No.363 【 校訓:真・善・美 】 平成25年10月1日発行 【 学校教育目標 】 すすんで学ぶ子 思いやりのある子 たくましい子 川口市立安行東小学校 〒334-0052 川口市安行出羽 4-1-1 E-mail 310.42000@city.kawaguchi.lg.jp 食欲の秋 「食」について 校長 池 内 淳 一 秋の味覚を堪能する季節となりました。それぞれのご家庭でも「秋」を感じる食卓を囲んでおいでのことでし ょう。 さて、 「食」は「人を良くする」という意味があるといいます。 ◆20 年ほど前になりますが、 「食の乱れといじめ」についての話を聞いたことがあります。ある調査で、いじめの 経験のある子どもほど「食生活が乱れている」ということが分かったというのです。 朝食を食べない、間食にはジュース・炭酸飲料水やお菓子が多い。夕食は、焼肉・ハンバーグ・など肉類や脂っ こいもの。休日の昼食は、菓子パンやインスタントラーメン。また、野菜が少なく、極端な好き嫌いも共通した 特徴だということでした。 さらに、食生活の乱れている子どもたちは、いつもいらいらしている・気が短く、すぐかっとなって攻撃的で あり、根気がなくて飽きっぽく、好きなことしかしないと。 昔から「医食同源」と言います。たかが食、されど食です。体と心を育む食事は大切にしたいと思います。 ◆「人間の生活の中で一番大切なことは何か」という弟子の問いに、釈迦が「それは食べることだ」と答えたと いう話があります。 「ただし、食べるときに次の三つの相(すがた)を心得なければならない。 」と、食事のマナーを諭しています。 (食時三相 じきじさんそう) ○鳥の姿になるな ○獣の姿になるな ○虫の姿になるな 簡単に言えば、 「正しい姿勢・音をたてない・よく吟味」の三つを身に付けることが食事のマナーだといってい るのです。 そ さらに、衣食住に心を副えて「すがた(相)は心をつくるもの、心はすがた(相)を整えるもの」ともいって います。 ここには「しつけ」の基本が示唆されているように思います。 おいしい秋の味覚を楽しみながら、少しだけ「食」について、みなさんも考えてみてはいかがでしょうか。 安行東中学校の猿橋先生をお迎えして、 5年生が陸上練習を行いました。
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