家電電子タグコンソーシアム(日本)の 標準化活動と家電業界が 目指す利用モデル、の御紹介 2007年7月2日 家電電子タグコンソーシアム 1 台日RFID技術とその応用セミナー 日本の家電業界の取り組み 家電電子タグコンソーシアムについて 2 台日RFID技術とその応用セミナー 家電業界に於ける過去の取り組み 2001 NEDO事業(東芝他) 3R(Reduce,Reuse,Recycle)促進の為の ライフサイクル追跡システムの開発(125Khz帯) 2002 家電製品協会他 物流効率化実証実験(HF、マイクロ波帯)、機器組み込み読取実証実験(マイクロ波帯) 2003 家電製品協会他 物流効率化実証実験、機器組み込み読取実証実験(UHF帯) 【店舗】 デオデオ本社・五日市店(広島県) 【物流倉庫】松下ロジスティクス広島商品センター(広島県) 三洋電機ロジスティクス福岡流通センター(福岡県) ソニーサプライチェーンソリューションお台場オペレーションセンター(東京都) 【工場等】 シャープ(液晶テレビ)(奈良県)、ダイキン工業(ルームエアコン)(滋賀県) ソニー(ノートパソコン)(長野県)、三菱電機(冷蔵庫)(静岡県) 松下電器産業(プラズマテレビ)(神奈川県)、松下電工(インバータ照明)(大阪府) 三洋電機(デジタルカメラ)(兵庫県)、東芝家電製造(洗濯機)(愛知県) 日立製作所(液晶プロジェクタ)(神奈川県)、パイオニア(DVDプレーヤ)(埼玉県) 2004 (財)家電製品協会 (社)電子情報技術産業 協会 電子部品の工場から、家電製品の組立工場、物流倉庫、小売店に至るまでのサプライチェーンシス テムを構築し、業務効率化を実証、ライフサイクルモデルの調査研究 部品に含まれる有害物質のトレーサビリティの実現や家電リサイクル効率化を目指したビジネスモ デルの確立 2005 家電電子タグコンソーシアム 経済産業省委託事業 ユースケース標準モデル並び国際的運用ガイドラインの調査研究 (財)流通システム開発センター EPC RFIDシステム導入検討事項調査報告書 協力 3 台日RFID技術とその応用セミナー 各ステップ/年度での実験検証範囲 部品メーカ セットメーカ メーカ 2002 ハード技術検証 実用性評価 (2.45GHz) (2.45GHz) 2003 ハード実装検証 (UHF) 2004 小売 物流 実用性評価 (UHF) 実用性評価 (UHF) ②家電動脈 サプライチェーンに おける電子タグ 実証実験 ③電子部品・電子 機器における電子 タグを活用した環境 トレーサビリティ実 証実験 消費者 回収 リサイクル 電子タグの読取りに関する 技術検証 電子タグを業務に適用し、 効果を検証 ①家電製品ライフサイクル全体における電子タグ利用モデルの検討 2005 家電製品ライフサイクル全体におけるユースケース提示、ガイドライン策定、標準化提案 2006 保守修理・店舗内ロケーション、国際物流実証実験 製品安全トレーサビリティー調査研究 4 台日RFID技術とその応用セミナー 家電製造に於けるRFIDの利活用イメージ(従来) 工程内利活用 部品入庫業務(受入伝票、検品)における電子タグ利 用イメージ ダン ボール 受入部品(または部品ロット) のタグをR/Wで効率的に読 み取り、作業効率化を実現 (引取りカンバン) LSI ロ ール ハ ン デ ィ 型R /W セル生産工程管理における電子タグ利 用イメージ 作業端末 ハン デ ィ 型 R /W タグをR/Wで読み取 り、作業端末に表示さ れる工程に従って製品 に部品を組み込む。 (仕掛りカンバン) ゲ ート 型R /W 部品在庫管理における電子タグ利用イ メージ 在庫部品(または部品ロット) のタグをR/Wで読み取り、 リアルタイム在庫管理を実現 ライン生産工程管理における電子タグ利用 イメージ ハ ン デ ィ 型R /W タグをR/Wで読み取 り、作業端末に表示さ れる工程に従って製品 に部品を組み込む。 (仕掛りカンバン) ス マ ート シ ェ ルフ 作業端末 ハン デ ィ 型 R /W 5 台日RFID技術とその応用セミナー 家電物流に於けるRFIDの利活用実用事例 物流拠点から販売店までの閉じた系での利活用(ソニーヨーロッパ) Tilburg Distribution Centre Facts & Figures Established 1971 in Vianen and moved to Tilburg in the year 2000 All Inclusive logistics service for Playstation, Consumer AV, Professional products and Recording Media&Energy 台日RFID技術とその応用セミナー 6 7 台日RFID技術とその応用セミナー 8 台日RFID技術とその応用セミナー 東芝レーゲンスブルグ工場に於ける利活用事例(2006/10~) 製造出荷検品工程の削減、物流倉庫省スペース化を目的 ノートパソコンと梱包箱に同時に収納するアクセサリー箱との連携を取 るためにRFIDを利用 36台のPCを1つのパレットに積載するとい う構成で、この36個のタグをパレットラッピン グしながら一斉に読み込みを行っている 9 台日RFID技術とその応用セミナー 東芝レーゲンスブルグ工場 10 台日RFID技術とその応用セミナー 家電電子タグコンソーシアム設立経緯 過去の実証実験及び調査研究での指針策定 →EPCglobal C1G2のスペックが出る前 ユースケースを元に具体的なターゲットを前提にした ガイドラインが未完了となっていた ・H14~16の実証実験を通じて、家電製品ライフサイクル全体の電子タグ利活用モデルの共通認識が醸造さ れたものの、ユースケース標準モデル確定が完了未。 ・電子タグをサプライチェーンにおいて共用することが共通認識となったが、導入・運用に関する具体的共通事 項の整理とガイドラインの策定が完了未。 ・貼付コスト負担、分担等の受益と負担のコンセンサス形成は着手出来ず。 ・電子タグ導入・運用に向けての運用ガイドラインの策定 生産・流通・販売などグローバルモデルを検討するとともに、国際分業-アジアなど-(OUT/IN、OUT/IN/OUT、 OUT/OUT等)、 家電業界としての運用方法、電子タグ利用の共通事項の策定と運用ガイドライン策定を行う ・製品ライフサイクル全体での電子タグ利用における共通情報モデルの提示と国際標準化提案 データ体系モデルを策定し、電子タグユーザメモリエリア項目の検討と国際標準化提案を行う ・製品ライフサイクル全体における電子タグ利用モデルは認識されたものの、電子タグ情報モデルとしての確 定が終らず部品、製品の一貫した情報モデルのガイドライン、標準化となるモデルの策定が済んでいない。 ・長期間に及ぶデータ保持モデル(データベース、電子タグ)の検討が行われていない。 ・原材料・部品からの環境情報の紐付けのあり方 ・長期間に及ぶデータ保持手段(技術・運用)の検討 台日RFID技術とその応用セミナー 11 以上を踏まえ、2005/6からコンソーシアム設立準備会を発足 2005年10月28日 発足、2007年4月より家電製品協会流通部傘下 での活動に移行、会員は更に4社程度増加予定 現在の会員企業 区分 幹事 会員 事務局 会社 ソニー株式会社 株式会社 東芝 株式会社日立製作所 松下電器産業株式会社 日本電気株式会社、富士通株式会社 三洋電機株式会社 シャープ株式会社 日本ビクター株式会社 パイオニア株式会社、三菱電機株式会社 キャノン株式会社(2006/11) 富士通ゼネラル株式会社(2007/4) みずほ情報総研株式会社 12 台日RFID技術とその応用セミナー 国際標準化関連組織団体との連携について EPC global ISO 緊密に関係 次世代電子商取引推進協議会 次世代電子商取引推進協議会 (ECOM)事務局 (ECOM)事務局 WG 財団法人流通システム開発センター (DSRI) ・TLS ・AAP ・JAG,JRG AutoID AutoID Labs Labs AIDC AIDC ・普及促進 ・プライバシー ・コード統一 EPC EPC global global IAGへの意見 社団法人電子情報技術産業協会 JEITA (JEITA) ISOへの意見 連携し支援 協力をする 連携し支援 協力をする CE CE DG DG 意見 家電電子タグ 家電電子タグ コンソーシアム コンソーシアム 意見 ・WG2/WG4 ・エキスパートG (ユーザモデル) ・米国ISO原案を検討 し提案する活動 ECセンター実証 実証 ECセンター実証 財団法人 家電製品協会 参加 電子タグ国際標準化戦略委員会 電子タグ国際標準化戦略委員会 意見 経産省、農水省、国交省、厚労省、総務省 日本として EPCglobalへ提案 計画 戦略 日本として ISOへ提案 ECOM 台日RFID技術とその応用セミナー 13 About Consumer Electronics DG(pre CEIAG) 2006/10/5,6 第一回東京会議 11/17 プリDG会議(東京) パイロットの実施について、CEIAGの組織体制について 12/7,8 第二回ソウル会議 2007/3 欧州プリDG会議(欧米リテーラーへのレクチャー) 2007/5 第三回CEDG(DGとして最終atグラーツ)→正式なIAG化 2007/10 第一回CEIAG(at香港) Draft Structure of WG Stream 1st IAG 2 1 2nd IAG Use Case (logistics, ,store, repair, etc.), 3rd IAG 4th IAG PILOT Label/SSCC, HRI, Backup Necessity?? Introduction of Guideline, Terms 2` EPCIS, Granularity 2`` Use case(Recycle) SSCC , Backup EPCIS (Addition of Vocab) Item Level Tagging 3 台日RFID技術とその応用セミナー Security Products Safety Tag/RW /Network 14 国内外主要家電量販RFID貼付(流通梱包)動向 -国内- 2004年 2005年 2006年 Gen2 Tag ヨドバシカメラ 5月導入開始 コンソとの勉強会 3月 ● 6月 ● ● 大手家電流通 懇談会 -海外- 2004年 ウォルマート ターゲット 特記事項 Gen1 Tag 家電メーカ へ貼付要求 ベストバイ 2005年 2006年 TOP100サプライヤ Gen2 Tag Gen1 Tag 6月 大手家電量販店は タグの利活用検討中 特記事項 TOP200サプライヤ 2006年中にTOP 600店に展開予定 Gen2 Tag TOP80サプライヤ 1月 テスト段階→本格採用 (2007年以降) メトロ 2006年中に 1400店導入目標 15 TESCO 台日RFID技術とその応用セミナー 家電コンソ活動状況 具体的活動 検討事項 家電コンソとしての対応 User Memory Survey EPCグローバ ル GEN2からオプションで採用された, 書き換え可能なユーザー領域につ いての検討 。現状の TagDataStandardでは,その構造/ 大きさ,アクセスの仕様などが定義 されていない。 ①製造工程管理・物流・販売・修理・リサイクル /リユースなどの各ユースケースでの利用を 想定 ②パブリックポリシーを意識したセキュリティの 確保を提言(改ざん防止対策) ③EPCglobal に加えて ISO準拠のデータフォー マットも重視(漢字の記録方法等) 国際委員会 (ISO) 電子タグに関する各分野で標準化 が検討されているISO/IEC JTC1 SC31 家電電子タグコンソーシアムからISO側への働 きかけ。JEITAと共同で提案活動。 Item Level Tagging EPCグローバ ル Joint Requirements for Item Level Tagging タグを製品の個品単位で貼付する 場合の方法論、タグの仕様などにつ いての議論仕様策定作業 動作温度範囲・Kill コマンドの扱いなど、タグを 製品安全トレースや製品リサイクルに利用す る場合に必要な仕様を意識したコメントを提出 User Memory Survey と同様に製品リサイクル に関するユースケースを追加シナリオとして提 出 製配販での勉 ライフサイクル全般に電子タグを利 強会開始 活用するための検討 経済産業省に協力委ただき,量販店様有志の 方々と,家電全般の標準化について勉強会 16 台日RFID技術とその応用セミナー ガイドライン概要 ・Ver1.0 ・改訂版→2006年度実験結果をフィードバック中 17 台日RFID技術とその応用セミナー 情報家電に於けるライフサイクル管理イメージ リ サイ クル 家電メーカ ・有害物情報 ・化学物質情報 ・分解情報 メーカ(企業)固有 データベース 部材情報 アセスメント評価(LCA) グ リ ーン調査情報 D/B D/B 基本情報 材料リサ イクル ・リ サ イ ク ル 作業の 効率化 H/T マニフェスト 電子タグ H/T イ ンターネ ット 物 流 消 費 者 D/B D/B 入出庫管理 在庫管理 棚卸し 製品利用説明 新製品情報 D/B 物流品質管理 流通状況管理 メンテナンス情報 サ ービス修理 陳列棚(商品位置) 管理 商品情報 検索 入出庫管理 在庫管理 支払・精算 【バックヤ ード】 店 台日RFID技術とその応用セミナー 防犯管理 【店頭】 舗 18 情報家電のライフサイクルの代表的なシーン シーン 内容 取り扱う主な商品情報 部品の生産や 調達 協力会社への部品の生産を指示し、部品を調達する。 