2009 Business Report 平成20年4月1日 平成21年3月31日 第56期 報告 書 Financial Highlight 財務ハイライト ジオマテック=GEOMATECの社名は、GEOID(地球)・ 8,638 売上高 MANKIND(人類)・TECHNOLOGY(技術)の3つの言 葉の融合によって成り立っており、地球・人類・技術の共 百万円 (単位:百万円) 18,191 13,942 生を表しております。 「地球」は、命の膜に覆われた永遠の 16,109 16,317 8,638 住環境を緑のままに事業領域の拡大とグローバルな展開 を、 「人類」は、人間尊重の起業精神をさらに具現化すると 第52期 第53期 第54期 第55期 第56期 当社グループ製品の主力市場であ る中小型フラットパネルディスプレ イ(FPD)市場やデータ対応型液晶 プロジェクター市場は、関連するデ ジタル家電業界や自動車業界にお いて昨年秋以降、市場の急速な縮 小に伴う在庫調整や生産調整が実 施されるなど厳しい状況で推移い た し まし た 。そ の 結 果 、売 上 高 は 86億38百万円となりました。 ともに地域社会への貢献を、 「技術」は長年にわたる研究開 発の蓄積を基盤に産業社会の発展を支えリードする技術力 △ 625 百万円 営業損益 (単位:百万円) の養成を意味しております。 2,068 また、 「MA」は、 「人類」という意味のほかに、創業以来一 667 生産コストの低減や生産体制の見 直し、業務の効率化による経費削 減に努めましたが、昨年秋以降の 急激な売上高減少額をカバーする に至らず、6 億 25 百万円の営業損 失となりました。 貫した 素材(MATERIAL)を大切に の精神を受け継いで △281 いるものであります。 △625 △769 第52期 第53期 当期純損益 第54期 第55期 第56期 △ 1,022 百万円 (単位:百万円) 1,327 920 △492 △1,022 △6,359 第52期 第53期 第54期 第55期 第56期 30 配当金 円 (単位:円) 30 第52期 1 30 第53期 30 第54期 30 30 15 15 期 末 期 末 15 15 中 間 中 間 第55期 第56期 サブプライムローン 問 題 等に端を 発した 米 国 経 済 の 減 速や、米 国 大 手証券会社の破綻を契機にした昨 年秋以降の世界的な不況が影響 し、売 上 高が 予 想 以 上に伸び 悩 み ました。 また、光学機器用部品の生産を行 っている工場の生産設備等を減損 処理したことが影響し、10億22百 万円の当期純損失となりました。 当社は「株主各位への利益還元充実」 を経営の基本方針としております。 利益配分につきましては、業績に応 じた配当を実施するとともに、将来 の事業展開と経営環境の変化に備え た経営基盤の強化に必要な内部留保 を確保いたしております。 なお、今期は業績が低迷いたしてお りますが、日頃のご支援にお応えし、 配当を実施させていただきます。 Top Message 株主の皆様へ 代表取締役社長 松 隆造 株主の皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し 上げます。 また、平素は格別のご支援並びにご愛顧を賜り厚く御礼申し上 げます。 ここに当社グループの第56期ビジネスレポートをお届けするに あたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 当連結会計年度におけるわが国経済は、昨年9月以降に発生し 更に製品の競争力を高めるため「仕様、品質、価格等の業界標準と なる」を基軸とした事業戦略を掲げ、従来型の受託加工ビジネスを 見直し、新たな受託加工ビジネスの展開を図ってまいります。同時 に、原価低減による収益の改善、長年培った技術を活かした技術的 優位性の高い商品ラインアップの拡充、受託加工にこだわらない柔 軟なビジネスモデルの構築による顧客ニーズへの対応力の強化等 の施策により企業価値の向上、収益の拡大に努めてまいります。 た世界的な経済危機の影響により、経済のあらゆる面で縮小傾向 既存分野におきましては、携帯電話向けTFTパネル用基板やカー が見られ、予想を遙かに上回る景気後退となりました。