No.31 - 福井工業大学

31
福井工業大学
福
福井工
井工業大
井工
工業大
業大学 デ
デザイン学科
デザイ
ザイ
ザイン学科
ン学科
学科 活動情報誌
活動
動情報
情報誌 (エフ
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フ・ディ
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Design
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News
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恒
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No.
七夕プロジェクト 新任の先生紹介
夏
発行: 福井工業大学 デザイン学科
〒910-8505 福井市学園3-6-1
TEL: 0776 - 29 - 2620
FAX: 0776 - 29 - 7891
例
おいしい学食メニュー
住環境学生のインターン
TANABATA PROJECT 2015
毎年恒例となっている「七夕プロジェク
ト」。このプロジェクトは新一年生が主役で
今年の一年生は「天の川に、短冊の橋をか
す。構想から車両の実測、アイディア、デザ
ける。」をコンセプトとし、車上に大きな布
イン、予算管理、えちぜん鉄道へのプレゼン
を浮かべ、奇麗な天の川を創りました。また、
テーション、実際の制作までを一環して学
天の川に寄り添う短冊のような小さな布は、
生たち自信が行っています。はじめてのこ
天の川に架かる橋と見立てました。一年に
とでなかなか上手くいかずに、壁にぶつか
一度という一瞬のきらめきを竹の中に閉じ
りながらも参加メンバーと共に協力し合い
込め、七夕の幻想的なイメージを車内全体
仲を深めていきます。何日にも渡る徹夜作
で表現したのです。涼しげな車内はまさに
業をこなし、一人一人が強い責任をもって
幻想的な空間となりました。
スケジュール通りに完成させる仕事は学生
▼1年生リーダー 深尾 卓矢くん
にとって貴重な経験です。
<プロジェクトはどうでしたか?>
<来年の一年生へ向けて一言>
先輩から大変だと聞いていたので、それ
みんな多少徹夜することになると思うけ
相応の辛さと疲労がくるものだというのは
ど、喧嘩せずに仲良く、体と心を大切にやり
覚悟していましたが、本当に大変でした笑。
通してほしいです。大学生活の中できっと
けれど、一緒に参加した仲間が支えてくれ
一番の思い出になります。友達が仲間に、家
て無事に乗り越える事ができました。みん
族に変わる、絆が深まるプロジェクト。是非
なに「ありがとう」と伝えたいです。
参加してください!
<参加してみて得られたものは?>
僕はリーダーだったので、とくにみんな
の様子を見て行動しようと気をつけていま
した。そのおかげで周りを見ながら作業を
進める力がついたと思います。
そしてとくに得た中で大きかったものは
仲間との絆です。お互いを支え合い過ごし
た毎日はとても充実していて、今では僕に
とって家族のような存在です。
©Fukui University of Technology, Department of Design.
<藤田先生>
藤田大輔先生 玉野哲也先生
<玉野先生>
この 9 月から福井工業大学デザイン学科
出 身 は 埼 玉 県 川 越 市 で す。以 前 は 京都
で勤務することとなりました藤田大輔で
府けいはんな学研都市に住みながら、奈良
ディボール・カルマン)として、編集デザイ
す。大学院までは関東で過ごし、就職ととも
学園大学の専任教員として勤務し、また同
ンの仕事に携わっていました。この雑誌は
に岐阜に住み、15 年ほど高専という学校
時に母校でもある武蔵野美術大学で非常
各号ごとに様々なテーマが設定され、ビジ
で建築計画・デザインを教えたり、設計活動
勤 と し て 14 年 間 デ ザ イ ン を 教 え て い ま
ュアルとしてのインパクトの強い写真や画
をしていました。日本海側で住むのは初め
した。それ以前はイタリアで仕事をして
像、多様な価値観や切り口で制作されるこ
てなので、いろいろと皆さんから教えを請
いまして、そこではUNITED COLORS OF
とで世界的に知られた雑誌でもありました。
いつつ、楽しく生活しようと思っています。
BENETTON社のクリエイティブディレク
この雑誌を制作するにあたり、アートディ
デザインをする上で重要なのは、主な利
ターでもあるオリビエーロ・トスカーニが
レクターとして自分が特に気をつけていた
用者である「人間を深く知ること」であると
編集総指揮を勤め、ベネトン社をを発刊元
事と言えば、多様な価値観野中での「共通の
考えています。そのため、人々の行動を観察
に当時 80 ヶ国にて発売されていたビジュ
言語」とは何か?という事でした。自分にと
して、空間構成の問題点や行動発生のメカ
アルマガジン「COLORS」の 4 代目アート
っては当たり前の事が、他者には当たり前
ニズムなどについて考えることが職業病の
得られた知見を活かしています。
ディレクター(初代はドイツのデザイナー、
ではない、逆もまたしかり。そのような様々
ようになっています。主な研究テーマは、幼
趣味はロッククライミングで、倉庫を改
な価値観の中で「人類共通の言語」とは何で
稚園・保育園などの子どもが過ごす場所の
修した人工的な壁から、高さ 200mほどの
あるのか?それらを探る事は、現在にまで
空間構成やそのあり方などです。具体的に
自然の岩壁を登ったりしています。福井の
続く自分の研究テーマとなっています。
は、園児が登園してから降園するまでの行
観光名所である東尋坊は良い岩場だと思う
動をつぶさに観察し、
「どのような状況でそ
のですが、現在は登攀を自粛しているよう
の行為が発生しているか」
「そこを居場所に
です( 以前は山岳会が登っていたとのこと
年間に 50 回近くキャンプをした年もあ
することを選択した理由は何か」など、人々
で す が )。 るほどです。アウトドア好きの方は是非声
の行動や思いから空間デザインのあり方を
人間観察とか、岩登りに興味のある方は、
を掛けてください!
