機能します。単独で(スタン
ドアローンとして)起動した場合、“Sync”は機能しません。
TAPテンポ ボタン
> MIDIコントロール信号やMIDIチャンネルの割当ては、MULTIファイルもしくはご使用
のホストアプリケーションのソング/プロジェクトファイルに含まれて保存されます。
3. MIDIコントロール信号の割当てを無効にするには画面上の“Delete”(デリート)ボ
タンをクリックします。
【重要】 正しくMIDIコントロール信号の割当てをするには、ご使用MIDIコントローラやキーボー
ドのMIDIチャンネルおよび出力設定が目的のパートのMIDIチャンネルおよびMIDIポート
入力の設定が合致している必要があります。
このボタンをリズムに合わせてマウスクリックすることで、テンポを設定できます。
パートごとのオートメーション割当て設定
グルーブの同期について
UVI Workstationでは、パートごとに個別でMIDIコントロールの割当て設定が可能です。これにより
最大限の柔軟性を持った、MIDIコントロールまたはオートメーションが実現します。
UVI Workstationは様々なループ素材を同時に再生することができます。この際、異なるテンポの素
材も、すべてUVI Workstationで設定(もしくはホストアプリケーションに同期)したテンポに自動
変換して、ズレること無く再生します。
しかしながら、ご使用の素材によっては“テンポは同期していてもノリ(グルーブ)が違う”場合が
あります。これは、スライスされていないループによく見られる現象で、UVI Workstationは素材全
体のタイムストレッチ処理をしても、自体の持つグルーブまでは操作しないためです。
> UVI Workstationのテンポマッチ機能は、洗練された設計でループ素材のオリジナルテンポに対し
て、正確に機能いたします。しかしながら、それでもその許容範囲を超えた素材に遭遇する可能
性があります。このような場合、Ablwton Liveのようにホストアプリケーション自身にオーディ
オのグルーブコントロールを装備している場合、UVI Workstationのドラッグ&ドロップ機能で、
14
MIDIコントロール情報のデフォルト設定
UVI Workstationでは次のパートパラメーターは、すぐに操作できるように予め割当てられています:
・CC 7 = パートボリューム(VOLUME)
・CC 10= パートパン(PAN)
・CC 11= エクスプレッション(Expression)
> ホールド(サスティーン)ペダル(CC 64)とピッチベンド情報は設定をする必要はありません。
UVI Workstation™ 日本語マニュアル
UVI WORKSTATION FX(エフェクト)セクション
UVI Workstationには様々なエフェクター(FX)が搭載されていますので、用途や効果に応じ
て、自由な組み合わせとオーディオ処理がおこなえます。UVI Workstationでのエフェクト処理
は大きく分けて3つの段階に分類されます。
> パートインサート:パートに対して個別のエフェクト処理をします。“PRESET”と“PART”タブ
での処理がこれに該当します。
> AUXセンド:UVI WorkstationのAUXバスで使用するエフェクトです。“AUX1”と“AUX2”がこ
れに該当します。複数のパートで同じエフェクト処理をする際に便利です。
> マスターインサート:UVI Workstationの最終段で使用するエフェクトです。
UVI Workstationでは、無制限にエフェクトを追加できます。
次の操作でエフェクト設定画面にアクセスします:
- シングル(パート)ビューでは“FX”ボタンを押します。
- マルチ(パート)ビューではエフェクトは常に表示されています。
Preset(プリセット)
プリセット音色をパートに読込んだ際に、音色に含まれているエフェクト処理の設定です。
このタブをクリックすると、PRESETエフェクトにアクセスできます。
Part(パート)
PARTはパートに対して、エフェクト処理する項目です。ここでのエフェクト処理は、PRESETエ
フェクトの後におこなわれます。ここではすべてのエフェクトプリセットを読込むことができ
ます。PARTエフェクトにアクセスするにはこのタブをマウスクリックします。
【補足】 PRESETとPARTエフェクトの違い
プリセットとパートは基本、ともにインサートエフェクトとして、サウンドを処理
するという点では違いはありません。ただし、プリセットエフェクトの場合は、音
色を変更すると関連して設定が更新されますが、パートエフェクトは更新されませ
ん。つまり、基本的なエフェクト効果を保持したまま、パートの音色ニュアンスを
変更する際に、パートエフェクトを利用すると再度エフェクトを設定し直す必要が
省けます。
Aux(オグジュアリセンド) 1 と 2
UVI Workstationは通常のミキサーと同様に、エフェクト処理のためのAUXバスを2系統装備して
います。2つのタブ、“AUX1”と“AUX2”が、これに該当します。各パートからAUXに送る信号の量
(AUXセンド量)は、パートリストの“AUX1”と“AUX2”のスライダーで設定します。通常、ここ
で使用するエフェクトはWET(エフェクト量)100%にして、エフェクトバランスはパートの音
量とAUXセンド量および“Return量”で設定します。AUXセンドエフェクトにアクセスするには
これらのタブをクリックします。これらの画面ではすべてのエフェクトプリセットにアクセス
できます。
AUXタブでは、画面の右上に“Return:”(リターン)スライダーが装備されています。このスラ
イダーは、AUXエフェクトで処理した信号を”Master”に送る量となります。設定範囲は通常の音
量設定と同様、-∞dBから6.00dBで初期設定では“0.00dB”(ユニティゲイン)になっています。
エフェクト操作の概要
エフェクトの追加:
1. パートをリストで選択して後、FXタブをクリックし、エフェクト処理または操作する系統
(PRESET、PART、AUX、MASTER)のタブをクリックします。
2. MASTERタブ右横の“add FX”(アッド エフエックス)ボタンを押してエフェクトを追加します。
3. エフェクトのプリセットブラウザーから目的のエフェクトにアクセスします。ブラウザー上
では、目的の効果にアクセスしやすいように、エフェクトの“カテゴリ” > “種類”(アルゴリズ
ム)> “プリセット”の順番に階層化されています。
4. プリセット名をクリックするとリアルタイムでプレビューできます。
5. エフェクトを適用(読込む)にはダブルクリックもしくは“OK”ボタンをクリックします。
6. 複数のエフェクトを追加するには、2から5の手順を繰り返します。追加できるエフェクト
数に制限はありませんが、上から順番にエフェクト処理されます。4つ以上のエフェクトを
追加するとスクロールバーが表示されます。
sync(シンク)ボタン:
syncボタンは、エフェクト効果のテンポ同期に使用します。テンポ同期するエフェクトパラメー
ターは、エフェクトによって異なります。同期可能なパラメーターは、syncボタンのオン/オフ
で、パラメーター値が変化します。例;DeleyTimeが同期=dot > 非同期=msと表示します。
エフェクトのバイパス:
個々のエフェクトは“bypass”(バイパス)ボタンで、オン/オフにできます。PRESET / PART /
AUX / MASTERタブの横の丸いボタンで、そのタブのエフェクト全体をバイパスにできます。
エフェクトの削除:
bypassボタンの横の“X”ボタンで、特定のエフェクトを削除します。この操作はやり直しが機能
しませんので、十分にご注意ください。
エフェクトの差換え:
エフェクト名を右マウスクリックまたは“controlキー”+クリックで、エフェクトブラウザーを表
示して、現在のエフェクトを別のエフェクトに変更することができます。
エフェクトパラメーターのアクセス:
UVI Workstationは1つのエフェクトに対して、最大で5つまでのパラメーターを表示できます。8
BAND EQなどエフェクトによっては、6つ以上のパラメーターを装備している場合があります。こ
の場合画面右の“◀”と“▶”ボタンで、パラメーター表示を切替えることができます。
エフェクトアルゴリズムリスト
UVI Workstationに搭載されているエフェクトの種類(アルゴリズム)は次の通りです。各アルゴ
リズムにはさらにプリセットが含まれています。最適な効果はこれらのプリセットを元に、調節
していきます。
01 - Delay(ディレイ)
Simple Delay / Stereo Delay / Fat Delay / FX Delay / Ping Pong Delay /Analog Tape Delay
02 - Reverberation(リバーブ)
Simple Verb / Predelay Verb / Gate Reverb
03 - IR Verb(アイアール バーブ)
Cathedrals-Church / Concert Halls / Deluxe Reverb / Other Rooms / Temple & Co
04 - Modulation(モジュレーション)
Chorus / Flanger / Phaser / Cross Phaser / Analog Chorus / Analog Flanger
05 - Filters(フィルター)
Analog Filters / Rez Filter / Talkbox Filter / UVI Filter / Auto Wah
06 - EQ(イコライザー)
2 Band EQ / 3 Band EQ / 8 Band EQ / Tube Tape
【補足】 AUXの出力先は常にMASTER = Main Outになります。パートの出力先がMain Out以
外に設定されている場合、ホストアプリケーション側で個別にトラック(バス)を
作成して処理することになります。
Master (マスター)
ここでは、UVI Workstationの最終段、つまりすべての信号に対してのエフェクト処理がおこな
えます。このタブをクリックすることで、MASTERエフェクトにアクセスできます。
【ご注意】MASTERの出力先は、常にUVI WorkstationのMain Out(メインアウト)に固定されて
