幸福の八大法則

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幸福の八大法則
この商材のご購入、誠にありがとうございます。
この商材は飯島貫実師の心と体の浄化法（八大法則）が中心になっ
ています。それ以外の精神世界の大師も登場しますが。
まず、人生は単なるゲームに過ぎないと思ってください。
巨大な立体ゲームなのだと思ってください。
深刻になる必要はありません。
問題を与えられ、それを解決するたびに幸福の階段を一段昇れるの
です。幸福感が増すのです。ですから問題のない人生などありえま
せん。
ゲームを楽しむ余裕を持ちましょう。
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体の浄化法、四つと心の浄化法、四つを体系的に飯島師が４０年以
上かけてまとめられました。
人類史上最高の心身の浄化法だと思ってください。
世界中にただひとつの総合的な幸福創造法です。
必ず一つでも、いいと思ったら実行してください。
でなければ宝の持ち腐れに終わってしまいます。
八つ全てを一度に実行できない、覚えきれないと言われる人は、ま
ず七番目の法則（愛行）から実践してみてください。
確実に運命が好転してきますので。
何しろ法則なのです。実践度に応じて必ず変わってきます。
この幸福の八大法則は、飯島師は八統道と言われていました。
私はわかり易く、幸福の八大法則、心身の八大浄化法などと言って
います。
これらを息食浴動、覚心愛修（そくじきよくどう、かくしんあいし
ゅう）と覚えてください。詳しくは順番に述べますので。
この中のひとつでもいいから、あなたの人生に有益な情報として生
かしていただければ本望です。
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最初の四つが体の浄化法、後の四つが心の浄化法です。
心と体、四つずつになっています。
ここに幸福の基本法則が全て詰まっていると言っても過言ではあり
ません。
一度だけではなく何度でも読んで、是非体得して頂きたいと思いま
す。興味があるところから読んでも差し支えがありません。
数式の１＋１＝２のような普遍のルール（法則）が、万物の背後に
存在することを知ってください。この世の見えない構造を知ること
によってゲームの全体像が浮かび上がります。
それを知りましょう。全体の枠組みが分かったら安心です。それ以
外のことは起こりようが無いからです。それを知った後は実行です。
ヨガで実行です。
ヨガの偉大な相乗の原理（心と体の掛け合わせ）を利用して、自分
自身で心の悩みや体の病気を解決できるのです。
あらゆる場面でそれを生かしましょう。
知っただけではだめなのです。必ず少しでも実行しましょう。
自分が変わらなければ何も変わらないのです。
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はじめに
はじめに宗教とは何か？をお話しておきたいと思います。
心の悩みや体の病気を解決し、幸福を創造する根本原則は、後でお
話します。
この書には自然界のルール（法則）
、ヨガの相乗の原理（心と体の掛
け合わせ）を存分に利用した幸福創造法などを書きました。
掛け合わせの偉大な力を利用して悩みや病気を消し去ってしまおう
とするものです。
例えばホプキンスの水流の原理です。水流を２倍にすると物を押し
流す力は２倍ではありません。何と、押し流す力は６４倍になるの
です。３倍の水流にすると７２９倍の押し流す力となるのです。
何と７２９倍なのです。偉大な相乗力です。
私がヨガの相乗力（相乗の原理）と書いてある理由がそこにありま
す。
心と身体の掛け合わせによる偉大な相乗力であります。
さてヨガとは？
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ヨガとは結ぶという意味です。ヨガは常に心と身体の掛け合わせを
考え、相乗効果を図ります。これはあらゆる場面で応用できます。
掛け合わせの相乗効果の威力をよく覚えておいて下さい。
例えば鳥は左右二つの翼があってこそ自由に飛べるのです。
どちらかが欠ければそれで飛べなくなるのです。
飛行機もまたしかり。
片足で歩くのと両足で歩く、その違いはどれくらいでしょう？
距離が延びれば延びるほど無限の違いが出てきます。
ヨガは、そのことを分かっているのです。
必ず心と身体の掛け合わせが基本にあります。
心だけを治す宗教、身体だけを治す医学と比べてください。
数倍、治癒(浄化)が早まるのです。
さて宗教の宗とは根本と言う意味だそうです。
人間において根本的な教えと言いますと生き方であります。
誰でも幸せになりたい、幸せになりたくて生きている。
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どう生きれば幸せになれるのか？これを明確に指し示すものは全て
宗教と言って良いわけであります。
私は縁あって色々な宗教的教えに触れてきました。
特にヨガを基盤に色々学んできました。
ヨガが宗教？とびっくりされるかも知れませんが、仏教の開祖オシ
ャカ様はヨガと瞑想によって悟りを開かれたわけであります。
インドではヒンズー教の中にもヨガが入っています。インド独立の
父ガンジー師もヒンズー教徒でヨガの大家でもあります。
宗教には二種類あります。顕教と密教（けんきょうとみっきょう）
です。
顕教とは教典のあるキリスト教（聖書）イスラム教（コーラン）
仏教（仏典）など教典から真理を学ぶ宗教。
密教とは教典がなく修業（実行）して真理を体得していく宗教。
ヨガはまさに密教であります。
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私が一番多く学ばせてもらったのは、飯島貫実師（いいじまかんじ
つし、故人）のダーマヨガであります。その他には沖正弘師（沖ヨ
ガ、故人）ヨガナンダ師（クリヤヨガ、故人）和尚ラジニーシ師（タ
ントラ、故人）
谷口雅春師（生長の家、故人）、中村天風師（天風会、故人）
インドの巨人サイババ師、その他多くの精神世界の大師から学ばせ
てもらいました。（故人ばかりの感じですが。
）
飯島貫実師は４０年以上かけて世界中の哲学や真理を研究され一つ
の形にまとめられました。オシャカさまが言われた真理の教え、八
正道。この八正道を現代的に直した八統道（幸福の八大法則）です。
この八統道の心の浄化法四つ、体の浄化法四つ（八つの偉大な相乗
効果）を中心としてこの世の真理や法則、どう生きれば幸せになれ
るのか？悩みや苦しみにどう対処すればいいのか？など述べていき
たいと思います。
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目次
ページ
はじめに
1~7
目次
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幸福の八大法則全体図
体の浄化法
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1.体の浄化法、第一法則、
息＝呼吸
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2.体の浄化法、第二法則、
食＝食事
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3.体の浄化法、第三法則、
浴＝温冷浴など
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4.体の浄化法、第四法則、
動＝運動
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心の浄化法
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5.心の浄化法、第五法則、自覚＝悟り
46
6.心の浄化法、第六法則、唯心＝潜在意識
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7.心の浄化法、第七法則、愛行
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8.心の浄化法、第八法則、修行
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9.中村天風式、心身統一法
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安定打坐法、無我一念法など
10.動的瞑想（沖ヨガ式）
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11.人生の目的
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12.最後に一言
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日々実行して運命大転換を図る事柄
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13.ヨガナンダ師と和尚ラジニーシ師
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14.とどめに一言、１∼６
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15.ダーマヨガクラスのご案内
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16.幸福の八大法則、再掲載
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幸福の八大法則（八統道）
体の浄化法則
１．呼吸（息）長息＝酸素を充分にとる。（血の質）
留息＝肺呼吸を強める。
腹息＝血液を腹部にためない。
吐息＝血液を全身に配る。
２．食事（食）節食＝食物を腸にためない。（血の質）
禁食＝毒物や酸化物に気をつける。
生食＝ビタミンと酵素をそなえる。
全食＝ミネラルとニカワをそろえる。
３．皮膚（浴）光浴＝骨と歯を強める。（血の流れ）
摩擦＝静脈を鍛える。
水浴＝毛細管をよみがえらす。
風浴＝皮膚呼吸を強める。
４．筋肉（動）指掌＝筋肉中の毒素を除く。（血の流れ）
揺振＝頭脳と神経系を整える。
体位＝骨組みを整える。
姿勢＝腰とあごを引く。
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幸福の八大法則（八統道）
心の浄化法則
５．解脱（覚）無常＝体も病気も本来ない。（真理を知る。
）
無我＝心も罪も本来ない。
自在＝本当の自分は自在の神である。
平等＝誰でもみんな自在の神である。
６．唯心（心）唯想＝幸福感は心の中にある。
（真理を知る。
）
唯識＝幸福感を創るものは心である。
功徳＝われ、身語意三密の行者である。
信仰＝われ、神の子である。
７．愛行（愛）感謝＝ありがとうと言う。
（真理を実行する。
）
反省（懺悔）＝すみませんと謝る。
自戒＝決して人に迷惑をかけない。
愛行＝助けと守りを実行する。
８．修行（修）本尊＝神の象徴（マンダラ）を掲げる。
真言＝良い言葉（マントラ）を常に唱える。
潔斎＝健康を増す生活をする。
瞑想（座禅）＝神に集中し、体息心を調える。
（真理を実行する。
）
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ではここから開始です。まず体の浄化法を述べます。
身体の浄化には四つあります。呼吸、食事、温冷浴（皮膚）
、運動（筋
肉と骨格）であります。簡単に息食浴動（そくじきよくどう）と覚
えます。
呼吸と食事で血の質（どろどろの血をさらさらの血にします。）を浄
化、浴と動でさらさらの血の流れを促進します。
これは病気を治す方法でもあります。
ヨギ（ヨガを実行する人）は緊急の場合以外は医者にかかりません。
病気の根本原因は全て血の流れと血の質であると断言しています。
きれいな血（細胞の栄養）を細胞に送ってあげることで細胞が元気
になります。人間一人には６０兆の細胞があるのです。
この６０兆個の細胞さんの主人があなた自身なのです。
細胞さん達は、周りの細胞を助け守るように動くそうです。お互い
に助け合って我々の身体を守ろうと、がんばってくれています。
ここに自然の法則が働いています。太陽や空気、水、土などと同じ
様に細胞さん一人一人に感謝しましょう。６０兆回の感謝が必要で
す。じっくりと考えてみてください。自然という神に我々がどれほ
ど生かされ守られているかを、愛されているかを。
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心臓の細胞がちょっと１０分ほどコーヒーブレイクなどと言って休
んだらそれで我々は、おしまいです。
そんなこと言わんと動いてちょうだいと言っても、いやや、きつい、
疲れた、とか言われたらどうしようもありません。
彼らは一瞬も休まず、働き続けます。ただ助けよう、守ろうとする
だけです。何の見返りも求めません。無条件で助けよう守ろうとす
る働きの中に喜びを見出しているのです。愛は無条件なのでありま
す。母親が我が子を無条件で守ろうとするように。
自然の法則は、まさに愛の法則と言えます。
ですから細胞さんにおいしい血を送ってゴマをすっておきましょう。
ヨガは病気を治すのではなく、健康を作ることによって病気を消し
てしまうのです。悪いものを良くするのではなく、良いものを作る
ことによって悪いものが消えてしまうわけです。
自分自身で血の質と流れを変えてあげることで病気は消えてしまい
ます。
自己内在の無限生命力（自己治癒力）を信じましょう。信じれば出
てきます。
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例えば私は風邪をひいた時に薬は一切飲みません。
息食浴動の基本に従って行動します。
ショウガは血の質を即効で変えてくれます。
漢方薬の７０％にはショウガが含まれているそうです。
ナマのショウガをすりおろし、梅干など加えお茶に入れて飲みます。
お茶は柿の葉茶が、一番ビタミンＣが多いのでお勧めです。
天日干しの自然なものがいいのですが、ちょっと値段が張ります。
貧乏人は普通の柿の葉茶でがまんすること。
あとは玉ねぎのナマをスライサーで薄切りにし、水で洗わず（洗う
と成分が飛んでしまう。）２∼３分空気にさらした後、おかかとドレ
ッシングをかけたくさん食べる。一度は一食、この玉ねぎサラダだ
けで終え、あっと言う間に風邪が治ったことがあります。
そうすると、またすぐ暴飲暴食をしてわけが分からなくなる所が私
らしい所であります。
それから病気の時は、血が酸性になり、身体が硬くなっていること
が多く血の流れを促進するために柔軟体操をしたりします。
ヨガのポーズをゆっくりと、特に反るポーズなど普段と逆のポーズ
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を多く行ないます。運動によって呼吸も深くなり酸素を多くとれま
す。
深い呼吸は血の質を、運動は血の流れを作ります。
あとはサウナに行って汗をかいた後、水につかり温冷浴で血の流れ
をつけます。最後は必ず水で終わりです。理由は毛穴（汗腺）が開
いたまま終えると湯冷めしてまた風邪をひきます。必ず汗腺を閉め
ておくのです。
このように息食浴動を実行することによって自分で風邪を治してし
まえます。今まではそうしてきました。風邪薬などは何十年も飲ん
だことがありません。
それではまず体の浄化法、第一法則から順番にどうぞ。
１．体の浄化、第一法則
息＝呼吸
食事と違って、呼吸は忘れがちですがヨガは呼吸を非常に重視しま
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す。（顔の真ん中にある口=食事と、鼻＝空気、が血の質を作ると覚
えておけばいいでしょう。
）
呼吸法で心までコントロールできることを知っているからです。
１００メートル全力で走った後は気分がいいでしょう。気絶するよ
うな人は反省懺悔すること。走る前と後では必ず心の状態が違って
います。ガンを治すのに酸素が非常に有効で実際に病院でも酸素療
法をしている所もあります。
呼吸法の基本は腹式呼吸です。
理由は自律神経のバランスが取れ自然体になれるからです。
自然体は上半身がリラックス、下半身がどっしりと、重心が下にあ
ります。特にへそ下の丹田（この丹田から上と下で体重が同じ、体
の重心です。
）に気が充実している状態です。この状態が理想なので
すが、分かりずらいので、大笑いをした時の状態と思ってください。
大笑いしますとそのようになっていますので。
この大笑いが理想的な呼吸法と思い、いつも大笑いの行をしましょ
う。ヨガには笑いの行なるものがあります。
生長の家（谷口雅春師）にもそれがあります。
今、インド発信のラーフター（LAUGHTER）ヨガという笑うヨガ
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が世界的に広まりつつあります。
職場や学校で大笑いの行をすることで、気分まで明るくなり人間関
係も円滑になります。呼吸法で身体も健康になります。
心がほがらかになり、身体が健康になりで一石二鳥であります。
感謝行と笑いの行は私が特におすすめするものです。
苦しい時、悲しい時などに逆に大笑いして気分を転換するのです。
笑う場合は、お腹の底からワハハハと笑います。和が八八八と末広
がりに広がると言う意味です。イヒヒヒは意味深笑い、ウフフフは
変態笑い、エヘヘヘはスケベ笑い、オホホホはオカマ笑いでろくな
ことはありません。
これ以外にも多くの呼吸法があります。
例えば息を５秒吸い、５秒止め、５秒吐くなど一対一の割合のもの。
１０秒吸い、２０秒吐くなど一対二の割合のもの。実際に実行して
自分にちょうどいい時間配分を決めてください。
長く息を吐くほど長生きができるそうです。
長い息＝長生き、であります。実際長唄とか浪曲、詩吟などやって
いる人に長生きの人が多いと聞いています。
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現代風にカラオケ三昧などで大いに深い呼吸をして長生きをしまし
ょう。
女性は肺で呼吸している人が多いそうです。
それで重心が上に行き、肩が凝ったり、あがり症になったりします。
あがり症と言うのは横隔膜が上に上がっているのです。それを下げ
るためにも腹式呼吸がいいのであります。
腹式呼吸は吸う時にお腹をふくらませ、吐く時にお腹をしぼませま
す。風船がふくらむイメージで行なうといいでしょう。
それから吐いた後に肛門を締めます。
垂れ流し防止であります。気【エネルギー】を流さないで身体にた
めておくことと脳に刺激を与え活性化するため。瞑想時なども眠気
防止のため肛門締めを行ないます。
死者は肛門がゆるみっぱなしです。実際に死んで見てください。
そうなっていますので。
生きている我らは肛門をしっかり締めておくのです。
腹式呼吸がよく分からない人は本屋で呼吸法の本を探し、立ち見し
て来ること。
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とりあえず基本は長く、強く、深い呼吸です。吸うよりも吐くほう
を重視して息を吐ききること。息を止めることも必要です。
肺が強くなる止息法（息を止める）もあります。
現代人は呼吸が浅すぎて病気やストレスになることが多いのです。
動物達は身体全身で呼吸しています。
犬や猫をよく観察してみてください。
お腹が大きく波打っているでしょう。
彼らは、だから病気になりにくいのです。
２．体の浄化、第二法則
食＝食事
食事の基本は、
（イ）節食＝食べ過ぎないこと、腹八分目で腸に食べ物をためない、
病気の９０％は腸が原因だそうです。
（ロ）禁食＝毒物や酸化物に注意すること。
（ハ）生食＝生きたものを食べる、生きたエネルギーを摂取する。
例えば生野菜、玄米などは生きています。
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（ニ）全食＝全体を食べると栄養のバランスがよい。小魚など。
第二法則、食＝食事
（イ）節食
今の世の中、食べ足らなくて病気になる人と食べ過ぎて病気になる
人のどちらが多いかは言うまでもありません。
日本はまだマシなほうでアメリカには肥満体や超肥満体がうようよ
