TMT・ジャパン・ジャーナル

日本
電機・メディア・通信業界
2005 年 10 月 7 日
テクノロジーチーム>>
TMT・ジャパン・ジャーナル
2005 年 10 月号
ハイテク株 対 内需関連株
ハイライト
産業エレクトロニクスと SPE・半導体
セクターに復活の兆し
>>当該アナリストはMLPF&Sの米国外関連会社の役職員であり、NYSE/NASDには登録しておりません。
メリルリンチは、当社が発行する調査レポート中で言及する企業と取引関係があるか、または取引関係を結ぶ意向
があります。結果としてメリルリンチに利益相反が発生し、本レポートの客観性に影響する可能性があることを念
頭において投資を検討されるようお勧めします。
本レポートは投資を判断する際の一つの要素にすぎないことを念頭において投資を検討されるようお勧めします。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
45頁にアナリスト認証を掲載。
Global Securities Research & Economics Group
45頁に目標株価の根拠とリスクを掲載。
Global Fundamental Equity Research Department
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
1. TMT ハイライト
•
9 月の S&P500 は 0.7%上昇、NASDAQ は横ばい。為替は対ドル、対ユーロで
それぞれ 1.1%上昇、0.9%下落。TMT セクターは絶対では 7.1%上昇したものの、
対 TOPIX では 4.0%のアンダーパフォーム。サブセクター別パフォーマンスは、
通信が絶対で 14.4%とトップ。民生エレクトロニクスが絶対で 0.1%とワース
トパフォーマー。
•
10-11 月の注目セクターは産業エレクトロニクスと SPE ・半導体セクターである。
産業エレクトロニクスセクターでは当面は三菱電機のような FA、センサーなど
の合理化機器を手がける企業群が業績、株価パフォーマンスをリードする展開が
予想される。これまで出遅れていた他の総合電機でも株式市場の活況により IT 投
資増の恩恵が期待される富士通や NAND FLASH が好調な東芝は少なくとも中間
期業績が会社計画を上回ると見込まれ、新社長の強力なリーダシップへの期待と
共に注目を集めよう。当該セクターのトップピックは三菱電機である。
•
SPE・半導体セクターではサムスン電子の半導体大型投資計画の発表や 8 月の
WSTS 出荷統計が想定を上回ったことから、市場では当該セクターに対する漫
然とした楽観ムードが増している。我々は当該セクターの「中立」スタンスを継
続する一方で、選別的に HOYA をトップピックとしニコンを「買い」から「中
立」に格下げすると同時に、エルピーダメモリを「売り」から「買い」に格上げし
た。ファンダメンタル面では半導体製造ライン稼働率や SPE の BB レシオ改善
が目を引くが、我々は改善のモメンタムはピークアウトに近づいており、今年
末から来年前半にかけて「W Shape Dip」2 番底を経て本格的な上昇局面が訪れる
と予測している。当該セクターには現状の株価ではバリュエーション上、上値
を追いにくい銘柄が少なくない。TMT トップピック銘柄に変更なし。
表 1:トップピック銘柄
業界
会社名
コード
シンボル
投資評価 株価(円) 52週高−低(円)
PER EV/EBITDA PBR
4062
IBIDF
C-1-7
4,660
1,611-4,960
48.8
16.2
5.6
イビデン
TDK
6762
TDKJF/TDK
C-1-7
8,560
7,050-8,740
34.0
7.9
2.0
6503
MIELF/Y
C-1-7
744
478-758
22.6
8.9
2.7
産業エレクトロニクス
三菱電機
7751
CAJFF/CAJ
B-1-7
6,320
5,030-6,460
14.9
5.9
2.5
精密機器
キヤノン
SPE
HOYA
7741
HOCPF
B-1-7
4,140
2,630-4,220
23.0
8.0
6.6
6752
MATSF/MC
B-1-7
2,025
1,462-2,055
81.1
7.5
1.4
民生エレクトロニクス
松下電器産業
9437 NTDMF/DCM
C-1-7
213,000 159,000-216,000
13.5
6.0
2.8
通信・インターネット
NTTドコモ
6460
SGAMF
C-1-7
4,360
2,285-4,830
21.2
8.1
4.7
ゲーム
セガサミー
4676
FJTNF
C-1-7
256,000 205,000-326,000
28.2
9.0
1.3
放送/広告
フジテレビジョン
4324
DNTUF
C-1-7
316,000 255,000-330,000
31.3
11.9
1.8
電通
注:PER・EBITDAはFY3/06予想を、PBRはFY3/05実績値を使用した。但しキヤノンのPER・EV/EBITDAはFY12/05予想を使用。株価は
10月5日。
出所:メリルリンチ予想
電子部品
2
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
2.マクロ経済情報
„
世界マクロ経済(イエスパー・コール)
日本経済は自律的回復に入っており、当社では 2005 年度の実質 GDP 成長率
は 3%と予想している。また、より重要なことに、中期的な成長見通しも改
善し始めている。具体的には、生産性上昇率が 1990 年代の平均 1.5%をはる
かに上回る見込みとなっており、我々は 2.8%程度の伸びが可能と考えてい
る。日本のハイテクセクターにとっては、より高度なテクノロジー導入に
向けた構造的な投資が持続的なプラス要因となることが見込まれる。
サイクル面からも好転が見受けられる。米国のハイテク部門の出荷・在庫
比率は上向き始めた。米国及び世界の新たな在庫積み増しサイクルは、こ
れまで日本の輸出にとってプラス要因となってきた。しかし、とりわけ重
要なのは、これまでハイテク部門の在庫投資サイクルは非常に低く抑えら
れてきたという点である−これまでは V 字型ではなくソーサー型の上昇サ
イクルであった。世界経済の上昇サイクルの遅行性から、当面は、より決
定的な好転は見込み難い。しかしながら、国内の設備投資からの着実で構
造的な需要の伸びに加え、グローバルなサイクルもマイナスから中立要因
に転じている。
図1:米国ハイテクセクター在庫と日本輸出量
(%、3ヶ月移動平均、前年比)
30
米国ハイテクセクター在庫
日本輸出量
20
10
0
-10
-20
-30
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
出所:財務省、メリルリンチ
„
TMT 投資戦略 (菊地 正俊)
10 月に入り、急騰してきた銀行・鉄鋼株などが利食いに晒される一方、ハ
イテク株が急反発した。株式市場の高値圏での健全なセクター・ローテー
ションとの見方は出来るし、ハリケーンや原油高の悪影響などで、減速懸
念が強まっていた米国経済見通しが目先、改善することで、ハイテク株の
相対的な反発が 1-2 カ月程度続く可能性があろう。10 月末の TOPIX 浮動株
化調整も電機株には相対的にポジティブに働こう。しかし、米個人消費の
先行き懸念があるため、ハイテク株の反発は長続きしないと考える。東証
電機株指数の対 TOPIX 相対パフォーマンスは米 ISM 製造業指数より、米消
費者信頼感指数の方の相関が高い。“Back to School”商戦が盛り上がりに欠
けたことを考えると、米クリスマス商戦も期待薄だろう。これまで米消費
を押し上げてきた住宅投資にもピークアウト感が出ている。強気相場の主
要買い手である外国人投資家も元々日本のハイテク株は多めに保有してい
るし、日本株の高評価はデフレ脱却&内需回復と考えられるため、ハイテ
ク株より内需関連株が選好されやすい状況が続こう。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
3
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
目次
„章
4
ページ
1.
TMTハイライト−産業エレクトロニクス・半導体
2
2.
マクロ経済情報
3
3.
一般電子部品 (久保田 真史)
5
4.
SPE・半導体 (吉原 洋)
7
5.
産業エレクトロニクス(吉原 洋)
9
6.
精密機器 (高橋 亮平)
11
7.
民生エレクトロニクス (栗山 史)
13
8.
通信・インターネット (合田 泰政)
15
9.
放送・広告 (木下 芳之)
17
10.
ゲーム (木下 芳之)
19
11.
電子材料(榎本 尚志)
21
12.
∼Voice From Korea Tech Team∼ (韓国テクノロジー情報)
23
13.
TMTトップピックレポート
26
14.
先月発表したレポート一覧
32
15.
中間決算発表日一覧
34
16.
グローバル・コンプス
36
17.
セクター・バリュエーションとリスク要因
41
18.
買い銘柄一覧と投資評価変更一覧
44
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
3. 一般電子部品 (久保田 真史)
図2:対TOPIX相対パフォーマンス (2005年9月)
110.0
105.0
100.0
95.0
90.0
85.0
80.0
9/04
11/04
1/05 3/05 5/05 7/05 9/05
11/05
1/06
10/04
12/04 2/05 4/05 6/05 8/05 10/05
12/05 2/06
出所:メリルリンチ
„ パフォーマンス
表 2: セクター各銘柄のパフォーマンス(絶対)
銘柄
レイティング TSEコード
C-1-7
4062
イビデン
C-2-7
6981
村田製作所
C-1-7
6594
日本電産
B-2-7
5334
日本特殊陶業
B-1-7
6806
ヒロセ電機
C-2-7
6967
新光電気工業
C-1-7
6971
京セラ
C-2-7
6770
アルプス電気
B-1-7
6762
ティーディーケィ
C-1-7
6592
マブチモータ
B-3-8
6963
ローム
C-3-7
6976
太陽誘電
C-3-7
6988
日東電工
一般電子部品合計
TOPIX
-
1ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
25.1%
62.5% 128.0%
9.7%
12.0%
10.1%
7.9%
28.6%
48.3%
7.4%
28.6%
48.3%
5.0%
8.4%
20.8%
4.9%
47.8%
79.6%
3.1%
47.8%
79.6%
2.6%
8.5%
8.0%
-1.3%
7.0%
10.2%
-1.9%
-12.4%
-13.0%
-2.0%
-7.9%
-4.8%
-4.1%
1.6%
7.7%
-9.1%
0.5%
13.7%
5.9%
11.7%
18.6%
11.1%
20.0%
19.5%
出所: メリルリンチ
携帯電話市場向け受注回復を背景に、9月の一般電子部品セクターの株価パ
フォーマンスは、絶対値で5.9%の上昇を示した。しかし対TOPIXでは4.7%
のアンダーパフォームと、引き続き上昇相場の中での出遅れ感は否めない。
電子部品に対する受注好調は今後少なくとも11月頃までは続く見通しであ
り、電子部品メーカー各社の株価が大幅な低下を示す可能性は低いと判断す
る。ただマーケットをアウトパフォームするだけの業績面でのアップサイド
が期待できない状況が続くことも確かであろう。
„ 注目ポイント・イベント
10月後半から各社の2006年3月期中間決算発表が開始されるが、電子部品セ
クター全体としては大きなサプライズはないものと考える。7−9月期におけ
る電子部品受注は好調に推移したものの、セラミックコンデンサを中心に平
均単価の低下幅は大きく、受動部品メーカー各社の業績のアップサイドは限
定的であろう。
またHDD関連についても、今7−9月期は、前四半期比で例年程の大幅な出
荷台数増もなく、HDD関連電子部品の受注モメンタムは必ずしも突出して
強い状態にはなかった模様である。
ただセクター内では今後年後半にかけては再度HDD関連に注目が集まる可
能性が高いと考える。携帯電話向け等受動部品に対する受注は9∼10月がピ
ークになると見られることや、中間決算発表で目先の業績アップサイドに対
する期待感は一巡するものと考えるためである。
一方HDD関連であるTDKや日本電産の第2四半期業績は、必ずしも好調に高
水準となってはいない模様であり、決算発表後株価が調整する局面があれ
ば、買いの好機として捉えたい。例年10−12月期はHDD関連銘柄の株価パ
フォーマンスが上向く時期でもある。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
5
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
図1:電子部品月次受注インデックスの推移
(%)
50
40
前年同月比
30
20
10
Y oY
8月の電子部品受注インデックスは、前年
同月比1.6%増と11ヶ月ぶりのプラスとなっ
た。要因としては、比較対象となる前年同
月の受注水準が低下していることに加え、
携帯電話、PC、AV機器等全てのアプリケ
ーション向けの受注が高水準での推移とな
っている。
MoM
0
前月比
-10
-20
-30
-40
1/96
1/97
1/98
1/99
1/00
1/01
1/02
1/03
1/04
1/05
出所:会社側データよりメリルリンチ作成
図2:クリスタルインデックスの推移
携帯電話市場向け受注好調は、水晶デバイ
ス受注の回復にも反映されている。8月の
クリスタルインデックス(水晶デバイスメ
ーカー各社の受注伸び率平均値)は前年同
月比20.2%の高い伸びを示した。
(%)
100
80
60
前年同月比
40
20
0
-20
-40
-60
-80
1/95
1/96
1/97
1/98
1/99
1/00
1/01
1/02
1/03
1/04
1/05
出所:会社側データよりメリルリンチ作成
図3:セラミックコンデンサ国内生産金額・数量推移
ただ受動部品市場における平均単価の推移
は依然として厳しく、現在の受注増がその
まま収益拡大に結びつかない可能性も認識
しておく必要があろう。セラミックコンデ
ンサの2006年3月期平均単価は15∼20%の
低下を予想する。
600
1994.1 = 100
500
生産金額
400
300
200
生産数量
100
0
1/94
1/95
1/96
1/97
1/98
1/99
1/00
1/01
1/02
1/03
1/04
1/05
出所:METI
6
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
4. SPE・半導体 (吉原 洋)
図3:対TOPIX相対パフォーマンス (2005年9月)
115.0
110.0
105.0
100.0
95.0
90.0
85.0
80.0
9/04
11/04
1/05 3/05 5/05 7/05 9/05
11/05
1/06
10/04
12/04 2/05 4/05 6/05 8/05 10/05
12/05 2/06
出所:メリルリンチ
表 3: セクター各銘柄パフォーマンス(絶対)
銘柄
レイティング TSEコード
C-2-8
6756
日立国際電気
C-2-7
7731
ニコン
C-2-7
7729
東京精密
C-1-9
6665
エルピーダ
B-1-7
7741
HOYA
C-2-8
6274
新川
C-2-7
6857
アドバンテスト
C-2-8
6146
ディスコ
C-2-7
6966
三井ハイテック
C-2-8
8035
東京エレクトロン
C-2-8
7735
大日本スクリーン
C-2-8
6315
TOWA
SPE・半導体合計
TOPIX
-
1ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
10.6%
-7.3%
-18.6%
10.3%
14.0%
16.1%
7.3%
14.5%
37.5%
5.4%
-7.3%
-18.6%
4.6%
17.8%
27.8%
3.9%
8.7%
-1.3%
1.9%
7.4%
7.1%
1.5%
2.2%
2.6%
-0.2%
7.4%
7.1%
-3.4%
2.7%
-1.3%
-4.3%
-0.8%
2.2%
-7.0%
-16.0%
-15.9%
3.1%
9.7%
11.0%
11.1%
20.0%
19.5%
出所: メリルリンチ
„ パフォーマンス
9月のSPE・半導体セクターの株価パフォーマンスは、絶対値で3.1%、対
TOPIXでは▲8.0%のアンダーパフォームとなった。当該セクター内でのパ
フォーマンス順位は、買い推奨していたニコンがベストパフォーマーであっ
た。バリュエーションが高くなったニコンは「中立」に引き下げたが、成長余
力が高くニコンより割安なHOYAは「買い」を継続している。6ヶ月間でワー
ストパフォーマーだったエルピーダメモリは、DRAM市況の改善を見込み
「売り」から「買い」に格上げした。9月末に発表したマイクロンテクノロジー
の6~8月四半期が黒字化したことは朗報となった。
−今後の展開予想
最近ではサムスン電子の半導体大型投資計画の発表や8月のWSTS出荷統計
(前年比6.0%増、前四半期比11.3%増)が想定を上回ったことから、当該セク
ターに対する強気の見方が増えているようだ。我々は当該セクターには「中
立」の見方を据え置くが、HOYAとエルピーダメモリ以外ではSPE後工程の
アドバンテストや東京精密、ディスコ、新川などが比較的高いパフォーマン
スが期待できそうだ。但し、原材料価格の高騰など業績を下方修正した三井
ハイテックやTOWAは明暗を分けている。
„ 注目ポイント・イベント
製造ライン稼働率やSPE のBBレシオ改善が続いているが、我々は改善のモ
メンタムはピークアウトに近づいており、今年末から来年前半にかけて「W
Shape Dip」2番底を経て本格的な上昇局面が訪れると予測している。当該セ
クターには現状の株価ではバリュエーション上、上値を追いにくい銘柄が少
なくない。
„ 注目銘柄
当該セクター内でのトップピックはHOYAを据え置く。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
7
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
図4:シリコンサイクル(米国SPE 受注、BB)と投資タイミング
8月の米国SPEのBBレシオは1.05とほぼ1年
ぶりに1.0を超えた。テスト/組立の受注が
急増(44.7%YoY)したことによる。前工程の
受注額は(▲28.8%YoY)依然として冴えない
が、出荷の落ち込みによりBBレシオは0.90
へと若干改善した。
テスト/組立のBBレシオ(1.62)はピークアウ
ト感がある。BBレシオの調整が予測される
「W Shape Dip」2番底の時期(05年末から06年
始め)を当該セクターの本格的な投資タイミ
ングと想定している。
1.60
250.0
売り(大)
"W " shape dip
売り(大)
売り(小)
200.0
1.40
売り(大)
"W" shape dip
"W " shape dip
1.20
150.0
売り(小)
1.00
100.0
買い(大)
買い (大)
50.0
0.80
買い(小)
0.60
94/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
95/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
96/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
97/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
98/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
99/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
00/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
01/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
02/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
03/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
04/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
05/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
06/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
07/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0.0
94
95
96
97
98
99
買い
00
(小)
01
02
03
04
05
06
0.40
07
-50.0
0.20
0.00
-100.0
Order Yr-Yr% (US SEMI)
BB Ratio (US SEMI)
出所:SEMI、メリルリンチ
図5:国産SPE 受注YoY% 、BBレシオ
250
2.00
1.80
Order YoY% (SEAJ)
200
BB Ratio (SEAJ)
1.60
150
8月の国産SPEのBBレシオは1.08と前月の
1.09から頭打ちとなった。この現象は先ん
じて同レシオが改善したテスト/組立が鈍化