います。パートの出力先をMain Out以外に設定した場合、MASTERでエフェクト処理されません。
07 - Stereo & Amplitude(ステレオとアンプリチュード)
Tremolo / Autopan / Rotary Speaker / Rotary Simple / UVI Wide
08 - Drive & Distortion(ドライブとディストーション)
UVI Drive / Double Drive / Guitar Amps / Analog Crunch / Fuzz / Overdrive
09 - Dynamics(ダイナミックス)
Compressor / Gate & Expander / Studio Limiter
10 - 3 Band Processors(スリーバンドプロセッサー)
3 Band Compressor / 3 Band Limiter / UVI Master
11 - Miscellaneous(ミソレイニアス/その他のエフェクト)
UVInyl / UVI Destructor / Ring Modulator / Robotizer
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UVI WORKSTATION FX(エフェクト)セクション
エフェクトの順番変更
HP damp(ハイパスダンプ)
残響成分の低音域に対してのダンピング特性を調節します。結果としてこのパラメーターをマイナ
ス(左)方向に設定することで低音域の残響が長くなり、プラス(右)方向に設定することで低音
域の残響が短くなります。
LP damp(ローパスダンプ)
残響成分の高音域に対してのダンピング特性を調節します。結果としてこのパラメーターをマイナ
ス(左)方向に設定することで高音域の残響が長くなり、プラス(右)方向に設定することで高音
域の残響が短くなります。
FX(エフェクト)セクションの各タブでは、上から順番に直列でエフェクト処理がおこなわれま
す。複数のエフェクトが挿入されている場合、エフェクトモジュールのラベル(エフェクト名の部
分)を上下にドラッグ操作することで、エフェクトの順番を自由に変更することができます。
IR Verbについて
UVI Workstationには、高性能の空間処理が可能なコンボルーションタイプのリバーブ;IR Verbが搭
載されています。この類のリバーブはサンプリングリバーブとも呼ばれ、現在市場で最も精密な空
間演出と残響処理が可能なリバーブエフェクトとされています。
IR Verb(FXプリセットではIREVERBとも表記)はリアルな空間を演出するために、様々な空間で収
録した残響/特性データ(インパルスレスポンス;IRファイル)を使用して空間および残響の演算処
理をしています。このリバーブによって、UVI Workstationの音色に大聖堂、寺院やコンサートホー
ルを始め、森林、渓谷など世界中の建築物から自然環境まで、様々な本物の空間を演出できます。
この種類のリバーブは、非常に複雑な演算処理をおこなうため、これと引き換
えに、コンピューターの処理能力が必要です。コンピューターの処理能力が不
足している場合、このタイプのリバーブを使用すると、意図しないノイズを発
したり、発音が途切れ途切れになるなど、正常動作しない場合があります。
音色プリセットを読込んでこのような現象に遭遇した場合、まずFXタブでIR
Verbが使用されているかどうかを確認します。
【ご注意】 UVI WorkstationのIR Verbは、市販の同種類リバーブに匹敵するクォリティのものが搭
載され、多種多様なIRファイルによるプリセットが含まれています。しかしながら、市販品のよう
にIRファイルを追加することはできませんので、予めご了承の上ご使用願います。
Convolution Reverb settings
Spread(スプレッド)
リバーブ成分のステレオイメージ(広がり感)をコントロールします。最小値に設定した場合、リ
バーブ効果はモノラルとなります。
Wet(ウェット)
リバーブ成分の音量を設定します。
通常、エフェクト処理されていないサウンドを“ドライ(DRY)”といい、エフェクト処理されている
信号を“ウェット(WET)”といいます。WETパラメーターはその名の通り、エフェクト処理された音
声信号のボリュームを操作します。
> Wetを上げるとリバーブ成分の音量が増加し、下げるとリバーブの量が減少しま
す。もし、パートにリバーブを追加している場合、リバーブ処理の効果を確認す
るにはWetパラメーターの設定を上げる必要があります。
コンピューター処理能力の最適化
IR Verbは、リアルな空間を演出するため非常に複雑な演算処理をリアルタイムでおこないます。
そのため、このリバーブを使用する際は、より高速の(処理能力の高い)コンピューターを必要と
します。それぞれのプリセットによって、CPUリソースの消費は異なりますが、ここでは、コンピ
ューターへの負荷(CPUリソースの消費)を最小限に抑えるテクニックをいくつかご紹介します。
・ リバーブタイム(Time)を短く設定します。リバーブの残響が長いほど、リアルタイム処理
のためにCPUリソースを消費します。
・ ハードウェア(オーディオ再生)のバッファサイズを大きく設定します。
・ ご使用のホストアプリケーションにフリーズ(Freeze)機能が搭載されているならば、この
機能を利用して、トラックをオーディオファイル化することで、リアルタイム処理を軽減す
ることができます、
IR Verbでは、選択したアルゴリズムに関わらず共通して次のパラメーターにアクセスできます:
Predelay(プリディレイ)
PPreDelayは、リバーブ成分で一番最初に耳に到達する音(初期反射音)の時間を設定します。空間
が広いほど、この時間は長くなります。つまりこのパラメーターは空間の広さを決定付ける大切な
要素の1つです。また、このーは、リバーブ処理をする際の原音の明瞭感にも影響します。リバー
ブの残響は、PreDelayの設定時間以降に聴こえ始めますので、PreDelayを長めに設定することで、
濁りの無いサウンドを実現します。
CPUリソースの消費を軽減するために、PreDelayを40ms(ミリ秒)以上に設
定することをお勧めします。短過ぎるPreDelayは、コンピューターに余分な負
担をあたえます。
Reverb time(リバーブタイム)
このパラメーターは、リバーブの残響音の長さ(無音になるポジション)を設定します。このパラ
メーターも、PreDelayと同様、長い(設定値が大きい)ほど広い空間を演出します。
通常、Reverb Time パラメーターは、最大値で選択された空間(プリセット)を再現します。残響
の長さ(時間)は、その空間(IR)によって異なります。長い残響はその分、CPUリソースを消費し
ます。従いまして、CPUリソースの消費を抑えるには、このパラメーターを短く設定、もしくは短
い残響(空間が小さい)のリバーブを選択します。
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UVI Workstation™ 日本語マニュアル
ループとフレーズ操作
1
3
2
ファイルの種類について
ここではUVI Workstationの機能についてご理解いただくためにファイルの種類を便宜上、次の
通りに定義しています:
Loop(ループ):スライス情報を持つオーディオファイル(REX、Apple Loops、UVI Loopsなど)
Phrase(フレーズ):その他のオーディオファイル(.wav、AIFF、SDII、mp3など)
シングルビューモードでは、パートにループもしくはフレーズファイルをパートに読込んだ際のみ
表示され、アクセスできます。
【補足】 ループの再生操作についてはこのマニュアルの“UVI Workstation各部解説:トランスポー
トコントロール”の項目に記載しています。
この画面は、パートにインストゥルメント音色が設定されている場合、表示されません。
1. モード(sample - stretch - slice)
らないことを意味します。この際の再生スピードは、UVI Workstationで設定したテンポまたはホス
トアプリケーションのマスターテンポに同期します。また、さらに“Speed control”(スピード コン
トロール)スライダーで調節できます。
> UVI Workstationは、現在市場で最も高品位のリアルタイム タイムストレッチ アルゴリズムを使
用しているため、STRETCHモードは非常に高いクォリティのタイムストレッチ処理をします。
Slice(スライス)モード
ループをスライスモードで処理をします。このモードはループをパートに読込んだ際のみに有効と
なります。フレーズ素材や音色プリセットを読込んだ際は、このボタンは機能しません。
SLICEモードは、STRETCHモードと同様にMIDI鍵盤(ノート)情報で、ループのテンポを変えずに音
程をコントロールできます。SLICEモードはSTRETCHモードよりも、詳細なループ操作が可能です。
SLICEモードでは、MIDIキーボードを使用せずにループの自動再生(Auto Play)が可能で、この機
能によってリズムループを再生しながら、別の音色を演奏するなどのパフォーマンスがおこなえま
す。SLICEモードではテンポ同期も可能です。このことはLoop sync“の項目に記載しています。
Map(マッピング)モード - Sliceモードからのみアクセス可能
モードの概要次の通りです:
- SAMPLE(サンプル)モード:一般的なサンプラーマシーンのように音素材を再生します。
- STRETCH(ストレッチ)モード:音程に関わらずサンプルの長さ(テンポ)が均一です。
- SLICE(スライス):ループファイルを使用する時のデフォルトモードです。
【補足】 ループ素材つまりスライス情報を持っているオーディオファイルは、SLICE以外の
SAMPLE、STRETCHモードに切替えて使用できますが、スライス情報を持たないファイル
は、SLICEモードにすることはできません。また、UVI Workstationはスライス情報自体の
編集はできません。
オーディオファイルのスライス編集をおこなう場合、UVI Workstationと同じ操作感覚と
クォリティを持つMOTU MachFive 3のご使用をおすすめいたします。
