Recycle を通して Resource を考える Recycle = 再生利用、Resource=資源。 循環型社会の構築推進のために、私たちRengoは、 これからも「Re=再び、もう一度」の発想を大切に、 事業を進めていきます。 Rengo です。 RENGO 2008 環境報告書 本 社 〒530 - 0005 大阪市北区中之島2 - 2 -7 中之島セントラルタワー TEL 06 - 6223 - 2371 FAX 06 - 4706 - 9909 東京本社 〒108 - 0075 東京都港区港南2 -16 -1 品川イーストワンタワー TEL 03 - 6716 -7300 FAX 03 - 6716 -7330 レンゴーは 「次世代育成支援」に積極的に取り組んでおり 「基準適合一般事業主」に認定されました。 レンゴーについて 主な事業分野 レ ン ゴ ー グ ル ー プ の 経 営 理 念 一、 活力あるビジネスを通して、 繁栄と夢を実現すること レンゴ ーグ ル ープ は 、明 治 4 2 年 一、 誠実公正な姿勢で個人を尊重し 大事にする経営を行うこと (1909年) 創業者井上貞治郎が、日本 で初めて『段ボール』 を世に送り出して 一、 常に活気あふれ、 革新を生み出す企業風土を醸成すること 以来、 『 パッケージング・ソリューション・ カンパニー』 として歩んでまいりました。 私たちは、 「包む」 「装う」ことによって 一、 企業倫理を確立し、 法令規則を遵守すること お客様の商品の価値を高め、また「物 一、 広く分かりやすい情報公開を通じて 企業価値を高めること の 流 れ」を最 適 化することを通じて、 社会に貢献いたします。そして、常に パッケージング・テクノロジーを進化さ 一、 地球環境の保護を重視すること せ、新たな価値を創造しつづけるため 一、 良き企業市民として社会に貢献すること に、右の指針に基づいて企業活動を行 います。 会社概要 名 レンゴー株式会社(Rengo Co., Ltd.) 本 社 〒530-0005 事 業 内 容 1. 段ボール、段ボール箱、紙器、その他紙加工品 2. 板紙(段ボール原紙、 白板紙、 紙管原紙など)の 大阪市北区中之島2丁目2番7号 3. 軟包装製品、 セロファンの製造・販売 TEL.06-6223-2371 4. 包装関連機械の販売 FAX.06-4706-9909 1909年 (明治42年) 4月12日 設 立 1920年 (大正9年) 5月2日 代表取締役社長 資 本 金 売 上 高 31,066百万円 (2008年3月31日現在) ●2008年5月 次世代育成支援対策推進法 「基準適合一般事業主」に認定されました。 事業の現況 2005 402,168 261,820 2006 2007 1 [ 経常利益 (百万円) ] 0 100,000 200,000 300,000 400,000 391,174 261,827 263,435 276,888 412,986 435,338 段ボール工場26、 紙器工場3、 セロファン工場1、 化学品・バイオ工場1、 印刷加工工場1の 全国を網羅する国内事業所を擁しています。 本社 東京本社 中央研究所/中央研究所 (福井) 0 2003 2004 2005 2006 2007 [ 従業員数 (人) ] 0 5,000 10,000 15,000 20,000 11,914 7,076 20,833 14,867 21,897 15,182 18,463 12,873 11,507 6,987 2003 2004 2005 2006 2007 2,000 4,000 6,000 2,988 2,850 2,819 2,746 2,657 [ 連結事業別売上高比率 ] (百万円) 8,000 10,000 9,176 軟包装 52,275 (12.0 %) その他 27,782(6.4%) 9,385 9,545 9,747 10,181 レンゴーについて 1 社長メッセージ 3 段ボールから始まったレンゴーのパッケージング革命 5 段ボールの可能性を追求して 7 さらなるリサイクルを目指して 9 環境にやさしい生産体制に向けて 11 社会・環境コミュニケーション 13 ●2008年4月 段ボール・印刷紙器一体型工場として 新京都事業所が発足しました。 子会社64社 関連会社32社 2004 c o n t e n t s 製造・販売 ●2007年10月 紙器工場である川崎工場を葛飾工場に 移転・統合しました。 (2008年3月31日現在) 375,063 254,466 北海道から九州まで、国内のグルー プ企業ネットワーク32社が地域に密 着したサービスを提供。海外では東南 アジアや中国など6カ国24工場のネ ットワークで、アジア圏の包装ニーズ と経済発展にも貢献しています。 報告期間中に発生した、事実上の重大な変化 (2008年3月31日現在) 2003 関連事業 国内・海外 板紙や段ボールを利用し、食品や 飲料、日用雑貨などさまざまな商品 の紙製パッケージを各種メーカーに 提供しています。美粧印刷を施した 商品は、輸送後もそのまま店頭で広 告効果の高い陳列が可能です。 7. バイオ技術を利用した甘味料の製造 単体2,657人 単体 紙器事業 6. 各種工業製品(水処理剤、紙力増強剤など)の (2008年3月期) (百万円) [ 売上高 ] 新素材や新製品の研究・開発を進め ています。特に紙の主成分セルロース からできた「ビスコパール」は、親水性 や吸油性に優れ、消臭、抗菌、有害物 質の吸着など、人と環境に優しい高機 能材として期待を集めています。 の製造・販売 大坪 清 連結10,181人 連結 古紙を主原料に、近年では生産時 の効率化・省エネルギー化・省資源化 を高め、環境負荷を低減させた段ボー ル原紙や紙器用板紙、紙管原紙を製 造。レンゴー内外の工場やメーカーに 提供しています。 ビ・カラシ成分を利用した天然系抗菌剤など) 単体276,888百万円 グル ープ会 社 新素材などの研究・開発 5. 各種機能材商品(多孔性セルロース粒子、 ワサ 連結435,338百万円 従 業 員 数 製紙事業 製造・販売 中之島セントラルタワー 業 食品や菓子などの商品を直接包む 軟包装や機能性フィルムを食品や薬 品メーカーに提供しています。木材パ ルプが原料のセロファンは焼却しても 有害ガスの発生がなく、土中で分解さ れる環境に優しい製品です。 本社、東京本社、 研究所の他、製紙工場5、 の製造・販売 創 軟包装事業 社会のライフスタイルの変化を反 映し、耐水や保冷、防虫など各種メー カーや流通・卸売業からの多様な包装 ニーズに応えるだけでなく、ユニバー サルデザインなど、環境にも人にも優 しい段ボール製品を提供しています。 国内事業所 事業内容 社 段ボール事業 板紙・紙加工関連事業 355,281 (81.6%) マネジメント/コーポレートガバナンス 15 [ 工場・事業所 ] 「エコチャレンジ009」目標と実績/環境会計 17 製紙工場 利根川事業所 (製紙工場) 金津事業所 (製紙工場) 八潮工場 淀川工場 尼崎工場 環境パフォーマンス/地球温暖化防止の取組み 19 廃棄物削減の取組み 20 段ボール工場 恵庭工場 旭川工場 青森工場 仙台工場 郡山工場 小山工場 前橋工場 東京工場 千葉工場 湘南工場 清水工場 長野工場 松本分工場 新潟工場 豊橋工場 名古屋工場 福井工場 滋賀工場 新京都事業所 (段ボール工場) 三田工場 和歌山工場 岡山工場 防府工場 松山工場 鳥栖工場 紙器工場 利根川紙器工場 セロファン工場 グループの取組み 24 金津事業所(化学品・バイオ工場) 利根川事業所 (加工工場) 主要な環境パフォーマンスなどの推移 23 京都紙器工場 武生工場 化学品・バイオ工場 印刷加工工場 葛飾工場 広島工場 環境汚染防止の取組み 21 リサイクルマークについて 25 編集にあたって 26 2 社長メッセージ レンゴー株式会社 環 境 憲 章 持続可能な社会の実現に向けて、 社会、環境、人に貢献できる企業を目指します。 【基本理念】 レンゴーは、地球環境の保全に配 慮した経営を実践することが、企 業の持続的発展に不可欠であると の認識に立ち、全社あげて環境保 全活動に継続的に取り組む。 ると考えており、今後は、環境に配慮し 奨するCフルートは、中しんの使用量を た設備面のさらなる強化とともに、環 削減することで大切な地球資源を節約 境負荷の低い新製品の開発・改良を進 し、生産および輸送効率の改善による め、循環型産業に向けた省エネルギー・ ることはもとより、自主的な環境保全 燃料使用の減少など、CO2の排出削減 省資源施策を加速させていきます。 活動についても積極的に取り組む。 に貢献します。 低炭素社会の実現へ、 省エネ・省資源施策を加速 3 【基本方針】 ト段ボールの普及です。レンゴーが推 より環境性能の高い 製品づくりを目指して これからのレンゴーグループに求め 急激な気候変動に伴い世界各地で られることは、パッケージング・ソリュー 異常気象が頻発しています。そうした ション・カンパニーとしての総合力を結 なか、地球温暖化防止への取組みは 集し、環境性能をより一層向上させた 1 環境関連法の遵守 環境に関わる法規・条例・協定を遵守す 2 省資源・省エネルギーの推進 先進技術を積極的に取り入れ、資源・エ ネルギーの有効利用と節約に努める。 3 廃棄物の適正処理と 最終処分量の低減 環境に配慮した適正な廃棄物処理を 行ない、廃棄物の発生抑制・再資源化 に努め、最終処分量を低減する。 喫緊の課題であり、2008年に開催 パッケージ製品を開発・生産、市場に投 された北海道洞爺湖サミットでも、最 入していくことです。低炭素社会に向 重要議題としてCO 2 削減対策が議論 けた新しい取組みのひとつとして、段 されました。 