したからである。
1.40
1.20
100
1.00
50
0.80
0.60
94/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
95/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
96/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
97/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
98/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
99/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
00/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
01/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
02/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
03/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
04/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
05/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
06/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
07/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
94
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
0.40
-50
0.20
-100
0.00
出所:SEAJ
図6:半導体ライン設備稼働率対東京エレクトロン受注額
(%)
bn
250.0
100.0
200.0
90.0
半導体ライン稼働率は4-6月に88.8%へと回
復した。特にファンダリが大きく改善し
た。東京エレクトロンの受注額は基本的に
同稼働率と連動しているが、直近はやや出
遅れ気味である。
150.0
80.0
100.0
70.0
50.0
0.0
MOS IC Fab Utilization
05Q1
04Q3
04Q1
03Q3
03Q1
02Q3
02Q1
01Q3
01Q1
00Q3
00Q1
99Q3
99Q1
98Q3
98Q1
97Q3
96H1
97Q1
95H1
94H1
60.0
TEL Net Order (RHS)
出所:SICAS、東京エレクトロン
8
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
5. 産業エレクトロニクス(吉原 洋)
図7:対TOPIX相対パフォーマンス (2005年9月)
表 4: セクター各銘柄パフォーマンス(絶対)
銘柄
レイティング TSEコード
C-1-7
6503
三菱電機
B-2-7
6502
東芝
C-2-7
6702
富士通
B-2-7
6501
日立製作所
NECエレクトロニク
C-3-7
6723
ス
C-2-7
6701
NEC
C-1-7
7517
黒田電気
総合電機合計
TOPIX
-
105.0
100.0
95.0
90.0
85.0
80.0
75.0
70.0
9/04
11/04
1/05 3/05 5/05 7/05 9/05
11/05
1/06
10/04
12/04 2/05 4/05 6/05 8/05 10/05
12/05 2/06
1ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
22.6%
23.6%
31.0%
14.7%
13.1%
11.6%
14.0%
28.5%
16.1%
6.5%
6.7%
8.0%
6.2%
-24.4%
-24.4%
4.4%
-0.5%
12.2%
11.1%
23.6%
-23.2%
12.1%
20.0%
31.0%
-20.1%
10.7%
19.5%
出所: メリルリンチ
出所:メリルリンチ
„ パフォーマンス
9月の産業エレクトロニクスセクターの株価パフォーマンスは、絶対値で
12.2%とTOPIXを若干上回った。当該セクター内でのパフォーマンス順位
は、1)三菱電機(買い)、2)東芝(中立)、3)富士通(中立)、4)日立(中立)、5)NEC
エレクトロニクス(売り)、6)NEC(中立)、7)黒田電気(買い)となり、売られ過
ぎの黒田電気を除けばほぼ我々の推奨順位通りの展開となった。
FA機器が好調な三菱電機は3/06通期業績予想を上方修正したが、下期予想
は据え置かれた為に再度の上方修正の可能性を残している。一方、NECエレ
クトロニクスは3/06通期に営業赤字となる可能性が高く、携帯端末が不振の
NECと共に下方修正する可能性が高い。株式市場の活況によりIT投資の伸び
の恩恵を受ける富士通やNAND FLASHが好調な東芝は少なくとも中間期業
績が会社計画を上回ると見込まれる。日立製作所はHDD、LCD、PDPの3事
業が巨額の営業赤字を計上する見込みであり、再度のリストラを迫られよ
う。
„ 注目ポイント・イベント
東芝の新社長にこの春就任した西田氏は経営説明会、アナリストミーティン
グと就任早々積極的なIR活動を行っている。西田氏や富士通の黒川氏のよう
な強いリーダーシップを持つ社長が総合電機メーカーの経営体質を変えられ
れば、当該セクターのパフォーマンス向上が期待できよう。但し、当面は三
菱電機、オムロン、富士電機、横河電機、キーエンスのようなFA、センサ
ーなどの合理化機器を手がける企業群が業績、株価パフォーマンスをリード
する展開が予想される。
„ 注目銘柄
当該セクター内でのトップピックは三菱電機を据え置く。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
9
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
図8:ISM PMIインデックス対半導体出荷額YoY% (3MVA)
65.0
60%
60.0
40%
55.0
20%
50.0
0%
45.0
-20%
40.0
-40%
35.0
Total Semi(3mMAV)
PMI(3mMAV)
Jan-05
Jan-04
Jan-03
Jan-02
Jan-01
Jan-00
Jan-99
Jan-98
Jan-97
Jan-96
Jan-95
Jan-94
Jan-93
Jan-92
Jan-91
Jan-90
Jan-89
Jan-88
Jan-87
30.0
Jan-86
-60%
8月のWSTS出荷統計(前年比6.0%増、前月
比11.3%増)が想定を上回った。MPU、
DRAM、NAND FLASH、DSPなどの主力デ
バイスが総じて堅調であった。要因は数量
増よりも単純平均価格の上昇によるもので
ある。半導体出荷額の先行指標である9月
のISM PMIインデックスは59.4と8月に一旦
低下した53.6から急上昇した。原油価格高
騰やハリケーン被害のなかでの上昇は意外
感を持って受け止められよう。但し、ISM
の上昇がむしろハリケーン被害に対する購
買担当者の備蓄行動を反映したものとすれ
ば、上昇局面は短期的な現象にすぎないと
予想される。
出所: ISM, WSTS
図9:HDDサイズ別生産台数伸び率推移 (前年同月比)
8月のHDD月産生産台数は3,154万台で
4.8%MoM、25.8%YoYと高成長を持続して
いる。サイズ別では3.5インチATAが
4.9%MoM、2.5インチ6.8%MoM、1.8インチ
20.8%MoMだが、1インチは▲11.3%MoMと
2ヶ月連続減少した。 NAND FLASHの大容
量化と低価格で1インチHDDとの1GB当た
りの価格差が急速に接近しており、このま
までは3~4年で価格差がなくなってしまう
可能性もある。
1000%
Total
3.5"SCSI
3.5"ATA
2.5"
1.8'
1'
800%
600%
400%
200%
0%
Jul-05
Apr-05
Jan-05
Oct-04
Jul-04
Apr-04
Jan-04
Oct-03
Jul-03
Apr-03
Jan-03
Oct-02
Jul-02
Apr-02
Jan-02
Oct-01
Jul-01
Jan-01
Apr-01
-200%
出所:TSR
図10:HDDメーカーの四半期当期純損益推移(単位:百万ドル)
400.0
300.0
Seagate
200.0
Maxtor
W DC
IBM
100.0
Fujitsu
Samsung
Toshiba
0.0
CY2000
CY2001
CY2002
CY2003
Q2
Q1
Q3
CY2004
Q4
Q2
Q1
Q4
Q3
Q2
Q1
Q4
Q3
Q2
Q1
Q4
Q3
Q2
Q1
Q4
Q3
Q2
Q1
Hitachi
HGST
好調なHDD市場にもかかわらず、業績で苦
しんでいるのがHGSTだ。1-3月▲109百万
ドル(▲115億円)、4-6月▲120百万ドル(▲
129億円)と営業赤字が拡大しており、10~12
月に黒字化できなければ3/06月期の営業赤
字は会社計画▲300億円を超える巨大赤字
に陥る可能性がある。マネジメントが交代
したものの、内製ヘッドの技術的な遅れに
よる歩留まり悪化や旧IBM陣営のリストラ
など早急に解決すべき問題が多い。
CY2005
-100.0
-200.0
-300.0
出所:TSR、各社、一部メリルリンチ推定
10
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
6. 精密機器 (高橋 亮平)
図11:対TOPIX相対パフォーマンス (2005年9月)
105.0
100.0
95.0
90.0
85.0
80.0
75.0
70.0
65.0
60.0
9/04
11/04
1/05 3/05 5/05 7/05 9/05
11/05
1/06
10/04
12/04 2/05 4/05 6/05 8/05 10/05
12/05 2/06
表 5: セクター各銘柄パフォーマンス(絶対)
銘柄
レイティング TSEコード
B-2-7
7733
オリンパス
B-1-7
6448
ブラザー工業
B-1-7
7751
キヤノン
B-2-7
8060
キヤノン販売
C-1-7
6925
ウシオ電機
B-2-7
4901
富士写真フイルム
B-2-7
7752
リコー
コニカミノルタホー
B-2-7
4902
ルディングス
C-3-7
6724
セイコーエプソン
精密機器合計
TOPIX
-
1ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
15.4%
18.1%
0.6%
11.7%
-2.3%
-3.5%
10.1%
5.0%
6.6%
8.1%
24.6%
30.2%
5.7%
16.7%
12.4%
5.1%
4.8%
-4.6%
3.5%
2.3%
-3.6%
-2.7%
-0.4%
-4.8%
-15.1%
6.9%
11.1%
-0.4%
4.6%
20.0%
-4.8%
2.7%
19.5%
出所: メリルリンチ
出所:メリルリンチ
„ パフォーマンス
精密機器のアンダーパフォームが続いている。9月はセクターが6.9%上昇し
たものの、TOPIXの11.1%に及ばず。6月から4ヶ月連続のアンダーパフォー
ムとなった。とはいえ、9月はセイコーエプソンのパフォーマンスが全体に
影響を及ばしたとMLは考えている。エプソンは9月21日に大幅な業績下方修
正を発表。3営業日で株価は19%下落した。これがなければ、ほぼTOPIX並
みのパフォーマンスだったと見られる。
„ 注目ポイント・イベント
10月24日の週に7−9月期決算が集中している。キヤノン(10月27日)が05.12期
見通しを上方修正する一方、ウシオ電機(10月28日)とコニカミノルタ(11月4
日)が06.3期見通しを下方修正するとMLは予想している。キヤノンの上方修
正要因は為替とレーザープリンタ。キヤノンは1ユーロ=132円と前提してい
るので、これを135円に修正するだけで営業利益見通しは90億円の上振れる
計算。加えて、レーザープリンタの下期出荷が会社ガイダンス(前年比5%
増)を上回って推移しているとMLは見ている。
„ 注目銘柄
ウシオ電機の06.3期下方修正は株価に織込み済みだとMLは見ている。とい
うのも、株価は6月に2,000円を割った後、7月以降は上昇を続けているから
だ。プロジェクタ用ランプは会社計画を下回っているものの、デジタル・シ
ネマに対して強気な見通しが出される可能性がある。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
11
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
図12:イメージング機器の収束: どうやって、文書量を拡大するか?
Large Enterprise:
High margin for hardware.
Defensive
Large document volume
(> 1,000/month).
Home and Home Office :
Low margin for hardware.
High volatility.
Small document volume
(< 500/month).
Fuji Xerox
Canon
Lexmark
Seiko Epson
Ricoh
HP
イメージング機器は収束(Convergence)が
進み、各製品の境界線が見えにくくなって
いる。これは、各社が文書量を拡大しよう
としているからだ。この結果、大企業と中
小企業の中間に位置づけられる市場が込み
入ってきた。消耗品での高い利益率を期待
してハードウェアを赤字で販売するという
事業形態はリスクが高くなっている。
KonicaMinolta
Dell
Brother Industries.
Small-mid Office:
Mid-range margin for
hardware.
Mid-range document
volume
(500-1,000/month).
出所:メリルリンチ
12
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
7. 民生エレクトロニクス (栗山 史)
図13:対TOPIX相対パフォーマンス (2005年9月)
表 6: セクター各銘柄パフォーマンス(絶対)
銘柄
レイティング TSEコード
B-2-7
6816
アルパイン
B-2-7
6758
ソニー
B-1-7
6752
松下電器産業
B-2-7
6753
シャープ
C-2-7
6839
船井電機
C-3-8
6764
三洋電機
B-2-8
6773
パイオニア
民生エレクトロニク
ス合計
TOPIX
-
105.0
100.0
95.0
90.0
85.0
80.0
75.0
70.0
9/04
11/04
1/05 3/05 5/05 7/05 9/05
11/05
1/06
10/04
12/04 2/05 4/05 6/05 8/05 10/05
12/05 2/06
1ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
5.3%
13.4%
18.7%
0.8%
-2.4%
-12.6%
-0.1%
14.3%
21.7%
-1.4%
-5.2%
1.4%
-2.5%
-11.4%
-23.8%
-3.8%
-1.1%
-16.2%
-5.4%
-3.8%
-16.2%
0.1%
5.2%
3.7%
11.1%
20.0%
19.5%
出所: メリルリンチ
出所:メリルリンチ
„ パフォーマンス
05/9の民生用エレクトロニクスセクターは、絶対値で0.1%上昇したもの
の、対TOPIXでは11%ポイントの大幅なアンダーパフォームとなった。全銘
柄がTOPIXの対しアンダーパフォーム。業績の停滞感や一部企業の下方修正
報道、米国個人消費・住宅市場の停滞リスク、国際的価格競争の激化など、
ネガティブ材料が大半で、市場全体が活況な中、完全に取り残されている。
ただし、セクターのバリュエーションには、依然として市場対比での割安感
もなく、当面はアンダーパフォームが続く可能性大。
年末商戦を見据えて各社が8月末∼10月にかけ投入する製品は、クォリティ
の改善が見られ、かつ部品点数削減などでコストダウンも進んでいるもの
の、価格低下をカバーできるとは考えずらく、過去と同様にトップシェアメ
ーカーのみが一定の収益を維持できる展開で変化がないものと思われる。
„ 9 月のポイント・イベント
9月22日に開催されたソニー経営方針説明会では、人員削減・生産拠点再編・
組織改正等の構造改革と、HD関連機器を主軸とする成長を新経営陣が行っ
たが、従来の延長ラインとの印象が強く、サプライズはなかった。さらに三
洋電機は9月28日に業績下方修正・中期計画進捗状況説明会を開催したが、業
績の下方修正幅が想定を上回ったことに加え事業売却等で具体論が出ず、投
資家にとって失望する内容であった。両社とも説明会以降の株価は低迷して
いる。
„ 10 月のポイント・注目イベント
10月26日から11月初旬にかけ、06/3中間決算発表(「中間決算発表スケジュ
ール1覧」ご参照)が予定されている。また発表前時点で会社側の業績下方
修正が発表される可能性もある。既に発表したソニー・三洋電機を除くと、
パイオニア・船井電機が下方修正候補となる。松下電器は会社予想をやや上
回るペース、シャープ・アルパインは会社予想ライン、とMLでは推測。ソ
ニー・三洋電機とあわせた05/9中間期および06/3期業績予想は、全体ではや
やネガティブな印象で、8月に下方修正したML予想は、セクターとして再び
下方修正の懸念が強い。要因は、価格競争激化・北米市場の停滞と民生用を
主としたデバイス事業停滞である。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
13
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
図14:民生用電子機器 国内出荷実績(金額、十億円・%)
350
30.0
300
Video equipment
Audio equipment
Car AVC equipment
Total (RHS,YoY %)
25.0
20.0
250
15.0
200
10.0
150
5.0
05/8の国内民生用エレクトロニクス出荷額
は、1,771億円(前年比5.9%増)。映像機器
は、1155億円(2.8%増)とプラス転換。液晶
テレビが台数ベースで前年比51.6%増と堅
調に推移した他、PDPが35.0%増、DVDレ
コーダが75.0%増と牽引。6,7月はオリンピ
ックの反動で減少したが、通常ペースに戻
ったと考えている。
100
0.0
-5.0
0
-10.0
Apr-02
May-02
Jun-02
Jul-02
Aug-02
Sep-02
Oct-02
Nov-02
Dec-02
Jan-03
Feb-03
Mar-03
Apr-03
May-03
Jun-03
Jul-03
Aug-03
Sep-03
Oct-03
Nov-03
Dec-03
Jan-04
Feb-04
Mar-04
Apr-04
May-04
Jun-04
Jul-04
Aug-04
Sep-04
Oct-04
Nov-04
Dec-04
Jan-05
Feb-05
Mar-05
Apr-05
May-05
Jun-05
Jul-05
Aug-05
50
出所:JEITA
図15:民生用電子機器 国内出荷台数(前年同月比・%)
200.0
150.0
Color TV
DVD
VCRs
CD Player
MD
Car Navigation System
音声機器は、旧来型のステレオセット等が
低迷する一方、携帯型デジタルオーディオ
プレーヤが牽引し、153億円(前年比19.9%
増)と、4ヶ月連続のプラス、2ヶ月連続の
二桁成長となった。またカーエレクトロニ
クスは、HDD搭載型カーナビゲーションシ
ステムが83.6%増(台数ベース)と好調を
維持し、463億円(同9.7%増)、15ヶ月連
続のプラス。10月、11月の新製品による市
場喚起が注目される。
100.0
50.0
0.0
-50.0
Aug-05
Apr-05
Jun-05
Feb-05
Dec-04
Oct-04
Aug-04
Apr-04
Jun-04
Feb-04
Oct-03
Dec-03
Aug-03
Apr-03
Jun-03
Feb-03
Oct-02
Dec-02
Apr-02
Jun-02
Aug-02
-100.0
出所:JEITA
図16:米国家電・コンピュータの小売り売上高 (前年同月比)
8月の米エレクトロニクス関連小売売上高
は、前年同期比0.5%減(季節調整後1.2%
減)となり、5ヶ月連続のマイナスとなっ
た(ただしPC関連の調整を含むため、あま
り参考にならない)。電化機器が住宅関連
市場の拡大により、FPDを中心に2桁成長を
続けるものの、7月に成長率が落ちたAV機
器関連は、再び、ここ2年間の平均成長率
を上回る8.1%増に戻した。
40%
30%
20%
10%
0%
-10%
Electronics and Appliance Stores
-20%
Household Appliance Stores
Radio, T.V., Electronics. Stores
-30%
* Figures of "Computer and Soft. Stores" for January 2005
through March 2005 are adjusted by US census bureau,
based on new seasonal,trading-day, and holiday factors.
