過疎情報 全国過疎地域自立促進連盟 No. 403 2006年(平成18年)5月17日発行 (4月・5月合併号) 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1_13_5 第一天徳ビル3F TEL: 03_3580_3070 FAX: 03_3580_3602 E-mail: kaso@zd.wakwak.com U R L : h t t p : / / w w w . k a s o - n e t . o r . j p 徳島県上勝町 ▲地域活性化グループ“1Q運動会”の活動 ▲温泉と郷土料理が大好評の月ヶ谷温泉と月の宿 ▲葉っぱをお金にかえるいろどり産業 ▲従来の重油からバイオマス燃料に転換した 木質チップボイラー ▲ごみ34分別が行われている日比ヶ谷ゴミステー ション 目 次 随 想 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 世界一、視察者と見学者が多く訪れる町「いっきゅうと彩の里・かみかつ」 徳島県上勝町長 笠松 和市 平成18年度「過疎対策事業債」及び「辺地対策事業債」について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 平成17年度第2回過疎問題懇談会の議事概要について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 過疎市町村数の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 人事異動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 連盟及び調査会会議等年間予定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 交流居住研修会開催のお知らせ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 随想 世界一、視察者と見学者が多く訪れる町 「いっきゅうと彩の里・かみかつ」 URL.http://www.kamikatsu.jp 徳島県上勝町長 笠 松 和 市 この見出しは、PHPビジネスレビュー2006年新春号。13ページも割いて我が町の取り組みが掲 載された。人口2092人(高齢化比率46%)、面積109㎞2、その他森林が86%を占め83%が人工林で ある。 平成17年度視察見学者は、374件、3,833人、国内はもとより世界の国々からも訪れ、人口1人当 たりでは世界一。 その主な目的は、彩農業(高齢者を中心に年間2億5千万円と売り上げ、高齢者や女性の生き甲 斐や健康増進にも役立っている) 、ごみ処理(資源化80%2020年ごみゼロ、 (ゼロ・ウェイスト)宣 言の取り組み、NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミーの活動)、5社の第三セクター(紅葉や柿 の葉、桃や梅の花など料理のつま物など情報受発信をしている(株)いろどり。国土調査を中心にし た測量設計コンサルタント(株)ウインズ。間伐から、地域材を使ったKKパネル住宅、土木公園用 資材の設計施工まで手がける(株)もくさん。都市農村交流施設など町有施設を効率よく管理運営す る(株)かみかついっきゅう。菌床シイタケほだ木の生産販売から生シイタケの生産販売までしてい る(株)上勝バイオ。)、全国棚田100選・樫原棚田オーナー制度、ワーキングホリデイー、県営高丸 山千年の森、日本一のセンペルセコイヤ。 月ヶ谷温泉は重油ボイラーから木質チップボイラーに変更。これによる二酸化炭素の年間削減量 は558tCO2、1Q運動会による地域づくり、無排水浄化槽設備の導入、住宅整備による若者定住、 世界初のSW橋の建設、旧校舎を事務所と住宅に改造文部科学省の「廃校リニュアール50選」に選 ばれるなど住民と共に必然的にまちづくりに取り組んできたことが視察見学者の的になっている。 昨年10月日本で最も美しい村連合を全国の七町村で設立、世界で最も美しい村連合加盟を目指す。 地域の問題や課題を解決し、地域資源を利用することが、地域に活力を与え、視察見学者も増え過 疎地域によい循環をもたらしている。 今年9月には世帯(加入率82%)で最大100Mbps の光ファイバ網を利用した超高速通信情報 サービスが供用開始、TVインターネット、IP電話が利用できるようになる。現在、高齢者がリ モコン操作で簡単に使えるTVインターネットや彩農業に活用できるPCの開発をてがけている。 常に真・善・美を追い求め、「21世紀環境倫理に基づく、持続可能な地域社会づくり」を目指し ている。 -3- 平成18年度「過疎対策事業債」及び「辺地対策事業債」について 本年度より、ご承知の通り地方債については、許可制度から協議制度に変更になりました。