ボール箱へのカーボンフットプリントの レンゴーでは、 こうした問題に早くか 表示も前向きに捉えており、今より付 ら着目し、1999年環境憲章を制定し 加価値の高いパッケージ製品をつくる ました。現在では全社が統一した意思 ことで、多くのステークホルダーの皆 のもと、各工場における燃料転換や省 様に貢献できると考えています。 エネルギー対策を進めています。製紙 2009年、 レンゴーは創業100周 段ボールの可能性を 追求して今年で99年 に回収された古紙をいかに効率よく板 工場でのバイオマス焼却発電設備の 年を迎えます。わたしたちは今 後も、 紙に再生するかというリサイクル性能 導入や、段ボール工場での都市ガスボ 本業を通じた環境経営を引き続き実 の改善にも取り組んできました。その イラの設置、設備のインバーター化、 践し、社会から信頼される企業を目指 2008年、段ボール業界は99周年 結果、段ボール原紙の古紙利用率は業 蒸気システムの改善に取り組み、すで すとともに、従業員一人ひとりが誇り 海外事業活動においては、当該国の環 を迎えました。段ボールが生まれてお 界で常にトップの97.9%(2007年実 に大きな成果を上げています。2007 を持って働ける職場環境の整備を進 境規制を遵守し、地域の状況に応じた よそ一世紀、 レンゴーは1909年の創 績)を達成しています。また、木材パル 年度は太陽光発電システムや液化天 め、持続可能な社会の実現に向けてま 業以来、 グループとともに段ボールの プの調達に関してもレンゴー独自の厳 然ガス(LNG)の設備を導入して環境 い進していきます。 可能性を追求してきました。 格な社内方針を策定し、持続可能な森 負荷の少ない生産体制を構築するこ 全社員の環境意識の向上を目的とした 1923年には原紙・段ボール・段ボー 林機能の保持に努めています。 とにより、1990年度比で17.8% ※1 広報、啓発を行うとともに、地域や社会 ル箱を製造する一貫生産体制を築き、 こうした取組みに加え、段ボールの のCO2排出削減を達成しています。 段ボールの役割であるモノを包むとい 可能性をさらに引き出そうと、近年レ しかし、低炭素社会の実現に向け、 レ う基本性能の向上はもちろん、使用後 ンゴーが力を注いでいるのがCフルー ンゴーとしてできることはまだまだあ 代表取締役社長 4 環境負荷の小さい製品の 研究・開発と供給 商品の供給者として環境負荷の小さ い製品の研究・開発及び設計に努め、 環境配慮製品を提案・推進する。 5 環境に配慮した資材の 調達と生産活動の推進 資源の消費者として環境に配慮した資 材の調達に努めるとともに、生産活動 による環境負荷を積極的に低減する。 6 環境に配慮した 海外事業活動の推進 適切な環境保全に努める。 7 広報、啓発、社会活動の促進 の環境保全活動への参加・協力も行う。 1999年11月19日制定 ※1 この数字は、 日本経済団体連合会「環境自主行動計画」のCO2排出電力係数指定値の悪化の影響を受けており、 従来指定値で算出すると、 21.3%になります。 4 Cフルート RENGO eco word 古紙利用率 4mmは世界標準の段ボール 2007年度、 レンゴー製段 「Cフルート」の厚み。5mmの ボール原紙の古紙利用率 Aフルートより中しんの使用 を示す数字です。限りある 量が少ないため、省資源・省エ 資源を有効活用するため、 ネルギー化に貢献し、生産・輸 回収された古紙を最大限 送効率の向上によりCO2 の に活かす取組みを進めて 排出を削減できます。 (P7) います。 (P9) mm レンゴーは、はじめの一歩から 環境に配慮したモノづくりを展開。 持続可能な社会の構築へ前進 Innovation パッケージング革命 Environment 業を起点に、パッケージング・ソリューション・カンパニーへ と発展しています。パッケージに対する時代のニーズを的 確に捉えながら、地球環境に配慮した製品開発、生産体制 の構築、社会支援活動などを積極的に展開しています。 本特集では、成長の礎となった環境への取組みについて、 RENGO eco word CO2削減量 新京都と利根川の両事業所 に導入した最新設備などの 17.8%削減※1を達成。京都 議定書の温室効果ガス合計 排出量削減目標の6%を上 回る数字です。(P 11) 5 ※1 日本経済団体連合会「環境自主行動計画」のCO2排出電力係数指定値の悪化の影響を受けており、従来指定値で算出すると、21.3%になります。 % エコプロ2007 4,300 環境展「エコプロダクツ2007」 のブースには、多くの方が足を 運んでくださり、そのうち4,300 人の方にはアンケートにも答え ていただきました。普段はあまり 接する機会のない一般の方々と の交流を深めました。 (P13) 人 P13 社会・環境コミュニケーション 効果で、2007年度の年間 CO2排出量は1990年度比 RENGO eco word 環境にやさしい生産体制に向けて P11 2009年、100周年を迎えるレンゴーは、段ボール事 4つの数字をテーマにレンゴーの今を紹介していきます。 P9 さらなるリサイクルを目指して 段ボールから始まったレンゴーの P7 段ボールの可能性を追求して 4 RENGO eco word 6 段ボールの可能性を追求して 4 段ボールについて 創業者・井上貞治郎が日本で初めて事業化した段ボ ールは、長年にわたる業界全体の努力により、回収・再 生利用の循環システムを確立した環境配慮型製品で す。さらなる循環型産業の構築を目指すレンゴーは、 世界標準のCフルート段ボールを積極的に採用。CO 2 排出量の削減はもちろん、省資源・省エネルギー対策 にも有効な段ボールとして、普及を呼びかけています。 mm 環境配慮に優れた 世界標準のCフルート 英国生まれ、米国育ちの包装材。日本では 井上貞治郎が「段ボール」 と名づけました。 く、 「外国品に負けない品質のものを作りたい」と創業者 「段ボール」の原型となる「ボール紙に段を付けた紙」 ボール」と名づけたのです。 の井上貞治郎が一念発起。今から99年前の1909年、 井上は「ボール紙に段を付けた紙」の製造に成功し「段 のルーツは、1856年に英国で発明されたシルクハット 段ボール製造機1号。手作 業による試行錯誤の末、段 ボールの製造に成功した。 の汗止め用裏打ち材に求めることができます。米国でガ Reduce さらなる循環型産業へ、 ラス瓶などの緩衝材として製造が開始され、その後ドイ ツなど世界各地に普及していきました。 1900年代に入り、日本では電球用の包装材としてわ 段ボールの可能性を拓く さらなるリサイクルを目指して 省資源・省エネルギー 99年前に誕生した段ボール ずかに国産品が作られていました。しかし、当時輸入さ れていたドイツ製の化粧品用包装材と比べて品質が悪 ライナ Cフルート 段ボールの基本構造 フルート (段) 三層構造が強さの秘密。使用目的に応じて さまざまなフルートを使い分けます。 地球環境に配慮した製品の開発を続けるレンゴーでは、 Cフルートは、 Aフルートよりわずか1mm薄くなるだけ 業界に先駆けてCフルート段ボールの増産を進めています。 ですが、その環境負荷の低減効果は絶大です。例えば、 Aフ Aフルートが主流の日本に対し、 Cフルートは世界で約60 ルートとCフルートを比較した場合、 Cフルートの中しん使 段ボールの基本構造はサンドイッチの %を占めており、グローバル社会における段ボールの世界 用量減少により約20%減容化することができ、その削減に ような三層構造になっています。波形に 標準化にいち早く対応するため、 Cフルートの普及に全力 伴い省資源・省エネルギーに貢献します。 成形した中しんを、平らなライナで上下 確保しています。 フルートの厚みが約 1mm 薄くなることで約 20%の 減容となります また、段ボールの厚さにも秘密があり ます。成形した中しんの高さのことをフ ルート (段) といい、約5mmのAフルート から約0.5mmのGフルートまで、使用 目的によって使い分けができます。 G F E B 環境にやさしい生産体制に向けて この波状の中しんが、驚くほどの強さを Cフルート 約4mm ライナ 上から順番に、 ライナ、中しん、 ライナという三層構造が段ボー ルの基本。ライナと中しんの接 着面には、 コーンスターチから 作られたのりを使っています。 から挟みこんで1枚の段ボールを作り、 を傾けています。 容積 約20% 減 中しん 段の高さ (フルートの種類) は 全部で6種類。輸送・生産効 率向上による環境負荷の低 減効果と、強度とのバランス を考えて、 どのフルートを使用 するか決定します。 C A 積載効率の向上 C フルートは、A フルートより 厚みが約 1mm 薄くなります Aフルート 燃料効率の向上 Cフルート CO2 約11万トン/年 の削減 裏ライナと 貼り合わせ 表ライナと 貼り合わせ 所定の長さ に切断 段ボール シート ケース完成 製箱 社会・環境コミュニケーション 7 段ボール生産工程 中しんを 段成形 国内のAフルートをすべて Cフ ルートにした場合、中しんを 約 15 万トン削減できます Cフルートの中しん 段ボール・板紙の生産工程 輸送効率の向上 Aフルート 約5mm 配送 板紙完成 (段ボール原紙) トリミングロス ※1 中しん 削減量 約15万トン※1 ENERGY エネルギー の低減 資源の 低減 ※1 数値は A フルート全量を C フルート化および AB フルート全量を BC フルート化する事を前提として業界値を用いて算出した推定値です Aフルート をすべて Cフ ルートにした場合、中し ん の 削 減 量、段 ボ ー ル 輸送の効率化によって CO2 排出量は年間約 11 万トン削減されます。 製品使用 巻き取り・ 断裁 巻き直し 乾燥・ つや出し 脱水 湿紙 形成 異物を取り除く・ 繊維をすりつぶす 使用済み 段ボールを 解かす 分別 回収 板紙生産工程 8 古紙利用率の向上を推進し、 資源の有効活用に貢献 % リサイクルに対する社会的な意識が高まるなか、 レンゴーでは早くから再資源化への取組みを進めて きました。