その影響 ナビゲーション、モバイル機器向けタッチパネル用基板への薄膜製 は、当社グループにおいても例外ではなく、顧客の生産調整によ 品を中心とした販売活動を展開するとともに、顧客ニーズに応える る受注数量の大幅な減少など、極めて厳しい対応を迫られました。 薄膜の開発や技術対応、並びに生産体制の見直し、生産コストの削 今後の市場環境におきましては、急ピッチで進んだ生産調整に 減、業務の効率化などの原価低減策を積極的に推進することにより 底入れ感が出てきたものの、プラス成長に転換するにはなお時間 が掛かるものと予想されております。 収益の確保に努めてまいります。 また、新規分野におきましては、現在取り組んでおります新規案件 また、当社グループを取り巻く市場環境は、中国や台湾を中心 についての施策を確実に実行するとともに、新たな製品や市場の開 とした競合メーカーの台頭を受け、製品の低価格化など厳しい状 拓を進めるため、積極的な試作品の取り込みや周辺加工技術への 況が続くものと予想しております。 展開など新たな価値の創出、競争力の強化に努めてまいります。 このような状況のもと当社グループは、一昨年、企業改革を推し 進めるために策定した中期経営計画「Be Professional」に沿い、 株主の皆様におかれましては、今後ともより一層のご支援を賜 りますようお願い申し上げます。 2 Focus 新規分野への取り組み状況について ク リ ア ヒ ート ○R (発熱ポリカーボネート板) 特許申請中 発熱する透明な樹脂板 これまで窓割れ対策用として使用されてきたポリカーボネート樹脂窓に、 融雪・結露防止能力を付加したいとの要望に応えて開発されました。 東邦シートフレーム株式会社 共同開発品 新規分野への取り組みをご紹介いたします。 冬の北国を走行する鉄道車両には、乗客の利便性と安全性を追 求するうえで、さまざまな課題があるようです。その中のひとつ、 運転席窓ガラスへの着雪と結露の問題からクリアヒート(発熱ポリ カーボネート板)が開発されました。 開発にあたりましては、従来より車両用の窓割れ対策等で高品 質な樹脂製品を提供する東邦シートフレーム株式会社と透明ヒー ター(デスロスター)で実績を積んだ当社が共同開発いたしました。 現在は実際の車両に搭載しての走行テスト等を実施し、実用化 への準備を着々と進めている状況です。 特長【次の効果が期待できます】 ● 融雪・結露防止性能:−30℃環境下でも融雪能力検証済 ● 高い透明性:平行光線透過率80%以上(550W/m2) ● 温度制御が可能:発熱性 40℃〜60℃ ※顧客オーダーによって消費電力の仕様設定が可能。温度セン サー取付により温度コントロールが可能 ● 熱線反射性能 ● 耐衝撃性能:落球試験500g×5mで発熱維持 クリアヒート取付前 取付後(窓部分拡大) ● 軽量 ● 曲面にも発熱性能付与可能 3 クリアヒートの構造は左の図の通りで、電極から電気を流す とITO膜に通電し、発熱する仕組みになっています。 サーコート加工 ポリカーボネート基板 当社ではユーザー仕様に沿ったITO成膜と電極加工を行って おり、フラットパネルディスプレイ用ITO基板同様、透明性の ITO膜(発熱層) 高いハイクオリティな膜の提供を実現いたします。 下の写真の通り、視界を妨げていた雪は9分程度でほぼ溶け 絶縁保護層 落ち、クリアヒートの効果は発熱面と非発熱面で雪が溶け落ち る違いを見れば一目瞭然です。 電極 融雪の様子 走行中に窓に付着した雪が発熱面で解け落ちていく様子 発熱面 非発熱面 融雪開始 3分後 6分後 9分後 4 History of Product GEOMATEC 製品の歩み 当社は、1953年の設立以来、一貫して「社会への光の応用」をテーマに、フラットパネルディスプレイ用基板、光学機器用 部品などの中核要素を担う真空成膜技術に特化した受託加工メーカーとしてその企業活動に努めてまいりました。 