私たちが描く 未来の環境都市

主 催 : 東京都市大学 環境学部
協 力 : 大和リース株式会社
東京都市大学「未来の環境都市」公開講座
対 話 型 講 座
会 場
私 たちが 描く
未来の環境都市
東京都世田谷区玉川二丁目21番1号 二子玉川ライズ・オフィス 8階
線
東急田園都市
至 渋谷
玉川高島屋
本館
コンビニ
三菱東京UFJ銀行
高島屋S・C
南館
り
玉川通
246
二子玉川ライズ
東急大井町線
二子玉川ライズ
ショッピングセンター
ドッグウッド
プラザ
ステーション
マーケット
改札
二子玉川ライズ
バーズモール
交番
(全 6 回)
至 大井町
玉川税務署
二子玉川ライズ
ショッピングセンター
タウンフロント
ガレリア
二子玉川駅
二子玉川ライズ・オフィス(6F∼16F)
二子玉川ライズ・ショッピングセンター
二子玉川ライズ
ショッピングセンター
リバーフロント(1F∼5F)
テラスマーケット
至溝
ノ口・
中央
林間
プラウドタワー
二子玉川
エレベーターまたはエスカレーター
で6階まで行き、上階フロア行きの
別エレベーターで8階までお越しく
ださい。
11
多摩
堤通
り
二子玉川ライズ
タワーオフィス
未 来 の 環 境 都 市
東京都市大学 学長
三木 千壽
本講座では、環境を基軸にして未来の都市を考えることを目的としています。毎回、
テーマを設定
し、
その分野の複数のオピニオンリーダの方にご登場いただき、対話型で講義が進められます。
東京都市大学は、
ビジョン−目指す大学像を
「都市をキーワードに時代の要請に取り組み、国際
参加 希 望の方は、下 記のメールアドレスまでお問い合せください。
メールアドレス:
mirai-kouza@tcu.ac.jp
都市東京で存在感を示す有数の大学を目指す」
としています。本講座はまさにこのビジョンに合
致しています。
国際都市東京、森記念財団の資料による都市力の世界ランキングでは London, New York,
Paris, についての4位であり、
すぐ後にSingapore, Seoul, が迫っています。東京都市圏の人口
は3500万人程度、
これは世界最大、経済面でも総生産で見ると、
ニューヨーク都市圏の1.5倍程
度の規模になり、
もちろん世界最大です。
日本国土の60%は山地、背骨のような山脈が国土を貫いています。
それが温暖な気候と豊かな自然をもたらしています。
しかし、環
太平洋地震帯に位置しているための巨大地震や火山、台風の常襲など、
自然災害リスクが極めて高い国です。
ICTの進化による時間と空間を越えた世界で、国際都市東京はどのような展開をするのでしょうか。
また、
どのような方向に導くべ
きでしょうか。本対話型講座から生み出されてくるであろう未来の環境都市像に期待しています。
[お問い合せ]
東京都市大学「未来の環境都市」公開講座
実行委員会事務局
〒224-8551 神奈川県横浜市都筑区牛久保西 3-3-1
T E L: 045- 910- 2556(直通)
本講座は大和リース(株)様のご支援により実現いたしました。最後になりましたが、関係各位に深謝いたします。
講 座 内 容
※講座内容や基調講演者は予告なしに変更となる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
現 在 の「 ま ち / 都 市 」の 課 題 」に つ い て
第 1 回
6 月4 日
[土曜日]
13:00 ∼16:00
生 物 、生 態 系 か ら 見 た ま ち づ くりと 都 市 環 境
第 4 回
東京の課題。国際競争力強化と大規模機能集約型都市形成の視点から、伝統的日本の都市の思想、自然共生と、エネル
ギー・物質の再生循環の姿を、環境遺産として2020年・東京オリンピック・レガシーとして位置づける。
とりわけ二酸化炭素の
固定や生物多様性を考慮し、地方と東京の関係性を強化する上で有益な木材の利活用と都市の森の再生・創造の観点を交
えつつ、新たな都市形成の方向とその実現方法について、国際的に活躍されている建築家・隈研吾氏、経済界で活躍されて
いる大和リース株式会社代表取締役森田氏と本学涌井が加わり議論を展開していきます。
10月14日
[金曜日]
19:00 ∼21:00
福岡先生は著書「動的平衡」
で
「“生命”
は構成分子が動きながら常に環境に適応するべく自分自身を作り変える
“動的平衡
状態”
にあるため、サスティナブルである」
と述べています。平衡を保ちつつ少しずつ攪乱や要求に適応するため変化をし続け
る
「まち」
を実現すれば、それが「持続可能なまち」
になるのではないでしょうか。生物の環境適応力をヒントに、生物多様性保
