加速するタブレット市場 2013-2016 年予測 -Apple Google Microsoft の勢力図予想- 発刊日: 2013 年2 月8 日 体裁: A4 判 106 頁 価格: 95,000 円 (税込 102,600 円) ■ 調査の狙い ■ タブレット市場が急速に拡大している。タブレットは Apple iPad が 2010 年に上梓されて以来、市場規模 は倍々ゲームを達成した。2011 年は携帯電話メーカが市場に参入、2012 年は PC 有力メーカが新規参入し メーカ間競争はさらに激しさを増してきた。Apple、Google に続き IT 大手の Microsoft も自社ブランド Surface を擁し、満を持して 2012 年 11 月に市場参戦を果たした。 2012 年の市場規模は 1.1 億台前後とみなしたが、タブレットはブランドメーカ以外にホワイトボックスと 称されるノーブランドメーカも存在し、新興国向けに一定の販売実績を確保している。本報告書ではホワイ トボックスの販売台数を含めていないが、含めた場合販売台数は 1.3~1.4 倍程度まで膨らむ可能性がある。 ホワイトボックスの出荷台数はチップセットの出荷個数を推定の根拠にしているが、実際に販売に結びつい ているのか疑問で、チップセット出荷個数からかなり割り引く必要がある。 2013 年以降のタブレット市場は安定した伸びが予想される。特に 2013 年は Apple の iPad mini が本格投 入されるため iPad は前年並みの伸びが見込め、 また Samsung も Apple とのパテント問題が一段落し、2013 年は Nexus 10 と Galaxy タブレットで販売台数を急速に増加させるものとみられる。 2013 年以降のタブレットは 7 インチのミッドロー、10 インチのハイエンドに分化し、前者は Android と iOS(iPad ローエンド) 、後者は iOS ハイエンドモデルと Windows 8 OS が市場をリードする。 7 インチは主にコンシューマ市場向けになり、新興国向けエントリータブレットは大半が同サイズで占めら れる。一方 10 インチはビジネス向けの PC 代替用途になり、Microsoft が Windows 資産を背景にシェアを 高め、Windows OS タブレットは 2016 年にタブレット販売台数の 10%まで上げるものと予測した。 本書「加速するタブレット市場 2013-2016 年予測」は各参入メーカのタブレット戦略をもとに、2016 年に至る タブレット市場を定量的に分析したものになります。PC メーカはもとより、開発デベロッパ、電子部品、 材料メーカほか関連業界に置かれましても経営計画を策定する上で、本報告書は十分お役立ていただけるも のと確信します。 調査方法 既存データの収集、端末メーカ/オペレータの四半期業績報告書、端末メーカと部品メーカへの直接取材 調査期間 2012 年 10 月~2013 年 2 月 調査担当;大川 和良 パックリムリサーチ 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町 1 番地 Tel ホームページ http://www.pacrimresearch.co.jp/ 045-201-9731 電子メール 笹山徳光 株式会社 シルクビル 926 Fax 045-201-9781 pacrim@da2.so-net.ne.jp 資料目次 1 サマリ ………… 5 11.7. PC系メーカ:Lenovo、Asustek、Acer、HPはタブレットにシフト 2 タブレットのコンセプト ………… 10 11.8. 携帯電話系メーカ:Smart Phoneで苦戦・タブレットの開発余力はな ………… 59 い ………… 59 2.1. ディスプレイサイズ7~11インチ、スレート状端末 ………… 10 11.9. タブレット ホワイトボックスメーカ動向 ………… 60 2.2. タブレットの特徴は長時間バッテリ・高可搬性・スリーブからの高速 復帰 ………… 10 11.9.1. ホワイトボックスメーカのタブレット仕様 ………… 60 2.3. Windows 8によるハイブリッドPC型タブレット市場の形成 ………… 10 11.9.2. タブレット参入メーカ ………… 61 2.4. タブレット主要機種の投入時期 ………… 11 11.9.3. 中国ホワイトボックスタブレット向けの部品サプライヤと生産委託先 ………… 62 ………… 62 3 Apple、Google、Microsoftのアプリ開発環境 ………… 13 11.9.4. ホワイトボックスタブレットの出荷規模 3.1. Apple App storeの強みは1社管理体制、Microsoftも1社体制に追 随 ………… 13 12 PC市場とタブレットの攻防 ………… 63 3.2. Googleのエコシステム、Androidアプリ供給 ………… 14 12.1. 2014年にはタブレット販売台数がノートPCを上回る ………… 65 3.3. アプリ開発環境が充実するWindows 8 ………… 14 13 タブレット参入メーカ各社の方向性 ………… 66 4 CPUとアプリケーションプロセッサ動向 ………… 16 13.1. Apple ………… 66 4.1. タブレット向けCPU市場のIntel対ARMの攻防PC ………… 16 13.1.1. 至近動向 ………… 66 4.1.1. タブレット向けCPUはARM系が圧倒的な強さ ………… 16 13.1.2. タブレット戦略と2013年見通し ………… 68 4.1.2. IntelはUltrabookでタブレット市場に攻勢 ………… 17 13.1.3. タブレット仕様とサプライチェーン ………… 69 4.1.3. 将来ARM系プロセッサはPC市場・サーバ市場への進出も ………… 17 13.2. Samsung ………… 72 4.2. タブレット向けアプリケーションプロセッサ動向 ………… 19 13.2.1. 