います。
腹八部目に食べ腸をいたわりましょう。病気は腸が原因のことが多
いのです。
満腹で、けだるい状態と空腹で頭脳明晰の状態とを比べて、空腹感
を楽しめるようになれれば真のヨギ（ヨガの行者）と言えます。
その気があれば断食をお勧めします。
断食によって宿便を清掃し、身体の毒素を排出し、頭脳明晰になり、
生まれたての赤ん坊のような身体に新生します。
聖者には長期断食実行者が多いのです。
イエスが荒れ野で４０日４０夜断食したことは有名です。
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お釈迦さまが骨と皮になるまで断食し、その後、菩提樹下で瞑想し
悟りを開いたのも知られています。
イスラム教のマホメッドも洞穴で長期断食を行ったのです。
ガンを断食で治したヨガの先生もいます。
１０日以上断食をすると白血球が急激に増えて体を守ろうとするそ
うです。実相の無限力が発現するのです。
普通は水だけで済ましますが、私はお茶を飲んだり、はちみつを食
べたり結構自由に行っています。
私は１０日間断食を２度、３日間断食を２度行なったことがありま
す。
復食に失敗するとリバウンドで逆に体重が増えます。
普通は減食期間１：正断食期間１：復食期間２の割合で日程を組み
ます。
３日断食ですと３日減食：３日断食：６日復食です。
３食を２食１食と減らしていくのが減食です。
この減食期間から断食の初めくらいに一旦身体がだるくなりますが、
そこを乗り越えれば逆に気分爽快で身体も軽くなって何日でもでき
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そうな気になります。
一番大事なのは復食です。これは重湯、おかゆ、豆腐、そばなどじ
ょじょに食事の量を増やしていくのですが、急に食欲旺盛になり食
べ過ぎたりします。油物など急に食べると危険です。
３日くらいであれば大丈夫でしょうが、正式な断食を習ってから実
行されればいいでしょう。
無理は禁物です。食事を断つなら死んだほうがましと言う人はしな
いでください。
あくまでも今の段階プラスちょっとの勇気と努力でいいのです。
ヨギは一日一食を推奨していますが、人によってさまざまです。
絶対というのはありません。自由自在でよろしいのです。
断食は血液浄化の最高の方法であるくらいは知っておいてください。
断食は苦行ではありません。苦しむくらいならやらないほうがいい
のです。
断食が好きとか、空腹感が楽しいという心境になれればいいのです
が。
最後に自分が食べすぎかどうか知る方法は朝起きたら手を握ってみ
ること。もし腫れぼったいのであれば食べすぎです。
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体の浄化、第二法則
（ロ）禁食
毒物や酸化物に気をつけること。
ヨガはまず栄養をとることよりも毒素を排除することを考えます。
病気になった時も栄養よりも汗や尿、便などで毒素を出すことを考
えます。一般の病院とは違い、ヨガの道場では病人ほど運動させら
れます。汗や尿などを出し切るのです。
食事をする時には毒物にピンとくる感性を養っておかなければいけ
ません。
食中毒、ふぐの毒、水銀の毒、防腐剤、着色料、農薬の毒など現代
は注意しておかないと危険が一杯であります。
それから薬の毒。薬は本質的には毒である。毒には毒をもって制す
るようなものだとヨガでは言います。飲む薬をよく吟味しましょう。
もうひとつ食用油の毒。
使い古した油は酸化していて毒素たっぷりです。外で食べる油もの
には注意が必要です。
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私は古い油ものを食べるとクチビルが腫れるのですぐにわかります。
それから白砂糖の多すぎるものを食べるとセキが止まらなくなるこ
ともあります。本能がこれはダメですと教えてくれます。
コーラを飲んでせきが止まらなくなったこともありました。
もちろんず∼と長時間ではないのですが。
人によってさまざまだと思います。
とりあえずアルカリ性の食事を多くとり、酸性の食べ物はひかえる
ことです。
（理由は、人間生活は酸性に血が片寄るため。アルカリを
多くとりバランスを図る。
）
体の浄化、第二法則
（ハ）全食
その食物の全部を食べることです。全部を食べることで栄養のバラ
ンスも取れます。部分的だと栄養も片寄るのです。
例えば魚。くじらを一度に全部食べるのはちょっと難しいと思いま
す。同じ様にゴジラやモスラなども一度には難しいでしょう。
まぐろは、どうでしょうか？ししゃもやいわしは大丈夫でしょう。
全体食によりそのいのちの全部をとれます。部分的に食べると栄養
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が片寄ります。全体食で栄養のバランスを図るのです。
種子（例えばアーモンドやひまわりの種）なども全体食なのでお勧
めです。
それから玄米（白米は全体食ではありません。精米するため。）穀類、
豆類、芋類なども全体食です。
なぜ全体食かと言えば生きるのに必要な一切が含まれているからで
す。栄養のバランスもとれています。血の質が完成されます。
食事、第二法則
（ニ）生食
生きたものを食べる。例えば玄米に水をあげると、しばらくすれば
芽が出ます。生きているのです。白米に水をあげると、しばらくす
れば腐ってきます。死んでいるのです。
生きたものを食べれば生きたエネルギーをもらえます。
死んだものを食べれば死んだエネルギーをもらえるわけです。
体質改善の面から言うと生野菜が一番いいようです。
生野菜断食と言って生野菜だけ食べる断食があります。
生野菜はビタミンＣが豊富、酵素の供給、赤血球の供給、アルカリ
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の供給といいことずくめであります。
人間生活は、血液が酸性に片寄りがちなのです。
それでアルカリを多くとり酸とアルカリのバランスをとるわけです。
中庸であります。鉄が錆びたというのは酸化し死んだ状態なのです。
人間の身体も同じです。酸化した体は錆びた状態、病的身体という
ことになるのです。蚊がよく集まってくるのは、酸性の、血液の人
の所なのであります。
そういうことでアルカリの供給源として生野菜がいいのです。
それからビタミンＣはビタミンの王様です。
ビタミンＣは他のビタミンの死命を制するので他のビタミンがあっ
てもＣ無しでは働けないのです。
あらゆる病気は必ずビタミンＣの欠乏が条件にあるのです。
体調がおかしい時にはすぐビタミンＣを摂取すること、ビタミン剤
ではなく野菜やみかんなど多く食べることです。
それからカルシウムを確保するにも生野菜がいいのです。
ビタミンではＣが第一、ミネラルではカルシウム第一です。
これらが揃っているのは生野菜が一番です。
胃腸の弱い人、冷えると言う人には生野菜に、あんかけをして食べ
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る方法があります。
中華料理にある植物油で炒めて、あんをさっとかけて食べるあれで
す。
野菜の七宝と言って、ほうれん草、キャベツ、にんじん、セロリ、
玉ねぎ、トマト、もやしが特にお勧めです。
生きたものを食べることで身体の毒を一掃できます。
生きているか死んでいるか考えながら食事の材料を決めましょう。
３．体の浄化、第三法則
浴＝温冷浴など、皮膚を鍛え血の流れをつける。
断食と並び威力のある方法です。血をすばやく流してくれます。
（血
の流れ）これは皮膚による血循を作る方法です。皮膚には殺菌力が
ある（外部の菌を防ぐ）、外傷から守る、つねに脂腺から油を出し体
表一面を強くする、重要な箇所には毛髪やつめを生やして防衛する、
体温調整をしてくれる、肺のような呼吸作用、腎のような排泄作用
などもしてくれます。
こういう大事な仕事をたくさんしてくれる皮膚のことを我々はあま
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り考えていません。皮膚さんにも感謝致しましょう。
人間は洋服を着るので特に皮膚が弱るのです。
【過保護】
動物達は洋服や和服を着ていません。お金がない？おしゃれじゃな
い？ではなく必要がないのです。
動物達はそれで皮膚が強健です。
社会生活上、人間は服を着なければならないのです。それで皮膚の
弱い人間は皮膚を鍛える必要があります。
この皮膚を鍛え血の流れをつける方法は四つあります。
摩擦、日光浴、水浴、風浴の四つであります。
（イ）摩擦＝体温調整をする。
摩擦により汗腺の強化（体温の調整と毒素排泄）を行なう。
体温調整が正しいと風邪をひかなくなります。
冷水摩擦、乾布摩擦などを毎日実行すること。
病人の場合は温湿布（温水）と冷湿布（冷水）の交互摩擦がよいの
です。ショウガ湿布摩擦などもあります。
ショウガは飲んでも皮膚につけてもいいわけです。
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体の浄化、第三法則
皮膚
（ロ）日光浴
日光浴によって同じく汗腺が強くなる、骨が強くなる、殺菌作用が
ある（外部ばかりではなく、内部の白血球も強くなり、ばい菌を食
い殺す）
、解毒作用があるなどこれも皮膚の強化に有用です。
ただし日光浴は一日３０分くらいが万人にすすめられる時間です。
急激にすると血液が酸性に傾くのです。
病人は、最初は身体の一部から始め徐々に全身に及ぶこと。
日光が乏しいとカルシウムを食べても歯にも骨にもならないそうで
す。カルシウムが歯や骨に変わるためにはビタミンＤが必要です。
日光欲によりビタミンＤ（日光がないと作られにくい）ができ、そ
れからカルシウムができ骨を作るという順番です。
病気はカルシウム欠乏症とも言えるそうで、充分なカルシウムがあ
るということは健康な血液だということでもあります。
皮膚
（ハ）水浴
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水浴は、ふさがった汗腺を開ける働き、付着した毒物を洗い流す働
き、酸素を全身に配る働きなどをします。
特に温冷浴が効果的です。
飯島師は、あらゆる健康法の中で断食と温冷浴が最高のものである
と言われています。師は４０年間の健康法実行の体験から、この断
食と温冷浴を強く勧めています。
温冷浴は、二つの浴槽を準備し、お温と冷水を入れる。
首まで浸かれる深さがあったほうがよい。
冷水に一分、お湯に一分ずつ交互に浸かる。
それを最低三回から五回行なう。病弱の人は十回ほど行なう。病弱
者は温度差（お湯と冷水の）を１０度Ｃ以内にすること。
最後は言いましたように、必ず冷水で終え汗腺を閉めて湯冷めを防
ぐ様にする。終えると別人のようにすっきりします。
温浴は副交感神経を刺激し、冷水浴は交換神経を刺激するので、バ
ランスがとれ自律神経の失調が治る。
全身に酸素を回して、既存の一酸化酸素を解消するので血液のバラ
ンスもとれる。
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健康を高めるだけでなく、美容を増進し、頭脳明晰になり、意志の
力を強めるなどといいことずくめであります。
私は長年、この温冷浴はお湯と水のシャワーで代用しています。
これにより風邪をひきやすい体質であったのが、ほとんどひかなく
なりました。徐々に実行して欲しいものです。水シャワーは、心臓
から遠い手や足などから徐々に身体の中心部へ向かいます。
体の浄化、第三法則
皮膚
（ニ）風浴
全身の皮膚を新鮮な空気にさらすことで皮膚がよみがえる。
皮膚は肺のような呼吸作用もする、腎のような排泄作用もする、毒
物（尿素）を出すなど色々な働きをしているのです。
病人の皮膚を拭いてあげ、空気の流れをつけることでにわかに元気
になります。
病人の居る部屋は窓を開け空気の流れをつけ、
掛け布団も軽くしてあげるのです。
病人は必ず皮膚が弱いので、風浴を積極的にすることです。
健康によい空気とは酸素が充分でしかも流れていることが大事です。
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淀んだ空気は腐敗してよくないのです。常に薄着をすること。
または裸でいること。これは場所をわきまえること。
睡眠時は裸（すっぽんぽん）がベストです。または薄着です。
身体に密着した服や下着はさけてダブダブしたものがよいのです。
ネクタイやバンドなど身体を締め付けるものはよくないのです。
ナイロン、レーヨン、ポリエステルなどが出回ってから、女性の健
康度が落ちたと言う実験データもあるそうです。
パンテイストッキングは静電気をためるので、それが体内のカルシ
ウムを追い出す、ビタミンＣを殺す、糖尿を作る、不眠症を起こす。
それらが、腎臓，膀胱系に異常をきたすのです。
ストッキングをはいている人に教えてあげてください。
いいのは木綿と麻であります。
静電気もためず、ほこりも吸い寄せず、吸湿度もいいのです。
自然の恩恵をたっぷりと受けている木綿や麻をヨガは勧めます。
以上
日光浴、摩擦、水浴、風浴によって皮膚を鍛えましょう。血
の流れがきっちりついてきます。
４．体の浄化、第四法則
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動＝運動、筋肉と骨格を整え、血の流れを促進する。
第三法則では皮膚を強化することで血の流れを促進することを述べ
ました。
こちら第四法則では筋肉と骨格を強化することで血の流れを促進す
るのです。同じく四つあります。
指圧、揺振、体位、姿勢の四つです。
（イ）指圧
指圧には指での指圧、手のひらでの掌圧、手かざし療法（ヒーリン
グ）が含まれます。
指圧で筋肉の凝りをとるのです。
指圧は心臓部中心に中心部から上は上方向へ、下は下方向へ、外側
へ、外側へと指圧するのです。
掌圧は特に腹部に効果的であります。
手かざし（ヒーリング）は指先から出るエネルギーで手当てする方
法です。ここは簡単に終了。指圧やヒーリングの本はたくさん出て
いるのでそちらを参考にどうぞ。
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体の浄化、第四法則
動＝運動、筋肉と骨格
【ロ】揺振法
揺振法とは日本式のヨガと言ってもいいものです。
手足を振るわせることで血の循環を作るのです。
例えば腕を高く上げて振ると脳の血液循環がよくなるのです。
両手を高く上げ、空手チョップのように振ると直観力も付きます。
揺振法は主に四つあります。
金魚運動、毛管運動、合爪運動（がっそううんどう）
、背腹運動です。
金魚運動
仰向けに寝て、両手を首の後ろで組んで、身体全体をピンとまっす
ぐ伸ばし、全身を左右に震わすのです。
金魚が泳いでいるような感じなので、金魚運動と言われています。
一分間以上続けて行ないます。背骨の矯正によい。
毛管運動
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これまた仰向けに寝て両手両足を身体と直角になるように天に伸ば
し、空手チョップのように手と足を振るわせるのです。
一回一分以上で一日二回ほど実行します。
全身の毛細管は５１億本、手と足には３７億本あるそうで、この運
動で毛細管が活発になり、静脈血が勢いよく還流する。
静脈瘤（りゅう）が多くの病気を作るのです。それを防ぎます。
病人は最初１０秒くらいから徐々に時間を増やすと良い。
この運動はものすごい効果があるので是非覚えてほしいものです。
文章だけでは分かりずらいでしょうが。
いずれ動画配信などできるでしょう。
合爪運動（がっそううんどう）
（両手、両足の左右の爪を合わせる感じなのでこう言います。）
これまた仰向けに寝て、両手を合掌し、両足裏もずれないように、
ぴたりと合わせ（特に足の裏は、ずれ易いのでぴたりと合わせてお
くこと。左右のバランスを取る為、ずれないこと。
）
上方向３０度の傾斜で、両手両足同時に上げ伸ばすのです。
これは３０回行ないます。
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これで自律神経と知覚神経の末梢が活発に動き出すのです。
身体全体の神経が調整されるのに加え、左右の筋肉のバランスを調
整するのです。骨盤調整にもなります。
私はこの合爪運動で、ぎっくり腰を早急に治したことがあります。
背腹運動（はいふくうんどう）
背骨を左右に揺らしながら、腹部の出し入れをする運動です。
背骨を左右にしばらくゆり動かしていると、副脱臼が矯正されます。
骨に挟まった神経が病気の原因になるのでそれを矯正するわけです。
腹部の運動を続けると、締める力が強くなり、腹部の血を全身に流
すとともに、腸のぜん動を蘇らせ血がきれいになります。
神経系と血循系を同時に強化するわけです。
背は交感神経、腹は副交感神経を刺激しバランスを保ちます。
自律神経のバランスがとれると自己暗示が強く効くようになります。
なぜなら自律神経のバランスがとれると潜在意識が表面意識に同調
してくるのです。
以前言いましたように宗教とは言葉の自己暗示による自己改造なの
です。
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自律神経を整えることをしないと言葉の自己暗示が失敗に終わるこ
とが多いのです。他の宗教とヨガの違いがそこにあります。
身体の神経系統を整える行が他の宗教にはあまり見当たりません。
この背腹運動はまさに自律神経を整えるのですから、この
運動をしながら、最高の言葉を使って自己暗示をすればいいのです。
この背腹運動は左右の足の間をかなり広げて正座します。
（正座で股を広げる。
）
両手はひざに置く。背骨をまっすぐにしたまま、右側に４０度、左
側に４０度傾けるのです。身体が傾いた時に腹部を突き出すのです。
身体が元に戻った時に腹部を引っ込めます。
左右に揺振で一回とします。時計の振り子のように背骨を軸として
左右にまっすぐ体を倒すのです。１０分間で５００回できるように
までなること。
最初は、ゆっくりと背骨と腹をチェックしてまちがわないようにす
ること。
必ず背骨はまっすぐです。でないと首を曲げた結果、脳を痛め、腹
部を曲げた結果、腎を痛めます。
腹部は背骨を倒した時に突き出し、背骨を戻す時に引っ込めるので
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す。背骨を倒す時にハ∼と瞬間的に息を出し切ると腹が出ます。
最初はゆっくり、段々早くして行きます。一分間５０回の速さにな
ると五分間の運動で自己催眠状態になります。
ここでよい言葉の暗示を使い自己改造を図るのです。
これらは西式健康法と言って日本的ヨガであります。
ちょっと言葉では分かりずらいと思います。いずれ動画作成などし
たいと思っています。
次、やっとヨガのアーサナ。
体の浄化、第四法則
動＝運動
（ハ）体位＝アーサナ（ヨガのポーズ）
やっとヨガのポーズが登場しました。
これは広く知られているので簡単にします。
これも血の流れをつけます。そしてホルモン腺を強めます。
ホルモン腺の主要なものはチャクラ（エネルギースポット）と言わ
れ、眉間、のど、胸、みぞおち、下腹部の生殖腺の所にあります。
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これに頭のてっぺんと肛門を含み七つのチャクラが主要なものです。
ヨガのアーサナ【ポーズ】
ゆっくり７秒かけて行ないます。筋肉が伸びるのに６秒かかります。
一秒加えて７秒です。
普通、基本は息（鼻でする。）を吐きながら７秒、止めて７秒、ポー
ズを戻す時に息を吸いながら７秒かけるわけです。反るポーズだけ
は基本的に息を吸うが先、息を止め、息を吐きながら戻します。
それを一つのポーズに付き、二回ずつ行ないます。
体と心が統一されるからです。一回だと心身統一できずバラバラの
まま次に行くことになります。バランスが悪いのです。
ヨガは必ず身語意の三密行です。
ポーズに加え、呼吸そして言葉とイメージ、意志（こうするぞとい
う強い気持ち）までも加えます。
呼吸と共にポーズを行いながら、筋肉が伸びている、伸びていると
言葉でいい、温かい温かいとイメージすると実際血がよく流れます。
ヨガの基本ポーズは八つあります。
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かがみ、そり、横曲げ、ねじり、足と首、さかさにシャバの八つで
す。