考えています。また、近年は保育園を中心に、
ぜひ一声お声かけいただければありがたい
学生の居場所や障がい者グループホームな
です。
プライベートでは、アウトドアでのバー
ベキューやキャンプが大好きです。
どを設計する機会にも恵まれ、人間観察で
建築事務所のリアル
< 住 環 境 コ ー ス 3 年 大 柳 友 飛 インターン先:東京伊藤暁建築事務所>
<住 環 境 コ ー ス 2 年 富 山 裕 貴 この事務所で担当した仕事はおもに
建築事務所へインターンに行こうと決め
この形になったのか、またこのプランはど
コンペのための資料、自領の研究、敷地の
たのは、インターン初日の日から2ヶ月く
ういう意図が込められているのか等を考え
調 査、それらの編集、プレ ゼ ン で す。た っ
らい前です。設計課題を進めていく中で建
ながら作っていました。 た2週間のインターンだったのでコン
築というものに興味が湧いてきていた時期
2週間という短い期間でしたが、技術や心
ペの最初から最後まではできませんで
でした。そこで実際にどんな仕事をするの
身、共に成長したと思っています。またイン
したが、確実に成長できたと実感してい
か、間近でリアルタイムで見てみたい!と
ターンを通して自分の幅というものを少
ま す。感じたことは、密度 が 違 う か な と。
思ったのがきっかけです。 なからず広げることが出来たと感じてい
自分を含め多くの学生は一つの課題を
自分が事務所で担当していたのは模型作
ます。この経験を生かしてもっとステップ
こなす際、無意識に自分の好みの色だっ
りでした。印刷された図面を見ながら黙々
アップしていけたらと思っています。
たり姿だったりをイメージし、形にして
と手を動かす作業だったので、模型と向き
し ま っ て い る と 思 う ん で す。そ れ は そ
合う時間は自然と長かったですね。模型を
れで個性として捉えていいと思うんで
作っている時は、どういうプロセスを経て
おすすめの学食メニュー
すけど、例えばそれが課題から案件に変
そ の 案 件 か ら、ベ ス ト な 選 択 を 模 索
わり、相手が教授からクライアントに変
し 検 討 し、相 手 に 満 足 し て も ら う ま
わったときに果たして通用するのかと。
で 妥 協 し な い。そ れ が プ ロ と し て、お
福井工業大学の学園レストラン Arc-
金をもらう立場として必要なことな
en-ciel( アルカンシェル)では毎日利用し
ん だ な と、意 識 の 違 い を 感 じ ま し た。
ても飽きないように豊富なメニューをワン
様々なジャンルの人達が一つの事務所に
コインで提供しています。そのたくさんの
集まって作業をしていたのですが、その風
メニューの中でも人気のメニューが
「から
景は自分の好奇心をくすぐられましたね。
あげマヨ丼」です。カリカリの衣のからあげ
いつか自分も同じ立場として、様々な人た
にタレとマヨネーズが絡まり、温玉も乗っ
ちと共に仕事ができたらいいなと思ってい
ていてとてもボリューミーな一品です。さ
ます。
らに改良してよりおいしくなりました。普
段学食をご利用しない方も、これを機会に
イ ン ー タ ン 先:丸 山 晴 之 建 築 事 務 所 >
人気メニューを食べてみてください。