新制 度への切り替えに伴い、平成18年度地方債同意等基準(平成18年総務省告示第211号) 、平成18年度 地方債同意等基準運用要綱等について(平成18年3月31日付総財地第109号自治財政局長通知) 、平 成18年度地方債取扱い上の留意事項について(平成18年3月31日付総財地第112号・総財公第48 号・総財務第108号 自治財政局地方債課長・公営企業課長・財務調査課長通知) 、平成18年度地方 債充当率(平成18年総務省告示第213号)が定められましたので、辺地および過疎対策事業に関す る事項を抜粋して掲載致します。 なお、地方公共団体は、協議において同意を得た地方債についてのみ公的資金を借り入れること ができ、同意のある地方債の元利償還金は地方財政計画に算入される(地方財政法第5条 第3 項・第4項)こととなります。 【平成18年度地方債同意等基準】(抜枠) (6)辺地及び過疎対策事業 イ 辺地対策事業については、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等 に関する法律(昭和37年法律第88号)第3条第1項の規定による総合整備計画に基づいて実 施する公共的施設の整備について市町村が必要とする経費を対象とするものとする。 ロ 過疎対策事業については、過疎地域の市町村が過疎地域自立促進特別措置法(平成12年法 律第15号)第6条第1項の規定による過疎地域自立促進市町村計画に基づいて行う同法第12 条第1項に定める出資及び施設の整備につき必要とする経費を対象とするものとする。 【平成18年度地方債同意等基準運用要網等について】(抜枠) (1)辺地対策事業については、地方債計画の計上額の範囲内において、辺地に係る公共的施設 の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律(昭和37年法律第88号。以下「辺地 法」という。)第3条第1項の総合整備計画において整備しようとする公共的施設として定 められた事業に係る市町村の起債予定額等に基づき、同意等予定額を定めるものであること。 (2)過疎対策事業については、地方債計画の計上額の範囲内において、過疎地域自立促進特別 措置法(平成12年法律第15号。以下「過疎法」という。)第6条第1項の過疎地域自立促進 市町村計画に基づいて行う過疎法第12条第1項に定める事業等に係る市町村の起債予定額等 に基づき、同意等予定額を定めるものであること。 (3)辺地対策事業の対象事業については、辺地法第2条第2項及び辺地に係る公共的施設の総 合整備のための財政上の特別措置等に関する法律施行令(昭和37年政令第301号)第2条等 に、過疎対策事業の対象事業は、過疎法第12条第1項及び過疎地域自立促進特別措置法施行 -4- 令(平成12年政令第175号)第7条に、それぞれ定められているところであるが、その留意 事項は、次のとおりであること。 イ 料金収入等により、元利償還費の相当部分を負担することが適当と認められるものは、対 象とならないものであること。 ロ 地場産業の振興に資する施設、観光又はレクリエーションに関する施設及び農業(畜産業 を含む。 ) 、林業又は漁業の経営の近代化のための共同利用施設は、料金収入等による独立採 算が困難と見込まれる施設を対象とするものであること。 ハ 商店街振興のために必要な共同利用施設とは、本来商店街の負担において実施すべき施設 を除き、公共駐車場、歩行者空間の魅力を高める施設その他地域の商店街の振興のために必 要な共同利用施設(共同店舗については、地方公共団体が公営企業として運営するものに限 る。 )をいうものであること。 ニ 電気通信に関する施設とは、難視聴解消のための放送局に係る施設の整備事業、情報通信 格差是正事業として行う移動通信無線局に係る施設整備事業、その他の辺地の格差是正又は 過疎地域の自立促進等のために必要な事業をいうものであること。 ホ 下水処理のための施設に係る起債対象事業費には、地域し尿処理施設の整備事業費、合併 処理浄化槽の設置に係る市町村の補助金及び公共下水道幹線管渠等整備事業に係る市町村の 負担金を含むのもであること。 ヘ 診療施設とは、不採算地区病院及び診療所、これらに従事する医師等の職員宿舎並びに診 療の用に供するために必要な設備・備品等をいうものであること。 ト 過疎地域の集落再編整備事業に係る住宅・宅地等の整備事業は、譲渡を予定しているもの は、その性格上対象とならないものであること。 【平成18年度地方債取扱い上の留意事項について】(抜枠) 6 辺地及び過疎対策事業 (1)本事業の対象事業のうち、電気通信に関する施設を例示すると次のとおりであること。 イ 有線放送電話業務及び有線ラジオ放送業務並びに有線テレビジョン放送に係る施設・設備 (難視聴解消のための共同受信施設を含む。 ) ロ 電波法(昭和25年法律第131号)第2条第3号に規定する無線電話 ハ 難視聴解消のため、一般放送事業者、総務大臣若しくは都道府県知事の設立認可を受けた 情報通信格差是正事業法人又は国庫補助を受けて市町村が設置する放送法(昭和25年法律第 132号)第2条第3号に基づく放送局に係る施設・設備 ニ 情報通信格差是正事業費補助金の交付を受け、又は別に定めるところにより単独事業とし て実施する電波法に基づく移動通信無線局に係る施設・整備 ホ 電気通信事業法(昭和59年法律第86号)に規定する端末設備及び電気通信設備並びにこれ -5- ら設備の設置に係る施設・設備 ヘ 地域における公共施設等を結ぶ情報通信ネットワークを活用して超高速インターネットア クセスを可能とする加入者系光ファイバ網その他の高速・超高速インターネットアクセスを 可能とする通信施設・設備 (2)診療施設に係る対象事業費には、一部事務組合又は広域連合が行う病院の場合に、構成市 町村ごとに1日平均外来患者数等を合理的に按分すれば不採算地区病院の要件に該当する場 合には、当該該当する市町村の当該一部事務組合等が行う病院に対する負担金も対象事業に 含まれるので、留意されたいこと。 【平成18年度地方債充当率】(抜枠) 100%(ただし、公営企業債の対象となる施設(50%)及び集落再編整備のための住宅(75%) ) 〔運用要網(簡易協議等手続関係) 〕 1.辺地対策事業については、地方債計画の計上額の範囲内において、辺地法第3条第1項の総 合整備計画において整備しようとする公共的施設として定められた事業に係る市町村の起債予 定額等に基づき、同意等予定額を定めることを示したこと。 2.過疎対策事業については、地方債計画の計上額の範囲内において、過疎法第6条第1項の過 疎地域自立促進市町村計画に基づいて行う過疎法第12条第1項に定める事業等に係る市町村の 起債予定額等に基づき、同意等予定額を定めることを示したこと。 3.辺地対策事業の対象事業については、辺地法第2条第2項及び同法施行令第2条等に、過疎 対策事業の対象事業は、過疎法第12条第1項及び同法施行令第7条に、それぞれ定められてい るところであるが、その留意事項を示したこと。 なお、両事業債の事務処理に当たって必要のある場合は、都道府県の両事業債担当課にご協議下 さい。 -6- 過疎問題懇談会の議事概要 過疎問題懇談会の議事概要が総務省自治行政局過疎対策室よりとりまとめられました。内容は、 下記のとおりです。 平成17年度第2回 過疎問題懇談会の議事概要について 1.当懇談会の趣旨 過疎地域の自立促進に関する総合的かつ基本的な施策のあり方について、広く学識経験を有す る者の意見の交換等を行うものである。 2.日時 平成18年2月23日(木) 14時00分~16時10分 3.場所 都道府県会館 4.出席者(敬称略) (座 長) 宮口 廸 (早稲田大学教育・総合科学学術院教授) (委員,五十音順) 安藤 周治 (NPO法人ひろしまね理事長) 加藤 春樹 (毎日新聞編集委員) 上治 堂司 (高知県馬路村長) 菊池 恵美 (西日本新聞社編集局長) 桑野 和泉 (由布院温泉観光協会専務理事) 白石 真澄 (東洋大学経済学部助教授) 藻谷 浩介 (日本政策投資銀行地域企画部参事役) 役重 真喜子 (岩手県花巻市教育委員会東和事務所長) (総 務 省) 荒木 慶司 大臣官房総括審議官 末宗 徹郎 自治行政局過疎対策室長 (過 疎 連) 安田 達男 全国過疎地域自立促進連盟 専務理事 -7- 5.議事概要 (1)説明事項等 過疎対策室からの総務省における地域間交流の取り組みについての報告、由布院温泉観光協 会専務理事の桑野和泉氏(懇談会委員)からの、大分県、湯布院における地域間交流の取組み についての報告の後、意見交換を行った。 ●桑野委員による報告概要 <なぜ由布院で交流が定着したのか?> ○根っこにあるのは、本多静六という日比谷公園などをつくった林学博士が、大正13年に町 に来て、1日滞在しただけで「湯布院のあるべき姿は、ドイツのバーデンバーデンのよう に、保養温泉地ではないか。住んでいる人たちが楽しく、健康な暮らしをしてこそ、皆さ んをお迎えできる。ただ公園をつくるのではなくて、町全体を公園にしなさい。」と語っ ていったことである。 ○昭和40年代から、滞在型の保養温泉地をつくろう-それは、農村につながっているので、 その農村というものを生かしながら、皆さんに、1泊よりも2泊、2泊より3泊、またリ ピーターになっていただこうという動きをしてきた。 ○また、30年近く、映画祭、音楽祭を続けているが、それはただ外からの方をお招きすると いうだけではなくて、自分たちも楽しもうというものであり、同時に、そこに必ず交流の 場があった。 ○その交流の場で、地元の人たち、また外から来る人たちが、その出会いの場で信頼関係を 築いていた。つまり、ただ観光に来て、「ああ、湯布院よかったね」ではなくて、そう いったイベントなどを通して、一緒の時間を共有してきたこと、それが1年ではなく10年、 20年、30年、そういうスパンでやってきたことによって、はじめは2人だけだったのが家 族が増え、また高齢者夫婦になったら、今度は孫が増えというかたちで、町とともに、来 る方たちも変化してきた。 ○このように、滞在型という、暮らしとつながった動きがあったからではないかと思ってい る。 <湯布院の今> ○30~40年間取り組んできて、新たな動きが出てきている。 ○1つは「食」。住んでいる人たちがお迎えしていく中で、料理人たちが、湯布院の食をこ ういうふうにして皆さんに召し上がっていただいている、そういう冊子をつくって、これ は料理人から、それもいろんな方に登場していただいて、外に向かって情報発信している。 ○もうひとつは「景観」。農村というのは、交流人口が増えれば、さまざまな景観の問題が -8- 出てくるので、条例をつくっていくということだけではなくて、皆さんのルールというも のを確認し合えるガイドブックも必要だということで、「湯布院建築環境デザインガイド ブック」を行政の方、また、私どもの観光メンバーで一緒につくり、こういうような村の 風景をつくっていこうというものにしている。 ○このガイドブックに沿って、かなり木を植えたり、ちょっと奥行きのある家を建てたり、 外から来た人たちが、実はこれを活用しているというのが現状。町の中の人というのは、 こういう景観などのことは遠く感じがちだが、10年、20年経つ中で、いい建物やいい空間 が生まれてくることによって、その地域の人たちも変わってくるんではないかと思うので、 外から入ってくる人たちがすべてノーではなくて、この町のルールや、この町らしいもの をまた一緒につくっていける、交流の中で生まれてくるもの、そういうことで、何か一緒 にやっていければいいんではないかと感じている。 <市町村合併> ○湯布院町は17年10月に合併して由布市になった。人口規模では同じような町が対等合併し たがそれぞれ顔が違う。まだまだ混乱しているが、合併してよかったことがある。例えば 私たちの町では見えなかった農業の問題が、隣の庄内町と一緒になることによって見えて きた。そこでは、農業が主体となり、中山間地の制度などを使い、農家の人たちが自立し ている姿が、今、私たちの観光の現場にも元気をくれている。全国的にもまちづくりの町 だと言われていても、観光とか交流によって生まれてくるマイナス面ばかりが語られてい たが、新市になり、湯布院に入ってくるこの交流人口より、隣の町、そのまた隣の町をど うつなげていくか、そういうことが今は語られるようになった。そういう違うタイプの町 が一緒になることによって、新たなことを生み出していけるのではないかと思っている。 ○ただ、行政が忙しくしている現状の中で、住民として何ができるのか、住民の中も、従来 の旧湯布院町じゃなく、それぞれの地域の人たちと結び合いながら何ができるのか、そう いうことが合併した後の数年間に問われていることではないかと感じている。 <企業理念と地域理念> ○やってくる人が減らないので、今、また大型ホテルが来る時代になっている。十数年前の バブル期のころに、リゾートマンションが押し寄せてきて、私たちはそういう町ではなく て、小さくても滞在型を目指すんだと言って、その時代はクリアできたが、今はやはり 入ってくる。そういうときなので企業理念か地域理念かという戦いをしている。企業は企 業として投資をしたいと来る。でも、私たちの地域は、地域理念があって成り立っていく んだと、交流というものを生む中でも、地域理念ということをどうやっていくかというこ とが、今、私たちの大きな課題になっている。 -9- <ツーリズムおおいた> ○観光というのは、やはり住んでよし、来ても楽しいというには、住んでいる人たちがそれ を実感しないと始まらない。観光の第一線の人たちだけの観光協会というのがいつまでも 主体であると、いい地域というのはなかなかつくれない。それで、地域のNPOの方たち や農協の方、漁業の方、企業の方、そういう方たちにもお入りいただいて、ツーリズムの 現場をつくっていこうということで「ツーリズムおおいた」は生まれた。 ○私たちが言っているツーリズムというのは、交流がただ生まれてくるだけではなくて、そ こで直販や飲食や宿泊、体験などの、何かこの大分らしい、地元が主導権を持ち、ちゃん と収益を確保できるような体制のもとに、地域に根ざしたふるさと産業をどれぐらいおこ していけるか、つまりビジネスによる地域づくり運動が必要だということ。それができて いくことが、大分が元気になっていくことであり、交流人口の増大による活性化と言える のではないか。 ○また、まず大分県民が「大分、いいよ」と、「大分って、住んでもいいし、来ていただく にもいいとこだよ」ということがない限り、なかなか地域間交流というのは生まれないと 思っているので、ツーリズムおおいたの役割というのは、地域の中で、その交流によるビ ジネスを起こしていくことと同時に、県民に対してそういうアプローチをすること。 <フラッグ・ショップ> ○今さら何でアンテナショップだと思われるかもしれないが、今の時代だからこそ、大分と いうものを皆さんにお伝えしたい、そんな思いから東京にフラッグ・ショップをつくるこ とになった。 ○東京の地に出していくフラッグショップには、大分そのものを持ってくるのではない。