料金体系改定のお知らせ および 新たな旅行需要創造と 宿泊施設様のさらなる健全運営支援への取組み 平成 27 年 5 月 12 日 楽天株式会社執行役員トラベル事業長 山本考伸 平素は弊社サービスをご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。 昨今、円安や格安航空会社(LCC)を中心とした国際線の新規就航や増便、東 南アジアにおけるビザ要件の緩和など訪日観光客数が大幅に増加しています。 このような影響を受け、海外企業の参入や、全く新しい概念の旅行サービスが 生まれています。 日本政府は 2020 年に開かれるオリンピック・パラリンピックを見据えて「観 光立国」のプロジェクトを推進しており、今後さらなるネット環境の整備とグロ ーバル化への対応が求められております。 こうした社会環境、業界環境の中、弊社といたしましては今まで以上にお客様 への安心・安全で楽しい旅行体験を提供するとともに、付加価値創造による業界 の発展支援を追求すべく、今後も旅行需要の創出に邁進してまいります。 この度、宿泊施設様の皆様へ、弊社の取組みにつきましてお知らせ致します。 何卒ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。 目次 楽天トラベル料金体系改定について p.1 1.宿泊者斡旋手数料(外国語サイト含む)の課金対象額の改定 p.2 2.楽天スーパーポイント付与対象取引価額の改定 p.3 3.楽天アフィリエイトの成果報酬ご請求額の計算方法の改定 p.4 4.外国語サイト利用ユーザーへのポイント付与の開始とその原資負担の導入 p.5 新たな旅行需要創造と宿泊施設様のさらなる健全運営支援への取組みについて p.7 1.宿泊施設様のさらなる健全な運営の支援をするための取組み p.8 2.新たな旅行需要の創造と質の高い送客の実現に向けた取組み p.8 3.利便性の高いシステム開発に向けた取組み p.9 4.顧客満足向上に向けた取組み p.9 楽天トラベル料金体系改定について 楽天グループではグローバル展開を加速しており、EC 事業、クレジットカー ドをはじめとした金融事業、電子書籍事業、ソーシャルネットワーク事業を中心 にすべてのサービスを含めると世界 25 カ国・地域に様々な事業を展開し、グル ープ累計の会員数は全世界で 8 億人を超える規模となってきております。 このような中において、楽天グループでのさらなるグローバル化による多国 間取引に対応した統一課金体系、および効率的なシステム構築の必要性から、 「楽天トラベル」においても料金体系の一部改定を決定いたしましたのでお知 らせいたします。 1 料金体系改定の内容 1.宿泊者斡旋手数料(外国語サイト含む)の課金対象額の改定 [1]改定内容 「宿泊料金」にかかる手数料の課金対象額を、これまでの「消費税相当額を差し引い た金額」から、 「消費税相当額込み金額」へ改定いたします。 [2]改定時期 2016 年 4 月 1 日 宿泊(チェックアウト)対象分より開始予定 <「宿泊料金」にかかる手数料請求金額の計算方法> 2 2.楽天スーパーポイント付与対象取引価額の改定 [1]改定内容 楽天スーパーポイントの原資負担における付与対象取引価額を、これまでの 「消費税相当額を差し引いた金額」から、 「消費税相当額込み金額」へ改定いたします。 ※これによりユーザーに付与されるポイントは増加いたします [2]改定時期 2016 年 4 月 1 日 宿泊(チェックアウト)対象分より開始予定 <楽天スーパーポイント付与対象取引価額にかかる原資負担請求金額の計算方法> 3 3.楽天アフィリエイトの成果報酬ご請求額の計算方法の改定 [1]改定内容 これまでは成果報酬の総額の月間合計額を請求額としておりましたが、一般的に 媒体へのアフィリエイト広告掲載は、掲載費用に加えて消費税を支払う取引が主流 となっております。このような状況を踏まえ、今後は成果報酬総額に対して、消費税 を加算した金額を請求額といたします。 [2]改定時期 2016 年 4 月 1 日 宿泊(チェックアウト)対象分より開始予定 <楽天アフィリエイト成果報酬請求金額の計算方法> 4 4. 外国語サイト利用ユーザーへのポイント付与の開始とその原資負担の導入 [1]改定内容 現在、楽天グループではグローバルでのサービス拡大とグローバル会員プログラ ムの構築を進めております。楽天トラベルでも外国語サイトの拡充(2015 年内には 17 ドメイン、12 言語対応を予定)に向けたシステム開発およびマーケティング強化 策として、楽天トラベル外国語サイト経由のお客様に対し楽天グループのポイント 付与を順次開始する予定です。