Rio Tinto plc 5 Aldermanbury Square London EC2V7HR United Kingdom T +44 (0) 20 7781 2000 F +44 (0) 20 7781 1800 Press release 2008 年決算報告書 • • • • • • • • • • • • 2009 年 2 月 12 日公表 本日 2 月 12 日付けで発表された Chinalco との大型戦略パートナーシップにより、2009 年末まで に純有利子負債(Net Debt)を 100 億ドル減らすという、リオティントグループのコミットメント への対応について、より柔軟性が増すことになります。 基礎的 (Underlying) EBITDA¹は過去最高の 223 億ドル²となり、前年同期比で 60%増加しました。 基礎的当期純利益¹ (Underlying Earnings) は過去最高の 103 億ドル²となり、前年同期比で 38%増 加しました。 当期純利益¹は 37 億ドルとなり、前年同期比で 50%減少しました。 当期純利益には、資産に関連する 84 億ドルの減損費用が含まれています。また、この減損費用の 一部は、資産売却による 15 億ドルの収益と相殺されています。 事業活動によるキャッシュフローは過去最高の 207 億ドルとなり、前年同期比で 64%増加しまし た。 純設備投資額は 85 億ドルとなり、2007 年度と比較して 71%増加しました。2009 年の設備投資 に関しては、約 40 億ドルまで減少させます。 純有利子負債(Net debt)は、2008 年 12 月 31 日時点で 65 億ドル減少し、387 億ドルとなりました。 2008 年は 30 億ドルの資産売却が行われました。昨年末に、カリウム関連の資産及びブラジルの 鉄鉱石オペレーションを 16 億ドルで売却することを合意しました。 年間の配当金は、136 セントで維持されました。 Rio Tinto Alcan の統合により、2008 年においては 5.85 億ドルのシナジー効果を達成できました。 2010 年までに、11 億ドルのシナジー効果(税引後)を生み出す計画は順調に進んでおり、予定 よりも進んでいます。 鉄鉱石・ボーキサイト・アルミナ・ホウ酸塩・強粘結炭・米国産の石炭における生産量は、2008 年過去最高を達成できました。 12 月 31 日時点の 12 ヶ月累計 (記載されている場合を除き、ドルは全て億米ドル) 2008 2007 増減率 基礎的 EBITDA¹ 223.17 139.20 +60% 基礎的当期純利益¹ 103.03 74.43 +38% 当期純利益¹ 36.76 73.12 -50% 事業活動によるキャッシュフロー 206.68 125.69 +64% (持分会計適用会社の配当金含む) 一株あたりの基礎的当期純利益(米セント) 802.7 578.9 +39% 一株あたりの当期純利益(米セント) 350.8 568.7 -38% 一株あたりの通常配当金(米セント) 136.0 136.0 0% ¹ 当期純利益及び基礎的当期純利益は、リオティントの株主持分に応じた利益を反映しています。また 基礎的当期純利益(Underlying Earnings)の意義及び当期純利益との調整については、30 ページに記載 されています。EBITDA の定義は、30 ページに記載されています。基礎的 EBITDA は、基礎的当期純 利益と同じ項目が除外されています。 ² 基礎的 EBITDA 及び基礎的当期純利益は、4.83 億ドルの Kintyre 探鉱プロジェクト資産の売却益が含 まれます。 Continues Page 2 of 34 会長のコメント 2008 年第 4 四半期に世界経済と我々の商品需要の状況は急激に悪化しましたが、2008 年の基礎的当 期純利益は過去最高の 103 億ドルとなり、対前年で 38%増加しました。リオティントグループは、そ の資産の質の高さと、年間ベースで価格が決まる傾向がある鉄鉱石や石炭というバルク商品の価格の 強さにより恩恵を受けました。これらの恩恵により、銅やアルミニウムのような、相場商品の価格の 急激な下落による悪影響を減らすことができました。 リオティントグループは、主要なマーケットにおいて明らかに需要状況が弱くなったことに対し、 投資と操業のコストを削減し、必要な場合には生産能力の調整を行うことによって、確固たる対応を 取りました。世界の経済活動の回復に対して十分に対応できるよう、リオティントグループは、成長 オプションを維持するために十分な投資を行います。一方、世界中の政府が自国の経済を刺激するた めの支出をコミットしており、若干時間はかかるかもしれませんが、これらの対応や金融緩和政策は、 いずれ商品需要の増加につながる可能性が高いと思われます。中国においては、政府支出の重点は、 インフラ面への投資になると予測しますが、それは資源集約的であり、我々の主要マーケットである 中国における需要増加の原動力となるはずです。 ただ、金属を取り巻く環境は大幅に悪化していると認識しており、毎年行う減損テストの結果、リ オティントグループのアルミニウムビジネスについて 79 億ドルの減損償却を行いました。我々は、 Rio Tinto Alcan は、アルミニウム産業におけるリーダーの地位を与え、長期に渡り、価値を増大させ る投資であることに変わりはないと信じています。Rio Tinto Alcan におけるボーキサイトの埋蔵量、 卓越したアルミナ精製能力、低コストのアルミニウム製錬資産、及び、益々魅力を増す水力発電源が リーダーとしての競争力あるポジションを支えています。 2008 年 12 月 10 日に、リオティントグループは 2009 年において純有利子負債を 100 億ドル減らす 公約を発表しました。以前に発表したとおり、2008 年の年間配当金については一株当たり 136 セント で維持されることになります。 2008 年 11 月 25 日に、BHP Billiton はリオティントに対する条件付買収提案(Pre-conditional offer)を 取り下げました。提案に対する条件が満たされないことは明らかでした。 本日 2 月 12 日付で Chinalco との大型戦略パートナーシップの発表がありました(別紙参照)。こ れにより、グループの負債ポジション管理に非常に大きな柔軟性が加わることになり、また、価値を 生み出す成長オプションを進めて行くにあたり、競争上のポジションを強めることができます。 ポールスキナー リオティント会長 最高経営責任者のコメント リオティントの 2008 年における過去最高の業績は、マーケットが強基調である時には保有する資産 と長期的な投資が生み出す価値が非常に大きいことを示しており、2008 年における事業活動によるキ ャッシュフローは 200 億ドルを超えました。その結果、2008 年にリオティントグループはフリーキャ ッシュフロー及び資産売却による収入により、純有利子負債を 65 億ドル減らすことができました。 現下の経済状況が不透明であり、我々の市場と販売価格が前例を見ない悪化の仕方を見せているこ とに鑑み、我々は現金を最大化、かつ節約し、負債を減らして行く努力を行うことに焦点を当ててい ます。2009 年までに純有利子負債を 100 億ドル減らすコミットメントの一環として、我々は 12 月に、 2009 年の投資支出を 90 億ドル以上から 40 億ドルにまで削減すること、及び 2010 年に管理可能な操 業コストを年間最低 25 億ドル削減することを発表しましたが、それには世界全体で合計 14,000 人の 委託業者及び正社員の人員削減も含まれています。それ以降、我々は数多くのプログラムを中止又は 延期しました。ただし、Chinalco との戦略パートナーシップを勘案し、一部のものは見直されること になります。 我々は純有利子負債を減少させるため、資産売却対象の範囲を広げていくことも表明しました。1 月 に、中国にある Ningxia アルミニウム製錬所の 1.25 億ドルでの売却、及びカリウム関連のプロジェク トとブラジルでの鉄鉱石資産の合計 16 億ドルでの売却について発表しましたが、これらは上記コミッ トメントを達成する上で非常に前向きな動きでした。 リオティントグループと Alcan との統合は、引き続き順調に進んでいます。シナジー効果に関して は、2008 年下半期で 3.34 億ドル、年間合計で 5.85 億ドルとなり、内 1.66 億ドルが目標よりも進んで います。シナジー効果に関しては引き続き計画通りで、2010 年に税引後 11 億ドルという目標値に変 わりはありません。 Continues Page 3 of 34 リオティントグループは 2008 年において、付加価値を与える設備投資プロジェクトに投資を行って きましたが、それらにより経済・需要が回復した際に我々は良好な位置にいることができると信じて います。Pilbara における鉄鉱石のインフラ設備は、拡張によって年間能力を 2.2 億トンまであげるこ とができ、当初の計画より早く、金額も予算内で達成できました。Madagascar における QMM のミネ ラルサンド資源操業によるイルメネイトの生産が開始されたことは、数多くの困難にもかかわらず、 発展国における将来のプロジェクトの模範モデルとして言及されるこのプロジェクトの一つの重要な 道標となります。 2009 年の設備投資額を 40 億ドルまで削減させるため、いくつかの設備投資プロジェクトについて は延期したり、ペースを落としたりしました。将来のプロジェクトを中止ではなく延期とすることで、 経済状況に応じてそれらを復活させる柔軟性を維持できるとともに、計画デザインの最適化、コスト の再検討や、更なる投資必要金額の削減が可能となります。我々の有する他に類を見ない長寿命かつ 低コストの資産ポートフォリオは、経済サイクルを通じて力強いリターンを生み出すことが可能であ り、経営陣はその継続を確かなものにすることに強い意志をもって取り組んでいます。 トムアルバニーズ リオティント最高経営責任者 会長の継承について(当リリース配布 2/12 時点) 新しい会長の任命手続きについては Andrew Gould(上級独立取締役)及び任命委員会のメンバーが 中心となって行っています。取締役会の依頼に基づき、現会長の Paul Skinner は 2009 年半ばまでは会 長として残ることを承諾しましたが、それまでには後任者が任命されていると思われます。 【補足説明】 2009 年 3 月 17 付で弊社ホームページにて公表されていますが、後任の会長として Jan du Plessis が新たに任命されました。2009 年 4 月 20 日の Annual General Meeting 以降に有効となります。詳細 は、弊社のホームページ(英文のみ)をご参照下さい。 こちらをクリックして下さい。 Continues Page 4 of 34 リオティントは、基礎的な事業活動の中身を把握できるようにするため、基礎的当期純利益を開示 しています。当期純利益と基礎的当期純利益の違いは、下図の通りとなります。Underlying は、文中 「基礎的」と訳しました。(従来は根元的と訳していますが、中身に変更点はありません。) 12 月 31 日 基礎的当期純利益 2008 年 億米ドル 2007 年 103.03 74.43 14.70 (84.06) 8.43 (5.34) 0.01 (1.13) 1.90 (2.09) 36.76 73.12 基礎的当期純利益の除外項目 権益売却益 減損戻し-繰入額 為替影響及び金融派生商品 その他(資産売却や買収阻止費用を含む) 当期純利益 リオティントグループの業績に関する補足 2008 年の基礎的当期純利益は 103.03 億ドルとなり、2008 年の当期純利益は 36.76 億ドルとなりま した。前者は対前年で 28.60 億ドル増加し、後者は対前年で 36.36 億ドル減少しました。主要な要因と しては、以下の通りとなります。 基礎的当期純利益 2007 年 商品価格¹ 為替レート 販売数量 インフレ(通常) エネルギーコスト その他キャッシュコスト 探鉱・評価コスト 金利/税金/その他 小計 権益売却益 減損戻し-繰入額 為替影響及び金融派生商品 その他(資産売却や買収阻止費用を含む) 2008 年 億米ドル 当期純利益 74.43 73.12 28.60 28.60 14.69 (82.93) 6.53 (3.25) 103.03 36.76 49.83 2.99 2.33 (3.36) (2.19) (8.82) (0.47) (11.71) ¹ アルミニウムの在庫は、年度末において正味実現可能価額を反映するため、1.85 億ドルの評価損を 計上しています。この調整については、商品価格の変動として参入されています。 商品価格 全ての主要商品の価格変動による影響は、前年と比較して基礎的当期純利益を 49.83 億ドル押し上 げました。リオティントグループの相場のある主要な商品価格については、経済状況が良好で需要も 堅調であったことから、当年最初の 9 ヶ月間は高止まりしていました。 Continues Page 5 of 34 しかし、非常に大きな経済の変動によって、世界中の商品需要が急減したことに伴い、リオティン トグループのほぼ全ての主要商品価格が下落したことで、好ましかった状況は 2008 年第 3 四半期終盤 に終わりを迎えました。下表は、主要商品の 2008 年と 2007 年における平均価格、及び 2008 年末に おける商品価格を示したものです。リオティントはこれらについて、スポットマーケット価格に基づ いた支払を受けています。 商品 銅(セント/lb) アルミニウム(セント/lb) 金(ドル/oz) モリブデン(ドル/lb) ’07 平均価格 323.7 119.8 691 29.9 ’08 平均価格 319.5 117.7 872 30.8 ’08 年末価格 131.6 66.0 865 9.5 2008 年 4 月 1 日より適用されている鉄鉱石価格は、過去最高のベンチマーク価格水準で、加重平均 をすると 1 年前の契約価格と比較して 86%の増加を示しています。一般炭及び原料炭の輸出マーケッ トの契約価格は、旺盛な需要と供給不足を反映したものです。 