都 市の人は新鮮なものだけではなくて、料理人の技とかサービスとか雰囲気とか、そういう トータルになってこそ、見てくれる。皆さんがそこに行くのが、フラッグショップに従来 のものをそのまま素材を持っていくのではなくて、もう一歩、そこに行くために、技を磨 いていけるような、登竜門みたいなところをつくろうというのが、今のフラッグショップ の考え方である。 ○そういうことをもっともっと地域の私たち、地方の現場の私たちが勉強する必要性がある。 都市と地域間交流が始まれば始まるほど、双方の出会える場というのが、農山村であり、 また都市であり、それぞれの場の重要性があるのではないかと思っている。 (2)意見交換概要 ○もともと住んでいる人たちをどう意識するかというのがすごく大事なことではないかなと 思う。例えば、1万人の人口が1年間いれば、365万人見込み客があったと同じことにな -10- るわけで、今住んでいる人に対するフォローアップをどうとらえていくのか。その人たち に対する支援というのは、これまで以上にやはり磨きをかけていく必要があるのではない か。 ○東京都墨田区と中国地方の中山間地域とで、都市部の高齢者と農山村のお年寄りの交流 (シルバー留楽制度)において、医療費を地元で負担できるかどうかという問題があり、 一歩も進まないという状況になったことがある。 ○もともとの住民については、当然、福祉という考え方でケアしなければいけないのはもち ろんだが、それプラス、何かいい社会をどうつくり、維持していくかという、何か社会論 的な部分で、やはり考えていく必要がある。 ○都市住民が定住するためのまず仕事がないとか、買い物、娯楽、医療施設がないという施 設面の問題は、なかなか解決できない。 ○リタイアした人が田舎に入って、農業、林業をしようとしても、体力も使うし、技術職な ので、60歳を超えてやる仕事じゃない。そういう業務を構えるから来てくださいという発 想にしたら、大変なことになる。 ○医療面において、交付税でカバーするからといっても、それだけで片づく問題ではない。 大きな都市の人が思う課題を、過疎地に求められるのは、なかなか難しい。 ○住民票を移さない、住民にならない交流だったら、医療費という問題は地元には発生しな い。医療費の負担、税金を払う場所の仕組みができれば、安心して地方に行って楽しんで、 病気のときはちゃんと医療を受けられるけれども、その負担は本拠地からも支払われるよ うな、何かそういうことができないか。 ○消費税を地方税化した部分を増やさない限り、なかなか直接財政に戻ってくる効果が少な い。福祉の世話は直接過疎市町村の財政にかぶり、消費の効果は間接的に固定資産とかに なったときだけ、自治体に入るという仕組みであると、恐らくなかなか帳尻が合わないの ではないかと思う。 ○まだ60歳代の元気な人たちが行った先で、社会的にどういう役割を持てるかと、そして自 分の存在感というのをやっぱりきちんと確かめられるかどうかというのは、居住を考えて いく上で、非常に大きな問題である。60歳からもう1回生き直すというような役割をどう その地域で担えるのか。地域社会の中に、果たして都市の人たちをちゃんと受け入れられ るような態勢があるのか。 ○お金のプラスマイナスと医療の問題だけではなくて、社会という、人のパワーというもの は、その社会の中でどう発揮されるかというのは大きな問題。 ○自分の体は自分で守っていただきたい。救急業務があるとしても、広域行政により対応し ており、山間地域に救急車を常備しているわけではないので。 ○九州では、ドクターヘリというのが普及していて、どこかの大手の病院、大学病院と提携 -11- して、緊急の場合、ヘリに乗って飛んでくるというのが1つある。九州大では、遠隔診断 という、診療所といった小さなところでは実際診られないものについて、大学病院の先生 がネットを使ってその診断をすることが、研究されている。 ○内閣府の行った世論調査の意図がよくわからない。共生・対流なんていう言い方はあまり ポピュラーではない。具体的にどのようなことを想定して「滞在」と思っているのか、居 住するのか、定住といってもどういうパターンで定住するのかというふうに詳しく聞けば、 自分が主体的に何をしたいのかといったことが伺えると思う。 ○都市住民にとって、一番幅広い層というのはどういう人たちで、その交流とか定住促進の 形はどういうものがメインのターゲットなのかといった論点についての整理が必要だとい うことをはっきりさせないといけない。 ○世論調査の新聞報道において、関心を持ったのは、やはり都市住民はかなり田舎暮らしを してみたいと思っているということ。 ○四国の経済産業局で、実際のライフスタイルのモデルとして、3つのスタイル(①完璧な 田舎暮らし、②高松とか松山とかの地方都市郊外生活、③豪華リゾート)を示して調査し ている。その結果、わかったことは、田舎暮らしに興味を持つ層が全体の数%ほどいたが、 その数%はかなり強固な層であったということである。 ○定住というのは、極めて少数だが、確信犯的な人はもともと放っておいてもいい。だから、 どのぐらい施策として普遍的に人を動かせるかというレベルで、この交流居住ということ が今、過疎対策室のほうでかなり力が入っているという理解だろう。 ○交流人口にもたくさんあると思う。都市と農村、漁村の交流を深めることによって、次の 段階で生まれてくるのが定住人口。 ○試算として国勢調査で見て、そこから住基台帳上の出生・死亡を引くと、住民票を移して いる、移さないにかかわらず、好きで住んでいる人の姿が出てくる。今、沖縄だと、住民 票を移さずに住んでいる人が5万3,000人いると沖縄の人は言っている。ただし福祉負担、 医療負担は沖縄にはかかっていない。 ○住民票があるかないかにこだわらずに、いい意味での地域間交流の中で、時代の中でやっ ていくことの幅を持っているところに来る人は関わっていきやすいのではないかと思う。 ○コーディネートというか、プロデュースというか、地元の人たちをコーチングするみたい なシステムも何もないというのが一番大きい問題だと思う。 ○特に過疎地域というのはやっぱり県境に近いところが多いわけで、そういったところに、 やはり連携ができるような、協働に動くような手当てというのが必要ではないか。 ○似たような課題を抱える地域のまちづくりにかかわる人たちが、もっといろいろ集まりな がら意見交換をして、先例を学ぶとか、失敗例を経験に生かすなど、いろいろ情報交換で きるような仕組みができていけば素晴らしいこと。 -12- ○基本的な基盤的な整備をどうするかという問題と、中の力をどう育てるかということを、 地域の人たちがもっと学び合うような、そういう仕組みが必要だと思う。そういう意味で は、定住促進、定住促進と言ってきたところから、交流居住という言い方が少しクローズ アップされてきて、そういうレベルで、もう1回、みんな考えてみましょうよというよう なことは意味がある。 ○共生対流ですか、その言葉だけが先行しているという面があって、前提の部分がやっぱり ふらふらしていると、なかなか具体的なものが進まないのではないか。 ○実際に過疎地に住んでいる者からすると、要は来て去って行ってしまうものは、何の役に も立たない。はっきり言えば。定住してくれないと意味がない。 ○例えば福祉というのは人手のかかる労働集約的産業だけれども、それ以上に、そこにやは り福祉にかかわる雇用が生まれる、新しい産業が生まれる、そこに若い人が雇用できる場 が生まれるというような仕組みづくりをしていけば、何もその医療費だけが出て行くとい う面だけにはこだわらないで、地域の力に結びついていけると思う。 ○お年寄りが来たときに福祉の分野に雇用が生まれる、産業が生まれる、これは民間のノウ ハウとか資金力がないと、絶対無理。それをやるために、やはり全国的なこのネットワー クの中で帳尻を合わせられるのは民間であり、そういう新しい分野に対する規制緩和とか が必要だと思う。 ○過疎対策イコール都市対策であるというところも、はっきり押さえる必要があると思う。 過疎対策をどこまでやるかという問題について、一昔前と違って情報だけは全国津々浦々、 全部行き渡っているから、これはなくていいということは言えなくなっている。 ○都市部における取り組みというのは、私は東京に住んでいると、もっともっと情報が欲し い。どんなふうに一生懸命やっているのか、どんなアイデアが地方で今、試みられている のかといった情報がとても欲しいので、インターネットを充実させていくことは役立って いくと思う。 ○地方同士でやるときに、都市部の人間が、こんなふうになるといいなといった意見も入る ような仕組みもできるといいと思う。 ○いろんな過疎地で試みられているもののネットワークをきっちり連携してやっていくとい うのは、非常に重要なことではないかと思う。 ○他省庁にはアドバイザー派遣制度とかいろいろあるわけだが、何か過疎対策室でも、過疎 地域を対象に、そういうソフト事業が必要になってきたのではないかと思う。 -13- 過疎市町村数の状況 平成18年4月1日現在、過疎市町村の数は739、全市町村数1,820の4割強になりました。 過疎地域市町村の追加指定のあった平成14年4月1日には過疎市町村の数は1,210でしたが、そ の後市町村合併がすすみ、同日から17年度末(18年3月31日)までの4年度間に825の過疎市町村 が合併し、新たに354の過疎市町村が誕生しましたので、この間過疎市町村の数は471減少しました。 全国の過疎市町村の数の変遷と現在の都道府県別過疎市町村数は、下記のとおりです。 