（これを覚えてください。かがみ、そり、横曲げ、ねじり足と首
さかさにシャバです。
）シャバとは、しかばねのポーズとも言います。
完全に力を抜いてリラックスするポーズです。私はこれが一番気に
いっています。そのまま大の字で眠れるからです。このシャバのポ
ーズが一番難しいと言われています。
１００％完全に力を抜くのが難しいのです。
死んだら完全に力が抜けます。死んでみたら分かりますので。
では基本となる八つのアーサナを記します。
八つの基本アーサナ
かがみ＝前屈。主に胃腸を強める。
エビのポーズ、犬のポーズなど
そり＝後ろ反り。主に腎と副腎を浄化する。
猫のポーズ、バッタのポーズ、弓のポーズ、コブラのポーズ
魚のポーズなど。
横曲げ＝上半身を真横に倒す。主に大腸と肝臓を丈夫にする。
釣り針のポーズ、ワニのポーズなど。
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ねじり＝上半身だけを横にねじる。主に脊髄と骨盤を整える。
ねじりのポーズなど。
足＝片足で立つ。主に足と性腺を強める。バランス感覚を養う。
集中力がつく。ワシのポーズなど。
首＝首を絞める。
（誤解して両手を使って強く絞めないこと。死んで
も知らん。）主に甲状腺と血の質を整える。
ライオンのポーズ、ラクダのポーズ、うさぎのポーズなど。
さかさ＝さかさまになる。主に脳下垂体と血の流れを改める。
すきのポーズ、ローソクのポーズ、王者のポーズなど。
シャバ＝完全リラックス。アーサナの効果を倍増する。
シャバのポーズ
ヨガは動と静のバランスも図ります。それで一つのポーズ（動）を
二回し、終了したらシャバのポーズ（静）でリラックスするのが基
本です。朝晩二回これらのアーサナを実行するのです。
色々なポーズは覚えるまで町の本屋で立ち読みするか、巻末に掲載
してあるヨガ教室で習うなどしてください。
将来、私はヨガアーサナの動画なども作成したいと思っています。
真理を動画でお知らせするわけです。
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本能法
これらのアーサナを覚え実行した後は、本能法と言って本能のまま
に動く方法があります。
自分の、身体のバランスの悪い所を本能が教えてくれ、その本能の
赴くままに動くわけです。けっして考えて動くのでは、ないのです。
あくびは酸素をもっとくれという本能、かゆい所をかくのは血を流
せと言う本能、寝相が悪いのは身体のアンバランスを睡眠中に本能
が矯正してくれている。
てんかんはもっと身体を震わせて血を流せという本能、鼻水が出る
のは、ばい菌を洗い流すという本能の働き、などなど本能の働きは
目覚しいものです。
本能さんに協力しましょう。熱が出たら、ばい菌を殺そうとしてい
る本能さんの邪魔をして頭を氷で冷やすことなどは止めましょう。
この本能法を覚えれば、アーサナなどはいちいち行なわなくてもい
いのです。
なかなか無意識で行なうのは難しいので呼び水として、両手を組ん
で意識的に震わしその後無意識に持って行く行法と毛管運動のよう
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に仰向けに寝て両手両足を垂直に立て意識的に震わし、無意識まで、
持っていく行法があります。
渡り鳥達は毎年、同じ日に同じ場所に帰ってきます。地図も羅針盤
も持たずに本能だけで。
動物達は地震や津波を事前に察知して難を逃れます。
人間にもこのような本能が本来備わっているのです。ただ文明の発
達と共に能力が衰えたのであります。
私は自然界と接する頻度が大いに関係していると思っています。
自然と共に生きていた昔の人の方が、本能が発達していたように思
います。
沖ヨガの故沖正弘師は森の中で猿と一緒にしばらく暮らしたそうで
す。
そうすると普段目に見えないものが見えてきたり、聞こえない音が
聞こえたりしたそうです。やはり自然と共に生きているほうが、本
能が目覚めるようです。
体の浄化、第四法則
43
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動＝運動、筋肉と骨格
【二】姿勢＝バランスのとれた体を作る。
元々なぜヨガでアーサナが発達したのかは、美容や健康のためでは
ありません。よい姿勢を作ることにあります。
バランスのよい身体と姿勢を作ることで瞑想を長時間できるように
と考えたのです。
そうでないとバランスのとれた正しい瞑想ができないのです。
なまくら瞑想（アンバランスな瞑想）では至福意識としての神に到
達できないのです。
少しでも身体がゆがむと精神集中に差し支える。
最高度の瞑想はバランスのとれた姿勢と呼吸とによってなし得るの
であります。
正しいバランスのとれた姿勢と言うのは全身の筋肉にコリが無い、
血液の循環が完全無欠の状態です。
悟るには、全神経が最高度に研ぎ澄まされた状態が必要だと、昔の
ヨギは考えたのです。
寝る姿勢は仰向きがベストです。
立つ姿勢はあごを引く、上半身はリラックス、丹田に力がこもり、
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足の指に力が入り、恥骨を引き、肛門を締め、下半身はどっしりと
安定した状態。
以前、言いましたように大笑いするとこれに近い状態になっていま
す。お腹という丹田を抱えて大笑いしてみてください。
姿勢法が難しければ大笑いしましょう。
以上体の浄化、四大法則を述べてきました。
１．呼吸、２．食事、３．皮膚、４．筋骨（筋肉と骨格）です。
次は心の浄化法則四つ（第五∼第八法則）です。
心は無限、体は有限、そういう意味で心のほうが体に影響を与える
度合いが大きいわけです。
この心の世界の法則を是非覚えてください。
人生はゲームである、そのゲームのルール〈自然界の法則〉を知っ
ておくことが肝要です。
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５．心の浄化、第五法則
自覚＝悟り
自然界のルール（大法則）
、三法印をまず解説致します。
人生がゲームとするならば、このルールは是非知っておかなければ
なりません。
永遠の法則です。この法則を頭に刻み付けて下さい。
この世の裏側に存在する法則です。この世の仕組みはこういう風に
なっているのだと把握してください。
諸行無常、諸法無我、涅槃寂静（ねはんじゃくじょう）です。
（１）諸行無常＝変化
諸行とはもろもろの現れたもの、一切のつくられたものなどと言
う意味です。
一切の現れたものは、常にあらず。つまりこの世にあるもので永
遠に存在するものは一つも無い。全ては変化し消えていく。
形あるものは必ず消えていくということでしょう。
いずれ消えてなくなるものに執着するな、よくばるなという教訓
にもなってきます。
この万物は変化するという法則から今の状態がいずれは変わっ
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て行きますよということが分かります。
今、幸せな人はそれが、ず∼と続くわけではありません。
逆に今、不幸な人が、ず∼と不幸なわけでもないのです。
常に今の状態は変化するわけです。変化するからこそ未来への希望
も持てるわけであります。どん底状態が永遠に続くことは絶対
にないのであります。
これは万人に共通の真理でありまして私だけが違うなどと言ってお
れません。この意味において万人は平等ということになります。皆
いずれは消え去っていくわけです。そんなことはありませんよと言
える人はそれを証明してみてください。
全ては永遠に変化し続けるという自然の法則が、まず第一でした。
（２）諸法無我＝バランス,条件の原理
これが一番難しいと思います。私は独断と偏見でバランスとしまし
た。
諸法とはもろもろの働きあるものと言う意味です。我が無い。さっ
ぱり判りませんでしょう。私も判りませんなどと言っておれないの
で言います。
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無我とは我に主体的な自由は無いということです。
主体的な自由という点に着目してください。
まず縁や環境、条件などがありそれによってただ動いているだけ、
動かされているだけであるというようなことです。
これを縁起（えんぎ）の法と言ったりしますが、故飯島貫実師は条
件の原理と言われました。
あらゆるものが条件を与えられ、それに反応しているだけという
ことであります。生まれるも死ぬも自分が決めたわけではない。ど
この国に生まれるか、男に生まれるか女に生まれるか、どんな両親
かその他もろもろの色々な条件を与えられて生まれてくるわけです。
途中で変更はききません。男はいやだから女に変わるとか日本人は
いやだからバルタン星人（失礼）に変身とかできません。
自殺でさえ色々な悪条件を与えられその結果、がんじがらめでどう
にもならず、耐え切れず自殺するわけですから、まず悪い条件があ
るわけであります。
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あ∼幸せだと言って自殺する人はまずいないでしょう。
必ず条件というものがあってそれに反応しているということは自分
が主ではなく従ということになるわけです。自分が主ではなく、ま
ず条件があり、それによって操り人形のように動かされているとい
うことであります。
自分が自由に好き勝手に動いていると思っていた所、そうではな
くただ環境や条件に振り回されているだけですよと言った所で
あります。
仏教の開祖おしゃか様がこの説を初めて説いたと言われている
ようです。私は適当にバランスの法則と言っています。
条件つきの自由があるのかないのかに焦点を当てず、ただ全てが
バランスを保つと言うことに的を絞っているわけであります。
以前、沖ヨガの故沖正弘師があらゆるものが変化しながらバラン
スを保ち、安定していると言われていたのをヒントにして、これ
に当てはめたわけです。
主体が自分にあるかないかはさておいて、学校の理科で習った作
用反作用の法則、質量保存の法則などを思い出してください。
３の力で押すと３の押し返す力が働くという作用反作用の法則。
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水は氷、雲、蒸気と姿形を変えてもその質量は同じであるという
質量保存の法則などです。
とりあえずこの自然界にはプラス５の力を出すとプラス５戻っ
てくるというバランスが常にゼロになる法則があるのです。
プラス５出したのにマイナス４戻って来ることなどまずありま
せん。全てが科学的に立証されるのです。
このバランスの法則は全てに当てはまります。
５愛すれば、５愛される。８幸せにすれば８の幸せを与えられる。
10 嫌えば 10 嫌われる、６いじめれば６いじめられる。
自分が幸せ度８になりたければ人を幸せにする度８出せばいい
のです。愛が欲しければ、どんどんまわりを愛すればいいのであ
ります。自分が救われたければ、人を救えばいいのです。
自分がまず自分の中にあるいいものを出すこと、そうすればバラ
ンスの法則によりいいものが帰ってくるわけです。出した分だけ
帰ってきます。
まずちょっとだけ勇気を出して自分から自己内在の愛や知恵、力
などを表現すること。これを習慣ずけることでいくらでも幸せに
なれるわけです。10 愛が欲しければ 10 の愛をまず出す必要があ
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ります。
このバランスの法則は因果律、カルマの法則などと言われること
もあるようですが、私は簡単にバランスと言っています。
全てがバランスを保っています。例外は一切ありません。
あの人は私より幸せだというのはその人が過去にそれだけ人を
幸せにしたからです。
あらゆる出来事は必ずバランスを保ちます。今世はおろか過去世、
それ以前など、たどっていくと必ずバランスを保っていることに
納得するはずなのです。いささかの不公平もないわけです。完全
に平等です。
このバランスの法則を知っていれば悪いことはできません。
悪事は必ず自分にマイナスバランスとして返って来るからです。
盗めば盗まれ、殺せば殺され、いじめればいじめられる。
必ずそうなります。バランスの法則が本当にあると納得すればい
いことだけしか出来ないようになってくるわけです。
今の自分の状態は、過去の自分の、言動の結果にすぎないわけで
す。
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過去に作り出した原因の結果として今の自分があるわけです。
誰をうらむこともありません。何度も言いますが、5 の原因を作
ったから 5 の結果が現れているだけの話なのであります。
今の状態が満足できないものであるならば自分の過去を反省し、
自分を変えて行く以外に道はありません。
自分から変わること。反省しちょっとだけでいいから変わること。
このちょっと変わる勇気があればあとはどんどん変わっていき
ます。
5 の原因を１０に変えていくことで５の幸せが１０の幸せに変わ
ってきます。試してみてください。
幸せはどこかの誰かが持ってきてくれるものではありません。
自分がいい方向へ変わり、つかみ取るものであります。
自分が変われば全てが変わって見えてきます。実際に変わるので
す。鏡を見るごとく。
（３）涅槃寂静（ねはんじゃくじょう）＝安定
涅槃とは悟りの世界、寂静とは不動の安らぎの境地などと言うそ
うです。もっと簡単に言いますと一切のとらわれから解放された
絶対自由の境地です。
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一般的にそういうふうに言われています。
ヨガ的言い方をしますと、全て吹き消え（全て無い）、神（いの
ち）だけがあるとなります。
火を吹き消した状態、その後に残るものは神（いのち）だけであ
るというようにです。
神とは現代の一神教的神ではありません。沖ヨガでは生命即神と
言います。いのちこそが神である、神とは生命エネルギー、自然
の法則、自由自在、善そのもの、愛そのもの、至福意識などと言
うわけです。
いのちとしての神だけが永遠に存在しているだけである。他は一
切ない、あるように見えるだけ。スクリーンに映る映画を見てい
るようなものだというものです。
（A）実相と仮相（二つの世界と二人の自分）
この永遠不滅の安定してある神（いのち）の世界を実相と言いま
す。実相（永遠にある本物の世界）と現象（変化し消えていく本
物では無い世界＝仮相）で説き、ただ神（いのち）だけが永遠に
存在すると言う理論です。
故谷口雅春師（生長の家）は非常に簡単に分かりやすく実相と現
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象に分けて説かれています。
ヨガも同様に、この世はマーヤ（夢まぼろしの世界）と言います。
この世はテレビや映画の立体版を見ているようなもので本来は
無い、時間も空間も一切が無い、変化して消えていくだけの存在
である、本当に消えないで永遠に存在するものは神と言う
いのちだけである。はたして本当でしょうか？
私は精神世界の大師たちが根本の所で同じことを言っているので、
まず間違いないものと思っています。
細部の違いはありますが。
実際に本物の神＝至福意識、を体験した大師達は同じような理論を
説かれます。
まとめますと
実相（生命の世界）＝光一元の世界、永遠に変化せず存在する、
永遠に死なない、一切の罪（闇）は無い、本当の自分、完全自由
自在の世界。
仮相（この世、あの世など）＝光と影の二元世界、常に変化する、
一時的な肉体としての自分、不自由な世界【完全自由は無い】
、
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55
悪や罪があると見る。
注：あの世は、時間はないが変化はあるそうです。
（霊能者スエデン
ボルグの言）それで変化するということで、あの世は仮相に属す。
般若心経という短いお経があります。
解説しますと、目も耳も口も身体もテレビも冷蔵庫もイスも机も
車も家もお金も何にもありゃせんのよ。(貧乏人か？)
時間も空間も一切、何にも無いけんの∼。
あるように見えておるだけのことよ。五官（視覚聴覚など）を断
ったら全て消えてしまうだけのことよ。
それで真理を知る賢い人は無い物にはこだわりはせんのよ。
無い物に執着したってしょうがないでしょうとか何とか言って
います。
教訓：あらゆるものに執着しない、こだわらない自由自在の心を
作り上げることが大事です。
このようにこの世にはルール（法則）があります。
55
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変化して消えていく本来は無い、一時的な光と影の二元世界と永
遠に変化せず安定して存在する光一元の世界。それらがバランス
よく成り立っているようです。この世の三大法則、変化、バラン
ス、安定をよくよくかみしめて頂きたいと思います。
とかく人間は無い物をあると勘違いし、それらに執着し振り回さ
れるわけであります。
そこに悩みや苦しみもまた生まれてくるのであります。我々の本
質はいのち、または生命エネルギーであると私は思っています。
この全てに存在する、いのちエネルギーの本質は自由自在性と無
限の愛だそうです。
（精神の二大本能）
。
いのちエネルギーが神であるとするならば、いのちのある我々全
てが神であると言えるわけです。
この神が自分の中にいると見る時は自分が神であると言える
わけです。
神が自分の外にいると見る時は、自分は神の子であるといえるわ
けです。いのちエネルギーは全世界に充満していますので全てが
神であるとも言えるわけです。
仏教では山川草木ことごとく仏であると言っています。
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神も仏もただ呼び名が違うだけ、こだわる必要はありません。
こだわるとそこから争いが生まれてきます。こだわると悩みや苦
しみも生まれてきます。
日本的仏教や神道の素晴らしい点はそれで、仏教でも神道でもな
んでもオーケー。本来ひとつの神が色々な姿に変身して現れてい
るだけである、八百万（やおよろず）の神とか言って全てを受け
入れるわけです。
こういう全てを受け入れる文化が世界中に広まっていって欲しいと
私は思っています。
まとめますと実相と仮相という二つの世界がある。
実相の自分と仮相の自分【肉体人間】という二人の自分がいる。
この点をよく自覚して心に刻み込んで欲しいと思います。
このことを混同する所から話がおかしくなって不自由感にとら
われ自己破壊（自殺）にまで至るわけです。
この世が本当に存在すると思っていると必ず最後は自己破壊に
まで突き進んで行きます。何故ならば本来自由自在のはずが、不
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自由感にさいなまれてにっちもさっちもいかず、自己嫌悪から自
己破壊へと至るわけであります。
動物達は映画やテレビのスクリーンを見るごとく、この世を捉え
ているそうです。
人間ほど考えません。執着もしていません。
目先の出来事にとらわれ考えすぎた結果がノイローゼや自己破
壊となるわけです。目先の出来事は本来無いのです。一時的なも
のであります。
無い物をあると思ってこだわるのが人間です。
動物達はこだわりません。
首をつって死んだキリンを見たことがありますか？
人生の苦悩に悶々としている犬や猫を見たことがありますか？
道端で犬がロダンの考える人のようなポーズで悩んでいたら笑
ってやってください。てめえら人間じゃねえと。反省しろと。
人間だけが仮相であるこの世が存在すると思っているわけであ
ります。実相は永遠に存在しますが。
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実相世界では全てのいのちは永遠に死なないで存在し続けるわ
けであります。我々人間及び万物のいのちは実相では変化しない、
人類の歴史上、死んだ人間は一人もいないということになります。
仮相であるこの世では肉体は消えてしまいますが。
諸行無常＝変化、には人間不死不滅（万物は永遠に変化し続ける
ということは永遠に有るということです。永遠に有るということ
は死なないということです。
）と言う意味も含まれています。
諸法無我＝バランス、には人間１００％無罪（万物は環境や条件
に反応しているだけである）と言う意味も含まれています。ただ
悪い条件に当たった人がその結果、悪いことをしたように見える