環境情報(部品) 製品の組立 組立工場で製品を組立、出荷する。 工程履歴情報(製品) 品質情報(製品) 出荷情報(製品) 製品物流 注文に従い、製品を販売店へ運搬させる。 入出荷情報(製品) 輸配送管理情報(製品) 補修部品物流 注文に従い、補修部品を販売店へ運搬させる。 入出荷情報(部品) 輸配送管理情報(部品) 輸出入 ・海外工場から日本国内への製品を輸入する。 ・海外に向けて輸出を行う。 危険物情報(製品) 入出荷情報(製品) 輸配送管理情報(製品) 店舗における 在庫管理 販売状況によって変化する在庫を管理する。 在庫情報(製品) 販売情報(製品) 製品の修理 消費者にわたっている情報家電の修理を行う。 修理トレース情報(製品) 修理履歴情報(製品) リサイクル リサイクル法にもとづき不用になった情報家電の再資源 化を行う。 リサイクル工程履歴(製品) 再資源化情報(部品) 台日RFID技術とその応用セミナー 19 高レベル管理品におけるライフサイクル管理標準ユースケース 商品クラス 高レベル 管理品 松 中レベル 管理品 竹 低レベル 管理品 梅 管理上の要件 具体例 製造番号管理、ライフサイクル管 理、高度なSCMが必要となるもの ⇒個品管理が必須 製品:戦略商品・デジタル家電・ 高額商品、PC 部品:TVパネル、洗濯機モータ、 パソコンのマウス ロット管理、あるいは製造年月日 管理、価格よりも顧客の安全のた めのトレースが必要なもの ⇒個品管理でも可 製品:ホームエレクトロニクス、 一般家電、その他小物 部品:基板、LSI 鮮度管理 ⇒個品管理でなくても可 ライフサイクル管理対象外 製品:消費財系商品、管球、電池、 配線器具 部品:コネクタ、スイッチ (商品価格が安い) 20 台日RFID技術とその応用セミナー ライフサイクル管理実現のために管理対象の定義 21 台日RFID技術とその応用セミナー 高レベル管理品に於ける電子タグによるライフサイクル管理モデル 配送・センター 拠点 22 台日RFID技術とその応用セミナー シーン 利活用 シーン 関与者 概要 I-B グローバル 在庫管理 SCM、需給調整 メーカ(企画、設計、 販売) メーカ(企画、設計、 販売) 電子タグによりリアルタイムでグローバルな在庫情報 を収集・管理する。 電子タグによりリアルタイム在庫情報を収集し、高度な SCMオペレーション及び需給調整を実施する。 II-A 調達、生産管理 電子タグを用いて部品入庫や生産工程を管理する。 III-A ノンストップ通関 製造工場 (海外含む) 輸出入(e通関) VA-A ロケーション管理、 作業管理 倉庫・センター 電子タグによりリアルタイムな在庫情報・位置情報を把 握し、ピッキング作業・棚卸の精度を向上させる。 VB 倉庫・センター 電子タグにより梱包単位、車単位での管理を実現し、 出荷検品作業を効率化する。 電子タグを貼付し、入荷作業の精度を向上させる。 VE 出荷検品・ 車単位化 入庫検品・ タグ付け 車両トラッキング VIA 販売管理 物流事業者・ 輸送会社等 販売店 VIB 在庫管理 販売店 VIC 防犯管理 販売店 VID 修理部品 販売店 VIE ライフサイクル管理 VIII リサイクル IXA 共同配車・ モーダルシフト I-A VC ユースケース 倉庫・センター 電子タグによりコンテナを開けることなく通関する。 電子タグによりリアルタイムな位置情報・配送状態を把 握する。 電子タグによりセルフレジや電子保証書の発行、タッ チログを把握する。 電子タグによりリアルタイムな在庫情報・位置情報を把 握し、在庫管理・棚卸の精度を向上させる。 電子タグにより持ち出しを監視するとともに、再販を防 止する。 電子タグにより修理部品の特定や修理履歴を管理す る。 電子タグにより製品ライフサイクル全般を関連付けて 管理する。 リサイクル法にもとづき不用になった情報家電の再資 源化を行う。 電子タグによる配送先管理と仕分け作業の効率化す る。 23 台日RFID技術とその応用セミナー メリット メーカにおけるシーン別メリット 物流におけるシーン別メリット 電子タグの 有効性 ①環境情報管理 小規模サプライヤ等、非ネット ワーク環境下での情報書込み ②部品在庫管理 非接触による入出庫数量の一 括読込み ③部品品質管理 ロット管理NO等の書き換えに よる再利用 ④生産工程管理 ライン変更などが多く固定的な ネットワークが敷設しにくい環 境下での読み書き、読込み作 業の廃止 ⑤ロケーション管理 ⑥入出庫検品 ⑦店頭販売管理 非 ネットワーク環境下での製 造番号読込 非 ネットワーク環境下での製 造番号読込、入庫日時書込み 販売店におけるシーン別メリット 電子タグの 有効性 ①店頭販売管理 非 接触 読込による レ ジ 業務 ②販売店在庫管理 非接触読込による確認 作業 非接触読込による一 括検品 ③防犯管理 適正販売情報の書込み と 非接 触読込による検 知 非接触による遠隔読 込 ④修理履歴管理 非ネットワーク環境下で の 製造 番号読 取り 、修 理 履歴 の読み書き、非 接 触 読 取りによる確認 作業 ⑤リサイクル管理 排 出情 報読み書き、非 接触読取による仕分け 作業 ①ノンストップ通関 一意的な通関情報 の書き込み、非接触 による一括読込 ②ロケーション管理 非接触読込による ピッキング作業 ③入出庫検品 ④車両トラッキング ⑤共同配車・モーダ ルシフト 電子タグの 有効性 非接触読込による一 括検品 非接触による読込作業 ⑧ブランド管理 真正品情報の書込みと非接触 読込による検知 ⑨保証書管理 お 買 上 日時等の非接触読み 書き ⑩販売店在庫管理 非接触読込による確認作業 ⑪修理履歴管理 非ネットワーク環境下での製 造番号読取り、修理履歴の読 み 書き、非接触読取りによる 確認作業 ⑫リサイクル管理 非ネットワーク環境下での排 出情報読み書き、非接触読込 による製品情報確認作業 台日RFID技術とその応用セミナー 24 データ体系 ①物品識別コード(GTIN、ISO) (UII) ②その他の項目 (ユーザメモリ) ライフサイクル管理に推奨できるデータキャリアメディア 種類 デ ー タ キ ャ リ ア 電子タグ 2次元コード バーコード 規格 UII ユーザメモリ クラス-1 UHF SGTIN96 × ク ラ ス -1 Gen2 UHF SGTIN96 △ HF ? UHF ○ ISO ク ラ ス -2 以降 タイプC 非EPC 区々 QR 非QR EPC AFIで切分け △ 区々 ? 区々 日本 - ? ? その他 - ? ? CODE128 RSS? SGTIN AIで区分 CODE13 - GTIN × - × × その他 区々 25 台日RFID技術とその応用セミナー データ体系に於ける基本指針 ・国際標準準拠したものであること ・企業独自項目の扱いについて 企業内で独自に使う項目に関してはそれを明記した上で自由に使え ることが必要である。このための方策としてたとえば、GS1 AI (Application Identifiers)における92(企業内部)から98(企業内部)の 識別子を使い、企業独自効率化要素としてプライベートコードを利用 することを基本とする ・各種データキャリア間で共通であること 電子タグで使用するデータ識別子は05 GS1 Application Identifiers(以下AIと記述)、06 MH10 Data Identifiers(以下DIと 記述)を採用する ・標準ネットワークプロトコルの採用 電子タグ+コンセントレータ(ミドルウェア)と、アプリケーションや ONS、GDSなど公的サービスをつなぐものを指し、具体的には ・EPCネットワーク(SOAP) ・GDSにおけるAS2 ・ebXMLにおけるMS(メッセージングサービス) など 26 台日RFID技術とその応用セミナー ・UIIにおける個品識別コード(シリアル番号)の付番 高レベル管理品・中レベル管理品の一部(生命に関わる場合) マネージャ番号 オブジェクト 保証書などに記載される製造番号 中レベル管理品・低レベル管理品 マネージャ番号 実製造番号 UIIには,実製造番号が書き込めるロングEPCコードを採用する。過渡期におい て,SGTIN96のみが流通する段階では,ユーザー必要に応じて,ユーザーメモ リ領域に実製番(AI(21))を書き込むこととする オブジェクト ロット番号単位のシリアル番号 ロット番号+シリアル UIIのシリアル番号は,製造ロット番号をキーにした連番号を採番することとする 下位レベル管理商品・非コンシューマ商品 中レベル商品と同じか,相応のバーコードで物品識別を行う。(なおSSCCなど上位レ イヤーにバインドする可能性があることから,JANコードのみのような運用ではなく,た とえばCODE128を使用したAIの表現が可能なバーコードを採用することが望ましい ・SGTIN対応のフィルターバリュー値のガイドライン コード Value All Others 0 000 Retail Consumer Trade Item 1 001 Standard Trade Item Grouping 2 010 Single Shipping/Consumer Trade Item 3 011 Reserved 4 100 Reserved 5 101 Reserved 6 110 Reserved 7 111 Type 27 台日RFID技術とその応用セミナー レイヤ0における電子タグの貼付位置とその 方法 電子タグ貼付位置 輸送単位の層構成図 サ プラ イ チ ェーン マネ ージ メ ン ト の 階層 RFタグ Layer 5 (5.8(5.8-5.9GHz) ISO TC 204 ISO 15627- Data Link Layer ISO 15628- Application Layer ISO 18253- DSRC Res Mgr ISO 14816 輸送単位 (自動車、飛行機、船、列車) Layer 4 (UHF) ISO TC104/TC122 JWG (ISO 17363) ISO TC 104 (ISO 10374, ISO 18185) (ISO 23389, ISO 14816) 大型集合単位 (コ ン テ ナ) Layer 3 (UHF) Unit Load ISO TC104/TC122 JWG (ISO 17364) ANSI MH10.8.4 AIAG (TBD) EIA (TBD), EAN/UCC GTAG 中型集合単位 中型集合単位 パレ ット ) (パレ ット ) Layer 2 (UHF) ISO TC104/TC122 JWG ( ISO 17365) ANSI MH10.8.8 AIAG (TBD) EIA (TBD) Transport Unit 小型集合単位 小型集合単位 小型集合単位 小型集合単位 (プラ コ ン ) (プラ コ ン) (プラ コ ン ) (プラ コ ン) Layer 1 (UHF) ISO TC104/TC122 JWG (ISO 17366) Packaging 個装 個装 個装 個装 個装 個装 個装 個装 Layer 0 (UHF) ISO TC104/TC122 JWG (ISO 17367) レイヤ0は、製品そのものに直接電子タグを貼 付するレイヤで、このレイヤで扱われるタグを 個品タグ(Item Level Tag)と呼ぶ。 個品タグはライフサイクル管理あるいは盗品 /贋作防止といったサプライチェーンマネジメ ントのために用いられる、その貼付対象は、 ・リサイクル対象商品 ・高額商品 などである。このレイヤでは個品タグを製品に 部品として「組み込む」場合も考えられる。電 子タグの「貼付」とは製品組み込みの場合も含 むものとする。 レイヤ1および2における電子タグの貼付 位置とその方法 Item 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 個品 (出典:2005年度CEATECセミナー「RFID(電子タグ)の最新動向」資料) All Rights Reserved, Copyright © Akira Shibata レイヤ3における電子タグの貼付位置とその方法 レイヤ3は、輸送梱包に電子タグを貼付するレイヤである。このレイヤで扱われる タグを輸送梱包タグ(Pallet Tag)と呼ぶ。 パレタイズされた梱包に対しては、パレットではなく梱包そのものへのタグの貼付 が要求される。 このような場合のタグの貼付にあたって考慮しなければならない点は、すでにタグ が貼付されている複数の梱包をまとめたものにさらに追加して貼付するので、タグ の干渉については特に注意する必要がある。 レイヤ1は、個装梱包に電子タグを貼付す るレイヤである。レイヤ2は標準梱包に電子タ グを貼付するレイヤである。それぞれのレイヤ で扱われるタグを個装タグおよび標準梱包タ グ(Case Tag)と呼ぶ。 