Computer and Soft. Stores
Jul-05
Apr-05
Jan-05
Jul-04
Oct-04
Apr-04
Oct-03
Jan-04
Jul-03
Apr-03
Jan-03
Oct-02
Jul-02
Apr-02
Oct-01
Jan-02
Jul-01
Apr-01
Oct-00
Jan-01
Jul-00
Apr-00
Jan-00
-40%
出所:US Census Bureau
14
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
8. 通信・インターネット (合田 泰政)
図17:対TOPIX相対パフォーマンス (2005年9月)
120.0
115.0
110.0
105.0
通信
100.0
表 7: セクター各銘柄パフォーマンス(絶対)-通信
銘柄
NTT
NTTドコモ
KDDI
通信合計
TOPIX
レイティング TSEコード
B-2-7
9432
C-1-7
9437
C-1-7
9433
-
1ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
16.3%
17.5%
19.0%
14.1%
23.2%
12.2%
9.8%
24.8%
20.5%
14.4%
20.8%
16.4%
11.1%
20.0%
19.5%
95.0
出所: メリルリンチ
90.0
85.0
80.0
インターネット
75.0
70.0
9/04
11/04
1/05 3/05 5/05 7/05 9/05
11/05
1/06
10/04
12/04 2/05 4/05 6/05 8/05 10/05
12/05 2/06
出所:メリルリンチ
„ パフォーマンス
表 8: セクター各銘柄パフォーマンス(絶対)-インターネット
銘柄
レイティング TSEコード
C-2-7
4689
ヤフー
C-2-7
4755
楽天
C-2-7
4835
インデックス
インターネット合
計
TOPIX
-
1ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
2.3%
14.2%
6.0%
-1.3%
-2.4%
-7.2%
-2.5%
-8.0%
20.2%
1.0%
8.5%
3.8%
11.1%
20.0%
19.5%
出所: メリルリンチ
9月の通信カバレッジ及びインターネットカバレッジ株価パフォーマンス好
対照であった。通信カバレッジ銘柄は14.4%の上昇で対TOPIXでは2ヶ月ぶ
りにアウトパフォームしたが、インターネットカバレッジは1.0%の上昇と
TOPIX比で大幅アンダーパフォームに終わった。通信銘柄別ではKDDIのみ
が対TOPIXで僅かながらアンダーパフォームとなったが、NTT、ドコモはそ
れぞれ3-5ppt程度アウトパフォームした。今年6月まで1年以上継続していた
通信セクターの株価アンダーパフォーム局面は終焉したものと判断される。
9月での良好なパフォーマンスは、通信セクターの出遅れ感のみならず、固
定通信、移動体通信共に足元の業績が好調に推移し、中間決算にも期待が持
てる状況であるとの認識が広がり始めたことや、NTTグループの組織変更や
KDDIと東京電力の提携交渉などが報道されたことで、通信業界の変革によ
る中期的な収益改善への期待も台頭したことが要因である。今後数ヶ月は、
順調な業績が確認されることが期待され、通信セクター株価に対して我々は
引き続き強気の見方を崩していない。一方、インターネット銘柄別では、ヤ
フーが月末での株価上昇で辛うじて月間での株価下落を免れたが、楽天、イ
ンデックスも含めていずれも対TOPIXでは大きくアンダーパフォームとなっ
た。ただ、ヤフー、楽天の足元の業績は好調さを持続している模様で、株価
が今後大きく崩れる可能性は低いだろう。しかし、既に高成長期待を織り込
んでいる株価水準であることも事実で、株価が対TOPIXでアウトパフォーム
するには、既存主力事業以外の新サービス、新事業からの具体的な利益貢献
が見えることが必要となろう。
„ 注目ポイント・イベント
通信業界では、今年秋から来春にかけてiチャネル、モバイルSuiCa、1セグ
放送、プッシュツートークなどモバイルでの新サービスが続々と投入予定
で、端末の買い替え促進とARPUトレンドの更なる改善も期待できる環境に
ある。また通信業界とネット業界に共通の注目点は、ドコモや楽天に代表さ
れるような金融領域への事業展開が更に加速する可能性である。具体的に
は、ドコモのモバイルクレジットカードサービスの開始と楽天の銀行業務へ
の進出が年内には発表される可能性が高く、これまでの業態の壁を越えて
「総合消費サービス企業」を目指す動きが一段と顕著になるだろう。
„ 注目銘柄
トップピックはARPUトレンドと収益改善が著しいNTTドコモ。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
15
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
図18:会社別加入者の単月純増
8月の移動体通信加入者(セルラー+PHS)の
増加数は296,700。前年同月比では11.0%の
上昇で、5年半ぶりの高成長率を記録した7
月に続き好調である。
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
0.0%
-10.0%
-20.0%
DoCoMo
出所:各社
au
Vodafone
Jul-05
Aug-05
Jun-05
Apr-05
May-05
Jan-05
Mar-05
Feb-05
Dec-04
Oct-04
Nov-04
Sep-04
Jul-04
Aug-04
Jun-04
Apr-04
May-04
Mar-04
Jan-04
Feb-04
Dec-03
Oct-03
Nov-03
Sep-03
Jul-03
Aug-03
Jun-03
Apr-03
May-03
Mar-03
Jan-03
Feb-03
Dec-02
-30.0%
セルラー各社の8月の加入純増数は、auが
185,300増(シェア62.6%)、ドコモが119,900
増(シェア40.5%)、ボーダフォン3,600増
(同1.2%)、ツーカー12,700減。新規加入
者が少ない8月は、ドコモの加入純増が低
くなる一方、auの加入者増加シェアが高く
なる傾向があり、昨年同様今年もこうした
結果となった。ボーダフォン及びツーカー
の加入者傾向にも大きな変化は見られなか
った。依然auとドコモの2強への加入者集
中が継続しているという見方に変化はな
い。
また、PHS事業者のWillcomの8月の純増は
60,000と7月の71,400よりやや減少したが、
依然好調を持続している。加入者増加が低
調となる8月でこの水準の加入増加を維持
したことは評価できよう。9月以降の加入
者増加に引き続き期待が持てる状況であ
る。
16
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
9. 放送・広告 (木下 芳之)
図19:対TOPIX相対パフォーマンス (2005年9月)
105.0
100.0
95.0
90.0
85.0
80.0
75.0
9/04
11/04
1/05 3/05 5/05 7/05 9/05
11/05
1/06
10/04
12/04 2/05 4/05 6/05 8/05 10/05
12/05 2/06
出所:メリルリンチ
„ パフォーマンス
表 9: セクター各銘柄パフォーマンス(絶対)
銘柄
レイティング TSEコード
C-2-7
9401
東京放送
C-1-7
4324
電通
C-1-8
9404
日本テレビ放送網
スカイパーフェクト・
C-2-9
4795
コミュニケーション
ズ
C-2-7
9747
アサツーDK
C-2-7
9409
テレビ朝日
4817
ジュピター・テレコム C-1-9
C-1-7
9411
テレビ東京
C-2-7
4682
電通テック
C-1-7
4676
フジテレビジョン
JSAT
C-3-7
9442
放送・広告合計
TOPIX
-
1ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
23.7%
43.5%
26.1%
10.7%
17.5%
9.9%
9.8%
14.6%
3.2%
9.2%
6.5%
6.7%
8.9%
8.6%
5.5%
5.1%
2.3%
1.2%
-2.8%
9.2%
11.1%
14.6%
21.4%
4.7%
24.0%
-4.3%
18.1%
-7.8%
17.9%
20.0%
3.2%
16.5%
14.7%
5.7%
-7.5%
0.4%
-23.8%
9.1%
19.5%
出所: メリルリンチ
9月の放送・広告セクターのパフォーマンスは、絶対リターンで9.2%上昇
と、TOPIXを1.9%アンダーパフォームした。8月の好パフォーマンスから一
服感が出たためと見られる。TBSが23.7%上昇で牽引役、JSATが2.8%下落
で足を引っ張る。MLが「買い」推奨している銘柄では、電通が10.7%上昇、
日本テレビが9.8%上昇となったが、テレビ東京は5.1%上昇、フジテレビは
1.2%上昇に留まった。なお、MLでは月中にジュピター・テレコムを「買い」
でカバレッジ開始している。
„ 注目ポイント・イベント
10月3日発表の日銀短観を見ても、企業の景況感は大幅改善には至っていな
い。同様にセクターのファンダメンタルズを先行的に示すテレビスポット販
売も、10月は小休止の可能性が高い。一方、株価は本格的に上昇しておら
ず、まだ、上昇余地がある。11月以降、特に年明けからはスポット販売の伸
び率が拡大してくると見られ、それに伴ってセクターも好パフォーマンスを
示すと考える。セクター判断は強気を維持する。
−タイムの契約更改とスポットの乖離
地上波放送局や広告会社の中間決算発表は11月半ばから。06年3月期下期の
テレビ・タイムのレギュラー枠の契約は例年以上に早期に完了しつつある。
ここからは、広告需要に対する底堅さが伺える。一方で、スポットは当月発
注が依然多い模様であり、過熱感が出るには至っていない。11月に向けたス
ポット需要の動きに注目が集まろう。
„ 注目銘柄
トップピックは、フジテレビと電通で変更なし。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
17
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
表20:テレビ局の視聴率動向(全日)
2004 年
日本TV
TBS
10.0
9.4
9.7
9.1
9.2
9.4
9.0
8.9
9.0
9.2
9.1
9.3
9.4
9.5
9.2
9.0
9.0
8.6
8.4
9.1
8.5
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
2005 年
8.1
7.9
7.4
7.4
7.6
7.3
7.5
7.6
7.6
7.5
7.2
7.2
7.8
7.9
7.7
7.4
7.8
7.6
7.8
8.0
8.5
フジTV
TV朝日
TV東京
NHK
9.8
7.2
3.7
7.9
9.5
7.4
3.8
7.1
9.9
7.5
3.6
7.4
9.1
7.3
3.6
7.2
9.4
7.7
3.8
7.7
9.2
7.5
3.7
7.2
9.4
7.6
3.6
7.3
8.7
7.2
3.5
10.1
9.4
7.8
3.8
8.1
9.5
7.7
3.6
9.0
9.5
8.1
3.7
7.5
9.5
7.7
3.7
7.0
9.7
8.1
3.9
7.5
9.5
8.5
3.9
6.9
9.4
8.2
3.7
7.5
9.4
7.8
3.6
6.8
9.4
7.6
3.7
6.8
9.5
7.8
3.7
6.6
9.6
7.4
3.6
7.4
9.3
7.5
3.7
7.9
9.4
8.0
3.8
7.2
9月の月間視聴率は、フジが全日、ノンプ
ライムで、TBSがプライムタイム、ゴール
デンタイムで、それぞれトップ。
TBSは月末の特番が好調、ノンプライムも
前年同月比で大幅改善。
フジは全般的に堅調な推移。
日テレは、全カテゴリーで不振が続いてい
る。但し、巨人戦の悪影響は9月まで。
テレ朝は、レギュラー番組の拡大特番が好
調で、プライム、ゴールデンが好調。今後
のレギュラー視聴率改善にも寄与しよう。
一方、ノンプライムの再活性化が急務。
出所:各社
図2:東京地区スポット販売状況
7月に前年同月比7.9%減と落ち込んだ東京
地区スポット販売は、8月2.9%増、9月
3.8%増と改善。9月は、テレ朝が約10%増
と業界をリード、フジ(約3%増)、テレ
東(約2.5%増)、TBS(約2%増)、日テ
レ(約1.5%増)と全局がプラスに。
(億円)
500
400
300
200
100
0
4月
5月
3/01 期
6月
7月
8月
3/02期
9月
3/03期
10月
11月
12月
3/04 期
1月
2月
3/05期
3月
一方、10月は出稿が鈍い。レギュラー番組
のタイム契約枠は例年以上に早く埋まって
おり、広告需要の地合いは悪くないため、
11月以降は再び回復してこようが、現時点
では10月は5%以上のマイナスとなる可能
性が高い。
3/06期
出所:各社
図3:ジュピター・テレコム:グロス加入者数伸び率(%)
ケーブルテレビ
高速インターネット
電話
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
-5.0
9月21日付けで、ジュピター・テレコムの
カバレッジを「買い」で開始。
過去、前年同期比で減少が続いていた
CATVサービスのグロス新規加入者数が第1
四半期、第2四半期と続けて増加してお
り、堅調なファンダメンタルズと言える。
-10.0
-15.0
-20.0
-25.0
05/12期2Q
05/12期1Q
04/12期4Q
04/12期3Q
04/12期2Q
04/12期1Q
03/12期
02/12期
-30.0
出所:会社
18
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
10. ゲーム (木下 芳之)
図21:対TOPIX相対パフォーマンス (2005年9月)
表 10: セクター各銘柄パフォーマンス(絶対)
銘柄
レイティング TSEコード
B-3-7
7974
任天堂
セガサミーホール
C-1-7
6460
ディングス
スクウェア・エニック
C-2-7
9684
ス
B-3-7
9766
コナミ
バンダイナムコホー
7832
ルディングス
ゲーム合計
TOPIX
-
110.0
105.0
100.0
95.0
90.0
9/04
11/04
1/05 3/05 5/05 7/05 9/05
11/05
1/06
10/04
12/04 2/05 4/05 6/05 8/05 10/05
12/05 2/06
1ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
14.1%
14.1%
13.2%
10.6%
31.8%
37.4%
4.0%
-7.1%
-4.6%
1.2%
9.2%
7.4%
-
-
-
13.1%
11.1%
21.7%
20.0%
23.5%
19.5%
出所: メリルリンチ
出所:メリルリンチ
„ パフォーマンス
9月のセクター・パフォーマンスは、13.1%上昇し、TOPIXを2.0%アウトパ
フォームした。任天堂が14.1%上昇して牽引役、MLが「買い」を付与してい
るセガサミーも10.6%上昇した。東京ゲームショウや、任天堂のゲームボー
イ・ミクロの発売などが材料視されたものと見られる。
„ 注目ポイント・イベント
−今後の展開予想
ゲームソフトの売れ行きは決して好調とは言えない。ナムコが上期業績を下
方修正しているが、ゲームソフトの販売計画未達が一因。今後1年程度は、
新ハードの発売が控えており、業界は話題豊富と言えるが、一方で、新ハー
ド立ち上げ期にはソフト需要が低迷する経験則がある。このため、MLでは
セクターに対して強気の見方をとっていないが、当面の株価は、話題先行で
堅調に推移する可能性もある。
−中間決算とXbox360
11月に発表される中間決算のうち、セガサミーは既に上方修正を、バンダイ
ナムコの内ナムコは既に下方修正を発表している。コナミは中間期の会社計
画がない。任天堂は、円安による為替差益が寄与するため、経常利益にネガ
ティブ・サプライズはなかろうが、営業利益は会社計画を下回ると見られ
る。
東京ゲームショウ直前に発表されたXbox360の国内価格(37,900円)に対す
るMLの見方は、若干ネガティブ。より積極的な価格設定を想定していた。
12月10日が国内発売だが、どの程度市場で受け入れられるか要注目。
„ 注目銘柄
トップピックはセガサミーで変更なし。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
19
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
図22:国内ハードウエア販売トレンド(台数ベース)
9月の国内ゲーム機販売台数(25日までの4
週間)は、前年同月比143%増。PS2は13%
減で8月(12%減)と変わらず。GBAはミ
クロ(21.7万台)が寄与して44%増。昨年9
月は「ポケモン・エメラルド」発売でGBA
SPの販売が急拡大していたことを考えると
好調。一方、ミクロは、初週(17万台)か
ら2週目は4.7万台と急減速。
(mn unit)
4.0
Past
3.5
Recent
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
DSは週平均6.2万台と8月(7.1万台)からや
や減速するも、7月までの低迷から回復。
PSPは週平均4.1万台と8月(2.2万台)から
急上昇、新色発売と「ウイニング・イレブ
ン9 ユビキタスエヴォリューション」が寄与
したと見られる。
0.5
0.0
02
03
04
05
02
03
FY1Q
04
05
02
03
FY2Q
04
05
02
03
FY3Q
04
05
FY4Q
出所:メディアクリエイト
図23:国内ソフトウエア販売トレンド(本数ベース)
9月の国内ゲームソフト販売本数は、前年
同月比16%減。PS2向けが42%減と大幅
減。昨年9月は20万本以上売れた中堅ソフ
トが3本あったが、今年は1本に留まる。
(mn unit)
18.0
Past
16.0
Recent
14.0
12.0
GBA向けは昨年に「ポケモン エメラルド」の
発売があった反動で58%減。DS向けは週平
均19.1万本と8月(23.1万本)から若干減速
するも堅調。ロングセラーの好調に加え
て、「たまごっちのプピプチおみせっち」が
20万本を越えた。PSP向けも週平均8.5万本
と8月(4.6万本)からほぼ倍増。「ウイニン
グ・イレブン9 ユビキタスエヴォリューシ
ョン」が13.5万本と大きく寄与。
10.0
8.0
6.0
4.0
2.0
0.0
02
03
04
05
FY1Q
02
03
04
05
02
03
FY2Q
04
05
02
FY3Q
03
04
05
FY4Q
出所:メディアクリエイト
表2:北米ゲーム販売動向 (プラットフォーム別)
YoY Change (%)
Jul-05
Aug-05
Market Share (%)
CY05YTD
Jul-05
Aug-05
CY05YTD
Total Videogame
-2.26
0.04
15.43
n.m
n.m
n.m
Total Hardware & Accessories
10.63
-0.45
25.75
n.m
n.m
n.m
Total Software
-9.41
0.29
9.09
100
100
100
PS2+PS
-16.46
-11.48
-2.72
40.3
45.7
41.7
PlayStation 2
-14.07
-9.31
1.46
39.9
45.3
41.2
PlayStation
-78.06
-78.49
-76.56
0.4
0.3
0.5
0.88
6.36
18.57
24.8
25.2
24.7
Game Boy Advance
-29.27
-15.83
2.19
15.6
10.9
14.4
Game Boy/GB Color
-70.15
-60.72
-85.24
0
0
0
n.a.
n.a.
n.a.
2.9
4.2
2.9
Xbox
Nintendo DS
PSP
Gamecube
N-Gage
n.a.
n.a.
n.a.
7.3
5.2
5.9
-40.62
-22.38
-24.47
9
8.8
10.3
n.a.
n.a.