段ボールのリサイクルシステムを確立し、 古紙利用技術の向上を図ることにより、レンゴーの 古紙利用率は業界で常にトップを維持しています。 また、使う人のことを考えてリサイクルしやすい製品 を開発しており、社会の期待に応え続けています。 購入パルプの調達にあたって、地球環境問題、木材資 プ)を使用していないサプライヤーから調達するよう、以 源の有効活用の観点から、違法伐採された木材原料(チッ 下「木材パルプの調達方針」を定めました。 木材パルプの調達方針 基本調達方針 合法証明システム 1. パルプの調達にあたり、法令を遵守して生産 されたパルプを調達する。 [ 国産パルプ ] 1. サプライヤーが、日本製紙連合会の「違法伐採対策の 自主的な取組み」を実施している場合は、当該サプライ 2. 木材原料(チップ)の出所が遡れ、適正に管理 Recycle 皆様と一緒に地球のことを考え、 円滑なリサイクルの輪を構築 再資源化 された森林より生産されたものであることが 確認できるサプライヤーから調達する。 高い古紙利用率を支えているのは、業界全体で構築した でいるレンゴーは、2007年度も97.9% ※1という高い数 段ボールのリサイクルシステムです。包装材として使った段 字を達成しました。レンゴー独自の調達方針に沿って購入 ボールを分別排出し、古紙として回収されたものは再び板 している木材パルプの使用はわずか2.1%となり、持続可 紙となり、段ボールの製造に使われています。 能な社会に大きく貢献しています。 ヤーが発行する合法証明書を入手する。 2. 上記以外の場合は、サプライヤーから「違法伐採木材 は取り扱わない」という誓約書を入手するとともに、伐 3. サプライヤーから「違法伐採木材は取り扱わ 採地域・樹種・数量などを記載したトレーサビリティレポ ない」という誓約書並びに、 トレーサビリティ ートの作成を要求し、定期的に同レポートを入手する。 レポートもしくは第三者機関による合法証明 書を入手する。 限りある資源を守るため古紙利用率の向上に取り組ん 4. 毎年度の違法伐採対策の取組みについて、その 概要を公開するとともに、第三者の監査を実施 する。 5. 違法伐採対策に関連する資料は最低5年間 段ボール原紙 保管し、監査などの必要に応じ開示する。 (板紙) [ 輸入パルプ ] 1. サプライヤーから「違法伐採木材は取り扱わない」とい う誓約書を入手する。 2. 原則として森林認証システムによる証明書の提出が可 能なサプライヤーから購入し、その証明書を入手する。 3. 上記以外の場合は、伐採地域・樹種・数量などを記載し たトレーサビリティレポートの作成を要求し、定期的に 段ボール原紙 (板紙) 同レポートを入手する。 2007年10月1日制定 板紙を使って 段ボールをつくる 製品の設計技術向上により、 リサイクルしやすい製品を開発 パルプ 利用率 2.1% 使用済み段ボールを古紙として再利用する が容易なアラジンオープンや、封かん材不要の 際に問題となるのが、粘着テープやステープル ノンステープルなど、 リサイクルしやすい製品 などの禁忌品です。レンゴーは、禁忌品の除去 を開発し、段ボールの再資源化に努めています。 リサイクール 木材パルプの 調達方針により厳選 古紙利用率 97.9% ※1 リサイクルの輪 製品の側面に加工を施し、封かんしたテープをはがしやすいように工夫して、 分別・リサイクルがしやすくなります。 ② ①の部分を親指 で押し込む ① 社会・環境コミュニケーション 古紙を 回収する 段ボール 製品を使う 裏ライナに特殊な保冷塗工剤を コーティングした段ボールです。そ のため、保冷性・保湿性・ガスバリア 性に優れており、高い鮮度保持機能 を備えながら、 リサイクルが可能な 製品です。 アラジンオープン ②をつかみ、テープと ともにめくり上げる ノンステープル 宅配便の伝票類や 粘着テープなどの 禁忌品を除去 9 古紙消費量+古紙パルプ消費量 繊維原料合計消費量 (パルプ+古紙+古紙パルプ+その他) 使用済み段ボールを 分別排出する ×100 環境にやさしい生産体制に向けて 古紙を使って 板紙をつくる ※1 古紙利用率 (%)= 段ボールの可能性を追求して さらなるリサイクルを目指して 違法伐採対策の取組み フラップの一部を折り曲げて、 本体に差し込むだけで封かん が完了するよう設計しています。 使用後は簡単に解体でき、テー プやステープルが不要となるた め、分別する必要がなく、そのま スライドロック まリサイクルできます。 カインドロック かにかにロック 10 人にも環境にもやさしい 生産拠点を目指して 2008年春にリニューアルした、レ 排出量を約143t-CO2削減し、約6千 ンゴー初の段ボール・印刷紙器一体型 kWhの再生可能エネルギー供給がで 工場の新京都事業所では、再生可能エ きました。また、パネルを屋根に設置し ネルギーである太陽光発電システムを たことで、2重屋根の状態となり、夏場 導入しています。 の事業所内の気温上昇を抑制し、職場 この太陽光発電システムは年間約3 環境の改善にも役立っています。 7万kWhの発電能力を有しています。 また、工場が休日の日に発電した電力 は電力会社に再生可能エネルギーとし て供給しています。 2007年度はCO2 設備概要 設備 太陽光発電システム効率向上追求型 [発電能力]出力400kW 年間約37万kWh 新京都事業所の太陽光発電システム 利根川事業所 国内排出量取引制度に 参加しています 地球温暖化に影響を及ぼすCO 2排 t-CO2を上回る45, 308t-CO2の削 出量削減に積極的に取り組んでいる 減 を 達 成した 事 に より、余 剰 分 の レンゴーでは、環境省による『自主参 CO 2排出削減量はこの制度における 加型国内排出量取引制度 』に参加し 排出枠として認証されました。 さらなるリサイクルを目指して 環境配慮の生産体制を確立し、 CO2を17. 8%(1990年度比)削減達成 新京都事業所 段ボールの可能性を追求して 環境にやさしい生産体制に向けて クリーンエネルギーの活用で、 CO2排出量を大幅に削減 % 低炭素社会の実現に貢献するため、 レンゴーでは さまざまなチャレンジを重ねています。なかでも、新 京都事業所の太陽光発電システムや、利根川事業所 のLNG(液化天然ガス) といったクリーンエネルギー の活用によって、CO 2排出削減量は1990年度比で 17. 8%削減を達成しました。 (この数字は日本経済 団体連合会「環境自主行動計画」のCO 2 排出電力 係数指定値の悪化の影響を受けており、従来指定値 で算出すると21. 3%になります。) て、 2007年、利根川事業所でLNG (液化天然ガス)設備を稼動しました。 2007年度はこの制度での排出量 削減の約束期間に当たり、 LNGへの 燃料転換による目標削減量44, 750 新京都事業所の太陽光発電システム INPUT OUTPUT 使用する資源の量 水 エネルギー 化石燃料※1 「 重 油 から 都 市 ガ ス へ 」と CO 2 排出係数の低い燃料へ の転換を図っています。 3,883TJ 生産時に必要な電力源として LNG(液化天然ガス)などクリ ーンエネルギーを導入し、効率 的な電力利用に努めています。 レンゴーの水使用量は製紙工場の割合が大半を 占めています。そこで、製紙工場はさまざまな処 理を行い、水の循環利用に取り組んでいます。 廃棄物燃料※1 40TJ 工場で焼却したときに発生する熱エネル ギーを利用しています。最後まで、資源の 有効活用を考えています。 再生可能エネルギー※2 918.5TJ 太陽光発電や、バイオマス焼却炉による 熱利用・発電を行い、再生可能エネルギー を自工場において使用しています。 古紙 196万t 60t VOC 665t 266 t NOx 908 t CO2 89万t-CO SOx ばいじん 2 ※1 原料 クリーンな燃料への転換や、設備導入を行い大気への排出 低減に努めています。 パルプ 4万t 古紙の利用だけでは紙の強度が弱くなるため、パ ルプの使用をゼロにすることはできませんが、古 紙をより有効に使う努力を行っています。 2,104万m BOD 1,761t 排水量 (製紙工場のみ) 3 2,234 t SS 630t COD 製紙工場では、国または地域の定める排水基準を十分にクリアするまで、 「加 圧浮上」 「活性汚泥」 「活性炭吸着」による浄水処理を徹底しています。 製造 廃棄物 輸送時 CO2 河川・下水放流 工場排水 製造時 3(製紙工場のみ) 利根川事業所のLNGサテライト基地 排出する物質の量 大気への放出 水 2,283万m 設備 LNGサテライト基地 容量 1,000m3 2号ボイラー 単胴自然循環式 6.6万t-CO 2 積載率の向上、実車率の向上を意識した物流システムを活 用して、輸送面においても、CO2の削減に取り組んでいます。 社会・環境コミュニケーション 11,885TJ 購入電力※1 設備概要 23万t (リサイクル量22万t 最終処分量7千t) 段ボール工場で発生したトリミングロスはすべて、製紙工場に運んで原料とし て使用しています。そのほかにも、再資源化できるものは分別を行い有効活用 を行っています。 ※ 各種類の値は四捨五入しているため収支が合わない場合があります。 ※1 二酸化炭素排出量および熱量の係数は日本経済団体連合会「環境自主行動計画」 に基づいた換算係数を使用しました。 ※2 太陽光発電システムにおける発電量においては資源エネルギー庁の「エネルギー源別発熱量一覧」 より発熱量換算係数を使用しました。 11 12 多くの方々にもっと伝えるために、 社会とのつながりを深める 人 ごみ減装(へらそう)実験 2008 「ごみ減装(へらそう)実験2008」に、パッケージメー カーとして唯一参加しました。 