為替レート 2008 年後半において、リオティントの大半のコストが生じる通貨に対し、米ドルが大幅に強くなり ました。しかし平均為替レートへの影響は、2007 年と比較して大きくはありませんでした。上半期に おいては、豪州及びカナダドルが上昇しましたが、下半期に急激に下落し、年間を通じた平均は前年 と 1%以内の違いでした。全ての通貨価値の変動は、2007 年の基礎的当期純利益と比較して、2.99 億 ドル押し上げる影響を与えました。 販売数量 特に鉄鉱石の拡張プロジェクト、原料炭及び一般炭、及び Alcan の数量を年間フルに算入したこと による販売数量の増加は、主として Escondida、Kennecott Utah Copper、Grasberg、および Northparkes の採鉱品位が減少したことによる銅・金の数量減により、一部相殺されました。全ての販 売数量の変動は、2007 年の基礎的当期純利益を 2.33 億ドル押し上げる影響を与えました。 コスト リオティントは事業の将来の発展のために更なる投資を引き続き行っていますが、そのために探鉱 及び評価コストが、基礎的当期純利益に対する費用として対前年で 5.3 億ドル増えました。リオティン トの探鉱プロジェクトの方針に従い、4.83 億ドルの Kintyre 未開発探鉱地域の売却益は、基礎的当期純 利益の一部として計上されました。探鉱及び評価コストの増加により、基礎的当期純利益は対前年の ネットで 0.47 億ドル減少しました。エネルギーコストの上昇は、基礎的当期純利益を 2.19 億ドル減少 させました。リオティントグループ全体で、運賃、委託業者、メンテナンス、及び原材料に関するコ スト増が発生しました。その中でも特に、業界内での供給制約が続いた、エネルギー&産業用鉱産物、 及び銅&ダイヤモンドの商品事業部が影響を受けました。 金利/税金/その他 持分会計適用会社を除く、基礎的当期純利益に対する実行税率は、2007 年 25.7%に対し、31.6%と なりました。2007 年に対して増加した理由としては、2007 年にはあったカナダにおける税率優遇措置 がなくなったこと、2008 年の為替変動による負の影響(特にカナダドルで表示された税金バランスへ の為替再評価)、及び 2008 年において税金の減免が認められていない成長プロジェクトへの費用が増 加したことが挙げられます。 リオティントグループの金利負担合計額は、2007 年と比較して 7.65 億ドル上昇しました。これは主 として、アルキャン買収により年間純有利子負債が増加したことを反映したものです。 Continues Page 6 of 34 アルキャン買収に伴う借入金により、引き続き米ドル LIBOR+30~40bp の金利負担を負うことにな ります。 基礎的当期純利益の除外項目 既に発表された資産売却プログラムの結果として、2008 年 3 月 5 日付の Cortez Gold 鉱山(リオテ ィント持分 40%)の売却、2008 年 4 月 16 日付の Greens Creek 銀 / 亜鉛 / 鉛 鉱山(リオティント持分 70.3%)の売却がありました。加えて、2008 年 1 月 31 日に Tarong Coal 鉱山を売却しました。これら の権益の売却益 14.70 億ドルは、基礎的当期純利益から除外されています。 2009 年 1 月にリオティントグループは、カリウム関連の資産及びブラジルにおける鉄鉱石鉱山を 16 億ドルで売却することでの操業を 16 億ドルで売却することについて、合意に達したことを発表しまし た。カリウム関連の資産の売却は 2009 年 2 月 5 日に完了し、8.5 億ドルの売却収入は債務の弁済に充 当されました。ブブラジルにおける鉄鉱石資産の売却の完了は、2009 年下半期に予想される規制当局 による承認次第ですが、そこからは 7.5 億ドルの売却収入が得られる予定です。 2008 年においては、BHP による条件付買収提案 (Pre-conditional Offer)が 11 月に撤回されましたが、 取締役会による防衛策に関連した顧問料・その他費用の負担が生じました。2008 年に発生したこれら の費用は、税引後で合計 2.7 億ドルとなり、基礎的当期純利益から差し引かれています。 リオティントグループにおける税引後の減損費用は、合計で 84 億ドルとなり、そのうち 79 億ドル はアルミニウムビジネス関連です。 Alcan の取得価格は、製錬所及び精製所の能力が大幅に増加することを想定したものでしたが、ここ 最近の経済・市場環境の大幅な悪化を受け、これら数多くの成長プロジェクトは延期されました。こ れらの延期が、経済環境の悪化と原材料コストの上昇とともに、減損費用の発生につながりました。 これら延期されたプロジェクトの一部については、本日(2/12)公表された Chinalco との大型戦略パ ートナーシップの関係から見直されることになります。 リオティントグループは減損金額を査定するにあたり、アルミニウムの川上ビジネスの現在価値と 簿価を比較して、DCF 法 (割引キャッシュフロー法) を用いて評価しています。この方法は、リオティ ントの見解として、アルミニウムの川上ビジネスの公正な価値から売却コストを差し引いた額(時 価)が簿価より低いことから、会計基準の要件に準拠しています。毎年の営業権についての減損テス トのために、営業権は現金を生み出している一連のユニットに配賦されましたが、これらには、Alcan と、以前はリオティントが所有していたものの現在は別個の事業となっているアルミニウム関連の事 業が含まれます。 Alcan Packaging 事業については、リオティントグループの貸借対照表上、売却目的資産として表示 されているため、時価評価が要求されており、実際にそのように評価しています。同様に Engineered Products 事業についても、グループとしてはその売却を意図しているため、時価で評価されています。 Alcan 買収時における借入金契約上、純有利子負債は基礎的当期純利益の 4.5 倍よりも低い状態にあ ることが要求されていますが、減損費用は影響を与えません。 キャッシュフロー 持分会計適用会社からの配当金を含む、事業活動によるキャッシュフローは、過去最高の 206.68 億 ドルとなり、前年比で 64%増加しました。 リオティントグループは、主に拡張プロジェクトに重点をおいた過去最高水準の投資を行いました。 2008 年の土地、工場、設備の有形固定資産及び無形固定資産の投資額は、85.74 億ドルとなり、前年 比で 35.74 億ドル増加しました。これは、西豪州の Cape Lambert 港及び Hope Downs 鉱山の拡張、 Queensland における Yarwun アルミナ精製所の拡張及び Clermont 一般炭鉱山の建設、Diavik ダイヤモ ンド鉱山 A418 岩脈、及びマダガスカルのイルメネイト鉱山を含みます。 Continues Page 7 of 34 2008 年において支払われた配当金は 19.33 億ドルで、2007 年に支払われた配当金よりも 4.26 億ド ル増加しましたが、これは前年比で 31%増加し、2008 年に実際の支払が完了した 2007 年の最終配当 金によるものです。株式買い戻しプログラムは、2007 年 7 月 12 日の Alcan の買収発表以降、行って おりません。2007 年に Rio Tinto plc 株を株式市場より買い戻すことによる株主へのリターンは、合計 で 16.48 億ドルとなりました。 貸借対照表 リオティントは、Alcan 保有資産の時価評価について、専門家である評価コンサルタントの助言を求 めました。国際財務報告基準(IFRS)の要請に基づき、獲得した事業の有形及び無形資産は時価で表示さ れます。Alcan 買収の取得価格のうち、特定の資産や負債に割り当てられない残余金額は、営業権とし て計上されました。IFRS3 号「企業結合」の会計基準で認められているように、2007 年の財務諸表上 で組み込まれていた暫定価値は、2008 年において訂正されています。 フリーキャッシュフローと資産売却により、この 6 ヶ月で純有利子負債は 65 億ドル減少し、387 億 ドルとなりました。新規に 47 億ドルの負債が組まれ、またその他デリバティブや為替変動の影響で 15 億ドルのコストが計上されましたが、127 億ドルの債務返済により相殺されました。減損費用及び豪 州・カナダドルの下落により、負債総資本比率は 2008 年 12 月末時点で 63%となり、利息負担倍率 は 10 倍となりました。 2008 年 12 月末時点でリオティントグループは、有効期限が 2010 年 10 月までの未使用の借入可能 枠が 81 億ドルあります。 年金制度において保有している年金資産の価値が減少したため、退職給付プランの引当額が増加し ました。これは、上昇した割引率及び期待インフレ率の低下により、退職給付債務額が減少したこと である程度効果が薄れました。引当額が増加したことで、13 億ドルの損失を直接資本に認識しました。 当期利益 IFRS は損益計算書の当期利益に、子会社の外部株主に帰属する収益分も含めて報告することを要求 しています。2008 年は当期利益が 46.09 億ドルで(2007 年は 77.46 億ドル)その内 9.33 億ドル (2007 年は 4.34 億ドル)が、外部株主に帰属する分で残りの 36.76 億ドル(2007 年は、73.12 億ド ル)がリオティントの株主に帰属する純利益の部分です。当期純利益及び基礎的当期純利益は、この 報告書の焦点となる部分ですが、これらはリオティント株主帰属分の金額となります。 配当金 リオティントは進歩的な配当金についての方針を採っており、何十年にもわたり配当金の増加が続 いてきているという記録を有しています。配当金は米ドルで決められています。Rio Tinto plc の配当金 はポンドで公表され支払われ、Rio Tinto Limited の配当金は豪州ドルで公表され支払われます。為替は、 2009 年 2 月 10 日時点のレートを適用しています。中間及び年度配当金は、以下の通りです。 Continues 一株あたりの通常配当金 Page 8 of 34 2008 年 2007 年 68.00 68.00 52.00 84.00 136.00 136.00 Rio Tinto plc (ペンス) 中間配当金 最終配当金 36.25 46.29 25.59 43.13 配当金合計 82.54 68.72 Rio Tinto Limited (豪セント) 中間配当金 最終配当金 77.35 101.48 60.69 93.02 配当金合計 178.83 153.71 リオティントグループ (米セント) 中間配当金 最終配当金 配当金合計 2008 年の配当金を 2007 年と同額にし、2009 年の 20%増は行わないことを 2008 年 12 月 10 日に発 表しました。 Rio Tinto Limited の株主には配当金が、法人税完納後に支払われます。取締役会は Rio Tinto Limited が合理的に予想可能な将来にわたり、法人税完納後配当金を支払できる立場にあることを想定してい ます。 普通株を保有している株主にはそれぞれ、2009 年 4 月 8 日(水)に支払われ、ADR(American Depository Receipt:米国預託証券)保有の株主は、2009 年 4 月 9 日(木)に支払われます。Rio Tinto plc 及び ADR 保有の株主は、2009 年 2 月 20 日(金)の営業終了時点で株主名義に登録されている方 で、Rio Tinto Limited の株主は、2009 年 2 月 24 日(火)の営業終了時点で株主名簿に登録されている 方に対して支払われます。配当落ちの日程は、Rio Tinto plc、Rio Tinto Limited、及び ADR 保有株主と もに、2009 年 2 月 18 日(水)です。 通常通り、リオティントは配当金再投資プランを行います。詳細は、各カンパニーセクレタリー・ オフィスにお問い合わせ頂くか、リオティントのホームページを参照してください。配当金再投資プ ランに関する抽選結果の連絡は、2009 年 3 月 18 日(水)が最終日です。 2009 年末までに、純有利子負債(Net Debt)を 100 億ドル減らすコミットメント 2008 年 12 月 10 日にリオティントは、2009 年 10 月返済期限の 89 億ドルを含み、2009 年までに純 有利子負債を 100 億ドル減らすための、主要な取り組み及びコミットメントを以下の通り発表しまし た。 • 将来の成長オプションは維持しつつ、2009 年のネットの設備投資支出を 90 億ドル以上から 40 億ドルまで削減。 • 期待通り商品マーケット状況に改善が見られない場合、2010 年の設備投資支出は、維持・更新 のための投資水準まで削減 • 2010 年までに管理可能な操業コストを最低でも年間 25 億ドル削減します。 • グローバルで 14,000 名の人員削減(8,500 名:委託業者、5,500 名:正社員) • 従来は売却について未検討であった重要な資産も含め売却目的資産の範囲を拡大。 本日 2 月 12 日付で発表された Chinalco との大型戦略パートナーシップは、リオティントグループ に大きな柔軟性を付加することになります。2009 年の設備投資支出は、Chinalco との取引契約が完了 した際には、10%増加する可能もあります。 2008 年 12 月 10 日以降、設備投資支出の削減や人員削減の詳細について、それぞれの地域で発表が ありましたが、これらにより、約 7,000 名の委託業者及び 2,000 名の正社員の人員削減が見込まれます。 Continues Page 9 of 34 今後、更なる発表が予定されていますが、それらによって、14,000 名の人員削減により 2010 年に おける従業員コストを年間 12 億ドル削減するというグループの目標に向かうことになります。 2009 年の設備投資支出を削減するという公約に従う一方、成長オプションを維持しつつ、マーケッ トの需要に沿ってプロジェクトを見直し、利害関係者との緊密なやり取りを経て、一部のプロジェク トはペースを落とし、又はマーケットが回復するまでは延期されることになるでしょう。