日本語サイト経由のお客様同様に、そのポイント原資 の負担をお願いいたします。 [2]改定時期 ポイント付与 :2015 年中より順次開始予定 ポイント原資負担:2016 年 4 月 1 日より導入予定 5 ※参考 <料金体系改訂内容相対表> 対象 契約書面 現行 改定後 国内宿泊者斡旋手数料 (外国語サイト含む) 楽天トラベル基本規約 第13条 消費税抜き金額 企画旅行における宿泊サービス供給 ※宿泊料金(税抜き)×手数料率 に関する規約 第10条 楽天スーパーポイント原資負担 楽天スーパーポイント利用規約 第3条1項および第4条3項 消費税抜き金額 消費税込み金額 広告掲載サービス利用規約の楽天 ※宿泊料金(税抜き)×ポイント付与率 ※宿泊料金(税込み)×ポイント付与率 スーパーディール広告に関する特約 第4条2項 アフィリエイト成果報酬原資 楽天トラベルアフィリエイト規約 第7条 月間成果報酬総額を 消費税込み(内税)で請求 月間成果報酬総額に 消費税を加えて(外税)請求 外国語サイト経由利用者 楽天スーパーポイント原資負担 楽天スーパーポイント利用規約 第3条1項および第4条3項 未実施 消費税込み金額 6 消費税込み金額 ※宿泊料金(税込み)×手数料率 ※宿泊料金(税込み)×ポイント付与率 新たな旅行需要創造と 宿泊施設様のさらなる健全運営支援への取組みについて グローバル化とIT化がますます加速する昨今の旅行業界において、お客様の ニーズと要望、課題が今後さらに多様化していくものと考えております。 こうした業界環境の変化に対応し、これからもお客様への安心・安全で楽しい 旅行体験の提供と、お客様に支持される「楽天トラベル」を宿泊施設様の皆様と 共に作り上げるべく、お客様サポートの取組みを強化いたします。 そして宿泊施設様のさらなる健全運営の支援と、より利便性の高いシステム の提供やパーソナライズされたマーケティングの実施による質の高い集客を行 うことで、今まで以上に新たな付加価値の創造に向けて取組んでまいります。 7 1. 宿泊施設様のさらなる健全な運営の支援をするための取組み 現在の旅行業界において問題とされる直前キャンセルおよびノーショウの発生は、宿泊 施設様にとっても大きな懸念事項の一つかと思われます。 弊社といたしましてはこれらの発生を事前に抑制する取組みとして、旅行者の皆さまへ の啓発に繋がるシステム改善を行います。 また、事象発生の確認がされた場合にも、宿泊施設様の対応にかかる負担軽減となる対 処法とシステム改善を行ってまいります。 2.新たな旅行需要の創造と質の高い送客の実現に向けた取組み 2014 年 7 月に外国語サイトのリニューアルを実施し、現在まで 7 言語への対応が完了し、 インバウンド売上は+66.3%(※1)と伸長しています。 今後も引き続き外国語サイトの拡充を進めるとともに、海外展開する楽天グループサイ トとの連携や世界の楽天グループ会員 ID の連携を実現し、宿泊施設様のインバウンド集客 を支援いたします。 また、楽天トラベルの国内サービスにおいては約 9,800 万人(※2)の楽天グループ会 員情報データを活用し、顧客ニーズに応じた質の高いマーケティングにより、楽天市場な ど他サービスからの集客も年々拡大してきております 今後さらに地方行政との連携やエリアに特化したプロモーション、マルチデバイス対 応、楽天トラベル負担のポイント・クーポンキャンペーンの推進などにより、宿泊施設様 への送客増大に貢献いたします。 ※1. 2013 年 10 月~2014 年 9 月前年同期比 ※2. 2014 年 12 月時点 8 3.利便性の高いシステム開発に向けた取組み 管理画面の改善として直感的な操作性を向上させ、宿泊施設様の部屋とプランの作成に かかる負担を軽減します。 また、今後システム開発に関する宿泊施設様と弊社とのダイレクトなコミュニケーショ ンの場を設定し、弊社システムをさらに便利に利用していただけるよう取組んでまいりま す。 4.顧客満足向上に向けた取組み メールに加えて電話での 24 時間対応や外国人観光客向けの多言語対応窓口など、顧客 の利用シーンやニーズにあわせた顧客対応窓口を強化し、顧客満足度の向上を図ります。 以上 本件の詳細につきましては弊社管理画面にも掲載しておりますので併せてご確認ください。 また、本件に関するご質問等は下記メールアドレスまでお問い合わせください。 ◎ご連絡先メールアドレス: sales@mail.travel.rakuten.co.jp 9
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