MXI-Express x4システムのセットアップ

MXI -Express x4 システムの
™
セットアップ
このドキュメントでは、MXI-Express x4 ハードウェアをさまざまな構成
で設定するための必要事項について説明しています。
このガイドでは、NI PCIe-8371/8372 および NI PXIe-8370/8374 につい
て説明します。このマニュアルで使用されている「MXI-Express x4 製品」
という用語は、これらの製品を示します。
後述の表にその他の互換性のある製品が含まれていますが、これらについ
ての説明はありません。
用語
以下の用語がこのドキュメントで使用されています。
•
メモ
ホスト PC— 最低 1 つの PCI Express x4 またはより広い帯域幅のス
ロットを装備したホストコンピュータ。
x4 よりも幅の広い PCI Express スロットを使用すると、ネゴシエーションが x1
の幅まで低下する可能性があり、これにより帯域幅が制限されます。この現象
は、最新型の PC では稀です。
•
拡張シャーシ — 次のタイプの任意の拡張シャーシ。
–
–
–
•
メモ
CompactPCI Express シャーシ
PXI Express シャーシ
NI HDD RAID
MXI-Express x4 銅ケーブル —x4 PCIe コネクタ装備の標準 PCI
Express 仕様に準拠したケーブル。
詳細については、
「ケーブル接続」セクションを参照してください。ほとんどの
MXI-Express キットにはケーブルが含まれていますが、含まれない場合もあり
ます。
•
ホストボード — ケーブル接続された一対のボードの MXI-Express x4
ボードで、CPU により近い方のボード。
•
ターゲットボード — ケーブル接続された一対のボードの
MXI-Express x4 ボードで、CPU から遠い方のボード。
•
ケーブル接続されたペア —1 つのケーブルで接続されている 2 つの
MXI-Express x4 ボード。
PC を拡張シャーシに接続する
MXI-Express x4 銅ケーブルを使用する
次に列記されている項目については、「用語」セクションを参照してくだ
さい。
必要な機器
❑ ホスト PC
❑ 拡張シャーシ
❑ MXI-Express x4 銅ケーブル
❑ ホストシステムのスロットおよびターゲットシャーシに対応する
MXI-Express x4 ホストボードおよびターゲットボード。詳細について
は、表 1 を参照してください。
表1
x4 銅ケーブルを使用したホスト PC からの MXI-Express x4 接続サポート
ホストから
ターゲット
PXI Express
HDD RAID
シャーシ
スロットタイプ
製品
NI PXIe-8370
NI HDD-8263
NI HDD-8264
NI HDD-8265
PCI Express x4
NI PCIe-8371
○
○
○
○
PCI Express x4
NI PCIe-8372
○
○
○
○
メモ : NI HDD シリーズ製品の取り付けおよび詳細は、それぞれのユーザマニュアルを参照してください。
メモ
PXI または PXI Express の機能については、「ソフトウェアのインストールおよ
び構成」セクションを参照してください。
MXI-Express x4 システムのセットアップ
2
ni.com/jp
追加の拡張シャーシをシステムに接続する
MXI-Express x4 銅ケーブルを使用する
次に列記されている項目については、「用語」セクションを参照してくだ
さい。
必要な機器
❑ デイジーチェーン方式で接続するシャーシ
❑ デイジーチェーンで接続する拡張シャーシ
❑ MXI-Express x4 銅ケーブル
❑ ホストシステムのスロットおよびターゲットシャーシに対応する
MXI-Express x4 ホストボードおよびターゲットボード。詳細について
は、表 2 を参照してください。
表2
x4 銅ケーブルを使用したシャーシからの MXI-Express x4 接続サポート
シャーシから
ターゲット
PXI Express
HDD RAID
シャーシ
スロットタイプ
製品
NI PXIe-8370
NI HDD-8263
NI HDD-8264
NI HDD-8265
PXI Express x4
NI PXIe-8374
○
○
○
○
PXI Express x4
NI 8262
—
○
○
○
メモ : NI HDD シリーズ製品の取り付けおよび詳細は、それぞれのユーザマニュアルを参照してください。
メモ
PXI または PXI Express の機能については、「ソフトウェアのインストールおよ
び構成」セクションを参照してください。
取り付けおよび構成
このセクションには、MXI-Express x4 ハードウェアを梱包から取り出す
方法、また取り付けおよびソフトウェアのインストール方法が記載されて
います。
デバイスをパッケージから取り出す
MXI-Express x4 カードは、静電気放電(ESD)による破損を防止するた
めに静電気防止用パッケージに包装して出荷されています。ESD は、デバ
イスのコンポーネント破損の原因となる可能性があります。
© National Instruments Corporation
3
MXI-Express x4 システムのセットアップ
注意
露出しているコネクタピンには絶対に触れないでください。デバイスが破損する
可能性があります。
取り扱い中にデバイスを破損しないために、以下の予防措置を取ってくだ
さい。
•
接地ストラップを使用したり、接地された物体に触れて、身体を接地
する。
•
静電気防止用パッケージをシャーシの金属部分に接触させてから、
デバイスを取り出す。
デバイスを箱から取り出し、部品の接続がゆるんでいないかどうか、ま
た、破損箇所がないかどうか調べます。デバイスが破損している場合は、
ナショナルインスツルメンツにお問い合わせください。破損したデバイス
をコンピュータまたは PXI Express/CompactPCI Express シャーシに取
り付けないでください。
デバイスを使用していない時は、静電気防止用袋に入れて保管してください。
ハードウェアの取り付け
MXI-Express x4 カードを取り付けるには、以下の一般的な手順に従って
ください。特定の手順や注意事項については、ご使用のコンピュータの
ユーザマニュアルまたはテクニカルリファレンスマニュアルを参照してく
ださい。
NI PCIe-8371/8372 を取り付ける
NI PCIe-8371/8372 をコンピュータに取り付けるには、以下の手順に
従ってください。
1.