全を第一に考え、
ヒトを含めた全ての生物が守られるハビタットを次世代に遺す都市ランドスケープの創造について、福岡先
生と環境省の鳥居氏、本学涌井と田中が皆さまと語り合います。
[環境学部教員]
涌井 史郎
福岡 伸一
鳥居 敏男
大和リース株式会社
代表取締役社長
東京都市大学 特別教授
青山学院大学教授
環境省 自然環境局
自然環境計画課課長
科大学院修了。東京大学教授。作
1955年生まれ。79年大阪経済大
身。
「 愛・地球博」総合プロデュー
生物学者。1959年東京生まれ。青山
1961年、大阪府生まれ。84年、環境
品に
「森舞台/登米町伝統芸能継
学経済学部卒業後、大和工商リー
サーなどを歴任、岐阜県立森林文
学院大学教授・米国ロックフェラー大
庁(当時)入庁。富士箱根伊豆、上信
承館」
(日本建築学会賞受賞)、
「グ
ス
(現・大和リース)入社。規格建築
化アカデミー学長、
なごや環境大学
学客員教授。
サントリー学芸賞を受賞
越高原、瀬戸内海などの国立公園管
レート・バンブー・ウォール」
(北京)、
事業部長、流通建築リース事業部
学長、
テレビ番組コメンテーターとし
したベストセラー
『生物と無生物のあい
理事務所のほか、自然環境局計画
長などを経て2008年4月に代表取
ても活躍。2001年 国土交通大臣
だ』、
『動的平衡』
など、生命とは何か
課、野生生物課、生物多様性地球戦
締役社長に就任し、現在に至る。
表彰、著書に
『景観から見た日本の
を問い直した著作を数多く発表。近刊
略企画室等に勤務。国立公園課長を
心』
など。
は
『芸術と科学のあいだ』。
経て、2014年7月から現職。
隈 研吾
森田 俊作
建築家
1954年横浜生。東京大学建築学
「歌舞伎座」
(第五期)
など。
『自然な
建築』
『 小さな建築』
( 岩波書店)
な
東京農業大学農学部造園学科出
ど著書多数。
自 然 と 共 生 し 豊 か に 暮 ら せ る ま ち づ くりと は
第 2 回
7月15 日
[金曜日]
19:00 ∼21:00
が出現。
その結果、風土と伝統に導かれた
「自然と共生し、豊かに暮らせる
(日本の)
まちづくり」の方向が喪失される危機に瀕
している。
こうした状況について、風土と伝統を活かした環境建築の第一人者である本学名誉
教授岩村と、本学との地域連携を推進されている行政の方々をお招きして議論します。
保坂 展人
平原 敏英
岩村 和夫
世田谷区長
横浜副市長
東京都市大学 名誉教授
宮城県仙台市生まれ。教育問
題などを中心にジャーナリストと
して活 躍 。
1996年 衆 議 院 初
当選、3期11年務める。
2011
年4月より世田谷区長(現在2
期目)。
「 参加と協働」による住
民参 加と、持 続 可 能な社 会を
目指し環境に配慮したまちづく
りを進める。
1981年横浜市入庁。様々な
社会基盤整備に従事した後、
経済活性化、環境・防災、地
域連携、魅力創出などの視点
からまちづくりを進め、市の発展
に寄与。現在、社会基盤整備
及び管理運営等を担い、持続
可能な発展をめざし、
リーダー
シップを発揮している。
日本建築家協会理事・副会長、
日本建築学会理事、国際建築
家連合(UIA)理事・副会長歴
任。環境に配慮した建築・住ま
い・まちづくりの作品で日本建築
学会賞受賞。東京都市大学名
誉教授、
(株)岩村アトリエ代表
取締役、香港・珠海学院客員
教授、東京工業大学講師。
9月16 日
[金曜日]
19:00 ∼21:00
佐藤 真久
東京都市大学
環境学部教授
司会
大西 暁生
東京都市大学
環境学部准教授
然林を保全し、美しい川や田んぼなど日本的な景観を回復することこそ重要であると述べています。今回は文化と伝統に根差
した
「日本的な」
ものの魅力を日本人以上に深く理解され発信し続けているアレックス・カー氏をお迎えし、今の日本人が忘れ
かけた豊かさとこころを考え、
しあわせに健康で楽しく長生きできるまちを、本学宿谷・早坂と共に医学や建築環境学の視点も
アレックス・カー
早坂 信哉
東洋文化研究者
特定非営利活動法人
東京都市大学 人間科学部教授
温泉療法専門医
庵トラスト理事長
1952年米国生まれ。1977年より京都
自治医科大学大学院医学研究科修
府亀岡市に在住し、
日本と東アジア文化
了。浜松医科大学准教授、大東文化
に関する執筆、講演等に携わる。2004
大学教授などを経て、現職。生活習慣
年から2010年京都で町家再生事業を
としての温泉・入浴を医学的に研究す
営み、
その後NPO法人「 庵トラスト」の
る第一人者。
テレビ、講演などで幅広く