個品タグが貼付されている場合は、個装タ グは貼付すべきではない。一般的には、個品 タグと個装タグが同時に貼付されると、タグ間 の干渉によりそれぞれのタグの読取性能が低 下する。 28 台日RFID技術とその応用セミナー 電子タグの貼付位置の表示方法 個品タグ・個装タグ・標準梱包タグ・輸送梱包タグのいずれについても、タグ貼付位置を視覚的に明 示すること。 タグが貼付された製品を持つ消費者のプライバシーを保護すること(消費者がタグの位置を知るこ とによって、消費者自らがタグの機能を制限しやすくすること)と、タグシステムのオペレータの作業の しやすさの為。 同時に、貼付されている電子タグが正しくISOおよびEPCgloballに準拠していることを明示する意味 もある 29 台日RFID技術とその応用セミナー 2006年度の取り組み ・実行体制 ・各種実証事業概要 30 台日RFID技術とその応用セミナー 運営体制(2006) コンソーシアム 主査(金田) 副主査(木村) 全体連絡会 事務局 みずほ情報総研 幹事会 WG主査adhoc 標準化WG SSCC検討SWG ユースケースWG タグ標準化SWG ネットワークDB SWG メリット検討SWG 量販店ヒアリング 実証実験WG 実証実験全体連絡会 各テーマ毎WG 31 台日RFID技術とその応用セミナー コンソの関連する実証実験及び調査研究テーマ ・国際連携: 松下 ・TLS: 東芝(2007/6現在進行中) ・保守・修理: 日立、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、エディオン ・量販店舗: ヤマダ電機、IBM、ユニシス、DNP ・製品安全: シャープ、ソニー 、東芝、松下、日立、Auto-ID Labs J ・ABF(修理業者への動産担保融資):日立、東京リース ・セキュアタグ: コンソーシアム、日立 32 台日RFID技術とその応用セミナー 製品ライフサイクルにおける電子タグ利活用モデルと実験範囲 家電電子タグコンソーシアム「電子タグ運用標準化ガイドライン」で提示したユースケースにおける 実験対象範囲は以下の通り。 リ サイ クル 家電メーカ # ・有害物情報 ・化学物質情報 ・分解情報 メーカ(企業)固有 データベース 部材情報 アセスメント評価(LCA) グ リ ーン調査情報 D/B D/B 基本情報 材料リサ イクル ・リ サ イ ク ル 作業の 効率化 H/T マニフェスト 電子タグ H/T イ ンターネ ット 物 流 消 費 者 D/B D/B 入出庫管理 在庫管理 棚卸し 製品利用説明 新製品情報 D/B 物流品質管理 流通状況管理 メンテナンス情報 サ ービス修理 陳列棚(商品位置) 管理 商品情報 検索 入出庫管理 在庫管理 支払・精算 【バックヤ ード】 店 【店頭】 舗 ユースケース Ⅰ-A グローバル、在庫管理 Ⅰ-B SCM、需給調整 Ⅱ-A 調達、生産管理 Ⅲ-A ノンストップ通関 ⅤA-A ロケーション管理、作業管理 ⅤB 出荷検品・車単位化 ⅤC 入庫検品・タグ付け ⅤE 車両トラッキング ⅥA 販売管理 ⅥB 在庫管理 ⅥC 防犯管理 ⅥD 修理管理 ⅥE ライフサイクル管理 ⅨA 共同配車、モーダルシフト 防犯管理 33 台日RFID技術とその応用セミナー 実験概要(保守修理在庫ABF) 実験領域 実験内容 実験参加企業(順不同) ①保守・修理 保証書の裏面に電子タグを貼付(将来 は製品本体に貼付予定)し、店舗での修 理受付から保守事業者での修理業務、 また消費者への修理完了品の受渡しま で、家電製品の修理業務に関する電子 タグの適用性について検証する。 【電子タグ貼付対象】 プラズマテレビ、DVDレコーダー、 内臓HDD 約200個 ②店舗在庫 ロケーション 管理 量販店物流センターにおいて実験店舗 メーカ:家電電子タグコンソーシアムメンバー (新座店)へ納品する対象商品(個装)に 量販店:ヤマダ電機 電子タグを貼付し出荷、量販店入荷、倉 ソリューションベンダ:日本ユニシス 日本IBM 庫、店頭、販売までの商品在庫場所の 大日本印刷 リアルタイム管理について検証する。 【電子タグ貼付対象】 炊飯ジャー、DVDレコーダー、デジタル オーディオプレイヤー 約3,000個 ③ABF 修理部品の出荷(使用)データによる部 品在庫の変動の外部モニタリングにつ いて検証する。 メーカ:日立製作所 販売会社:日立コンシューマ・マーケティング 量販店:ビックカメラ ヨドバシカメラ エディオン ソリューションベンダ:日立製作所 NTTコムウェア デンソーウェーブ 東芝テック 金融機関:東京リース ソリューションベンダ:日立製作所 34 台日RFID技術とその応用セミナー 経済産業省 平成18年度「電子タグを活用した流通・物流の効率化実証実験事業」 電子タグを活用した家電業界における 物流・金流の高度情報活用実証実験事業 事業概要 保守・修理 公開実験 ビックカメラ 有楽町店 2007年2月13日 家電電子タグコンソーシアム 35 台日RFID技術とその応用セミナー H18年度(流通政策課) 実証実験WG(保守・修理) 蓄積された動脈流でのトレーサビリティデータと製品管理情報を活用し、製品ライフサイクルの 静脈流での新たな効果を創出するための一気通貫の実証実験事業を行います。 動 脈 流 静 脈 流 保守・修理:使用中の製品の維持補修における電子タグの活用 再商品化等事業者 保守事業者 量販店 ( 消費者) 量販店舗 量販店物流センタ メーカ配送センタ セットメーカ 部品メーカ セット メーカ 実験対象範囲 トレースDB 各フェーズ(製・配・販・保守)で発生するデータの有効活用 台日RFID技術とその応用セミナー 36 実証実験実施概要 実施概要 実施概要 メーカ~量販店~保守事業者まで一気通貫で電子タグを利用することで、保守・修理など静脈流での業務効率化の検証 (リードタイム短縮等の定量的効果の検証を含む)を行うことを目的とする。 家電製品をメーカより出荷し、量販店で販売された後、故障が発生したという前提で消費者は修理依頼を行う。保証書 の裏面に電子タグを貼付し、店舗での修理受付から保守事業者での修理業務、また消費者への修理完了品の受渡しまで、 家電製品の修理業務に関する電子タグの適用性について検証する。 検証項目案 検証項目案 プレーヤ # 検証項目 メーカ 右表「検証項目」について実証実験 より得られた結果で評価する。 実証実験後目標 実証実験後目標 本実験で得られた検証結果については、 家電電子タグコンソーシアムで策定し ているガイドラインのユースケースモ デルにフィードバックします。 1 ○ 2 ○ 量販店 保守事業者 不良発生時(想定)の対象品流通範囲の特定 ・不良発生時(想定)の対象品発見・回収の 効率化 (○) 3 ○ 4 ○ ○ 修理受付時の製品関連情報検索の効率化、正 確な情報伝達(CSの向上) ○ 5 修理の際の製造情報、修理情報参照、情報登 録の効率化 6 ○ 修理完了品入庫連絡の効率化 7 ○ 修理品受渡し時の作業の効率化 8 ○ (○) ※:(○)は本実験対象範囲外とする 台日RFID技術とその応用セミナー 修理受付時の保証有効期限の明確化 修理進捗状況の確認の効率化 37 実証実験概要 商品配送 商品配送 大物 (消費者) 製造部門 入荷→(仕分)→出荷 入荷→(仕分)→出荷 ビックカメラ(配送センタ) 日立配送センタ(浦安) 製造→出荷 ヨドバシカメラ(配送センタ) 小物 保守部門 エディオン(配送センタ) 拠点で修理 部品在庫 修理依頼 修理依頼 部品配送 入荷→販売 保守部門 量販で修理 日立CM(保守) 修理・保守 修理品 修理品 ビックカメラ(店舗) ヨドバシカメラ(店舗) 部品 修理 エディオン(店舗) 日立(東海、横浜) 凡例: 動脈流 静脈流 出張修理 38 台日RFID技術とその応用セミナー 保守・修理公開実験概要 日 場 時:平成19年2月13日(水)8:00~9:40 (受付開始7:30) 所:ビックカメラ 有楽町店本館 スケジュール: 7:30 受付開始 8:00 御挨拶 実証実験概要のご説明 デモンストレーション内容のご説明 8:30 サービスカウンターでのデモンストレーション (2グループに分かれてご見学いただきます。) 9:25 質疑応答 9:35 公開実験総括 9:40 終了 39 台日RFID技術とその応用セミナー 40 台日RFID技術とその応用セミナー 41 台日RFID技術とその応用セミナー 42 台日RFID技術とその応用セミナー 43 台日RFID技術とその応用セミナー 44 台日RFID技術とその応用セミナー 45 台日RFID技術とその応用セミナー 46 台日RFID技術とその応用セミナー 47 台日RFID技術とその応用セミナー 48 台日RFID技術とその応用セミナー 事業プロセス全体と各プレーヤーの期待効果 保守・修理 トレーサビリティ共通基盤 ABF AP 故障品 セットメーカー 工場 メーカ 配送センタ 量販 物流センタ 故障品 <消費者の期待効果> <消費者の期待効果> ①保守・修理 ①保守・修理 ・修理受付時間の短縮 ・修理受付時間の短縮 ・修理完了日の短縮 ・修理完了日の短縮 ・保証期間の明確化 ・保証期間の明確化 量販店 金融機関 保守事業者 (消費者) 製造 出荷 修理 入荷 出荷 <メーカの期待効果> <メーカの期待効果> ①保守・修理 ①保守・修理 ・修理作業の確実化・効率化 ・修理作業の確実化・効率化 ・保証期間の明確化 ・保証期間の明確化 ・不良発生時の迅速な ・不良発生時の迅速な トラッキング トラッキング 動脈流 静脈流 トレースデータ 入荷 出荷 修理 販売 <量販店の期待効果> <量販店の期待効果> ①保守・修理 ①保守・修理 ・保守・修理受付業務の短縮 ・保守・修理受付業務の短縮 ・修理作業の確実化・効率化、 ・修理作業の確実化・効率化、 リードタイムの短縮 リードタイムの短縮 ・保証期間の明確化 ・保証期間の明確化 ③在庫管理 ③在庫管理 ・店内商品在庫のロケーショ ン ・店内商品在庫のロケーショ ン の把握 の把握 ・欠品・品出し作業の率化 ・欠品・品出し作業の率化 修理 修理 <保守事業者の期待効果> <保守事業者の期待効果> ①保守・修理 ①保守・修理 ・保守・修理受付業務の短縮 ・保守・修理受付業務の短縮 ・修理作業の確実化・効率化、 ・修理作業の確実化・効率化、 リードタイムの短縮 リードタイムの短縮 ・保証期間の明確化 ・保証期間の明確化 ②ABF ②ABF ・実証実験結果に基づいた ・実証実験結果に基づいた 金融コスト削減効果の定量化 金融コスト削減効果の定量化 <金融機関の期待効果> <金融機関の期待効果> ②ABF ②ABF ・物流・金流を統合した ・物流・金流を統合した 新ビジネスモデルの創出 新ビジネスモデルの創出 ・保守事業者の業務プロセス ・保守事業者の業務プロセス の可視化 の可視化 49 台日RFID技術とその応用セミナー 実証実験結果 検証項目 1 不良発生時(想定)の 対象品流通範囲特定困難 検証内容 • 対象製品の回収にかかる“コストの 削減” 結 果 効果 • 流通先特定、拠点からの回収コスト削減 回収範囲を50%に絞込めた場合:474万の削減 回収範囲を80%に絞込めた場合:196万の削減 ○ ※工場から店舗までの製品在庫数を6900台とした場合 2 不良発生時(想定)の 対象品発見・回収作業負荷 • 対象製品発見に掛かる“時間の 短縮” • 100個の製品群から5個の対象製品発見時間短縮 (目視)4分49秒 (タグ) 2分51秒 →41%削減 ○ 3 修理受付時の保証有効 期限確認の困難 • “保証有効期限”の明確化 • 保証有効期限の確認 → 消費者の不安心理の減少、再来店の手間削減 ○ 4 修理受付時の修理期間・ 費用回答困難 • 製品情報取得に掛かる“時間短 縮” • メーカへの問い合わせが半数に削減見込み • 具体的な事例の回答により消費者の満足度向上 △ • 関連情報取得、登録に掛かる “時間短縮” • 出張修理時の修理履歴照会、記録登録時間短縮 履歴照会:(現状)2分 (タグ)47秒 →61%削減 記録登録:(現状)5分 (タグ)161秒 →47%削減 ○ • 修理完了品入庫連絡に関する “作業効率化” • 200分~3500分/週の作業量削減見込み • 迅速な連絡、連絡漏れ防止の効果 ○ 修理方法検討・修理記録 5 登録の負荷 6 修理完了品入庫連絡の 負荷 修理品受渡し時のお客様 7 待機時間 • 修理完了品発見に関する“時間 短縮” 8 進捗状況問合せ回答時間 • 修理進捗状況確認に関する“時 間短縮” • 対象製品検索時間短縮の可能性示唆 (目視)約1分(タグ)9~85秒 △ ※ロケーション管理機能として電子タグを適用した場合 • 消費者への回答時間短縮 (現在)2時間~半日(タグ)12~60秒 ○ →大幅改善 50 台日RFID技術とその応用セミナー 今後の検討課題 • 実験結果について ・設定した課題の状況改善に電子タグを利活用することが有用であることを立証 (検証項目4及び7を除く全ての項目) ・修理期間・費用回答困難(検証項目4)についてはタグ利活用が一助とはなるもののメーカへの問い合わせの完全な 代替にならないという課題が判明 ・受渡時のお客様待機時間(検証項目7)についてはタグ利活用が待機時間の減少に直接寄与しないという課題が 判明 • 