プレスリリース 「EvaluatePharma®ワールドプレビュー2016 2022 年への展望」 日本語版リリースのお知らせ 全世界の処方箋薬売上は、年間 6.3%の成長の見込み 東京 【2016 年 12 月 8 日】 — ライフサイエンス分野における信頼性の高いマーケット情報および分 析を 2022 年までの独自のコンセンサス予測とともに提供するエバリュエートが、2016 年 9 月 14 日に 発行した「EvaluatePharma® ワールドプレビュー2016 2022 年への展望」 第 9 版(原文:英 語)の日本語版をリリースしたことをお知らせします。 同レポートは、処方箋薬の主な売上トレンド、特許切れによるリスク、世界のブ ランド薬の売上、治療領域別市場動向、研究開発費、医薬品分野のイノベー ション分析、2022 年までのコンセンサス予測など、ライフサイエンス業界全体のコ ンセンサス予測の指標を掲載しています。 同レポートによれば、米国の薬価設定に対する政治家か EvaluatePharma® ワールドプレビュー2016 2022 年への展望 らの強い批判、なかなか回復しない世界経済、イギリスの欧州連合からの離脱、そしてアメリカ大統領選 挙によって生じる今後の先行き不安等、複合的な要素により、投資環境の不確実性は高まるとみてい ます。一方で、長期的な展望では、全世界の処方箋薬の売上は向こう 6 年間、年平均 6.3%の成長 を維持すると見込まれています。 エバリュエートのフォーキャスト部門の責任者、Antonio Iervolino は次のように述べています。「今後見 込まれる主な成長の要因は、この 7 年間で上市される新製品によるものです。しかし、薬価設定が政治 的にも注目されていることなどの影響によって、このような好調な成長は減速する可能性があります。マイ ランの「エピペン」薬価引き上げへの厳しい非難と、それに対する同社の度重なる譲歩の例から、薬価設 定モデルが政治的圧力に対して非常に敏感になり得ることがわかります。こうした背景から、製薬企業に は、新薬が社会全体に与える恩恵に基づいて薬価設定がなされること、そして臨床開発プロセスのより 初期段階から薬価とマーケットアクセスの議論がなされることが、求められています。現時点で、医薬品業 界には多数の有望な新薬が控えていますが、このように成長を減速させる潜在的な要因も存在し、将 来の展望に対して大きく影響を与える可能性があります」。 レポート「EvaluatePharma®ワールドプレビュー2016 2022 年への展望」第9版の概要 ・ 全世界の処方箋薬の売上は、2016 年から 2022 年まで年平均 6.3%で成長する見込み。 ・ 2022 年の処方箋薬売上のうち、現在研究開発中のプロジェクトで 1,690 億米ドルの増加が見 込まれる。 ・ 2022 年の全世界の処方箋薬売上の首位は、ノバルティスとロシュが競い、この 2 社に対し、メディ ベーションを買収したファイザーが追従。 ・ 全世界の医薬品研究開発費は年平均 2.8%の成長、2022 年までに 1,820 億米ドルに達する 見込み。 ・ セルジーンおよびシャイアーは 2022 年まで急成長が見込まれ、それぞれ年平均成長率は 16%と 19%。 ・ 日本の処方箋薬売上(2013 年~2015 年)は円ベースで 2.4%縮小。武田薬品工業、第一 三共およびアステラス製薬が依然市場を主導。 ・ 2015 年の新薬承認は、新規分子化合物が 56 品目に達し、2014 年の記録(50 品目)を 更新。 ・ オンコロジー領域が依然として売上最大の治療領域であり、2016 年から 2022 年までに 12.5% の成長。 日本市場動向 ・ 日本の処方箋薬売上は 2014 年から 2015 年にかけて 2.4%減少。上位 20 社中半数以上が 売上減となった。 ・ 外資系製薬企業で売上を伸ばしたのはイーライリリーとバイエルだけであり、日本の製薬企業では、 小野薬品工業が「オプジーボ」の好調な立ち上がりにより最高の成長を記録した。(+18.1%) ・ PD-1 阻害薬の売上とその高薬価は、日本の一部新薬のコスト高に対する注目をさらに集める結 果となっており、政府は薬剤費抑制のためさらに対策をとることが予想される。 ・ 第一三共がアステラス製薬を上回り、日本市場2位となった。 EvaluatePharma®のマーケット情報およびコンセンサス予測に基づく「EvaluatePharma®ワールド プレビュー2016 2022 年への展望」レポート全文は、 www.evaluate.com/JapanesePharmaWorldPreview2016 より無償でダウンロード可能です。 Evaluate(エバリュエート)について Evaluate(エバリュエート)は、ライフサイエンス分野における信頼性の高いマーケット情報および分析を 2022 年までの独自のコンセンサス予測とともに提供しています。エバリュエートでは、EvaluatePharma® (製薬)、EvaluateClinical Trials®(臨床試験)、および EvaluateMedTech®(医療機器)の 3 つの Web ベースのビジネス分析に加え、お客様の個別の情報分析のご要望には、カスタムサービスとしてお応 えしています。さらに、受賞歴を誇るエバリュエートの編集チーム「EP Vantage (イー・ピー・バンテージ) 」 は、独自の視点による解説記事や分析記事を日々提供しています。 エバリュエートは、ライフサイエンス業界におけるビジネス機会において、その価値を最大化し適切な意思決定 をするために不可欠な情報を提供します。詳しくは以下をご覧ください。 ・ Evaluate ホームページ(英語)http://www.evaluategroup.com/ ・ Twitter(日本語版)Evaluate Japan@evaluatejp ・ Twitter(英語版) EvaluatePharma@evaluatepharma EvaluateMedTech@evaluatemedtech EPClinicalTrials@epclinicaltrial EP Vantage@epvantage ### 【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】 Evaluate (エバリュエート) 広報代理 エデルマン・ジャパン株式会社 山田、正木 TEL: 03-4360-9000 / Email: EvaluateJapanPR@edelman.com
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