丹羽良徳 アーティストトークイベントについて

Benesse Art Site Naoshima|PRESS RELEASE
ベネッセアートサイト直島 プレスリリース 2016. 7. 14. Thu.
瀬戸内国際芸術祭2016
アーティスト in 六区 2016 vol.2 丹羽良徳
「歴代町長に現町長を表敬訪問してもらう」
7/18(月・祝)オープニングセレモニー&クロストーク実施
直島に2013年に開館した宮浦ギャラリー六区では、瀬戸内国際芸術祭2016において、会期
ごとに異なるアーティストによって展開される連続企画「アーティストin 六区 2016」を開催
しています。
夏会期の丹羽良徳は、社会や公共空間に対して自らが行動し、それを映像作品化すること
で、人々が当たり前だと見過ごしているものへの認識を揺さぶり、抱える矛盾を解体し、公共
性や歴史への新たな視点を提示してきました。新作「歴代町長に現町長を表敬訪問してもら
う」は、霊媒師や霊能者に依頼し、全16代にわたる歴代の直島町長を呼び寄せ、現直島町長を
表敬訪問することを試みたプロジェクトです。
海に隔てられた「島」の歴史を現代に引き寄せる試みは、歴代町長の親族・子孫や、全国各
地の霊媒師への交渉から始まります。我々の礎にある「歴史」に対し、丹羽が自らの視点で直
接的にアプローチしようとする過程で見えてくるのは、公的な記録からは見えてこない歴史
や、もはや確かめようのない故人の記憶や想い、霊の存在や霊媒という行為をめぐる、人々の
認識の多様性です。
同時代に生きる人々を繋ぐメディアが多
様化し、時代を超えた繋がりを引き受ける
様々な共同体が崩壊しつつある現代におい
て、過去と現在、生と死、それらの繋がり
をどう捉えるのか―。古来より様々な文化
や思想が混淆する島国の「文化基盤」とは
何か―。文脈・文化を踏まえることから、
作られる未来があるのではないか―。「町
長」という公の存在を軸とした、丹羽の実
験的な行為は、根源的な問いを内包してい
ます。そして「あなた自身はどう思うか」
と問いかけるのです。
オープニング初日の7月18日(月・祝)
には、オープニングセレモニーとクロス
トークを開催いたします。皆様には、告知
のご協力をお願いするとともに、この機会
にぜひご取材賜りますようお願い申し上げ
ます。
取材・掲載に関する問い合わせ
ベネッセアートサイト直島 広報担当 /川浦、ブルヒン
〒761-3110 香川県香川郡直島町 850
Tel 087-892-2550 Fax 087-892-4466 E-mail press@fukutake-artmuseum.jp http://www.benesse-artsit e.jp/
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Benesse Art Site Naoshima|PRESS RELEASE
ベネッセアートサイト直島 プレスリリース 2016. 7. 14. Thu.
「アーティスト in 六区 2016」vol.2 丹羽良徳
オープニングセレモニー&クロストーク 概要
オープニングセレモニー
日 時: 2016年7月18日(月・祝)13:45~14:00
場 所: 宮浦ギャラリー六区 [香川県香川郡直島町2310-77]
内 容: 関係者ごあいさつ等
クロストーク
日 時: 2016年7月18日(月・祝)15:30~17:15
場 所: 直島町西部公民館 [香川県香川郡直島町2310-5]
(宮浦ギャラリー六区より徒歩1分)
内 容: 1年前に直島を訪れて以来、作家がどのような手法で、何を思い、作品を制作 して来たのかー。ゲストに芸術人類学者の中島智氏を迎え、民俗学、民間信仰なども含め
た様々な角度から新作について語ります。
申 込:ベネッセアートサイト直島公式ウエブサイトよりお申込みください。
http://benesse-artsite.jp/art/miyanoura-gallery6.html
※ギャラリーは7月18日(月・海の日)14:00より開館いたします。
※会期中に実施予定のその他イベント
8月13日から14日にかけて、丹羽良徳氏の過去作品を一挙上映するイベント「全方位全方角映像作品連続上映
会」を予定しています。ゲストに加須屋明子氏(京都市立芸術大学美術学部・大学院美術研究科 教授)を迎え
、丹羽良徳氏と対談いただきながら、作家の過去の軌跡から本作品を改めて検証する機会です。
詳細は改めてベネッセアートサイト直島ウェブサイトをご覧ください。
[アーティスト紹介]
丹羽良徳(Yoshinori NIWA)
1982年愛知県生まれ。現在、文化庁新進芸術家海外研修制度(平成27年度)よりオーストリア
のウィーンに滞在中。不可能性と交換を主軸とした行為や企てを路上などの公共空間で試みるこ
とで、社会や歴史へ介入する作品を制作。多くの場合は、交渉の失敗や他者からの反応などを含
めたプロジェクトの一部始終を収めたヴィデオ記録を展示している。東ベルリンの水たまりを西
ベルリンに口で移しかえる「水たまりAを水たまりBに移しかえる」(2004)など肉体を酷使し
た不毛な交換行為に始まり、震災直後の反原発デモをひとりで逆走する「デモ行進を逆走する」
(2011)や都市の抗議活動を無関係な観光地まで延長させた「首相官邸前から富士山頂上まで
デモ行進する」(2012)など自身の状況を転置することで眼に見える現実を解体し、「公共性
」という幻想のシステムの彼岸を露出させる新たな物語を作り出す。近年は共産主義の歴史への
興味から社会主義者を胴上げしようと現地の共産党で交渉する「ルーマニアで社会主義者を胴上
げする」(2010)やソビエトが解体されたロシアの一般家庭を訪問してレーニンを捜し続ける
「モスクワのアパートメントでウラジーミル・レーニンを捜す」(2012)など移り行く思想哲
学とその歴史を横断するプロジェクトに展開。その共産主義を巡るシリーズ全4作品は、森美術
館に収蔵される。近年の展覧会に「Double Vision: Contemporary Art From Japan」(モス
クワ市近代美術館、ハイファ美術館)「あいちトリエンナーレ2013」(愛知芸術文化センター
他、名古屋市近郊)、「六本木クロッシング2013 OUT OF DOUBT」(森美術館)他。英アー
トマガジンArtPreview “Future Greats 2014”ノミネート。
取材・掲載に関する問い合わせ
ベネッセアートサイト直島 広報担当 /川浦、ブルヒン
〒761-3110 香川県香川郡直島町 850
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ベネッセアートサイト直島 プレスリリース 2016. 7. 14. Thu.
FAX 返信先 087-892-4466
ご取材希望の方は、下記ご記入の上、FAX にてご返信ください。
7/18(月・祝)
「アーティスト in 六区 2016」vol.2 丹羽良徳
オープニングセレモニー&クロストーク取材申込書
お名前:
(参加人数 人)
媒体名:
ご所属:
電話:
FAX:
E-mail:
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ご記入いただいた個人情報は、ベネッセアートサイト直島が実施するイベントおよびそれに関連する連絡のために利用するほか、
プレスリリースをご案内する際に利用することがあります。プレスリリースをご案内する際に利用することがあります。
今後のご案内が不要な方はその旨をご連絡ください。
宮浦ギャラリー六区 施設情報
所 在 地:宮浦ギャラリー六区(香川県香川郡直島町2310-77)
お問い合わせ:087-892-2550(福武財団)
URL:http://benesse-artsite.jp/
海の駅「なおしま」より徒歩5分、直島銭湯「I♥湯」
より徒歩3分。
※駐車場はございません。 お車での来場はご遠慮ください。
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