注意
コンピュータの電源を切ります。
人体およびコンピュータを電気事故の危険から保護するために、手順に従って
すべてのハードウェアの取り付けが完了するまで必ずコンピュータの電源を
切ったままにしてください。
2.
上部のカバーを外す、または PCI Express 拡張スロットへのポートに
アクセスします。
3.
コンピュータ内部の電源ケースの金属部分に触れ、衣服や身体の静電
気を放電します。
4.
コンピュータから電源ケーブルを抜き、コンピュータの電源に蓄積さ
れている電力が完全に消散するまで 30 秒間待ちます。
5.
使用可能な PCI Express 拡張スロット(x4 以上の幅があるスロット)
を選択します。
MXI-Express x4 システムのセットアップ
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ni.com/jp
メモ
x4 よりも幅の広い PCI Express スロットを使用すると、ネゴシエーションが x1
の幅まで低下するため、スループットパフォーマンスも低下します。これは、最
新のシステムでは稀です。
メモ
BIOS またはマザーボードでは、グラフィックカード用スロットでの
NI PCIe-8371/8372 の使用をサポートしていない場合があります。
メモ
x4 以上の物理コネクタを搭載する PCI Express 拡張スロットのすべてが x4 PCI
Express 操作に対応できるわけではありません。そのスロットが x4 PCI Express
操作に対応しているかどうかをマザーボードの製造会社に確認してください。
6.
選択したスロットにおいて、コンピュータの背面パネルにあるカット
アウトを覆う金属ブラケットの位置を確認します。ブラケット固定ネ
ジおよびブラケットカバーを外して、保管します。
7.
NI PCIe-8371/8372 を背面パネルのスロットの位置に合わせます。
NI PCIe-8371/8372 のエッジコネクタが拡張スロットレセプタクル
に固定されるまで、NI PCIe-8371/8372 をゆっくりと押します。均等
な圧力で NI PCIe-8371/8372 をまっすぐに押し下げて、拡張スロッ
トに固定させます(図 1 を参照)。
ブラケット固定ネジを使用して、NI PCIe-8371/8372 を背面パネル
8.
のレールに固定します。
9. コンピュータのカバーを元通りに取り付けます。
10. コンピュータの電源をコンセントに差し込みます。
2
1
1
2
3
NI PCIe-8371/8372
PCI Express x4 カードエッジコネクタ
図1
© National Instruments Corporation
3
PCI Express スロット(x4 以上)
NI PCIe-8371/8372 を取り付ける
5
MXI-Express x4 システムのセットアップ
NI PCIe-8371 にロープロファイルブラケットを取り付ける
(オプション)
ロープロファイルのカードを必要とするホストコンピュータに
NI PCIe-8371 を取り付けるには、前面のブラケットをキットに含まれる
ロープロファイルブラケットと交換する必要があります。次の手順に従っ
てブラケットを交換します。
1.