-43.73
0
0
0
8月の北米ゲーム市場は、ハード、ソフト
共、前年同月比で横ばい(金額ベース)。
ソフトは、PS2向けが9%減、Xbox向けが
6%増と依然Xbox向けに勢い。8月の目玉の
Madden NFLも、PS2向けは昨年の販売本数
を下回る一方、Xbox向けは上回った。GC
向けは22%減と低迷、GBA向けも16%減と
減速が続く。PSP向けは、ソフト市場にお
けるシェアを5.2%(7月7.3%)に低下させ
た。強力タイトル不足。一方、DS向けは
「Nintendogs」の寄与で、同4.2%(同2.9%)
とシェア上昇。但し、依然好調とは言い難
い。
出所:NPD Data
20
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
11.電子部材 (榎本 尚志)
図24:対TOPIX相対パフォーマンス (2005年9月)
110.0
105.0
100.0
95.0
90.0
9/04
11/04
1/05 3/05 5/05 7/05 9/05
11/05
1/06
10/04
12/04 2/05 4/05 6/05 8/05 10/05
12/05 2/06
出所:メリルリンチ
„ パフォーマンス
表 11: セクター各銘柄パフォーマンス(絶対)
銘柄
東京応化工業
日立化成工業
住友化学
NOK
信越化学工業
凸版印刷
住友ベークライト
旭硝子
日本ゼオン
大日本印刷
日本電気硝子
JSR
有沢製作所
電子材料合計
TOPIX
レイティング TSEコード
4186
4217
B-2-7
4005
7240
B-1-7
4063
7911
4203
5201
4205
7912
5214
4185
5208
-
1ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
18.7%
19.2%
21.8%
16.2%
16.5%
23.7%
14.3%
37.6%
32.5%
13.8%
9.0%
32.3%
11.0%
17.6%
21.9%
8.7%
1.9%
2.0%
5.6%
8.4%
16.3%
5.0%
2.1%
5.4%
3.9%
29.3%
54.6%
3.9%
2.4%
4.6%
3.6%
22.0%
32.4%
-4.8%
0.9%
11.6%
-7.9%
2.4%
4.6%
8.1%
12.3%
17.1%
11.1%
20.0%
19.5%
出所: メリルリンチ
電子材料業界全体として、対TOPIX比のパフォーマンスは冴えない展開が続
いている。鉄鋼を中心とした基礎素材関連の企業の業績上振れ期待・割安な
バリューエーションから、基礎素材関連の株式がアウトパフォームし、電子
材料関連の株式は出遅れている。
また、同じ電子材料セクターでも企業間の業績格差が顕在化してきており、
パフォーマンスも企業間でかなり異なった動きを示すようになった。上方修
正を発表した東京応化、会社計画比で業績の上振れが期待される住友化学、
信越化学などのパフォーマンスが好調。
„ 注目ポイント・イベント
10月24日の信越化学を皮切りに上期の決算発表が相次ぐ。好調・不振と、決
算は2極化した動きになると想定される。好調が予想されるのは、半導体・
液晶関連の銘柄。不振が予想されるのは、リアプロジェクションTV
(RPTV)・CRT関連の部材銘柄である。FPC(フレキシブルプリント配線板)に
関しては、需要先により明暗が分かれている模様。携帯以外の用途向け・欧
米携帯メーカー向けFPCは好調も、アジアの携帯向けFPCメーカーは苦戦を
強いられているようだ。
半導体部材では、シリコンウェハーが好調である。半導体のチップの原板と
して使用されるプライムウェハー、製造工程におけるテスト用途で使用され
るテストウェハーともに需要は旺盛であり、特にテストウェハーの需要が予
想外に強いという。ウェハーメーカーは海外売上高比率が高く、円安メリッ
トが非常に大きい。信越化学工業は1円安で営業利益14億円、コマツ電子金
属は営業利益2億円のプラスの影響を受ける。
液晶部材は、液晶パネル生産面積の急拡大に合わせて、高い需要の伸びを示
している。一方で、来年は液晶パネルの需給バランスの悪化が懸念され、部
材メーカーへの値下げ圧力が強まると想定される。
RPTV・CRT部材関連の需給は冴えない。要因は、LCD TV・PDPの急激な値
下がりによるRPTV・CRTの需要の伸び率鈍化、と見られる。構造的に厳し
い状況が継続しよう。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
21
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
図25:シリコンウェハー生産面積の推移
(㎡ )
250,000
75%
60%
200,000
45%
8月のシリコンウェハー生産面積は、前年
同月比6.8%増の195,458㎡に。過去の生産量
ピークを更新し続けている。300mmウェハ
ーの構造的成長は継続しよう。
30%
150,000
15%
0%
100,000
-15%
伸び率 (右軸 )
50,000
-30%
-45%
生産量 (左軸 )
0
-60%
1234567891011021002300450067008190112001200304500670089110102012003400560070891101 21234567891011 21234567891011212345678
99
00
01
02
03
04
05
出所:経済産業省
図26:液晶部材インデックスの推移
MLでは、液晶部材全体のトレンドを示す
インデックスを作成。同指標と日本の液晶
部材関連企業の株価との連動は高い。8月
の液晶部材の出荷は好調で推移した模様。
9月も引き続き出荷は旺盛であると予想さ
れる。
140
135
130
125
120
115
110
105
100
95
90
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
2004
3
4
5
6
7
8
2005
注: 2004年1月=100
出所:各種資料よりメリルリンチ作成
図27: CRTガラスの在庫月数の推移 (日本・韓国)
CRT関連部材は全般的に不振。CRTガラス
(旭硝子など)、シャドーマスク関連材(東洋
鋼鈑、日本冶金工業、大日本印刷など)、
CRT用黒鉛粉末塗料(日立粉末冶金など)、
の需要は急激に減少した。
(month)
3.5
3.0
Korea
2.5
2.0
1.5
1.0
Japan
0.5
0.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8
2002
2003
2004
2005
出所:経済産業省、KOSIS
22
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
12. ∼Voice from Korea∼(韓国テクノロジー情報 韓国テクノロジーチーム)
PDP 対 TFT 液晶
弊社の見解では、PDP 陣営は TFT 液晶からの重大な脅威に直面している。
TFT 液晶は、Samsung の第 7 世代工場が急速に立ち上がりつつあるため、
今や「影の脅威」以上のものとなっている。弊社の主要な結論は次の通り。
1.
2006 年は Samsung の 2 つの第 7 世代工場だけで 40 インチ超の液晶テレビ用パネ
ルを 600 万枚量産できるようになる見込みであり、2 つの技術の間の熾烈な競争
は不可避であろう。
2.
弊社の見解では、競争の程度と規模は、Samsung がこの市場機会をどれほど積
極的に追求するかにかかっている。同社は、採算を度外視して攻勢をかける以
外の選択肢をあまり持っていないと考えられる。
3.
40 インチ超のテレビ分野がテレビ市場全体に占める比率は、テレビ価格の急落
とハイビジョン放送に牽引されて、2004 年の 5%から 2009 年には 20%へと拡大
すると予想される。
4.
同市場における液晶のシェアは、上記の期間に、実質ゼロから 60%に上昇する
と予測される。プロジェクションテレビは性能対価格比が劣るため、シェアを
失う公算が高い。PDP テレビは徐々に 50 インチ超の市場へと移行する必要があ
る。
5.
この対立は双方にとって有害であり、予測できる将来において、両陣営が同市
場で利益を上げられる公算は低い。しかし、TFT 液晶は高度のスケーラビリテ
ィを有しており、収益性の高いノートパソコン/モニター用パネルによる利益補
完が可能なため、より長期間この状況に耐えることができる。
„ 第 7 世代工場で TFT 液晶を積極的に増産
次表において、2006年と2007年における第7世代工場のテレビ用パネル生産
高の予測値を算出して示した。第7世代工場では、モニター用パネルや30イ
ンチ以下のテレビ用パネルの費用効率が高くないため、素材のガラス基板全
部がテレビ用パネルに充てられ、50%が32インチ用に、40%が40/42インチ
用に、残り10%が46/47インチ用に使用されると仮定する。
かなり保守的な生産歩留まり(40/42インチで70%、46/47インチで60%)を
前提とすれば、40インチ超のパネル総数は2006年には740万枚、2007年には
1,590万枚になると予想される。これに対してPDPパネルの市場規模は、
2006年が1,060万枚、2007年が1,310万枚と予想される。したがって、40イン
チ超の液晶テレビ市場は、2007年以降、PDPテレビ市場を凌駕する公算が高
いことになる。
弊社の感応度分析によれば、第7世代工場のガラス基板供給量の中で40イン
チ超の画面が占める比率が5%増加するごとに、生産高は10%ずつ伸び、歩
留まりが5%改善すれば生産高は6%以上伸びる。来年には32インチテレビ用
パネルに最適化された第6世代工場が6カ所で操業を開始するため、40インチ
超用の比率は最低で30%になると予想される。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
23
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
表 12: 2006 年、2007 年における第 7 世代工場のテレビパネル生産高
2006
SEC 7-1G
SEC 7-2G Phase I
SEC 7-2G Phase II
LPL 7G Phase I
LPL 7G Phase II
Sharp 8G
TOTAL
2007
SEC 7-1G
SEC 7-2G Phase I
SEC 7-2G Phase II
LPL 7G Phase I
LPL 7G Phase II
Sharp 8G
AUO 7G
CMO 7G
TOTAL
Jan
60
Jan
90
45
45
45
40
25
5
Feb
60
5
Feb
90
45
45
45
45
30
7
Mar
60
10
Apr
60
15
May
65
25
Jun
70
35
5
10
15
Mar
90
45
45
45
45
30
10
Apr
90
45
45
45
45
30
15
May
90
45
45
45
45
30
20
想定: Production yield (80% for 32 , 70% for 40
10% for 46 /47 (6 cuts)
出所:業界データ、メリルリンチ推定
/42
20
Jul
75
45
5
30
Aug
80
45
10
45
Sep
90
45
15
45
5
5
Oct
90
45
25
45
10
10
Nov
90
45
35
45
20
15
Dec
90
45
45
45
30
20
Jun
90
45
45
45
45
30
25
Jul
90
45
45
45
45
30
30
Aug
90
45
45
45
45
30
30
5
Sep
90
45
45
45
45
30
30
7
Oct
90
45
45
45
45
30
30
10
Nov
90
45
45
45
45
30
30
15
Dec
90
45
45
45
45
30
30
20
, 60% for 46
/47
), Input glass allocation of 50% for 32
Avg
74
30
11
25
5
4
150
Avg
90
45
45
45
45
30
22
5
326
32" 40/42" 46/47" TOTAL
4.3
3.0
0.6
7.9
1.7
1.2
0.3
3.2
0.6
0.5
0.1
1.2
1.5
1.0
0.2
2.7
0.3
0.2
0.0
0.6
0.2
0.2
0.0
0.4
8.7
6.1
1.3 16.0
32" 40/42" 46/47" TOTAL
5.2
3.6
0.8
9.6
2.6
1.8
0.4
4.8
2.6
1.8
0.4
4.8
2.6
1.8
0.4
4.8
2.6
1.8
0.4
4.8
1.7
1.2
0.3
3.2
1.3
0.9
0.2
2.3
0.3
0.2
0.0
0.5
18.8 13.1
2.8 34.7
(12 cuts), 40% for 40
/42
(8 cuts), and
差し迫る TFT 液晶テレビと PDP テレビの争い
„ 40 インチ超のテレビ市場に占める液晶のシェアは 2009 年には
60%へと拡大
「影の脅威」から「本物の脅
威」へ
液晶関連企業は、
他アプリケーション用パネル
からの利益補完が可能なため、
テレビ用パネルで損失が出て
も長期間持ちこたえられる
24
つい最近まで40インチ超の液晶テレビに対する大衆市場は存在しなかったた
め、これまで、2つのフラットパネル技術の間には競合する市場分野はなか
った。つまり、双方が衝突する必要がなかったし、37インチの画面サイズが
棲み分けの境界線となっていた。その一方で、液晶企業が大型テレビ市場へ
の進出について声高に語っていたため、過去3年間、PDP陣営はTFT液晶の
「影の脅威」と戦い続けてきた。
現在では世界初のTFT液晶の第7世代工場が急速に生産を拡大しており、
PDPテレビは、高所得家庭のリビングルームのスペース獲得をめぐって、今
年のクリスマスシーズンから、液晶テレビと直接競争せざるを得なくなって
きた。言い換えれば、PDP企業の「液晶恐怖症」は現実の脅威となったので
ある。実のところ、両方の技術が大いに向上し、今後もさらに進歩が見込ま
れることを踏まえれば、画質や性能は大きな問題にならない。明らかなの
は、テレビ製造会社の戦略が消費者の選択を左右することである。弊社にと
ってはっきりしていることが一つある。それは、リアプロジェクションテレ
ビはこれからも引き続きシェアを落としていくだろうということである。プ
ロジェクションテレビは、PDPテレビとの価格格差が縮小したことが原因
で、今年すでに40インチのテレビ市場分野で敗北している。50インチPDPテ
レビの小売価格が2,499米ドルまで低下した場合には、かなり画質が劣り、
大きくて重いプロジェクションテレビはその地位を確保できなくなると思わ
れる。リアプロジェクションテレビに対する弊社の見解は、ウォール街の中
で最も悲観的なものであろう。
確かに、PDPは先行者としての優位性を持ち、今後も大型フラットパネルテ
レビしての広い認知に依拠することができよう。また、品質と性能は、過去
5年における目覚ましい技術的躍進によってすでに折り紙つきとなってい
る。しかし、特に強調しておく必要があるのは、TFT液晶業界が有する高度
のスケーラビリティである。すなわち、来年度のPDPパネルの予想市場規模
は70億米ドルだが、TFT液晶パネルの400億米ドルに大きく水を開けられて
いる。さらに重要なことは、TFT液晶は、小型の携帯電話用画面からノート
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
パソコンやモニター用パネルまで幅広いアプリケーション分野を持つという
ことである。このため、液晶企業は、他のアプリケーション用パネルの利益
をテレビ事業に回すことができるため、テレビ用パネルで損失が出ても長期
間持ちこたえることが可能となる。
弊社の基本シナリオによれば、テレビ価格の大幅下落とHD放送に牽引され
て、テレビ市場全体に占める40インチ超テレビ分野の比率は、2004年の5%
から2009年の20%へと拡大する。同市場における液晶のシェアは、その期間
に実質ゼロから60%に上昇すると予測される。プロジェクションテレビは性
能対価格比が劣るため、シェアを失う公算が高い。ディフェンディング・チ
ャンピオンのPDPテレビは、徐々に50インチ超の市場へと移行する必要があ
り、42インチの市場は競争相手のフラットパネルテレビに譲らざるを得な
い、というのが我々の見解である。
„ すべては Samsung の戦略次第
巨大な新規供給能力を
吸収する必要上、
Samsung には
40 インチ液晶テレビに傾注
する以外、選択肢が余りない
消えつつある液晶テレビの
価格プレミアム
液晶陣営は 2006 年に
価格攻勢に出る可能性がある
48−49頁に重要開示事項を掲載。
来年の最大の変動要因は、S-LCD(ソニーとの合弁会社)を含めてSamsung
が、2006年の40インチ液晶テレビ市場でどれほどの攻勢に出るか、というこ
とだと考える。しかし、巨大な新規供給能力を吸収する必要上、Samsungと
しては40インチ液晶テレビに傾注する以外の選択肢があまりない。つまり、
近隣地域でさらにいくつかの第5世代、第5.5世代の工場が操業を開始しつつ
あり、当然、その工場はノートパソコン市場やモニター市場をターゲットに
している。さらに、中国の新規液晶企業が数社、やはりこのIT用パネル市場
をターゲットにしている。その結果、同市場はすぐに成熟市場になると見込
まれる。ここで再度強調しておきたいのは、32インチテレビ用パネルに最適
の第6世代工場が全部で6つ、来年操業を開始する予定だということである。
これまでTFT液晶テレビは、同サイズのPDPテレビに対してプレミアム付き
の小売価格で売られてきた。その理由の一部は希少価値ということであり、
一部は液晶がPDPよりも優れた製品だとする誤解にあった。しかし、両者の
品質の差がほとんどないことを踏まえるなら、これまでどおり消費者が液晶
の価格プレミアムを当然のものとして受け入れるとは考えにくい。むしろ、
液晶パネル企業は、消費者の意識を高め、これまでPDPとプロジェクション
テレビが支配してきたこの市場に浸透するために、価格攻勢に出たいと考え
ているようである。
液晶側の価格攻勢戦略の兆候はすでに現れている。Samsung ElectronicsとLG
Electronicsの両社は、9月から40/42インチ液晶テレビの小売価格に対して100
万ウォン(1,000米ドル)という大幅な値引きを行った。それを受けて、
Samsungの40インチ液晶テレビとLGの42インチ液晶テレビは現在、現地市場
において490万ウォンで販売されている。その結果、同サイズのPDPテレビ
との価格差は、1年も経たないうちに、3,000米ドルから1,000米ドルへと大幅
に縮小した。
25
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
13. TMT トップピックレポート
トップピックレポート 1-1
26
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
トップピックレポート 1-2
48−49頁に重要開示事項を掲載。
27
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
トップピックレポート 2(新規カバレッジ)
28
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
トップピックレポート 3(投資評価変更)
48−49頁に重要開示事項を掲載。
29
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
トップピックレポート 4(新規カバレッジ)
30
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
トップピックレポート 5(新規カバレッジ)
48−49頁に重要開示事項を掲載。
31
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
14. 先月発表したレポート一覧
発行日 銘柄・セクター
9/1/05
デジタルカメラ業界
9/1/05
イリソ電子(6908)
9/1/05
石油化学業界
9/1/05
住友化学(4005)
9/2/05
9/2/05
9/5/05
9/5/05
9/6/05
9/6/05
9/6/05
9/6/05
9/6/05
9/6/05
9/6/05
9/7/05
9/7/05
9/7/05
9/7/05
9/7/05
9/7/05
9/8/05
9/8/05
9/8/05
9/8/05
9/8/05
9/8/05
9/8/05
9/8/05
9/8/05
9/8/05
9/8/05
9/8/05
9/8/05
9/8/05
9/9/05
9/9/05
9/9/05
9/9/05
9/9/05
9/9/05
9/12/05
9/12/05
9/12/05
9/12/05
9/12/05
9/12/05
9/12/05
9/13/05
9/13/05
9/14/05
9/15/05
9/15/05
32
サブタイトル
アナリスト
7月DSC出荷台数は7%増加、単価は4%下落
小型株ディスカウント解消を見込む
プラスチック製品・原料の動向∼積水樹脂を取材
日経新聞報道:偏光フィルム能力大幅増強
環境・新エネルギー
地球温暖化問題と技術イノベーション
ヒロセ電機(6806)
着実な歩み
NECエレクトロニクス(6723)
中間配当見送りにより業績下方修正の可能性が濃厚に
HDD関連電子部品
MLのMaxtor業績予想下方修正インプリケーション
楽天(4755)
Linkshare社買収はポジティブに評価
電子部品
受注モメンタムの改善顕著
鉄鋼業界
トップビックは神戸製鉄所
新日本製鐵(5401)
利益はピークアウトも株価下落は限定的
住友金属工業(5405)
堅調な原油市況が追い風に
神戸製鋼所(5406)
高炉業界でのトップピックとして推奨
ジェイエフイーホールディングス(5411)海外薄板市況の下落も、株価下落は限定的
地上波放送業界
スポット需要は予想以上に堅調
インデックス(4835)
日活買収の影響は当面限定的
電通(4324)
8月の単独売上高はML予想を若干上回る
移動体通信月報
依然堅調な加入者成長−2005年8月加入者状況
ローム(6963)
優良企業の苦悩
エレクトロニクス業界
Japan Conference−「素材の時代」でHOYAの強みを再認識
素材業界(第1回素材カンファレンス)Japan Conference−素材の時代
千代田インテグレ(6915)
日経記事が06/8期経常利益9%増を予想
電子部品
8月の電子部品受注は季節係数を大幅に上回る水準
イリソ電子(6908)
EPS希薄化は織り込み済み
NECエレクトロニクス(6723)
欧米大手携帯電話メーカーからLCDドライバーIC大口受注
エレクトロニクス業界
「iPod nano」がNAND FLASH需要拡大
日本特殊陶業(5324)
2005年8月の売上高は前年同月比23%増
インデックス4835)
Japan Conference−放送とモバイルの融合に期待
日本テレビ放送網(9404)
Japan Conference−テレビを超える新たな挑戦
楽天(4755)
Japan Conference−海外展開の野心を隠さず
スカイパーフェクト・コミュニケーショJapan Conference−マルチプラットフォーム展開を強化
KDDI(9433)
Japan Conference−非インフラ収入重視を確認
ソニー(6758)
「ウォークマン」の新製品を発表
民生用エレクトロニクス業界
Japan Conference−松下電工のプレゼンテーション
日経報道:電機大手が共同出資でシステムLSIのファンダリー会
半導体業界
社を設立
イメージング機器業界
米国半導体2社の7−9月期ガイダンスからのインプリケーション
電子部品
SemcoのFC−BGA事業は順調に拡大
民生用エレクトロニクス業界
Japan Conference−富士電機∼多岐に渡る発電事業経験が強み
イメージング機器業界
昇華型プリンタ、急成長の可能性
新川(6274)
上方修正はポジティブサプライズ
ローム(6963)
8月の売上高は前年同月比0∼5%減
キャノン(7751)
05.12期営業利益5,900億円と日経報道
ゲーム業界
8月の北米ゲーム市場は、ハード・ソフトとも横ばい
放送・広告業界
セクター株価に影響が大きい2指標は9月も改善
松下電器産業(6752)
Japan Conference−燃料電池のコージェネの世界
三洋電機(6764)
Japan Conference−2次電池事業の成長戦略
村田製作所(6981)
期待値をどこに置くか?