2009 年は下 記の投資プロジェクトに注力していく見込みです。 投資プロジェクト (明記されている場合を 除き、リオティント持 分 100%) 鉄鉱石 – Pilbara の鉄鉱 石鉱山及びインフラ設 備の拡張 (年間 2.2 億ト ン以上) 承認済プロジェクト資金枠 (2008 年 – 2012 年:100% ベース) 2009 年支出額 (予測:100% ベース) 3.6* 0.9 (次ページの説明参照) アルミナ – Yarwun ア ルミナ精製所の拡張 (年間 140 万トンから 340 万トン) 1.8 0.65 アルミナ – Gove アル ミナ精製所の拡張 (年 間 200 万トンから 380 万トン) ダイヤモンド – Argyle 坑内掘り開発及び露天 掘りのカットバックに より 2018 年まで寿命 を延長 2.3 0.1 1.5 0.1 ダイヤモンド – Diavik (リオティント持分 60%) 坑内掘り開発 0.787 0.1 原料炭 – Kestrel (リオ ティント持分 80%) 延 長及び拡張 0.991 0.1 一般炭 – Clermont (リ オティント持分 50.1%) Blair Athol とのリプレ ース 1.29 0.3 (10 億ドル) 詳細 / 状況 Hope Downs の年間 2,200 万トンから 3,000 万トンへの拡張 (100%ベ ース:3.5 億ドル、リオ ティント持分 50%) 2009 年第 1 四半期に完了 予定 Brockman4 及び Mesa A の鉱山開発の継続 Yarwun の拡張について は Chinalco との戦略パー トナーシップを勘案して 見直されます。Chinalco (50%持分) との取引契約 次第ですが、2010 年下半 期に最初の出荷が行わ れ、2011 年下半期に完了 予定です。 Gove は 2009 年に操業度 が年間 300 万トンまで達 することが見込まれま す。。 2009 年 1 月にリオティン トは、Argyle の坑内掘り プロジェクトの重要な開 発活動までペースダウン をすることを発表しまし た。 このプロジェクトは、ペ ースを落とし、最初の生 産は 2009 年終わり頃に なる予定です。 このプロジェクトは、必 要最低限の開発活動のみ にペースダウンされ、引 き続き 2012 年に石炭の 生産を予定しています。 このプロジェクトは順調 に進んでおり、2010 年の 第 1 四半期に最初の石炭 が生産され、2013 年まで にフル生産の年間 1,220 万トンまで増加する予定 です。 Continues Page 10 of 34 投資プロジェクト (明記されている場合を 除き、リオティント持 分 100%) アルミニウム – Kitimat アルミニウム製錬所の 近代化 (British Columbia, Canada) 承認済プロジェクト資金枠 (2008 年 – 2012 年:100% ベース) 2009 年支出額 (予測:100% ベース) 詳細 / 状況 0.3 0.1 アルミニウム – Shipshaw 発電所におけ る 225MW の新タービ ン建設 0.228 0.1 アルミニウム – AP50 プロジェクト 0.444 0.1 2008 年 10 月に追加承認 が行われ、現状のプロジ ェクト資金枠が 5 億ドル を超えました。このプロ ジェクトのタイミングは 遅らされています。 2008 年 10 月に承認さ れ、プロジェクトは順調 に進んでいます。2012 年 12 月頃には完了すると見 込まれています。 このプロジェクトのペー スは落ちました。 *鉄鉱石事業部にて承認された設備投資額には、Mesa A 開発 (9.01 億ドル)、Brockman 4 開発 (15 億 ドル)、インフラ関連 (6.67 億ドル)、及び発電所 (5.03 億ドル) となっています。 Iron Ore Company of Canada において以前発表した鉄鉱石の拡張 (フェーズ 1 及び 2 に 7.68 億ドル) 及び、米国ミシガンにある Eagle Nickel 鉱山の開発について、米国市場が回復に向かうまで延期とな りました。 2009 年 1 月にリオティントは、西豪州における 3.71 億ドルの列車自動操業化計画の延期について発 表しました。また、Northparkes の E48 ブロックケービングプロジェクトの中止について発表されまし た。 リオティントの 2009 年における現状維持にかかる設備投資は、約 20 億ドルと見込まれます。 2010 年の設備投資計画は、直近と将来の市況を分析し、年間を通して見直されます。もし、商品需 要と価格が最近の状況と変わらない場合、設備投資の水準は、現状維持にかかる設備投資の水準まで 削減することになります。 特に Simandou、La Granja、および Resolution のような、数多くの進んでいるプロジェクトの評価 業務については、ここ最近の経済状況を考慮し規模を小さくしていきます。 グリーンフィールドの探鉱のための 2009 年の主要な予算については、約 60%(1 億ドル)削減され ました。(税金・資産売却前) Continues リオティント Page 11 of 34 ビジネスユニット別財務情報 12 月 31 日までの 12 ヶ月間 億米ドル 鉄鉱石 Hamersley(含 Hlsmelt®) (d) Robe River (e) Iron Ore Company of Canada Rio Tinto Brasil Dampier Salt 商品事業部計 評価プロジェクト/その他 合計 アルミニウム 商品事業部計 評価プロジェクト/その他 合計 銅&ダイヤモンド Kennecott Utah Copper Escondida Grasberg joint venture Palabora Kennecott Minerals Northparkes ダイヤモンド 商品事業部計 評価プロジェクト/その他 合計 エネルギー&産業用鉱産物 Rio Tinto Energy America Rio Tinto Coal Australia Rössing Energy Resources of Australia Rio Tinto Iron & Titanium Rio Tinto Minerals 商品事業部計 評価プロジェクト/その他 合計 リオ 持分 % 総売上高 (a) 2008 2008 2007 当期純利益 (c) 2008 2007 100.0% 53.0% 58.7% 100.0% 68.4% 110.06 27.28 20.65 1.76 3.77 163.52 1.75 165.27 61.55 16.40 9.43 0.61 2.69 90.68 1.25 91.93 70.38 19.83 12.51 0.73 0.95 104.40 (2.28) 102.12 34.27 9.91 2.98 (0.01) 0.51 47.66 (0.98) 46.68 46.42 10.62 4.43 0.44 0.40 62.31 (2.14) 60.17 21.51 5.03 1.04 (0.12) 0.13 27.59 (0.95) 26.64 (f) 237.95 0.44 238.39 73.09 0.50 73.59 42.24 (0.87) 41.37 17.29 (0.28) 17.01 12.55 (0.71) 11.84 11.19 (0.22) 10.97 100.0% 30.0% (g) 57.7% 100.0% 80.0% (h) 26.09 24.02 0.53 5.60 0.81 1.24 8.40 66.69 66.69 35.39 31.03 4.61 6.89 3.38 3.71 10.20 95.21 95.21 15.87 14.64 0.38 1.67 0.47 (0.01) 3.95 36.97 (4.03) 32.94 26.14 25.10 2.96 2.02 1.75 2.12 5.39 65.48 (2.12) 63.36 9.98 8.36 0.04 0.49 0.31 (0.12) 1.37 20.43 (2.85) 17.58 16.49 15.25 1.59 0.58 1.06 1.37 2.80 39.14 (1.63) 37.51 100.0% (i) 68.6% 68.4% (j) (k) 18.69 51.42 5.48 4.18 19.19 10.61 109.57 0.41 109.98 15.60 22.72 4.86 3.03 16.73 9.65 72.59 1.44 74.03 3.97 29.00 2.60 3.52 7.55 1.83 48.47 3.95 52.42 3.31 5.10 2.35 1.35 4.71 1.76 18.58 (0.63) 17.95 1.47 17.21 1.01 1.41 2.95 0.86 24.91 3.96 28.87 1.32 2.46 0.95 0.38 1.64 0.71 7.46 (0.59) 6.87 0.44 0.55 (0.63) 0.30 (0.52) 0.15 580.77 (0.12) 335.31 (0.13) 228.22 (3.55) (1.50) 145.30 (6.35) 0.25 223.17 15.53 238.70 139.20 (3.09) 136.11 117.94 (3.37) (1.24) (10.30) 103.03 (66.27) 36.76 82.14 (5.26) 0.20 (2.65) 74.43 (1.31) 73.12 (34.75) (80.30) (4.14) (7.18) 112.33 (21.15) (0.58) (3.10) (9.73) 101.55 その他事業 その他項目 探鉱及び評価 金利 基礎的当期純利益 基礎的当期純利益の除外項目 合計 2007 EBITDA (b) 580.65 子会社の減価償却費及びアモチゼーション 減損戻し-繰入額 持分会計適用会社の減価償却費及びアモチゼーション 持分会計適用会社の税金額及び財務活動 財務活動及び税金考慮前の通常営業活動に基づく純利益 上記の注記に関しては、英文 36-37 ページをご参照下さい。 335.18 Continues リオティント Page 12 of 34 ビジネスユニット別財務情報(続き) 12 月 31 日までの 12 ヶ月間 億米ドル 鉄鉱石 Hamersley(含 Hlsmelt®) (d) Robe River (e) Iron Ore Company of Canada Rio Tinto Brasil Dampier Salt その他 合計 アルミニウム 銅&ダイヤモンド Kennecott Utah Copper Escondida Grasberg joint venture Palabora Kennecott Minerals Northparkes ダイヤモンド その他 合計 エネルギー&産業用鉱産物 Rio Tinto Energy America Rio Tinto Coal Australia Rössing Energy Resources of Australia Rio Tinto Iron & Titanium Rio Tinto Minerals その他 合計 その他事業 売却予定純資産 その他 差引:持分会計適用会社 合計 差引:純有利子負債 合計 リオティント株主持分 リオ 持分 設備投資 (l) 減価償却費及び アモチゼーション % 2008 2007 2008 2007 2008 100.0% 53.0% 58.7% 100.0% 68.4 18.60 6.83 2.56 1.46 0.27 0.24 29.96 15.97 2.41 1.63 0.30 0.20 0.34 20.85 4.66 1.11 0.83 0.14 0.21 010 7.05 3.52 1.04 0.78 0.09 0.21 0.03 5.67 51.70 16.22 4.82 2.07 1.54 (0.03) 76.32 61.33 18.77 8.69 1.35 2.73 0.24 93.11 (f) 26.71 6.12 18.58 6.18 347.70 438.85 100.0% 30.0% (g) 57.7% 100.0% 80.0% (h) 3.16 1.20 0.32 0.40 0.71 1.05 6.52 1.32 14.68 2.82 1.70 0.76 0.27 0.84 0.55 5.25 0.22 12.41 2.46 0.98 0.25 0.57 0.04 0.15 1.75 0.01 6.21 2.51 0.98 0.24 0.41 0.24 0.22 1.81 0.01 6.42 17.50 8.49 4.26 1.23 0.30 1.87 13.40 8.31 55.36 16.94 10.45 4.10 0.84 2.36 1.51 12.41 4.98 53.59 100.0% (i) 68.6% 68.4% (j) (k) 2.04 4.49 0.73 1.44 5.63 0.63 0.05 15.01 2.26 2.26 0.57 0.80 4.94 0.51 0.17 11.51 1.50 1.94 0.20 0.51 1.18 0.68 0.11 6.12 1.31 1.65 0.13 0.50 1.19 0.61 0.03 5.42 10.90 11.34 2.29 2.12 21.22 7.92 0.60 56.39 11.63 17.55 1.51 2.96 22.02 8.92 0.58 65.17 1.92 1.51 (4.91) 84.88 0.37 1.44 (3.02) 49.68 0.13 0.80 (4.14) 34.75 0.02 0.54 (3.10) 21.15 5.60 41.64 10.09 593.10 (386.72) 206.38 1.39 43.92 3.60 699.63 (451.91) 247.72 (n) 上記の注記に関しては、英文 36-37 ページをご参照下さい。 営業資産 (m) 2007 Continues Page 13 of 34 事業内容説明 基礎的当期純利益の比較 2008 年の基礎的当期純利益は 103.03 億ドルとなり、2007 年と比較して 28.60 億ドル増加しました。 