今後の課題と検討事項 (a)電子タグの家電製品本体への貼付方法の検討 課題:保証書(※今回保証書裏面にタグを貼付)は紛失する人も多いため、家電製品本体への貼付が必要 検討事項:⇒ 金属(製品本体)に貼付しても性能劣化の少ない電子タグの開発 ⇒ 電子タグを貼付することに配慮した家電製品の設計・開発 (b)ユーザメモリへの格納データの検討 課題:ガイドライン記載事項の一部情報のみ格納して検証したため、他データ項目の有用性検証が必要 検討事項:⇒ SCM全体で共有すべきユーザメモリ格納データ項目の検討・整理 ⇒ メモリ容量の拡大 (c)対象外の小売店やメーカへの対応検討 課題:実験対象を大手量販店、大手家電メーカとしたため、他プレーヤに対する機能の有効性検証も必要 検討事項:⇒ 地域店や専門修理専業者等に対しての有用性の確認 51 台日RFID技術とその応用セミナー 在庫管理実証実験実施概要 実施概要 実施概要 実験対象 実験実施企業 対象商品 実証実験期間 実施規模 :量販店物流センターにおいて貼付した電子タグを、店舗入荷から販売までの在庫場所管理に活用する :ヤマダ電機、日本ユニシス、日本アイ・ビー・エム、大日本印刷 :炊飯ジャー、DVDレコーダー、デジタルオーディオプレイヤー(約3,000点) :平成19年1月26日~2月4日(予定) :量販店物流センターにおいて実験店舗(新座店)へ納品する対象商品(個装)に電子タグを貼付し出荷、 量販店入荷、倉庫、店頭、販売までの商品在庫場所をリアルタイムで追跡する 検証項目案 検証項目案 ① 家電量販店における電子タグ利用モデルの策定・検証 ② 電子タグを利用した際の課題抽出および解決策の検討 ③ 家電製品に電子タグを活用した際の費用対効果分析データの算出 ④ ソースタギング型ではない電子タグ利用における課題抽出と解決策の検討 ⑤ 家電量販店における電子タグ利用標準仕様の検討 実証実験後目標 実証実験後目標 本実証実験成果を踏まえ、 ① 実施対象商品の拡大および他店舗への展開 ② 当事業において策定された電子タグ利用モデルおよび電子タグシステム標準について、家電量販店全体で情報共有化 を図り、業界標準仕様の利用・普及促進に貢献する ③ 当事業において策定された電子タグ利用モデルおよび電子タグシステム標準活用上の課題について、家電電子タグ コンソーシアムからEPCglobal等へ提言を実施し、日本発グローバルスタンダード策定に貢献する 52 台日RFID技術とその応用セミナー 実証実験概要 メーカ(A社) 量販店物流センタ ①ピッキング ②電子タグ発行 製造部門 量販店 入 荷 商品配送 製造→出荷 入荷 ↓ ピッキング (電子タグ発行) ↓ 出荷 バックヤード ⑦在庫場所確 認 (PDA) 店 頭 (消費者) 在庫問合せ 在庫確認 店内移動 ⑨品出し指示 (PDA) 店内移動 ④入荷検品 メーカー メーカー (B社) (B社) 販 ③出荷検品 メーカー メーカー (C社) (C社) ⑤在庫場所移動 (バックヤード) ⑥在庫場所移動 (店頭) 売 ⑧販売 (店内在庫引 当) 商品在庫場所別実験モデル 倉 庫 店頭 棚下 ①炊飯ジャー ○ ○ ②DVDレコーダー ○ 対象商品 ③デジタルオーディオ 店頭 ラック ○ 特徴 実験内容 お客様自身が店頭在庫をレジに持っていく 店頭品出し指示の自動化 盗難防止のため店頭に在庫を置かない 携帯端末による在庫確認 盗難防止のため店頭ラック(鍵付き)に在庫 商品カードと在庫数量の整合 53 台日RFID技術とその応用セミナー 在庫WG公開実験概要 日 場 時: 所: 平成19年2月7日(水)10:30~12:00(受付開始10:00) ヤマダ電機 テックランド新座店 スケジュール: 10:00 10:30 10:35 10:50 11:30 11:40 11:50 受付開始 あいさつ 実験概要説明 *電子タグラベル、ハンディ、PDAは実物で説明 実験(1) 入荷検品 実験(2) DVDレコーダ(ロケーション別在庫管理) 実験(3) 炊飯ジャー(品出し指示) 実験(4) 店頭販促端末 実験についての感想 質疑応答 終了 1F 入荷口前 3F 事務所 3F 事務所 1F 入荷口 3F DVDレコーダコーナー 2F 炊飯ジャーコーナー 3F デジタルオーディオコーナー 3F 事務所 平成18年度 電子タグを活用した流通・物流の効率化実証実験事業 テーマ③量販店舗在庫管理に関する実証実験 54 台日RFID技術とその応用セミナー 実証実験の目標「売れるモノをお客様の目の前に!」 現状の課題 z PDAで商品在庫数は確認できるが、店頭にあるのか、バックヤードにあるのか把握できない (品出しの不徹底) z 店頭在庫が無い場合、バックヤードまで商品を取りに行かなくてはならず、お客様を待たせてしまう (接客時間の減少、顧客満足度低下) z 店舗内在庫の更新がバッチのため、欠品商品が入荷しても直ぐにはPDAに 反映されない (機会損失の可能性) 具体的な業務の効果 課題に対する施策 販売員の接客時間増大 販売員の接客時間増大 入荷後の商品の 店舗内ロケーションの リアルタイムな可視化と 管理・分析 販売員の接客方法の改善・接客時間の増大 販売員の接客方法の改善・接客時間の増大 「探したけど見つからなかった」機会ロスの削減 「探したけど見つからなかった」機会ロスの削減 品出し要員の業務改善 品出し要員の業務改善 品出し指示の自動化、要員業務の改善(時間短縮) 品出し指示の自動化、要員業務の改善(時間短縮) 閉店間際の販売員による補充作業の削減(ゼロ化) 閉店間際の販売員による補充作業の削減(ゼロ化) 入荷時に電子タグを読んで ASNと照合することで 入庫検品半自動化 と 店舗在庫更新を実現 在庫管理精度向上 在庫管理精度向上 経営的効果 売上増大 売上増大 顧客満足度向上 顧客満足度向上 販売員満足度向上 販売員満足度向上 適正在庫の精度向上と死蔵品撲滅 適正在庫の精度向上と死蔵品撲滅 棚卸し負荷の軽減 棚卸し負荷の軽減 モニタリング(店舗オペレーションの実態把握) モニタリング(店舗オペレーションの実態把握) 店舗品出状況の遠隔からの把握 店舗品出状況の遠隔からの把握 バックヤード在庫の店舗間共有化 バックヤード在庫の店舗間共有化 台日RFID技術とその応用セミナー コスト削減 コスト削減 55 実証実験におけるモノと情報の流れ 在庫場所 管理AP 本部商品DB 品出し 指示AP 移動履歴DB ミドルウェア ミドルウェア R/W① ミドルウェア R/W② R/W④ 販売情報 出荷情報 ③ iPod 3F店頭 3F バックヤード ⑤ DVD-R 情報提供& 在庫照会端末 PDA エレベータ 2F店頭 2F バックヤード ② ④ 炊飯ジャー PDA ① 入荷口 第一貨物 熊谷センター 1F駐車場 テックランド新座店 56 台日RFID技術とその応用セミナー 実証実験の検証内容について 商品在庫場所別実験モデル 商品の在庫場所は下記の3つのパターンに分類でき、それぞれの在庫場所に応じた実証実験を行った 倉 ① 大型商品 DVDレコーダー ○ ② 中型商品 炊飯ジャー ○ ③ 小型商品 デジタルオーディオ 庫 PDAで在庫場所確認 店頭棚下 店頭ラック 実験内容 携帯端末による在庫確認 ○ 店頭品出し指示の自動化 ○ お持ち帰りカードと在庫数量の整合(店頭販促端末) 品出しの効率化 店頭販促端末 57 台日RFID技術とその応用セミナー 電子タグ・リーダライタ・ミドルウェア 電子タグ 大日本印刷 UHF帯タグ(NEURO-U) • EPC C1G2チップ搭載(ISO18000-C) • ラベル加工 • 印字エンコード 約10cm 約5cm アイテムラベル LOOPタグ リーダーライタ デンソーウェーブ UHF帯ハンディ型リーダライタ • EPC C1G2対応(ISO18000-C) • 3台(出荷検品、売上、バックアップ) • 日本国電波法(952MHz)対応済 Symbol UHF帯リーダライタ(XR-480) • EPC C1G2対応(ISO18000-C) • コントローラ+アンテナ×3枚 5セット • 日本国電波法(952MHz)対応済 コントローラ アンテナ ハンディ型リーダライタ RFIDミドルウェア IBM Websphere RFID Premises Server V1.1 台日RFID技術とその応用セミナー 58 公開実験(1) 入荷検品 入荷検品 ①通常の検品処理 ハンディターミナルで出荷ラベルのバーコードを読み取り入荷検品 ②電子タグによるゲート通過検品処理 電子タグが貼付された商品がカゴ車で入荷される ゲート型アンテナで読み取り入荷検品 ③電子タグ読み取り検品処理 ハンディ型リーダライタで電子タグラベルを読み取り、入荷検品 従来のバーコードによる入荷検品作業 電子タグ付き対象商品 電子タグによる通過検品 59 台日RFID技術とその応用セミナー 公開実験(2) DVDレコーダ、炊飯ジャー DVDレコーダ ①3F倉庫入口ゲート通過 台車で通過している写真 倉庫入口に設置されたゲートアンテナを通過することで、在庫のステータスが「1F入荷口」から「3F倉庫」に更新される 商品が店内のどこにあるかが携帯端末(PDA)で確認できる ②3F店舗入口ゲート通過 店舗入口に設置されたゲートアンテナを通過することで、在庫のステータスが「3F倉庫」から「3F店舗」に更新される ③店舗で在庫確認 1F入荷口に置いてきた商品をPDAで確認する 炊飯ジャー ①品出し指示 PDAで品出し指示を確認し、2F倉庫から該当商品を持ってきて棚下に補充する 電子タグによる通過検品 台日RFID技術とその応用セミナー PDAで在庫場所確認 品出ししているところ 60 公開実験(3) デジタルオーディオ 店頭販促端末 ① お持ち帰りカードと在庫数量の整合 商品のモック、商品写真カードに電子タグ(13.56MHz)が貼付されている リーダに翳すと、商品説明と在庫の有り、無しが確認できる(在庫データベースに照会) 「在庫があります」ボタンにタッチすると、お持ち帰りカードがオンデマンドで発券される <お持ち帰りカード> お求めのお客様はこのカードを カウンターまでお持ちください。 発券番号:200701290002 品名:iPod nano 4GB タッチするとお持ち帰りカードがオンデマンドで発券される 商品のモック、または商品カードを翳すと 商品説明と在庫の有無が確認できる 型番:JMA428JA 色:ブルー JANコード:4547597545171 棚No. 発券日時:2007/2/7 11:06:59 このお持ち帰りカードは発券から 1時間後まで有効です。 お持ち帰りカード 商品のモックに13.56MHzの 電子タグを貼付 61 台日RFID技術とその応用セミナー 実証実験の結果について 検証項目 評価方法 結 果 効果 • バックヤード往復回数と時間 • 担当者へのヒヤリング • 接客時間の増大(店舗滞在時間が最大28%向上) • 接客中にPDAで在庫が確認できるので安心してセールス できる • デジタルオーディオコーナーでは、週2回、在庫とカードの 精査を行っている(約2時間×2回)が削減可能 ◎ 2 品出し業務の効率化 • 担当者以外でも品出し出来るか • 担当者へのヒヤリング • 担当者以外でもPDAの品出し指示に従い品出しを実施 できた • 週末の忙しい時間帯でも、品出し指示があれば誰でも出 来る(携帯電話の担当者でも炊飯ジャーの品出しが出来 る) ○ 3 在庫管理精度の向上 • ロケーション別の在庫が売場から PDAで確認できるか • 商品在庫とお持ち帰りカードの枚 数の誤差改善 • 検品作業時間が短縮できたか • PDAから店舗全体ではなく、ロケーションごと(入荷口、倉 庫、店頭)の在庫状況が確認できた • 店頭在庫確認端末の導入で、数%だった在庫誤差率 が、「0」になった • 検品作業で、バーコードに比べて47%効率化 ○ モニタリング (店舗状況の把握) • 本部から店舗の状況が確認できる か • 実験期間中、本部より実験店舗の状況(入荷、店舗内 在庫移動等)が確認できた ○ 1 4 販売員の接客時間の増大 62 台日RFID技術とその応用セミナー 今後について • 実験結果について ・今回の在庫管理WGの実証実験では、店舗における販売時間の増大や、品出し業務の効率化、在庫精 度の向上など、一応の効果を確認することが出来た • 今後に向けて ・実験期間が短かったため(10日間)、電子タグ導入による売上増加や、死蔵品把握や先入れ先出しの徹 底などによるコスト削減など、経営面での評価が十分行えなかった → 最低でも1ヶ月(できれば2、3ヶ月)の期間で検証を行う必要があると考える ・実験対象店舗は売場と倉庫が同一フロアにあり、比較的バックヤードが広かったが、バックヤードが小さ い都市型店舗や、売場と倉庫のフロアが分かれている店舗など、いくつかのタイプがある → 全社での導入効果を考えた場合、タイプの違う複数店舗で検証を行う必要があると考える ・今回はUHF帯(Gen2)の電子タグを使用した → プライバシー問題や物流ラベルとの一体化などを考慮した場合、「セキュアタグ」や「切り離すと通信 距離が落ちるタグ」など、最新の電子タグも積極的に使ってみたい 今後は、少し長い期間(2、3ヶ月)、複数店舗(タイプの違う2、3店舗)を対象に、家電メーカーと し、双方に効果が出る形で、電子タグの検証を進めていく必要があると考える 連携 63 台日RFID技術とその応用セミナー ABF実証実験概要 ■従来の動産担保融資 ■従来の動産担保融資 在庫担保金融 評価 管理 処分 動産譲渡担保→ 極度貸付・期日指定返済 平成17年度実証実験 ←(金融機関の事務の効率性) 平成18年度実証実験 在庫トレース 本年度は、事業者(保守事業者)と 金融事業者をインターネットを介して結び、 実際の融資を擬似的に実施し、アプリ ケーションの実効性を実証。 