ブラケットをカードに固定している 2 つの 4-40  1/4 インチプラス
ネジを取り外して、NI PCIe-8371 に既に取り付けられている標準の
高さのフロントブラケットを取り外します。標準の高さのブラケット
用の 2 つの取り付けタブがカードの前方に納まることに注意してく
ださい。ここにはケーブルのレセプタクルコネクタのケースがありま
す。ロープロファイルブラケットを取り付ける際に、後で再利用する
2 本のネジを保管しておきます。
4
3
2
1
5
9
8
7
1
2
3
4
5
6
7
8
9
標準の高さのブラケット
EMI ガスケット
LED
カードの前面
コネクタシールド
図2
注意
6
4-40  1/4 インチプラスネジ(x2)
取り付けタブ
コネクタシールド用のブラケット穴
LED 用のブラケット穴
NI PCIe-8371 から標準の高さのブラケットを取り外す
ブラケットを取り外すときに、ケーブルレセプタクルコネクタケースにある
EMI ガスケットが外れたり緩んだりしないように注意してください。
2.
NI PCIe-8371 にロープロファイルブラケットを取り付けます。ネジを
差し込む 2 つの取り付けタブがロープロファイルブラケットのカード
の後方に収まることに注意してください。ブラケット前面の LED の電
球が穴から見えるように正しく位置していることを確認します。
MXI-Express x4 システムのセットアップ
6
ni.com/jp
3.
カード上の取り付け穴とブラケットの取り付けタブの穴を合わせて、
前方からネジを挿入します。
4.
各ネジを最大 3.6 lb・in.(0.407 N・m)のトルクで締めます。
NI PXIe-8370 または NI PXIe-8374 を取り付ける
表 3 は、各 PXI Express MXI-Express x4 ボードが対応するシャーシのス
ロットタイプを示しています。
表3
NI MXI-Express x4 PXI Express ボードのスロットタイプ互換性
PXI Express シャーシ
NI PXI Express
コントローラ
周辺機器
ハイブリッド
H
ボード
NI PXIe-8370
○
—
—
NI PXIe-8374
—
○
○
メモ
このセクションでは、上記のすべての製品を「NI PXI Express ボード」と呼んで
います。
PXI Express または CompactPCI Express シャーシに NI PXI Express
ボードを取り付けるには、以下の手順に従ってください。
1.
注意
PXI Express または CompactPCI Express シャーシの電源を切断し
ます。ただし、NI PXI Express ボードを取り付けている間はプラグ接
続を維持します。モジュールを取り付けている間に、電源コードが
シャーシを接地して、モジュールを電気的破損から保護します。
人体およびシャーシを電気事故の危険から保護するために、NI PXI Express ボー
ドの取り付けが完了するまで必ずシャーシの電源を切ったままにしてください。
2.
NI PXI Express ボードを取り付けるスロットへのアクセスを妨げるカ
バーを取り外す、またはドアを開きます。
3.
4.
注意
シャーシの金属部分に触れ、衣服や身体の静電気を放電します。
脱着ハンドルが下向きになっていることを確認します。コネクタの全
梱包およびモジュール固定用ネジの保護カバーを必ず外してくださ
い。NI PXI Express ボードを、システムコントローラスロットの上下
にあるカードガイドと揃えます。
NI PXI Express ボードを差し込む際、脱着ハンドルを持ち上げないでください。
ハンドルが下向きになっていないと、シャーシの脱着レールを妨げるため、デ
バイスを正しく差し込むことはできません(図 3 を参照してください)。
© National Instruments Corporation
7
MXI-Express x4 システムのセットアップ
メモ
5.
ハンドルが脱着レールに引っ掛かるまで、ハンドルを持ちながらモ
ジュールをゆっくりシャーシに差し込みます。
6.
モジュールがバックプレーンのレセプタクルコネクタにしっかりと接
続されるまで脱着ハンドルを持ち上げます。NI PXI Express ボードの
フロントパネルは、シャーシのフロントパネルと同位置である必要が
あります。
NI PXIe-8370 の背面にある LED が点灯して、5 V 補助電源があることを示しま
す。詳細については、「LED インジケータ」セクションを参照してください。
7.
フロントパネルの上下でブラケット固定ネジを締めて、
NI PXI Express ボードをシャーシに固定します。
8.