至近動向 ………… 72 4.2.1. チップセットはTegra2,3、Snapdragon、OMAPが採用実績でリード ………… 19 13.2.2. タブレット戦略 ………… 73 4.2.2. GPUはGeForce (Nvidia)、PowerVR (Imagination Technologies) ………… 25 13.2.3. タブレット仕様とサプライチェーン ………… 74 5 タブレットのLTE対応と通信動向 ………… 26 13.3. Asustek ………… 77 5.1. AppleはiPad 3で米国内LTE対応→iPad 4・miniで全面LTE対応 ………… 27 13.3.1. 至近動向 ………… 77 5.2. 米国のタブレット市場は60%がWi-Fi仕様 ………… 27 13.3.2. タブレット戦略と2013年見通し ………… 78 6 タッチパネル/ディスプレイ動向 ………… 28 13.3.3. タブレット仕様とサプライチェーン ………… 79 6.1. ディスプレイはLCD/TFT、タッチスクリーンは投影型静電容量式が ………… 28 主流 13.4. Amazon ………… 81 7 2012年注目タブレットの部品搭載動向/Kindle Fire HD、New ………… 29 iPad、iPad mini、Nexus 7、Surface、Galaxy Note LTE 10.1 13.4.1. 至近動向 ………… 81 7.1. 注目タブレット各社の特色 13.4.2. タブレット戦略と2013年見通し ………… 82 ………… 29 7.2. 各モデルの発売時期と店頭価格 ………… 30 13.4.3. タブレット仕様とサプライチェーン ………… 83 7.3. モデル別搭載部品分布 ………… 31 13.5. Lenovo ………… 85 7.3.1. アプリケーションプロセッサ、パワーマネジメント、メモリの搭載動向 ………… 31 13.5.1. 至近動向 ………… 85 7.4.1. 通信部の搭載動向 ………… 32 13.5.2. タブレット戦略 ………… 87 7.5.1. ディスプレイの搭載動向 ………… 33 13.5.3. タブレット仕様とサプライチェーン ………… 87 7.5.2. カメラ、電池の搭載動向 ………… 33 13.6. Acer ………… 88 7.6.1. メカニカル部品の搭載動向 ………… 34 13.6.1. 至近動向 ………… 88 7.6.2. センサ、非セルラー部品の搭載動向 ………… 34 13.6.2. タブレット戦略 ………… 88 7.8. タブレットのBOMの特色 ………… 35 13.6.3. タブレット仕様とサプライチェーン ………… 89 8 タブレットのODM構造 ………… 36 13.7. Microsoft ………… 90 9 タブレットのワールドワイド及び日本の市場規模と市場予測(2010~ ………… 38 2016年) 13.7.1. 至近動向 ………… 90 9.1. 総市場規模と市場予測 ………… 38 13.7.2. タブレット戦略と2013年見通し ………… 91 9.2. 2012年タブレットワールドワイド販売台数 ………… 39 13.7.3. タブレット仕様とサプライチェーン ………… 93 9.2.1. タブレット市場は米国がリード、成熟国が市場を牽引 ………… 39 13.8. その他の参入メーカ / PC ………… 95 9.2.2. 国内市場2012年400万台強、2015年には倍増へ ………… 39 13.8.1. HPのタブレット戦略 ………… 95 9.3. サイズ別市場規模と市場予測 ………… 40 13.8.2. Dellのタブレット戦略 ………… 96 9.3.1. 8インチ(8-9.9)はiPadの独擅場 ………… 42 13.9. その他の参入メーカ / 携帯電話・Smart Phone ………… 98 9.3.2. 7インチ(7-7.9)の小型タブレット市場に参入相次ぐ ………… 43 13.9.1. Nokiaのタブレット戦略 ………… 98 9.3.3. 10インチ(10-11/ハイブリッド)はPC代替のビジネス用途中心 ………… 45 13.9.2. HTCのタブレット戦略 ………… 98 13.9.3. LG Electronicsのタブレット戦略 ………… 99 ………… 99 10 OS別市場規模と市場予測 ………… 49 10.1. iOS、Android、Windowsの勢力図 ………… 51 13.9.4. Motorola Mobilityのタブレット戦略 10.2. タブレットのOS別メリット・デメリット ………… 51 13.9.5. Blackberryのタブレット戦略 ………… 101 10.3. Androidはオープン化戦略のメリットを生かすこと ………… 52 13.10. その他の参入メーカ / 日本メーカ ………… 102 10.4. Windows 8ビジネス用途に特化 ………… 54 13.10.1. ソニーのタブレット戦略 ………… 102 11 タブレットのワールドワイドメーカ戦略展望 ………… 55 13.10.2. シャープのタブレット戦略 ………… 103 11.1. Apple、Google、Amazon、Microsoft各社の方向性 ………… 55 13.10.3. 東芝のタブレット戦略 ………… 103 11.2. AppleはOSの統合とミッドロータブレットに注力 ………… 56 13.10.4. 富士通のタブレット戦略 ………… 103 11.3. Amazonは電子書籍で特定用途開発 ………… 56 13.10.5. パナソニックのタブレット戦略 ………… 104 11.4. Googleは自社ブランドNexsus 7、Nexus10をリリース ………… 57 13.11. その他の参入メーカ / Huawei、Barnes and Noble ………… 105 11.5. Windows 8タブレットはキーボードと一体型 ………… 57 13.11.1. Huaweiのタブレット戦略 ………… 105 11.6. コンシューマ市場にも2つの足掛かりをもつMicrosoft (BYOD、 Xbox) ………… 59 13.11.2. Barnes and Nobleのタブレット戦略 ………… 106
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