融資 共通基盤 アプリケーション アプリケーション 合わせて、金融事業者が譲渡担保 物件のモニタリングを実施できるかを検証。 保守修理実証実験 プリント基盤メーカー 金融事業者 仕入代金を借入・回収時返済 出荷 在庫 在庫 検収 ←(事業者の資金の効率性) 譲渡代金入金 売掛計上 保守事業者 販売代金入金 ABFの提案スキーム 現預金 売掛計上 在庫 一括ファクタリング 現預金 売掛計上 現預金 振込 ■ABFの考え方 ■ABFの考え方 64 台日RFID技術とその応用セミナー 実証実験の結果に基づく論点① ABF 従来型の融資 資金使途 原材料等の仕入代金支払 運転資金一般 返済原資 資金使途の対象になった原材料等 から発生する売上 売上一般 貸出時期 仕入代金支払時 資金需要発生時 貸出形態 極度貸付も可 極度貸付、当座貸越が多い 貸出額 仕入代金相当額 担保力の範囲内 返済時期 返済原資発生時 約定等で予め定めた時期 利息計算 返済の都度精算など 通常前払いが多い 65 台日RFID技術とその応用セミナー 実証実験の結果に基づく論点② 100 ⇒ 150 ⇒ 105 ⇒ ▲40 ⇒ 65 ⇒ 80% ⇒ 52 専門業者回収 可能金額 評価控除項目 専門業者 ▲評価控除 仕入原価 による 項目 (簿価) 売上予想 専門業者 価格 による (回収額) 在庫評価 金融事業者 金額 在庫評価 仕入価格 販売価格 在庫評価金額 掛目 金融事業者の 在庫評価金額 販売予想 価格 ×掛目 金額 66 台日RFID技術とその応用セミナー 実証実験の評価(実証実験システムの改善) 検証項目 ①-1 実証実験システム(融資アプリケーション)機能 及び表示データの過不足 結果 ①メニュー画面 ・「申し込みが来ています。」の表示が欲しい。 ②融資審査結果登録画面: ・事業者の申し込み内容か、金融事業者の承諾内容なのか分かりにくい。 ③融資状況確認画面: ・仕入値と売値を分けて表示して欲しい。 →(事業者が、売り先別に売値を出すかの検討が必要。) ・申込者の意思確認(借入意思)画面が必要。 ④在庫照会画面: ・「部品在庫照会」を「当初在庫照会」に修正した方がよい。 ⑤返済状況照会画面: ・「期首在庫」、「出庫」、「期末在庫」を表示。 ・「借入額」の欄を追加。 ・部品名毎のデータを表示。 ・「在庫確認」の表示を「当初の仕入情報確認」(現在の在庫状況ではない)に修正した 方がいい。 ⑥その他 ・在庫の減少と売上の回収と借入の返済が必ずとも同一金額、同一タイミングに限らな いため、現状の項目では不十分。 ・印刷機能がない。 ①-2 与信精度向上のために更に必要なデータ ・売掛先、入金予定日、入金予定金額等の売上情報が把握できればいい。 ・入庫の予定情報が把握できればいい。(貸出申込の予想がつく) ②動産譲渡担保のモニタリング ・担保物件(集合動産譲渡担保を前提)が譲渡登記内容のとおり保管されていることを確 認できた。 ・入庫部品と出庫部品が紐付けされていないものがあった。(→事務上の問題。) ・返済状況画面において、部品名毎に出庫の状況は把握できない。 →(製品の陳腐化情報の提供への対応が必要) 67 台日RFID技術とその応用セミナー 実証実験の評価(実証結果に基づくABFの実効性の検討) 検証項目 結果 ①担保管理 ①集合動産か、個別動産か? ・一般:経常運転資金(極度貸付)→集合動産、特定在庫の運転資金(紐付融資)→個別動産 ・今回:特定在庫の運転資金(紐付融資)→集合動産 ・「動産の態様」「換価性」「動産のトランズアクション量」等も判断材料として考慮すべき。 ②集合動産の場合の登記時所定場所から移動を行う場合の管理が可能か? ・担保掛目に加え、一定のバッファーも持って融資を実行する必要。 ③動産と売掛金を担保とした場合の動産と売掛金の担保情報の関連付けは? ・売掛金の回収状況が把握できるシステム整備が必要。 ④担保管理の主体として金融機関はどこまで関与できるのか? ・モニタリング情報での確認と、コベナンツ条項での管理が限界。 債務者の状況によって異なるが、信頼できる債務者であれば、モニタリング情報での確認と、コベナ ンツ条項での管理ができればよいと思われる。 ・信頼できない債務者であれば、第三者(倉庫会社等)に委託することも考えられる。 ②資産管理 ①資金使途、流用の問題 ・極度貸出形式であれば、モニタリング等で長期資金に流用されていないかを確認すれば充分だが、 紐付貸出形式であれば、領収書で確認する等の対応が必要だと思われる。 ②金融事業者の事務の問題 ・事務的に煩雑になるため、今回のような少額多品種のケースでは、極度貸出の形態が現実的だと思 われる。 ③担保評価 ①担保評価に必要なデータは? ・担保評価には、在庫種別によって個別に判断する必要があるため、評価会社と連携して個別に判断 していくものと思われる。 68 台日RFID技術とその応用セミナー 来年度に向けての提言(1) 評価会社との連携 ABFで必要な業務の『評価』・『管理』・『処分』の『評価』の部分も実験に取り入れ、債務者から担保のデータが来た時点で評価会社にデータを流し、評価後の データが評価会社から届く仕組みなどが出来れば発展性がある。 物流会社や倉庫会社との連携 電子タグを誰が貼るのか、誰がはずすのか、債務者任せにしないのであれば、物流会社や倉庫会社を利用するのも一つの案。 処分会社との連携 ABFで必要な業務の『評価』・『管理』・『処分』の『処分』の部分も実験に取り入れて、最終的にいくらで処分が出来たかを管理できるシステムが出来れば発展性があ る。 売掛金担保との連動 売掛金を担保にとるだけではなく、販売先はどこか、回収予定日はいつか、(返済予定日はいつごろになるのか推定できる)などの情報を紐付けられれば与信管理がしやす い。 69 台日RFID技術とその応用セミナー 来年度に向けての提言(2) 動産譲渡担保金融 評価 管理 処分 平成17年度実証実験 在庫管理 プリント基盤メーカー アプリケーション 平成18年度実証実験 保守修理実証実験 融資 金融事業者 アプリケーション 保守事業者 共通基盤 評価事業者 処分事業者 平成19年度実証実験の提案 事業者 物流会社 在庫 連携 アプリケーション 金融事業者 倉庫会社 売掛金 ABF 70 台日RFID技術とその応用セミナー -平成18年度経済産業省委託事業- 「国際連携・国際標準実現型 電子タグ実証実験事 業」 -公開実験- 2007年2月20日(火) 松下電器産業株式会社 71 台日RFID技術とその応用セミナー 実験全体の内容 趣旨 レーン1 BtoG (公的認証の効率 化) レーン2 BtoB (国際物流業務の 効率化、国際標準 の実用化に際して の検証、日本製タ グの性能検証) レーン3 実験内容 実験場所・品目 SIRIM(マレーシア標準工業研究所)が 実施している輸入製品検査について、 電子タグを貼付したコンテナ(商品)に ついては受入検査を優先する等、効率 の向上を検証する実験を行う。 発地:日本 着地:マレーシア 実施:SIRIM、松下電器 現地から日本までの国際物流のトレー ドレーン(倉庫間)を対象に、個装/梱包 レイヤに日本製電子タグを貼付して、 物流業務への有効性検証・性能検証等 を行う。実験に際しては、家電コンソー シアム・ガイドラインの一部検証も併せ て行う。 発地:マレーシア 着地:日本 実施:松下電器 品目:家庭用ファクシミ リ 東南アジア3カ国の電器小売店にて、 店頭マーケティング精度の向上、日本 (電器店の在庫管 理や接客効率向上、 製タグのPRなどを目的とした実験を実 非正規流通品対策、 施する。 消費者へのタグの 認知など) BtoC 品目:電話関連機器 タイ、マレーシア シンガポール 実施:現地小売店、 日立製作所 品目:プラズマテレビ、 洗濯機、冷蔵庫等 72 台日RFID技術とその応用セミナー レーン2(BtoB):電子タグの実運用化へ向けた取り組み 実験の目的 国際標準の実用化に際しての検証(響タグの利用など)、 物流効率化の向上、家電コンソ・ガイドラインの検証協力、日本提案M/Wの検証協力 対象商品 民生用完成品(家庭用ファクシミリ) <輸入国側> <輸出国側> サプライヤ PCM 組立工場 個装(SGTIN)及びパレッ ト(SSCC)にタグ貼付 PCM 倉庫 タグを読取り後 コンテナに積込む PTP CY 神戸 CY 松下 ロジ 販社 小売 個装及びパレットのタグを 読みデータの照合を行う ねらい ・実証実験を通じて、実験参加企業をはじめ業界共通に活用可能な有益なファクト、 検証実績を蓄積する。 ・電子タグ利活用の「運用ルール」等をISO国際標準として提案する。 73 台日RFID技術とその応用セミナー レーン2の実験の目的 物流品質の向上 /物流業務の効率化 物流品質の向上/物流業務の効率化 課題 仮説 物流品質の向上 物流品質の向上 物流業務の効率化 物流業務の効率化 技術的検証 技術的検証 梱包工程の効率化 梱包工程の効率化 検証項目 ①個装タグ、パレットタグ、コンテナタグを関連 関連付け 付け ①個装タグ、パレットタグ、コンテナタグを ①個装タグ、パレットタグ、コンテナタグを関連付け および管理する事によって、誤出荷防止に効果 および管理する事によって、誤出荷防止に効果 がある。 。 がある がある。 ① 出荷指示情報に基づいた誤出荷防止 ①出荷指示情報に基づいた誤出荷防止 個 装・パレット・コンテナの および、 装・パレット・コンテナのタグ関連付け タグ関連付けおよび、 個装・パレット・コンテナのタグ関連付けおよび、 出荷指示情報(品番、個数)に基づいたタグ 出荷指示情報(品番、個数)に基づいたタグ チェックにより、効率よく誤出荷防止ができるか チェックにより、効率よく誤出荷防止ができるか 検証を行う。 検証を行う。 ① 長期将来的な物流業界を想定した検証 ①長期将来的な物流業界を想定した検証 発注~納品まで一貫パレチゼーションが実現 発注~納品まで一貫パレチゼーションが実現 できる環境が整備された事を前提とした場合、 できる環境が整備された事を前提とした場合、 パレットタグのユーザメモリに配送先項目を設定 パレットタグのユーザメモリに配送先項目を設定 し、物流ルートにおける配送先の書き換えにより、 し、物流ルートにおける配送先の書き換えにより、 仕分け業務の効率化が図れる。 仕分け業務の効率化が図れる。 ②中期将来的な物流業界を想定した検証 ②中期将来的な物流業界を想定した検証 海上輸送時はコンテナ内の積載効率を優先し、 海上輸送時はコンテナ内の積載効率を優先し、 デバンニング後ユニットロード化の為の デバンニング後ユニットロード化の為の 再パレットを行う事で陸上輸送の輸送効率が 再パレットを行う事で陸上輸送の輸送効率が 向上できる。 向上できる。 ① パレット単位での配送先情報管理 ①パレット単位での配送先情報管理 工場や倉庫等の出荷が発生する物流拠点 工場や倉庫等の出荷が発生する物流拠点 において配送先情報をユニットタグに書込む において配送先情報をユニットタグに書込む ことにより物流情報の管理等の効率化が ことにより物流情報の管理等の効率化が 図れるかを検証する。 図れるかを検証する。 ①家電コンソ(貼付位置)による読み取り精度検証 ①家電コンソ(貼付位置)による読み取り精度検証 ②響タグ耐久性の検証 ②響タグ耐久性の検証 ①タグ貼付位置、アンテナ設置位置などによる ①タグ貼付位置、アンテナ設置位置などによる 読み取り精度、読み取り速度の検証 読み取り精度、読み取り速度の検証 ②耐久性(剥がれ方など)とコンテナ内パレット ②耐久性(剥がれ方など)とコンテナ内パレット 積込み位置との関連性検証 積込み位置との関連性検証 ① タグ入りダンボールを使うことにより、新規のタグ ①タグ入りダンボールを使うことにより、新規のタグ 貼付の省略により、梱包工程での効率化が図れる。 貼付の省略により、梱包工程での効率化が図れる。 ① 作業の有無による効率化の検証 タグ貼付 ①タグ貼付作業の有無による効率化の検証 タグ貼付作業の有無による効率化の検証 ②再パレット化によるタグ管理 ②再パレット化によるタグ管理 1次倉庫におけるパレット再構築および 1次倉庫におけるパレット再構築および パレットタグとの関連付けを一連管理する事に パレットタグとの関連付けを一連管理する事に より、荷姿が変わった際の管理の効率化が より、荷姿が変わった際の管理の効率化が 図れるかを検証する。 図れるかを検証する。 74 台日RFID技術とその応用セミナー レーン2の実験の目的 家電コンソ ガイドラインとの関連 課題 仮説 物流品質の向上 物流品質の向上 物流業務の効率化 物流業務の効率化 技術的検証 技術的検証 梱包工程の効率化 梱包工程の効率化 検証項目 ①個装タグ、パレットタグ、コンテナタグを関連 関連付け 付け ①個装タグ、パレットタグ、コンテナタグを ①個装タグ、パレットタグ、コンテナタグを関連付け および管理する事によって、誤出荷防止に効果 および管理する事によって、誤出荷防止に効果 SGTINのユーザーメモリへの製造番号 がある。 