シャーシのドアまたはカバーを元通りに取り付ける、または閉じま
す。
図 3 は、ナショナルインスツルメンツの NI PXI Express シャーシのシス
テムコントローラスロットに取り付ける直前の NI PXI Express ボードを
示しています。
1
NI
PX
Ie-
10
62
Q
2
4
3
1
2
PXI Express/CompactPCI Express シャーシ
NI PXI Express ボード
図3
MXI-Express x4 システムのセットアップ
3
4
脱着ハンドル(下向きになっていること)
脱着レール
NI PXI Express ボードの NI PXI Express シャーシへの取り付け例
8
ni.com/jp
ケーブル接続
MXI-Express x4 では、さまざまな長さの銅ケーブルを使用することがで
きます。表 4 はナショナルインスツルメンツで入手できる MXI-Express
x4 銅ケーブル1 を記載しています。
表4
ナショナルインスツルメンツの MXI-Express x4 銅ケーブル
ケーブル長(m)
説明
製品番号
3m
MXI-Express x4 銅ケーブル
779725-03
7m
MXI-Express x4 銅ケーブル
779725-07
MXI-Express x4 ケーブルを両方の MXI-Express x4 カードに接続します。
このケーブルには極性がないため、ケーブルをどちらのカードに接続して
も構いません。
注意
システムの電源が投入された後に、ケーブルを取り外さないでください。
MXI-Express x4 の背後にあるデバイスと通信するアプリケーションでハングアッ
プまたはエラーが発生する可能性があります。ケーブルの接続が抜けた場合は、
システムに再接続してください。(コンピュータを再起動する必要があります。
)
MXI-Express x4 システムを起動する
1.
2.
メモ
任意の順番ですべての拡張シャーシを起動します。
ホストの電源を投入します。
コンピュータの起動前にすべての MXI-Express x4 拡張シャーシの電源が投入さ
れた状態であれば、各 MXI-Express x4 拡張シャーシ間の起動方法について特別
な要件はありません。
3.
該当する場合は、NI PCIe-8371、NI PCIe-8372、NI PXIe-8370、お
よび NI PXIe-8374 の LED の状態を確認します。適切に接続され、電
源が投入されたシステムは、ホスト PC に電源が投入されるとすべて
のボードの有効リンクと電源状態を通知します。詳細については、
「LED インジケータ」セクションを参照してください。
標準 PCI-PCI ブリッジおよびスイッチを使用して、PCI デバイスを PCI
階層に追加します。この階層には、すべてのブリッジおよびデバイスが 1
つのシャーシに含まれます。このため、BIOS およびオペレーティングシ
ステムは、起動時にコード実行が開始されると全階層にあるすべての PCI
デバイスが使用可能になると想定します。これは、ホスト PC が BIOS お
よび OS のために MXI-Express x4 システムを正しく構成する前に、すべ
ての拡張シャーシの電源が投入された状態である必要があることを示して
います。
1
詳細については、
「用語」のセクションを参照してください。
© National Instruments Corporation
9
MXI-Express x4 システムのセットアップ
MXI-Express x4 システムの電源を切断する
オペレーティングシステムおよびドライバは通常、電源投入時から切断時
までのシステムにおいて PCI デバイスが存在すると想定します。した
がって、ホスト PC の電源が切断されるまで拡張シャーシの電源を切断し
ないことが重要です。ホストの電源が投入されている間に拡張シャーシの
電源を切断すると、クラッシュまたはハングアップが発生する可能性があ
ります。ホスト PC の電源を切断した後での、拡張シャーシの電源を切断
する順番は重要ではありません。
メモ
ホストコンピュータまたはホストシャーシに電源が入った状態でシャーシの電
源を切るには、電源ボタンを最低 4 秒間押し続ける必要がありますが、この動作
は保証されません。
LED インジケータ
MXI-Express x4 上の LED は、電源およびリンクの状態に関する情報を提
供します。NI PCIe-8371 および NI PXIe-8374 には、電源およびリンク状
態を示す 3 色 LED がパネル上に 1 つあります。NI PCIe-8372 には、各
ポートの電源およびリンク状態を示す 3 色 LED が 2 つパネル上にありま
す。NI PXIe-8370 には LED が 2 つあります(1 つは電源、もう 1 つはリ
ンクの状態を表示)
。
表5
ボード
NI PCIe-8371 (199994x-01L)
NI PXIe-8374 (193970x-02L)
MXI-Express x4 製品の LED 状態の説明
LED
色
PWR/LINK
OFF
赤、点滅
黄色、点灯
緑、点灯
NI PCIe-8372 (194591x-01L)
PWR/LINK
OFF
赤、点灯
黄色、点灯
緑、点灯
MXI-Express x4 システムのセットアップ
10
意味
電源未投入
電源が仕様の範囲外
電源が仕様の範囲内
(シャーシへのリンクなし)
電源が仕様の範囲内
(リンク確立済み)
電源未投入
電源が仕様の範囲外
電源が仕様の範囲内
(シャーシへのリンクなし)
電源が仕様の範囲内
(リンク確立済み)
ni.com/jp
表5
MXI-Express x4 製品の LED 状態の説明 (続き)