1977年 リアプロジェクションTV:青ダイクロイックミラー 歯科医用照明:コールドミラー・フィルター 1953年 1979年 1982年 カメラ:アルミ表面鏡 玩具:アルミ表面鏡 カメラ:ARコート、光学多層膜 ルーペ:ARコート ビデオカメラ: ローパスフィルター LDプレーヤー: ARコート、 レーザーミラー ラップトップ型ワープロ:ITO膜 ビデオカメラ:IRカットフィルター 複写機:原稿台カバーガラス用ITO膜 光パワーメーター:ステップフィルター 扁平ブラウン管TV:蛍光体へのSiOコート ビデオカメラ:ローパスフィルター LD プレーヤー:ARコート、レーザーミラー ラップトップ型ワープロ: ITO 膜 1955年 1964年 1972年 サングラス:Crハーフミラー 自動車:バックミラー用Cr反射膜 航空機:計器類カバーガラス用SnO2電極膜 電子顕微鏡:内窓ガラス用SnO2電極膜 信号機:カバーガラス用 SnO2電極膜(曇り止め用) 液晶電卓:In2O3→ITO膜 船舶: レーダー用ダイクロイック フィルター 時計用着色カバーガラス: TiO2、Cr2O3等使用 テレビ: コントラスト調整用 ウェッジフィルター 1956年 航空機:翼端灯用銀反射鏡 1965年 1957年 天体望遠鏡:アルミ表面鏡 潜水艦:潜望鏡カバーガラス用 SnO2電極膜 OHP:アルミ表面鏡 1985年 液晶プロジェクター: ダイクロイックミラー・フィルター ARコート 1987年 液晶テレビ: ITO膜 1958年 1967年 双眼鏡:ARコート 自動車: ルームミラー用Cr反射鏡 1960年 二眼レフカメラ: アルミ表面鏡 一眼レフカメラ: アルミ表面鏡 ラジオ: セラミックバリコン用 銀電極膜 1962年 マジックミラー: Tiハーフミラー 1950 5 1986年 投影機:アルミ表面鏡 レントゲン装置: アルミ表面鏡 ジアゾ式複写機: アルミ表面鏡 ラップトップ型パソコン: ITO膜 レーザープリンター: アルミ高反射鏡 複写機: IRカットフィルター 1976年 家電製品:ITO膜 事務機器:ITO膜 太陽電池:ITO膜 CDプレーヤー: ARコート、 レーザーミラー 1974年 1971年 液晶置時計:ITO膜 液晶腕時計: In2O3→ITO膜 複写機:アルミ表面鏡、 アルミ高反射鏡 簡易印刷機:その他金属膜 装飾用照明:グラリエントフィルター 1981年 オートレフ:コールドミラー 1968年 1980年 一眼レフカメラ:銀表面鏡 リアプロジェクションTV:アルミ表面鏡 交換レンズ:銀表面鏡、 アルミ高反射鏡 ステッパー:アルミ表面鏡、 アルミ高反射鏡 1966年 投光器:アルミ表面鏡 1960 1983年 1970 1980 GEOMATEC の技術 携帯電話、パソコン、PDA、液晶プロジェク ターを代表に、毎日の暮らしのごく身近なとこ 2000年 ろに当社の成膜技術が活かされています。それ 液晶テレビ・パソコン:ITO膜 は、真空成膜技術に特化した受託加工メーカー 2001年 カラー携帯電話:ITO膜、金属膜 ならではのものです。歳月をかけて培ってきた確 かな技術力とニーズに即応する生産体制は、今 後ますますの拡大が見込まれる分野で重要な役 1994年 PDA:ITO膜 2007年 1996年 ポータブルオーディオ: 有機EL用 ITO膜 タッチパネル用 ITO膜 レーザーマーカー: ARコート 割を担い、お客様のニーズに高水準かつ柔軟に 対応することが、快適な暮らしを支えると考え ています。 2005年 ●反射鏡 液晶リアプロジェクションTV: ダイクロイックミラー・フィルター ARコート モバイル機器:有機EL用 ITO膜 1997年 DMDプロジェクター: ダイクロイックミラー・ARコート セラミックコート 1995年 1993年 ラボ用プリンター: ダイクロイックミラー・フィルター、ARコート ●電極材料 2003年 ATM/CD: タッチパネル用ITO膜 液晶モニター付ビデオカメラ:ITO膜 (例:天体望遠鏡・反射型 液晶携帯電話) 2002年 全個体型薄膜リチウム二次電池: 電極等各種機能膜 光通信:ARコート、 フィルター セラミックコート 全個体型薄膜リチウム二次電池: 電極等各種機能膜 液晶プロジェクター: ダイクロイックミラー・フィルター、AR コート ●電極 ●装飾膜 ●潤滑膜 ジ オ マ テ ッ ク の 成 膜 加 工 技 術 ●電極膜(例:有機 EL 用) ●反射膜(例:携帯電話) ●ブラックマトリクス膜 (液晶パネル構成部材) ●電極 ●金属接着膜 ●反射鏡(例:レーザー反射) ●電極材料 ●触媒膜 (例:太陽電池・センサー等) レーザーマーカー:ARコート ●硬質膜 カラー携帯電話: ITO 膜、金属膜 (例:ドリルの先端等に使用) ●装飾膜 1990 2000 6 Topics トピックス 今年も「国際フラットパネルディスプレイ展」に出展いた しました。 