ゲーム業界
バンダイナムコの戦略説明会では組織統合に加速感
イメージング機器業界
「イメージング機器の収束」セミナーを開催
電子部品
ノキア:第3四半期業績見通し上方修正
ヒロセ電機(6806)
携帯電話向けコネクタ受注好調続く
太陽誘電(6976)
第2四半期は会社計画を下回る推移
高橋
亮平
室谷
吉行
榎本
尚志
榎本
尚志
東京TMTチーム
久保田
吉原
真史
洋
久保田
合田
真史
泰政
久保田
真史
榎本
尚志
榎本
尚志
榎本
尚志
榎本
尚志
榎本
尚志
木下
芳之
合田
泰政
木下
芳之
合田
泰政
久保田
真史
吉原
洋
榎本
尚志
室谷
吉行
久保田
真史
室谷
吉行
吉原
洋
吉原
洋
久保田
真史
合田
泰政
木下
芳之
合田
泰政
木下
芳之
合田
泰政
栗山
史
栗山
史
吉原
洋
高橋
亮平
久保田
真史
栗山
史
高橋
亮平
吉原
洋
久保田
真史
高橋
亮平
木下
芳之
木下
芳之
栗山
史
栗山
史
久保田
真史
木下
芳之
高橋
亮平
久保田
真史
久保田
真史
久保田
真史
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
9/15/05
9/16/05
9/16/05
9/16/05
9/16/05
9/16/05
9/20/05
9/20/05
9/20/05
9/21/05
9/21/05
9/21/05
9/21/05
9/21/05
9/21/05
9/21/05
9/21/05
9/21/05
9/22/05
9/22/05
9/22/05
9/22/05
9/22/05
9/26/05
9/26/05
9/26/05
9/26/05
9/26/05
9/26/05
9/26/05
9/27/05
9/27/05
9/27/05
9/28/05
9/28/05
9/28/05
9/29/05
9/29/05
9/30/05
9/30/05
ゲーム業界
日本向けXbox360は低価格タイプなしでの離陸を目指す?
ソニー(6758)
「抜本的事業構造改革」に関する日経推測記事
新光電気工業(6967)
8月の受注は前年同月比5%増
エレクトロニクス業界
台湾ハイテク企業訪問
コネクタ業界
本田通信工業を取材
ゲーム業界
次世代ハード立ち上げ前夜にしては静かなTGS
三菱電機(6503)
主力のFA機器が業績を牽引
日本テレビ放送網(9404)
10月の巨人戦はBS日テレで中継へ
ソニー(株)子会社連動株式(67585)FTTH接続会員積極獲得は中期的にはプラス
三菱電機(6503)
業績上方修正は生産性改善の地道な努力の賜物
NTTドコモ(9437)
早くも今四半期より増収基調へ復帰
ブラザー工業(6448)
EPS過去最高更新、07.3期には100円乗せへ(原文)
ブラザー工業(6448)
EPS過去最高更新、07.3期には100円乗せへ(ハイライト)
ジュピターテレコム(4817)
新サービスと営業力で来期は高成長へ(原文)
ジュピターテレコム(4817)
新サービスと営業力で来期は高成長へ(ハイライト)
三井化学(4183)
目先の原料高よりも07/3期の大幅増益に注目
セイコーエプソン(6724)
次はプリンタで下方修正へ
イメージング機器業界
7-9月期は計画線で、3社が下期を下方修正へ
コネクタ業界
住友電装が工場見学会を開催
ソニー(6758)
新経営陣による経営方針説明会…ファーストインプレッション
ユニオンツール(6278)
半導体パッケージ関連好調続く
信越化学工業(4063)
07/3期も2桁の利益成長伸び率を示そう
ソニー(6758)
新経営陣による経営方針説明会
村田製作所(6981)
日経報道はML想定通り
TDK(6762)
第2四半期業績に不透明感?
信越化学工業(4063)
ハリケーン「リタ」の影響は限定的の模様
NTT(9432)
グループ再編は漸進的に進むだろう
イビデン(4062)
快晴は続く
ナムコ(9752)
会社が上期計画を下方修正
村田製作所(6981)
会社側業績予想上方修正発表
通信業界
寡占化が進む通信業界
三洋電機(6764)
中間期は会社計画大幅未達の可能性が大
三井ハイテック(6966)
7月中間決算結果は若干下回る
三洋電機(6764)
日経報道…会社側の構造改革具体案
エレクトロニクス業界
米国、韓国ハイテク企業訪問に学ぶ
東芝(6502)
西田新社長に期待する
楽天(4755)
3Qは金融事業が好調の見込み
三洋電機(6764)
業績大幅下方修正と中計進捗状況説明会∼現時点での評価は困難
半導体業界
半導体設備投資の見通し
サンケン電気(6707)
輝き増すCCFL事業
木下
芳之
栗山
史
久保田
真史
吉原
洋
室谷
吉行
木下
芳之
吉原
洋
木下
芳之
合田
泰政
吉原
洋
合田
泰政
高橋
亮平
高橋
亮平
木下
芳之
木下
芳之
榎本
尚志
高橋
亮平
高橋
亮平
室谷
吉行
栗山
史
室谷
吉行
榎本
尚志
栗山
史
久保田
真史
久保田
真史
榎本
尚志
合田
泰政
久保田
真史
木下
芳之
久保田
真史
合田
泰政
栗山
史
吉原
洋
栗山
史
吉原
洋
吉原
洋
合田
泰政
栗山
史
吉原
洋
久保田
真史
(日付順)
48−49頁に重要開示事項を掲載。
33
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
15. 中間決算発表予定日一覧
Status
Code
終了
6966
4689
7741
9433
4063
6665
6756
4795
6723
6724
6753
6857
67585
6701
6702
6758
6971
6988
7752
6502
6503
6594
6752
6764
6925
6967
6981
9437
4901
5401
6501
6762
6773
6479
4902
5411
6707
6816
7735
5334
6770
6976
7733
5405
6146
6839
6963
8035
4005
予定
予定
アナリストが確認済み
確定
確定
確定
確定
確定
確定
アナリストが確認済み
確定
アナリストが確認済み
確定
確定
アナリストが確認済み
確定
確定
確定
予定
確定
確定
アナリストが確認済み
アナリストが確認済み
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
確定
34
Name
三井ハイテック
ヤフージャパン
HOYA
KDDI
信越化学
エルピーダメモリー
日立国際電気
スカイパーフェクトコミュニケーションズ
NEC エレクトロニクス
セイコーエプソン
シャープ
アドバンテスト
ソニー(株)子会社連動株式
NEC
富士通
ソニー
京セラ
日東電工
リコー
東芝
三菱電機
日本電産
松下電器
三洋電機
ウシオ電機
新光電機工業
村田製作所
NTT ドコモ
富士フィルム
新日本製鐵
日立製作所
TDK
パイオニア
ミネベア
コニカミノルタ
ジェイエフイーホールディングス
サンケン電気
アルパイン
大日本製造
日本特殊陶業
アルプス電気
太陽誘電
オリンパス
住友金属工業
ディスコ
船井電機
ローム
東京エレクトロン
住友化学
Announcement
date
9 月 27 日
10 月 20 日
10 月 20 日
10 月 21 日
10 月 24 日
10 月 25 日
10 月 25 日
10 月 26 日
10 月 26 日
10 月 26 日
10 月 26 日
10 月 26 日
10 月 26 日
10 月 27 日
10 月 27 日
10 月 27 日
10 月 27 日
10 月 27 日
10 月 27 日
10 月 28 日
10 月 28 日
10 月 28 日
10 月 28 日
10 月 28 日
10 月 28 日
10 月 28 日
10 月 28 日
10 月 28 日
10 月 31 日
10 月 31 日
10 月 31 日
10 月 31 日
10 月 31 日
11 月 1 日
11 月 4 日
11 月 7 日
11 月 7 日
11 月 7 日
11 月 7 日
11 月 8 日
11 月 8 日
11 月 8 日
11 月 8 日
11 月 9 日
11 月 9 日
11 月 9 日
11 月 9 日
11 月 9 日
11 月 10 日
Period,
YYYYMM
200601
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
200603
Period
1H01/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
確定
予定
アナリストが確認済み
予定
確定
確定
確定
予定
確定
確定
確定
確定
確定
予定
確定
確定
予定
予定
予定
確定
予定
確定
予定
4062
6908
9432
5406
6448
7517
7729
9442
6927
7731
4183
4324
9411
9401
9404
9409
4676
4682
6274
6806
9684
6460
7974
48−49頁に重要開示事項を掲載。
イビデン
イリソ電子
NTT
神戸製鉄所
ブラザー工業
黒田電機
東京精密
JSAT
フェニックス電機
ニコン
三井化学
電通テック
テレビ東京
東京放送
日本テレビ放送網
テレビ朝日
フジテレビ
電通テック
新川
ヒロセ電機
スクエアエニックス
セガサミー
任天堂
11 月 10 日
11 月 10 日
11 月 10 日
11 月 11 日
11 月 11 日
11 月 11 日
11 月 11 日
11 月 11 日
11 月 14 日
11 月 14 日
11 月 15 日
11 月 15 日
11 月 16 日
11 月 17 日
11 月 17 日
11 月 17 日
11 月 18 日
11 月 18 日
11 月 18 日
11 月 18 日
11 月 18 日
11 月 21 日
11 月 25 日
200603
200603
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200603
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200603
200603
200603
200603
200603
200603
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
1H03/06
35
表13:グローバルコンプス:テクノロジー1
48−49頁に重要開示事項を掲載。
Area
US
US
Asia
US
US
US
Europe
Europe
Europe
US
US
Japan
Europe
Japan
Asia
Europe
US
Japan
US
Europe
US
Japan
Europe
Asia
Europe
Europe
Japan
US
Japan
Japan
Japan
US
US
Japan
US
US
US
Japan
Japan
Japan
Asia
Europe
US
Company
Intel
IBM
Samsung Elec
Hewlett-Packard
Dell Inc
QUALCOMM
Nokia (A)
Siemens
Ericsson L.M.
Motorola
Texas Instrument
Canon
Alstom
Matsushita El In
Taiwan Semi
Philips
EMC Corp
Sony Corp
Corning Inc
Vestas
Johnson Elec
Hitachi Ltd
ABB Ltd.
Hon Hai Prec.
Alcatel
Schneider
Fuji Photo
Agilent Tech
Sharp Corp
Hoya
Fujitsu
Lucent Tech.
Nortel Networks
Toshiba Corp
Maxim Integrated
Sun Microsystems
Analog Devices
Mitsubishi Elec
Kyocera
Murata Mfg
LG.Philips LCD
STMicroelectroni
RSCH in Motion
ML
Ticker
INTC
IBM
SSNLF
HPQ
DELL
QCOM
NOKBF
SMAWF
ERIXF
MOT
TXN
CAJFF
AASTF
MATSF
TSMWF
PHGFF
EMC
SNEJF
GLW
VWSYF
JELCF
HTHIF
ABLZF
HNHAF
ALALF
SBGSF
FUJIF
A
SHCAF
HOCPF
FJTSF
LU
NT
TOSBF
MXIM
SUNW
ADI
MIELF
KYOCF
MRAAF
LPHLF
STMEF
RIMM
Bloomberg
Ticker
INTC US
IBM US
005930 KS
HPQ US
DELL US
QCOM US
NOK1V FH
SIE GR
ERICB SS
MOT US
TXN US
7751 JP
ALO FP
6752 JP
2330 TT
PHIA NA
EMC US
6758 JP
GLW US
VWS DC
179 HK
6501 JP
ABBN VX
2317 TT
CGE FP
SU FP
4901 JP
A US
6753 JP
7741 JP
6702 JP
LU US
NT US
6502 JP
MXIM US
SUNW US
ADI US
6503 JP
6971 JP
6981 JP
034220 KS
STM FP
RIMM US
Analyst
Osha
Milunovich
Woo
Milunovich
Milunovich
Liani
Malhotra
Cornelisse
Liani
Osha
Takahashi
Troman
Kuriyama
Heyler
Cornelisse
Kuriyama
Fox
Troman
Lu
Yoshihara
Troman
Tseng
Troman
Takahashi
Hodess
Kuriyama
Yoshihara
Yoshihara
Liani
Yoshihara
Osha
Farmer
Osha
Yoshihara
Kubota
Kubota
Kim
Griffin
Rating
C-1-7
B-1-7
C-1-7
B-1-7
C-2-9
C-1-7
B-1-7
B-1-7
C-2-9
C-2-7
C-2-7
B-1-7
C-3-9
B-1-7
C-2-8
B-1-7
C-1-9
B-2-7
C-1-9
C-3-9
B-3-7
B-2-7
C-2-9
C-1-7
C-2-9
B-2-7
B-2-7
C-2-9
B-2-7
B-1-7
C-2-7
C-2-9
C-2-9
B-2-7
C-1-7
C-2-9
C-1-7
C-1-7
C-1-7
C-2-7
C-3-9
B-2-7
C-1-9
Crcy
USD
USD
KRW
USD
USD
USD
EUR
EUR
SEK
USD
USD
JPY
EUR
JPY
TWD
EUR
USD
JPY
USD
EUR
USD
JPY
USD
TWD
EUR
EUR
JPY
USD
JPY
JPY
JPY
USD
USD
JPY
USD
USD
USD
JPY
JPY
JPY
KRW
USD
USD
Mkt Cap
Price
($mn)
24.50 152,268
80.11 135,513
601.00 98,081
28.55 83,223
33.39 82,740
45.61 75,442
14.32 73,635
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38.50 48,563
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3,900.00 31,520
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147.25 26,992
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757.00 22,158
9.67 19,727
155.50 18,829
11.28 18,311
68.40 18,220
3,900.00 17,398
32.46 17,366
1,749.00 17,013
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811.00 15,873
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4.20 14,322
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14.67 13,272
65.80 13,028
FY04
5.1
1.5
2.3
1.1
2.0
19.7
2.1
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2.4
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1.0
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25.2
0.3
1.0
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1.2
1.7
0.8
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0.9
6.8
0.4
1.8
1.5
0.3
12.7
1.3
6.9
0.5
1.4
3.8
0.0
1.8
21.9
注:メリルリンチカバレッジのテクノロジーセクターの中から時価総額$1bn以上のものを掲載。10月5日の終値を使用。
Foreign Exchange Rate: $1=¥114.18, W1042.5,T$33.3,BP0.57,€0.84,SFr1.3,A$1.31,S$1.69,C$1.17 出所:会社、メリルリンチ予想
PSR
FY05
FY06E
4.5
3.9
1.4
1.5
1.8
1.8
1.0
1.0
1.7
1.5
15.3
13.4
2.1
1.8
0.8
0.8
3.6
3.5
1.8
1.5
4.2
4.0
1.6
1.5
3.0
2.9
0.6
0.6
5.2
5.4
1.0
1.0
4.0
n.a.
0.5
0.5
7.6
6.3
8.8
6.9
23.0
20.4
0.3
0.3
1.0
0.9
1.2
0.8
1.2
1.1
1.5
1.3
0.8
0.7
2.4
2.5
0.8
0.7
6.0
5.4
0.4
0.4
1.7
1.6
1.5
n.a.
0.3
0.3
10.2
8.7
1.3
1.3
5.3
6.0
0.5
0.5
1.3
1.3
3.7
3.5
0.0
0.0
1.5
1.5
9.6
n.a.
FY04
28.8
18.5
17.8
24.6
33.1
65.6
19.0
23.7
-42.0
147.3
66.7
20.2
-11.4
112.5
23.4
40.9
67.4
43.8
192.5
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230.0
157.7
231.3
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-87.4
30.0
24.3
-124.8
31.7
47.1
36.5
-15.6
24.5
58.8
47.2
-420.0
46.0
35.9
22.6
30.8
12.5
53.7
137.1
PER
FY05
FY06E
21.1
17.3
17.8
16.2
9.5
14.6
21.3
18.2
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20.9
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20.6
17.8
20.2
19.6
26.5
23.9
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20.0
30.5
23.5
16.3
14.9
-276.8 2,590.4
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13.7
16.0
10.3
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36.4
25.9
23.8
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50.1
43.8
29.2
21.1
15.8
26.2
23.5
19.1
15.8
23.7
22.1
30.9
30.9
25.1
21.7
28.6
23.1
58.3
40.0
24.5
20.2
n.a.
31.2
37.0
41.7
35.8
27.2
-17.5
-210.0
25.4
29.9
22.6
20.1
33.7
23.5
31.4
27.6
8.1
37.4
22.6
67.4
31.3
25.6
EV/EBITDA
FY04
FY05
FY06E
11.4
9.6
8.4
9.5
8.9
9.2
8.7
5.7
7.3
14.1
11.7
12.2
20.7
17.1
13.7
39.6
29.1
25.6
8.2
9.7
9.4
9.1
7.7
9.5
-103.2
13.6
12.3
19.3
12.3
8.3
21.0
13.6
11.9
7.9
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6.0
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52.9
9.5
7.5
6.5
11.0
8.2
8.1
12.8
9.2
10.9
33.3
18.4
n.a.
8.0
7.7
8.7
-262.0
-31.7
24.2
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265.6
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107.2
8.8
7.5
7.2
18.1
12.3
9.8
20.6
14.3
10.7
-58.9
10.8
9.8
11.9
10.5
9.1
4.5
5.3
5.1
-44.5
24.6
20.9
7.1
6.2
5.7
20.1
16.2
13.3
7.6
7.4
7.2
28.1
8.5
8.9
15.1
43.9
n.a.
6.2
6.6
5.7
28.4
21.7
16.8
-18.1
-31.7
31.7
25.1
16.0
20.1
10.3
9.1
7.1
8.3
8.6
7.6
9.7
10.3
9.5
0.6
0.3
1.6
6.9
5.3
6.0
129.7
119.9
n.a.
PBR
FY05
4.3
5.0
3.6
2.3
13.9
9.9
4.4
2.4
7.5
4.2
4.8
3.0
224.8
1.4
3.3
2.3
3.0
1.5
4.6
25.2
36.5
1.2
3.9
7.1
5.0
2.0
1.1
5.5
2.0
8.5
2.0
-3.4
3.8
2.3
7.2
2.1
4.3
2.7
1.3
2.1
4.4
1.6
7.6
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
36
16. グローバル・コンプス
48−49頁に重要開示事項を掲載。
表14:グローバルコンプス:テクノロジー2
Company
Ricoh
UMC
Linear Tech
NEC Corp
Rohm Co Ltd
LG Electronics
Xilinx
TDK Corp
KLA-Tencor
Nitto Denko
Advanced Micro
Tokyo Electron
Natl Semi
Micron Tech
Mediatek
ASML
Nidec
Advantest
Asustek
Infineon
AU Optronics
Flextronics
Altera Corp
NVIDIA
Microchip Tech.