各モードの詳細は次の通りです:
Sample(サンプル)モード
パートに読込んだループやフレーズをサンプルモードで処理をします。このモードでは、従来のサ
ンプラーマシーンと同じようにMIDIキーボードの音程(ノート)によってサンプル(ループ/フレー
ズ)の音程および音の長さが変化します。つまり、低い鍵盤(ノート情報)ほど、再生されるサウ
ンドは低い音程をゆっくり再生し、高い鍵盤ほど高い音程を早回しの状態で再生をします。また、
このモードに設定した際、UVI Workstationおよびホストアプリケーションのテンポ設定は無効とな
り、テンポシンクは機能しません。
sampleモードはテンポコントロールを必要としない、ボーカルなどの素材やサンプラー効果を演出
する際に有効です。
Stretch(ストレッチ)モード
パートに読込んだループやフレーズをストレッチモードで処理をします。このモードでは、ループ
やフレーズのテンポシンクを保持しながら、MIDI鍵盤(ノート)情報による音程のコントロールが
可能になります。つまり、キーボードのどこを押さえても音程は変化するが、再生スピードは変わ
IMapモードは、SLICEモードのオプション設定です。このボタンは、SLICEモードをオンにした時の
み有効になります。このボタンをクリックすると、マップモードが有効になり、キーボード(ノー
ト)情報で、ループの再生パターンをコントロールできます。
MAPボタンをオンにすると、MIDIキーボードはループの音程ではなく、ループ素材に含まれている
スライス情報に従って分割したループのパーツ(スライス)をそれぞれトリガー再生します。分割
されたスライスは、MIDIノートC3から順番にクロマチック(半音階)でトリガーできるように自動
で設定されます。つまり、C3の鍵盤を弾くとループの一番最初の部分が発音され、C#3の鍵盤を弾
くと次の部分が発音されます。(分割されたスライス数や、それぞれのスライスの音の長さはルー
プによって異なります。)
この機能によって、ループの再構築やタイミングのクォンタイズなど、様々なループ操作をMIDIで
コントロールすることができます。この際、マップモードを設定しているパートがMIDIキーボード
の情報を受けられるかどうか確認をします。
MAPモードはまた、MIDIでのドラッグ&ドロップ機能を可能にします。これにより、ループスライ
スのトリガー情報を含んだMIDIデータをホストアプリケーションのMIDI(もしくは他のインストゥ
ルメントなど)トラックにドラッグ&ドロップできます。この詳細は“ドラッグ&ドロップ”の項目
に記載しています。
> ループモードのまとめ
ループモード機能の概要をここにまとめて記述します:
ループモード
使用可能な素材
MIDI ノート情報による操作
テンポの変化
SAMPLE
ループ / フレーズ
音程と音の長さ
MIDI ノートによる変化
STRETCH
ループ / フレーズ
音程の変化
マスターテンポに同期可能
SLICE
ループのみ
音程の変化
マスターテンポに同期可能
再生ポジションも同期可能
MAP(+SLICE)
ループのみ
スライストリガーの MIDI
ノート情報でコントロール
機能なし
(MIDI シーケンスに依存)
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ループとフレーズ操作
2. ループ操作
トリガーモードメニューは、ラッチ機能が有効になっている場合のループ再生を開始(トリガー)
する際のモードを設定します。
Stretchモードでは、ループやフレーズの再生は、Sample Startで定められたポジションに従って、
再生を開始します。トリガーモードを“Next Bar(ネクストバー)”に設定した場合、ループやフレー
ズは(同期されたシーケンスプロジェクトの)次の小節頭から再生を開始します。
次表は、ラッチモードとループモードの設定による動作をまとめたものです:
Speed(スピード)コントロール
ループモード
LATCH オフ
LATCH オン
Speedスライダーは、パートに読込んだループまたはフレーズの再生スピードをコントロールしま
す。この機能は、STRETCHまたはSLICEモード時のみに有効で、UVI Workstationまたはホストアプリ
ケーションのマスターテンポに対して、最大で±50%の調節が可能です。
SMAPLE
ノート入力の間再生
一回のみ再生、再生中のノート入力で停止
STRETCH
ノート入力の間再生
一回のみ再生、再生中のノート入力で停止
【補足】 SAMPLEモードでは、キーボードのノート情報によって、テンポコントロールしますの
で、このパラメーターは機能しません。
SLICE(MAP オフ)
ノート入力の間再生
ループ再生、再生中のノート入力で停止
Half/Double(ハーフ/ダブル)ボタン
これらのスイッチは、ループまたはフレーズのスピード(テンポ)を倍または半分に設定するため
のスイッチです。HALFスイッチを一度押すと、再生スピードは半分(50%)になり、二度押すと
四分の一(25%)になります。DOUBスイッチを一度押すと、再生スピードは倍(200%)になりま
す。4回押すと4倍(400%)になります。
この2つのスイッチとSpeed controlスライダーを併用することで、非常に幅広いテンポコントロー
ルが可能になります。
ここでの設定範囲は、最小25%から最大400%までコントロール可能ですが、UVI
は、BPMに換算して1〜300BPMまで範囲のテンポコントロールが可能です。
Workstation
【補足】 SAMPLEモードでは、キーボードのノート情報によって、テンポコントロールしますの
で、このパラメーターは機能しません。
3. ループシンク
このメニューでは、ループやフレーズ再生時のUVI Workstationもしくはホストアプリケーションで
設定したテンポとの同期を設定します。
【補足】 Syncメニュー上の“Key”(キー)と“Tempo”(テンポ)ディスプレイは、ファイルに含ま
れているキーとテンポ情報に反映したファイルのルートキーとオリジナルテンポを表示
します。ここでは表示のみで、設定はできません。
Sample Start / Slice Start(サンプル / スライス スタート)コントロール
ホストアプリケーションのテンポに同期するには、UVI Workstationのトランスポートの“Sync”
(SyncToHost)ボタンをオンにします。このメニューでは、マウスクリックで次の設定(シンクモ
ード)が設定できます。
Sample startスライダーは、基本的にループやフレーズの再生スタートポイントを設定します。ただ
し、SAMPLEおよびSTRETCHモード時とSLICEモード時では機能が若干異なります。
Sync(シンク)モード
SAMPLEまたはSTRETCHモード時は、パートに読込んだループまたはフレーズの再生スタートポイ
ントを設定(0〜100%)します。スライダーを右いっぱいに設定した場合、スタートポイントとエ
ンドポイントが重なり、音はほとんど鳴りません。
SLICEモード(MAPスイッチオフ)では、ループの再生開始のスライス(最初のスライスのオフセッ
ト)を設定します。ここでの設定範囲は読込んだループに依存します。
【例】
二小節で16分割された(=16個のスライスの)ループの場合、Sample startを“2”に設定
すると、このループのスタートポイントは“2スライス”分オフセットされ、3スライス目
から再生を開始し、オリジナルの2番目のスライスは、最後のスライスになります。
【補足】 SAMPLEモードでは、キーボードのノート情報によって、テンポコントロールしますの
で、このパラメーターは機能しません。
Latch(ラッチ)ボタン
LATCHモードの操作は、機能をオン/オフするスイッチ(LATCHとラベルされているボタン)とその
下のモード選択(トリガー)メニューによって構成されています。
LATCHモードスイッチがオフの場合、MIDIキーボードからのノート信号が入力している間(鍵盤を
押している間)、ループやフレーズは再生し続けます。ノート信号が途絶えるとループやフレーズ
の再生が停止します。
LATCHモードスイッチがオンになっている場合、鍵盤を一度押してしまえば、鍵盤を離しても音は
最後まで鳴り続けます。SLICE(MAPスイッチオフ)モードの場合、鍵盤を離してもループ再生し続
けます。再生中に同じ鍵盤を再び押す(ノート情報を入力する)と、再生は停止します。
また、ループ素材はSyncモードのポジション(Position)シンク設定と複合して、再生トリガーの
タイミングに関わらず、テンポとビートが同期されたタイミングで再生を開始します。
> ポジションシンクはループ素材のみに適用します。フレーズ素材はポジションシンクをすること
はできません。
Sync メニューの設定
Off
動作の概要
ループ / フレーズは、テンポに同期しません。
tempo
ループ / フレーズは、テンポに同期します。この際のスタートポイントは、
実際のシーケンスのポジションとは関係なく、ループ / フレーズは常に
頭からスタートします。
position
ループ / フレーズは、テンポおよびシーケンスのポジション(小節や拍)
に同期してスタートします。
Trigger(トリガー)モード
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UVI Workstation™ 日本語マニュアル
ループとフレーズ操作
Tempo(テンポ)モード
tempoモードでは、パートに読込まれたループまたはフレーズはUVI Workstationで設定されたテン
ポ(BPM)に従ったテンポで再生をします。トランスポートの“Sync”(SyncToHost)ボタンをオン
にした場合、ホストアプリケーションのマスターテンポに同期します。
このモードでは、再生開始のポイントは、シーケンスやテンポのポジションに関わらず、常にサン
プルのスタートポイントから再生を開始をします。
> このモードは、ループやフレーズをトリガーするインスタントプレイに適していますが、複数の
ループを同時再生で重ねる際、各々のループ/フレーズのタイミングがズレる場合があります。
Position(ポジション)モード
positionモードは、パートにループを読込んだ際に有効です。また、このモードを有効にするには、
