PsyScript4 リリースノート2 -はじめに 作者より- PsyScript4を公開後

2014/4/3
財団法人 宮城県地域医療情報センター
PsyScript4 リリースノート2
-はじめに 作者より-
PsyScript4 を公開後、5日程で250人くらいの方がダウンロードして下さったようです。メールで障害報
告を何件か受けてますが、イマイチ原因がはっきりしません。ネットワークで使ってる場合に起きやす
いようです。元々データベースが壊れかけていた状態で PsyScript4 へのコンバートが掛かって、益々
壊れたような事象も見受けられ、ネットワーク利用のリスクの高さを痛感しております。PsyScript4 をイ
ンストールする前に、PsyScript3.X のバックアップを必ず取得して頂けるよう、お願い致します。何処を
バックアップすべきかは、「2.インストールについて」以降をお読みください。
そんなこんなで色々調べているうちに、恐ろしい事を発見しました。通常の WindiowsPC(Vista 以降)で
起こる VirtualStore の問題です。私の PC は、OS インストール後に荒技で C ドライブ全部をフルアクセ
ス可能にしてから使っている為、VirtualStore 機能とは無縁だったので全然気づきませんでした。全く
持って作者の不勉強と不徳の致すところでございます。
結果的に、先日 PsyScript4 と同時に公開したリリースノートは嘘ばっかりだった事がわかったのでリリ
ースノートを作り直しました。間違いは、ini ファイル、datファイル、idx ファイルの保存場所を勘違いして
いた点でありまして、「2.インストールについて」以降を書きなおしておりますのでご一読下さい。
※VirtualStore については、ヤフーとか検索サイトから調べると情報がネットに色々載ってます。
1.特徴
平成26年4月から施行される精神保健福祉法の改正に当たって、各書式の変更や新規書類の追加を行いまし
たが、過渡期に旧書式も必要になる可能性を考慮し、今までの PsyScript とは別プログラムとなる「PsyScript4」とし
て公開致します。この文書では、今までの PsyScript(Ver3.83 以前)を PsyScript、今回公開するものを PsyScript4 と
表記してご説明致します。
◆PsyScript4 での書類の書式変更、追加について
書類名称
変更内容
医療保護入院者入院届
書式変更
特定医師による医療保護入院者の入院届及び記録
新規追加
医療保護入院の同意書
新規追加
医療保護入院者の定期病状報告書
書式変更
医療保護入院者退院届
書式変更
医療保護入院者退院支援委員会審議記録
新規追加
応急入院届
新規追加
特定医師による応急入院届及び記録
新規追加
措置入院者の定期病状報告書
書式変更
措置入院者の症状消退届
書式変更
任意入院者の定期病状報告書
書式変更
任意入院者を退院制限した場合の記録
新規追加
入院診療計画書
新規追加
自立支援医療用診断書(精神通院医療用)宮城県・仙台市型
変更無し
精神障害者保健福祉手帳用診断書
変更無し
2.インストールについて
情報センターHP のダウンロードページから PsyScript4 のセットアッププログラムをダウンロードします。ファイル
名は PsyScript4Setup.exe という名前です。
-ファイルエクスプローラーでファイルを探しやすくするには-
「整理」メニュー→「フォルダーと検索のオプション」で設定画面を開き、「表示」タブをクリック、
「詳細設定」ウインドウの「ファイルとフォルダーの表示」の下「隠しファイル・・・・を表示する」にチェック ON
ずーっと下に行って、「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを OFF してから
「フォルダーに適用」ボタンを押し「はい」「OK」を押すと、ファイルエクスプローラーでの調査がし易くなります。
今までの PsyScript のプログラムや説明ファイルは特にインストール先フォルダを変更していなかった場合、
①64 ビット WindowsVista/7/8 の場合
C:\Program Files (x86)\MMIC\PsyScript
②WindowsXP や 32 ビットの WindowsVista/7/8 の場合
C:\Program Files\MMIC\PsyScript
というフォルダにインストールされています。②の場合は以下の説明の C:\Program Files (x86)を
C:\Program Files に読み替えて下さい。