。 がある がある。 (シリアル番号)の書込み ① 出荷指示情報に基づいた誤出荷防止 ①出荷指示情報に基づいた誤出荷防止 個 装・パレット・コンテナの および、 装・パレット・コンテナのタグ関連付け タグ関連付けおよび、 個装・パレット・コンテナのタグ関連付けおよび、 出荷指示情報(品番、個数)に基づいたタグ 出荷指示情報(品番、個数)に基づいたタグ チェックにより、効率よく誤出荷防止ができるか チェックにより、効率よく誤出荷防止ができるか 検証を行う。 検証を行う。 ① 長期将来的な物流業界を想定した検証 ①長期将来的な物流業界を想定した検証 発注~納品まで一貫パレチゼーションが実現 発注~納品まで一貫パレチゼーションが実現 一貫パレチゼーション できる環境が整備された事を前提とした場合、 できる環境が整備された事を前提とした場合、 パレットタグのユーザメモリに配送先項目を設定 パレットタグのユーザメモリに配送先項目を設定 SSCCのユーザーメモリへの配送先情報 し、物流ルートにおける配送先の書き換えにより、 し、物流ルートにおける配送先の書き換えにより、 の書込み 仕分け業務の効率化が図れる。 仕分け業務の効率化が図れる。 ②中期将来的な物流業界を想定した検証 ②中期将来的な物流業界を想定した検証 海上輸送時はコンテナ内の積載効率を優先し、 海上輸送時はコンテナ内の積載効率を優先し、 デバンニング後ユニットロード化の為の デバンニング後ユニットロード化の為の 再パレット化 再パレットを行う事で陸上輸送の輸送効率が 再パレットを行う事で陸上輸送の輸送効率が 向上できる。 向上できる。 ① パレット単位での配送先情報管理 ①パレット単位での配送先情報管理 工場や倉庫等の出荷が発生する物流拠点 工場や倉庫等の出荷が発生する物流拠点 において配送先情報をユニットタグに書込む において配送先情報をユニットタグに書込む ことにより物流情報の管理等の効率化が ことにより物流情報の管理等の効率化が 図れるかを検証する。 図れるかを検証する。 ①家電コンソ(貼付位置)による読み取り精度検証 ①家電コンソ(貼付位置)による読み取り精度検証 貼り付け位置の検証 ②響タグ耐久性の検証 ②響タグ耐久性の検証 ①タグ貼付位置、アンテナ設置位置などによる ①タグ貼付位置、アンテナ設置位置などによる 読み取り精度、読み取り速度の検証 読み取り精度、読み取り速度の検証 ②耐久性(剥がれ方など)とコンテナ内パレット ②耐久性(剥がれ方など)とコンテナ内パレット 積込み位置との関連性検証 積込み位置との関連性検証 (シリアル番号)の書込み 国際物流における(響タグの)耐久性 ① タグ入りダンボールを使うことにより、新規のタグ ①タグ入りダンボールを使うことにより、新規のタグ タグ入りダンボール箱 貼付の省略により、梱包工程での効率化が図れる。 貼付の省略により、梱包工程での効率化が図れる。 ②再パレット化によるタグ管理 ②再パレット化によるタグ管理 1次倉庫におけるパレット再構築および 1次倉庫におけるパレット再構築および パレットタグとの関連付けを一連管理する事に パレットタグとの関連付けを一連管理する事に より、荷姿が変わった際の管理の効率化が より、荷姿が変わった際の管理の効率化が 図れるかを検証する。 図れるかを検証する。 ① 作業の有無による効率化の検証 タグ貼付 ①タグ貼付作業の有無による効率化の検証 タグ貼付作業の有無による効率化の検証 75 台日RFID技術とその応用セミナー 実験方法 PCCマレーシア工場 梱包工程→個装タグ付け PCCマレーシア倉庫 パレタイジング→パレットタグ付け コンテナタグ付け ジョホールCY 個品タグ 個装タグ ・SGTIN番号 ・シリアル番号 コンテナタグ ・SSCC番号 パレットタグ ・SSCC番号 ・配送先 タグ貼り・タグ読取 り 響タグ アンテナ PCC製 UHF帯リーダーライター タグ読取り・タグ剥ぎ 個装タグ 松下ロジスティックス 神戸CY パレットタグ SGTIN. Serialized Global Trade Item Number SSCC : Serial Shipping Container Code コンテナタグ システム構築 PSS 台日RFID技術とその応用セミナー 76 実験スケジュール 2007年1月 4 56 第1回目 マレーシア 日本 第2回目 マレーシア 日本 PCC ジョホール 神戸 松ロジ PCC ジョホール 神戸 松ロジ 8 12 2007年2月 2123 24 30 31 2 3 9 19 20 バンニング ETD ETA 公開 バンニング ETD ETA 公開 77 台日RFID技術とその応用セミナー システム構成 日本 マレーシア PCC工場 PCC工場 個装 (SGTIN) PCC倉庫 PCC倉庫 パレット (SSCC) ジョホール ジョホール CY CY 松下ロジスティックス 松下ロジスティックス 神戸 神戸 CY CY コンテナ (SSCC) コンテナ (SSCC) パレット (SSCC) ポール型 アンテナ ポール型 アンテナ R/W ポール型 アンテナ R/W R/W ハ ブ ハ ブ タグプリンタ(SGTIN) タグプリンタ(SSCC) ノートPC タグプリンタ(SSCC) ノートPC Internet バーコード リーダ 個装 (SGTIN) サーバルーム(PSS) サーバルーム(PSS) PCC事務所等 PCC事務所等 輸出入管理者に よる検索 hand-Carry ※Internet接続環境 台日RFID技術とその応用セミナー Router サーバ ・入出荷管理システム 78 実験の流れ (PCC工場および倉庫 -マレーシア-) Malaysia パレットタグチェック用 個品タグチェック用 PCC 工場 ・バーコード(S/N、品番)読み取り ・個装タグ(SGTIN) ・個装タグ(SGTIN)発行 読み取り ・個装タグ貼り付け ・パレット組立 スリップ積付 ・パレットタグ(SSCC)発行 ※ラップ仮巻き ★SGTINとの紐付け ・パレットタグ 貼り付け ・パレットタグ 読み取り 工場~倉庫間(約30m)は、フォークリフトにて運搬 コンテナタグ出荷用 PCC 倉庫 パレットタグ出荷用 コンテナ番号を元にコンテナタグ(SSCC)発行 ★SSCC(パレット)と紐付け コンテナタグ貼り付け(貼り付け用紙) コンテナに同梱 ・パレットタグ読み取り 台日RFID技術とその応用セミナー ・ ・ ・ ・パレット2段積み ・ラップ本巻き ラップ本巻き Vanning(40パレット→1コンテナ) ジョホールCYへ 79 実験の流れ (PCC工場および倉庫 -マレーシア-) Malaysia パレットタグチェック用 個品タグチェック用 PCC 工場 ・バーコード(S/N、品番)読み取り ・個装タグ(SGTIN) ・個装タグ(SGTIN)発行 読み取り ・個装タグ貼り付け ・パレット組立 スリップ積付 ・パレットタグ(SSCC)発行 ※ラップ仮巻き ★SGTINとの紐付け ・パレットタグ 貼り付け ・パレットタグ 読み取り 工場~倉庫間(約30m)は、フォークリフトにて運搬 コンテナタグ出荷用 PCC 倉庫 パレットタグ出荷用 コンテナ番号を元にコンテナタグ(SSCC)発行 ★SSCC(パレット)と紐付け コンテナタグ貼り付け(貼り付け用紙) コンテナに同梱 ・パレットタグ読み取り 台日RFID技術とその応用セミナー ・ ・ ・ ・パレット2段積み ・ラップ本巻き ラップ本巻き Vanning(40パレット→1コンテナ) ジョホールCYへ 80 実験の流れ (松ロジ倉庫 -日本-) Japan 松ロジ 大阪センター ※コンテナタグ貼り付け用紙を コンテナから取り出し コンテナタグ(SSCC)読み取り コンテナ単位の入庫検品 パレット入荷用 ① 入荷検品 ・・・ パレットタグ(SSCC)読み取り パレット単位の入庫検品→ハイ付け ・ ・ ・ コンテナ入荷用 デバンニング (1コンテナ→40パレット) ② 一貫パレチゼーション パレット書き換え用 (擬似)パレット出荷用 出荷指示後の流れ (擬似)パレット入荷用 ・パレットタグ(SSCC)配送先 書き換え ・パレットタグ(SSCC)読込み ※ユニット組み換えなし ※書き換えの為、タグ発行な し パレット再構成用 ③ 再パレット化 パレットタグ(SSCC) 読み取り ・パレットタグ ユニット組み換え (SSCC)読み取り (パレット再構成) ※新たに構成する パレット単位で SGTIN読み取り パレット番号を元 に パレットタグ (SSCC)再発行 81 台日RFID技術とその応用セミナー セキュア電子タグ 「セキュア電子タグ評価用アプリケーション」における電子タグ格納情報 家電業界向けに開発した「セキュア電子タグ評価用アプリケーション」ではユーザメモリ をブロック化し、ブロック化した個別情報ごとに情報保護をすることができる。 家電業界 現状(ISO18000-6 TypeC) 今回の開発内容 セキュリティバンク UIIコードバンク タグコードバンク ユーザバンク (例) メーカ 情報 量販店 情報 キー 保守 情報 消費者 情報 ・ ・ Write Read WLock RLock BWLock BRLock PRWLock セキュリティバンク UIIコードバンク タグコードバンク エリア#1 メーカ 情報 キー プレ ーヤ 業務 ア ク シ ョン Block 1 情報 キー エリア#3 保守 B1 Pass エリア#4 消費者 情報 キー エリア Block 2 B2 Pass Block 3 ・ユーザバンク全体の書 込み禁止のみが可能 ・データごとの禁止、読 出し 禁止は不可 ・ユーザバンク を複数エリア に分割可能 ・エリアごとに読出し 、書込 み禁止の設定が可能 ・読出し 、書込み禁止は、永 久禁止と、パスワードによる 禁止の2種類を提供 メ ーカ 前 Tag1 通信距離 通常 UII エリア#2 量販店 情報 キー B3 Pass Block 4 B4 Pass デ ータ書込み デ ータ読込み UII書込み 禁止設定 UII読込み 禁止設定 ブロ ック 書込み 禁止設定 ブロ ック 読込み 禁止設定 パスワ ード 読書き 禁止設定 出荷 Write WLock BWLock BRLock PRWLock 状態後 通常 SGTIN (96bit) 製番 W R L 量販店 入荷 Read 状態 W W 前 通常 SGTIN (96bit) 製番 一時書込み 禁止状態 一時読込み 禁止状態 一時距離制限状態 販売 Write BWLock BRLock PRWLock 距離制限 状態後 制限 W SGTIN (96bit) W 製番 太字: 更新箇所 細字: 変更な し 量販店(修理品荷受け ) 受付前 受付後 Read Write BWLock BRLock PRWLock 状態 L W W 前 制限 SGTIN (96bit) 製番 状態後 L 制限 W SGTIN (96bit) W 製番 保守 受入 Read 状態 L W W 修理 Write BWLock BRLock PRWLock 前 制限 SGTIN (96bit) 製番 状態 L W W 個別パ ス1 W R W メ ーカ R 型名 製造日 個別パス1 W R W メ ーカ R 型名 製造日 個別パス1 W R W メ ーカ R 型名 製造日 個別パス1 W R W メ ーカ R 型名 製造日 個別パス1 W R W メ ーカ R 型名 製造日 個別パス1 W R W メ ーカ R 型名 製造日 個別パス1 W R W メ ーカ R 型名 製造日 個別パ ス1 W R 個別パス1 W R 個別パス1 W R 販売店 W 販売日 個別パ ス 2 W R 個別パス1 W R 販売店 W 販売日 個別パス2 W R 個別パス1 W R 販売店 W 販売日 個別パス2 W R 修理受付 W 日 R 個別パ ス2 W R 個別パス1 W R 販売店 W 販売日 個別パス2 W R 修理受付 W 日 R 個別パス2 W R 個別パス1 W R 販売店 W 販売日 個別パス2 W R 修理受付 W 日 R 個別パス2 W R 修理内容 W 修理者名 R 修理日 個別パス 3 W R Block 5 B5 Pass 82 台日RFID技術とその応用セミナー 状態後 L 制限 W SGTIN (96bit) W 製番 システム概要 「セキュア電子タグ機能評価システム」は、機能評価確認ツールを搭載したPC、ユーザ認証を するためのICカードリーダライタとICカード、ユーザメモリをブロック分割した電子タグとそれに 対応したリーダライタなどから構成されている 適用範囲と課題 「響プロジェクト」においては、適用範囲として物流シーンを想定し ていたが、「セキュア電子タグプロジェクト」では製品ライフサイクル を適用範囲としている 83 台日RFID技術とその応用セミナー 実証実験シナリオ 製品ライフサイクルの流れを想定したシナリオに沿って、「セキュア電子タグ評価用アプリケ ーション」を用いたセキュア電子タグシステムのデモンストレーションを実施した。