ストレッチモードを“SLICE”に設定(SLICEボタンをオンに)します。
ホストアプリケーションとのオーディオテンポ同期について
このモードでは、UVI Workstationまたはホストアプリケーションのマスターテンポおよびそのポジ
ション(小節や拍)と同期して再生します。
UVI Workstationのトランスポートの“Sync”(SyncToHost)ボタンがオンになっている場合、ホスト
アプリケーションのマスターテンポに合わせて、ドラッグ&ドロップ操作によって生成されたオーデ
ィオファイルは、タイムストレッチ処理されホストアプリケーションのタイムラインに合致します。
> 例えば、シーケンスやテンポの3拍目タイミングでループをトリガーした際、そのループは頭で
はなく、3拍目から再生を開始します。tempoモードに設定した場合は、3拍目からではなく頭
から再生をします。
> もし、ご使用のホストアプリケーションにグリッド吸着(スナップなど)機能が装備されている
場合、ドラッグ&ドロップ操作も有効でホストアプリケーションのグリッドや小節線などに正確
にドロップできます。
> “Sync”(SyncToHost)ボタンがオフの場合は、ループやフレーズはオリジナルテンポのまま、ホ
ストアプリケーションに読込まれます。
ループシンクのまとめ
ループをSLICE + positionモードに設定した場合、単なるテンポとの同期ではなく、より高い次元で
の同期再生を実現します。これらの設定によって、ループはトリガータイミングに関わらず、常に
小節や拍から外れることなく同期再生をします。
MIDIデーターのドラッグ&ドロップ
ループモードとシンクモードの設定の組み合わせによる効果を次の表にまとめています:
Sync = off
Sync = tempo
Sync = position
SAMPLE
機能しません
機能しません
機能しません
STRETCH
オリジナルの
テンポで再生
テンポ同期し、
再生ポジションは
ビートシンクしません
機能しません
SlLICE
オリジナルの
テンポで再生
テンポ同期し、
再生ポジションは
ビートシンクしません
テンポ同期し、
再生ポジションも
ピートシンクします
SLICE+MAP
機能しません
機能しません
機能しません
4. Drag & Drop(ドラッグ&ドロップ)操作
DRAG & DROPは、ループやフレーズをドラッグ&ドロップ操作で生成(ホストアプリケーションへ
書き出す = エクスポート)する際に使用します。このボタンの表示は、書き出されるデータの形式
は設定よって変化します。
オーディオデーターのドラッグ&ドロップ
DRAG & DROPのアイコン表示が“波形表示”になっている場合(オーディオモード)、この箇所をマ
ウスドラッグして、ホストアプリケーションのオーディオトラックなど任意の箇所にドロップする
ことで、現在パートに読込まれているループまたはフレーズを、オーディオデータとして書き出す
ことができます。
【補足】 ドラッグ&ドロップはコンピューターの基礎的なマウス操作の1つで、主にアイテムの
移動に使用します。マウスボタンを押して選択し、マウスボタンを押したままアイテム
を別の場所に移動してマウスボタンを離す操作です。このことをこのUVI Workstationの
DRAG & DROP機能に置換えて説明しますと、“DRAG & DROP”アイコンをマウスボタンを
押したまま、マウスカーソルをホストアプリケーションのオーディオトラックの挿入箇
所に移動してマウスボタンを離すと、その箇所にオーディオファイルが生成されます。
> DRAG & DROP機能は、ご使用のホストアプリケーションによっては正常に機能しない場合があ
ります。これはUVI Workstationの問題ではなく、ホストアプリケーション側の仕様による問題で
す。ホストアプリケーションのファイル読込みがコンピューターのデスクトップからのドラッグ
& ドロップに対応しているのであれば、UVI Workstationからでもこの機能はご利用できます。
【ご注意】オーディオモードのドラッグ&ドロップはオーディオファイルを認識しない場所、例えば
ホストアプリケーションのMIDIトラックなどにはドラッグ&ドロップできません。
画面例のようにDRAG & DROPアイコンが“音符表示”になっている場合(MIDIモード)、このボタン
をドラッグ&ドロップ操作することで、現在パートに読込まれたループと関連づけられた(スライ
スぼトリガーノートを含んだ)MIDIファイルが生成されます。
> ループモードの“MAP”モードをオンにするとDRAG & DROP機能はMIDIモードになります。すでに
ループモードの項目で解説している通り、MAPモードは“ループ”素材のみに対して機能しますの
で、MIDIモードでのドラッグ&ドロップもこれに従いループに対してのみ機能します。
このドラッグ&ドロップ操作は、ホストアプリケーションのMIDIトラックまたはコンピューターの
デスクトップに対しておこなうことができます。ホストアプリケーションによっては、インストゥ
ルメントトラックなど、MIDIファイルを読込むことができるトラックに対しても機能します。
また、MIDIファイルはサイズ容量が小さいので、クリップウィンドウなどの画面にドラッグ&ドロ
ップすることもできます。
【注意】 MIDIモードのドラッグ&ドロップはMIDIファイルを認識しない場所、例えばホストアプリ
ケーションのオーディオトラックなどにはドラッグ&ドロップできません。
【補足】 この操作によって生成されるMIDIデータはUVI Workstationのパートに読込まれたループ
素材に含まれているスライス情報に従って生成した特別なMIDI情報を含んでいます。つ
まり、このMIDIデータはオリジナルループ素材をホストアプリケーション上でコントロ
ールするためだけのMIDIデータになりますので、他のインストゥルメントや音源はもち
ろんのこと、UVI Workstation上の他のループにも使用できません。
ホストアプリケーションからUVI Workstationのスライストリガー操作
MIDIデータのドラッグ&ドロップ機能を使用した場合、UVI Workstationから書き出されたMIDI
データをホストアプリケーションのトラックで確認するとすべてC3のノートから順番に半音ずつ上
の方向にノート情報が入力されているものになります。この際の各ノートのタイミングはオリジナ
ルのループのスライス情報に従って生成されています。これらノート情報は、スライスごとのトリ
ガー(再生)情報になります。これらのMIDIノート情報のポジションを組み替えたり、編集するこ
とで新しいバリエーションのループを作成できます。
【ご注意】 MIDIデータをドラッグ&ドロップしたトラック(のMIDIチャンネル)は、UVI
Workstationのパート(のMIDIチャンネル設定)と合致していなくてはなりません。ドラッグ&
ドロップ操作で生成したMIDIデータは、その元となるパート(サンプルループ)専用の特別なMIDI
データになります。
19
エキスパートモード
ヴェロシティレンジ
“LOVEL”(ローヴェロシティ)でパート音色に対してのヴェロシティ範囲の下限、“HIVEL”(ハイヴ
ェロシティ)でヴェロシティ範囲の上限を設定します。これで定められた強さで弾いた時のみ発音
します。この機能は、例えば強く弾いた際にだけアタックの強いサウンドを含んだパートが発音す
るなど、キーボードのタッチ(弾く際の強さ)で音色変化を表現するスタックレイヤーを構築する
際に便利です。
UVI Workstationには、より上級者向けの細かな設定;Expertモードが装備されています。この画面
での設定は、制作から演奏までUVI Workstationの音色やパートに対しての設定などを、より高度か
つ強力に扱います。
“Expert”ボタンをクリックすることで、Expertモードの設定画面が表示されます。ここでは、演奏上
の設定;キーボードレンジ、ヴェロシティレンジやキースイッチ、最適化設定;ストリーミング、
出力設定をパートごと設定できます。
【ご注意】エクスパートモードはマルチビューからのみアクセスできます。
3
1
“KEYSWITCH”は特定の鍵盤(ノート情報)で、パートミュートを操作できるようにします。これに
よって、特定のパート(音色)に対してのキーボード演奏を有効または無効にします。パートごと
に個別にスイッチとなるノート情報を設定します。複数のパートに同じMIDIノートを設定すること
も可能です。この場合、1つの鍵盤操作で複数のパートを同時にオン/オフできます。この機能によ
って、複数の音源(パート)で構成された音色の個々のパート、もしくはグループを簡単に操作し
て、サウンドを重ねることができます。
> UVI Workstationに供給されるMULTIファイルの多くは、KEYSWITCH設定がなされています。こ
れらのファイルのEXPERT MODE設定を確認して、実際にその動作を確認することは、最適なKEY
SWITCH設定を習得する良いヒントとなります。
2. Streaming(ストリーミング)設定
2
1. パフォーマンス設定
UVI Warkstationには、重厚で複雑なサウンドをよりダイナミックに演奏するための設定が設けられ
ています。Expert画面の“LOKEY”、“HIKEY”、“LOVEL”、“HIVEL”、“KEYSWITCH”がこのための設定で
す。これらの設定は、現在UVI Workstationのパート(音色)に対しての鍵盤操作を設定します。こ
こでの設定は、2つ以上のパートを組み合わせて演奏するのに大変有効です。これらの項目では、
キーボードやヴェロシティの範囲やキーボードを使用した音色の切替やミュートをパートごとに設
定します。これらの設定は、マウスでももちろんのことMIDIキーボードを使用して設定できます。
レイヤーサウンドやサウンド切替のためのパート設定
まず、音色プリセットを複数パートに読込みます。次に読込んだパートのMIDIチャンネルをすべて
同じに設定します。これで、MIDIキーボードの鍵盤を押すとこれらのパートの音がすべて同時に発
音します。
レンジや音色切替の設定
ここでは、3種類の設定があります。キーボードの範囲(キーレンジ = “LOKEY”と“HIKEY”)、
ヴェロシティの範囲(ヴェロシティレンジ = “LOVEL”、“HIVEL”)、音色切替(キースイッチ =