商品事業部別の分類は、下図の通りで金額の記載がない限り全て億米ドルです。(英文上、百万米ド ル単位) 億ドル 2007 年基礎的当期純利益 74.43 鉄鉱石 34.72 アルミニウム 1.36 銅及びダイヤモンド (18.71) エネルギー及び産業用鉱産物 商品事業部評価プロジェクト/その他 (Kintyre 探鉱の土地の売却益 4.83 円を含む。) その他の操業 (0.67) 探鉱、評価 (1.52) 金利 (7.65) 17.45 1.65 その他 1.97 2008 年基礎的当期純利益 103.03 *各ビジネスユニットに表示されている金額は、全て基礎的当期純利益です。生産量は、リオティント の持分を示しています。 鉄鉱石 億ドル 生産量(百万トン-リオティント持分) 総売上(以下全て億ドル) 商品事業部操業利益(税引後) 評価プロジェクト/その他(税引後) EBITDA 設備投資 2008 年 153.4 165.27 62.31 (2.14) 102.12 29.96 2007 年 144.7 91.93 27.59 (0.95) 46.68 20.85 前年差 +6% +80% +126% -125% +119% +44% 市況 鉄鉱石需要は、2008 年最初の 9 ヶ月間は堅調でした。このことは、2008 年 4 月 1 日からの契約年 度についての Hamersley の鉄鉱石出荷分に関する、中国上海宝鋼集団公司 (Baosteel) との間での合意 価格を受け、2008 年 6 月に前年の契約価格に対し、加重平均ベースの価格が 86%上昇したことに反映 されています。2008 年の最後の 3 ヶ月間に、スポットマーケットでの鉄鉱石価格は下落しましたが、 この四半期に船積みされた大部分は、長期契約に基づき合意された年間価格で販売されたため、リオ ティントに対する影響は限定的でした。2008 年においては、1,580 万トンの鉄鉱石がスポットマーケ ットに販売されました。 操業 今年のハイライトには、Cape Lambert 港の年率 8,000 万トン体制の能力拡張工事の完了や Hope Downs South 鉱山にて操業が開始されたことが挙げられます。これらの画期的な出来事は、当初想定 していた工期より早く、予算内で達成できました。 Continues Page 14 of 34 またこれにより Pilbara における年率 2 億 2000 万トンのインフラ能力を持つ体制を確立できました。 2008 年 11 月 10 日に公表したガイダンスの通り、2008 年最終四半期に Pilbara の鉱山における鉄鉱石 生産の年間操業率は、約 10%減少しました。これは第 4 半期の中国での需要急減に伴う顧客からの引 き合いの減少と、リオティントの鉄鉱石生産のバランスを調整する必要ができたためでした。 世界的な鉄鉱石マーケットが弱まったため、Channar 及び Brockman2 鉱山の操業は 11 月に一時的 にサスペンドしました。これに続き、12 月下旬に 2 週間、Pilbara における全ての鉱山と鉄道のシャッ トダウンを実施しました。操業は 2009 年 1 月上旬に再開しています。 Hamersley 2008 年の基礎的当期純利益は、46.42 億ドルとなり、2007 年と比較して 24.91 億ドル増加しました。 これは、ベンチマーク価格の上昇、豪州ドルの下落、及び販売数量の増加、更には需要が強かった年 初からの 9 ヶ月間実施したスポット販売が寄与したものです。 Hamersley の 2008 年の当期純利益には、Hismelt の純損失額 5,600 万ドルが含まれています。(2007 年においては、5,000 万ドルの純損失)銑鉄需要が大幅に落ち込んだため、HI Smelt の操業は 12 月中 旬から 3 ヶ月間中断しました。 Robe River 2008 年の基礎的当期純利益は 10.62 億ドルとなり、2007 年と比較して 5.59 億ドル上昇しました。 これは販売価格の上昇、豪州ドルの下落、スポット販売、及び効果的販売ミックスが寄与したもので した。 Iron Ore Company of Canada 2008 年の基礎的当期純利益は 4.43 億ドルとなり、2007 年と比較して 3.39 億ドル増加しました。こ れは年初から 9 ヶ月の間、マーケットが強い時に獲得した販売価格の上昇及び数量の増加が寄与した ものです。 IOC は 2007 年に発生したストライキが解決したことで、2008 年においては操業環境の改善を享受で きました。 Rio Tinto Brasil Corumbá 鉱山における生産増及び価格の増加により、1,200 万ドルの損失が発生した 2007 年と比べ て 2008 年は 4,400 万ドルの利益をあげることができました。 2009 年 1 月にリオティントは、ブラジルにある Corumbá 鉄鉱石鉱山とそれに関連した Paraguay に おける、河川輸送事業を 7.5 億ドルで売却する契約合意に達したことを発表しました。 この売却契約については、関連規制当局の承認が必要となり、2009 年下半期に手続きが完了すると見 込んでいます。 Dampier Salt Dampier Salt は経営の報告ライン変更に伴い、鉄鉱石事業部の所属となりました。 販売数量と価格の増加により、基礎的当期純利益は 4,000 万ドルとなり、対前年で 2,700 万ドル増加し ました。 鉄鉱石プロジェクト ギニアの Simandou プロジェクトへの支出は、2008 年、予備事業化調査(pre-feasibility study)が進む につれ加速しました。 このプロジェクトの評価業務に関しては、最近の経済状況を鑑み規模が縮小されました。 Rio Tinto Alcan 2008 年における Rio Tinto Alcan の基礎的当期純利益に対する貢献額は 11.84 億ドルとなり、2007 年と比べて 0.87 億ドル増加しました。2008 年においては、旧 Alcan の業績が年間フルに組み込まれた ため、数量が増加しましたが、一方で炭素材、LME リンクの原材料と苛性ソーダのコストが上昇した ことで、大半は相殺されてしまいました。下半期における LME 価格の下落により、実現可能価額を反 映して、1.85 億ドルの在庫評価減を計上しました。主に Coega や Ma’aden に関連した評価コストの減 額償却や、2007 年には恩恵を与えたカナダでの税率低減やその繰延税金資産への好影響が 2008 年で は消滅したことが、2007 年に比べ、2008 年の基礎的当期純利益に対する Rio Tinto Alcan の貢献額に 不利な影響を与えました。米ドルの上昇による利益に比べ、繰延税金資産の価値に対するカナダドル の下落による悪影響の方が大きくなりました。 Continues Page 15 of 34 Engineered Products 事業部の業績は、マーケット悪化によるマイナスの影響を受けました。特にケ ーブル分野における価格が下落したとともに、特殊板材、自動車材、押出材、複合材の販売数量が減 少しました。 2007 年における Alcan の業績は、リオティントが Alcan の支配権を過半数獲得した 2007 年 10 月 23 日から 12 月 31 日まで算入されています。 2009 年 1 月 20 日に Rio Tinto Alcan は、世界的な経済状況に対応して、減産とコスト削減を行うこ とを発表しました。発表された主要な取り組みは以下の通りです。 • • • • • • • アルミニウム生産量の更なる 6%減産(減産の合計は約 11%)、及びアルミナ生産量の約 6%減産 世界全体で約 1,100 名の人員削減(300 名:委託業者、800 名:正社員) 世界中の Rio Tinto Alcan 関連施設・設備における大幅なコスト削減プログラム カナダのケベックにある Beauharnois 製錬所の永久閉鎖 カナダにある Vaudreuil アルミナ精製所における一時的な 40 万トンの減産 予定される中国の Alcan Ningxia 合弁事業の権益売却(2009 年 1 月 26 日に 1.25 億ドルで完 了) 2009 年 9 月の現行電力契約終了時に想定される英国の Anglesey Aluminium 合弁事業での製 錬操業終了(生産量や人員に与える影響については、上記に含まれる) 合算された生産量及び利益 説明目的のためにだけ、Rio Tinto Alcan の 2007 年における生産・収益・EBITDA 及び基礎的当期純 利益は合算ベースで集計されており、Alcan の 2007 年 1 月 1 日からの分が含まれています。合算ベー スでは、Rio Tinto Alcan の基礎的当期純利益は、28.25 億ドルとなります。(当金額は未監査です。) 億ドル 2008 年 生産量(千トン-リオティント持分) ボーキサイト アルミナ アルミニウム 34,987 9,009 4,062 2007 年 合算¹ 31,357 8,515 4,066² 前年差 対合算¹ +12% +6% 0% ¹ 2007 年 1 月からの Alcan データを含む。 ² 2007 年上半期に売却した Vlissingen 製錬所(オランダ)を除きます。2008 年第 1 四半期に、 Lannemezan 製錬所(フランス)は閉鎖しました。想定比較ベースとするため、2007 年 4 月 1 日より 生産量を除いています。 総売上高 2008 2007 合算* ボーキサイト&アルミナ プライマリー・メタル その他 商品事業部計 評価プロジェクト/その他 合計 差引:)想定比較ベース Rio Tinto Alcan (10ページ参照 ) 39.34 123.42 75.19 237.95 0.44 238.39 238.39 38.48 117.98 83.63 240.09 0.50 240.59 (167.00) 73.59 EBITDA 2008 2007 合算* 8.07 30.00 4.17 42.24 (0.87) 41.37 41.37 11.02 35.49 5.46 51.97 (0.13) 51.84 (34.83) 17.01 億ドル 当期純利益 2008 2007 合算* 2.12 10.25 0.18 12.55 (0.71) 11.84 11.84 5.29 16.97 6.08 28.34 (0.09) 28.25 (17.28) 10.97 *Alcan買収価格の割当が完了したことにより、2008年3月12日に公表された想定比較ベースに基づく金額から調整 されました。 Continues Page 16 of 34 リオティントは Alcan を 2007 年 10 月 23 日に買収しました。2008 年は Rio Tinto Alcan 商品事業部の 金額で、2007 年は合算ベースの金額で以下の文章は説明されています。 利益 2008 年における Rio Tinto Alcan の基礎的当期純利益は 11.84 億ドルとなり、2007 年の合算ベース と比較して 16.41 億ドル減少しました。これは特に、ピッチ・コーク、燃料油、苛性ソーダ及び運賃 といったコストが上昇したことと、販売価格が下落したことによるものでした。それらに加え、貸借 対照表に適用される為替レート変動のマイナス効果及び 1.85 億ドルの在庫評価損処理が影響を与えま した。さらに、主に Coega や Ma’aden に関連した評価コストの減額償却や、2007 年でのカナダ税率 低減による恩恵の消滅により、利益にマイナス効果がありました。Gove の拡張費用による減価償却費 の増加、インフレ圧力、Engineered Products 事業部への経済状況悪化の影響も、2007 年に比べ利益 が下がっている理由です。 Rio Tinto Alcan の Engineered Produtcs 事業部は、商品事業部の内訳上、「その他」の商品事業部項 目に含まれています。Packaging 事業は、損益計算書及びキャッシュフロー計算書上の継続事業による 収入に影響を及ぼしません。これは、貸借対照表上の売却予定資産に含まれています。2008 年におけ る Packaging 事業の EBITDA(連結対象外)は、5.29 億ドルとなりました。 価格 2008 年の平均アルミニウム LME Cash 価格は、ポンドあたり 118 セントとなり、2007 年の平均よ り 2%下落しました。アルミニウム価格は、2008 年の最初の 9 ヶ月は堅調でした。第 4 四半期におい て、アルミニウム価格は期初のポンドあたり約 110 セントから年末の 66 セントまで急落しました。 しかし、リオティントグループの、現物のアルミニウムとアルミナの販売契約においては、この LME 価格に対して 1~3 ヶ月ずれたところで価格が値決めされます。これらの契約による恩恵は、在庫 を正味実現可能価額に減価償却した影響を一部相殺しました。以上の価格変動全体による基礎的当期 純利益に対する影響は、合算ベースの 2007 年と比較して 2.6 億ドル利益を押し下げました。 ボーキサイト ボーキサイトの生産量は、2007 年の合算ベースと比較すると、12%上昇しました。これは、社外か らの需要及び、社内からの追加需要を受けた Weipa における生産能力増強のための投資を反映したも のです。 アルミナ アルミナの生産量は、2007 年の合算ベースで比較すると、6%上昇しました。 Yarwun 精製所は、年初に発生したパイプライン障害の後、フル生産まで回復した一方で、Gove 精 製所は着実に精製能力を拡張しており、前年と比較して 23%増加しました。Gove 精製所は、2009 年 に年間 3 百万トンの生産量を達成する見込みです。カナダの Jonquiere 精製所では、より高く目標設定 した生産フローで生産が安定し、生産は前年と比較して 4%増加しました。 アルミニウム アルミニウムの生産は、総合すると前年と比較して特に変わりはありませんでした。 カナダの製錬所においては生産が堅調でしたが、欧州及びニュージーランドにおける減産による生 産減がそれを上回りました。オマーンにある Sohar 製錬所は予定通り進み、2008 年 6 月に生産開始し た後、49,000 トン以上(100%ベース)のメタルを生産しました。 