だけです。悪い環境や悪い条件と言う前提がなければ人は罪を犯
せません。
何故ならばあらゆるいのちの実相は、善そのものであるからです。
人を憎んだり嫌ったりしている人はその人の悪と思われる仮相
を見ず、善そのものである実相を見る訓練をするといいでしょう。
そして悪い条件にあって悪い結果になっている人を許すことを
覚えればよろしいと思います。その人の実相は神そのもの、善そ
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のもの。
仮相で悪い条件にあって悪いことをさせられている気の毒な人
である。
私はあなたを許しました、あなたも私を許しましたと言う言葉を
唱える行法があります。（生長の家より）
私が諸法無我をバランスと言っている意味がお分かりでしょう。
絶対に覚えて欲しいことなのでもう一度申します。
−５の悪い条件＝−５の悪い結果
−１０の悪い条件＝−１０の悪い結果
＋５の良い条件＝＋５の良い結果
＋１０の良い条件＝＋１０の良い結果となります。
＋１０の幸せな条件＝＋１０の幸せな結果
これは自然界の法則なので万人に平等に働きます。
例外は一切ありません。自然界の法則の中では不平等など、一切
ありません。幸福創造の道がここにあります。
人間は本能として幸せを願います。
無限に自由自在であるという言葉を念ずる＝自由自在な結果が
生ずる。
60
61
この世（仮相）では不自由感があるが自由自在と言う言葉を潜在
意識に絶えず入れ込む(念ずる)ことで自由自在と言う結果が現れ
るわけであります。
潜在意識が全てをコントロールしていると思ってください。どう
いう言葉を潜在意識に入れ込むかが非常に大切です。
故飯島貫実師はあらゆる宗教の原点はここにあると言われまし
た。自由自在性を念ずることであります。
私は生命完全自在、または実相無限自在と言う言葉を念ずるよう
になりました。
あなたも自由自在と言う言葉をいつも念ずる訓練をされるとい
いでしょう。
いい言葉（いい条件）を雨あられのようにいつも唱えることであ
ります。
ここにこそ幸福創造の原点があります。
自分自身で幸せを創造できるのであります。
ややこしいとか難しいとか色々あると思います。
とりあえず実相では人間は不死不滅である、実相では人間は１０
０％無罪(罪がない)である、実相では人間は１００％自由自在で
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あるということを自覚して欲しいと思います。
（B）精神の二大本能
人間の二大肉体本能はよくご存知のように食欲と性欲です。
現代社会はこの二大肉体本能で満ちあふれています。
それに比べて精神の二大本能はさっぱりです。
誰もがこのことを忘れ去っているかのごときであります。
この二大本能をはっきり自覚している人はあまりいません。
本能で幸せを求めているはずの人間が、肉体の二大本能である食
欲や性欲にばかりとらわれて、もっと偉大でより幸福感のあるこ
の二大本能を意識していない、または習っていないのはなぜなの
でしょう？
精神の二大本能とはすでに述べました所の自由自在と愛です。
これらは肉体の二大本能より強力な本能で、それらが満た
されぬ限り人間の幸福はあり得ないということです。
こういうことを現代の人間は一生習わずに終わってしまうわけ
です。
自由自在と愛との本能が充足された時に人間は生きがいを感じ
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るわけですが、その大事な生きがいを得られないと寂しさに打ち
ひしがれたり、酒やギャンブルに走ったり、食欲や性欲に過度に
おちいったりするわけであります。
この自由自在と愛とに目覚めた時に悪癖は自然に消えていくよ
うです。
この自由自在と愛とは車の両輪のように一対のもので、愛だけ、
自由自在だけでは片手落ちとなります。
愛は自由自在性を強め、自由自在性は愛を強める働きをするわけ
です。
例えば愛を実行すると生命が喜ぶ、それによって生命の自由自在
性が現れると言った具合であります。
愛を実行して恨んでいた人を許したところ長年の持病が治った
と言う例もあるそうです。それだけ体の自由性が増したわけであ
ります。
この世の、全ての問題の根本は、愛欠乏と自由自在性の欠乏です。
愛欠乏症と自在性欠乏症と言ってもいいわけであります。
最高の愛または自在性を実現したければ、この二つを必ずそろえ
ていなければならないわけです。
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人生最高の生きがいがそこにあるということです。
ということであればそれらを追求しようではありませんか。
（C）幸福とは？
今、言いましたように精神の二大本能が愛と自在性であれば、あ
とは肉体の健康（全ての基盤、食欲や性欲も含む。）を加えれば
いいだけであります。
故飯島貫実師はこれらをまとめて明健愛（みょうけんあい）と言
われました。
明：精神の明朗性（明るい心）及び自在性もこれに入る。
健：肉体の健康
愛：生命の本質
明と健で明るい心と健康な体、
明と愛で自由自在と無限愛の生命
この明健愛の中に幸せの要素、全てが含まれています。
お金が欲しい、車が欲しい、家が欲しいなどの物質欲、所有欲は
自由自在に好きなことができるようになりたいためで、自在に
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入ります。
あれをしたい、これをしたいはすべて自由自在の中に入ります。
考えてみてください。この中に入らないだろうと思われるものが
ありますか？
親孝行がしたいは親への愛ですし、恋人が欲しいは愛し愛された
いということであります。
本能で幸せを求める我々はこの明健愛という言葉を銘記してお
くべきであります。
さて故飯島貫実師の八統道を中心に記していますが、その中の心
の浄化法四つを覚心愛修（かくしんあいしゅう）と簡単に覚えや
すく言っています。
今までの自然界の法則（三法印）や実相と仮相までを自覚と言い
ます。自然の法則を知り納得しました。自覚しましたということ
です。悟りましたでもいいです。その後に唯心、愛行、修行と続
きます。自覚と唯心が知で愛行と修行が行になります。これで知
行合一となります。一番難しくややこしい自覚が終わったと思っ
たら次もちょっとややこしい？
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６．心の浄化、第六法則
唯心=潜在意識
唯心は四つに分類しています。
唯想、唯識、功徳、信仰です。
（１）の自覚＝悟りで三法印、実相と仮相、精神の二大本能、幸福
（明健愛）などを述べました。それに続いてこの（２）唯心で真理
の把握が完成です。あらゆる種類の宗教的教えの根幹がこの１と２
の項目の中につまっていると思えばいいでしょう。
あとは知った真理を実行するための（３）の愛行と（４）の修行が
続きます。
（１）唯想法
唯心とはただ心、心だけと言う事です。
唯想とは、ただ心の働きだけと言うことです。
心＝潜在意識と言ってもいいでしょう。
ここで一旦、話は飛びます。
（どこまで飛ぶんじゃい？）
人間は幸福を追求して右往左往していますが、この世の物質世界は
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有限であります。食欲、性欲、所有欲などは全て有限であります。
ところがいのちの本質は無限の幸福を追求する性質でありまして、
大いなる矛盾に直面します。有限の世界で無限の幸福を追求するか
らです。無限の幸福を追求するにはどうしても内側の無限の世界を
向かなければなりません。１８０度、回れ右であります。有限の世
界で満足している心のレベルの人はそれでいいでしょう。しかしい
ずれは無限の世界をめざして進むようになります。何故ならば我々
の本質が無限のいのちであるからです。無限の幸福は自分の内側の
無限世界にしかないと分かれば、その無限の心の世界に足を踏み入
れるしかないことになります。
逆説的に言いますが、幸福欲が強ければ強いほど無限の世界に関心
を持つはずなのです。有限の金や地位や名誉あたりで満足している
人はまだまだ欲が足りないと言ってもいいのです。
というか知らないのです。習っていないから、聞いたことがないか
ら。誰でも有限の幸せと無限の幸せとどっち？と聞かれれば無限が
いいと言うでしょう。言わない人は相当曲がったへそ曲がりか、知
能指数に問題があるわけです。
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この内側の無限の世界というのが心＝潜在意識であります。
唯心と言う意味がだんだん見えて来ました。
無限の幸福は心の中にしかない、周りの有限の世界には有限の幸福
しかないと分かれば自分の内側に焦点を合わせざるを得ないことに
なります。
私が言うのはこの世的、刹那的、一時的幸福、変化しまくる幸福で
はありません。この世的レベルやあの世的レベルを超え、時空を超
越した壮大な永遠不滅の絶対至福意識のことであります。それを神
と言うのです。イエスは言われました。まず神の国と神の義とを求
めよと。最高の幸せはそこにあるのですよというイエスの我々に対
する愛であります。導きであります。
まず最高の幸せを追求してください、最高に幸せになってください
と言う。
前項で我々の本質であるいのちには無限の自在性があると言いまし
た。自在性とは全てを超越できる能力があるということです。全知
全能ということであります。
この超越能力に気が付いたらそれを表現したくなります。
自分の手に打ち出のこずちがあると分かったら誰でもそれを使って
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何かを表現してみたいと思うでありましょう。拳銃を持っていれば
ついつい撃ってみたくなるでしょう。私に拳銃を持たせればすぐに
撃ちますので、ご用心ご用心。自分がスーパーマンであると分かれ
ばその超越能力を使って、空を飛んでみようと思うのは当然であり
ます。そういう創造能力がいのちにはあるのです。
まず自分が無限自在の超越能力を持っていることに気がつくと、次
にそれを使って自在性を創造（表現）しようとするわけであります。
この世界は自分の心に映っている像にすぎないのであり、
幸不幸と言うのも自分の心がそう感じているだけである。
一切は、自分の心の中の出来事にすぎないと分かれば自分の幸不幸
を決定するカギは自分自身であることがわかるわけです。
幸福は自分の外側に求めるのではなく自分の内側（心）に求めよと
いうことになります。唯心であります。
他の誰かが幸せを持ってくるのではない、自分自身の内側に無限の
幸せがすでに存在するのですよ、自分自身の中にですよということ
です。
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よかったですね。
本当によかったですね。
何もしなくてもすでに自分の内側に無限の幸せ、無限の宝が存在し
ているのです。これが本当に分かれば大至急あなたの外側に向いて
いる意識を内側に向け直してください。
心の世界の外側に飛び出すことは誰でも不可能なのです。
（A）良い体験をする。
体験こそが自分の世界なのです。
体験とは五官（視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚）プラス第六感の六
つの感覚を通して入ってきた意識であります。同じ体験をしても、
感覚のレベルによって全く違った体験になるのです。受ける印象も
全然違ってくるわけです。
だから良い体験をしたければ、六識（五官プラス第六感）の健康化、
鋭敏化を考えなければならないわけです。ヨガの出番がここにあり
ます。
この六識の鋭さに比例して心の豊かさが決まるわけです。
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（B）全てをプラスに考える。
人生を生きる上で色々な難問題（病気、倒産、失恋、離婚、など）
が起こってきます。この難問題＝不幸、と普通は考えられます。
ところが難問題が不幸なのではなく、どういう風に解決すればいい
のか分からないのが不幸なのです。
どんな逆境（マイナス）でも受け止めてすぐに幸福感（プラス）に
変える方法を知っていれば逆に難問題ほど解決しがいがあるという
わけです。
ゲームでもやさしいゲームばかりだと面白くありません。ゲームの
方法をよく理解し、上達するにつれ難しいゲームに進みたくなるも
のであります。
難しいゲーム＝不幸、だとは言えない訳です。
例えば将棋の得意な人は初心者向けの将棋ばかりさせられると退屈
でしょう。
もうちょっと上級で難解な将棋をさせてくれよと言うでしょう。
人生もまたしかりであります。
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簡単な問題を解決できるレベルの人にはもっと難しい問題（例えば
三重苦のヘレンケラーさん、両手両足切断の中村久子さんなど）が
与えられます。それを解決するごとに幸せ感が増すように人生は仕
組まれているようです。どこかの誰かによって。
難しければ難しいほど解決すれば幸福感が増すようにです。
学校の運動会で優勝するのとオリンピックで優勝する違いのような
ものであります。世界中の一流選手が競うオリンピックで優勝すれ
ば自分が喜ぶだけではなく、国中が喜んでくれます。それがもろに
自分にも跳ね返ってくるわけです。難しければ難しいほど解決した
時には何十倍も幸福感を味わえるようです。
だから難問題に負けないように、押しつぶされないようにしなけれ
ばいけません。自殺する必要も、挫折する必要もありません。
単なるゲームだ、私の実相のいのちは永遠不滅であると思ってくだ
さい。すでに永遠至福であると思ってください。
このことが本当に分かってくるとありがとうと言う言葉が自然に出
てくるようになります。あらゆるものに感謝したくなって来ます。
難問題に向かってありがとうと言える人は本当に真理が分かってい
る人であると思います。
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私はありがとうと言う感謝の言葉や感謝の気持ちをどれくらい持っ
ているかでその人を判断します。心のレベルの話です。いい悪いで
はありません。
別に感謝の言葉を使っていないから悪いとかではありません。
心のレベルは無限であります。心のレベルが小学生レベルだからダ
メ、大学生レベルだから良いというわけではありません。いずれは
誰でも実相（至福意識）に向かって歩き出すように出来ていると私
は思っています。早いのが、先に行っているのが偉いわけではあり
ません。実相とは心の中にあります。ですから内側に向かいましょ
うと言っているわけです。
（２）唯識法
唯識とは、ただ心が世界を認識しているだけである、心以外の物は
ない、全てはわが心の現れであるということです。
（A）三界は唯心の所現
三界とは、欲界：食欲、性欲など物質欲の世界
色界：上記は克服したが、物質的条件にとらわれた世界
無色界：欲望を超越し、ただ精神作用に住む世界
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この欲界、色界、無色界の三つを三界と言います。
この三界はただ自分の心の現れにすぎないということです。
注意：三界は全て私どもの言う仮相であります。実相ではありませ
ん。あの世も仮相です。
非常に重要な所（試験に出るかもしれない）ですので念には念を入
れダブってもかまわないつもりで申します。
この世界はただ自分の心の現れに過ぎないということがもし本当だ
とすれば自分の心＝目に見える世界全て、ということになります。
昔、私はヨガを学びに一ヶ月ほどインドへ行ったことがあります。
ヨガのメッカ、リシケシやカルカッタ、ブッダガヤ、などに行きま
した。ニューデリーからバス（田舎のバスはおんぼろ車、でこぼこ
道をガタゴト走るのあのバス）に乗って５∼６時間北へ行くとリシ
ケシです。
ヨガのメッカと言うのは昔の話で今はそれほどの活気はありません。
そのインドでは乞食がたくさんいまして金をくれ、金をくれと寄っ
てきます。自分の心が警戒心や守りの心で落ち着かない時にはそれ
が邪魔くさく、あっち行ってちょうだい、来んといて、となります。
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それが自分の心が落ち着いて愛の心の状態にある時には、ちょっと
だけよと言って実際ちょっとの日本円にして１０円程度のお金を何
人かにあげました。そういう習慣なのです。
持っている人がちょっとだけ与えるという。
それで彼らも満足なのです。それ以上は要求してきません。やっと
インドを理解できたように思いました。その時に私はちょっと考え
ました。彼らはいつもと同じようにくれと言っている。
ところがこちらの心の状態如何によって全く違って見えるというこ
とに。
全ての鍵は自分のこころ次第なのであります。
心が光明面を見ているか、暗黒面を見ているかだけなのであります。
と言うことはいつもどのような状況にあろうと光明面を見るクセを
つければいいことになります。光明面を見る訓練をすればいいこと
になります。
心の中にどんどんいいもの（光）を入れ込んであげればそれがどん
どん自分の周りの世界に現れてきます。
以前申しましたバランスの法則がここにも当てはまります。
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自分の心の状態が３０レベルであれば３０レベルの世界が、出現し
ます。自分の心が８０レベルであれば８０レベルの世界が出現しま
す。ただそれだけのことであります。
どこかの誰かがこういう世界を作っていると思っているのは大間違
いなわけです。
全ては自分の心の現れに過ぎないと言うのですから。
そうであれば徹底的に自分のこころをいい方向へ変えていこうでは
ありませんか。また変えていけるのであります。
私の知人に仙人さんというニックネームの気功の達人がいます。
その仙人さんも最近同じような意義深い言葉を言われました。
自分を１００％愛すること、いい所も悪い所も全てを含み愛してあ
げること。ん∼、なるほどと納得しました。
いいと思える所は愛せるが、悪いと思える点、劣等感を持っている
点など欠点は愛せません。そのまま放置しているわけです。
私達は一般的に自分の心の中に自己嫌悪感というものを持っていま
す。こういう所は好きだがこういう所は嫌いなどと。
この自己嫌悪感というマイナス面（こころの傷、恐怖感、罪悪感）
が有る限り唯心の所現でそれがこの世界に出現してきます。
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現代キリスト教が言う人間は罪人と言うのはそういう意味ではマイ
ナスです。罪人、罪人と言っていればそれがこの世に出現します。
こういう暗黒面（スターウォーズのダースベーダーじゃないですが）
を浄化し打ち消していくことです。
そして自分を１００％愛すること、自分の心を１００％光明化する
ことです。
自分を１００％愛せる人だけがまわりを１００％愛せます。
そのためには自分の中にある自己嫌悪感（肉体的嫌悪感、精神的嫌
悪感などですが、突き詰めると実相であるいのちの無限自在性、無
限の愛、無限創造性を忘れている嫌悪感。
）自分で自分が嫌だなと思
っている点を丸ごと許し、認めてあげること、そのままでいいので
すよ、今まで嫌っていてごめんなさいと自分で自分を愛してあげる
ことが大事になってきます。
自分の中にあるマイナスの思いを消していかない限り、１００％ま
わりを愛することはできません。
自分の実相が無限自在で無限愛のいのちであると認める程度に応じ
てそれが周りの環境に現れてきます。
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自分が１００％光である、影は本来無いと打ち消し得た時に光明面
が現れてきます。
義務感で隣人を愛しましょう、親切にしましょうと言っても心の中
に暗黒面があれば絶対にできません。これをしたらいいと分かって
いてもできません。折角いいことを学んでも実行段階になると、心
の中のマイナス意識が邪魔をするのです。３日坊主で終わるような
ものです。それがまた悪循環となって出来ない自分と言う自己嫌悪
になるのです。ですからどうしてもこの暗黒面を打ち消す必要があ
ります。