“KEYSWITCH”)でそれぞれの設定がおこなえます。
キーボードの範囲設定は、複数の音色をキーボードの範囲で分割するスプリットレイヤーの組み立
てに使用します。
ヴェロシティの範囲設定は、複数の音色をキーボードを弾く強さで切替えたり重ねたりするヴェロ
シティレイヤーの組み立てに使用します。
キースイッチは、パートの個別のミュートや音色の切替に使用します。
もちろんこれらの設定組み合わせて使用することで、より重厚かつダイナミックな演奏が可能にな
ります。
- 設定の有効:それぞれの設定の左横にはチェックボックスがあり、クリックすることで有効また
は無効にできます。画面左側には、現在パートに読込まれているプリセット(音色)名が表示さ
れます。プリセットが読込まれていないパートは“empty”(エンプティ)と表示されます。チェ
ックボックスがオン(■)になっている場合、そのパートの設定項目の設定が有効であることを
あらわします。オフ(□)の場合は、設定値はパートに反映されません。
- これらの設定範囲は、それぞれの項目をマウスドラッグして設定をします。また、MIDIコントロ
ーラで直接ノートやヴェロシティ情報を設定することも可能です。その際、設定する項目をダブ
ルクリックして、赤字表示にし、MIDIキーボードの鍵盤を押します。ノート情報を設定する項目
では押さえた鍵盤のノート番号が、ヴェロシティ値を設定する項目では鍵盤を押さえた際の強さ
(ヴェロシティ)が認識され、設定されます。
キーレンジ
“LOKEY”(ローキー)で音色が有効なノート範囲の下限、“HIKEY”(ハイキー)でノート範囲の上限
を設定します。定められた範囲内の鍵盤を弾くとそのパートの音色が発音されます。同じMIDIチャ
ンネルのパートで異なるキーボードの範囲を設定すれば、例えば左手はベースサウンドで、右手は
シンセリードなどのスプリットレイヤーを構築できます。
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キースイッチ
STREAMINGは、パートの音源を再生する際、実際の音源のデータ(サンプル)をハードディスクから
アクセスする(ディスクストリーミングと呼びます)のか、事前にデータをRAMメモリに取込んで再
生するのかをパートごとに設定します。UVI Workstationは、ディスクストリーミング機能を搭載す
ることで、RAMメモリでは処理しきれない数ギガバイト(GB)に及ぶ複数のパートを同時に使用する
際に有効です。この機能によって、実装RAMメモリ以上の大容量データを使用することも可能です。
デフォルトでは、全てのパートのストリーミングモード(STREAMING ON)に設定されています。
STEAMINGの設定
STREAMINGの設定は、左側に現在パートに読込まれているプリセット(音色)名が表示されます。
プリセットが読込まれていないパートは“Empty”と表示されます。各パートの右横には、ストリー
ミング機能のチェックボックスがあり、パート別にSTREAMING機能を有効または無効に設定できま
す。初期設定では全てのパートのストリーミングが有効(■)に設定されています。オフにする場
合はこのチェックボックスをクリックします。
ストリーミングの設定は、16パートごとにおこないます。現在パートリストで表示されているパー
トグループの設定ができます。
3. Output(出力)設定
UVI Workstationは、メイン出力を含めて全部で17のステレオ出力(Main Out + AUX 2 から17)を装
備します。この項目では、各パートの出力先を設定(マルチ出力設定)します。これらの出力は、
実際にご使用のオーディオハードウェア(インターフェース、サウンドカードなど)の出力やホス
トアプリケーションのトラックに接続します。初期設定では、全てのパートはMain(メイン出力)
に設定されています。この機能によって、Plugsound Proの各パートを個別に出力し、外部やホスト
アプリケーションのミキサーでミキシング処理することができます。
> ここでの選択肢は、実際にUVI Workstationの動作モード(スタンドアローンまたはプラグイン)
によって異なる表示をします。例えば、MASプラグインモードの場合、DigitalPerformerのバス
と直接連動します。
【ご注意 日本語環境でのバス表示は文字化けする可能性がありますが、これはMASプラグイン形
式の仕様であり、バグではございません。)
スタンドアローンモードでのマルチ出力
UVI Workstationを単体のアプリケーション(スタンドアローンモード)として起動した場合、出力
設定メニューは、Mainと2から17のサブ出力として出力します。
プラグインモードでのマルチ出力
UVI Workstationをプラグインモードで起動した場合、OUTPUT(出力設定)のメニュー表示はホス
トアプリケーションによって異なります。
例えば、ableton Liveの場合、スタンドアローンモードの時と同様にメニューに“Main Out”(メイ
ン出力)と“UVIWorkstation 2 ... 17”(サブ出力)が表示されます。Digital Performerの場合、サブ
出力はDigital PerformerのSetupメニューの設定によって作成されたバスにあわせて、Bus 1- Bus 2...
Bus 15 - Bus 16と表示されます。これらの設定はご使用のホストアプリケーションのミキサールー
ティング機能やハードウェア設定とも深く関連しますので、そちらのマニュアルも参照しならが設
定をします。
【ご注意】UVI Workstationの出力が17ステレオであっても、ご使用のホストアプリケーションの仕
様によっては、ホストアプリケーションのミキサーやバス設定でこれらの出力を全て表
示できない(もしくはマルチ出力に対応していない)場合があります。
UVI Workstation™ 日本語マニュアル
アルペジエーター
UVI Workstationには、高性能のアルペジエーターが装備されて
います。アルペジエーターの操作画面にアクセスするには、シン
グルビューにアクセスし、画面右端の音符アイコンをクリックし
ます。
マルチビュー表示の場合、まずシングルビューに切換えます。
アルペジエーター
UVI Workstationのアルペジエーターにはパターンゲートとダイナミックなリズムプロセッサーが装
備されています。これらの機能によって、より高度なMIDI演奏やトラック再生を実現します。
アルペジエーターはどのパートにも追加することが可能で、その数に制限はありません。
Steps(ステップ)
NumStepsパラメーターはアルペジエーターのステップ数(0〜128)を設定します。Resolution(
レゾリューション)メニューは、ステップの単位(音符)を32小節から64分3連まで設定します。
各ステップの操作は次の通りです:
ステップのミュート:
ステップ下のチェックボックスをクリックします。
ステップのマージ(連結): Shiftボタンを押しながらチェックボックスをクリックします。
ヴェロシティの変更:
ステップスライダーを上下のマウスドラッグ操作で設定します。
長さの変更:
Shiftボタンを押しながらステップスライダーを左右にドラッグします。
Step Lengthパラメーターですべてのステップの長さを相対的に変更することができます。例えば、
1つのステップの長さを50%に設定し、Step Lengthの設定を50%にした場合、50%に設定したステ
ップは25%の長さで動作します。
【ご注意】Step Lengthの設定とステップスライダーの表示は連動しません。
ストライクとリピート設定
次の設定パラメーターは、アルペジオパターンの再生ノートの動作を決定づけます:
NumStrike(ナンバーストライク)
次に移る際のノートトリガー回数を設定します。
RepeatBottom(リピートボトム)
パターン内の一番低いノートのリピートを設定します。
RepeatTop(リピートトップ)
パターン内の一番高いノートのリピートを設定します。
Groove Amnt(グルーブアマウント)
アルペジオパターンのスウィング設定をおこないます。
アルペジエータープリセット
Arp Vel. Blendコントロールは、ステップのヴェロシティ感度を調節します。このパラメーター
を“0%”に設定した場合、ヴェロシティ値はフルレンジ使用することになります。100%に設定した場
合ヴェロシティ値は常に固定となります。
Trigger Mode(トリガーモード)
トリガーモードは、ステップパターンの開始動作を決定づけます。
【メモ】演奏した(おさえた)ノートは最初のステップから開始します。
Legato(レガート)モード
最初におさえたノートが最初のステップとして演奏されます。その後のステップはおさえたノート
の順番に従って演奏をします。一度おさえたノートを離して、再度おさえた場合、アルペジオパタ
ーンは、また最初のステップから演奏をします。
Song Position(ソングポジション)モード
プリセットの読込み
UVI Workstationには、様々なアルペジオパターンがプリセットとして用意されています。これらの
プリセットは、音色プリセットを選択するのと同じように、メニューから選択します。
ソングポジションは、パターンの再生ポジション(ステップ)が常にシーケンスと連動します。
Arp、Chord、Monoの3つのカテゴリーに分割して、豊富なパターンが用意されていますので、こ
れらのプリセットを実際に使用して、アルペジエーターの動作の理解に役立つことができます。
Hold(ホールド)スイッチ
アルペジオパターンのプリセット保存
オンにした場合、おさえたノート情報を保持します。
Saveボタンを押すことで、現在のアルペジエーター設定をユーザープリセットとして保存できま
す。保存されたプリセットは、メニューからいつでも呼び出すことができます。
Mode(モード)
おさえたノートに対してのアルペジエーターの動作モード決定します。
Octave(オクターブ)レンジ
アルペジオパターンのオクターブ範囲を設定します。
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サウンドライブラリーや音色の追加
UVI Workstationは、UVIワールドへのほんの入り口にす
ぎません...
