22 建石野21号

松高通信
『無限の可能性を引き出し、
夢を叶える学校』
校訓
誠 励 創
たてしの
たてしの
平成26年1月 発行
第21号
北海道松前高等学校 〒 049-1501 北海道松前郡松前町字建石 216 ℡ 0139-42-5136
URL http://www.matsumae.hokkaido-c.ed.jp/
天馬、空を行くがごとし
校長
花
木
FAX 0139-42-2149
E-mail matsumae-z0@hokkaido-c.ed.jp
弘
正月一日は、まいて空のけしきもうらうらと、……世にありとある人は、み
な姿かたち心ことにつくろひ、……君をもわれをも祝いなどしたるさま、こと
にをかし。
(
『枕草子』第三段)
新年おめでとうございます。
穏やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、年が改まり、今年一年の抱負を立て、新しい年に希望を持ち、清々
しい気持ちで元日を迎える、この日の空はいつもと違うよう見え、このよう
な日本の正月を私はこの上なく清新に感じます。
昨年を振り返り、保護者の皆様、地域の皆様に支えられた一年であったと
実感し、感謝いたします。巳年の昨年は「蛇は脱皮する度に成長する」と言
われるように、本校の教育活動も新しいものへと脱皮しながら成長した一年
でありました。今年は午年であり「天馬、空を行くがごとし」で、更により
充実した教育活動を実践して参ります。
結びに、すべての生徒たちの可能性を引き出し、自己実現を図るために、そして、一人でも多くの子
供たちが本校に入学するような“魅力ある学校”づくりのために、今年も職員一同「チーム松高」で取
り組む所存です。
本年も何卒変わらぬ御支援をよろしくお願い申し上げます。
10月・11月・12月のTopics
高大連携授業
10/25(金)
5時間目に「キャリアデザインについて」と題して、札幌大学の本田優子教授に
講演をしていただきました。本田先生は、大学時代からユニークな経験をされてい
て、現在でも幅広い人脈を通じていろいろなプロジェクトを立ち上げていらっしゃ
います。それらの体験をもとに、自分の人生について自分で考えることが重要であ
ることを生徒に話していただきました。中でも、大学生たちが自分たちの就職活動
について考え、自分たちの就職活動にふさわしいスーツをデザインし、実際に制作
して就職活動に使うプロジェクトには、生徒全員が引きつけられていました。生徒
は先生の話を聞いて勇気づけられ、自分の人生をより主体的に考えるきっかけにな
ったと思います。[担当:加藤]
地域巡検(1年)
10/30(木)・31(金)
地元松前町をもっと知るための学年行事、地域巡検を
行いました。はじめに、地域のガイド協会の方から松前
公園のガイドを拝聴しました。松前で十数年育ってきた
彼らにも知らないことはまだまだたくさんあり、ガイド
さんの話を興味深く聞きました。また松前公園内の看板
を見て答えを探すウォークラリーも、班員全員で協力し
て取り組みました。午後には農漁村生活改善グループの
方を講師にお招きし、郷土料理体験活動としてけんちん
汁・いも団子を教えていただきました。今彼らが当たり
前に暮らしているこの松前町という場所・文化ですが、
今回再発見した松前町のよさをいずれ彼らが大人になっ
たときに誇りを持って説明できる人間になってほしいも
のです。
[担当:島田]
保育体験活動(2年)
10/31(金)
清部保育所の園児を招き、2学年家庭総合「保育」の授業として実施している「保育体
験活動」は今年で3回目になりました。今回も子どもと楽しく交流できるよう「紙芝居」
と「手作りおもちゃ」を作り、各クラスの生徒は時間のないなか頑張って取組んでくれま
した。当日20名の元気いっぱいの園児と楽しい時間を過ごせ、生徒も貴重な体験ができ
たことを嬉しく思います。また、有志の女子生徒4名がマドレーヌを作り、手作りの新聞
エコバックに入れてプレゼントしました。この保育体験活動は、これからも清部保育所所
長目谷さんをはじめ先生方のご協力を頂きながら、生徒と共に学びの場としていきたいと