2008 年第四半期末時点で、Rio Tinto Alcan は製錬所の能力の約 5%を減産しました。 Continues Page 17 of 34 アルミニウムプロジェクト アルミニウムの評価プロジェクトにかかるコストは、商品事業部内で報告されています。費用が増 加した主な理由は、Coega プロジェクト(このプロジェクトは延期されています)と Ma’aden プロジ ェクト(このプロジェクトはもはや積極的には続行されていません)に関して、以前に資産計上した コストを償却したためです。 銅及びダイヤモンド 2008 生産量(リオティント持分) 銅採鉱量(千トン) 銅地金生産量(千トン) モリブデン(千トン) 金採鉱量(千オンス)¹ ダイヤモンド(千カラット) 総売上(以下全て億ドル) 商品事業部操業利益(税引後) 評価プロジェクト/その他(税引後) EBITDA 設備投資 2007 (億ドル) 前年差 698.5 321.6 10.6 460 20,816 737.9 390.0 14.9 970 26,023 -5% -18% -29% -53% -20% 66.69 20.43 (2.85) 32.94 14.68 95.21 39.14 (1.63) 63.36 12.41 -30% -48% -75% -48% +18% ¹2008 年上半期に売却した Greens Creek 及び Cortez の生産は、全ての期間において、金採鉱量から除 いています。 価格 2008 年の銅平均価格は 320 セント/lb で、2007 年と比較して 1%減となりました。金の平均価格は 872 ドル/オンスで、前年と比較して 26%上昇し、モリブデンの平均価格は 31 ドル/lb で前年と比較し て 3%上昇しました。2008 年の期間、銅及びダイヤモンドグループは暫定価格の値動きを含む価格変 動の影響で、基礎的当期純利益は 1.59 億ドル減少しました。 Kennecott Utah Copper 2008 年の基礎的当期純利益は 9.98 億ドルとなり、2007 年と比較して 6.51 億ドル減少しました。銅、 金、及びモリブデンの生産数量減及びユニットコストの上昇による影響が、副産物の販売価格上昇に よる効果を上回りました。銅の生産量が減少した主な理由は、2008 年の上半期に発生した選鉱所の 操業問題及び、2008 年 7 月・8 月に行われた製錬所の定期炉修によるものです。副産物の生産量減は、 品位の低下及びミルにおける実収の低下によるものです。モリブデン品位と生産量の減少は、採鉱手 順の変更によるものです。メンテナンスコストの上昇や労働者及び委託業者の人員増も 2008 年の利益 にマイナスの影響を与えました。 Escondida 2008 年の基礎的当期純利益は 8.36 億ドルとなり、2007 年と比較して 6.89 億ドル減少しました。こ れは、Laguna Seca SAG ミルにおける操業上の困難及び鉱石品位の低下によるものです。さらに、暫 定価格の調整・ヘッジによる損失・キャッシュコストの上昇が、2008 年の利益を下げる要因となりま した。 Grasberg 合弁事業 2008 年の基礎的当期純利益は 4 百万ドルとなり、2007 年と比較して 1.55 億ドル減少しました。年 間を通じて金の品位が低かった事に加え、2008 年 9 月に発生した露天掘りでの支障が、リオティント の持分に深刻な影響を与えました。 Continues Page 18 of 34 Kennecott Minerals 2008 年の基礎的当期純利益は 3,100 万ドルとなり、2007 年と比較して 7,500 万ドル減少しました。 これは、年初における Cortez 及び Greens Creek のリオティント持分の売却によるものです。 Palabora 2008 年の基礎的当期純利益は 4,900 万ドルとなり、2007 年と比較して 9 万ドル減少しました。南ア フリカのランド下落の恩恵を受けましたが、精錬量が減少したこと及び非キャッシュコストが増加し た事によるマイナスの影響が上回りました。製錬所及び硫酸プラントの故障を含む操業上の課題によ り、数量は影響されました。磁鉄鉱の販売数量増により、銅の販売数量減の影響を一部打ち消しまし た。2008 年における非キャッシュコストが増加したのは、2007 年末に減損の戻しを行っており、 2008 年の減価償却費が増加したためです。 Northparkes 2008 年の基礎的当期純損失は 1,200 万ドルとなっており、2007 年と比較して 1.49 億ドル減少しま した。これは、銅生産量が前年比 42%減少した影響です。この生産量低下は、露天掘りから採鉱され た低品位の在庫を処理したこと、またそれが結果として生産量及び単位あたりのキャッシュコストに 影響を与えたことに起因します。 ダイヤモンドマーケット 最近の経済状況を鑑みて活動が縮小された結果、12 月のダイヤモンドマーケットは、ほぼ閉鎖状態 でありました。米国におけるホリデイシーズン中のダイヤモンド販売は、一般的に期待よりも低く、 高級宝石の売上は、前年よりも低くなりました。 Argyle 2008 年の基礎的当期純利益は 2,900 万ドルとなり、2007 年と比較して 5,800 万ドル悪化しました。 これは主に、生産量の減少と、Argyle 鉱山の 2007 年のより高い製造コストが売上原価に含まれたコス ト増によるものです。地質工学的な問題や年初において雨が多かったことにより、制限されていた品 位が高い鉱山エリアへのアクセスが 5 月から可能となりました。 リオティントは、Argyle 坑内掘りプロジェクトを重要な開発活動に絞り減速すること、及び、3 月よ り開始するダイヤモンド加工施設の点検による操業停止を最大 3 ヶ月まで延長することを 2009 年 1 月 に発表しました。 Diavik 2008 年の基礎的当期純利益は 1.14 億ドルとなり、2007 年と比較して 7,900 万ドル減少しました。 これは、販売価格が増加したものの、販売数量の減少と前年における税額控除が今年はなくなった事 の影響を受けたためです。生産量は、主に A154S pipe における品位の低下により、2007 年と比較し て 23%減少しました。 銅及びダイヤモンドプロジェクト 数多くのプロジェクトが様々な評価ステージへ発展したため、コスト増を招きました。 近年の経済状況を勘案し、特に Oyu Tolgoi・La Granja・Resolution といった、数多くのプロジェクト の評価業務は、相当な規模縮小が行われました。 暫定価格 銅の売上の暫定価格による影響は、2008 年の基礎的当期純利益を約 2.07 億ドル押し下げました。 2008 年 12 月末の時点で、グループの銅販売量のうち 1.83 億ポンドが、暫定価格 133 セント/ポンドで 値決めされました。2009 年第上半期に最終価格が決定されることになります。これと比較して 2007 年 12 月末においては、2.7 億ポンドが暫定価格 304 セント/ポンドで値決めされました。 Continues Page 19 of 34 エネルギー及び産業用鉱産物 2008 ¹ 2007 (億ドル) 前年差 生産量(リオティント持分) 石炭(百万トン) 米国 強粘結炭 その他豪州¹ ウラン(千ポンド) チタン原料(千トン) ホウ酸塩(千トン) 130.8 7.4 22.1 14,200 1,524 610 125.1 6.2 19.9 12,616 1,458 560 +5% +20% +11% +13% +4% +9% 総売上(以下全て億ドル) 商品事業部操業利益(税引後) 評価プロジェクト/その他(税引後) EBITDA 設備投資 109.98 24.91 3.96 52.42 15.01 74.03 7.46 (0.59) 17.95 11.51 +49% +234% +771% +192% +30% 全期間におけるその他豪州産は、2008 年上半期に売却した Tarong Coal 鉱山の生産量を含んでいません。 米国石炭 – Rio Tinto Energy America 2008 年の基礎的当期純利益は 1.47 億ドルとなり、2007 年と比較して 0.15 億ドル増加しました。こ れは、販売価格の上昇及び数量の増加が、エネルギー費用及びメンテナンス費用の増加分を上回った 為です。旺盛な顧客需要を受け、Rio Tinto Energy America は Powder River Basin を拡張し、2008 年 において前年よりも生産量が 5%増加し、過去最高の年間生産量を達成できました。Colowyo Coal Company は売却計画に含まれない為、昨年末 Rio Tinto Energy America から分離されました。 アジアパシフィックの海運石炭市場 2008 年下半期に記録的高レベルにあったアジアにおける一般炭輸出マーケット価格は、世界的不況 を受けた世界各国の需要減退の結果、記録的高レベルから下落しました。特に鉄鋼産業においては影 響が顕著で、鉄鋼生産の削減の結果、鉄鋼の生産過程において使用される原料炭の需要が減少しまし た。 Rio Tinto Coal Australia 2008 年の基礎的当期純利益は 17.21 億ドルとなり、2007 年と比較して 14.75 億ドル増加しました。 これは販売価格と数量の上昇が、鉄道及び海上の輸送コスト及びエネルギーコストの増加を上回った ためです。 Queensland 州における強粘結炭の生産量は、年初の悪天候にも拘わらず、需要の増加と港湾設備能 力の増強の結果、2007 年と比べて 20%増加しました。 New South Wales 州の Hunter Valley 地区では、非微粘結炭の相対価格が高いことから、引き続き非 微粘結炭の生産を増やすことに焦点があてられました。New South Wales 州 の Newcastle 港における 滞船は管理可能な水準で維持でき、港湾の割当数量に沿った生産となりました。Queensland 州の Blair Athol における一般炭の操業においては、追加で購入した港湾の割当数量に対応するため、生産量を増 加することができました。 Continues Page 20 of 34 ウラン市場 ウランのスポット価格は、今年一年で 38%減少しました。これは、多くの投資家やヘッジファンド が、流動性確保の課題にいち早く対応するため、ウランのポジションを大幅に下げ、既に価格が落ち ているマーケットに売却したためです。電力会社や一部の生産者は不確実性の恩恵を受け、スポット マーケットより大量に調達し、その結果、今年はスポット契約が過去最高となりました。同時期で比 べると、長契価格は多少ましな 26%の下落となり、年末の酸化ウラン価格はポンドあたり 70 ドルとな りました。 Rössing 2008 年の基礎的当期純利益は 1.01 億ドルとなり、2007 年と比較して 6 百万ドル増加しました。こ れは、条件の不利な古い契約から条件の良い新契約への移行が引き続き順調に進んだことにより、価 格上昇の恩恵を受けることが出来た為です。Rössing における鉱石品位の上昇により、2007 年と比較 して、2008 年は 34%生産が上昇しました。この生産量の増加分は、2007 年に低水準であった在庫レ ベルを上昇させるために充当されました。 Energy Resources of Australia 2008 年の基礎的当期純利益は 1.41 億ドルとなり、2007 年と比較して 1.03 億ドル増加しました。価 格は、条件の不利な古い契約から、より高い市場価格の環境下において結ばれた新契約に徐々に置き 換わったことで、引き続き恩恵を受けることになりました。2008 年の業績には、2006 年の Cyclone Monica による影響と 2007 年に発生した大雨と硫酸プラントの不具合に関連した 7,500 万ドルの保険 請求額の決済が含んでいます。 Rio Tinto Iron & Titanium 2008 年の基礎的当期純利益は 2.95 億ドルとなり、2007 年と比較して 1.31 億ドル増加しました。金 属系商品及びスラグの価格上昇により、全ての商品需要が堅調でした。これとあわせて、販売数量の 増加と順調なコスト管理により、電力・石炭・電極によるコスト増を上回りました。 マダガスカルにある QMM のミネラルサンド資源の操業により、イルメナイトの生産が予定通り 2008 年 12 月から開始されました。 Rio Tinto Minerals 2008 年の基礎的当期純利益は 8,600 万ドルとなり、2007 年と比較して 1,500 万ドル増加しました。 ホウ酸塩とタルクの販売価格が上昇し、また、特にホウ酸塩の販売数量が増加したことで、タルクの 販売数量減・エネルギー・運送・及び消耗品の費用増の効果を上回りました。2008 年末における生産 は、主要地域全般の経済活動が減少したことにより減少しました。 エネルギー及び産業用鉱産物プロジェクト 2008 年 7 月に Kintyre のウランプロジェクトを売却し、4.83 億ドル(税前及び税引後)の売却益を 生み出しました。この売却益については、探鉱地域の売却損益を基礎的当期純利益に含めるというリ オティントの方針に従い、エネルギー及び産業用鉱産物事業部の収益として認識されました。 2009 年 1 月にリオティントは、カリウムの Potasio Rio Colorado and Regina の権益を 8.5 億ドルで 売却することに合意したことを発表しました。2009 年 2 月 5 日に売却手続が完了しました。売却代金 については、債務の弁済に充当されました。このカリウムの売却は、相対的に大規模な取引の中に入 りますが、これ以外にも、7.5 億ドルのブラジルにおける Corumbá 鉄鉱石鉱山があります。 探鉱及び評価 税引後(費用) / 収益 2008 (1.24) (億米ドル) 2007 前年差 -720% 0.20 本社報告の税引後探鉱費用は、探鉱設備の除却益を控除した後のネット金額になっています。 Continues Page 21 of 34 2008 年の税引後の探鉱評価関連費用(除却後)は 2007 年の 2,000 万ドルの収益に対して、1.24 億 ドルでした。