この実験は、ごみの発生抑制を目的に容器包装を簡 易化した新しい購買スタイル「減装(へらそう)ショッピ ング」を呼びかけるもので、神戸大学の学生が中心とな り、産官学民の協働によって実現しました。近年、省資 源・省エネルギーは世界全体で取り組むべき重要課題と なっています。レンゴーはパッケージメーカーとして、環 境負荷の低減に貢献すべく今回の活動に参加しました。 「ごみ減装 (へらそう) 実験2008」の記者会見の様子 (2008年4月8日) [実験概要] ■実施団体 NPO法人ごみじゃぱん (http://gomi-jp.com) ■正式名称 容器包装の簡易化促進に関する生活実験 「ごみ減装(へらそう)実験2008」 ■期間 2008年5月15日(木)∼8月15日(金) の3ヵ月間 ■実験地域 神戸市東灘区全域(世帯数:93,660世帯 /人口:207,832人/面積:30km2) 文化支援 エコプロダクツ2007 南極観測隊への支援 アーティスト日比野克彦氏への応援 1956年から始まった日 段ボールを素材にした芸術作品などで知られる日比野克 本の南極観測。レンゴーは 彦氏。レンゴーは、日比野氏の社会活動を全面的にサポート 観測開始以来、現地での活 しています。 2007年には日比 動に欠かせない大切な資材 野克彦アートプロジェクト「ホ や生活用品の輸送、貴重な ーム→アンド←アウェー」方式 収集物を保護するための包 が開催され、さまざまなワーク ショップを通して、若者に対す る新しい形の支援が行われまし らも南極観測隊の活動を力 た。このような社会活動をレン 観測活動にレンゴーの段ボールを使う隊 員たち 強く支え続けていきます。 ゴーは応援していきます。 “朝顔の種” と “船” をモチーフにした作品 を中心にワークショップなどが開かれた 「ホーム→アンド←アウェー」方式 (金沢21世紀美術館) コミュニケーション 利根川事業所納涼大会 環境にやさしい生産体制に向けて 装 材として、段ボー ルケー スを提供しています。これか さらなるリサイクルを目指して 多様なコミュニケーションで、 分かりやすい情報を発信する企業へ 社会活動への参加 段ボールの可能性を追求して 社会・環境コミュニケーション 4,300 レンゴーはこれまでにも、環境情報の開示 や工場見学など地域社会との対話や貢献活動 を通して、さまざまな立場のステークホルダー と交流を深めてきました。2007年は、環境展 示会「エコプロダクツ2007」に出展し、貴重 なご意見を多数いただき、2008年は「ごみ減 装(へらそう)実験2008」にも参加。今後も、 あらゆる方々とともに環境意識が高まるコミ ュニケーションの場を設けていきます。 環境報告書・アニュアルレポートの出版 利根川事業所の納涼大会 も2007年で30回目を迎 「段ボールたいけん工場」をテーマに、 リサイクル性に優れる段ボールをアピール 2007年12月13日∼15日に東京ビッグサイトで開かれ た、日本最大級の環境展「エコプロダクツ2007」に参加 しました。 テーマは「段ボールたいけん工場」。リサイクル性に優 れる段ボールをもっと身近に感じてもらおうと、段ボール の歴史や基本構造はもとより、生産工程の一部を再現した 段ボールのつくり方などを展示、紹介しました。 また、レンゴーの環境に対する取組みや、環境配慮型製品 も併せて展示し、多くの方にご来場いただくことができました。 13 ※1 会期中約4,300人の方にアンケート調査を実施。回答の一部を紹介します。 えました。地元・坂東市岩井 エコプロダクツ2007来場者の声※1 ブース・展示品・パネルなどについて ・段ボールをうまく使うとすごい力ですね。私が座ってもびくともしない 椅子でした。 (50代・女性) ・段ボールの仕組みなど色々わかってとてもおもしろかった。 (高校生・男子) 環境問題やリサイクルについて ・段ボールに他の紙を貼った梱包材が多く、分別に迷います。世の中に もっと分かりやすく教えてください。 (40代・女性) ・電化製品だけでなく、段ボールでもエコができるのですごい! ! (小学生・男子) 段ボールについて ・段ボールが3枚でできているなんて知らなかった。 (中学生・女子) ・Cフルートが普及されるといいですね。色々なアイデアを感じました。 (30代・女性) の夏の風物詩としてすっか り定着し、毎年多くの来場者 で賑わいます。 2007年利根川事業所の納涼大会の様子 工場のクリーンキャンペーン 地域に密着した環境活動 の 一 環として、各 事 業 所や 2007 年環境報告書 工場の従業員は、定期的に 2007 アニュアルレポート 地域環境の美化活動を行っ レンゴーでは、会社の状況をより多くの方に知って ています。 いただくために、環境報告書やアニュアルレポートを 小山工場での清掃活動 発行しています。 14 マネジメント/コーポレートガバナンス マネジメント 取締役、監査役制度の強化を進め 経営の透明性を高めていきます 環境推進体制 取締役会 代表取締役社長 レンゴーでは、 「 経営理念」に掲げる地球環境の 保全に配慮した経営を実現するため、 「環境憲章」 基本的な考え方 の基本方針に基づいた「環境推進体制」を定めて います。 「真理は現場にある」という基本理念のもと、権限の委譲、 充実させていきたいと考えています。また、株主、投資家の CSR委員会 環境委員会 環境に関する方向性の決定・結果の検討及び見直し ●法規制対応事項に関する検討 ●環境保全活動体制に関する審議・決定 ●その他の事項に関する検討 意思決定の迅速化を図りながら、現在の取締役、監査役制 皆様へは迅速かつ正確な情報開示に努めることにより、経 は、環境保全活動の推進役として環境に関する全 ●環境憲章に関する検討・提言 度を一層強化することで、 コーポレートガバナンスをさらに 営の透明性を高めていきます。 社的な方向性の決定や、結果の検討・見直しを行っ ●全社環境目標や重点施策に関する審議・決定 取組みの状況 内部統制システム また、各事業所長および工場長を中心とした「事 事業所環境委員会 業所環境委員会」では、各地域の条例などに応じた 環境保全計画の実行、見直し 取締役会の一層の活性化を図るとともに、経営の意思決 基本的な考え方として2006年5月に「内部統制システ 独自の環境方針を定め、周辺地域に根ざした環境 ●年度目標、 計画の作成 定・監督機能および業務執行機能の強化を目的とした、執 ム構築の基本方針」を策定し、 リスク管理の規定や実効的 保全活動を行っています。 ●実行結果の検討、 見直し 行役員制度を導入しています。原則として、毎月1回以上、 な監査が行われる体制などについて明確にしています。さ 経営幹部会・社内役員会などを開催して、重要な情報の共 らに、2008年4月代表取締役社長直轄の「監査部」を新設 有化を図っています。 し、財務に関する情報の適正性を確保するための体制を構 築しています。 ■コーポレートガバナンス体制図 株主総会 監査 会計監査人 報告 監査役会 選任・再任の同意 会計監査相当性の判断 監査役5名 (うち社外監査役3名) 監査 内部監査部門 監査役室 報告 広報委員会 委員会 CS︵顧客満足︶ 計画具申 報告等 安全衛生委員会 環境委員会 倫理委員会 執行役員 指示 監督 Check 認証工場では原則として、年1回の内部環境監査と外部 基本ツールとして国際規格であるISO14001の環境マネ 認証機関による監査を行っています。内部環境監査では、 ジメントシステムを導入しています。すでに、すべての工場 社内で監査チームを編成して、工場内のチェックを定期的 において認証取得を完了しており、各工場では計画的な環 に行っています。 一人ひとりの環境保全の理解を深めるため、 『 すべての 生産管 理・施設係など異なる立場やスキルを持つ従業員に 従業員が日々の業務の中でそれぞれの役割と責任を自覚 対する「部門別教育」、計画的に必要な資格を取得させる 業務上必要となる教育や訓練のニーズを明確にし、さまざ 報告 CSR委員会 重要案件の 付議・報告 Do 環境負荷の低減を経営の重要課題として位置づけ、その し、確実に実践することが重要』との考えのもと、従業員が 報告 代表取締役 (重要案件の審議等) ●計画実行の推進 ISO14001認証取得状況 まな 研 修を効 果 的に実 施し 経営幹部会 Plan Action 環境教育 報告 選定/解職 監査 メンバー :各部門長 他 選任/解任 取締役会 取締役15名 (うち社外取締役1名) 委員長:事業所長・工場長 境保全活動を進めています。 選任/解任 選任/解任 メンバー:関連組織の部門長 環境管掌役員を委員長とする「環境委員会」で ています。 方針提示 計画等承認 本社部門 ・ 各事業部門 ・ グループ各社 報告 方針提示 研修名 監査 内容 ISO14001概要説明と規格の内容 員や全 従 業 員を対 象にした 内部環境監査員養成講座 内部環境監査員を養成 新入社員導入教育 環境対策の取組み 新任総務部課長研修 環境対策について ユーティリティ関連設備講習会 環境法規制と過去の事故例等説明 新入社員導入教育 (2008年4月15日) 報告 ■2007∼2008年にかけて実施した説明会および研修会 ISO14001基礎講座 「全体教育」、新任総務部課長、 グループ経営会議 「資格取得教育」の3階層に分けて研修を行っています。 ています。具体的には新入社 リスクマネジメント (緊急事態への対応) グリーン購入 レンゴーでは、緊急事態や事故 環境負荷を低減する観点から、 レンゴーではグリーン購 に備えて、その可能性がある施設 入ガイドラインを制定しています。製品を購入する前にそ や工程を特定し、予防および緩和 の必要性を十分に考慮し、環境に配慮された製品の購入を 処置に関する手順書を作成してい 推進しています。 ます。