『日本の科学者』 2005 年 4 月号 (通巻 447 号) 付録 日 本科 学者会 議京 都支部 京 都市 中京区 寺町 二条東 入南 館 3F 2005.3.15 TEL/FAX 075-256-3132 No.253 e-mail: jsa-k@jsa.forum.ne.jp http://web.kyoto-inet.or.jp/people/jsa-k/ ―支部ニュース目次 ― ①今年度の京都支部大会 は 5 月 21 日 (予定)に開催 ②支部機構をより実情に即 したものに − 支部会則の改正提案 ③15 総学実行委員会主催「平和のシンポジウム」(3/9)の報告 ④15 総学第 16 回実行委員会(3/9)の報告 ⑤来春 3 月に中欧 ヴィシェグラード諸国 へのスタディ・ツアーを実施 ⑥(他団体便り)「市民社会 フォーラム」第 26 回例会 ⑦(他団体便り)「大学評価学会第 2 回全国大会」 今年度の京都支部大会は 5 月 21 日(予定)に開催 今年度の JSA 活動も、はや 2 ヶ月あまりを残すばかりとなりました。 そのため、常任幹事会は、今年の支部大会開催予定日を 5 月 21 日(全国大会は 5 月 28・29 日)と定め、大会開催を準備するための今年度第 3 回の(拡大)幹事会を 3 月 26 日 に開 くことを決 めました。後 者 (幹 事 会 )については、過 日 各 分 会 などへ郵 送 済 みの文 書 で、 支部幹事と分会代表者の方々(またはその代理)によるご出席をお願いしています。どうか、 ご協力ください。 (支部常任幹事会) - 1 - 支部機構をより実情に即したものに − 支部会則の改正提案 京都支部の常任幹事会は、近年の活動状況をめぐる昨年来の検討にもとづいて、支部の 会則を下の表のように改める提案を次期支部大会に提出することを決めました。 現行の京都支部会則 (04.06.12. 字句訂正・確認) 改正案 第1条 本支部は、日本科学者会議(以下会という)の会員 変更なし。 のうち、京都府下に職場または、住所をもつものによって組 織される。 第2 条 支部は、会の会則第10 条に基づく組織として、そ 変更なし。 の目的を果たすため、次の事業を行う。(以下略) 第 3 条 支部の最高決定機関は支部大会である。(以下 変更なし。 略) 第 4 条 支部に幹事会をおく。支部幹事は支部大会で選 「任期は」の前に、以下の語句を挿入 ばれ、大会の決定にもとづいて支部の運営にあたる。任期 する。「支部大会は若干名の参与を 選出する。幹事と参与の」 は 1 年とし、重任をさまたげない。 第 5 条 支部幹事会は、支部代表幹事若干名および常任 第 5 条 支部幹事会は、代表幹事お 幹事若干名を互選する。常任幹事会は幹事会の任務を代行 よび事務局長各1名を互選する。幹 し、支部の日常業務を処理する。常任幹事会のもとに事務局 事会のもとに事務局をおくことができ をおくことができる。 る。 第 6 条 常任幹事会は大会および支部幹事会で定められ 第 6 条 幹事会は必要に応じて分 た方針にもとづき、必要に応じて分会代表者会議を招集す 会代表者会議を招集することができ る。 ることができる。 第 7 条 地域別または職場別に、分会(または班)をおく。 変更なし。 (以下略) 第 8 条 支部は、学術的、社会的諸課題にこたえるため、 変更なし。 必要に応じて、問題別委員会をおく。(以下略) 第 9 条∼第 11 条 変更なし - 2 - 改 正 の趣 旨 は、京 都 支 部 の機 構 を組 織 の実 情 に合 わせて簡 素 化 しながらその機 動 性 を 高めることにあり、その内容は下記(1)∼(3)の 3 点に尽きます。 (1) 従来の「幹事(会)」と「常任幹事(会)」を「幹事(会)」に一本化する。 (2) 現行「事務局長」の職務を、「(新)代表幹事」と「事務局長」で分掌する。 (3) 会則第 6 条にある「分会代表者会議」を活用(毎年数回開催)することにより、分会と 幹事会や事務局(狭義の「支部」)の間の関係を緊密化させる。 (4)従来の「代表幹事」(数名)に相当する(新)「参与」の方々には、(全国)会則第 13 条の 場合と同じく「顧問」的な役割を果たしていただく。 15総学実行委員会主催「平和のシンポジウム」報告 同上シンポジウムが 3 月 9 日(水)午後 1 時 30 分から 5 時まで総合福祉会館ハートピア 京都で開催された。