Jabil Circuit
NCR Corp
Olympus
Lexmark Intl
Thomson Multi
Scntfic Atlanta
Comverse
Quanta Computer
Seiko Epson
Assa Abloy
Samsung SDI
MEMC Electronic
Nikon
Sanyo Electric
Konica Minolta
Hirose Electric
Molex
Ibiden
Tellabs
HTC
ML
Ticker
RICOF
UMELF
LLTC
NIPNF
ROHCF
LGEAF
XLNX
TDKJF
KLAC
NDEKF
AMD
TOELF
NSM
MU
MDTKF
ASMLF
NNDNF
ADTTF
AKCPF
IFNNF
AUOPF
FLEX
ALTR
NVDA
MCHP
JBL
NCR
OLYOF
LXK
TMMLF
SFA
CMVT
QUCPF
SEKEF
ASAZF
SDISF
WFR
NINOF
SANYF
KNCAF
HRSEF
MOLXA
IBIDF
TLAB
HTCCF
Bloomberg
Ticker
7752 JP
2303 TT
LLTC US
6701 JP
6963 JP
066570 KS
XLNX US
6762 JP
KLAC US
6988 JP
AMD US
8035 JP
NSM US
MU US
2454 TT
ASML NA
6594 JP
6857 JP
2357 TT
IFX GR
2409 TT
FLEX US
ALTR US
NVDA US
MCHP US
JBL US
NCR US
7733 JP
LXK US
TMS FP
SFA US
CMVT US
2382 TT
6724 JP
ASSAB SS
006400 KS
WFR US
7731 JP
6764 JP
4902 JP
6806 JP
MOLXA US
4062 JP
TLAB US
2498 TT
Analyst
Takahashi
Heyler
Osha
Yoshihara
Kubota
Kim
Osha
Kubota
Hodess
Kubota
Osha
Yoshihara
Osha
Osha
Cheng
Griffin
Kubota
Yoshihara
Tseng
Griffin
Su
Fox
Osha
Ho
Osha
Fox
Farmer
Takahashi
Farmer
Cornelisse
Alper
Liani
Tseng
Takahashi
Troman
Kim
Hodess
Yoshihara
Kuriyama
Takahashi
Kubota
Fox
Kubota
Liani
Tseng
Rating
B-2-7
C-1-9
C-2-7
C-2-7
C-3-7
C-1-7
C-2-7
C-1-7
C-1-7
B-1-7
C-2-9
C-2-8
C-2-9
C-2-9
C-2-7
C-2-9
C-1-7
C-2-7
C-1-7
C-3-9
C-2-8
C-1-9
C-1-9
C-2-9
C-1-7
C-1-9
B-1-9
B-2-7
C-2-9
B-2-7
C-2-7
C-1-9
C-2-7
C-3-7
B-2-7
C-3-8
C-1-9
C-2-7
C-3-8
B-2-7
B-1-7
B-1-7
C-1-7
C-1-9
C-1-7
Crcy
JPY
TWD
USD
JPY
JPY
KRW
USD
JPY
USD
JPY
USD
JPY
USD
USD
TWD
EUR
JPY
JPY
TWD
EUR
TWD
USD
USD
USD
USD
USD
USD
JPY
USD
EUR
USD
USD
TWD
JPY
SEK
KRW
USD
JPY
JPY
JPY
JPY
USD
JPY
USD
TWD
Price
1,884
21.85
37.32
662
10,420
71,400
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8,560
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6,790
24.36
6,310
25.79
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328
14.22
6,510
9,380
91.80
8.46
42.60
12.39
18.97
34.76
29.46
30.30
31.70
2,585
43.50
17.53
36.54
25.93
54.60
3,010
109
110.50
22.18
1,530
301
1,060
14,130
25.42
4,660
10.27
417.50
Mkt Cap
($mn)
12,291
12,030
11,721
11,170
10,838
10,739
10,075
9,985
9,747
9,723
9,632
9,628
9,385
8,657
8,511
8,209
8,144
8,087
7,888
7,554
7,459
7,413
7,201
6,284
6,278
6,105
6,036
5,987
5,720
5,719
5,678
5,525
5,312
5,176
5,116
5,000
4,983
4,953
4,936
4,936
4,855
4,843
4,809
4,681
4,476
FY04
0.8
4.7
19.3
0.3
3.5
0.6
7.2
1.7
7.4
2.5
2.7
2.1
5.6
2.8
7.4
4.5
3.4
5.3
1.3
1.0
2.4
0.5
8.7
3.4
9.0
1.3
1.1
1.1
1.2
0.6
4.0
7.2
0.6
0.4
1.7
1.1
6.4
1.1
0.2
0.7
7.0
2.6
2.5
4.8
6.8
注:メリルリンチカバレッジのテクノロジーセクターの中から時価総額$1bn以上のものを掲載。10月5日の終値を使用。
Foreign Exchange Rate: $1=¥114.18, W1042.5,T$33.3,BP0.57,€0.84,SFr1.3,A$1.31,S$1.69,C$1.17 出所:会社、メリルリンチ予想
PSR
FY05 FY06E
0.8
0.7
3.4
4.5
14.5
11.2
0.3
0.3
3.4
3.2
0.5
0.5
6.4
5.9
1.7
1.6
6.5
4.7
2.2
1.9
1.9
1.8
1.7
1.8
4.7
4.9
2.0
1.8
7.1
6.6
2.8
2.8
1.9
1.8
3.9
3.6
1.1
0.7
0.9
0.9
1.5
1.2
0.5
0.4
7.1
6.3
3.1
2.7
7.4
6.9
1.0
0.8
1.0
1.0
0.8
0.7
1.1
n.a.
0.6
0.8
3.3
3.0
5.8
4.8
0.5
0.4
0.4
0.4
1.6
1.5
0.9
0.9
4.8
4.4
0.9
0.8
0.2
0.2
0.5
0.5
6.2
5.8
2.2
1.9
2.2
1.9
3.8
2.5
4.1
2.1
FY04
15.2
29.6
50.4
30.2
19.5
16.9
36.1
26.9
72.4
34.3
-30.8
135.5
368.4
-7.0
16.1
-54.5
53.9
53.3
22.0
-14.0
13.2
29.5
47.4
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43.3
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20.4
13.0
186.6
44.0
-432.2
13.3
14.7
40.9
8.2
45.3
234.9
43.6
40.0
37.1
43.1
88.3
-54.0
80.5
PER
FY05
FY06E
16.7
14.3
13.1
33.7
36.6
27.0
19.1
30.2
27.4
25.4
7.2
20.3
32.0
29.9
34.0
21.0
40.1
20.9
26.6
22.0
64.1
121.8
18.3
37.5
31.1
26.3
63.5
44.4
19.1
16.2
29.8
25.3
28.5
26.6
24.1
22.2
17.4
13.4
99.4
-23.7
7.9
35.1
18.5
14.9
28.3
25.0
61.0
23.3
27.5
24.6
29.7
23.5
35.2
21.1
-57.5
35.1
10.5
14.1
-7.9
17.1
28.1
22.3
82.8
45.6
14.8
12.5
10.6
75.6
16.3
15.6
7.2
15.9
26.1
20.2
23.4
37.7
-3.4
-5.3
75.1
25.9
30.2
27.7
27.6
24.9
48.8
28.7
28.8
24.4
38.7
13.7
EV/EBITDA
FY04
FY05
FY06E
7.3
8.0
7.0
7.9
5.5
7.9
34.0
23.7
18.0
5.4
6.5
6.7
6.6
7.9
7.2
8.6
7.4
9.1
22.7
21.0
19.1
8.5
7.9
6.8
41.8
22.7
12.4
13.9
11.3
9.4
13.7
7.1
7.8
22.8
13.9
15.5
41.0
16.2
14.4
65.2
6.3
6.3
17.0
17.1
14.1
3,600.9
13.7
12.2
26.7
12.2
10.6
21.0
13.6
10.8
19.2
15.1
12.0
5.3
3.7
5.4
8.0
5.4
7.7
-262.3
9.6
8.0
25.3
17.2
15.6
33.0
26.0
13.4
18.4
14.0
11.5
22.2
13.4
11.1
13.5
8.3
8.8
7.7
17.6
11.6
6.3
5.0
n.a.
7.3 -168.3
6.5
22.4
12.1
10.2
134.8
31.3
19.9
14.7
19.8
11.4
4.2
3.8
6.6
17.5
10.8
10.1
6.7
6.7
8.8
26.9
16.5
13.8
25.3
11.8
9.8
5.9
9.2
10.3
6.4
6.1
5.5
13.2
11.9
10.5
13.6
9.9
9.1
20.4
16.2
9.9
115.1
13.4
10.8
62.7
29.6
10.8
PBR
FY05
1.8
1.8
6.6
1.8
1.7
3.2
4.0
2.0
4.3
5.0
4.2
4.1
5.5
1.6
5.8
6.0
7.7
4.9
3.5
1.1
2.0
1.6
6.7
5.7
4.8
3.9
3.2
2.7
3.5
1.4
3.8
3.1
2.8
1.4
3.7
1.4
25.5
3.3
1.1
1.7
3.1
2.6
5.6
1.9
19.5
37
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
Area
Japan
Asia
US
Japan
Japan
Asia
US
Japan
US
Japan
US
Japan
US
US
Asia
Europe
Japan
Japan
Asia
Europe
Asia
US
US
US
US
US
US
Japan
US
Europe
US
US
Asia
Japan
Europe
Asia
US
Japan
Japan
Japan
Japan
US
Japan
US
Asia
Area
Europe
US
Asia
Japan
US
Europe
Japan
Europe
US
Europe
Asia
Europe
US
Japan
Europe
US
Europe
Asia
US
Asia
Asia
US
US
US
US
Asia
Asia
US
US
US
US
Company
Vodafone Group
Verizon Comm.
China Mobile
NTT DoCoMo
SBC Comm.
Deutsche Telekom
Nippon Telephone
France Telecom
BellSouth
Telef. Moviles
Telstra Corp
BT
BCE Inc.
KDDI Corporation
KPN
Alltel
Alcatel
SK Telecom
Telus Corp.
China Unicom
Telecom NZ
Qwest
Amdocs
Scntfic Atlanta
US Cellular Corp
KTF
PCCW
ADC Telecomm
Manitoba Telecom
Tele & Data Sys
Level 3
ML
Ticker
VODPF
VZ
CHLKF
NTDMF
SBC
DTLSF
NPPXF
FNCTF
BLS
TEMWF
TTRAF
BTGOF
YBCE
KDDIF
KKPNF
AT
ALALF
SKMTF
YT
CUNCF
NZTCF
Q
DOX
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Bloomberg
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Q US
DOX US
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USM US
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TDS US
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Liu
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Janazzo
Mills
Goda
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Romero
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Mills
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Goda
Mills
Janazzo
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B-2-7
C-1-7
C-1-7
B-2-7
B-2-7
B-2-7
B-1-7
B-2-7
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CAD
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USD
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1,614
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1.9
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0.9
1.2
3.4
1.4
0.6
0.4
注:メリルリンチカバレッジのメディアセクターの中から時価総額$1bn以上のものを掲載。10月5日の終値を使用。
Foreign Exchange Rate: $1=¥114.18, W1042.5,T$33.3,BP0.57,€0.84,SFr1.3,A$1.31,S$1.69,C$1.17 出所:会社、メリルリンチ予想
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1.6
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0.5
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0.6
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-151.1
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FY05
FY06E
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20.7
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-2.6
-2.3
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3.7
n.a.
1.8
1.6
-3.6
4.2
3.5
1.4
8.6
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
38
表15:グローバルコンプス:テレコム
48−49頁に重要開示事項を掲載。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
表16:グローバルコンプス:メディア
Company
Comcast Corp
Liberty Media
BSkyB
McGraw-Hill
Clear Channel
Gannett Co
Moody's Corp
Omnicom
Mediaset
WPP Group
XM Satellite
Reed Elsevier
Rogers Comm
Sirius Sat Radio
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Reuters Group
Pearson
Univision Commun
Cablevision
PBL
Scripps (E. W.)
VNU
Washington Post
Garmin
Dentsu
Publicis
Jupiter Telecom
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Wolters Kluwer
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Tokyo Broadcast
Knight-Ridder
New York Times
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EMAP
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John Fairfax Hld
Dow Jones & Co
Trinity
McClatchy Co.
ML
Ticker
CMCSK
L
BSYBF
MHP
CCU
GCI
MCO
OMC
MDIEF
WPPGF
XMSR
RUKEF
YRCIB
SIRI
RENLF
TRB
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PSORF
UVN
CVC
PBBCF
SSP
VNUVF
WPO
GRMN
DNTUF
PGPEF
JUPIF
FJTNF
WTRWF
IPG
YSJRB
LAMR
TKOBF
KRI
NYT
NPTVF
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ADS
JFFHF
DJ
TNMRF
MNI
Bloomberg
Ticker
CMCSK US
L US
BSY LN
MHP US
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MCO US
OMC US
MS IM
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XMSR US
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RCI/NV/B CN
SIRI US
REN NA
TRB US
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UVN US
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WPO US
GRMN US
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FXJ AU
DJ US
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Reif
Reif
Roch
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Fine
Roch
Roch
Mancini
Sullivan
Campbell
Mancini
Sullivan
Fine
Sullivan
Sullivan
Reif
Reif
Russel
Fine
Sullivan
Fine
Epstein
Kinoshita
Roch
Kinoshita
Kinoshita
Sullivan
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Fine
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Kinoshita
Sullivan
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A-2-7
C-2-7
C-1-7
B-2-7
C-1-9
C-1-7
B-1-7
C-3-9
C-2-7
C-1-9
C-2-7
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C-1-8
B-2-7
C-1-9
B-1-7
B-2-7
B-2-7
A-2-7
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USD
USD
GBP
USD
USD
USD
USD
USD
EUR
GBP
USD
GBP
CAD
USD
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USD
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USD
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JPY
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USD
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PER
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FY05 FY06E FY05
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1.6
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2.4
19.0
18.5
17.6
10.0
9.5
9.2
2.1
注:メリルリンチカバレッジのエンターテイメントセクターの中から時価総額$1bn以上のものを掲載。10月5日の終値を使用。
Foreign Exchange Rate: $1=¥114.18, W1042.5,T$33.3,BP0.57,€0.84,SFr1.3,A$1.31,S$1.69,C$1.17 出所:会社、メリルリンチ予想
39
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
Area
US
US
Europe
US
US
US
US
US
Europe
Europe
US
Europe
US
US
Europe
US
Europe
Europe
US
US
Asia
US
Europe
US
US
Japan
Europe
Japan
Japan
Europe
US
US
US
Japan
US
US
Japan
Europe
US
Asia
US
Europe
US
Area
US
US
US
US
Europe
Japan
US
US
Europe
Japan
US
Europe
Company
News Corp
Time Warner Inc.
Viacom (Cl. B)
Disney Walt
VivendiUniversal
Nintendo
MGM MIRAGE
Apollo Group
Lagardere
Sega Sammy
Pixar
EMI Group
ML
Ticker
NWSXF
TWX
VIA B
DIS
VVDUF
NTDOF
MGM
APOL
LGDDF
SGAMF
PIXR
EMIPF
Bloomberg
Ticker
NWS AU
TWX US
VIA/B US
DIS US
EX FP
7974 JP
MGM US
APOL US
MMB FP
7964 JP
PIXR US
EMI LN
Analyst
Reif
Reif
Reif
Reif
Roch
Kinoshita
Anders
Gubins
Roch
Kinoshita
Reif
Roch
Rating
B-1-7
C-2-7
B-1-7
B-1-7
B-1-7
B-3-7
B-3-9
B-2-9
A-1-7
C-1-7
C-2-9
C-2-7
Crcy
USD
USD
USD
USD
EUR
JPY
USD
USD
EUR
JPY
USD
GBP
Mkt Cap
PSR
PER
EV/EBITDA
PBR
Price
($mn) FY04
FY05 FY06E FY04
FY05 FY06E FY04
FY05 FY06E FY05
20.95 117,236
3.9
3.6
n.a.
47.9
36.5
n.a.
22.3
18.6
n.a.