対応手順に問題がないか定 また、2005年から試験的に導入を進めていたハ イブ 期的にテストも行い、改善点など があれば見直しを行っています。 15 委員長:管掌役員 土のうの積み方の訓練 (淀川工場) リッドカーは、2008年までに9台を導入し、今後も順次進 めていく計画です。 16 『エコチャレンジ009』目標と実績 エコチャレンジ00 9/環境会計 自己評価の記号について ◎:目標大幅達成、○:目標達成、 ×:目標未達成、 △:悪化 『エコチャレンジ009』2007年度総括 2007年度は、 『 段ボールの減量化』、 『 情報開示』の各項目において は達成しましたが、 『 省エネルギーの推進』、 『リサイクルの推進』、 『 廃棄 環境憲章 省資源・ 省エネルギーの 推進 項 目 省エネルギーの推進 二酸化炭素の 排出削減 物の最終処分量の低減』、 『 グリーン購入・グリーン調達の推進』の項目 では、目標の未達成または一部前年度より悪化した項目が見られました。 『省資源・省エネルギーの推進』においては、全社CO2総排出量は前 リサイクルの推進 年度より約3万t-CO 2 削減できましたが、原子力発電所の停止による 廃棄物の適正処理と 最終処分量の低減 電力のCO 2排出係数が悪化したために、削減量が予想より大幅に下回 (ゼロエミッション) ※2 廃棄物の 最終処分量の低減 り、2007年度目標を達成することができませんでした。ただし、200 6年と同じ係数を使用した場合については、21.3%の削減で目標を達 成しています。 環境負荷の 小さい製品の 研究・開発と供給 2007年度目標 した。改訂事項は、下記の通りです。 ■二酸化炭素の排出削減・ ・ ・2009年度の目標がほぼ達成できることを考 ■ゼロエミッション・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・2008年度の目標の設定 段ボール・紙器工場 リサイクル率98.8% × 段ボール・紙器工場 リサイクル率99% 製紙・セロファン工場 リサイクル率93% 製紙・セロファン工場 リサイクル率90.9% × 製紙・セロファン工場 リサイクル率93% 全社 リサイクル率97% 全社 リサイクル率96.9% ○ 全工場 リサイクル率97% 段ボール・紙器工場 2000年度比原単位67%削減 段ボール・紙器工場 2000年度比原単位63%削減 × 段ボール・紙器工場 2000年度比原単位65%削減 製紙・セロファン工場 2000年度比原単位69%削減 製紙・セロファン工場 2000年度比原単位64%削減 × 製紙・セロファン工場 2000年度比原単位63%削減 全社最終処分量※2 参考:2009年度まで5,500トン以下 全社最終処分量 参考:2007年度実績:7,099トン △ 段ボール平均坪量(m 当りの平均重量) 参考:2009年度まで 2004年比1%削減 段ボール平均坪量(m2当りの平均重量) 2004年比 1.5%削減(648.6g/m2) ○ グリーン購入の推進 グリーン購入の継続推進 グリーン調達の推進 PRTR法指定化学物質の 管理と削減検討 環境報告書の作成 環境啓蒙活動への参加 環境報告書の継続発行 ■段ボールの減量化・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・2004年度実績比m2当り2%重量以上削減 に変更 ■グリーン購入の推進・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・営業車のハイブリッドカ−の推進を追加 ■環境啓蒙活動への参加・ ・ ・チームマイナス6%への参加継続、1人、1日、 広報、啓発、 社会活動の促進 2009年度目標 段ボール・紙器工場 リサイクル率99% 環境に配慮した 資材の調達と 生産活動の推進 (グリーン調達) 慮して、2009年度の目標を前倒しで設定 2008年度目標 CO2排出量 1990年度比17.8%(21.3%)削減※1 『エコチャレンジ009』の改定 2008年度の環境委員会においてエコチャレンジの見直しを行いま 2007年度結果 CO2排出量(化石燃料由来) 1990年度比20%削減 2 段ボールの減量化 自己 評価 用紙類 文房具用品 OA機器消耗品 名刺 トイレットペーパー 2007年達成率 70% 99% 97% 83% 100% × (○) (2006年達成率) ( 75%) ( 98%) ( 98%) ( 84%) (100%) 改善率 ━5% 1% ━1% ━1% 0% CO2総量※1 1990年度比22%削減 CO2総量※1 1990年度比22%削減 リサイクル率97%以上にする 最終処分量※2 を5,500トン以下にする 2004年度実績比m2当り2%重量以上削減する △ グリーン購入の継続推進 営業車のハイブリッドカーの導入推進 グリーン購入の継続推進 営業車のハイブリッドカーの導入推進 2006年度より2物質増加 2006年度から取扱工場数に変化のあった物質と対象工場数の増減 エチレングリコール 1工場減少 2-アミノエタノール 1工場増加 銅水溶性塩 1工場増加 △ PRTR法指定化学物質の管理と削減検討 グリーン調達の継続推進 2007年11月に環境会計を含む環境報告書を発行 チームマイナス6%への参加 エコプロダクツ2007出展 1人、1日、1kgCO2削減キャンペーン協賛 ○ 環境報告書(環境会計を含む)の継続発行 チームマイナス6%への参加継続 1人、 1日、1kgCO2削減キャンペーン協賛継続 1kgCO2削減キャンペーン協賛を追加 ※1 2007年度までの排出係数を使用して算出した場合 ※2 最終処分量の定義:エコチャレンジ009では (構外排出量−リサイクル量) を最終処分量と定義しています。 環境会計 環境負荷の低減活動を集計しています 環境保全コストの投資額596百万円は、2006年度の14%に あたり、全社の設備投資額の約4.5%に相当し、費用額5,485百 万円は2006年度とほぼ同額で減価償却費を除く総費用額の約 2.1%に相当します。 2006年度と比較すると2007年度は大型設備の投資を行って いないために投資額は、大幅に減少する結果となりましたが、2005 年度の754百万円と比較するとほぼ同程度の水準となりました。 一 方 、昨 年 度 から 社 会 活 動 の 一 環 として「 エ コプ ロ ダクツ 2007」に出展を行った結果、社会活動コストが、大幅に増加しま した。2007年度の環境投資の結果は、CO 2 排出削減および製 品の単位面積当たりの重量削減といった結果に反映しています。 環境保全対策に伴う経済効果は、産業廃棄物であった廃棄物を 有価物で売却することにより、 「 有価物の売却益」として、2006年 度に比べ225百万円増える結果となりました。 17 集計にあたって [ 環境保全コスト ] ■対象期間:2007年4月1日∼2008年3月31日 (百万円) 分 類 ■集計範囲:レンゴー単体 投資額 主な取組みの内容 2005年度 2006年度 2007年度 729 4,272 579 4,508 4,592 4,652 容器包装リサイクル法の再商品化委託費用 0 0 0 0 0.1 0.1 (3)管理活動コスト 環境マネジメントシステムの構築・運用費用 、環境教育、環境情報開示などの費用 0 0 4 400 372 352 (4)研究開発コスト 環境配慮製品の研究開発費用など 25 7 13 347 374 383 全目的の割合に応じて25%単位で按分して算出している。 (5)社会活動コスト 地域の環境保全活動の支援(寄付を含む) など 0 0 0 2 4 90 ③複数の分類にまたがる環境保全コストの場合には、各分類 (6)環境損傷対応コスト 土壌汚染修復費用 0 0 0 3 25 7 754 4,279 596 5,260 5,367 5,485 ■集計方法:環境省の 「環境会計ガイドライン2005年版」に準拠 ●環境保全コストの集計方法 ①環境保全コストの費用額には投資額の減価償却費を 含まない。 ②環境保全以外の目的のある複合コストの場合には環境保 の寄与割合に応じて25%単位で按分して算出している。 ●環境保全効果の内容 環境目標「エコチャレンジ009」の主要な環境保全活動であ る「二酸化炭素の排出削減」、 「ゼロエミッション」および段ボ ールの軽量化の結果である 「エネルギー投入量 (CO2総量)」、 「廃棄物最終処分量」、 「製品の単位面積当たりの重量」で示 している。 ●環境保全対策に伴う経済効果の内容 実質的効果であり、財務会計との整合性がはかれる「有価物 の売却益」 としている。 (1)事業エリア内コスト 公害防止、地球環境保全、資源循環などの費用 (2)上・下流コスト 2005年度 合 計 [ 環境保全効果 ] 2006年度 費用額 2007年度 [ 環境保全対策に伴う経済効果 ] 環境保全効果の分類 環境パフォーマンス指標(単位) 2005年度 2006年度 事業活動に投入する 資源に関する環境保全効果 エネルギー投入量 (t-CO2) 950,854 918,257 886,113 事業活動から排出する環境負荷 及び廃棄物に関する環境保全効果 廃棄物最終処分量(t) 事業活動から提供する 製品に関する環境保全活動 製品の単位面積当たりの重量(g/㎡) 6,319 − 2007年度 7,043 7,099 650.6 648.6 効果の内容 収 益 有価物の 売却益 (百万円) 金 額 2005年度 2006年度 2007年度 351 393 618 18 地球温暖化防止の取組み 廃棄物削減の取組み 環境パフォーマンス 省エネルギー化の取組み強化で、 地球温暖化防止に努めています 継続的なリサイクルで、 廃棄物の削減に貢献しています CO2排出削減活動 2007年度総括 廃棄物削減活動 2007年度総括 2007年度の全工場のCO 2排出量は886,113t-CO2 と、 1990年度比で17. 