4月15日〜17日の3日間、今年も東京ビッグサイトにて「国際フラ ットパネルディスプレイ展」が開催されました。 昨年までは「ファインテック・ジャパン」に出展をしておりましたが、 今年はタッチパネルの研究・開発、製造に必要な部材、機器、技術が 集まる専門展「第1回 タッチパネル展」に出展をいたしました。 今年は過去最多の696社が出展、国内・海外から6万人を超える専門 家が来場し、弊社ブースも多くの方においでいただき、大変盛況な展 示会になりました。 また、今後のおもな展示会の出展といたしましては、7月29日〜31 日に東京ビッグサイトで開催される「第 20 回 MEMS展」への出展を予定いたしております。 7 マイクロマシン/ Summary of Operations 営業概況 当社グループの主力製品であるフラットパネルディスプレイ (FPD)用基板につきましては、携帯電話向けTFT液晶パネル用 基板並びにカーナビゲーション向けやモバイル機器向けのタッチ パネル用基板を中心に受注確保に努めましたが、顧客の在庫調整、 生産調整の影響を受け、低調に推移いたしました。一方、光学機 器用部品につきましては、データ対応型液晶プロジェクター向け やその他光学機器用部品の受注確保に努めたものの、同様に低調 に推移いたしました。 この結果、当連結会計年度の売上高は、86億38百万円(前期 比47.1%減)となりました。損益面につきましては、生産コス トの低減や生産体制の見直し、業務の効率化による経費削減に努 めましたが、昨年秋以降の急激な売上高減少額をカバーするに至 らなかったことから経常損失は、6億74百万円(前期は7億59 百万円の経常利益)、当期純損失は、10億22百万円(前期は9 億20百万円の当期純利益)となりました。 ● FPD用基板 FPD用基板につきましては、携帯電話向けTFT液晶パネル用基 板並びにカーナビゲーション向けやモバイル機器向けのタッチパ ネル用基板を中心に販売活動を展開いたしましたが、前期好調だ 品目別構成比 ったモバイル機器向けタッチパネル用基板は、当社得意先タッチ パネルメーカーが生産数量を引き下げたことや、カラーフィルタ ー用基板は、STN液晶パネルの衰退により一部フィルターメー カーが市場から撤退したため受注数量は大幅に減少いたしまし た。この結果、売上高は58億57百万円(前期比55.1%減)と なりました。なお、前期比売上高減少額のうち50億円は、顧客 より有償支給されている材料費を売上高と売上原価の両方に計上 したものであり、損益に影響ありません。 ● 光学機器用部品 光学機器用部品につきましては、データ対応型液晶プロジェクタ ー向け光学部品を中心に販売活動を展開いたしましたが、年度後 半の急速な市場縮小に伴い受注数量は減少いたしました。この結 果、売上高は19億96百万円(前期比20.3%減)となりました。 ● その他 その他につきましては、YAGレーザー用関連製品、計測機器向 け減衰フィルターなどは堅調だったものの、樹脂基板への成膜製 品の減少により、売上高は7億83百万円(前期比0.5%増)と なりました。 最終商品別構成比 その他 13% その他 11% 液晶その他 5% 携帯電話・ 通信機器 光学その他 36% 光学機器用部品 22% 7% フラットパネル ディスプレイ用基板 67% PDA・アミューズメント 4% カーナビゲーション 液晶プロジェクター 21% 14% 8 Financial Data 財務データ 連結貸借対照表 科 目 (単位:百万円) 第 55 期 第 56 期 H20.3.31 現在 H21.3.31 現在 ● 資産の部 連結損益計算書 科 目 (単位:百万円) 第 55 期 第 56 期 H19.4.1 〜 H20.3.31 H20.4.1 〜 H21.3.31 売上高 16,317 8,638 売上原価 13,754 7,488 売上総利益 2,563 1,149 販売費及び一般管理費 1,895 1,775 流動資産 11,743 10,732 固定資産 9,782 8,395 有形固定資産 8,212 