自分を１００％愛することができなくても、ほどほどでも問題ない
のです。ただその程度においての幸福感しか味わえません。
自分を愛する程度によってまわりを愛せる程度も決まってくるので
すからやってみようではありませんか。
愛するのではなく愛してしまうというのが本当でしょう。
どうにもこうにも美しすぎてかわいすぎて愛してしまいました。
愛させられてしまいましたということなのです。
生命の美しさ、荘厳さ、自在性などについつい引き込まれて好きに
なりました、愛してしまいましたというのが本当の所なのです。
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自分の心のレベルが上がれば上がるほど、愛すべき対象が増えてき
ます。心が浄化されるほど愛の心が増していきます。
自分の心と周りの世界がバランスするわけです。
自分の心＝周りの世界
１００％イコールです。
ですから徹底して自分の心を光明化（心のレベルアップ、浄化）す
ることが幸せを創造する原点になります。いくらでも自分次第で自
分が思うような世界を作り出せるということが分かりました。
自分こそが天地の創造者であると言えるわけです。
ではどうすれば心＝潜在意識、を光明化できるのでしょうか？
唯識法
（Ｂ）心＝潜在意識、の浄化
身語意、三密行（さんみつぎょう）の実行
身とは身体の行です。身体を浄化すること。他の宗教では健康法ま
で言いませんが、ヨガはそこまで言います。そこまで言うか。
言うのです。
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80
身体の浄化とは基本的に血液の浄化（血の質と血の流れ）と思って
ください。きれいな血（細胞の栄養）を細胞に送ってあげることで
細胞が元気になるのです。
呼吸を深く、食事はアルカリ性（人間生活は血液が酸性に片寄り勝
ちなのです。それでアルカリ性の食べ物を多くとり中庸を図る。
）の
生きたものを多く食べ（この呼吸と食事で血の質を保つ）、皮膚、筋
肉、骨格（この三つで血の流れ）を鍛えるわけです。ヨガは身体を
部分的に見ないで総合的に見ます。
次が身語意の語です。語とは言葉のことです。
聖書の冒頭の言葉いわく、初めに言葉あり、言葉は神とともにあり
全ての物は言葉によって創られていると言っています。
この言葉の力を使うことで潜在意識を浄化できます。
いい言葉、明るい言葉、積極的な言葉、プラスの言葉です。
悪い言葉、暗い言葉、消極的な言葉、マイナスの言葉は不可です。
潜在意識を１００％明るいものにするのが目的ですから。
潜在意識が浄化されればされるほど、バランスの原理で自分の環境
が明るいものに変わってきます。運命の好転です。
明るい積極的な言葉を自分で考えてどんどん使ってください。
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我一切（われ、いっさい）を愛し、一切我を愛す。
（ダーマヨガ、飯
島貫実師作）一切または全てと言う言葉は便利です。これによって
全てのものが含まれるので、いちいち個別に言う必要がありません。
私はあなたを許しました。あなたも私を許しました。
（生長の家、谷
口雅春師の言です。
）
自分の潜在意識にあるマイナスの思い出、人物などを思い出し、お
互いに許しあうイメージをするわけです。私はあなたを許しました。
あなたも私を許しましたと実感できるまでそのイメージを何度でも
します。
こういう過去のマイナスの思い出を思い出し、いいものに変えてい
く行です。
マイナスの思い出はただ単にイメージで思い出すだけでも消えてい
くようです。
ジッと目をつぶり、過去の悪い嫌な出来事を思い出し、見つめるだ
けです。難しくありません。心の奥底に眠っていた悪感情がこれで
解放されます。
できれば嫌いな人、苦手な人と許しあい、お詫びしあうようなイメ
ージができればいいのですが。
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あなたの仮相を見ていました、実相を見ずに御免なさいと言ったと
ころです。
本当に憎悪の対象の人や物を許すにはこの実相と仮相の二つの世界
があると認識しておかなければなりません。それと共に悪条件に出
会い（病原菌に犯されたようなもの、伝染病にかかったからといっ
てその本人にどれほどの罪があるでしょうか？）振り回されている
その人に同情心が湧いてこなければなりません。
自分の一番いやなこと、一番嫌いな人こそが最高に自分の心を磨い
てくれます。勉強させてくれます。そういう意味でその嫌なこと、
嫌いな人に感謝するわけです。
付け加えますと、嫌な人がいるということは自分の心の反映ですか
ら、自分の中にそういう嫌な面があるということなのです。必ずバ
ランスします。
嫌な人、嫌な出来事に遭遇したら、それらには関係なく自分の心の
影の部分を反省し、それに気ずかせてくれた嫌な物事に感謝するわ
けです。嫌なあなたのおかげで、私の嫌な面を学べました、成長で
きましたありがとうと。
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この反省と感謝がこころを浄化してくれます。それだけ幸福感が増
して来ます。嫌な人、嫌な出来事などは単なる気ずきの材料にすぎ
ません。劇の大道具、小道具のようなものです。または悪役のよう
なもの。それらがないとドラマは興ざめです。
逆にそれによって自分の、心の影の部分を見られ、改めることで心
が浄化されるのですから、嫌なことじゃんじゃんやって来い、じゃ
んじゃん浄化されるぞ、どんどん幸せになるぞと思うこともできる
のです。サムライの山中鹿之助が天に向かい、我に七難八苦を与え
よと言った逸話も残っています。彼は真理が分かっていたのでしょ
う。
しかし、ほどほどにしておかないと思ったことは皆、実現します。
七難八苦が九難十苦になって、あとでやめてくで∼、死ぬ∼と言っ
てももう遅いのであります。ほどほどにと言うことでご勘弁を。
次は三密行の身語意の意です。
身は身体、語は言葉、意は意識、イメージ、想念、意志などです。
この意識法、イメージ法を使って潜在意識を浄化するわけです。
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言葉で抽象的に言うことに加え、イメージで具体的に想像するわけ
です。
そのほうがより感情に訴えることで効果的なわけです。
我は自由自在であると言う言葉を使うだけでなく実際スーパーマン
をイメージすることでより具体的になるようなものです。
我はスーパーマンのように自由自在であると言ったほうが、よりイ
メージし易いでしょう。おお自由自在に空も飛べるのか、なんと過
去へも未来へも自由に行けるのか？
本当に自由自在なのだなあと
言った感じであります。
今日は暑いなという言葉だけではどこまで暑いかピンと来ませんが、
ヤカンの沸騰したお湯をひっくり返したぐらい暑いなと言えば、む
ちゃくちゃ、暑いのやなあ、死ぬのちゃうか？となるわけです。
そんな悠長な、地球最後の日でっせ、そこらじゅう燃えてまっせと
いう飛躍したお話でした。
とりあえず言葉だけでは抽象的なので、具体的にイメージする方法
も同時に行なうわけです。
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ヨガは、必ず身語意の三つを同時に行ないます。
一石三鳥なのです。石がなかったらどうするのじゃい、鳥が二羽し
かいなかったら、どないしてくれますのん？などと理屈を言わない
ようにしましょう。
ヨガのアーサナ（ポーズ）をしながら足が伸びている、伸びている、
温かい温かいなどとイメージします。それによって血がよく流れた
り、筋肉がより伸びたりします。
ただ単にポーズをするのとは雲泥の差があるのです。
拳銃一丁で撃つかマシンガンで撃ちまくるかの違いのようなもので
す。
必ず身体の動作に言葉とイメージを加えます。これは覚えておいて
ください。他の物事にも使えますので。
試験にも出るかもしれませんので。
私は以前ケンタッキーフライドチキンの出店がエドワード空軍基地
の航空ショーで行っていた販売促進用のゲーム（大中小の三つの穴
にボールを全部投げ入れることができれば無料の食事券をもらえる
というもの）でボールを投げる時に入る、入るとイメージしました。
普通は最後の小さい穴で失敗するのですが、見事入りました。
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無料食事券ゲットです。係員はちょっと驚いていました。こういう
風に色んな場面で利用できます。いい言葉いいイメージを同時にす
る訓練をしましょう。そうなりますので。
いいと思った事は毎日実行する（１分でも５分でもいいから続け
る。
）訓練をすると、毎日ちゃんとやっているのだと言う暗示によっ
て自己祝福がおき潜在意識とのいい循環が起きてくるのです。行動
と心（潜在意識）とは循環するそうです。実行できないと悪循環に
なるわけです。
注）思い、イメージ、想念は念であります。
この念波は電波といってもよろしいようです。
この宇宙全体が電気エネルギー（エーテル電気と言う）で出来てい
ると言う理論もあります。
全ての物質が電気エネルギーで出来ているとすれば人も物も全ての
ものが同じエネルギーなわけで感応するわけです。電波が一瞬の内
に伝わるように、念波もまた非常に強力で一瞬の内に伝わります。
全てのものに。
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植物をほめながら育てると、すばらしいものが育ったなどと言われ
ますが、その通りだと思います。全てのものがエネルギーとして生
きていると思っていれば間違いないでしょう。
こういう物の見方（全てのものが生きている）は、日本のように仏
教や神道の伝統文化がある所では受け入れやすいと思います。実際
日本人とポリネシア人だけが自然の音を右脳で聞くそうです。生き
たものであるかのように。他の人種は左脳で聞くそうです。それで
自然の音は雑音のように聞こえるそうです。
我々は、花や木などに話しかける人がいてもそんなに違和感は、感
じません。他の人類は、違和感を覚えるようです。もちろん人によ
って色々でしょうが、実際の実験で右脳と左脳で聞く違いが出たと
いうことは興味深いものです。
俳句などは外人には理解困難な所があります。
例えば古池やカワズ飛び込む水の音です。この俳句で我々は風情を
感じるでしょう。シーンとした静かな自然の中にチャポンとカエル
が池に飛び込む音がした。その風景が目に浮かぶようです。
外人がそれを聞くと、カエルが池に飛び込んだ？それでどうした？
自殺でもしたのか？となります。
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または、静かさや岩に染み入るセミの声、なども名句だと感じます。
夏の暑い日、静かな自然の中にセミの騒々しい声だけが聞こえる。
その音が岩にしみ込んでまた静けさを感じるというようなことでし
ょう。その場のイメージが短い１７文字の中に見事に表現されてい
ます。
外人がそれを聞くと、あなた何言うあるか、セミの声が岩の中に入
る？入れて見るよろしとなります。
脱線しましたが、全てのもの（岩や木、地球、太陽、水、空気など
考えられる全てのもの）がエネルギーとして生きている。
つまり、いのちがあるという考え方であります。人間も動物も植物
も鉱物も同じいのちエネルギーであるということです。
そういう同じいのちであれば、全てのものに感謝していると、いざ
と言う時にちゃんと自分を守ってくれるわけです。
自分の所有物、車、服、その他一切に感謝するわけです。念波がす
ぐ通ずというお話でした。
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（３）功徳法
（A）潜在意識の徹底的な浄化で実行力を創る。
前項では、身語意三密行で潜在意識を浄化すると申しました。
幸福な生活を望むのであれば、潜在意識をこそ浄化すればいいので
す。潜在意識の浄化だけでいいのです。
人間不幸の原因は潜在意識に存在する自己嫌悪感でしかない。
それが唯心の所現でこの世界に現れる。
潜在意識に存在するこの自己嫌悪感を自己祝福感で満たしていく必
要があるのです。
自己祝福感で満たすほど実行力がつきます。
今までいいことを実行しようと思ってもできなかったのは自己嫌悪
感という心の暗黒面が邪魔をしていたからなのです。
自分は、真理は知っているが、実行しない人間であるという自己暗
示が、邪魔をしていい習慣を実行させないのです。
潜在意識というものは、過去の集積なので過去を地道に振り返って
浄化する必要が出てきます。
89
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そこで、
我、永遠不滅の神なり。
我、久遠の昔より仏なり。
と言うような過去までさかのぼって潜在意識を浄化する言葉の暗示
を用いるわけです。それも最高の言葉を用います。
最高の言葉と言うとどうしても神とか仏と言う言葉（自由自在性を
表すため）になります。
イエスも、我はアブラハム（キリストより以前の預言者）の生まれ
ぬ先よりあるものなりと言われました。
（私はアブラハムが誕生する
前から生きているのだぞということです。
）
イエスや仏陀、その他のあらゆる聖者は、わがいのちの現れである。
イエスもいのち、私もいのち、皆一切合切がいのちということで繋
がっています。
それほどすばらしいいのちを私は持っているのである、それほどす
ばらしいいのちこそ私自信であるという強力で心の奥底まで響き渡
るような言葉を不断に用いることで自分の実行力のなさを吹き飛ば
すわけです。
90
91
我、本来
神のいのちなり。
我、本来
仏そのものなり。
我、本来
尊き聖者なり。
よって我が潜在意識の奥の奥まで、無限自在であり、無限の愛その
ものである。こういう言葉を用います。
いささかうそっぽいと思われるでしょうか？
しかし心に入りこんだ言葉やイメージがこの世に現れるという法則
が本当であれば実際そうなるわけであります。
ですから最高にすばらしい言葉を使いましょう。
自分自身で最高に素晴らしい言葉を作り出していつも使いましょう。
自分自身のこころが感動や歓喜で揺り動かされるほど徹底して使い
ましょう。でなければ本当に心が浄化されず、変わってきません。
各人がこういう言葉の行を始めたら世の中は激変してしまうでしょ
う。
そういう世の中を見てみたいものであります。
三界は唯心の所現と言う言葉が本当かどうか自分自身で試してみて
ください。それだけの価値はありますので。
91
92
功徳法
（B）内省法
潜在意識の奥の奥には怨念、憎悪、呪詛などという、どろどろとし
た意識があり、これらがなお反逆していい言葉の暗示を妨害してき
ます。これらの感情を一切が好きになるような感情に変える方法が
あります。
一切が好きになるには一切の実相を見通す必要があります。
仮相（表面）だけ見ていては不可能であります。
潜在意識に嫌な人間（暗黒面）などがいるということは、それがこ
の世にいつかまた現れるということでもあります。
幸福のためには、これらをどうしても一掃する必要があります。
それには実相を見通すこと。
ではどうすればいいのでしょう？
前に言いましたように、諸法無我の法則を完全に１００％体得する
ことです。有我ではなく、無我です。
条件の原理とも言い、縁起の法とも言います。私はバランスと言い
ましたが。
92
93
この無我の法則を完全に理解納得できればいいのです。
これができれば究極の真理を体得できたことになり、この世では無
敵となるでしょう。
（私もまだ知っている段階で体得までイマイチで
あります。イマニですか？）
その辺のなまぐさ坊主が団体で押し寄せてもかなわないほどの真理
体得です。この書は簡単に書かれてありますが、あらゆる宗教の根
幹が書かれていると私は思っています。
充分の価値があります。幸福の大いなる足がかりであります。
何度でも自分自身で考え、思いをめぐらし納得して欲しいと思いま
す。
全ての物事には、原因があり、結果があります。
この原因と結果はすでに言いましたようにバランスを保ちます。
―３０の条件や環境を与えられればー３０の結果しか出てきません。
−３０の条件を与えられたのに＋２０の結果になることは絶対にな
いのです。
全てが縁と言う条件に触れて結果となって現れます。
そしてこの世の中にはプラス、マイナスの無数の条件が漂っていま
す。どの環境や条件に出会うか誰も分かりません。
93
94
マイナスの環境や条件にあった人は否応なくマイナスの結果しか生
み出せないのです。
１００％同じ環境や条件を与えられれば結果は誰が行なっても同じ
になってしまうのです。数学の世界です。−２の条件ではー２の結
果しかでないのです。９９％同じ環境や条件と言うのでは違う結果
が出ますが、１００％同じ環境や条件では１００％同じ結果なので
す。
殺人者と１００％同じ条件を与えられれば我々誰一人として殺人は
いや、できないとはならないのです。殺人をしてしまうのです。そ
こに殺人者に同情の余地が出てきます。誰でも実相では無限自在と
愛のいのちなのです。
愛の存在なのに殺人を犯してしまうほどの悪環境や悪条件を与えら
れたかわいそうな人が殺人者なのです。
あくまでも仮相のこの世での話しですが。この実相観と無我の真理
を把握しない限り絶対に人を心から許すことなどはできません。
例えば自分の肉親を殺した殺人者を許せますか？
犯罪行為をしたり、人に迷惑をかけたり、愛ではない行為をしたり
するのは何故でしょう。
94
95
仮相であるこの世が魂の浄化、勉強の場であり、光と影の二元世界
だから、誰かが影の役を演じなければならないのです。
でなければ魂の勉強になりません。愛の勉強と言ってもいいでしょ
う。この世は愛の勉強をする学校なのです。
本当（実相）は自由自在で愛のいのちであるはずが、この世（仮相）
では不自由（自分自身で自由自在にできない＝無我、コントロール
を失った車のようなもの、車の運転席に乗っては居るがハンドルが
取れてしまってさあ大変、どじょうが出てきてこんにちはと言った
状況のようなもの）でマイナスの条件に支配されマイナスの結果し
か出せないような状況におちいるのであります。自由自在なはずが
不自由で、愛のはずが愛ではない行動をしてしまう。
自分が一番嫌いな人やいやな出来事を思い浮かべて下さい。
その人の生まれ育った環境や条件はどうであったか？その出来事の
条件はどうであったか？
自分が全く１００％同じ条件を与えられれば全く同じ結果になって
同じように影の役目（悪役）を演じてしまうのです。
その人に同情すべき余地が必ずあるわけです。
95
96
何度も言いますが、それには我々の実相が無限自在と愛そのものの
いのちであると納得していなければいけません。
誰でも愛そのものなのに悪条件にしばられて、愛ではないことをし
てしまう。
悪役は、したくないのに正義の味方だけでは成り立たないので、そ
の役をさせられてしまうといった感じであります。
交通法規に従って正しく運転したいのに、ハンドルが取れてしまっ
てこの車どうすればいいんじゃい、と言う感じです。
その一番嫌な人のことを、その人の悪条件などをとことん考えてみ
てください。
どこかに必ず同情できる所があります。
（断言している所に注目、例
外はありません。）
なければ見つかるまで思いを巡らして見て下さい。
それが見つかればしめたものです。
同情心からその人を許すことが出来ます。
人を許せばバランスの原理であなたが許されます。
人を愛せば愛され、許せば許されます。
その時に晴れ晴れとした気持ちになるでしょう。
96
97
心の底からあなたを憎んでいてごめんなさいと懺悔の気持ちになる
でしょう。
むせび泣いてください。大声で吠えないでください、噛み付かない
でください。精神病院に連れて行かれますので。ご用心、ご用心。
大声で泣き叫ぶほど反省懺悔できれば、あなたの心が大転換した証
拠です。心が浄化され生まれ変わっているあなたに気ずくでしょう。
その時に心の中にある憎悪という影（暗黒面）が光に変わっている
のであります。
一番嫌な人、嫌な出来事の中に大いなる愛が潜んでいようとは。
いやあ、すばらしい世界だなあ、完璧な世界だなあと驚嘆すること
でしょう。私は懺悔が足りず、まだしていませんが。
（まとめ）
有我＝自由な自分がある、何事も自由自在にできる。車にハンドル
がちゃんと付いていて自分の思うように運転できるようなこと。
無我＝自由な自分が無い、何事も不自由、条件つきの自由がある。
車のハンドルが取れてコントロールがきかずお手上げ状態。縁、条