今年 2005 年は、第二次世界大戦終結から 60 年、被爆 60 年、国連創 設 60 年、ラッセル・アインシュタイン宣言から 50 年の節目の年である。世界を見ても日本を 見ても、平和の課題が重要課題となっている。憲法、教育基本法の問題も差し迫っている。 15 総学で「平和」の問題でのアピール(案)が提出されたが、総学終了後も継続して議論す ることになっていた。アピール案を討議するため上記シンポジウムが開催された。会は、起草 者である田中正先生(京都大学名誉教授・物理学)、藤岡惇先生(立命館大学教授・経済 学 )、それに宗 川 吉 汪 (京 都 工 芸 繊 維 大 学 名 誉 教 授 ・分 子 生 物 学 )を話 題 提 供 者 とし、向 井俊彦先生(立命館大学教授・哲学)が司会で進行された。参加者は約10名であった。 まず、宗 川 から、今 日 読 みとるべきラッセル・アインシュタイン宣 言 の精 神 についての話 題 が提供された。宣言では、戦争放棄の精神が humanity(人間性)の最高形態であり、この精 神をもつ human being(人間)こそが mankind(人)である、と主張され、各国に戦争を放棄す るよう訴えている。1955年当時に宣言が指摘した human race(人類)および humanity(人 間 性 )に対する危 機 的 状 況 は、現 在 、とくに9.11以降 きわめて深 刻 化 している。そして、戦 争 放 棄 を規 定 した憲 法 9条 は宣 言 の精 神 を具 現 化 したもので、これを守 る闘 争 は、日本 人 に課せられた人類史的責務である、との訴えがあった。 - 3 - つぎに、田 中 先 生 からラッセル・アインシュタイン宣 言 の出 された当 時 の経 緯 を湯 川 秀 樹 を中心に話された。ラッセルから湯川に送られてきた手紙のコピーや宣言の原案が示された。 当時湯川は48才で研究者としてさらにまい進しようとしている時期で、政治的にはノンポリで あり、署 名 することにかなりのためらいがあったようだ。しかし、手 紙 を受 け取 って間 もなく尊 敬 するアインシュタインが死 去 したことで署 名 に踏 み切 った、とのことである。つづいて、ラッ セルやアインシュタインの思想についての紹介があり、最後に、今日平和を守るために、アメ リカを中心とした先端的軍事技術、たとえばミサイル防衛などについて JSA として専門的に 研究する必要が強調された。 つづいて、藤 岡 先 生 から以 下 の3つの話 題 が提 供 された。「核 の絶 対 悪 原 則 」、「本 来 の 科 学 」、「もうひとつの世 界 」。「核 」は、軍 事 利 用 はもとより、いわゆる平 和 利 用 もふくめて悪 である、という原 則 を明 確 に打 ち出 すべきである。「核 」がいかなる形 ででも暴 走 する危 険 性 が常 に存在 している。そして、科 学 者 ・研 究 者 の活 動 は、人 類 や世 界 に関 する全体 的 考 察 、 哲 学 の上に立 って行 なわれなければならない、と強 調 された。さらに、これからの社 会 として、 ヨーロッパ型や非同盟運動に希望をつなぎ、たとえば税にしても、宇宙税とか再生不能な自 然資源の利用税などを考えるべきである、と主張された。 以上 の3つの話 題 提 供 を受けて活 発 な討論 がなされた。その中 で、ラッセル・アインシュタ イン宣 言 の中 心 課 題 である核 による世 界 戦 争 の危 ぐは、現 在 、違 った形 になっているので はないか、との指 摘 があり、それをめぐって意 見 がかわされた。最 後 に、座 長 の向 井 先 生 か ら、適当な委員会を設けてさらに検討を進めたらどうかとの提案がなされた。 以上。 報告者:宗川吉汪 「ラッセル・アインシュタイン宣言」と「科学者京都会議声明」を HP に掲載します。 前項の 3 月 9 日のシンポジウム報告にもありますように、憲法 9 条ともかかわって、改めて これらの宣 言 、声 明 が見 直 されています。これらを支 部 ニュースに掲 載 するには長 すぎます ので、まとめて、京都支部 HP(http://web.kyoto-inet.or.jp/people/jsa-k/)で掲載すること にしました。