理事長として伝統家屋の修築保存活
活躍。著書『たった1℃が体を変える』
動、景観コンサルタントを各地で展開。
(角川フォレスタ)
など。
[環境学部教員]
東京都市大学
環境学部教授
日本古来の助け合いの精神でヒューマンスケールの
「まち」
を 市民・企業・行政・大学の役割を考えながら創ることが重要です。
本学と連携して地域づくりに取り組まれてる川崎市と渋谷区の首長と、公民連携でまちづくりを行っている企業にお越し頂き、
ポ
ストオリンピックに、
田園都市線沿いの一大文化圏で
「生態環境未来都市」
を実現させる展望な
どを含め、未来のまちづくりについて語っていただきます。近隣地区の復権による、生活優先の
[環境学部教員]
「生態環境未来都市」
の実現についての議論を深めます。
福田 紀彦
澤田 伸
浮穴 浩一
川崎市長
渋谷区副区長
神奈川県川崎市出身。米国
ファーマン大 学 政 治 学 専 攻
卒 。神 奈 川 県 議 会 議 員(2
期)
などを経て、
2013年11月
から川 崎 市 長 。市 長に就 任
以来、自治体、企業・NPOな
どの様々な主体と連携・協働
したまちづくりを進めている。
立教大学経済学部卒。飲料
メーカーのマーケティング部門、
大手広告代理店、外資系ア
セットマネジメントのマーケティ
ングディレクター、共通ポイント
サービス企業のマーケティング
サービス事業の責任者を経て、
2015年10月に渋谷区副区
長に就任(現職)。
大和リース株式会社
取締役常務執行役員
民間活力研究所担当
枝廣 淳子
東京都市大学
環境学部教授
1961年生まれ。83年札幌大
学経営学部経営学科卒業
後、大和工商リース
(現・大和
リース)入社。仙台支店長、東
京本店長などを経て2015年4
月取締役常務執行役員に就
任し、現在に至る。
室田 昌子
東京都市大学
環境学部教授
私 た ち が 描 く「 幸 せ な 未 来 の 環 境 都 市 」と は
第 6 回
アレックス・カー氏は著書「ニッポン景観論」の中で、文明とは土木や建築ではない。工場思想を捨てて季節感が感じられる自
交えながら市民と大学が連携して作り上げてゆく方法を議論します。
19:00 ∼21:00
ファシリテーター
心 豊 か な 文 化 都 市とは
第 3 回
11月18日
[金曜日]
[環境学部教員]
田中 章
東京都市大学
特別教授
「 ま ち づ くり の 各 セ クタ ー の 役 割 」に つ い て
第 5 回
産業革命以後、世界的に消費文明に偏り、車社会を典型に、膨大なエネルギーを都市に投入した結果、
レッセフェールな都市
涌井 史郎
12月17日
[土曜日]
13:00 ∼16:00
「幸せな未来の環境都市」
に無くてはならないのが
「自然」
であり、
都市のアーバンランドスケープの中にルーラル・ランドスケープをどれだけ保
全・再生・創造できるかが鍵となります。
例えば、
ニューヨーク市では大学が農園を創り、
学生が農作業に参加して食糧事情や農業経営を学び
つつ都市の景観に安らぎを与える自然の保全を担っています。
本学でも保全緑地に指定して開発の難を逃れた学校林を横浜市や地域の方々
との学びを通した交流の場として活用してまいりました。
オリンピックに向けて期待が高まる今、
「江戸」
の勿体ないの精神と伝統に学びながら、
緑溢れるコンパクトシティの実現に向けて始動するべき時ではないでしょうか。
現代の大都市において環境革命に向かう世界的潮流を反映し
た渋谷等の再開発はそうした方向を予見させる試みです。
現在では、
高速道路ですら生物多様性保全と新たな憩いの場の創出に成功を収め
ています。
多くの人々の願いが結集され都会に新たな“森”
を創出する新国立競技場を核として、
生物の棲家となるビオトープネットワークが郊
外まで綿々と連なる
「緑の環境遺産」
の創造手法とはどのようなものでしょうか。
東京オリンピック・レガシーとbeyond2020の観点から、
“世界
に誇れる日本の都市”
とは何か、
を糸口に、
そのための社会資本と自然資本の関係とはどのような姿なのかを、
これまでの5回の成果を反映し
つつまちづくりを実際に行う企業と本学教員が、
皆さまとの議論を深めます。
[環境学部教員]
ファシリテーター
飯島 健太郎
宿谷 昌則
東京都市大学
総合研究所教授
環境学部教授(併任)
東京都市大学
環境学部教授
河野 雄一郎
森ビル株式会社
取締役常務執行役員
都市政策企画・秘書・広報担当
三木 千壽
涌井 史郎
東京都市大学
学長
東京都市大学
特別教授
ファシリテーター
ファシリテーター
東京都市大学
環境学部長
東京都市大学
環境学部教授
吉
真司
伊坪 徳宏