3.1
18.10 85,109
2.0
2.0
1.9
26.2
23.2
21.0
11.5
13.3
8.5
1.4
32.60 52,453
2.3
2.2
2.1
20.8
18.6
16.2
10.6
9.9
9.4
1.3
24.56 51,478
1.7
1.6
1.5
22.5
19.5
15.9
12.0
10.8
9.0
2.0
27.48 35,156
1.6
1.6
1.5
25.2
17.1
14.7
5.2
5.9
5.1
1.9
13,730 15,824
3.5
4.1
3.3
20.7
25.5
23.1
6.9
7.9
7.0
1.9
43.67 13,014
3.1
2.0
1.7
34.7
26.5
21.2
13.3
8.9
10.3
4.6
64.59 11,905
6.6
5.3
4.4
34.4
26.3
22.0
17.9
14.1
11.8
12.7
60.85 10,178
1.1
1.1
1.0
29.9
25.4
23.3
13.0
12.9
11.4
2.9
4,360
9,543
2.1
1.9
1.7
21.2
18.0
12.5
8.8
7.5
5.5
4.2
44.73
5,526
20.2
19.7
15.9
37.6
40.7
35.8
23.1
22.2
17.0
4.4
2.48
3,429
1.0
0.9
0.9
19.0
16.3
14.6
11.8
9.9
9.1
0.0
注:メリルリンチカバレッジのエンターテイメントセクターの中から時価総額$1bn以上のものを掲載。10月5日の終値を使用。
Foreign Exchange Rate: $1=¥114.18, W1042.5,T$33.3,BP0.57,€0.84,SFr1.3,A$1.31,S$1.69,C$1.17 出所:会社、メリルリンチ予想
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
40
表17:グローバルコンプス: エンターテイメント
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
18. 投資評価・業績予想の変更
次のセクションは、各アナリストが個別銘柄のバリューエーション根拠とリスクファクターについて書いたコ
メントをまとめたものである。買い評価銘柄の現在のバリュエーションと目標株価は表 18 に記載した。
„ 電子部品 (久保田 真史)
電子部品メーカー各社の目標価格に対する考え方は、基本的には IT バブル期に当たる 2000 年 3 月期を除く、
ヒストリカル・バリュエーション(PER、PCFR、EV/EBITDA 等)からのアプローチをベースにしている。また電
子部品セクターはシクリカルな面があるため、3 年後程度までの業績の方向感をベースに、ヒストリカル平均
レンジ(PER で 25−40 倍、PCFR で 10−20 倍、EV/EBITDA で 7−15 倍)の上限、下限、中間値を個別企業毎に
当てはめる形を採っている。ただ現在は PC、携帯電話市場の成長率スローダウンに鑑み、多くの電子部品メー
カーに対し、ヒストリカル平均レンジの下限値を目標価格算出のベースとして採用している。
„ SPE・半導体 (吉原 洋)
SPE・半導体セクターは、シリコンサイクルのピーク EPS に対する PER でバリュエーションをしている。リス
クとしては、90 年代、SPE 業界はピーク利益を更新してきたが、次回のシリコンサイクルではピーク利益を更
新しない可能性があり、PER 倍率の水準訂正が行われる可能性がある。
„ 産業エレクトロニクス(吉原 洋)
05 年 3 月期中に当面のリストラに一旦終止符をうち 06 年 3 月期から 07 年 3 月期にかけて巡航速度の収益増を
たどるであろうという ML 業績予想をもとに、部門別評価積上法を適用して妥当株価を算出した。低成長成熟
分野(重電、家電など)に PER 10∼15 倍、高成長分野(情報通信、電子デバイスなど)に 25∼30 倍、中成長(SI・サ
ービスなど)に 15∼20 倍を適用した結果、14 倍(三菱電機)、20∼22 倍(日立、富士通)を各社の想定株価算出に用
いた。部門別想定 PER を決める前提として、グローバル及び国内同業他社比較を参考にした。想定株価は 06
年 3 月期、07 年 3 月期予想 EPS ベースで算出される株価レンジを目安としている。実際の株価は半年から 1 年
後の業績予想とファンダメンタルズを織込みながら、想定株価レンジ内を中心に動くと予想される。
リスク要因は脆弱な財務体質、経営判断の遅れに伴う追加リストラ、価格競争激化への対応の遅れ、地政学的
なリスク、世界的なデフレの進行など。さらに、グローバル比較対照企業の大幅なバリュエーション変動も目
標株価に達しないリスク要因として挙げられる。
„ 精密機器 (高橋 亮平)
精密機器・イメージングセクター各社の評価は、まず様々な事業分野を有する企業については、グローバル同
業平均バリュエーションを最も重視して、各部門の成長見通しも加味した上で求めた部門別価値を積上げる方
式を基本的に用いている。一方、新光電気工業やイビデンのように単一の事業分野しか持たない企業は、PER
の過去最高水準と今後見込まれる成長トレンドを勘案の上評価している。
ただ、どちらの評価方法にも、マクロ経済環境が悪化したり、セクター全体が収益低迷局面に突入している場
合は、バリュエーションが低下するリスクがある。
„ 民生エレクトロニクス (栗山 史)
基本的に民生用エレクトロニクスセクターのバリュエーションを想定しているのは、分野別 EV/EBITDA 倍率
(グローバル類似企業比較)、PER、PBR 等をベースに企業毎で評価している。PER については、過去の経験値
から概ね 20-25 倍を目処に、また EV/EBITDA 倍率は平均水準を加工組み立て型ビジネスモデルで 5.0-6.0 倍、
デバイス関連で 6.0-7.0 倍に設定している。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
41
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
為替変動は輸出比率が依然として高いセクターにとって大きなリスクファクター。さらに全世界市場でのビジ
ネスが前提のため、国際的な経済情勢・耐久消費財の需要動向に利益が左右される。またデバイスの利益依存
度が高い企業は、PC 等への設備投資動向にも影響される。さらに日本企業は相対的・歴史的に PER 水準が高
く、業績の回復シナリオが崩れると 20-25 倍の PER に達しない懸念もある。
„ 通信・インターネット (合田 泰政)
バリュエーションは、EV/EBITDA 倍率によるグローバル類似企業比較およびディスカウントキャッシュフロー
の方法で算出した各事業部門の事業価値の合算に基づく。更に、こうして求められた事業価値を PER による類
似企業比較でもクロスチェックして最終的なバリュエーションのレンジを導き出している。
移動体通信企業の最大のリスク要因は、音声通話 ARPU の減少である。音声通話 ARPU の減少は、割引適用ユ
ーザー数の増加と通話分数の減少が主要因であるが、特に通話分数の減少がどこまで進展するかが不透明であ
る点がリスク要因。固定通信に関しては、競争の激化がリスク要因。特に IP 電話が予想以上に早期に普及する
ことが最大のリスク要因だろう。
„ 放送 ・広告 (木下 芳之)
各社のバリュエーションは、過去の EV/EBITDA を参考として算出しており、PER 水準が高く、または低くな
りすぎないようにダブル・チェックを行っている。足下の収益水準が低位にあり、EV/EBITDA などから算出し
た適正株価が PBR 水準を割り込む場合には、PBR 指標も参考として考えている。
リスク要因としては、景気動向が第一に挙げられる。付け加えるならば企業経営者の景況感が広告支出に影響
する為、短期的には景況感の悪化が業績リスクに繋がり易いと判断される。また、バリュエーション面でも日
本株全体のバリュエーションに対して中長期的な引き下げ圧力が強まれば、MLが参考としている過去のバリュ
エーション水準まで株価が上昇しないリスクも考えられる。
„ ゲーム (木下 芳之)
各社のバリュエーションはPERをベースに考えているが、時価総額に与える影響が大きいと判断されるケース
では、ネットキャッシュなどを調整している。
リスク要因としては、ソフトウエア中心の企業に関しては、大型タイトルの発売延期、個別タイトルの販売の
好不調など、個々の企業に固有の要因が大きいが、市場全体の動向にも影響される。ハード事業を行う企業に
ついては、販売しているハードの出荷動向が短期的なリスク要因。中期的には世代交代期におけるシェア動向
など競合状態がリスク要因となる。
„ 電子材料(榎本 尚志)
電子材料企業のバリュエーションを算出する際には、分野別 EV/EBITDA 倍率(グローバル類似企業比較)、PER、
PBR 等をベースに企業毎で評価している。電子材料関連の企業は、石油化学製品など基礎素材事業と、電子材
料事業の両方を抱えている企業が多く、両事業の性質・バリュエーションは大きく異なるため、事業別の積み
上げによるバリュエーション算定が最も妥当であると捉えている。
リスク要因は、景気動向、急激な原料高による基礎素材事業の損益悪化懸念と、技術の変化・末端需要の変化
に伴う電子材料売上の急減、が挙げられる。バリュエーション面では、日本株全体のバリュエーションよりも
低い水準にある企業が多く、今後は電子材料企業の競争優位性・成長性が見直され、バリュエーションの水準
訂正が起こる可能性もある。
42
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
18. 買い銘柄一覧と投資評価変更一覧
表18:買い銘柄一覧
業界
電子部品
産業エレクトロニクス
精密機器
民生エレクトロニクス
通信
放送・広告
ゲーム
素材
会社
イビデン
日本電産
サンケン電気
TDK
ヒロセ電機
京セラ
コード
4062
6594
6707
6762
6806
6971
シンボル
IBIDF
NNDNF
SKEJF
TDKJF
HRSEF
KYOCF
日東電工
三菱電機
黒田電気
HOYA
ブラザー工業
6988
6503
7517
7741
6448
NDEKF
MIELF
TADUJ
HOCPF
BRTHF
エルピーダ
6665
ウシオ電機
キヤノン
松下電器産業
KDDI
NTTドコモ
電通
フジテレビジョン
ジュピターテレコム
日本テレビ放送網
テレビ東京
セガサミー
信越化学
6925
7751
6752
9433
9437
4324
4676
4817
9404
9411
6460
4063
投資評価
C-1-7
C-1-7
B-1-7
C-1-7
B-1-7
C-1-7
株価 (円)
4,460
6,570
1,403
8,350
13,790
8,000
目標株価 (円)
5,400
7,000
1,600
9,500
14,500
9,500
B-1-7
C-1-7
C-1-7
B-1-7
B-1-7
6,600
700
2,005
3,930
931
7,400
770
2,400
4,350
1,200
ELPDF
C-1-9
3,470
4,500
USHJF
CAJFF
MATSF
KDDIF
NTDMF
DNTUF
FJTNF
JUPIF
NPTVF
TVTKF
SGAMF
SHECF
C-1-7
B-1-7
B-1-7
C-1-7
C-1-7
C-1-7
C-1-7
C-1-9
C-1-8
C-1-7
C-1-7
B-1-7
2,350
6,030
1,930
659,000
203,000
315,000
255,000
98,800
18,270
3,680
4,280
4,940
2,900
7,000
2,100
720,000
240,000
360,000
305,000
115,000
20,000
4,500
5,500
5,700
目標株価の根拠(バリュエーションベース
27.0x FY3/07E EPS
29.0x FY3/06E EPS
20.0X FY3/07E EPS
24.0x FY3/06E EPS
26.6x FY3/07E EPS
24.0x FY3/07E EPS、部門別積み上げ方式
25.0x FY3/06E EPS
17.0.x FY3/07E EPS、部門別積上方式
20.0x FY3/07E EPS
20.0x FY3/07E EPS
14.9x FY3/06E EPS、11.4x FY3/07E EPS
20.0x FY3/07E EPS、 1.8x FY3/07E PBR、
部門別積み上げ方式
28.0x FY3/06E EPS, 26.0x FY3/07E EPS
17.0x FY12/05E EPS, 2.5x FY12/05E PBR
17.0.x FY3/07E EPS
15.5x FY3/06E EPS
19.1x FY3/06E EPS
24.0x FY3/07E EPS, 10.0x FY3/07E EV/EBITDA
21.7x FY3/07E EPS, 8.5x FY3/07E EV/EBITDA
DCF
8.0x FY3/06E EV/EBITDA
8.0x FY3/06E EV/EBITDA
16.0x FY3/07E EPS
7.5x FY3/06E EV/EBITDA、部門別積み上げ方式
株価基準日:10月6日の終値
出所:メリルリンチ予想
表19:先月の投資評価の変更
レイテイング
会社名
コード
シンボル
アナリスト
変更日
株価(円)
旧目標価 新目標価格
格(円)
(円)
旧
新
9-Sep
2,360
N
N/C
N
N/C
B
N/C
N
N/C
B
N/C
新川
6274
SKAWF
Yoshihara
村田製作所
6981
MRAAF
Kubota
13-Sep
6,100
三菱電機
6503
MIELF
Yoshihara
20-Sep
698
6758-5
SUUMF
Goda
20-Sep
4,170
4183
MIPMF
Enomoto
21-Sep
688
780
820
4817
JUPIF
Kinoshita
21-Sep
92,500
N/A
115,000
Buy
6448
BRTHF
Takahashi
21-Sep
925
N/A
1,200
Buy
セイコーエプソ
ン
ウシオ電機
6724
SEKEF
Takahashi
21-Sep
3,500
6925
USHJF
Takahashi
21-Sep
2,465
NTTドコモ
9437
NTDMF
Goda
21-Sep
196,000
富士フィルム
4901
FUJIF
Takahashi
22-Sep
コニカミノルタ
4902
KNCAF
Takahashi
ウシオ電機
6925
USHJF
オリンパス
7733
キヤノン
キャノン販売
ソニーコミュニケ
ーション
三井化学
ジュピター
テレコム
ブラザー工業
620
770
N
Sell
2,600
2,900
B
N/C
240,000
N/C
B
N/C
3,770
N
N/C
22-Sep
1,013
N
N/C
Takahashi
22-Sep
2,435
B
N/C
OLYOF
Takahashi
22-Sep
2,410
N
N/C
7751
CAJFF
Takahashi
22-Sep
5,970
B
N/C
8060
CSLSF
Takahashi
22-Sep
2,330
N
N/C
48−49頁に重要開示事項を掲載。
2,900
7,000
N/C
N/C
EPS
FY
3/06
3/07
3/06
3/07
3/06
3/07
3/06
3/07
3/06
3/07
12/05
12/06
3/06
3/07
3/06
3/07
3/06
3/07
3/06
3/07
3/06
3/07
3/06
3/07
3/06
3/07
3/06
3/07
12/05
12/06
12/05
旧
23.9
220.0
239.0
35.6
43.9
321.3
49.7
64.8
57.4
205.9
236.7
93.1
109.9
12,754.5
12,834.2
177.7
198.0
39.1
76.5
93.1
109.9
39.6
89.5
410.7
414.0
115.2
新
71.0
71.0
233.1
251.7
37.0
44.9
450.1
46.1
59.7
61.3
3,049.5
4,295.7
80.7
105.1
39.8
142.0
N/C
N/C
13,085.9
13,220.4
176.8
181.2
40.9
75.0
102.8
112.0
73.6
127.5
423.0
440.5
115.6
43
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
信越化学
4063
SHECF
Enomoto
23-Sep
4,980
5,000
5,700
B
N/C
イビデン
4062
IBIDF
Kubota
26-Sep
4,800
4,200
5,400
B
N/C
ヤフージャパン
4689
YAHOF
Goda
27-Sep
123,000
N
N/C
セガサミー
6460
SGAMF
Kinoshita
27-Sep
4,270
8,850
4,425
B
N/C
日本電産
6594
NNDNF
Kubota
27-Sep
6,620
14,000
7,000
B
N/C
サンケン電気
6707
SKEJF
Kubota
30-Sep
1,403
1,600
Buy
12/06
3/06
3/07
3/06
3/07
3/06
3/07
3/06
3/07
3/06
3/07
3/06
3/07
122.1
254.5
268.0
156.6
187.2
3,286.0
4,189.0
468.9
680.8
489.5
589.3
121.4
N/C
284.3
162.3
199.3
1,643.0
2,094.5
234.4
340.4
244.7
294.6
67.7
82.9
出所:メリルリンチ予想
44
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
表 20: メリルリンチ日本証券株式会社TMTチーム・化学チーム
アナリスト
担当セクター
木下 芳之
放送・広告
久保田 真史
電子部品
栗山 史
民生エレクトロニクス
合田 泰政
通信
吉原 洋
産業エレクトロニクス・SPE
高橋亮平
精密機器
榎本尚志
電子材料
韓国テクノロジーチーム
David Ko
テクノロジー
Eメールアドレス
Yoshiyuki_kinoshita@ml.com
Masashi_kubota@ml.com
Hitoshi_kuriyama@ml.com
Yasumasa_goda@ml.com
Hiroshi_yoshihara@ml.com
Ryohei_takahashi@ml.com
Takashi_enomoto@ml.com
電話番号
(81) 3 6225-6102
(81) 3 6225-7138
(81) 3 6225-7639
(81) 3 6225-6268
(81) 3 6225-7142
(81) 3 6225-8516
(81) 3 6225-8362
David_Y_Ko@ml.com
(82)2 3707 0460
アナリスト認証
私達、栗山 史、合田 泰政、木下 芳之 、久保田 真史 、吉原 洋、高橋亮平、榎本 尚志、David Ko は、本レポー
トで述べられている見解が、当該証券および発行体に関する私個人の見解を正確に反映したものであることを
認証します。私はまた、過去、現在、将来にわたり、私の報酬が、直接的あるいは間接的に、本レポート中の
特定の推奨または見解には一切関係しないことをここに認証します。
目標株価の根拠とリスク
日本電産(目標株価 7,000 円):目標株価算出に当たっては、2006 年 3 月期 ML 予想 EPS(244.7 円)並びに過去 10
年間のヒストリカル平均 PER レンジの下限値(29 倍)を採用。目標株価のベースとなる PER は、他の電子部品メ
ーカーに比べ高水準であるが、HDD スピンドルモータ事業の成長性、優れたマネジメントストラテジー、積極
的な M&A 戦略を通じた収益拡大ポテンシャル等に鑑みれば、同社のバリュエーションにプレミアムが付く理
由は十分あるものと考える。 ML 予想業績及び目標株価達成の上でのリスクは、HDD 市場における在庫増や
HDD 市場の成長性スローダウン等。
TDK (目標価格 9,500 円):目標株価算出に当たっては、2006 年 3 月期 ML 予想 EPS(408.2 円)並びにヒストリカ
ル平均 PER レンジの下限(24 倍)をベースに決定。ML 業績予想並びに目標株価達成の上でのリスクは、(1)HDD
市場における在庫増、(2)HDD 市場における淘汰進展にともなう、同社顧客企業間でのシェア変動、(3)記録メ
ディア事業におけるリストラ進展の遅れ、(4)円高の進展等。
ヒロセ(目標株価14,500円):目標価格算出は2007 年3 月期ML 予想EPS(548.0 円)並びにヒストリカル平均PER レ
ンジの下限(26.6 倍)をベースに決定。リスクは同社コネクタのメインアプリケーションである携帯電話市場に
おける在庫増等。
京セラ(目標株価9,500円):目標価格算出には、2007 年3 月期ML 予想EPS(426.6 円)並びにヒストリカル平均PER
レンジの下限(24 倍)から算出される株価10,000 円と、EV/EBITDA を用いた部門別積み上げ法によって算出され
る中間値を採用。ML 業績予想並びに目標株価達成の上でのリスクは(1)通信機器事業のリストラの遅れ、(2)
携帯電話市場における在庫増、(3)円高の進展等。
イビデン(目標株価5,400円):目標価格算出に当たっては、2007 年3 月期ML 予想EPS199.3 円並びにヒストリカ
ル平均PER レンジの下限27 倍をベースに決定。ML 業績予想並びに目標株価達成の上でのリスクは、(1)PC、携
帯電話市場における在庫増、(2)円高の進展等。
サンケン電気(目標価格¥1,600):目標株価算出のベースは2006 年3 月期ML 予想EPS(82.9 円)並びにヒスト
リカル平均PER レンジの下限値(20.0 倍)。現在の株価からのアップサイドは22.8%である。最大のリスクは、
CCFL 事業の成長性鈍化であるが、それは(1)韓国勢を中心とする競合メーカーとの市場シェア争い、(2)
LED 等液晶パネル用バックライト光源の代替技術の登場等により引き起こされるものと考えられる。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
45
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
黒田電気(目標株価2,400円):目標株価2,400 円は過去平均PER20 倍弱を3/07 期予想EPS に適用した。3/07 期予想