8%の削減(2006年度比3. 5%の 総量 1,077,357 削減) となりました。これは、生産工程の改善による省エネ ルギー化を推進するとともに、液化天然ガス (LNG)への燃 1,000,000 料転換、太陽光発電システムの導入など、よりクリーンなエ 126,300 総量 918,257 129,847 総量 886,113 130,935 ル率は97%となり、 2006年度並みの結果となりました。生 段ボール・ 紙器工場 製紙・ セロファン工場 ネルギーへの燃料転換を行ったことが大きな要因です。 製紙・セロファン工場では、環境省の自主参加型国内排 2007年度の全工場の廃棄物処分量は7,099t、 リサイク (単位:t-CO2) [ エネルギー使用量の年度別推移 ] 500,000 951,057 788,410 燃料を重油からLNGへと転換しました。その結果、CO 2排 1990 2006 2007 が、新京都事業所における太陽光発電システムの稼動や省 廃棄物が増加した事が要因となっています。今後も、 リサイ [ 生産原単位あたりのCO2排出量の年度別推移 ] ■段ボール・紙器工場 (単位:kg-CO2/千m ) 40 エネルギー化の取組みにより、CO2排出原単位は2006年 度に比べ1. 1%改善されました。 400 35 30 チーム・マイナス6%への参加 409.0 402.0 382.4 35.4 2005 2006 2007 300 ※最終処分量の定義:エコチャレンジ009では (構外排出量−リサイクル量) を最終処分量と定義しています。 ※各種類の値は四捨五入しているため収支が合わない場合があります。 2005 2006 2007 (単位:t) 全工場の 廃棄物 100 最終処分量 96.9 全工場の リサイクル量 95 150,000 183,179 90.8 100,000 227,533 222,105 (単位:t) 90 全工場の (単位:%) 2000 2006 リサイクル率 2007 [ 生産量あたりの廃棄物処分量の年度別推移 ] ■段ボール・紙器工場 ■製紙・セロファン工場 1.50 (単位:kg/t) 1.52 7.00 7.05 6.00 5.00 4.00 0.56 0.50 0.56 3.00 2.56 2.55 2006 2007 2.00 1.00 東京工場では、汚泥の処理委託をして高品位の製鉄原料 0.10 2000 2006 2007 2000 にリサイクルする取組みを進めています。 『チーム・マイナス6%』に参加しているレンゴーでは、 「1 人、 1日、 1kgCO2削減」の応援キャンペーンに協賛し、 「私 のチャレンジ宣言」に取り組んでいます。オフィスや工場にお ルビズなどの活動はもちろん、家庭でのCO2排出削減も積 極的に進めています。 このリサイクルは、今まで、焼却後埋め立て処分をされて (単位:t-CO2) [ 2007年度CO2排出量の内訳 ] いたカーボンを含む廃棄物を、中間処理事業者によって還 液化天然ガス 103,061 けるパソコンの電源オフや、車のアイドリングストップ、 クー 元鉄や亜鉛といった資源の回収を行うシステムです。東京工 合計 購入電力 180,862 886,113 重油・灯油・ 石炭・ガソリン 269,268 332,922 めのライトダウンキャンペーンにも参加。全国の各事業所・工 物流におけるCO2排出量削減の取組み レンゴーでは、段ボールや板紙をお客様に配達する物流 過程において、積載効率や実車効率の向上によるCO 2 排 また、段ボール工場で発生したトリミングロスを製紙工 場からの輸送便にて持ち帰り、板紙の原料として使用する ことで、循環型の物流システムを構築しており、再資源化へ の取組みを進めています。 燃え殻・ばいじん 25,037 金属くず 5,831 汚泥 15,819 場では、 この再資源化システムに今まで埋め立て処分してき 木くず 779 ■リサイクルフロー図 合計 229,204 廃プラスチック 4,563 紙くず レンゴー カーボンを 含む廃棄物 176,561 現在 中間処理業者 埋立処理 再資源化 燃 焼 中間処理 社内でのサーマルリサイクルを実施 廃棄物の最終処分量の発生抑制を進めるレンゴーでは、 尼崎工場でサーマルリサイクルを行っています。これは、近 隣工場において「廃プラスチック」の焼却処理を取りやめ、 出削減に努めています。 金津事業所での看板 点灯時、消灯時 その他 615 た汚泥を委託する事が可能となった結果、最終処分量の削 従来 場において、6月21日および7月7日の午後8時∼10時ま で、看板などのライトや事務所での消灯を実施しました。 [ 2007年度の廃棄物発生量の内訳 ] (単位:t) 減と、循環型社会の形成に貢献しています。 ガス また、2008年は、環境省の呼びかけによるCO2削減のた 19 7,099 97.0 1.00 工場における 最終処分量削減の取組み 350 2 工場敷地内で使用する化石燃料および購入電力) ※適用範囲: エネルギー起源CO( ※使用係数 : 日本経済団体連合会「環境自主行動計画」の指定値 (最新係数) を使用 ※各種類の値は四捨五入しているため収支が合わない場合があります。 18,558 (単位:kg/千m 2) なる低減を図っていきます。 (単位:kg-CO2/t) 38.1 35.8 クルの推進と廃棄物発生量の削減に努め、最終処分量のさら ■製紙・セロファン工場 2 200,000 段ボール・紙器工場の工場リニューアル工事に伴い一時的に はレンゴーの工場全体のCO 2 排出量削減に大きく寄与し CO2排出量は2006年度に比べ0. 8%の増加となりました 0年度に比べ63%の削減となりましたが、目標値を達成する クル業者の長期停止により埋め立て処理に変更になった事、 出量は2006年度に比べ、 4. 2%の削減となりました。これ て い ます 。段 ボ ー ル・紙 器 工 場 は 生 産 量 の 増 加 に伴 い 、 64%の削減、段ボール・紙器工場が0. 56kg/千m 2と200 総量 229,204 総量 7,043 201,737 も、製紙・セロファン工場が2. 55kg/tと2000年度に比べ 排出されリサイクル処理されていた焼却灰の一部が、 リサイ 755,178 総量 234,576 産量あたりの廃棄物処分量(廃棄物処分量原単位)について ことはできませんでした。これらの要因として、製紙工場から 出量取引制度(第2期)に参加し、利根川事業所のボイラー [ 廃棄物発生量とリサイクル量、 リサイクル率の年度別推移 ] 埋 立 還元鉄 亜鉛 尼崎工場において熱回収を行い、製造工程でエネルギーと して使用しています。実施するにあたっては、工場間での規 約に基づいて運用を行い、限りある資源を有効に活用して います。 20 環境汚染防止の取組み 環境パフォーマンス 化学物質の適正管理で環境リスクを低減し、 環境保全に取り組んでいます 水質汚濁防止の取組み 大気汚染防止の取組み レンゴーでは水資源の有効利用と発生源からの水質汚 大型ボイラを使用している製紙工場では「大気汚染防止 現在、PCB廃棄物については各工場において厳重保管 濁物質の排出抑制を日々の活動の中で行っています。なか 法」に基づいて、大気汚染物質の排出を常に規制値以下に をしていますが、2016年までに適正な処理を行うために、 でも、用水使用量の大半を占める製紙工場では十数回もの する活動を行ってきました。例えばボイラや焼却炉に「排煙 レンゴーでは2006年度から、日本環境安全事業株式会社 循環利用の後「加圧浮上」 ・ 「活性汚泥」 ・ 「沈殿分離」 ・ 「活性 脱硫装置」や「排煙脱硝装置」を設置して、汚染物質除去を の全国的な処理計画に沿って早期処理を進めています。ま 炭吸着」などの浄化処理を実施しており、各水質汚濁物質 行っており、設備面からの排出量低下を図るとともに、大気 た、近年問題となっている低濃度含有PCB機器については、 の測定数値は法 汚染物質の発生源の要因でもあるボイラ燃料の管理を行 現在使用中の電気機器においても微量のPCB混入の危険 規制値を十分に い排出抑制に取り組ん 性があるため、全国の工場において分析調査を行い、現状 下 回る数 値を維 でいます。また、大気汚 把握に努めています。 持しています。 染物質の排出量が少な い段ボール工場におい い、環境負荷低減を心 レンゴーでは印刷などの生産工程においてVOCを排出 掛けています。 排煙脱硫装置 (金津事業所) しており、排出削減に取り組んでいます。 2007年度の大気への排出量は生産量の減少に伴い、 2006年度の排出量より5%削減となりました。2008年 近隣と作業環境への配慮を両立した吸音壁 電気式フォークリフトへの切り替え 度に金津事業所、2009年度に武生工場、2010年度に利 工場の作業環境と近隣周辺への騒音対策を考慮し、工場 工場内で使用する内燃式(LPG)フォークリフトを、電気 の削減に取り組みます。 に吸音壁を導入しています。これは、有圧扇を取り付けてい 式フォークリフトに切り替えることで、CO2排出の低減に努 るダクトの中にサイレンサーを取り付け、騒音が工場外に めています。2004年から、各工場において順次電気式を 洩れない対策を施しています。この有圧扇は作業場の換気 導入しており、2007年度には全生産工場における電気式 を行うことができるため、工場内の換気機能を損なうこと フォークリフトの導入率は32%に達しています。また、設備 なく遮 音 効 果 を 面だけでなく倉庫 発揮しています。 管理システムの開 根川紙器工場に排ガス処理設備を導入してVOCの排出量 PRTR法(化学物質管理促進法)に基 くす取組みも進め づき、2007年度の取扱量実績で届出が 電気式フォークリフト 排水処理設備の更新 21 664.7 650 607.1 600 549.1 550 2000年度 基準年 2005年度 2006年度 2007年度 [ ダイオキシン類および第1種指定化学物質の移動・排出量 ] 2007年度 化合物名 必要になったのは11物質で、2006年 度実績より2物質増えました。