7,108 営業利益 667 △ 625 無形固定資産 55 45 営業外収益 185 139 1,514 1,241 営業外費用 94 187 21,526 19,128 経常利益 759 △ 674 特別利益 164 1 特別損失 16 353 906 △ 1,025 13 11 △ 27 △ 14 920 △ 1,022 投資その他の資産 資産合計 ● 負債の部 2,683 流動負債 固定負債 負債合計 1,790 税金等調整前当期純利益 1,759 2,035 法人税、住民税及び事業税 4,443 3,826 法人税等調整額 当期純利益 ● 純資産の部 16,677 15,381 資本金 4,043 4,043 資本剰余金 8,297 8,297 利益剰余金 5,147 3,851 自己株式 △ 811 △ 811 405 △ 79 その他有価証券評価差額金 252 60 為替換算調整勘定 153 △ 140 純資産合計 17,083 15,301 負債・純資産合計 21,526 19,128 株主資本 評価・換算差額等 9 総資産合計 POINT 受取手形及び売掛金の減少等により、流動資 産が10億11百万円減少。 また、固定資産が13億86百万円減少したこ となどにより、前連結会計年度末比で23億 98百万円減少いたしました。 当期純利益 POINT 19,128 百万円 △ 1,022 百万円 生産コストの低減や生産体制の見直し、業務 の効率化による経費削減に努めましたが、昨 年秋以降の急激な売上高減少をカバーするに 至らなかったことから、前期より19億42百 万円減少し△10億22百万円となりました。 連結キャッシュ・フロー計算書 科 目 (単位:百万円) 第 55 期 第 56 期 H19.4.1 〜 H20.3.31 H20.4.1 〜 H21.3.31 営業活動によるキャッシュ・フロー 549 1,137 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 1,056 △ 503 財務活動によるキャッシュ・フロー △ 55 411 現金及び現金同等物に係る換算差額 △ 16 △ 43 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △ 580 1,000 現金及び現金同等物の期首残高 7,544 6,964 現金及び現金同等物の期末残高 6,964 7,965 連結株主資本等変動計算書 営業活動によるキャッシュ・フロー 1,137 百万円 POINT 営業活動の結果得られた資金は11億37百万 円(前期比107.1%増)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純損益は10 億25百万円の赤字となったものの、減価償 却費の8億74百万円や売上債権と仕入債務の 減少により純額で10億50百万円の資金増加 要因等があったことによるものであります。 第56期(H20.4.1〜H21.3.31) (単位:百万円) 株主資本 平成20年3月31日 残高 資本金 資本 剰余金 利益 剰余金 4,043 8,297 5,147 在外子会社の会計処理の変更に伴う増減 評価・換算差額等 自己株式 △811 株主資本 その他有価証券 為替換算 評価・換算 合計 評価差額金 調整勘定 差額等合計 16,677 252 153 405 純資産 合計 17,083 △21 △21 △21 △251 △251 △251 △1,022 △1,022 △1,022 連結会計年度中の変動額 剰余金の配当 当期純損失 株主資本以外の項目の連結会計年度中の変動額(純額) 連結会計年度中の変動額合計 平成21年3月31日 残高 △191 △294 △485 △485 − − △1,273 − △1,273 △191 △294 △485 △1,759 4,043 8,297 3,851 △811 15,381 60 △140 △79 15,301 10 Financial Data 財務データ 単体貸借対照表 科 目 (単位:百万円) 第 55 期 第 56 期 H20.3.31 現在 H21.3.31 現在 【資産の部】 流動資産 11,243 10,092 固定資産 9,917 9,103 21,160 