このマニュアルをここまで読み進んで頂いたのであれば、UVI Workstationの機能や操作をご理解頂
いていると想像します。これで、UVIのサウンドライブラリーを追加する準備が整いました。
UVIに関する最新情報
ご使用のコンピューターがインターネット接続可能な状況にある場合、UVI Workstationは、uvi.net
から配信されるRSSニュースを受信し、新しい音源のリリースやアップデート情報などを表示しま
す。
我々のウェブサイトには、デモ用のサウンドパックを用意していますので、ぜひこのサウンドをご
体験ください。
> www.uvi.net/UVIWorkstation
UVI demo sound packのインストール
UVIのサウンドライブラリーのインストールはとても簡単です::
UVISoundBanksフォルダーにサウンドライブラリーの"ufs”ファイル(またはそのエイリアス/ショー
トカット)をコピーするだけです。
Mac OS X環境:
画面の上のテキストエリアでは、最新のニュースを表示します。ここをクリックすることで、最新
ニュースの一覧を見ることができます。 さらにリストから情報を選択すると、ウェブブラウザーが
開き、ニュースのソースとなるページが開きます。
UVI Workstation対応のサウンドライブラリー
[起動ディスク]/ライブラリ/Application Support/UVISoundBanks
このフォルダーあるいはUVI Workstationのサウンドバンクの項目で設定したフォルダーに“ufs”フ
ァイルをコピーします。サウンドバンクフォルダーにエイリアスを使用する場合、エイリアスの
ファイル名を必ずオリジナルと完全一致にする必要があります。例えば、サウンドライブラリー
が“MySoundbank.ufs”である場合、そのエイリアスは、“MySoundbank.ufs のエイリアス”ではな
く、“MySoundbank.ufs”に名称変更する必要があります。特に“.ufs”と“のエイリアス”の間の空白も
削除しなければなりません。
Windows環境:
C:\Program Files\UVISoundBanks.
このフォルダーあるいはUVI Workstationのサウンドバンクの項目で設定したフォルダーに“ufs”ファ
イルをコピーします。Windows環境では、ショートカットの使用はおすすめしていませんので、シ
ョートカットのご使用はお控えください。
PLUGSOUND PRO - 楽器音源からループ素材まですべてを網羅したマッシブライブラリー
RETRO ORGANS - マイクやスピーカー設定を含むトータルリコール可能なオルガンコレクション
SYNTHS ANTHOLOGY - 30年わたる膨大なシンセサイザーコレクション、2000音色以上を収録
XTREME FX - 5000以上の効果音を収録したサウンドデザインツール
その他のUVIライブラリーのインストール
MAYHEM OF LOOPS - 様々なジャンルに対応したループ・フレーズコレクション
もう既にUVI Workstationに対応したサウンドライブラリーが数多くのリリースされています。
www.uvi.netをはじめ、MOTUやUltimateSoundBankから目的に合ったUVIライブラリー(音源)
を見つけることができるでしょう。これらのサウンドライブラリーはデモサウンドパックと同様
に“ufs”ファイルを所定の場所にコピーするだけです。
ELECTRIC TOY MUSEUM - 97のビンテージ音楽/知育玩具コレクション
RETRO KEYBOARDS - 7種類のエレクトリックキーボード音源
ACOUSTIC TOY MUSEUM - アコースティック音楽玩具の宝箱
ただし、これらの市販のライブラリーは、iLokによるオーソライズが必要です。
BEAT BOX ANTHOLOGY- クラシックドラムマシーン音源とループ素材コレクション
iLokは、ウェブサイトiLok.comでユーザーIDを作成し、製品とiLokキーを登録することで、ライセン
スのオーソライゼーションをおこなうことができます。登録やオーソライズ操作は簡単で、すぐに
完了してご使用できるシステムになっています。
JAZZISTIC - クラシックジャズサウンド、音源、ループ素材、MOTU BPMキットを収録
ご不明の場合はカスタマーサポート(support@uvi.net)までお気軽にお尋ねください。
日本国内のUVIライブラリーの販売元は株式会社ハイ・リゾリューションとなっています。製品情報
はこちらぼウェブサイト(www.h-resolution.com)まで、国内正規流通のUVIライブラリーやMOTU
製品に関するご購入後のお問合せは(support4@h-resolution.com)までお気軽にお尋ねください。
PERCUSSION STORE - 究極のパーカッションツールボックス
WORLD TRADITIONS - 世界中のサウンドを一堂に集めた民族楽器集
IRCAM SOLOS INSTRUMENTS - 現代音楽の特殊奏法にも対応したクラシックソロ楽器集
GRAND PIANO COLLECTION - 非常に珍しい機種までを網羅した美しいピアノコレクション
最新情報は、www.uvi.net まで
国内のUVIサウンドライブラリーの取扱は
iLok Smart keyが必要です
UVI SoundcardやUVI Soundsourceでご購入したサウンドパックをご使用いただくには
iLok Smart Key(アイロックスマートキー)とiLok.comへの登録が必要です。
日本国内でのiLok Smart Keyの取扱は
AVID(アビッド)様になります。
ハイ・リゾリューションまで
www.h-resolution.com
UVI サウンドライブラリー http://www.h-resolution.com/USB/index.html
MOTUのUVI対応製品 http://www.h-resolution.com/MOTU/index.html#01
iLok Smart Keyは全国のAVID製品取扱店で
販売しています。
詳しくはwww.avid.comまでアクセス
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UVI Workstation™ 日本語マニュアル
FAQ - 良くあるご質問とその回答
> UVI Workstationをシーケンサー(ホストアプリケーション)で使うにはど
うしたら良いのでしょうか?
> すべて正常に動作していますが、再現性や理由無くサンプル/音色が正常に
再生しない場合がありますが、どうしてでしょうか?
UVI Workstationは、様々なプラグイン形式で動作可能なソフトウェア音源(バーチャル インスト
ゥルメント)です。ご使用のホストアプリケーション(DAW / シーケンサー)がソフトウェア音
源をプラグインとして扱うことが可能であれば、ソフトウェア上のインストゥルメントトラッ
クもしくはAUXトラックなどに立ち上げて、使用することができます。この際のプラグイン形式
は、AU(Ableton Live、Logicなど)、VST(ableton Live、Cubase、Sonarなど)、MAS(Digital
Performer)、RTAS(ProTools)に対応している必要があります。
まず、各パートの同時発音数の設定が、演奏やMIDIシーケンスに対して十分な値が割当てられてい
るかどうかを確認します。もし、この設定に問題が無ければ、次にご使用のコンピューターに実装
されているRAMメモリー容量とUVI WorkstationのRAM使用量(どの程度音色を使用しているのか)
を確認します。UVI Workstationのトータルメモリー使用量は、MULTI画面の左下にあります。
UVI WorkstationをMIDI制御するには、MIDIもしくはインストゥルメントトラックが必要です。
> 音色をパートに読込んだのに音が聴こえないのはなぜでしょうか?