新たに届 ダイオキシン類 けることになったのは、銅水溶性塩と2− ほう素及びその化合物 アミノエタノールです。この2物質は取 2−アミノエタノール 扱量が1t以下でしたが、生産量の増加に より取扱量が1tを超えたため届出が必 2007年、岡山工場に生物処理による、排水処理装置の導 届出対象 工場数 6 排出量 取扱量 大気への 排出 移動量 公共用水域 への排出 下水道 当該事業所 への移動 の外への移動 ー 24.7 0.1 0.6 138.6 31,575 0 47 265 2,185 1 1,010 0.5 0.0 0.0 0.0 エチレングリコール 1 60,830 49 0 0 0 キシレン 1 8,093 42 0 0 0 18 銅水溶性塩 1 2,234 0 0 0 0 トルエン 2 91,010 78,378 0 0 12,667 一方で、大気へ排出していたエチレン アクリルアミド 1 247,430 0 0 0 0 ジメチルアミノエチルメタクリレート 1 39,945 0 0 0 0 二硫化炭素 1 1,107,924 745,869 0 0 0 シクロヘキシルアミン 1 1,326 291 1,035 0 0 要になりました。 などの環境負荷低減を目的として、排水を乾燥させる排水 入を行いました。導入後、工場の年間CO 2排出量は2006 グリコールについては、非含有の資材に 処理施設の導入を推進してきました。 しかし、臭気の発生や、 年度比600t-CO2削減する事ができました。同様にこの設 変更したため、届出工場が1つ減り、レ 排水の乾燥工程で使用する化石燃料のCO 2排出などの問 備導入によって臭気の発生も抑えることができました。 ンゴー 全 体 の 排 出 量 が 2 0 0 6 年 度 の 題が発生しました。そこでこれらの問題を解決するために、 700.9 700 500 の無駄な走行を無 ています。 段ボール工場では排水汚泥の減量化や排水の排出抑制 [ VOCの大気への排出量の年度別推移 ] (単位:t ) 化学物質の削減・管理 発を行 い 、倉 庫 内 吸音設備の工場内部 (松山工場) PCB廃棄物の 保管状態 揮発性有機化合物(VOC)の削減 ても随時チェックを行 排水処理装置 (金津事業所) PCB廃棄物の対策 3,800tから49tに減りました。 ※表記している第1種指定化学物質はPRTR法の届出をおこなったものを対象とし、 排出量及び移動量は有効数字2桁 (小数点第1位を四捨 五入) のデータを合算してレンゴー全体の数値としています。 ※10未満の数値に関しては小数点第1位 (小数点第2を四捨五入) までを表記 しています。 ※取扱量及び排出量・移動量の単位は、 ダイオキシン類が「mg-TEQ」、 その他の物質が「kg」 となります。 22 主要な環境パフォーマンスなどの推移 グループの取組み 環境パフォーマンス [ 連結 ] 単位 連結対象社数 総エネルギー投入量※1 二酸化炭素排出量(化石燃料由来) ※1 -TJ t-CO2 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 19社 20社 19社 19社 18社 21,060 20,963 21,637 21,045 20,914 廃棄物 大気 水質 1,258,031 1,249,488 1,281,932 1,217,881 1,198,765 廃棄物発生量 t 329,922 337,580 351,007 358,976 354,948 リサイクル量 t 314,481 325,081 339,273 347,564 342,984 最終処分量 t 15,442 12,498 11,734 11,412 11,964 SOx t 1,555 1,484 1,297 1,219 1,073 NOx t ばいじん t 110 139 157 134 100 BOD t 2,618 3,315 2,712 2,442 2,225 COD t 3,861 3,913 3,184 3,054 2,725 n-Hex t 38 42 37 31 18 1,887 2,094 1,628 1,354 1,241 [ 単独 ] 単位 2003年度 2004年度 2006年度 2007年度 TJ 15,693 15,423 16,183 15,935 15,769 段ボール・紙器 TJ 2,268 2,322 2,416 2,375 2,390 製紙・セロファン TJ 13,425 13,101 13,767 13,560 13,379 ▲ 総エネルギー投入量※1 ▲ t-CO2 920,326 904,613 950,854 918,257 886,113 段ボール・紙器 千m2 3,393,190 3,495,119 3,583,135 3,629,640 3,662,456 製紙・セロファン t 1,900,931 1,929,234 1,990,929 1,960,259 1,974,956 廃棄物発生量 t 221,082 219,778 226,403 234,576 229,204 段ボール・紙器 t 168,047 169,940 173,723 175,153 174,123 ▲ ▲ 生産量 二酸化炭素排出量(化石燃料由来) ※1 ▲ t 53,035 49,838 52,679 59,423 55,081 t 211,101 212,125 220,084 227,533 222,105 段ボール・紙器 t 165,605 167,838 171,926 173,127 172,056 紙製・セロファン t 45,496 44,287 48,158 54,406 50,049 最終処分量 t 9,981 7,652 6,319 7,043 7,099 段ボール・紙器 t 2,442 2,102 1,797 2,026 2,066 紙製・セロファン t 7,539 5,550 4,521 5,017 5,033 SOx t 394 391 365 360 259 段ボール・紙器 t 135 162 143 143 113 紙製・セロファン t 259 229 222 216 146 NOx t 1,024 1,187 1,135 1,033 907 段ボール・紙器 t 40 149 158 80 43 紙製・セロファン t 984 1,038 977 954 864 ばいじん t 54 81 103 86 60 段ボール・紙器 t 3 6 4 3 3 紙製・セロファン t 51 75 99 83 57 ▲ 紙製・セロファン リサイクル量 ▲ 廃棄物 ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ 大気 ▲ ▲ ▲ VOC ー 611.8 607.1 700.9 664.7 水資源投入量 千m3 23,864 23,832 23,214 22,585 22,832 総排出量 千m3 t 22,673 21,339 20,678 21,035 t 2,426 2,835 2,242 1,985 1,760 段ボール・紙器 t 12 12 10 12 13 紙製・セロファン t 2,414 2,823 2,232 1,973 1,747 COD t 3,271 3,352 2,661 2,550 2,234 段ボール・紙器 t 6 7 6 6 8 紙製・セロファン ▲ t 3,265 3,345 2,655 2,544 2,226 n-Hex t 38 42 37 27 14 段ボール・紙器 t 0 1 1 1 1 紙製・セロファン t 38 41 36 26 13 663.6 658.0 656.2 650.6 648.6 ▲ 23,240 BOD ▲ 水質 ▲ ▲ ▲ 製品の軽量化 2 g/m ※各種類の値は四捨五入しているため収支が合わない場合があります。 ※1 二酸化炭素排出量および熱量の係数は日本経済団体連合会「環境自主行動計画」 に基づいた換算係数を使用しました。 23 2005年度 グループ全体として最適な環境経営を目指し、 環境保全活動の推進とレベルアップを行っていきます 主な関係会社の環境関連データ 2003年度より、継続的に各関係会社の環境データを把握し、 グループとしての環境保全活動の向上に役立てています。 