Sunrise TelcomのIntelliSAMTM サービステスト データシート 包括的なイーサネットサービステスト スイート ITU-T Y.1564(旧名: Y.156SAM)は、イーサネットサービス のテスト方法の規格で、プロバイダが、サービス開始時にイ ーサネットサービスの設定とパフォーマンスの検証に使用し ます。サンライズテレコムは、CIR/EIR/Traffic Policingテスト が含まれる第1世代のテスト規格から、対象帯域幅プロファイ ルを拡張した第2世代のCIR/CBS/EIR/EBS/CM/Traffic Policingテスト機能に至るまで、ITU-T Y.1564SAMの推進を支 援しています。 Y.1564のテストは、サービスの設定テスト(設定に関する問 題を検出し修正)とサービスのパフォーマンステスト(パフ ォーマンスがサービス受入れ基準、長期的な安定性を満たす ことを検証)の2つに分かれています。IntelliSAMを使用する と、両方のテストの測定結果を表示し、保存できます。 IntelliSAM の利点 サービスの設定テスト IntelliSAMのサービスの設定テストは、サービスの設定が目的 に適合することを検証します。各サービスを個別にテストし、 すべてのサービスを順にテストします。実行するテストは次 のとおりです。 認定情報速度(Committed Information Rate; CIR)の設 定テスト。 超過情報速度(Excess Information Rate; EIR)の設定テ スト。Color AwareまたはNon-Color-Awareモード。 Traffic Policingテスト。Color-Awareまたは Non-Color-Awareモード。 認定バーストサイズ(Committed Burst Size; CBS)の設 定テスト。 超過バーストサイズ(Excess Burst Size; EBS)の設定 テスト。ベストエフォート(CIR=0) 、Color-Awareまた はNon-Color-Awareモード。 CIR の設定テスト CIRテストでは、CIRに到達するまでテスト用トラフィックが 段階的に生成されます。情報レート(IR) 、フレーム損失レー ト(FLR) 、ラウンドトリップフレーム遅延(RTFD)、フレー 、および重大エラー秒数(SES)が測定さ サービステスト環境への適合性を高めた高速なテスト方法。 ム遅延変動(FDV) れ、段階ごとにサービス受入れ基準と比較されます。結果が サービスのパフォーマンステストでは、同時に複数ストリ ユーザー設定の制限範囲内であれば、CIRテストは成功です。 ームをテスト可能。 MEF 10.2に従い、6つの帯域幅プロファイルパラメータか ら、CIR、EIR、CBS、EBS、CMをテスト。 ネットワーク障害だけでなく、サービス品質保証契約の達 成もテスト。 単一デバイスにとどまらず、ネットワークをテスト。 ITU-T Y.1563に基づき可用性を計算し、技術者に提示。 フレームごとに遅延を測定。 フレーム遅延変動をテスト。 EIR の設定テスト サービスがColor-Awareの場合、緑色および黄色のトラフィッ クのIR、FLR、RTFD、FDV、およびSESが測定されます。緑 色のフレームで測定したすべてのパラメータがユーザー設定 の制限範囲内であれば、テストは成功です。Non-Color-Aware モードの場合、最終的な評価ではIRのみが考慮されます。 Traffic Policing テスト Traffic Policingテストでは、テスト用トラフィックをCIR + EIRより高速で送信し、Traffic Policing機能が正しく動作する ことを確認します。IR、FLR、RTFD、FDVが測定され、サー ビス受入れ基準と比較されます。Color-Awareサービスの場合、 緑色のトラフィックで測定されたパラメータが制限範囲内で あればテストは成功です。Non-Color-Awareサービスの場合、 IRの結果のみが考慮されます。 CIR/EIR レッドゾーン Traffic Policingを検証 情報速度 EIR+CIR パフォーマンス無保証 CIR テスト装置の出力で 確認されたスループット SLAの検証 時間 1~60秒 CBS の設定テスト CBSの設定テストでは、1つの手順でColor-AwareおよびNon-Color-Awareのサービスをテストします。IntelliSAMは、CIRレート でトラフィックを生成し、次にユーザー指定の特性でバーストを生成します。この手順は、ユーザーが指定した回数を繰り返し ます。