12.4.1 14.4.1 内訳 過疎 市 北海道 11 152 青森 30 岩手 24 宮城 18 秋田 34 1 山形 21 1 福島 29 茨城 栃木 1 内訳 過疎 町村 特定 141 6 159 30 2 32 23 市 24 14 1 18 2 19 33 4 34 1 21 1 29 8 32 9 9 1 4 4 群馬 13 13 埼玉 3 3 千葉 7 7 1 東京 5 5 新潟 42 富山 5 石川 13 2 11 特定 145 5 32 2 23 市 内訳 過疎 町村 156 15 141 24 5 24 1 市 町村 141 20 121 19 24 7 17 23 17 8 9 1 8 3 5 7 4 3 33 4 25 7 18 19 11 8 21 1 20 18 3 15 32 7 31 1 30 23 4 19 9 9 1 4 2 4 4 3 13 13 3 12 2 3 3 2 3 7 7 1 7 5 5 3 5 2 内訳 過疎 町村 18.4.1 19 20 40 17.4.1 44 2 14 42 2 12 2 4 2 2 4 3 1 2 1 11 12 5 7 1 2 3 1 2 1 6 3 2 1 5 5 11 16 8 2 2 8 5 4 5 2 19 8 2 2 1 9 4 5 5 5 1 20 5 8 3 福井 8 8 8 8 7 6 2 4 山梨 16 16 6 19 19 4 14 3 11 15 5 10 長野 44 44 7 47 47 5 42 4 38 35 7 28 岐阜 27 27 6 29 29 5 13 8 5 13 8 5 静岡 13 13 1 13 13 1 12 2 10 8 3 5 愛知 10 10 2 11 11 1 8 1 7 5 2 3 12 1 13 12 1 10 2 8 7 3 4 三重 13 1 1 7 滋賀 2 2 2 2 2 1 1 2 1 1 京都 11 11 1 12 12 11 2 9 7 4 3 兵庫 19 19 3 19 19 11 5 奈良 15 15 16 16 和歌山 18 18 19 19 鳥取 10 10 2 10 10 2 8 1 島根 38 1 37 2 39 1 38 1 26 岡山 43 1 42 1 43 1 42 1 18 広島 53 1 52 2 54 1 53 2 18 山口 28 1 28 1 18 7 11 15 9 6 徳島 29 29 1 29 1 21 2 19 13 3 10 4 1 7 7 1 6 6 2 4 41 3 43 3 19 8 11 17 9 8 香川 4 愛媛 42 1 27 3 7 1 42 -14- 9 6 3 14 2 12 18 13 2 11 7 8 1 7 7 19 19 8 11 9 9 18 10 8 11 7 16 11 5 18 27 29 6 16 16 12.4.1 14.4.1 内訳 過疎 市 内訳 過疎 町村 特定 17.4.1 市 内訳 過疎 町村 特定 18.4.1 市 内訳 過疎 町村 市 町村 高知 36 3 33 1 37 3 34 1 34 4 30 27 7 20 福岡 19 2 17 8 21 2 19 8 20 3 17 18 5 13 佐賀 12 1 11 2 12 1 11 2 9 2 7 7 5 2 長崎 49 2 47 3 49 2 47 3 27 7 20 14 10 4 熊本 49 2 47 5 50 2 48 4 38 6 32 27 7 20 大分 44 3 41 2 44 3 41 2 19 10 9 16 13 3 宮崎 21 2 19 2 21 2 19 2 21 2 19 18 6 12 鹿児島 68 4 4 6 沖縄 21 合計 1,171 43 64 4 69 21 2 21 1,128 101 1,210 46 65 3 57 21 1 21 1,164 85 899 166 51 43 14 29 21 18 1 17 733 739 249 490 (参考) 1 過疎地域自立促進特別措置法においては、市町村合併に係る同法の適用について、以下のとお り定められています。 ① 合併市町村が過疎地域の要件を満たす場合は、合併市町村を過疎地域とする。 ② 合併市町村が①には該当しないが、合併市町村を過疎地域とみなす要件をみたす場合は、合併 市町村の区域を過疎地域とみなす。 ③ 合併市町村が、①、②に該当しない場合は、合併市町村のうち合併前に過疎地域であった区域 を過疎地域とみなす。 2 これにより、過疎地域の状況は以下のとおりとなります。 内 訳 過疎地域 市町村数(H18.4.1) 内訳 739 ①過疎地域市町村 ②みなされる市町村 ③みなされる区域 -15- 全国 1,820 過疎地域の割合(%) 40.6 513 28.2 71 3.9 155 8.5 人事異動 《自治行政局地域振興課過疎対策室》 ◆理事官◆ (旧)4月1日付 渡辺克巳 地方自治情報センター首席研究員へ (旧)4月1日付 伊藤正志 自治財政局地方債課課長補佐へ ◆課長補佐◆ (新)4月1日付 狩宿和久 青森市企画財政部長から (新)4月1日付 志田文毅 (併任 自治行政局地域振興課課長補佐) 徳島県企画総務部財政課長から ◆企画係長◆ (旧)4月1日付 三上義治 自治行政局選挙部政治資金課政党助成室助成第一係長へ (併任 同室助成第二係長) (新)4月1日付 影山直志 (併任 同室整備係長) 