会社名※1 大和紙器(株) 生産量※4 生産品目 (千m2) (t) 段ボール 552,986 2,384 ファイバードラム エネルギー 廃棄物 大気関連(kg) CO2排出量 リサイクル率(%) SOx リサイクル量 (t) NOx ばいじん 発生量 (t) (t-CO2) ※5 水質関連 (kg) BOD COD SS n-Hex 22,608 21,160 20,312 96.0 17,567 9,084 985 3,920 2,172 1,411 42 32,531 34,802 34,335 98.7 48,428 15,881 1,617 8,509 1,104 648 84 セッツカートン (株) 902,861 段ボール 日之出紙器工業(株) 249,095 段ボール・紙器 9,274 11,422 11,367 99.5 802 2,689 201 1,188 619 147 16 北陸紙器(株) 54,879 段ボール 2,315 2,086 2,052 98.4 2,354 977 46 1,395 − 129 − 日東紙器工業(株) 42,432 段ボール 1,888 2,231 2,120 95.0 4,840 723 37 494 393 50 6 55,447 段ボール 2,842 3,216 3,055 95.0 12,724 3,499 58 81 56 14 5 淡路紙工(株) 17,255 段ボール 925 1,132 1,105 97.6 − − − − − − − 斉藤紙器(株) 28,980 段ボール 1,519 1,735 1,734 99.9 4 1 − − − − − 東海紙器(株) 131,635 段ボール 4,739 5,383 5,286 98.2 9,272 3,373 521 5,789 2,862 498 19 ヤマトヤ (株) 45,109 段ボール 1,899 2,003 1,819 90.8 384 577 19 130 − 14 4 (株)朝日段ボール 103,917 段ボール 3,723 4,054 3,932 97.0 7,342 2,002 669 453 454 134 10 イハラ紙器(株) 68,895 段ボール 2,103 2,801 2,602 92.9 − − − − − − − 6,438 1,321 1,312 99.3 788 1,404 52 − − − − 989 1,655 1,603 96.9 − 332 3 53 26 13 − − 軟包装 24,731 8,947 8,687 97.1 − 2,096 5 − − − − 98,883 新聞用紙・白板紙 56,826 13,684 12,903 94.3 − 33,980 1,173 429,318 424,440 48,786 3,903 137,301 8,112 6,655 82.0 709,848 257,168 34,706 13,870 58,948 27,740 − (株)甲府大一実業 11,892 不織布 レンゴー・ノンウーブン・プロダクツ(株) 第一パッケージ (株) ※2 朋和産業(株) ※3 大阪製紙(株) 丸三製紙(株) 19,483 − 段ボール 271,487 板紙 ※1 調査対象は連結子会社 (コルゲータ所有工場・包装資材工場) を対象としています。 ※2 2008年4月30日をもって当社子会社の大和紙器株式会社に事業を移管し、解散しました。 ※3 生産量に関してm2、 t以外は整合性が取れないため、表示を控えました。 ※4 段ボール工場の生産量に関しては (貼合生産量+製函生産量) としています。 ※5 リサイクル率=リサイクル量/発生量×100 主な関係会社のISO14001認証取得状況 環境関連データを把握している関係会社17社中11社で、ISO14001認証を取得しています。 2008年度は新たに1社について認証取得を行うべく、現在取得活動に励んでいます。 会社名 ISO14001認証取得状況 会社名 ISO14001認証取得状況 大和紙器(株) 一括認証取得済 北陸紙器(株) 認証取得済 セッツカートン (株) 全工場で認証取得済 ヤマトヤ (株) 2008年度認証取得予定 本社・鹿児島・福岡・熊本工場 アートパッケージセンターが認証取得済 丸三製紙(株) 認証取得済 大阪製紙(株) 認証取得済 認証取得済 朋和産業(株) 本社が認証取得済 淡路紙工(株) 認証取得済 日東紙器工業(株) 認証取得済 レンゴー・ノンウーブン・ プロダクツ (株) 2008年4月認証取得 日之出紙器工業(株) (株)朝日段ボール 24 て活用するリサイクル。段ボール箱 ガイドライン項目 のどこかに段ボールのリサイクルマ 基本的項目 ークがついていたら、それは禁忌品 (リサイクルの障害になる異物)が 混じっていないものとして、リサイ クルすることができる印です。 B I-1 経営責任者の緒言 3-4 2009年4月12日、創業100周年を迎えるレンゴー B I-2 報告にあたっての基本的要件 1-2,26 は、記念のロゴマークを制定しました。数字の100を B I-3 事業の概況 1-2 B I-4 環境報告の概要 1,17,18,21,22, 23,24 B I-5 事業活動のマテリアルバランス 11-12 モチーフに、 2つの「ゼロ」をクロスさせて、段ボール箱 をかたどったデザインになっており、段ボールが社会 リサイクルは連携プレー。消費者 と暮らしをつないでいるというイメージです。これから の方々、市町村、モノづくりをする も、物の流れと皆様の暮らしをしっかりと支え続けたい 事業者など、みんなの気持ちがひと という私達の決意と感謝の気持ちを表現しています。 環境マネジメントシステムの状況 4,16 つにならないとできません。 MP-2 環境に関する規制遵守の状況 16,21-22 レンゴーでは、循環型社会に貢献 MP-3 環境会計情報 17-18 するため、事業者の皆様とともに、 MP-4 環境に配慮した投融資の状況 17-18 MP-5 環境に配慮した サプライチェーンマネジメントなどの状況 10 MP-6 グリーン購入・調達の状況 16 MP-7 環境に配慮した新技術、 DfEなどの研究開発の状況 7-8,9-10 MP-8 環境に配慮した輸送に関する状況 7-8,9-10,19 MP-9 生物多様性の保全と 生物資源の持続可能な利用の状況 9-10 MP-10 環境コミュニケーションの状況 13-14,16 MP-11 環境に関する社会貢献活動の状況 13-14 MP-12 環境負荷低減に資する製品・サービスの状況 7-8,9-10 の表示・普及に努めていきます。 本 報 告 書 の 考 え 方 本報告書は、 レンゴー株式会社の2007年度における環 境への取組みや実績などをまとめました。 特集では、 レンゴーが取り組んでいる環境負荷の低減活 動について、 「 省資源・省エネルギーを考えたCフルート」、 「古紙利用の向上で資源の有効活用」、 「クリーンエネルギ ーの活用でCO2削減」、 「多様なコミュニケーションで情報 発信」という4つのレンゴーエコワードと数字にスポットを 見つけてみよう! 段ボールのリサイクルマーク その段ボールが リサイクル可能で あることを示す世界 共通のシンボルと 「ダンボール」 という 文字が入っています。 リサイクルの障害になる禁忌品の例 製紙原料とは無縁な異物 ●石、 ガラス、金物、土砂、木片など ●プラスチック類 ●樹脂含浸紙、硫酸紙、布類 ●ターポリン紙、 ロウ紙、石こうボードなど建材 ●捺染紙、感熱性発泡紙、合成紙、不織布 ●医療関係機関などにおいて感染症廃棄物と 接触した紙 ●その他、工程あるいは製品に著しい障害を 与えるもの 25 製紙原料に混入することは 好ましくない物(禁忌品B類) ●カーボン紙 ●ノーカーボン紙 ●ビニールおよびポリエチレンなどの 樹脂コーティング紙 ●ラミネート紙 ●粘着テープ ●感熱紙、芳香紙、臭いの付いた紙 ●その他、製紙原料として不適当な物 ※禁忌品の出典:財団法人古紙再生促進センター 「古紙標準品質規格」 より ※段ボールのリサイクルマークの出典:段ボールリサイクル協議会より 環境マネジメントに関する状況 MP-1 今後も段ボールのリサイクルマーク (禁忌品A類) 記載ページ 当て、それぞれに関係する取組みを分かりやすく紹介して います。 作成にあたっては、環境省『環境報告ガイドライン∼持続 OP-1 総エネルギー投入量およびその低減対策 11-12,19,23 OP-2 物質投入量およびその低減対策 7,9-10,11-12,23 報 告 範 囲 OP-3 水資源投入量およびその低減対策 11-12,23 ■報告対象期間 OP-4 9-10,20-21,23 2007年度 (2007年4月1日∼2008年3月31日) を基本とし、 一部2008年4月以降の情報も含んでいます。 事業エリア内で循環的利用を 行っている物質量など OP-5 総製品生産量又は総商品販売量 1,23 OP-6 温室効果ガスの排出量 およびその低減対策 11-12,19,23,24 OP-7 大気汚染、生活環境に係る負荷量 およびその低減対策 11-12,21,22, 23,24 OP-8 化学物質排出量、移動量およびその低減対策 22 OP-9 廃棄物等総排出量、廃棄物最終処分量 およびその低減対策 9-10,11-12,20, 23-24 OP-10 総排水量などおよびその低減対策 11-12,23,24 の取組みをご理解いただければ幸いです。 ■報告対象範囲 製紙原料として 利用困難な段ボール ●ワックスを含浸した段ボール ●金属箔 (アルミ箔など) を ラミネートした段ボール ●プラスチック製の緩衝材や 布などを貼り付けた段ボール (貼り付けなければ可) 事業活動に伴う環境負荷および その低減に向けた取組みの状況 可能な社会をめざして∼(2007年版)』を参考にしました。 本報告書を通じて、 レンゴーの持続可能な環境保全活動 レンゴー株式会社の全生産工場を基本として、一部国内連結子会社 (生産設備所有会社) のデータを記載しています。 ●段ボール部門 (段ボール工場…25 分工場…1) ●紙器部門(紙器工場…3) ●製紙部門(製紙工場…5 セロファン工場…1 印刷加工工場…1) ●化学品・バイオ工場…1 ●国内連結子会社…17社 (コルゲーター所有工場・包装資材工場) ■報告書発行時期 前回:2007年11月発行 次回:2009年11月発行予定 今回:2008年11月発行 ■制作部署/お問い合わせ先 レンゴー株式会社 環境・安全衛生部 TEL:06-6223-2371 (代表) FAX:06-4706-9909 メールアドレス:eco@rengo.co.jp ホームページアドレス:http://www.rengo.co.jp 編集にあたって その段ボール、 リサイクルマークの 入ったものは リサイクルができます。 一度使ったモノを再び資源とし 環境省「環境報告ガイドライン (2007年版) 」 対応表 創業100周年 ロゴについて 環境配慮と経営との関連状況 EE I 環境配慮と経営との関連状況 1,15-16,17,18 社会的取組みの状況 SP I 社会的取組みの状況 13-14,25 26
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