2008 年における本社報告の税引後探鉱費用は、Kintyre 売却による収益を除き、2007 年 における 1.95 億ドルに比べて、6,800 万ドルとなりました。Mozambique にある Mutamba のチタンサ ンドプロジェクト、インドにある Bunder のダイヤモンドプロジェクト、及び Serbia にある Jadar の リチウムホウ酸塩における初期的事業価値(Order of Magnitude)が完了しました。2009 年第 1 四半期に 予測資源量が発表される予定です。Bunder 及び Mutamba プロジェクトに関するマネジメントは、そ れぞれ Rio Tinto Diamonds 及び Rio Tinto Iron and Titanium に渡されました。 ミネソタにある Tamarack South のニッケル・銅の採掘有望地において、採掘ドリル調査が引き続き 行われ、良質鉱を採掘するための数多くの交差を生み出しました。鉱脈はドリリングによって、まだ 完了しておらず、更なる穴が必要となります。 モンゴルにある Altai Nuurs の原料炭プロジェクトにおけるドリリングは引き続き行われました。炭 層の品質分析により、低揮発性強粘結炭と輸出可能な品質の一般炭の組み合わせであることが確認さ れました。 British Columbia にある Crowsnest の原料炭プロジェクトの鉱区において、3本目の大深穴ドリリン グが完了しました。3本のドリリング中には幾つかの炭層が確認され、現在は品位分析の結果を待っ ています。 ブラジルにある Amargosa のボーキサイト探鉱プロジェクトは進んでいます。マッピングとオーガ ーによるドリリングは、広さ、鉱石品位、及びボーキサイト産出を明らかにしました。この作業は、 2009 年にも引き続き行われ、更にこの資源の可能性について明確にしていきます。 鉱山リースによる探鉱については、Kennecott Utah Copper、Northparkes、Energy Resources of Australia, Rössing、Diavik、及び Pilbara Iron を含む、リオティントの数多くの事業で引き続き行われ ています。ERA においては、探鉱の目標を 1,500 万トン - 2,000 万トンの探鉱目標を発表しました。こ れは、潜在的には酸化ウランで 3 万 - 4 万トン相当量です。 価格及び為替レート影響 以下の影響は、個々の商品価格及び為替レートが個別に変化するという仮定に基づき、基礎的当期 純利益への影響を予想したものです。本来、為替と商品価格の関係は、非常に複雑で、為替レートの 変動は商品価格を変動させ、逆の場合も同様であり相互に影響しあっています。以下の表で示された 為替影響は、操業コストの為替レート変動による影響は含んでいますが、外貨建ての運転資本の再評 価による影響は除外しています。その為、これらは注意を払って取り扱う必要があります。 平均価格/為替レート 変化 2008 年 銅 アルミニウム¹ 金 年間基礎的当期純利益への 影響(億ドル) 320c/lb 118c/lb $872/oz +/- 32c/lb +/- 12c/lb +/- $87/oz 3.89 7.39 0.30 モリブデン $31/lb +/- $3c/lb 0.62 豪ドル¹ カナダドル¹ 南アフリカ ランド 86USc 94USc 12USc +/- 8.6USc +/- 9.4USc +/- 1.2USc 5.02 2.14 0.47 当資料は、2009 年 2 月 12 日にリオティントから公表された、プレスリリースの日本語訳です。内容 については細心の注意を払い作成していますが、万が一、誤り等がある場合、リオティントから公表 されたオリジナルを参照し、オリジナルに記載されている内容が正しいものとご理解を頂けますよう、 お願い申し上げます。 Continues Page 22 of 34 ― 英語版からの抜粋 ― About Rio Tinto Rio Tinto is a leading international mining group headquartered in the UK, combining Rio Tinto plc, a London and NYSE listed company, and Rio Tinto Limited, which is listed on the Australian Securities Exchange. Rio Tinto's business is finding, mining, and processing mineral resources. Major products are aluminium, copper, diamonds, energy (coal and uranium), gold, industrial minerals (borax, titanium dioxide, salt, talc) and iron ore. Activities span the world but are strongly represented in Australia and North America with significant businesses in South America, Asia, Europe and southern Africa. Forward-Looking Statements This announcement includes forward-looking statements. All statements other than statements of historical facts included in this announcement, including, without limitation, those regarding Rio Tinto’s financial position, business strategy, plans and objectives of management for future operations (including development plans and objectives relating to Rio Tinto’s products, production forecasts and reserve and resource positions), are forward-looking statements. Such forward-looking statements involve known and unknown risks, uncertainties and other factors which may cause the actual results, performance or achievements of Rio Tinto, or industry results, to be materially different from any future results, performance or achievements expressed or implied by such forward-looking statements. Such forward-looking statements are based on numerous assumptions regarding Rio Tinto’s present and future business strategies and the environment in which Rio Tinto will operate in the future. Among the important factors that could cause Rio Tinto’s actual results, performance or achievements to differ materially from those in the forward-looking statements include, among others, levels of actual production during any period, levels of demand and market prices, the ability to produce and transport products profitably, the impact of foreign currency exchange rates on market prices and operating costs, operational problems, political uncertainty and economic conditions in relevant areas of the world, the actions of competitors, activities by governmental authorities such as changes in taxation or regulation and such other risk factors identified in Rio Tinto's most recent Annual Report on Form 20-F filed with the United States Securities and Exchange Commission (the "SEC") or Form 6-Ks furnished to the SEC. Forward-looking statements should, therefore, be construed in light of such risk factors and undue reliance should not be placed on forward-looking statements. These forwardlooking statements speak only as of the date of this announcement. Rio Tinto expressly disclaims any obligation or undertaking (except as required by applicable law, the City Code on Takeovers and Mergers (the “Takeover Code”), the UK Listing Rules, the Disclosure and Transparency Rules of the Financial Services Authority and the Listing Rules of the Australian Securities Exchange) to release publicly any updates or revisions to any forward-looking statement contained herein to reflect any change in Rio Tinto’s expectations with regard thereto or any change in events, conditions or circumstances on which any such statement is based. Nothing in this announcement should be interpreted to mean that future earnings per share of Rio Tinto plc or Rio Tinto Limited will necessarily match or exceed its historical published earnings per share. Subject to the requirements of the Takeover Code, none of Rio Tinto, any of its officers or any person named in this announcement with their consent or any person involved in the preparation of this announcement makes any representation or warranty (either express or implied) or gives any assurance that the implied values, anticipated results, performance or achievements expressed or implied in forward-looking statements contained in this announcement will be achieved. Continues Page 23 of 34 更なる情報については、以下の場所に連絡して下さい。 ロンドン Christina Mills オフィス:+44 (0) 20 7781 1154 携帯電話:+44 (0) 7825 275 605 Nick Cobban オフィス:+44 (0) 20 7781 1138 携帯電話:+44 (0) 7920 041 003 豪州 Amanda Buckley オフィス:+61 (0) 3 9283 3627 携帯電話:+61 (0) 419 801 349 Ian Head オフィス:+61 (0) 3 9283 3620 携帯電話:+61 (0) 408 360 101 アメリカ・南米 Tony Shaffer オフィス:+1 202 393 0266 携帯電話:+1 202 256 3667 ロンドン Nigel Jones オフィス:+44 (0) 20 7781 2049 携帯電話:+44 (0) 7917 227365 David Ovington オフィス:+44 (0) 20 7781 2051 携帯電話:+44 (0) 7920 080 978 豪州 Dave Skinner オフィス:+61 (0) 3 9283 3628 携帯電話:+61 (0) 408 335 309 Simon Ellinor オフィス:+61 (0) 7 3867 1607 携帯電話:+61 (0) 439 102 811 北米 Jason Combes オフィス:+1 801 204 2919 携帯電話:+1 801 558 2645 日本 植松 健 / 大木 龍 オフィス:03-3222-2440 E-mail: questions@riotinto.com 高画質な映像は右のリンクより参照可能です。 