19,195 資産合計 単体損益計算書 科 目 (単位:百万円) 第 55 期 第 56 期 H19.4.1 〜 H20.3.31 H20.4.1 〜 H21.3.31 売上高 15,553 7,917 売上原価 12,990 6,823 売上総利益 2,562 1,094 販売費及び一般管理費 1,802 1,695 営業利益 760 △ 601 営業外収益 176 136 営業外費用 77 50 経常利益 859 △ 514 特別利益 195 21 特別損失 15 352 1,039 △ 846 13 11 △ 27 △ 14 1,053 △ 842 【負債の部】 流動負債 2,457 1,446 固定負債 1,669 2,000 負債合計 4,126 3,446 【純資産の部】 16,781 15,687 252 60 純資産合計 17,034 15,748 法人税等調整額 負債・純資産合計 21,160 19,195 当期純利益 株主資本 評価・換算差額等 11 税引前当期純利益 法人税、住民税及び事業税 Financial Indicators 財務指標 収益性 売上高経常利益率(%) 総資産経常利益率(%) 単体 -2.0 4.0 5.5 3.4 4.6 自己資本当期純利益率(%) 6.2 単体 -0.9 -0.6 5.4 -1.7 連結 -0.7 -4.3 -2.6 -2.0 -1.2 -6.5 -4.4 -3.3 連結 -5.1 -2.0 連結 -6.3 -30.6 -31.0 単体 -7.8 第53期 第54期 第55期 第56期 第53期 第54期 第55期 第56期 第53期 第54期 第55期 第56期 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 安全性 自己資本比率(%) 流動比率(%) 固定比率(%) 単体 698 85.6 82.0 84.0 連結 80.4 単体 457 434 76.8 79.3 80.0 599 連結 69.9 68.8 単体 59.8 333 58.2 437 75.3 連結 57.8 59.3 393 57.2 316 54.8 第53期 第54期 第55期 第56期 第53期 第54期 第55期 第56期 第53期 第54期 第55期 第56期 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 ● 総資産経常利益率=経常利益÷総資産(注) ● 売上高経常利益率=経常利益÷売上高 ● 自己資本当期純利益率=当期純利益÷純資産(注) ● 自己資本比率=純資産÷総資産 ● 流動比率=流動資産÷流動負債 ● 固定比率=固定資産÷純資産 (注)総資産・純資産につきましては期中平均で算出しております。 12 Stock Information 株式の状況(H21.3.31現在) 21,600,000 株 ● 発行可能株式総数 9,152,400 株 ● 発行済株式総数 6,000 名 (前期末比 112 名減) ● 株主総数 ● 所有者別分布状況 金融商品取引業者 125,823株 1.50% 外国法人等 236,200株 2.82% 個人・その他 6,116,837株 72.97% その他法人 680,300株 8.12% ● 大株主 株主名 当社への出資状況 持株数 1,049,600 株 769,640 420,600 松 隆造 自己株式 松 建太郎 みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 東京都民銀行口 再信託受託者 資産管理サービス信託銀行株式会社 418,800 金融機関 1,223,600株 14.59% 議決権比率 11.46 % 8.40 4.59 4.57 ● 地域別分布状況 四国地方 119,800株 1.43% 九州地方 204,319株 2.44% 国外 233,500株 2.79% 336,000 303,800 3.67 3.31 中国地方 267,404株 3.19% バークレイズ キャピタル セキュリティーズ ロンドン ケイマン クライアンツ 199,200 2.17 東北地方 332,961株 3.97% ジオマテック従業員持株会 188,980 154,000 130,000 2.06 1.68 1.42 中部地方 700,342株 8.35% 有限会社松 興産 株式会社三菱東京UFJ銀行 明治安田生命保険相互会社 個人株主 近畿地方 1,004,852株 北海道 88,115株 1.05% 関東地方 5,431,467株 64.79% 11.99% 自己名義株式は除いております。 