デモンスト レーションでも示した実証実験シナリオは以下の通りである 84 台日RFID技術とその応用セミナー 企業情報保護の対応案 電子タグの利用者からは各流通段階で情報を書き込みつつ、一部のデータの 読み出しを制限したいとの要求が考えられるが、現状は、ユーザエリア全体の読 出し禁止ができない、データごとの読出し禁止ができないという状態である。 今回の実証実験では、①エリア分割可能とする、②データごとに読出し不可と する、③読出し不可は解除ができる、といったことをできるようにした 85 台日RFID技術とその応用セミナー 企業情報改ざん防止案 電子タグのアクセスに関する現状は、ユーザエリア全体の書き込み禁止のみ可能で、デ ータごとの書き込み禁止ができない。家電業界からは、企業情報改ざん防止のため、各流 通段階で情報を書き込みつつ、その後の誤書き込みや改ざんから保護したいという要求が あると考えられる。 そのため今回の実証実験では、①エリア分割可能とする、②データごとに書き込み不可 とする、③二度と書き込み不可とする、といったことをできるようにした 86 台日RFID技術とその応用セミナー 参考 メーカ向け画面(読み取り・書き込み画面) メーカでの出庫シーンにおいて、電子タグへの読み取り・書き込みを確認する 量販店向け画面 量販店での販売シーン・修理品荷受シーンにおいて、電子タグへの読み取り・書き込みを確認する 87 台日RFID技術とその応用セミナー 平成18年度製品安全基準の整備事業 (電子タグの利活用による製品安全制度構築のための実態調査) 製品安全管理における電子タグ利活用モデルの検討 家電・ガス業界関係者(事業者、メーカ、販売店、保守・修理事業者等)の参加により、電子 タグを使った情報共有にあたっての課題を分析、利活用モデル(情報把握だけでなく、事故 未然防止の仕組まで含めたトータルモデル)のコンセプトを、国際的な仕様/取り組みの枠 組みを前提として検討・提案し、関係者の理解・協力の元にまとめる。 製品安全管理のおけるデータ体系の検討 <検討事項(案)> 電子タグ/サーバに格納するデータ項目 電子タグユーザーエリア利用時のデータ更新方法の検討 等 事故発生前に、情報をどのように活用(事故未然防止の為に)すべきか 情報システムに於ける活用方法の技術的検討 製品安全管理における電子タグの機器組み込み時の通信に関する基礎研究 電子タグを適用するための技術要件を明確にするため、机上検討および基本データ 取得を行う。 <検討事項(案)> 使用周波数、タグ形式(パッシブ、電池付きパッシブ、アクティブ) 耐用年数、耐環境(熱、衝撃等) タグメモリ構造、タグデータの視認性 消費者メリットPRに関する基礎研究 台日RFID技術とその応用セミナー 88 H18年度調査研究体制 消費者メリットPRに関する 基礎研究 広告代理店等よりコンペ予定 実施主体 みずほ情報総研㈱ 家電業界検討WG ○委員 家電電子タグコンソーシアムメンバー ソニー株式会社 株式会社東芝 株式会社日立製作所 松下電器産業株式会社 等 ○オブザーバー 経済産業省 商務情報政策局 流通政策課 経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 経済産業省 商務情報政策局 情報通信機器課 財団法人家電製品協会 電子商取引推進協議会(ECOM) 社団法人電子情報技術産業協会 社団法人日本自動認識システム協会 財団法人流通システム開発センター 等 経済産業省 経済産業省 製品安全管理における電子 タグの機器組み込み時の 通信に関する基礎研究 慶応大学AUTO-IDセンター ガス業界検討WG ○委員 株式会社ノーリツ リンナイ株式会社 東京ガス株式会社 大阪ガス株式会社 東邦ガス株式会社 等 ○オブザーバー 家電電子タグコンソーシアム 社団法人日本自動認識システム協会 財団法人流通システム開発センター 等 製品安全課 委託 みずほ情報総研㈱ みずほ情報総研㈱ 請負 製品安全管理における電子 製品安全管理における電子 タグの機器組み込み時の タグの機器組み込み時の 通信に関する基礎研究 通信に関する基礎研究 慶応大学 AUTO-IDセンター 慶応大学AUTO-ID センター 消費者メリットPRに関する 消費者メリットPRに関する 基礎研究 基礎研究 電通による調査/検討 広告代理店等よりコンペ予定 台日RFID技術とその応用セミナー 89 製品安全管理上の課題 ・アンケートおよびヒアリングから抽出された製品安全管理上の主な課題としては、以下の3点 があげられる。 ①メーカが製品使用者の情報を把握できないため、リコール発生等、使用者への迅速な 注意喚起、連絡、対応措置ができない。 ②特に10年以上に販売された製品の使用者情報は、収集が困難である。 ③事故の原因把握に時間がかかるケースがある。 <上記①②③の内容> ①現在、製品メーカー側で製品使用者の情報を把握することが非常に困難である。リコール発生時、 製品使用者に情報提供する手段として、社告とともにダイレクトメール(以降”DM”)が有効である が現状メーカー側が製品使用者の情報を持っていないため、迅速なDM発送が困難である。また 家電量販店をはじめとする販売店から製品使用者の情報を得ることも難しい。製品使用者への情 報提供の遅れは、事故の拡大を引き起こす可能性もあるため、製品使用者の情報把握は、製品安 全管理上、非常に重要であると考える。 ②特に、10年以上前に製造、販売された機器は、廃棄されたものも多く所在把握は困難である。現 行のリコールがロングテールになる大きな原因である。 ③家電事故の多くが想定外の使用方法・使用環境によるものが多い。現状では、プラズマTV等一部 の製品においてマイコンを装備し、稼働状況等を記録しているが、全製品にマイコンを装備すること は難しい。 事故原因の早期把握は、事故の拡大を防ぐとともに、製品の設計に迅速に反映することを可能とし、 製品安全管理上重要な要素となる。 台日RFID技術とその応用セミナー 90 電子タグの利活用モデル (電子タグの利活用のための研究開発・標準化の検討課 題) 1.電子タグ情報システムのサービスシナリオ ・業務アプリケーションとミドルウェアサービスの分離 ・マルチサービスタグ、マルチサービスリーダーの検討 ・リーダオフラインオペレーションの検討 ・タグオンラインオペレーションの検討 2.ネットワーク機能 ・タグメモリリゾルバの検討 ・データトランスレーションの検討 ・ディレクトリーサービスの検討 ・データ転送とデータ処理の分離に関する検討 詳細は 「電子タグの利活用 による製品安全制 度構築のための実 態調査に関する研 究報告」にて説明 3.タグ・リーダ ・パッシブ給電が可能な形式を検討 ・プロトコルの検討 ・ユーザデータ構造の共通化に関する検討 ・ユーザデータ構造の保護に関する検討 ・タグ/リーダ回線の高速化に関する検討 ・製品とタグ間でのバイタルデータ連携に関する検討 91 台日RFID技術とその応用セミナー マルチサービスID 業務ア プリ ケ ーシ ョン 業務ア プリ ケ ーシ ョン ミ ド ル ウ ェア サ ービ ス 業務ア プリ ケ ーシ ョン 業務ア プリ ケ ーシ ョン ミ ド ル ウ ェア サ ービ ス リ ーダラ イ タ リ ーダラ イ タ タグ タグ 製品 製品 ID共有をするためにはネットワーク上でIDに関連したサービスを検索できることが求められる。ま たマイグレーションを考えるとシングルサービスIDであっても、情報サービス内でのIDの唯一性が 担保できるように配慮することが必要である マルチサービスリーダ 業務ア プリ ケ ーシ ョン 業務ア プリ ケ ーシ ョン ミ ド ル ウ ェア サ ービ ス ミ ド ル ウ ェア サ ービ ス リ ーダラ イ タ タグ 製品 タグ 製品 複数の情報サービスに読み取り/書き込み機能を提供するマルチサー ビスリーダを考慮する必要がある 92 台日RFID技術とその応用セミナー 業務ア プリ ケ ーシ ョン リーダオンライン・オフラインオペレーション Data ミ ド ル ウ ェア サ ービ ス Data リ ーダ リーダが読み取りや書き込みをする際に、輸送中、修理、廃棄 の処理時にリーダが情報システムに接続されていない状況が 考えられる。リーダオフライン時にもまずはタグのデータを読む ことができ、かつリーダ中あるいはタグ中に蓄積されたデータは 後ほど、情報システム中とデータ同期することが必要である リ ーダ タグ タグ 製品 製品 オ フラ イ ン オ ン ラ イ ン オ ペレ ーシ ョン タグオンライン・オフラインオペレーション 業務ア プリ ケ ーシ ョン 業務ア プリ ケ ーシ ョン Data ミ ド ル ウ ェアサ ービ ス タグ Data タグ タグ Data 製品 製品 オ フラ イ ン ミ ド ル ウ ェア サ ービ ス パワ ーオ ン ラ イ ン 製品 オ ン ラ イ ン オ ペレ ーシ ョン 輸送中、店舗での販売時、廃棄時には、製品には電源もネットワーク接続もされていないオフラインオペレーションである。一方、製品の運用・動作時に電力 のみが供給されているパワーオンラインオペレーション、場合によっては電力もネットワーク接続もされているオンラインオペレーションとなることが考えられる。 今後、電力技術(バッテリなど)や情報通信のさらなる発展によってオンラインオペレーションの機会は増えるに違いないが、オフラインオペレーションを全く想 定外とすることはできない。したがってそれのみに限定する必要はないが、少なくともパッシブ動作(タグへの別系統での給電が必要なく読み取りが可能であ ること)が必須である。また製品の運用・動作中(少なくともパワーオンライン)であれば、製品安全上、重要な事象(過大電流、転倒、発火)などの情報を記録・ 通知できる。これを最大限に利用するためにはタグと製品間でのデータ連携の仕組みが必要である 93 台日RFID技術とその応用セミナー タグ読み取りシーケンス PC 16bit EPC 96bit data length RFU NSI 5bit 2bit 9bit コード体系が同一であっても多様なコード長が混在することも考えられるが、この 点についてはPC bitsで定められているコード長指定領域の考え方で柔軟に対応する ことができる データ転送とデータ処理の分離 ビジ ネ ス ディレ ク トリ APP APP デ ータ処理レ イ ヤ メ モ リ 解決 デ ータシ ート 解決 リ ーダデ ィ レ ク ト リ 情報サ ービ スデ ィ レ ク トリ デ ータ転送レ イ ヤ APP APP Interrogator Interrogator Interrogator リーダが読み取った情報を適切な場所に配送すること、逆にタグに対するコマンドをリーダ経由で届けることの2つはどのサービスでも 共通である。したがって、データセキュリティに配慮しながらも原則は自由にデータ転送を行うレイヤと、データに意味を与える処理 のレイヤを分離することが望ましい。 家電量販店店舗では、製品タグを読み取るとともに販売記録をタグに記録する。この情報は製品安全の立場では、製造メーカにも送付 されたほうがよい、場合によっては利用者が家電のみならず、さまざまな購入履歴を記録する個人データベースを保有しているかもし れない。一旦読み取りデータを処理してしまうと処理による価値が発生するため情報共有が困難になる。データ転送とデータ処理を論 理的に分離しておくことが有効と考えられる 94 台日RFID技術とその応用セミナー EPCglobal – TLS IAG Pilot Phase II Toshiba Requirements and Material Flow 95 台日RFID技術とその応用セミナー Air: Pilot Logistics Players Japan Toshiba Holdings Head Office Toshiba PC JP China USA Consignee Toshiba TAIS Shipper Toshiba TIH Integrator DHL 3PL Toshiba TLGH Forwarder (Ex) DHL Warehouse DHL Bonded Truck Aircargo terminal Op. ???? Truck Company ???? Carrier North West? Forwarder (Im) DHL Aircargo Terminal Op. ???? Warehouse DHL? Truck Company ???? 