IR、FLR、RTFD、およびFDVが測定され、サービス受入れ基準と比較されます。結果がユーザー設定の制限範囲内であ れば、CBSテストは成功です。 サービスフレーム到着順序 フレーム サイズ/B フレームプロファイリングの前(暗緑色)と後(薄緑色)のCBSトークンバケット トークン レベル/B EBS の設定テスト IntelliSAMは、EBSの設定テストを3種類使用します。CIRがゼロ(ベストエフォートサービス)である特殊な場合に使用するテ スト、Color-Awareに使用するテスト、Non-Color-Awareに使用するテストです。テスト中に、IR、FLR、RTFD、およびFDVが 測定され、サービス受入れ基準と比較されます。Color-Awareサービスの場合、緑色のトラフィックで測定されたパラメータが 制限範囲内であればテストは成功です。Non-Color-Awareサービスの場合、IRの結果のみが考慮されます。 サービスのパフォーマンステスト サービスのパフォーマンステストでは、設定されたすべてのサービスを各CIRで同時に実行されます。推奨する最小時間は15分 です。各サービスのIR、FLR、RTFD、FDV、および可用性が測定され、サービス受入れ基準と比較されます。各サービスで測 定されたパラメータが制限範囲内であれば、テストは成功です。 サービスのパフォーマンステスト: すべてのフローで、次の測定が同時に15分から24時間、CIRの範囲内で実行されます。 - RTFD、FDV、FLR、可用性 購入時の条件を満たすサービスであることを検証 2 IntelliSAM オペレータ1 オペレータ2 サービス プロバイダ サービス 事業者 仕様 ITU-T Y.1564(旧名: Y.156SAM)に基づく。 テストパラメータ サービスの設定とパフォーマンのステスト。各テストをオン/オフ 可能。 最大16個のサービスをテスト可能。 開始モード:手動、プログラム済み 保存モード:手動/自動 サービスごとのフレーム長設定: 60~12,000バイト サービスごとのペイロードパターン設定 PRBS 231-1、223-1、220-1、215-1 ユーザーパターン - 事前定義済み: 1111, 0000, 1010 - 任意設定: 32ビット、1,024ビット、ポートごとに10個のパタ ーンを保存可能 パターン反転 認定情報速度(CIR)の設定テスト ランプトラフィック: 開始帯域幅(CIRの1~100%) 停止帯域幅(CIRの1~100%) 段階帯域幅(CIRの1~100%) 期間。1~60秒 ランプおよび各サービスの段階ごとのテスト結果 テストステータス: 合格/不合格 テスト持続時間(ms) 受信した情報速度の最小、最大、平均(Mb/s) フレーム損失率(%) ラウンドトリップフレーム遅延の最小、最大、平均(マイクロ 秒) フレーム遅延変動の最小、最大、平均(マイクロ秒) 重度エラー秒(SES) 超過情報速度(EIR)の設定テスト 帯域幅プロファイル MEF10.2に基づく帯域幅プロファイルのサポート サービスごとの帯域幅プロファイル設定 帯域幅プロファイル事前設定表。CIR、EIR、CBS、EBSのデフォ Color-AwareモードとNon-Color-Awareモードのサポート 各サービスのテスト結果 テスト持続時間(ms) Color-Awareモードでの緑色トラフィックの合格/不合格 次の詳細な結果 ルト値。ユーザーによる値の編集および保存が可能。 サービス受入れ基準 サービスごとの受入れ基準設定 サービス受入れ基準事前設定表。しきい値のデフォルト値。ユー ザーによる値の編集および保存が可能。 次のしきい値 フレーム遅延変動(マイクロ秒) ラウンドトリップフレーム遅延(マイクロ秒) フレーム損失(%) 可用性に対するフレーム損失(%) 可用性 サービス受入れ基準の各セットのラベルを独自にカスタマイズ可 能。 - Color-Awareモードでの緑色、黄色、および合計トラフィッ ク - Non-Color-Awareモードでの合計トラフィック 受信した情報速度の最小、最大、平均(Mb/s) フレーム損失率(%) ラウンドトリップフレーム遅延の最小、最大、平均(マイクロ 秒) フレーム遅延変動の最小、最大、平均(マイクロ秒) 重度エラー秒(SES) Traffic Policing テスト Color-AwareモードとNon-Color-Awareモードのサポート 各サービスのテスト結果 テスト持続時間 Color-Awareモードでの緑色トラフィックの合格/不合格 次の詳細な結果 - サービスの設定テスト MEF 10.2 の帯域幅プロファイルで次のパラメータをテスト: 認定情報速度(CIR) 認定バーストサイズ(CBS) 超過情報速度(EIR) 超過バーストサイズ(EBS) カラーモード(CM) 次のテストを実行: 認定情報速度の設定テスト。 