もし、MIDIキーボードに接続して演奏をしても音が出ない場合は、まずご使用のホストアプリケー
ションのMIDIまたはインストゥルメント トラックの設定が録音待機またはモニターが有効になって
いるかどうか確認します。これらの設定が有効であれば、パートのMIDIインジケータがMIDI信号の
入力に応じて点灯します。その他の設定に関しましては、“トラブルシューティングとサポート”の
項目に記載しています。
> UVI WorkstationのMIDIインジケータは点灯していて、MIDI信号を正常に
受信しているようですが、それでも音が聴こえないのはなぜでしょうか?
オーディオ出力の確認をします。またご使用のホストアプリケーションのUVI Workstationが挿入さ
れているAUXやインストゥルメントトラックのモニター設定がオンになっているかどうか確認をし
ます。詳細につきましては“トラブルシューティングとサポート”の項目に記載しています。
> キーボードで演奏した際、音が遅れて聞こえるのはなぜでしょうか?
反応が悪いと感じた場合、オーディオバッファサイズ(レーテンシー)の設定を調節します。プラ
グインとしてご使用の場合は、ホストアプリケーションでこの設定をします。ただし、この設定に
よって反応が良くなるのと引き換えにコンピューターの処理能力をその分消費しますので、実際の
演奏感とのバランスをみながら設定することをおすすめいたします。
> UVI Workstation上のパートを個別にオーディオ出力するにはどうしたら良
いのでしょうか?
UVI Workstationの“Expert”画面の“OUTPUT”で、17(ステレオ)系統まで個別に出力を設定でき
ます。しかしながら、この機能はご使用のホストアプリケーション側でも対応する必要がありま
す。UVI Workstation上の設定以外は、ご使用のホストアプリケーションのマニュアル(マルチ出力
プラグインを使用する際の項目など)を参照しながら設定します。
> FILTERの Cut Off パラメーターを操作しても音色が変化しないのはなぜでし
ょうか?
まず、フィルター エンベロープの深さ(= FXタブ > FILTERセクションの“Env.”)の設定が、実際
にエンベロープによる変化が確認できる値になっているかどうかを確認します。例えば、深さ
(FILTERの“Env.”)の設定が“1.00”で、アタック(FILTER ENV.の“A”)の設定が“0.00”になっている場
合、フィルター効果による変化は有効ではありません。
> ドラム音色を読込んだ際、音色のピッチが非常に高く不自然に感じるので
すが、どうしたら良いのでしょうか?
EDITタブ > TRANSPOSEセクションの“CONST”ボタンをオンにします。これでどの鍵盤を押しても音
色オリジナルの音程で発音します。この機能(コンスタントピッチ)がオフの場合、鍵盤の位置(
ノート)に従って音程が変化します。(高い鍵盤ほど、高い音程)
> UVI Workstationの出力音が(意図せず)歪んでいるのですが、どうしたら
良いのでしょうか?
音色(パート)を重ねたり、フィルター レゾナンス(Reso)の設定次第で、ゲインが増加する場合
があります。この場合、UVI Workstationのパートや全体の音量を調節します。
> UVI Workstationの出力を録音するにはどうしたら良いのでしょうか?
UVI Workstationにはこの機能は搭載していません。従いまして、スタンドアローンで使用した場
合、この機能はありません。プラグインとしてご使用の場合は、ホストアプリケーション側で録音
操作(オーディオファイル化)をします。詳細につきましてはご使用のホストアプリケーションの
マニュアルを参照します。
通常、実装メモリの70%以上の容量を消費しないようにすることをおすすめします。つまり、実装
メモリが1GBの場合、UVI Workstationでの使用量を700MB以上のならないようにします。通常シス
テム(OS)自体で実装メモリの10%前後消費します。しかしながら、システムのバージョンによっ
てはこの消費量は最低でも数百MBに達する時もあります。また、UVI Workstationをプラグインとし
て使用した場合は、ホストアプリケーションや他のプラグインの影響もありますので、ホストアプ
リケーション全体でメモリー消費量の上限が実装メモリーの70%程度とご理解ください。
また、32bit仕様のシステム環境、あるいは64bit環境でホストアプリケーションが32bitモードであ
った場合、実装メモリが4GB以上あっても、ご利用できるメモリーの上限が4GBとなっています。つ
まりこれは実装メモリーが8GBあっても、4GBまでしかメモリーを使用できないことを意味します。
実装メモリー容量を超えたメモリーを消費した場合でも、Mac OS XやWindowsシステムには“仮想メ
モリ”と呼ばれる機能が装備され、実装メモリを超えた容量の処理が可能です。しかしながら、この
機能は、メモリー不足分をハードディスクドライブを一時的にRAMメモリーとして使用するため、
実装メモリーに比べて転送速度が遥かに遅いハードディスクによって、システムパフォーマンスが
劇的に低下する場合があります。オーディオを扱うソフトウェアでは、このシステム低下は致命的
でほとんどのケースにおいて正常動作しなくなりますので、実装メモリの容量範囲内でのご使用を
強くおすすめいたします。
> UVI WorkstationやUVI Tutorial Setの音色をフィルムやマルチメディアタイ
トルもしくはゲーム制作に使用できますか?
はい、これらの音色はライセンスフリーですので、もちろん可能です。
> UVI Workstationを使用するのにiLokキーは必要でしょうか?
いいえ、必要はありません。しかし、UVI Soundcardシリーズなどコピープロテクションされている
サウンドライブラリーを使用する際にはオーソライズされたiLokキーが必要です。
> UVI Workstationは無償の音源プレイヤーとしてすばらしいのですが、読込
んだサウンドもっと編集するにはどうしたら良いのでしょうか?
その答えはとても簡単です。MOTUからリリースされている MachFive 3 をお求め頂ければ、UVI
Workstationのすべての機能に加え多彩な編集機能と音源ライブラリーが付属します。ブランドは異
なりますが、MachFive 3 は UVI Workstationの上位バージョンです。MachFive 3では次の機能を利
用できます:
• 45GB容量のマッシブサウンドライブラリー
• 特別な洗練された設計により、インストゥルメントの音色、ループやフレーズ素材、豊富な
シンセエンジン、エフェクトなどを簡単に扱うことができます。
• スクリプトエンジンと制限の無いレイヤーによってリアルでダイナミックな演奏を実現した
マルチサンプル音源や無限のサウンドデザインを可能にします。
• IRCAMによる最先端のタイムストレッチ、ピッチシフトやグラニューラシンセシスを装備
• ユニバーサルサポート:ハード、ソフトを問わず、すべてのメジャーサンプルフォーマット
に対応し、変換無しに直接扱うことができます。
• エフェクトインサートやレベルメーター、フェーダーを装備した一般的なDAWと同等のミキ
サー
• コンボルーションリバーブを含む、47種類のエフェクトアルゴリズムと、サンプル単位から
制限無く追加できる柔軟なエフェクト構造
• 自由なモジュレーションマトリックスを実現するモジュラー構造と11種類のシンセエンジン
を複合して使用できる先進的なサウンドデザイン機能
• 波形は勿論のこと、オートメーションやモジュレーションをフルスクリーンで編集できる豪
華なサウンドデザイン環境
• シンセエンジンとサンプルエンジンをレイヤーできるユニバーサルサウンドデザイン
• さらにここでは紹介しきれないほど豊富で魅力的な機能を装備します!
MachFive 3の詳細については、
http://www.h-resolution.com/MOTU/MachFive3.html
まで今すぐアクセス
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トラブルシューティングとサポートについて
まずはじめに(問題および操作手順の特定)
トラブルシューティングは、ご使用する上で遭遇すると想像できるいくつかの問題に対して、原因
の特定や解決に有効な方法をご紹介します。もし、エラーメッセージや問題に遭遇した場合、まず
ここに記載している事例や手順に従って、問題の特定や解決を試みてください。また、その際に表
示されたエラーメッセージ(ID番号も含めて)や状況を可能な限り詳細かつ正確(問題が生じる直
前に、画面上でどんなファイルに対してどんな操作をおこなったのか、またどのように復帰できた
のか、もしくはそれまでの状況に対してなにを適用したのかなど)に書き留めることを強くおすす
めします。これは、ここで解説する方法が問題解決につながらなくても、問題の特定や複合的な問
題の分離などにつながり、今後の再発の予防となるためです。
もし問題に遭遇した場合、まず操作手順を確認します。どんな手順で問題が発生し、それが必ず発
生するかどうかを特定します。UVI Workstationのようのソフトウェアの場合、バグ(ソフトウェア
上の不具合)であるのならば、問題は必ず再現性があり、例えばファイル操作に関連する問題であ
れば、(ファイル自体の問題以外)同じ類のファイルでも同様の結果になります。また、問題を特
定するには、可能な限りシンプルな環境(使用するファイルをサイズの小さいものに変更したり、
使用するパートを少なくしたり、他のプラグインを使用しないなど)でおこないます。ホストアプ
リケーションを切替えたり、オーディオ出力をコンピューター内蔵の出力に変更するなども有効な
手段です。それでも再現性が無い場合は、コンピューターそのものの問題;ハードディスクドライ
ブのエラーやマザーボード上の問題などの可能性が大きいです。
では、実際に問題に遭遇しましたら、まずはサポートに連絡をせずに次の手順に従って原因究明を
おこなってみましょう。その際はメモも忘れずに!
