学校だより平成２７年度 2015年５月２３日第8号ヒューストン日本語補習校〈中学校〉学習参観学級懇談会幼・小１年学習参観、学級懇談会の第２日（５／ 16）は幼稚部、小学１年でした。幼稚部の子どもたちは初めての参観日で、朝から興奮気味だったようです。授業では手遊び歌を披露したり、お家の人と一緒に製作をしました。小１年は、算数、国語の授業を行い、手を挙げて発表し、しっかり勉強している様子を見てもらいました。（福音館書店）（あすなろ書房）（学研マーケティング）歴史から学んだこと幼星学級懇談会幼月保育参観小１Ｂ授業参観第61回青少年読書感想文全国ｺﾝｸｰル〈小学校高学年〉幼宙保育参観小１Ａ学級懇談会小１Ｃ授業参観課題図書（ポプラ社）（フレーベル館）（ゴブリン書房） (三水会館に入りました) （講談社）６年Ｂ組岩田莉奈５月２日、私は補習校の６年生全員と体験学習のためにホロコーストミュージアムへバスで向かいました。１９４１年１２月７日、日本軍の真珠湾攻撃を機に、アメリカが第二次世界大戦に参戦しました。その１１週間後の１９４２年２月１９日、当時のルーズベルト大統領は、アメリカ西海岸に住んでいた９０％もの日本人移住民および日系人を、強制収容所に集めるように命令を下しました。この命令により、日本人収容所に強制的に移住させられた日本人、日系人の３分の２がアメリカ生まれのアメリカ人でした。赤ん坊から老人まで、たとえ１６分の１の日本の血が入っていたら、強制的に収容所に送られたのです。当時、まだ国際結婚は少なかったのですが、配偶者が収容所に連れて行かれたので、自らそこへ入る白人もいました。手に持てるだけの小さい荷物しか持って行けず、家も家具もすべての物を置いていかなければなりませんでした。収容所は砂漠など、何も無い所にあったため、暇な時間は仏壇、絵、カルタ、チェスなど様々な物を作って過ごしました。４６年後、日系人にアメリカ議会と大統領が謝まりました。しかし、解放後、元の職業に戻れたとしても、収容所での辛かったこと、苦労したことは忘れられないと思います。もし、私達が７０年前にアメリカに住んでいたら、私達も強制収容所に送られていたに違いありません。考えただけでもぞっとします。こんなに悲惨な状況で、私だったら当時の日系人のように頑張れないと思います。真珠湾攻撃は、日本人全員が賛同したわけではなく、日本政府と軍隊が主に支持したことなのに、アメリカ軍は、日本人への恐怖と怒りで西海岸に住む日系人を強制的に収容所へ送ったことは、絶対にいけないことだと思います。 -1 - 今は時代も変わり、贅沢ができるようになりましたが、このような悲惨な状況を経験した人達がいたことを忘れずに、視点を変えて、私達も贅沢を望むのではなく、努力を重ねなければなりません。今でも、戦争をしていたり、貧しい国もあります。少しでも、そういう人達の為に、私はガールスカウトやその他の活動を通して、支援していきたいと思っています。アドルフヒトラーは、６万人以上のユダヤ人を虐殺する計画をたて、実行しました。最高司令官になる前、貧しいドイツの国民に、自分が司令官になったらドイツの為に全力をつくす、とちかい、国民の人気者となりました。しかし、実際に司令官になると、ユダヤ教を信仰しているという理由だけで、ユダヤ人を強制収容所に連れて行き、家族は離れ離れにさせられ、働ける者はどれいとして一日中働かせ、役に立たないと判断された者は、ガス室で殺されました。また、他の人にも自分の考えを認めさせる為に、「毒キノコ」と呼ばれる子供向けの本を出版し、その中でユダヤ人は悪者で、ヒトラーはヒーローの役としてえがきました。どんな考え方でも、宗教の自由は求めても良いのではないでしょうか？それを、ヒトラーはユダヤ教が嫌いだという理由から、何の罪もない６万人ものユダヤ人を虐殺したのです。それで、ヒトラーは国の為に本当に全力をつくしたと思ったのでしょうか。今となっては、悪いことで有名なヒトラーですが、私だったら悪いことで有名になるより、全く有名ではない人生を選びます。現在もなお、人種差別は続いています。学校の中での人種差別。職業に就く時の人種差別。いろんな所に所々紛れ込んでいます。白人ではないから、仲間はずれ。同じ技術を持つ職人を選ぶ時の人種差別。それでは、どうすれば人種差別をなくすことができるのでしょうか。まず始めに、自分が差別をしていないことが大切です。自分は直接していなくても、ついつい友達のノリにつられてすることや、人がしているのを見て見ぬふりをする事も全くしていないとは言えません。次に、自分は加わっていなくても、している人を注意することはとても良いことです。でも、注意するには勇気がいります。誰もが毎回注意することは難しいでしょう。そして、時には危険な場合もあります。しかし、助けようとする精神と勇気が一番大切なことだと思います。差別されている人をサポートすると、事態が良くなる場合があります。ユダヤ人の場合でも、もしもっと多くの人が助けてあげていれば、もっと多くのユダヤ人の命を助けることができたでしょう。デンマークでユダヤ人の死亡者が少ないのは、元々いたユダヤ人が少ないからではありません。デンマークの国民は、人種差別は間違っていると判断し、多くのユダヤ人を助けました。この人達を見習って、私達も差別をなくしていかないといけません。今日見て学んだことは、二度と起こってはいけないことです。一人では問題は解決できませんが、一人一人の努力と協力は欠かせません。今日学んだ事を改めていかし、人種や宗教の差別をなくし、平和な世の中を築いていきたいです。小6年ﾎﾛｺｰｽﾄﾐｭｰｼﾞｱﾑ見学 (5/2) 子どもたちからのお礼の寄せ書き ◆パトロール当番予定表５月３０日◆ これは５月当番一覧表に記載された予定です。変更の場合はこの表とは異なりますのでご注意ください。学年順位児童生徒氏名 ★ＡＭ１リーダー幼２０ﾍﾞﾈｯﾄｳｲﾙ２２１山下輝３２２柚木勇人４２３吉川開５２４刘ﾍﾞﾚﾝ６２５ﾙｰｽﾆｺﾗｽ７２６有田絆 ★ＰＭ１リーダー幼２７池上真椰２２８ｲﾊﾞﾗりか３３０内田乙都葉４３１ｵﾄﾞﾈﾙﾌｨｵﾅ５３２加藤奈々穂６３３金澤真弥７３４吉川真央 -2 - ［今後の予定］ 5/23 学習参観､学級懇談会(小２，３，5A,高等部)中高等部中間考査 5/30 高等部中間考査、ＰＴＡ役員会 6/ 6 ＰＴＡクラス委員会水ﾛｹｯﾄ発射実験 6/13 第１回漢字検定歯科指導（幼、小１・２年、保護者） 6/20 通常授業学籍在籍数（５月２３日現在）４９７名幼５５名小３３１名中７３名高３８名 Japanese Language Supplementary School of Houston 12651 Briar Forest Drive, Suite 105, Houston, Texas 77077 Tel.281-531-6743 ／ Fax.281-531-6795(事務局火~金曜日) Tel.Fax 713-973-0659 (職員室土曜日のみ) E-mail: jlssh@jeihouston.org Home Page: www.jeihouston.org （文責：校長山崎弘光）