このフォルダには下記のファイルが存在するはずです。
PsyScript.exe
PsyScript プログラム本体
Psyscript.ini
セットアップに含まれていた初期設定ファイル。
初めて PscScript をインストールした時しか使われていないが存在してお
り、PsyScript4 移行時の障害原因になっている模様
PsyScript.pdf、lan.pdf、
各種説明ファイルなど(今回は特に説明しない)
LICENSE.TXT、最初に読む.txt
初回起動後に作成されるデータベースのインデックスファイル、データそのもの、更新された設定情報のファ
イルはここではなく、 VirtualStore 機能に より別な場所に管理されています。プログラムからはあたかも
C:\Program Files (x86)\MMIC\PsyScript にファイルがあるように見える為、勘違いしていました。
◆ VirtualStore 機能により仮想化されたファイルの存在場所
c:\ユーザー\[ユーザー名]\AppData\Local\VirtualStore\Progam Files\MMIC\PsyScript
(例:ユーザー abe でログインしている場合
c:\ユーザー\abe\AppData\Local\VirtualStore\Progam Files\MMIC\PsyScript)
このフォルダには下記のファイルが存在するはずです。
PsyScript.idx
PsyScript データベースインデックスファイル
PsyScript.dat
PsyScript データベース本体
Psyscript.ini
PsyScript 設定画面での設定内容記憶用ファイル
PsyScript4Setup.exe を起動しインストールを実行、インストール先フォルダを変更しないで同じ C:\Program Files
(x86)\MMIC\PsyScript にインストールすると
PsyScript4.exe
PsyScript4 プログラム本体
PsyScript4.pdf
PsyScript4 説明ファイル
というファイルが C:\Program Files (x86)\MMIC\PsyScript にインストールされ、デスクトップに起動用のアイコン
(
)が作成されます。これをダブルクリックして初回 PsyScript を起動した際に
c:\ユーザー\[ユーザー名]\AppData\Local\VirtualStore\Progam Files\MMIC\PsyScript には
PsyScript4.idx
PsyScript4 データベースインデックスファイル
PsyScript4.dat
PsyScript4 データベース本体
Psyscript4.ini
PsyScript4 設定画面での設定内容記憶用ファイル
という3ファイルが自動生成されます。この3ファイルはいずれも元々有った idx,dat,ini ファイルを PsyScript4 用に
自動コンバートしたものであり、過去のデータや設定内容は全て引き継がれる仕組みになっております。
という事で、今まで PsyScript を使ってきて、今回 PsyScript4 をインストールする場合は、上記の通り PsyScript
と同じフォルダにインストールする事を強くお勧めします。別フォルダにインストールする場合は過去データも設
定内容も引き継がれません。
インストール先を指定変更せずに PsyScript4 をインストールした場合、結果的に下記の状態になります。
◆ C:\Program Files (x86)\MMIC\PsyScript フォルダ
PsyScript 用
PsyScript.exe
PsyScript プログラム本体
(Ver3.83 以前)
Psyscript.ini
セットアップに含まれていた初期設定ファイル。使われない
Psyscript.pdf
PsyScript 説明ファイル
PsyScript4.exe
PsyScript4 プログラム本体
Psyscript4.ini
セットアップに含まれていた初期設定ファイル。使われない
Psyscript4.pdf
PsyScript4 説明ファイル
PsyScript4 用
共用
lan.pdf など
◆ c:\ユーザー\[ユーザー名]\AppData\Local\VirtualStore\Progam Files\MMIC\PsyScript フォルダ
PsyScript 用
PsyScript.idx
PsyScript データベースインデックスファイル
(Ver3.83 以前)
PsyScript.dat
PsyScript データベース本体
Psyscript.ini