Website: www.riotinto.com Website: www.newscast.co.uk ※当資料はリオティントのニュースリリース (2 月 12 日公表)の日本語版です。細心の注意を払い作成 していますが、あくまでも英語版が正式なレポートである点、ご理解頂いたうえでご利用下さい。 英語版のダウンロードはこちらから Continues 連結損益計算書 12 月 31 日時点 総売上高 (持分会計適用会社持分込み)(a) 継続事業 連結上売上 営業費用 (以下の項目を除く) 減損費用 (b) 開発済プロジェクト権益売却益 (c) 探鉱及び評価コス ト 未開発プロジェクト権益売却益 (d) 営業利益 持分会計適用会社持分相当額 税引前経常利益 (財務項目を除く) 財務項目 外部純借入金とグループバランスの為替影響 ヘッジ会計として認められない金融派生商品 受取金利及びそれに類する収益 支払金利及びそれに類する費用 現在価値に換算した引当金の償却額 小計 継続事業税引前当期純利益 当期納税額 継続事業当期純利益 税引後非継続事業損失 (e) 当期利益 - 外部株主帰属利益 - リオティント株主持分帰属利益(当期純利益) 普通株式一株当り利益 一株当り継続事業当期純利益 (f) 一株当り非継続事業損失 (f) 一株当り利益 希薄化後一株当り利益 一株当り継続事業当期純利益 (f) 一株当り非継続事業損失 (f) 一株当り利益 当年支払配当金(億米ドル) 一株当り配当金(当年支払分) 一株当り配当金(当期業績発表時) Page 24 of 34 2008 年 2007 年 億ドル 580.65 億ドル 335.18 542.64 (376.41) (80.15) 22.31 297.00 (207.52) (0.58) 0.02 (11.34) (5.74) 4.89 101.94 10.39 112.33 2.53 85.71 15.84 101.55 (1.76) (1.73) 2.04 (16.18) (2.92) (20.55) 91.78 (37.42) 54.36 (8.27) 46.09 9.33 36.76 1.94 0.57 1.34 (5.38) (1.66) (3.19) 98.36 (20.90) 77.46 77.46 4.34 73.12 350.8c (64.4c) 286.4c 568.7c 568.7c 349.2c (64.1c) 285.1c 566.3c 566.3c 19.33 152.0c 68.0c 15.07 116.0c 84.0c Continues Page 25 of 34 損益計算書への注記 (a) 総売上高は、持分会計適用会社の売上収益 38.01 億ドル(2007 年:38.18 億ドル)を含んで います。一方、連結上売上については、子会社の売上収益のみを含んでいます。 (b) 減損費用 80.15 億ドルのうち、73.41 億ドルについては、Alcan Packaging 事業(以下(e)を参 照)を除いた、リオティントグループのアルミニウム事業に関連しています。さらに、この 73.41 億ドルのうち、66.08 億ドルは営業権の減損分となります。 (c) 事業の権益売却益は主に、Cortez 金鉱山と Greens Creek 鉱山の売却に関連するものです。 (d) 未開発プロジェクト権益販売益は、1.56 億ドルの関連費用を差し引かれた後の金額です。 (e) Alcan Packaging 事業の減損費用については、リオティントのベストエスティメイトに基づい て計算されており、予測される事業売却収入から予想売却コストを差し引いた金額となって います。 (f) 普通株式 1 株当たり純利益算定時の当期加重平均株式数は、Rio Tinto plc 及び Rio Tinto Ltd. 合計で 12.835 億株(2007 年 12 月末:12.858 億株)です。内訳は、Rio Tinto plc が 9.978 億 株(2007 年 12 月末:10.001 億株)で Rio Tinto plc が保有しない Rio Tinto Ltd.株が 2.857 億 株です。(2007 年 12 月末:2.857 億株)一株当りの純利益の計算又は希薄化後一株当りの利 益の計算上では、リオティントの株主持分帰属分です。 希薄化後一株当りの利益算定のため、加重平均株式数に希薄化された株式の影響数を加えて います。この影響は、自己株式法にて算定されています。 Continues 連結キャッシュフロー計算書 Page 26 of 34 2008 年 2007 年 12 月 31 日時点 億ドル 億ドル 連結活動によるキャッシュフロー (a) 持分会計適用会社からの配当金 事業活動によるキャッシュフロー 191.95 14.73 206.68 108.05 17.64 125.69 受取金利-支払金利 (純額) 外部株主に対する配当金支払 税金支払額 営業活動によるキャッシュフロー (15.38) (3.48) (38.99) 148.83 (4.89) (1.68) (34.21) 84.91 25.63 (85.74) 1.71 (2.88) (3.34) 2.81 (61.81) 87.02 (375.26) (50.00) 0.49 (2.73) (2.16) 2.24 (427.42) (342.51) (19.33) 0.23 46.97 (126.67) (0.10) 7.10 0.72 (91.08) (1.01) (5.07) 15.41 10.34 (15.07) (16.48) 0.37 391.95 (10.17) (0.17) 0.54 350.97 (0.27) 8.19 7.22 15.41 投資活動によるキャッシュフロー 合併会社及び子会社の売買差額 有形、無形固定資産の購入 その他金融資産売却 その他金融資産購入 その他の投資活動によるキャッシュフロー 投資活動によるキャッシュフロー 財務活動前のキャッシュフロー 財務活動によるキャッシュフロー リオティント株主への持分権益配当の支払 リオティント株主より購入した自己株式 リオティントにおける普通株式発行による収入 新規借入による収入 借金返済 ファイナンスリースの支払 金利スワップの終了に伴う入金 その他の財務活動によるキャッシュフロー 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金等価物の為替影響 現金及び現金等価物の増減額 現金及び現金等価物期首残高 現金及び現金等価物期末残高 (a) 連結活動によるキャッシュフローの内訳 税金等調整前当期純利益 (以下調整項目: 税金 財務項目 持分会計適用会社税引後利益の持分相当額 権益売却益 減損費用 減価償却費及びアモチゼーション 引当金繰入額 引当金取崩額 退職給付引当金取崩額 棚卸資産の増減額 売上債権及びその他債権増減額 仕入債務及びその他債務増減額 その他 合計 54.36 77.46 37.42 20.55 (10.39) (22.31) 80.15 34.75 2.65 (4.64) (4.48) (11.78) 6.58 9.51 (0.42) 191.95 20.90 3.19 (15.84) (0.02) 0.58 21.15 3.08 (1.62) (1.21) 1.30 (3.85) 3.75 (0.82) 108.05 Continues 連結貸借対照表 Page 27 of 34 2008 年 再表示 12 月 31 日時点 固定資産 営業権 無形資産 有形固定資産 合弁会社及び持分会計適用会社への投資 合弁会社への貸付金 棚卸資産 売上債権及びその他の債権 繰延税金資産 回収可能税金 その他金融資産 小計 億ドル 2007 年 (c) 億ドル 142.96 62.85 417.53 50.53 2.64 1.66 11.11 13.67 2.20 6.66 711.81 211.05 68.04 419.68 57.44 2.67 1.78 17.84 5.85 1.47 5.78 791.60 流動資産 棚卸資産 売上債権及びその他債権 売却予定資産 (a) 持分会計適用会社への貸付金 回収可能税金 その他金融資産 現金及び現金等価物 小計 56.07 54.01 53.25 2.51 4.06 2.64 11.81 184.35 53.97 65.00 70.24 1.17 2.06 10.42 16.45 219.31 流動負債 当座貸越の返済 借入金 仕入債務及びその他債務 売却予定グループ負債 (a) その他金融負債 未払税金 引当金 小計 流動純資産 (1.47) (98.87) (71.97) (21.21) (4.80) (14.42) (8.26) (221.00) (36.65) (1.04) (81.09) (65.32) (26.32) (9.32) (4.76) (7.66) (195.51) 23.80 固定負債 借入金 仕入債務及びその他債務 その他金融負債 未払税金 繰延税金負債 退職給付引当金 引当金 小計 純資産 (297.24) (4.52) (2.68) (4.50) (40.54) (36.01) (65.06) (450.55) 224.61 (386.56) (4.87) (4.96) (3.61) (49.12) (32.33) (71.02) (552.47) 262.93 1.60 9.61 47.05 (23.22) 171.34 206.38 18.23 224.61 1.72 12.19 19.32 24.16 190.33 247.72 15.21 262.93 資本金及び資本準備金 株式資本 (b) -Rio Tinto plc -Rio Tinto Ltd. (Rio Tinto plc 持分除く) 資本準備金 その他準備金 利益剰余金 リオティント株主持分 外部株主持分 資本合計 Continues Page 28 of 34 貸借対照表への注記 (a) 2008 年 12 月 31 日時点の売却予定資産及び負債は、Alcan Packaing 事業から構成されていま す。また、2007 年 12 月 31 日時点の売却予定資産及び負債は、Alcan Packaing 事業及びエネ ルギー事業部の Tarong Coal 鉱山から構成されています。Tarong 鉱山は、2008 年 1 月 31 日 に簿価以上の価格にて売却されました。Alcan Packaging 事業は、売却目的で取得しています。 (b) 2008 年 12 月 31 日時点で、Rio Tinto plc は普通株式を 9.982 億株発行しており、Rio Tinto plc 保有分を除く Rio Tinto Ltd.は 2.857 億株を発行しています。12 月 31 日時点における ASX (豪州証券取引所)により定義された一株あたりの有形資産の純額は、0.04 米ドルとなりま した。(再表示 2007 年:一株あたり 2.45 米ドルの純有形負債) (c) 2007 年 12 月 31 日の貸借対照表は、Alcan の時価会計が 2008 年に確定され、訂正されたこ とで再表示されました。 (単位:億ドル) 容認済連結収益費用計算書(SORIE) 12 月 31 日時点 通貨変更による調整 キャッシュフローヘッジ時価評価損益 売却可能有価証券評価損益 損益計算書計上済のキャッシュフローヘッジ売却損 損益計算書計上済の有価証券売却益 年金数理による退職引当金損益 純資産に対して直接容認された税金 純資産に対して直接容認された費用/収益の合計 当期税引後利益 当期容認済収益 (a) (a) リオティント 外部株主 2008 2007 株主持分 (49.43) 0.31 (1.73) 2.45 持分 (4.11) 0.06 (0.01) 1.07 年 (53.54) 0.37 (1.74) 3.52 年 20.21 (4.24) 0.51 1.65 (0.01) (12.99) 2.99 (58.41) 36.76 (21.65) (0.20) (0.36) (3.55) 9.33 5.78 (0.01) (13.19) 2.63 (61.96) 46.09 (15.87) (0.16) 1.41 1.93 21.31 77.46 98.77 2007 年 12 月 31 日の容認済収益 98.77 億ドルのうち、94.07 億ドルはリオティント株主持分 に帰属し、4.7 億ドルは外部株主帰属分です。 Continues 連結持分変動計算書 12 月 31 日時点 開始残高 今年度容認された合計収益 配当金 リオティント株主からの自己株式取得 -資本管理プログラム -株式オプションの実行 普通株式発行 取得会社における外部株主 外部株主へ発行された株式 従業員持株制度による損益計算書計上額 期末残高 Page 29 of 34 リオティント 外部株主 (単位:億ドル) 再表示 (a) 2007 2008 年 年 株主持分 247.72 (21.65) (19.33) 持分 15.21 5.78 (3.48) 262.93 (15.87) (22.81) 193.85 98.77 (16.71) (1.28) 0.31 0.61 206.38 0.72 18.23 (1.28) 0.31 0.72 0.61 224.61 (13.72) (0.64) 0.37 0.24 0.38 0.39 262.93 (a) 2007 年 12 月 31 日の連結持分変動計算書は、Alcan の時価会計が 2008 年に確定され、訂正され たことで再表示されました。 豪州 IFRS との調整 グループの財務諸表は、EU によって受理された IFRS (EU IFRS) に準拠して作成されましたが、豪 州の IFRS とは若干相違する箇所があります。 2004 年 1 月 1 日以前は、リオティントの財務諸表は英国 GAAP に基づいて作成されていました。 