超過情報速度の設定テスト。Color Awareまたは Color-Awareモードでの緑色、黄色、および合計トラフィッ ク - Non-Color-Awareモードでの合計トラフィック 受信した情報速度の最小、最大、平均(Mb/s) フレーム損失率(%) ラウンドトリップフレーム遅延の最小、最大、平均(マイクロ 秒) フレーム遅延変動の最小、最大、平均(マイクロ秒) 重度エラー秒(SES) Non-Color-Awareモード。 Traffic Policingテスト。Color-AwareまたはNon-Color-Awareモ ード。 認定バーストサイズの設定テスト。 超過バーストサイズの設定テスト。ベストエフォート(CIR = 0)、Color-AwareまたはNon-Color-Awareモード。 各テストのオン/オフ切り替え可能 IntelliSAM 3 認定バーストサイズ(CBS)の設定テスト* 他のテストパラメータ CBS/EBSテストの詳細設定: マージンタイプ: CBS/EBS、CIR/EIR期間の%、MTUの倍数 バーストのデューティーサイクル テストサイクル数 レイヤ 2MAC 各サービスのテスト結果 テスト持続時間 ステータス: 合格/不合格 受信した情報速度の最小、最大、平均(Mb/s) フレーム損失率(%) ラウンドトリップフレーム遅延の最小、最大、平均(マイクロ 秒) フレーム遅延変動の最小、最大、平均(マイクロ秒) 重度エラー秒(SES) 超過バーストサイズ(EBS)の設定テスト* Color-AwareモードとNon-Color-Awareモードのサポート CIR = 0(ベストエフォートモード)のサポート 各サービスのテスト結果 テスト持続時間 Color-Awareモードの緑色トラフィックの合格/不合格 次の詳細な結果 - Color-Awareモードの緑色、黄色、および合計トラフィック - Non-Color-Awareモードの合計トラフィック 受信した情報速度の最小、最大、平均(Mb/s) フレーム損失率(%) ラウンドトリップフレーム遅延の最小、最大、平均(マイクロ 秒) フレーム遅延変動の最小、最大、平均(マイクロ秒) 重度エラー秒(SES) 任意設定のEtherType/Lengthフィールド オプションのLLCおよびSNAPヘッダ レイヤ 3 MAC + IP 任意設定のIPヘッダ TOS、ID、フラグメンテーション、TTL、プロトコル レイヤ 4 MAC + IP + TCP/UDP 任意設定のTCPポートおよびヘッダ 任意設定のUDPポート VLAN VLAN ID: 0~4095 優先度: 0~7 VLANスタッキング: VLANタグ3個まで MPLS MPLSタグ3個まで ユニキャストまたはマルチキャスト 結果の保存、レポートの生成 製品のデータシートを参照してください。 サポート対象の製品 現在この機能は、RxT 10GEモジュールとXTT 5000でサポー トしています。 サービスのパフォーマンステスト オーダー情報 最大16個のサービスをテスト、各サービスのCIRで同時に実 行 テスト持続時間: 15分、2時間、24時間、連続、任意設定 ITU-T Y.1563に基づく可用性の測定 各サービスの次のパラメータを測定: ステータス: 合格/不合格 受信した情報速度の最小、最大、平均(Mb/s) フレーム損失率(%) ラウンドトリップフレーム遅延の最小、最大、平均(マイクロ 製品のデータシートを参照してください。 秒) フレーム遅延変動の最小、最大、平均(マイクロ秒) 重大エラー秒数 可用性(秒、%) 非可用性(秒、%) * RxT 10GEのみで使用可能 メインテクノロジー株式会社 〒107-0061 東京都港区北青山2-7-24 TEL: 03-5772-3403 FAX: 03-5770-4037 Email: info@maintechnology.co.jp お問い合わせ先 2011 Sunrise Telecom Incorp. 無断複製禁止。性能、品質の向上にともない、お断りなしに記載事項を変更させて頂くことがありますので、あらかじめご了承く ださい。記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
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