ニューヨーク発最新FOOD NEWS ●話題の食品、注目の新製品、食をめぐる最新トレンド etc. 人気が上昇する“ハード・サイダー” アメリカでは最近、 “ハード・サイダー” しかし最近、ハード・サイダーが復活なお、市販のハード・サイダーは、アルコがにわかに注目を集めている。する傾向にあり、古くからあった醸造所ール度数4〜7％というところ。ビールと同じ “ハード・サイダー” とはリンゴを発酵さに加え、新しいハード・サイダーのメーカように飲む人が多いが、（アメリカでは）そせて造った発泡酒のこと。アメリカやカー、そしてハード・サイダー用のリンゴのの8割が男性に消費されていると言われナダでは、リンゴを圧縮するようにして搾生産者が増えつつある。るビールに比べ、ハード・サイダーは男性った、ノンアルコール、非発泡性の果汁さらにこのところ、『バドワイザー』のメーと女性、半々に飲まれているよう。程よい（濾過したり、熱加工されることなく、そカーとして知られるアンハイザー・ブッシュ・苦味とほのかな甘さ、フルーティーな風味、のままポリ容器に入れ販売されている）インベブ社やミラークアーズ社など大手ビ爽やかさが女性に受けている。である“アップル・サイダー” と区別するールメーカーや、クラフト・ビールの製造業また、ブルーベリー、ブラックベリー、意味で、 “サイダー” の頭に “ハード” とつ者として最も人気のあるサミュエル・アダオレンジなどリンゴ以外の果実、コリアンけて呼ぶことが多い。ムス社などが続々とハード・サイダー市場ダー、ジンジャー、エルダーフラワー、レブルームバーグ・ビジネスウィーク誌にに参入し、そのブームをあおっている。モングラスといったスパイスやハーブをよると、2012年における全米のハード・ハード・サイダーが台頭してきた理由加えたもの、ワインやウィスキーのようにサイダーの年間総売上高は6億150万を、関係者は以下のように分析している。樫の木の樽に入れて熟成させたものなドル。12年から過去5年間、年に平均 ●常に目新しい飲料や酒類に興味を持ど、個性的なハード・サイダーも数多く 27.5％伸びてきているという。この数年、つ20〜30代の食指を動かした。登場してきている。全国各地の中小の醸造所やビールパ ●ハード・サイダーのメーカーは、地元やまた数十種類のハード・サイダーを揃ブなどで醸造された “クラフト・ビール” のその周辺を販路にしている中小メーえるスーパーマーケットやバーが増えるなブームが続いているが、ハード・サイダカーが多いが、「安全性や環境保護ど、ハード・サイダーのブームは、食品小ーがそれに取って代わり、今後、大きなの観点（輸送に使うエネルギーの削売業界や飲食業界にも波及している。トレンドに発展するのではないかという減）から地元の食品や飲料をチョイス声も多い。する」という昨今のローカル（地元）・アメリカにおけるハード・サイダーの歴ブームに影響され、地元の酒としてハ史は長く、1600年代にはすでに、ニューイード・サイダーを飲む人が増えた。ングランド地方（アメリカ東海岸北部の地 ●この数年、全米で巻き起こっているグ方）のリンゴ栽培農家によって年に30万ルテンフリー・トレンドによって、グルテガロン（113万5,500リットル）のハード・サイン無含有の食品や飲料が急増してダーが醸造されていたという記録もある。いるが、そんな中、ハード・サイダーをしかし20世紀に入ってからは、ドイツかグルテンフリー飲料として飲む人が増らの移民の大量流入などでビールの人加した（ただし、モルトを使った製品な気が高まり、ハード・サイダーに比べて低どもあるため、すべてのハード・サイコスト（ハード・サイダーがリンゴ果汁を発ダーがグルテンフリーとは言えない）。酵させるのに比べて、ビールは水を使うたそのため、パッケージに「グルテンフリめ）で醸造できるビールに押され、ハード・ー」と目立つように表示したハード・ササイダーは忘れ去られていった。イダー製品も少なくない。新製品紹介軽い歯触りで低脂肪。パフ状タイプのポテトチップス『レイズ』エアポップスポテトチップスのブランドとして日本で 120kcal、脂肪分4g。パッケージの裏左：スーパーマーケットで販売されているハード・サイダーの4割を占める『アングリー・オーチャード（サミュエル・アダムス社）』、右：アンハイザー・ブッシュ・インベブ社が“シードル”の名で販売を開始した『ステラ・アルトワ』のハード・サイダー。 NY在住フードビジネス・コンサルタント野辺久美子（お問い合わせはkuminobe@gmail.com）はすでに健康志向のプレミアム・ブランドから発売されているのだが、ナショナル・ブランドからも人気のある『レイズ』から新発売され側に、以上のことが一目でわかるように発売されたことた “エアポップス” は、ジャガイモ粉、ジャした比較一覧表をつけ、表側では「同によって、今後、ガイモ澱粉、米粉、サンフラワーオイルブランドの通常のポテトチップスより脂同種の製品がを主材料にし、パフ状に膨らませた軽肪分55％減」を強調している。市場に増加するい食感のチップスだ。フレーバーは、写真の “オリジナル” のことが予想され同ブランドの、油で揚げた通常のポ他、 “バーベキュー” 、 “サワークリーム＆ている。テトチップスは1オンス（約28g）につきオニオン” の3種。発売元：フリトレー社 160kcal、脂肪分10gだが、同製品は実は、この手のパフ状ポテトチップス＠105g、＄2.99 100 食品と開発　VOL. 48 NO. 10