Oxfam 2005 年度活動ハイライト(1) I. オックスファム・インターナショナル 2005 ● 長期開発支援 基礎保健、教育、食料保障、環境保全など、様々な分野で オックスファム・イン 途上国の現地の NGO や住民組織と連携して活動を行って ターナショナルはイ います。2005 年は世界各地で 4000 あまりのプログラムが実 ギリス、オーストラリ 施されました。 ア、アメリカなど 13 ● 緊急人道支援 カ国に活動拠点があり、独立して活動しており、それらはオ 緊急事態が起きてから 13 時間以内 ックスファム・インターナショナルを成しています。総体で世 に物資と人を送る機動力を生かして、 界 108 ヶ国で活動しています。 紛争や災害時の支援を行いました。 スマトラ島沖地震・津波時には、70 オックスファム・インターナショナル 基本データ 万人に対し、水やシェルターの供給 ◊ 設立年 1942 年、英国・オックスフォードで設立 を行い、NGO として最大級の支援事 ◊ 財政規模 700 億円の収入 業を展開しました。その他、いわゆる 680 億円の支出(2005 年実績) 「忘れられた紛争」も含め、世界各地の紛争、自然災害の地 一般市民からの寄付(毎月定期的に寄 域で支援活動を行いました。 ◊ 資金源 付してくださる方は 100 万人)を中心として、ファンドレイ ● アドボカシー活動(政策提言)、キャンペーン活動 ジングイベント、助成金など 貧困や紛争を引き起こす社会・政治・経済上の要因を取り ◊ ボランティア数 7 万人 除くために、各国政府、国際機関などへ働きかけを行ってい ◊ ノーベル平和賞に過去 2 回ノミネート(1999、2005 年)。 ます。オックスファム独自のキャンペーンとしての Make Trade Fair(公正な貿易を訴えるキャンペーン)のほか、共同 オックスファム・インターナショナルが目指すのは、貧困の無 い公正世界。複雑な貧困問題に対して様々な角度から取り 組んでいます。途上国の現場で行う活動と並行して貧困や 紛争を引き起こす社会・政治・経済上の要因を取り除く活動 (アドボカシー)を行っています。 2005 年(1 月~12 月)の主な活動は次の通りです。 キャンペーンとしてホワイトバンドがシンボルの「G-CAP」キ ャンペーン、武器規制を求めるコントロール・アームズキャン ペーンなどがあります。その結果、途上国の教育支援に関 する新しい国際イニシアティブの創設、WTO 交渉ラウンドの アジェンダ設定、貧国の債務放棄、武器規制条約の支援国 の増加なの成果を挙げました。 オックスファム・インターナショナルが長期支援・緊急人道支援を行っている国々 Oxfam 2005 年度活動ハイライト(2) I. 2005 年度のオックスファム・ジャパン オックスファム・ジャパン設立から 2 年、支援者の方々の数、活動 III. 財務ハイライト 3 ヵ年の推移 の分野とも広がりました。2005 年度(05 年 4 月~06 年 3 月)、オッ 2003 年度 クスファム・ジャパンはオックスファム・インターナショナルのネットワ ークを生かして緊急人道支援を4箇所で行い(スマトラ島沖地震、 パキスタン地震、スーダン・ダルフール紛争、東アフリカ食料危機)、 (単位:千円) 2004 年度 2005 年度 収入 4828 22417 60273 支出 4509 16721 57266 途上国の人々の自立を支援する長期支援(カンボジア、インド、ザ ンビア、モザンビークの 4 カ国)で実施しました。 また、他の NGO と共に、地球規模で行われているキャンペーンを 日本でも展開しました。「世界中のこどもに教育を」キャンペーン、 G-CAP キャンペーンの日本版「ほっとけない 世界のまずしさ」キ ャンペーン、コントロールアームズキャンペーンに参画し、政策提言 を担い、成果として日本の日本政府による ODA 増額の発表(2005 年)、武器規制条約への日本政府の賛同(2006 年)が実現されまし 70000 60000 50000 40000 30000 20000 10000 0 支出 2003年度 た。オックスファム・ジャパンの活動は 300 人以上のドナーの方々 と多くのボランティアの方によって支えられています。 II. オックスファム・ジャパン 2006 Growth - 支援事業の拡大 アジア・アフリカを対象に、支援地域の拡大を図ることで、日本の市 収入 2004年度 2005年度 *2003 年度は法人設立の 12 月から 3 月までの期間の決 算となっています。 ●収入のうち、2,283,244 円が日本のマンスリーサポーターの方々のご寄 付、6,406,877 円が緊急アピールへの日本の皆様からのご寄付、残りが財 団や、海外のオックスファムからのアドボカシー活動などへの助成金となっ ています。 オックスファム・ジャパン 2005 年度支出 (単位:円) 民のご支援を現地に届けます。また、紛争や災害などの人道危機 に対しても引き続き対応してまいります。支援者の方々が増えたこ 事業費 とに伴い、2006 年、オックスファムは途上国の支援先をさらに増や (途上国における、緊急人道支援、長期支援、日本 国内における普及啓発・政策提言活動) します。支援先は次の 19 ヶ国となります。 資金調達のための投資(ファンドレイジング費) 5,283,954 (アジア)カンボジア、ラオス、ベトナム、インドネシア、フィリピン、東 共通管理費 9,422,647 42,559,824 チモール、インド、パキスタン、バングラディシュ、スリランカ (アフリカ)スーダン、エチオピア、ケニア、ソマリア、タンザニア、ジン バブエ、モザンビーク、ザンビア、南アフリカ Commitment - 日本の方々の参加 オックスファム・ジャパンは日本の市民や企業が貧困問題解決の ために参加できる機会をさらに多く提供してまいります。 Advocacy 共通管理費 16% ファンドレイ ジング費 9% 事業費 (途上国におけ る、緊急人道支 援、長期支援、 日本国内におけ る普及啓発・政 策提言活動) 75% – 政策提言 日本の市民社会と連携しつつ、国際的なネットワークを生かした調 査・研究、政策提言活動を継続していきます。 ◆◆ お問い合わせは:(特活) オックスファム・ジャパン Tel:03-3834-1556 Fax: 03-3834-1025 info@oxfam.jp ◆◆
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