問題の分離...
これは最も重要かつ有効なトラブルシューティング手法の1つです。UVI Workstationのようなソフ
トウェア音源の場合、コンピューターを中心にMIDIキーボード、オーディオインタフェイス、ホス
トアプリケーション、別のソフトウェア音源やプラグインエフェクトなど、様々なハードウェアや
ソフトウェアと併用する環境にあります。従いまして、問題を特定する場合、これらの要素を可能
な限りシンプルにして様々な組み合わせで実践すること、複合的な要素から脱却できます。また、
体験版でも構いませんのでホストアプリケーションを切替えたり、スタンドアローンで起動したり
することで、UVI Workstation固有の問題なのか、ホストアプリケーションに起因する問題なのか、
それともMIDI機器やオーディオデバイスにまつわる問題なのかなどを特定できます。
設定の簡潔化...
これもまた問題をより特定できる有効手段です。すでに前項目より解説しています通り、UVI
Workstationは他のソフトウェアと併用する機会が多いソフトウェアです。従いまして、単独もしく
はホストアプリケーションとだけの設定で、他のソフトウェア音源やプラグインエフェクトと競合
しているか否かを判別できます。
もし、UVI Workstationが関係していると判明した場合
まず、特定のプロジェクト/ソングファイルのみで発生している問題なのか、それとも他のプロジェ
クトでも発生するのかを判別します。もし、他のプロジェクトでは発生しない場合、これは特定の
ファイルのみで起こる問題となります。この場合は、まずUVI Workstaionのプラグインもしくはオ
ーディオ出力を無効にして動作を確認します。また、ホストアプリケーションとUVI Workstaion間
のオーディオやMIDIの設定による可能性もありますので、確認をします。他のプロジェクトでも同
様に発生する場合は、原因は別にあります。
MIDI設定の確認
UVI Workstationからの音が聴こえない場合、まずUVI Workstationを中心にその原因を辿っていき
ます。その最初がMIDI入力となります。これはソフトウェア音源の音が聴こえない際に必ず確認す
る箇所です。
鍵盤を弾いても音が出ない場合、まず鍵盤を弾いた際にUVI WorkstationのMIDIインジケータが点灯
するか否かを確認します。点灯しない場合は、その先;つまり、ご使用のホストアプリケーション
とMIDIキーボード間の設定などの問題と判別できます。これはホストアプリケーションのMIDIトラ
ックにMIDIシーケンスデータを読込んで、UVI Workstationが発音するかどうかでも判別できます。
どちらとも全く音が出ない場合、ホストアプリケーション側のUVI WorkstationへのMIDI設定が原因
である可能性が大きいです。
MIDIキーボード操作だけが音が出ないのであれば、ホストアプリケーションのトラック設定もしく
は、MIDIキーボードの接続などを確認していきます。接続が正常であれば、UVI Workstaion以外の
ソフトウェア音源(できれば同じプラグイン形式のもの)で音が出るはずです。
もし、MIDIインジケータが点灯しているのであれば、MIDIやインストゥルメントトラックのMIDIチ
ャンネル設定などホストアプリケーションからUVI WorkstationへのMIDI設定を再確認します。特に
目的のパートに送信されているかどうかを確認します。
ここまで問題がなければ、次にUVI Workstation上のオーディオ出力設定を確認します。
もし、UVI WorkstationがすべてのMIDI情報を受け付けない場合
まず、ホストアプリケーションとMIDI機器間の接続を確認します。MIDI機器のドライバが正常にイ
24
ンストールされ、システムで認識されているかどうか、ホストアプリケーションで認識されている
かどうかを順番に確認します。これで問題がなければ、ホストアプリケーションの設定を確認しま
す。問題がなければ、ホストアプリケーションに標準で付属の音源などで試みることで、設定の問
題なのかどうかを確認できます。ここで音が出ない場合は、ホストアプリケーションとMIDI機器間
の問題と断定できます。
付属の音源で音が出る場合は、この付属音源をUVI Workstationに置換えて確認をします。音が出な
い場合は、UVI Workstationと同じプラグイン形式の他のソフトウェア音源に置換えて確認します。
これで、特定のプラグイン形式とホストアプリケーション間の問題か否かを確認できます。
ここまでのテストで、UVI Workstationのみではなく他の音源でも同様の結果になる場合は、ご使用
のホストアプリケーションとMIDI機器の間の問題になりますので、これらの開発元もしくは代理店
にお問い合わせください。UVI Workstationのみで生じる問題の場合は、サポートまでご連絡くださ
い。お問合せ前には、UVI Workstation上のMIDIインジケータが点灯すすかどうか再確認をします。
点灯する場合は、次のオーディオ出力に原因がある可能性があります。
AUDIO設定の確認
UVI Workstationから出力される信号はオーディオ信号です。これはホストアプリケーションの規定
するトラック;AUXトラックやインストゥルメントトラックなどに入力されているかどうか確認をし
ます。次のトラックのモニター設定や、ホストアプリケーションの最終的な出力がオーディオデバ
イスなどを通じて、スピーカーやヘッドフォンなどに接続されているかどうかを再度確認をします。
これを確認するには、まずホストアプリケーションのオーディオトラックにオーディオファイルを
読込んで、再生をします。これで音が出ないのであれば、ホストアプリケーションとオーディオデ
バイス、もしくはその先の接続に原因があると考えられます。この際は、まずこれらの設定や接続
を確認します。
ここで問題無い場合は、UVI Worstationに自動で再生するループ素材(REXファイルなど)をパート
に取り込んで再生するかどうか確認をします。標準でUVI Workstationとともにインストールされる
Tutorial Setの“Loops-Rex”内のファイルで“Auto Play”機能が有効になっていればブラウザーでもプレ
ビュー(試聴)時からオーディオ信号を出力します。
この時点で音が聴こえない場合は、ご使用のホストアプリケーションの設定およびUVI Workstation
のパートの出力設定(Expert > OUTPUT)を確認します。
オーディオ出力に関する確認事項は次の通りです:
• UVI Workstation上の出力設定とそれに対するホストアプリケーションのトラック入
力設定が合致しているかどうか確認をします。
> もし、これで音が聴こえない場合は次の確認をします:
• 各パートおよびUVI Workstation全体の音量設定が上がっているかどうか、出力音量
が十分かどうかを確認します。
• ホストアプリケーションのトラックのボリュームフェーダーなどの音量設定が十分
な出力になっているかどうかを確認します。
これですべてのテストでまだ問題を特定できない場合はサポートに連絡をします。特定の音色の音
のみが聴こえない場合は、その音色に対してのMIDI情報(例えばヴェロシティが小さいなど)によ
って十分な音量が得られなかったり、その音色の立ち上がりの設定(アタック)が長い場合があり
ます。この場合は、MIIDキーボードを強く演奏したり、長めに押さえるなどして確認をします。
稀にUVI Workstationの音色ライブラリのインストールが不完全なために、音色が正常に発音されな
い場合があります。しかしこのようなケースにおいて、ほとんどの事例では音色ライブラリ自体を
ブラウザーで認識できませんので、この場合は非常に稀なケースといえます。この際、念のために
音色ライブラリの再インストールを一度試みるのも有効な手段です。
突発的なトラブルに対する予防措置
常にUVI Workstationの音色ライブラリのバックアップを心がけることをおすすめいたします。これ
は、UVI Workstationだけではなく、どんなソフトウェアにも当てはまることです。コンピュータ
ー、特にハードディスクドライブは、ご使用の頻度によってその寿命がありますので、予期せぬハ
ードウェアのトラブルに対してバックアップをおすすめいたします。また、いつも十分ディスク容
量を確保することもおすすめいたします。
テクニカルサポートについて
ご登録ユーザー様は電子メールにて次のアドレス宛にテクニカルサポートのお問合せを頂くことが
可能です: support@uvi.net または support4@h-resolution.com(国内正規流通品のみの場合)
テクニカルサポートにお問合せ頂く際、次の情報を必ずご明記ください:
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ご使用のUVI Workstationのバージョン
コンピューターシステム環境の詳細
UVI Workstationと併用するホストアプリケーションとそのバージョン
画面上のエラーメッセージや、原因と想像する操作手順など、可能な限りの詳細
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