ボード
NI PXIe-8370 (194402x-02)
LED
色
PWR
OFF
LINK
意味
電源未投入
赤、点滅
電源が仕様の範囲外
緑、点灯
電源が仕様の範囲内
OFF
リンク未確立
緑、点灯
リンク確立済み
LED の位置については、図 4 を参照してください。
Link Good
0 4
Link Activity
0 4
䉬䊷䊑䊦ធ⛯䈘䉏䈢
PCI-Express x4
(㌃䉬䊷䊑䊦)
䊘䊷䊃4
PCIe╙৻਎ઍ x4
PCIe䉴䉟䉾䉼
PCIe╙৻਎ઍ x4
図4
䊘䊷䊃0
NI PXIe-8374(193970x-02L)オンボード LED の場所
Link Good LEDs— 正常なケーブルリンク(LED 0)とバックプレーンリ
ンク(LED 4)を示す LED。
Link Activity LED— 正常なケーブルリンク(LED 0)とバックプレーンリ
ンク(LED 4)を示す LED。
© National Instruments Corporation
11
MXI-Express x4 システムのセットアップ
図 5 に示すように、NI PXIe-8370 にはフロントコネクタの近くにある
カードのバックパネル上に垂直に整列した 16 の LED があります。これら
の LED では、モジュール上の PCI Express レーンとバックプレーンのリ
ンク状態について追加情報を提供します。各グループは 4 つの LED で構
成され、バックプレーンに接続されている 4 つの PCI Express リンクの 1
つと通信します。
1
1
バックパネル LED
図5
メモ
NI PXIe-8370 背面の LED の位置
PXI Express ボードに直接リンクされているシャーシ(NI PXIe-1062 など)を使
用している場合、そのスロットの LED は PXI Express ボードを取り付けてリンク
するまで点灯しません。
NI PXIe-1062 シャーシを使用している場合、スロットが空の状態でも最後のグ
ループの LED(PORT 3)は点灯しています。NI PXIe-1062 では、最後のリンク
を PCI Express と PCI ブリッジの PXI 通信に使用するため、このリンクは常にア
クティブな状態です。異なるシャーシトポロジではデフォルト動作も異なります。
シャーシのトポロジについての詳細は、シャーシ製造元までご連絡ください。
MXI-Express x4 システムのセットアップ
12
ni.com/jp
ソフトウェアのインストールおよび構成
インストール
MXI-Express x4 は PCI Express 技術を基本としており、PCI Express ス
イッチおよびブリッジを使用して空の PCI または PCI Express または
PXI Express スロットのある PC または別の PXI Express シャーシから
PXI Express または CompactPCI Express シャーシを制御できます。こ
のテクノロジは、オペレーティングシステムで PCI-PCI ブリッジの集合
体として認識され、CompactPCI Express レベルのサポートはソフト
ウェアを使用することなく自動的に行われます。
メモ
シャーシおよびコントローラの識別、トリガ経路設定、スロット検出などの
PXI/PXI Express の機能は、キットに含まれている PXI プラットフォームサービ
スソフトウェアをインストールすると使用できます。このソフトウェアは、
ni.com/updates で PXI プラットフォームサービスを検索して入手できます。
オペレーティングシステムのサポートについては、ni.com/kb/ja から
技術サポートデータベース 53399AQ7 の「PXI Platform Service と OS
の互換性」を参照してください。
システムを構成する
メモ
以下では、PXI Platform Services CD またはドライバ CD に含まれている PXI
Platform Services ソフトウェアおよび Measurement & Automation
Explorer (MAX) が必要です。
MAX でのシステム構成については、MAX を起動してヘルプ→ヘルプト
ピック→ PXI を参照してください。
LabVIEW、National Instruments、NI、ni.com、National Instruments のコーポレートロゴ及びイーグ
ルロゴは、National Instruments Corporation の商標です。その他の National Instruments の商標につ
いては、ni.com/trademarks に掲載されている「Trademark Information」をご覧下さい。本文書中に
記載されたその他の 製品名および企業名は、それぞれの企業の商標または商号です。National
Instruments の製品 / 技術を保護する特許については、ソフトウェアで参照できる特許情報 ( ヘルプ→特許
情報 )、メディアに含まれている patents.txt ファイル、または「National Instruments Patent
Notice」(ni.com/patents)のうち、該当するリソースから参照してください。ナショナルインスツルメ
ンツの輸出関連法規遵守に対する方針について、また必要な HTS コード、ECCN、その他のインポート /
エクスポートデータを取得する方法については、「輸出関連法規の遵守に関する情報」( ni.com/legal/
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2012 年 2 月