この際、是非、再読ください。また資料としても積極的にご利用ください。 (深尾) - 4 - 15総学第 16 回実行委員会(3/9)の報告 15総学の最終の第 16 回実行委員会が 9 人の委員の参加で、3 月 9 日の午後 5 時 15 分からハートピア京都で開催されました。委員会では15総学の総括と成果の発展継承など について議論がなされましたが、ここでは15総学の総括について報告します。 15総学の総括に関しては、JSA 京都支部ニュース(2004.12.17 発行)に掲載された「第 15 回総合学術研究集会の概要報告」を参考にしながら議論がなされました。ここでは、上記の 支部ニュースの内容との重複を避けて、それ以外の議論を以下に記します。 15総学では、特別セッション「劣化ウランの放射線影響」、「権利問題交流会および『全国 人権ネットワーク』(仮称)設立準備会」を開催し、立命館大学国際平和ミュージアム見学会、 女性研究者・技術者交流会、記念囲碁大会などを企画し、11 月 6 日の「青少年のための 科 学 の祭 典 」京 都 大 会 に参 加 したが、これらは15総 学 の幅 を広 げ、その内 容 を豊 かなもの とした。 全 体 集 会 では、集 会 がめざしている重 要 課 題 について「総 合 討 論 のための問 題 提 起 」を 数名の方にお願いしたが、討論を充実させる上で有効であった。 反 省 としては、「テーマ分 科 会 」に割 り当 てた時 間 が短 かったため十 分 な討 論 ができず、 逆に「一般分科会」は時間的余裕があったから、時間配分にもう少 し工夫が必要であった。 特別セッション「劣化ウランの放射線影響」の会場が小さく着席できない参加者が数名あり、 一 方 同 時 に大 きな会 場 で開 催 された「権 利 問 題 交 流 会 および『全 国 人 権 ネットワーク』(仮 称)設立準備会」の参加者が少なく、両者の会場を交換するなどの配慮も必要であった。 総学の準備過程に関しては、以下のような議論がなされました。 15総学開催までに 14 回の実行委員会を開催し、第 3 回実行委員会以後は実行委員会 の開催前に事務局会議(11 回)を開いて準備をしてきた。実行委員会には、近畿の支部に 加えて愛知支部にも呼びかけて、広い範囲から参加があった。愛知支部の担当者からは実 行 委 員 会 に参 加 して支 部 の活 動 が活 発 になったことなどがあり、参 加 してよかったという感 想が述べられた。各回の実行委員会には、10∼15 名の参加があった。 実行委員会では、前半においては「総合テーマ」の設定と「集会の構成」をめぐって、終盤 では全 体 集 会 の持 ち方 に関 わって激 しい議 論 がなされたが、これらは「15総 学 の『質 』をど - 5 - のように高めるか」ということと開催目標に掲げられた「参加登録者 500 名以上をめざす」と いう「量 」の追 求 のどちらを重 視 するかの問 題 に基 づくものであった。難 しいことではあるが、 「質 」と「量」の両 方 を獲 得 することを目 標 にして準 備 を進 めた。15総 学 では、不 十 分 な面も あるが、両方の目標がある程度までは達成できたと総括できる。 15総学の準備を進める過程で 100 人規模の公開講演会、公開シンポ(2003.10「持続可 能な文明を求めて」、2004.5「地球温暖化と『京都議定書』―現状と展望―」)や 10 人規模 の支 部 例 会 、研 究 懇 談 会 、中 規 模 のプレシンポ(2004.3「京 都 総 合 科 学 シンポ」、2004.8 「科 学 ・技 術 分 科 会 プレシンポ」)など多 くのプレ企 画 が催 された。また、愛 知 支 部 において も総合テーマに関わるプレ企画が催された。 参加者の組織の関しては、京都周辺の科学者・研究者団体に協賛を呼びかけて 11 の団 体が協賛団体に加わったこと、2つの「一般分科会」を協賛団体が中心になって運営したこ となどが、参加者獲得にも大きな力になった。 以上の他に、「京都アピール」と「気候変動の問題での対政府申し入れ」の活用方法、15 総学の成果の発展継承、会計収支状況と赤字対策について議論がなされました。 (文責:上野) 来春 3 月に中欧ヴィシェグラード諸国へのスタディ・ツアーを実施 京都支部の常任幹事会では、昨秋来検討を重ねてきた結果、このほど、来春 3 月に概略 下 記 のようなスタディ・ツアーを実施 することを決 めました。この企画 のより詳しい内容 は、今 後、参加希望者のご意見やご希望をまちながら、「世話人会」で練り上げる予定です。 JSAK スタディ・ツアー EURO 2006 (案) 主 催:日本科学者会議京都支部 協力(依頼予定):世界科学者連盟、 関係各国駐日大使館、関係国との親善組織、 (株)ユーラスツアーズ大阪営業所、 航空会社:大韓航空(関西空港発着、他空港発→ソウル合流も可) 期 日:2006 年 3 月中旬・10 泊 11 日 7 日(火)∼17 日(金)? - 6 - テーマ(「現代世界と拡大 EU」)と趣旨: 専門分野をことにする日本各地の JSA 会員(や その家族など)とともに、昨年 EU に加盟したばかりの中欧 4 国へ旅する中で、拡大 EU の息 吹に触れ、訪問先諸大学の研究者たちとの討論などを通して「持続可能な文明」(15 総学) についての考えを深める。 行き先と宿泊数:プラハ(1)→ クラクフ(2)→ ブダペスト(2) →ブラチスラヴァ(2) →ウイーン(1)→プラハ(1)→機中泊(1) 欧 州 での移 動 手 段 :全 行 程 を貸 切 りツーリングバスで。添 乗 ガイド業 務 は、現 地 大 学 の 日本(語)専攻学生(院生)に依頼する。 主要プログラム(各国の在日大使館の協力を得て年内に編成する。以下はその例示) ① 主要大学を訪問し、事前に合意した「テーマ」で教員・学生と懇談 (日本から:「憲法 9 条」、「京都議定書」、「対米関係」、などを用意する) (各国から:「拡大EU」、「1%制度」、「社会主義の反省」、など) ② 世界遺産(文化、自然)、歴史的遺跡などの見学 ③ 芸術・文化鑑賞(音楽、美術、舞台芸術、博物館など) ④ 社会・経済・政治状況についての解説・意見交換(宿舎で) ⑤ その他 参加資格:JSA 会員、または会員による紹介を受けた人 参 加 費:A 一 B 般 JSA 会員 −2006 ユーロ(2006 年 3 月 1 日付レートでの円相当額) −1900 ユーロ C 非会員大学院生、学生−1800 ユーロ D JSA 院生会員 −1700 ユーロ 参 加 費 に含まれるもの:関 西 空 港 ∼プラハ空 港 の往 復 航 空 運 賃 、現 地 でのバスツアー料 金、三ツ星級ホテルの宿泊料、期間中の朝食代、観劇・コンサート料以外の参観・入場料、 団体諸経費。 最少催行人数:25 人 最多受付人数:35 人 受付開始:5月下旬 - 7 - (他団体便り)「市民社会フォーラム」第 26 回例会のご案内 非核「神戸方式」30 周年と反/非戦・平和 ○日時 3 月 27 日(日) 14∼17 時 ○場所 神戸市立婦人会館 4 階「もくれん」(高速神戸駅 北へ2分、JR神戸駅 北へ6分) 今年 の3月 は、核 兵 器 を積載 した艦艇 の神 戸 港 入 港 を一 切 拒 否 した非 核 「神 戸 方 式 」が 決議されて 30 周年、そして不法なイラク戦争が開戦されて2年目になります。また、今年は 戦後・被爆・国連 60 年目にあたり、核兵器も戦争もない平和な世界実現に向けての歴史的 節目となります。 今 回 の例 会 では、次 代 を担 う若 い世 代 を中 心 に、平 和 な神 戸 のまちづくりという「ローカ ル」な話 題 と、1月 にポルトアレグレで開 催 された「世 界 社 会 フォーラム」という「グローバル」 な流れとを結びつけ、学習交流します。 【報告テーマと要旨】 I.非核「神戸方式」30 年の歴史と原水爆禁止運動 ○報告者:梶本 修史 氏 (原水爆禁止兵庫県協議会事務局長) II.「すべての問題はつながっている: 世界社会フォーラムからのメッセージ」 ○報告者:春日 匠 さん (京都社会フォーラム事務局) 〈フィールドワーク〉「非核の港」遊覧船の旅 ○集合 10 時、JR 元町西出口 ○案内 梶本 修史 氏 ※遊覧料は\900 どなたでもご参 加 いただけます。学 習 会 ・フィールドワーク、いずれかだけの参 加 だけでも 歓迎しますが、フィールドワークに参加される方は事前にお申し込ください。 ☆お申し込み・お問い合わせは、NQC41966@nifty.com まで☆ 市民社会フォーラムHP http://homepage3.nifty.com/civilsocietyforum/ - 8 - (他団体便り)「大学評価学会第 2 回全国大会」の案内(再掲) 大 学 評 価 学 会 第2回全国大会プログラム [大会テーマ] 今、教育と研究はどこへ向かおうとしているのか ―大学・学術政策の評価をとおして― 日 時:2005 年 3 月 26 日 (土)∼27 日(日) 場 所:駒澤大学 駒沢 キャンパス 東京都世田谷区駒沢 1-23-1(東急田園都市線「駒沢大学」駅下車) ※ URL:http://www.komazawa-u.ac.jp/f_access.htmlをご覧下 さい。 (先月 の支部ニュースに、上記 URL から地図を転載 しています) 参 加 費:2,000 円(院生等 1,000 円 ) 懇親会費:4,000 円(同 上 3,000 円) 大会実行委員会:実行委員長 百田義治(駒澤大学経済学部) 駒澤大学経済学部 岩波文孝研究室 気付 電話:03(3418)9628 e-mail:iwanami@komazawa-u.ac.jp 参 加 申 込 先:大学評価学会事務局 電話:075(645)8630(重本)、8634(細川) Fax:075(645)8630 e-mail:a97003as@ryukoku-u.jp(重本) ※ 参加費を事前 に振り込 んでいただく必要はありませんが、準備の都合 がありますので、参 加 予 定 の方 は事務局 までご連絡ください。3 月 5 日(土 )までにお願 いします。 ---------------------------------------------------------------------------<今後 の予定 > 2005 年 9 月:第 2 回秋 の研究集会、2006 年 3 月:第 3 回全国大会 - 9 - ◆ 2005 年 3 月 26 日 (土) 12:45 受付 開始 13:30 開 会挨 拶 (記 念 講堂ロビー) 大 学評 価学会 代表 益 川敏 英氏 駒 澤大 学学長 (記念 講堂 ) 大 谷哲 夫氏 13:40∼14:50 記 念講 演 (記 念講 堂 ) 小 柴昌 俊氏(東 京 大学名 誉教 授 )「基 礎科 学 をどうする」 司 会 :海部宣 男氏 (国立 天文 台 ) 14:50∼15:00 休 憩 15:00∼18:00 シンポジュウム (記 念講 堂 ) 「今 、教育 と研 究 はどこへ向 かおうとしているのか ―大 学 ・学術 政策 の評 価 をとおして―」 報 告 (1)金 子元 久氏(東 京 大学大 学院 教育学 研究 科教授 ) 報 告 (2)戒 能民 江氏(お茶 の水 女 子大 学生活 科学 部教授 ) 報 告 (3)相澤 益男 氏 (東 京工 業大学 学長 ) 司 会 :蔵原清 人氏 (工学 院大 学 ) 18:00∼18:10 休 憩 18:10∼18:50 会 員総 会 19:00∼20:30 懇 親会 (記 念講 堂 ) (大学 会館 2 階 大 会 議 室 ) [小 柴 昌俊氏 の略 歴 ] 1926 年 愛知 県生 まれ。1951 年東京 大学 理学部 物理 学科卒 業 、1955 年 ロチェスター大 学 大 学院 修 了 。1970 年 東 京大 学理学 部教 授 、1987 年 定 年退 官 、東 京大 学名 誉教授 となる。その後 1997 年 まで、 東 海 大 学 理 学 部 教 授 。カミオカンデに代 表 される宇 宙 線 実 験 や、世 界 最 高 エネルギーの電 子 ・陽 電 子 衝 突 型 加 速 器 を用 いた実 験 を行 ない、素 粒 子 物 理 学 において、常 に世 界 の最 先 端 を歩 み続 けてきた。 その長 年 の業 績 により、1985 年 のドイツ連 邦 共和 国功 労勲章 大功 労十字 章受 章 をはじめ、仁 科記 念 賞 、朝 日 賞 、文 化 功 労 者 、日 本 学 士 院 賞 、藤 原 賞 、文 化 勲 章 、Wolf 賞 など、数 多 くの賞 を受 賞 してい る。(東 京大学 大学 院理学 系研 究科・理 学 部 のHPから (http://www.s.u-tokyo.ac.jp/koshiba/ryakureki.html)) [シンポジュウムの趣 旨 ] - 10 - 2004 年 は大 学 評 価 にとって大 きな転 換 点 となる年 であった。