自治行政局地域振興課過疎対策室整備係から ◆総務事務官◆ (新)4月1日付 矢島和貴 大臣官房会計課から ◆研修生◆ (旧)3月31日付 加藤智治 島根県地域振興部地域政策課地域振興室主任へ 《自治行政局財務調査課》 ◆課長◆ (旧)3月31日付 小熊 博 新潟県副知事へ (新)4月1日付 青木信之 消防庁国民保護・防災部防災課防災国民保護室長から -16- ◆理事官◆ (旧)3月31日付 西浦 敬 公営企業金融公庫管理調査部調査課長へ (新)4月1日付 菅野孝志 滋賀県商工観光労働部商工政策課長から ◆主幹◆ (旧)3月31日付 西川 仁 埼玉県出納局会計管理課長へ (新)4月1日付 松田隆一 自治財政局財務調査課企画係長から ◆助成係長◆ (旧)4月1日付 天野秀亮 自治財政局財務調査課決算統計専門官へ (併任 自治財政局財務調査課調査統計係長) (新)4月1日付 小野里知彦 公営企業金融公庫総務部企画課から 《全国過疎地域自立促進連盟》 ◆総括・渉外担当◆ (旧)3月31日付 坂元初男 退職 (新)4月1日付 西原嘉彦 財団法人地方公務員等ライフプラン協会総務部長から ◆事業・広報担当◆ (旧)3月31日付 吉田 肇 退職 (新)2月1日付 萩原 瞳 ◆都会と田舎の交流居住サポート相談員◆ (新)4月1日付 鶴岡 明 千葉都市モノレール株式会社代表取締役社長から -17- 連盟及び調査会会議等年間予定 【監事会】 日時 平成18年5月30日(火)13:30~ 場所 連盟事務局 議題 平成17年度連盟・職員退職金特別会計決算 【交流サポート研修会】 日時 平成18年6月6日(火)13:30~20:00 6月7日(水)10:00~12:00 場所 JAビル 【第105回幹事会】 日時 平成18年6月19日(月)13:30~ 場所 スクワール麹町 5階 芙蓉の間 議題 平成17年度連盟決算及び平成19年度過疎関係政府予算要望外 【第99回理事会】 日時 平成18年6月30日(金)13:30~ 場所 スクワール麹町 3階 錦華の間 議題 平成17年度連盟決算及び平成19年度過疎関係政府予算要望外 【第108回調査会理事会】 日時 平成18年6月30日(金)14:35~ 場所 スクワール麹町 4階 羽衣の間 議題 平成17年度調査会決算外 終了後陳情15:00~ 【過疎対策職員研修会】 日時 平成18年9月7日(木)13:00~17:00 9月8日(金)9:30~12:00 場所 ルポール麹町 2階 ロイヤルクリスタルの間 -18- 【全国過疎問題シンポジウム】 日時 平成18年10月25日(水)~27日(金) 場所 宮城県白石市文化体育活動センター外 【第106回幹事会】 日時 平成18年11月17日(金)13:30~ 場所 ルポール麹町 2階 サファイヤの間 議題 平成19年度過疎関係政府予算・施策要望、決議外 【定期総会等】 日時 平成18年11月30日(木) 場所 九段会館 ◆ 第100回連盟理事会(ホール) 11:30~ ◆ 第109回調査会理事会(ホール会議室) 12:05~ ◆ 第37回定期総会(ホール) 13:00~ 終了後陳情 13:50~ -19- 交流居住研修会開催のお知らせ 下記のとおり交流居住研修会を開催いたしますのでお知らせいたします。 対象者:主として観光・農林・地域振興関係部門部局など、交流居住施策に直接携わる市町村、都 道府県の職員(100名程度) ※募集につきましては、終了しております。 場 所:東京都千代田区大手町1-8-3 JAビル 日 時:6月6日(火)13:30~17:45 JAビル8F 全中大会議室 18:00~20:00 JAビル9F 食堂 7日(水)10:00~12:00 JAビル8F 全中大会議室及び JAビル7F 会議室 研修内容 第1日【6月6日(火) 】 13:30~13:40 あいさつ 荒木 慶司(総務省大臣官房総括審議官) 13:40~15:00 交流居住ポータルサイトの運用について 山田 雄一(財団法人日本交通公社主任研究員) 15:00~15:30 交流居住の推進について 末宗 徹郎(総務省過疎対策室長) 15:45~16:45 基調講演 小林 日出夫(福島県泉崎村長) 16:45~17:45 基調講演 渡辺 パコ(コンサルタント、亜細亜大学講師) 18:00~20:00 情報交換会 第2日【6月7日(水) 】 10:00~12:00 Aグループ 交流居住全般にわたり、先進自治体、実践者、有識者によりシンポジウム形式で行う。 安島 博幸(立教大学観光学部教授) 高橋 公 (NPOふるさと回帰支援センター事務局長) 田原 裕子(國學院大學経済学部助教授) 宮内 実 (群馬県川場村むらづくり振興課長) 山城 定雄(東村ふるさと振興株式会社専務) Bグループ 主に移住をテーマに有識者、実践者からの講演形式で行う。 矢野 勝彦(日本総合研究所主任研究員) かわべまゆみ(NPO法人結まーるプラス理事長) -20-
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