件に振り回される。
97
98
実相（いのちの世界）＝有我、自由自在、無限の愛、無限の世界、
光一元の世界
仮相（この世、あの世）＝無我、不自由、愛憎混合、有限の世界、
光と影の二元世界
となります。
唯心
（３）功徳法
（C）反省、懺悔（ざんげ）法
ここで言う懺悔とは、悪いことをしたから反省、懺悔しますと言う
表面的なことではありません。
もっと深く実相を見るわけです。
実相（無限自在と無限の愛）を与えられながらそれを見ずに貧弱で、
か弱いものとして自分を弱小視したこと、自己劣等感、自己卑屈感
を反省、懺悔するのです。
これが懺悔の原点です。
潜在意識深くに存在していたこの自己卑屈感、自己劣等感がこの実
相観で解消するわけです。
98
99
この実相観があればいかなる過去の嫌な思い出にも堂々と対面でき
ます。
この懺悔の原点がうまく行き、自己劣等感が解消するとその他の懺
悔、迷惑をかけた、助けなかった、感謝しなかった、恨んだ、憎ん
だなどなど全て思いつくことを反省、懺悔で心を光明化することで
す。
いのちの実相は無敵で完全自由自在である、仮相では弱く見えても
それはまやかしである。永遠不滅の我がいのちの実相はいかに偉大
であるか、その尊厳性を忘れ果てていたことを懺悔した時に心の暗
黒面、心の傷は消えてしまうわけです。
功徳法
（D）感謝法
感謝とは愛行であり、愛行は自己祝福の絶対条件なのです。
よって感謝は自己祝福のカギとなるのです。
ありがとうと言えば自分の心が明るくなり、浄化される。
と同時に相手の心も明るくなり、浄化される。
ありがとうと言うたびに自己嫌悪感が取れていく。
この感謝行は徹底的に行なって見てください。できれば一日二千回
99
100
以上を目標にすること。
何かが必ず変わってきますので。人間だけではなく目に見えるもの
全てに感謝行をしましょう。
お父さんありがとうございます。お母さんありがとうございます。
その他天地一切に感謝すること。
そのためには自分が生きているのではなく、生かされているという
ことに気ずく必要があります。
自分の、身の回りの自然を観察して見てください。
例えば空気さん。
空気はあなたが生まれた時からあの世へ旅立つまでジッとあなたの
そばにいてあなたを守ってくれています。
空気が今日は疲れたお休み、ごめんちゃいとか、ちょっとだけ休憩
するよなどと言いますと大変です。５分後には人類全員があの世へ
行けているでしょう。
空気にはゴールデンウィークなどありません。
空気がたったの４∼５分休んだだけで我々は大変な目に会うのです。
空気は一瞬たりとも休むことは出来ないのです。
それなのに空気は空気代よこせとかお中元持って来いとか肩もめと
100
101
か言いません。あんた嫌い、空気あげない、とか言いません。
好きであろうと嫌いであろうと損であろうと得であろうとそんなこ
とは関係ないのです。誰にでも無条件で空気をくれます。
その空気さんにあなたは感謝したことがありますか？
空気はあなたがこの世にいる間、ずっとあなたのそばに居てくれて
あなたを生かし続けてくれます。
あなたが孤独を感じる時には、この空気さんを思い出してください。
ず∼とそばにいるよと言ってくれます。
けっして見捨てないよ、安心してね、一人じゃないよと言ってくれ
ます。どうでしょうか？
この空気さんに感謝をしようと言う気になりましたか？
まだまだですか？何の何の、これしき当たり前だと思いますか？
元々、自然にあるものだから当然のことだ、当たり前のことだ、で
しょうか？
その自然の働きがなければ我々は生きていけないというのは納得し
てもらえたでしょうか？
では次に自然界の代表、太陽さんについて考えましょう。
太陽は我々にひかりのエネルギーを与えてくれます。
101
102
雨の日も風の日も同じように休みません。雨の日はお休みではあり
ません。雲の上から影ながら我々を照らしてくれています。いつで
も光をあげられるように。太陽が休む時、我々人類は生きておれな
いのです。
太陽はただ我々にひかりを与えるだけです。空気と同じように見返
りを求めません。光代徴収とか好物のどら焼き持って来いとか言い
ません。みかじめ料徴収とか言いません。
誰であろうと無条件に光を与えます。
太陽はただひかりにひかり自分のいのちを燃やすだけです。
燃え尽きた時、初めて休めます。
この太陽さんにも感謝をしようではありませんか。
こういう自然界にある、生かす働き、守る働き、助ける働き、これ
を愛と言うのであろうと私は思っています。
愛は無条件であります。ただ与えることに喜びを見出すわけで、損
得好悪などの条件は関係ないわけです。
人間一人は６０兆個の細胞でできているそうです。
これらの細胞は周りの細胞を常に助けるように動くそうです。
102
103
お互いに助け合うような働きをするそうです。
これが自然の姿なのだろうと思います。自然界全てが愛なのであり
ます。６０兆個の細胞の主人があなたであります。
休みなく働きあなたを助け支えてくれている細胞さん達一人一人に
も感謝をしようではありませんか。
こういう風に考えるとまわりの全て、一切に感謝しようと言う気に
なってきます。
うわべだけでなく理屈がわかって心の底からありがとうと言う感謝
の言葉をたくさん使うほど心が浄化され幸せを感じられるのです。
しかも感謝された自然界のことごとくがあなたの味方をしてくれる
ようになるのです。
この自然に感謝するのと同様、人間にも感謝しましょう。
まず自分を守り、生かしてくれた両親、家族、周りの人々、魂の勉
強をさせてくれた嫌いな人、苦手な人、逆に尊敬する聖者、それら
の人々の集合体である国、祖先や守護霊、神や仏などことごとくに
感謝するわけです。
（感謝できない人やものには条件の原理を当てはめてとことん感謝
できるようになるまで思いをめぐらして下さい。）
103
104
損だ得だ好きだ嫌いだという条件をつけません。あくまでも無条件
で一切に感謝です。
感謝という喜びの念は自分もまわりも全てを生かします。
唯心
（４）信仰法
（A）全託法＝絶対他力信仰
真理を真剣に毎日実行して行くと自分がいかに尊い存在か、分
かって来るのです。しかも真理は無限ですから、キリがありま
せん。
もっと自在にもっと自在にと突き詰めていくと、自分よりも
はるかに高い境地の聖者に行き着くのです。
その聖者が信仰する無限の神のほうが、自分の信仰する神より
もより高い境地にあるのです。
そういう風に考えると無限を追求するにつれて、自力信仰（自
己の中に存在する神）から他力信仰（自己の外側にある神）に
104
105
向かざるを得なくなります。
自己内在の神で自己満足できず、さらに上の無限の神を求める
というわけです。
前に言いましたように人生は、出会う条件（縁）によって幸せ
にも不幸せにもなるのです。
無限のいい条件には無限のいい結果が現れます。バランスです。
最高の無限自在という条件（神）を知った以上は、その至高の
神にしがみつくしかなくなるのであります。
ここに絶対他力信仰が生まれるのです。
唯心
（４）心霊法＝霊の守護を受ける。
心【潜在意識】自体がすでに生きたエネルギーなのです。
心に思ったあるものは、イメージとしてあるだけではないのです。
大脳にある生命素を吸収して生きたものになるのです。
それで家族、親族、親友、自然神、尊敬する聖者などを毎日、供養
し、自己暗示すること。
そうするとそれらが強力な生命体となり、それが心の支えとなりま
105
106
す。それら霊団の守護を充分に受けることができます。
唯心のまとめ
幸福は自分の心＝潜在意識、の中にある。
（内側の無限世界）
それが外部に現れる。三界は唯心の所現。
自分の中にあるので、自分で幸せを創造できる。
それには身語意、三密行を実行する。
自分が変わることで世界が変わる。
潜在意識のすみずみまで浄化する。
そのためにまず自分の実相のすばらしさを知る。
反省懺悔と感謝行を実行する。
などを述べました。
この唯心と三法印がこの世の真理です。悟りの世界です。
真理を知った後は、実行する段階に入ります。それが、愛行と修行、
瞑想になります。
７．心の浄化、第七法則
106
107
愛行
愛は無限ですが、基本的に四つに分類してあります。
（１）感謝、
（２）反省懺悔（３）自戒
（４）愛行の四つです。
では順番に述べていきます。
（１）感謝
前章で述べましたが、まず自然や人間など一切に無条件で感謝する
ことです。感謝は愛なのです。感謝には心を浄化し、幸福感をもた
らす作用があります。自分自身を幸福にする秘訣です。
血のめぐりもよくなり、頭も働き、運命が好転するのです。
日本語は言霊（ことだま）とも言われ言葉に魂がこもっています。
日本式に数を数える時にはひとつ、ふたつ、みっつ、よっつなどを
ひい、ふう、みい、よお、いい、むう、なあ、やあなどと言います。
これら全てに意味があります。
ひい＝日＝太陽
ふう＝風＝空気
みい＝水＝海
よお＝世＝世の中＝土地、または養＝養分＝土
107
108
いい＝飯＝穀物、植物
むう＝虫＝昆虫
なあ＝魚
やあ＝矢＝鳥
こお＝動物（牛のことを昔は、こ、といったそうです。またはべこ）
とお＝人
となります。
特に最初の四つが太陽、空気、水、土地で四大自然であります。
太陽に感謝、空気さんに感謝と前章で述べましたが、全てによって
生かされているという事実をよくかみしめ、恩を感じ一切に感謝す
る習慣をつけることで運命が好転するのです。報恩感謝の生活であ
ります。心の浄化には一番簡単で早い方法でもあります。
嫌いな人、いやな出来事など特に心を磨いてくれ、大いなる学びと
成長があるので感謝、感謝です。
声に出したほうが、視聴相乗効果があり早いのですが、心の中で称
えてもオーケーです。
ひい、ふう、みい、よお、ありがとうございます。
108
109
いい、むう、なあ、やあ、こと、ありがとうございます。
覚えやすいので覚えていつも使いましょう。
まずちょっとだけ勇気を出して実行してみましょう。
徐々に感謝が習慣になるようにしましょう。感謝すればするほど潜
在意識が浄化されます。
必ず運命が好転し、幸せに導かれますから。
一日二千回の感謝行（多すぎる？じゃあ百回ほど）それらを一週間
するとか目標を決めて実行し、何らかの心境の変化があり、効果が
あったと思われるまで続けてください。
これによりあなたは大変身できるでしょう。言葉は力です。
愛行
（２）反省懺悔（ざんげ）
これは潜在意識に残っている過去の状況を思い出して、各場面で感
じた自己卑屈感、劣等感、自己嫌悪感および、他人嫌悪感、他人軽
蔑感などを払しょくすることです。
心の影を消去するのです。
心を明朗化するのです。
心が鏡だとすれば、鏡についたほこりをきれいに拭い去るわけです。
109
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ちょっとのよごれも見逃さず、徹底的に細部まで思い出し、きれい
にするわけです。これで鏡はピカピカになります。
ピカピカの鏡になれば運命大好転は、間違いありません。
何度も言いますが、この世は自分の心の現れであります。
我が実相は無限自在のいのちエネルギーである、無限の愛エネルギ
ーである、窮屈な肉体に閉じこもって不自由な思いをするような、
ちっぽけな存在では断じてない、それは仮相であると言う実相観が
基本であります。
心を暗いものにするのは、
１．自分をあわれな力のないものであると思うこと。
２．他人を悪しざまに見下げること。
このふたつです。
自分も他人も実相は神や聖者と全く同じ、いのちエネルギーであ
る。自己卑下、他己卑下してすいませんと過去を振り返っていち
いち反省懺悔するわけです。
そのためには一人で目を閉じ、内省できる場所と時間が必要です。
日本の家は狭いので、なかなか一人で静かな環境で内省や瞑想を
できる場所がありません。ある人はいいのですが、場所が無い人
110
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はそういう場所を自分で作る、またはヤマハの防音ルーム（楽器
演奏用に販売している。お金持ちの人どうぞ。）を購入してその
中で内省する、家の中になければ職場や学校で適当な場所を見つ
けること。
漫画喫茶の個室とか、レンタルルームとか色々工夫次第でありま
すので。耳栓をして外部のうるさい音を遮断するのも一方法です。
一人で内省できる場所を確保することはものすごく大事だと思
います。心と言う無限の世界と向き合うのですから。
こういう懺悔行により心の影が消えると、いいことを実行するこ
とが、たやすくできるようになります。今までいいと思ってもで
きなかったことがスムーズにできるわけです。
あらゆる人生の不幸の原因は、よいことをしたくてもできない自
己反逆によるのです。
人生は思ったとおりになるものだという信念がないかぎり、あな
たは自信のない人間に成り果ててしまうのです。
自分こそは人生の創造者である、すべての不都合は自分の心の影
にすぎない、反省懺悔しますと言って改めるとどんどん力強い人
間に変身するのであります。
111
112
こういう心の反省懺悔に加え、肉体の浄化（反省懺悔）が必要な
のです。
愛行
（３）自戒
自戒とは人やまわりに迷惑をかけないことです。
人間生活において一番大事なことは他に迷惑をかけないことです。
愛行をするよりもまずまわりに迷惑をかけないことです。
刑務所に居る人たちは全てまわりに迷惑をかけた人たちです。
戦争を起こす国や政治家もまわりに迷惑をかけているのです。
まわりに迷惑をかけないと言うことを各人が徹底すれば戦争も犯罪
もなくなり、刑務所もいらなくなります。
これだけで平和な世の中になるのです。
まず学校では人やまわりに迷惑をかけないという教育をして欲しい
と思います。迷惑行為禁止です。
殺すな、盗むな、うそをつくな、約束を破るな、悪口を言うな、グ
チを言うな、暴力をふるうな、いじめるな、酔っ払ってクダをまく
な、などなど
112
113
まず人や周りに迷惑をかけないことを徹底すること。
この自戒も愛であります。
愛行
（４）愛行
愛行には大別して四つあります。
A．法による愛：真理の施しであり、言葉を通しての愛行。
B．身体による愛：肉体行動を通しての愛行であり、健康体を与える
愛行。
C．職業による愛：職業を通しての愛行。
D．物質による愛：物質の施しであり衣服住に渡る愛行。
A.法による愛：本当の愛行は、我が実相＝いのち＝神、の自覚を与
えることだそうです。
まずその人の魂を創ってあげることです。
目先の愛行もいいが、永遠に輝く愛行と言えば実相の自覚を与える
ことです。
これこそ最高の愛行と言えるそうです。
まず自分のいのちこそ神であるということを体得し、まわりの人に
113
114
その真理を伝えましょう。それが最高の愛と言うのですから。
B.身体による愛
言葉による愛行に加え身体による愛行が加わると相乗効果により愛
がより深まると言うことです。
ありがとうという言葉と同時に握手でもするとより効果的なわけで
す。愛していると言う言葉に加え、お尻でも触るとその愛がより伝
わるわけです、というかぶっ飛ばされるわけです。
変態と間違えられないようにしましょう。
言葉に加えスキンシップが大事ということであります。
C.職業による愛
どんな職業も他を助けるためにあるわけです。
お金儲けのためにあるという人もいますが。
真理においては他を助けた報酬としてお金をもらえるというのが本
当です。
現代は資本主義の時代です。資本＝お金です。お金中心主義ですか
ら誰でも誤解します。
114
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まずお金儲けが第一となりますと、職業を通じて他を助けるはずが、
他を苦しめ、迷惑をかけても儲けるということになります。
仕事＝奉仕、を自覚して仕事に励みましょう。
D.物質による愛
困っている人に衣食住、全般に渡って物質的援助をすること。
物質的援助をすることで自分の潜在意識が浄化される。
何でもどんどんあげること。バランスの原理でどんどん貰えます。
イエスが言われたギブアンドテークです。
与えて取るではなく、与える者は見返りを得るということです。
８．心の浄化、第八法則
修行
修行は四つあります。
（１）本尊：我がいのちの実相を現したもの、マンダラとも言う。
絵画、文字、彫像など色々ある。
（２）真言：真理の言葉により潜在意識の浄化力を最大限発揮する
もの。マントラ。
（３）潔斎：体の浄化のこと、健康を増す肉体行。
115
116
（４）瞑想：座禅とも言う。実相たる神に集中する技法。
の四つです。
本尊（マンダラ）は視覚に訴えるもの、真言（マントラ）は聴覚に
訴えるもの、この視聴相乗で効果が高まる。
ややこしいと思いますが、本尊と真言で心（潜在意識）の浄化、潔
斎で身体の浄化です。
心と身体の浄化で心身の異常を正常にした後に、実相に集中する瞑
想を行なうわけです。これで至福意識に到達できます。
修行
（１）本尊（マンダラ）
ヨガの修行法は肉体を基盤とする瞑想法と感覚を基盤とする真言法
（マントラ）があります。
この感覚を基盤とする真言法（マントラ）に先ほど言いました視覚
に訴えるマンダラと聴覚に訴えるマントラとがあるわけです。
本尊（マンダラ）とは無限自在のいのちの実相を完璧に表現したも
のであります。
仏教の南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経、観世音菩薩、神道の天照大
116
117
神（あまてらすおおみのかみ）などよく仏壇や神棚の奥の方に祭ら
れているものです。
本尊には字、絵、彫刻など色々な形式があります。
法隆寺の五重の塔、奈良の大仏なども本尊であります。
物体には念を保持する力があるのです。
本尊を毎日拝んでいれば、ただの紙切れなどではなく生きた念がこ
もった物質に変わるのです。
修行
（２）真言（マントラ）
全てを言葉では表せないが、言葉を使わないと話が進まないのです。
本尊（マンダラ）によって目から真理が印象される、真言（マント
ラ）によって耳から真理が印象される。
このふたつが潜在意識の中で統合され、潜在意識の浄化に威力を発
揮します。
マントラの唱え方には、心にマントラを念ずる方法と声に出して唱
える方法があります。
ヨガのマントラにはオームというのがあります。
117
118
あの一世を風びしたオーム真理教で有名なオームとは？
AUM と書いて A が陰で U が陽、M が結ぶ、です。
陰と陽を結ぶと言う意味です。
陰の代表が神、陽の代表が人間なので両者を結ぶ神人合一という意
味になります。
ヨガという言葉自体も結ぶと言う意味であります。神と人を結ぶと
いうことであります。
インドで生まれたヨガの真言 AUM。
深い瞑想状態で実際にこの宇宙波動 AUM の音が聞こえるそうです。
この AUM が中国方面へ渡り NAUM（ナーム）と訛ったそうであり
ます。
漢字にしますと南無（なむ）であります。あの南無阿弥陀仏（なむ
あみだぶつ）の南無です。
我がいのちに帰る（帰命）とか信じ従いますと言うような意味なの
です。西洋へ渡り AUMEN（アーメン）となったそうです。
キリスト教の祈りの言葉であります。
本当でしょうか？
もし本当だとするとヨガもキリスト教も仏教も元は同じ真言を使っ
118
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ていることになりますが。
さて、次の真言（マントラ）
、南無阿弥陀仏（なむあみだぶつ、略し
てなんまいだ）とは？
阿弥陀とは無量（無限）と言う意味だそうで、無量寿、無量光の仏
となります。
仏（ブッダ）という聖者を最高の言葉（無限の寿と光）で表現し帰
依しますという意味です。
次、南無妙法蓮華経（なむみょうほうれんげきょう）とは？
妙法は仏の帰依している神、蓮華はその神の平等愛、経は常住不断
にそそがれる神の言葉と言う意味です。
聖者の帰依したもう愛の神の絶えざるそそぎの言葉となります。
法蓮華経はもと法華経の題名であるので、南無妙法蓮華経とは法華
経に帰依することで、その法華経の特徴は最高の聖者を表現した所
にあるので、最高の聖者と最高の神を示したのが南無妙法蓮華経な
のです。
話が段々難しくなってきた所でこの（真言）マントラの終了であり
ます。
119
120
修行
（３）潔斎＝身体の浄化、健康を増す。
潔斎とは、血液を清めて浄化し、正常な頭脳をつくることです。
最高の潔斎法は、体の浄化で申しました断食法と温冷浴法です。
これで病気は消え、頭脳は冴え渡るわけです。
この項は体の浄化で述べた事柄なので、簡単に終わります。
(4)瞑想（座禅）
瞑想とは神＝至福意識、に集中する技法を言います。