特 に国 立 大 学 法 人 が発 足 して定 期 的 な評 価 が義 務 づけられただけでなく、すべての大 学 に対 して定 期 的 な認 証 評 価 が義 務 づけられ認 証 評 価 機関 も発足 することとなった。 2006 年 には具 体 的 に評 価 活 動 が進 んでいくことになるが、これらの評 価 はどのように行 われるのか。 そしてその評 価 によって大 学 はどうなっていくのか。評 価 の問 題 はとかくどんな項 目 についてどのように 行 うかという技 術 的 な問 題 への関 心 が集 まりやすいが、それだけでは評 価 自 体 を成 功 させることはでき ないだろう。 評 価 の問 題 はそのまま大 学 をどうとらえるかの問 題 である。この点 では日 本 で今 進 めている大 学 政 策 と世 界 の動 向 では大 きな違 いがある。1 月 28 日 には中央 教育 審議会 が「我 が国 の高 等 教育 の将 来 像 」を答 申 したが、そうした政 策 動向をふまえながら今 日 における大 学評 価 ・研 究評 価 のあり方 と大 学 ・ 学 術 の進 むべき方 向 を考 えたい。 ◆ 2005 年 3 月 27 日 (日) 9:30 受 付開 始 10:00∼15:00 分 科会 (12:30∼13:30 は昼 食 休憩 ) 第 1分 科会 「認 証 評価機 関 」評価分 科会 (Ⅰ−202 教 室 ) 座 長 :橋本勝 氏 (岡山大 学 ) 橋 本勝 氏 (岡 山大 学 ) 「認 証 評価制 度 の明 と暗 」 日 永龍 彦氏(大 学 基準協 会 ) 「大 学基 準協 会 の『大学 評価 』と認 証 評価 」 飯 田隆 氏 (弁 護士 、日 弁 連法 務研究 財団 常務理 事 ) 「日 弁 連法務 研究 財団における法 科 大学 院 の認 証評 価 について」 第 2分 科会 学 術 ・研究評 価分 科会 (Ⅰ−301 教 室 ) 座 長 :海部宣 男氏 (国立 天文 台 ) 池 内了 氏 (名 古屋 大学) 「大 学 の評価 について」 - 11 - 荒 船次 郎氏(大 学 評価 ・学 位授 与機構 理事 (元 東 京大 学宇宙 線研 究所長 )) 「大 学 評価 ・学 位授 与機構 における学 術研 究機関 評価 の現 状 と方 向 」 岩 田末 廣氏(広 島 大学理 学研 究科特 任教 授 (量 子生 命科学 研究 センター)) 「欧 米 の大学 における研 究評 価 :英 国 の RAE2001 から 2008 への動 きを中 心 に」 第 3分 科会 大 学人 権 ・ジェンダー評 価 分科 会 (Ⅰ−203 教室 ) 座 長 :熊谷滋 子氏 (静岡 大学 ) 熊 谷滋 子氏(静 岡 大学 ) 「夢 の大 学 」 御 輿久 美子氏 (NPOアカデミック・ハラスメントをなくすネットワーク、奈 良県 立医 科大学 ) 「アカデミック・ハラスメントの実 態 と防 止 策 の現 状およびその問 題点 」 志 田昇 氏 (首 都圏 大学非 常勤 講師組 合委 員長) 「非 常 勤講師 問題 と人 権 問題 」 第 4分 科会 「2006 年 問題 」分 科会 (Ⅰ−204 教室 ) 座 長 :田中昌 人氏 (京都 大学 名誉教 授 ) 三 輪定 宣氏(帝 京 平成大 学 ) 「中 等 教育 と高 等教 育 における無 償 教 育 の漸 進的 導入 の現 状 と課 題 」 御 園生 純氏(法 政 大学 ・専 修大 学非常 勤講 師 ) 「大 学政 策と高 等 教 育政 策決 定過程 −私 立 学校 法 の改 正から」 新 倉修 氏 (青 山学 院大学 ) 「国 際人 権と大 学 評 価制 度 」 15:00∼15:10 休 憩 15:10∼16:30 総 括討 論 (Ⅰ−301 教 室 ) 重 本直 利氏(龍 谷 大学 ) 「大 学 評価学 会 はどこへ向 かうのか―これまでの議 論 の総 括 と今 後の課 題 ―」 司 会 :岩 波文 孝氏 (駒澤 大学 ) 16:30 閉 会挨 拶 大 学評 価学 会代表 田 中 昌人 氏 - 12 - (Ⅰ−301 教 室 )
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