ベースではPER 16 倍の評価となる。リスク要因はHDD やLCD の最終需要減退、想定以上の価格下落、1 イン
チHDD のNAND FLASHへの急激な置き換わり、特定顧客依存度の高さ、セクターバリュエーションの変動な
ど。
三菱電機(目標株価770円):目標株価770 円=部門別評価積上法で3/07 期予想PER17 倍強を適用、バブル期を除
く過去平均PER は20 倍。リスク要因は携帯端末の価格競争激化、セクターバリュエーションの変動など。
エルピーダメモリー(目標価格¥4,500):目標株価は07 年3 月期、08 年3 月期の弊社利益予想に基づくPER20
倍、PBR1.8 倍、EV/EBITDA 倍率5.5 倍、EV/売上高倍率1.8 倍の混合平均を適用して算出。これは長期的な営業
利益率予想12%に基づくサイクル中間値のバリュエーションでみても妥当な水準となっている。弊社の投資テ
ーマに対するリスクはDRAM およびNAND フラッシュ価格の予想外の下落である。
ウシオ電機(目標株価2,900円):2,900 円は06.3 期PER で28 倍、07.3 期で26 倍の水準。06.3期は5%程度の減益と
なるもの、07.3 期以降は再び安定的な成長を期待できる。このため、06.3 期下期以降は高いバリュエーション
が形成されやすいとML は見ている。リスクはデータプロジェクタの生産調整の長期化と、デジタル・シネマ
の導入が先送りされることだ。
キヤノン(目標株価7,000円):目標株価は05.12 期PER で17 倍、PBR2.5 倍の水準。PER17 倍は過去20 年間のボト
ム圏。20 年間の平均PER は22 倍。最低は13.2 倍(03 年3 月)、最高は61.3 倍(86 年4 月)。財務レバレッジが縮小
するものの、キヤノンのROE は14%程度の高水準で推移するとML は予想。このため、PBR は2.5 倍程度が妥
当とML は見ている。リスクは機器の低価格化と為替変動。
HOYA(目標株価4,350円):目標株価4,350 円はグローバル同業平均バリュエーションを基にした部門別価値積上
方式による。3/07 期予想EPS214 円のPER20 倍強に相当。リスクは市況の悪化( デジタルカメラ、LCD、HDD、
半導体市場、など)、為替変動、その他制度上の変更など。
日東電工(目標株価7,400円):ML では2006 年3 月期第1 四半期決算内容を受け、業績予想を上方修正。今期及び
来期営業利益予想を793 億円(前期比11.8%増)、875 億円(今期比11.7%増)から、それぞれ816 億円(前期比16.5%
増)、925 億円(今期比13.4%増)に上方修正する。またEPS に予想も、前回予想の今期296.4 円、来期332.4 円から、
308.6 円、347.7 円に増額。ただ目標株価算出の前提となる今期業績予想上方修正幅がそれほど大幅でないこと
にも鑑み、目標株価は従来通り7,400 円とする。ML 目標株価算出のベースは、2006 年3 月期ML 予想EPS 並び
にヒストリカル平均PERレンジの下限25 倍。
松下電器産業(目標株価2,100円):目標株価2100 円は、構造改革の効果・戦略的製品の収益性改善による利益成
長の確信度が高まったため、上方修正した07/3 期予想をベースとしPER24.0 倍(会社側が投資家向けにコメント
した自社株買い想定後で20.5 倍)、EV/EBITDA5.2 倍、と設定して算出。リスク要因は、ファンダメンタルズ上
で、世界経済・為替水準の急速な変動、業界に連動するデバイス事業における収益のボラティリティ、採算を
度外視した価格競争、の3 点。
フジテレビジョン(目標株価305,000円):従来、06 年3 月期予想を基準に目標株価を設定していたが、07 年3 月
期基準に切り替える。景気回復の確度の高まりが要因。目標株価は07 年3 月期予想基準で、IT バブル期を除く
EV/EBITDA 倍率で過去平均(11.1 倍)より低い8.5 倍で算出。PER では21.7 倍(過去平均は30.5 倍)。リスク要因は
景気の再悪化、視聴率の低下、コストの予想以上の増加など。
テレビ東京(目標株価4,500円):06 年3 月期予想のEV/EBITDA 倍率で業界過去平均より低い8 倍で算出。リスク
要因は、景気の急減速、視聴率の低下など。
日本テレビ放送網(目標株価 20,000 円):06 年 3 月期予想基準で過去平均を下回る約 6.4 倍の EV/EBITDA 倍率
で評価。リスク要因は、景気の急減速、視聴率の低下など。
電通(目標株価 360,000 円):07 年 3 月期予想の EV/EBITDA 倍率で 10 倍、PER で 24 倍。過去平均の 11.6 倍、
27.6 倍より低い水準。リスク要因は、景気の再減速、競争の激化による採算性の悪化もしくは売上高の伸び悩
46
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
みなど。
KDDI(目標株価 720,000 円):バリュエーションは従来通り au の DCF 分析に基づくが、720,000 円は今期 ML 予
想 EPS に対して 15.5 倍の PER、来期予想では 14.7 倍の PER。リスク要因は、東京電力との固定通信の経営統
合・提携交渉が不調に終わる可能性、メタルプラス加入者増加がより鈍化する可能性。
NTTドコモ(目標株価240,000円):通信事業の利益およびフリーキャッシュフローの安定性に鑑み、DCF を目標
株価の算定根拠として用いた。リスク要因としては、1) ボーダフォンが短期的には減収加速を覚悟で3G 通信料
金を大幅に引き下げる可能性、2) 06/3 期1Q のARPU 回復トレンドが一時的なものであった可能性、などが考え
られる。
セガサミー(目標株価 5,500 円):目標株価は、遊技機事業を過去のパチンコ・パチスロ関連企業の平均を若干上
回る 15 倍強、他事業をゲーム企業の平均である 20 倍で評価、営業利益構成比で加重平均した 16 倍弱の PER
で 3/07 期予想を基準に算出。リスクファクターは、パチンコ・パチスロの販売不振や予期せぬ規制の変更、家
庭用ゲームの収益改善の一段の遅れ、など。
信越化学(目標株価 5,700 円):目標株価算定に当たっては、Sum-of-the-parts メソッドをしようしており、
EV/EBITDA で 7.5 倍となる。3/07 期予 EPS284.28 円に目標株価 5,700 円を適用した PER は 20 となり、電子材料
関連会社の PER 平均 18.1 倍に 10%のプレミアムが付与された形となり、高い業績の成長が期待されることから
妥当と捉える。リスクは、①半導体生産量の急落、②円高(1 円の円高は同社営業損益に年間 14 億円の負の影
響)、③米国塩ビ需給の大幅悪化、など。
48−49頁に重要開示事項を掲載。
47
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
重要開示事項
投資評価配分表: メディア・エンターテインメントグループ( 2005/9/30 現在)
該当銘柄数(A)
配分比率
買い
59
中立
77
売り
7
投資評価配分表: 化学グループ( 2005/9/30 現在)
41.26%
53.85%
4.90%
該当銘柄数(A)
配分比率
MLカバレッジユニバース
MLカバレッジユニバース
買い
25
中立
33
売り
4
投資評価配分表: 電気機器グループ( 2005/9/30 現在)
MLカバレッジユニバース
該当銘柄数(A)
40.32%
53.23%
6.45%
配分比率
買い
16
50.00%
中立
10
31.25%
売り
6
18.75%
投資評価配分表: エレクトロニクスグループ( 2005/9/30 現在)
MLカバレッジユニバース
該当銘柄数(A)
配分比率
買い
41
44.09%
中立
40
43.01%
売り
12
12.90%
投資評価配分表: テクノロジーグループ( 2005/9/30 現在)
該当銘柄数(A)
配分比率
買い
83
中立
133
売り
11
投資評価配分表: 通信グループ( 2005/9/30 現在)
36.56%
58.59%
4.85%
MLカバレッジユニバース
該当銘柄数(A)
配分比率
買い
52
中立
65
売り
14
投資評価配分表: すべての業界( 2005/9/30 現在)
39.69%
49.62%
10.69%
該当銘柄数(A)
配分比率
1076
1399
201
40.21%
52.28%
7.51%
MLカバレッジユニバース
MLカバレッジユニバース
買い
中立
売り
投資銀行業務関係*
買い
中立
売り
投資銀行業務関係*
買い
中立
売り
投資銀行業務関係*
買い
中立
売り
投資銀行業務関係*
買い
中立
売り
投資銀行業務関係*
買い
中立
売り
投資銀行業務関係*
買い
中立
売り
投資銀行業務関係*
買い
中立
売り
該当銘柄数(B)
B/A
16
21
1
27.12%
27.27%
14.29%
該当銘柄数(B)
B/A
5
3
0
20.00%
9.09%
0.00%
該当銘柄数(B)
B/A
5
2
1
31.25%
20.00%
16.67%
該当銘柄数(B)
B/A
5
9
0
12.20%
22.50%
0.00%
該当銘柄数(B)
B/A
17
19
1
20.48%
14.29%
9.09%
該当銘柄数(B)
B/A
19
24
6
36.54%
36.92%
42.86%
該当銘柄数(B)
B/A
350
412
36
32.53%
29.45%
17.91%
* MLPF&Sまたはその関連会社が投資銀行業務について過去12ヵ月間に報酬を受領した企業。
ファンダメンタル株式投資評価[X-a-b]の読み方:[X]は株価変動リスクの評価を表す。A=小さい、B=標準的、C=大きい。[a]は現行投資評価が付与さ
れた日を起点として12ヵ月後までの予想総合投資収益率(配当を含む)の評価を表す。1=買い(株価変動リスクが小さいまたは標準的な銘柄は10%以上、株価変
動リスクが大きい銘柄は20%以上)、2=中立(株価変動リスクが小さいまたは標準的な銘柄は0-10%、株価変動リスクが大きい銘柄は0-20%)、3=売り(0%未
満)。6=投資評価なし[b]:配当見通しによる評価を表す。7=配当維持・増配、8=減配の可能性がある、9=現金配当なし。
48
48−49頁に重要開示事項を掲載。
TMT・ジャパン・ジャーナル−2005年10月7日
本調査レポート中で言及している株式銘柄の株価チャートは弊社ウェブサイト http://www.ml.com/research/pricecharts.asp でご覧いただけます。株価チャー
トの郵送をご希望の方は 1-888-652-4278 までお電話を頂きますようお願いいたします(米国内からおかけいただく場合は無料ですが、日本からの通話は有料
となります)
。
MLPF&S またはその関連会社は、当該推奨証券のマーケットメーク業務を行っています。:三菱電機;三菱電機(ADR);松下電器産業(ADR);松下電器産業;TDK
(ADR);TDK;京セラ;京セラ(ADR);キヤノン;キヤノン(ADR);NTT ドコモ(ADR);NTT ドコモ
当該企業は現在、MLPF&S またはその関連会社の投資銀行業務の顧客であるか、または過去 12 ヵ月以内に顧客だったことがあります:電通;エルピーダ メモ
リ;TDK(ADR);TDK;京セラ;京セラ(ADR);KDDI;NTT ドコモ(ADR);NTT ドコモ
MLPF&S またはその関連会社は、当該企業から過去 12 ヵ月以内に投資銀行業務以外の業務または商品に関して報酬を受領したことがあります:信越化学工業;
電通;フジテレビジョン;三菱電機;三菱電機(ADR);松下電器産業(ADR);松下電器産業;TDK(ADR);TDK;ウシオ電機;キヤノン;キヤノン(ADR);NTT ドコモ
(ADR);NTT ドコモ
当該企業は現在、MLPF&S またはその関連会社の証券業務(投資銀行業務を除く)の顧客であるか、または過去 12 ヵ月以内に顧客だったことがあります:信越
化学工業;電通;フジテレビジョン;三菱電機;三菱電機(ADR);松下電器産業(ADR);松下電器産業;TDK(ADR);TDK;ウシオ電機;キヤノン;キヤノン(ADR);NTT ド
コモ(ADR);NTT ドコモ
当該企業は現在、MLPF&S またはその関連会社の証券業務以外での顧客であるか、または過去 12 ヵ月以内に顧客だったことがあります:電通;フジテレビジョ
ン;TDK(ADR);TDK;ウシオ電機;NTT ドコモ(ADR);NTT ドコモ
米国において、当該証券の個人顧客への販売および本誌の配布は、当該証券の登録義務がない州、もしくは販売が認められている州のみで行うことができま
す:イビデン;信越化学工業;電通;フジテレビジョン;ジュピターテレコム;ブラザー工業;セガサミー;セガサミー;三菱電機;三菱電機(ADR);日本電産;エルピーダ メ
モリ;サンケン電気;松下電器産業;TDK;ヒロセ電機;ウシオ電機;京セラ;黒田電気;HOYA;キヤノン;日本テレビ放送網;テレビ東京;KDDI;NTT ドコモ
(ADR);NTT ドコモ
MLPF&S またはその関連会社は、当該企業(またはその関連会社)から過去 12 ヵ月以内に投資銀行業務に関して報酬を受領したことがあります:電通;エルピー
ダ メモリ;TDK(ADR);TDK;京セラ;京セラ(ADR);KDDI;NTT ドコモ(ADR);NTT ドコモ
MLPF&S またはその関連会社は、当該企業(またはその関連会社)から今後 3 ヵ月以内に投資銀行業務に関する報酬を受領する見込み、またはそのような報酬
の受領を目指す意思を有しています:イビデン;電通;ジュピターテレコム;セガサミー;セガサミー;日本電産;エルピーダ メモリ;松下電器産業(ADR);松下電器産業;
TDK(ADR);TDK;京セラ;京セラ(ADR);HOYA;キヤノン;キヤノン(ADR);日本テレビ放送網;KDDI;NTT ドコモ(ADR);NTT ドコモ
MLPF&S およびその関連会社は、当該企業の普通株式を合算で 1%以上保有しています。本レポートの発行日が各月 10 日以降の場合、保有率の基準日は前月
末日となります。レポート発行日が各月 10 日より前の場合には、保有率の基準日はレポートの発行日から2ヶ月前の末日となります。:サンケン電気;NTT ド
コモ(ADR);NTT ドコモ
MLPF&S またはその関連会社は、当該企業の普通株式を自己勘定で顧客と売買する意思を有しています:三菱電機;三菱電機(ADR);松下電器産業(ADR);松下電
器産業;TDK(ADR);TDK;京セラ;京セラ(ADR);キヤノン;キヤノン(ADR);NTT ドコモ(ADR);NTT ドコモ
本レポート中で述べられている証券の投資評価を担当している一人または複数のアナリストが受ける報酬には、その他の要素とともに、投資銀行業務による
利益を含むメリルリンチ全体の収益性が考慮されています。
その他の重要開示事項
MLPF&S またはその関連会社は、当該企業が発行する債券を相当量保有しています。本レポートの発行日が各月の 10 日以降の場合には、保有量の基準日は前
月末日となります。レポート発行日が 10 日より前の場合には、基準日はレポート発行日から 2 ヶ月前の末日となります。:信越化学工業;セガサミー;セガサミ
ー;TDK(ADR);TDK;京セラ;京セラ(ADR);HOYA;キヤノン;キヤノン(ADR);KDDI
本レポートに関する著作権、ユーザー合意、その他の一般情報:(c)2005 Merrill Lynch, Pierce, Fenner & Smith Incorporated。無断使用・転載を禁ず。本レポート
はメリルリンチの顧客を対象に作成したものであり、レポート全体または一部の如何にかかわらず、いかなる形式でとも、メリルリンチの合意なしに転用、
転送、または開示することを禁じます。メリルリンチの調査レポートは、メリルリンチが当該調査レポート、またはそれに含まれる情報・投資評価を公的に配
布する前に、調査レポートを掲載できる社内向けおよび顧客向けウェブサイトに同時配信されます。無許可の使用または開示を禁じます。本レポートを受領
し、読まれるにあたっては、本レポートの内容、意見、結論または情報(投資評価、予想、目標株価を含む)を転用、転送、または第三者へ開示しない旨、合意
されているものとみなします。本レポート中の情報(メリルリンチおよびその関連会社に関する開示情報を除く)は各種情報源から入手したものであり、情報の
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本調査レポートは一般情報の提供を目的としたものであり、記載されている情報や意見は特定の証券やその他の投資対象、またはそれに関連したオプション、
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れる方の投資目的、経済状況、あるいは特定のニーズを考慮に入れたものではありません。本レポートで言及または推奨している証券、その他の投資対象、
または投資戦略の適正さについては投資アドバイスを受けることをお勧めします。また将来的に予想通りの結果とならない可能性があることをご承知おき下
さい。証券やその他の投資対象からの投資収益は変動する可能性があり、証券・その他の投資対象の価格または価値も変動する可能性があります。したがって、
投資収益が投資額を下回る場合もあります。過去の投資実績は必ずしも将来の投資実績を示唆するものではありません。
外貨建て証券投資では為替相場の変動により証券の価値、価格、配当・利息収入の換算において為替差損が発生する可能性があります。原証券の通貨の変動か
ら影響を受ける ADR などの投資にも為替リスクが伴います。
英国で本レポートをお読みの方へ:MLPF&S またはその関連会社は本レポートで言及している証券につき流動性を提供しています。利益相反に関するメリル
リンチのリサーチポリシーは http://www.ml.com/media/43347.pdf でご覧いただけます。
Merrill Lynch, Pierce, Fenner & Smith Incorporated (MLPF&S)の米国外関連会社に関する情報:MLPF&S は以下の米国外関連会社の調査レポートを米国内で配布
しています(略称、登記社名の順)。Merrill Lynch (France): Merrill Lynch Capital Markets (France) SAS; Merrill Lynch Dublin (Frankfurt Branch): Merrill Lynch CMB Ltd,
Dublin, Frankfurt Branch; Merrill Lynch (South Africa): Merrill Lynch South Africa (Pty) Ltd; Merrill Lynch (Milan): Merrill Lynch Capital Markets Bank Limited; MLPF&S
(UK): Merrill Lynch, Pierce, Fenner & Smith Limited; Merrill Lynch (Australia): Merrill Lynch Equities (Australia) Limited; Merrill Lynch (Hong Kong): Merrill Lynch (Asia
Pacific) Limited; Merrill Lynch (Singapore): Merrill Lynch (Singapore) Pte Ltd; Merrill Lynch (Canada): Merrill Lynch Canada Inc; Merrill Lynch (Mexico): Merrill Lynch
Mexico, SA de CV, Casa de Bolsa; Merrill Lynch (Argentina): Merrill Lynch Argentina SA; Merrill Lynch (Brazil): Banco Merrill Lynch de Investimentos SA; Merrill Lynch
(Japan): Merrill Lynch Japan Securities Co, Ltd; Merrill Lynch (Seoul): Merrill Lynch International Incorporated (Seoul Branch); Merrill Lynch (Taiwan): Merrill Lynch Taiwan
Limited; DSP Merrill Lynch (India): DSP Merrill Lynch Limited; PT Merrill Lynch (Indonesia): PT Merrill Lynch Indonesia; Merrill Lynch (Israel): Merrill Lynch Israel
Limited.
本調査レポートは MLPF&S 及び/またはその米国外関連会社によって作成・発行されたものです。MLPF&S は米国内で本レポートを配布しており、米国内で
配布される米国外関連会社の調査レポートについては全面的に責任を負っています。本レポートを受け取り、そこで言及している証券に関して投資を希望さ
れる米国投資家は、海外の関連会社ではなく MLPF&S を通して行われますようお願い致します。本レポートは、英国では同国金融サービス機構(FSA)から認
可を受けその監督下にある Merrill Lynch, Pierce, Fenner & Smith Limited がその発行を承認、オーストラリアでは同国法人法 (AFSL No 235132)に基づいて認可を
受けている Merrill Lynch Equities (Australia) Limited (ABN 65 006 276 795)により検討・配布、日本では同国証券取引法に基づく登録証券会社であるメリルリン
チ日本証券株式会社により検討・配布、香港では香港 SFC の監督下にある Merrill Lynch (Asia Pacific) Ltd.により配布、シンガポールでは同国金融管理庁の監督
下にある Merrill Lynch International Bank Ltd. (Merchant Bank)と Merrill Lynch (Singapore) Ltd. (企業登録番号 198602883D)により配布されています。ブラジルにお
ける本レポートの発行または配布については承認は必要ありません。
投資評価に実勢を反映させるべく、ファンダメンタル株式レポートは継続的に発行されます。
発行 メリルリンチ日本証券株式会社 調査部
〒103-8230 東京都中央区日本橋1-4-1 日本橋一丁目ビルディング
48−49頁に重要開示事項を掲載。
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