PsyScript 設定画面での設定内容記憶用ファイル
PsyScript4.idx
PsyScript4 データベースインデックスファイル
PsyScript4.dat
PsyScript4 データベース本体
Psyscript4.ini
PsyScript4 設定画面での設定内容記憶用ファイル
PsyScript4 用
ここでデータバックアップの話になりますが、上記フォルダのうち、バックアップが必要なのは後者
c:\ユーザー\[ユーザー名]\AppData\Local\VirtualStore\Progam Files\MMIC\PsyScript フォルダ
であります。C:\Program Files (x86)\MMIC\PsyScript フォルダの内容は全てセットアッププログラムに含ま
れておりますんでバックアップを取っても意味がありません。
複数の方が、それぞれシステムにログインし直して PsyScript をお使いの場合、
c:\ユーザー\[ユーザー名]\AppData\Local\VirtualStore\Progam Files\MMIC\PsyScript フォルダは当然
ユーザー毎に別になっており、その全てをバックアップする必要があります。ご注意ください。
デスクトップの起動用アイコンは下記2つになっているはずです。2つの PsyScript を使い分ける事が可能です。
今まで同様の PsyScript(Ver3.83 以前)のアイコン。今まで同様の PsyScript が起動されます。
新しい PsyScript4 のアイコン。
※)データや設定内容のコンバートは PsyScript4 の初回起動時のみ行われますから、その後の PsyScript と
PsyScript4 のデータは全く独立したものになります。PsyScript←→PsyScript4 間のエクスポートインポートでのデータ
移行は今のところ出来ません。
3.今後のインストール先について
現在考え中ですが、C:\Program Files を使い続けるのは止めようかと思います。例えば、C ドライブに
c:\MMIC\PsyScript のようなフォルダを作ってインストールすれば VirtualStore の影響を受けませんので、全
てのファイルが1つのフォルダに格納され、混乱しないと思います。次のリリースあたりから、デフォルトのインス
トール先を c:\MMIC\PsyScript にするかもしれません。
-現時点での最も良さそうな将来も考えたインストール方法-
c:\Program Fies にインストールして上手く行っている方は実行する必要はありません。
これから PsyScript4 をインストールする方、一度トライしたが上手く行かなかった方へ
(既に PsyScript3.X を利用している場合、1~5もやっときましょう!)
1 . c:\ ユ ー ザ ー \[ ユ ー ザ ー 名 ]\AppData\Local\VirtualStore\Progam Files\MMIC\PsyScript か ら
PsyScript.ini、PsyScript.idx、PsyScript.dat の3ファイルを何か(USB メモリとか)にコピー
2.コントロールパネルの「プログラム....」から PsyScript をアンインストール
3.PsyScript3.83 を情報センターからダウンロードしてセットアップするが、インストール先フォルダには
c:\MMIC\PsyScript を指定。まだ起動しない事
4.インストール終了後、退避していた3ファイルを c:\MMIC\PsyScript に上書きコピー
5.PsyScript3.83 を起動して、ちゃんと動くか確認
6.前に PsyScript4をインストール済みだったらコントロールパネルの「プログラム....」から PsyScript4を
アンインストール
6.PsyScript4を情報センターからダウンロードしてセットアップするが、インストール先フォルダには
c:\MMIC\PsyScript を指定。
7.PsyScript4を起動して、PsyScript3.83 からデータや設定が引き継がれたか確認
4.その他
印刷ダイアログについて
印刷時に上記ダイアログが表示され、「印刷する提出先の指定」で「控え」「行政」「保健所」が選択可能でしたが、今
回追加になった書類のうち、下記3書類については提出先の指定は無効になっております。
医療保護入院の同意書
医療保護入院者退院支援委員会審議記録
入院診療計画書
-以上-
お問合わせ、障害報告等はメールでお願い致します。
mailto:mmic-qq@mbs.ocn.ne.jp