株主メモ ● 事業年度 毎年 4 月 1 日から翌年 3 月 31 日まで ● 定時株主総会 毎年 6 月 ● 剰余金の配当基準日 3月31日 (中間配当を行う場合は9月30日) ● 単元株式数 100 株 ● 公告方法 電子公告(http://www.geomatec.co.jp) ただし、やむを得ない事由によって、電子公告 による公告をすることができない場合には、 日本経済新聞に掲載して行います。 ● 株主名簿管理人 東京都中央区八重洲一丁目 2 番 1 号 みずほ信託銀行株式会社 本店証券代行部 13 証券会社に口座をお持ちの場合 特別口座の場合 郵便物送付先 〒168-8507 東京都杉並区和泉 2-8-4 電話お問合せ先 0120-288-324(フリーダイヤル) お取扱店 お取引の証券会社になります。 みずほ信託銀行株式会社 本店及び全国各支店 みずほインベスターズ証券株式会社 本店及び全国各支店 ご注意 未払配当金の支払、支払明細 発行については、右の「特別 口座の場合」の郵便物送付 先・電話お問合せ先・お取扱 店をご利用ください。 単元未満株式の買取・買増以外の株式 売買はできません。 電子化前に名義書換を失念してお手元 に他人名義の株券がある場合は至急 ご連絡ください。 Corporate Data 会社概要(H21.3.31現在) 商 号 ジオマテック株式会社 GEOMATEC CO., LTD. 設 立 昭和 28 年 9 月 資本金 40 億 4,385 万円 従業員数 678 名(連結) 489 名(単体) 本社所在地 〒 220-8109 横浜市西区みなとみらい二丁目 2 番 1 号 TEL. 045-222-5720 FAX. 045-222-5735 E-mail:geomatec@geomatec.co.jp 取締役、監査役及び執行役員 事業内容 フラットパネルディスプレイ用基板 (液晶ディスプレイ用基板、EL用基板、 タッチパネル用基板)、光学機器用部 品、固体レーザー用光学系部品、そ の他真空成膜製品の製造及び販売他 (H21.6.26現在) 主な販売先 SMK㈱ エプソンイメージングデバイス㈱ グンゼ㈱ 三洋電機㈱ シャープ㈱ 日本サムスン㈱ パナソニック㈱ ㈱日立ディスプレイズ 光村印刷㈱ ㈱菱晃 代表取締役社長 松 隆 造 取締役副社長執行役員 松 建太郎 取締役常務執行役員 中 村 和 正 取締役執行役員 鈴 木 忠 春 常 勤 監 査 役 熱 海 敏 幸 常 勤 監 査 役 吉 田 光 雄 監 査 役 寺 西 尚 人 監 査 役 堀 江 正 機 執 行 役 員 橋 執 行 役 員 橋 勉 幸 吉 など(五十音順) ネットワーク R&D センター 〒 146-0093 東京都大田区矢口三丁目 13 番 7 号 厚木工場 〒 243-0036 神奈川県厚木市長谷 260 番 28 金成第一工場 〒 989-5184 宮城県栗原市金成小迫金沼 9 番地 金成第二工場 〒 989-5164 宮城県栗原市金成金生 51 番地 赤穂工場 〒 678-0165 兵庫県赤穂市木津稲荷山 1325 番 80 金成第一工場 ISO9002 認証取得 ISO14001 R&Dセンター 厚木工場 吉奥馬科技(無錫)有限公司 中華人民共和国江蘇省無錫市無錫国家高新技術産業開発区 B18-C 地塊 金成第二工場 ISO9002 認証取得 ISO14001 赤穂工場 ISO9002 認証取得 ISO14001 本社 14 当社ホームページでは、IR情報から最新動向、 成膜加工に関する情報まで開示しております。 ぜひご活用ください。 http://www.geomatec.co.jp GEOMATEC CO., LTD. 本社 〒 220 - 8109 横浜市西区みなとみらい二丁目2 番 1 号 TEL. 045-222-5720 FAX. 045-222-5735
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