数多くの瞑想法がありますので、基本だけを申します。
基本的には、腹式呼吸で背骨をまっすぐ伸ばすのです。息を吸うと
きに背骨が天まで伸びていくようなイメージで背骨をまっすぐにす
る（交感神経のバランス）
。
吸い終わったら一瞬息を止める。また息を吐きながらお腹を引っ込
ませる（副交感神経のバランス）
。
この腹式呼吸と背骨を伸ばすことで自律神経のバランスが取れるの
です。神経とは神への経路（みち）と書きます。
120
121
神経を整えないと神（至福意識）との交流はできないのです。
この自律神経のバランスが取れていないと、なまくら瞑想となるの
です。
息が尾てい骨の所まで達したと思ったときに肛門をギュッと締める。
吸いて背伸ばし、吐きて腹締め、最後に肛門を締める。
座禅とは何ですかと聞かれたら、吸いて背伸ばし、吐きて腹締めと
答えてください。
座禅とは、自律神経のバランスを図ることなのです。
瞑想法はたくさんありますが、肛門を締める行法はあまりありませ
ん。締める理由は脳を刺激し、眠気を防止すること、気（エネルギ
ー）を留めておく（垂れ流し防止）などです。
それから瞑想中は、ただ雑念妄想に任すのではなく、真言（マント
ラ）を使ったほうが、深く集中できます。
これはマントラと言う潜水艦に乗って海底に降りていくようなもの
です。
素もぐりで海底まで降りていくか、潜水艦に乗っていくかどちらが
便利で早いかということです。表面意識という海面（心が波のよう
にうねっている）から潜在意識という海中を降り、超意識、宇宙意
121
122
識という海底に降りていくのです。
雑念が湧く時にはそれにまかせ、我に帰ったらまたマントラを念ず
るのです。
集中できて早く深く海底まで行けます。
自分に合った真言（マントラ）を使ってください。
イスに座って瞑想してもよろしいが、正式に足を組んで行なったほ
うが効果がでます。
ただし、身体のバランスがうまく取れていないと長時間座って瞑想
すると、きつく感じます。
この瞑想が最終目的である至福意識＝神、へ到達する方法でありま
す。この物質世界は有限です。有限の世界には有限の幸せしかあり
ません。
無限の幸せは無限の世界にしかないのです。
無限の世界とは、ず∼とお話して来ました心（潜在意識）の中にし
かないのです。
そこに行くには瞑想という方法しかないのです。
いずれ物質的幸せが有限だと悟った人類は、精神的無限の幸せを求
めて瞑想に励むようになるはずです。
122
123
心の悩みや体の病気を浄化解決し、幸せを創造するゲームのはずが
瞑想まで来ました。悩み解決後は無限の幸せを追求して欲しいと思
い書いています。
そういう総合的な心と身体の浄化の過程で悩みが消え、幸せが現れ
るというのが本当なのです。
将来人類は瞑想によって一段上のステージに上がった社会を創造し
ているはずなのです。そうでなければ人類の未来は暗いでしょう。
今は物質文明から精神文明への移行期だと私は思っています。新し
き精神文明それを瞑想文明とでも呼びましょうか。
最後に参考までにインドの巨人、サイババ師の光の瞑想を紹介しま
す。
まず眉間に光をイメージする。その光を胸の中心部にあるハートの
チャクラまで光で経路を浄化しながら下ろす。そのハートのチャク
ラに光が入ったら、蓮華の花弁がひとひらずつ開くイメージをする。
想念、感覚、情緒、衝動を光の中に入れ、洗い清め、闇（やみ）を
取り除く。
もはや暗黒が身を隠す所は無い。闇は光の前に留まることはできな
い。光がより広く、より大きく、より明るくなるようにイメージす
123
124
る。光を手足に浸透させる。邪悪な行為はもうできない。手足は光
と愛の道具となった。光を舌に上昇させる。うそ、ねたみ、そねみ、
誹謗中傷など人に苦痛を与える言葉が消失する。
目と耳に光を上げ、よこしまな全ての欲望を滅する。
頭を光で満たし、闇の住人である悪想念を追い出す。
あなたの中の光がもっともっと強く輝くようイメージすると、実際
にそうなる。
光をあなたの周囲に輝かせ、光の輪をどんどん大きく広げる。
愛する人々、親類縁者、友人達、敵対する者や競争相手、見知らぬ
人、そしてあらゆる生き物、全世界をあなたから広がる光で包む。
叡智の光輝の感動にひたる。あなたがイメージする神の御姿を、全
てのすみずみまで広がる光の中にイメージする。なぜなら、光は神
であり、神は光だから。
以上です。
以上で故飯島貫実師の八統道（身体の浄化法、四項目＝呼吸、食事、
温冷浴、運動、プラス心の浄化法＝自覚、唯心、愛行、修行の四項
目、
）を基本にした解説が終わりました。
いかがでしょうか？ちょっと難しい？うそ臭い？本当か？
124
125
私が一番言いたいことは、我が実相は無限自在と無限の愛であると
言う強い信念を心に植えつけることであります。
これによって自己嫌悪感や劣等感、憎悪感を吹き飛ばすことです。
ほんのちょっとでも私が言いました事を自分で実行する習慣をつけ
ましょう。
一歩一歩前進することでどんどん自分の運命を好転させることがで
きます。幸せは誰かがくれるのではありません。自分が変わること
で幸せがやってくるのです。自分が変われば世界が変わる。
バランスの法則です。
ヨガはあくまでも三密行です。身体と言葉とイメージとの相乗を図
ります。
ということで次は、趣を変えヨガの先達、故中村天風師の心身統一
法を申します。
９．天風式、心身統一法
天風式統一法はふたつあります。安定打坐法と無我一念法です。
（１）安定打坐法（あんじょうだざほう）
この法は天風師が絶対の自信を持って万人に推奨するそうで、この
125
126
法だけでも実行し習慣ずけることで大いなる効果を期待できるそう
です。
（運命を大転換させ得る。
）
人間はとかく仮相に過ぎないこの世の物事に惑わされる、振り回さ
れる。それで実相が不明になり、一番大事な自分を信じる信念が薄
弱になると天風師は、言われています。
現代文明と称するものが、ただ仮相上の事物のみ進化させ、実相を
無視していると言っています。私が言いました実相と仮相の件はぴ
たり一致します。
世の中には、身体の訓練をする人は多いが、心の訓練をする人は少
ないのです。
天風師は、人間の実相（霊性）を自覚して人間としての本分をまっ
とうする生活が大事と言われました。
その霊性の自覚をもたらす安定打坐法とは？
天風師はブザーをブーと鳴らし、その音が消えた後もなおその音を
聞き続ける、追い続けることで、雑念妄想が消え精神統一がなされ
ると言っています。雑念排除が実に早いのです。
無声の声を聞き続けるわけです。聞くと言うよりも同化するのです。
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127
無声の声（消えた音）と自分が同化するわけです。
これにより完全なる心身統一が簡単になされるのです。
心身統一の極地に到入できるのです。
私は仏壇のかねをチーンと鳴らし同じ様にどこまでも聞き続けるの
です。何度やっても構いません。
周りから苦情が来るまでは。その辺にある、音が出るものであれば
何でもいいでしょう。ブーでもチーンでもアイーンでもキャイーン
でもいいのです。音色のいいものがいいでしょう。
チーンは音色もよく私は気に入っています。
他の精神統一法は時間がかかるし難しいがこれは簡単です。
１∼３ヶ月、真面目に実行すると記憶力もアップし、全ての能力が
向上します。
この打坐法が習慣ずくと大安心の心ができ、消極心が発生しなくな
るのです。プラスの感受性が強くなり、マイナスの暗示に反応しな
くなるのです。
常に積極的に正しく強く生きるのが人間の本性なのです。
全神経系統が積極化され無限自在力が現れる。つまり実相が現れる
ということなのです。
127
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いいことずくめです。実習する価値大いにありです。
天風師は常時どこでも実習せよ、それにより五官の感情に振り回さ
れなくなり、日常生活で不幸不運がなくなってしまうと言っていま
す。苦が楽に、悲しみが喜びにと心の転換ができ心が強くなり、身
体も健康になるのです。
加えて実習中は、心に抱いているマイナスの思いを分断できるので
す。心配性の人などは、マイナスの心配ごとを考え続けるのでます
ます深みにはまりノイローゼになったりします。
それをこの打坐法を実習中は分断できるのです。
磐石不動の心を簡単に手に入れることができます。
是非実習しましょう。
天風式統一法
（２）無我一念法
これも精神統一を短期間で図れる方法です。目的は同じです。
安定打座法は耳を使用しました。こちらは目を使用します。
心眼が開けます。人間本来の精神統一状態に至り、失敗や仕損じが
なくなります。
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一般には無我一念状態は難しいと思われています。一気に頂上に駆
け上るのは無理でも、この行法を実行することで階段を一段ずつ上
がるように達成できるのです。実行すれば誰でも（ここに注目、誰
でもです。）無我一念の境地に没入できるのです。
その無我一念法とは？
無我一念法
何でもいいですから目の前にある一物質をしばらく凝視します。
その後、目をつぶりその印象を眼底にアリアリと認め得るまで何度
も繰り返します。
これによって物質を我に帰納同化させるわけです。
この行法を体得しますと、心の転換が容易にできる、マイナスの思
いをすぐプラスへと変えられる。
短い時間でも執着心を分断でき、心の疲労度や心労が少なくなりま
す。心の休養になり、心の疲労回復や精力復活がもたらされます。
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現代人は物質文明の弊害で自分中心に物事を見たり考えたりするよ
うになっています。物事を客観的に正しく把握できず、心が疲れ余
裕がないのです。いい考えも浮かびません。
普段、人は引っ切り無しに考えています。ああでもない、こうでも
ないと。この雑念妄想に振り回され、はっきりと事物の真相を認識
できず、正当な判断が下せないのです。
迷います。そうすると本来の能力が限定され、本当の幸福にはなれ
ません。目だけで事物を見ると間違えることが多々あるのです。
見るだけで記憶していないことが多いのです。
この一念法実習でそれが正常に戻ります。
そうすると判断力が正確に、注意力、集中力が徹底され実行力がつ
きます。意志の力が強くなる為です。
諸事は努力して考えなくても、精神統一された状態では直感的に分
かるものであります。
千里眼、透視術、テレパシーなどの特殊能力や武芸の達人などは精
神統一の結果であります。
精神統一は学問、技術、健康などあらゆる場面で威力を発揮します。
正しい正心正念で生きる人は普通人の何倍も肉体能力や精神能力が
130
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あるのです。
この簡単で効果絶大な無我一念法を、折りがあれば２秒でも３秒で
も無邪気に実習して欲しいものです。そして精神統一のコツをつか
みましょう。
至難のワザと言われる三昧境を短時日で得られるのです。
実習しない手はないでしょう。
ただしあまり急ぎすぎるとよくないのです。たんたんと習慣ずくま
でやれば効果絶大なのです。
人生に迷い無し、いのちの輝きを取り戻しましょう。
以上で天風師の無我一念法は終わりです。天風会は東京護国寺にあ
ります。興味があれば連絡してください。
１０．動的瞑想（沖ヨガ式）
故沖正弘師の沖ヨガでは瞑想ではなく、目のない冥想と言う字を使
います。
普通の瞑想は静かに座して行ないますので静的瞑想です。
これに対して沖ヨガの冥想は動的瞑想なのです。
動的とはどういう意味かと申しますと、目をつぶる瞑想ではなくこ
の一瞬に全エネルギーを出しつくすことで無心になる行法でありま
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す。無我夢中、忘我状態になっている時は頭に雑念がありません。
そうすると本来の生命力が出てくるわけであります。
この一瞬一瞬に全力を出しつくす生き方を沖ヨガでは冥想と言うの
です。人事を尽くして天命に任す生き方であります。
沖正弘師はこれこそが宗教的生き方であると言われました。
これでなければ人は救われないと言うのです。
一瞬一瞬に全力を出していれば、いのちが喜びます。
この動的瞑想と静的瞑想を実行することで一日中瞑想をしているこ
とになります。
１１．人生の目的
色々と書いてきましたが、最終章に突入です。
人生の目的とは何でしょう？
これはすでに言いましたが、魂の浄化(心身の浄化)により、より
幸福意識を高めることであります。
愛の心を育てる、愛の勉強をする、あるいは、自己内在の無限の愛
や自在性を目いっぱい表現する、それによって幸せを感じることと
言ってもいいでしょう。
あなたはどういう風に答えますか？
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趣を変えて、自然の姿を見てください。
例えば植物は上へ上へと成長していきます。ところが宇宙空間では
植物は成長しません。
なぜでしょう？重力がないからです。地球上では重力という下へ押
さえる力があるため、上へ上へと伸びていけるのです。つまり反対
方向の力が絶対に必要なわけであります。バランスの法則がここに
も存在します。相反する力が必要なのです。
他の例を挙げますと車は氷の上では空回りして前へ進めません。
抵抗力という後ろへ引く力がないと車は前へ進めないのです。
こういう抵抗するものがあって初めて前へ進めるのがこの世の姿で
あります。自然の法則なのです。
この世は陰と陽の二元世界なのです。
必ず陰（マイナス）と陽（プラス）の二つがバランスを保つように
できているのです。
人間も自然の一部であります。上へ上へと成長するためには、押さ
えつける力が必要なのであります。それが人生の諸問題であり、悩
んだり苦しんだりして人間は精神的に成長していくわけであります。
そういうわけで自分の進行方向とは逆のマイナスの力があればある
133
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ほど、大きく成長、前進できるようにこの世はできているのです。
悩み、苦しみ、諸問題、大いに結構。天は私の成長を見守っている
と思ってください。精神的エリートほど大きな問題を抱えている
ようです。例えば三重苦で有名なヘレンケラー女史、両手両足なし
で人生を歩んだ中村久子女史、その他数多くの精神的エリート達。
肉体的、精神的、環境的問題を一般人よりも多く抱えて彼らは人生
を歩んだのであります。マイナスの力が大きければ大きいほどプラ
スの力も大きくなる。
つまり大きく成長できるわけです。
成長すればどうなるのか？これは前にも言いましたように成長すれ
ばするほど幸せ感が増大していくようです。
幸せというのは感じですから無限です。無限に幸せを感じられるよ
うに人間の心は創られているようです。
どこかの誰かが意図的に、そういう人間の心の仕組みを創っている
と私は思っています。それを神といってもいいし、仏といってもい
いし、天や自然と言ってもいいと私は思っています。宗派的こだわ
りは一切ありません。
全てにこだわらない道こそ本物の宗教であると思っています。
134
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中庸とは右と左の中間をとることです。
中道とは右でもない、左でもない、ましてや中間でもない、すべて
にこだわらないことを言うのです。
ヨガは一人一宗教であります。
自分で真理を実行体得する教えであります。
実際、今まで申しましたように宗教の根本が言葉の自己暗示という
のであれば自分自身で最高の言葉をこころに入れ込んであげればい
いのです。
実相無限自在、我は完全自在ないのちである、我は無限の愛そのも
のである、我は神の子である、我は神の化身である、我は愛の化身
である、我が実相は全知全能であるなど最高に素晴らしい言葉を心
に入れてあげましょう。
前にも言いましたが、人生の目的は、人間の実相であるこの無限の
自在性と無限の愛をこの世で思いっきり表現することであると言っ
てもいいでしょう。
太陽が光るように我々も光ればいいのです。
いのちを燃やしに燃やして燃え尽きましょう。
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いのちを表現する道は無限にあると思ってください。
あなたが歩むどの道も全部正解だと私は思います。
どの道を歩もうがそこに喜びや学びや成長があるからです。
その学びや成長の度が多いか少ないかの違いがあるだけであります。
間違えればまた同じ道を歩めばいいのです。何度でも。
いつか必ず成長し、各人がもっと幸せを感じることができるように、
天は、この世を創られているようです。これが自然の法則なのです。
１＋１＝２のように万人に当てはまる永遠に変わらない自然の法則
であります。それが自然の姿から見て取れます。
プラスの出来事＝喜び、幸せ
マイナスの出来事＝学び、成長
どちらに転んでもオーケーです。どちらもが、幸せへ続いていると
思えば気も楽でしょう。プラスで感謝、マイナスで感謝です。
私が何か相談された時には、どちらでもいいと思いますなどと適当
な返事をします。どちらでも物の見方考え方次第なのです。それぞ
れに意義があると思っているからです。
私はこのプラスとマイナスが別々ではなく同時に起こると思ってい
るのです。
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コインの裏表のように。ですから表から見るか裏から見るかの違い
だけのような気がしています。
いつも表の明るい面を見る人は幸せ、いつも裏の暗い面を見る人は
不幸に感じているだけのことだと思っています。
物事をどう見るかだけの話だと思っています。
いつもプラス面を見るクセをつけましょう。
そうしないと自分が損をします。
バランスの法則により、プラスを見ればプラスが現れ、マイナスを
見ればマイナスが現れます。
愛すれば愛されます。愛さないと自分が損をするのです。憎めば憎
まれます。恨めば恨まれます。許せば許されます。
さて話があちこち飛びましたので、わかりにくい面もあったと思い
ます。その点はひらにご容赦を。
１２．最後にひとこと
最後にどうしても言っておきたいことがあります。
何度も言いますが、真理を知っただけでは何にも変わりません。
実行が伴っていないと一歩も先に進めないのです。
飯島貫実師は４０年以上に渡り真理を探究して来られました。
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真剣に求めたそうです。それで、あだやおろそかに師の教えを勉強
しないで欲しいと言われました。
その言葉を聞いたにも関わらず（グウタラ症で）、私はあだやおろそ
かに勉強してきたもので、いつまでも、うだつが上がらないのです。
この文章を書いてやっと考えがまとまったような感じがしています。
私もまだまだ修業中の身であります。
一日の最後、就寝前に今日一歩でも二歩でも進んだか？と自分に聞
こうではありませんか。
一歩も進んでいないと思えば就寝を１０分延ばし、瞑想でも精神統
一法でも感謝行でも反省懺悔行でも笑いの行でも何か実行するクセ
をつけましょう。そのほんの一歩を踏み出すことで確実にあなたは
変わっていくのです。
一分でも二分でもいいですから実行する勇気を持ちましょう。
それから全てが変わってきます。
実行困難の人は以前言いましたように、自己嫌悪感、自己劣等感を
払拭しなければなりません。
これが基本です。例の反省懺悔行です。その他の細かい点は、この
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139
基本ができると随時解決されていきます。
無限自在のいのちを賜りながら自己卑下してきました。お詫びしま
すと謝り反省するのです。これがうまくいけば、いいことをスムー
ズに実行できるようになるのです。
でなければ自己内在の無限力が宝の持ち腐れに終わってしまいます。
我が実相は永遠不滅である。我が実相は無限自在と愛のいのちなり。
我が実相こそ神なり。この誇りを忘れずに最高に幸せな人生を自分
自身で創造して行くのだ、やるぞ、やったるで、で行きましょう。
その信念の通りになりますので。
自分自身でいくらでも人生を創造できるのです。
飯島貫実師は、もと日蓮宗の北米総長をされていたそうです。
真理の探究と共にヨガを教えたり病気を治したりしていた所、教え
