歯科口腔外科学講座 口腔顎顔面外科学講座の手術手技研修 1. 目的:顎口腔領域の複雑な解剖構造を理解し、様々な手術手技に習熟することを目 的とする。 2. 研修内容:頸部郭清術、顎変形症手術、顎下腺摘出術、顎関節開放手術、口唇裂手 術、気管切開、口腔外科小手術(抜歯、インプラント、上顎洞底挙上術)、深頸部の解 剖など 3. 研修実績 2012 年度(2013 年 2 月 3 日開催);若手口腔外科医育成を目的とした手術手技研修 学外参加者 9 名、学内参加者 12 名 研修内容:顎骨骨切り術、気管切開術、顎関節開放手術のアプローチ(実践と解剖) インプラント外科手術、口腔外科手術の基本手技(切開・剥離・縫合) 2013 年度(2014 年 2 月 2 日開催);口腔顎顔面外科領域の手術手技研修 学外参加者 15 名、学内参加者 13 名、学外講師 2 名 研修内容:口唇裂手術、顎関節開放手術の手術研修(デモンストレーションおよび実地 研修)、各種ハンズオンコース(内容は以下の通り)、顎骨骨切り術(LefortⅠ、SSRO)、 深頸部領域の解剖、側頭下窩および副咽頭隙の解剖、顔面神経走行の明示、顎下腺摘出 術、舌下腺摘出術 2014 年度(2015 年 2 月 1 日開催);口腔外科医が留意すべき深頸部解剖の習熟 学外参加者 25 名、学内参加者 12 名、学外講師 1 名 研修内容:頸部郭清術、各種ハンズオンコース(内容は以下の通り)、顎骨骨切り術 (LefortⅠ、SSRO)、深頸部領域の解剖、側頭下窩および副咽頭隙の解剖、顔面神経走 行の明示、顎下腺摘出術、舌下腺摘出術 4. 研修に関する情報、次回開催予定 2015 年より日本口腔外科学会、日本顎関節学会、日本口腔科学会によるキャダバー ワークショップ研修事業が開始されました。 28 <開催予定の研修事業> 2016 年 2 月 20∼21 日 第 3 回日本口腔外科学会キャダバーワークショップ (日本口腔科学会共催)於松山全日空ホテル、愛媛大学医学部手術手技研修センター 5. 業績 学会発表 四国ブロックにおける Cadaver を用いた手術手技研修会の実施状況 ○村瀬隆一、岡亮太、合田啓之、田野智之、日野聡史、田中宏史、浜川知大、藤田陽平、 中城公一、浜川裕之 2013 年 10 月 12 日 日本口腔外科学会学術集会 6. 研修に関する連絡先 愛媛大学医学部口腔顎顔面外科学講座 担当 村瀬隆一 TEL 089-960-5393 Email: ryuichi@m.ehime-u.ac.jp 7. 参考資料 ①手術手技研修参加者の年次推移 CADAVER TRAINING 参加者数 40 20 0 2012年度 2013年度 学内参加者 2014年度 県外参加者 ※当科開催の手術手技研修は県外(主に中四国圏)参加者が多いのが特徴です。 ②手術研修参加者のアンケート結果 CADAVER TRAININGは実地臨床に有用か? やや困難 不適切 0% 10% 有用 32% 非常に有用 58% 多くの参加者が実践的手術手技研修は実地臨床に有用と回答しています。 29
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