EU IFRS のものでは、1998 年以前における買収により取得した営業権については、英国 GAAP に基づ いて作成されたリオティントグループの財務諸表の資本から直接控除され、再表示されていません。 これについては、EU IFRS への移行をまとめる基準(IFRS 1 号)により認められております。同様の 豪州基準 AASB 1 については、営業権の資本直接控除について明記されていません。その結果、豪州 IFRS に基づく株主ファンドにはこのような営業権の残余部分が、2008 年 12 月 31 日において 7.52 億 ドル含まれています。(2007 年 12 月 31 日:7.36 億ドル) 上記の例外を除けば、EU IFRS に準拠して作成されたリオティントグループの財務諸表は、豪州 IFRS の要求事項を満たしています。 Continues 当期純利益と基礎的当期純利益の調整 12 月 31 日時点 基礎的当期純利益の除外項目 権益売却益 (a) 減損費用 (b) 非継続事業の減損費用 (b) Page 30 of 34 (h) (h) 税前利 益 税額 外部株 主持分 非継続 事業 - - 22.31 (7.61) (80.30) 4.38 0.13 - - - (1.40) 11.05 (0.05) (8.27) 純額 2008 年 純額 2007 年 14.70 0.01 (75.79) (1.13) (8.27) - 為替変動及び金融派生商品 -外部借入金とグループバランスの為替影響 (c) 9.60 1.56 (0.22) 0.34 - -ヘッジ会計として認められない通貨及び 金利デリバティブによる損益 (d), (e) (0.24) 0.05 (0.03) ヘッジ会計として認められない商品デリバティブ (f) (1.58) 0.62 0.01 その他の除外項目 (g) (6.78) 1.39 0.05 基礎的当期純利益の除外項目合計 当期純利益 (67.99) 91.78 9.88 (37.42) 0.11 (9.33) 基礎的当期純利益 159.77 (47.30) (9.44) (8.27) (8.27) - (0.95) - (5.34) (2.09) (66.27) 36.76 (1.31) 73.12 103.03 74.43 基礎的当期純利益(Underlying Earning)とは、Rio Tinto がその根底にある操業のビジネス・パフォー マンスをより忠実に表現すべく用いた表現です。基礎的当期純利益及び当期純利益は、両方ともにリ オティント持株帰属分です。基礎的当期純利益は、当期純利益から以下の(a)から(g)を控除したもので す。 (a) 権益売却益は主に、Cortez 金鉱山及び Greens Creek 鉱山の売却によるものです。未開発プロジェ クト権益売却益については、基礎的当期純利益から控除されていません。 (b) 未開発プロジェクト以外の非継続事業における営業権の減損費用及びその他固定資産 (純額: 84.06 億ドル) 2008 年には持分会計適用会社関連の 1,500 万ドルの減損費用が含まれています。 (c) 米ドルの債務及びグループバランス為替差損益 「外部借入金とグループバランスの為替影響」の税額には、去年の税金より回復したことによる 2.54 億ドルの優遇分が含まれています。また、米ドル建債務の損失による、全額免除分も含んで います。税金に大きく左右されない、グループバランスの税前損失と利益は相殺されました。 (d) ヘッジ会計として認められない通貨及び金利デリバティブに関する評価替え(契約書に埋め込ま れているものを除く) Continues Page 31 of 34 (e) 機能通貨が米ドルでない会社が保有している、米ドルのデリバティブが契約に含まれ、埋め込ま れている通貨の再評価 (f) ヘッジ会計としては認められていないが、将来の損益を相殺させ、契約に埋め込まれている、商 品デリバティブの価値変動 (g) 根底にあるビジネス・パフォーマンスをより忠実に表現するために除外する必要がある費用及び 収益項目(個別項目又は同タイプであれば合算した項目) 2008 年においては、11 月に BHP Billliton より撤回された条件付買収提案に対する取締役会の対抗 手段に関連した顧問料及びその他費用が発生しました。これらの合計費用は、2008 年において 2.7 億ドル(税引後)となり、基礎的当期純利益から除外されています。基礎的当期純利益から控 除されているその他の費用は、今回限りの買収・売却・及び類似した全社プロジェクトに関連し たコストから構成されています。 (h) 基礎的当期純利益から除外されている、持分会計適用会社及び非継続事業に関しては、税引後の 数字で表示されています。 (単位:億ドル) 再表示 連結上の純有利子負債 12 月 31 日時点 連結純有利子負債の変動分析 開始残高 通貨変換による調整 損益計算書に計上された為替差損益 純有利子負債に関連する金融派生商品の損益 買収企業の負債 為替変動を除くキャッシュフロー その他の変動 期末残高 期末残高明細 借入金 要求に基づき支払い義務が生じる当座借越 現金及び現金等価物 その他の流動的な資産 純有利子負債に関連した金融派生商品 連結上純有利子負債 2008 年 2007 年 (451.91) 12.96 (17.01) 1.05 68.64 (0.45) (386.72) (24.37) (2.23) 1.36 0.11 (55.04) (373.32) 1.58 (451.91) (396.11) (1.47) 11.81 0.04 (0.99) (386.72) (467.65) (1.04) 16.45 0.06 0.27 (451.91) Continues Page 32 of 34 地域別分析表(原産国基準) 12 月 31 日時点 2008 年 22.4% 24.3% 15.2% 18.6% 11.3% 3.2% 5.0% 100.0% (%) 2007 年 22.6% 19.8% 16.8% 18.0% 12.2% 5.6% 5.0% 100.0% 2008 年 総売上高 北米 欧州 日本 中国 その他アジア 豪州及びニュージーランド その他 合計 129.84 141.27 88.25 108.03 65.84 18.77 28.65 580.65 税金調整表 12 月 31 日時点 税引前利益 控除:持分会計適用会社の税引後純利益持分 親会社及び子会社税前利益 イギリス及び豪州の税率 28%に基づく予定未払税金額 (2007 年は 30%) 豪州での収益に対して課税される税率の上昇 基礎的当期純利益の除外項目による影響額 税率の変化に伴う繰延税金負債の調整 (b) イギリス及び豪州以外で適用される税率 資源減耗額及びその他の償却引当 研究開発及びその他の投資に関する引当 従来未認識繰延税金資産の利用 当年における未認識の操業損失 為替変動 源泉税 その他 合計課税額 (a) (億ドル) 2007 年 75.82 66.41 56.33 60.21 41.05 18.92 16.44 335.18 (億ドル) 2008 年 2007 年 91.78 (10.39) 81.39 98.36 (15.84) 82.52 22.79 24.76 2.26 9.19 (0.25) 2.06 (1.29) (0.72) (1.60) 1.63 1.97 0.95 0.43 37.42 (0.28) (3.92) 2.71 (1.73) (0.81) 0.70 0.11 0.46 (1.10) 20.90 (a) この税金調整表は、親会社、連結子会社、及び部分的に連結しているユニットからなります。持分 会計適用会社によるリオティントグループのシェアは、5.96 億ドルでした。(2007 年 12 月末:9.17 億ドル) (b) 2007 年の「税率の変化に伴う繰延税金負債の調整」は合計で 3.92 億ドルとなりましたが、これは カナダにおける税率が大幅に低下した結果に大きく影響されています。 Continues Page 33 of 34 Alcan 買収について 2007 年 10 月 23 日にリオティントグループは、Alcan Inc.の発行済株式総数 79.42%を取得し、経営 権を獲得しました。残りの 20.58%は、2007 年 11 月 14 日に取得しました。Alcan Inc.の総買収コスト は 387 億ドルとなり、現金支払額は 385 億で 2 億ドルは債務引受によるものでした。買収時点で Alcan Inc が保有していた現金 10 億ドルは、2007 年のキャッシュフローに含まれている買収額からは 差し引かれています。 Alcan Inc はボーキサイトの採掘・アルミナの精製・アルミニウムの製錬・Engineered Products 事 業・Packaging 事業・及びそれらに関連した研究開発に携わっている、国際的グループ企業の親会社で す。 リオティントグループは、取得日に Alcan Packaging 事業の売却を決めており、貸借対照表には「売 却予定資産:Assets held for sale」・「売却予定グループ負債: Liabilities of disposal group held for sale」として表示されています。リオティントと Alcan の合算した資産について、幅広い戦略上の見直 しを行った結果、2007 年 11 月 26 日に Engineered Products 事業について売却することを発表しまし た。 IFRS3 号の「企業結合」に従い、取得時は暫定価格を用いた割当を行い、買収 12 ヶ月後までの間に 測定された時価を反映した訂正が行われています。詳細は下図の通りです。 2007 年 10 月 23 日時点 無形資産 有形固定資産 (PPE) 持分会計適用会社への投資 棚卸資産 売却予定資産 現金及び現金等価物 繰延税金資産 その他資産 ローン及び借入金 売却予定グループ負債 繰延税金負債 引当金 その他負債 少数株主持分 営業権 営業権を含んだ純資産への帰属額 暫定時価評価 調整額 (億米ドル) 最終時価評価 74.67 182.82 41.85 28.56 69.84 9.91 2.28 45.84 (54.65) (26.42) (41.82) (46.38) (44.76) (0.55) 145.33 386.52 (11.06) (36.79) (12.94) 0.15 1.56 (0.42) 15.74 (10.83) (1.80) 0.31 56.08 - 63.61 146.03 28.91 28.71 69.84 9.91 2.28 47.40 (55.07) (26.42) (26.08) (57.21) (46.56) (0.24) 201.41 386.52 メタル価格と為替相場の推移 メタル価格 - 期中平均 銅 アルミ 金 モリブデン 対米ドルの平均為替相場 英ポンド 豪ドル カナダドル ユーロ 南アフリカランド 対米ドルの期末為替相場 英ポンド 豪ドル カナダドル ユーロ 南アフリカランド - 米セント/ ポンド - 米セント/ ポンド - 米ドル/トロイオンス - 米ドル/ ポンド 2008 年 2007 年 変動比 320c 118c 872 31 324c 120c 691 30 (1%) (2%) 26% 3% 1.86 0.86 0.94 1.47 0.122 2.00 0.84 0.93 1.37 0.142 (7%) 2% 1% 7% (14%) 1.44 0.69 0.82 1.41 0.107 1.99 0.88 1.01 1.47 0.146 (28%) (22%) (19%) (4%) (27%) Continues Page 34 of 34 豪ドル、英ポンド、米ドルによる財務データの要約 2008 年 2007 年 2008 年 2007 年 億豪$ 億豪$ 億£ 億£ 675.17 399.57 312.18 2008 年 2007 年 億米$ 億米$ 167.41 総売上高 580.65 335.18 542.64 297.00 91.78 98.36 630.98 354.05 291.74 148.34 連結上売上 106.72 117.25 49.34 49.13 税引前利益 当期純利益 63.21 92.34 29.23 38.69 (9.62) - (4.45) - 54.36 77.46 (8.27) - 42.74 87.17 19.76 36.52 リオティント株主帰属分の当期純利益 36.76 73.12 119.80 88.73 55.39 37.18 基礎的当期純利益 (a) 103.03 74.43 350.8c 568.7c 802.7c 578.9c 152.0c 116.0c 68.0c 84.0c 87.02 (386.72) (342.51) (451.91) 206.38 247.72 407.9c 677.9c 188.6p 284.0p 普通株式1株当たり純利益 933.4c 690.1c 431.6p 289.1p 普通株式1株当たり基礎的当期純利益 (a) リオティント株主に対する 1 株当たり配当金 170.37c 143.53c 79.38p 58.22p - 支払配当額 101.48c 93.02c 46.29p 43.13p - 配当案(特別配当金を含む) 101.19 (560.46) (408.30) (513.53) 46.78 (268.56) (171.07) (227.09) 299.10 282.14 143.32 124.44 財務活動前のキャッシュフロー 純借入金 リオティント株主に帰属する持分 (a) 基礎的当期純利益は、66.27 億ドルの減損費用やその他コストを除いています。(2007 年は純額で 1.31 億ドルの費用)これらは、30 ページに詳細が記載されています。 (b) 上記の財務データは、24~31 ページまでの財務データから抽出したものです。豪州ドル 及びポンドの金額は、米ドルがベースになっており、平均又は期末レートが適切に適用され ています。ただし、配当金については実際の支払額で表示されています。 当レポートについて 当レポートについては、リオティントのホームページに記載される予定です。
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