に背くことをするのじゃないと破門されたそうです。
それから一宗一派にこだわることの弊害を説いて来られました。
ヨガは他の宗派から真理を学んで来いという教えですからどこへで
も学びに行きます。他の宗派を排斥するのではなく、敬意を表して
真理を学ばせてもらうのであります。
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140
本物の教えか、胡散（うさん）臭い教えかを見分けるのは簡単です。
その人や周りのすべてを生かす教えか、殺す教えかでわかります。
全てを生かすことこそ自然の法則であります。
生かす教えでも寄付その他多額の金額を要求するような所も胡散く
さいのであります。
それでは、実際に日々実行すべきことをもう一度記します。
(1)日々実行して運命大転換を図る事柄
１．まず、自己嫌悪感、恐怖感など心の闇を払拭すること。
これがいいことを実行するのを阻んでいる最大の原因です。
２．それには、反省懺悔。我が実相は無限自在であるにも関わらず、
それを忘れ自分を卑下したこと、自己嫌悪したこと、劣等感を
もったことの懺悔をすること。自己嫌悪感はそのままにしてお
くと自己破壊（自殺）へと向かいます。これが大黒柱でその他
の問題はおのずから解決していく。
３．それとともに、我が実相は無限自在のいのちであるという言葉
の自己暗示をすること。
（この１，２，３の三つがセットです。
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心の闇を消し、光を入れ込む。）
４．一切に感謝する感謝行を実行すること。
５．サイババ式、光の瞑想法など、瞑想を実行すること。
６．天風式、安定打坐法と無我一念法を実行し、精神統一すること。
７．沖ヨガ式で一瞬に全力を出し切ること、無我夢中になりきる訓
練をする。
８．背腹運動、毛管運動、本能法などの日本式ヨガの実行。
９．インド式ヨガアーサナの実行。
１０．どんなに些細なことでもいいので、愛行をすること。
１１．笑いの行など呼吸法をすること。
１２．食事の時に生きたもの全体食などバランスを保つこと。
１３．温冷浴や断食をすること。
などなど山のように実行すべきことがあります。
しかし一度に全部はとても無理でしょう。
言いましたように自分に合うと思うものを一歩一歩確実に実行する
ことです。それによって運命が好転します。分かりずらい場合は愛
行に集中しましょう。感謝、反省、愛行、自戒の四つです。
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実行しないと何も変わりません。毎日一歩ずつでも前進しましょう。
次、ヨガナンダ師とラジニーシ師
１３．
(2)ヨガナンダ師と和尚ラジニーシ師
飯島貫実師の八統道中心に谷口雅春師（生長の家）、沖正弘師（沖ヨ
ガ）
、サイババ師、中村天風師などが登場しました。
まだ登場していないヨガナンダ師と和尚（おしょう）ラジニーシ師
のことも、簡単に言わせて貰います。どちらもインド人でヨガナン
ダ師はクリヤヨガ、ラジニーシ師（おしょうと日本式名が前につい
ています。）はタントラです。
ヨガナンダ師の言葉：人間にとって本当に必要なものは神だけであ
る、と言う言葉に私は衝撃を受けました。
本当に必要なものは神（至福意識）だけ？
他の物は本当には必要ではないということ？
あってもなくてもどうでもいいと言うこと？
では目に見える現実世界には、本当に必要なものは無いというこ
と？
この言葉でもう一度真理を勉強しなおそうという気になったのです。
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長い間、真理を知りながら実行して来ませんでした。ふ∼ん、そう
いう風に世の中はできているのか、で終わっていたのです。
今反省を込め書いています。これからはこのままでは、いけません。
あなたに真理の実行を迫っているのに自分が中途半端では話になら
ないからです。
潜在意識に我が実相のすばらしさを入れ込み、自己嫌悪感を払拭し
いいことをたくさん実行できるようにしていく所存であります。
ヨガナンダ師は、インド人でヒンズー教徒ですが、１９２０∼１９
５０年代にアメリカ西海岸でキリスト教の教えの真髄をアメリカ人
に説き多大な精神的影響を与えました。世界本部はロサンゼルスに
あります。
ＳＲＦ（self realization fellowship）という名称です。
ヨガナンダ師は何度も至福意識（神）を実際に体験し、各個人が直
接、神を体験する瞑想法を教えられました。
次、ラジニーシ師
143
144
和尚ラジニーシ師の言葉：人類の不幸は瞑想を知らないことである。
この言葉にも影響を受けました。お金がないことでもなく、仕事が
ないことでもなく、家族がないことでもなく、我々人類の不幸は瞑
想を知らないこと？
現代の物質文明はいずれ行き詰まり（今でもかなり行き詰まってい
る？）
、精神文明へと進むことは間違いないでしょう。
先に言いましたように、物質は有限です。人類が、有限（物質）を
極めつくした後は、無限を目標として進んでいくか、滅亡するか、
しかないからです。
立ち止まると言うことは考えられません。人間の本質がそれを許さ
ないからです。無限に進むか滅亡か？
滅亡しないのであれば、無限に進むしかないのであります。
無限はどこにあるかと言いますと心の中にしかないのであります。
この心の中に進むには瞑想しかないと言うことになります。
無限至福は心の中にあり、それを得るには瞑想しかないのでありま
す。和尚ラジニーシ師は、それで瞑想を知らない現代人類が不幸と
言われたのでしょう。
144
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このラジニーシ師の和尚コミューンインターナショナルはインドの
プーナにあります。
新しい文明の先駆けは、もう至る所で始まっています。
アメリカでは、昔はビートルズが、最近ではマドンナ、シャーリー
マクレーンなど有名人がヨガや瞑想を広めました。
今アメリカでは多くの人がヨガや瞑想を実行しています。
日本でもヨガ人口が急激に増えてきています。
我々も負けずに無限への道を歩みましょう。
有限の幸せもいいが、もっともっと幸せがいい、何十倍何百倍も無
限の幸福がいいという人は無限至福（神）を目指し瞑想するしかな
いのです。来るべき新しい文明を私は瞑想文明と呼んでいます。
瞑想文明の時代であります。さていつのことになるのでしょう？
インターネットなど情報網が非常に発達している現代では以外と早
くそれが実現されるのかもしれませんね。
人間にとって本当に正しい道は瞑想なのです。無限至福はそこにし
かないのです。少しでも多くの人がそのことに気ずいて欲しいと思
います。
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１４．とどめに一言
何度もしつこく申しますが、
（１）人間は考える、それで執着する、物事にこだわる。
動物は考えない、それで執着しない、物事にこだわらない。
（２）この世は自由だと思っていた所、不自由感にさいなまれる。
何をやってもうまく行かない、思い通りにならない、嫌にな
る、それで自己嫌悪感が増す、自殺願望におちいるという筋
書きなのです。だまされないで下さい。
実相（いのちの世界）は自由自在なのです。
仮相（この世）は条件つきの自由なのです。これの混同をし
ないことです。
肉体と言う狭い範囲に限定された不自由な自分ですが、自分自身に
いい条件を、最高の条件をどんどん与えることです。
それが自分自身を変身させてくれます。
我々一人一人の実相は無限の存在なのです。いのちそのものなので
す。光のような存在なのです。広大無辺であります。
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条件つきの限られた肉体に収まって満足するような、小さなちっぽ
けな存在ではありません。よって自己卑屈感、自己劣等感、自己嫌
悪感、自己憎悪感などをまとめてぶっ飛ばしましょう。
今まで知らなかったとはいえ、こんなにすばらしい無限の自由自在
という実相でありながら、自己卑下して来ました。申し訳ありませ
んと懺悔しましょう。
我は無限自在のいのちであるといつでも唱え、誇りと尊厳を持って
生きましょう。
そこに明るい未来が待っていますので。
我が実相は不死不滅である。よって死は仮相に過ぎない。
我が実相は完全なる愛と善そのものである。よって罪は仮相に過ぎ
ない。
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とどめの一言（２）
くどい位申します。何しろ目新しい、今まで聞いたことも無いよう
な事柄でピンと来ていないのではないかという私の老婆心でありま
す。幸福の三大条件は申しましたように、明健愛（みょうけんあい）
であります。
自由自在、健康、愛であります。
では不幸、悩み、苦しみの三大条件とは？
幸福の三大条件に反するもの、不自由、不健康（病気）
、愛が無い（憎
しみ、恨み、嫌悪など）になります。
この三つの中に必ず、悩み苦しみの原因が含まれています。
お金が無いと言うのは、何でも自由に買ったり持ったりできないと
いうこと、つまり不自由なのです。
旅行に行きたいのに暇が無いと言うのは、時間の自由さがないと言
うことであります。
いじめたり、いじめられたりは愛し愛される状態ではない。
つまり愛がないわけであります。
憎む、嫌う、恨むなども愛のない状態です。
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愛は必ず一方通行ではなく、愛し愛される両面通行でなければなり
ません。かわいさ余って憎さ百倍では本当の愛ではありません。
自分の思うとおりにならないからと言って憎むのでは、単なる我（エ
ゴ）にすぎません。
例えばストーカーは、まさにそれであります。
言いましたように愛は無条件であります。
無条件で与えること、助けること、守ることの中に喜びを見出すの
が、愛であります。
自分が今どういう問題に直面しているか？
その問題は自由、健康、愛のうち、どの条件に該当するかをまず把
握し身体の浄化法、心の浄化法を実行するのです。
三密行を用いて。
我々のいのちの実相は、無限自在なのです。無限の愛なのです。
無限健康なのです。つまり実相は至福そのものなのです。
これらの言葉を常時念じましょう。
仮相に負けないようにしましょう。仮相にだまされないようにしま
しょう。この世のものは仮のもの、全てに光と影の二面性がある。
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よって仮相だけを見ていると影に惑わされる。
実相の光だけを見る訓練をする必要があります。
それなしに全てを愛することは、できないのであります。
人間は光しか愛せない、影は愛せないのであります。
とどめの一言（３）
後ろから頭をいきなり殴られた時は、聖者でも怒るでしょう。
しかし聖者と一般人の違う所は怒っている時間の長さにあります。
聖者は、痛いじゃないかと振り向いた瞬間に、あ∼、痛かったと笑
い飛ばすようなことをするわけです。聖者でも喜怒哀楽はあります。
こうすべきだと我慢する必要はありません。
聖者はマイナスの思いを瞬間的にプラスの思いに変えるのがうまい
わけです。切り替えがものすごく早いのです。一般人はマイナスの
思いをいつまでも引きずるのです。あ∼痛かった、何で殴られなあ
かんの、復讐してやる、訴えてやる、どう仕返ししようか、人に殴
られるなど悲しくて泣いちゃうぞなど、マイナスの思いにどっぷり
と浸るわけであります。
150
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聖者は、常に実相（光）を見ていますので、プラスの思いが長く、
一般人は仮相（闇）を見ているのでマイナスの思いが長く振り回さ
れるのです。
我々も常時、自分の感情をチェックするクセをつけましょう。
今、自分が落ち込んでいる、悩んで暗く沈んでいると思ったらすぐ
に頭の中に光のスイッチがあると想像し、そのスイッチをパチッと
つけ明るくしましょう。最高の言葉の力を使いましょう。
いつも心の振幅に注意し、落ち込んでいると思ったら即、いい言葉、
笑い、感謝、反省などで心を光で満たす訓練をするわけです。
これにより光の時間が長くなり、聖者のように闇（マイナスの思い）
をあっという間に光（プラスの思い）に転換できるようになるでし
ょう。
とどめの一言（４）
全ては健康が土台であります。
健康でなければ何をしようと気が晴れません。
まずいつも健康でいられるように息、食、浴、動の四つ、
深い呼吸、食事、温冷浴、運動などに励みましょう。
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とどめの一言（５）
心や身体、全てにおいて問題は一切無いのであります。
すでに永遠の実相だけが存在するのですから。すでに永遠の至福だ
けが存在するのですから。
この世は、ただ問題を解決する楽しみ（ゲーム）があると思ってく
ださい。
どのような難問題でもただその解決をゲーム的に楽しく、喜んでで
きるようになれば無敵であります。
数学の問題を解くような感じであります。
数学のよくできる人ほど難問題を歓迎するでしょう。
我々は人生上で問題をどう解決するかというゲームをしているよう
なものだと思えばいいでしょう。
この病気をいかに解決してやろうか？
この苦しみをいかに解決してやろうか？
天は何故、私にこういう問題をお与えになったのであろうか？
その与えられた悪条件を推理し、分析し、ゲーム的に遊ぶような感
じで解決に向け努力することが素晴らしい運命を運んで来るのであ
ります。難問を楽しみ喜べるようなゲームに変えてしまう工夫も必
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要です。
一歩一歩皆で前進しましょう。
毎日ほんの一歩変わりましょう。この毎日、確実に一歩だけでも変
わること（成長すること）を心がけると大きく変わってきます。
成長が喜びに変わってきます。毎日ほんの１分、ほんの５分だけで
もいいのです。
今日ちょっとでも確実に変わったかをいつもチェックしていい習慣
をつけましょう。
以上、長々ととどめを記しました。私が言いたいことを分かってく
れたかなと言う老婆心ゆえ、悪しからず。感謝
感謝
参考文献
飯島貫実著ヨーガ革命（肉体編）日貿出版
ヨーガ革命（精神編）青弓社
中村天風著安定打座考証
天風会
他
沖正弘師、谷口雅春師、ヨガナンダ師、和尚ラジニーシ師、
サイババ師など
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発行者情報
名前：角
直哉（すみなおや）
クレヨンしんちゃんに性格風貌とも似ている。
しかし、しんちゃんより品があるので、おしりは出さない。
国籍：日本人、アメリカ永住者
住所：アメリカ、ロサンゼルス郡ガーデナ市
連絡先 sumi716@gmail.com
または、sumi16@earthlink.net
です。電話 310-532-7445 海外なのでメール希望です。迷惑メール
などでブロックされることがあります。万が一を考え二つ書きまし
た。
とどめの一言（６）
あなたが切羽つまり、ぎりぎりの状態になった時、やけくそになっ
た時、絶対に死んでやるという状態になった時に言う言葉。
私は絶対に負けない、私は死んでも負けない、負けたまま終わるわ
けにはいかない。終わるわけが無い。目先の問題を必ず克服してや
ると始終言い聞かせてください。
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何故ならば私の本質は無限のいのちだから、無限自在の力だから、
無限の愛そのものだから、全知全能の神が味方だからと堅く心に言
い聞かせてください。
必ず勝利するまでは負けないでください。人生はあくまでも巨大な
立体ゲームなのです。深刻になる必要はありません。
映画を見ているようなものなのです。
一つでも二つでも勝ちましょう。ちょっとでも勝ちましょう。
それから自信がつきます。
自殺するのが何故悪いの？と言う人がいます。
だれも何故、自殺が悪いのか教えてくれないと。
私であれば自殺は振り出しに戻るようなものですよと言います。
折角途中まで来たのにまた出発点に戻り、一からやり直しをするよ
うなものだと思います。
もったいない。今までの経験をリセットし、出発点に戻るなんて。
ひょっとしたら出発点以下になるのかもしれません。
死ねば現状が変わる、現状の苦しさから救われると自分で勝手に思
っているだけなのです。実際どうなるのか分かっていないのです。
自殺することによって、今の苦しさがそのままの状態で、ず∼と続
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くとしたらもっと悲劇です。
それとともに、あなたの中にある無限の愛や知恵をそのままにして
悔しくはないのですか？宝の持ち腐れで死んでしまって残念ではな
いのですか？と言いたいのです。
自殺しようとする前に愛の実践をしましたか？
愛の実践で自分自身の心が温かくなるのを感じてください。
自殺しようとする気が消えてしまうでしょう。
必ず解決策は見つかります。絶対にあきらめないでください。
私が言い続けてきたことを実行してください。
自分がちょっとでも変わると、必ず周りも変わってきます。
ちょっとの愛を出すこと、ちょっとの知恵を出すことで変わってき
ます。
では本当にこれで御機嫌ようです。
全てのいのちが幸せでありますように。
ありがとうございました、感謝。
次ページにヨガクラスのご案内があります。
実践面で習ってみたい人は問い合わせをお願いします。
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１５．ダーマヨガクラスのご案内
心と体の相乗の原理に元ずく八統道を基本として、理論を重視、
心と体の両面から健康法を実践しています。
連絡先
長野美津子：飯島貫実師亡き後の第一人者（７７歳、平成１９年）
超元気。東京小平市
クラス
木曜
小川東町地域センター
10am~12am
金曜
小平市中央公民館
10am~12am
菊池由美子：補佐役
クラス
電話 042-341-6003
電話 03-3623-5470
10am~12am
火曜
篠崎コミュニテイ会館
水曜
サザンプラザ（千葉ニュータウン）
10am~12am
平井敏恵：東京新宿地区電話 03-3565-3911
火曜、水曜、木曜、金曜、土曜
他２∼３人の先生がいます。
以上感謝、感謝、感謝
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再掲載
幸福の八大法則（八統道）
体の浄化法則
１．呼吸（息）長息＝酸素を充分にとる。（血の質）
留息＝肺呼吸を強める。
腹息＝血液を腹部にためない。
吐息＝血液を全身に配る。
２．食事（食）節食＝食物を腸にためない。（血の質）
禁食＝毒物や酸化物に気をつける。
生食＝ビタミンと酵素をそなえる。
全食＝ミネラルとニカワをそろえる。
３．皮膚（浴）光浴＝骨と歯を強める。（血の流れ）
摩擦＝静脈を鍛える。
水浴＝毛細管をよみがえらす。
風浴＝皮膚呼吸を強める。
４．筋肉（動）指掌＝筋肉中の毒素を除く。（血の流れ）
揺振＝頭脳と神経系を整える。
体位＝骨組みを整える。
姿勢＝腰とあごを引く。
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再掲載
幸福の八大法則（八統道）
心の浄化法則
５．解脱（覚）無常＝体も病気も本来ない。（真理を知る。
）
無我＝心も罪も本来ない。
自在＝本当の自分は自在の神である。
平等＝誰でもみんな自在の神である。
６．唯心（心）唯想＝幸福感は心の中にある。
（真理を知る。
）
唯識＝幸福感を創るものは心である。
功徳＝われ、身語意三密の行者である。
信仰＝われ、神の子である。
７．愛行（愛）感謝＝ありがとうと言う。
（真理を実行する。
）
反省（懺悔）＝すみませんと謝る。
自戒＝決して人に迷惑をかけない。
愛行＝助けと守りを実行する。
８．修行（修）本尊＝神の象徴（マンダラ）を掲げる。
真言＝良い言葉（マントラ）を常に唱える。
潔斎＝健康を増す生活をする。
瞑想（座禅）＝神に集中し、体息心を調える。
（真理を実行する。
）
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