96 台日RFID技術とその応用セミナー User Proposal as a CEDG Member • Cooperation on information sharing with manufacturer and logistics company – Consumer electronics maker generally wants to track and trace product with layer 0 to layer 3. On the other hand TLS usually do it with layer 3 to layer 5. Therefore, in this pilot, Toshiba wants to have an EPCIS managing under layer 3 information as a consumer electrics manufacturer, and TLS to have another EPCIS managing upper layer 3 information. Joint Pilot Test between TLS and CE Layer 5 Vehicle Layer 4 container Layer 3 Unit Load EPCIS (TLS) Active tag with SSCC Interoperability test Level 2 Transport Unit item Level 1 Packaging Passive tag with SGTIN EPCIS (CE) Level 0 Item 97 台日RFID技術とその応用セミナー まとめ 98 台日RFID技術とその応用セミナー Why we need ・product life cycle management? ・Item tagging? Generally Consumer Electronics products will be used for longer period of time ⇒Need suitable management not only at Distribution or Retailing phase, but also at customer phase ⇒Recognize valuable usage will be at not only actual business area, but also at another area which is guided by common DB and item tagging concept shown in below Product guaranty term clarification Maintenance and repair work efficiency improvement Trace management improve for harmful materials in product in market Trace management improve for technical failure in product in market for safety reason and so on The The above above items items can can be be established established only only by by item item tagging tagging Action Action plan plan (1) (2) (3) (4) (5) (6) We have to introduce “Product Life Cycle Management” view We have to introduce “Item tagging” based system We need to list up all outstanding subject to be resolved We need to clarify our roadmap to resolve outstanding subjects inclusive of technical matter We have to establish common DB through from upper portion of life cycle to bottom of it We need to establish system to manage item tagging through from upper portion of life cycle to bottom portion of life cycle (7) We had better to list up as use-case all merit which is guided by introducing item tagging through from upper portion of life cycle to bottom portion of life cycle 99 台日RFID技術とその応用セミナー Long-term Activity Plan of CE Industry 2007 Main Logistics Use Case Retailer Store Use Case Security Spec Recycle/Reuse Use Case Maintenance/Repair Use Case Products Safety Use Case Guideline EPCIS (Validation) ILT Road Map/Spec Products Safety Tag/RW /Network Spec EPCIS (Addition of Vocabulary) PR/Educate for Customer Total ROI Label Standardization SSCC issue HRI (Human Readable Info.) Management Granularity (include Parts/Accessory) Terms Backup method for RFID ISO Traceability(Products safety)Pilot by METI 2008 EU Pilot? 2009 Planning for operation 2010 Security Proposal/Tag Data/Network Spec standards Proposal Class2 Spec/C2 use case standards Vital data Multi services RW middleware Directory services Cooperation with TLS (Standardization of SSCC usage) Vital data/Multi services RW/middleware Directory services etc Proposal Security/Tag Data 100 台日RFID技術とその応用セミナー Draft Plan of 1st Year (~2008) Standardization of Tag Label EPCIS(Validation) 1st IAG Size, expression, type Analysis 2nd IAG Agreement 3rd IAG 1st edition Comparison with CE use case Way of cooperation with TLS Consideration of application Clarification of CE vocabulary Standardization/ another method? Expression, type Detail specification Issuing guideline, Investigation of another industry 1st edition Check Agreement 1st edition Check Agreement 1st edition Introduction Guideline Check Check Agreement Agreement 1st edition Introduction Guideline Check Additional Spec. Investigation of current situation Arrangement Agreement Introduction to ISO introduction Guideline Investigation of current situation 1st edition Agreement Refinement SSCC Investigation of current situation Human Readable Information Investigation of current situation introduction Guideline introduction Guideline Logistics Use Case Retailer Store Use Case Recycle/Reuse Use Case Maintenance/Repair Use Case Products Safety Use Case ILT Road Map/Spec. Security Spec, Products Safety tag/RW/network spec Management Granularity (include Parts, Accessory) Terms RFID Backup methodology Customer Education EPCIS (Addition of Vocabulary) Issue of Next Version Guideline Total ROI Introduction Guideline Consideration of methodology Next edition 4th IAG Re-consideration 101 台日RFID技術とその応用セミナー 2007年度 家電コンソ 活動スケジュール案 6月 7月 8月 9月 10月 ILT JRG (パリ) EPCglobal CEIAG 12月 1月 1st.CEIAG (香港) 改訂作業(要分担検討!!!) イメージビデオ製作 ガイドライン 改訂 ④-1 製品安全 Pilot 11月 METI公募 Ver.2 発表? 2nd.CEIAG? (未定) イニシア ティブとの 連携 システム開発 技術検討 フィールド実験 ラボ実験(慶応Auto-ID) フィールド実験? ① 標準化 WG コンソユースケースの 反映 ①-1 SSCC 標準化SWG TLS ミーティング 1st.CEIAG用資料・ビデオ作成 用語集の作成 2nd.CEIAG用資料・ビデオ作成 Ver.2英訳 TLSとの 連携 クラス毎の管理粒度・レイヤ整理 タグ貼付単位(SGTIN/SSCC) 可視化ラベル仕様 ② ユースケース WG 家電物流ユースケース整理 国際物流ユースケース整理 販売・在庫管理ユースケース整理 製品トレーサビリティユースケース整理 リサイクル・リユースユースケース整理 ②-1 ネットワークDB SWG EPCISv1.0内容確認 EPCIS追加要求仕様 EPCISと既存システム連携 ライフサイクル管理DB仕様 製品タグハード仕様(金属対応・貼付位置 等) データ項目/セキュリティ仕様/製品タグロードマップ ②-2 タグ 標準化SWG ②-3 メリット SWG ③ 量販店 ヒアリング ISO 3月 流通懇 セミナー? 製品トレーサビリティの仕組み検討 消費者メリット検討 ④-2 TLS Pilot 2月 タグのバックアップ方法 プレイヤごとの メリット・コスト算定 ヒアリング 項目検討 量販店ヒアリング (エディオン、ヨドバシ、ビック etc.) 湘南会議 (7/18~20) 台日RFID技術とその応用セミナー 結果 まとめ 102 ロードマップ実施に当って伴う課題 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ EPCglobalへの参加(主に小売企業)-特に小さな販売店に対する扱い EPC-ISの公開/仕様詳細検討 TDS Ver1.31の見通し EPCタグにおける、ユーザエリア仕様標準化 タグの種類(HF/UHF)、ラベルサイズ タグの貼付位置 タグの耐久性 タグデータ改ざん防止への対策 プライバシー保護対策 EPCタグ(SSCC)ラベル、データの標準化 付番粒度の問題 現品送付先の問題:HRIの書き換え・貼り替え EPCタグの貼付作業場所 GLNの問題 返品の問題 ・ 読み損じへの対応 ・ 総合的な無線エンジニアリングの検証解析、制度変更含む(電波法) ・ 消費者PR、啓蒙認知、 103 台日RFID技術とその応用セミナー 製品ライフサイクル全体を見通したRFID導入メリットと課題 部品 セ ット メ ーカ メ ーカ 家電メ ーカ 物流 店舗 消費者 回収・ リサイクル SCM 情 報 共 有 の 推 進 実売情報の フ ィ ード バック 在庫最小化 製品トレーサビリテ 製番(機番)管理の 徹底 製品ト ラ ッキ ン グ (物流高度化) 環境情報管理 製 品 品 質 管 理 修 理 対 応 返 品 伝 票 レ ス この赤の部分の検討と議論を部品/セットメーカーと行いたい。 メーカーは一方的なタグ添付要求を行わず、上流側のメリットが得られるような 仕組み作りを形成したい。台湾メーカー/販売流通の家電コンソ/CEIAGへの協力 を是非お願いしたい。 104 台日RFID技術とその応用セミナー ご清聴ありがとうございました。 • お問い合わせ・ご質問は、家電電子タグコンソーシアム事務局 tomoaki.kii@gene.mizuho-ir.co.jp宛にお願い致します。 105 台日RFID技術とその応用セミナー
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