思います。本当にありがとうございました。[担当:山田]
普通自動車運転免許取得保護者説明会 11/8(金)
松前学Ⅱ(郷土料理に関する授業) 11/14(木)
3,4時間目に松前学Ⅱの授業でクジラ汁の調理実習を行いました。講師にはイカ飯づくりに
も協力いただいた、農漁村生活改善グループの方々に来ていただきました。クジラ汁の具材には
生徒たちが夏に収穫して、自分たちで塩漬けにしたニオを使いました。収穫から調理まですべて
自分たちで行い完成した松前の郷土料理に生徒たちも大満足の様子でした。[担当:梅原]
性の講話(命の大切さを考える講話)
11/15(金)
松前警察署にご協力をいただき、命の大切さを考える講話会を実施しました。講師は交通事故
被害者遺族である宗山幸夫さん(北斗市在住)。突然2人の息子さんを亡くした親の悲しさ悔しさ
をお話いただきそして、亡くなった息子さん2人が活躍する思い出DVDを鑑賞させていただき
ました。生徒の感想には、「言葉にできない感情で涙が溢れました、今を大切に、家族を大切にし
ていくと心に決めました」「DVDを鑑賞し、親の温かさを感じることができました」「今、適当に生きている自分が恥ずかし
いです」など、生徒だけでなく教職員にとっても、これから先、ずっと心に残るそして、
生き方を考えさせられる講話会となりました。[担当:中村]
生徒海外研修派遣激励会
11/28(木)
フランスへ派遣される4名が全校生徒の前で現地で実施するプレゼンテーションをお
こないました。昨年派遣された生徒からも激励されました。
生徒海外研修派遣
12/2(月)~12/10(火)
パリを経由してブザンソンへ行き、ホームスティをしました。ルイパスツール高校で
は、ホームスティ先の生徒ともに授業を受け、書道のデモンストレーションとプレゼン
テーションをおこないました。柔道協会での子どもたちとの交流は、折り紙
を始め、日本語を書いてみせ、たいへん好評でした。報告会で、生徒たちが
ブザンソンで学んだことをお伝えしたいと考えています。
冬季球技大会
12/12(木)・12/13(金)
体育館・挌技場で冬季球技大会を開催しました。バレーボール・バスケッ
トボール・卓球の各種目に分かれ、全校生徒が入賞目指し汗を流して戦いま
した。学校生活最後の行事となる3年生の勇姿はもちろんのこと、卓球では3年生が3年連続で優勝するという快挙を成し遂
げました。クラスを盛り上げる応援をしたクラスを表彰する応援賞は1Bが受賞し、会場をわかせてくれました。冬季球技大
会を通じて、ますます各クラスが一致団結し、学校全体が一つになれ
たと思います。[担当:西川]
読み聞かせ活動
10/28(月)、12/14(土)
10月28日には、「ゆずりは」において、松前学Ⅱの授業の一環と
して、12月14日には、緑洋館において、13名がボランティア活
動として、読み聞かせを含めた様々な活動をおこないました。
就職ガイダンス(2年)・3年生の進路状況
12月20日、自己理解を深め、また礼儀作法を含めたマナーを身につけさせることを目的に、就職ガイダンスが実施され
ました。報告は次号の予定です。
現在、3年生の進路は、在籍数35名中、29名が決定しています。全員の進路決定に向けサポートを続けます。
松前学発表会 12/24(火)
松前学(自己設定課題解決学習:地域活性化プロジェクト)発表会は、原稿締め切り時には予定です。次号にて報告させて
いただきます。
第66回北海道学生書道展覧会について
本校1年、滝川瑠奈さんが北海道新聞社賞に、鈴川早紀さんが推薦に、他1、2年生数名が特選に選ばれました。
作品は1月10日から13日まで札幌市民ギャラリーで展示されます。
これからの松前高校の行事(ご案内)
生徒海外研修派遣の生徒4名と引率教諭1名は無事帰国しました。関係の皆様に感謝申し上げます。報告会が1月28日(火)
に町民総合センターで行われます。是非生徒の研修成果をお聞きください。その他、同窓会講話(3年)、宿泊研修(1年)、
見学旅行(2年)、卒業式等が予定されています。詳細はお問い合わせください。